JPH08330451A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH08330451A
JPH08330451A JP7131516A JP13151695A JPH08330451A JP H08330451 A JPH08330451 A JP H08330451A JP 7131516 A JP7131516 A JP 7131516A JP 13151695 A JP13151695 A JP 13151695A JP H08330451 A JPH08330451 A JP H08330451A
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JP
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semiconductor
ferroelectric
film
diode
layer
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JP7131516A
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Takashi Kawakubo
隆 川久保
Shin Fukushima
伸 福島
Kazuhide Abe
和秀 阿部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強誘電体と半導体のヘテロ接合を利用した新
しいメモリセル構造を実現し、記憶内容の不揮発性や読
み出し時の非破壊特性を有すると共に、小型で高集積化
が可能な半導体記憶装置を提供する。 【構成】 半導体膜からなる2つのSTO電極13,1
5でPZT強誘電体膜16を挟んだヘテロ接合構造を有
し、かつ強誘電体膜15の分極によりヘテロ接合に流れ
る電流を制御するSFSダイオードと、このSFSダイ
オードに接続されるスイッチ用トランジスタと、からメ
モリセルを構成した半導体記憶装置であって、スイッチ
用トランジスタが形成されたシリコン基板1を覆う絶縁
層9上に、絶縁層9の一部に設けた開口部から単結晶シ
リコン層17が成長され、この単結晶シリコン層17上
に強誘電体膜15がエピタキシャル成長されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強誘電体と半導体との
接合構造を有するダイオードを用いた半導体記憶装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、強誘電体と半導体との接合特
性を利用して電流の制御を行う方法が検討されている。
一例として図8に示すように、強誘電体の残留分極によ
って半導体表面に電荷を誘起し、この分極電荷による半
導体内の電荷の横方向の伝導度の変化を利用する。これ
は、MIS(金属/絶縁体/半導体)FETのゲート絶
縁膜を強誘電体膜に置き換えた構造(MFS−FET)
であり、強誘電体膜の残留分極によって電界効果トラン
ジスタの導通状態を制御でき、原理的には不揮発性のメ
モリとして使用することができる。
【0003】ところが、強誘電体と接した半導体表面の
導電性を利用する場合には、様々な問題がある。その一
つは、強誘電体を構成する元素の半導体への拡散の問題
である。強誘電性を実現するには、鉛やビスマスなどの
低融点金属が必要であるが、これらの金属はシリコンな
どの半導体中に極めて拡散しやすい。このため、強誘電
体膜を低温で形成しても、半導体表面近傍ではこれらの
金属の拡散が避けられず、多量の不純物準位が形成され
る。さらに、強誘電体と半導体は格子整合もしないた
め、界面には多量の界面準位が形成される。これらの半
導体表面近傍に形成された界面準位や不純物準位はキャ
リアのトラップとして働き、また強誘電体の分極を反転
するときに加える電界印加時にも多量のキャリアが注
入,トラップされるために、半導体として動作しなくな
ったり、動作が非常に不安定になるという問題がある。
【0004】このように、半導体の強誘電体との接合界
面の伝導度の変化を利用したデバイスは、上述したよう
な理由で実用化に当たっての大きな困難が存在し、特に
シリコン半導体と強誘電体とを直接接合したデバイスは
実用化の見通しは立っていないのが実情である。
【0005】また、最近の研究(第40回応用物理学関
係連合講演会31a−GC−1、第42回応用物理学関
係連合講演会29a−D−9)では、縦型の金属/強誘
電体/半導体(MFS)からなるメモリ作用を持つダイ
オードが発表されている。MFS接合においては、前述
