JPH0833235A - 情報処理装置における電源切断時制御方法及び電源切断時制御装置 - Google Patents

情報処理装置における電源切断時制御方法及び電源切断時制御装置

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JPH0833235A
JPH0833235A JP6157638A JP15763894A JPH0833235A JP H0833235 A JPH0833235 A JP H0833235A JP 6157638 A JP6157638 A JP 6157638A JP 15763894 A JP15763894 A JP 15763894A JP H0833235 A JPH0833235 A JP H0833235A
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JP
Japan
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power supply
power
information processing
control unit
battery
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JP6157638A
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Inventor
Akiko Iwami
章子 石見
Hironori Yamamoto
浩憲 山本
Takeshi Niwada
剛 庭田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、情報処理装置における電源切断時
制御方法及び電源切断時制御装置に関し、電源の瞬断が
可能な第1情報処理制御部と、電源切断時に過渡時切断
処理が必要な第2情報処理制御部とが混在する情報処理
装置において効果的な電源切断時制御を実行できるよう
にすることを目的とする。 【構成】 電源3の瞬断が可能な第1情報処理制御部1
と、電源3が切断されると過渡時切断処理が必要な第2
情報処理制御部2と、第1情報処理制御部1及び第2情
報処理制御部2に対しそれぞれ電源切断時制御を施す電
源制御部5とをそなえた情報処理装置において、電源制
御部5において、予め情報処理制御部毎に電源切断時制
御態様を登録しておき、電源3が切断されると、情報処
理制御部毎に登録されている電源切断時制御態様に基づ
き、第1情報処理制御部1に対しては電源瞬断を行な
い、第2情報処理制御部に対してはバックアップ用電源
4を用いた過渡時切断処理を行なうように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図4) 作用(図1〜図4) 実施例 ・第1実施例の説明(図5〜図11) ・第2実施例の説明(図12〜図14) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば金融システムに
用いられる情報処理装置における電源切断時制御方法及
び電源切断時制御装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、電源が切断されるとファイル
クローズ等の過渡時切断処理(これをシャットダウン処
理という)が必要な情報処理制御部をそなえた情報処理
装置が、例えば金融システムにおいて使用されている。
かかる情報処理装置では、例えば停電等の電源切断時の
情報処理制御部の瞬断を防止するためにバックアップ用
電源(バッテリ)がそなえられており、停電発生時には
電力供給源をバックアップ用電源に切り換えて、情報処
理制御部のシャットダウン処理が行なわれる。
【0004】これにより、電源の供給が復帰した時に、
情報処理装置をすぐに立ち上げることができる。又、情
報処理制御部に電源切断時前の情報がファイルされてい
るので、電源切断時前の処理から情報処理を再開するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、停電等
の電源切断時にバッテリバックアップによって切断処理
を行なう場合、シャットダウン処理中にバッテリ容量の
残量がなくなった時に、シャットダウン処理が途中のま
まバッテリ電源が断たれてしまう。このようなシャット
ダウン処理が未処理で電源供給が断たれた場合は、次に
電源の供給が復帰した時に、情報処理装置をすぐに立ち
上げることができなかったり、電源切断時前の情報が破
壊されていることがある。
【0006】また、電源から電力の供給を受けている状
態で電源が切断されても電源の瞬断が可能な第1情報処
理制御部と、電源から電力の供給を受けている状態で電
源が切断されるとバックアップ用電源に切り換えて過渡
時切断処理が必要な第2情報処理制御部とが混在する情
報処理装置も考えられるが、かかる情報処理装置では、
電源切断時制御をいかに行なうかが問題となる。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、電源から電力の供給を受けている状態で電源
が切断されても電源の瞬断が可能な第1情報処理制御部
と、電源から電力の供給を受けている状態で電源が切断
されるとバックアップ用電源に切り換えて過渡時切断処
理が必要な第2情報処理制御部とが混在する情報処理装
置において効果的な電源切断時制御を実行できるように
するとともに、電源切断時にバックアップ用電源を有効
に運用して、情報処理装置の損害を最小限に留めること
ができるようにした、情報処理装置における電源切断時
制御方法及び電源切断時制御装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1〜図4はいずれも本
発明の原理ブロック図であり、この図1において、1は
第1情報処理制御部、2は第2情報処理制御部、3は電
源、4′はバックアップ用電源である。ここで、第1情
報処理制御部1は、電源3から電力の供給を受けている
状態で電源3が切断されても瞬断可能な制御部であっ
て、第2情報処理制御部2は、電源3から電力の供給を
受けている状態で電源3が切断されるとバックアップ用
電源4′に切り換えて過渡時切断処理が必要な制御部で
ある。
【0009】11は電源投入切断処理制御手段であっ
て、この電源投入切断処理制御手段11は、電源3が切
断されると第2情報処理制御部2への電力供給源を電源
3からバックアップ用電源4′に自動的に切り換えるも
のである。また、5は電源制御部であって、この電源制
御部5は第1情報処理制御部1及び第2情報処理制御部
2に対しそれぞれ電源制御を施すものである。6は電源
切断検出手段であって、この電源切断検出手段6は、電
源3の切断状態を検出するものである。
【0010】さらに、電源制御部5には、登録手段7と
制御手段8とが設けられている。この登録手段7は、予
め情報処理制御部毎の電源切断時制御態様を登録してお
くものである。そして、制御手段8は、電源切断検出手
段6により電源3の切断が生じたことが検出されると、
登録手段7に登録されている電源切断時制御態様に基づ
き、第1情報処理制御部1に対しては電源瞬断を行なわ
せる第1制御信号を出力するとともに、第2情報処理制
御部2に対してはバックアップ用電源4′を用いた過渡
時切断処理を行なわせる第2制御信号を出力するもので
ある。
【0011】また、第1情報処理制御部1には、電源瞬
断処理部9が設けられ、第2情報処理制御部2には、過
渡時切断処理部10が設けられている。ここで、電源瞬
断処理部9は、制御手段8からの第1制御信号を受けて
電源瞬断処理を行なうものであり、過渡時切断処理部1
0は、制御手段8からの第2制御信号を受けて、バック
アップ用電源4′を用いた過渡時切断処理を行なうもの
である。
【0012】次に、図2に示す本発明の原理ブロック図
について説明すると、この図2において、図1と同じ符
号のものは、図1のものと同様に作用するものである。
すなわち、図2において、1は第1情報処理制御部、2
は第2情報処理制御部、3は電源、4はバックアップ用
バッテリ電源である。ここで第1情報処理制御部1は、
電源3から電力の供給を受けている状態で電源3が切断
されるても電源3の瞬断が可能な制御部であって、第2
情報処理制御部2は、電源3から電力の供給を受けてい
る状態で電源3が切断されるとバックアップ用バッテリ
電源4に切り換えて過渡時切断処理が必要な制御部であ
る。
【0013】11は電源投入切断処理制御手段であっ
て、この電源投入切断処理制御手段11は、電源3が切
断されると第2情報処理制御部2への電力供給源を電源
3からバックアップ用バッテリ電源4に自動的に切り換
えるものである。12はバッテリ電源情報検出手段であ
って、このバッテリ電源情報検出手段12は、バックア
ップ用バッテリ電源4の情報を検出するものである。
【0014】また、5は電源制御部であって、この電源
制御部5は第1情報処理制御部1及び第2情報処理制御
部2に対しそれぞれ電源制御を施すものである。6は電
源切断検出手段であって、電源切断検出手段6は電源3
の切断状態を検出するものである。さらに、電源制御部
