JPH08329769A - 膜スイッチ - Google Patents

膜スイッチ

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JPH08329769A
JPH08329769A JP7082818A JP8281895A JPH08329769A JP H08329769 A JPH08329769 A JP H08329769A JP 7082818 A JP7082818 A JP 7082818A JP 8281895 A JP8281895 A JP 8281895A JP H08329769 A JPH08329769 A JP H08329769A
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JP
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electrode
switch
electrodes
dielectric member
pattern
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JP7082818A
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English (en)
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Mark Green
グリーン マーク
B Hartlyne Robert
ビー．ハートライン ロバート
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Bergquist Co Inc
Original Assignee
Bergquist Co Inc
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    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q5/00—Arrangement or adaptation of acoustic signal devices
    • B60Q5/001—Switches therefor
    • B60Q5/003—Switches therefor mounted on the steering wheel
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/215—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
    • B60R21/2165—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member characterised by a tear line for defining a deployment opening
    • B60R21/21656—Steering wheel covers or similar cup-shaped covers
    • B60R21/21658—Steering wheel covers or similar cup-shaped covers with integrated switches, e.g. horn switches
    • H—ELECTRICITY
    • H01—ELECTRIC ELEMENTS
    • H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00—Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02—Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/14—Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch adapted for operation by a part of the human body other than the hand, e.g. by foot
    • H01H3/141—Cushion or mat switches
    • H—ELECTRICITY
    • H01—ELECTRIC ELEMENTS
    • H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2203/00—Form of contacts
