JPH08327448A - 小型赤外線センサ及びその製造方法 - Google Patents

小型赤外線センサ及びその製造方法

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JPH08327448A
JPH08327448A JP12990095A JP12990095A JPH08327448A JP H08327448 A JPH08327448 A JP H08327448A JP 12990095 A JP12990095 A JP 12990095A JP 12990095 A JP12990095 A JP 12990095A JP H08327448 A JPH08327448 A JP H08327448A
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JP
Japan
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infrared
infrared sensor
small
sensor
substrate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12990095A
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English (en)
Inventor
Kazuya Kitayama
和也 喜多山
Koichi Aizawa
浩一 相澤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広角に赤外線を検知できる赤外線センサの小
型化を図る。 【構成】 赤外線検出素子3を形成した素子基板1に、
凹部7aを形成した封止用シリコン基板7を接合して、
赤外線検出素子3を凹部7a内に封止する小型赤外線セ
ンサにおいて、封止用シリコン基板7の一部分をレンズ
状に形成した。 【効果】 赤外線を集光する光学系と赤外線センサを一
体化することができ、赤外線センサの小型化が図れる。
また、赤外線センサと光学系とのアセンブリを考慮する
必要がなくなる。さらに、新たに光学系を必要としない
ため、コストを抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線集光用の光学系
を備えた小型赤外線センサ及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3の断面図に基づいて従来の小型赤外
線センサの一例について説明する。図で、1は素子基板
で、ダイアフラム部2aが形成されたシリコン基板2
と、ダイアフラム部2a上に形成された赤外線検出素子
3とを備えている。4は、凹部4aが形成されると共
に、その凹部4aの底部にダイアフラム部4bが形成さ
れた封止用シリコン基板で、凹部4a内に赤外線検出素
子3が配置されるように、素子基板1に陽極接合により
接合されている。5は、封止用シリコン基板4の、凹部
4a形成面と反対側の面に形成された赤外線透過フィル
タである。
【0003】図3に示すように小型赤外線センサを構成
することによって、赤外線検出素子3を凹部4a内に封
止することができる。また、図3に示す小型赤外線セン
サは、赤外線透過フィルタ5、及び、赤外線透過窓とな
るダイアフラム部4bを介して、赤外線検出素子3に赤
外線が入射するように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す構造の小型
赤外線センサでは、赤外線透過窓であるダイアフラム部
4bが平坦で、広角に赤外線を検知することができなか
ったため、図4に示すように、図3に示した小型赤外線
センサの前段に、赤外線を小型赤外線センサに集光す
る、広角レンズ6等の光学系を別途配置した赤外線セン
サのシステムを構成して対応していた。
【0005】しかし、図4に示したような赤外線センサ
では、光学系が大きくなるため、赤外線センサの小型化
が図れないという問題点があった。また、光学系と小型
赤外線センサとのアセンブリを構築しなければならない
という問題点もあった。さらに、光学系を新たに付加す
ることで部品点数が増え、コスト高になるという問題点
もあった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、広角に赤外線を検知でき
小型化が図れる小型赤外線センサの構造及びその小型赤
外線センサの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の小型赤外線センサは、赤外線検出素
子を形成した素子基板に、凹部を形成した封止用シリコ
ン基板を接合して、前記赤外線検出素子を前記凹部内に
封止する小型赤外線センサにおいて、前記封止用シリコ
ン基板の一部分がレンズ状に形成されていることを特徴
とするものである。
【0008】請求項2記載の小型赤外線センサは、赤外
線検出素子を形成した素子基板と、その素子基板上に形
成され、前記赤外線検出素子をその内側の空間に封止す
るドーム状赤外線透過膜とを備えていることを特徴とす
るものである。
【0009】請求項3記載の小型赤外線センサの製造方
法は、素子基板上の赤外線検出素子を覆うPSG膜を形
成する工程と、そのPSG膜を覆うドーム状赤外線透過
膜を形成する工程と、前記ドーム状赤外線透過膜に形成
された孔を介して前記PSG膜を除去する工程と、所定
雰囲気中で前記孔を塞ぐ工程とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の小型赤外線センサは、封止用シ
リコン基板の一部分をレンズ状に加工して、赤外線検出
素子に赤外線を広角に集光する光学系をセンサ部分と一
体化したことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2記載の小型赤外線センサ
は、赤外線検出素子を形成した素子基板上に、赤外線検
出素子をその内側の空間に封止するドーム状赤外線透過
膜を形成して、赤外線検出素子に赤外線を広角に集光す
る光学系をセンサ部分と一体化したことを特徴とするも
のである。
【0012】
【実施例】図1の断面図に基づいて本発明の小型赤外線
センサの一実施例について説明する。但し、図3に示し
た構成と同等構成については同符号を付すこととする。
図で、1は素子基板で、ダイアフラム部2aが形成され
たシリコン基板2と、ダイアフラム部2a上に形成され
た赤外線検出素子3とを備えている。7は、凹部7aが
形成されていると共に、その凹部7aの底部がレンズ状
に加工された封止用シリコン基板である。以下、レンズ
状に加工された部分をレンズ部7bとして説明する。レ
ンズ部7bの加工は、例えば、研磨によって行う。ま
た、封止用シリコン基板7は、凹部7a内に赤外線検出
素子3が配置されるように、素子基板1に陽極接合され
ている。陽極接合は、例えば、真空中で、 400℃、1000
Vの条件で行われる。
【0013】図1に示すように小型赤外線センサを構成
することによって、赤外線検出素子3を凹部7a内に封