5には、登録手段7と制御手段8とが設けられている。
ここで、この登録手段7は、予め情報処理制御部毎の電
源切断時制御態様を登録しておくものである。そして、
制御手段8は、電源切断検出手段6により電源3の切断
が生じたことが検出されると、登録手段7に登録されて
いる電源切断時制御態様に基づき、第1情報処理制御部
1に対しては電源瞬断を行なわせる第1制御信号を出力
するとともに、第2情報処理制御部2に対しては、バッ
クアップ用バッテリ電源4を用いた過渡時切断処理を行
なわせる第2制御信号を出力するものである。この時、
バッテリ電源情報検出手段12により検出されたバッテ
リ電源4の情報に応じて過渡時切断処理が行なわれる。
【0015】また、第1情報処理制御部1には、電源瞬
断処理部9が設けられ、第2情報処理制御部2には、バ
ッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部10Aが設けら
れている。ここで、電源瞬断処理部9は、制御手段8か
らの第1制御信号を受けて電源瞬断処理を行なうもので
あり、バッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部10A
は、制御手段8からの第2制御信号を受けて、バッテリ
電源4の残量に応じた過渡時切断処理を行なうものであ
る。
【0016】次に、図3に示す本発明の原理ブロック図
について説明すると、この図3において、図2と同じ符
号のものは、図2のものと同様に作用するものである。
すなわち、第1情報処理制御部1は、電源3から電力の
供給を受けている状態で電源3が切断されると電源3の
瞬断が可能な制御部であり、第2情報処理制御部2は、
電源3から電力の供給を受けている状態で電源3が切断
されるとバックアップ用電源4に切り換えて過渡時切断
処理が必要な制御部である。
【0017】また、電源投入切断処理制御手段11は、
電源3が切断されると第2情報処理制御部2への電力供
給源を電源3からバックアップ用バッテリ電源4に自動
的に切り換えるものであり、バッテリ電源情報検出手段
12は、バックアップ用バッテリ電源4の情報を検出す
るものである。さらに、電源制御部5は、第1情報処理
制御部1及び第2情報処理制御部2に対しそれぞれ電源
切断時制御を施すものであり、電源切断検出手段6は、
電源3の切断状態を検出するものである。
【0018】また、電源制御部5には、登録手段7と制
御手段8とが設けられているが、この登録手段7は、予
め情報処理制御部毎の電源切断時制御態様を登録してお
くものである。そして、制御手段8は、電源切断検出手
段6にて電源3の切断が生じたことが検出されると、登
録手段7に予め情報処理制御部1,2毎に登録されてい
る電源切断時制御態様に基づいて、第1情報処理制御部
1に対しては電源瞬断を行なわせる第1制御信号を出力
するとともに、第2情報処理制御部2に対してはバッテ
リ電源情報検出手段12で検出されたバッテリ電源情報
に応じて、バックアップ用バッテリ電源4を用いた過渡
時切断処理を行なわせる第2制御信号を出力するもので
ある。
【0019】さらに、この制御手段8には、バッテリバ
ックアップ時間算出手段13と第2制御信号生成手段1
4とが設けられている。ここで、バッテリバックアップ
時間算出手段13は、バッテリ電源情報検出手段12で
検出されたバッテリ電源4の残量に応じてバッテリバッ
クアップ可能な時間を算出するものであり、第2制御信
号生成手段14は、バッテリバックアップ時間算出手段
13で算出されたバッテリバックアップ時間情報を有す
る第2制御信号を生成して出力するものである。
【0020】また、第1情報処理制御部1には、電源瞬
断処理部9が設けられ、第2情報処理制御部2には、バ
ッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部10A及び優先
順位登録手段15が設けられている。ここで、電源瞬断
処理部9は、制御手段8からの第1制御信号を受けて電
源瞬断処理を行なうものであり、バッテリ電源情報適応
型過渡時切断処理部10Aは、制御手段8からの第2制
御信号を受けて、バッテリ電源4の残量に応じた過渡時
切断処理を行なうものである。
【0021】また、優先順位登録手段15は、第2情報
処理制御部2を複数の処理ユニットに分割しこれらの分
割された処理ユニットについて過渡時切断処理の優先順
位をつけてこれを登録しておくものである。次に、図4
に示す本発明の原理ブロック図について説明すると、こ
の図4においても、図2と同じ符号のものは、図2のも
のと同様に作用するものである。
【0022】すなわち、第1情報処理制御部1は、電源
3から電力の供給を受けている状態で電源3が切断され
ると電源3の瞬断が可能な制御部であり、第2情報処理
制御部2は、電源3から電力の供給を受けている状態で
電源3が切断されるとバックアップ用バッテリ電源4に
切り換えて過渡時切断処理が必要な制御部である。ま
た、電源投入切断処理制御手段11は、電源3が切断さ
れると、第2情報処理制御部2への電力供給源を電源3
からバックアップ用バッテリ電源4に自動的に切り換え
るものであり、バッテリ電源情報検出手段12は、バッ
クアップ用バッテリ電源4の残量を検出するものであ
る。
【0023】また、電源制御部5は、第1情報処理制御
部1及び第2情報処理制御部2に対しそれぞれ電源制御
を施すものであり、電源切断検出手段6は、電源3の切
断状態を検出するものである。さらに、電源制御部5に
は、登録手段7と制御手段8とバッテリ未充電時制御手
段16とが設けられている。ここで、この登録手段7
は、予め情報処理制御部毎の電源切断時制御態様を登録
しておくものであり、制御手段8は、電源切断検出手段
6により電源3の切断が生じたことが検出されると、登
録手段7に登録されている電源切断時制御態様に基づ
き、第1情報処理制御部1に対しては電源瞬断を行なわ
せる第1制御信号を出力するとともに、第2情報処理制
御部2に対しては、バックアップ用電源4を用いた過渡
時切断処理を行なわせる第2制御信号を出力するもので
ある。また、電源3の切断が生じると、バッテリ電源情
報検出手段12により検出されたバッテリ電源4の情報
に応じて過渡時切断処理が行なわれる。
【0024】バッテリ未充電時制御手段16は、第2情
報処理制御部2に対して、バッテリ電源情報検出手段1
2でバッテリ電源4の情報が所定値以下の未充電状態で
あると検出された場合は、過渡時切断処理時に行なうべ
き処理を電源3の切断が生じなくても行なわせる第3制
御信号を出力するものである。また、第1情報処理制御
部1には、電源瞬断処理部9が設けられ、第2情報処理
制御部2には、バッテリ電源情報適応型過渡時切断処理
部10A及び過渡時切断類似処理部17が設けられてい
る。電源瞬断処理部9は、制御手段8からの第1制御信
号を受けて電源瞬断処理を行なうものであり、バッテリ
電源情報適応型過渡時切断処理部10Aは、制御手段8
からの第2制御信号を受けて、バッテリ電源4の残量に
応じた過渡時切断処理を行なうものである。
【0025】また、過渡時切断類似処理部17は、バッ
テリ未充電時制御手段16からの第3制御信号を受ける
と、過渡時切断処理時に行なうべき処理を行なうもので
ある。なお、バッテリ電源4の残量が所定値以下の未充
電状態であることが解消されると、バッテリ未充電時制
御手段16による制御を禁止する禁止手段27を設ける
ようにしてもよい。
【0026】
【作用】まず、請求項1記載の本発明の情報処理装置に
おける電源切断時制御方法では、図1に示すように第1
情報処理制御部1と第2情報処理制御部2とに対して電
源3の切断が生じると、予め情報処理制御部毎に登録さ
れている電源切断時制御態様に基づき、電源3の切断処
理を行なう。つまり、電源3の瞬断が可能な第1情報処
理制御部1に対しては、電源瞬断を行なう。また、第2
情報処理制御部2に対しては、バックアップ用電源4′
に切り換えられ、過渡時切断処理を行なうのである。
【0027】さらに、請求項2記載の本発明の情報処理
装置における電源切断時制御装置では、図1に示すよう
に、電源切断検出手段6が電源3の切断状態を検出する
と、電源制御部5が第1情報処理制御部1及び第2情報
処理制御部2に対しそれぞれ電源制御を施す。更に詳し
くは、電源制御部5においてその制御手段8が、登録手
段7に予め情報処理制御部毎に登録されている電源切断
時制御態様に基づいて、第1情報処理制御部1及び第2
情報処理制御部2に対してそれぞれ制御信号を出力す
る。すなわち、第1情報処理制御部1に対しては電源瞬
断を行なう第1制御信号を出力するとともに、第2情報
処理制御部2に対してはバックアップ用電源4′を用い
た過渡時切断処理を行なう第2制御信号を出力する。
【0028】そして、電源瞬断処理部9では、電源制御
部5の制御手段8からの第1制御信号を受けて第1情報
処理制御部1の電源瞬断処理を行なうとともに、過渡時
切断処理部10では、制御手段8からの第2制御信号を
受けてバックアップ用電源4′を用いて第2情報処理制
御部2の過渡時切断処理を行なう。また、請求項3記載
の本発明の情報処理装置における電源切断時制御装置で
