JPH08328812A - 情報伝達装置 - Google Patents

情報伝達装置

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Publication number
JPH08328812A
JPH08328812A JP7130086A JP13008695A JPH08328812A JP H08328812 A JPH08328812 A JP H08328812A JP 7130086 A JP7130086 A JP 7130086A JP 13008695 A JP13008695 A JP 13008695A JP H08328812 A JPH08328812 A JP H08328812A
Authority
JP
Japan
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image data
user
specific user
specific
audio data
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Pending
Application number
JP7130086A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Yamamoto
照夫 山本
Takako Shiraishi
孝子 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7130086A priority Critical patent/JPH08328812A/ja
Publication of JPH08328812A publication Critical patent/JPH08328812A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報伝達装置に関するもので、特定の利用者
に対して情報を伝達する情報伝達装置を提供することを
目的としたものである。 【構成】 画像データ入力手段4と、音声データ入力手
段5と、画像データを記憶する画像データ記憶手段6
と、画像データに対応して前記音声データ入力手段5に
より入力される音声データを記憶する音声データ記憶手
段7と、画像データ再生手段2と、音声データ再生手段
3と、特定利用者検知手段9からの信号に基づいて画像
データ再生手段2と音声データ再生手段3との制御をお
こなうデータ再生制御手段10とを設けているので、情
報の発信者が望むあらかじめ決められたひとりまたは複
数の特定の利用者に対してだけ情報を伝えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像および音声を利用し
た情報伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報伝達装置は図10に
示すように、人体検知手段1の信号により、画像データ
再生手段2と音声データ再生手段3とが画像情報と音声
情報を再生するというものである。この構成によって画
像データ再生手段2と音声データ再生手段3に近づく人
を赤外線センサなどの人体検知手段1が検知し、その信
号により画像データと音声データを再生する。したがっ
て、情報は視覚と聴覚との両方から伝えられるととも
に、この動作が人が近づいたときにおこなわれるので、
より効果的な情報伝達が可能になるというものである。
この技術は、たとえば特開昭63−97993号公報に
示されるような広告装置に応用されている例がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、次の課題を有する。
【0004】不特定多数を相手とする広告への応用では
人体を検知して無差別に音声データと画像データを再生
することが有効となるが、特定の利用者に向ける意図を
持って発信される情報においては、それを必要としない
人にとっては不要な情報となる。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するもので、
あらかじめ設定されたひとりまたは複数の特定の利用者
に対して情報を伝達することを第1の目的としたもので
ある。
【0006】第2の目的は、上記の特定の利用者の中か
ら情報の発信者が意図する特定の個人に対して情報を伝
達することである。
【0007】第3の目的は、情報が伝達される状況を通
信回線を通じて情報の発信者等に伝えることである。
【0008】第4の目的は、特定の利用者が発信者の情
報を受け取ったことを、通信回線を通じて情報の発信者
等に伝えることである。
【0009】第5の目的は、あらかじめ設定されたひと
りまたは複数の特定の利用者のうち、情報の発信者が望
む特定の個人に対して情報を伝達するとともにその状況
を通信回線を通じて情報の発信者等に伝えることであ
る。
【0010】第6の目的は、あらかじめ設定されたひと
りまたは複数の特定の利用者のうち、情報の発信者が望
む特定の個人が発信者の情報を受け取ったことを、通信
回線を通じて情報の発信者等に伝えることである。
【0011】第7の目的は、あらかじめ設定されたひと
りまたは複数の特定の利用者のうち、情報の発信者が望
む特定の個人以外の人が装置を利用しようとしたとき
に、その状況を通信回線を通じて情報の発信者等に伝え
ることである。
【0012】第8の目的は、特定の利用者以外の人が装
置を利用しようとしたときに、その状況を通信回線を通
じて情報の発信者等に伝えることである。
【0013】第9の目的は、上記した特定の利用者を検
知する方法を提供することである。第10の目的は、特
定の利用者に画像データと音声データを同時に伝えるこ
とである。
【0014】第11の目的は、あらかじめ設定されたひ
とりまたは複数の特定の利用者のうち、情報の発信者が
望む特定の個人に対して画像データと音声データを同時
に伝えることである。
【0015】第12の目的は、特定の利用者にまず音声
データの情報を伝えた後、画像データによる情報を伝え
る手順を提供することにある。
【0016】第13の目的は、あらかじめ設定されたひ
とりまたは複数の特定の利用者のうち、情報の発信者が
望む特定の個人に対してまず音声データの情報を伝えた
後、画像データによる情報を伝える手順を提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、第1の構成として、画像データ入力手段
と、音声データ入力手段と、前記画像データ入力手段に
より入力される一個または複数個からなる一組の画像デ
