JPH08331039A - 無線通信制御方法,基地局装置,子局装置および無線通信システム - Google Patents

無線通信制御方法,基地局装置,子局装置および無線通信システム

Info

Publication number
JPH08331039A
JPH08331039A JP7136480A JP13648095A JPH08331039A JP H08331039 A JPH08331039 A JP H08331039A JP 7136480 A JP7136480 A JP 7136480A JP 13648095 A JP13648095 A JP 13648095A JP H08331039 A JPH08331039 A JP H08331039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication control
slave station
synchronization signal
base station
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7136480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3551547B2 (ja
Inventor
Masao Ikezaki
雅夫 池崎
Masafumi Nakagawa
雅文 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP13648095A priority Critical patent/JP3551547B2/ja
Publication of JPH08331039A publication Critical patent/JPH08331039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3551547B2 publication Critical patent/JP3551547B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御チャンネルを介して送受信される制御信
号として扱う同期合わせ用に設ける同期信号を用いた通
信制御方法の提供。 【構成】 基地局の通信制御部Aと各子局の通信制御部
Bに於いてそれぞれを少なくとも通信処理副部と送信生
成副部と受信検出副部と送受信処理副部から構成し、該
基地局と各子局の通信処理副部は通信処理手段とタイマ
ー手段を有し、該基地局の送信生成副部は少なくとも同
期信号生成手段を有し、該基地局の受信検出副部は少な
くとも応答検出手段として同期信号応答検出手段と通信
電文応答検出手段の2つを有しており、かつ該子局の送
信生成副部は応答信号として少なくともACK信号識別
またはNAK信号識別の情報を少なくとも生成すること
を該子局の通信処理手段から要求される同期信号応答生
成手段を有し、該子局の受信検出副部は少なくとも同期
信号検出手段をも有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小電力無線を用いて無線
局相互間でデータ伝送またはテレメータ/テレコントロ
ールなどの通信サービスを間欠通信にて提供する場合の
通信制御方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信分野の小電力無線(特
に、無線局の免許を必要としない特定小電力無線など)
を利用した低速・中速の無線通信サービス(データ伝
送、テレメータ、テレコントロール、無線セキュリティ
など)を提供する各種の無線局が無線通信装置として実
用化されている。
【0003】以下、従来例として図12および、特開平
5−347790号公報を参照しながら、上記した従来
の低速の無線通信サービスを提供する無線通信装置の一
例について説明する。
【0004】従来例の図12は、1対1の対向形通信形
態の親局120と子局121の間で、間欠通信を提供す
る場合の構成を示すもので、該親局120は子局121
への間欠通信の同期周期などを記憶する記憶部122と
無線の変復調および送受信を行う送受信部123と予め
定める間欠通信のための同期制御や通信電文の生成・処
理ならびに制御信号を用いた通信制御を司る通信制御部
124とアンテナ部125を備え、子局121は同様の
送受信部127とアンテナ部129と親局120から同
期信号を受信することで調整された子局121での間欠
通信周期を記憶する記憶部126と子局121の該間欠
通信周期での親局120との制御信号を用いた間欠通信
による送受信のための通信制御を司る通信制御部128
を備えることによって、低速の無線通信サービスを提供
していた。
【0005】従来例の特開平5−347790号公報は
1対1の対向形通信形態で、間欠動作による送信装置及
び受信装置での消費電力の低減を実現し、送受信間の同
期確立を行うものである。すなわち、該特開平5−34
7790号公報では、その送信装置および受信装置とも
にタイマー手段4と空きチャンネル検出手段15とチャ
ンネル選択手段13と同期信号発生手段3と応答検出手
段16とで構成される。以上のように構成された送受信
間の同期制御について、以下その動作を説明する。ある
時間毎に出力を生じるタイマー手段4と受信信号から受
信電波が使用中であるかどうかを検出する空きチャンネ
ル検出手段15と、電波が使用中であれば受信電波のチ
ャンネルを変更するチャンネル選択手段13とを有し、
また空きチャンネルであれば同期信号を送信する同期信
号発生手段3と、同期信号送出後に通信相手からの応答
信号を検出通信相手から応答がない時にはタイマー手段
4の出力周期を短くするように制御する応答検出手段1
6とで構成し受信装置はこれに対応した動作を行う構成
を有する。
【0006】従来例のものは同様に間欠動作による送受
信装置での不要電波の発射をなくし消費電力の低減を図
るものである。
【0007】すなわち、通信制御手段18に基準パルス
を供給する基準信号発生手段17が儲けられ、標準時刻
合わせの信号を含む電波を受信し基準信号発生手段17
の出力時刻を補正する標準電波受信手段14を設けるこ
とで、他のシステムへの電波妨害を減少させ、さらに電
池寿命を延ばすことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、 (A)1対1の対向形通信形態では同期合わせを行い得
るが、1台の基地局と複数台の子局との間の集中形通信
形態では同期合わせができないという問題点を有してい
た。
【0009】(B)また、該集中形通信形態での基地局
では、各子局の同期合わせ確認を取ることができないと
いう問題点も有していた。
【0010】(C)また、該集中形通信形態での基地局
は、各子局の同期合わせ誤差がどの程度発生してるのか
を各子局毎に知ることができないという問題点も有して
いた。
【0011】(D)さらに、1台の基地局と複数の子局
との間欠通信の条件のもとでの同期合わせの確認の為の
通信回数を低減する手段を有しないために必要以上の通
信電力を消費していたという問題点をも有していた。
【0012】本発明は上記問題点に鑑み、集中形通信形
態の基地局と各子局の間の無線通信区間において、制御
チャンネルを介して送受信される制御信号として扱う同
期合わせ用に設ける同期信号を用いた通信制御方法およ
び該通信制御方法を備えた基地局装置と子局装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点(A),
(B),(C)を解決するために請求項1(本請求項1
は上記の(C)の解決手段ではなく(A),(B)のみ
を対象とする)、請求項2,請求項3および請求項4に
記載の無線通信制御方法およびその装置は、基地局の通
信制御部Aと各子局の通信制御部Bに於いてそれぞれを
少なくとも通信処理副部と送信生成副部と受信検出副部
と送受信処理副部から構成し、該基地局と各子局の通信
処理副部は通信処理手段とタイマー手段を有し、該基地
局の送信生成副部は少なくとも同期信号生成手段を有
し、該基地局の受信検出副部は少なくとも応答検出手段
として同期信号応答検出手段と通信電文応答検出手段の
2つを有しており、かつ該子局の送信生成副部は応答信
号として少なくともACK信号識別またはNAK信号識
別の情報を少なくとも生成することを該子局の通信処理
手段から要求される同期信号応答生成手段を有し、該子
局の受信検出副部は少なくとも同期信号検出手段をも有
すると云うことより成る第1の構成を備えたものであ
る。
【0014】上記問題点(A),(B),(C),
(D)を解決するために請求項5(本請求項5は上記の
(C)の解決手段ではなく(A),(B),(D)のみ
を対象とする)、請求項6,請求項7および請求項8に
記載の無線通信制御方法およびその装置は、前記第1の
構成に示す基地局装置が持つ通信制御部Aの送受信処理
副部に、同期信号送信計数手段および同期応答受信起動
手段を少なくとも備え、さらに各子局装置が持つ通信制
御部Bの受信検出副部に同期信号受信計数手段を少なく
とも備えると云うことより成る第2の構成を備えたもの
である。
【0015】上記問題点(A),(B),(C),
(D)を解決するために請求項9(本請求項9は上記の
(C)の解決手段ではなく(A),(B),(D)のみ
を対象とする)、請求項10,請求項11および請求項
12に記載の無線通信制御方法およびその装置は、前記
第1の構成に示す基地局装置が持つ通信制御部Aの受信
検出副部に、同期応答順序検出手段を少なくとも備え、
さらに各子局装置が持つ通信制御部Bの受信検出副部に
同期応答順序制御手段および同期信号検出手段を少なく
とも備え、また送信生成副部に同期信号応答生成手段を
少なくとも備えると云うことより成る第3の構成を備え
たものである。
【0016】上記問題点(A),(B),(C),
(D)を解決するために請求項13(本請求項13は上
記の(C)の解決手段ではなく(A),(B),(D)
のみを対象とする)、請求項14,請求項15および請
求項16に記載の無線通信制御方法およびその装置は、
前記第1の構成に示す基地局装置および子局装置の各通
信制御部Aと通信制御部Bに前記第2の構成を成すため
の手段および前記第3の構成を成すための手段の両方を
備えると云うことより成る第4の構成を備えたもので
る。
【0017】
【作用】本願発明は上記した第1の構成によって、基地
局の通信制御部Aの通信処理手段が予め記憶部Aに記憶
する同期信号の送信周期(T1)を基にタイマー手段を
起動し、該T1周期毎に同期信号生成手段を起動させて
送信処理手段を介して各子局宛に一斉送信する。この同
期信号を各子局の通信制御部Bの受信処理手段で受信し
同期信号検出手段で受信した制御信号が同期信号種別で
あることを解析し、同期信号であれば該子局の通信制御
部Bの通信処理手段へ通知した後、受信した該同期信号
に付加されて送られた基地局のタイムスタンプAを読み
出して子局のタイマー手段の現在値をタイムスタンプB
として参照し該タイムスタンプBと該タイムスタンプA
の時間誤差の値を計算し、該通信制御部Bの通信処理手
段が予め記憶部Bに記憶するタイマー誤差許容値を読み
出し比較して、その結果が該許容値の範囲以内であれば
正常受信確認と判断し応答信号にACK信号を返信する
ことを該子局の通信制御部Bの同期信号応答生成手段へ
要求する。もし該許容値の範囲を超えていれば誤差異常
発生と判断し該受信したタイムスタンプAを基準に予め
定める補正値を加えて該通信制御部Bのタイマー手段を
更新した後に前記同期信号応答生成手段へ応答信号とし
てNAK信号を返信することを要求する。子局の該通信
制御部Bの同期信号応答生成手段は要求された応答信号
を生成し送受信部Bを介して前記基地局宛に送信を行
う。該応答信号を子局から受信した送受信部Aは通信制
御部Aの受信処理手段を経由して同期信号応答検出手段
で、直前に送信した同期信号に対する同期合わせ確認の
応答信号であることを識別した後に該応答信号受信を通
信制御部Aの通信処理手段に通知する。
【0018】本願発明は上記した第2の構成によって、
前記第1の構成で述べた作用に係る記述との差分として
特に本願発明の第2の構成に特有の下記作用を有する。
【0019】すなわち、基地局の通信制御部Aの通信処
理手段が予め記憶部Aに記憶する同期信号の送信周期
(T1)を基にタイマー手段を起動し、該T1周期毎に
同期信号生成手段を起動させて送信処理手段を介して各
子局宛に一斉送信する。この同期信号を各子局の通信制
御部Bの受信処理手段で受信し同期信号検出手段で該受
信制御信号が同期信号種別であることを解析し、同期信
号であれば該子局の通信制御部Bの通信処理手段へ通知
を行い、かつ該同期信号検出手段から同期信号受信計数
手段へ予め定める該同期信号に対する応答信号送信後か
ら次回応答信号送信までに受信する該同期信号の受信回
数計数処理を要求し、該同期信号受信計数手段が計数し
た後その計数値が予め定める応答信号送信に対応する同
期信号受信回数値(S)と比較することで、該子局の送
信生成副部の備える同期信号応答生成手段へ該同期信号
受信に対する応答信号送信可否情報の通知を行う。この
応答信号送信可否情報を基に通信制御部Bの通信処理手
段からの予め定める応答信号送信要求を判断して応答信
号の送信を行う。
【0020】本願発明は上記した第3の構成によって、
前記第1の構成で述べた作用に係る記述との差分として
特に本願発明の第3の構成に特有の下記作用を有する。
すなわち、基地局の通信制御部Aの通信処理手段が予め
記憶部Aに記憶する同期信号の送信周期(T1)を基に
タイマー手段を起動し、該T1周期毎に同期信号生成手
段を起動させて送信処理手段を介して各子局宛てに該同
期信号を一斉送信する。この同期信号を各子局の通信制
御部Bの受信処理手段で受信し同期信号検出手段で該受
信した制御信号が同期信号種別であることを判別し、同
期信号であれば該子局の通信制御部Bの通信処理手段へ
の通知を行なうと共に、該同期信号検出手段から同期応
答順序制御手段に対して、該子局から該同期信号に対応
して返信すべき応答信号の送信タイミングを各子局間で
動的に自動算出生成する要求を行なう。該子局の前記同
期信号検出手段から通知を受けた通信処理手段が該同期
信号に対する応答信号の送信起動を前記同期信号応答生
成手段に対して行なった後、該同期応答順序制御手段が
生成する該子局からの応答信号の送信タイミングに同期
させて該同期信号応答生成手段から送信処理手段を介し
た応答信号の送出を行なう。該応答信号を受信した基地
局の受信処理手段を介して受け取った同期応答順序検出
手段は予め前記同期応答順序制御手段と共通の規則に従
った応答信号の送出子局側順序に基づく該同期信号を基
準とした個々の子局間で動的に割り当てる送信タイミン
グを生成するものとし、該応答信号の送出元の子局を特
定し、正しければ該同期信号に対して該応答信号を返信
した該子局での受信確認ができたとの判断を、該基地局
の通信処理手段へ通知する。
【0021】本願発明は上記した第2の構成と第3の構
成の両方を具備することによる第4の構成によって、基
地局から送出される第n番目(nは正の整数)の同期信
号に対してのみ各子局から該第n番目の同期信号毎に各
子局が有する同期応答順序制御手段によって更新生成さ
れる応答順序に従って順番に該基地局宛てに応答信号の
送信を行なう。
【0022】
【実施例】以下本発明の第1の実施例の集中基地形の無
線通信形態にて用いる無線通信制御方法およびその装置
について、図面を参照しながら説明する。
【0023】図1は本発明の実施例に共通の集中基地形
の無線通信形態として用いる無線通信システムの各装置
構成を示すものである。図1において、1は子局装置群
4との間で通信を行う基地局装置(以下、基地局と呼
ぶ)であり通信制御部A4と送受信部A5と記憶部A6
と基地局アンテナ部7から構成する、2は前記基地局装
置1と通信を行う子局装置(以下、子局と呼ぶ)であり
通信制御部B8と送受信部B9と記憶部B10と子局ア
ンテナ部11から構成する、3は該子局装置2を複数有
する子局装置群、4は該基地局装置1が収容する全ての
子局装置2との間で定める同期信号の送信や通信プロト
コルを提供するための通信制御を司る通信制御部A、5
は送受信信号の変復調と高周波信号処理をする送受信部
A、6は該基地局装置1に固有の予め定める呼出信号と
該基地局装置1が通信相手として収容するすべての子局
装置2それぞれに固有に予め割り当てられる呼出信号と
該基地局装置1から子局装置群3へ送信する間欠通信の
ために用いる同期信号の送信周期を少なくとも記憶・保
持する記憶部A、7は子局装置2との間で電波を放射・
受信する基地局アンテナ部、8は同期信号の受信処理と
同期信号応答生成と予め基地局装置1との間で定める通
信プロトコルを提供する通信制御部B、9は前記送受信
部Aと同様の構成を持つ子局装置2に設ける送受信部
B、10は該子局装置2に予め割り当てる固有の呼出信
号と通信相手である前記基地局装置1に固有の呼出信号
と該同期信号の受信周期を記憶・保持する記憶部Bより
構成される。なお、本願発明は図1の構成に限定される
ものではない。
【0024】図2は前記基地局装置1と前記子局装置2
の間で送受信する制御信号の構成を示す。図2におい
て、20は基地局から子局宛に送信する同期信号を表す
制御信号フレームに対する該子局からの応答信号を表す
制御信号フレーム、および子局からの該制御信号フレー
ムを基地局が受信した時に該基地局から子局宛の応答信
号を表す制御信号フレームが、共通に用いる制御信号フ
レームの論理構成1、21は基地局が子局宛に送信する
タイムスタンプA付きの同期信号を表す制御信号フレー
ム、および該タイムスタンプA付きの同期信号を受信し
た場合に予め定める手順にて計算された時間誤差の値を
付加して該子局側から返信する応答信号を構成する制御
