JPH08326548A - 遅閉じミラーサイクルエンジン - Google Patents

遅閉じミラーサイクルエンジン

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JPH08326548A
JPH08326548A JP7137789A JP13778995A JPH08326548A JP H08326548 A JPH08326548 A JP H08326548A JP 7137789 A JP7137789 A JP 7137789A JP 13778995 A JP13778995 A JP 13778995A JP H08326548 A JPH08326548 A JP H08326548A
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JP
Japan
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engine
intake
range
expansion ratio
closing
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JP7137789A
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Tomohito Shimogata
智史 下形
Kazuhisa Okamoto
和久 岡本
Fukuei Chiyou
福 ▲榮▼ 張
Fujio Shoji
不二雄 庄司
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/32Miller cycle
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遅閉じミラーサイクルガスエンジンの効率を
向上させる。 【構成】 吸気弁(15)の閉鎖時期が下死点後70゜
から150゜で且つ膨張比が12から20の範囲内、好
ましくは、遅れ角度が70゜−140゜で膨張比が12
−16か、遅れ角度が100゜−150゜で膨張比が1
4−18か、或いは、遅れ角度が110゜−150゜で
膨張比が16−20、に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストンと、該ピスト
ンが内壁を摺動するシリンダと、該シリンダの上部に位
置し且つ吸気ポート及び排気ポートを有するシリンダヘ
ッドと、前記吸気ポート及び排気ポートの開口部をそれ
ぞれ開閉する吸気弁及び排気弁とを設け、該吸気弁は下
死点を経過してから所定の角度だけクランクが回転した
後に吸気ポートを閉鎖する遅閉じミラーサイクルエンジ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関における熱効率の改善方法とし
て、燃焼ガスの持つエネルギを十分に膨張させて取り出
すミラーサイクルエンジンが知られている。そしてこの
ミラーサイクルエンジンには吸気早閉じ方式と、吸気遅
閉じ方式がある。
【0003】吸気早閉じ方式は、図5(バルブリフト特
性図)のb線で示す様に、a線で示す通常の吸気弁のバ
ルブリフト特性に比較してバルブリフトの最大値は同じ
であるが、吸気弁を直接早く閉じるような特性となって
いる。しかし、その様な特性とした結果、吸気弁の着座
の速度、加速度が大きくなり、弁本体の強度や、弁座の
強度に問題が生ずる。ここで、吸気弁の着座の速度、加
速度を等しくするためには、同図中c線のようにバルブ
リフトを減少すれば良いが、バルブリフトを減少すれば
吸気効率が低下してしまう。
【0004】これを避けるために、図6に示す様に、吸
気ポート17に至る吸気管2の途中に開閉手段、例えば
エンジン回転と同調して開閉するロータリバルブ6(ロ
ータリバルブのバルブリフト特性は図5のd線で示す)
や図示しないリード等、を介装する手法がとられる。
【0005】しかしながら、図6から明らかな様に、吸
気弁15とロータリバルブ6との間にむだ容積(D/
V)が存在してしまうことにより、ロータリバルブを閉
じた後も「むだ容積」(D/V)分の混合気が吸入され
てしまうという問題がある。また、吸気タイミングや吸
気管形状等について複雑な機構が必要となるため、コス
トの増加、耐久性の不安等も存在する。
【0006】ここで、吸気早閉じ方式においては、図7
の指圧線図の線ABに示す様に吸気行程を途中で止め、
図6に戻り、更にそこからピストン13が下降するとシ
リンダ11内部の気体が膨張し、温度降下が起きる所謂
内部冷却サイクルが含まれるメリットを持つ一方、ロー
タリバルブ等は吸気抵抗になり圧力損失が生じるため、
より高い吸気圧力を必要とする。
【0007】これに対して、吸気遅閉じ方式を採用した