ータを記憶する画像データ記憶手段と、前記一個または
複数個からなる一組の画像データに対応して前記音声デ
ータ入力手段により入力される音声データを記憶する音
声データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段の内容を
再生する画像データ再生手段と、前記音声データ記憶手
段の内容を再生する音声データ再生手段と、あらかじめ
設定されたひとりまたは複数の特定の利用者を検知する
特定利用者検知手段と、前記特定利用者検知手段からの
信号に基づいて前記画像データ再生手段と前記音声デー
タ再生手段との制御をおこなうデータ再生制御手段とを
設けている。
【0018】第2の構成として、画像データ入力手段
と、音声データ入力手段と、前記画像データ入力手段に
より入力される一個または複数個からなる一組の画像デ
ータを記憶する画像データ記憶手段と、前記一個または
複数個からなる一組の画像データに対応して前記音声デ
ータ入力手段により入力される音声データを記憶する音
声データ記憶手段と、前記画像データ入力手段と前記音
声データ入力手段によるデータ入力時にそれらのデータ
を伝達したい利用者を選択する特定利用者選択手段と、
前記画像データ記憶手段の内容を再生する画像データ再
生手段と、前記音声データ記憶手段の内容を再生する音
声データ再生手段と、あらかじめ設定されたひとりまた
は複数の特定の利用者を検知する特定利用者検知手段
と、前記特定利用者検知手段からの信号と前記特定利用
者選択手段の内容に基づいて前記画像データ再生手段と
前記音声データ再生手段との制御をおこなうデータ再生
制御手段とを設けている。
【0019】第3の構成として、画像データ入力手段
と、音声データ入力手段と、前記画像データ入力手段に
より入力される一個または複数個からなる一組の画像デ
ータを記憶する画像データ記憶手段と、前記一個または
複数個からなる一組の画像データに対応して前記音声デ
ータ入力手段により入力される音声データを記憶する音
声データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段の内容を
再生する画像データ再生手段と、前記音声データ記憶手
段の内容を再生する音声データ再生手段と、あらかじめ
設定されたひとりまたは複数の特定の利用者を検知する
特定利用者検知手段と、前記特定利用者検知手段からの
信号に基づいて前記画像データ再生手段と前記音声デー
タ再生手段との制御をおこなうデータ再生制御手段と、
電話回線等の通信回線と、あらかじめ報知すべき情報が
記憶された報知情報記憶手段と、前記特定利用者検知手
段からの信号に基づいて前記報知情報記憶手段に記憶さ
れた内容を前記通信回線を通じて送出する制御をおこな
う回線制御手段とを設けている。
【0020】第4の構成として、第3の構成中の回線制
御手段は、特定利用者検知手段によりあらかじめ設定さ
れたひとりまたは複数の特定の利用者が検知されたとき
に報知情報記憶手段に記憶された内容を通信回線を通じ
て送出する構成としている。
【0021】第5の構成として、画像データ入力手段
と、音声データ入力手段と、前記画像データ入力手段に
より入力される一個または複数個からなる一組の画像デ
ータを記憶する画像データ記憶手段と、前記一個または
複数個からなる一組の画像データに対応して前記音声デ
ータ入力手段により入力される音声データを記憶する音
声データ記憶手段と、前記画像データ入力手段と前記音
声データ入力手段によるデータ入力時にそれらのデータ
を伝達したい利用者を選択する特定利用者選択手段と、
前記画像データ記憶手段の内容を再生する画像データ再
生手段と、前記音声データ記憶手段の内容を再生する音
声データ再生手段と、あらかじめ設定されたひとりまた
は複数の特定の利用者を検知する特定利用者検知手段
と、前記特定利用者検知手段からの信号と前記特定利用
者選択手段の内容に基づいて前記画像データ再生手段と
前記音声データ再生手段との制御をおこなうデータ再生
制御手段と、電話回線等の通信回線と、あらかじめ報知
すべき情報が記憶された報知情報記憶手段と、前記特定
利用者検知手段からの信号と前記特定利用者選択手段の
内容に基づいて前記報知情報記憶手段に記憶された内容
を前記通信回線を通じて送出する制御をおこなう回線制
御手段とを設けている。
【0022】第6の構成として、第5の構成中の回線制
御手段は、特定利用者検知手段によりあらかじめ設定さ
れたひとりまたは複数の特定の利用者のうち特定利用者
選択手段によって選択された利用者が検知されたときに
報知情報記憶手段に記憶された内容を通信回線を通じて
送出する構成としている。
【0023】第7の構成として、第5の構成中の回線制
御手段は、特定利用者検知手段によりあらかじめ設定さ
れたひとりまたは複数の特定の利用者のうち特定利用者
選択手段によって選択された利用者以外の利用者が検知
されたときに報知情報記憶手段に記憶された内容を通信
回線を通じて送出する構成としている。
【0024】第8の構成として、第3または第5の構成
中の回線制御手段は、特定利用者検知手段によりあらか
じめ設定されたひとりまたは複数の特定の利用者以外の
人物が検知されたときに報知情報記憶手段に記憶された
内容を通信回線を通じて送出する構成としている。
【0025】第9の構成として、第1から第8の構成中
の特定利用者検知手段は、人体の有無を検知する人体検
知手段と、前記人体検知手段により検知された人体があ
らかじめ設定されたひとりまたは複数の特定の利用者で
あることを判別する特定利用者判別手段とから構成され
る。
【0026】第10の構成として、第9の構成中の特定
利用者判別手段は、利用者によって発声されるあらかじ
め設定された単語または文章を認識する音声認識手段と
している。
【0027】第11の構成として、第9の構成中の特定
利用者判別手段は、声の特徴からあらかじめ設定された
ひとりまたは複数の特定話者を認識する特定話者認識手
段としている。
【0028】第12の構成として、第9の構成中の特定
利用者判別手段は、撮像手段と、画像処理手段と、前記
撮像手段により撮像された人物があらかじめ設定された
ひとりまたは複数の特定利用者であるかどうかを前記画
像処理手段による特徴抽出により判定する人物特徴判別
手段とから構成される。
【0029】第13の構成として、第9の構成中の特定
利用者判別手段は、撮像手段と、画像処理手段と、前記
撮像手段により撮像された人物のジェスチャーを前記画
像処理手段が処理しそれがあらかじめ設定されたジェス
チャーと比較する人物ジェスチャー比較手段とから構成
される。