信号フレームの両方に用いる制御信号フレームの論理構
成2である。また制御信号フレームの論理構成1(2
0)と制御信号フレームの論理構成2(21)に共通の
22と23と24は各々、(財)電波システム開発セン
ターの定める特定小電力無線局の構内無線局の送信装置
識別装置の技術的条件にて規定されており、22はビッ
ト同期信号、23はフレーム同期信号、24は該制御信
号フレームの送信元を一意に特定する呼出信号である。
25は子局側から基地局宛に送信する場合に用いる制御
信号フレームで応答信号としてのACK信号識別または
NAK信号識別を示すための予め定めるビット情報を有
する制御信号、26は基地局から子局宛に送信する制御
信号フレームで同期信号を表す同期信号識別の予め定め
るビット情報および基地局から子局宛の応答信号として
のACK信号識別またはNAK信号識別を示すための予
め定めるビット情報および基地局から子局宛の同報指定
の為に予め定める同報指定識別のためのビット情報を有
する制御信号、27は制御信号26が少なくとも同期信
号識別を有する場合に付加するタイムスタンプA(時・
分・秒・1/100秒)または該タイムスタンプAを付
した同期信号を受信した子局からの応答信号として予め
定める手順で計算した時間誤差の値である。
【0025】図3は、図1の基地局装置1での核となる
通信制御部A4の構成を示す。すなわち4の該通信制御
部Aは、基地局の通信制御を司り記憶部A6の記憶内容
を読み出し参照する通信処理副部30と、子局宛に送信
する制御信号フレームを生成する送信生成副部31と、
子局から基地局宛に送信される制御信号フレーム(応答
信号を含む)を受信しその識別検出を行う受信検出副部
32と、送信ビット処理や受信ビット処理さらにはキャ
リアセンス識別検出および周波数チャンネル選択などを
行い送受信部A5とつながる送受信処理副部33から構
成される。さらに該通信制御部A4の構成を構成手段毎
に示す。該通信処理部30は、予め定める間欠通信のた
めの基地局と子局の間の基地局側の通信制御プロトコル
を実行する通信処理手段301と、該基地局側の通信制
御プロトコルにて用いる各種のタイマー監視処理に用い
る基地局側で共通のタイマー手段302を少なくとも有
する。次に該送信生成副部31は、前記通信処理手段3
01が前記タイマー手段302を用いて予め記憶部A6
から読み出した同期信号送信周期(T1)に基づいてタ
イムスタンプAを付加された同期信号を表す制御信号フ
レームの論理構成2(21)を組立・生成して送信処理
手段331を介して送受信部A5へ送信することを指示
される同期信号生成手段311と、該通信処理手段30
1から子局宛に制御信号フレームの正常受信応答を表す
制御信号フレームの論理構成1(20)を組立・生成し
て送信処理手段331を介して送受信部A5へ送信する
ことを指示されるACK信号生成手段312と、該通信
処理手段301から子局宛に送信する通常の制御コマン
ドや情報データなどを制御信号フレームの論理構成2
(21)の中の情報信号27に予め定める形式で設定し
て送信処理手段331を介して送受信部A5へ送信する
ことを指示される通信電文生成手段313を有する。ま
た該受信検出副部32は、前記同期信号生成手段311
で組立・生成し子局宛に送信した結果の応答信号として
図2の制御信号フレームの論理構成1(20)の制御信
号25で示されるACK信号識別またはNAK信号識別
を有する制御信号フレームを該子局から受信した後に識
別・検出し前記通信処理手段301へ通知する同期信号
応答検出手段321と、前記通信電文生成手段313で
組立・生成し子局宛に送信した結果の応答信号として図
2の制御信号フレームの論理構成1(20)の制御信号
25で示されるACK信号識別またはNAK信号識別を
有する制御信号フレームを該子局から受信した後に識別
・検出し前記通信処理手段301へ通知する通信電文応
答検出手段322と、図4の子局側の通信制御部B8の
送信生成副部41の通信電文生成手段412にて基地局
宛に組立・生成され送信されて基地局にて受信されて該
受信した制御信号フレームが通常のコマンドまたは情報
データを有する通信電文であることを識別・検出し前記
通信処理手段301へ通知するた通信電文検出手段32
3を有する。さらに該送受信処理副部33は、前記送信
生成副部31にて組立・生成した制御信号フレームに呼
出信号付与手段333にて呼出信号を予め定める符号化
処理して後に送信ビット処理などを行い且つ送信可能か
否かをキャリアセンス手段336にて送受信部A5を介
して判定し該キャリアセンスの結果が可ならばそのまま
送信処理を行い不可ならば周波数チャンネル選択手段3
35にて空き周波数チャンネルを予め定める利用可能な
周波数群の中から選択して再度送信のためのキャリアセ
ンスを該キャリアセンス手段336にて行うなどの一連
の定める送信処理を行う送信処理手段331と、送受信
部A5を介して子局側から送信されて来た制御信号フレ
ームの受信ビット処理を行い同時に該受信制御信号フレ
ーム中の呼出信号の復号化処理と予め記憶部A6から通
信処理手段301にて読み出して渡される子局側の呼出
信号の情報との比較処理を呼出信号識別手段334で行
い一致していれば該受信した制御信号フレームを受信検
出副部32へ提供する受信処理手段332を有する。
【0026】同様に図4は、図1の子局装置2での核と
なる通信制御部B8の構成を示す。すなわち8の該通信
制御部Bは、子局での通信制御を司り記憶部B10の記
憶内容を読み出し参照する通信処理副部40と、基地局
宛に送信する制御信号フレームを生成する送信生成副部
41と、基地局から子局宛に送信される制御信号フレー
ム(応答信号を含む)を受信しその識別検出を行う受信
検出副部42と、送信ビット処理や受信ビット処理さら
にはキャリアセンス識別検出および周波数チャンネル選
択などを行い送受信部B9とつながる送受信処理副部4
3から構成される。さらに該通信制御部B8の構成を構
成手段毎に示す。該通信処理部40は、予め定める間欠
通信のための基地局と子局の間の子局側の通信制御プロ
トコルを実行する通信処理手段401と、該子局側の通
信プロトコルにて用いる各種のタイマー監視処理に用い
る子局側で共通のタイマー手段402を少なくとも有す
る。次に該送信生成副部41は、図3の同期信号生成手
段311にて送信周期T1時刻毎に子局宛に送信される
基地局からの同期信号を表す制御信号フレームを受信処
理手段432と同期信号検出手段422と通信処理手段
401を経由して予め定める同期信号の制御信号フレー
ムに含まれるタイムスタンプAを用いた同期信号受信処
理を子局の該通信処理手段401が行ったのち該通信処
理手段401にて受信した該同期信号を表す制御信号フ
レームを受信したタイミングを基準時刻としそれに続く
予め定める各子局毎の固定割当位置の応答返信のタイミ
ングをタイマー手段402を該通信処理手段401が用
いて自ら生成するとともに該タイミング生成とともに同
期信号受信のACK信号またはNAK信号のいづれかを
応答信号として表すように図2の制御信号フレームの論
理構成1(20)を組立・生成する指示を該通信処理手
段401から与えられかつ送信処理手段431と送受信
部B9を介して基地局宛に返信する同期信号応答生成手
段411と、該通信処理手段401から基地局宛に送信
する通常の制御コマンドや情報データなどを制御信号フ
レームの論理構成2(21)の中の情報信号27に予め
定める形式で設定して送信処理手段431を介して送受
信部A5へ送信することを指示される通信電文生成手段
412を有する。次に該受信検出副部42は、前記通信
電文生成手段412にて生成され基地局宛に送信処理手
段431と送受信部B9を介して送信された制御信号フ
レームを予め定めるタイミングで図3の通信電文検出手
段323が正常受信した場合に図3の通信処理手段30
1の指示で通信制御部A4のACK信号生成手段312
が該通信電文を送信した子局宛に返信したACK信号を
該子局側で受信処理手段432を介して受信する通信電
文応答検出手段421と、基地局の同期信号生成手段3
11にて組立・生成され同期周期T1時刻毎に該基地局
の送信処理手段331と送受信部A5を介して図4に示
す子局側の送受信部B9と受信処理手段432を経て正
常受信されると該受信した図2にて示される同期信号を
表す制御信号フレームの論理構成2(21)の制御信号
26の同期信号識別を確認するとともにつづく情報信号
27に含まれる予め定める形式で設定されたタイムスタ
ンプAを抽出して該タイムスタンプAを予め定めるタイ
マー誤差許容値以下か否かの判定処理を行うことを図4
の通信処理手段401へ指示する同期信号検出手段42
2と、基地局側の通信電文生成手段313にて組立・生
成され予め定めるタイミングで子局宛に送信された場合
にその通信電文の制御信号フレームを受信検出しかつ通
信処理手段401へ通知する役目を持つ通信電文検出手
段423とを少なくとも有する。さらに該送受信処理副
部43は、前記送信生成副部41にて組立・生成した制
御信号フレームに呼出信号付与手段433にて呼出信号
を予め定める符号化処理して後に送信ビット処理などを
行い且つ送信可能か否かをキャリアセンス手段436に
て送受信部B9を介して判定し該キャリアセンスの結果
が可ならばそのまま送信処理を行い不可ならば周波数チ
ャンネル選択手段435にて空き周波数チャンネルを予
め定める利用可能な周波数群の中から選択して再度送信
のためのキャリアセンスを該キャリアセンス手段436
にて行うなどの一連の定める送信処理を行う送信処理手
段431と、送受信部B9を介して基地局側から送信さ
れて来た制御信号フレームの受信ビット処理を行い同時
に該受信制御信号フレーム中の呼出信号の復号化処理と
予め記憶部B10から通信処理手段401にて読み出し
て渡される基地局側の呼出信号の情報との比較処理を呼
出信号識別手段434で行い一致していれば該受信した
制御信号フレームを受信検出副部42へ提供する受信処
理手段432を有する。
【0027】つぎに、図5は、基地局装置1の通信制御
部A4が記憶部A6に予め記憶する同期信号の送出周期
(T1)の時間間隔で、図2の制御信号フレームの論理
構成2(21)の同報指定識別と同期信号識別を設定し
た制御信号フレーム(図5の中の同期信号501〜同期
信号506)を該基地局装置1から子局装置2宛に送信
する時間軸上のタイミングを示す。さらに同図5は該同
期信号501〜同期信号506のタイミングに合わせて
6台の子局装置2が応答信号を予め定める該同期信号を
基準に定めるタイミングの時間スロット、すなわち図5
の基地局の受信のタイミングが示すように6台の子局装
置2の応答信号の返信スロットの使用順序を予め固定割
付けした場合の例を示しており、かつ子局#1と子局#
3と子局#6の3台の各子局装置2からACK信号また
はNAK信号が返信されて基地局装置1で受信されるタ
イミングの相互関係をも示すものである。
【0028】以上のように構成された集中基地形の無線
通信形態における無線通信制御方法およびその装置につ
いて、以下図1、図2、図3、図4および図5を用いて
その動作を説明する。
【0029】まず、第1の実施例の動作を示す。図1に
おける基地局装置1と1台の子局装置2または複数台の
子局装置2を含む子局装置群3との間で予め定める通信
制御の立ち上げ動作を経た後の、通常待ち合わせ動作時
の該基地局装置1と該子局装置2との間の間欠通信を維
持・提供するために必要となる伝送タイミングを一致・
整合させるために用いる同期信号として図2に示す制御
信号フレームの論理構成2(21)のフレーム構造を使
用する。すなわち、図2の制御信号26に同報指定識別
として予め定めるビットパターンおよび同期信号識別と
して予め定めるビットパターンを各々設定し、同時に図
3の通信制御部A4のタイマー手段302から通信処理
手段301が読み出した現在時刻(時・分・秒・1/1
00秒)をタイムスタンプAとして図3の送信生成副部
31の有する同期信号生成手段311へ与えることによ
って図2の情報信号27に該タイムスタンプAをその予
め定める表記に従って設定し前記基地局装置1から該子
局装置2宛に送信する同期信号フレーム(以下、同期信
号と略す)を表す制御信号フレームの論理構成2(2
1)を組立・生成する。この組立・生成した同期信号を
表す制御信号フレームの論理構成2(21)は送信処理
手段331へ与えられた後、送受信部A5を経て該子局
装置2宛に送出される。
【0030】この同期信号と図3の通信制御部A4の構
成図を用いて図1の基地局装置1の同期合わせ動作を示
し、該同期信号と図4の通信制御部B8の構成図を用い
て同図1の各子局装置2での同期合わせ動作を示す。ま
た図3と図4の間、すなわち基地局装置1の通信制御部
A4と子局装置2の通信制御部B8との相互間の同期合
わせ動作を示す。なお、具体例として6台の子局装置2
と1台の基地局装置1を有する構成を持つ場合の通信タ
イミング図として図5を用いる。
【0031】まず、図1の基地局装置1の通信制御部A
4は記憶部A6に予め記憶する(同期信号送出周期)=
T1を読み出し図3の通信処理手段301にて参照し該
通信処理手段301を有する通信処理副部30が持つタ
イマー手段302へ該送出周期T1の値を設定する。設
定後、T1時刻経過毎にタイマー手段302から通信処
理手段301へタイマー満了の通知を行うことによって
該通信処理手段301に予め定め有する同期信号送信起
動処理を実行させ図3の送信生成副部31の有する同期
信号生成手段311を起動して図2の同期信号を表す制
御信号フレームの論理構成2(21)を組立・生成した
後、送受信処理副部33の有する送信処理手段331へ
該同期信号を表す制御信号フレームの送信要求を行う。
該同期信号の送信要求を受けた送信処理手段331は予
め記憶部A6に記憶する該通信制御部A4を有する基地
局装置1に特有の呼出信号を図3の呼出信号付与手段3
33が図2の制御信号フレームの論理構成2(21)を
持つ該同期信号を表す制御信号フレームの呼出信号24
に前記送信処理手段331を介して付与し送受信部A5
と基地局アンテナ部7を経て子局装置群3宛に送信を要
求する。これにより例えば図5に示す同期信号501が
すべての子局へ宛て送信される。
【0032】該同期信号501を基地局装置1から受信
した前記子局装置群3中の任意の子局装置2として例え
ば図5に示す子局#3は、図1の子局アンテナ部11か
ら送受信部B9を介して通信制御部B8へ該受信した同
期信号501を表す制御信号フレームの論理構成2(2
1)を与える。図4に示す送受信処理副部43の受信処
理手段432は、該同期信号501を受け取ると図2に
示したその同期信号501に含まれる呼出信号24を確
認して、予め記憶部B10にて記憶され且つ該子局装置
2の立ち上げ動作時にその記憶する呼出信号の情報一覧
(当該子局装置2の無線通信相手のすべてを識別する呼
出信号)を参照し保持する呼出信号識別手段434に
て、受信した該呼出信号24と同一の呼出信号が存在す
るか否かを判定させる。判定結果が一致ありならば継続
して該受信処理手段432が受信した前記同期信号50
1に含まれる前記呼出信号24につづく図2の制御信号
26の中に設定される同報指定識別と同期信号識別を抽
出し判定処理した後、該受信処理手段432から受信検
出副部42の同期信号検出手段422へ宛てて受信した
前記同期信号501を表す図2の制御信号フレームの論
理構成2(21)が持つ制御信号26と情報信号27を
転送する。もし受信した前記呼出信号24が前記の判定
結果として不一致ならば該受信した同期信号501を廃
棄する。また該制御信号26と情報信号27に予め付与
した誤り訂正符号のチェック結果が正しくない場合も該
同期信号501を廃棄する。この場合、廃棄電文に対す
る応答確認は無応答をもって替えることとする。
【0033】図4の受信検出副部42の同期信号検出手
段422は、該制御信号26および該情報信号27を受
けると、図5の前記同期信号501に含まれる図2の該
制御信号26の持つ同期信号識別を再確認した後、該情
報信号27に前記基地局装置1にて設定されたタイムス
タンプAを抽出して該タイムスタンプAのタイマ値と同
期信号受信を通知する情報とを図4の通信処理副部40
の通信処理手段401へ与えることによって該通信処理
手段401が予め定めて有するタイマ補正処理に従って
前記タイマ値を基に前記タイマー手段402の補正を行
う。
【0034】すなわち、該基地局装置1が同期信号の送
信タイミングとして図3の通信制御部A4のタイマー手
段302にて生成するタイムスタンプAを付加した図2
の制御信号フレームの論理構成2(21)にて与えられ
る前記同期信号501を該基地局装置1と各子局装置2
との間で該制御信号フレームの送受信のタイミングとし
て整合・調整させるために予め定める固定時間間隔(T
1)の周期で該基地局から子局宛に送信し、その同期信
号501を受信することによって該子局装置2は該同期
信号の受信タイミングを生成する図4の通信制御部B8
のタイマー手段402から読み出す現在値を示すタイム
スタンプBと該受信した同期信号501に付加された該
タイムスタンプAの値との時間誤差の値を計算しその差
が予め定めるタイマー誤差許容値以下であれば、該子局
装置2は該同期信号501の正常な受信確認を示す”A
CK信号”を応答信号とし、もし該タイマー誤差許容値
を超えた値であれば、該子局は応答信号として該同期信
号501を基に判定した結果を誤差異常発生と判断し該
受信した同期信号501に含まれるタイムスタンプAを
基準に予め定める誤差補正を該子局装置2の該通信制御
部B8のタイマー手段402に対して行った後に該誤差
異常値確認を示す”NAK信号”を応答信号として、該
基地局装置1と該子局装置2の間で予め定める該同期信
号501に連続する時系列的につながった時間スロット
の中の該応答信号を返信するよう予め定める子局装置2
に割り当てた送受信タイミングの中で該基地局装置1宛
