JPH08337113A - 車 両 - Google Patents

車 両

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JPH08337113A
JPH08337113A JP7170409A JP17040995A JPH08337113A JP H08337113 A JPH08337113 A JP H08337113A JP 7170409 A JP7170409 A JP 7170409A JP 17040995 A JP17040995 A JP 17040995A JP H08337113 A JPH08337113 A JP H08337113A
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JP
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engine
air conditioner
vehicle
control
telephone
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JP7170409A
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Yoshinori Takemoto
義徳 竹本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話を利用して無人の車内の空調を開始する
空調システムにおいて、車両として最適な構成を明らか
にすると共に、所定の時間が経過すると自動的にエンジ
ンを停止し、燃料を無駄に消費しないようにする。 【構成】 自動車1は、エンジン2・空調装置3等を制
御する制御器4と、この制御器4と接続している接続端
子5を備え、車外の電話機21から自動車電話11・接
続端子5を経由して入力した信号に基づいてエンジン始
動条件の確認、エンジン2の始動および空調開始条件の
確認を経て空調装置3を起動させる空調開始機能と、所
定時間が経過したとき所要の制御信号を出力してエンジ
ン2を停止させるエンジン停止機能と、エンジンキー6
がキー穴7の運転時の位置にセットされるとエンジン2
と空調装置3の現動作を維持してエンジンキー6による
通常のエンジン制御機能と空調スイッチ類8による通常
の空調制御機能に復帰する通常制御復帰機能とを、制御
器4が備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に関する技術であ
り、特に詳しくは無人車両の空調(暖房のみを含む)を
車両に搭載した電話機(以下、自動車電話と云う)を介
して指示し、乗車時の車室内を適温に保つ技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の技術として、例えば実開昭61
−128861号、実開昭61−174250号、特開
平1−195974号、特開平2−231855号、特
開平3−176226号等が既に提案されている。
【0003】しかし、実開昭61−128861号は、
単に車外の電話機から自動車電話を経由してエンジンを
起動する技術であるので、車室内の空調を行うためには
実施例に記載されているように降車時等に空調スイッチ
を予め投入しておく必要があり、空調スイッチの投入を
忘れたときにはエンジンを車外から遠隔操作して始動し
ても、車室内の空調を行うことができないと云った問題
点があった。
【0004】また、空調スイッチを投入した状態でエン
ジンを始動するので、始動時およびアイドリング時のエ
ンジン負荷が大きく、エンジンやエンジンオイル等の劣
化を促進すると云った問題点もあった。
【0005】また、この装置の場合、車室内が所定の温
度に空調されると空調装置の運転を停止するが、エンジ
ンを停止する機構を備えていないため、乗車が予定より
遅れたり、エンジンを始動して空調していること自体を
忘れてしまうと、エンジンが際限なく回転し、燃料を無
駄に消費し、甚だしいときには燃料タンクが空になると
云った問題があった。
【0006】また、予定より乗車が早まり、所定の温度
範囲に車室内が空調されていない内に乗車して運転する
