JPH08328422A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JPH08328422A
JPH08328422A JP7151195A JP15119595A JPH08328422A JP H08328422 A JPH08328422 A JP H08328422A JP 7151195 A JP7151195 A JP 7151195A JP 15119595 A JP15119595 A JP 15119595A JP H08328422 A JPH08328422 A JP H08328422A
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roller
rotating body
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fixing device
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JP7151195A
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Jiro Ishizuka
二郎 石塚
Rie Saitou
理絵 齋藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、加圧ローラに傷を発生させること
なく、加圧ローラ表面を良好にクリーニングすることの
できる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的
としている。 【構成】 加圧ローラ52の表層材質よりも離型性が劣
る弾性体層を有する第1クリーニングローラ65aを、
加圧ローラ52に圧接させ、更に、金属製の第2クリー
ニングローラ65bを上記第1クリーニングローラ65
aに当接させる。そして、オイル除去ブレード60を加
圧ローラ52に接離自在に配設し、記録材が透明ラミネ
ートフィルムの場合等以外の時にはオイル除去ブレード
60を加圧ローラ52から離間させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに圧接された定着
ローラ及び加圧ローラ間に未定着トナー像を有する記録
材を通過させて該未定着トナー像の定着を行う加熱定着
装置、及び該加熱定着装置を有する画像形成装置、特に
加熱定着装置と複数の画像形成手段を有するカラー画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような画像形成装置の一例とし
て、図5及び図6に複数の光走査手段を有する4ドラム
レーザビームプリンタを示す。
【0003】該プリンタは、図5に示すように、潜像担
持体たる電子写真感光体(以下、「感光ドラム」とす
る)の周囲に、現像装置等を有して構成される画像形成
手段たる画像形成ステイションが4個設けられ、該各画
像形成ステイションにて形成された感光ドラム上の画像
が、該感光ドラムに隣接して移動通過する搬送手段上の
紙等の記録材(以下、転写紙とする)Pへ転写される構
成となっている。
【0004】また、図6に示すように、マゼンタ,シア
ン,イエロー,ブラックの各色の画像を形成する各画像
形成ステイションPa,Pb,Pc,Pdには、それぞ
れ感光ドラム1a,1b,1c,1dが配置されてお
り、各感光ドラムは矢印方向に回転自在となっている。
さらに、各感光ドラム1a,1b,1c,1dの周囲に
は、帯電器12a,12b,12c,12d及び現像装
置2a,2b,2c,2d、そして、クリーナ4a,4
b,4c,4dが上記感光ドラムの回転方向に沿って順
次配設されており、各感光ドラムの下方には、転写部3
が配設されている。該転写部3は、各画像形成ステイシ
ョンに共通の記録材搬送手段たる転写ベルト31及び転
写用帯電器3a,3b,3c,3dを有している。
【0005】以上のようなプリンタにおいて、図5に示
す記録材供給手段たる給紙カセット61から供給された
転写紙Pは、転写ベルト31上に支持されて各画像形成
ステイションへ搬送され、上記各感光ドラム上に形成さ
れた各色のトナー像を順次転写される。この転写工程が
終了すると、上記紙Pは転写ベルト31から分離されて
