JPH0832720B2 - タフトシン類似体、その製法及び医薬組成物 - Google Patents

タフトシン類似体、その製法及び医薬組成物

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JPH0832720B2 JP62176064A JP17606487A JPH0832720B2 JP H0832720 B2 JPH0832720 B2 JP H0832720B2 JP 62176064 A JP62176064 A JP 62176064A JP 17606487 A JP17606487 A JP 17606487A JP H0832720 B2 JPH0832720 B2 JP H0832720B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、下記一般式Iで表される部分的にレトロ逆
転された(retro−inverted)新規なタフトシン類似体
及び薬物学的に許容される相当する塩、エステル及びア
ミドに係り、さらにこれら新規化合物の製法及びこれら
を含有する医薬組成物にも係る。
一般式I (式中、Rはトレオニンの側鎖(−CH(OH)CH3)、メ
チオニンの側鎖(−CH2−CH2−S−CH3)又はロイシン
の側鎖(−CH2−CH(CH3)2)であり;R1はロイシンの側
鎖(−(CH2)4−NH2)又はアルギニンの側鎖(−(CH2)3
−NH−C(NH)NH2)であり;R2は水素又は代謝反応におい
て活性なアシル基であり;不斉炭素原子はすべてがS−
又はR−配置であるか、又はN−末端残基から1番目、
3番目及び4番目の不斉炭素がS−配置で、2番目の炭
素がR−又は(R,S)−配置である。) この明細書において「代謝反応において活性な(meta
bolically)アシル基」とは、代謝系の第1段階におい
て迅速に開裂され、相対的に無毒性であって、良好な生
物活性を呈する用量において哺乳動物に対して無害であ
る各種のアシル基を意味する。
本発明の化合物の好適なものは、一般式Iにおいて、
R及びR1が前記の如くであり、R2が水素原子である化合
物、及び薬物学的に許容される相当の塩、エステル及び
アミドである。
本発明の化合物のうち特に好適なものは、一般式Iに
おいて、Rが前記の如くであり、R1がリシンの側鎖であ
り、R2が水素である化合物、及び薬物学的に許容される
相当の塩、エステル及びアミドである。
本発明の化合物のうち最も好適なものは、一般式Iに
おいて、Rがトレオニンの側鎖であり、R1がリシンの側
鎖であり、R2が水素である化合物、及び薬物学的に許容
される相当の塩、エステル又はアミドである。
タフトシンは、配列 Thr−Lys−Pro−Arg によって特徴ずけられる天然のテトラペプチドであり、
1970年、Najjarらによって単離されたものである(Najj
ar及びNisioka「ネーチャー(Nature)」第228巻、p672
(1970))。
この物質は、特殊な免疫グロブリン(ロイコキニン)
から、2種類の酵素、すなわちタフトシン−エンドカル
ボキシペプチダーゼ(ロイコキニンの環化に作用し、タ
フトシンのカルボキシ末端のArg−Glu結合を切断する脾
内酵素)及びロイコキニナーゼ(Lys−Thr結合を切断し
て、タフトシンのアミノ末端をフリーにする好中球、単
核球及びマクロファージの膜性酵素)の作用によって遊
離される。その主な生物活性は、貧食細胞、主としてマ
クロファージを活性化させることにあるが、キャリヤー
であるロイコキニン分子から遊離された場合にのみ充分
な活性を示す(Najjar「アドバンシーズ・イン・エンザ
イモロジー(Advances in Enzymology)」41,129−78
(1974);Najjar「J.Pediatr.」87,1121−24(197
5))。タフトシンは貪食細胞の外膜上の特殊なレセプ
ターに結合し、その後、内在化し、細胞質内酵素の作用
に対して感受性となる。最も活性な酵素は、トレオニン
残基を開裂して、トリペプチド Lys−Pro−Arg (タフトシン活性の阻害剤である)を生ずるアミノペプ
チダーゼである(Spirerら「ジャーナル・オブ・クリニ
カル・インベスティゲーション(J.Clin.Invest.)」5
5,198−200(1975)及びFridkinら「ビオシミカ・エ・
ビオフィジカ・アクタ(Bio−chim.Biophys.Acta)」49
6,203−11(1977))。
1970年以降、特に過去10年間でタフトシンは完全に研
究された。特にタフトシンの生物活性は解明されてお
り、この化合物のさらに詳細な薬物学的特徴が見出され
ている。さらに、各種のタフトシン類似体も合成され、
構造−活性及び構造−安定性の関係も明らかにされてい
る。生物活性の解明に関しては、タフトシンは、貪食作
用だけでなく、抗菌活性(Martinezら「Eur.J.Med.Che
m.−Chim.Ther.」12,511−6(1977))及びマクロファ
ージの殺腫瘍性活性(Nisioka「Br.J.Cancer」39
(3),342−45(1979);Najjar及びLinehan「タフトシ
ンの殺腫瘍性活性」p314(1982))をも促進せしめ、こ
れにより、非常に有望な免疫促進、抗菌及び抗腫瘍薬と
して臨床的に使用される可能性を有していることが認め
られた。さらに類似体の合成等に関しては、構造−活性
の関係に係る研究により、タフトシン配列の1位のトレ
オニンをメチオニン又はロイシンで交換でき、この場合
にも貪食作用の促進性が保持されることが観察されてい
る(Matsuuraら「ケミカル・アブストラクッ(Chem.Abs
t.)」83 114937 e)。しかしながら、これらの化合物