ような場合には、運転中に車室内が所定の温度になると
折角車外から遠隔操作して起動した空調装置が停止して
しまい、車室内で空調装置を再起動する必要があると云
った問題もあった。
【0007】また、実開昭61−174250号は、操
作する機器がそれほどないにも拘らず、対話形式で所要
の制御信号を逐一入力する技術であり、一見操作し易く
感じられるが、実際には操作が煩わしく、機械操作に不
慣れな人には使いこなせないし、操作時間が長くなると
云った問題点があった。
【0008】また、この装置の場合、車外の電話機から
自動車電話を経由して空調装置等を遠隔操作するために
は、実施例の記述から見て車スイッチ(本発明で云うエ
ンジンキー)を「アクセサリーON」の状態にしておく
必要があり、このような装置では自宅の車庫等に駐車し
たときには特に盗難の心配はないが、例えば行楽地の青
空駐車場等に駐車し、観光を終えて帰ってくる頃に車室
内が快適な温度になるように空調装置を起動させようと
する場合等では、車スイッチを差し込んだまま長時間無
人となるので、車を盗まれる危険があると云った問題点
があった。
【0009】また、この装置の場合、起動したエンジン
と空調装置を停止する場合にも、電話を利用した遠隔操
作が必要なため、乗車予定が先に伸びたような時には、
電話機を再度操作してエンジンと空調装置を停止する必
要があった。
【0010】しかし、この停止のための遠隔操作は、
「どうせすぐに運転するのだ」と云った意識があること
と、停止操作を行うと乗車前にもう一度起動のための遠
隔操作が必要になるので、実際には実行し難い操作であ
り、燃料を悪戯に消費すると云った問題点があった。ま
た、エンジンを始動して空調していること自体を忘れて
しまい、燃料タンクを空にすると云った危険もあった。
【0011】また、実施例に開示された空調方法では、
予定より乗車が早まり、所定の温度範囲に車室内が空調
されていない内に乗車して運転するような場合には、前
記実開昭61−128861号の場合と同様、運転中に
車室内が所定の温度になると折角車外から電話機を利用
た遠隔操作によって起動した空調装置が停止してしま
い、車室内で空調装置を再起動する必要があると云った
問題もあった。
【0012】また、特開平1−195974号の場合
も、空調装置は車室内が所定の温度に達すると停止する
が、エンジンの停止機構は備わっていないので、乗車が
予定より遅れたり、エンジンを始動して空調しているこ
と自体を忘れてしまうと、エンジンが際限なく回転し、
燃料を無駄に消費し、甚だしいときには燃料タンクが空
になったり、予定より乗車が早まり、所定の温度範囲に
車室内が空調されていない内に乗車して運転するような
場合には、運転中に車室内が所定の温度になると折角車
外から遠隔操作して起動した空調装置が停止してしま
い、車室内で空調装置を再起動しなければならない、等
と云った前記実開昭61−128861号と同様の問題
点があった。
【0013】また、特開平2−231855号の場合
は、エンジンと空調装置の起動および停止を指示するこ
とができるが、自動停止させる機構を備えていないた
め、前記実開昭61−174250号と同様、起動した
エンジンと空調装置を停止するためには、電話による遠
隔操作が必要になるので、乗車予定が先に伸びたような
時には、電話機を再度操作してエンジンと空調装置を停
止する必要があった。
【0014】そして、この停止のための遠隔操作は、前
記したように「どうせすぐに運転するのだ」と云った意
識があることと、停止操作を行うと乗車前にもう一度起
動のための遠隔操作が必要になるので、実際には実行し
難い操作であり、燃料を悪戯に消費することになると云
った問題点と、エンジンを始動して空調していること自
体を忘れてしまい、燃料タンクを空にすると云った危険
があった。
【0015】また、特開平3−176226号は、燃料
残量検出手段等によって自動車が走行不能となると判断
されたときに、起動していたエンジンと空調装置の停止
ができる構成となっているが、これは燃料について云え
ば燃料が殆どなくなるまでエンジンは回転し続けること
を意味しているので、乗車予定が先に伸びたり、エンジ
ンを始動して空調していること自体を忘れてしまうと、
燃料を無駄に消費することになり不経済であった。
【0016】また、車外から遠隔操作して折角起動した