定着装置5へ記録材案内手段たる搬送ベルト62により
搬送される。
【0006】定着装置5は、図7に詳細に示すように、
回転自在に配設された定着用回転体たる定着ローラ51
と、該定着ローラ51に圧接しながら回転する加圧用回
転体たる加圧ローラ52と、離型剤供給塗布手段たる離
型剤塗布装置53と、ローラクリーニング装置54、5
5を有した構成となっている。定着ローラ51及び加圧
ローラ52の内部には、ハロゲンランプ等のヒータ5
6、57がそれぞれ配設されている。また、定着ローラ
51及び加圧ローラ52にはそれぞれサーミスタ58、
59が接触するように配設されており、温度調節回路を
介してヒータ56、ヒータ57への電圧を制御すること
により定着ローラ51及び加圧ローラ52の表面の温度
調節を行っている。
【0007】また、定着ローラ51にはクリーニング装
置54及び離型剤塗布装置53が取り付けられ、このク
リーニング装置54により定着ローラ51上にオフセッ
トしたトナー等のクリーニングがなされていると共に、
離型剤塗布装置53により、離型剤であるシリコーンオ
イル等が定着ローラ51に塗布され、該定着ローラ51
からの転写紙Pの分離の容易化及びトナーのオフセット
の防止が図られている。
【0008】クリーニング装置54は帯状の耐熱不織布
からなるクリーニングウェブ54aと、該クリーニング
ウェブ54aを定着ローラ51に押圧する押圧ローラ5
4bと、新しいクリーニングウェブ54aを巻き出す巻
出しローラ54cと、トナー等が付着しクリーニング能
力の低下したクリーニングウェブ54aを徐々に巻き取
っていく巻取りローラ54d等とから構成されるもの
で、特にサーミスタ58にオフセットトナーが付着して
このサーミスタ58に検知不良を生じさせないよう、こ
のクリーニング装置54はサーミスタ58に対して定着
ローラ51の回転方向上流側に設けられている。
【0009】離型剤塗布装置53はシリコーンオイル等
の離型剤を有するオイルタンク53aと、該オイルタン
ク53aから離型剤であるオイルを汲み上げる汲み上げ
ローラ53b、53cと、汲み上げローラ53b、53
cからのオイルを定着ローラ51に塗布する塗布ローラ
53dと、該塗布ローラ53dからのオイル塗布量を制
御するブレード53e等とから構成されるもので、特に
定着ローラ51への均一なオイルの塗布を図るべく、こ
の離型剤塗布装置53はサーミスタ58に対して定着ロ
ーラ51の回転方向下流側に配設されている。なお、塗
布ローラ53dはスポンジゴムの表面にシリコーンゴム
が被覆された回転可能なローラであり、必要により定着
ローラ51に当接して、該定着ローラ51にオイルを塗
布するものである。
【0010】また、加圧ローラ52にも、定着ローラ1
のクリーニング装置54と同様なクリーニングウェブ5
5a、押圧ローラ55b、巻出しローラ55c、巻取り
ローラ55d等とからなるクリーニング装置55が取り
付けられ、定着ローラ51を介して加圧ローラ52に付
着したトナーのクリーニングがなされている。
【0011】また、加圧ローラ52には、加圧ローラ5
2上に残った余剰離型剤を除去する離型剤除去用弾性体
たるオイル除去ブレード60が当接している。このオイ
ル除去ブレード60がない場合は、余剰離型剤が定着ロ
ーラ51と加圧ローラ52とのニップに溜り、記録材上
にシミとなったり、OHP用の透明ラミネートフィルム
がスリップしてニップへの進入不良が発生する。オイル
除去ブレード60の材質としては、Siゴム、フッ素ゴ
ム等が用いられ、これらのブレードが加圧ローラ52の
回転方向に対して順方向または逆方向へ適当な進入量を
もって当接している。
【0012】この状態において、転写紙Pが搬送されて
くると、定着ローラ51と加圧ローラ52は一定速度で
回転し、定着ローラ51の表面に離型剤としてシリコー
ンオイルが塗布され、転写紙Pが定着ローラ51と加圧
ローラ52の間を通過する際に表裏両面からほぼ一定の
圧力、温度で加圧、加熱され紙表面上の未定着トナー像
は溶融して定着され、転写紙P上にフルカラー画像が形
成される。画像が定着された転写紙Pは下分離爪68に
よって加圧ローラ52から分離され、機外へ排出され
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置においては、定着時に加圧ローラ52に付