したように強誘電体の残留分極によって半導体表面に電
荷が誘起され、この電荷が空乏層ないしは電荷蓄積層を
形成することにより半導体/強誘電体接合の障壁の高さ
が変化するため、分極状態を接合を通した抵抗値の変化
として読み出すことが可能になる。
【0006】MFSダイオードにおいても界面に形成さ
れる準位は極力減らす必要があるため、半導体電極や強
誘電体膜としては、単結晶であるかエピタキシャル成長
させた薄膜を用いることが望ましい。従って、現在まで
に知られているMFSダイオードは、全てチタン酸スト
ロンチウムや酸化マグネシウムなどの酸化物単結晶基板
を用いて作られており、シリコン半導体と組み合わせて
高集積化した半導体メモリを製作するのは不可能であっ
た。
【0007】一方、強誘電体を使用した他の半導体デバ
イスとして、強誘電体ランダム・アクセス・メモリ(F
RAM)があげられる。このFRAMは、金属電極/強
誘電体膜/金属電極(MFM)キャパシタを電荷蓄積素
子として使用し、分極の反転が生じ得る抗電界以上の電
圧を印加した際の強誘電体膜の分極方向の差による電流
の違いをセンスアンプで検出する構造の半導体記憶装置
であり、やはり電源を切断した場合でも記憶内容の保持
が可能という大きな利点がある。
【0008】しかしながら、原理上、書き込み及び読み
出しに伴い分極方向を反転させるため、反転回数が多く
なると疲労により強誘電体膜が劣化していき、記憶がで
きなくなるという欠点を有している。反転回数を減らす
ために、電源入力時には反転を生じない抗電界以下の電
圧で単なるキャパシタとして駆動するという、通常のD
RAMモードで使用することもできるが、この場合は蓄
積容量に対してキャパシタのリーク電流を減少させる必
要があるという、別の困難な問題が生じる。
【0009】また、最近の文献(Physical Review Lett
ers, Vol.73, No.15, pp.2107-2110)によると、2種類
の異なる金属電極で半導性強誘電体膜を挟んだMFM構
造を使用すると、金属と半導性強誘電体とのショットキ
ー接合における電流値が、半導性強誘電体の分極方向に
よって変化する現象が報告されている。この現象を図9
を用いて、以下に説明する。
【0010】図9(a)のポテンシャルダイヤグラムに
示すような、仕事関数の異なる2種類の金属との2重シ
ョットキー接合(それぞれのショットキー障壁高さφM1
及びφM2)を持つ半導性強誘電体(n型半導体と仮定)
には、外部バイアス電圧が無い状態においてもφM1とφ
M2の差に相当するビルトインポテンシャルが加わる。従
って、このような半導性強誘電体の分極特性は、図9
(b)の分極P−電界E曲線に示すように、内部電界の
ために非対称になる。このためにバイアス電圧が0のと
きにおける残留分極の方向によって、P−E曲線の傾き
に相当する強誘電体の誘電率が異なる(ε1及びε
2)。
【0011】図9(a)に示した、ショットキー障壁の
半導性強誘電体側に生じるポテンシャルのプロファイル
は誘電率によって変化するため、残留分極方向によって
誘電率が変わると、実線及び破線で示すように空乏層の
厚さが変化する。従って、ショットキー障壁の厚さが薄
い場合に障壁を横切るトンネル電流が残留分極の方向に
より変化する。このショットキー障壁の特性の変化を利
用することにより、不揮発性メモリとして使用すること
ができる。
【0012】しかしながら、分極方向によってショット
キー障壁の高さそのものは変化しないため、急峻なスイ
ッチ特性を得ることが難しいことや、またバイアス電圧
が0のときでも内部にビルトインポテンシャルが加わっ
ているために、ビルトインポテンシャルと逆方向に残留
分極が生じている場合は分極が失われやすいなどの欠点
がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、強誘
電体膜をゲート酸化膜として使用するMFSトランジス
タ,MFSダイオード,MFM構造の電荷蓄積素子、さ
らにMFMのダブルショットキー構造など、様々な半導
体デバイスとしての構造が考えられているが、いずれも
特有の短所を抱えており、不揮発性半導体記憶装置とし
て利用する時の大きな問題点となってる。
【0014】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、強誘電体と半導体との
ヘテロ接合を利用した新しいメモリセル構造を実現し、
記憶内容の不揮発性や読み出し時の非破壊特性を有する
と共に、小型で高集積化が可能な半導体記憶装置を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、シリコ