    • H01H2203/036—Form of contacts to solve particular problems
    • H01H2203/054—Form of contacts to solve particular problems for redundancy, e.g. several contact pairs in parallel

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さい力で圧下しても圧力が集中され、良い
電気的接触を達成しうる膜スイッチを得ること。 【構成】 エアバッグ装置の上で使用するのに適したホ
ーンを作動するための低プロフィル膜スイッチ。低プロ
フィル膜スイッチは、誘電性層によって分離された向合
った一対の可撓性電極よりなる。誘電性層は向合った電
極接触部分を画定する特別のパターンを有する。複数の
一体の外向きに延長する突起は、向合った各接触部分の
上方に一つづつ、各可撓性電極の外面にスクリーン印刷
されている。これらの突起は加えられた力を集中して各
電極接触部分を接近させ、他方と電気的に接触するのを
助ける。向合った接触部分は、誘電性パターンによって
画定され、冗長性および人の手によって膜スイッチが圧
下されたときスイッチの閉成を確実にするため、またス
イッチが撓んだとき思いもかけずに閉じることを確実に
阻止するため高密度に形成されている。弾性エアバッグ
装置の上に設置されたときでさえも、1800ｇ程の小さい
力が加えられると膜スイッチは閉成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般に自動車のホーンを
作動するため弾性的かじ取ハンドルエアバッグ上に設置
されるスイッチ、とくにスイッチの良い電気的閉鎖を達
成するのに小さい力しか加える必要のない進歩した、安
価な膜スイッチに関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車のホーンは通常エンジン室に設置
され、自動車かじ取ハンドルに設置された一つ以上のス
イッチによって遠隔制御により作動される。これらのス
イッチは通常かじ取ハンドルの中央またはハブに設けら
れる。そしてそれらは自動車のホーンを鳴らすことが必
要になるとき運転者が届くように具合よく設置される。
現在製造中の自動車は、今後設置が義務づけられるであ
ろうドライバー用エアバッグを通常備えている。このエ
アバッグはかじ取ハンドルのハブに収納され、衝突の際
迅速に膨脹するように構成されている。したがって、エ
アバッグカバーはエアバッグの適切な膨脹を阻害しない
ように弾性的なものとする必要がある。ホーンを作動す
るため設置されるスイッチは、中位の大きさの力がスイ
ッチに加えられたときにのみ良い電気的閉鎖を達成する
ことが必要である。運転者が非常の際、たとえば事故を
回避するため、道路に飛出した子供に警告するためまた
は路傍の動物を追払うためにホーンを鳴らすのに悪戦苦
闘することがないようにする（大きな力を必要としな
い）のにこの特性が必要である。
【０００３】自動車製造業者が直面する技術的課題は、
エアバッグ装置を含む弾性面を横切る有効なホーンスイ
ッチをいかに得るかである。このことは、スイッチの丈
夫な支持面を、エアバッグ装置の作動に悪影響を与える
ことなしに、エアバッグ装置を横切って設置することが
できないことに由来している。したがって、スイッチ
は、弾性エアバッグ装置を横切って設置されたとき、ほ
んの中位の力がそこに加えられたときでさえも、良い電
気的閉鎖を達成しうる必要がある。現在の自動車製造業
者はスイッチに加えられるわずか1800ｇ（４ポンド）の
力がスイッチの良い電気的閉鎖を達成するように要求し
ている。現在まで、そのような困難な要求に対応するこ
とは、構造が複雑でかつ高価な膜スイッチを弾性エアバ
ッグ面を横切って設置することを必要とした。
【０００４】Shelton らの米国特許第 5,265,904号明細
書は、一体のホーンスイッチを備えたエアバッグカバー
を教示している。正および負のホーン接点の条片が外部
ホーンカバーの共通の内面に交互に設けられている。こ
れらの条片はエアバッグを横切って設置された導電性層
の上方にまたその反対側に設けられる。外側ホーンカバ
ーが圧下されると、正および負の交互の条片はホーン接
点の内部の導電性層を介して電気的に接続され、かくし
てスイッチを閉鎖する。接触条片を支持する内側および
外側カバーおよび導電性層はいずれも弾性的であり、内
側カバーは弾性エアバッグを横切って設置されている。
したがって、外側カバーに力を加えて交互の接点にそれ
ぞれ内側導電性層とよい電気的接触を達成させるために
は比較的大きい力が必要である。
【０００５】Hayashi らの米国特許第 5,198,629号明細