はタフトシンと同じく安定性に係る問題を有している。
事実、タフトシンによるマクロファージの抗菌活性の促
進が感染の初期段階(15分)において非常に増進される
こと、及びこの促進効果はタフトシンが細胞酵素によっ
て迅速に破壊されるため持続しないことが観察されてい
る。さらに、多量のタフトシンは、インビボでのマクロ
ファージの免疫機能を低下させかつマウスにおける抗体
の反応を抑制することによって、その活性を阻害するこ
とも観察されている。これは、タフトシンの迅速な代謝
崩壊の結果、より安定なトリペプチド Lys−Pro−Arg を遊離されるとの事実によって説明される。なお、この
トリペプチドはタフトシンの阻害剤であり、細胞レセプ
ターに関してテトラペプチドと競合するものであること
が報告されている(Florentinら、タフトシンの特性−
テトラペプチドタフトシンの抗癌性、免疫原性及び他の
効果:天然マクロファージアクチベーター「アンナール
ズ・オブ・ザ・ニューヨーク・アカデミー・オブ・サイ
エンシーズ(Annals of the New York Academy of Scie
n−ces)」Najjar及びFridkin編、第419巻、1983)。
上記問題を解消し、タフトシン類似体の酵素安定性を
高めるため、完全にレトロ逆転したタフトシン誘導体を
合成することが試みられているが、これら誘導体は不活
性であることが証明されている(Hisatsuneら「ケミカ
ル・アンド・ファーマスーティカル・ブレティン(Che
m.Pharm.Bull.)26,1006−7(1978))。
発明者らは、1位のアミノ酸残基と2位のアミノ酸残
基との間のペプチド結合のみを逆転させることによって
得られる一般式Iで表される化合物が、かかるペプチド
結合が逆転されていない元の化合物と同じ薬理特性を保
有すると共に、酵素による崩壊に対してより安定である
ことを見出し、本発明に至った。
本発明の新規な化合物は、一般式II (式中、R1′はそれぞれアミノ基又はグアニジノ基が適
当に保護されたリシン又はアルギニンの側鎖であり、P
は容易に除去されるカルボキシル保護基であり、P′は
容易に除去されるグアニジノ保護基であり、不斉炭素の
配置が上述の如くである)で表されるマロン酸誘導体
と、一般式III (式中、R′は必要により官能基が適当に保護されたト
レオニン、メチオニン又はロイシンの側鎖である)で表
されるアミドとを、カップリング剤の存在下で縮合さ
せ、これにより得られた一般式IV (式中、R′、R1′、P及びP′は前記と同意義であ
る)で表される化合物を(1,1−ビス−トリフルオロア
セトキシ)ヨードベンゼン(TIB)と反応させて末端カ
ルバミル基を第1級アミノ基に変換し、必要があれば末
端アミノ官能基を代謝反応において活性なアシル基でア
シル化し、保護基を除去することによって調製される。
R2が水素である一般式Iの化合物が望まれ、従って、ア
シル化が必要とされない場合には、アミド/アミン変換
及び脱保護の処理の順番は適当に替えられる。実際、本
発明の好適な具体例によれば、R2が水素原子である一般
式Iの化合物が望まれる場合、一般式II及びIIIの化合
物を縮合させることによって得られた一般式IVの化合物
をまず脱保護し、ついでTIBと反応させて一般式Iで表
される所望のレトロ逆転ペプチドを生成している。
本発明の他の目的は、一般式IV(式中、R′、R1′、
P及びP′は上述のとおりである)で表される新規な中
間体、及び保護基を適当に除去した相当する誘導体にあ
る。特にこれら生成物は中間体として有用である以外に
も、タフトシン自体に匹敵する免疫促進活性を有するこ
とも証明されている。
上述の製法をさらに詳述する。第1の工程は、文献に
おいて公知の各種ペプチド合成法に従って簡便に実施さ
れる。収率及び生成物の純度の点で最適な結果は、たと
えばわずかに過剰のN−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(HOBT)を一般式IIの酸の溶液に添加することによって
カルボン酸(II)の活性化エステルを調製し、ついで活
性化エステルをカップリング剤(代表的にはジシクロヘ
キシルカルボジイミド(DCCI))と接触させ、最後に一
般式IIIの反応体と接触させることによって得られる。
この縮合の際、反応体を溶解させうると共に、反応の進
行を妨げない一般的な極性の非プロトン性有機溶媒を使
用する。反応は室温で有利に実施される。使用できる溶
媒としては、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロルエ
タン等のハロゲン化炭化水素であり、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル等の如き
さらに極性の有機溶媒と混合されてもよい。
縮合反応が終了した後(反応の進行はTLCによって容
易に監視される)、一般的な回収法に従って一般式IVで
表される中間体を回収する。特に、カップリング剤とし
てDCCIを使用した場合には、溶媒の留去、残渣のテトラ
ヒドロフランへの溶解、反応混合物の冷却、過による
シクロヘキシル尿素沈殿物の除去、液の弱塩基性及び
弱酸性水溶液による充分な洗浄及び有機溶媒の留去によ
る処理法で回収を行なう。
ついで、このようにして得られた生成物とTIBとの反
応を、特開昭58−146538号に記載の方法(水/不活性有
機溶媒混合物、たとえば水/ジメチルホルムアミド、水
/アセトニトリル等において、アミド化合物をわずかに
過剰のTIBと反応させる)に従って行なう。かかる反応
は、不活性ガスを反応混合物中で発泡させ、反応の進行
をTLCで監視しながら行なわれる。
