JPH08333117A - 多孔質球状酸化チタン粒子の製造方法 - Google Patents

多孔質球状酸化チタン粒子の製造方法

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JPH08333117A
JPH08333117A JP7139517A JP13951795A JPH08333117A JP H08333117 A JPH08333117 A JP H08333117A JP 7139517 A JP7139517 A JP 7139517A JP 13951795 A JP13951795 A JP 13951795A JP H08333117 A JPH08333117 A JP H08333117A
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titanyl sulfate
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sulfuric acid
titanium oxide
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Yasuo Kuroda
康雄 黒田
Katsuhiko Abe
克彦 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 TiO2に換算して 5.0〜100 g/l の硫酸チタニ
ルとチタンに対するモル比 1.0〜3.0 の過剰硫酸とを含
む硫酸チタニル水溶液に、この水溶液中の全硫酸根に対
し等モル以上の尿素を加えて、85℃以上、溶液の沸点以
下に加熱し、析出したメタチタン酸粒子を回収して 650
〜850 ℃で焼成し、酸化チタン粒子を製造する。 【効果】 硫酸法酸化チタンの製造方法および製造原料
を利用し、常圧で比較的短い反応時間で経済的に球状酸
化チタン粒子を製造できる。生成物は多孔質で比表面積
が大きく、粒径が比較的均一な球状の酸化チタン粒子で
あり、酸化分解触媒として、或いは含浸基材または触媒
の担体材料として有用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SOx やNOx ガス等
の分解触媒、触媒の担体、並びに殺菌剤を含浸させた化
粧品材料等として有用な、粒径が比較的均一で比表面積
の大きい多孔質の球状酸化チタン粒子の経済的な製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の球状酸化チタン粒子の製造法とし
ては、(1) チタンテトラアルコキシド等の有機チタン化
合物とメタノール等の有機化合物を気相反応させ、得ら
れた生成物を加水分解する方法 (特開平2−809963号公
報) 、(2) Ti濃度が1mol/L 以上の高濃度かつ強酸性
(反応終了時の硫酸濃度が 3.0〜8.0 N) の硫酸チタニ
ル水溶液を95〜200 ℃で長時間加熱して加水分解させ、
加水分解物を乾燥または仮焼する方法 (特開平4−3675
12号公報) 、(3) 硫酸チタニル水溶液を170 ℃以上の高
温高圧下で加水分解し、得られた含水酸化チタンを 400
〜900 ℃で焼成する方法 (特開平5−163022号公報) な
どがある。
【0003】(1) の方法は、粒径が 0.1〜数μm、BET
値が20〜56 m2/g の比表面積が大きい球形酸化チタン粒
子を製造できるが、原料のチタンアルコキシドが取り扱
いの難しい四塩化チタンから合成される高価な材料であ
るため、原料コストが高くなる。
【0004】(2)の方法は、平均粒径 0.5〜2.5 μm、
多分散指数1.1 以下、比表面積70 m2/g 以上の比表面積
が大きな球形多孔質のアナターゼ型二酸化チタン粒子を
製造できる。しかし、この方法は95〜200 ℃の加熱を、
加水分解物の球径凝集化が完了するまで数日〜10日以上
の長時間にわたって行う必要があり、効率的ではない
上、この長期間の加熱に要するエネルギーコストが高く
なり、加熱も多くは沸点以上の温度で行うため、特別の
反応装置が必要である。
【0005】(3)の方法でも、平均粒径 0.1〜5μm、
形状係数 0.9〜1.0 のアナターゼ型二酸化チタン粒子が
得られる。ただし、この方法で得られた粒子は非多孔質
であると推測される。また、(2) の方法でも述べたよう
に、(3) の方法は高温高圧下で加水分解を行うため、オ
ートクレーブのような特別な反応装置が必要であって、
