JP2580623Y2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2580623Y2
JP2580623Y2 JP1990093531U JP9353190U JP2580623Y2 JP 2580623 Y2 JP2580623 Y2 JP 2580623Y2 JP 1990093531 U JP1990093531 U JP 1990093531U JP 9353190 U JP9353190 U JP 9353190U JP 2580623 Y2 JP2580623 Y2 JP 2580623Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、圧接端子と、そのスロットに圧接される電
線とを含む電気接続箱の電線引出し部の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、リレーボックス,ヒューズボックス又は分岐接
続箱等の電気接続箱では、その内部回路の構成部材とし
て、導電性金属板から打抜き形成されたブスバーが多用
されている。しかし、ブスバーを用いると、回路構成が
複雑となり、車種やグレードの相違,一部の仕様変更な
どに際して、回路設計をやり直さなければならないとい
う不都合があった。
そこで、従来から、第11図及び第12図に示すような電
線と圧接端子を用いた電気接続箱(分岐接続箱)が提案
されている(特開昭61−36965号公報)。
これら図面において、1はアッパーケース、2は電線
収容溝、3は圧接端子を示す。ワイヤハーネスから引き
出された電線4群は、電線収容溝2に並設してあるとと
もに、アッパーケース1の挿着孔5に挿着された圧接端
子3のスロット6に圧入接続してある。
電線4にかかる引張力から圧接端子3と電線4の圧接
部分を保護するため、従来は、第12図のように、アッパ
ーケース1の突起部7に電線4を折り曲げて固定し、電
線4にかかる引張力に対する強度をもたせて、前記圧接
部分に悪影響を及ぼさないようにしていた。
しかし、このような従来の方法では、突起部7の基部
の部分8で電線4が電線収容溝2から逃げてしまうため
に、ロアケース9を被せて電線4群を挟持する際に前記
圧接部分に無理な力がかかり、前記圧接部分に悪影響を
受けるという問題があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので、電線
に外力が作用しても電線と圧接端子の圧接部分に悪影響
を及ぼさない構造の電気接続箱を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の電気接続箱は、絶
縁ケースと、該絶縁ケースに組み込まれた複数の圧接端
子と、これらの圧接端子のスロットにそれぞれ圧接接続
された電線と、前記絶縁ケースに重ね合わされたケース
カバー又は他の絶縁ケースとを備え、前記絶縁ケースと
前記ケースカバー又は前記他の絶縁ケースとの重ね合わ
せ面から前記電線を外部に引き出してなる電気接続箱に
おいて、前記電線を外部に引き出す重ね合わせ面の少な
くとも一方に凹凸部を設けるとともに、該重ね合わせ面
の少なくとも一方に電線引き出し溝を形成し、さらに、
該電線引き出し溝の溝底に凹凸部を設け、前記重ね合わ
せ面及び前記電線の絶縁被覆を相互に溶着した構成とし
てある。
〔作用〕
上記構成からなる本考案の電気接続箱によれば、絶縁
ケース相互間、又は、絶縁ケースとケースカバーの重ね
合わせ面に凹凸部を設け、これら絶縁ケースとケースカ
バー又は他の絶縁ケース及び電線の絶縁被覆を相互に溶
着するようにしてあるので、電線が重ね合わせ面に確実
に溶着固定され、該電線に外力(引張力)が作用しても
電気接続箱の内部では、その影響を受けず、電線と圧接
端子の圧接部分を保護することができる。したがって、
電気的接続の信頼性の高い電気接続箱の提供が可能とな
る。
また、電線引き出し溝に電線が収容されるので、溶着
の際に、絶縁ケース等の重ね合わせ面を互いに密着させ
ることができ、溝底に凹凸部を設けたことと相まって、
電線と絶縁ケース等の溶着をより効果的に行なうことが
できる。
さらに、該電線引き出し溝によって、電線の位置決め
を容易に行なうこともできる。
〔実施例〕
以下、本考案の電気接続箱の実施例について図面を参
照しつつ説明する。
第1図乃至第4図(a),(b)において、11は本実
施例に係る電気接続箱であり、複数の絶縁ケース121,1
22…に、ワイヤハーネスを構成する複数本の電線13を所
定のピッチで並設し、これらの一端側を階段状に積層し
た構成となっている。また、最下層はケースカバー14と
なっている。
これら絶縁ケース121,122…,ケースカバー14及び電
線13の絶縁被覆13aは、それぞれ同一の合成樹脂材によ
って形成してある。
第2図及び第3図に示すように、各絶縁ケース121,1
22…は浅底の箱体となっており、その一方の周壁12a
に、複数の電線引出し溝15を所定のピッチで設けてあ
る。該電線引出し溝15の深さは、電線13の外径よりも浅
くして、その絶縁被覆13aが電線引出し溝15から僅かに
はみ出るようにすることが好ましい(第4図(a)参
照)。また、該周壁12aの重ね合わせ面16及び電線引出
し溝15の溝底には、凹凸部16aが設けてある。
なお、電線引出し溝15は、第8図に示すように、二つ
の絶縁ケース121と122とにそれぞれ半割り状の溝15a,15
aとして設けてもよい。
第1図に戻り、各絶縁ケース121,122…の前記階段状
部側の外面には、ヒューズキャビティ17,リレーキャビ
ティ18が設けてあり、他端側の電線引出し側には、複数
の層間接続孔19が上下に貫通して設けてある。
第5図に示すように、ヒューズキャビティ17及びリレ
ーキャビティ18には、圧接端子20が収容してある。該圧
接端子20は、一端に相手端子に対する電気接触部20aを
有するとともに、他端にスロット20cを開設した圧接部2
0bを有する。該スロット20cには、所望の電線13が圧接
してある。
各絶縁ケース121,122…の内部には、第6図及び第7
図に示すように、各層間接続孔19に対応して端子収容部
21が設けてあり、該端子収容部21には、層間接続用圧接
端子22が挿着してある。
該層間接続用圧接端子22は、内部に弾性接触片23aを
設けた角筒状の電気接触部23と、スロット24aを開設し
た圧接部24とを有する。
該層間接続用圧接端子22のスロット24aに所望の電線1
3を圧接して、電気接触部23にショートバー25を貫挿す
ることにより、各層の電線13(回路)を層間接続させて
いる。
上記構成において、例えば、絶縁ケース121,122…の
各圧接端子20及び層間接続用圧接端子22のスロット20c,
24aにそれぞれ電線13を圧接した後、これら電線13を電
線引出し溝15から一本ずつ外部に引出して配線板を組み
立てる。
このとき、第4図(a)に示すように、各電線13は、
電線引出し溝15から僅かにはみ出した状態になり、この
状態で、絶縁ケース121と122とを重ね合わせ、上下から
図示しない治具を用いて加圧しながら相互の重ね合わせ
面16,16を超音波溶着などの既知の手段により溶着す
る。
このような本実施例の電気接続箱11によれば、絶縁ケ
ース121等の重ね合わせ面16に凹凸部16aを形成したこと
によって、これら絶縁ケース121等の溶着を容易かつ確
実に行なうことができ、電線13の絶縁被覆13aを、絶縁
ケース121等と一体的に溶着固定することができる。
これにより、電気接続箱11の外部から電線13に引張力
が作用しても、電気接続箱11の内部では、その影響を受
けず、電線13と各圧接端子20,22との圧接部分を保護す
ることができ、安定した電気的接続状態を維持すること
ができる。
また、電線引き出し溝15に電線13が収容されるので、
溶着の際に、絶縁ケース121,122…等の重ね合わせ面を
互いに密着させることができ、溝底に凹凸部16aを設け
たことと相まって、電線13と絶縁ケース121,122…等の
溶着をより効果的に行なうことができる。
さらに、該電線引き出し溝15によって、電線13の位置
決めを容易に行なうことができるという効果もある。
これに加え、絶縁ケース121,122…,ケースカバー14
及び電線13の絶縁被覆13aを、それぞれ同一の合成樹脂
材によって形成したことにより、これら部材を相互に、
安定した状態で強固に溶着させることができる。
ここで、第9図及び第10図は、本考案に係る電気接続
箱の他の実施例を示すものであり、絶縁ケース122と電
線13の絶縁被覆13aの材料が異なる場合に、絶縁ケース1
22と電線13の溶着を容易かつ確実に行なえるようにした
ものである。
例えば、絶縁ケース122がポリプロピレン製、電線13
の絶縁被覆13aがポリ塩化ビニル製である場合に、絶縁
ケース122の周壁にホルダ受け27を設けるととともに、
複数の電線引出し溝15′を形成したポリ塩化ビニル製の
電線ホルダ26を該ホルダ受け27に着脱自在に嵌合した構
成としてある。
また、ホルダ受け27の対向する壁部には、電線引出し
溝15′に対応して切欠28が設けてある。
このような構成によれば、絶縁ケース122と電線13の
絶縁被覆13aの材料が異なる場合でも、該絶縁被覆13aと
同一材質の電線ホルダ26を用いることにより、電線13を
安定した状態で強固に溶着固定することができる。
なお、上述した各実施例では、電気接続箱11の内部回
路を、電線13と圧接端子20及び層間接続用圧接端子22の
みで構成したが、ブスバーを組み合わせて該内部回路を
構成してもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案の電気接続箱によれば、電線を
絶縁ケース相互間、又は、絶縁ケースとケースカバーと
の重ね合わせ面に溶着固定する構成としてあるので、該
電線に外力(引張力)が作用しても電気接続箱の内部で
は、その影響を受けず、電線と圧接端子の圧接部分を保
護することができる。したがって、電気的接続の信頼性
の高い電気接続箱の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気接続箱の斜視図、 第2図は同上の裏面側からみた分解斜視図、 第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図、 第4図(a),(b)はそれぞれ電線と絶縁ケース相互
間の溶着前と溶着後を示す要部断面図、 第5図は第1図の要部拡大斜視図、 第6図は第1図の要部拡大斜視図、 第7図は第6図のVII−VII線に沿う断面図、 第8図は電線引出し溝の他の態様を示す要部断面図、 第9図は本考案の他の実施例を示す要部分解斜視図、 第10図は第9図の一部組立状態の分解斜視図、 第11図(a),(b)はそれぞれ従来の分岐接続箱のロ
アケースの電線配設前と配設後を示す斜視図、 第12図は上記従来の分岐接続箱の組立状態を示す要部断
面図である。 11……電気接続箱、121,122……絶縁ケース、13……電
線、13a……絶縁被覆、14……ケースカバー、15,15′…
…電線引出し溝、16……重ね合わせ面、20……圧接端
子、22……層間接続用圧接端子、20c,24a……スロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−35507(JP,A) 特開 平2−207466(JP,A) 特開 昭62−58570(JP,A) 実開 昭63−77272(JP,U) 実開 昭61−161880(JP,U) 実開 昭63−81618(JP,U) 実開 昭61−77501(JP,U) 実開 昭61−36965(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁ケースと、該絶縁ケースに組み込まれ
    た複数の圧接端子と、これらの圧接端子のスロットにそ
    れぞれ圧接接続された電線と、前記絶縁ケースに重ね合
    わされたケースカバー又は他の絶縁ケースとを備え、前
    記絶縁ケースと前記ケースカバー又は前記他の絶縁ケー
    スとの重ね合わせ面から前記電線を外部に引き出してな
    る電気接続箱において、 前記電線を外部に引き出す重ね合わせ面の少なくとも一
    方に凹凸部を設けるとともに、該重ね合わせ面の少なく
    とも一方に電線引き出し溝を形成し、さらに、該電線引
    き出し溝の溝底に凹凸部を設け、 前記重ね合わせ面及び前記電線の絶縁被覆を相互に溶着
    したことを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】前記絶縁ケース,前記ケースカバー又は前
    記他の絶縁ケース及び前記電線の絶縁被覆を、それぞれ
    同一の合成樹脂材によって形成した請求項1記載の電気
    接続箱。
  3. 【請求項3】前記重ね合わせ面の少なくとも一方を、前
    記電線の絶縁被覆と同一の合成樹脂材料からなるホルダ
    の一面によって形成し、該ホルダの一面に凹凸部を設け
    た請求項1又は2記載の電気接続箱。
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JPH0427043Y2 (ja) * 1984-10-26 1992-06-29
JPS61161880U (ja) * 1985-03-27 1986-10-07
JPS6258570A (ja) * 1985-09-09 1987-03-14 矢崎総業株式会社 圧接端子ジヨイントブロツクにおける電線の圧接固定方法とその構造
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JP2511133B2 (ja) * 1989-02-06 1996-06-26 矢崎総業株式会社 電気接続箱およびその製造方法

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