JPH0833260A - モータの軸受装置及び軸受の製造方法 - Google Patents

モータの軸受装置及び軸受の製造方法

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JPH0833260A
JPH0833260A JP18054194A JP18054194A JPH0833260A JP H0833260 A JPH0833260 A JP H0833260A JP 18054194 A JP18054194 A JP 18054194A JP 18054194 A JP18054194 A JP 18054194A JP H0833260 A JPH0833260 A JP H0833260A
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Japan
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bearing
thrust washer
end surface
sintered
impregnated bearing
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JP18054194A
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Hiroshi Sakashita
広志 坂下
Atsushi Yamashita
淳 山下
Masayuki Katagiri
昌幸 片桐
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Nidec Instruments Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで、しかも、トルクロスや消費電力
の増大を抑えたモータの軸受装置及び軸受の製造方法を
得る。 【構成】 ホルダー1に保持された円筒状の焼結含油軸
受2と、焼結含油軸受2の内孔に挿通されて回転自在に
支承される回転軸3と、回転軸3と一体に回転するよう
に取着されたスラスト座金4とを備えたモータの軸受装
置。焼結含油軸受2のスラスト座金4と対向する端面に
は鏡面仕上げ加工が施され、焼結含油軸受2の端面とス
ラスト座金4とが摺動接触してロータのスラスト荷重が
支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの軸受装置及び
軸受の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの回転軸を回転自在に支承する軸
受装置の従来例を図11ないし図13に示す。図11、
図13において、ホルダー21は中央に孔を有してお
り、孔の内部の上端部側と下端部側にはそれぞれ段部2
1aと段部21a’が形成されている。孔の上側と下側
からは円筒状の焼結含油軸受22、22’が圧入されて
おり、上側の焼結含油軸受22の下端面は段部21a
と、下側の焼結含油軸受22’の上端面は段部21a’
とそれぞれ当接されている。焼結含油軸受22よりも上
方のホルダー21の開口部は段状に削り取られており、
この削り取られた部分には座金26が取り付けられてい
る。一方、焼結含油軸受22’よりも下方のホルダー2
1の開口部も段状に削り取られており、この削り取られ
た部分には座金26’が取り付けられている。
【0003】座金26の上方には、中央に孔を有するス
ラスト座金24が載置されている。スラスト座金24は
座金26上を摺動するため、例えばナイロンやテフロン
等の摩擦抵抗や摩耗の少ない樹脂、あるいは、表面に低
摩擦用の樹脂をコーティングした金属体から形成されて
いる。また、スラスト座金24の形状は円盤状で、上端
面に軸方向から見て扇形の突出部24aを有している。
【0004】焼結含油軸受22、22’とスラスト座金
24の中央孔には回転軸23が挿通されており、回転軸
23は焼結含油軸受22、22’によって回転自在とな
るように支持されている。回転軸23の座金26より上
方の外周面には溝部23aが形成されており、この溝部
23aには掛止具25が取り付けられている。
【0005】図13に示すように、掛止具25はEリン
グと称されるもので、両端と中央部の三箇所に爪部25
aが形成されており、各爪部25aの先端部が溝部23