着した紙粉、トナーを不織布からなるクリーニングウェ
ブ55aを用いてクリーニングし、また、定着時に使用
したシリコーンオイルのうち、加圧ローラ52上に残っ
た余剰オイルをオイル除去ブレード60を用いて除去し
ていたので、ウェブ55a、オイル除去ブレード60は
加圧ローラ52に常接しており、コピー枚数が多くなっ
てくると、加圧ローラ52が摺擦により傷ついてしまう
ことがあった。また、ウェブ55aオイル除去ブレード
60共加圧ローラ52からの紙粉、トナーが固着してし
まい、その固まりによっても傷が発生してしまい、高耐
久寿命を保証するのが困難となることがあった。
【0014】そこで、本発明は、加圧ローラに傷を発生
させることなく、加圧ローラ表面を良好にクリーニング
し、余剰オイルを確実に除去することのできる定着装置
及び画像形成装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、互いに圧接しながら回転自在に
配設された定着用回転体及び加圧用回転体の回転体対を
有し、該回転体対が形成する圧接部で未定着画像を有す
る記録材を挟圧搬送して該記録材上の未定着画像の加熱
定着を行う定着装置において、該加圧用回転体に圧接し
ながら回転自在に配設された清掃用回転体と、該加圧用
回転体に接離可能な離型剤除去用弾性体ブレードとを有
することにより達成される。
【0016】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、清掃用回転体の
表層が弾性体で、該弾性体の表面自由エネルギーが、加
圧用回転体表層の表面自由エネルギーより高いことによ
り達成される。
【0017】更に、本出願に係る第3の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明または第2の発明におい
て、清掃用回転体に圧接しながら回転自在に配設された
金属製回転体を有することにより達成される。
【0018】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、離型剤除去用弾
性体ブレードは、記録材が透明ラミネートフィルムの場
合には加圧用回転体に接し、普通紙の場合で片面画像形
成時には加圧用回転体から離れるように設定されている
ことにより達成される。
【0019】更に、本出願に係る第5の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明において、離型剤除去用弾
性体ブレードの接離制御が両面画像形成時に表面と裏面
時で異なることにより達成される。
【0020】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明ないし第5の発明のいずれ
かにおいて、離型剤除去用弾性体ブレードの接離制御が
両面画像形成時に表面の最初の1枚目から多くとも10
枚目の間のみ、上記加圧用回転体に接触することにより
達成される。
【0021】更に、本出願に係る第7の発明によれば、
上記目的は、記録材上に未定着画像を形成する顕画像手
段と、互いに圧接しながら回転自在に配設された定着用
回転体及び加圧用回転体の回転体対を有し、該回転体対
が形成する圧接部で上記未定着画像を有する記録材を挟
圧搬送して該記録材上の未定着画像の加熱定着を行う定
着装置とを備えた画像形成装置において、該定着装置の
加圧用回転体に圧接しながら回転自在に配設された清掃
用回転体と、該加圧用回転体に接離可能な離型剤除去用
弾性体ブレードとを有することにより達成される。
【0022】
【作用】本出願に係る第1の発明によれば、加圧用回転
体に圧接しながら回転自在に配設された清掃用回転体に
より、加圧用回転体上の紙粉等は除去され、更に加圧用
回転体上の余剰離型剤は、該清掃用回転体との圧接部で
絞り落とされ、均一に均されるため、離型剤除去用弾性
体ブレードを常に加圧用回転体に当接させておく必要が
なく、加圧用回転体表面に傷を発生させない。
【0023】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明において、清掃用回転体の表層が弾性体
で、該弾性体の表面自由エネルギーが、加圧用回転体表
層の表面自由エネルギーより高いので、清掃用回転体を
強く圧接させなくても加圧用回転体上に付着したトナー
