JPH08327193A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH08327193A
JPH08327193A JP7134182A JP13418295A JPH08327193A JP H08327193 A JPH08327193 A JP H08327193A JP 7134182 A JP7134182 A JP 7134182A JP 13418295 A JP13418295 A JP 13418295A JP H08327193 A JPH08327193 A JP H08327193A
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JP
Japan
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defrosting
heat exchanger
outdoor
air conditioner
refrigerant
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Pending
Application number
JP7134182A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuji Ogoshi
靖二 大越
Akihiko Sugiyama
明彦 杉山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】除霜負荷に応じてメカトロ除霜運転とリバース
除霜運転とを選択して実行することにより、除霜運転時
間を短縮して快適性を向上する。 【構成】冷凍サイクルの暖房運転時に室外熱交換器8に
生ずる着霜を除霜するために必要な負荷を検知するため
の外気温センサー10および蒸発温度センサー11と、
検知手段であるこれらセンサー10,11により検知し
た外気温と冷媒蒸発温度とに基づいて検出した除霜負荷
に応じて、冷凍サイクルを循環する冷媒の循環方向が暖
房運転時と同じであって膨脹弁6を開くと共に、室内,
室外ファン4,8の運転を停止せしめるメカトロ除霜運
転と、冷凍サイクルを循環する冷媒の循環方向が暖房運
転時と逆であって室内,外ファン4,8の運転を停止せ
しめるリバース除霜運転と、のいずれかを選択し実行せ
しめる室外制御器12と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒートポンプ式空気調和
機に係り、特に、除霜運転方法を改良した空気調和機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和機の除霜方式と
してはリバース除霜方式や、メカトロ除霜方式等があ
る。リバース除霜方式は、図6のシーケンス図に示すよ
うに暖房運転時にオンの四方弁をOFFに逆転して、冷
媒の循環方向を暖房時と逆転させ、流量調節弁(メカト
ロ弁)である膨張弁の開度が所定開度で一定に保持され
るように制御し、室内外ファンの運転を停止させる運転
方法である。
【0003】つまり、コンプレッサから吐出された高温
高圧のガス状冷媒を室外熱交換器内に導入し、ここで放
熱して液化させ、その放熱により、室外熱交換器の外面
の着霜を加熱融霜して除霜することができる。また、室
外熱交換器で液化した液冷媒は膨張弁を経て室内熱交換
器内へ流入し、ここで蒸発して気化し、ガス冷媒となっ
て再びコンプレッサに戻される。したがって、液冷媒と
してコンプレッサに戻る液バック量が少ない。
【0004】しかし、このようなリバース除霜方式で
は、室内熱交換器内に流入した液化冷媒が蒸発して吸熱
するので、室内熱交換器を冷却してしまう。このため
に、リバース除霜運転終了後、室内熱交換器を加温して
暖房運転が立上るまでには、なお数分がかかる。つま
り、暖房運転の立上りが遅いという特徴がある。また、
リバース除霜時の室外熱交換器の冷媒温度は霜の溶融に
よって、ガスライン側(除霜流入側)から液ライン側
(除霜流出側)へ徐々に低下するので、着霜量が多い場
合には液ライン側の端部に着霜が残る場合がある。
【0005】さらに、リバース除霜運転開始とほぼ同時
に四方弁がOFFになるので、室内熱交換器内に溜って
いる高温高圧の冷媒の熱が冷媒配管やサクションカップ
で放熱してしまい、除霜に利用されないという特徴があ
る。
【0006】一方、メカトロ除霜方式では、暖房運転時
の四方弁をOFFせずにON状態を継続しながら膨脹弁
を開く一方、単に室内,外ファンの運転を停止させるも
のであり、コンプレッサの蓄熱とその入力(電力)とに
より室外熱交換器の着霜を加熱融霜して除霜するもので
ある。
【0007】したがって、コンプレッサから吐出された
高温高圧の冷媒が四方弁,室内熱交換器,膨脹弁を順次
経て室外熱交換器へ流入し、この室外熱交換器で冷媒の
一部が放熱して着霜を融霜することにより除霜し、反