に返信する。
【0035】換言すれば、該通信処理手段401は図5
に示す前記同期信号501を正常受信した旨を該同期信
号501の発信元である該基地局装置1宛に応答するべ
く図4の送信生成副部41が有する同期信号応答生成手
段411へACK応答送信の起動要求を行う。該ACK
応答送信の起動を要求された前記同期信号応答生成手段
411は予め定める図2の制御信号フレームの論理構成
1(20)を持ち且つACK信号識別を予め定めるビッ
ト表記によって記述した制御信号25を設定した後、該
同期信号応答生成手段411から送受信処理副部43の
有する送信処理手段431へ送信される該制御信号フレ
ームを転送し、図4の呼出信号付与手段433にて図2
の制御信号フレームの論理構成1(20)の呼出信号2
4として予め記憶部B10に記憶する該通信制御部B8
を有する子局装置2に特有の呼出信号を設定して該送信
処理手段431から図4の前記送受信部B9と図1の子
局アンテナ部11を経由して、図1の基地局装置1の基
地局アンテナ部7から図3の送受信部A5へ宛てた送信
を行う。
【0036】次に、図5に示される子局#1(子局装置
2)からACK応答の制御信号フレームを受信した図1
の基地局装置1が有する図3に示す通信制御部A4の送
受信処理副部33の有する受信処理手段332は通常の
電文受信と同様の受信処理を呼出信号識別手段334を
用いて行う。このとき、予め同期信号送信後の同期信号
応答待ちの状態であることを図4の通信処理手段301
から送受信処理副部33へ与えることで該受信処理手段
332が受信した図2の制御信号フレームの論理構成1
(20)の構造を有する同期信号応答であることを判定
して該受信処理手段332から図3の受信検出副部32
の持つ同期信号応答検出手段321へその受信内容を転
送・通知する。該同期信号応答検出手段321は直ちに
その受信した応答信号の内容である図2の制御信号25
を解析処理してACK信号識別であるか又はNAK信号
識別であるかを判定した後にその判定処理結果を該同期
信号応答検出手段321から通信処理手段301へ宛て
通知する。
【0037】該通信処理手段301はACK応答識別で
あれば図5の同期信号501は正常に図5の子局#1に
て受信されたと判断し、もしNAK応答識別であれば同
期信号501を受信した前記子局#1(子局装置2)に
て予め定める同期補正処理が行われたと判断して、該基
地局装置1側の図3の通信処理手段301にて該子局#
1(子局装置2)での同期補正発生の統計情報などの予
め定める統計処理を行う。また、該子局#1(子局装置
2)からの該同期信号501に対する応答確認が返信さ
れずに予め定める応答待ち監視時間を超えた場合は該応
答が無応答であったと判断し前記通信処理手段301が
予め定める該同期信号501の再送時補正付き再送信手
順に入るかまたは該子局#1(子局装置2)での同期信
号受信失敗の発生履歴として該基地局装置1の通信処理
手段301にて保持または記憶部A6へ記憶させ、次の
同期信号502の送信周期まで同期信号送信を待ち合わ
せるかのいづれかを行うことで図1の前記基地局装置1
と前記子局装置群3の任意の子局装置2との間の間欠通
信のために用いる同期合わせを提供する。
【0038】第1の構成にて示す本願発明の第2の実施
例として、第1の実施例の説明では図1の基地局装置1
から子局装置2へ周期T1で送信する同期信号に対する
子局装置2での受信確認の応答信号として図2の制御信
号フレームの論理構成1(20)を用いていたが、この
応答信号として同図2の制御信号フレームの論理構成2
(21)を用いる。すなわち、該同期信号に対する子局
からの正常受信確認を示す応答信号として該制御信号フ
レームの論理構成2(21)の制御信号26をACK信
号識別に設定し且つ情報信号27に時刻誤差の値を設定
することで構成する。
【0039】なお、該応答信号の送信は受信した該同期
信号に付加されて送られた基地局装置1のタイムスタン
プAを読み出して子局装置2のタイマー手段402の現
在値をタイムスタンプBとして参照し該タイムスタンプ
Bと該タイムスタンプAの時間誤差の値を通信制御部B
8の通信処理手段401が計算し、該通信制御部Bの通
信処理手段401が予め記憶部Bに記憶するタイマー誤
差許容値を読み出し比較して、その結果が該許容値の範
囲以内であれば正常受信確認と判断し同期信号に対する
応答信号として該時間誤差の値を付したACK信号を返
信することを該子局装置2の通信制御部B8の同期信号
応答生成手段411へ要求する。
【0040】第1の構成にて示す本願発明の第3の実施
例として、第1の実施例の説明では図1の基地局装置1
から子局装置2へ周期T1で送信する同期信号に対する
子局装置2での受信確認の応答信号として図2の制御信
号フレームの論理構成1(20)を用いていたが、この
応答信号として同図2の制御信号フレームの論理構成2
(21)を用いる。すなわち、該同期信号に対する子局
からの異常受信確認を示す応答信号として該制御信号フ
レームの論理構成2(21)の制御信号26をNAK信
号識別に設定し且つ情報信号27に時刻誤差の値を設定
することで構成する。
【0041】なお、該応答信号の送信は受信した該同期
信号に付加されて送られた基地局装置1のタイムスタン
プAを読み出して子局装置2のタイマー手段402の現
在値をタイムスタンプBとして参照し該タイムスタンプ
Bと該タイムスタンプAの時間誤差の値を通信制御部B
8の通信処理手段401が計算し、該通信制御部Bの通
信処理手段401が予め記憶部Bに記憶するタイマー誤
差許容値を読み出し比較して、その結果が該許容値の範
囲を超えていれば誤差異常発生と判断し、該受信したタ
イムスタンプAを基準に予め定める補正値を加えて該通
信制御部B8のタイマー手段402を更新した後に該子
局装置2の通信制御部B8の同期信号応答生成手段41
1へ該時間誤差の値を付したNAK信号を応答信号とし
て返信することを要求する。
【0042】第1の構成にて示す本願発明の第4の実施
例として、第1の実施例の説明では図1の基地局装置1
から子局装置2へ周期T1で送信する同期信号に対する
子局装置2での受信確認の応答信号として図2の制御信
号フレームの論理構成1(20)を用いていたが、この
応答信号として同図2の制御信号フレームの論理構成2
(21)を用いる。
【0043】すなわち、該同期信号に対する子局からの
異常受信確認を示す応答信号として該制御信号フレーム
の論理構成2(21)の制御信号26をNAK信号識別
に設定し且つ情報信号27に時刻誤差の値を設定するこ
とで構成する。
【0044】なお、該応答信号の送信は受信した該同期
信号に付加されて送られた基地局装置1のタイムスタン
プAを読み出して子局装置2のタイマー手段402の現
在値をタイムスタンプBとして参照し該タイムスタンプ
Bと該タイムスタンプAの時間誤差の値を通信制御部B
8の通信処理手段401にて計算し、該通信制御部Bの
通信処理手段401が予め記憶部Bに記憶するタイマー
誤差許容値を読み出し比較して、その結果が該許容値の
範囲以内であれば正常受信確認と判断し応答信号として
該時間誤差の値を付したACK信号を返信することを該
子局装置2の通信制御部Bの同期信号応答生成手段41
1へ要求することで行なわれる。また、その結果が該許
容値の範囲を超えていれば誤差異常発生と判断し、該受
信したタイムスタンプAを基準に予め定める補正値を加
えて該通信制御部B8のタイマー手段402を更新した
後に該子局装置2の通信制御部B8の同期信号応答生成
手段411へ該時間誤差の値を付したNAK信号を応答
信号として返信することを要求する。
【0045】以上のように本願発明の第1の実施例、第
2の実施例、第3の実施例および第4の実施例によれ
ば、基地局装置1から一定時刻の周期で送信する同期信
号に付加されたタイムスタンプAと該同期信号を受信し
た子局装置2側での受信時点のタイムスタンプBの時間
誤差の値を計算し、予め定める誤差許容値と比較しその
結果がオーバーした場合は子局装置2の通信制御部B8
の有する通信処理手段401がタイマー手段402に対
して同期補正を行い、該同期補正処理を該子局装置2で
行ったことを該基地局装置1宛にNAK応答識別を付し
た制御信号フレームを返信することにより、第1の実施
例、第2の実施例、第3の実施例および第4の実施例に
特有の下記の効果が得られる。
【0046】(ア)1台の基地局装置と複数の子局装置
との間の集中形通信形態での制御信号を伝送する制御チ
ャンネルでの同期合わせが容易に子局にて行うことがで
きる。
【0047】(イ)集中形通信形態での基地局装置は、
各子局装置に対して送信した同期信号を基に該子局装置
側での同期時刻合わせの誤差判別の結果を応答信号とし
て各子局装置から唯一の基地局装置へ返信することで該
基地局装置が容易にその応答確認を各子局単位で知るこ
とができる。
【0048】また、第2の実施例、第3の実施例および
第4の実施例に特有の下記の効果を得る。
【0049】(ウ)基地局装置が送信する周期T1の同
期信号に対して各子局装置から送信される各応答信号に
付加された時間誤差の値を該基地局装置が容易に知るこ
とが可能となり、各子局への同期合わせ誤差頻度に基づ
く統計管理や、現在固定の同期信号送信周期の値を可変
値として動的に更新制御するための誤差データ蓄積を行
な得る。
【0050】以下本発明の第2の構成を用いた第5の実
施例、第6の実施例、第7の実施例および第8の実施例
について、前記第1の構成における第1の実施例、第2
の実施例、第3の実施例または第4の実施例にて示した
図3、図4および図5をそれぞれ図6、図7および図8
にて置き換え、且つ図1と図2を用いて本願発明の集中
基地形の無線通信形態における無線通信制御方法および
その装置についてその動作を説明する。
【0051】なお、説明においては第1の構成を用いた
第1の実施例、第2の実施例、第3の実施例または第4
の実施例で開示していない点を以下に述べる。
【0052】図1は本願発明のすべての実施例に共通の
集中基地形の無線通信形態として用いる無線通信システ
ムの各装置構成を示すものである。なお、第2の構成で
用いる基地局装置の有する通信制御部Aの構成として図
6を、および該第2の構成で用いる子局装置の有する通
信制御部Bの構成として図7をそれぞれ用いる。
【0053】図1に示されるシステム構成に係る説明
は、前記第1の構成を用いた第1の実施例、第2の実施
例、第3の実施例および第4の実施例にてすでに述べた
ので省略する。
【0054】図2は図1に示すシステム構成で、図6に
示す構成の通信制御部Aを有する基地局装置1と図7に
示す構成の通信制御部Bを有する子局装置2の間で送受
信する同期信号または応答信号の制御信号フレームの構
成を示す。本願発明の第2の構成における第5の実施例
では同期信号として図2の制御信号フレームの論理構成
2(21)を用い応答信号としては制御信号フレームの
論理構成1(20)を用いる。また、本願発明の第6の
実施例、第7の実施例、第8の実施例では同期信号およ
び応答信号ともに図2の制御信号フレームの論理構成2
(21)を用いる。すなわち、基地局装置1から子局装
置2への方向では同期信号は該制御信号フレームの論理
構成2(21)を用い制御信号26に少なくとも同報指
定識別と同期信号識別を設け、且つ情報信号27にタイ
ムスタンプAを付することで形成する。また逆方向の該
同期信号に対する子局装置2から該基地局装置1へ宛て
る受信確認を示す応答信号としては本願発明の第5の実
施例では前記制御信号の論理構成1(20)の制御信号
25にACK信号識別またはNAK信号識別を設けて用
い、本願発明の第6の実施例と第7の実施例および第8
の実施例では前記制御信号の論理構成2(21)の制御
信号26に少なくともACK信号識別またはNAK信号
識別を設け且つ情報信号27に時間誤差の値を付するこ
とで形成する。
【0055】図6は、第2の構成にて有し、且つ図1に
示すシステム構成の基地局装置1の核となる通信制御部
A4の構成を示す。以下は、第1の構成が有する基地局
装置1の通信制御部Aとして図3に開示した内容と異な
る本願第2の構成に特有な図6の開示点を述べる。すな
わち60は、予め定める間欠通信のための基地局と子局
の間の基地局側の通信制御プロトコルを実行し且つ予め
記憶部A7に記憶する同期応答確認周期(Sr)間隔で
該子局からの応答信号を受信確認する通信処理手段60
1と、該基地局側の通信制御プロトコルにて用いる該同
期応答確認周期(Sr)をも含む各種タイマー監視処理
に用いる基地局側で共通のタイマー手段602を少なく
とも有する通信処理副部、62は図3の受信検出副部3
2の有する同期信号応答検出手段321を予め前記同期
応答確認周期(Sr)を前記通信処理手段601から与
えられることで予め応答信号が返信される同期信号の送
信タイミングを知ることのできる同期信号応答検出手段
621で置換した受信検出副部、63は図3の送受信処
理副部33に同期信号送信計数手段633と同期信号応
答受信起動手段634を追加した構成を有する送受信処
理副部、633は同期信号生成手段311にて組み立て
た同期信号が送信処理手段631を介して送受信部A5
へ送出される毎に通知される送信情報を前記同期応答確
認周期(Sr)でリセットし次の同期信号応答受信まで
の該同期信号送信回数を計数し該計数結果から算出され
る時間が前記同期応答確認周期(Sr)と一致する場合
は同期信号応答受信起動手段634へその旨を通知する
同期信号送信計数手段、634は該同期信号送信計数手
段633からの通知を受けることで同期信号送信後の各
子局からの予め定められたタイミングでの応答信号の受
信開始を起動するべく受信処理手段632への通知を行
なう同期信号応答受信起動手段、632は子局からの予
め定める通信電文の受信処理および逆に子局宛てに送信
した同様の通信電文に対する応答信号の受信処理と前記
同期信号応答受信起動手段634からの該通知によって
起動される該同期信号に対する各子局からの予め定める
応答信号の受信処理を行なう受信処理手段である。
【0056】図7は、第2の構成にて有し、且つ図1の
子局装置2での核となる通信制御部B8の構成を示す。
以下は、第1の構成が有する基地局装置1の通信制御部
B9として図4に開示した内容と異なる本願第2の構成
に特有な図7の開示点を述べる。すなわち70は、予め
定める間欠通信のための基地局と子局の間の子局側の通
信制御プロトコルを実行し且つ予め記憶部B10に記憶
または基地局装置1の記憶部Aから読み出され予め定め
る手順にて通知される同期応答確認周期(Sr)の間隔
で該基地局から送信される同期信号を受信すると同時に
必要な同期補正を行なう通信処理手段701と、該子局
側の通信制御プロトコルにて用いる該同期応答確認周期
(Sr)をも含む各種タイマー監視処理に用いる子局側
で共通のタイマー手段702を少なくとも有する通信処
理副部、71は図4の送信生成副部41の有する同期信
号応答生成手段411を同期信号受信計数手段724か
らの同期信号に対する応答信号の送信起動の通知を前記
同期応答確認周期(Sr)の間隔で受けて該応答信号の
組み立てを行ない送信処理手段431へ送出する同期信
号応答生成手段711で置換した送信生成副部、72は
図4の受信検出副部42に同期信号受信計数手段724
を追加し且つ図4の同期信号検出手段422を予め定め
る同期信号の受信毎に該同期信号受信計数手段へ通知す
る同期信号検出手段722で置換した受信検出副部、7
24は該同期信号検出手段722から同期信号の受信通
知を受ける毎に該同期信号の受信回数を計数し且つ該計
数の累積値を前記同期応答確認周期(Sr)でリセット
し次の該同期応答確認周期(Sr)における新たな該同
期信号受信計数を行なうとともに予め定める該同期応答
確認周期(Sr)に対応する該同期信号受信回数の満了
検出後に前記同期信号応答生成手段711へ通知を行な
う。
【0057】つぎに、図8は基地局装置1の通信制御部
A4が記憶部A6に予め記憶する同期信号の送出周期
(T1)の時間間隔で、図2の制御信号フレームの論理
構成2(21)の同報指定識別と同期信号識別を設定し
た制御信号フレーム(図8の中の同期信号801〜同期
信号806)を該基地局装置1から子局装置2宛に送信
する時間軸上のタイミングを示す。
【0058】さらに同図8は該同期信号801〜同期信
号806のタイミングに対して、応答信号返信に用いる
時間スロットのタイミングを第n番目(nは2以上の正
の整数)の同期信号毎の固定周期で設ける場合のn=2
の例を示す。すなわち、予め定める同期応答確認周期:
Sr(Sr=nxT1)の間隔で該基地局装置1から該
子局装置2宛てに送信される時に、合わせて6台の子局
装置2が応答信号を予め定める上記のn=2の該同期信
号の送信タイミングに対応して該各子局装置2からの応
答信号を予め固定割付けした場合の、子局#1と子局#
3と子局#6の3台の各子局装置2から前記同期信号8
01〜同期信号806の各々に対してACK信号が返信
されて該基地局装置1で予め定める各子局毎に割当てら
れる応答信号を受信するタイミングの相互関係を示すも
のである。
【0059】まず、第5の実施例の動作を示す。図1に
おける基地局装置1と1台の子局装置2または複数台の
子局装置2を含む子局装置群3との間で予め定める通信
制御の立ち上げ動作を経た後の、通常待ち合わせ動作時
の該基地局装置1と該子局装置2との間の間欠通信を維
持・提供するために必要となる伝送タイミングを一致・
整合させるために用いる同期信号として図2に示す制御
信号フレームの論理構成2(21)のフレーム構造を使
用する。すなわち、図2の制御信号26に同報指定識別
として予め定めるビットパターンおよび同期信号識別と
して予め定めるビットパターンを各々設定し、同時に図
6の通信制御部A4のタイマー手段602から通信処理
手段601が読み出した現在時刻(時・分・秒・1/1
00秒)をタイムスタンプAとして図6の送信生成副部