は清掃用回転体に移行し除去される。
【0024】更に、本出願に係る第3の発明によれば、
上記第1の発明または第2の発明において、清掃用回転
体に圧接しながら回転自在に配設された金属製回転体
は、清掃用回転体よりも更に表面自由エネルギーが高い
ため、清掃用回転体に加圧用回転体から移行したトナー
は金属製回転体に移行し、清掃用回転体上のトナーを除
去する。
【0025】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記第1の発明において、離型剤除去用弾性体ブレード
は、記録材が透明ラミネートフィルムの場合には加圧用
回転体に接するので、清掃用回転体のみでは除去されな
かった余剰離型剤を確実に除去し、普通紙の場合で片面
画像形成時には加圧用回転体から離れるので、加圧用回
転体上に傷を発生させることがない。
【0026】更に、本出願に係る第5の発明によれば、
上記第1の発明において、離型剤除去用弾性体ブレード
の接離制御が両面画像形成時に表面と裏面時で異なるの
で、加圧用回転体上の離型剤量を適宜調節し、離型剤に
よる筋の発生を防止しつつ、オフセットの発生を防止す
る。
【0027】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記第1の発明ないし第5の発明のいずれかにおいて、
離型剤除去用弾性体ブレードの接離制御が両面画像形成
時に表面の最初の1枚目から多くとも10枚目の間の
み、上記加圧用回転体に接触するように設定されるの
で、最初の1枚目から10枚目までの余剰離型剤を確実
に除去し、11枚目以降は余剰離型剤が殆どないため離
型剤除去用弾性体ブレードを加圧用回転体から離して加
圧用回転体表面への傷の発生を防ぐ。
【0028】更に、本出願に係る第7の発明によれば、
定着装置の加圧用回転体に圧接しながら回転自在に配設
された清掃用回転体により、加圧用回転体上の紙粉等は
除去され、更に加圧用回転体上の余剰離型剤は、該清掃
用回転体との圧接部で絞り落とされ、均一に均されるた
め、離型剤除去用弾性体ブレードを常に加圧用回転体に
当接させておく必要がなく、加圧用回転体表面に傷を発
生させず、良好な画像形成が行われる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0030】(第1の実施例)先ず、本発明の第1の実
施例を図1及び図2に基づいて説明する。図1は本実施
例の定着装置の概略構成図であり、図7に示した従来例
との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0031】本実施例は図1に示すように加圧用回転体
たる加圧ローラ52のクリーニング装置を従来例の不織
布を用いたものからローラにして且つ離型剤除去用弾性
体ブレードたるオイル除去ブレード60を加圧ローラ5
2と接離可能とし必要な場合のみ加圧ローラ52に接す
ることで、加圧ローラ52の傷を防止する様にしたもの
である。図1において65は加圧ローラクリーニング装
置で65aは清掃用回転体たる第1クリーニングロー
ラ、65bは金属製回転体たる第2クリーニングローラ
である。第1クリーニングローラ65aはアルミニウ
ム、鉄等の芯金上にゴム層を有したゴムローラである。
表層のゴムの材質はSiゴム、フッ素ゴム等でトナー、
離型性が加圧ローラ52に用いている表層材質より劣る
ものである。
【0032】具体的には、加圧ローラ52表面にLT
V、RTV等のSiゴムを用いた場合、第1のクリーニ
ングローラ65aの表層には、HTVSiゴムやシリカ
等のフィラーを多く含んだLTV、RTV、Siゴム等
が好ましい。
【0033】この様に構成することにより、加圧ローラ
52の表層ゴムより第1のクリーニングローラ65aの
表面自由エネルギーが高くなる為、加圧ローラ52上に
付着したトナーは第1クリーニングローラ65aの表層
に移行し、クリーニングが行われることになる。また、
同時に第1クリーニングローラ65aは加圧ローラ52
に適当な圧力で押し付けられ、回転している為、加圧ロ
ーラ52上にある余剰オイルは第1クリーニングローラ
65aと加圧ローラ52とのニップで絞り落とされ、且
つ、均一に均される為、加圧ローラ52上にオイルスジ
は発生しない。
【0034】次に、第2クリーニングローラ65bに