面、その除霜により液化した液冷媒は再びコンプレッサ
に戻され、ここで吸熱し、再び圧縮されて吐出される。
したがって、コンプレッサはその内部に吸い込まれた液
冷媒により冷却され、温度が徐々に低下する。
【0008】しかし、このようなメカトロ除霜方式で
は、コンプレッサの蓄熱量とその入力(電力)の熱量に
より室外熱交換器の着霜を加熱融霜して除霜する方式で
あるので、その除霜中、コンプレッサの蓄熱量が殆どな
くなってコンプレッサが冷えると、コンプレッサ内に液
冷媒が溜まり、最終的には液冷媒と圧縮機内の潤滑油が
吐出されるという液吐出現象が発生し、コンプレッサが
故障する場合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そして、従来の空気調
和機は、除霜負荷(着霜量)のいかんに拘らず、リバー
ス除霜方式またはメカトロ除霜方式の一方により運転し
ているので、例えば着霜量が少なく、除霜負荷が比較的
軽いときにもリバース除霜運転を行なうので、暖房運転
の立上りが遅いという課題がある。
【0010】また、除霜負荷が重いときにもメカトロ除
霜運転を行なうので、コンプレッサの液吐出によりコン
プレッサの故障を招く場合があるという課題がある。
【0011】そこで本発明の目的は、除霜負荷に応じて
メカトロ除霜運転とリバース除霜運転とを選択して実行
することにより、除霜運転時間を短縮して快適性を向上
することができる空気調和機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
少なくとも圧縮機,四方弁,室内ファンを具備した室内
熱交換器,膨張弁,室外ファンを具備した室外熱交換器
を冷媒配管により順次接続して冷媒を循環せしめる冷暖
房自在の冷凍サイクルを有する空気調和機において、上
記冷凍サイクルの暖房運転時に上記室外熱交換器に生ず
る着霜を除霜するために必要な負荷を検知する除霜負荷
検知手段と、この除霜負荷検知手段により検知した除霜
負荷に応じて、上記冷凍サイクルを循環する冷媒の循環
方向が暖房運転時と同じであって上記膨脹弁を開くと共
に、上記室内,室外ファンの運転を停止せしめるメカト
ロ除霜運転と、上記冷凍サイクルを循環する冷媒の循環
方向が暖房運転時と逆であって上記室内,外ファンの運
転を停止せしめるリバース除霜運転と、のいずれかを選
択し実行せしめる制御手段と、を有する。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の空
気調和機において、制御手段は、除霜負荷が軽いと判断
したときには、メカトロ除霜運転を行ない、重いと判断
したときには、リバース除霜運転を行なう構成である。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の空
気調和機において、制御手段は、リバース除霜運転を行
なう際、室内ファンを停止させてから四方弁を反転させ
る構成である。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の空
気調和機において、制御手段は、室内ファンの運転停止
時に膨張弁を、全開にする一方、四方弁の反転後に所定
開度に絞る構成である。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項に記載の空気調和機において、除霜負荷検知
手段は、外気温を検出する外気温センサー、室外熱交換
器における冷媒の蒸発温度を検出する蒸発温度センサ
ー、空調空間の湿度を検出する湿度センサー,室外ファ
ンの回転数を検出する室外ファン回転数検出手段,圧縮
機の運転周波数を検出する運転周波数検出手段のうちの
少なくともいずれかである。
【0017】
【作用】請求項1〜4の発明においては、除霜負荷検知
手段により検知された除霜負荷が軽いときには制御手段
によりメカトロ除霜運転が選択され、かつ実行されるの
で、室内熱交換器の温度が高い状態のままで除霜運転を
行なうことができる。また、除霜負荷が軽いので、除霜
運転時間を短縮することができる。このために、除霜運
転終了後の暖房運転の立上げを早めることができるの
で、快適性と暖房効率の向上とを共に図ることができ
る。
【0018】一方、除霜負荷が重いときには制御手段に
よりリバース除霜運転が選択され、かつ実行されるの
で、圧縮機に戻される冷媒の液バック量を低減すること
ができる。このために、液バックによる圧縮機の故障を
未然に防止することができるので、信頼性を向上させる
ことができる。
【0019】請求項3の発明においては、リバース除霜
運転を行なう際、直ちに四方弁を反転(OFF)させず
に、室内ファンを停止させてから四方弁を反転(OF
F)させるので、室内熱交換器内に溜っている高温高圧
の冷媒を除霜運転開始直後に、ON中の四方弁を通して
室外熱交換器内に導入して除霜に有効に利用でき、その