【0030】第14の構成として、第1から第8の構成
中のデータ再生制御手段は、特定利用者検知手段が利用
者を検知した信号により音声データ再生手段と画像デー
タ再生手段とを同時に起動させる構成としている。
【0031】第15の構成として、第2または第5から
第7の構成中のデータ再生制御手段は、特定利用者検知
手段によりあらかじめ設定されたひとりまたは複数の特
定の利用者のうち特定利用者選択手段によって選択され
た利用者が検知されたときに音声データ再生手段と画像
データ再生手段とを同時に起動させる構成としている。
【0032】第16の構成として、第1から第8の構成
中のデータ再生制御手段は、利用者反応検知手段を設
け、特定利用者検知手段が利用者を検知した信号に基づ
いて音声データ再生手段により所定の音声データを再生
した後、前記利用者反応検知手段によりあらかじめ設定
された利用者の特定の反応を検知して画像データ再生手
段を起動する構成としている。
【0033】第17の構成として、第2ないし第5から
第7の構成中のデータ再生制御手段は、利用者反応検知
手段を設け、特定利用者検知手段によりあらかじめ設定
されたひとりまたは複数の特定の利用者のうち特定利用
者選択手段によって選択された利用者が検知されたとき
に音声データ再生手段により所定の音声データを再生し
た後、前記利用者反応検知手段によりあらかじめ設定さ
れた利用者の特定の反応を検知して画像データ再生手段
を起動する構成としている。
【0034】第18の構成として、第16または第17
の構成中の利用者反応検知手段は、あらかじめ設定され
た利用者の音声を検知する構成としている。
【0035】第19の構成として、第16または第17
の構成中の利用者反応検知手段は、利用者が手動操作す
るスイッチ手段としている。
【0036】第20の構成として、第1から第19の構
成中の画像データ入力手段は、ペン入力装置、キーボー
ド、タッチパネル、イメージスキャナのうち少なくとも
ひとつかまたは複数の組み合わせで、かつイメージデー
タまたは文字データおよびそれらの組み合わせを入力可
能とした構成としている。
【0037】
【作用】本発明は上記第1の構成によって、情報の発信
者が画像データ入力手段を用いてその情報を伝えたい利
用者に対する文字や絵などのデータを入力する。この画
像データは一個または複数個作成される。それととも
に、その一個または複数個の画像データに関連する情報
や利用者に対する伝言を音声データ入力手段により入力
する。これらの画像データと音声データは、関連づけら
れてそれぞれのデータ記憶手段に記憶される。その後、
あらかじめ特定の利用者が登録されている特定利用者検
知手段により特定の利用者が検知されると、記憶された
データはデータ再生制御手段で決定される所定の方法で
再生される。
【0038】第2の構成によれば、第1の構成による作
用に加えて、画像データと音声データを入力する際に、
あらかじめ設定されている特定の利用者のうち発信者が
情報を伝えたい相手を選択する。そして、データ再生制
御手段はこの選択された相手の情報も加味してデータ再
生の方法を決定する。
【0039】第3の構成によれば、第1の構成による作
用に加えて、特定利用者検知手段が検知した内容に応
じ、回線制御手段は電話回線等の通信回線を通じて所定
の報知情報の送出する方法を決定する。
【0040】第4の構成によれば、第3の構成による作
用に加えて、特定利用者検知手段にあらかじめ設定され
た利用者が検知されたときに、通信回線を通じて所定の
報知情報を送出する。
【0041】第5の構成によれば、第3の構成による作
用に加えて、画像データと音声データを入力する際に、
あらかじめ設定されている特定の利用者のうち発信者が
情報を伝えたい相手を選択する。そして、回線制御手段
がこの選択された相手の情報によってデータ再生制御手
段に命令を送出するとともに、通信回線を通じて所定の
報知情報を送出する方法を決定する。
【0042】第6の構成によれば、第5の構成による作
用に加えて、特定利用者検知手段にあらかじめ設定され
た利用者のうち情報発信者が情報を伝えたい相手であっ
た場合に通信回線を通じて所定の報知情報を送出する。
【0043】第7の構成によれば、第5の構成による作
用に加えて、特定利用者検知手段にあらかじめ設定され
た利用者のうち情報発信者が情報を伝えたい相手以外の
特定利用者であった場合に、通信回線を通じて所定の報
知情報を送出する。
【0044】第8の構成によれば、第3と第5の構成に
よる作用に加えて、特定利用者検知手段にあらかじめ設
定された利用者以外の人物が検知されたときに、通信回
線を通じて所定の報知情報を送出する。
【0045】第9の構成によれば、まず装置本体の近傍
に近づいた人体を検知し、それが登録された特定の利用
者であるかどうかを判断する。
【0046】第10の構成によれば、第9の構成による
作用において、あらかじめ設定してある単語や文章が、
装置近傍にいる判別対象の人体から発せられるかどうか
を音声認識することによって特定利用者の判断をおこな
う。
【0047】第11の構成によれば、第9の構成による
作用において、あらかじめ設定してある特定利用者の声
の特徴が、装置近傍にいる判別対象の人体から発せられ
る声と一致するかどうかを比較することによって特定利
用者の判断をおこなう。
【0048】第12の構成によれば、第9の構成による
作用において、あらかじめ設定してある特定利用者の身
体特徴が、装置近傍にいる判別対象の人体の映像を画像
処理することによって判別することによって特定利用者
の判断をおこなう。
【0049】第13の構成によれば、第9の構成による
作用において、あらかじめ設定してあるジェスチャー
を、装置近傍にいる判別対象の人体がおこなうかどうか
を、その人体の映像を画像処理することによって判別す
ることによって特定利用者の判断をおこなう。
【0050】第14の構成によれば、第1から第8の構
成による作用に加えて、特定利用者が検知されたとき
に、画像データと音声データとを同時に起動する。
【0051】第15の構成によれば、第2または第5か
ら第7の構成による作用に加えて、特定利用者検知手段
にあらかじめ設定された利用者のうち情報発信者が情報
を伝えたい相手であった場合に、画像データと音声デー
タとを同時に再生する。
【0052】第16の構成によれば、第1から第8の構
成による作用に加えて、特定利用者が検知されたとき
に、まず音声データの再生がなされ、その後、利用者の
反応を待つ。そしてその反応が、特定の反応であった場
合に、画像データを再生する。
【0053】第17の構成によれば、第2または第5か
ら第7の構成による作用に加えて、特定利用者検知手段