は、第1クリーニングローラ65aの表層よりも更にト
ナー離型性の悪い表面自由エネルギーの高いローラを用
いた。具体的にはアルミニウムやSUS、鉄等の金属ロ
ーラで、第1クリーニングローラ65aに加圧ローラ5
2から移行したトナーは、この第2クリーニングローラ
65bに更に移行し、第1クリーニングローラ65aの
表面にはトナーが常に付着することがない。これにより
第1クリーニングローラ65a表面のトナー付着による
オイルスジは発生しない。また、第1クリーニングロー
ラ65aには、ブレード65cが当接されており、第1
クリーニングローラ65a上を更に清掃し、且つ、第1
クリーニングローラ65a上のオイルを均一にしてい
る。
【0035】この様な構成にすることで、加圧ローラ5
2の余剰オイルの掻き取りとクリーニングが同時に行え
る為、紙の場合はオイル除去ブレード60を加圧ローラ
52から離すことが可能となった。
【0036】しかし、OHP用の透明ラミネートフィル
ムの場合は、更に条件が厳しくこのクリーニングユニッ
ト65のみでは、余剰オイルの除去能力が従来例よりも
悪く、オイルスリップによる進入不良が発生してしまっ
た。そこで、オイル除去ブレード60を加圧ローラ52
と接離可能とし、透明ラミネートフィルムの場合は、当
接する様にした。
【0037】つまり、図2に示す様に、スタンバイ状態
から(ステップS1)、コピーボタンがONされると
(ステップS2)、記録材が紙かどうかを判断し(ステ
ップS3)、紙である場合には、オイル除去ブレード6
0を加圧ローラ52から離間させ(ステップS4)、そ
の状態で定着を行い(ステップS5)、コピーを終了さ
せる(ステップS6)。一方、記録材が透明ラミネート
フィルムの場合には、オイル除去ブレード60を加圧ロ
ーラ52に接触させ(ステップS7)、定着終了後(ス
テップS8)、オイル除去ブレード60を加圧ローラ5
2から離間させ(ステップS9)、コピーを終了する
(ステップS6)。
【0038】これによりOHP用の透明ラミネートフィ
ルムの場合も、進入不良は発生せず、且つ、通常の紙の
コピー時にはオイル除去ブレード60は加圧ローラ52
から離れている為、従来例に比べて加圧ローラ52の傷
は減少した。
【0039】(第2の実施例)次に本発明の第2の実施
例を図1及び図3を用いて説明する。本実施例は両面画
像を形成する際にその1面目と2面目でオイル除去ブレ
ード60の接離を制御するものである。従来の定着装置
では、両面画像形成モードにおける1面目(表面)を定
着する際に紙に付着するSiオイルが、同モードにおけ
る2面目(裏面)画像形成時に感光ドラム1a〜1dに
付着してクリーニング不良が発生してしまうのを防止す
る為に、両面画像形成モードにおいてはオイル塗布量を
少なく制御していた。しかし、1面目と同じ設定で2面
目の定着を行うと、トナー量の多い画像が1面目にあっ
た場合は、その画像が再定着時に加圧ローラ52へオフ
セットしてしまうことがあった。そこで、本実施例は、
両面画像形成モードにおける1面目の画像を定着する時
にはオイル除去ブレード60を接してオイルの掻き取り
能力を上げ、オイル塗布量を減らし、2面目の画像を定
着する時には、オイル除去ブレード60を離して、加圧
ローラ52上のオイル量を多くし、オフセットを防止す
るものである。即ち、図3において1面目画像形成時コ
ピースタートボタンが押されると、記録材が定着ニップ
へ突入する直前にオイル除去ブレード接離ソレノイド
(図示せず)をONさせることにより、オイル除去ブレ
ード60を加圧ローラ52に当接させ、余剰オイルを掻
き取る。一方、記録材が定着ローラ51と加圧ローラ5
2とのニップを出た後は、ソレノイドをOFFしてオイ
ル除去ブレード60を加圧ローラ52から離す。そし
て、2面目画像形成のコピーボタンが押されると、今度
は接離ソレノイドはOFFしたままなので、オイル除去
ブレード60は加圧ローラ52から離れたままとなる。
【0040】こうすることで、感光ドラム1a〜1dへ
のオイル転着によるクリーニング不良は発生せず、且
つ、2面目定着時の画像剥れも発生しない。また、オイ
ル除去ブレード60も従来に比べ、加圧ローラ52へ接
触している時間も少ない為、加圧ローラ52の傷にも効
果があった。
【0041】(第3の実施例)本実施例は第2の実施例
と比べて更にオイル除去ブレード60が加圧ローラ52