分、除霜時間を短縮することができる。
【0020】請求項4の発明は、リバース除霜運転の開
始により室内ファンの運転が停止した時に、膨張弁を全
開するので、暖房運転時に室内熱交換器内に溜っている
高温高圧の冷媒の一部を、全開中の膨張弁を通して室外
熱交換器内へ、そのリバース除霜運転時冷媒出口側から
導入することができる。このために、この冷媒出口側端
部の残霜を高温高圧のガス状冷媒により加熱して除霜す
ることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図5に基づい
て説明する。図1〜図5中、同一または相当部分には同
一符号を付している。
【0022】図1は本発明に係る空気調和機の一実施例
の冷凍サイクル図であり、この図において、空気調和機
1は、図示しないインバータにより回転数制御自在に駆
動される圧縮機2,四方弁3,室内ファン4を有する室
内熱交換器5,流量制御弁(メカトロ弁)である膨張弁
6,室外ファン7を有する室外熱交換器8を冷媒配管9
により、この順に順次、かつ環状に接続して冷媒を可逆
的に循環させる冷凍サイクルを構成している。この冷凍
サイクルは、室内,外ファン4,7の運転時に、四方弁
3の切換操作により、冷媒を、図中実線矢印方向に循環
させることにより暖房運転され、図中破線矢印方向に循
環させることにより冷房運転される。また、少なくとも
室内ファン4の運転停止時に、冷媒を、図中実線矢印方
向に循環させることによりメカトロ除霜運転され、また
図中破線矢印方向に循環させることによりリバース除霜
運転される。
【0023】そして、室外熱交換器8には除霜負荷検知
手段として外気温Toを検知する外気温センサー10
と、室外熱交換器8内で蒸発する冷媒の蒸発温度TEを
検知する蒸発温度センサー11とを設けており、これら
両センサー10,11を信号線により制御手段である室
外制御器12に電気的に接続している。
【0024】室外制御器12は例えばマイクロプロセッ
サー等からなり、暖房運転時に、図2で示す制御プログ
ラムに従って、外気温センサー10から読み込んだ外気
温Toと、蒸発温度センサー11から読み込んだ冷媒蒸
発温度TEとに基づいて室外熱交換器8の除霜の必要性
の有無および除霜負荷を検知し、その除霜負荷に基づい
てリバース除霜運転とメカトロ除霜運転の一方を選択し
て実行するものである。
【0025】次に、室外制御器12の除霜運転について
の制御プログラムを図2のフローチャートに基づいて説
明する。なお、図2中、S1〜S7はフローチャートの
各ステップを示す。
【0026】まず、S1で室外制御器12は、空気調和
機1の暖房運転を開始させると、S2で蒸発温度センサ
ー11から読み出した室外熱交換器8内で蒸発した冷媒
の蒸発温度TEが例えば−2℃よりも低い(TE<−
2)状態を30分間継続しているか否か繰り返し判断
し、Yesの場合は、除霜の必要性があると判断すると
共に、S3で外気温センサー10から読み込んだ外気温
Toが例えば2℃以下(To≦2)であるか否か判断
し、Yesの場合は室外熱交換器8の除霜負荷が重いと
判断してS4のリバース除霜運転を選択して実行し、N
oの場合は除霜負荷が軽いと判断してS5でメカトロ除
霜運転を選択実行する。
【0027】リバース除霜運転は図3で示すシーケンス
に従って運転されるものであり、暖房運転中、除霜運転
の開始時に四方弁3をONからOFFに反転させて、そ
の冷媒の循環方向を図1中破線矢印方向に逆転させる。
また、圧縮機2の運転周波数を例えば62Hzに低減
し、室内ファン4の運転を停止させる。但し、室外ファ
ン7については除霜運転開始から所定時間、例えば20
秒後に運転を停止させ、膨張弁(メカトロ弁)6の開度
は暖房運転時のスーパーヒート一定制御の開度とほぼ同
じ開度で一定に保持される。
【0028】これにより、圧縮機2からの高温高圧のガ
ス状冷媒は、暖房運転時とは反転した四方弁3により案
内されて、まず室外熱交換器8内に流入し、ここで放熱
する一方で液化する。このために、その放熱により室外
熱交換器8を加熱し、その外面の着霜を加熱溶融して除
霜することができる。なお、除霜開始から約20秒間は
室外ファン7の運転が継続されるので、室外熱交換器8
での熱交換量は大きい。
【0029】そして、室外熱交換器8で液化した液冷媒
は所定開度の膨張弁6を通って、室内ファン4の運転が
停止されている室内熱交換器5内へ流入し、ここで自然
対流により吸熱して蒸発してから四方弁3により案内さ
れて再び圧縮機2内へ吸込口から戻される。したがっ
て、液冷媒が圧縮機2へ戻される液バック量を減少させ
ることができる。これの繰返しにより室外熱交換器8が
加熱され、その着霜が除霜されるので、次のS6で、蒸
発温度TEが5℃よりも高い(TE>5)か否か繰り返
し判断し、TE>5が成立したときには除霜が完了した
ものと判断して、再びS1へ戻って、暖房運転を開始
し、以下のステップを再び繰り返す。