にあらかじめ設定された利用者のうち情報発信者が情報
を伝えたい相手であった場合に、まず音声データの再生
がなされ、その後、その利用者の反応を待つ。そしてそ
の反応が、特定の反応であった場合に、画像データを再
生する。
【0054】第18の構成によれば、第16または第1
7の構成に加えて、利用者が発する声を認識して反応と
して検知する。
【0055】第19の構成によれば、第16または第1
7の構成に加えて、利用者が装置本体やその表示部分、
あるいは装置本体以外のリモコン装置等に設けられたス
イッチの操作を利用者の反応として検知する。
【0056】第20の構成によれば、情報の発信者が画
像データを入力する際に、ペン入力、キーボード、タッ
チパネルのいずれかまたはそれらの組み合わせで、イメ
ージデータまたは文字データおよびその両方を入力す
る。
【0057】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図1
を用いて説明する。
【0058】図1において、画像データ入力手段として
ペン入力装置4と、音声データ入力手段5と、前記ペン
入力装置4により入力される画像データを記憶する画像
データ記憶手段6と、入力された画像データに対応して
前記音声データ入力手段5により入力される音声データ
を記憶する音声データ記憶手段7と、前記画像データ記
憶手段6の内容を再生する画像データ再生手段2と、前
記音声データ記憶手段7の内容を再生する音声データ再
生手段3と、人体を検知する赤外線センサ1とひとりま
たは複数の特定の利用者を判別するために利用者が発声
するあらかじめ設定された単語や文章を認識する音声認
識手段8を有する特定利用者検知手段9と、この特定利
用者検知手段9からの信号に基づいて画像データ再生手
段2と音声データ再生手段3との制御をおこなうデータ
再生制御手段10とを設けている。
【0059】この構成において、情報の発信者がペン入
力装置4を用いて文字や絵などのデータを入力する。こ
こで、この入力データの形式はイメージデータまたは記
憶されるときにはコード化される文字データおよびそれ
らの組み合わせである。この画像データは一個または複
数個作成され、それらが一組として扱われる。この画像
データ入力が終わると情報の発信者は、情報を伝えたい
利用者に対してその一個または複数個の画像データに関
連する補足的な情報や利伝言を音声データ入力手段5に
より入力する。ここで入力された一組の画像データとそ
れに付随する音声データは、互いに関連づけられて画像
データ記憶手段6と音声データ記憶手段7に記憶され
る。
【0060】その後、情報の発信者は装置本体のある場
所から離れる。そして、装置本体の近くに利用者が近づ
くと、赤外線センサ1により人が近づいたことが検知さ
れる。その人は特定の利用者であることを装置に検知さ
せるためにあらかじめ設定されている単語を発声する。
それを音声認識手段8が認識して特定利用者であること
が判別される。この方法で利用者が判別されると、デー
タ再生制御手段10が画像データ再生手段2と音声デー
タ再生手段3とを同時に起動させ、利用者に情報の発信
者からの情報が伝達される。
【0061】この実施例によれば、情報の発信者が望む
特定の利用者に対してだけ情報を伝えることができるも
のである。これは、とくに家庭生活において、主婦が家
を留守にするときに家族に対して伝言したいというよう
な状況の下で、その内容をこの装置に入力しておき、家
族が帰ってきたときにそれを自動的に再生することによ
って、確実に用件を伝えることができるというものであ
る。
【0062】また、音声認識手段8を用いた効果として
は、設定された単語に対して反応するので情報を伝えた
い相手にその単語を事前に知らせておくことにより、利
用者の増減や変更も簡単にできるという効果がある。
【0063】次に第2の実施例について、図2を用いて
説明する。第1の実施例における特定利用者検知手段9
の特定利用者判別手段としての音声認識手段8に代わっ
て、あらかじめ登録された特定話者の声の特徴を認識す
る特定話者認識手段11を設けている。
【0064】この構成において、第1の実施例と異なる
点は特定利用者を検知する際、あらかじめ登録されてい
る特定利用者の声の特徴と、装置本体に近づいた人が発
声する声を比較して、特定話者であるかどうか判別す
る。
【0065】この実施例によれば、特定の利用者に情報
を伝えることができるとともに、その人に固有の声の特
徴を判別に利用しているため、あらかじめ登録された利
用者を確実に判別することができる。
【0066】次に第3の実施例について、図3を用いて
説明する。第1の実施例における特定利用者検知手段9
の特定利用者判別手段としての音声認識手段8に代わっ
て、撮像手段12とこの撮像手段12により得られた映
像を画像処理してその特徴を抽出する画像処理手段13
と、その特徴があらかじめ登録された特定利用者の身体
特徴を判別する人物特徴判別手段14とを設けている。
【0067】この構成において、第1の実施例による動
作と異なる点は、装置本体に近づいた人が赤外線センサ
1で検知されると、撮像手段12がその映像を撮影す
る。この映像を画像処理手段13により処理されること
でその人の身体的な特徴が抽出される。さらに、あらか
じめ設定されている特定利用者の身体特徴と、装置本体
に近づいた人のそれを比較することによって、その人が
特定利用者であるかどうかが判別される。
【0068】この実施例によれば、利用者がなんらかの
アクションを起こす必要なしに、特定の利用者であるこ
とを検知できるという効果がある。
【0069】次に第4の実施例について、図4を用いて
説明する。第3の実施例におけるあらかじめ登録された
特定利用者の身体特徴を判別する人物特徴判別手段14
に代わって、あらかじめ登録されたジェスチャーを判別
する人物ジェスチャー比較手段15を設けている。
【0070】この構成において、第3の実施例による動
作と異なる点は、あらかじめ設定してあるジェスチャー
を、装置近傍にいる判別対象の人がおこなうかどうか
を、その人の映像を画像処理した結果と比較してその人
が特定利用者であることを判別する。
【0071】この実施例によれば、登録されたジェスチ
ャーを特定の利用者に知らせることによって、情報の伝
達相手を容易に変更できるという効果がある。
【0072】次に第5の実施例について、図5を用いて
説明する。第1の実施例におけるデータ再生制御手段1
0に利用者反応検知手段として第2の音声認識手段16
を設けている。
【0073】この構成において、第1の実施例の動作に
おいて特定利用者が検知されると、まず、再生データ制
