JPH08337328A - 板材の分離装置およびその分離方法 - Google Patents

板材の分離装置およびその分離方法

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JPH08337328A
JPH08337328A JP17016195A JP17016195A JPH08337328A JP H08337328 A JPH08337328 A JP H08337328A JP 17016195 A JP17016195 A JP 17016195A JP 17016195 A JP17016195 A JP 17016195A JP H08337328 A JPH08337328 A JP H08337328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate material
negative pressure
plate
work
suction pads
Prior art date
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Pending
Application number
JP17016195A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsumi Norimatsu
辰美 則松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08337328A publication Critical patent/JPH08337328A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層された板材の2枚取りを完全に防止す
る。板材の2枚取りを防止しつつそのサイクルタイムを
短縮する。 【構成】 支持板(吸着ヘッド)21をマガジン31の
開口上方から降下させてその吸着パッド24,25をワ
ーク32の表面に密着させる。真空ポンプ26を駆動し
てパイプ22,23を介して吸着パッド24,25に所
定の負圧を印加する。この結果、じゃばら23Aが縮ん
で吸着パッド25は所定高さだけ上に動く。よって、最
上部のワーク32はその下のワーク32に対して所定角
度だけ傾斜し、これらの間に隙間が形成され、確実に分
離される。昇降機構21Aを駆動して支持板21を上昇
させ、1枚のワークのみを確実に分離してマガジン31
から取り出す。積層された板材を最短のサイクルタイム
で1枚ずつ確実に分離することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、積層された板材、例
えば基板、チップ、抵抗器等を1枚ずつ吸着・分離する
板材の分離装置およびその分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置としては、例えば図
3に示すようなものが知られている。この装置では、ス
トックケース(マガジン)11の上方開口から2つの吸
着パッド12,13を下降させ、パネルまたはチップ
(板材)14の表面に密着させる。そして、真空ポンプ
15を駆動してパイプ16,17を介して吸着パッド1
2,13に負圧を印加する。そして、リフタ18を下降
させるとともに、支持板(吸着ヘッド)19を介して2
つの吸着パッド12,13を上昇させる。この結果、一
番上の1枚のパネル14は下のパネル14から分離され
て持ち上げられ、さらに、吸着パッド12,13および
支持板19を水平方向に移動させることで所望の位置に
まで移される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置では、パネル同士は上下に密着して重ね合わされてい
るため、パネルの吸着・持ち上げ時、図4に示すよう
に、パネルの2枚取りが生じてしまうという欠点があっ
た。または、吸着パッドで吸着してからパネルを持ち上
げるまでに所要の時間をおくことが考えられるが、これ
では全体の作業時間(サイクルタイム)を短縮すること
ができないという課題があった。
【0004】
【発明の目的】そこで、この発明は、板材の2枚取りを
完全に防止することを、その目的としている。また、こ
の発明は、板材の2枚取りを防止しつつそのサイクルタ
イムを短縮することを、その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、負圧供給源と、この負圧供給源に連通するととも
に、板材表面に密着してこれを吸着可能な複数の吸着パ
ッドと、を有する板材の分離装置において、上記複数の
吸着パッドが板材表面に密着した状態で負圧供給源から
の負圧供給時、これらの吸着パッドの内の少なくとも1
本の吸着パッドを可動とするとともに、残りの吸着パッ
ドを略不動とした板材の分離装置である。
【0006】請求項2に記載の発明は、上記複数の吸着
パッドを上記負圧供給源にそれぞれ連通する複数の連通
管と、これらの連通管を支持する支持体と、を備えると
ともに、複数の連通管の内の少なくとも1本にあってこ
の支持体と吸着パッドとの間の部分を、供給された負圧
により伸縮自在に構成した請求項1に記載の板材の分離
装置である。
【0007】請求項3に記載の発明は、表面同士が密着
して積層された複数の板材にあって、その最外部の板材
の表面に吸着パッドを密着させてこれを吸着し、この板
材を他の板材から分離する板材の吸着方法において、最
外部の板材を分離する際、残った板材の表面に対してこ
の吸着した板材を傾斜させる板材の分離方法である。
【0008】
【作用】請求項1〜2に記載の板材の分離装置では、積
層された板材の表面に吸着パッドを密着させ、負圧供給
源より負圧を供給する。すると、1本の吸着パッドは負
圧により動いて連通管が短くなるが、残りの吸着パッド
は動かずにそのままの位置を維持する。この結果、板材
の一部が持ち上げられ、全体として傾く。よって、その
下の板材との間に隙間が形成され、板材はその下の板材
と完全に分離される。そして、支持体を上に動かすこと
により1枚の板材を持ち上げることができる。
【0009】請求項3に記載の板材の分離方法では、積
層された板材の最外部に位置する板材を吸着してその下
の板材と分離する際、吸着した板材を下の板材に対して
傾斜させる。このようにして上の板材と下の板材との間
に隙間を作り、完全に分離する。傾斜させる方法として
は、吸着パッドの連通管の一方を縮める。または、片方
の吸着パッドのみを上に移動させる。さらには、板材の
ストックケースを傾ける等の方法がある。
【0010】
【実施例】以下この発明に係る板材の分離装置の一実施
例を図面を参照して説明する。図1および図2はこの発
明の一実施例に係る板材の分離装置の概略構成を示して