31の有する同期信号生成手段311へ与えることによ
って図2の情報信号27に該タイムスタンプAをその予
め定める表記に従って設定し前記基地局装置1から該子
局装置2宛に送信する同期信号フレーム(以下、同期信
号と略す)を表す制御信号フレームの論理構成2(2
1)を組立・生成する。この組立・生成した同期信号を
表す制御信号フレームの論理構成2(21)は送信処理
手段631へ与えられた後、送受信部A5を経て該子局
装置2宛に送出される。
【0060】この同期信号と図6の通信制御部A4の構
成図を用いて本願発明の第5の実施例としての図1の基
地局装置1の同期合わせ動作を示し、該同期信号と図7
の通信制御部B8の構成図を用いて同図1の各子局装置
2での応答信号の送信動作を示す。
【0061】また図6と図7の間、すなわち基地局装置
1の通信制御部A4と子局装置2の通信制御部B8との
相互間の同期信号送信とその応答信号返信の相互動作を
表す具体例として6台の子局装置2と1台の基地局装置
1を有する無線通信での送受信タイミングとその関係を
図8に示す。
【0062】なお、すでに述べた第1の実施例で開示さ
れない本願発明の第5の実施例に特有の部分の動作をつ
ぎに述べる。
【0063】まず、図1の基地局装置1の通信制御部A
4から図8に示すタイミングで同期信号801を各子局
宛てに送信を行なう場合、図8に例示される子局#1、
子局#3、子局#6などからの該同期信号各々への受信
確認応答としてACK信号識別を付与した応答信号が、
例えば該基地局から受け取った該同期信号801につづ
く予め各子局毎に定めた応答信号の返信タイミングで送
信される。同図8は前記n=2の場合を示している。す
なわち同期応答確認周期の値が、Sr=2xT1である
ため2回の連続する同期信号の該基地局からの送信に対
して1回飛ばし(隔回毎)で該同期信号への応答信号が
返信される。つまり該子局が応答信号の送信制御を図7
の通信制御部B8が持つ受信検出副部72の同期信号受
信計数手段724と送信生成副部71の同期信号応答生
成手段711を用いて行なう。図8で言えば、第1番目
に基地局から送信される同期信号801に対する子局か
らの応答信号が基地局にて受信確認された後は、第2番
目の同期信号802は子局側では予め定める同期合わせ
確認処理のみを行ない応答信号は返信せずに、次の第3
番目の同期信号803へは該子局が応答信号の返信を行
なう。以降、第4番目の同期信号804への応答信号の
返信はなく第5番目の同期信号805への応答信号は返
信すると言うn=2での応答信号の送信制御が該各子局
にて行なわれるとともに、該基地局にてもn=2のSr
周期での該同期信号に対する応答信号の予め定める受信
確認処理の起動要否を図6に示す通信制御部A4の有す
る同期信号送信計数手段633と同期信号応答受信起動
手段634と同期信号応答検出手段621を用いて行な
う。
【0064】以下、図6に示す基地局装置における通信
制御部A4の動作と図7に示す子局装置における通信制
御部B8の動作を、前述の図8の同期信号送信からその
応答信号の送信制御までを含め順に示す。
【0065】まず、基地局における動作を図6を用いて
述べる。いま、図6の基地局装置1が有する通信制御部
A4のタイマー手段602にて予め設定された同期信号
送出周期(T1)と同期応答確認周期(Sr)の各タイ
マー設定値の満了通知を通信処理手段601が受ける
と、該同期信号送出周期(T1)の満了通知の場合は図
6の送信生成副部61の同期信号生成手段311にて図
8の例えば同期信号801の組立生成を行ない且つ送受
信処理副部63の送信処理手段631にて呼出信号付与
手段333とともに予め記憶保持する呼出信号を付加し
て後に送受信部A5を介し子局宛てに該同期信号801
が最初に送出される。このとき該送信処理手段631は
該送受信部A5へ被送信制御信号フレームを転送すると
同時に同期信号送信計数手段633へ該同期信号801
の送信回数のカウントを要求する。ここでの該同期信号
801は図8の例では初回の同期信号送出となることか
ら送信回数=1となる。
【0066】以降、本実施例での同期応答確認周期:S
r=T1x2、すなわちn=2であることより、以後の
送信回数は該同期信号の送出毎に送信回数=1、2、
1、2、1、2、‥と更新される。この送信回数を常に
監視し任意の時点の送信回数=1の場合のみ該同期信号
送信計数手段633から同期信号応答受信起動手段63
4へ子局からの該同期信号に対応した応答信号を予め各
子局毎に割り当てたタイミングで受信すべく起動を要求
する。これによって該同期信号応答受信起動手段634
は受信処理手段632を実行させ該各子局からの応答信
号を順次受信し受信検出副部62へ通知する。この通知
によって同期信号応答検出手段621が該応答信号の識
別が正しいか否かを判断し、その結果を通信処理手段6
01へ通知する。これによって、基地局装置1の通信処
理手段601にて有する予め定める該同期信号の送出か
ら応答信号の確認までの手続きを一巡したこととなる。
【0067】つぎに、子局における動作を図7を用いて
述べる。図7の通信制御部B8の受信処理手段432に
て前記基地局から送出された該同期信号801を受信す
ると、該受信処理手段432から受信検出副部72の同
期信号検出手段722へ受信通知され該受信した制御信
号フレームが同期信号であると識別されると該同期信号
検出手段722は同期信号受信の旨を通信処理手段70
1へ通知し予め定める該同期信号受信時の処理を行な
う。また該同期信号検出手段722は同期信号受信計数
手段724へも通知を行ない、該通知を受けた該同期信
号受信計数手段724は前記基地局の場合の同期信号送
信計数手段633の場合と対象的な受信側からの該同期
信号の受信回数のカウントを行なう。該同期信号801
は図8の子局側では初回の同期信号となることから受信
回数=1となる。以降、本実施例での同期応答確認周
期:Sr=T1x2、すなわちn=2であることより、
以後の受信回数は該同期信号の受信毎に受信回数=1、
2、1、2、1、2、‥と更新される。この受信回数を
常に監視し任意の時点の受信回数=1の場合のみ該同期
信号受信計数手段724から同期信号応答生成手段71
1へ子局からの該同期信号に対応した応答信号を予め各
子局毎に割り当てたタイミングで返信する動作の起動を
要求する。これと同時に予め同期応答確認周期(Sr)
を設定されたタイマー手段702のタイマー監視を用い
て通信処理手段701が、該同期信号への応答信号の送
信要求許可を該同期信号応答生成手段711に通知して
ることを確認した後に始めて該同期信号への応答信号を
組立生成し、送信処理手段431へ転送することによっ
て、該基地局装置1へ送信される。
【0068】このような同期応答確認周期(Sr)を有
する場合の基地局装置1から子局装置2を複数台有する
子局装置群3への同期信号送信に対する子局装置2での
ACK信号識別またはNAK信号識別を有する応答信号
の該同期応答確認周期(Sr)に1回の割合での返信制
御を可能とする同期応答確認周期付きの同期合わせを提
供する。
【0069】第2の構成にて示す本願発明の第6の実施
例として、第5の実施例の説明では図1の基地局装置1
から子局装置2へ周期T1間隔で送信される同期信号に
対し予め定める同期応答確認周期(Sr)毎の子局装置
2からの受信確認通知のために該基地局装置1へ返信さ
れる応答信号として図2の制御信号フレームの論理構成
1(20)を用いていたが、この応答信号として同図2
の制御信号フレームの論理構成2(21)を用いる。す
なわち、該同期信号に対する子局からの正常受信確認を
示す応答信号として該制御信号フレームの論理構成2
(21)の制御信号26をACK信号識別に設定し且つ
情報信号27に時刻誤差の値を設定することで構成す
る。
【0070】なお、該子局装置2の通信制御部B8は該
同期信号を周期T1間隔で受信するとともに、予め有す
る同期信号受信計数手段724にて予め定める同期応答
確認周期(Sr)毎の受信監視を行ない、且つ該周期S
rでの予め定める応答信号を返信すべき該同期信号の受
信回数となったことを検知した場合のみ該同期信号受信
計数手段724から同期信号応答生成手段711へ該子
局装置2からの該同期信号に対応した応答信号を予め各
子局毎に割り当てたタイミングで返信する動作の起動を
要求する。この返信動作の起動要求による該応答信号の
送信を行なう前に該子局装置2では受信した該同期信号
に付加されて送られた基地局装置1からのタイムスタン
プAを読み出して子局装置2のタイマー手段702の現
在値をタイムスタンプBとして参照し、同時に該タイム
スタンプBと該タイムスタンプAの時間誤差の値を通信
制御部B8の通信処理手段701が計算し、該通信制御
部B8の通信処理手段701が予め記憶部B11に記憶
するタイマー誤差許容値を読み出し比較して、その結果
が該許容値の範囲以内であれば正常受信確認と判断し同
期信号に対する応答信号として該時間誤差の値を付した
ACK信号を返信することを該子局装置2の通信制御部
B8の同期信号応答生成手段711へ要求する。
【0071】第2の構成にて示す本願発明の第7の実施
例として、第5の実施例の説明では図1の基地局装置1
から子局装置2へ周期T1間隔で送信される同期信号に
対し予め定める同期応答確認周期(Sr)毎の子局装置
2からの受信確認通知のために該基地局装置1へ返信さ
れる応答信号として図2の制御信号フレームの論理構成
1(20)を用いていたが、この応答信号として同図2
の制御信号フレームの論理構成2(21)を用いる。す
なわち、該同期信号に対する子局からの正常受信確認を
示す応答信号として該制御信号フレームの論理構成2
(21)の制御信号26をACK信号識別に設定し且つ
情報信号27に時刻誤差の値を設定することで構成す
る。
【0072】なお、該子局装置2の通信制御部B8は該
同期信号を周期T1間隔で受信するとともに、予め有す
る同期信号受信計数手段724にて予め定める同期応答
確認周期(Sr)毎の受信監視を行ない、且つ該周期S
rでの予め定める応答信号を返信すべき該同期信号の受
信回数となったことを検知した場合のみ該同期信号受信
計数手段724から同期信号応答生成手段711へ該子
局装置2からの該同期信号に対応した応答信号を予め各
子局毎に割り当てたタイミングで返信する動作の起動を
要求する。
【0073】この返信動作の起動要求による該応答信号
の送信を行なう前に該子局装置2では受信した該同期信
号に付加されて送られた基地局装置1からのタイムスタ
ンプAを読み出して子局装置2のタイマー手段702の
現在値をタイムスタンプBとして参照し、該タイムスタ
ンプBと該タイムスタンプAの時間誤差の値を通信制御
部B8の通信処理手段701が計算し、該通信制御部B
8の通信処理手段701が予め記憶部B11に記憶する
タイマー誤差許容値を読み出し比較して、その結果が該
許容値の範囲を超えていれば誤差異常発生と判断し、該
受信したタイムスタンプAを基準に予め定める補正値を
加えて該通信制御部B8のタイマー手段702を更新し
た後に該子局装置2の通信制御部B8の同期信号応答生
成手段711へ該時間誤差の値を付したNAK信号を応
答信号として返信することを要求する。
【0074】第2の構成にて示す本願発明の第8の実施
例として、第5の実施例の説明では図1の基地局装置1
から子局装置2へ周期T1間隔で送信される同期信号に
対し予め定める同期応答確認周期(Sr)毎の子局装置
2からの受信確認通知のために該基地局装置1へ返信さ
れる応答信号として図2の制御信号フレームの論理構成
1(20)を用いていたが、この応答信号として同図2
の制御信号フレームの論理構成2(21)を用いる。す
なわち、該同期信号に対する子局からの正常受信確認を
示す応答信号として該制御信号フレームの論理構成2
(21)の制御信号26をACK信号識別に設定し且つ
情報信号27に時刻誤差の値を設定することで構成す
る。
【0075】なお、該子局装置2の通信制御部B8は該
同期信号を周期T1間隔で受信するとともに、予め有す
る同期信号受信計数手段724にて予め定める同期応答
確認周期(Sr)毎の受信監視を行ない、且つ該周期S
rでの予め定める応答信号を返信すべき該同期信号の受
信回数となったことを検知した場合のみ該同期信号受信
計数手段724から同期信号応答生成手段711へ該子
局装置2からの該同期信号に対応した応答信号を予め各
子局毎に割り当てたタイミングで返信する動作の起動を
要求する。
【0076】この返信動作の起動要求による該応答信号
の送信を行なう前に該子局装置2では受信した該同期信
号に付加されて送られた基地局装置1のタイムスタンプ
Aを読み出して子局装置2のタイマー手段702の現在
値をタイムスタンプBとして参照し、該タイムスタンプ
Bと該タイムスタンプAの時間誤差の値を通信制御部B
8の通信処理手段701にて計算し、該通信制御部B8
の通信処理手段701が予め記憶部B11に記憶するタ
イマー誤差許容値を読み出し比較して、その結果が該許
容値の範囲以内であれば正常受信確認と判断し応答信号
として該時間誤差の値を付したACK信号を返信するこ
とを該子局装置2の通信制御部B8の同期信号応答生成
手段711へ要求することで行なわれる。また、その結
果が該許容値の範囲を超えていれば誤差異常発生と判断
し、該受信したタイムスタンプAを基準に予め定める補
正値を加えて該通信制御部B8のタイマー手段702を
更新した後に該子局装置2の通信制御部B8の同期信号
応答生成手段711へ該時間誤差の値を付したNAK信
号を応答信号として返信することを要求する。
【0077】以上のように本願発明の第5の実施例、第
6の実施例、第7の実施例および第8の実施例によれ
ば、基地局装置1から一定時刻の周期(T1)で送信す
る同期信号に付加されたタイムスタンプAと該同期信号
を受信した子局装置2側での受信時点のタイムスタンプ
Bの時間誤差の値を計算し、予め定める誤差許容値と比
較しその結果がオーバーした場合は子局装置2の通信制
御部B8の有する通信処理手段701がタイマー手段7
02に対して同期補正を行い、該同期補正処理を該子局
装置2で行ったことを該基地局装置1宛にNAK応答識
別を付した制御信号フレームを、該受信した同期信号へ
の予め定める同期応答確認周期(Sr)間隔毎の応答信
号として返信することにより、第5の実施例、第6の実
施例、第7の実施例および第8の実施例に特有の下記の
効果が得られる。
【0078】(1)1台の基地局装置と複数の子局装置
との間の集中形通信形態での制御信号を伝送する制御チ
ャンネルでの同期合わせが容易に子局にて行うことがで
きる。
【0079】(2)集中形通信形態での基地局装置は、
各子局装置に対して送信した同期信号を基に該子局装置
側での同期時刻合わせの誤差判別の結果を応答信号とし
て各子局装置から唯一の基地局装置へ返信することで該
基地局装置が容易にその応答確認を各子局単位で知るこ
とができる。
【0080】(3)基地局装置が送信する周期T1の同
期信号に対して各子局装置から送信される各応答信号に
付加された時間誤差の値を該基地局装置が容易に知るこ
とが可能となり、各子局への同期合わせ誤差頻度に基づ
く統計管理や、現在固定の同期信号送信周期の値を可変
値として動的に更新制御するための誤差データ蓄積を行
ない得る。
【0081】(4)基地局装置は通信相手となる各子局
装置のタイマー精度が高い場合には、該基地局装置から
は一定周期(T1)での同期信号を該子局装置に送出し
つつ、その同期合わせの確認応答は該周期T1とは別に
定める同期応答確認周期(Sr、Sr>T1且つSr=
nxT1、n:自然数)毎に該子局装置から基地局装置
へ返信することで、該基地局側での応答信号待ち合わせ
時間を他の処理へ割り当てることが容易となる。また、
第6の実施例、第7の実施例および第8の実施例に特有
の下記の効果を得る。
【0082】(5)基地局と複数の子局との間で間欠通
信を行なう場合に、子局側から基地局宛てに送信する応
答信号の返信回数を容易に低減させることでき且つ、同
期合わせ動作の完備性をも保持した状態での該返信のた
めの通信電力消費量を簡単に低減できる。
【0083】以下、本発明の第3の構成を用いた第9の
実施例、第10の実施例、第11の実施例および第12
の実施例について、前記第1の構成における第1の実施
例、第2の実施例、第3の実施例および第4の実施例に
て示した図3、図4および図5をそれぞれ図9、図1
0、図11にて置き換え、且つ図1と図2を用いて本願
発明の集中基地型の無線通信形態における無線通信制御
方法およびその装置についてその動作を説明する。
【0084】なお、説明においては第1の構成を用い
た、第1の実施例、第2の実施例、第3の実施例または
第4の実施例で開示していない点を以下に述べる。
【0085】図1は本願発明のすべての実施例に共通の
集中基地形の無線通信形態として用いる無線通信システ
ムの各装置構成を示すものである。なお、第3の構成で
用いる基地局装置の有する通信制御部Aの構成として図
9を、および該第3の構成で用いる子局装置の有する通
信制御部Bの構成として図10をそれぞれ用いる。
【0086】図1に示されるシステム構成に係る説明
は、前記第1の構成を用いた第1の実施例、第2の実施
例、第3の実施例および第4の実施例にてすでに述べた
ので省略する。
【0087】図2は図1に示すシステム構成で、図9に
示す構成の通信制御部Aを有する基地局装置1と図10
に示す構成の通信制御部Bを有する子局装置2の間で送
受信する同期信号または応答信号の制御信号フレームの
構成を示す。本願発明の第3の構成における第9の実施
例では同期信号として図2の制御信号フレームの論理構
成2(21)を用い応答信号としては制御信号フレーム
の論理構成1(20)を用いる。また、本願発明の第1
0の実施例、第11の実施例、第12の実施例では同期
信号および応答信号ともに図2の制御信号フレームの論
理構成2(21)を用いる。すなわち、基地局装置1か