ン基板上の絶縁層の上に、縦型の金属/強誘電体/半導
体(MFS)或いは半導体/強誘電体/半導体(SF
S)からなるメモリ作用を持つダイオードをエピタキシ
ャル成長により作成することにある。
【0016】即ち本発明は、少なくとも一方が半導体膜
からなる2つの電極で強誘電体膜を挟んだヘテロ接合構
造を有し、かつ該強誘電体膜の分極によりヘテロ接合に
流れる電流を制御するダイオードと、このダイオードに
接続されるスイッチング用トランジスタと、からメモリ
セルを構成した半導体記憶装置であって、前記スイッチ
ング用トランジスタが形成されたシリコン基板を覆う絶
縁層上に、該絶縁層の一部に設けた開口部から(10
0)配向シリコン層が成長され、この(100)配向シ
リコン層上に前記強誘電体膜がエピタキシャル成長され
てなることを特徴とする。
【0017】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) 強誘電体膜を挟む2つの電極は、共に半導体である
こと。 (2) 半導体電極は、ペロブスカイト構造の物質からなる
こと。 (3) 強誘電体膜は、ペロブスカイト構造の物質からなる
こと。 (4) (100)配向シリコン層は単結晶シリコン層であ
ること。 (5) 単結晶シリコン層が、シリコン基板に対する選択成
長法でエピタキシャル成長したもの、或いはアモルファ
スシリコンの選択成長後にシリコン基板から固相成長さ
せて単結晶化したのであること。 (6) (100)配向シリコン層と強誘電体膜との間に、
バリア性の大きな金属又は絶縁膜を挟むこと。 (7) 強誘電体膜は、下地との格子不整合を利用して歪み
を導入したものであること。
【0018】
【作用】前述したように本発明では、シリコン基板上の
絶縁層の上に、縦型の金属/強誘電体/半導体(MF
S)或いは半導体/強誘電体/半導体(SFS)からな
るメモリ作用を持つダイオードをエピタキシャル成長に
より作成する。
【0019】即ち、集積回路用基板として使用されるシ
リコンの(100)面は正方形の格子配列であり、強誘
電体として知られる多くのペロブスカイト系化合物の
(100)面も同様に正方形の格子配列であることか
ら、シリコン(100)面上には直接或いは何らかの単
結晶バリア層を介してペロブスカイト結晶をエピタキシ
ャル成長させることが可能である。実際,文献(J.App.
Phys. Vol.74, No.2, pp.1366-75, 1933)によれば、S
i基板(100)面上にCaF2 の(100)面を介し
て、SrTiO3 の(100)と(110)のエピタキ
シャル層が混在した膜ができることが紹介されている。
【0020】しかしながら、実際にスイッチング用トラ
ンジスタを形成したシリコン基板とペロブスカイト系強
誘電体からなるダイオードを組み合わせる場合には、強
誘電体膜を構成する鉛,ビスマスなどの元素がトランジ
スタ中に拡散すると、スイッチング動作に悪影響を与え
るため、基板から絶縁層を介して分離した場所にダイオ
ードを作成する必要がある。一方、現在絶縁層として使
用されているものは、シリコンの酸化物や窒化物、さら
にそれらに燐やボロンなどを混入したもので、全てアモ
ルファス(非晶質)膜であり、従って絶縁層の上にエピ
タキシャル成長させた強誘電体膜からなるダイオードを
形成することは不可能である。
【0021】そこで本発明においては、シリコン基板上
非晶質絶縁層の上に(100)配向シリコン層を形成す
るために、シリコンの選択成長技術を導入することを着
眼した。即ち、シリコン基板を覆う絶縁層の一部にコン
タクト孔を開口し、このコンタクト孔から(100)配
向シリコンを絶縁層の上まで成長することにより、(1
00)配向シリコン層を介して強誘電体膜をエピタキシ
ャル成長させることが可能になる。絶縁層の一部に開口
したコンタクト孔から(100)配向シリコン層を形成
するためには、絶縁層上に直接(100)配向シリコン
層を選択的にエピタキシャル成長させる方法や、絶縁層
上にアモルファスシリコン層を選択的に或いは直接的に
成長させ、その後アニールによりシリコン基板界面より
固相成長を生じさせて単結晶化させる方法などがあげら
れる。
【0022】なお本発明では、このとき亜結晶粒界を含
まない単結晶シリコン層を選択成長させる必要があるわ
けではなく、その上に誘電体膜をエピタキシャル成長さ
せることが可能である程度に(100)配向しているも
のであれば、亜結晶粒界等を含んでいても構わない。具
体的には、エピタキシャル成長した誘電体膜が、θ−2
θ法によるX線回折測定で(100)及びその倍数に相
当するピークが(110),(211),(111)等
のピークに対し5倍以上、好ましくは10倍以上の強度