いる。これらの図に示すように、この装置は、水平に保
持される支持板(吸着ヘッド)21と、支持板21を昇
降させる昇降機構21Aと、支持板21を水平方向に移
動させる移送機構と(図示していない)、支持板21に
固定された2本のパイプ(連通管)22,23と、各パ
イプ22,23の先端に固着された皿状の吸着パッド2
4,25と、各パイプ22,23に連通した真空ポンプ
26と、を有している。31はこの装置の下方に固設さ
れたマガジン(ストックケース)であり、このマガジン
31内にはシート状または板状のワーク(板材)、例え
ばチップ型抵抗器32が積層されて収納されている。マ
ガジン31は例えば矩形の筒体であって、その上面が開
口している。
【0011】支持板21は矩形であって上記マガジン3
1の開口よりその内部に侵入可能な大きさに形成されて
おり、その長手方向の両端部に上記2本のパイプ22,
23が固定されている。2本のパイプ22,23は、支
持板21に互いに所定間隔だけ離間して、かつ、支持板
21と垂直になるように固定されている。これらのパイ
プ22,23は例えばプラスティックまたは金属製であ
って、いずれも支持板21から所定長さ(同一長さ)だ
け垂下され、上述のように、その下端(先端)には吸着
パッド24,25がそれぞれ取り付けられている。そし
て、一方のパイプ23の下端部はじゃばら23Aで形成
されており、このじゃばら23Aが上下方向に伸縮自在
に構成されている。さらに、これらのパイプ22,23
の後端は真空ポンプ26に接続・連通されている。
【0012】したがって、この装置にあっては、図1に
示すように、支持板(吸着ヘッド)21をマガジン31
の開口上方から降下させてその吸着パッド24,25を
ワーク32の表面に密着させる。そして、真空ポンプ2
6を駆動してパイプ22,23を介して吸着パッド2
4,25に所定の負圧を印加する。この結果、図2に示
すように、じゃばら23Aが縮んで吸着パッド25は所
定高さだけ上に動く。よって、最上部のワーク32はそ
の下のワーク32に対して所定角度だけ傾斜することと
なり、これらの間に隙間が形成され、これらは確実に分
離される。そして、昇降機構を駆動して支持板21を上
昇させることで、1枚のワークのみを確実に分離してマ
ガジン31から取り出すことができる。さらに、移送機
構を駆動して所定位置までワーク32を移送する。
【0013】なお、このようなシート状または板状のワ
ークを吸着する際、最上部のワークをその下のワークに
対して傾ける方法としては、以下の方法がある。例えば
吸着パッドを下端に取り付けた2本のパイプ(伸縮不
能)のうちの一方を上下動させる。また、いずれのパイ
プにもじゃばらを設けるが、各じゃばらの縮み量を異な
らせる。また、パイプは上下動させずにマガジンを所定
角度だけ傾けてストックしたワーク全体を傾けるように
してもよい。さらに、2本のパイプを柔軟な材質の部材
で形成し、各吸着パッドをスプリングで支持板と連結
し、それらのばね定数を異ならせるようにしてもよい。
【0014】
【効果】この発明によれば、積層された板材を最短のサ
イクルタイムで1枚ずつ確実に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る板材の分離装置を示
す断面図である。
【図2】この発明の一実施例に係る板材の分離装置の動
作を示す断面図である。
【図3】従来の板材の分離装置を示す断面図である。
【図4】従来の板材の分離装置の動作を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
21 支持板 21A 昇降機構 22 パイプ(連通管) 23 パイプ(連通管) 23A じゃばら 24 吸着パッド 25 吸着パッド 26 真空ポンプ(負圧供給源) 31 マガジン 32 ワーク(板材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧供給源と、 この負圧供給源に連通するとともに、板材表面に密着し
    てこれを吸着可能な複数の吸着パッドと、を有する板材
    の分離装置において、 上記複数の吸着パッドが板材表面に密着した状態で負圧
    供給源からの負圧供給時、これらの吸着パッドの内の少
    なくとも1本の吸着パッドを可動とするとともに、残り
    の吸着パッドを略不動とした板材の分離装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の吸着パッドを上記負圧供給源
    にそれぞれ連通する複数の連通管と、 これらの連通管を支持する支持体と、を備えるととも
    に、 複数の連通管の内の少なくとも1本にあってこの支持体
    と吸着パッドとの間の部分を、供給された負圧により伸
    縮自在に構成した請求項1に記載の板材の分離装置。
  3. 【請求項3】 表面同士が密着して積層された複数の板
    材にあって、その最外部の板材の表面に吸着パッドを密
    着させてこれを吸着し、この板材を他の板材から分離す
    る板材の吸着方法において、 最外部の板材を分離する際、残った板材の表面に対して
    この吸着した板材を傾斜させる板材の分離方法。
JP17016195A 1995-06-12 1995-06-12 板材の分離装置およびその分離方法 Pending JPH08337328A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1215148A1 (de) * 2000-12-04 2002-06-19 Trumpf GmbH & Co Vorrichtung zum Vereinzeln von flexiblen plattenartigen Werstücken eines Stapels, insbesondere von Blechen eines Blechstapels
JP2008127164A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Miyagawa Koki Co Ltd 合板供給装置及び合板加工機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1215148A1 (de) * 2000-12-04 2002-06-19 Trumpf GmbH & Co Vorrichtung zum Vereinzeln von flexiblen plattenartigen Werstücken eines Stapels, insbesondere von Blechen eines Blechstapels
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