製造コストが高くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安価
な原料である硫酸チタニル水溶液を使用し、常圧下で比
較的短時間の加水分解を行うことにより、粒径が均一で
多孔質 (従って、比表面積が大きい) の球状アナターゼ
型酸化チタン粒子を経済的に製造することができる方法
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、TiO2
換算して 5.0〜100 g/l の硫酸チタニルとチタンに対す
るモル比 1.0〜3.0 の過剰硫酸とを含む硫酸チタニル水
溶液に、この水溶液中の全硫酸根に対し等モル以上の尿
素を加えて、85℃以上、沸点以下に加熱し、析出したメ
タチタン酸粒子を回収して 650〜850 ℃で焼成すること
を特徴とする、粒度が均一で比表面積の大きい多孔質球
状アナターゼ型酸化チタン粒子の製造方法により、上記
目的が達成される。
【0008】以下、本発明の方法について詳しく説明す
る。本発明の方法の原料は硫酸チタニル (TiOSO4) と過
剰の硫酸を含有する水溶液、即ち、硫酸チタニルの硫酸
酸性水溶液である。この水溶液は、精製した硫酸チタニ
ルを硫酸水溶液に溶解することによって調製することも
できるが、工業的には、硫酸法酸化チタンの製造で採用
されているのと同じ方法、即ち、イルメナイト等のチタ
ン鉱石またはチタンスラグを硫酸で浸出し、硫酸鉄を主
とする不溶物を分離することにより得ることができる。
この方法により製造された硫酸チタニルの硫酸水溶液
は、その色から黒液と呼ばれている。原料として用いる
硫酸チタニル水溶液中には、硫酸チタニルと硫酸以外
に、少量の不純物 (例、硫酸鉄) を含有していてもよ
い。
【0009】この硫酸チタニル水溶液に尿素を加えて加
熱し、硫酸チタニルを加水分解させてメタチタン酸を析
出させる。この尿素の添加による硫酸チタニルの加水分
解は公知の方法であるが、本発明ではこの時の加水分解
を特定の条件下で行うことにより、球形のメタチタン酸
粒子を析出させる。そして、このメタチタン酸粒子を濾
過などにより回収して、比較的低温で焼成することによ
り、多孔質で比表面積が大きく、粒径が比較的均一で凝
集の少ない球状の酸化チタン粒子が得られるのである。
【0010】硫酸チタニル水溶液中の硫酸チタニルの濃
度は、TiO2として 5.0〜100 g/l 、好ましくは 5.0〜50
g/lである。この濃度が5.0 g/l 未満であると、尿素を
加えて加熱してもメタチタン酸粒子の析出が起こらない
か、或いは析出量が少なすぎて非効率である。また、硫
酸チタニルの濃度がTiO2として100 g/l を超えると、加
水分解で析出するメタチタン酸粒子が凝集する傾向が強
くなり、メタチタン酸が球状粒子の凝集体として得ら
れ、焼成後に最終的に粉砕が必要となり、均一な粒径の
酸化チタン粒子を得ることが困難となる。
【0011】硫酸チタニル水溶液は、過剰の硫酸を含有
する硫酸酸性水溶液とする。この過剰硫酸の量は、水溶
液中のチタンに対するモル比 (=原料硫酸チタニルに対
するモル比) で 1.0〜3.0 の範囲内とする。硫酸チタニ
ルがチタンと等モルの硫酸根(硫酸イオン) を含有して
いるので、この硫酸チタニルの硫酸根を含めた溶液中の
全硫酸根の量は上記範囲より1モルづつ多くなり、チタ
ンに対して 2.0〜4.0モルの割合となる。
【0012】過剰硫酸のチタンに対するモル比が1.0 未
満では、加水分解で析出するメタチタン酸粒子の形状が
不定形で、球状にはならない。一方、このモル比が3.0
を超えると、尿素の添加によるメタチタン酸粒子の析出
速度が低下し、効率的ではない。このモル比は好ましく
は 1.5〜2.5 の範囲内である。
【0013】上記のようにチタンおよび硫酸濃度を調整
した硫酸チタニルの硫酸酸性水溶液に、尿素を添加す
る。尿素は溶液中の硫酸根全部を中和するのに十分な量
(全硫酸根と等モル以上) であればよく、多ければメタ
チタン酸粒子の析出速度が速くなる。好ましい尿素の添
加量は、全硫酸根に対するモル比で 1.5〜3の範囲であ
る。
【0014】尿素を添加した硫酸チタニル水溶液を、常
圧で85℃以上、溶液の沸点以下に加熱して、硫酸チタニ
ルの加水分解を行う。この加熱により尿素がアンモニア
と二酸化炭素に分解し、生成したアンモニアの触媒作用
により硫酸チタニルがメタチタン酸 (TiO2・H2O 、含水
酸化チタンともいう) と硫酸に加水分解し、メタチタン
酸が溶液から析出する。溶液が強酸性であるので、尿素
の分解で生じた二酸化炭素は溶液から揮散する。