場合のバルブリフト特性を図8の特性曲線eで示す。そ
して吸気遅閉じ方式の場合、ピストンが下死点から上昇
に移っても、吸気バルブを開けたままであり、一旦シリ
ンダ内に流入した吸気は吸気ポート側に押し戻される
(吹き返し)。その後然るべきピストン位置で吸気バル
ブを閉じれば、そこからが実際の圧縮行程となる。
【0008】ここで、遅閉じミラーサイクルエンジンは
吸気カムの交換のみで実現可能であり、上述した早閉じ
方式の様にロータリバルブ等を設ける必要が無い。その
ため、低コストで耐久性、信頼性にも優れる。また、図
8のハッチングを付した領域の面積分だけバルブ流通面
積を稼げるため、吸気効率が向上し、吸気圧力を低くす
ることが出来る。そして、吸気圧力を高くすることが無
いのに起因して、エンジンの効率低下を防止することが
出来る。
【0009】なお、従来の遅閉じミラーサイクルエンジ
ンにおいては、吸気弁が閉鎖する時期は下死点後40゜
から70゜の範囲である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この様に、遅閉じミラ
ーサイクルエンジンは、吸気早閉じ方式を採用した場合
における欠点を解消することが出来る。しかし、遅閉じ
ミラーサイクルエンジンの効率を更に向上させたい、と
いう要請が存在する。そして本発明は、その様な要請に
鑑みて提案されたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明者は種々研究及び検
討の結果、遅閉じミラーサイクルエンジンにおいて、吸
気弁が閉鎖する時期を下死点後40゜から70゜の範囲
に限定する必要は無い旨を見出だした。
【0012】その様な知見に基づいて提案された本発明
のミラーサイクルエンジンは、ピストンと、該ピストン
が内壁を摺動するシリンダと、該シリンダの上部に位置
し且つ吸気ポート及び排気ポートを有するシリンダヘッ
ドと、前記吸気ポート及び排気ポートの開口部をそれぞ
れ開閉する吸気弁及び排気弁とを設け、該吸気弁は下死
点を経過してから所定の角度だけクランクが回転した後
に吸気ポートを閉鎖する遅閉じミラーサイクルエンジン
において、吸気弁閉時期が下死点後70゜から150゜
の範囲内であり、膨張比が12から20の範囲内である
ことを特徴としている。
【0013】ここで本発明は、ガスエンジン(理論空燃
比で燃焼するガスエンジン、希薄燃焼タイプのガスエン
ジンの双方を含む)、ディーゼルエンジン、ガソリンエ
ンジン等、ミラーサイクルが実施できるエンジンであれ
ば、全て適用可能である。
【0014】本発明において、エンジンがガスエンジン
である場合には、吸気弁閉時期が下死点後70゜から1
40゜の範囲内であり、膨張比が12から16の範囲内
であるのが好ましい。ここで、ガスエンジンは理論空燃
比で燃焼するガスエンジンであっても、希薄燃焼タイプ
のガスエンジンであっても良い。
【0015】同様に、エンジンがガスエンジン(理論空
燃比で燃焼するガスエンジン、希薄燃焼タイプのガスエ
ンジンの双方を含む)である場合には、吸気弁閉時期が
下死点後100゜から150゜の範囲内であり、膨張比
が14から18の範囲内であるのが好ましい。
【0016】さらに、エンジンがガスエンジン(理論空
燃比で燃焼するガスエンジン、希薄燃焼タイプのガスエ
ンジンの双方を含む)である場合には、吸気弁閉時期が
下死点後110゜から150゜の範囲内であり、膨張比
が16から20の範囲内であるのも好ましい。
【0017】本発明の実施に際して、遅閉じミラーサイ
クルエンジンの吸気マニホルドと、シリンダヘッドの各
々の吸気ポートとの結合部に、該エンジンのシリンダ内
から吹き返された混合気を冷却するため、吹き返し吸気
冷却手段を設けるのが好ましい。
【0018】
【作用】上述した様な構成を具備する本発明のミラーサ
イクルエンジンによれば、吸気弁閉時期が下死点後70
゜から150゜の範囲内、従来の遅閉じ方式を採用した
場合の吸気弁閉時期が下死点後40゜から70゜である
のと比較して、その遅れ角度が極めて大きい。それに伴
い、膨張比を12から20の範囲内に設定しており、こ
の膨張比も従来の遅閉じ方式の場合に比較して高い数値
となっている。
【0019】ここで、本発明では上述した通り遅れ角度
が極めて大きいため、膨張比が大きくなっても圧縮比は
それ程高い数値とはならない。従って、圧縮比をノッキ
ングを起こさない範囲に押さえつつ、膨張比を大きくし
て効率改善することが可能となるのである。
【0020】また、種々の実験及びシミュレーションの
結果、従来の遅閉じ方式(遅れ角度が40゜−70゜)
のものに比較して、本発明(遅れ角度が70゜−150
゜で膨張比が12−20、好ましくは、遅れ角度が70
゜−140゜で膨張比が12−16、遅れ角度が100
゜−150゜で膨張比が14−18、遅れ角度が110