エンジンと空調装置の動作が、ドアが開く等の人が乗り
込んだ情報が入力されると停止するので、乗車した後再
起動する必要があり、操作が面倒であると云った問題点
もあった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
問題点の解消を図ると共に、ライフサイクルの長い車両
としては集積回路の高密度化等に伴って日々高機能化し
ている通信手段を車両に一体的に組み込んで供給するよ
り、好みの自動車電話が自由に後付けできる構成の方
が、使用者にとっては選択の幅が広がると云った利点が
あるので、車外の電話機から自動車電話を経由して無人
の車両の空調を行うために最適な車両構成を明らかにし
て、これを提供することが本発明の解決すべき課題であ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するための具体的手段として、空調装置等の
所要の車載機器それぞれに制御信号を出力してそれらを
制御する制御器と、この制御器と接続して自動車電話か
ら外部の信号を入力する接続端子とを備えた車両におい
て、
【0019】車外の電話機から前記自動車電話・前記接
続端子を経由して入力した信号に基づいてエンジン始動
条件の確認、エンジンの始動および空調開始条件の確認
を経て前記空調装置を起動させる空調開始機能と、エン
ジンキーがキー穴に挿入されて運転時の位置にセットさ
れると前記エンジンと前記空調装置の現動作を維持して
前記エンジンキーにより前記エンジンを制御する通常の
エンジン制御機能と空調スイッチ類により前記空調装置
を制御する通常の空調制御機能とに復帰する通常制御復
帰機能と、を前記制御器に備えるようにした第1の構成
の車両と、
【0020】車外の電話機から前記自動車電話・前記接
続端子を経由して入力した信号に基づいてエンジン始動
条件の確認、エンジンの始動および空調開始条件の確認
を経て前記空調装置を起動させる空調開始機能と、所定
時間が経過したとき所要の制御信号を出力して前記エン
ジンを停止させるエンジン停止機能と、エンジンキーが
キー穴に挿入されて運転時の位置にセットされると前記
エンジンと前記空調装置の現動作を維持して前記エンジ
ンキーにより前記エンジンを制御する通常のエンジン制
御機能と空調スイッチ類により前記空調装置を制御する
通常の空調制御機能とに復帰する通常制御復帰機能と、
を前記制御器に備えるようにした第2の構成の車両と、
を提供することにより、前記した従来技術の課題を解決
するものである。
【0021】
【作用】空調装置等の車載機器を制御する車両の制御器
に、購入した自動車電話を接続端子を介して容易に接続
することができる。また、自動車電話の交換も容易に行
える。そして、車外の電話機から自動車電話を呼び出
し、所要の信号を接続端子を介して制御器に入力するこ
とにより、エンジンの始動と空調装置の起動を図って無
人車両の空調を行うことが可能であり、エンジンキーが
キー穴の運転位置にセットされると、トライバーによる
運転が準備されたと判断してエンジンキーによる通常の
エンジン制御と空調スイッチ類による通常の空調制御に
復帰する。
【0022】また、第2の構成の車両においてはさら
に、所定時間が経過すると所要の制御信号を出力してエ
ンジンが停止するので、予定より乗車が遅れたり、空調
していることを忘れたようなときにも、燃料を無駄に消
費することが回避され、且つ、エンジンキーがキー穴の
運転位置にセットされると、トライバーによる運転が準
備されたと判断してエンジンキーによる通常のエンジン
制御と空調スイッチ類による通常の空調制御に戻るの
で、電話による遠隔操作によって空調が行われ、車室内
が所定の温度になっても空調装置は停止しない。したが
って、空調装置を再起動させる必要がない。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0024】図中1は本発明の自動車であり、この自動
車はエンジン2、空調装置3等の車載機器と共に、これ
ら車載機器を制御する制御器4と、この制御器と接続
し、自動車電話11との接続を容易にする接続端子5と
を備えている。
【0025】すなわち、本発明の自動車1は、基本的に
は自動車電話11や電話信号変換器(以下、モデムと云