【0015】硫酸チタニル水溶液に予め尿素を添加して
溶液中に溶解させてから加熱して加水分解を行うことに
より、溶液全体において均一にアンモニアが発生するた
め、溶液中でメタチタン酸の析出が均一に起こる。それ
により、粒径が均一に揃ったメタチタン酸粒子を短時間
に析出させることができ、また理由は解明されていない
が、析出したメタチタン酸粒子は球形で、しかも凝集が
ほとんど起こらず、せいぜい数個が凝集した粒子形態と
なることが判明した。
【0016】この時の加熱温度が85℃より低いと、尿素
の分解反応が極めて遅く、メタチタン酸の析出に過大な
時間を要し、実用的ではない。加熱温度が沸点を超える
と、オートクレーブのような高価な反応装置が必要とな
る。好ましい加熱温度は90℃より高温、かつ沸点未満の
温度である。加熱はメタチタン酸の析出が実質的に完了
し、沈殿がある程度熟成するまで行うことが好ましく、
それに要する加熱時間は一般に7〜10時間の範囲であ
る。
【0017】上記の加水分解反応条件からわかるよう
に、本発明の方法は、従来より工業的に実施されている
硫酸法酸化チタン顔料の製造装置および製造原料 (黒
液) をそのまま利用して、常圧で実施することができ、
経済的である。
【0018】上記の加熱によって析出したメタチタン酸
の沈殿を濾過等の適当な固液分離手段により回収し、必
要により水洗して付着した硫酸や尿素を除去した後、 6
50〜850 ℃の温度で焼成して、アナターゼ型酸化チタン
粒子を得る。
【0019】本発明によれば、上記条件下で焼成を行う
ことにより、加水分解反応で生成したメタチタン酸粒子
の球形の形状を保持し、それ以上の粒子の凝集を引き起
こさずに、多孔質の酸化チタン粒子を得ることができ
る。従って、得られた酸化チタン粒子は、球形で粒径が
比較的均一に揃い、凝集が少なく (せいぜい数個の粒子
が凝集し) 、多孔質で比表面積が大きいという特徴を有
する。
【0020】上記温度範囲での焼成により多孔質の粒子
が生成する理由については、図1に示す示差熱分析のデ
ータから次のように推測される。まず、室温〜500 ℃の
加熱中に吸熱反応である脱水が起こって、重量が大きく
減少する。次いで、500 ℃より高温になると脱SO3
起こって重量が再び減少し、このSO3 が抜けきること
によりその跡が空孔として残ることにより多孔質の粒子
が得られる。しかし、焼成温度が850 ℃超えると、焼結
により空孔が塞がれ、再び非多孔質となる。また、酸化
チタン粒子が多孔質であることは、その比表面積が著し
く高いことからもわかるが、酸化チタン粒子に精通した
研究者であれば、SEM写真からも判断することができ
る。
【0021】焼成温度が650 ℃を下回ると、粒子は無定
形となり、アナターゼ型結晶とならない場合がある上、
多孔質ではなく、比表面積が著しく小さな粒子が得られ
る。一方、焼成温度が850 ℃を超えても、上述したよう
に酸化チタン粒子が多孔質ではなくなり、比表面積の小
さい酸化チタン粒子が得られる。焼成温度がさらに高く
なって1000℃を超えると、粒子間の焼結が進むため、焼
成後に強力な粉砕処理が必要となり、粒径分布が広が
る。好ましい焼成温度は 700〜800 ℃である。
【0022】焼成は空気中で実施すればよいが、焼成雰
囲気は特に制限されるものではなく、真空中または不活
性ガス中でも実施できる。ただし、焼成雰囲気が酸素を
含まない場合には、格子欠陥により白色度が低下する傾
向があるので、要すれば焼成後に酸素を含む雰囲気中で
アニールを行う。焼成時間は温度にもよるが、通常は10
〜30分間の範囲である。
【0023】本発明の方法により製造されたアナターゼ
型酸化チタン粒子は、球状 (本発明では、長径/短径の
比が1.2 以内の粒子を球状と称する) の粒子がせいぜい
数個凝集した状態であり、平均粒径 (凝集粒子の場合は
凝集粒径) は 2.5〜5.5 μmの範囲内であって、粒度分
布 (重量分率で両側10%づつをカットした中央部80%の
粒子の粒度分布、以下の実施例でも同じ) が平均粒径の
±1.5 μmの範囲に入るという比較的均一な粒径を有し
ている。また、この酸化チタン粒子は多孔質で、比表面
積が30 m2/g 以上と大きい。
【0024】
【実施例1】硫酸法による酸化チタン顔料の製造用原料
液 (イルメナイトを濃硫酸と加熱し、次いで水を加えて
浸出処理し、不溶物を除去した液) を採取し、濃度調整
を行って、硫酸チタニル濃度がTiO2に換算して10 g/l、
全硫酸濃度 (硫酸チタニルの硫酸根も硫酸として含めた
濃度) が38 g/l (過剰硫酸のチタンに対するモル比=2.