ら子局装置2への方向では同期信号は該制御信号フレー
ムの論理構成2(21)を用い制御信号26に少なくと
も同報指定識別と同期信号識別を設け、且つ情報信号2
7にタイムスタンプAを付することで形成する。また逆
方向の該同期信号に対する子局装置2から該基地局装置
1へ宛てる受信確認を示す応答信号としては本願発明の
第9の実施例では前記制御信号の論理構成1(20)の
制御信号25にACK信号識別またはNAK信号識別を
設けて用い、本願発明の第10の実施例と第11の実施
例および第12の実施例では前記制御信号の論理構成2
(21)の制御信号26に少なくともACK信号識別ま
たはNAK信号識別を設け且つ情報信号27に時間誤差
の値を付することで形成する。
【0088】図9は、第3の構成にて有し、且つ図1に
示すシステム構成の基地局装置1の核となる通信制御部
A4の構成を示す。以下は、第1の構成が有する基地局
装置1の通信制御部A4として図3に開示した内容と異
なる本願第3の構成に特有な図9の開示点を述べる。
【0089】すなわち90は、予め定める間欠通信のた
めの基地局と子局の間の基地局側の通信制御プロトコル
を実行する通信処理手段901と、予め記憶部7にて記
憶する同期信号送出の周期(T1)を含む各種タイマー
監視処理に用いる基地局側で共通のタイマー手段902
を少なくとも有する通信処理副部、92は図3の受信検
出副部32の有する同期信号応答検出手段321を予め
全ての子局と基地局との間で共通の規則として定める子
局からの応答順序制御(後方順次シフト、前方順次シフ
トなど)を行なう同期応答順序検出手段で置換した受信
検出副部、901は該周期(T1)で同期信号を基地局
から子局へ同報信号識別を付して送信を行ない且つその
子局の全てにおける受信確認を応答信号の受信解析によ
って判別または必要な通信誤り統計処理を予め有すると
ともに該同期信号を図9の送信生成副部31へ要求指示
すると同時に該同期信号送信の起動要求を行なったこと
を図9の受信検出副部92へも通知する通信処理手段で
あり、902は該通信処理手段901のために必要なタ
イマー監視用の予め定める各種タイマ値を設定しそのタ
イマー満了結果を該通信処理手段901へ通知するタイ
マー手段、921は予め全ての子局と基地局との間で共
通の規則として定める子局からの応答順序制御方法とし
て備えるもので該基地局の該通信処理手段901が同期
信号送信の起動を行なった旨の通知を該受信検出副部9
2が受けたタイミングを基に各子局からの応答信号の受
信順序を逐次更新(後方順次シフト、前方順次シフトな
ど)する機能を有した同期応答順序検出手段である。
【0090】図10は、第3の構成にて有し、且つ図1
の子局装置2での核となる通信制御部B9の構成を示
す。以下は、第1の構成が有する基地局装置1の通信制
御部B9として図4に開示した内容と異なる本願第3の
構成に特有な図10の開示点を述べる。すなわち100
は、予め定める間欠通信のための基地局と子局の間の子
局側の通信制御プロトコルを実行する通信処理手段10
01と、予め記憶部B11にて記憶する同期信号送出の
周期(T1)を含む各種タイマー監視処理に用いる子局
側で共通のタイマー手段1002を少なくとも有する通
信処理副部、101は図10の受信検出副部102が基
地局からの同期信号を受信検出した同期信号検出手段1
022から同期応答順序制御手段1020を介して該同
期信号の受信に対し該子局が送出する応答信号の送信タ
イミングを制御する機能と該応答信号の組立生成を行な
う機能を有する同期信号応答生成手段1011を少なく
とも有する送信生成副部、102は図10の送受信処理
副部43の受信処理手段を経由して受ける同期信号の制
御信号フレームの論理構造2(21)を解析し同期信号
検出手段1022にて同期信号として判別された場合に
その通知を上位処理として行なう通信処理手段1001
へ行ない、且つ該同期信号に対する応答信号を該子局か
ら返信する場合の該同期信号を基準とした相対時間スロ
ットの中での送信タイミングを予め唯一備える規則(後
方順次シフト、前方順次シフトなど)に従って生成する
とともに該生成したの送信タイミングを該同期信号を実
際に組立生成する送信生成副部101の有する同期信号
応答生成手段1011に与える受信検出副部、1001
は基地局から周期(T1)で受信する同期信号を子局が
図10の送受信処理副部43を介し、受信検出副部10
2にて同報信号識別と同期信号識別を判別した結果を通
知されることで予め有する該子局の通信制御プロトコル
を実行するとともに、該同期信号の受信確認応答の返信
要求を図10の送信生成副部101に対して行なう通信
処理手段、1002は該通信処理手段1001のために
必要なタイマー監視用の予め定める各種タイマ値および
同期応答順序制御手段1020にて生成される該子局か
らの応答信号の送信タイミングの値を設定し、そのタイ
マー満了結果を該通信処理手段1001へ通知するタイ
マー手段、1011は通信処理手段1001からの同期
信号に対する応答信号の送信要求を受けると該応答信号
を組立生成し且つ同期応答順序制御手段1020からの
該応答信号の該同期信号毎に更新される送出タイミング
与えられることによって図10の送受信処理副部43の
送信処理手段431を介した該応答信号の基地局宛ての
返信を行なう同期信号応答生成手段、1020は該同期
信号応答生成手段1011への応答信号の送信タイミン
グを、同期信号検出手段1022からの同期信号受信通
知を受けたことによって受信した該同期信号を基準とし
て続く次同期信号までの時間区間において予め定める相
対時間スロット系列の中で予め唯一備える規則(後方順
次シフト、前方順次シフトなど)に従って生成した後に
通知する同期応答順序制御手段、1022は図10の送
受信処理副部43の受信処理手段432から受けた制御
信号フレームの論理構成2(21)の制御信号26に同
報指定識別と同期信号識別が設定されてることを判別し
て、その結果が同期信号であれば前記通信処理手段10
01と前記同期応答順序制御手段1020へ該同期信号
受信検知の通知を行なう同期信号検出手段である。
【0091】つぎに、図11は基地局装置1の通信制御
部A4が記憶部A6に予め記憶する同期信号の送出周期
(T1)の時間間隔で、図2の制御信号フレームの論理
構成2(21)の同報指定識別と同期信号識別を設定し
た制御信号フレーム(図11の中の同期信号1101〜
同期信号1106)を該基地局装置1から子局装置2宛
に送信する時間軸上のタイミングを示す。さらに、同図
11は該同期信号1101〜同期信号1106のタイミ
ングに対して、該同期信号を受信する各子局からの応答
信号の返信に用いる時間スロットのタイミングを時間軸
上で順序付けられた該同期信号毎に異なるように応答順
序制御を行なった各子局毎の該応答信号の送信タイミン
グの関係を示す。例えば、同図11では6台の子局を有
する場合にまづ図11の同期信号1101に対しての応
答信号(図11ではACK信号を例示)を子局#1、子
局#2、子局#3、子局#4、子局#5、子局#6の順
番で予め割当てられる該同期信号1101を基準とした
時間スロットのタイミングを用いて送信する。次の同期
信号1102に対しては子局#2、子局#3、子局#
4、子局#5、子局#6、子局#1の順番で予め割当て
られる該同期信号1102を基準とした時間スロットの
タイミングを用いて該応答信号を送信する。同様に図1
1の例では順次左シフトさせることで、図11の同期信
号1106に対しては子局#6、子局#1、子局#2、
子局#3、子局#4、子局#5の順番で予め割当てられ
る該同期信号1106を基準とした時間スロットのタイ
ミングを用いて該応答信号を送信する。該同期信号11
06の次に受信される同期信号に対する子局の応答信号
送信順序は前記同期信号1101と同じ順番が同図11
の例では適用される。
【0092】まず、第9の実施例の動作を示す。図1に
おける基地局装置1と1台の子局装置2または複数台の
子局装置2を含む子局装置群3との間で予め定める通信
制御の立ち上げ動作を経た後の、通常待ち合わせ動作時
の該基地局装置1と該子局装置2との間の間欠通信を維
持・提供するために必要となる伝送タイミングを一致・
整合させるために用いる同期信号として図2に示す制御
信号フレームの論理構成2(21)のフレーム構造を使
用する。すなわち、図2の制御信号26に同報指定識別
として予め定めるビットパターンおよび同期信号識別と
して予め定めるビットパターンを各々設定し、同時に図
9の通信制御部A5のタイマー手段902から通信処理
手段901が読み出した現在時刻(時・分・秒・1/1
00秒)を、タイムスタンプAとして図9の送信生成副
部31の有する同期信号生成手段311へ与えることに
よって図2の情報信号27に該タイムスタンプAをその
予め定める表記に従って設定し前記基地局装置1から該
子局装置2宛てに送信する同期信号フレーム(以下、同
期信号と略す)を表す制御信号フレームの論理構成2
(21)を組立・生成する。この組立・生成した同期信
号を表す制御信号フレームの論理構成2(21)は図9
の送信処理手段331へ与えられた後、送受信部A7を
経て該子局装置2宛てに送出される。また該通信処理手
段901は、前記に示す該同期信号の組立・生成に必要
なパラメータの提供と同期信号の生成要求を該同期信号
生成手段311に対して行なうと同時に、図9の受信検
出副部92に対して前記の同期信号生成要求通知を発行
したことを通知する。該通知は該受信検出副部92の有
する同期応答順序検出手段921にてその通知受信毎に
予め定める子局の応答順序を、後述の子局装置2の図1
0に示す通信制御部B9の受信検出副部102が持つ同
期応答順序制御手段1020と連動して生成する。
【0093】この同期信号と図9の通信制御部A5の構
成図を用いて本願発明の第9の実施例としての図1の基
地局装置1の同期合わせ動作を示し、該同期信号と図1
0の通信制御部B9の構成図を用いて同図1の各子局装
置2での応答信号の送信動作を示す。
【0094】また図9と図10の間、すなわち基地局装
置1の通信制御部A5と子局装置2の通信制御部B9と
の相互間の同期信号送信とその応答信号返信の相互動作
を表す具体例として6第の子局装置2と1台の基地局装
置1を有する無線通信での送受信タイミングとその関係
を図11に示す。
【0095】なお、すでに述べた第1の実施例で開示さ
れない本願発明の第9の実施例に特有の部分の動作をつ
ぎに述べる。まづ、図1の基地局装置1の通信制御部A
5から図11に示す任意時点のタイミングで同期信号1
101を各子局宛てに送信を行なう場合、図11に例示
される子局#1‥子局#3‥子局#6からの該同期信号
1101への受信確認応答としてACK信号識別を付与
した応答信号が各子局から、予め定める応答順序制御を
伴って該基地局装置1へ宛てて送信される。すなわち、
基地局装置1と各子局装置2は同期信号の送信または受
信に逐次同期して共通の子局からの応答信号の送信順序
を生成する手段として該基地局には同期応答順序検出手
段921を、また子局には同期応答順序制御手段102
0をそれぞれ有する。図9に示す基地局の通信制御部A
5の通信処理手段901が同期信号生成手段311を起
動すべく送信生成副部31へ該同期信号1101の送信
を要求すると同時に、該通信処理手段901は受信検出
副部92の有する前記同期応答順序検出手段921に対
しても該同期信号1101に対する子局からの応答信号
の受信時のどの子局からの応答信号かの識別を行なうの
に用いる予め基地局と各子局で共通に定める子局応答順
序を生成することを要求する。なお、生成した該子局応
答順序を用いて順序解析を該同期応答順序検出手段92
1にて行なった結果は該通信処理手段901に通知され
る。
【0096】いま図11の同期信号1101に対しての
応答信号(図11ではACK信号を例示)を子局#1、
子局#2、子局#3、子局#4、子局#5、子局#6の
順番で予め割当てられる該同期信号1101を基準とし
た時間スロットのタイミングを用いて送信する。次の同
期信号1102に対しては子局#2、子局#3、子局#
4、子局#5、子局#6、子局#1の順番で予め割当て
られる該同期信号1102を基準とした時間スロットの
タイミングを一つ前方シフトさせた応答順序を用いて該
応答信号を送信する。同様に図11の例では順次左へ前
方シフトさせることで、図11の同期信号1106に対
しては子局#6、子局#1、子局#2、子局#3、子局
#4、子局#5の順番で予め割当てられる該同期信号1
106を基準とした時間スロットのタイミングを用いて
該応答信号を送信する。該同期信号1106の次に子局
にて受信される同期信号に対する子局の応答信号送信順
序は前記同期信号1101と同じ順番が同図11の例で
は適用され以降この子局の応答順序が一巡サイクルとし
て繰り返される。ただし、該応答順序の生成規則は予め
基地局の同期応答順序検出手段と子局の同期応答順序制
御手段で共通に定めるものであり、図11に例示する前
方シフトを後方シフト、または共通の一様乱数表を先頭
から順に参照するなど他の規則を適用し得るものであ
る。
【0097】つぎに、子局における動作を図10を用い
て述べる。図10の通信制御部B9の受信処理手段43
2にて前記基地局から送出された図11に示す該同期信
号1101を受信すると、該受信処理手段432から受
信検出副部102の同期信号検出手段1022へ受信通
知され該受信した制御信号フレームが同期信号であると
識別されると該同期信号検出手段1022は同期信号受
信の旨を通信処理手段1001へ通知し予め定める該同
期信号受信時の処理を行なう。また、同時に該同期信号
検出手段1022は、図10の同じ受信検出副部102
が有する同期応答順序制御手段1020へも該子局から
の該同期信号1101に対する応答信号の返信の送信タ
イミングを生成の要求を行なう。
【0098】該応答信号の送信タイミングは、図11の
場合の前方シフトによる順序制御の例では予め割り当て
る子局#1〜子局#6の6台の順序に対して、いま任意
の子局#3をとって述べると、受信した該同期信号11
01に対しては同図11の基地局での受信タイミングを
見れば分かるように該同期信号1101を基準にした第
3番目の応答信号送信タイムングの時間スロットが割り
当てられている。これが次の同期信号1102の受信時
は第3番目から第2番目に前方シフトした該応答信号送
信タイミングの時間スロットが割り当てられる。さらに
続く同期信号1103に対しては第2番目から第1番目
の時間スロットが該子局#3からの該応答信号送信時に
適用される。また同期信号1104に対しては図11の
例では第1番目から第6番目(最後尾)の時間スロット
となる。以降このサイクルを繰り返すことで該子局#3
からの応答信号は送信される。
【0099】このような応答信号送信のタイミングを各
子局の同期応答順序制御手段1020が生成した結果を
図10の送信生成副部101の同期信号応答生成手段1
011が受け取ると、すでに受信検出副部102の同期
信号検出手段にて該同期信号受信の通知を受けた通信処
理手段1001が予め定める該子局の通信制御プロトコ
ルを実行し該同期信号に対しての応答信号を生成し送信
する旨の応答送信要求を該同期信号応答生成手段101
1に対して行なわれてるかを判断し、行なわれてる場合
はただちに該応答信号を組立・生成した上で該与えられ
た送信タイミングの時間スロットを待って送出する。ま
た該応答送信要求が該同期信号応答生成手段1011に
なされていない場合は該同期信号1101後、次の同期
信号1102受信直前までの時間軸上での該子局へ割当
られた応答信号送信タイミングとして許容された時間ス
ロットの直前(ただし、応答信号の組立・生成および送
信開始までの必要な処理時間を予め含めた時間)までの
間で該応答送信要求がされるのを待ち合わせる。これに
よって、基地局は同期信号毎に更新される各子局からの
応答信号を、その返信元の子局を識別確認しつつ同期信
号確認を行なうことのできる同期合わせを提供する。
【0100】なお、間欠通信の場合、例えば各子局にお
いては、子局が同期信号受信後に自分の応答信号を送信
完了直後に、低消費電力のための該子局の自己動作停止
を次の一定周期(T1)で受信される該同期信号を受信
するまでの残り時刻を予め算出した上で行ない該残り時
刻満了直前に再び自己動作を開始する際には、本願発明
の第9の実施例を適用することで図11のような6台の
子局それぞれの電力消費をバラつきなく均一にすること
ができる。
【0101】第3の構成にて示す本願発明の第10の実
施例として、第9の実施例の説明では図1の基地局装置
1から子局装置2への周期T1間隔で送信される同期信
号に対しする各子局装置2からの該同期信号に対する受
信確認通知のために該基地局装置1宛てに、各子局の同
期応答順序制御手段1020が受信する同期信号毎に順
次生成する送信タイミングの時間スロットを用いて返信
する応答信号として図2の制御信号フレームの論理構成
1(20)を用いていた。本願発明の第10の実施例で
はこの応答信号を同図2の制御信号フレームの論理構成
2(21)に置換し、且つ前記応答信号返信の送信タイ
ミングとして順序制御された該同期信号を基準に定める
時間スロットの割当に従った該応答信号の送信を行な
う。このとき該同期信号に対する子局からの正常受信確
認を示す応答信号は、該制御信号フレームの論理構成2
(21)の制御信号26をACK信号識別に設定し、且
つ情報信号27に時刻誤差の値を設定することで構成さ
れる。
【0102】なお、基地局装置1の通信制御部A5では
同期信号の送出は、第9の実施例で述べたように通信処
理手段901からの周期T1間隔での送信要求を同期信
号生成手段311が受けることで起動され、同時に該同
期信号送出後の応答信号返信元子局を一意に識別するた
めに用いる応答信号の受信順序を、前記通信処理手段9
01からの同期信号応答待ち通知を受けた同期応答順序