う)12等の通信手段を装備することなく提供されるの
で、自動車1のオーナは、集積回路技術の急速な進歩に
よって日々高機能化している自動車電話11とモデム1
2とを市販の多数のモデルの中から機能・デザイン等を
考慮して選定設置することが可能(但し、指定の通信手
段を装備して納車することを妨げるものではない)であ
る。
【0026】しかも、制御器4と購入した自動車電話1
1とを、例えば運転席近くの床等に図示しない開閉蓋で
覆って設置した接続端子5を介して容易に接続すること
ができるので、自動車電話11と車外の電話機21との
間で音声による通常の会話が可能であると共に、車外の
電話機21から自動車電話11・モデム12・接続端子
5を介して制御器4に所要の制御信号を入力し、エンジ
ン2・空調装置3を起動して車室内の空調を行うことも
可能である。
【0027】なお、6はエンジン2の始動/停止を行う
ためのエンジンキー、7はこのエンジンキーを差し込む
ためのキー穴、8は空調装置3の運転を制御するための
空調スイッチ類、13は自動車1に装備した通信のため
のアンテナ、20は自動車電話11と車外の電話機21
との交信を中継する電話局である。
【0028】自動車電話11としては、車外の電話機2
1との間で音声による通常の会話ができる他、この電話
機21が送信する暗証番号を予め記憶してある暗証番号
と照合し、暗証番号が一致すると電話機21が続いて送
信する制御コードを入力して制御器4に出力する、それ
自体は従来周知の機能を備えた機種が選定される。
【0029】なお、前記暗証番号の照合を行う機能は、
自動車1に搭載した制御器4に行わせるように、制御器
4を構成することも可能である。
【0030】そして、接続端子5としては、他端がモデ
ム12に接続した信号線の一端を差し込みやビス止め等
によって接続することのできる、従来周知の端子で良
い。
【0031】また、制御器4は、例えば図2に例示した
ように、マイクロコンピュータからなる制御処理部(C
PU)40で構成してあり、入出力ポート41から取り
込んだ各検出信号・各設定信号等のデータを読込/消去
可能なメモリ(RAM)42に記憶すると共に、計時回
路43、例えば、カレンダー用IC等によって年・月・
日・時間等計時データを得るようにし、これらの各デー
タに基づいて、読み出し専用のメモリ(以下、ROMと
云う)44に記憶してある制御処理のプログラムによ
り、所要の演算処理を行って得られる各制御信号を入出
力ポート41から出力し、また、エンジン回転数・車速
・冷却水温度・燃料の残量等、所要のデータ内容と動作
状態等を表示部45に表示するように構成してある。
【0032】そして、ROM44には、図示しない点火
時期制御装置・電子燃料噴射装置・電子制御自動変速機
・ABS装置・エアバッグ起動装置・ドアロック装置・
電子同調ラジオ等を制御するプログラムと共に、空調ス
イッチ類8が操作させると車室内を所定の温度または所
定の温度範囲に制御する、それ自体は従来周知の空調制
御プログラムと、予め設定した所定の制御コードが電話
機21から自動車電話11・入出力ポート41を経由し
て入力すると作動する、例えば図3に例示した遠隔操作
による空調開始の制御プログラムを記憶してある。
【0033】すなわち、制御器4は所定の制御コードが
入力されると、ステップS1を開始してエンジン2の始
動条件、例えば図示しないハンドブレーキが引かれてい
る、図示しないシフトレバーがパーキングの位置かニュ
ートラルの位置にある等、自動車1がエンジン2を始動
しても発車しない状態になっていることを各種の図示し
ないセンサによって確認すると共に、エンジンキー6が
キー穴7に挿入されて運転(ON)の位置にセットされ
ていないこと(運転準備なし)が確認されると、ステッ
プS2に移行してエンジン2を始動し、さらにステップ
S3に移行して計時回路43によるエンジン始動後の経
過時間の計時を開始する。
【0034】前記ステップS1でノー、すなわちエンジ
ン2を始動すると自動車1が発車する可能性があると判
定された場合には、このままエンジン2を始動すると危
険であるので、この遠隔操作による空調開始プログラム
を終了する。この場合、空調ができないことを、自動車
電話11・電話機21を介して、空調の遠隔操作をして