へ接触する時間を少なくしたもので、図4にその制御図
を示す。第2の実施例においてはオイル除去ブレード6
0は記録材が定着ニップへ突入する直前に加圧ローラ5
2に接して、その後両面1面目定着終了するまで、加圧
ローラ52接したままであった。しかし、加圧ローラ5
2上の余剰オイルは連続で記録材を定着する際は、初め
の数枚(約5枚目まで)が持ち去っていく為、後の方で
は、殆ど残っていない。従って、連続で両面1面目を定
着する際は初めの5枚目までオイル除去ブレード60を
加圧ローラ52に接していれば、それ以降は殆ど余剰オ
イルが加圧ローラ52上に残っていない為、オイル除去
ブレード60は加圧ローラ52から離してもオイル転着
は発生しない。また、オイル除去ブレード60の加圧ロ
ーラ52への接触時間は第2の実施例より更に少なくな
る為、加圧ローラ52の傷に対してより効果がある。な
お、この時のオイル除去ブレード60の接触している枚
数は、オイル塗布量によって異なってくるので、必ずし
も5枚目までに限るものではないが、多くとも10枚目
まで接触すれば余剰オイルはなくなる。
【0042】また、連続設定枚数がオイル除去ブレード
60が加圧ローラ52へ接している枚数よりも少ない場
合は、第2の実施例と同様となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、加圧用回転体に圧接しながら回転自在
に配設された清掃用回転体と、離型剤除去用弾性体ブレ
ードとを備えたので、加圧用回転体表面に傷を発生させ
ることなく、加圧用回転体表面上の紙粉及びトナー等を
確実に清掃し、、離型剤による筋の発生を防止すること
ができる。
【0044】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明において、清掃用回転体の表層が弾性体
で、該弾性体の表面自由エネルギーが、加圧用回転体表
層の表面自由エネルギーより高いので、清掃用回転体を
強く圧接させなくても加圧用回転体上に付着したトナー
を良好に除去することができる。
【0045】更に、本出願に係る第3の発明によれば、
上記第1の発明または第2の発明において、清掃用回転
体に圧接しながら回転自在に配設された金属製回転体
は、清掃用回転体よりも更に表面自由エネルギーが高い
ため、清掃用回転体に加圧用回転体から移行したトナー
は金属製回転体に移行し、清掃用回転体上のトナーを除
去することができる。
【0046】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記第1の発明において、離型剤除去用弾性体ブレード
は、記録材が透明ラミネートフィルムの場合には加圧用
回転体に接するので、清掃用回転体のみでは除去されな
かった余剰離型剤を確実に除去し、普通紙の場合で片面
画像形成時には加圧用回転体から離れるので、加圧用回
転体上の傷の発生を防止することができる。
【0047】更に、本出願に係る第5の発明によれば、
上記第1の発明において、離型剤除去用弾性体ブレード
の接離制御が両面画像形成時に表面と裏面時で異なるの
で、加圧用回転体上の離型剤量を適宜調節し、、離型剤
による筋の発生を防止しつつ、オフセットの発生を防止
することができる。
【0048】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記第1の発明ないし第5の発明のいずれかにおいて、
離型剤除去用弾性体ブレードの接離制御が両面画像形成
時に表面の最初の1枚目から多くとも10枚目の間の
み、上記加圧用回転体に接触するように設定されるの
で、最初の1枚目から10枚目までの余剰離型剤を確実
に除去し、11枚目以降は余剰離型剤が殆どないため離
型剤除去用弾性体ブレードを加圧用回転体から離して加
圧用回転体表面への傷の発生を防ぐことができる。
【0049】更に、本出願に係る第7の発明によれば、
定着装置の加圧用回転体に圧接しながら回転自在に配設
された清掃用回転体により、加圧用回転体上の紙粉等は
除去され、更に加圧用回転体上の余剰離型剤は、該清掃
用回転体との圧接部で絞り落とされ、均一に均されるた
め、離型剤除去用弾性体ブレードを常に加圧用回転体に
当接させておく必要がなく、加圧用回転体表面に傷を発
生させず、良好な画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における定着装置の概略構成を