1)、Fe含有量が1.5 g/L の水溶液を調製した。
【0025】この水溶液16リットルに尿素 790 g (全硫
酸根に対するモル比=2.1)を添加し、100 RPM で攪拌し
ながら、95℃に加熱し、メタチタン酸がほぼ完全に析出
するまでこの温度で8時間加熱した。析出した沈殿を濾
別し、20倍量の水に分散させて攪拌する洗浄操作を3回
行った後、120 ℃で乾燥し、121 gのメタチタン酸を得
た。このメタチタン酸粒子の形状をSEM (走査式電子
顕微鏡) 写真により確認したところ、粒径が約1〜1.25
μmの範囲のほぼ球形の粒子が数個凝集したものが大半
を占めていた。
【0026】このメタチタン酸粒子を空気中で200 ℃/h
の速度で表1に示す温度まで昇温させ、この温度に15分
間保持して、焼成を行った。得られた各焼成物は何れも
アナターゼ型酸化チタン結晶からなり、SEM写真か
ら、粒子形状は球形で、粒子の凝集は数個程度にとどま
り、平均粒径と粒度分布 (重量分率で両側の10%づつを
カットした残りの粒度分布) は表1に示す通りであっ
た。表1には、BET法で測定した酸化チタン粒子の比
表面積も併せて示す。表1からわかるように、焼成温度
が低すぎると、無定形で比表面積の小さい非多孔質の酸
化チタン粒子が得られ、焼成温度が高すぎると、アナタ
ーゼ型にはなるものの、やはり非多孔質で比表面積が著
しく小さい酸化チタン粒子が得られた。
【0027】
【表1】
【0028】
【比較例1】硫酸チタニル含有量がTiO2に換算して1g/
l 、全硫酸濃度が4g/l(過剰硫酸の対チタンモル比=2.
2)の硫酸チタニル水溶液8リットルに尿素50g (全硫酸
根に対するモル比=2.5)を添加し、100 RPM で攪拌しな
がら95℃まで昇温し、この温度で10時間加熱し続けた
が、水溶液は僅かに白濁しただけで、沈殿はほとんど得
られなかった。
【0029】
【比較例2】硫酸チタニル含有量がTiO2に換算して20g/
l 、全硫酸濃度が150 g/l(過剰硫酸の対チタンモル比=
5.0)の硫酸チタニル水溶液1リットルに尿素140 g (全
硫酸根に対するモル比=1.5)を添加し、100 RPM で攪拌
しながら95℃まで昇温し、この温度で10時間加熱し続け
た。濾過で回収されたメタチタン酸沈殿の量は約2gに
過ぎなかった。
【0030】
【実施例2】表2に示す硫酸チタニル濃度と過剰硫酸濃
を有する硫酸チタニル水溶液に、モル比で全硫酸根の2.
5 倍量の尿素を加え、得られた水溶液 (沸点は約114
℃) を100 RPM で攪拌しながら100 ℃でメタチタン酸が
ほぼ完全に析出するまで10時間加熱した。析出した沈殿
を実施例1と同様に水洗して回収し、乾燥した後、空気
中750 ℃で10分間焼成した。各焼成物は何れもアナター
ゼ型結晶で、その粒子形状、平均粒径、ならびに比表面
積は表2に示す通りであった。
【0031】表2からわかるように、原料の硫酸チタニ
ル水溶液中の硫酸チタニル濃度および過剰硫酸濃度が本
発明の範囲を外れると、目的とする凝集が少なくアナタ
ーゼ型酸化チタンの球形粒子を得ることができなかっ
た。
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、硫酸法のアナターゼ型
酸化チタン顔料の製造に従来より工業的に利用されてき
た製造装置および製造原料を利用し、常圧で比較的短時
間の加熱により、粒径が均一に揃い、凝集度の小さい球
状のメタチタン酸粒子を経済的に得ることができ、この
メタチタン酸粒子を比較的低温で焼成することにより、
多孔質で比表面積が大きく、粒径が比較的均一な球状の
酸化チタン粒子が得られる。
【0034】本発明の方法で製造された酸化チタン粒子
は、その大きな比表面積と粒径が比較的均一な球状粒子
であるという特徴によって、それ自体をSOx やNOx
ガス等の酸化分解触媒として利用できるほか、殺菌剤を
含浸させた化粧料 (例、ファンデーション用粉末) 、触
媒担体などといった各種の含浸基材または担体材料とし
て幅広い用途に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】メタチタン酸の示差熱分析結果を示すグラフ
(左軸=重量減少率、右軸=示差熱データ) である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TiO2に換算して 5.0〜100 g/l の硫酸チ
    タニルとチタンに対するモル比 1.0〜3.0 の過剰硫酸と
    を含む硫酸チタニル水溶液に、この水溶液中の全硫酸根
    に対し等モル以上の尿素を加えて、85℃以上、沸点以下
    に加熱し、析出したメタチタン酸粒子を回収して 650〜
    850 ℃で焼成することを特徴とする、粒度が均一で比表
    面積の大きい多孔質球状アナターゼ型酸化チタン粒子の
    製造方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1102431C (zh) * 1998-08-03 2003-03-05 中国科学院山西煤炭化学研究所 催化还原NOx的钛基催化剂的制备方法
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WO2016159412A1 (ko) * 2015-03-31 2016-10-06 제이앤제이 패밀리 주식회사 산화티타늄 유도체 제조방법

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