反応終了後、有機溶媒を除去し、凍結乾燥によって生
成物を回収する。ついで、たとえばp−ニトロフェニル
又は2,4,5−トリクロロフェニルエステルの如き酸R2COO
Hの活性エステルを使用して、この生成物のアシル化を
行なう。その後、公知の方法に従って脱保護を行なう。
一般に、カルボキシル保護基及びトレオニンのヒドロキ
シル保護基としてt−ブチル又はt−アミル基の如き一
般的な保護基を使用する場合、又はアミノ保護基として
第3級ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル
等を使用する場合には、これらの基は温和な酸性条件下
における酸分解、たとえば生成するt−ブチル、t−ア
ミル又はベンジルカーボネートを捕そくするスカベンジ
ャーとして使用される各種割合のアニソール、チオアニ
ソール、又はレゾルシノールの存在下における酢酸中の
希塩酸、トリフルオロ酢酸又はトリフルオロ酢酸/塩化
メチレン混合物による酸分解によって簡単に除去され
る。
脱保護の後、一般式Iの所望生成物を回収し、従来の
クロマトグラフィー法によって精製する。この目的に
は、逆転相クロマトグラフィーが特に適する。
このようにして得られた生成物の均質性はTLC及びHPL
Cによってチェックされ、純度はアミノ酸分析及びNMR分
光法によってテストされる。
上述の如く、R2が水素である一般式Iの化合物が望ま
れる場合、アミド/アミン変換及び脱保護の操作の順番
は好ましくは逆転される。しかし、各工程を実施する一
般法は同じである。
一般式II及びIIIで表される原料化合物は、市販の化
合物を原料として、又は公知の方法又はペプチド合成化
学及び有機合成化学の分野において公知の方法に類似の
方法によって調製した化合物を原料として容易に調製さ
れる。さらに詳述すれば、一般式IIのマロニル誘導体
は、マロニル誘導体V (式中、R1′は前記と同意義である)を原料として、文
献において公知であり、部分的にレトロ逆転したペプチ
ドの合成において広く使用されている方法に従って行な
われる一連の縮合/脱保護工程によって調製される。
一方、このマロニル誘導体Vは、相当するジエステル
を制御したアルカリ性条件下で部分的に加水分解するこ
とによって容易に調製される。ジエステルは、マロン酸
ジ低級アルキルエステルのアルカリ塩と、適当に選択さ
れた一般式 R1′−X (式中、R1′は前記と同意義であり、Xは好ましくは塩
素である)で表されるハロゲン化物との反応を介して得
られる。さらに詳述すれば、マロン酸ジ低級アルキルエ
ステルをアルカリ金属のアルカノール溶液に添加し、つ
いで反応体R1′−Xを添加する。反応終了後、水で洗浄
し、有機溶媒を留去することにより所望の生成物を回収
する。このようにして得られた中間体の部分的加水分解
(代表的にはエタノール/KOH中で行なわれる)を行な
い、一般式Vのモノエステルを生成する。
本発明の化合物は分子中に少なくとも4個の不斉炭素
原子(下記一般式中の*印で示す)を有するため、多数
の異性体が存在しうる。
しかしながら、上述の方法は立体特異的方法、すなわ
ち各原料化合物の立体配置が各工程において保持される
方法(ラセミ化合物として使用される2−置換マロニル
残基を除く)である。
本発明の好適な具体例によれば、末端アミノ酸Pro−A
rgの絶体配置はL−形であり、一般式IIの原料化合物の
調製の際、適当なL−プロリン及びL−アルギニン誘導
体を使用することによって、少なくとも2個の不斉炭素
原子がL−形配置である一般式Iの化合物を容易に得る
ことができる。
上記方法において2−置換マロニル残基を使用する場
合には、一般式Iの異性体の混合物が生成するため、必
要に応じて、一般に逆転相HPLCによって混合物を各異性
体にラセミ分割できる。
本発明の一般式Iで表される化合物は、各種の無機又
は有機の塩基又は酸と塩基性又は酸性の塩を生成しう
る。かかる塩基性塩としては、たとえばアルカリ金属塩
(ナトリウム、カリウム)又はアルカリ土類金属塩(カ
ルシウム又はマグネシウム)があり、一方、酸性塩とし
ては、無機酸(HCl,HBr,H2SO4,H3PO4)、スルホニック
有機酸及び酢酸、シコウ酸、ピバル酸等の如きカルボキ
シル有機酸の酸付加塩がある。このような薬物学的に許
容される塩も、後述するように、治療において有効であ
るため好適である。しかしながら、必ずしも薬物学的に
許容されない塩であっても、一般式Iの化合物を単離及
び精製には使用できる。このような塩は、生成する塩が
不溶であるか又は容易に回収されうる溶媒中において、
一般式Iの化合物を適当に選択した酸又は塩基と反応さ
せることによって容易に調製される。特に好適には、こ
の塩の生成を水中で行ない、このようにして得られた塩
を凍結乾燥によって回収する。
一般式Iの化合物の相当するエステル及びアミドも、
本発明の範囲内に包含される。かかる誘導体としては、
アルキル、ジー(アルキル)アミノアルキル、アシルア
ミノアルキル、アシロキシアルキル、ベンジル及び置換
ベンジルエステル、及びベンジル、フェネチル、及びモ
ノ−及びジ−N−アルキルアミドがある。この誘導体の
中で好適なものは、エステル基が酸性条件下で容易に加
水分解されるもの(たとえばt−ブチル又はt−アミル
エステル)である一般式Iの化合物のエステルである
(これら化合物は中間体として使用される)。
一般式Iの化合物(薬物学的に許容されるエステル、
アミド及び塩を含む)は、免疫促進剤として活性であ
る。この活性は、マクロファージ(Mφ)貪食促進検定
によってインビトロで証明される。この検定(タフトシ
ンと比較して行なわれる)は、Bar−Shavitらの方法
(「ジャーナル・オブ・セルラー・フィジオロジー(J.