検出手段921が生成し受信する応答信号の識別時に自
ら用いる。一方、該子局装置2の通信制御部B9は該同
期信号を周期T1間隔で受信すると図10の受信処理手
段432を介して同期信号検出手段1022が識別検出
処理を行ない、その応答信号の返信に使用する送信タイ
ミングの時間スロットの割当順位の算出を同期応答順序
制御手段1020に行なわせて、その送信タイミングを
同期信号応答生成手段1011へ知らせることで通信処
理手段1001からの応答信号送信要求を受けることで
その応答信号送信を該同期信号応答生成手段1011が
図10の送信処理手段431を介して行なう。
【0103】また、該応答信号の送信を該同期信号応答
生成手段1011が行なう前に、該子局装置2では受信
した該同期信号に付加されて送られた基地局装置1から
のタイムスタンプAを読み出して子局装置2のタイマー
手段1002の現在値をタイムスタンプBとして参照
し、同時に該タイムスタンプBと該タイムスタンプAの
時間誤差の値を通信制御部B9の通信処理手段1001
が計算し、該通信制御部B9の通信処理手段1001が
予め記憶部B11に記憶するタイマー誤差許容値を読み
出し比較して、その結果が該許容値の範囲以内であれば
正常受信確認と判断し同期信号に対する応答信号として
該時間誤差の値を付したACK信号を返信することを該
子局装置2の通信制御部B9の同期信号応答生成手段1
011へ要求する。
【0104】第3の構成にて示す本願発明の第11の実
施例として、第9の実施例の説明では図1の基地局装置
1から子局装置2への周期T1間隔で送信される同期信
号に対する各子局装置2からの該同期信号に対する受信
確認通知のために該基地局装置1宛てに、各子局の同期
応答順序制御手段1020が受信する同期信号毎に順次
生成する送信タイミングの時間スロットを用いて返信す
る応答信号として図2の制御信号フレームの論理構成1
(20)を用いていた。本願発明の第10の実施例では
この応答信号を同図2の制御信号フレームの論理構成2
(21)に置換し、且つ前記応答信号返信の送信タイミ
ングとして順序制御された該同期信号を基準に定める時
間スロットの割当に従った該応答信号の送信を行なう。
このとき該同期信号に対する子局からの正常受信確認を
示す応答信号は、該制御信号フレームの論理構成2(2
1)の制御信号26をACK信号識別に設定し、且つ情
報信号27に時刻誤差の値を設定することで構成され
る。
【0105】なお、基地局装置1の通信制御部A5では
同期信号の送出は、第9の実施例で述べたように通信処
理手段901からの周期T1間隔での送信要求を同期信
号生成手段311が受けることで起動され、同時に該同
期信号送出後の応答信号返信元子局を一意に識別するた
めに用いる応答信号の受信順序を、前記通信処理手段9
01からの同期信号応答待ち通知を受けた同期応答順序
検出手段921が生成し受信する応答信号の識別時に自
ら用いる。一方、該子局装置2の通信制御部B9は該同
期信号を周期T1間隔で受信すると図10の受信処理手
段432を介して同期信号検出手段1022が識別検出
処理を行ない、その応答信号の返信に使用する送信タイ
ミングの時間スロットの割当順位の算出を同期応答順序
制御手段1020に行なわせて、その送信タイミングを
同期信号応答生成手段1011へ知らせることで通信処
理手段1001からの応答信号送信要求を受けることで
その応答信号送信を該同期信号応答生成手段1011が
図10の送信処理手段431を介して行なう。
【0106】また、該応答信号の送信を該同期信号応答
生成手段1011が行なう前に、該子局装置2では受信
した該同期信号に付加されて送られた基地局装置1から
のタイムスタンプAを読み出して子局装置2のタイマー
手段1002の現在値をタイムスタンプBとして参照
し、同時に該タイムスタンプBと該タイムスタンプAの
時間誤差の値を通信制御部B9の通信処理手段1001
が計算し、該通信制御部B9の通信処理手段1001が
予め記憶部B11に記憶するタイマー誤差許容値を読み
出し比較して、その結果が該許容値の範囲を超えていれ
ば誤差異常発生と判断し、該受信したタイムスタンプA
を基準に予め定める補正値を加えて図10の該通信制御
部B9のタイマー手段1002を更新した後に、該子局
装置2の通信制御部B9の同期信号応答生成手段101
1へ該時間誤差の値を付したNAK信号を応答信号とし
て前記送信タイミングの順位に従って返信することを要
求する。
【0107】第3の構成にて示す本願発明の第12の実
施例として、第9の実施例の説明では図1の基地局装置
1から子局装置2への周期T1間隔で送信される同期信
号に対しする各子局装置2からの該同期信号に対する受
信確認通知のために該基地局装置1宛てに、各子局の同
期応答順序制御手段1020が受信する同期信号毎に順
次生成する送信タイミングの時間スロットを用いて返信
する応答信号として図2の制御信号フレームの論理構成
1(20)を用いていた。本願発明の第10の実施例で
はこの応答信号を同図2の制御信号フレームの論理構成
2(21)に置換し、且つ前記応答信号返信の送信タイ
ミングとして順序制御された該同期信号を基準に定める
時間スロットの割当に従った該応答信号の送信を行な
う。このとき該同期信号に対する子局からの正常受信確
認を示す応答信号は、該制御信号フレームの論理構成2
(21)の制御信号26をACK信号識別に設定し、且
つ情報信号27に時刻誤差の値を設定することで構成さ
れる。
【0108】なお、基地局装置1の通信制御部A5では
同期信号の送出は、第9の実施例で述べたように通信処
理手段901からの周期T1間隔での送信要求を同期信
号生成手段311が受けることで起動され、同時に該同
期信号送出後の応答信号返信元子局を一意に識別するた
めに用いる応答信号の受信順序を、前記通信処理手段9
01からの同期信号応答待ち通知を受けた同期応答順序
検出手段921が生成し受信する応答信号の識別時に自
ら用いる。一方、該子局装置2の通信制御部B9は該同
期信号を周期T1間隔で受信すると図10の受信処理手
段432を介して同期信号検出手段1022が識別検出
処理を行ない、その応答信号の返信に使用する送信タイ
ミングの時間スロットの割当順位の算出を同期応答順序
制御手段1020に行なわせて、その送信タイミングを
同期信号応答生成手段1011へ知らせることで通信処
理手段1001からの応答信号送信要求を受けることで
その応答信号送信を該同期信号応答生成手段1011が
図10の送信処理手段431を介して行なう。
【0109】また、該応答信号の送信を該同期信号応答
生成手段1011が行なう前に、該子局装置2では受信
した該同期信号に付加されて送られた基地局装置1から
のタイムスタンプAを読み出して子局装置2のタイマー
手段1002の現在値をタイムスタンプBとして参照
し、同時に該タイムスタンプBと該タイムスタンプAの
時間誤差の値を通信制御部B9の通信処理手段1001
が計算し、該通信制御部B9の通信処理手段1001が
予め記憶部B11に記憶するタイマー誤差許容値を読み
出し比較して、その結果が該許容値の範囲以内であれば
正常受信確認と判断し同期信号に対する応答信号として
該時間誤差の値を付したACK信号を返信することを該
子局装置2の通信制御部B9の同期信号応答生成手段1
011へ要求する。また、その結果が該許容値の範囲を
超えていれば誤差異常発生と判断し、該受信したタイム
スタンプAを基準に予め定める補正値を加えて図10の
該通信制御部B9のタイマー手段1002を更新した後
に、該子局装置2の通信制御部B9の同期信号応答生成
手段1011へ該時間誤差の値を付したNAK信号を応
答信号として前記送信タイミングの順位に従って返信す
ることを要求する。
【0110】以上のように本願発明の第9の実施例、第
10の実施例、第11の実施例および第12の実施例に
よれば、基地局装置1から一定時刻の周期(T1)で送
信する同期信号に付加されたタイムスタンプAと該同期
信号を受信した子局装置2での受信時点のタイムスタン
プBの時間誤差の値を計算し、予め定める誤差許容値と
比較しその結果によって該子局装置2での同期補正を行
ない且つ、応答信号を各子局から基地局装置1へ各子局
で割り当てられた送信タイミングを用いて行なうこと、
さらに該子局装置2の同期応答順序制御手段1020に
よって各子局装置2が受信した同期信号に対する応答信
号を返信する場合に用いる送信タイミングの時間スロッ
トを生成し、同期信号応答生成手段1011にて該送信
タイミングを用いることで各子局装置2でそれぞれ順序
制御された応答信号の返信を行なうことで、第9の実施
例、第10の実施例、第11の実施例および第12の実
施例に特有の下記の効果が得られる。
【0111】(1)1台の基地局装置と複数の子局装置
との間の集中形通信形態での制御信号を伝送する制御チ
ャンネルでの同期合わせが容易に子局にて行うことがで
きる。
【0112】(2)集中形通信形態での基地局装置は、
各子局装置に対して送信した同期信号を基に該子局装置
側での同期時刻合わせの誤差判別の結果を応答信号とし
て各子局装置から唯一の基地局装置へ返信することで該
基地局装置が容易にその応答確認を各子局単位で知るこ
とができる。
【0113】(3)基地局装置が送信する周期T1の同
期信号に対して各子局装置から送信される各応答信号に
付加された時間誤差の値を該基地局装置が容易に知るこ
とが可能となり、各子局への同期合わせ誤差頻度に基づ
く統計管理や、現在固定の同期信号送信周期の値を可変
値として動的に更新制御するための誤差データ蓄積を行
ない得る。
【0114】また、第10の実施例、第11の実施例お
よび第12の実施例に特有の下記の効果を得る。
【0115】(4)基地局装置は通信相手となる各子局
装置のタイマー精度が高い場合には、該基地局装置から
は一定周期(T1)での同期信号を該子局装置に送出し
つつ、その同期合わせの確認応答は該周期T1とは別に
定める同期応答確認周期(Sr、Sr>T1且つSr=
nxT1、n:自然数)毎に該子局装置から基地局装置
へ返信することで、該基地局側での応答信号待ち合わせ
時間を他の処理へ割り当てることが容易となる。
【0116】(5)基地局と複数の子局との間で間欠通
信を行なう場合、子局にて行なう間欠動作、すなわち同
期信号を受信し該同期信号に対する子局からの応答信号
の送出を終えると次の同期信号の受信直前まで該子局の
動作を停止させ該子局の消費電力を節約するとき、各子
局が基準となる同期信号に対して送信する応答信号の送
出タイミングが予め固定の場合は各子局よってその電力
消費のばらつきが生じる。このばらつきを本願の同期応
答順序制御手段によって動的に動かすことですべての子
局での電力消費を容易に均一化できる。
【0117】なお、第1、第2、第3および第4の実施
例において、図3に示す通信制御部A4は通信処理副部
30と送信生成副部31と受信検出副部32と送受信処
理副部33から構成されるとしたが、該通信制御部A4
は一つのマイクロプロセッサによって各副部の機能をプ
ログラムとして組み込むか、または各々が独立のマイク
ロプロセッサから構成されるか、またはいくつかの上記
副部を組み合わせて複数のマイクロプロセッサにて構成
してもよい。また、図4に示す通信制御部B8の構成も
該図3の通信制御部A4と同様である。
【0118】さらに第5、第6、第7および第8の実施
例において、図6に示す通信制御部A4は通信処理副部
60と送信生成副部61と受信検出副部62と送受信処
理副部63から構成されるとしたが、該通信制御部A4
は一つのマイクロプロセッサによって各副部の機能をプ
ログラムとして組み込むか、または各々が独立のマイク
ロプロセッサから構成されるか、またはいくつかの上記
副部を組み合わせて複数のマイクロプロセッサにて構成
してもよい。また、図7に示す通信制御部B8の構成も
該図6の通信制御部A4と同様である。
【0119】また第9、第10、第11および第12の
実施例において、図9に示す通信制御部A5は通信処理
副部90と送信生成副部31と受信検出副部92と送受
信処理副部33から構成されるとしたが、該通信制御部
A5は一つのマイクロプロセッサによって各副部の機能
をプログラムとして組み込むか、または各々が独立のマ
イクロプロセッサから構成されるか、またはいくつかの
上記副部を組み合わせて複数のマイクロプロセッサにて
構成してもよい。
【0120】また、図10に示す通信制御部B9の構成
も該図9の通信制御部A5と同様である。
【0121】以下、本発明の第4の構成を用いた第13
の実施例、第14の実施例、第15の実施例および第1
6の実施例について述べる。
【0122】本願発明の第13の実施例は、図6と図9
を持つ基地局装置1、図7と図10を持つ子局装置2お
よび図8と図11の通信タイミングの制御の両方を備え
た構成において、すでに述べた第5の実施例と第9の実
施例よりその動作は明らかである。
【0123】本願発明の第14の実施例は、図6と図9
を持つ基地局装置1、図7と図10を持つ子局装置2お
よび図8と図11の通信タイミングの制御の両方を備え
た構成において、すでに述べた第6の実施例と第10の
実施例よりその動作は明らかである。
【0124】本願発明の第15の実施例は、図6と図9
を持つ基地局装置1、図7と図10を持つ子局装置2お
よび図8と図11の通信タイミングの制御の両方を備え
た構成において、すでに述べた第7の実施例と第11の
実施例よりその動作は明らかである。
【0125】本願発明の第16の実施例は、図6と図9
を持つ基地局装置1、図7と図10を持つ子局装置2お
よび図8と図11の通信タイミングの制御の両方を備え
た構成において、すでに述べた第8の実施例と第12の
実施例よりその動作は明らかである。
【0126】以上のように本願発明の第13の実施例、
第14の実施例、第15の実施例および第16の実施例
によれば、下記の特有な効果が得られる。
【0127】第13の実施例、第14の実施例、第15
の実施例および第16の実施例に特有の下記の効果が得
られる。
【0128】(1)1台の基地局装置と複数の子局装置
との間の集中形通信形態での制御信号を伝送する制御チ
ャンネルでの同期合わせが容易に子局にて行うことがで
きる。
【0129】(2)集中形通信形態での基地局装置は、
各子局装置に対して送信した同期信号を基に該子局装置
側での同期時刻合わせの誤差判別の結果を応答信号とし
て各子局装置から唯一の基地局装置へ返信することで該
基地局装置が容易にその応答確認を各子局単位で知るこ
とができる。
【0130】第14の実施例、第15の実施例、第16
の実施例に特有の下記の効果を得る。
【0131】(3)基地局装置が送信する周期T1の同
期信号に対して各子局装置から送信される各応答信号に
付加された時間誤差の値を該基地局装置が容易に知るこ
とが可能となり、各子局への同期合わせ誤差頻度に基づ
く統計管理や、現在固定の同期信号送信周期の値を可変
値として動的に更新制御するための誤差データ蓄積を行
な得る。
【0132】(4)基地局と複数の子局との間で間欠通
信を行なう場合、子局にて行なう間欠動作、すなわち同
期信号を受信し該同期信号に対する子局からの応答信号
の送出を終えると次の同期信号の受信直前まで該子局の
動作を停止させ該子局の消費電力を節約するとき、各子
局が基準となる同期信号に対して送信する応答信号の送
出タイミングが予め固定の場合は各子局よってその電力
消費のばらつきが生じる。このばらつきを本願の同期応
答順序制御手段によって動的に動かすことですべての子
局での電力消費を容易に均一化できる。
【0133】
【発明の効果】本願発明によって次のような効果がもた
らされる。
【0134】すなわち、第1の実施例、第2の実施例、
第3の実施例、第4の実施例と第5の実施例、第6の実
施例、第7の実施例、第8の実施例と第9の実施例、第
10の実施例、第11の実施例、第12の実施例と第1
3の実施例、第14の実施例、第15の実施例および第
16の実施例に特有の下記の効果が得られる。
【0135】(1)1台の基地局装置と複数の子局装置
との間の集中形通信形態での制御信号を伝送する制御チ
ャンネルでの同期合わせが容易に子局にて行うことがで
きる。
【0136】(2)集中形通信形態での基地局装置は、
各子局装置に対して送信した同期信号を基に該子局装置
側での同期時刻合わせの誤差判別の結果を応答信号とし
て各子局装置から唯一の基地局装置へ返信することで該
基地局装置が容易にその応答確認を各子局単位で知るこ
とができる。
【0137】また、第2の実施例、第3の実施例、第4
の実施例と第6の実施例、第7の実施例、第8の実施例
と第10の実施例、第11の実施例、第12の実施例と
第14の実施例、第15の実施例、第16の実施例に特
有の下記の効果を得る。
【0138】(3)基地局装置が送信する周期T1の同
期信号に対して各子局装置から送信される各応答信号に
付加された時間誤差の値を該基地局装置が容易に知るこ
とが可能となり、各子局への同期合わせ誤差頻度に基づ
く統計管理や、現在固定の同期信号送信周期の値を可変
値として動的に更新制御するための誤差データ蓄積を行
ない得る。
【0139】さらに、第5の実施例、第6の実施例、第
7の実施例、第8の実施例と第9の実施例、第10の実
施例、第11の実施例、第12の実施例に特有の下記の
効果が得られる。
【0140】(4)基地局装置は通信相手となる各子局
装置のタイマー精度が高い場合には、該基地局装置から
は一定周期(T1)での同期信号を該子局装置に送出し
つつ、その同期合わせの確認応答は該周期T1とは別に
定める同期応答確認周期(Sr、Sr>T1且つSr=
nxT1、n:自然数)毎に該子局装置から基地局装置
へ返信することで、該基地局側での応答信号待ち合わせ
時間を他の処理へ割り当てることが容易となる。
【0141】第6の実施例、第7の実施例、第8の実施
例に特有の下記の効果を得る。 (5)基地局と複数の子局との間で間欠通信を行なう場