書は、かじ取ハンドルエアバッグ装置を横切って設置さ
れるモールドされた膜を備えたかじ取ハンドルを教示し
ている。その図３を参照すると、一対のスイッチが二つ
の非導電性部材の層を介して積層された三つの導電性層
によって形成されている。いずれかの膜スイッチが閉鎖
するとホーンを鳴らすことができる。図４および図５に
示されたように、絶縁インクの点状パターンが外側接触
部材上に、それらが接触部材の間に積層されかくて絶縁
体ならびに圧力集中部材として作用するように、画定さ
れている。内側導電性層は点状パターンなしに製造さ
れ、外力が加えられる場所に従って外側導電性層のいず
れかと電気的に接触させることができる。
【０００６】Gualtierの米国特許第 5,085,462号明細書
は、かじ取ハンドルエアバッグモジュールを横切って設
置された膜スイッチを教示している。図示の下方電極は
発泡絶縁体の孔内にそれぞれ内方に延長する上方に突出
する接点部分を有する。向合った電極を相互に電気的に
接触させるために、比較的大きい力を加える必要があ
る。図１３において、外側カバーは複数の下方に突出す
る節を有し、それらはスイッチを閉鎖するのに必要な力
を減少するの役立つ。しかしながら、これらの節はカバ
ーと一体に形成され、かつスイッチ自体から離れている
ことのため、最終組立中、節を上方電極の上方に正確に
整合させるためにかなりの注意が必要である。この整合
は、これらの節が導電性層の一つと一体でないため単調
で、時間を要しかつ経費がかかる作業である。
【０００７】エアバッグ装置を横切って設置される膜ス
イッチを有する別のかじ取ハンドル装置は、Hiramitsu
らの米国特許第 5,002,306号、Embachの米国特許第 4,9
34,735号の各明細書に開示されている。これらの装置
は、それぞれ、向き合った電極を適切に相互に接触させ
てスイッチを閉鎖するため、比較的大きい力を加える必
要がある。さらに、膜スイッチの位置によっては、運転
者はこれらのスイッチの位置に特別の注意を払う必要が
あり、ホーンを作動するため選択したかじ取ハンドルの
ハブのある部分をむやみに圧下することはできない。こ
のことは事故を避けるためかじ取ハンドルを見ることな
しに直ちにホーンを作動する必要があるとき、または子
供もしくは動物の注意を引くときのような、非常の場合
に危険となることがある。Nuiinui らの米国特許第 4,7
14,806号明細書は自動車かじ取ハンドルに使用するテー
プスイッチ装置を教示している。この装置は丈夫な底部
層を有し、エアバッグまたは弾性面を横切って設置する
のに適していない。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】かじ取ハンドル上の弾
性エアバッグ上方に設置しうる自動車ホーン用の進歩し
た膜スイッチが望まれている。そのようなスイッチは、
小さな力によって有効に閉鎖されなければならず、エア
バッグ装置のような弾性面の上方に設けられなければな
らない。したがって、本発明の主要な目的はかじ取ハン
ドルのハブに取付けうる進歩した膜スイッチを得ること
にある。本発明の別の目的は、スイッチがエアバッグ装
置のような弾性支持面を横切って広がっているときでさ
えも、小さな力を加えることによってホーンを作動する
ため容易に閉鎖しうる進歩した膜スイッチを得ることに
ある。
【０００９】本発明のさらに別の目的は、本質的な冗長
性を与えるため複数のスイッチ接点を有し、これらのス
イッチ接点は高密度で設けられ、いずれか一つの接点の
閉成もスイッチを閉成してホーンを作動させる進歩した
膜スイッチを得ることにある。本発明のなお別の目的
は、所要空間が少なく、かつ製造が容易でしかも安価な
低プロフィルの板状スイッチを得ることにある。本発明
の別の目的、特徴および利点は好ましい実施例および特
許請求の範囲の記載ならびに同じ符号は同じ部品を示す
図面を参照することにより、この当業者にとっては明ら
かであろう。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的および
利点は、一対の、可撓性を有する、離れて向合った平ら
な導電性電極の少なくとも電極の一方の外面に一体に画
定された複数の外向きに突出する圧力集中突起を備え
た、膜スイッチを設けることによって達成される。全体
的に平らな誘電性部材が向合った電極の間に設置されて
いる。この誘電性部材は複数の向合った電極接触部分を
画定するパターンを備えるように特別に構成され、これ
らの部分は誘電性部材のその特別な構造のため互いに邪
魔されない。突起は各電極接触部分の上に一つづつ、少
なくとも一つの電極外面にスクリーン印刷されている。
これらの突起に加えられる圧力は、電気的接触を促進す