゜−150゜で膨張比が16−20)によれば、効率が
向上することが分かった。
【0021】なお、ガスエンジンのシリンダ内から吹き
返された混合気を冷却するため、吹き返し吸気冷却手段
を設ければ、吹き返し吸気が冷却され、次の吸気行程に
は充填効率の高い冷えた吸気が得られるので、運転効率
が更に向上する。
【0022】ここで、吸気弁の遅れ角度を70゜以上と
したのは、それ以下であるとノッキング発生の恐れがあ
り、且つ、従来の遅閉じ方式と差異が無くなってしまう
からである。一方、遅れ角度が150゜以下であるの
は、150゜を越えると熱損失が急激に増えることがシ
ミュレーションにより確かめられていることと、この角
度が余りにも大きくなると(例えば180゜以上)エン
ジンの作動が不可能となる。
【0023】
【実施例】以下、図1乃至図4に基づいて、本発明の実
施例について説明する。なお、図示の実施例では、理論
空燃比で燃焼するガスエンジンについて説明する。図1
において、エンジン1において、内壁をコネクティング
ロッド14で連結されたピストン13が摺動するシリン
ダ11と、該シリンダ11の上部に位置し吸気ポート1
7と排気ポート18を有するシリンダヘッド12と、前
記吸気ポート17と前記排気ポート18の開口部を開閉
する吸気弁15及び排気弁16が設けられている。そし
て、図示しない空気取り入れ口から前記シリンダヘッド
の吸気ポート17に至る吸気系統には吸気管2が設けら
れ、吸気管2には、ターボチャージャ4、インタクーラ
3が介装されている。なお、図1において符号5で示す
様に、吹き返し吸気冷却手段である吹き返し吸気冷却用
クーラ5を介装することが好ましい。但し、図2以下の
実施例では、吹き返し吸気冷却用クーラ5は介装されて
いない。
【0024】図1では明確には図示されていないが、エ
ンジン1の排気系(図示せず)には図示しない三元触媒
が介装されている。そして、エンジン1に供給される混
合気における空気比が1.0前後となる様に、図示しな
い制御系で運転されている。換言すれば、エンジン1の
制御系は、空気比が1.0となる様に制御目標値が設定
されている。これに加えて、吸気弁15の閉鎖時期は、
下死点後70゜から150゜の範囲内に設定されてお
り、膨張比が12から20の範囲内(例えば、遅れ角度
が70゜−140゜で膨張比が12−16か、遅れ角度
が100゜−150゜で膨張比が14−18か、或い
は、遅れ角度が110゜−150゜で膨張比が16−2
0)に設定されている。但し、吸気弁15の閉鎖時期
(遅れ角度)と膨張比との関係は個々のエンジン毎に相
違する。そして、図示の実施例における遅れ角度と膨張
比は、上記範囲から適宜選択された組み合わせとなる。
【0025】図2は、図1の実施例における遅れ角度と
効率との関係を示しており、シミュレーション及び実験
結果から導かれた特性図である。なお、図2において、
塗り潰されたプロットは実験結果を示している。この図
2から明らかな様に、100゜−150゜の範囲で効率
の極大値(最大値)を得ることが出来た。
【0026】この場合、従来では考えられなかった膨張
比18(四角形のプロットの特性曲線)では非常に高い
効率を得ることが出来る。そして、膨張比16の特性曲
線(三角形のプロット)、膨張比14の特性曲線(円形
のプロット)と比較すれば明らかな様に、膨張比を高く
する程、効率は向上している。
【0027】なお、図3において点線で示す直線Nはノ
ッキング発生の臨界線であり、該直線よりも遅れ角度が
小さい側(図3では左側)にエンジン特性を設定したな
らば、ノッキングが発生する。そして、遅れ角度が12
0゜−150゜の範囲では、図3の3本の特性曲線はい
ずれもノッキングを起こす可能性がある領域には存在し
ていない。但し、遅れ角度と膨張比との組合わせによ
り、ノッキングを起こす可能性がある領域に存在するか
否かが定まるため、遅れ角度が70゜−120゜であっ
ても膨張比如何によってはノッキングは起こさない。
【0028】次に、図3を参照して、図1の実施例にお
ける遅れ角度と膨張比、圧縮比の関係について説明す
る。図3において、符号1−2間は吸気行程、符号2−
2´間は下死点後に吸気弁が開いている行程すなわち遅
れ角度に対応する行程であり、符号2−2´間の行程で
は吸気弁が開放しているため、シリンダ内の混合気が吸
気系に押し出されてしまう。この際に図示の例では、吹
き返し吸気冷却用クーラ5により、該押し出された混合
気(吹き返し吸気)を冷却している。
【0029】符号2´−3は圧縮行程、符号3−4は燃
焼行程、符号4−5は膨張行程、符号5−7は排気行程
である。ここで、図1の実施例では遅れ角度が従来のも
のに比較して極めて大きいので、符号2−2´の行程が
長くなり、それに対応して符号2´−3の圧縮行程は短