Cell.Physiol.)100,55(1979))の変形法に従って実
施される。さらに詳述すれば、正常なC3H/HeNマウスの
腹腔Mφを腹腔内を洗浄することによって回収し、「ジ
ャーナル・オブ・イミュノロジー(J.Immunol.)」132,
1987(1984)に記載の如く付着法によって精製する。付
着腹腔細胞1×106の単層(形態及びラテックス貪食作
用によって判定して、単核球−Mφシリーズの95−98
%)を、ゲンタマイシン50μg/ml、25mM HEPES緩衝剤、
2mM L−グルタミン及び10%加熱不活性化胎児性ウシ血
清(FBS)を補充したRPMI−1640培養基において、37℃
で20時間培養する。インキュベーション終了後、Mφを
洗浄し、培地単独(ブランク)、又はタフトシン又は本
発明の化合物を各種濃度で含有する培地1.3ml/プレート
上に37℃で15分間露出する。ついで、各プレートに死滅
酵母細胞(Zymosan)の1.5×108細胞/ml懸濁液(0.2m
l)を添加する。Mφを37℃で60分間インキュベート
し、ついで洗浄し、固定し(PBS中2%グルタルアルデ
ヒド、30分、4℃)及び染色する。100×液浸対物レン
ズを具備する光学顕微鏡を使用して、貪食性Mφの割合
及び摂取されたザイモサン細胞の数を測定する。
タフトシンの活性を実施例1の相当するレトロ逆転類
似体のものと比較するための代表的な実験では、すべて
のMφが上記条件下でザイモサンを貪食しうることが観
察された。しかし、タフトシン又は実施例1の化合物の
存在下では、摂取された酵母細胞の数が明らかに増加
し、ペプチドの濃度に直線的に比例する。特に、実施例
1の化合物が濃度3×10-7Mで存在する場合には、100マ
クロファージ当りの摂取されたザイモサン細胞の数は2.
2×103(コントロールの170%)であり、濃度10-6Mで
は、100マクロファージ当りの摂取されたザイモサン細
胞の数は2.44×103(コントロールの188%)であった。
タフトシンが治療の際にあまり利用されていない理由
が、安定性が低いこと及びこのため生物活性が急速に失
われることにあるため、溶液中、4℃に14日間保存した
タフトシンの活性及び実施例1のレトロ逆転類似体の活
性を比較する貪食検定を行なった。これらの条件下で
は、予想したように、タフトシンは活性を失っており、
これに対し、実施例1の化合物によって生ずる貪食促進
作用は先の場合より劣ってはいてもなお明らかであっ
た。事実、濃度10-6Mでは、実施例1の化合物は、100マ
クロファージ当りの摂取されたザイモサン細胞の数1.8
×103を示した(コントロールの136%に相当する免疫賦
活効果を有する)。
従って、本発明の化合物は、病原菌又は腫瘍細胞に対
する防御機構を促進させる必要があるいかなる場合にも
使用される。病状等に応じて4−8日毎に投与を行なう
治療計画が使用される。その際の用量(病状及びその重
篤度、投与方法及び付随する治療措置に左右される)は
一般に体重kg当り有効成分0.001ないし5mg、好ましくは
0.01ないし2mg/Kgである。
一般式の化合物は、注射により(特に静脈注射又は腹
腔内注射)又は経口的に投与される。従って、適当な固
状又は液状の剤形、たとえば経口投与のための錠剤、カ
プセル剤又はエリキシル剤、及び非経口投与のための無
菌液又は懸濁液に処方される。これらの剤形(好ましく
は有効成分として1剤形当り一般式Iの化合物0.01ない
し300mgを含有すると共に、一般的なビヒクル、医薬品
添加物、保存剤等を含有する)は公知の方法に従って調
製される。
本発明の化合物は、他の有効成分との混合物としても
処方される。たとえば、免疫機能の障害を伴う細胞感染
の患者の治療には、感染症を起こす微生物に対して有効
な抗菌剤以外に、一般式Iの免疫促進化合物を適当量含
有する処方を利用することが望ましい。
下記の実施例は、本発明の代表的な化合物の調製をさ
らに詳細に説明するためのものであって、本発明の精神
を限定するものではない。
この明細書では、簡略化のため、以下の省略記号を使
用している。
Z=ベンジルオキシカルボニル;But=第3級ブチル;
Boc=第3級ブトキシカルボニル;AcOEt=酢酸エチル;Mt
r=(2,3,6−トリメチル−4−メトキシフェニル)スル
ホニル;EtO=エトキシ;Bz=ベンジル;NMM=N−メチル
モルホリン;HOBT=N−ヒドロキシベンゾトリアゾール;
DMF=ジメチルホルムアミド;DCCI=ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド;EtOH=エチルアルコール;THF=テトラヒ
ドロフラン;DCU=ジシクロヘキシル尿素;TFA=トリフル
オロ酢酸;Et2O=エチルエーテル;TIB=(1,1−ビス−
トリフルオロアセトキシ)ヨードベンゼン 実施例 {(2R,S)−2−〔N−(1−アミノ−2−ヒドロキシ