合に、子局側から基地局宛てに送信する応答信号の返信
回数を容易に低減させることができ且つ、同期合わせ動
作の完備性をも保持した状態での該返信のための通信電
力消費量を簡単に低減できる。
【0142】さらに、第10の実施例、第11の実施
例、第12の実施例と第14の実施例、第15の実施
例、第16の実施例に特有の下記の効果を得る。
【0143】(6)基地局と複数の子局との間で間欠通
信を行なう場合、子局にて行なう間欠動作、すなわち同
期信号を受信し該同期信号に対する子局からの応答信号
の送出を終えると次の同期信号の受信直前まで該子局の
動作を停止させ該子局の消費電力を節約するとき、各子
局が基準となる同期信号に対して送信する応答信号の送
出タイミングが予め固定の場合は各子局よってその電力
消費のばらつきが生じる。このばらつきを本願の同期応
答順序制御手段によって動的に動かすことですべての子
局での電力消費を容易に均一化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の全ての実施例において共通な基地局
と子局の基本構成を示す図
【図2】本願発明の全ての実施例の説明において用いる
基地局と子局の間で送受信する制御信号の構造を説明す
るための構成図
【図3】本願発明の第1、第2、第3、第4の各実施例
における基地局装置の通信制御の動作説明のための構成
【図4】本願発明の第1、第2、第3、第4の各実施例
における子局装置に共通の通信制御の動作説明のための
構成図
【図5】本願発明の第1、第2、第3、第4の各実施例
における基地局装置と複数子局装置との同期信号への応
答信号送信時の通信制御のための通信タイミングを示す
【図6】本願発明の第5、第6、第7、第8の実施例に
おける基地局装置の通信制御の動作説明のための構成図
【図7】本願発明の第5、第6、第7、第8の実施例に
おける子局装置に共通の通信制御の動作説明のための構
成図
【図8】本願発明の第5、第6、第7、第8の各実施例
における基地局装置と複数子局装置との間の同期合わせ
動作で用いる同期信号に対する応答信号送信時の通信制
御のための通信タイミングを示す図
【図9】本願発明の第9、第10、第11、第12の各
実施例における基地局装置の通信制御の動作説明のため
の構成図
【図10】本願発明の第9、第10、第11、第12の
各実施例における子局装置に共通の通信制御の動作説明
のための構成図
【図11】本願発明の第9、第10、第11、第12の
各実施例における基地局装置と複数子局装置との間の同
期合わせ動作で用いる同期信号に対する応答信号の送信
のための応答順序制御の通信タイミングを示す図
【図12】従来例の対向形通信形態での通信制御を説明
するための概略図
【符号の説明】
1 基地局装置 2 子局装置 3 子局装置群 4 通信制御部A 5 送受信部A 6 記憶部A 7 基地局アンテナ部 8 通信制御部B 9 送受信部B 10 記憶部B 11 子局アンテナ部 20 制御信号フレームの論理構成1 21 制御信号フレームの論理構成2 22 ビット同期信号 23 フレーム同期信号 24 呼出信号 25 制御信号 26 制御信号 27 情報信号 30 通信処理副部 31 送信生成副部 32 受信検出副部 33 送受信処理副部 40 通信処理副部 41 送信生成副部 42 受信検出副部 43 送受信処理副部 60 通信処理副部 61 送信生成副部 62 受信検出副部 63 送受信処理副部 70 通信処理副部 71 送信生成副部 72 受信検出副部 90 通信処理副部 92 受信検出副部 100 通信処理副部 101 送信生成副部 102 受信検出副部 120 親局 121 子局 122 記憶部 123 送受信部 124 通信制御部 125 アンテナ部 126 送受信部 127 アンテナ部 128 記憶部 129 通信制御部 301 通信処理手段 302 タイマー手段 311 同期信号生成手段 312 ACK信号生成手段 313 通信電文生成手段 321 同期信号応答検出手段 322 通信電文応答検出手段 323 通信電文検出手段 331 送信処理手段 332 受信処理手段 333 呼出信号付与手段 334 呼出信号識別手段 335 周波数チャンネル選択手段 336 キャリアセンス手段 401 通信処理手段 402 タイマー手段 411 同期信号応答生成手段 412 通信電文生成手段 421 通信電文応答検出手段 422 同期信号検出手段 423 通信電文検出手段 431 送信処理手段 432 受信処理手段 433 呼出信号付与手段 434 呼出信号識別手段 435 周波数チャンネル選択手段 436 キャリアセンス手段 501〜506 同期信号 601 通信処理手段 602 タイマー手段 612 ACK信号生成手段 621 同期信号応答検出手段 631 送信処理手段 632 受信処理手段 633 同期信号送信計数手段 634 同期信号応答受信起動手段 701 通信処理手段 702 タイマー手段 711 同期信号応答生成手段 722 同期信号検出手段 724 同期信号受信計数手段 801〜806 同期信号 901 通信処理手段 902 タイマー手段 921 同期応答順序検出手段 1001 通信処理手段 1002 タイマー手段 1011 同期信号応答生成手段 1020 同期応答順序制御手段 1022 同期信号検出手段 1101〜1106 同期信号

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】唯一の無線基地局(以降、基地局または基
    地局装置と呼ぶ)と少なくとも2台以上の子局(以降子
    局または子局装置と呼ぶ)を有する集中基地形の無線通
    信形態において、前記基地局は少なくともアンテナ部A
    と送受信部Aと通信制御部Aと記憶部Aを備え、さらに
    前記子局は少なくともアンテナ部Bと送受信部Bと通信
    制御部Bと記憶部Bを備えることで該基地局と各子局の
    間の制御信号の送受信を制御チャンネルを用いて間欠通
    信で行う場合に、その通信制御を前記基地局の通信制御
    部Aと前記子局の通信制御部Bとの間で予め定める制御
    信号中の同報指定識別と該基地局が同期信号の送信タイ
    ミングとして通信制御部Aのタイマー手段にて生成する
    タイムスタンプAを付加した同期信号を、該基地局と各
    子局との間で該制御信号の送受信のタイミングとして整
    合・調整させるために予め定める固定時間間隔(T1)
    の周期で該基地局の有する同期信号生成手段を介して送
    信先の予め登録される全子局宛に送信し、該同期信号を
    該子局が備える同期信号検出手段を介して受信検知する
    と該子局側で該同期信号の受信タイミングとして独立に
    生成する通信制御部Bのタイマー手段のタイムスタンプ
    Bの現在値と該受信した同期信号に付加された該タイム
    スタンプAとの時間誤差の値を該通信制御部Bの有する
    通信処理手段にて計算し、予め定めるタイマー誤差許容
    値以下であれば、該子局は該同期信号の正常受信確認を
    表す”ACK信号”を応答信号とし、もし該タイマー誤
    差許容値を超えた値であれば、該子局は応答信号として
    該同期信号の誤差異常発生と判断し該受信したタイムス
    タンプAを基準に予め定める誤差補正を該子局の通信制
    御部Bの有するタイマー手段に対して行った後に該誤差
    異常値確認を表す”NAK信号”を応答信号とすること
    を該通信制御部Bの有する通信処理手段にて行い、該基
    地局と該子局の間で予め定める該同期信号に連続する時
    系列的につながった時間スロットの中の該応答信号を返
    信する子局に割り当てたタイミングの中で該基地局宛に
    送信制御することを該子局の通信制御部Bの有する通信
    処理手段が該通信制御部Bに備える同期信号応答生成手
    段を少なくとも用いて行うことを特徴とする無線通信制
    御方法。
  2. 【請求項2】同期信号に対する子局からの応答信号とし
    て、各子局で予め割り当てる該同期信号に連続する時間
    スロットのタイミングで、該同期信号の正常受信応答を
    表す”ACK信号”に、タイムスタンプAとタイムスタ
    ンプBの該子局の有する通信制御部Bの備える通信処理
    手段にて計算する”時間誤差の値”を付加して基地局へ
    の応答信号を該通信制御部Bの有する通信処理手段が該
    通信制御部Bに備える同期信号応答生成手段を少なくと
    も用いて構成し、該子局から該同期信号送信元の基地局
    宛に送信することを特徴とする請求項1記載の無線通信
    制御方法。
  3. 【請求項3】同期信号に対する子局からの応答信号とし
    て、各子局で予め割り当てる該同期信号に連続する時間
    スロットのタイミングで、該同期信号の誤差異常値確認
    を表す”NAK信号”に、タイムスタンプAとタイムス
    タンプBの該子局の有する通信制御部Bの備える通信処
    理手段にて計算する”時間誤差の値”を付加して基地局
    への応答信号を該通信制御部Bの有する通信処理手段が
    該通信制御部Bに備える同期信号応答生成手段を少なく
    とも用いて構成し、該子局から該同期信号送信元の基地
    局宛に送信することを特徴とする請求項1記載の無線通
    信制御方法。
  4. 【請求項4】請求項2と請求項3に記載の応答信号の両
    方とも有することを特徴とする請求項1記載の無線通信
    制御方法。
  5. 【請求項5】同期信号に対する子局からの応答信号とし
    て、各子局で予め割り当てる該同期信号に連続する子局
    からの応答信号返信に用いる時間スロットのタイミング
    を、第n番目(nは2以上の正の整数)の同期信号毎の
    固定周期で設けることを指示する同期信号受信計数手段
    を子局の通信制御部Bに有することを特徴とする請求項
    1記載の無線通信制御方法。
  6. 【請求項6】同期信号に対する子局からの応答信号とし
    て、各子局で予め割り当てる該同期信号に連続する子局
    からの応答信号返信に用いる時間スロットのタイミング
    を、第n番目(nは2以上の正の整数)の同期信号毎の
    固定周期で設けることを指示する同期信号受信計数手段
    を子局の通信制御部Bに有することを特徴とする請求項
    2記載の無線通信制御方法。
  7. 【請求項7】同期信号に対する子局からの応答信号とし
    て、各子局で予め割り当てる該同期信号に連続する子局
    からの応答信号返信に用いる時間スロットのタイミング
    を、第n番目(nは2以上の正の整数)の同期信号毎の
    固定周期で設けることを指示する同期信号受信計数手段
    を子局の通信制御部Bに有することを特徴とする請求項
    3記載の無線通信制御方法。
  8. 【請求項8】同期信号に対する子局からの応答信号とし
    て、各子局で予め割り当てる該同期信号に連続する子局
    からの応答信号返信に用いる時間スロットのタイミング
    を、第n番目(nは2以上の正の整数)の同期信号毎の
    固定周期で設けることを指示する同期信号受信計数手段
    を子局の通信制御部Bに有することを特徴とする請求項
    4記載の無線通信制御方法。
  9. 【請求項9】唯一の基地局が送信する同期信号に同期し
    て予め定めた各子局で割り当てる該同期信号に連続する
    時間スロットのタイミングで該同期信号の応答信号を各
    子局から送信する場合に、前記基地局から送信される同
    期信号毎に、周期的に各子局が送信する応答信号の送信
    タイミングのスロットの順番を各子局間で順次、任意に
    予め定める基地局と子局の間で共通の規則に従って該応
    答信号の送信タイミングの順序制御を行なう同期応答順
    序制御手段を該子局に備え、かつ該同期信号毎に該順序
    制御された各子局からの応答信号の順番を正しく順序解
    析して受信する同期応答順序検出手段を該基地局に備え
    ることを特徴とする請求項1記載の無線通信制御方法。
  10. 【請求項10】唯一の基地局が送信する同期信号に同期
    して予め定めた各子局で割り当てる該同期信号に連続す
    る時間スロットのタイミングで該同期信号の応答信号を
    各子局から送信する場合に、前記基地局から送信される
    同期信号毎に、周期的に各子局が送信する応答信号の送
    信タイミングのスロットの順番を各子局間で順次、任意
    に予め定める基地局と子局の間で共通の規則に従って該
    応答信号の送信タイミングの順序制御を行なう同期応答
    順序制御手段を該子局に備え、かつ該同期信号毎に該順
    序制御された各子局からの応答信号の順番を正しく順序
    解析して受信する同期応答順序検出手段を該基地局に備
    えることを特徴とする請求項2記載の無線通信制御方
    法。
  11. 【請求項11】唯一の基地局が送信する同期信号に同期
    して予め定めた各子局で割り当てる該同期信号に連続す
    る時間スロットのタイミングで該同期信号の応答信号を
    各子局から送信する場合に、前記基地局から送信される
    同期信号毎に、周期的に各子局が送信する応答信号の送
    信タイミングのスロットの順番を各子局間で順次、任意
    に予め定める基地局と子局の間で共通の規則に従って該
    応答信号の送信タイミングの順序制御を行なう同期応答
    順序制御手段を該子局に備え、かつ該同期信号毎に該順
    序制御された各子局からの応答信号の順番を正しく順序
    解析して受信する同期応答順序検出手段を該基地局に備
    えることを特徴とする請求項3記載の無線通信制御方
    法。
  12. 【請求項12】唯一の基地局が送信する同期信号に同期
    して予め定めた各子局で割り当てる該同期信号に連続す
    る時間スロットのタイミングで該同期信号の応答信号を
    各子局から送信する場合に、前記基地局から送信される
    同期信号毎に、周期的に各子局が送信する応答信号の送
    信タイミングのスロットの順番を各子局間で順次、任意
    に予め定める基地局と子局の間で共通の規則に従って該
    応答信号の送信タイミングの順序制御を行なう同期応答
    順序制御手段を該子局に備え、かつ該同期信号毎に該順
    序制御された各子局からの応答信号の順番を正しく順序
    解析して受信する同期応答順序検出手段を該基地局に備
    えることを特徴とする請求項4記載の無線通信制御方
    法。
  13. 【請求項13】唯一の基地局が送信する同期信号に同期
    して予め定めた各子局で割り当てる該同期信号に連続す
    る時間スロットのタイミングで該同期信号の応答信号を
    各子局から送信する場合に、前記基地局から送信される
    同期信号毎に、周期的に各子局が送信する応答信号の送
    信タイミングのスロットの順番を各子局間で順次、任意
    に予め定める基地局と子局の間で共通の規則に従って該
    応答信号の送信タイミングの順序制御を行なう同期応答
    順序制御手段を該子局に備え、かつ該同期信号毎に該順
    序制御された各子局からの応答信号の順番を正しく順序
    解析して受信する同期応答順序検出手段を該基地局に備
    えることを特徴とする請求項5記載の無線通信制御方
    法。
  14. 【請求項14】唯一の基地局が送信する同期信号に同期
    して予め定めた各子局で割り当てる該同期信号に連続す
    る時間スロットのタイミングで該同期信号の応答信号を
    各子局から送信する場合に、前記基地局から送信される
    同期信号毎に、周期的に各子局が送信する応答信号の送
    信タイミングのスロットの順番を各子局間で順次、任意
    に予め定める基地局と子局の間で共通の規則に従って該
    応答信号の送信タイミングの順序制御を行なう同期応答
    順序制御手段を該子局に備え、かつ該同期信号毎に該順
    序制御された各子局からの応答信号の順番を正しく順序
    解析して受信する同期応答順序検出手段を該基地局に備
    えることを特徴とする請求項6記載の無線通信制御方
    法。
  15. 【請求項15】唯一の基地局が送信する同期信号に同期
    して予め定めた各子局で割り当てる該同期信号に連続す
    る時間スロットのタイミングで該同期信号の応答信号を
    各子局から送信する場合に、前記基地局から送信される
    同期信号毎に、周期的に各子局が送信する応答信号の送
    信タイミングのスロットの順番を各子局間で順次、任意
    に予め定める基地局と子局の間で共通の規則に従って該
    応答信号の送信タイミングの順序制御を行なう同期応答
    順序制御手段を該子局に備え、かつ該同期信号毎に該順
    序制御された各子局からの応答信号の順番を正しく順序
    解析して受信する同期応答順序検出手段を該基地局に備
    えることを特徴とする請求項7記載の無線通信制御方
    法。
  16. 【請求項16】唯一の基地局が送信する同期信号に同期
    して予め定めた各子局で割り当てる該同期信号に連続す
    る時間スロットのタイミングで該同期信号の応答信号を
    各子局から送信する場合に、前記基地局から送信される
    同期信号毎に、周期的に各子局が送信する応答信号の送
    信タイミングのスロットの順番を各子局間で順次、任意
    に予め定める基地局と子局の間で共通の規則に従って該
    応答信号の送信タイミングの順序制御を行なう同期応答
    順序制御手段を該子局に備え、かつ該同期信号毎に該順
    序制御された各子局からの応答信号の順番を正しく順序
    解析して受信する同期応答順序検出手段を該基地局に備
