JPH08330004A - 導線の接続構造 - Google Patents

導線の接続構造

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JPH08330004A
JPH08330004A JP7139271A JP13927195A JPH08330004A JP H08330004 A JPH08330004 A JP H08330004A JP 7139271 A JP7139271 A JP 7139271A JP 13927195 A JP13927195 A JP 13927195A JP H08330004 A JPH08330004 A JP H08330004A
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conductor
holder
lead wire
wire
connecting structure
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JP7139271A
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Inventor
Hidehiro Ichikawa
秀弘 市川
Satoshi Ishikawa
聡 石川
Takuji Kinoshita
卓司 木下
Yasutaka Nagaoka
保貴 長岡
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付けが容易であり、溶接部分の信頼性の向
上した導線の接続構造を提供すること。 【構成】 基部4の表面に配設された導電端子7と、導
線2とを接続してなる導線の接続構造において、前記導
線2の導体2aを露出させて一体成形したホルダ部5
を、前記基部4に嵌合して、導体2aと導電端子7とを
電気的に接続することにより、複数の導線2を一度に、
且つ容易に導電端子7に接続することができ、導体2a
と導電端子7との溶接部分を、例えばインサート成形等
で補強しなくても、該溶接部分の保護を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばリード線とフラ
ットケーブルとを接続してなる導線の接続構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリング装置では、ハンド
ル軸に可撓性のある渦巻状のフレキシブル・フラット・
ケーブル(FFC)を設けて、これをステアリングコラ
ム側に固定されるハウジングのリード線に接続すること
により、ハンドル軸の回転を吸収する接続構造が採用さ
れている。
【0003】この接続に際しては、端部に露出する導体
の相互間隔が比較的広いリード線と、同狭いFFCと
は、リード線端部に露出する導体が短く、リード線の絶
縁被覆部同士が干渉するため、直接に接続することは困
難である。このため、リード線2とFFC3とを、例え
ば図8,9に示されているような、接続コネクタ28を
介して接続することが一般に行われている。
【0004】すなわち、この接続コネクタ28は、両端
にリード線2とFFC3とを接続する導電端子としての
バスバー7が、上面に露出するようにインサート成形さ
れている。
【0005】接続コネクタ28上面の一端には、前記リ
ード線2の絶縁把持部2bを把持固定する把持溝26a
を形成したリード線固定壁26が、幅方向に伸びて突設
されており、前記把持溝26aから突出するリード線2
の導体2aが、バスバー7aと接触するようにしてあ
る。
【0006】また、前記バスバー7aの側辺には、接触
防止壁29が突設されており、前記把持溝26aから突
出する、導体2aの位置決めをすると共に、近接する導
体2同士の接触を防止している。
【0007】さらに、前記接続コネクタ28の下面に
は、前記バスバー7aまで、溶接穴14が穿設してあ
り、リード線2の導体2aとバスバー7aとの溶接を容
易に行えるようにしてある。
【0008】一方、接続コネクタ28上面の他端側に露
出するバスバー7bと、FFC3の導体3aとが接触し
ており、該FFC3はホルダー30によって接続コネク
タ28に固定されている。
【0009】また、前記ホルダー30の下面の四隅に
は、接続コネクタ28の両側壁に突設する突部21と係
合する脚部31が突設されており、前記ホルダー30
を、前記接続コネクタ28に組み付ける際に、位置決め
固定を行う。さらに、前記脚部31は、前記突部21の
両側に突設するフック23を挿入して係止されるスリッ
ト32が、上下方向に穿設されており、前記接続コネク
タ28に、前記ホルダー30を固定できるようにしてあ
る。
【0010】またさらに、前記ホルダー30の中央に
は、上下面に貫通する溶接用の窓部33が穿設してあ
り、前記接続コネクタ28の他端側の端部から前記バス
バー7bまで形成された切欠部と合わせて、前記導体3
aと前記バスバー7bとの溶接を容易に行えるようにし
てある。
【0011】このため、リード線2を、前記把持溝26
aにて把持固定しているため、リード線2の導体2a
と、前記バスバー7aとの溶接の際に、クランプ等の抑