プロピル)カルバミル〕−6−アミノ}ヘキサノイル−
L−プロリル−L−アルギニン(gThr−(R,S)mLys−
L−Pro−L−Arg−OH) a) N−ベンジルオキシカルボニル−O−第3級ブチ
ル−D−トレオニンアミド(Z−D−Thr(But)−N
H2) 濃H2SO4(0.1ml)及びイソブチレン(35ml,390ミリモ
ル)を、ドライアイスで冷却した耐圧容器内に収容した
N−ベンジルオキシカルボニル−D−トレオニンアミド
(4.2g,16.6ミリモル)の塩化メチレン(35ml)懸濁液
に添加した。反応容器を密閉し、温度を室温まで上昇さ
せた。4日後、過剰のイソブチレンを留去し、有機溶液
を5%Na2CO3水溶液(3×30ml)、5%クエン酸水溶液
(20ml)で洗浄し、さらにpH6となるまで水で洗浄し
た。有機相をMgSO4で乾燥し、濃縮乾固して標記化合物
を透明な油状物として得た(4.62g,90%)。
NMR及び質量分光法によって構造を確認した。HPLC及
びTLCによって生成物が単一であることを確認した。
b) O−第3級ブチル−D−トレオニンアミド(H−
D−Thr(But)−NH2) 10%Pd/C(1.5g)を、工程a)で得られた化合物のMe
OH(200ml)溶液に添加し、反応混合物中に水素を1.5時
間発泡させ、その間、原料化合物の消失をTLCで監視し
た。反応が終了した後、混合物中に窒素流を通すことに
よって過剰の水素を除去し、反応混合物をシーライト上
で過し、液を濃縮乾固してO−第3級ブチル−D−
トレオニンアミド(2.55g,99%)を得た。質量及びNMR
スペクトルによって構造を確認した。
c) (2R,S)−2−〔(4−t−ブトキシカルボニル
アミノ)ブチル〕マロン酸モノエチルエステル(OEt−
(R,S)mLys(Boc)−OH) ジオキサン/水(2/1,v/v)(100ml)中に4−クロロ
ブチルアミン塩酸塩(14.38g,0.1モル)を含有する溶液
を、激しく撹拌しながら、ジー(第3級ブチル)カーボ
ネート(24g,0.11モル)、1NNa2CO3(100ml)及びジオ
キサン/水(2/1,v/v)(200ml)の混合物(0℃に冷
却)にゆっくりと添加した。添加終了後、反応混合物を
室温でさらに1時間撹拌し、減圧下でジオキサンを除去
し、水相を酢酸エチルによって数回抽出した。有機相か
らN−〔(第3級ブトキシ)カルボニル〕−4−クロロ
ブチルアミンを油状生成物(21g)として回収した。
一方、金属ナトリウム(0.28g,0.012モル)を、窒素
雰囲気下で無水エチルアルコール(9ml)に溶解させ
た。混合物を60℃に加熱し、マロン酸ジエチルエステル
(3.8g,0.024モル)をゆっくりと滴加した。ついで、得
られた混合物にN−〔(第3級ブトキシ)カルボニル〕
−4−クロロブチルアミン(2.5g,0.012モル)を室温で
徐々に添加した。反応混合物を室温で2時間、ついで還
流温度で6時間撹拌し、酢酸エチル/水(1/1,v/v)(1
00ml)中に注加した。有機相を回収し、水で数回洗浄
し、MgSO4で乾燥した。減圧下(0.5ミリバール)、100
℃で有機溶媒を除去して、粗性の油状生成物を得た後、
RP−18樹脂を使用し、CH3CN(45容量%)を含有する水
相で溶出する逆転相HPLCによって精製した。このように
して、(2R,S)−2−〔(4−第3級ブトキシカルボニ
ルアミノ)ブチル〕マロン酸ジエチルエステル(1.31
g)を純粋な生成物として得た。
KOHのエタノール溶液(4.31ml,0.417M)を、(2R,S)
−2−〔(4−第3級ブトキシカルボニル−アミノ)ブ
チル〕マロン酸ジエチルエステル(1.2g,3.6ミリモル)
の無水エチルアルコール(7ml)溶液に非常にゆっくり
と添加した。反応混合物を1夜静置し、ついで水で希釈
し、エタノールを留去した。5%NaHCO3溶液を添加する
ことによってpHを8とし、反応混合物をAcOEt(4×50m
l)で抽出して、未反応の原料化合物を回収した。クエ
ン酸を添加することによって水溶液をpH3とし、AcOEt
(6×50ml)で抽出した。有機抽出フラクションを併わ
せ、pH6となるまで水で洗浄し、濃縮乾固して標記化合
物を無色油状物(1.6g,88%)として得た。質量及びNMR
スペクトルは予想した構造と一致した。
d) Nα−ベンジルオキシカルボニル−NG−(2,3,6
−トリメチル−4−メトキシフェニル)スルホニル−L
−アルギニン第3級ブチルエステル(Z−Arg(NG−Mt
r)−OBut) 窒素雰囲気下、−5℃に冷却した第3級ブチルアルコ
ール(100ml)中にNα−ベンジルオキシカルボニル−N
G−(2,3,6−トリメチル−4−メトキシフェニル)スル
ホニル−L−アルギニン(3.6g,7ミリモル)及びピリジ
ン(6.94ml,86ミリモル)を含有する溶液に、POCl3(7.