止することができ、マイクロレンズを一体化した小型の
赤外線センサを形成することができる。図1に示す小型
赤外線センサでは、赤外線透過窓となるレンズ部7bに
よって広角に赤外線を赤外線検出素子3に集光する。
【0014】次に、図2(e)の断面図に基づいて本発
明の小型赤外線センサの異なる実施例について説明す
る。但し、図1に示した構成と同等構成については同符
号を付すこととする。図2(e)で、1は素子基板で、
ダイアフラム部2aが形成されたシリコン基板2と、ダ
イアフラム部2a上に形成された赤外線検出素子3と、
赤外線検出素子3及びシリコン基板1上に形成された、
シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜で構成された保護
膜8とを備えている。また、9は、その内側の空間に赤
外線検出素子3を封止するドーム状赤外線透過膜、9a
はドーム状赤外線透過膜9の内部空間に通じる孔、10
は孔9aの外側開口を塞ぐ封止膜である。図2(e)に
示す小型赤外線センサでは、ドーム状赤外線透過膜9に
よって広角に赤外線を赤外線検出素子3に集光すること
ができる。
【0015】次に、図2(a)〜(e)に基づいて、図
2(e)に示した小型赤外線センサの製造方法の一実施
例について説明する。図2(a)〜(e)は製造工程を
示す断面図である。まず、(a)に示すように、赤外線
検出素子3を形成した素子基板1上に、シリコン酸化膜
またはシリコン窒化膜によって保護膜8を成膜する。続
いて、(b)に示すように、赤外線検出素子3上の保護
膜8上に、赤外線検出素子3を覆うPSG膜11を形成
する。PSG膜11は、略、片面平坦な凸レンズ状に研
磨されたレンズ部11aと、そのレンズ部11aの側方
に、レンズ部11aと一体に形成された突起部11bと
を備えている。突起部11bの形状は、次工程のドーム
状赤外線透過膜の成膜工程で、ドーム状赤外線透過膜を
構成する材料によって、完全に覆われてしまわない形状
に形成しておく。
【0016】次に、(c)に示すように、PSG膜11
上に、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜によってド
ーム状赤外線透過膜9を成膜する。さらに、(d)に示
すように、孔9aを介して、KOH 等のエッチング液によ
りPSG膜11を除去する。最後に、(e)に示すよう
に、孔9aの外側開口を塞ぐ封止膜10を、シリコン酸
化膜またはシリコン窒化膜を蒸着することによって形成
する。
【0017】なお、封止用シリコン基板及びドーム状赤
外線透過膜は実施例に限定されるものではない。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の小型赤外線センサによれ
ば、封止用シリコン基板の一部分をレンズ状にマイクロ
加工することによって、赤外線を集光する光学系と赤外
線センサを一体化することができ、赤外線センサの小型
化が図れると共に、赤外線センサと光学系とのアセンブ
リを考慮する必要がなくなる。また、新たに光学系を必
要としないため、コストを抑えることができる。
【0019】請求項2記載の小型赤外線センサ、また
は、請求項3記載の小型赤外線センサの製造方法によれ
ば、素子基板上に、赤外線検出素子を封止するドーム状
赤外線透過膜を形成したことにより、赤外線を集光する
光学系と赤外線センサを一体化することができ、赤外線
センサの小型化が図れると共に、赤外線センサと光学系
とのアセンブリを考慮する必要がなくなる。また、新た
に光学系を必要としないため、コストを抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型赤外線センサの一実施例を示す断
面図である。
【図2】本発明の小型赤外線センサの製造方法の一実施
例を示す断面図である。
【図3】従来の小型赤外線センサの一例を示す断面図で
ある。
【図4】従来の小型赤外線センサのシステムの一例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 素子基板 3 赤外線検出素子 7 封止用シリコン基板 7a 凹部 9 ドーム状赤外線透過膜 9a 孔 11 PSG膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線検出素子を形成した素子基板に、
    凹部を形成した封止用シリコン基板を接合して、前記赤
    外線検出素子を前記凹部内に封止する小型赤外線センサ
    において、前記封止用シリコン基板の一部分がレンズ状
    に形成されていることを特徴とする小型赤外線センサ。
  2. 【請求項2】 赤外線検出素子を形成した素子基板と、
    その素子基板上に形成され、前記赤外線検出素子をその
    内側の空間に封止するドーム状赤外線透過膜とを備えて
    いることを特徴とする小型赤外線センサ。
  3. 【請求項3】 素子基板上の赤外線検出素子を覆うPS
    G膜を形成する工程と、そのPSG膜を覆うドーム状赤
    外線透過膜を形成する工程と、前記ドーム状赤外線透過
    膜に形成された孔を介して前記PSG膜を除去する工程
    と、所定雰囲気中で前記孔を塞ぐ工程とを備えたことを
    特徴とする小型赤外線センサの製造方法。
JP12990095A 1995-05-29 1995-05-29 小型赤外線センサ及びその製造方法 Withdrawn JPH08327448A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6288851B1 (en) 1999-06-02 2001-09-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Optical semiconductor device with convergent lens
US6924485B2 (en) 2001-10-01 2005-08-02 Nec Corporation Infrared ray detector having a vacuum encapsulation structure
JP2007171170A (ja) * 2005-11-25 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 熱型赤外線検出装置の製造方法
JP2007171174A (ja) * 2005-11-25 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 熱型赤外線検出装置およびその製造方法
JP2014048109A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Ricoh Co Ltd 遠赤外線検出装置及びその製造方法
KR20180045674A (ko) * 2016-10-26 2018-05-04 레이트론(주) 무지향성 적외선센서 모듈

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