は、図2に示すように、電源切断検出手段6が電源3の
切断状態を検出すると、電源制御部5が第1情報処理制
御部1及び第2情報処理制御部2に対しそれぞれ電源制
御を施す。この時、バッテリ電源情報検出手段12がバ
ックアップ用バッテリ電源4の情報を検出する。
【0029】さらに詳しくは、電源制御部5では、その
制御手段8が、登録手段7に予め情報処理制御部毎に登
録されている電源切断時制御態様に基づいて第1情報処
理制御部1及び第2情報処理制御部2に対してそれぞれ
制御信号を出力する。すなわち、第1情報処理制御部1
に対しては、電源瞬断を行なう第1制御信号を出力する
とともに、第2情報処理制御部2に対しては、バッテリ
電源情報検出手段12で検出されたバッテリ電源4の情
報に応じた第2制御信号を出力する。ここで、第2制御
信号は、バックアップ用電源4を用いた過渡時切断処理
を行なわせるものである。
【0030】そして、電源瞬断処理部9では、制御手段
8からの第1制御信号を受けて第1情報処理制御部1の
電源瞬断処理を行なうとともに、バッテリ電源情報適応
型過渡時切断処理部10Aでは、制御手段8からの第2
制御信号を受けてバックアップ用電源4を用いて第2情
報処理制御部2の過渡時切断処理を行なう。また、請求
項4記載の本発明の情報処理装置における電源切断時制
御装置では、図3に示すように、制御手段8に設けられ
たバッテリバックアップ時間算出手段13がバッテリ電
源情報検出手段12で検出されたバッテリ電源4の情報
に応じてバッテリバックアップ可能な時間を算出する。
また、制御手段8には、第2制御信号生成手段14もそ
なえられ、第2制御信号生成手段14では、バッテリバ
ックアップ時間算出手段13で算出されたバッテリバッ
クアップ時間情報を有する第2制御信号を生成して出力
する。
【0031】また、第2情報処理制御部2では、優先順
位登録手段15が、第2情報処理制御部2を複数の処理
ユニットに分割しこれらの分割された処理ユニットにつ
いて過渡時切断処理の優先順位をつけてこれを登録す
る。そして、バッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部
10Aが、制御手段8からの第2制御信号を受けて、優
先順位登録手段15で登録された処理ユニットのうち優
先順位の高い処理ユニットから順に処理する。
【0032】さらに、請求項5記載の本発明の情報処理
装置における電源切断時制御装置では、図4に示すよう
に、電源切断検出手段6が電源3の切断状態を検出する
と、電源制御部5が第1情報処理制御部1及び第2情報
処理制御部2に対しそれぞれ電源制御を施す。この時、
バッテリ電源情報検出手段12がバックアップ用バッテ
リ電源4の情報を検出する。すなわち、電源制御部5に
は、制御手段8及び登録手段7が設けられ、上記制御手
段8は、登録手段7に予め情報処理制御部毎に登録され
ている電源切断時制御態様に基づいて第1情報処理制御
部1及び第2情報処理制御部2に対してそれぞれ制御信
号を出力する。すなわち、第1情報処理制御部1に対し
ては、電源瞬断を行なう第1制御信号を出力するととも
に、第2情報処理制御部2に対しては、バッテリ電源情
報検出手段12で検出されたバッテリ電源4の情報に応
じた第2制御信号を出力する。ここで、第2制御信号は
バックアップ用電源4を用いた過渡時切断処理を行なわ
せるものである。
【0033】また、電源制御部5におけるバッテリ未充
電時制御手段16ではバッテリ電源情報検出手段6によ
りバッテリ電源4の残量が所定値以下の未充電状態であ
ると検出した場合は、このバッテリ未充電時制御手段1
6が第2情報処理制御部2に対して、電源3の切断が生
じなくても過渡時切断処理を行なわせる第3制御信号を
出力する。
【0034】そして、電源瞬断処理部9では、制御手段
8からの第1制御信号を受けて第1情報処理制御部1の
電源瞬断処理を行なうとともに、バッテリ電源情報適応
型過渡時切断処理部10Aでは、制御手段8からの第2
制御信号を受けてバックアップ用電源4を用いて第2情
報処理制御部2の過渡時切断処理を行なう。また、過渡
時切断類似処理部17では、バッテリ未充電時制御手段
16からの第3制御信号を受けると、第2情報処理制御
部2の過渡時切断処理時に行なうべき処理(過渡時切断
類似処理)を行なう。
【0035】なお、請求項6記載の本発明の情報処理装
置における電源切断時制御装置では、バッテリ電源4の
残量が所定値以下の未充電状態であることが解消される
と、禁止手段27がバッテリ未充電時制御手段17によ
る制御を禁止する。
【0036】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 図5は本発明の第1実施例としての情報処理装置におけ
る電源切断時制御装置の全体構成を示すブロック図ある
が、この実施例にかかる電源切断時制御装置は、図5に
示すように、主に第1情報処理制御部1、第2情報処理
制御部2、電源3、バックアップ用電源(バッテリ)
4、電源制御部5から構成されている。
【0037】第1情報処理制御部1は、電源3から電力
の供給を受けている状態で電源3が切断されると電源3
の瞬断が可能な制御部であって、第2情報処理制御部2
は、電源3から電力の供給を受けている状態で電源3が
切断されるとバックアップ用電源4に切り換えてファイ
ルクローズ等の過渡時切断処理(シャットダウン処理)
が必要な制御部である。
【0038】さらに、第1情報処理制御部1には、それ
ぞれ別の情報処理を行なう処理ユニット1A,1B,1
C,・・・がそなえられるとともに、第2情報処理制御
部2にも、やはりそれぞれ別の情報処理を行なう処理ユ
ニット2A,2B,2C,・・・がそれぞれそなえられ
ている。そして、これらの処理ユニット1A,1B,1
C,・・・,2A,2B,2C,・・・は、第1情報処
理制御部1,第2情報処理制御部2にそれぞれに設けら
れたスイッチ部19,20を介して電源3からの電力供
給を受けて、情報処理を行なうようになっている。
【0039】また、本装置には、電源投入切断処理制御
手段11が設けられており、停電等により電源3が切断
されると、この電源投入切断処理制御手段11により第
2情報処理制御部2への電力供給源が電源3からバック
アップ用電源(バッテリ)4に自動的に切り換えらるよ
うになっている。これにより、電源3が停電等により突
然切断されても、シャットダウン処理が必要な第2情報
処理制御部2は瞬断されることがないようになってい
る。
【0040】電源制御部5は、第1情報処理制御部1及
び第2情報処理制御部2に対しそれぞれ電源切断時の制
御を施すものである。この電源制御部5には、電源切断
検出手段6,バッテリ電源情報検出手段12及び電源ス
イッチ18が接続されるとともに、電源3及びバッテリ
4からの電源供給ラインが接続されている。電源切断検
出手段6は、電源3に接続されており、電源3が切断さ
れるとこれを検出することができるようになっている。
そして、この検出情報が、電源切断信号ACOFFとし
て電源切断検出手段6から電源制御部5内に設けられた
判定部21に伝達されるようになっている。
【0041】また、バッテリ電源情報検出手段12は、
バッテリ4と電源制御部5との間に設けられている。こ
のバッテリ電源情報検出手段12は、バッテリ4の残量
が所定量以上あるかどうかを検出できるようになってお
り、これがバッテリ電源情報として、電源制御部5の制
御手段8に伝達されるようになっている。バッテリ電源
情報検出手段12は、例えば図6に示すように、電源投
入切断処理制御手段11により第2情報処理制御部2へ
の電力供給源が電源3からバックアップ用電源4に切り
換えられてから経過した時間とバッテリ4の電圧情報と
から得られる放電曲線にしたがって、バッテリ電源4の
残量が所定量以下になるとこれを検出するようになって
いる。つまり、所定時間経過した時(T1)にバッテリ
4の電圧が所定電圧(V1)よりも低下すると、バッテ
リ電源4の残量が所定量以下になったと判断して、バッ
テリ4の供給不可通知信号BTLを送出するのである。
【0042】なお、このバッテリ電源情報検出手段12
には電源切断検出手段6が接続されている。そして、電
源投入切断処理制御手段11がバッテリ電源4に切り換
えられると、電源切断検出手段6の検出信号がバッテリ
電源情報検出手段12にも入力されるようになってお
り、バッテリ電源情報検出手段12では、この検出信号
が入力されると、経過時間のカウントが開始されるよう
になっている。
【0043】また、電源スイッチ18は装置のメインス
イッチであり、この電源スイッチ18が操作されると電
源スイッチ信号PSWが電源制御部5の判定部21に伝
達されるようになっている。一方、判定部21には、登
録手段7と制御手段8とが設けられている。ここで、こ
の登録手段7には、予め情報処理制御部毎の電源切断時
制御態様、つまり、第1情報処理制御部1及び第2情報
処理制御部2に対する電源切断時の切断処理が登録され
るようになっており、本実施例の場合、第1情報処理制
御部1に対しては電力供給を直ちに打ち切り(即ち、第
1情報処理制御部1に対しては電源切断時に瞬断を行な
い)、第2情報処理制御部2に対してはシャットダウン