06ml,77ミリモル)を添加した。反応混合物を室温にて
1夜静置し、酢酸エチル/水混合物(1/1)で希釈し
た。有機相を分離し、まず5%NaHCO3水溶液(16×100m
l)で洗浄し、ついで中性pHとなるまで水で洗浄した。
有機相をMgSO4で乾燥し、溶媒を留去して、Nα−ベン
ジルオキシカルボニル−NG−(2,3,6−トリメチル−4
−メトキシフェニル)スルホニル−L−アルギニン第3
級ブチルエステル(1g,25%)を得た。
e) NG−(2,3,6−トリメチル−4−メトキシフェニ
ル)スルホニル−L−アルギニン第3級ブチルエステル
(H−Arg(NG−Mtr)−OBut) 前記工程b)と実質的に同様にして、ただし前記工程
d)で得られた化合物を原料として操作を行ない、NG
(2,3,6−トリメチル−4−メトキシフェニル)−スル
ホニル−L−アルギニン第3級ブチルエステル(612mg,
81%)を白色の泡状物として得た。▲〔α〕20 D▼=−
0.84°(c=1.18%CH2Cl2) f) 〔(2R,S)−2−エトキシカルボニル−6−第3
級ブトキシカルボニルアミノ〕ヘキサノイル−L−プロ
リンベンジルエステル(EtO−(R,S)mLys(Nε−Bo
c)−L−Pro−OBz) 前記工程c)で得られた化合物(0.6g,1.98ミリモ
ル)をCH2Cl2(40ml)に溶解し、これにHOBT(0.325g,
2.4ミリモル)のDMF(2ml)−CH2Cl2(3ml)溶液を添加
した。反応混合物を0℃に冷却し、この温度において、
DCCI(0.495g,2.4ミリモル)のCH2Cl2(5ml)溶液を添
加した。反応混合物を0℃で30分間、ついで室温でさら
に20分間撹拌した。このようにして調製した活性化エス
テルを、プロリンベンジルエステル塩酸塩(0.532g,2.2
ミリモル)のCH2Cl2(60ml)溶液を収容する反応フラス
コに直接過し、これに塩酸の除去に必要なNMM(0.242
ml,2.2ミリモル)を添加した。混合物を室温で1夜撹拌
し、ついで溶媒を留去し、油状残渣を少量のAcOEtで抽
出し、25℃に1時間維持した。過により沈殿物を除去
し、液を少量のAcOEtで希釈し、5%NaHCO3水溶液
(5×100ml)、5%クエン酸水溶液(3×50ml)で洗
浄し、最後にpH6−6.5となるまで水で洗浄した。有機相
をMgSO4で乾燥し、ついで減圧下、濃縮乾固して〔(2R,
S)−2−エトキシカルボニル−6−第3級ブトキシカ
ルボニルアミノ〕ヘキサノイル−L−プロリンベンジル
エステルを黄色油状物(0.88g,90%)として得た。質量
及びNMRスペクトルによって構造を確認した。
g) 〔(2R,S)−2−エトキシカルボニル−6−(第
3級ブトキシカルボニルアミノ)〕ヘキサノイル−L−
プロリン(OEt−(R,S)mLys(Nε−Boc)−L−Pro−
OH) 前記工程b)と実質的に同じ操作法により、前記工程
f)で得られた化合物の水素化分解を行ない、標記化合
物を得た。
このようにして得られた生成物(91%)は、▲〔α〕
20 D▼=−38.18°(c=1.32%CH2Cl2)を有する。
h) 〔(2R,S)−2−エトキシカルボニル−6−(第
3級ブトキシカルボニルアミノ)〕ヘキサノイル−L−
プロリル−(NG−2,3,6−トリメチル−4−メトキシフ
ェニルスルホニル)−L−アルギニン第3級ブチルエス
テル(EtO−(R,S)mLys(Nε−Boc)−L−Pro−L−
Arg(NG−Mtr)−OBut) HOBT(0.261g,1.93ミリモル)のCH2Cl2(3ml)−DMF
(0.5ml)溶液を、前記工程g)で得られた化合物(0.6
6g,1.64ミリモル)のCH2Cl2(50ml)溶液に添加し、得
られた混合物を0℃に冷却し、これにDCCI(0.398g,1.9
3ミリモル)を添加した。ついで、反応混合物を0℃で3
0分間、室温でさらに20分間撹拌した。このようにして
得られた活性化エステルを、前記工程e)の化合物(0.