aに嵌まり、かつ、この溝部23aを周囲から挟み込む
ことにより、回転軸23に対して掛止具25が固定され
ている。掛止具25は、下側に位置するスラスト座金2
4の上端面に載置されており、掛止具25の扇形に切り
欠かれた部分とスラスト座金24の突出部24aが嵌ま
り合っている。
【0006】掛止具25はスラスト座金24で支持さ
れ、スラスト座金24は座金26に当接して支持されて
いる。掛止具25、スラスト座金24、座金26の各部
品からスラスト軸受が構成されており、このようなスラ
スト軸受によって回転軸23は、スラスト方向の荷重が
支持されている。
【0007】図11において、ホルダー21の外周面に
はフランジ21bが形成されており、フランジ21bに
はステータコア29の内縁部が取り付けられている。ス
テータコア29は構成単位であるコア素体を複数枚積層
することによって構成されており、外周には複数の突極
が形成されている。また、各突極にはコイル30が巻回
されている。ホルダー21のステータコア29より上方
の外周面にはスペーサ28の介在のもとに基板27が取
り付けられている。
【0008】回転軸23の下端部にはカップ状のロータ
31が、ステータコア29を下側から覆うような形態で
取り付けられている。ロータ31の周壁内面には駆動マ
グネット32が取り付けられており、駆動マグネット3
2は一定の間隙をおいてステータコア29の突極と向か
い合っている。従って、突極に巻回されたコイル30を
通電制御することにより、駆動マグネット32は付勢さ
れて、ロータケース31及び回転軸23が回転駆動され
る。
【0009】回転軸23が回転すると、回転軸23に取
り付けられた掛止具25も一体に回転する。掛止具25
が回転することによって、掛止具25の両端の爪部25
a、25aのうち、一方の爪部25aの側面がスラスト
座金24の突出部24aの側面に当たり、スラスト座金
24が座金26上を摺動する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のモータの軸
受装置において、座金26上にはスラスト座金24が載
置され、スラスト座金24が座金26上を摺動する。従
って、座金26は、摩擦抵抗を抑えて摺動性を良くする
ために、例えば、ナイロンやテフロンなどの摩擦や摩耗
の少ない樹脂、あるいは、表面に低摩擦用の樹脂がコー
ティングされた金属体から構成されている。このため、
座金24自体は非常に高価であり、モータの軸受装置の
コストを高騰させていた。
【0011】座金26を使用せずに、焼結含油軸受22
の端面上に直接スラスト座金24を載置し、かつ、焼結
含油軸受22の端面上でスラスト座金24が摺動するよ
うに構成することも可能である。しかし、このような構
成では、座金26が不要な分コストを低減できるという
効果を奏する反面、焼結含油軸受22の端面は面が粗
く、スラスト座金24との摩擦抵抗が大きなるため、ト
ルクロスにより消費電力が増大してしまうと共にスラス
ト座金24が摺動摩耗し、摩耗粉が回転摺動へも悪影響
を及ぼすという問題点が生じてしまう。
【0012】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、低コストで、しかも、
トルクロスや消費電力の増大を抑えたモータの軸受装置
及び軸受の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ホルダーに保持された円筒状の焼結含油軸受と、ロータ
の中心に固着されると共に焼結含油軸受の内孔に挿通さ
れて回転自在に支承される回転軸と、回転軸と一体に回
転するように取着されたスラスト座金とを備えたモータ
の軸受装置において、焼結含油軸受のスラスト座金と対
向する端面には鏡面仕上げ加工が施され、焼結含油軸受
の端面とスラスト座金とが摺動接触してロータのスラス
ト荷重が支持されていることを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、鏡面仕上げ加工が
施された焼結含油軸受のスラスト座金と対向する端面
に、低摩擦部材がコーティングされていることを特徴と
する。
【0015】請求項3記載の発明は、少なくとも複合金
属粉末を混合して円筒状に加圧成形すると共に、焼成し
て焼結体を得る工程、焼結体の端面に鏡面仕上げ加工を
する工程、焼結体を所定の形状にサイジングする工程、
焼結体のポーラスに潤滑油を含浸する工程をこの順に備
えていることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、少なくとも複合金
属粉末を混合して円筒状に加圧成形すると共に、焼成し
て焼結体を得る工程、焼結体を所定の形状にサイジング
する工程、焼結体の端面に鏡面仕上げ加工をする工程、
焼結体のポーラスに潤滑油を含浸する工程この順に備え
ていることを特徴とする。
【0017】
【作用】焼結含油軸受の端面には鏡面仕上げ加工を施さ
れ、この鏡面仕上げ加工が施された端面に対して直接ス
ラスト座金が載置されるため、スラスト座金と焼結含油
軸受の端面との摺動性がよく、回転軸が円滑に回転す
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明にかかるモータの軸受装置及び
軸受の製造方法の実施例について、図面を参照しながら
説明する。図1において、円筒状のホルダー1の内周面
には段部1aが形成されている。ホルダー1の上端部内
周面には円筒状の焼結含油軸受2が圧入されており、こ
の焼結含油軸受2の下端面の外周側縁部はホルダー1の
段部1aに当接されている。焼結含油軸受1の上端面に
は直接スラスト座金4が載置されている。なお、焼結含
油軸受1の上端面のスラスト座金4が載置された部分に
は、予め、鏡面仕上げ加工が施されている。スラスト座
金4は円盤状で中央に孔を有すると共に、上端面に軸方
向から見て扇形状の突出部4aを有している。
【0019】スラスト座金4の中央の孔と、焼結含油軸
受2の中央の孔には回転軸3が挿入されている。回転軸
3は焼結含油軸受2によってラジアル方向に支持され
て、回転自在となっている。また、回転軸3の上端部の
外周面には溝部3aが形成されおり、この溝部3aには
掛止具5が取り付けられている。掛止具5は、従来例と
同様に両端と中央部の三箇所に爪部5aが形成されてお
り、各爪部5aの先端部が溝部3aに嵌まり、かつ、こ
の溝部3aを周囲から挟み込むことにより、回転軸3に
対して掛止具25が固定されている。掛止具5は、下側
に位置するスラスト座金4の上端面に載置されており、
掛止具5の扇形に切り欠かれた部分とスラスト座金4の
突出部4aが嵌まり合っている。
【0020】掛止具5はスラスト座金4で支持され、ス
ラスト座金4は焼結含油軸受2に当接して支持されてい
る。従って、回転軸3は、掛止具5、スラスト座金4、
焼結含油軸受2の各部品からなるスラスト軸受によって
スラスト方向の荷重が支持されている。回転軸3が回転
すると、回転軸3に取り付けられた掛止具5も一体に回
転する。掛止具5が回転することによって、掛止具5の
両端の爪部5a、5aのうち、一方の爪部5aの側面が
スラスト座金4の突出部4aの側面に当たり、スラスト
座金4が焼結含油軸受2の上端面を摺動する。
【0021】なお、図示されていないが、図11ないし
図13に示す従来例と同様に、ホルダー1の下端部には
別の軸受が嵌められ、ホルダー1の外周部にはコアとコ
イルを有してなるステータが固定され、回転軸3にはロ
ータケースとマグネットからなるロータが一体に取り付
けられてモータを構成している。
【0022】次に、上記モータの軸受装置に使用される
軸受の製造方法について説明する。モータの軸受として
使用される焼結含油軸受2は、図2に示すような工程を
経ることにより製造される。まず、最初の工程では原材
料である複合金属粉末が混合される。次の工程では、混
合された複合金属粉末が型に入れられ、形状が円筒状と
なるように加圧成形される。加圧成形により円筒状粉末
体が形成される。円筒状粉末体はさらに焼成されて、焼
結体が形成される。次の工程では、焼結体の少なくとも
一方の端面に対して鏡面仕上げ加工が施される。鏡面仕
上げ加工の後、焼結体は一定の寸法にサイジングされ
る。なお、サイジング後に必要に応じて再度サイジング
を施してもよい。サイジングが終了したら、焼結体は洗
浄され、洗浄の後は、焼結体に生じた多数のポーラスに
潤滑油を含浸させて、焼結含油軸受2が完成する。な
お、上記軸受の製造方法では、焼結工程の後に鏡面仕上
げ加工を施すようにしたが、これに限られたものではな
く、サイジング工程の後にに鏡面仕上げ加工を施すよう
にしてもよい。
【0023】また、焼結含油軸受2に対して鏡面仕上げ
加工を施す場合には、図3に示すように、受け台7に固
植された固定軸9に対し、焼結含油軸受2の中央孔を挿
入して保持し、この焼結含油軸受2の端面を超音波発振
