JPH0832358B2 - 双ドラム式連続鋳造装置のサイド堰押圧装置 - Google Patents

双ドラム式連続鋳造装置のサイド堰押圧装置

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JPH0832358B2
JPH0832358B2 JP2020481A JP2048190A JPH0832358B2 JP H0832358 B2 JPH0832358 B2 JP H0832358B2 JP 2020481 A JP2020481 A JP 2020481A JP 2048190 A JP2048190 A JP 2048190A JP H0832358 B2 JPH0832358 B2 JP H0832358B2
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JP
Japan
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pressing
side dam
continuous casting
twin
drum type
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公昭 大多和
邦政 佐々木
靖博 山上
健介 下村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、双ドラム式金属帯板連続鋳造装置のサイド
堰を冷却ドラムの端面に押付けるサイド堰押圧装置に関
する。
〔従来の技術〕
第3図は従来の装置の一例としての、双ドラム式金属
帯板連続鋳造装置の要部の概略を示す斜視図、第4図は
第3図の要部を拡大して一部分を破断した側面図であ
る。
上図において、101は1対の冷却ドラムであり、第3
図中矢印aで示す方向に回転するようにそれぞれ支持さ
れている。102は1対のサイド堰であり、その耐火物102
aが冷却ドラム101の両側面シール部101aと密接して摺動
するように装設されている。103は押圧シリンダであ
り、双方のサイド堰102の背面の3箇所にそれぞれ装着
されている。107はサイド堰の振動装置であり、双方の
サイド堰102の背面にそれぞれ装着されている。
金属帯板Sの連続鋳造に際しては、先ず、双方の冷却
ドラム101を回転させ、双方の耐火物102aを押圧シリン
ダ103によってシール部101aに所定の力でそれぞれ押付
け溶湯Rの漏洩を防止すると共に、双方のサイド堰102
を振動装置107によって、第3図中印bで示すように横
方向に小幅で振動させ、溶湯Rの耐火物102aへの凝着を
防止する。次いで、双方の冷却ドラム101とサイド堰と
で形成する湯溜り部に溶湯を連続して供給し、冷却ドラ
ム101によって板状に凝固させ、下方から引出す。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記従来の装置では、各々の押圧シリンダ
103の圧力は、耐火物102aの接触面が摩耗しても均等に
維持される。しかし、耐火物102aのシール部101aへの押
圧箇所における材質,温度,接触条件等が必ずしも同一
ではなくて、シール部101aとの摺動による耐火物102aの
摩耗量に部分的な差異が発生するが、摩耗しやすい部分
は摩耗が進行してとどまるところがなく、この偏摩耗に
よって耐火物102aの寿命が短かくなる。そのため、サイ
ド堰102を度々交換する必要があり、一回の連続鋳造時
間及び連続鋳造量の増大を阻害する要因になっている。
本発明は上記課題を解決しようとするもので、金属帯
板の連続鋳造におけるサイド堰の耐火材の摩耗を全面均
等にし、その寿命を長くする装置を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の双ドラム式連続鋳造装置のサイド堰押圧装置
は、回転する1対の冷却ドラムと複数の押圧部材を具備
したサイド堰押圧装置によってこの冷却ドラムの両端面
に押圧された1対のサイド堰とで形成した湯溜り部に、
溶湯を供給して板状に凝固させ、金属帯板を連続鋳造す
る装置において、前記各々の押圧部材の押圧量を監視
し、全ての押圧部材の押圧量を均等にして、前記サイド
堰の冷却ロール端面側の耐火物面と、冷却ロール端面と
の平行関係を維持させるために、最も大きい押圧量(=
損耗量)との差を求め、その差に応じて各々の押圧部材
のストロークの原点を冷却ロール端面側に移動させる押
圧量制御手段を設けたものである。
〔作用〕
本発明においては、金属帯板の連続鋳造を開始する
と、サイド堰の耐火面は冷却ドラムの両端面と摺動して
摩耗する。各々の押圧部材は双方のサイド堰をその摩耗
進行に追従させながら冷却ドラム側へ移動させる。
このとき、サイド堰の各押圧部材の押圧量(ストロー
ク)は押圧量制御装置によって制御され、これによっ
て、複数の押圧部材によって押圧されているサイド堰の
各々の押圧面はいずれの方向にも傾斜することなく、各
々の押圧部材の押圧量が均等になるように、最も大きい
押圧量と各々の押圧量との差を求め、その差に応じて、
各々の押圧部材のストロークのゼロ点(=原点)を、冷
却ロール端面に近づく方向に移動し、サイド堰の冷却ロ
ール端面側の耐火物面と、冷却ロール端面との平行関係
を維持し続けることによって、サイド堰の耐火面の偏摩
耗が防止される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図によって
具体的に説明する。なお、従来装置と同一の部材、部位
には、第1図及び第2図において同一の符号を付し、重