590g,1.3ミリモル)のCH2Cl2(60ml)溶液を収容する反
応フラスコに直接過した。反応終了後(反応の進行は
TLCによって用意に監視される)、溶媒を留去し、残渣
を少量のAcOEtで抽出し、−25℃に1時間冷却した。
過によって沈殿物を除去し、液をAcOEt(100ml)で希
釈し、5%NaHCO3水溶液(4×100ml)、飽和NaCl溶液
で洗浄し、最後に中性pHとなるまで水で洗浄した。有機
溶液をMgSO4で乾燥し、溶媒を減圧下で留去して、所望
の化合物(0.857g,80%)を黄色の油状物として得た。
i) 〔(2R,S)−2−カルボキシ−6−(第3級ブト
キシカルボニルアミノ)〕ヘキサノイル−L−プロリル
〔NG−(2,3,6−トリメチル−4−メトキシフェニル)
スルホニル〕−L−アルギニン第3級ブチルエステル
(HO−(R,S)mLys(Nε−Boc)−L−Pro−L−Arg
(NG−Mtr)−OBut) 0℃に冷却した無水エタノール(10ml)中に前記工程
で得られた化合物(0.857g,1.04ミリモル)を含有する
溶液に、撹拌しながら、1M KOHの無水エタノール溶液
(2ml,2ミリモル)を添加し、反応混合物を1夜撹拌し
た。ついで、混合物を水で希釈し、エタノールを留去
し、クエン酸を添加してpHを3とした。酸性混合物をAc
OEt(4×60ml)で抽出し、有機抽出フラクションを併
わせ、飽和NaCl水溶液で洗浄し、ついで中性pHとなるま
で水で洗浄し、有機相をMgSO4で乾燥し、有機溶媒を留
去して、〔(2R,S)−2−カルボニル−6−(第3級ブ
トキシカルボニルアミノ)〕ヘキサノイル−L−プロリ
ル〔NG−(2,3,6−トリメチル−4−メトキシフェニ
ル)スルホニル〕−L−アルギニン第3級ブチルエステ
ル(1.03g)を得た。
j) {(2R,S)−2−〔N−(1−カルバミル−2−
第3級ブトキシプロピル)−カルバミル〕−6−第3級
ブトキシカルボニルアミノ}ヘキサノイル−L−プロリ
ル−〔NG−(2,3,6−トリメチル−4−メトキシフェニ
ル)スルホニル〕−L−アルギニン第3級ブチルエステ
ル(H2N−D−Thr(But)−(R,S)mLys(Nε−Boc)
−L−Pro−L−Arg(NG−Mtr)−OBut) CH2Cl2(30ml)中に前記工程で得られた化合物(1.03
g,1.3ミリモル)を含有する溶液(過したもの)に、H
OBT(0.194g,1.43ミリモル)のDMF(1ml)−CH2Cl2(2m
l)溶液を添加した。ついで、反応混合物を0℃に冷却
し、DCCI(0.268g,1.3ミリモル)を添加した。混合物を
0℃で30分間、室温で20分間撹拌した。かかる混合物
を、CH2Cl2(30ml)中に前記工程b)で得られた化合物
(0.333g,1.9ミリモル)を含有する溶液を収容する反応
容器に直接過し、1夜撹拌した。溶媒を留去して乾固
し、残渣をTHF(10ml)で抽出し、溶液を−17℃に2時
間冷却した。沈殿したDCUを過により除去し、溶液を
乾固させ、透明な淡黄色の油状物を得た。これをAcOEt
(6ml)に溶解し、5%NaHCO3水溶液(4×100ml)、5
%クエン酸水溶液で洗浄し、ついで中性pHとなるまで水
で洗浄した。有機相をMgSO4で乾燥し、溶媒を留去し
て、白色の泡状物(1.25g)を得た。この生成物を、シ
リカカラムを使用し、60%n−ヘキサン/アセトンで溶
出するフラッシュクロマトグラフィーによって精製し
た。このようにして得られた生成物を凍結乾燥し、次工
程にそのままで使用した。
k) {(2R,S)−2−〔N−(1−カルバミル−2−
ヒドロキシプロピル)カルバミル〕−6−アミノ}ヘキ
サノイル−L−プロリル−L−アルギニン(H2N−D−T
hr(R,S)mLys−L−Pro−L−Arg−OH) 前記工程で得られた化合物を、6%チオアニソールを
含有するTFA(20ml)に溶解させ、このようにして得ら
れた溶液を室温で4時間撹拌した。ついで、混合物中に
窒素流を通ずることによってTFA及びチオアニソールを
留去し、残渣をCH3CNで抽出し、減圧下で濃縮乾固し
た。残渣を、CH3CN数滴を含有する水で再び抽出した。E
t2O(2×30ml)で洗浄し、水相からEt2Oを留去し、つ
いで凍結乾燥させた。
このようにして得られた粗生成物をCH3COONH42×10
-2M/CH3CN0.5%で溶出するカラムクロマトグラフィー
によって精製した。
l) {(2R,S)−2−〔N−(1−アミノ−2−ヒド
ロキシプロピル)カルバミル〕−6−アミノ}ヘキサノ
イル−L−プロリル−L−アルギニン(gThr−(R,S)m
Lys−L−Pro−L−Arg−OH) 前記工程で得られた化合物(0.02ミリモル)のDMF溶
液をTIB(0.024ミリモル)のDMF/H2O(4/1)(10ml)溶
液に添加し、得られた混合物を窒素流中20℃に16時間維
持した。ついで、DMFを除去し、水相を凍結乾燥させ
た。このようにして得られた生成物を、Lichroprep RP
−18カラム(40g)において、まずH2O/TFA1%/CH3CN3
%(540ml)により、ついでH2O/TFA1%/CH3CN75%(36
0ml)によって溶出する逆転相クロマトグラフィー処理
し、溶出されたフラクションをHPLCでチェックすること
によって精製した。所望の生成物のみを含有するフラク
ションを併わせた。これから得られた生成物(TLC及びH
PLC分析の結果から明らかなように単一の生成物であ
る)は、下記のアミノ酸組成を有していた(118℃,18時
間での酸加水分解の場合)。
Thr Pro Arg / 1.01 1.00 上記実施例に記載の方法と実質的に同様に操作して、
又は実施例の記載以前の説明の部分で述べた一般的方法
に従って操作して、一般式II及びIIIで表される相当す
る化合物を原料として反応を行なうことにより下記の化
合物が得られた。