工具6によって鏡面仕上げ加工を施すようにしてもよ
い。超音波発振工具6の下端部からは超音波振動が生
じ、この超音波振動によって焼結含油軸受2の端面に鏡
面仕上げ加工を施すことができる。
【0024】あるいは、図4(a)に示すように、受け
台7に固植された固定軸9に対し、焼結含油軸受2の中
央孔を挿入して保持し、この焼結含油軸受2の端面をバ
ニシング工具8によって鏡面仕上げ加工を施すようにし
てもよい。図4(b)に示すように、バニシング工具8
の下端面には放射状にコロ8aが配置されており、この
コロ8aが焼結含油軸受2の端面と当接した状態で、バ
ニシング工具8を水平方向に回転させることにより、焼
結含油軸受2の端面に鏡面仕上げ加工を施すことができ
る。
【0025】さらに、図5に示すように、受け台7に固
植された固定軸9に対し、焼結含油軸受2の中央孔を挿
入して保持する。この焼結含油軸受2の端面に研削工具
6の下端面を当接し、水平方向に回転させることによ
り、焼結含油軸受2の端面に鏡面仕上げ加工を施すこと
ができる。
【0026】以上のような構成のモータの軸受装置によ
れば、焼結含油軸受2の上端面に直接スラスト座金4を
載置すると共に、スラスト座金4が載置される焼結含油
軸受2の上端面には予め鏡面仕上げ加工を施したため、
スラスト荷重を加えても、互いに摺動する焼結含油軸受
2の上端面とスラスト座金4の部分の摩擦抵抗は小さ
く、回転軸3を円滑に回転駆動することができる。従っ
て、トルクロス及び消費電流が増大するのを解消し、軸
受装置の寿命を延ばすことができる。また、スラスト座
金4との摩擦抵抗を抑えるのに、特別な加工が施された
高価な座金などの高価な別部品が不要であるため、製造
コストも低く抑えることができる。さらに、焼結含油軸
受2の上端面に鏡面仕上げ加工を施したことにより、上
端面の表面が硬化するため、耐摩耗性も向上させること
ができる。
【0027】なお、焼結含油軸受2において、鏡面仕上
げ加工が施される前と後で、端面の粗度について調べて
みた。この結果を図8に示す。図8(a)は端面に鏡面
仕上げ加工が施される前の焼結含油軸受2の粗度を、図
8(b)は端面に鏡面仕上げ加工が施された後の焼結含
油軸受2の粗度を示している。図8(b)の鏡面仕上げ
加工を施した方が、端面に凹凸が減少してほぼ均一な面
となり、明らかに摩擦抵抗が小さくなっていることが理
解できる。
【0028】また、端面に鏡面仕上げ加工前の焼結含油
軸受と、鏡面仕上げ加工後の焼結含油軸受で、それぞれ
モータを構成して、各モータの制御電流mAとワウ・フ
ラッターを比較してみた。なお、図9に示すように、モ
ータの制御電流を調査する測定器はモータに電源を供給
するDC電源の途中に、ワウ・フラッターを調査する測
定器は周波数発電機(FG)に配置した。各測定器によ
る測定結果を結果を図10に示す。図10でAは鏡面仕
上げの加工前、Bは鏡面仕上げ加工後を示している。鏡
面仕上げ加工の前後で、制御電流mAの違いを示した図
10(a)、及び、ワウ・フラッターの違いを示した図
10(b)の何れも、加工前より加工後の方が低い値を
示している。このことからも、鏡面仕上げ加工を施した
方が焼結含油軸受とスラスト座金の摩擦抵抗が減少して
摺動性が向上するため、ワウ・フラッターの原因である
トルクロスや、消費電力を低減できるということが理解
できる。
【0029】また、図6に示すように、鏡面仕上げ加工
を施した軸受2の上端面を、摩擦抵抗が少なく、しか
も、摺動特性の良好な、2硫化モリブデン、カーボン、
テフロンなどの底摩擦部材11でコーティングしてもよ
い。こうすれば、焼結含油軸受2とスラスト座金4との
摩擦抵抗をさらに減少させ、摺動性をさらに向上させる
ことができる。また、低摩擦部材11で焼結含油軸受2
の端面を覆うという工程は、焼結含油軸受2の仕上げ加
工内に容易に組み込めるので、コスト高騰の心配もな
い。
【0030】さらに、焼結含油軸受2の端面に鏡面仕上
げ加工を施し、スラスト軸受との摩擦抵抗を低減させる
には、図7に示すような、スラスト軸受が回転軸の外周
面に取り付けられたスラスト座金4のみから構成される
場合も有効である。このような構成においても、スラス
ト座金4と焼結含油軸受2の上端面との摩擦抵抗が減少
するため、ワウ・フラッターの原因であるトルクロスや
消費電流をおさえることができる。また、スラスト座金
を支持するのに特別な部材を必要とせず、直接焼結含油