御手段10は音声データ再生手段3だけを起動させ、利
用者に音声データだけを提供する。その後、利用者がこ
の音声データに反応して出す音声を第2の音声認識手段
16が認識し、それに応じて次に画像データ再生手段2
をデータ再生制御手段10が起動する。
【0074】この実施例によれば、利用者は情報の発信
者が入力する音声データを確認してから、画像データを
見ることができる。すなわち、本来情報の発信者が伝え
たい詳細な内容は画像データで伝えられることが多く、
音声はその補足として使われる場合が多い。そして、こ
の説明は、先に聞いておくと画像データだけを先に見る
よりも情報が的確に伝わる。また、とくに家庭での使用
を考慮すると、まず、音声で利用者に伝えたい情報があ
ることを呼びかけるという状況が考えられ、このような
使用状況を考慮すれば、本実施例による動作は普段の行
動パターンに即したもので、利用者に受け入れられやす
い。
【0075】なお、この実施例において、第2の音声認
識手段16は特定利用者判別手段ととして用いている音
声認識手段8を兼用してもよい。または、特定話者認識
手段11を用いてもよい。
【0076】次に第6の実施例について、図6を用いて
説明する。第5の実施例における利用者反応検知手段と
して第2の音声認識手段15の代わりに利用者が手動操
作するスイッチ手段16を設けている。
【0077】この構成によって、第5の実施例の動作と
異なる点は、再生データ制御手段10が音声データ再生
手段3だけを起動させ、利用者に音声データだけを提供
した後、利用者が本体に設けられたスイッチ手段16を
操作することによって画像データ再生手段2を起動す
る。
【0078】この実施例によれば、音声によって呼びか
けられた利用者が、画像データが再生される装置本体の
ところまで行ってはじめて画像データが再生されるの
で、手動の操作が入るとはいえ、必然的な操作として受
け入れられやすい。また、複数の画像データがあるとき
にも利用者の意志で再生ができるという効果がある。
【0079】なお、スイッチ手段16は装置本体を想定
したが、画像データ再生手段2の表示部がテレビ受像機
のように大きい場合などは、リモコンにスイッチ手段を
設ける等の構成もある。
【0080】次に第7の実施例について、図7を用いて
説明する。第1の実施例の構成に加えて、情報の発信者
によるデータ入力時に、データを伝達したい相手をあら
かじめ設定された特定利用者の中から選択する特定利用
者選択手段17を設けている。
【0081】この構成において、第1の実施例による動
作に加えて、情報の発信者が画像データと音声データを
入力する際に、あらかじめ設定されている特定の利用者
のうち発信者が情報を伝えたい相手を選択する。そし
て、データ再生制御手段10はここで選択された相手が
情報の利用者になろうとしたときだけ、画像データ再生
手段2と音声データ再生手段3とを起動させる。
【0082】この実施例によれば、特定利用者として設
定された複数の利用者のうち、情報発信者がそのデータ
を伝えたい相手を決めることができるという効果を有す
る。
【0083】次に第8の実施例について、図示しない
が、第7の実施例のデータ再生制御手段10に利用者反
応検知手段として第2の音声認識手段15を設けてい
る。
【0084】この構成において、第2の実施例の動作に
おける特定利用者選択手段17によって選ばれた特定利
用者が検知された場合に、まず、再生データ制御手段1
0は音声データ再生手段3だけを起動させ、利用者に音
声データだけを提供する。その後、利用者がこの音声デ
ータに反応して出す音声を第2の音声認識手段15が認
識し、それに応じて次に画像データ再生手段2をデータ
再生制御手段10が起動する。
【0085】この実施例によれば、特定利用者としてあ
らかじめ設定された特定利用者うち、情報の発信者によ
って選択された特定利用者だけが情報の発信者が入力す
る音声データを聞いてから、それに応えて、画像データ
を見ることができ、必要な人への的確な情報伝達が可能
となる。
【0086】次に第9の実施例について、図8を用いて
説明する。第1の実施例の構成に加えて、電話回線18
と、あらかじめ報知すべき情報が記憶された報知情報記
憶手段19と、特定利用者検知手段9からの信号に基づ
いて報知情報記憶手段19に記憶された内容を電話回線
18を通じて送出する制御をおこなう回線制御手段20
を設けている。
【0087】この構成において、第1の構成による動作
に加えて、特定利用者検知手段9が特定利用者を検知す
ると、回線制御手段20は、電話回線18を通じて特定
利用者が発信者からの情報を受け取ったということを、
別の場所にいる情報の発信者に対して連絡する。また、
特定利用者検知手段8により検知された人物があらかじ
め設定された特定利用者でなかった場合、回線制御手段
20は、電話回線18を通じて特定利用者以外の人物が
利用しようとしていることを、別の場所にいる情報の発
信者に対して連絡する。
【0088】この実施例により、特定利用者に対して確
かに情報が伝達されたことを情報の発信者が知ることが
できる。また、特定利用者検知手段9が特定利用者以外
の人物を検知した場合にはたとえば住宅でこの装置を利
用している場合には不審な人物が侵入していることが伝
達され、安全上の効果が高い。
【0089】次に第10の実施例について、図9を用い
て説明する。第9の実施例の構成に加えて、情報の発信
者によるデータ入力時に、データを伝達したい相手をあ
らかじめ設定された特定利用者の中から選択する特定利
用者選択手段17を設けている。
【0090】この構成において、第9の実施例による動
作に加えて、情報の発信者が画像データと音声データを
入力する際に、あらかじめ設定されている特定の利用者
のうち発信者が情報を伝えたい相手を選択する。そし
て、特定利用者検知手段9が検知する特定利用者のうち
特定利用者選択手段17に選択された特定利用者であっ
た場合に、回線制御手段20は、電話回線18を通じて
選択された特定利用者が発信者からの情報を受け取った
ということを、別の場所にいる情報の発信者に対して連
絡する。また、特定利用者検知手段9により検知された
人物があらかじめ設定された特定利用者のうち、選択さ
れた利用者でなかった場合、回線制御手段20は、電話
回線18を通じて選択された特定利用者以外の人物が利
用しようとしていることを、別の場所にいる情報の発信
者に対して連絡する。
【0091】この実施例によれば、特定利用者のうち、
情報を伝達したい相手が本当に情報を受け取ったかどう
かを情報の発信者が知ることができる。また、逆に選択
された特定利用者以外の人物が情報を受けようとしてい