処理を行なうという電源切断制御態様が登録されている
のである。なお、上記登録は、所望のテーブルを用いて
行なわれるようになっている。
【0044】また、制御手段8では、電源切断検出手段
6により電源3の切断が生じたことが検出されると、登
録手段7に登録されている電源切断時制御態様に基づい
て、第1情報処理制御部1に対しては電源瞬断を行なう
第1制御信号を出力するとともに、第2情報処理制御部
2に対してはバックアップ用バッテリ電源4を用いた過
渡時切断処理を行なう第2制御信号を出力するようにな
っている。
【0045】また、図5に示すように、電源制御部5に
は、停電通知手段22,バッテリ残量通知手段23,切
断処理制御部24が設けられている。停電通知手段22
は、判定部21において、電源3が所定時間以上連続し
て切断された場合、これを停電と判断して、第1情報処
理制御部1に設けられた電源瞬断処理部9及び第2情報
処理制御部2に設けられたバッテリ電源情報適応型過渡
時切断処理部10Aにこれを通知するものである。この
とき、停電通知手段22からは停電発生通知信号ACO
FFDSが発信されて、この信号が電源瞬断処理部9,
バッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部10Aに伝達
されるようになっている。
【0046】また、バッテリ残量通知手段23は、バッ
テリ4の残量が所定量以下になると、これを各処理部
9,10Aに伝達するものである。すなわち、制御手段
8にバッテリ4の供給不可通知信号BTLが入力される
と、バッテリ残量通知手段23では、各処理部9,10
Aにバッテリ供給不可予告信号BTLDSを送出するよ
うになっているのである。
【0047】また、切断処理制御部24は、電源スイッ
チ18からの制御信号PSWに基づいて、主電源が入れ
られると電源信号PONを各処理部9,10Aに送出す
るものである。ところで、第1情報処理制御部1に設け
られた電源瞬断処理部9は、制御手段8からの第1制御
信号を受けて電源瞬断処理を行なうものであり、第1制
御信号を受けるとスイッチ部19を切り換えてこれをO
FFにして、各処理ユニット1A,1B,1C,・・・
への電力供給を瞬時に断つようになっている。したがっ
て、この時の第1情報処理制御部1の処理情報はファイ
ルされずに電源切断されるのである。
【0048】また、第2情報処理制御部2に設けられた
バッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部10Aは、制
御手段8からの第2制御信号を受けて、バックアップ用
電源4を用いたシャットダウン処理を行なうものであ
る。そして、このバッテリ電源情報適応型過渡時切断処
理部10Aは、これに加えて、バッテリ4の充電状態に
応じて、シャットダウン処理を行なうようになってい
る。
【0049】ここで、シャットダウン処理の具体例を簡
単に説明すると、例えばキャッシュメモリのフラッシュ
等の処理がある。このキャッシュメモリのフラッシュ処
理とは、キャッシュメモリの内容をメモリに焼き付ける
処理である。また、これ以外にも、シャットダウン処理
の具体例はいくつかあるが、その中ても、シャットダウ
ン処理時に最低限必要な処理(以下、これを処理とい
う)としては、レジスタ情報のセーブや、実行していた
プログラムのステータス(どこまでプログラムを実行し
ていたか等)の記録や、実行中のプログラムを中断した
場合に次回の装置立ち上げ時に別に用意してあるリカバ
リプログラムを作動させるための処理がある。
【0050】そして、上述の各処理を含む全ての処理を
行ない、メモリ(内部/外部のキャッシュメモリを含
む)のデータをディスクを掃き出してファイルクローズ
処理を行なうことによりシャットダウン処理の全てが終
了する(以下このようなシャットダウン処理の全てを行
なう処理を処理とする)。このように、シャットダウ
ン処理は、シャットダウン処理に含まれる部分的な
シャットダウン処理である。
【0051】そして、本実施例では、制御手段8で検出
されたバッテリ4の充電状態に応じて、第2情報処理制
御部2では、上述のシャットダウン処理又はシャット
ダウン処理が行なわれるようになっているのである。
本発明の第1実施例としての情報処理装置における電源
切断時制御装置は上述のように構成されているので、制
御手段8では、電源切断検出手段6からの検出信号AC
OFFと、バッテリ電源情報検出手段12からの検出信
号BTLとに基づいて、バッテリ4の充電状態を図7〜
図9に示すような3段階の状態に判別する。
【0052】そして、第2情報処理部2のバッテリ電源
情報適応型過渡時切断処理部10Aでは、バッテリ4の
充電状態に応じて(即ち、バッテリ4の残量に応じ
て)、第2情報処理制御部2のシャットダウン処理を行
なうのである。まず、バッテリ4が十分に充電されてい
る場合について説明する。電源3が切断されることによ
り電源切断検出手段6から電源切断信号ACOFFが発
信されると、制御手段8によりこの信号が検出される。
そして、図7のタイムチャートに示すように、この信号
が検出されてから所定時間t1以内にバッテリ4の供給
不可通知信号BTLが検出されない場合は、制御手段8
においてバッテリ4が十分に充電されているものと判断
するのである。
【0053】そして、図7に示すように、制御手段8で
は、電源切断信号ACOFFを検出後、所定時間t1経
過すると停電通知手段22から停電発生通知信号ACO
FFDSを発信する。即ち、電源瞬断処理部9に対して
は、電源3の瞬断を行なう第1制御信号を送出し、過渡
時切断処理部10に対しては、シャットダウン処理を
行なう第2制御信号を送出することになる。
【0054】これにより、第1情報処理制御部1は、電
源3が瞬断され、第2情報処理制御部2はシャットダウ
ン処理が施され、所定時間t1経過後に停電発生通知
信号ACOFFDSを受けて各制御部1,2の電源が切
断されるのである。なお、t1時間経過後にBTL信号
が発信されると、これと同時にバッテリ残量通知手段2
3から、各処理部9,10にバッテリ供給不可予告信号
BTLDSが送出されるが、この時点はすでに第1及び
第2情報処理制御部1,2における電源切断処理が終了
しているので、何ら問題はない。
【0055】次に、バッテリ4の充電状態が不十分な場
合について、図8のタイムチャートを用いて説明する。
電源3が切断されると、上述の場合と同様に、電源切断
検出手段6により、制御手段8に電源切断信号ACOF
Fが発信される。そして、制御手段8では、この信号の
検出時から所定時間t1以内にバッテリ4の供給不可通
知信号BTLが検出されると、バッテリ4の充電状態が
不十分であると判断する。
【0056】このときは、BTL信号を検出すると同時
に、バッテリ残量通知手段23からバッテリ4の充電状
態が不十分である旨のBTLDS信号を送出する。即
ち、制御手段8では、電源瞬断処理部9に対しては電源
3の瞬断を行なう第1制御信号を送出し、過渡時切断処
理部10に対してはバッテリ4の充電状態が不十分なこ
とからシャットダウン処理を行なう第2制御信号を送
出することになる。
【0057】なお、電源切断検出後t1時間経過する
と、図8に示すように、停電通知手段22から停電発生
通知信号ACOFFDSが送出されるが、このときは、
既に必要な処理が進行しているか終了している。したが
って、バッテリ4の充電状態が不十分な状態のときに、
電源3が切断されても最低源必要な処理であるシャット
ダウン処理を行なうことができるのである。
【0058】なお、第1情報処理制御部1の電源3の切
断は、停電発生後t1時間経過してACOFFDS信号
が立ち上がった時に実行してもよい。また、図9に示す
ように、電源スイッチ18をOFFにするとt′(t′
>t1)後に電源切断信号PONが送出される。これに
より、第1情報処理制御部1では、瞬断が行なわれると
ともに、第2情報処理制御部2では、シャットダウン処
理が施される。
【0059】このように、本発明によれば、電源3から
電力の供給を受けている状態で電源3が切断されても電
源3の瞬断が可能な第1情報処理制御部1と、電源3か
ら電力の供給を受けている状態で電源3が切断されると
バックアップ用電源4に切り換えて過渡時切断処理(シ
ャットダウン処理)が必要な第2情報処理制御部2とが
混在する情報処理装置において、効果的な電源切断時制
御を実行できるようになる。
【0060】また、停電発生時等の電源切断時のバッテ
リバックアップにおいて、バッテリ4の充電状態を検出
することにより、バッテリ4の充電状態に応じた適切な
シャットダウン処理を行なうことができるようになる。
これにより、停電等の電源切断時におけるシャットダウ
ン処理中に、バッテリ4の容量が無くなることを防止す
ることができ、また、バッテリ4の容量が少ない場合で
あっても最低限必要なシャットダウン処理を行なうこと
ができ、処理データを保護することができる。
【0061】次に、本発明の第1実施例における変形例
について説明する。この変形例では、図10に示すよう
に、制御手段8に、バッテリバックアップ時間算出手段
13と、第2制御信号生成手段14とが設けられてい