示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるフローチャート
である。
【図3】本発明の第2の実施例におけるタイミングチャ
ートである。
【図4】本発明の第3の実施例におけるタイミングチャ
ートである。
【図5】従来のフルカラー複写機の略断面図である。
【図6】従来のフルカラー複写機の略断面図である。
【図7】従来の定着装置の略断面図である。
【符号の説明】
51 定着ローラ(定着用回転体) 52 加圧ローラ(加圧用回転体) 60 オイル除去ブレード(離型剤除去用弾性体ブレー
ド) 65a 第1クリーニングローラ(清掃用回転体) 65b 第2クリーニングローラ(金属製回転体) P 転写紙(記録材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接しながら回転自在に配設され
    た定着用回転体及び加圧用回転体の回転体対を有し、該
    回転体対が形成する圧接部で未定着画像を有する記録材
    を挟圧搬送して該記録材上の未定着画像の加熱定着を行
    う定着装置において、該加圧用回転体に圧接しながら回
    転自在に配設された清掃用回転体と、該加圧用回転体に
    接離可能な離型剤除去用弾性体ブレードとを有すること
    を特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 清掃用回転体の表層が弾性体で、該弾性
    体の表面自由エネルギーが、加圧用回転体表層の表面自
    由エネルギーより高いこととする請求項1に記載の定着
    装置。
  3. 【請求項3】 清掃用回転体に圧接しながら回転自在に
    配設された金属製回転体を有することとする請求項1ま
    たは請求項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 離型剤除去用弾性体ブレードは、記録材
    が透明ラミネートフィルムの場合には加圧用回転体に接
    し、普通紙の場合で片面画像形成時には加圧用回転体か
    ら離れるように設定されていることとする請求項1に記
    載の定着装置。
  5. 【請求項5】 離型剤除去用弾性体ブレードの接離制御
    が両面画像形成時に表面と裏面時で異なることとする請
    求項1に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 離型剤除去用弾性体ブレードの接離制御
    が両面画像形成時に表面の最初の1枚目から多くとも1
    0枚目の間のみ、上記加圧用回転体に接触することとす
    る請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の定着装
    置。
  7. 【請求項7】 記録材上に未定着画像を形成する顕画像
    手段と、互いに圧接しながら回転自在に配設された定着
    用回転体及び加圧用回転体の回転体対を有し、該回転体
    対が形成する圧接部で上記未定着画像を有する記録材を
    挟圧搬送して該記録材上の未定着画像の加熱定着を行う
    定着装置とを備えた画像形成装置において、該定着装置
    の加圧用回転体に圧接しながら回転自在に配設された清
    掃用回転体と、該加圧用回転体に接離可能な離型剤除去
    用弾性体ブレードとを有することを特徴とする画像形成
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014106534A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Xerox Corp 印刷において使用される定着器ユニットの圧力ローラをクリーニングする装置および方法
CN106094479A (zh) * 2015-04-27 2016-11-09 夏普株式会社 定影装置以及图像形成装置
JP2021028665A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置

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