ることも情報発信者が知ることができる。
【0092】以上第9と第10の実施例で、電話回線1
8を通じて連絡する相手を情報発信者としているが、他
にたとえばセキュリティサービスをおこなう会社や、公
的機関等であってもかまわない。この場合には、特定利
用者以外の人物がたとえば住宅に侵入したことを想定し
たときに、よりすみやかにその危険を回避できる効果を
有する。
【0093】なお、以上すべての実施例において、画像
データ入力手段としてペン入力装置4を用いているが、
他にキーボード、タッチパネル、イメージスキャナやこ
れらの組み合わせでもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報伝達
装置によれば次の効果が得られる。
【0095】(1)特定利用者検知手段からの信号に基
づいて画像データ再生手段と音声データ再生手段との制
御をおこなうデータ再生制御手段とを設けているので、
情報の発信者が望むあらかじめ決められたひとりまたは
複数の特定の利用者に対してだけ情報を伝えることがで
きる。したがって、本来その情報が不要な人や、情報の
発信者が意図しない人に対して情報が伝えられることは
なく、効果的な情報伝達が可能になるという効果を有す
る。
【0096】(2)データ入力時にあらかじめ設定され
た特定利用者の中から情報を伝えたい相手を選択する特
定利用者選択手段を設けた構成においては、たとえば家
庭で使用する場合に、特定利用者としての家族のうち、
情報を伝えたいひとりの相手を選ぶことができるので、
さらに柔軟性が高く、効率的な使い勝手が実現できる。
【0097】(3)電話回線等の通信回線と報知情報記
憶手段と回線制御手段とを設ける構成では、特定利用者
検知手段からの信号に基づいてその利用者が装置を利用
している状況として、報知情報記憶手段に記憶された情
報を通信回線により別の場所にいる情報の発信者やサー
ビス業者、公的機関等に対して連絡することができるの
で装置の稼働状況や特定利用者の行動が遠隔で知ること
ができる。したがって、報知情報の受け手は、それに対
応した行動が速やかに起こせる利点がある。
【0098】(4)特定の利用者が検知されたときに、
回線制御手段が通信回線により報知情報記憶手段の内容
を送出する構成では、別の場所にいる情報の発信者やサ
ービス業者、公的機関等は、特定の利用者が情報を受け
取った状況を遠隔で知ることができるので、その後、さ
らにその利用者に対して連絡を追加するなどの行動をそ
の時点で起こせるなど、きわめて効率の良い情報伝達が
可能である。
【0099】(5)特定利用者検知手段と通信回線と報
知情報記憶手段と回線制御手段とを設け、情報の発信者
がデータの入力時に、あらかじめ設定された特定利用者
の中から情報を伝えたい相手を選択する特定利用者選択
手段を設けた構成では、特定の利用者として設定された
利用者の中でも、さらに特定の個人に対して情報が伝達
されるかどうかの状況を通信回線により伝えることがで
きる。
【0100】(6)あらかじめ設定された特定利用者の
うち、情報を伝えたい相手を選択する特定利用者選択手
段を設けて、その選択された利用者が検知されたときに
回線制御手段が通信回線により報知情報記憶手段の内容
を送出する構成では、特定の利用者として設定された利
用者の中でも、さらに特定の個人に対して情報が伝達さ
れたときに、その状況として報知情報記憶手段に記憶さ
れた内容を通信回線により伝えることができる。したが
って、報知情報を受ける側は、情報が必要な利用者に伝
わったことが確実に知ることができ、より的確できめ細
かい対応をとることが可能になる。
【0101】(7)あらかじめ設定された特定利用者の
うち、情報を伝えたい相手を選択する特定利用者選択手
段を設けて、その選択された利用者以外の人物が検知さ
れたときに回線制御手段が通信回線により報知情報記憶
手段の内容を送出する構成では、特定利用者ではあって
も、情報の発信者が意図しない対象の人物が装置を利用
しようとしていることが、通信回線によりつなげられた
別の場所にいる情報の発信者等が知ることができる。し
たがって、報知情報の受け手は、その利用者に対して新
たな情報を与えるなどの対応が可能になる。
【0102】(8)あらかじめ設定されている特定の利
用者以外の人物が検知されたときに、回線制御手段が通
信回線により報知情報記憶手段の内容を送出する構成で
は、別の場所にいる情報の発信者やサービス業者、公的
機関等に対して、特定の利用者以外の人物が装置近くに
いるということを遠隔で知ることができる。したがっ
て、特定の利用者でない不審な人物の侵入などの状況に
対して速やかに対応することができ、住宅、事務所など
の安全上の効果が大きい。
【0103】(9)特定利用者検知手段として、人体検
知手段と、この人体検知手段により検知された人体があ
らかじめ設定されたひとりまたは複数の特定の利用者で
あることを判別する特定利用者判別手段を設けているの
で、装置近傍に近づく人物がいることを検知するだけで
なく、その人物が情報の発信者が意図して情報を伝えた
い相手であるかどうかを的確に判別する。したがって、
発信者が情報を伝えたい相手にだけ伝えることができる
とともに、発信者の意図しない第三者が装置に近づいた
り、情報を利用したりしようとすることも知ることがで
きる。したがって、装置を利用する状況の判断と同時
に、情報のセキュリティ、さらにはその装置が設置され
ている住宅や事務所の安全上の効果も大きい。
【0104】(10)特定利用者検知手段が、特定の利
用者を検知したときに、記憶された画像データと音声デ
ータを同時に再生する構成では、利用者が装置を利用す
る際、情報発信者の与えようとした情報を即座に利用者
に知らせることができるという効果がある。
【0105】(11)特定利用者検知手段が、特定利用
者のうち情報発信者が選択した特定の個人を検知したと
きに、記憶された画像データと音声データを同時に再生
する構成では、利用者が装置を利用する際、情報発信者
の与えようとした情報をもっとも必要とする人に即座に
知らせることができるという効果がある。
【0106】(12)特定利用者検知手段が、特定の利
用者を検知したときに、まず、記憶された音声データを
再生し、その反応を利用者反応検知手段により検知した
後、画像データを再生する構成では、装置に近づいた利
用者に、音声で注意を促してからその反応に対応して画
像データを再生することができる。つまり、おもに画像
データの内容の概要や、情報発信者からその受け手に対
する呼びかけとして使われる状況の多い音声データによ
り、その後利用者は画像データを必要とするかどうか自