る。バッテリバックアップ時間算出手段13は、バッテ
リ電源情報検出手段12により検出されたバッテリ電源
4の情報に応じてバッテリバックアップ可能な時間を算
出するものであって、バッテリ電源4の残量を直接算出
するものである。
【0062】また、第2制御信号生成手段14は、バッ
テリバックアップ時間算出手段13で算出されたバッテ
リバックアップ時間情報を含む第2制御信号を生成して
第2情報処理制御部2に出力するものである。ここで、
バッテリバックアップ時間算出手段13について具体的
に説明すると、このバッテリバックアップ時間算出手段
13には、バッテリ電源情報検出手段12に設けられた
バッテリ4の放電特性図(図6参照)と同一のマップが
設けられており、この電源切断信号ACOFFが検出さ
れた時のバッテリ電圧に基づいて、バッテリ4が所定電
圧V1以下になるまでの時間(即ちバッテリのバックア
ップ可能時間)T′を算出するようになっているのであ
る。
【0063】このバッテリのバックアップ可能時間の算
出方法について説明すると、ここでは、図6に示すよう
に、電源切断信号ACOFFが発信された時の電圧とバ
ッテリフル充電時の電圧とにより、バッテリ4がフル充
電からこの時の電圧に降下するまでの時間T0を算出し
て、この時間T0と、バッテリ4がフル充電から所定電
圧V1以下になるまでの時間T1との時間差T1−T0
とによりバッテリバックアップ時間T′を算出するよう
になっている。
【0064】そして、第2制御信号生成手段14では、
バッテリバックアップ時間が加味された第2制御信号が
生成されて、バッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部
10Aでは、この第2制御信号に応じて、シャットダウ
ン処理又はシャットダウン処理を行なうようになっ
ている。また、第2情報処理制御部2には、複数に分割
された処理ユニット2A,2B,2C・・・について優
先順位をつけてこれを登録しておく優先順位登録手段1
5が設けられている。
【0065】そして、バッテリ電源情報適応型過渡時切
断処理部10Aが制御手段8からの第2制御信号を受け
ると、第2情報処理制御部2では、優先順位登録手段1
5で登録された処理ユニットのうち優先順位の高い処理
ユニットから順にシャットダウン処理を施していくよう
になっている。なお、この変形例は、図10に示すよう
に、上述した以外は第1実施例と同様に構成されてい
る。
【0066】本発明の第1実施例における変形例は、上
述にように構成されているので、例えば、図11に示す
ようなフローチャートにしたがって動作する。まず、図
11に示すフローチャートについて説明すると、ステッ
プSA1で、電源切断検出手段6からの検出情報に基づ
いて電源3が切断されたかどうかが判断される。電源3
が切断されていないと判断された場合はリターンする
が、電源3が切断されたと判断されると、ステップSA
2に進んで各制御部毎にシャットダウン処理で電源切断
を行なうかどうかが判断される。そして、シャットダウ
ン処理が必要ないと判断された場合は、ステップSA6
に進んで、制御部(ここでは、第1情報処理制御部1)
の電源を瞬断する第1制御信号が設定される。
【0067】また、シャットダウン処理が必要な場合
は、次にステップSA3に進んで、バッテリバックアッ
プ時間算出手段13からの情報に基づいてバッテリ4の
バッテリバックアップ時間T′(充電状態)が判断され
る。そして、バッテリ4がフル充電と判断された場合、
即ちバッテリバックアップ時間T′(=T1−T0)が
十分大きい時は、ステップSA4に進んで、制御部(こ
こでは、第2情報処理制御部2)のシャットダウン処理
を行なう第2制御信号が設定される。
【0068】また、バッテリ4の充電が十分でないと判
断した場合は、ステップSA5に進んで制御部(第2情
報処理制御部2)に対して、シャットダウン処理を行
なうための第2制御信号が設定される。したがって、こ
のような変形例によれば、バッテリバックアップ時間が
少ない場合は、優先順位の高い処理ユニットからシャッ
トダウン処理を行なうことにより、次回の装置立ち上げ
時に最低限必要な処理を行なうことができる。
【0069】また、バッテリバックアップ時間が多く残
っている場合は、優先順位の高いものから優先的にシャ
ットダウン処理を行ない、第2情報処理制御部2の電源
切断が完了するので、バッテリ4の残量に応じた電源切
断処理を行なうことができるようになる。 (b)第2実施例の説明 次に、本発明の第2実施例について説明すると、図12
は本発明の第2実施例としての情報処理装置における電
源切断時制御装置の全体構成を示すブロック図であり、
この第2実施例では、以下に説明する以外は、第1実施
例と同様に構成されている。
【0070】この第2実施例では、図12に示すよう
に、電源制御部5にバッテリ未充電時制御手段16が設
けられており、バッテリ未充電時制御手段16は、バッ
テリ電源情報検出手段12からバッテリ4の情報が入力
されるようになっている。そして、バッテリ電源情報検
出手段12によりバッテリ電源4の電圧が所定値V1以
下になると、BTL信号がバッテリ未充電時制御手段1
6に出力されるようになっている。そして、バッテリ未
充電時制御手段16では、このBTL信号を受けて、シ
ャットダウン類似処理(過渡時切断類似処理)を行な
うための第3制御信号を出力するようになっている。
【0071】また、第2情報処理制御部2には、過渡時
切断類似処理部17が設けられており、この過渡時切断
類似処理部17では、バッテリ未充電時制御手段16か
らの第3制御信号が入力されると、電源3が切断されて
いなくてもシャットダウン類似処理を実行するように
なっている。ここで、このシャットダウン類似処理
は、シャットダウン処理に類似した処理であり、シャ
ットダウン処理における電源切断処理のみを省略した
ような処理である。
【0072】これは、バッテリ4の容量が少ない時に、
停電等により電源3が切断されるとシャットダウン処理
を行なうことができずに電源が切断されてしまうことが
考えられるからである。したがって、具体的には、過渡
時切断類似処理部17に第3制御信号が入力されると、
電源3が切断されていなくても、各処理ユニット2A,
2B,2C・・・のシャットダウン類似処理が行なわ
れるようになっている。
【0073】すなわち、バッテリ電源情報検出手段12
によりバッテリ電源4の電圧が所定値V1以下になり、
バッテリ未充電時制御手段16に対してBTL信号が入
力されると、電源3が切断されていない場合であって
も、第2情報処理部2に対してシャットダウン類似処理
を行なわせる第3制御信号がバッテリ未充電時制御手
段16から過渡時切断類似処理部17に入力され、過渡
時切断類似処理が行なわれるのである。
【0074】そして、この一連の動作が終了した後も、
バッテリ電源情報検出手段12からは所定の時間間隔で
バッテリ電源4の情報が入力されて、過渡時切断類似処
理が繰り返され、ファイルクローズ等の処理が更新され
るのである。これを、図示すると図14のタイムチャー
トのようになる。なお、本実施例では、特に図示はしな
いが、制御手段8には第1実施例と同様にバッテリバッ
クアップ時間算出手段13が設けられており、バッテリ
4のバッテリバックアップ時間、即ちバッテリ4の残量
を算出できるようになっている。そして、このバッテリ
4の残量情報に基づいて、過渡時切断類似処理の頻度を
調節することができるようになっているのである。つま
り、バッテリ4が所定電圧V1以下であっても、バッテ
リ4の残量がある程度残っている場合は、過渡時切断類
似処理の頻度を小さくして、本装置の本来の情報処理に
対する影響を小さくすることができるのである。また、
これとは反対に、バッテリ4の残量がほとんどない場合
は、過渡時切断類似処理の頻度を大きくして、電源切断
時にそなえるようになっているのである。
【0075】本発明の第2実施例としての情報処理装置
における電源切断時制御装置は上述のように構成されて
いるので、バッテリ電源情報検出手段12からバッテリ
未充電時制御手段16へBTL信号が入力されると、バ
ッテリ未充電時制御手段16では、このBTL信号に基
づいて、電源4が切断されていなくてもシャットダウン
類似処理を行なうための第3制御信号を出力する。そ
して、第2情報処理制御部2の過渡時切断類似処理部1
7に第3制御信号が伝達されることにより、第2情報処
理制御部2のシャットダウン類似処理(過渡時切断類
似処理)が行なわれる。また、過渡時切断類似処理が終
了すると、制御部8に電源切断信号ACOFF が入力
されるまで、この動作が所定の時間間隔毎に繰り返され
るのである。
【0076】このような制御の動作を図を用いて説明す
ると、例えば図13に示すフローチャートのようにな
る。まずステップSB1で、制御手段8が電源切断信号
ACOFFを受信したかどうかが判断される。ACOF
Fを受信していない場合は、ステップSB2に進み、バ
ッテリ未充電時制御手段16がバッテリ供給不可通知信
号BTLを受信したかどうかが判断され、バッテリ供給
不可通知信号BTLを受信していないときはリターンす
る。
【0077】また、バッテリ未充電時制御手段16がB