え治具を必要としない。一方、FFC3を、ホルダー3
0にて挟持、固定することにより、FFC3の導体3a
と、前記バスバー7bとの溶接の際に、FFC3を位置
決め固定することができる。
【0012】この類似構造は、例えば特公平6−261
54号公報、特開平3−17976号公報等に示されて
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の接続コネクタ28では、複数のリード線2をセット
する場合、これらリード線2を一本ずつ把持溝26aに
挿入する必要があり、面倒である。
【0014】また、リード線2の把持溝26aへの固定
は、把持溝26a内のリード線2の絶縁被覆部2bの把
持のみのため、リード線2の軸方向の外力によってバス
バー7aとの溶接部分に直接負荷が掛かり、該溶接部分
の保護を図るためには、溶接部分をインサート成形等で
補強する必要がある。
【0015】さらに、ホルダー30によるFFC3の固
定も、リード線2と同様に、FFC3の軸方向の外力に
よってバスバー7bとの溶接部に損傷を招く恐れがあ
る。
【0016】そこで、本発明は上記事情を考慮し、組付
けが容易であり溶接部分の信頼性の向上した導線の接続
構造を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、基部の表面に配設された導電
端子と、導線とを接続してなる導線の接続構造におい
て、前記導線の導体を露出させて一体成形したホルダ部
を、前記基部に嵌合して、導体と導電端子とを電気的に
接続することを特徴としている。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の導
線の接続構造であって、少なくとも、前記導体と前記導
電端子との接続部分が、絶縁材で覆われていることを特
徴としている。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の導線の接続構造であって、前記ホルダ部の下面四隅
に、前記基部の両側壁に突設する突部と係合する脚部が
突設しており、該脚部に、前記突部の両側に突設するフ
ックを挿入して係止されるスリットが上下方向に穿設し
ていることを特徴としている。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれか1項に記載の導線の接続構造であって、前記ホ
ルダ部の中央に、前記導線の導体が上下面に露出する溶
接用の窓部を形成していることを特徴としている。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれか1項に記載の導線の接続構造であって、前記ホ
ルダ部は、前記導体の先端部と、前記導体近傍の絶縁被
覆部とを、整列保持したことを特徴としている。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれか1項に記載の導線の接続構造であって、第1の
導線の導体を露出させて一体成形した第1のホルダ部
と、第2の導線の導体を露出させて一体成形した第2の
ホルダ部とを前記基部の両側部に夫々嵌合して、両導体
と導電端子とを電気的に接続することを特徴としてい
る。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項6記載の導
線の接続構造であって、前記第1の導線が、複数のリー
ド線であり、前記第2の導線が、フラットケーブルであ
ることを特徴としている。
【0024】
【作用】請求項1乃至記載の発明は、前述した構成に
なっているので次の作用を奏する。
【0025】すなわち、請求項1記載の発明は、導線を
露出させて一体成形したホルダ部と、前記基部に嵌合し
て、導体と導電端子とを電気的に接続することにより、
複数の導線を一度に導電端子に接続することができる。
また、基部とホルダ部とが嵌合しているために、導体と
導電端子との溶接部分を、例えばインサート成形等で補
強しなくても、該溶接部分にかかる導線の軸方向の外力
は緩和され、該溶接部分の保護を図ることができる。
【0026】請求項2記載の発明は、少なくとも、前記
導体と前記導電端子との接続部分が、合成樹脂材や、接
着剤等の絶縁材で覆われていることにより、接続部分の
強度が増し、信頼性が向上する。また、前記基部と前記
ホルダ部とを、合成樹脂材で覆うようにインサート成形
することにより、上記した作用に加えて、さらなる溶接
部分の保護を図ることができる。
【0027】請求項3記載の発明は、前記ホルダ部の下
面四隅に、前記基部の両側壁に突設された突部と係合す
る脚部が突設されていることにより、前記基部に前記ホ
ルダ部を嵌合する際の、位置決め固定を容易に行うこと
ができる。
【0028】また、前記脚部に、上下方向に穿設された
スリットを設けて、前記突部の両側に突設させたフック
を挿入して係止されることにより、上記した作用に加え
て、ホルダ部を基部に、安定に固定することができる。
【0029】さらに、前記脚部にスリットが穿設されて
いることにより、該脚部は、弾性変形しやすくなり、前
記脚部を撓ませてスリットにフックを挿入することがで
き、ホルダ部の固定を容易に行うことができる。
【0030】請求項4記載の発明は、前記ホルダ部の中
央に、前記導線の導体が上下面に露出する溶接用の窓部
を形成していることにより、前記ホルダ部を基部に嵌合
した後に、窓部から前記導体と前記導電端子との溶接を
行うことができる。
【0031】請求項5記載の発明は、前記ホルダ部が、
前記導体の先端部と、前記導体近傍の絶縁被覆部とを、
整列保持していることにより、容易に導電端子と接続す
ることができる。
【0032】請求項6記載の発明は、第1の導線の導体
を露出させて一体成形した第1のホルダ部と、第2の導
線の導体を露出させて一体成形した第2のホルダ部とを
前記基部の両側部に夫々嵌合して、両導体と導電端子と
を電気的に接続することにより、第1,2の両導体とバ
スバーとの溶接部分の保護を同時に図ることができる。
【0033】請求項7記載の発明は、第1の導線が、複
数のリード線であり、前記第2の導線が、フラットケー
ブルであることにより、リード線とフラットケーブルと
の接続に、請求項6記載の発明の作用を奏することがで
きる。
【0034】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。なお、
従来技術と同一構成要素には同一符号を付して、重複し
た説明を省略する。図1、図2は、本発明の第1実施例
に係るもので、図1は、接続コネクタ1の分解斜視図、
図2は、ホルダ部5の組付け状態での図1のA−A線に
沿う断面図である。
【0035】この導線の接続構造における接続コネクタ
1は、リード線2の端部が一体にインサート成形された
リード線ホルダ部5が、図外のFFCと接続する基部4
に、取り付けられ、リード線2とFFCとの接続がなさ
れている。
【0036】前記リード線ホルダ部5には、前記基部4
上面中央に幅方向に延設している前記仕切り壁10と係
合するガイド部8が突設している。また、前記リード線
ホルダ部5の下面四隅には、前記基部4の両側壁にて突
設する突部11と係合する脚部9が突設しており、前記
ガイド部8と共に、前記リード線ホルダ部5の取り付け
の際、ホルダ部5の位置決め固定が行えるようになって
いる。
【0037】また、夫々の脚部9には、前記突部11の
両側に突設するフック13を挿入して、係止されるスリ
ット12が上下方向に穿設されており、前記リード線ホ
ルダ部5を、前記基部4に固定できるようにしてある。
【0038】さらに、前記リード線ホルダ部5の中央に
は、リード線2の導体2aが上下面に露出する溶接用の
窓部6が形成されており、導体2aとバスバー7aとの
溶接を容易に行えるようにしてある。
【0039】そして、上記の構成によって、前記窓部6
の導体2aが前記バスバー7aと接触するように、リー
ド線ホルダ部5を基部に組み付けて、前記窓部6と、前
記基部4の下面から前記バスバー7aまで穿設した溶接
穴14とから、前記導体2aと前記バスバー7aとの溶
接が行われる。
【0040】一方、前記FFCは、従来例同様、図外の
ホルダー30によって基部4に位置決め固定され、前記
ホルダー30の窓部33及び基部4の切欠部25とか
ら、FFCの導体とバスバー7bとの溶接が行われる。
【0041】要するに、リード線2が一体にインサート
成形されたリード線ホルダ部5を、FFCと接続してい
る基部4に取り付けることにより、複数のリード線2を
一度に基部4に位置決め固定することができる。
【0042】また、前記リード線ホルダ部5の下面四隅
に、前記基部4の両側壁に突設された突部11と係合す
る脚部9が突設されているため、前記基部4に前記リー
ド線ホルダ部5を嵌合する際の、位置決め固定を容易に
行うことができる。
【0043】さらに、前記脚部9に、前記突部11の両
側に突設させたフック13を挿入して係止されるスリッ
ト12を、上下方向に穿設したことにより、リード線2
の導体2aとバスバー7aとの溶接の際に、リード線2
を安定に保持することができると共に、リード線2の導
体2aとバスバー7との溶接部分を、例えばインサート
成形等で補強しなくても、該溶接部分にかかる導線の軸
方向の外力は緩和され、該溶接部分の保護を図ることが
できる。
【0044】またさらに、前記脚部9にスリット12が
穿設されていることにより、該脚部9は、弾性変形しや
すくなり、前記脚部9を撓ませてスリット12にフック
13を挿入することができ、リード線ホルダ部5の固定
を、容易に行うことができる。
【0045】なお、リード線2及びFFCのバスバー7
への溶接には、例えば、超音波溶接やスポット溶接等、
従来公知の各種の溶接方法を適宜選択すれば良い。
【0046】また、前記基部4と前記リード線ホルダ部
5とを、リード線2の導体2aと、前記バスバー7aと
の溶接部分を含めて、合成樹脂材15で覆うようにイン
サート成形することにより、上記した作用に加えて、さ
らなる溶接部分の保護を図ることができる。
【0047】図3乃至6は、本発明の第2実施例に係る
もので、図3は、接続コネクタ17の分解斜視図、図4
は、接続コネクタ17の組付け状態で、図3のB−B線
に沿う断面図、図5は、FFCホルダ部19の上面図、
図6は、図5のC−C線に沿う断面図である。
【0048】この導線の接続構造における接続コネクタ