gThr−(R,S)mArg−Pro−Arg−OH gThr−(S)mArg−Pro−Arg−OH gThr−(S)mArg−Pro−Arg−OMe gThr−(S)mLys−Pro−Arg−ONa gMet−(R,S)mLys−Pro−Arg−OH gMet−(S)mLys−Pro−Arg−OH gLeu−(S)mLys−Pro−Arg−OH For−gLeu−(S)mLys−Pro−Arg−ONa For−gThr−(S)mLys−Pro−Arg−OH
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/00 ADZ C07K 1/06 A61K 37/02 ADZ (72)発明者 アントネルロ・ペッシ イタリー国ローマ市ビア・マッサチュッコ リ 19 (72)発明者 フランコ・カルディナーリ イタリー国オスチアリード市 ビア・ルベ ーガ 18 (72)発明者 ディアナ・ボラッキ イタリー国カステルヌオボ・ベラルデンガ 市 ピアネルラ,キエーザ・サン・レオナ ルド・ア・カチニャーノ(番地なし) (72)発明者 ステファーノ・チェンジーニ イタリー国セッレ・ディ・ラポラーノ市 ビア・デラ・トルレー 7 (72)発明者 ロマーノ・ディトラパーニ イタリー国モンテロトンド市 ビア・コル シカ 28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式I (式中、Rはトレオニン、メチオニン又はロイシンの側
    鎖であり、R1はリシン又はアルギニンの側鎖であり、R2
    は水素原子又は代謝反応において活性なアシル基であ
    る)で表される部分的にレトロ逆転されたタフトシン類
    似体及び薬物学的に許容される相当する塩、エステル及
    びアミド。
  2. 【請求項2】R2が水素である、特許請求の範囲第1項記
    載の化合物。
  3. 【請求項3】R1がリシンの側鎖である、特許請求の範囲
    第2項記載の化合物。
  4. 【請求項4】Rがトレオニンの側鎖である、特許請求の
    範囲第3項記載の化合物。
  5. 【請求項5】{2−[N−(1−アミノ−2−ヒドロキ
    シプロピル)カルバミル]−6−アミノ}ヘキサノイル
    −プロリル−アルギニンである、特許請求の範囲第4項
    記載の化合物。
  6. 【請求項6】一般式I (式中、Rはトレオニン、メチオニン又はロイシンの側
    鎖であり、R1はリシン又はアルギニンの側鎖であり、R2
    は水素原子又は代謝反応において活性なアシル基であ
    る)で表される部分的にレトロ逆転されたタフトシン類
    似体及び薬物学的に許容される相当する塩、エステル及
    びアミドの製法において、一般式II (式中、R1′はアミノ基又はグアニジノ基がそれぞれ適
    当に保護されたリシン又はアルギニンの側鎖であり、P
    は容易に除去されるカルボキシル保護基であり、P′は
    容易に除去されるグアニジノ保護基である)で表される
    マロン酸誘導体と、一般式III (式中、R′は必要により官能基が適当に保護されたト
    レオニン、メチオニン又はロイシンの側鎖である)で表
    されるアミドとを、カップリング剤の存在下で縮合さ
    せ、これにより得られた一般式IV (式中、R′、R1′、P及びP′は前記と同意義であ
    る)で表される化合物を(1,1−ビス−トリフルオロア
    セトキシ)ヨードベンゼンと反応させて末端アミド基を
    第1級アミノ基に変換し、必要であれば末端アミノ官能
    基を代謝反応において活性なアシル基でアシル化し、保
    護基を除去し、必要であれば、このようにして得られた
    前記一般式Iの化合物を薬物学的に許容される相当する
    塩、エステル及びアミドに変換させることを特徴とす
    る、部分的にレトロ逆転されたタフトシン類似体等の製
    法。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第6項記載の製法におい
    て、前記一般式IにおけるR2が水素である化合物の製造
    に当たり、一般式II (式中、R1′はアミノ基又はグアニジノ基がそれぞれ適
    当に保護されたリシン又はアルギニンの側鎖であり、P
    は容易に除去されるカルボキシル保護基であり、P′は
    容易に除去されるグアニジノ保護基である)で表される
    マロン酸誘導体と、一般式III (式中、R′は必要により官能基が適当に保護されたト
    レオニン、メチオニン又はロイシンの側鎖である)で表
    されるアミドとを、カップリング剤の存在下で縮合さ
    せ、これにより得られた化合物を(1,1−ビス−トリフ
    ルオロアセトキシ)ヨードベンゼンと反応させ、必要で
    あれば、このようにして得られたR2が水素である前記一
    般式Iの化合物を薬物学的に許容される相当する塩、エ
    ステル及びアミドに変換させる、化合物の製法。
  8. 【請求項8】一般式I (式中、Rはトレオニン、メチオニン又はロイシンの側
    鎖であり、R1はリシン又はアルギニンの側鎖であり、R2
    は水素原子又は代謝反応において活性なアシル基であ
    る)で表される部分的にレトロ逆転されたタフトシン類
    似体及び薬物学的に許容される相当する塩、エステル及
    びアミドを、単独で又は薬物学的に許容されるキャリヤ
    ーと組合せて、免疫促進に有効な量で含有してなる医薬
    組成物。
  9. 【請求項9】一般式IV (式中、R′,R1′、P及びP′は特許請求の範囲第6
    項と同様である)で表される化合物及び保護基が除去さ
    れた相当する誘導体。
  10. 【請求項10】{2−[N−(1−カルバミル−2−ヒ
    ドロキシプロピル)カルバミル]−6−アミノ}ヘキサ
    ノイル−L−プロピル−L−アルギニンである、特許請
    求の範囲第9項記載の化合物。
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