    えることを特徴とする請求項8記載の無線通信制御方
    法。
  17. 【請求項17】請求項1記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  18. 【請求項18】請求項2記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  19. 【請求項19】請求項3記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  20. 【請求項20】請求項4記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  21. 【請求項21】請求項5記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  22. 【請求項22】請求項6記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  23. 【請求項23】請求項7記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  24. 【請求項24】請求項8記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  25. 【請求項25】請求項9記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  26. 【請求項26】請求項10記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  27. 【請求項27】請求項11記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  28. 【請求項28】請求項12記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  29. 【請求項29】請求項13記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  30. 【請求項30】請求項14記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  31. 【請求項31】請求項15記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  32. 【請求項32】請求項16記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を有することを特徴とする基地局装
    置。
  33. 【請求項33】請求項1記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを特
    徴とする子局装置。
  34. 【請求項34】請求項2記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを特
    徴とする子局装置。
  35. 【請求項35】請求項3記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを特
    徴とする子局装置。
  36. 【請求項36】請求項4記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを特
    徴とする子局装置。
  37. 【請求項37】請求項5記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを特
    徴とする子局装置。
  38. 【請求項38】請求項6記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを特
    徴とする子局装置。
  39. 【請求項39】請求項7記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを特
    徴とする子局装置。
  40. 【請求項40】請求項8記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを特
    徴とする子局装置。
  41. 【請求項41】請求項9記載の無線通信制御方法を提供
    する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを特
    徴とする子局装置。
  42. 【請求項42】請求項10記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを
    特徴とする子局装置。
  43. 【請求項43】請求項11記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを
    特徴とする子局装置。
  44. 【請求項44】請求項12記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを
    特徴とする子局装置。
  45. 【請求項45】請求項13記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを
    特徴とする子局装置。
  46. 【請求項46】請求項14記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを
    特徴とする子局装置。
  47. 【請求項47】請求項15記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを
    特徴とする子局装置。
  48. 【請求項48】請求項16記載の無線通信制御方法を提
    供する通信制御手段を全ての子局で共通に有することを
    特徴とする子局装置。
  49. 【請求項49】請求項17記載の基地局装置と、請求項
    33記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  50. 【請求項50】請求項18記載の基地局装置と、請求項
    34記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  51. 【請求項51】請求項19記載の基地局装置と、請求項
    35記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  52. 【請求項52】請求項20記載の基地局装置と、請求項
    36記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  53. 【請求項53】請求項21記載の基地局装置と、請求項
    37記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  54. 【請求項54】請求項22記載の基地局装置と、請求項
    38記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  55. 【請求項55】請求項23記載の基地局装置と、請求項
    39記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  56. 【請求項56】請求項24記載の基地局装置と、請求項
    40記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  57. 【請求項57】請求項25記載の基地局装置と、請求項
    41記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  58. 【請求項58】請求項26記載の基地局装置と、請求項
    42記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  59. 【請求項59】請求項27記載の基地局装置と、請求項
    43記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  60. 【請求項60】請求項28記載の基地局装置と、請求項
    44記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  61. 【請求項61】請求項29記載の基地局装置と、請求項
    45記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  62. 【請求項62】請求項30記載の基地局装置と、請求項
    46記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  63. 【請求項63】請求項31記載の基地局装置と、請求項
    47記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  64. 【請求項64】請求項32記載の基地局装置と、請求項
    48記載の子局装置を一台または複数台有して成る集中
    形通信制御形態を提供することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
JP13648095A 1995-06-02 1995-06-02 無線通信制御方法、基地局装置、および子局装置 Expired - Fee Related JP3551547B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13648095A JP3551547B2 (ja) 1995-06-02 1995-06-02 無線通信制御方法、基地局装置、および子局装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13648095A JP3551547B2 (ja) 1995-06-02 1995-06-02 無線通信制御方法、基地局装置、および子局装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08331039A true JPH08331039A (ja) 1996-12-13
JP3551547B2 JP3551547B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=15176129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13648095A Expired - Fee Related JP3551547B2 (ja) 1995-06-02 1995-06-02 無線通信制御方法、基地局装置、および子局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3551547B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008306657A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Yokogawa Electric Corp 無線ノードおよび無線ネットワークシステム
JP2010171592A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Seiko Instruments Inc 情報処理装置、無線端末、情報処理プログラム、及び無線端末プログラム
JP2011135498A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Sanyo Electric Co Ltd 時刻同期方法、制御システム及び測定装置
WO2014057615A1 (ja) * 2012-10-12 2014-04-17 パナソニック株式会社 負荷制御システム
JP2018074534A (ja) * 2016-11-04 2018-05-10 大井電気株式会社 基地局および無線装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008306657A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Yokogawa Electric Corp 無線ノードおよび無線ネットワークシステム
JP2010171592A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Seiko Instruments Inc 情報処理装置、無線端末、情報処理プログラム、及び無線端末プログラム
JP2011135498A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Sanyo Electric Co Ltd 時刻同期方法、制御システム及び測定装置
WO2014057615A1 (ja) * 2012-10-12 2014-04-17 パナソニック株式会社 負荷制御システム
JP2014082548A (ja) * 2012-10-12 2014-05-08 Panasonic Corp 負荷制御システム
TWI504278B (zh) * 2012-10-12 2015-10-11 Panasonic Corp 負載控制系統
JP2018074534A (ja) * 2016-11-04 2018-05-10 大井電気株式会社 基地局および無線装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3551547B2 (ja) 2004-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11229010B2 (en) Wireless communication system and wireless communication control method, wireless communication device and wireless communication method, and computer program
CN108141886B (zh) 用于连接对象与网关之间的无线通信的方法和设备
EP1763940B1 (en) Wireless communication system to synchronize devices
EP1622313B1 (en) Radio communication system, radio communication device, radio communication method, and computer program
EP0681763B1 (en) Medium access control protocol for wireless network
US5471469A (en) Method of resolving media contention in radio communication links
US5297144A (en) Reservation-based polling protocol for a wireless data communications network
EP3530057A1 (en) Method for providing a low-power wide area network and network node device thereof
CN1849759B (zh) 无线电通信方法和无线电通信终端调节设备
JP2002223217A (ja) 通信装置及び通信方法
CN107027161B (zh) 一种无线局域网中数据传输的方法、接入点和站点
US6961568B2 (en) Wireless communication method, wireless communication system, and wireless communication apparatus
US6469997B1 (en) Method for transmitting collision-free messages in a digital selective call signaling protocol
JPH08331039A (ja) 無線通信制御方法,基地局装置,子局装置および無線通信システム
JP2000244527A (ja) 伝送方法、伝送装置およびlanシステム
CN111935691A (zh) 一种无线低功耗配置方法与装置
US5204856A (en) Skywave adaptable network transceiver apparatus using predictive frequencies for initial link-up
US11991744B2 (en) Method, apparatus and system for medium access control
JP5347857B2 (ja) 無線通信装置
EP4035312B1 (en) Communication method and apparatus
JP2006033490A (ja) データ通信装置及び通信システム
JP2005110166A (ja) 通信装置
JPH09233153A (ja) ネットワークシステム
JP3399451B2 (ja) 伝送装置及び通信方法
JP2021510961A (ja) スケジュール送信の改善

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040419

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees