JPH08329995A - 圧接端子 - Google Patents

圧接端子

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JPH08329995A
JPH08329995A JP7158349A JP15834995A JPH08329995A JP H08329995 A JPH08329995 A JP H08329995A JP 7158349 A JP7158349 A JP 7158349A JP 15834995 A JP15834995 A JP 15834995A JP H08329995 A JPH08329995 A JP H08329995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
press
insulated wire
pressure
contact blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP7158349A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Inagaki
朝律 稲垣
Tatsuo Inoue
達夫 井上
Yoshiaki Yamano
能章 山野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧入された絶縁電線の抜け出しを防止する。 【構成】 一対の圧接刃21の間に上端を開放した縦長
のスリット22が形成され、ここに絶縁電線16が圧入
される。上部開放端近くには、スリット22の開放幅を
狭めるようにして抜け止め突起23が圧接刃21に突設
され、その下方はスリット22の開口幅が下に行くほど
狭くなる形態である。そして、圧接刃21のうちスリッ
ト22の下端部近くには、スリット22の内側に三角形
状に突出する返し突部24が突設され、その先端の対向
寸法S3 が絶縁電線16の芯線16bの外径寸法dより
も僅かに狭くなるようにしてある。なお、各圧接刃21
は上部ほど薄くなるようにプレス加工時に叩いてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスリット内に絶縁電線を
圧入することにより圧接刃に芯線を接触させる圧接端子
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の端子の従来構造は、図6に示す
ようであった。ここで、1は上端が開放したスリット
で、その両側の開口縁に圧接刃2が対向して設けられて
いる。このスリット1に絶縁電線3を上部開放端から圧
入すると、図7に示すように圧接刃2が絶縁電線3の絶
縁被覆3aに食い込んで芯線3bに接触することにより
接続が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構造の
圧接端子では、圧入された絶縁電線3を上方へ引っ張る
強い力が作用すると、その電線3が比較的容易に抜け出
てしまうという問題があった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れ、いったん圧入された絶縁電線が容易に抜け出てしま
うことを防止することができる圧接端子を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の圧接端子は、一
端が開放したスリット内に、その開放端側から絶縁電線
を圧入することによりスリット開口縁の圧接刃を絶縁電
線の絶縁被覆に食い込ませて芯線に接触させるものにお
いて、圧接刃に絶縁電線の開放端側への戻りを阻止する
返し突部を形成したところに特徴を有する(請求項1の
発明)。
【0006】また、上記構成において、スリットを介し
て対向する一対の圧接刃は、スリットの開放端側程厚さ
寸法を薄くする設定としてもよい(請求項2の発明)。
さらに、圧接刃のうちスリットの開放端近くに、抜け止
め突起をスリットの開放幅を狭めるように突設してもよ
い(請求項3の発明)。
【0007】
【作用】スリットの開放端側から絶縁電線を圧入する
と、その絶縁被覆に圧接刃が食い込んで芯線に接触する
ことで電気的な接続がなされる。この圧接状態で、絶縁
電線にスリット開放端側への力が作用すると、絶縁電線
が圧接刃に形成されている返し突部に引っかかるように
なって抜けが阻止される。また、上記構成に加えて圧接
刃の先端を薄くした請求項2の発明では、絶縁電線のス
リットへの圧入時に圧接刃の先端が撓み変形し易くな
る。さらに、スリットの開放端近くに抜け止め突起を形
成した請求項3の発明では、絶縁電線をスリット内に軽
く挿入した段階で、絶縁電線に抜け方向の力が作用した
ときに、絶縁電線が抜け止め突起に引っかかるようにな
って抜けが阻止される。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、圧入された絶縁電線が抜けてしまうことを確実
に防止でき、また、請求項2の発明によれば、さらに電
線の圧入作業が簡単になるという効果が得られる。ま
た、請求項3の発明によれば、スリット内に仮挿入した
絶縁電線の抜けも防止できて圧入作業を行い易くなると
いう優れた効果が得られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例について
図1ないし図5を参照して説明する。
【0010】図1は本発明を適用した分岐ボックスを示
している。これは基板11にアッパーケース12を被せ
て構成され、基板11に6個のモジュラーコンセント1
3が列設され、これらのモジュラーコンセント13に隣
接して圧接端子ブロック14が固定されている。この圧
接端子ブロック14には1個のモジュラーコンセント1
3に対して8本の圧接端子20が設けられ、合計48本
の圧接端子20が2列に渡り立設されている。これらの