【0030】一方、S5のメカトロ除霜は、図4のシー
ケンスに示すようにその除霜運転を開始しても、四方弁
3をオンからオフに反転させずに引き続きオン状態を保
持する一方、膨張弁6の開度を全開またはそれに近い開
度に制御する点でリバース除霜運転とは相違する。
【0031】したがって、冷房の循環方向は図1中実線
矢印方向に示すように暖房運転時と同じである。このた
めに、圧縮機2からの高温高圧のガス状冷媒がオン中の
四方弁3に案内されて、室内熱交換器5,膨張弁6を順
次経て、室外熱交換器8内に流入する。この時、室内フ
ァン4の運転は停止しているので室内熱交換器5では冷
媒の放熱・液化は殆ど行なわれず、室外熱交換器8にお
いて冷媒は放熱して液化し、その放熱により室外熱交換
器8を加熱して、その除霜を加熱溶融し除霜する。室外
熱交換器8で液化した液冷媒は再び圧縮機2内へ、その
吸込口から吸い込まれ、ここで冷媒は圧縮機2の保有熱
を吸熱し、かつ圧縮されて再び四方弁3へ吐出される。
以下、これの繰返しにより室外熱交換器8の着霜が除霜
される。次に、S7で冷媒蒸発温度TEが、例えば5℃
を超えたか(TE>5)否か繰り返し判断し、Yesの
場合は再びS1へ戻って暖房運転を開始させる。
【0032】したがって本実施例によれば、室外熱交換
器8の除霜負荷が重い場合にはリバース除霜運転により
圧縮機2からの吐出冷媒を直接室外熱交換器8に導くの
で確実に着霜を除霜するので、液バックを低減すること
ができる。このために、液バックによる圧縮機2の故障
の発生を有効に防止することができるので、信頼性を向
上させることができる。
【0033】また、除霜負荷が軽い場合はメカトロ除霜
運転により除霜するが、除霜負荷が軽いので、その除霜
運転時間を短縮することができると共に、圧縮機2から
の吐出冷媒をはじめに室内熱交換器5に導くので室内熱
交換器5の温度を高いままに維持でき、除霜終了後の暖
房運転立上り時の温風吹出の立上げを早めることがで
き、快適性を高めることができる。
【0034】図5は上記室外制御器12によりリバース
除霜運転を行なう場合の他のシーケンスを示しており、
これは除霜開始時に運転が停止される室内ファン4の当
該停止時から例えば約30秒の所定時間経過内は四方弁
3を直ちにオフせずに、オンのまま保持し、その所定時
間経過後にオフにして反転させる点と、その室内ファン
4の運転停止時から例えば約30秒の所定時間だけ膨張
弁6の開度を全開とし、その後、所定開度に絞る点に特
徴がある。
【0035】つまり、リバース除霜運転開始とほぼ同時
に四方弁3をオフにして反転させると、室内熱交換器5
内に溜っている高温高圧の冷媒熱が冷媒配管9やサクシ
ョンカップ2aで放熱してしまい、除霜に利用すること
ができない。そこで、本実施例ではリバース除霜運転の
開始とほぼ同時に四方弁3をオフにせず、例えば30秒
間引き続きオン状態に保持するので、その間、室内熱交
換器5内に溜っている高温高圧のガス状冷媒をオン状態
の四方弁3と全開中の膨張弁6を通して室外熱交換器8
内に導入して除霜に利用するこどがてきる。したがっ
て、その分、除霜運転時間を短縮することができるの
で、快適性を向上させることができる。
【0036】また、本実施例では室内ファン4の運転停
止時から例えば約30秒間だけ膨張弁6の開度を全開に
しているので、この全開中の膨張弁6を通して、室内熱
交換器5内に溜っている高温高圧のガス状冷媒の一部
を、室外熱交換器8内へ、その液ライン側(リバース除
霜時の冷媒出口側)から導入することができる。このた
めに、リバース除霜時に冷媒温度が低下し、図1に13
で示すような液ライン側端部外面での残霜をリバース除
霜開始前に加熱し除霜することができるので、リバース
除霜終了後に残霜13を生じることがなくなる。
【0037】なお、上記各実施例では除霜負荷検知手段
として、外気温センサー10と蒸気温度センセンサー1
1とを組み合せて使用する場合について説明したが、本
発明はこれらセンサー10,11のほかに、湿度センサ
ー,室外ファン7の回転数を検出する室外ファン回転数
検知手段,圧縮機2の運転周波数を検出する運転周波数
検知手段のいずれか、またはこれらの適宜組合せでもよ
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜4の発明
においては、除霜負荷検知手段により検知された除霜負
荷が軽いときには制御手段によりメカトロ除霜運転が選
択され、かつ実行されるので、室内熱交換器の温度が高
い状態のままで除霜運転を行なうことができる。また、
除霜負荷が軽いので、除霜運転時間を短縮することがで
きる。このために、除霜運転終了後の暖房運転の立上げ
を早めることができるので、快適性と暖房効率の向上と
を共に図ることができる。
【0039】一方、除霜負荷が重いときには制御手段に
よりリバース除霜運転が選択され、かつ実行されるの
で、確実に除霜が行なえると共に、圧縮機に戻される冷