るため対応する向合った電極接触部分に集中する。換言
すれば、誘電性部材は向合った導電性電極の間隔を維持
するとともに、力がこれらの接触部分の上下に設けられ
た突起に加えられたとき、相互に電気的に接触させうる
複数の向合った電極接触部分を画定する。
【００１１】好ましい実施例において、誘電性パターン
は複数の隣接する、中空の幾何学的形状を有する。向合
った電極接触部分は、これらの幾何学的形状内に画定さ
れている。理想的には、誘電性パターンはハネカム状パ
ターンを形成するため複数の六角形パターンを有する。
しかして、向合った電極はハネカム状誘電性部材によっ
て離されたままにされるが、可撓性電極の外部に画定さ
れた突起に力が加えられるとき、六角形の中心内で相互
に接触させられる。好ましい実施例において、複数の突
起が、各可撓性電極の外側に画定され、スイッチ閉鎖を
希望するとき、加えられた圧力を可撓性電極に集中する
ため、突起は向合った各接触部分に隣接して設けられて
いる。
【００１２】ハネカムパターンの構造は、スイッチがス
イッチの閉鎖を生ずることなくエアバッグの周りに湾曲
することができるように、高密度である。さらに突起お
よび対応する接触部分の高密度配置は、冗長性を促進す
る。すなわち、指または手のひらによって平らな膜スイ
ッチの一つの面に加えられた圧力は、ただ一つの電気的
接触がスイッチを閉鎖してホーンを作動するため必要で
あるにもかかわらず、複数の向合った接触部分を相互に
電気的に接触させる。さらに、膜スイッチは平面全体で
同じ感度であって、スイッチの閉鎖を容易にするためス
イッチの中心を圧下する必要はない。この特徴は変動お
よび運転者がホーンを鳴らすためスイッチを素早くみつ
けかつ有効に閉鎖するのに必要な努力とフラストレーシ
ョンとを減少する。
【００１３】本発明の膜スイッチは低プロフィル構造を
有し、かつ全体的に平らである。しかして、かじ取ハン
ドルのハブに収納されたエアバッグ装置を横切って容易
に設置することができる。この信頼性あるスイッチは一
対の向合った銅板から容易に製造されるが、しかしなが
ら、銀インク沈着導電層も同様に設けることができる。
圧力集中点状物（ドット）はスクリーン印刷技術を使用
して積層外面に沈着することができ、これらの電極は積
層される。点状物は、製造中決められた的を目じるしと
してパターン化された誘電性層によって画定された電極
接触部分と容易に整合させることができる。
【００１４】
【実施例】さて図１を参照すると、本発明の好ましい実
施例による低プロフィル膜スイッチは全体的に符号１０
で示されている。膜スイッチ１０は、一対の向合った、
可撓性の、平らな導電性電極１２および１４よりなるこ
とがわかる、それら電極は誘電性の平らな誘電部材１６
により相互に分離されかつ電気的に絶縁されている。各
電極１２および１４は各電極上に重ねられた透明な誘電
性の層１８を外側に積層されている（図３参照）。上部
スイッチ導線２０は上部電極１２に電気的に接続されか
つその一端から延在しており、この導線はまた一方の層
１８の下面に沿って積層されかつ延在している。下部ス
イッチ導線２２は下部の可撓性電極１４に電気的に接続
され、かつそこから他方の層１８の内面に沿って延在し
ている。各導線２０および２２はそれぞれの層１８の一
体のタブ部分２４に沿って延在し、かつ横方向に偏倚し
ており、よって両者は層１８の間で電気的に絶縁されて
いる。導線２０および２２は膜スイッチ１０の電気的ス
イッチパッドとして作用する。スイッチ１０はエアバッ
グ装置（図７参照）に対応して全体的に台形をなす、し
かしながら、円形スイッチも同様に構成することがで
き、したがって台形スイッチに限定されない。
【００１５】各層１８は各電極の周囲をこえて延在し、
かつリム３０を形成するため各可撓性電極の周囲で他方
に対して熱シールされている。しかしながら、圧力接着
も同様に使用することができる。リム３０はスイッチ周
囲の丈夫な保護面を形成している。複数の外向きに延長
する圧力集中突起または点状物（ドット）２６は各電極
の誘電性層１８の外面に一体に設けられている。これら
の突起は各誘電性層１８上に高密度でスクリーン印刷さ
れ、一つの点状物は誘電性層によって形成された電極接
触区域３４の上側および下側に設けられている（図３参
照）。図２は膜スイッチ１０の低プロフィル特性を示し
ており、全体の厚さはほぼ0.51mm（.02インチ）であ
る。
【００１６】図３を参照すると、図１の３−３線に沿っ
たこの断面図には、一対の同じ誘電性（絶縁）部材１６
によって互いに隔離されかつ電気的に絶縁された向合っ
た可撓性の電極１２および１４が示されている。図４を
参照すると、誘電性部材１６は、複数の隣接する、交錯
した六角形の幾何学的形状よりなる高密度のパターンを