TL信号を受信した場合は、ステップSB3に進み、バ
ッテリバックアップ時間算出手段13(図10参照)で
バッテリ4の充電量(正確には、バッテリバックアップ
可能時間)が算出される。この場合は、バッテリ4の充
電量がほとんど残っていない場合であるので、この後、
ステップSB4でバッテリ4の充電量に応じた頻度でシ
ャットダウン類似処理(過渡時切断類似処理)を実行
する。このとき、バッテリ4の充電量が少ないとき程、
過渡時切断類似処理の頻度が高くするのである。
【0078】なお、この場合は、優先順位登録手段15
で予め登録された処理ユニットのうち優先順位の高い処
理ユニットから順に処理されていく。また、上記ステッ
プSB1でACOFFを受信した場合は、上述の第1実
施例と同様のシャットダウン処理を行なうルーチンとな
る。すなわち、この場合ステップSB5に進んで、バッ
テリバックアップ時間算出手段13によりバッテリの充
電量が十分かどうかが判断される。そして、バッテリの
充電量が十分あると判断した場合は、次にステップSB
6に進んでシャットダウン処理を行なう。
【0079】また、ステップSB5において、バッテリ
の充電量が十分でないと判断された場合は、ステップS
B7に進んでシャットダウン処理を行なうのである。
これにより、バッテリ4の未充電時に、シャットダウン
処理に類似したシャットダウン類似処理が行なわれ
るので、実際にバッテリ4の容量がほとんど残っていな
いときに電源3が切断されとしても、損害を最小限に抑
えることができるのである。
【0080】なお、本実施例によれば、バッテリ未充電
時制御手段16にバッテリ4のBTL信号(供給不可通
知信号)が送出されると、装置の電源3が切断されない
限り、過渡時切断類似処理が頻繁に行なわれることにな
るが、このような状態では、本装置の通常の処理速度が
低下することが考えられる。そこで、本実施例では、バ
ッテリ4の残量が所定値以下の未充電状態であることが
解消されると、つまりバッテリ4が十分に充電された状
態になると、図12に示すように、バッテリ未充電時制
御手段16による制御を禁止するような禁止手段27を
設けて構成してもよい。
【0081】このような禁止手段27を設けることによ
り、バッテリ4の残量が所定量以上に復帰すると、過渡
時切断類似処理が禁止されて、通常の情報処理の速度の
低下を招くこともなくなるのである。また、これにより
電力を有効に使用することもできるという利点もある。 (c)その他 なお、上述の各実施例においては、バックアップ用バッ
テリ電源の充電状態に応じた電源切断時制御を行なうも
のを示したが、その他、バッテリの充電状態を考慮しな
いで、電源の切断が生じると、予め情報処理制御部毎に
登録されている電源切断時制御態様に基づき、第1情報
処理制御部に対しては電源瞬断を行なうとともに、第2
情報処理制御部に対してはバックアップ用電源を用いた
過渡時切断処理を行なうようにしてもよい。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の情報処理装置における電源切断時制御方法によれ
ば、電源から電力の供給を受けている状態で該電源が切
断されても該電源の瞬断が可能な第1情報処理制御部
と、該電源から電力の供給を受けている状態で該電源が
切断されるとバックアップ用電源に切り換えて過渡時切
断処理が必要な第2情報処理制御部と、該第1情報処理
制御部及び該第2情報処理制御部に対しそれぞれ電源制
御を施す電源制御部とをそなえてなる情報処理装置にお
いて、該電源制御部において、予め情報処理制御部毎に
電源切断時制御態様を登録しておき、該電源の切断が生
じると、予め情報処理制御部毎に登録されている該電源
切断時制御態様に基づき、該第1情報処理制御部に対し
ては電源瞬断を行なうとともに、該第2情報処理制御部
に対しては該バックアップ用電源を用いた過渡時切断処
理を行なうという構成により、上述したような第1情報
処理制御部と第2情報処理制御部とが混在する情報処理
装置において効果的な電源切断時制御を実行することが
できる。また、電源切断時にバックアップ用電源を有効
に運用して、情報処理装置の損害を最小限に留めること
ができる。
【0083】また、請求項2記載の本発明の情報処理装
置における電源切断時制御装置によれば、電源から電力
の供給を受けている状態で該電源が切断されても該電源
の瞬断が可能な第1情報処理制御部と、該電源から電力
の供給を受けている状態で該電源が切断されるとバック
アップ用電源に切り換えて過渡時切断処理が必要な第2
情報処理制御部と、該第1情報処理制御部及び該第2情
報処理制御部に対しそれぞれ電源制御を施す電源制御部
とをそなえてなる情報処理装置において、該電源の切断
状態を検出する電源切断検出手段が設けられるととも
に、該電源制御部に、予め情報処理制御部毎に電源切断
時制御態様を登録しておく登録手段と、該電源切断検出
手段にて該電源の切断が生じたことが検出されると、該
登録手段に、予め情報処理制御部毎に登録されている該
電源切断時制御態様に基づき、該第1情報処理制御部に
対しては電源瞬断を行なわせる第1制御信号を出力する
とともに、該第2情報処理制御部に対しては該バックア
ップ用電源を用いた過渡時切断処理を行なわせる第2制
御信号を出力する制御手段が設けられて、且つ、該第1
情報処理制御部に、該制御手段からの第1制御信号を受
けて、電源瞬断処理を行なう電源瞬断処理部が設けられ
るとともに、該第2情報処理制御部に、該制御手段から
の第2制御信号を受けて、該バックアップ用電源を用い
た過渡時切断処理を行なう過渡時切断処理部が設けられ
るという構成により、上述したような第1情報処理制御
部と第2情報処理制御部とが混在する情報処理装置にお
いて効果的な電源切断時制御を実行することができる。
また、電源切断時に、各情報処理制御部毎に適切なシャ
ットダウン処理を行なうことができる。また、電源切断
時にバックアップ用電源を有効に運用して、情報処理装
置の損害を最小限に留めることができる。
【0084】また、請求項3記載の本発明の情報処理装
置における電源切断時制御装置によれば、電源から電力
の供給を受けている状態で該電源が切断されても該電源
の瞬断が可能な第1情報処理制御部と、該電源から電力
の供給を受けている状態で該電源が切断されるとバック
アップ用バッテリ電源に切り換えて過渡時切断処理が必
要な第2情報処理制御部と、該第1情報処理制御部及び
該第2情報処理制御部に対しそれぞれ電源制御を施す電
源制御部とをそなえてなる情報処理装置において、該電
源の切断状態を検出する電源切断検出手段と、該バック
アップ用バッテリ電源情報を検出するバッテリ電源情報
検出手段とが設けられるとともに、該電源制御部に、予
め情報処理制御部毎に電源切断時制御態様を登録してお
く登録手段と、該電源切断検出手段にて該電源の切断が
生じたことが検出されると、該登録手段に、予め情報処
理制御部毎に登録されている該電源切断時制御態様に基
づき、該第1情報処理制御部に対しては電源瞬断を行な
わせる第1制御信号を出力するとともに、該第2情報処
理制御部に対しては該バッテリ電源情報検出手段で検出
された該バッテリ電源情報に応じて、該バックアップ用
バッテリ電源を用いた過渡時切断処理を行なわせる第2
制御信号を出力する制御手段が設けられて、且つ、該第
1情報処理制御部に、該制御手段からの第1制御信号を
受けて、電源瞬断処理を行なう電源瞬断処理部が設けら
れるとともに、該第2情報処理制御部に、該制御手段か
らの第2制御信号を受けて、該バッテリ電源情報に応じ
た該過渡時切断処理を行なうバッテリ電源情報適応型過
渡時切断処理部が設けられるという構成により、やは
り、第1情報処理制御部と第2情報処理制御部とが混在
する情報処理装置において効果的な電源切断時制御を実
行することができるようになる。また、電源切断時に、
各情報処理制御部毎に適切なシャットダウン処理を行な
うことができる。また、バッテリ電源の残量に応じて過
渡時切断処理を行なうので、過渡時切断処理中にバッテ
リ電源が無くなっても、最低限の過渡時切断処理を行な
うことができる。
【0085】また、請求項4記載の本発明の情報処理装
置における電源切断時制御装置によれば、電源から電力
の供給を受けている状態で該電源が切断されても該電源
の瞬断が可能な第1情報処理制御部と、該電源から電力
の供給を受けている状態で該電源が切断されるとバック
アップ用バッテリ電源に切り換えて過渡時切断処理が必
要な第2情報処理制御部と、該第1情報処理制御部及び
該第2情報処理制御部に対しそれぞれ電源制御を施す電
源制御部とをそなえてなる情報処理装置において、該電
源の切断状態を検出する電源切断検出手段と、該バック
アップ用バッテリ電源情報を検出するバッテリ電源情報
検出手段とが設けられるとともに、該電源制御部に、予
め情報処理制御部毎に電源切断時制御態様を登録してお
く登録手段と、該電源切断検出手段にて該電源の切断が
生じたことが検出されると、該登録手段に、予め情報処
理制御部毎に登録されている該電源切断時制御態様に基
づき、該第1情報処理制御部に対しては電源瞬断を行な
わせる第1制御信号を出力するとともに、該第2情報処
理制御部に対しては該バッテリ電源情報検出手段で検出