圧接端子20にケーブル15の各絶縁電線16が接続さ
れるようになっている。なお、図示はしないが、これら
の圧接端子20とモジュラーコンセント13の各接触子
との間はプリント配線手段によって接続されている。
【0011】さて、各圧接端子20の構造について詳述
する。これは金属板のプレス加工により製造され、図2
に示すように、一対の圧接刃21の間には上端を開放し
た縦長のスリット22が形成されており、ここに上記絶
縁電線16が圧入される。スリット22の上部開放端近
くには、そのスリット22の開放幅を狭めるようにして
抜け止め突起23が圧接刃21に突設され、その下方は
スリット22の開口幅が下に行くほど狭くなる形態とさ
れている。なお、抜け止め突起23の真下でスリット2
2の開口幅が最大になっている部分では、その開口幅S
1 が絶縁電線16の外径寸法Dよりも僅かに大きくなっ
ており、また、抜け止め突起23間の対向寸法S2 は絶
縁電線の外径寸法Dよりも狭くしてある。さらに、上記
抜け止め突起23の上部には弧状の案内部23aが形成
してあり、絶縁電線16をスリット22内に円滑に挿入
できるようにしている。
【0012】そして、圧接刃21のうちスリット22の
下端部近くには、スリット22の内側に三角形状に突出
する返し突部24が突設され、その先端の対向寸法S3
が絶縁電線16の芯線16bの外径寸法dよりも僅かに
狭くなるようにしてある。また、上記各圧接刃21は、
図5に示すように、上部ほど薄くなるようにプレス加工
時に叩いてある。
【0013】本実施例において絶縁電線16を圧接端子
20に接続するには、まず、スリット22の上部開放端
から絶縁電線16を挿入する。すると、絶縁電線16の
絶縁被覆16aの外表面が抜け止め突起23の案内部2
3aに接触してここを滑りながら、スリット22内に案
内される。このとき、絶縁電線16の外径寸法Dは抜け
止め突起23間の対向寸法S2 よりも太いから、圧接刃
21の上端部を押し広げるようにして挿入されるが、そ
の圧接刃21の上端部は薄く設定されているから、これ
が容易に撓み変形して抜け止め突起23の下方まで容易
に挿入される(図3参照)。この挿入状態では、スリッ
ト22の開口幅S1 を絶縁電線16の外径寸法Dよりも
僅かに大きくしてあるから、絶縁電線16をその延長方
向に自由に移動させて圧接位置を調節することができる
が、絶縁電線16がスリット22から抜け出ることは抜
け止め突起23の存在によって防止される。
【0014】この後、絶縁電線16をスリット22の奥
方(下方)に押し込むと、スリット22の開口幅が徐々
に狭くなっているから、押し込みに連れて圧接刃21の
端縁が絶縁電線16の絶縁被覆16aに食い込み、最後
は芯線16bまで達してここに接触して電気的に接続状
態となる。この過程で、芯線16bは、その外径寸法d
が返し突部24間の間隔寸法S3 よりも太いから、芯線
16bが僅かに変形しながら返し突部24間を無理矢理
通過してスリット22の底部に至る(図4参照)。従っ
て、仮に、この状態で絶縁電線16に上方への引っ張り
力が作用したとしても、芯線16bが返し突部24に引
っかかることになり、絶縁電線16がスリット22から
抜けてしまうことを確実に防止できる。
【0015】このように本実施例によれば、圧接刃21
に設けた返し突部24により絶縁電線16がスリット2
2から抜け出ることを確実に防止できる。しかも、本実
施例では、圧接刃21の上部を他よりも薄く形成したか
ら、絶縁電線16のスリット22への圧入時に圧接刃2
1の先端が撓み変形してスリット22内へ挿入し易くな
る。また、スリット22の開放端近くに抜け止め突起2
3を形成しているから、絶縁電線16をスリット22内
に軽く挿入した段階で、絶縁電線16に抜け方向の力が
作用したとしても、その絶縁電線16は抜け止め突起2
3に引っかかって抜けを確実に防止できるという効果が
得られる。
【0016】本発明は上記記述及び図面によって説明し
た実施例に限定されるものではなく、例えば抜け止め突
起23は省略してもよく、また、圧接刃21の全体は均
一な厚さ寸法で形成してもよい等、要旨を逸脱しない範
囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分岐ボックスの斜視図
【図2】圧接端子の正面図
【図3】スリットに絶縁電線を仮挿入した状態で示す圧
接端子の正面図
【図4】スリットに絶縁電線を圧入した状態で示す圧接
端子の正面図
【図5】圧接端子の側面図
【図6】従来の圧接端子を示す正面図
【図7】従来の圧接端子に絶縁電線を圧入した状態を示
す正面図
【符号の説明】
16…絶縁電線 16a…絶縁被覆 16b…芯線 20…圧接端子 21…圧接刃 22…スリット 23…抜け止め突起 24…返し突部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が開放したスリット内に、その開放
    端側から絶縁電線を圧入することにより前記スリット開
    口縁の圧接刃を前記絶縁電線の絶縁被覆に食い込ませて
    芯線に接触させるものにおいて、前記圧接刃に前記絶縁
    電線の前記開放端側への戻りを阻止する返し突部を形成
    したことを特徴とする圧接端子。
  2. 【請求項2】 スリットを介して対向する一対の圧接刃
    は、前記スリットの開放端側程厚さ寸法が薄くなる設定
    であることを特徴とする請求項1記載の圧接端子。
  3. 【請求項3】 圧接刃のうち前記スリットの開放端近く
    には抜け止め突起が前記スリットの開放幅を狭めるよう
    に突設されていることを特徴とする請求項2又は3記載
    の圧接端子。
JP7158349A 1995-05-31 1995-05-31 圧接端子 Pending JPH08329995A (ja)

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