を示す程度に(100)配向していればよい。さらに、
誘電体膜のX線回折測定による(200)ピークのロッ
キングカーブの半値幅が2°以下、さらには1°以下で
あることが好ましい。
【0023】また、成長させたシリコン層と強誘電体膜
の間の相互拡散を避けるために、これらの間にバリア性
の大きい金属膜や絶縁膜を挟むことが望ましい。バリア
性金属膜としては、シリコンとほぼ格子整合するニッケ
ルやコバルトなどの珪化物、チタンやタングステンなど
の窒化物があげられる。珪化物の場合は、単結晶シリコ
ン層の上面をコバルトやニッケルなどと反応させて珪化
物層を形成することもできる。また、バリア性絶縁膜と
しては、同様にシリコンとほぼ格子整合するカルシウム
などの弗化物やセリウム,マグネシウムなどの酸化物が
あげられる。
【0024】さらに、誘電体をエピタキシャル成長させ
ることの大きな利点として、エピタキシャル成長時に基
板との格子不整合を利用して誘電体に歪みを導入し、常
誘電体を強誘電体化することができる点である。この技
術を使用すれば、強誘電体に必須な、低融点で拡散しや
すい鉛やビスマス、或いはナトリウムやカリウムなどを
使用しない強誘電体膜が実現できる。
【0025】本発明者らの研究によれば、MgO基板
(100)面上に白金電極層を介してエピタキシャル成
長した(BaSr)TiO3 誘電体膜においては、常誘
電体が強誘電体に転移するキュリー温度が200℃以上
高くなる現象が見られると共に、蓄積電荷量も20%〜
200%ほど増大するという現象が見られた。この原因
として、Pt(100)面間隔より(BaSr)TiO
3 (100)面間隔が僅かに大きいことから、(BaS
r)TiO3 がPt上にエピタキシャル成長した際に、
面内方向に圧縮され、面と垂直方向には伸ばされる方向
の残留弾性歪みが存在しており、この残留歪みが強誘電
性を誘起していることが明らかになった。
【0026】そこで、MgO基板の代わりに、上記の選
択成長(100)配向シリコン層を下地として用い、エ
ピタキシャル成長したバリア層を適宜介して、誘電体の
格子定数より僅かに小さいエピタキシャル成長下地電極
の上に(BaSr)TiO3などの誘電体層をエピタキ
シャル成長させる。これにより、強誘電性を生じさせる
のに必要な鉛やビスマスを使用せずに強誘電体膜を形成
することができる。
【0027】この歪み誘起強誘電体膜を使用して、強誘
電体/半導体接合を持つダイオードを作成するには、誘
電体の格子定数より僅かに小さいエピタキシャル半導体
電極の上に(BaSr)TiO3 誘電体層などをエピタ
キシャル成長させ、さらに半導体ないしは金属上部電極
を積層させる方法と、誘電体の格子定数より僅かに小さ
いエピタキシャル金属電極の上に(BaSr)TiO3
誘電体層などをエピタキシャル成長させ、さらに半導体
層を積層させる方法の2種類がある。
【0028】前者の方法の例では、(BaSr)TiO
3 誘電体膜より僅かに小さい格子定数を持つ半導体層を
選択する必要があり、これにはペロブスカイト構造を持
つ酸化物半導体、具体的にはNbやLaをドープしたS
rTiO3 結晶などを使用することができる。
【0029】後者の方法の例では、下地金属電極とし
て、(BaSr)TiO3 誘電体膜より僅かに小さい格
子定数を持つ白金や白金の合金を使用することができ、
さらに半導体上部電極としては、上記のペロブスカイト
構造を持つ酸化物半導体の他、低温成長させた非晶質シ
リコンや多結晶シリコンなどの半導体も使用することが
できる。
【0030】ここで、強誘電体/半導体接合を使用した
メモリ作用を持つダイオードの動作機構について、以下
図7に従って説明する。いま、図7(a)のようにn型
の半導体A,B及び強誘電体を考える。ここでは説明の
都合上、半導体A,Bは同じ材料であり、強誘電体は絶
縁性であるとする。また、強誘電体の誘電率は半導体A
ないしはBとほぼ同程度とする。
【0031】そして、(b)に示すように、半導体A/
強誘電体/半導体Bのダブルヘテロ接合を形成する。こ
こで、強誘電体に正方向(c)或いは逆方向(d)に分
極を生じさせ(実際には、正或いは負方向にバイアス電
圧を印加し分極させて電圧を0に戻す)、“0”或いは
“1”の書き込みを行う。このとき、分極電荷に対応し
て接合の半導体側に反対符号の電荷が誘起され、半導体
中には空乏層或いは電荷蓄積層の形成に伴うバンドの曲
りを、強誘電体中には均一な電界を生じる。
【0032】この状態で、分極方向と正或いは逆方向に
分極が反転しない程度のバイアス電圧を加えて読み出し
動作を行うと((e)或いは(f))、分極の向きによ
って半導体Aと強誘電体の間に形成されている障壁の高