された該バッテリ電源情報に応じて、該バックアップ用
バッテリ電源を用いた過渡時切断処理を行なわせる第2
制御信号を出力する制御手段が設けられ、該制御手段
に、該バッテリ電源情報検出手段で検出された該バッテ
リ電源情報に応じてバッテリバックアップ可能な時間を
算出するバッテリバックアップ時間算出手段と、該バッ
テリバックアップ時間算出手段で算出されたバッテリバ
ックアップ時間情報を有する第2制御信号を生成して出
力する第2制御信号生成手段が設けられて、且つ、該第
1情報処理制御部に、該制御手段からの第1制御信号を
受けて、電源瞬断処理を行なう電源瞬断処理部が設けら
れるとともに、該第2情報処理制御部に、該制御手段か
らの第2制御信号を受けて、該バッテリ電源情報に応じ
た該過渡時切断処理を行なうバッテリ電源情報適応型過
渡時切断処理部と、該過渡時切断処理を複数の処理ユニ
ットに分割しこの分割された処理ユニットについて優先
順位をつけてこれを登録しておく優先順位登録手段とが
設けられ、該バッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部
が、該制御手段からの第2制御信号を受けて、該優先順
位登録手段で登録された処理ユニットのうち優先順位の
高い処理ユニットから順に処理していくように構成され
ることにより、やはり、第1情報処理制御部と第2情報
処理制御部とが混在する情報処理装置において効果的な
電源切断時制御を実行することができるようになる。電
源切断時に、各情報処理制御部毎に適切なシャットダウ
ン処理を行なうことができる。また、バッテリバックア
ップ時間に応じて優先順位の高い処理ユニットから処理
するので、バッテリ電源の残量が少ない時に電源が切断
されても確実に過渡時切断処理を行なうことができる。
【0086】また、請求項5記載の本発明の情報処理装
置における電源切断時制御装置によれば、電源から電力
の供給を受けている状態で該電源が切断されても該電源
の瞬断が可能な第1情報処理制御部と、該電源から電力
の供給を受けている状態で該電源が切断されるとバック
アップ用バッテリ電源に切り換えて過渡時切断処理が必
要な第2情報処理制御部と、該第1情報処理制御部及び
該第2情報処理制御部に対しそれぞれ電源制御を施す電
源制御部とをそなえてなる情報処理装置において、該電
源の切断状態を検出する電源切断検出手段と、該バック
アップ用バッテリ電源情報を検出するバッテリ電源情報
検出手段とが設けられるとともに、該電源制御部に、予
め情報処理制御部毎に電源切断時制御態様を登録してお
く登録手段と、該電源切断検出手段にて該電源の切断が
生じたことが検出されると、該登録手段に、予め情報処
理制御部毎に登録されている該電源切断時制御態様に基
づき、該第1情報処理制御部に対しては電源瞬断を行な
わせる第1制御信号を出力するとともに、該第2情報処
理制御部に対しては該バッテリ電源情報検出手段で検出
された該バッテリ電源情報に応じて、該バックアップ用
電源を用いた過渡時切断処理を行なわせる第2制御信号
を出力する制御手段と、該第2情報処理制御部に対し
て、該バッテリ電源情報検出手段で該バッテリ電源残量
が所定値以下の未充電状態であると検出された場合は、
過渡時切断処理時に行なうべき処理を該電源の切断が生
じなくても行なわせる第3制御信号を出力するバッテリ
未充電時制御手段とが設けられるとともに、該第1情報
処理制御部に、該制御手段からの第1制御信号を受け
て、電源瞬断処理を行なう電源瞬断処理部が設けられる
とともに、該第2情報処理制御部に、該制御手段からの
第2制御信号を受けて、該バッテリ電源情報に応じた該
過渡時切断処理を行なうバッテリ電源情報適応型過渡時
切断処理部と、該バッテリ未充電時制御手段からの第3
制御信号を受けて、過渡時切断処理時に行なうべき処理
を行なう過渡時切断類似処理部とが設けられるという構
成により、上述したような第1情報処理制御部と第2情
報処理制御部とが混在する情報処理装置において効果的
な電源切断時制御を実行することができる。また、バッ
テリ残量が少ないときに、実際に停電等により電源が切
断されても、過渡時切断類似処理部により過渡時切断処
理時に行なうべき処理が行なわれるので、確実な電源切
断処理を行なうことができる。
【0087】また、請求項6記載の本発明の情報処理装
置における電源切断時制御装置によれば、上記請求項5
記載の構成に加えて、該バッテリ電源残量が所定値以下
の未充電状態であることが解消されると、該バッテリ未
充電時制御手段による制御を禁止する禁止手段が設けら
れているという構成により、過渡時切断類似処理を行な
う際の装置の情報処理速度の低下を抑制することができ
る。また、これにより、電力を有効に使用することがで
きるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の原理ブロック図である。
【図4】本発明の原理ブロック図である。
【図5】本発明の第1実施例としての情報処理装置にお
ける電源切断時制御装置の全体構成を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の第1実施例としての情報処理装置にお
ける電源切断時制御装置のバッテリ残量を検出するため
に用いるバッテリ放電曲線の特性図である。
【図7】本発明の第1実施例としての情報処理装置にお
ける電源切断時制御装置の作用を説明するためのタイム
チャートである。
【図8】本発明の第1実施例としての情報処理装置にお
ける電源切断時制御装置の作用を説明するためのタイム
チャートである。
【図9】本発明の第1実施例としての情報処理装置にお
ける電源切断時制御装置の電源スイッチ操作時の作用を
説明するためのタイムチャートである。
【図10】本発明の第1実施例の変形例としての情報処
理装置における電源切断時制御装置の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図11】本発明の第1実施例の変形例としての情報処
理装置における電源切断時制御装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施例としての情報処理装置に
おける電源切断時制御装置の全体構成を示すブロック図
である。
【図13】本発明の第2実施例としての情報処理装置に
おける電源切断時制御装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図14】本発明の第2実施例としての情報処理装置に
おける電源切断時制御装置の作用を説明するためのタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 第1情報処理制御部 1A,1B,1C 情報処理ユニット 2 第2情報処理制御部 2A,2B,2C 情報処理ユニット 3 電源 4′ バックアップ用電源 4 バックアップ用バッテリ電源(バッテリ) 5 電源制御部 6 電源切断検出手段 7 登録手段 8 制御手段 9 電源瞬断処理部 10 過渡時切断処理部 10A バッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部 11 電源投入切断処理制御手段 12 バッテリ電源情報検出手段 13 バッテリバックアップ時間算出手段 14 第2制御信号生成手段 15 優先順位登録手段 16 バッテリ未充電時制御手段 17 過渡時切断類似処理部 18 電源スイッチ 19,20 スイッチ 21 判定手段 22 停電通知手段 23 バッテリ残量通知手段 24 切断処理制御部 26 バッテリ未充電時制御手段 27 禁止手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から電力の供給を受けている状態で
    該電源が切断されても該電源の瞬断が可能な第1情報処
    理制御部と、該電源から電力の供給を受けている状態で
    該電源が切断されるとバックアップ用電源に切り換えて
    過渡時切断処理が必要な第2情報処理制御部と、該第1
    情報処理制御部及び該第2情報処理制御部に対しそれぞ
    れ電源制御を施す電源制御部とをそなえてなる情報処理
    装置において、 該電源制御部において、予め情報処理制御部毎に電源切
    断時制御態様を登録しておき、 該電源の切断が生じると、予め情報処理制御部毎に登録
    されている該電源切断時制御態様に基づき、該第1情報
    処理制御部に対しては電源瞬断を行なうとともに、該第
    2情報処理制御部に対しては該バックアップ用電源を用
    いた過渡時切断処理を行なうことを特徴とする、情報処
    理装置における電源切断時制御方法。
  2. 【請求項2】 電源から電力の供給を受けている状態で
    該電源が切断されても該電源の瞬断が可能な第1情報処
    理制御部と、該電源から電力の供給を受けている状態で
    該電源が切断されるとバックアップ用電源に切り換えて
    過渡時切断処理が必要な第2情報処理制御部と、該第1
    情報処理制御部及び該第2情報処理制御部に対しそれぞ
    れ電源制御を施す電源制御部とをそなえてなる情報処理