くなる。一方、符号4−5の膨張行程は従来の遅閉じ方
式の場合と同様である。その結果、図1の実施例では、
符号4−5(図3)の膨張行程が符号2´−3の圧縮行
程に比較して十分に長く、ノッキングしない範囲に圧縮
比を抑えつつ、膨張比を向上することが出来るのであ
る。
【0030】この様な作用効果は、遅れ角度を40゜−
70゜に限定していた従来の遅閉じ方式を採用したエン
ジンでは得ることが出来ない。その程度では図3の符号
2−2´の行程が比較的短く、符号2´−3の圧縮行程
が比較的長くなってしまうからである。
【0031】図4は、遅れ角度と熱損失との関係を示し
ており、シミュレーションにより作成されている。ここ
で、特性曲線のプロットと膨張比との関係等は、図2と
同様である。図4から明らかな様に、遅れ角度が100
゜−150゜の範囲で、熱損失の極小値(最小値)を得
ることが出来た。
【0032】図示の実施例では、理論空燃比で燃焼する
ガスエンジンについて説明されているが、本発明はそれ
に限定されるものではなく、希薄燃焼タイプのガスエン
ジンにも適用出来る。また、ガスエンジンのみならず、
ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン、その他、ミラ
ーサイクルが実施できるエンジンであれば、全て適用可
能である旨をも付記する。
【0033】
【発明の効果】以上の説明した様に、本発明のミラーサ
イクルガスエンジンによれば、吸気弁閉時期が下死点後
70゜から150゜で膨張比が12−20(好ましく
は、遅れ角度が70゜−140゜で膨張比が12−16
か、遅れ角度が100゜−150゜で膨張比が14−1
8か、或いは、遅れ角度が110゜−150゜で膨張比
が16−20)に設定した結果、従来の遅閉じ方式にお
ける吸気弁閉時期の限定とは無関係に、最適な遅れ角度
を選択することが可能となった。
【0034】また、本発明では遅れ角度が極めて大きい
ため、膨張比が大きくなっても圧縮比はそれ程高い数値
とはならず、ノッキングを起こさない範囲に圧縮比を押
さえつつ、膨張比を大きくして効率改善することが可能
となる。
【0035】さらに、本発明において吹き返し吸気冷却
手段を設ければ、体積効率が向上し、熱効率がより一層
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】図1の実施例の作用を示す遅れ角度と効率との
特性図。
【図3】図1の実施例の燃焼サイクルを示すPV線図。
【図4】図1の実施例の作用を示す遅れ角度と熱損失と
の特性図。
【図5】早閉じミラーサイクルのバルブリフト特性図。
【図6】ロータリバルブを用いた従来の早閉じミラーサ
イクルエンジンを示すブロック図。
【図7】早閉じミラーサイクルのPV線図。
【図8】遅閉じミラーサイクルのバルブリフト特性図。
【符号の説明】
1・・・エンジン 2・・・吸気管 3・・・インタクーラ 4・・・ターボチャージャ 5、5A、5B・・・吹き返し吸気冷却用クーラ 6・・・ロータリバルブ 11・・・シリンダ 12・・・シリンダヘッド 13・・・ピストン 15・・・吸気弁 17・・・吸気ポート 20・・・吸気マニホルド 32・・・気筒 34・・・シリンダブロック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンと、該ピストンが内壁を摺動す
    るシリンダと、該シリンダの上部に位置し且つ吸気ポー
    ト及び排気ポートを有するシリンダヘッドと、前記吸気
    ポート及び排気ポートの開口部をそれぞれ開閉する吸気
    弁及び排気弁とを設け、該吸気弁は下死点を経過してか
    ら所定の角度だけクランクが回転した後に吸気ポートを
    閉鎖する遅閉じミラーサイクルエンジンにおいて、吸気
    弁閉時期が下死点後70゜から150゜の範囲内であ
    り、膨張比が12から20の範囲内であることを特徴と
    する遅閉じミラーサイクルエンジン。
  2. 【請求項2】 エンジンはガスエンジンであり、吸気弁
    閉時期が下死点後70゜から140゜の範囲内であり、
    膨張比が12から16の範囲内である請求項1の遅閉じ
    ミラーサイクルエンジン。
  3. 【請求項3】 エンジンはガスエンジンであり、吸気弁
    閉時期が下死点後100゜から150゜の範囲内であ
    り、膨張比が14から18の範囲内である請求項1の遅
    閉じミラーサイクルエンジン。
  4. 【請求項4】 エンジンはガスエンジンであり、吸気弁
    閉時期が下死点後110゜から150゜の範囲内であ
    り、膨張比が16から20の範囲内である請求項1の遅
    閉じミラーサイクルエンジン。
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