さが異なるので、分極“0”或いは“1”の状態に応じ
て、半導体Aから強誘電体内に電子が注入されない状態
“OFF”、或いは注入される状態“ON”となり、電
流の有無によって非破壊読出しが可能になる。さらに、
抗電圧を越える電圧を加えると(g)、逆方向に分極し
ていた強誘電体も反転分極するため、“1”の分極状態
に再書き込みされる。
【0033】従って、このように半導体/強誘電体/半
導体構造を形成すると、分極が反転しない電圧範囲では
分極の向きにより接合の中を流れる電流を制御すること
が可能で、さらに電圧を加えることにより分極の向きを
制御することが可能な、ダイオード素子を作成すること
ができる。しかも、上述したようにダイオード素子を対
称的な構造にすれば、いわゆるダイオード特性の向きを
残留分極によって反転することが可能になり、極性可変
型ダイオードを作成することができる。
【0034】なお、半導体/強誘電体のヘテロ接合を使
用した素子の特性においては、上述した例は一例であ
り、半導体や強誘電体の導電型(キャリア濃度,p型/
n型)、仕事関数、誘電率などによって界面に形成され
る障壁の高さや内部電界が異なるため、様々なバリエー
ションが可能である。
【0035】上述したように、本発明の原理に基づくダ
イオードは強誘電体/半導体接合の障壁の高さが強誘電
体の分極の方向によって変わることを利用するものであ
るから、少なくとも1箇所の強誘電体/半導体接合を含
む必要がある。即ち、半導体/強誘電体/半導体の構成
か、半導体/強誘電体/金属の構成である。ここで、強
誘電体として絶縁性のものや半導性のものを使うことが
できる。
【0036】また、強誘電体/半導体の接合界面に生じ
る界面準位をなるべく減少させるため、できれば双方と
も同じ結晶系の材料、例えばペロブスカイト系の強誘電
体と半導体などの組み合わせを用い、さらにエピタキシ
ャル成長した単結晶ないし配向膜とすることが望まし
い。
【0037】また、本発明のダイオードは強誘電体/半
導体のヘテロ接合の障壁の高さを利用するものであるか
ら、強誘電体/半導体界面における界面方向の伝導特性
の変化を利用した前述のMFS−FET素子などより
も、界面に形成される種々の準位の影響を軽減できると
いう、非常に大きな実用上の利点がある。
【0038】本発明にかかるダイオードは、上述したよ
うに集積回路の中に組み込むことにより、大きな威力を
発揮することができる。即ち、予めスイッチング用トラ
ンジスタを形成した半導体基板上に、金属/強誘電体/
半導体或いは半導体/強誘電体/半導体を積層したダイ
オードを形成し、1トランジスタと1ダイオードを組み
合わせて記憶単位として、強誘電体の抗電圧以上の電圧
印加により書き込み、抗電圧以下の電圧により読み出し
動作を行えば、不揮発性かつ非破壊読み出しが可能なメ
モリセルを作成することができる。
【0039】また、ダイオードとしては、半導体/強誘
電体/半導体(SFS)接合と、金属/強誘電体/半導
体(MFS)接合の2種類が使用され得るが、特にSF
Sを使用すると極性可変型ダイオードを作成することが
できるので、結果として正電圧と負電圧の両方で読み出
しを行うことが可能となる。従って、正負交互に電圧を
かけることで、読み出し時の電圧印加による記憶保持性
に与える悪影響を回避することが可能である。
【0040】このように本発明によれば、シリコン基板
上に作成した強誘電体と半導体とのヘテロ接合を利用し
た新しいダイオードを使用することにより、記憶内容の
不揮発性や読み出し時の非破壊性を有すると共に、小型
で高集積化が可能な半導体記憶装置の実現が可能とな
る。
【0041】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例によって説明す
る。 (実施例1)図1は、本発明の第1の実施例に係わるS
FSダイオードを用いた不揮発性半導体記憶装置を示す
素子構造断面図である。スイッチング用の1個のMOS
−FETと、SFS構造の極性可変型ダイオードとを組
み合わせて、不揮発性のメモリセルを構成している。な
お、図では1セル部分を示しているが、メモリセルは通
常のDRAMと同様にマトリックス状に複数個配置され
ている。また、これらのメモリセルからなるメモリセル
アレイに隣接してセンスアンプなどが形成されるものと
なっている。
【0042】本実施例装置の製造方法について、図2の
工程断面図を参照して説明する。図2(a)はメモリセ
ルのトランジスタ部及びビット線を形成した後、平坦化
用の絶縁層9及び研磨停止層10を形成した状態であ
る。図中1は面方位(100)のp型単結晶Si基板、