いる人に音声などによって伝達するように構成すること
も可能である。
【0035】ステップS4では空調開始条件、例えばエ
ンジン2の回転数が所定回転数以上に上がっている、冷
却水温度が所定温度以上になっている、所定時間が経過
した等、エンジン2の回転が安定していることを図示し
ない適宜のセンサによって確認し、これが確認される
と、ステップS5に移行して空調装置3を起動する。
【0036】一方、前記ステップS4における判定でノ
ー、すなわち、空調開始条件が満たされていないと判定
されたときには、ステップS9に移行して第1の所定時
間(例えば、5分間)が経過したか否かを判定し、ここ
でノーと判定されたときにはステップ4に戻り、イエス
と判定された時にはステップS10に移行する。
【0037】すなわち、前記第1の所定時間が経過する
までに前記の空調開始条件を満足するとステップS5に
移行して空調装置3を起動し、前記第1の所定時間が経
過しても前記空調条件が満たされない時にはステップS
10に移行してエンジン2を停止し、遠隔操作によるこ
の空調開始プログラムを終了する。
【0038】空調装置3は、車室内温度を検出する図示
しない温度センサが検出する温度が空調スイッチ類8で
設定した温度になるように自動動作する、いわゆるオー
トエアコンであっても良いし、冷房または暖房を指定し
て所定の温度に到達すると冷却または加熱動作を中断
し、所定温度から外れると前記動作を再開するものであ
っても良い。また、冷却または加熱動作を単に行うタイ
プであっても良い。
【0039】ステップS6では第2の所定時間(例え
ば、15分間)が経過したか否かを判定し、この第2の
所定時間が経過したと判定されたときには、ステップS
7に移行してエンジンキー6がキー穴7の運転位置にセ
ットされているか否かを判定し、エンジンキー6が運転
位置にセットされていないことが確認されるとステップ
S8に移行して空調装置3とエンジン2を順次停止さ
せ、遠隔操作による空調開始プログラムを終了する。
【0040】また、前記ステップS7における判定でノ
ー、すなわち、エンジンキー6がキー穴7の運転の位置
にセットされていると判定されたきには、ドライバーが
乗車して運転の準備に入ったことを意味しているので、
エンジン2と空調装置3を停止させることなく、ステッ
プS11に移行してエンジンキー6による通常のエンジ
ン制御と、空調スイッチ類8による通常の空調制御とを
開始し、それぞれのスイッチから停止が指示されるとそ
の時点で対応する機器の運転を停止する。
【0041】このように、本発明の自動車1においては
車外の電話機21から自動車電話11を介して制御器4
に所定の制御信号を入力することにより、エンジン2の
始動と空調装置3の起動が行われ、無人の自動車1の車
室内が空調されるので、乗車時から快適なドライブが可
能になる。
【0042】特に、所定の時間が経過すると、エンジン
2が自動的に停止するので、安全性が高いだけでなく、
ガソリン等の燃料を無駄に消費することもない。
【0043】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0044】例えば、電話機21から入力する信号よっ
て、エンジン2が所定の時刻、または所定の時間後に始
動するように制御器4を構成することも可能である。
【0045】また、ステップS1でノーと判定されて
も、ノーと判定した理由が解消できるとき、例えばシフ
トレバーがドライブの位置にあってノーと判定されたよ
うなときには、シフトレバーをパーキングまたはニュー
トラルの位置に変更するための制御ステップを設け、そ
の後ステップS1に戻ってエンジン始動の条件を再度判
定するように構成することも可能である。
【0046】また、ステップS7の判定動作を、ステッ
プS6より前の適宜の位置に加え、この電話を利用した
一連の空調開始プログラムのどのステップでエンジンキ
ー6がキー穴7に挿入されても、エンジン2および空調
装置3のその時点の動作を維持して、エンジンキー6に
よるエンジン2の通常の制御と、空調スイッチ類8によ
る空調装置3の通常制御にすぐに移行できるように構成
することもできる。
【0047】また、エンジン2の停止時間を決定する第
2の所定時間が、電話機21から入力する制御コードに