有する。これらの六角形の周囲は可撓性電極１２および
１４の間隔を保持する。これらの六角形の中心は、図３
に示すように複数の向合った電極接触部分３４を画定す
るため空所となっている。一つの突起または点状物２６
が図４に破線で示されたように、各六角形の中心の上下
に一つづつ、各誘電性層１８の外面にスクリーン印刷さ
れている。
【００１７】図５を参照すると、ドライバーの手または
指などによって点状物２６に圧力が加えられるとき、電
極１２および１４の対応する向合った接触部分３４は相
互に良い電気的接触を達成する。そこで、膜スイッチ１
０は閉鎖し、電極導線２０および２２の間に導電通路を
確立する（図１参照）。高密度誘電性パターンは六角形
の周囲で電極の間隔を維持するとともに、電気的接触を
確立するため六角形の空所内における各電極１２および
１４の選択的撓みを容易にしている。また誘電性シート
１６の高密度パターンは、スイッチ１０を不用意に閉鎖
させることなしに、例えばエアバッグ装置ともに、スイ
ッチが撓むことを可能にしている。
【００１８】好ましい実施例において、誘電性部材を形
成する六角形および対応する点状物の間隔は3.30mm（.1
3 インチ）程度である。したがって、向合った電極接触
区域３４および対応する点状物２６の高度の集中が達成
される。たとえば、人の手のひらがスイッチ１０の外面
を押すとき、圧力が少なくとも５０個の点状物に加えら
れ、向合った接触部分３４の５０個の対を閉鎖させる。
しかして、良い電気的接触が電極導線２０および２２の
間に達成され、冗長性が確立される。各可撓性電極１２
および１４は銅箔から形成することが好ましい。銅は大
電力で使用する際劣化することなく数千回のスイッチ開
閉に耐えることができる。薄い銀インク沈着導電性層も
また経費節約のため使用することができるが、しかしな
がら、銀インク沈着層は小電力での使用により適してい
る。複数の隣接する六角形は誘電性層１６のパターンを
形成するのに好ましいが五角形、四角形、三角形などの
ような他の形も、図４に示されたものと同様に、各幾何
学的形状の中心の上下に画定される対応する点状物また
は突起２６に対して実施しうることが認められる。六角
形はその対称性の故に好ましく、誘電性部材の所定の面
積に対して変形するとき抵抗を減少させ、各電極１２お
よび１４を変形させる。
【００１９】さて図６を参照すると、通常のかじ取ハン
ドルが全体的に符号４０で示されている。図示のように
ハンドル４０はリム４２およびハブ部分４４を有する。
破線で示されたエアバッグ装置４６はハブ４４の中に収
納され、符号４８で示された可撓性のエアバッグカバー
によって保護されている。図７を参照すると、図６の７
−７線に沿う断面図は、支持弾性カバー４８とエアバッ
グ装置４６との間に挾持された膜スイッチ１０を示して
いる。図６および図７に示されたもののように、エアバ
ッグ装置４６をかじ取ハンドルのハブ内に設けることお
よび弾性カバーを設けることはこの技術において周知で
あり、これ以上説明はしない。しかしながら、本発明の
好ましい実施例による低プロフィル膜スイッチ１０の設
置は、その低プロフィル構造により、またさらに衝突の
際エアバッグ装置の適切な膨脹を妨害しないため、支持
エアバッグ装置とそのカバーとの間に固定されるのに適
している。
【００２０】小さい力が弾性エアバッグカバー４８に加
えられるとき、スイッチ１０は閉鎖される。その訳は、
平らなスイッチ１０の両外側面上の一体に設けられた圧
力集中点状物２６により、加えられた力が向合った接触
部分３４に集中するからである。各点状物２６は弾性
面、すなわち、カバー４８および支持エアバッグ装置４
６に接触している。しかしながら、約1800ｇ（４ポン
ド）程の小さい力でも、一つ以上の接触区域３４を閉じ
させるに十分である。スイッチの閉鎖は通常の構造の
（図示しない）ホーン作動回路によって検知される。好
ましい実施例において、膜スイッチ１０は図示のように
エアバッグカバーとエアバッグ自体との間に設置するの
が好ましい。しかしながら、膜スイッチは、必要なら
ば、カバー４８の外側に設けることができることがわか
るであろう。エアバッグカバー４８およびエアバッグ装
置４６は通常湾曲した外面を有しているので、膜スイッ
チ１０もかじ取ハンドル４０に組込まれるとき同様に湾
曲する。しかしながら、誘電性層１６を形成する高密度
配置の六角形のため、スイッチ１０は撓んでも意図しな
い閉成を生ずることはない。したがって、誘電性部材の
パターンは二つの機能を奏する。第１は、導電性電極に
対して絶縁間隙および接触面を形成する機能であり、第
２は、最終的にかじ取ハンドルに組込まれて撓んだと
き、不慮のスイッチの閉成を防止する機能である。
【００２１】要するに、エアバッグ装置のような弾性面