発的に決定することが、特定の反応としての利用者の音
声やスイッチ操作によって可能になる。したがって、特
定の利用者ではあってもその情報が他の特定の利用者に
対するものであるときなどは、その判断を事前に下すこ
とができるという効果がある。
【0107】(13)特定利用者検知手段が、あらかじ
め設定された特定利用者のうち、情報の発信者により特
定利用者選択手段を用いて選択された個人を検知したと
きに、まず、記憶された音声データを再生し、その反応
を利用者反応検知手段により検知した後、画像データを
再生する構成では、装置に近づいた利用者のうち、特定
の個人だけに対して、音声で注意を促してからその反応
に対応して画像データを再生することができるので、不
必要な人以外にその情報が伝わることはない。そして、
その情報を受ける利用者も自分の意志を利用者反応検知
手段により設定された特定の反応を用いて反映させるこ
とができる。したがって、情報の受け手としての利用者
が、情報の取捨選択をおこなうことができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における情報伝達装置の
構成図
【図2】本発明の第2の実施例における特定利用者検知
手段の構成図
【図3】本発明の第3の実施例における特定利用者検知
手段の構成図
【図4】本発明の第4の実施例における特定利用者検知
手段の構成図
【図5】本発明の第5の実施例におけるデータ再生手段
の構成図
【図6】本発明の第6の実施例におけるデータ再生手段
の構成図
【図7】本発明の第7の実施例における情報伝達装置の
構成図
【図8】本発明の第9の実施例における情報伝達装置の
構成図
【図9】本発明の第10の実施例における情報伝達装置
の構成図
【図10】従来の情報伝達装置の構成図
【符号の説明】
2 画像データ再生手段 3 音声データ再生手段 4 ペン入力装置 5 音声データ入力手段 6 画像データ記憶手段 7 音声データ記憶手段 9 特定利用者検知手段 10 データ再生手段

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データ入力手段と、音声データ入力手
    段と、前記画像データ入力手段により入力される一個ま
    たは複数個からなる一組の画像データを記憶する画像デ
    ータ記憶手段と、前記一個または複数個からなる一組の
    画像データに対応して前記音声データ入力手段により入
    力される音声データを記憶する音声データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段の内容を再生する画像データ再
    生手段と、前記音声データ記憶手段の内容を再生する音
    声データ再生手段と、あらかじめ設定されたひとりまた
    は複数の特定の利用者を検知する特定利用者検知手段
    と、前記特定利用者検知手段からの信号に基づいて前記
    画像データ再生手段と前記音声データ再生手段との制御
    をおこなうデータ再生制御手段とから構成される情報伝
    達装置。
  2. 【請求項2】画像データ入力手段と、音声データ入力手
    段と、前記画像データ入力手段により入力される一個ま
    たは複数個からなる一組の画像データを記憶する画像デ
    ータ記憶手段と、前記一個または複数個からなる一組の
    画像データに対応して前記音声データ入力手段により入
    力される音声データを記憶する音声データ記憶手段と、
    前記画像データ入力手段と前記音声データ入力手段によ
    るデータ入力時にそれらのデータを伝達したい利用者を
    選択する特定利用者選択手段と、前記画像データ記憶手
    段の内容を再生する画像データ再生手段と、前記音声デ
    ータ記憶手段の内容を再生する音声データ再生手段と、
    あらかじめ設定されたひとりまたは複数の特定の利用者
    を検知する特定利用者検知手段と、前記特定利用者検知
    手段からの信号と前記特定利用者選択手段の内容に基づ
    いて前記画像データ再生手段と前記音声データ再生手段
    との制御をおこなうデータ再生制御手段とから構成され
    る情報伝達装置。
  3. 【請求項3】画像データ入力手段と、音声データ入力手
    段と、前記画像データ入力手段により入力される一個ま
    たは複数個からなる一組の画像データを記憶する画像デ
    ータ記憶手段と、前記一個または複数個からなる一組の
    画像データに対応して前記音声データ入力手段により入
    力される音声データを記憶する音声データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段の内容を再生する画像データ再
    生手段と、前記音声データ記憶手段の内容を再生する音
    声データ再生手段と、あらかじめ設定されたひとりまた
    は複数の特定の利用者を検知する特定利用者検知手段
    と、前記特定利用者検知手段からの信号に基づいて前記
    画像データ再生手段と前記音声データ再生手段との制御
    をおこなうデータ再生制御手段と、電話回線等の通信回
    線と、あらかじめ報知すべき情報が記憶された報知情報
    記憶手段と、前記特定利用者検知手段からの信号に基づ
    いて前記報知情報記憶手段に記憶された内容を前記通信
    回線を通じて送出する制御をおこなう回線制御手段とか
    ら構成される情報伝達装置。
  4. 【請求項4】回線制御手段は、特定利用者検知手段によ
    りあらかじめ設定されたひとりまたは複数の特定の利用
    者が検知されたときに報知情報記憶手段に記憶された内
    容を通信回線を通じて送出する請求項3記載の情報伝達
    装置。
  5. 【請求項5】画像データ入力手段と、音声データ入力手
    段と、前記画像データ入力手段により入力される一個ま
    たは複数個からなる一組の画像データを記憶する画像デ
    ータ記憶手段と、前記一個または複数個からなる一組の
    画像データに対応して前記音声データ入力手段により入
    力される音声データを記憶する音声データ記憶手段と、
    前記画像データ入力手段と前記音声データ入力手段によ
    るデータ入力時にそれらのデータを伝達したい利用者を
    選択する特定利用者選択手段と、前記画像データ記憶手
    段の内容を再生する画像データ再生手段と、前記音声デ
    ータ記憶手段の内容を再生する音声データ再生手段と、
    あらかじめ設定されたひとりまたは複数の特定の利用者