17は、FFC3の端部が一体にインサート成形された
FFCホルダ部19が、リード線2と接続する基部18
に取り付けられ、リード線2とFFC3との接続がなさ
れる。前記FFCホルダ部19は、上記した第1実施例
における、リード線ホルダ部5と同様に、中央にFFC
3の導体3aが上下面に露出する溶接用の窓部20と、
下面四隅に前記基部18の両側壁に突出する突部21と
係合する脚部22と、該脚部22にて前記突部21の両
側に突設するフック23に係止されるスリット24とが
形成されている。また、基部18は、FFC3が接続さ
れる側のバスバー7bの下部に切欠部25を形成してあ
り、前記FFCホルダ部19の窓部20と共に、FFC
3の導体3aとバスバー7bとの溶接を容易に行えるよ
うにしてある。
【0049】一方、リード線2は、従来例同様、リード
線2を接続する側の各々のバスバー7aの端部に形成さ
れたリード線固定壁26の把持溝26aにてリード線2
を把持固定している。
【0050】要するに、FFC3が一体にインサート成
形されたFFCホルダ部19を、リード線2と接続して
いる基部18に嵌合して、FFC3の導体3aと前記バ
スバー7bとを電気的に接続することにより、第1実施
例同様、FFC3の軸方向の外力に対して、バスバー7
bとの溶接部分に直接負荷が掛かることがないため、該
溶接部分をインサート成形しなくても、該溶接部分の保
護を図ることができる。
【0051】また、第1実施例と同様、前記基部18と
前記FFCホルダ部19とを、FFC3の導体3aと、
前記バスバー7bとの溶接部分を含めて、合成樹脂材2
7で覆うようにインサート成形することにより、上記し
た作用に加えて、さらなる溶接部分の保護を図ることが
できることは言うまでもない。
【0052】図7は、本発明の第3実施例に係るもの
で、接続コネクタ35の分解斜視図である。
【0053】この導線の接続構造における接続コネクタ
35は、第1実施例同様、リード線2の端部が一体にイ
ンサート成形されたリード線ホルダ部5と、第2実施例
同様、FFC3の端部が一体にインサート成形されたF
FCホルダ部19とが基部36に取り付けられ、リード
線2と、FFC3との接続が成される。
【0054】要するに、リード線2と、FFC3との各
導体2a,3aとの溶接部分の保護を同時に図ることが
でき、より信頼性の向上した接続コネクタ35を提供す
ることができる。
【0055】また、リード線2の導体2aとバスバー7
との溶接部分及び、FFC3の導体3aとバスバー7と
の溶接部分とを含めて、合成樹脂材で覆うようにインサ
ート成形することにより、上記した作用に加えて、さら
なる溶接部分の保護を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、導線を露出させて一体成形した
ホルダ部と、前記基部に嵌合して、導体と導電端子とを
電気的に接続することにより、複数の導線を一度に導電
端子に接続することができ、この結果、接続作業が容易
に行える、導線の接続構造を提供することができる。
【0057】また、導体と導電端子との溶接部分を、例
えばインサート成形等で補強しなくても、該溶接部分に
かかる導線の軸方向の外力を緩和することができ、この
結果、溶接部分の信頼性が向上した、導線の接続構造を
提供することができる。
【0058】請求項2記載の発明によれば、少なくと
も、前記導体と前記導電端子との接続部分が、合成樹脂
材や、接着剤等の絶縁材で覆われていることにより、接
続部分の強度が増し、この結果、請求項1の発明の効果
に加え、信頼性が向上した導線の接続構造を提供するこ
とができる。また、前記基部と前記ホルダ部とを、合成
樹脂材で覆うようにインサート成形することにより、上
記した効果に加えて、さらなる溶接部分の保護を図るこ
とができる。
【0059】請求項3記載の発明によれば、前記ホルダ
部の下面四隅に、脚部が突設されていることにより、請
求項1乃至2のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、前記基部に前記ホルダ部を嵌合する際の、位置決め
固定を容易に行える、導線の接続構造を提供することが
できる。
【0060】また、前記脚部に、上下方向に穿設された
スリットを設けることにより、前記脚部は、弾性変形し
やすくなり、前記脚部を撓ませてスリットにフックを挿
入することができ、この結果、ホルダ部の固定を容易に
行える、導線の接続構造を提供することができる。
【0061】請求項4記載の発明によれば、前記ホルダ
部の中央に、前記導線の導体が上下面に露出する溶接用
の窓部を形成しているため、この結果、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、前記導体
と前記導電端子との溶接を容易に行える導線の接続構造
を提供することができる。
【0062】請求項5記載の発明によれば、前記ホルダ
部が、前記導体の先端部と、前記導体近傍の絶縁被覆部
とを、整列保持していることにより、複数の導体を容易
に導電端子と接続することができ、この結果、請求項1
乃至4のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、接