2は素子分離酸化膜、3はゲート酸化膜、4はポリSi
などからなるゲート電極(ワード線)、5,7は層間絶
縁膜、6はn型のソース・ドレイン領域、8はビット線
であり、これらは一般的なDRAMの製造と同様にして
形成される。絶縁層9を平坦化するためにエッチバック
法を用いても良いし、またCMP法などを用いても良
い。研磨停止層10としては、酸化アルミニウムなどの
絶縁膜を用いることができる。
【0043】次いで、図2(b)に示すように、公知の
フォトリソグラフィ及びプラズマエッチングにより、S
FSダイオード形成用の浅いトレンチ部及びソース領域
6へのコンタクトホールを形成し、選択成長技術により
アモルファスSi層12を形成した。成膜技術として
は、ジシラン及びジボランを原料ガスとしたLPCVD
法により、成長温度450℃でアモルファスSi層12
を単結晶Si基板1に対して選択的に成長させた。その
後、フォーミングガス中で600℃の熱処理により、S
i基板界面から固相成長により単結晶Siを成長させ、
アモルファスSi層12を全て単結晶化した。
【0044】次いで、図2(c)に示すように、CMP
ないしは機械的研磨により研磨停止層10上に形成され
ている単結晶Siを除去し、単結晶Siのコンタクト1
1及び単結晶Si層17を形成した。その後、図2
(d)に示すように、マグネトロン・スパッタ装置を使
用して公知の方法により、バリア性金属膜として厚さ4
00nmのTiN膜18を形成し、リソグラフィ及び反
応性イオンエッチングによりプレート電極に加工した。
このとき、単結晶Si層17上に成長したTiN膜のプ
レート電極18はエピタキシャル成長している。
【0045】次いで、TiN膜のプレート電極18上
に、マグネトロン・スパッタ装置を使用し、アルゴンと
酸素の混合雰囲気中基板温度200℃で、5%のランタ
ンを含むSrTiO3 (STO)焼結体ターゲットを用
いて、厚さ200nmのn型半導体であるランタン・ド
ープのSTO薄膜(下部電極)13を形成した。さら
に、ジルコン・チタン酸鉛(Pb(Zn0.5 Ti0.5
3 、以降PZTと略称)焼結体ターゲットを用いて厚
さ300nmのPZT薄膜(強誘電体膜)16を形成
し、再び厚さ200nmのn型半導体であるランタン・
ドープのSTO薄膜(上部電極)15を形成した。
【0046】そして、リソグラフィ及びアンモニア水,
過酸化水素水,EDTAの混合溶液を用いた湿式エッチ
ングにより、SFSダイオード素子に加工した。その
後、赤外線ランプアニール装置を使用して窒素中で70
0℃で1分間の熱処理により、ランタン・ドープのST
O薄膜13及びPZT薄膜16を固相成長によりエピタ
キシャル膜化した。
【0047】なお、ここで得られた強誘電体膜16につ
いて、θ−2θ法によるX線回折測定を行った結果、
(100)及びその倍数に相当するピークのみが観察さ
れ、(110),(211),(111)等に対応する
ピークは観測されなかった。
【0048】次いで、図2(e)に示すように、平坦化
絶縁膜19を形成し、表面をCMP法ないしはエッチバ
ック法により平坦化した。その後、図2(f)に示すよ
うに、フォトリソグラフィ及びプラズマエッチングによ
り単結晶Siのコンタクト11及びSFSダイオードの
上部電極15とのコンタクトホールを開口し、アルミニ
ウム配線20を形成した。
【0049】本実施例のように、MOS−FETとSF
Sダイオードからなるメモリセルを使用すれば、ワード
線4とビット線8により選択されたMOS−FETを通
してSFSダイオードにPZT強誘電体膜16の抗電界
以上の電圧を印加することによって、正或いは負方向に
分極させて1ビットの情報を書き込むことが可能にな
る。一方、同様にSFSダイオードに抗電界以下の適当
な電圧を印加すると、分極方向により読み出し電流に1
桁以上の大きな差が生じるために、書き込まれた情報を
非破壊で読み出すことができる。 (実施例2)図3は、本発明の第2の実施例に係わるM
FSダイオードを用いた不揮発性半導体記憶装置を示す
素子構造断面図である。なお、図1と同一部分には同一
符号を付して、その詳しい説明は省略する。
【0050】本実施例が先に説明した第1の実施例と異
なる点は、強誘電体であるPZTの代わりに、エピタキ
シャル成長させた時に生じる不整合歪みを利用して歪み
誘起強誘電体膜を形成したことにある。即ち、エピタキ
シャルバリア金属22,エピタキシャル半導体下部電極
23,エピタキシャル歪み誘起強誘電体膜26,上部電
極25からMFSダイオードが形成されている。
【0051】本実施例の製造方法について、図4の工程
断面図を参照して説明する。図4(a)までは第1の実
施例と実質的に同様であり、メモリセルのトランジスタ