媒の液バック量を低減することができる。このために、
液バックによる圧縮機の故障を未然に防止することがで
きるので、信頼性を向上させることができる。
【0040】請求項3の発明においては、リバース除霜
運転を行なう際、直ちに四方弁を反転(OFF)させず
に、室内ファンを停止させてから四方弁を反転(OF
F)させるので、室内熱交換器内に溜っている高温高圧
の冷媒を除霜運転開始直後に、ON中の四方弁を通して
室外熱交換器内に導入して除霜に有効に利用でき、その
分、除霜時間を短縮することができる。
【0041】請求項4の発明は、リバース除霜運転の開
始により室内ファンの運転が停止した時に、膨張弁を全
開するので、暖房運転時に室内熱交換器内に溜っている
高温高圧の冷媒の一部を、全開中の膨張弁を通して室外
熱交換器内へ、そのリバース除霜運転時冷媒出口側から
導入することができる。このために、この冷媒出口側端
部の残霜を高温高圧のガス状冷媒により加熱して除霜す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の一実施例の冷凍サイ
クル図。
【図2】図1で示す室外制御器の制御プログラムのフロ
ーチャート。
【図3】図1で示す実施例によるリバース除霜運転のシ
ーケンス図。
【図4】図1で示す実施例によるメカトロ除霜運転のシ
ーケンス図。
【図5】図4で示す実施例による他のメカトロ除霜運転
のシーケンス図。
【図6】従来のリバース除霜運転のシーケンス図。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 圧縮機 2a サクションカップ 3 四方弁 4 室内ファン 5 室内熱交換器 6 膨張弁(流量制御弁) 7 室外ファン 8 室外熱交換器 9 冷媒配管 10 外気温センサー 11 蒸発温度センサー 12 室外制御器(制御手段) 13 残霜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 11/02 101 F24F 11/02 101Q

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも圧縮機,四方弁,室内ファン
    を具備した室内熱交換器,膨張弁,室外ファンを具備し
    た室外熱交換器を冷媒配管により順次接続して冷媒を循
    環せしめる冷暖房自在の冷凍サイクルを有する空気調和
    機において、上記冷凍サイクルの暖房運転時に上記室外
    熱交換器に生ずる着霜を除霜するために必要な負荷を検
    知する除霜負荷検知手段と、 この除霜負荷検知手段により検知した除霜負荷に応じ
    て、上記冷凍サイクルを循環する冷媒の循環方向が暖房
    運転時と同じであって上記膨脹弁を開くと共に、上記室
    内,室外ファンの運転を停止せしめるメカトロ除霜運転
    と、上記冷凍サイクルを循環する冷媒の循環方向が暖房
    運転時と逆であって上記室内,外ファンの運転を停止せ
    しめるリバース除霜運転と、のいずれかを選択し実行せ
    しめる制御手段と、を有することを特徴とする空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和機において、制
    御手段は、除霜負荷が軽いと判断したときには、メカト
    ロ除霜運転を行ない、重いと判断したときには、リバー
    ス除霜運転を行なう構成であることを特徴とする空気調
    和機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の空気調和機において、制
    御手段は、リバース除霜運転を行なう際、室内ファンを
    停止させてから四方弁を反転させる構成であることを特
    徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の空気調和機において、制
    御手段は、室内ファンの運転停止時に膨張弁を、全開に
    する一方、四方弁の反転後に所定開度に絞る構成である
    ことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の空
    気調和機において、除霜負荷検知手段は、外気温を検出
    する外気温センサー、室外熱交換器における冷媒の蒸発
    温度を検出する蒸発温度センサー、空調空間の湿度を検
    出する湿度センサー,室外ファンの回転数を検出する室
    外ファン回転数検出手段,圧縮機の運転周波数を検出す
    る運転周波数検出手段のうちの少なくともいずれかであ
    ることを特徴とする空気調和機。
JP7134182A 1995-05-31 1995-05-31 空気調和機 Pending JPH08327193A (ja)

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