の上であってかつ弾性エアバッグカバーの下に設置され
るのに適した低プロフィル膜スイッチが開示されてい
る。約1800ｇ（４ポンド）程度の小さい力を加えること
により、スイッチを十分に閉成することができる。これ
は、膜スイッチの各々の外側面上にスクリーン印刷によ
り一体に形成された圧力集中点状物または突起によるも
のである。スイッチの一面だけに圧力集中点状物を設け
ても有効であるが、これらの圧力集中点状物を外側の両
主要面に設けることが好ましい。このスイッチは信頼性
があり、スイッチ外面のいかなる部分に圧力が加えられ
ても良い電気的接触を達成することができるように、大
きい受圧面を備えることができる。点状物および対応す
る六角形誘電性シートを高密度に配置したことにより、
スイッチの信頼性のある閉成を確保するため冗長性が得
られる。この誘電性部材の特異なパターンは、スイッチ
がかじ取ハンドルに組付けられて湾曲したときでさえ、
一方の電極の表面が押圧されるまで、両電極を互いに確
実に絶縁状態に保つことができる。スイッチは、銅電極
は通常の箔からエッチングにより形成可能であり、また
電極は特殊な構造を必要としないため、製造が容易かつ
安価である。六角形誘電性部材は各電極のそれぞれの内
面にスクリーン印刷されている。また圧力集中点状物
は、スイッチ電極外面が積層される前に、スクリーン印
刷により積層体に設けられる。六角形誘電性部材および
圧力集中点状物の整合は、製造時、スクリーニングの
間、決められた的を目じるしとすることによって容易に
達成される。ただ一対の銅電極のみが必要とされるとき
は、材料費も少なくてすむ。
【００２２】特許の実像を明らかにするため、またこの
技術に通じた人々に新規な理論を適用するのに必要な情
報を提供するため、さらにそのように特定された要素を
構成しかつ使用するため、本発明をかなり詳細に記載し
ている。しかしながら、本発明はとくに異なった設備お
よび装置によって実施され、また設備の詳細および作動
工程の双方に関して、種々の変形が本発明自体の範囲か
ら離れることなく達成しうることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の好ましい実施例による膜スイッチの上
面図。
【図２】図１に示された膜スイッチの側面図。
【図３】図１の３−３線に沿って見た部分断面図。
【図４】図３の４−４線に沿って見た破断断面図。
【図５】図４の５−５線に沿って見た拡大された断面
図。
【図６】通常のかじ取ハンドルの上面図。
【図７】図６の７−７線に沿って見た断面図。
【符号の説明】
１０ 膜スイッチ １２ 電極 １４ 電極 １６ 誘電性部材 １８ 誘電性層 ２０ 導線 ２２ 導線 ２４ タブ部分 ２６ 点状物 ３０ リム ３４ 接触部分 ４０ かじ取ハンドル ４２ リム ４４ ハブ ４６ エアバッグ装置 ４８ エアバッグカバー

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 相互に電気的に絶縁された一対の、可撓
    性を有する、向合った、平らな導電性電極であって、前
    記各電極は外面および内面を有し、前記内面は相互に向
    合っている前記電極、 前記向合った電極の間に設置されかつ複数の向合った電
    極接触部分を画定するパターンを有する全体的に平らな
    誘電性部材であって、前記電極接触部分は該誘電性部材
    によって邪魔されない前記誘電性部材、および、 前記各電極外面に画定された複数の外向きに突出する突
    起であって、該外向きに突出する突起に加えられる圧力
    が対応する、向合った、前記電極接触部分同士を相互に
    電気的に接触させるように、前記各電極接触部分に隣接
    して設けられた前記突起、 を有する膜スイッチ。
  2. 【請求項２】 前記誘電性部材のパターンは凹所を有す
    る複数の隣接する幾何学的形状を有し、前記電極接触部
    分は前記幾何学的形状の凹所内に画定されている請求項
    １に記載のスイッチ。
  3. 【請求項３】 前記誘電性部材のパターンはハネカム状
    パターンを形成するため複数の六角形を有する請求項２
    に記載のスイッチ。
  4. 【請求項４】 前記突起は点状物よりなる請求項１に記
    載のスイッチ。
  5. 【請求項５】 音響出力を発生するホーンと前記ホーン
    を作動するため前記ホーンに組合わされたスイッチとの
    組合わせにおいて、前記スイッチが、 相互に電気的に絶縁された一対の、可撓性を有する、向
    合った、平らな導電性電極であって、前記各電極は外面
    および内面を有し、前記内面は相互に向合っている前記
    電極と、 前記向合った一対の電極の間に設置されかつ該電極間に