続作業が容易に行える、導線の接続構造を提供すること
ができる。
【0063】請求項6記載の発明によれば、第1,2の
両導体とバスバーとの溶接部分の保護を同時に図ること
ができ、この結果、さらに溶接部分の信頼性が向上し
た、導線の接続構造を提供することができる。
【0064】請求項7記載の発明は、リード線とフラッ
トケーブルとの接続に、請求項6記載の発明の効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る接続コネクタの分解
斜視図である。
【図2】同実施例におけるホルダ部の組付状態で、図1
のA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る接続コネクタの分解
斜視図である。
【図4】同実施例における組付状態で、図3のB−B線
に沿う断面図である。
【図5】同実施例におけるホルダ部の上面図である。
【図6】同実施例におけるホルダ部の組付状態で、図5
のC−C線に沿う断面図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る接続コネクタの分解
斜視図である。
【図8】従来例に係る接続コネクタの分解斜視図であ
る。
【図9】同例におけるリード線及びFFCの接続状態
で、図8のD−D線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1,17,35 接続コネクタ(導線の接続構造) 2 リード線 2a リード線の導体 3 FFC(フラットケーブル) 4,18,36 基部 5 リード線ホルダ部 6 窓部(リード線ホルダ部) 7 バスバー(導電端子) 9 脚部 11 突部 12 スリット 13 フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長岡 保貴 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部の表面に配設された導電端子と、導
    線とを接続してなる導線の接続構造において、 前記導線の導体を露出させて一体成形したホルダ部を、
    前記基部に嵌合して、導体と導電端子とを電気的に接続
    することを特徴とする、導線の接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の導線の接続構造であっ
    て、 少なくとも、前記導体と前記導電端子との接続部分が、
    絶縁材で覆われていることを特徴とする、導線の接続構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の導線の接続構造で
    あって、 前記ホルダ部の下面四隅に、前記基部の両側壁に突設す
    る突部と係合する脚部が突設しており、該脚部に、前記
    突部の両側に突設するフックを挿入して係止されるスリ
    ットが上下方向に穿設していることを特徴とする、導線
    の接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    導線の接続構造であって、 前記ホルダ部の中央に、前記導線の導体が上下面に露出
    する溶接用の窓部を形成していることを特徴とする、導
    線の接続構造。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    導線の接続構造であって、 前記ホルダ部は、前記導体の先端部と、前記導体近傍の
    絶縁被覆部とを、整列保持したことを特徴とする、導線
    の接続構造。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    導線の接続構造であって、 第1の導線の導体を露出させて一体成形した第1のホル
    ダ部と、第2の導線の導体を露出させて一体成形した第
    2のホルダ部とを、前記基部の両側部に夫々嵌合して、
    両導体と導電端子とを電気的に接続することを特徴とす
    る、導線の接続構造。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の導線の接続構造であっ
    て、 前記第1の導線が、複数のリード線であり、前記第2の
    導線が、フラットケーブルであることを特徴とする、導
    線の接続構造。
JP7139271A 1995-06-06 1995-06-06 導線の接続構造 Pending JPH08330004A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101950865A (zh) * 2009-07-10 2011-01-19 日本压着端子制造株式会社 扁平电缆用连接器、线束以及线束的制造方法
JP2011034957A (ja) * 2009-07-10 2011-02-17 Jst Mfg Co Ltd フラットケーブル用コネクタ、ハーネス、及びハーネスの製造方法
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