部及びビット線8、さらに平坦化用の絶縁層9及び研磨
停止層10を形成したところである。
【0052】次いで、図4(b)に示すように、公知の
フォトリソグラフィ及びプラズマエッチングにより、ソ
ース領域6へのコンタクトホールとMFSダイオード形
成用の浅いトレンチ部を同じ位置に形成し、選択成長技
術により単結晶Siのコンタクトプラグ11を形成し
た。コンタクトプラグ11は、アモルファスSiを固相
成長により単結晶化するのではなく、選択成長技術によ
り単結晶Siをコンタクトホールに直接成長させてい
る。
【0053】次いで、図4(c)に示すように、CMP
ないしは機械的研磨により研磨停止層10上に形成され
ている単結晶Siを除去し、さらにフォトリソグラフィ
及びイオンエッチングにより研磨停止層10の下部より
低い位置まで単結晶Siを除去した。その後、図4
(d)に示すように、バリア金属22として反応性スパ
ッタ法により600℃でTiN薄膜をエピタキシャル成
長させた。引き続き、半導体下部電極23となるニオブ
・ドープ(5at%)のSTO薄膜をスパッタ法により6
00℃でエピタキシャル成長させた。
【0054】次いで、図4(e)に示すように、再びC
MP法により研磨停止層10上に形成されているバリア
金属22及び半導体下部電極23を除去した。その後、
図4(f)に示すように、Ba0.5 Sr0.5 TiO3
膜(強誘電体膜)26を半導体下部電極23上にエピタ
キシャル成長させ、下部電極23との不整合歪により歪
み誘起強誘電性を付加し、さらにニッケル上部電極25
を順次形成した。
【0055】なお、ここで得られた強誘電体膜26につ
いて、θ−2θ法によるX線回折測定を行った結果、
(100)及びその倍数に相当するピークのみが観察さ
れ、(110),(211),(111)等に対応する
ピークは観測されなかった。
【0056】このような構成であれば、MOS−FET
とMFSダイオードからメモリセルが構成され、第1の
実施例と同様の効果が得られる。しかも、誘電体膜のエ
ピタキシャル成長時に下地との格子不整合を利用して歪
みを導入し、常誘電体を強誘電体化しているので、低融
点で拡散しやすい鉛やビスマス、或いはナトリウムやカ
リウムなどを使用しない強誘電体膜が実現できる。 (実施例3)図5は、本発明の第3の実施例に係わるM
FSダイオードを用いた不揮発性半導体記憶装置を示す
素子構造断面図である。なお、図1と同一部分には同一
符号を付して、その詳しい説明は省略する。
【0057】本実施例が先に説明した第2の実施例と異
なる点は、下部電極を金属、上部電極を半導体としたこ
とである。即ち、エピタキシャルバリア金属(単結晶ニ
ッケルシリサイド層)32,白金薄膜の下部電極33,
エピタキシャル歪み誘起強誘電体膜36,半導体上部電
極35からMSFダイオードが形成されている。
【0058】本実施例の製造方法について、図6の工程
断面図を参照して説明する。図6(a)までは第1の実
施例と実質的に同様であり、メモリセルのトランジスタ
部及びビット線8、さらに平坦化用の絶縁層9及び研磨
停止層10を形成したところである。
【0059】次いで、図6(b)に示すように、公知の
フォトリソグラフィ及びプラズマエッチングにより、研
磨停止層10の開口部に引き続きソース領域6へのコン
タクトホールを形成し、選択成長技術により単結晶Si
のコンタクトプラグ11を形成した。即ちコンタクトプ
ラグ11として、ジクロルシランを原料ガスとしたLP
CVD法により、成長温度820℃で単結晶Siを選択
的に埋め込んだ。
【0060】次いで、図6(c)に示すように、CMP
ないしは機械的研磨により研磨停止層10上に形成され
ている単結晶Siを除去し、ニッケルの薄膜31をスパ
ッタ法により形成した。その後、図6(d)に示すよう
に、フォーミングガス中で500℃の熱処理により単結
晶Si層の表面をニッケルと反応させて、バリア金属と
なる単結晶ニッケルシリサイド層32を形成し、再びC
MP法により研磨停止層10上に形成されているニッケ
ル薄膜31を除去した。
【0061】次いで、図6(e)に示すように、フォト
リソグラフィ及びプラズマエッチングにより、ニッケル
シリサイド層32を研磨停止層10の上面よりも低い位
置まで除去した後、下部電極33となる白金の薄膜をス
パッタ法により形成した。
【0062】次いで、図6(f)に示すように、再びC
MP法により研磨停止層10上に形成されている白金薄
膜を除去した後、(BaSr)TiO3 歪み誘起強誘電
体膜36を形成した。この強誘電体膜36の形成には、
公知のマグネトロンスパッタ法により600℃でエピタ
キシャル成長させた。さらに、強誘電体膜36の上に、