軸受2で支持することができるため、部品点数を減ら
し、コストの低減に寄与することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1、請求項3、請求項4記載の発
明によれば、焼結含油軸受のスラスト座金と対向する端
面には鏡面仕上げ加工が施され、この焼結含油軸受の端
面とスラスト座金とが直接摺動接触してロータのスラス
ト荷重を支持しているため、スラスト座金と摺動するた
めの別の部品が不要となり、低コスト化に寄与すること
が可能となる。また、鏡面仕上げ加工により、焼結含油
軸受とスラスト座金の間の摩擦抵抗が小さくなるため、
トルクロスを低減し、消費電流を抑えることが可能とな
る。
【0032】請求項2記載の発明によれば、鏡面仕上げ
加工が施された焼結含油軸受のスラスト座金と対向する
端面に低摩擦部材をコーティングしたため、焼結含油軸
受とスラスト座金の間の摩擦抵抗が小さくなり、トルク
ロスを低減し、消費電流を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるモータの軸受装置の実施例を示
す断面図。
【図2】本発明にかかる軸受の製造方法の実施例を示す
工程図。
【図3】上記軸受の製造方法に適用可能な一工程の例を
示す断面図。
【図4】上記軸受の製造方法に適用可能な一工程の別の
例を示す断面図。
【図5】上記軸受の製造方法に適用可能な一工程のさら
に別の例を示す断面図。
【図6】本発明にかかるモータの軸受装置に適用可能な
軸受の、(a)は断面図、(b)は要部を拡大して示す
断面図。
【図7】本発明にかかるモータの軸受装置の別の実施例
を示す断面図。
【図8】本発明にかかるモータの軸受装置に適用される
軸受と、従来のモータの軸受装置に適用される軸受とで
端面の粗度を比較した波形図。
【図9】モータへのワウ・フラッター測定器と制御電流
測定器の配置例を示す略図。
【図10】本発明にかかるモータの軸受装置に適用され
る軸受と、従来のモータの軸受装置に適用される軸受と
で、(a)は制御電流を比較した線図、(b)はワウ・
フラッターを比較した線図。
【図11】従来のモータの軸受装置の例を示す断面図。
【図12】上記モータの軸受装置を要部を拡大して示す
断面図。
【図13】上記モータの軸受装置を要部を拡大して示す
斜視図。
【符号の説明】
1 ホルダー 2 焼結含油軸受 3 回転軸 4 スラスト座金

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダーに保持された円筒状の焼結含油
    軸受と、 ロータの中心に固着されると共に上記焼結含油軸受の内
    孔に挿通されて回転自在に支承される回転軸と、 該回転軸と一体に回転するように取着されたスラスト座
    金とを備えたモータの軸受装置において、 上記焼結含油軸受の上記スラスト座金と対向する端面に
    は鏡面仕上げ加工が施され、この焼結含油軸受の端面と
    上記スラスト座金とが摺動接触して上記ロータのスラス
    ト荷重が支持されていることを特徴とするモータの軸受
    装置。
  2. 【請求項2】 鏡面仕上げ加工が施された上記焼結含油
    軸受の上記スラスト座金と対向する端面には、低摩擦部
    材がコーティングされていることを特徴とする請求項1
    記載のモータの軸受装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも次の工程をこの順に備えてい
    ることを特徴とする軸受の製造方法、 (1) 複合金属粉末を混合して円筒状に加圧成形する
    と共に、焼成して焼結体を得る工程、 (2) 上記焼結体の端面に鏡面仕上げ加工をする工
    程、 (3) 上記焼結体を所定の形状にサイジングする工
    程、 (4) 上記焼結体のポーラスに潤滑油を含浸する工
    程。
  4. 【請求項4】 少なくとも次の工程をこの順に備えてい
    ることを特徴とする軸受の製造方法、 (1) 複合金属粉末を混合して円筒状に加圧成形する
    と共に、焼成して焼結体を得る工程、 (2) 上記焼結体を所定の形状にサイジングする工
    程、 (3) 上記焼結体の端面に鏡面仕上げ加工をする工
    程、 (4) 上記焼結体のポーラスに潤滑油を含浸する工
    程。
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