    装置において、 該電源の切断状態を検出する電源切断検出手段が設けら
    れるとともに、 該電源制御部に、 予め情報処理制御部毎に電源切断時制御態様を登録して
    おく登録手段と、 該電源切断検出手段にて該電源の切断が生じたことが検
    出されると、該登録手段に、予め情報処理制御部毎に登
    録されている該電源切断時制御態様に基づき、該第1情
    報処理制御部に対しては電源瞬断を行なわせる第1制御
    信号を出力するとともに、該第2情報処理制御部に対し
    ては該バックアップ用電源を用いた過渡時切断処理を行
    なわせる第2制御信号を出力する制御手段が設けられ
    て、 且つ、 該第1情報処理制御部に、該制御手段からの第1制御信
    号を受けて、電源瞬断処理を行なう電源瞬断処理部が設
    けられるとともに、 該第2情報処理制御部に、該制御手段からの第2制御信
    号を受けて、該バックアップ用電源を用いた過渡時切断
    処理を行なう過渡時切断処理部が設けられたことを特徴
    とする、情報処理装置における電源切断時制御装置。
  3. 【請求項3】 電源から電力の供給を受けている状態で
    該電源が切断されても該電源の瞬断が可能な第1情報処
    理制御部と、該電源から電力の供給を受けている状態で
    該電源が切断されるとバックアップ用バッテリ電源に切
    り換えて過渡時切断処理が必要な第2情報処理制御部
    と、該第1情報処理制御部及び該第2情報処理制御部に
    対しそれぞれ電源制御を施す電源制御部とをそなえてな
    る情報処理装置において、 該電源の切断状態を検出する電源切断検出手段と、 該バックアップ用バッテリ電源情報を検出するバッテリ
    電源情報検出手段とが設けられるとともに、 該電源制御部に、 予め情報処理制御部毎に電源切断時制御態様を登録して
    おく登録手段と、 該電源切断検出手段にて該電源の切断が生じたことが検
    出されると、該登録手段に、予め情報処理制御部毎に登
    録されている該電源切断時制御態様に基づき、該第1情
    報処理制御部に対しては電源瞬断を行なわせる第1制御
    信号を出力するとともに、該第2情報処理制御部に対し
    ては該バッテリ電源情報検出手段で検出された該バッテ
    リ電源情報に応じて、該バックアップ用バッテリ電源を
    用いた過渡時切断処理を行なわせる第2制御信号を出力
    する制御手段が設けられて、 且つ、 該第1情報処理制御部に、該制御手段からの第1制御信
    号を受けて、電源瞬断処理を行なう電源瞬断処理部が設
    けられるとともに、 該第2情報処理制御部に、該制御手段からの第2制御信
    号を受けて、該バッテリ電源情報に応じた該過渡時切断
    処理を行なうバッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部
    が設けられたことを特徴とする、情報処理装置における
    電源切断時制御装置。
  4. 【請求項4】 電源から電力の供給を受けている状態で
    該電源が切断されても該電源の瞬断が可能な第1情報処
    理制御部と、該電源から電力の供給を受けている状態で
    該電源が切断されるとバックアップ用バッテリ電源に切
    り換えて過渡時切断処理が必要な第2情報処理制御部
    と、該第1情報処理制御部及び該第2情報処理制御部に
    対しそれぞれ電源制御を施す電源制御部とをそなえてな
    る情報処理装置において、 該電源の切断状態を検出する電源切断検出手段と、 該バックアップ用バッテリ電源情報を検出するバッテリ
    電源情報検出手段とが設けられるとともに、 該電源制御部に、 予め情報処理制御部毎に電源切断時制御態様を登録して
    おく登録手段と、 該電源切断検出手段にて該電源の切断が生じたことが検
    出されると、該登録手段に、予め情報処理制御部毎に登
    録されている該電源切断時制御態様に基づき、該第1情
    報処理制御部に対しては電源瞬断を行なわせる第1制御
    信号を出力するとともに、該第2情報処理制御部に対し
    ては該バッテリ電源情報検出手段で検出された該バッテ
    リ電源情報に応じて、該バックアップ用バッテリ電源を
    用いた過渡時切断処理を行なわせる第2制御信号を出力
    する制御手段が設けられ、 該制御手段に、該バッテリ電源情報検出手段で検出され
    た該バッテリ電源情報に応じてバッテリバックアップ可
    能な時間を算出するバッテリバックアップ時間算出手段
    と、該バッテリバックアップ時間算出手段で算出された
    バッテリバックアップ時間情報を有する第2制御信号を
    生成して出力する第2制御信号生成手段が設けられて、 且つ、 該第1情報処理制御部に、該制御手段からの第1制御信
    号を受けて、電源瞬断処理を行なう電源瞬断処理部が設
    けられるとともに、 該第2情報処理制御部に、該制御手段からの第2制御信
    号を受けて、該バッテリ電源情報に応じた該過渡時切断
    処理を行なうバッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部
    と、該過渡時切断処理を複数の処理ユニットに分割しこ
    の分割された処理ユニットについて優先順位をつけてこ
    れを登録しておく優先順位登録手段とが設けられ、 該バッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部が、該制御
    手段からの第2制御信号を受けて、該優先順位登録手段
    で登録された処理ユニットのうち優先順位の高い処理ユ
    ニットから順に処理していくように構成されていること
    を特徴とする、情報処理装置における電源切断時制御装
    置。
  5. 【請求項5】 電源から電力の供給を受けている状態で
    該電源が切断されても該電源の瞬断が可能な第1情報処
    理制御部と、該電源から電力の供給を受けている状態で
    該電源が切断されるとバックアップ用バッテリ電源に切
    り換えて過渡時切断処理が必要な第2情報処理制御部
    と、該第1情報処理制御部及び該第2情報処理制御部に
    対しそれぞれ電源制御を施す電源制御部とをそなえてな
    る情報処理装置において、 該電源の切断状態を検出する電源切断検出手段と、 該バックアップ用バッテリ電源情報を検出するバッテリ
    電源情報検出手段とが設けられるとともに、 該電源制御部に、 予め情報処理制御部毎に電源切断時制御態様を登録して
    おく登録手段と、 該電源切断検出手段にて該電源の切断が生じたことが検
    出されると、該登録手段に、予め情報処理制御部毎に登
    録されている該電源切断時制御態様に基づき、該第1情
    報処理制御部に対しては電源瞬断を行なわせる第1制御
    信号を出力するとともに、該第2情報処理制御部に対し
    ては該バッテリ電源情報検出手段で検出された該バッテ
    リ電源情報に応じて、該バックアップ用電源を用いた過
    渡時切断処理を行なわせる第2制御信号を出力する制御
    手段と、 該第2情報処理制御部に対して、該バッテリ電源情報検
    出手段で該バッテリ電源残量が所定値以下の未充電状態
    であると検出された場合は、過渡時切断処理時に行なう
    べき処理を該電源の切断が生じなくても行なわせる第3
    制御信号を出力するバッテリ未充電時制御手段とが設け
    られるとともに、 該第1情報処理制御部に、該制御手段からの第1制御信
    号を受けて、電源瞬断処理を行なう電源瞬断処理部が設
    けられるとともに、 該第2情報処理制御部に、該制御手段からの第2制御信
    号を受けて、該バッテリ電源情報に応じた該過渡時切断
    処理を行なうバッテリ電源情報適応型過渡時切断処理部
    と、該バッテリ未充電時制御手段からの第3制御信号を
    受けて、過渡時切断処理時に行なうべき処理を行なう過
    渡時切断類似処理部とが設けられたことを特徴とする、
    情報処理装置における電源切断時制御装置。
  6. 【請求項6】 該バッテリ電源残量が所定値以下の未充
    電状態であることが解消されると、該バッテリ未充電時
    制御手段による制御を禁止する禁止手段が設けられてい
    ることを特徴とする、請求項5記載の情報処理装置にお
    ける電源切断時制御装置。
JP6157638A 1994-07-08 1994-07-08 情報処理装置における電源切断時制御方法及び電源切断時制御装置 Pending JPH0833235A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108983938A (zh) * 2017-05-31 2018-12-11 广达电脑股份有限公司 当待机电源故障时可操作***、计算机实现方法、及介质

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