    を検知する特定利用者検知手段と、前記特定利用者検知
    手段からの信号と前記特定利用者選択手段の内容に基づ
    いて前記画像データ再生手段と前記音声データ再生手段
    との制御をおこなうデータ再生制御手段と、電話回線等
    の通信回線と、あらかじめ報知すべき情報が記憶された
    報知情報記憶手段と、前記特定利用者検知手段からの信
    号と前記特定利用者選択手段の内容に基づいて前記報知
    情報記憶手段に記憶された内容を前記通信回線を通じて
    送出する制御をおこなう回線制御手段とから構成される
    情報伝達装置。
  6. 【請求項6】回線制御手段は、特定利用者検知手段によ
    りあらかじめ設定されたひとりまたは複数の特定の利用
    者のうち特定利用者選択手段によって選択された利用者
    が検知されたときに報知情報記憶手段に記憶された内容
    を通信回線を通じて送出する請求項5記載の情報伝達装
    置。
  7. 【請求項7】回線制御手段は、特定利用者検知手段によ
    りあらかじめ設定されたひとりまたは複数の特定の利用
    者のうち特定利用者選択手段によって選択された利用者
    以外の利用者が検知されたときに報知情報記憶手段に記
    憶された内容を通信回線を通じて送出する請求項5記載
    の情報伝達装置。
  8. 【請求項8】回線制御手段は、特定利用者検知手段によ
    りあらかじめ設定されたひとりまたは複数の特定の利用
    者以外の人物が検知されたときに報知情報記憶手段に記
    憶された内容を通信回線を通じて送出する請求項3また
    は請求項5記載の情報伝達装置。
  9. 【請求項9】特定利用者検知手段は、人体の有無を検知
    する人体検知手段と、前記人体検知手段により検知され
    た人体があらかじめ設定されたひとりまたは複数の特定
    の利用者であることを判別する特定利用者判別手段とか
    ら構成される請求項1から請求項8のうちいずれか1項
    記載の情報伝達装置。
  10. 【請求項10】特定利用者判別手段は、利用者によって
    発声されるあらかじめ設定された単語または文章を認識
    する音声認識手段である請求項9記載の情報伝達装置。
  11. 【請求項11】特定利用者判別手段は、声の特徴からあ
    らかじめ設定されたひとりまたは複数の特定話者を認識
    する特定話者認識手段である請求項9記載の情報伝達装
    置。
  12. 【請求項12】特定利用者判別手段は、撮像手段と、画
    像処理手段と、前記撮像手段により撮像された人物があ
    らかじめ設定されたひとりまたは複数の特定利用者であ
    るかどうかを前記画像処理手段による特徴抽出により判
    定する人物特徴判別手段とから構成される請求項9記載
    の情報伝達装置。
  13. 【請求項13】特定利用者判別手段は、撮像手段と、画
    像処理手段と、前記撮像手段により撮像された人物のジ
    ェスチャーを前記画像処理手段が処理しそれがあらかじ
    め設定されたジェスチャーと比較する人物ジェスチャー
    比較手段とから構成される請求項9記載の情報伝達装
    置。
  14. 【請求項14】データ再生制御手段は、特定利用者検知
    手段が利用者を検知した信号により音声データ再生手段
    と画像データ再生手段とを同時に起動させる請求項1か
    ら請求項8のうちいずれか1項記載の情報伝達装置。
  15. 【請求項15】データ再生制御手段は、特定利用者検知
    手段によりあらかじめ設定されたひとりまたは複数の特
    定の利用者のうち特定利用者選択手段によって選択され
    た利用者が検知されたときに音声データ再生手段と画像
    データ再生手段とを同時に起動させる請求項2ないし請
    求項5から請求項7のうちいずれか1項記載の情報伝達
    装置。
  16. 【請求項16】データ再生制御手段は、利用者反応検知
    手段を設け、特定利用者検知手段が利用者を検知した信
    号に基づいて音声データ再生手段により所定の音声デー
    タを再生した後、前記利用者反応検知手段によりあらか
    じめ設定された利用者の特定の反応を検知して画像デー
    タ再生手段を起動する請求項1から請求項8のうちいず
    れか1項記載の情報伝達装置。
  17. 【請求項17】データ再生制御手段は、利用者反応検知
    手段を設け、特定利用者検知手段によりあらかじめ設定
    されたひとりまたは複数の特定の利用者のうち特定利用
    者選択手段によって選択された利用者が検知されたとき
    に音声データ再生手段により所定の音声データを再生し
    た後、前記利用者反応検知手段によりあらかじめ設定さ
    れた利用者の特定の反応を検知して画像データ再生手段
    を起動する請求項2または請求項5から請求項7のうち
    いずれか1項記載の情報伝達装置。
  18. 【請求項18】利用者反応検知手段は、あらかじめ設定
    された利用者の音声を検知する請求項16または請求項
    17記載の情報伝達装置。
  19. 【請求項19】利用者反応検知手段は、利用者が手動操
    作するスイッチ手段である請求項16または請求項17
    記載の情報伝達装置。
  20. 【請求項20】画像データ入力手段は、ペン入力装置、
    キーボード、タッチパネル、イメージスキャナのうち少
    なくともひとつかまたは複数の組み合わせで、かつイメ
    ージデータまたは文字データおよびそれらの組み合わせ
    を入力可能とした請求項1から請求項19のうちいずれ
    か1項記載の情報伝達装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011237830A (ja) * 1999-06-25 2011-11-24 Adorea Llc 音声エミュレーション機能を備えた電子書籍

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011237830A (ja) * 1999-06-25 2011-11-24 Adorea Llc 音声エミュレーション機能を備えた電子書籍
US9099097B2 (en) 1999-06-25 2015-08-04 Adrea, LLC Electronic book with voice emulation features

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