    複数の凹所を画定するパターンを有する全体的に平らな
    誘電性部材であって、向合った電極接触部分が前記誘電
    性部材の凹所によって形成されている前記誘電性部材
    と、 一方の前記電極の前記外面に画定された複数の外向きに
    突出する突起であって、該外向きに突出する突起に加え
    られる圧力が対応する、向合った前記電極接触部分同士
    を相互に電気的に接触させるように、前記各電極接触部
    分に隣接して設けられた前記突起と、 を有する組合わせ。
  6. 【請求項６】 前記誘電性部材のパターンは前記凹所を
    画定する複数の隣接した幾何学的形状を有し、前記電極
    接触部分は前記幾何学的形状の凹所内に画定されている
    請求項５に記載のスイッチ。
  7. 【請求項７】 前記誘電性部材のパターンはハネカム状
    パターンを形成するため複数の六角形を有する請求項６
    に記載のスイッチ。
  8. 【請求項８】 前記突起は前記向合った接触部分に隣接
    した前記各電極外面に画定されている請求項５に記載の
    スイッチ。
  9. 【請求項９】 弾性エアバッグ装置を収納したかじ取ハ
    ンドルと、前記エアバッグ装置をカバーする弾性エアバ
    ッグカバーと、前記エアバッグ装置をカバーしかつエア
    バッグカバーの下に設置された膜スイッチとの組合わせ
    において、前記スイッチは、 相互に電気的に絶縁された一対の、可撓性を有する、向
    合った、平らな導電性電極であって、前記各電極は外面
    および内面を有し、前記内面は相互に向合っている前記
    電極、 前記向合った電極の間に設置されかつ複数の向合った電
    極接触部分を画定するパターンを有する全体的に平らな
    誘電性部材であって、前記電極接触部分は該誘電性部材
    によって邪魔されない前記誘電性部材、および、 前記各電極外面に画定された複数の外向きに突出する突
    起であって、該外向きに突出する突起に加えられる圧力
    が対応する、向合った、前記電極接触部分同士を相互に
    電気的に接触させるように、前記各電極接触部分に隣接
    して設けられた前記突起、 を有する組合わせ。
  10. 【請求項１０】 前記誘電性部材のパターンは凹所を有
    する複数の隣接した幾何学的形状を有し、前記電極接触
    部分は前記幾何学的形状の凹所内に画定されている請求
    項９に記載のスイッチ。
  11. 【請求項１１】 前記誘電性部材のパターンはハネカム
    状パターンを形成するため複数の六角形を有する請求項
    １０に記載のスイッチ。
  12. 【請求項１２】 前記突起は点状物よりなる請求項９に
    記載のスイッチ。
  13. 【請求項１３】 弾性エアバッグ装置を収納したかじ取
    ハンドルと、前記エアバッグ装置をカバーする弾性エア
    バッグカバーと、前記エアバッグ装置をカバーしかつエ
    アバッグカバーの下に設置された膜スイッチとの組合わ
    せにおいて、前記スイッチは、 相互に電気的に絶縁された一対の、可撓性を有する、向
    合った、平らな導電性電極であって、前記各電極は外面
    および内面を有し、前記内面は相互に向合っている前記
    電極、 前記向合った電極の間に設置されかつ複数の向合った電
    極接触部分を画定するパターンを有する全体的に平らな
    誘電性部材であって、前記電極接触部分は該誘電性部材
    によって邪魔されない前記誘電性部材、および、 前記各電極外面に画定された複数の外向きに突出する突
    起であって、該外向きに突出する突起に加えられる圧力
    が対応する、向合った、前記接触部分同士を相互に電気
    的に接触させるように、前記各電極接触部分に隣接した
    前記突起、 を有する組合わせ。
  14. 【請求項１４】 前記誘電性部材のパターンは前記凹所
    を画定する複数の隣接した幾何学的形状を有し、前記電
    極接触部分は前記幾何学的形状の凹所内に画定されてい
    る請求項１３に記載のスイッチ。
  15. 【請求項１５】 前記誘電性部材のパターンはハネカム
    状パターンを形成するため複数の六角形を有する請求項
    １４に記載のスイッチ。
  16. 【請求項１６】 前記突起は前記向合った接触部分に隣
    接した前記各電極外面に画定されている請求項１３に記
    載のスイッチ。
  17. 【請求項１７】 前記突起は相互に５mm以上離れていな
    い請求項１３に記載のスイッチ。
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