非晶質Si半導体上部電極35を形成した。この上部電
極35は、モノシラン及びフォスフィンを原料ガスとし
てプラズマCVD法により、成長温度300℃で成膜し
た。
【0063】なお、ここで得られた強誘電体膜36につ
いて、θ−2θ法によるX線回折測定を行った結果、
(100)及びその倍数に相当するピークのみが観察さ
れ、(110),(211),(111)等に対応する
ピークは観測されなかった。
【0064】このような構成であれば、MOS−FET
とMFSダイオードからメモリセルが構成され、さらに
誘電体膜のエピタキシャル成長時に下地との格子不整合
を利用して歪みを導入し、常誘電体を強誘電体化してい
るので、第2の実施例と同様の効果が得られる。なお、
本発明は上述した各実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施するこ
とができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、S
i基板の上に強誘電体と半導体とのヘテロ接合を利用し
たメモリセルを作成することができ、記憶内容の不揮発
性や読み出し時の非破壊性を有する小型の高集積化半導
体記憶装置を実現することが可能になり、本発明の工業
的価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係わるSFSダイオードを利用
した不揮発性半導体記憶装置を示す素子構造断面図。
【図2】第1の実施例に係わる不揮発性半導体記憶装置
の製造工程を示す断面図。
【図3】第2の実施例に係わるMFSダイオードを利用
した不揮発性半導体記憶装置を示す素子構造断面図。
【図4】第2の実施例に係わる不揮発性半導体記憶装置
の製造工程を示す断面図。
【図5】第3の実施例に係わるMFSダイオードを利用
した不揮発性半導体記憶装置を示す素子構造断面図。
【図6】第3の実施例に係わる不揮発性半導体記憶装置
の製造工程を示す断面図。
【図7】本発明に係わるSFSダイオードの動作原理
図。
【図8】従来のMFS−FETの模式断面図。
【図9】公知のMFM積層構造素子の動作原理図。
【符号の説明】
1…単結晶Si基板 2…素子分離酸化膜 3…ゲート酸化膜 4…ゲート電極(ワード線) 5,7…層間絶縁膜 6…ソース・ドレイン領域 8…ビット線 9,19…平坦化用絶縁膜 10…研磨停止層 11…単結晶シリコンコンタクト 13,23…STO薄膜(下部電極) 15…STO薄膜(上部電極) 16…PZT薄膜(強誘電体膜) 17…単結晶シリコン層 18…TiN膜(プレート電極) 22…TiN膜(バリア金属) 25…ニッケル層(上部電極) 26,36…(BaSr)TiO3 歪み誘起強誘電体膜 31…ニッケル薄膜 32…ニッケルシリサイド層(バリア金属) 33…白金薄膜(下部電極) 35…非晶質Si半導体層(上部電極)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方が半導体膜からなる2つの
    電極で強誘電体膜を挟んだヘテロ接合構造を有し、かつ
    該強誘電体膜の分極によりヘテロ接合に流れる電流を制
    御するダイオードと、このダイオードに接続されるスイ
    ッチング用トランジスタと、からメモリセルを構成した
    半導体記憶装置であって、 前記スイッチング用トランジスタが形成されたシリコン
    基板を覆う絶縁層上に、該絶縁層の一部に設けた開口部
    から(100)配向シリコン層が成長され、この(10
    0)配向シリコン層上に前記強誘電体膜がエピタキシャ
    ル成長されてなることを特徴とする半導体記憶装置。
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JP2011113986A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 National Institute For Materials Science 単結晶ダイヤモンド上にpzt薄膜を形成する方法、pzt薄膜が形成された単結晶ダイヤモンド、及びpzt薄膜が形成された単結晶ダイヤモンドを使用したキャパシタ
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WO2022082605A1 (zh) * 2020-10-22 2022-04-28 中国科学院微电子研究所 可编程二极管的制备方法、可编程二极管及铁电存储器

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