よって選択可能に制御器4を構成することも可能であ
る。
【0048】また、制御器4は、制御対象グループ毎に
複数個に分割して構成すること等も可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車両におい
ては、空調装置等の車載機器を制御する車両の制御器
に、購入した自動車電話を接続端子を介して容易に接続
することができるので、集積回路技術の急速な進歩によ
って日々高機能化している自動車電話を市販の多数のモ
デルの中から機能・デザイン等を考慮して選定設置する
ことができる。また、自動車電話の交換・設置も容易に
行える。
【0050】そして、車外の電話機から自動車電話を呼
び出し、所要の制御信号を接続端子を介して制御器に入
力することにより、エンジンの始動と空調装置の起動を
図って無人の車両の空調を行うことが可能であり、しか
も、エンジンキーがキー穴の運転位置にセットされる
と、トライバーによる運転が準備されたと判断してエン
ジンキーによる通常のエンジン制御と、空調スイッチ類
による通常の空調制御に復帰するので、空調が電話によ
る遠隔操作によって行われ、車室内が所定の温度になっ
ても空調装置は停止しない。したがって、空調装置を再
起動させる必要がないため、操作性が顕著に改善され
る。
【0051】また、第2の構成の車両においてはさら
に、所定時間が経過すると所要の制御信号を出力してエ
ンジンが停止するので、安全性が向上すると共に、予定
より乗車が遅れたり、空調していることを忘れたような
ときにも、燃料を無駄に消費することがないと云った顕
著な効果が付加される。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の説明図である。
【図2】制御器の説明図である。
【図3】遠隔操作による空調の制御フローである。
【符号の説明】
1 自動車 2 エンジン 3 空調装置 4 制御器 5 接続端子 6 エンジンキー 7 キー穴 8 空調スイッチ類 11 自動車電話 12 モデム 13 アンテナ 20 電話局 21 (車外の)電話機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調装置等の所要の車載機器それぞれに
    制御信号を出力してそれらを制御する制御器と、この制
    御器と接続して自動車電話から外部の信号を入力する接
    続端子とを備えた車両であって、車外の電話機から前記
    自動車電話・前記接続端子を経由して入力した信号に基
    づいてエンジン始動条件の確認、エンジンの始動および
    空調開始条件の確認を経て前記空調装置を起動させる空
    調開始機能と、エンジンキーがキー穴に挿入されて運転
    時の位置にセットされると前記エンジンと前記空調装置
    の現動作を維持して前記エンジンキーにより前記エンジ
    ンを制御する通常のエンジン制御機能と空調スイッチ類
    により前記空調装置を制御する通常の空調制御機能とに
    復帰する通常制御復帰機能と、を前記制御器に備えたこ
    とを特徴とする車両。
  2. 【請求項2】 空調装置等の所要の車載機器それぞれに
    制御信号を出力してそれらを制御する制御器と、この制
    御器と接続して自動車電話から外部の信号を入力する接
    続端子とを備えた車両であって、車外の電話機から前記
    自動車電話・前記接続端子を経由して入力した信号に基
    づいてエンジン始動条件の確認、エンジンの始動および
    空調開始条件の確認を経て前記空調装置を起動させる空
    調開始機能と、所定時間が経過したとき所要の制御信号
    を出力して前記エンジンを停止させるエンジン停止機能
    と、エンジンキーがキー穴に挿入されて運転時の位置に
    セットされると前記エンジンと前記空調装置の現動作を
    維持して前記エンジンキーにより前記エンジンを制御す
    る通常のエンジン制御機能と空調スイッチ類により前記
    空調装置を制御する通常の空調制御機能とに復帰する通
    常制御復帰機能と、を前記制御器に備えたことを特徴と
    する車両。
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