複する説明を省略する。
第1図は、双ドラム式金属帯板連続鋳造装置の要部の
概略を示す平面図、第2図は、押圧シリンダの断面図で
ある。
第1図において、3は双方のサイド堰102の従来装置
と同様の箇所をそれぞれ押圧する押圧シリンダであり、
この各々の押圧シリンダ3にはサーボバルブ11がそれぞ
れ連結され、このサーボバルブ11は、図示しない油圧発
生装置及び制御盤12にそれぞれ連結されている。
第2図に示すように、押圧シリンダ3はシリンダ3aと
シリンダ3a内を摺動できるプランジャ3bとによって構成
され、シリンダ3aの内周面には、例えば1次励磁コイル
及び2次誘起コイルから成るような公知の位置センサ5
が埋設され、この位置センサ5は制御盤12に連結されて
いる。また、プランジャ3bの外周面の位置センサ5と相
対する個所には、例えば磁性体と非磁性体とを軸方向に
等ピッチで交互に並設したような公知のターゲット6が
埋設されている。このプランジャ3bとシリンダ3aとで、
油圧室a及びプルバック油圧室bが形成されている。
以上のように構成された本実施例において、双方の冷
却ドラム101と耐火物102aとで形成される油溜り部に溶
湯Rを供給して金属帯板Sの連続鋳造を開始すると、耐
火物102aは各々の押圧シリンダ3によってシール部101a
に必要最小限の圧力で押圧されているので、冷却ドラム
101の回転及びサイド堰102の振動によってシール部101a
と摺動して摩耗し、各々のプランジャ3bは油圧室aの圧
力によってその摩耗分だけ冷却ドラム101側へ移動す
る。制御盤12は、このプランジャ3b、すなわちターゲッ
ト6の移動量を位置センサ5からの送信によって常時検
出し、各々のプランジャ3bの移動量に差異が発生しよう
とすると、サーボバルブ11によって押圧シリンダ3の油
圧室aに油圧を送給して各々のプランジャ3bをそれぞれ
移動させ、サイド堰102の冷却ドラム101端面側の耐火物
面全体と、冷却ドラム101端面との平行関係を維持しな
がら、冷却ドラム101端面に近づく方向に移動するよう
に制御する。これによって、耐火物102aの偏摩耗を防止
することができる。
次に本発明の他の実施例について説明する。
前記の実施例の装置の冷却ドラム101に、図示しない
ドラム回転数検出器を装設して制御盤12に接続する。そ
の他の構成は、前記実施例と同一である。
本実施例では、まず、ドラム回転数あたりの耐火物10
2aの摩耗量を算出して予め制御盤12に入力しておく。ド
ラム回転数検出器は冷却ドラム101の回転数を検出して
制御盤12に送信する。制御盤12は、例えば冷却ドラム10
1の回転毎に、各々のプランジャ3bが耐火物102aの摩耗
量だけ冷却ドラム側にそれぞれ移動するようにサーボバ
ルブ11によってプランジャ3bを移動させ、サイド堰102
の冷却ドラム101端面側の耐火物面全体と、冷却ドラム1
01端面との平行関係を維持しながら、冷却ドラム101端
面に近づく方向に移動するように制御して耐火物102aの
偏摩耗を防止する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、サイド堰押圧装置
の各々の押圧部材に押圧量制御手段を設け、サイド堰を
冷却ドラム側へ平行に移動させることによって、サイド
堰の耐火面の摩耗量を均等に制御することが可能にな
り、その偏摩耗を防止することができる。
従って、サイド堰の耐火面の寿命が長くなり、サイド
堰を長時間連続して使用できるので、一回の連続鋳造量
を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての双ドラム式金属帯板
連続鋳造装置の要部の概略を示す平面図、第2図は押圧
シリンダの断面図、第3図は従来の装置の双ドラム式金
属帯板連続鋳造装置の要部の概略を示す斜視図、第4図
は第3図の要部を拡大して一部分を破断した側面図であ
る。 3……押圧シリンダ,3a……シリンダ, 3b……プランジャ,5……位置センサ, 6……ターゲット,11……サーボバルブ, 12……制御盤,101……冷却ドラム, 101a……シール部,102……サイド堰, 102a……耐火物,R……溶湯, S……金属帯板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山上 靖博 福岡県北九州市八幡区枝光1丁目1番1号 新日本製鐵株式会會社設備技術本部内 (72)発明者 下村 健介 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式會社光製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭59−193741(JP,A) 特開 昭63−177944(JP,A) 特開 昭60−162558(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する1対の冷却ドラムと1対のサイド
    堰とで形成した湯溜り部に、溶湯を供給して板状に凝固
    させ、金属帯板を連続鋳造する双ドラム式連続鋳造装置
    に属し、前記サイド堰を構成する耐火物面に複数の押圧
    点で押圧するように複数の押圧部材を具備したサイド堰
    押圧装置であって、前記各々の押圧部材の押圧量を監視
    し、最も大きい押圧量と各押圧部材の押圧量との差を求
    め、その差に応じて各々の押圧部材を、サイド堰の冷却
    ロール端面側の耐火物面と、冷却ロール端面との平行関
    係を維持しながら、かつ冷却ロール端面に近づく方向に
    移動させる押圧量制御手段を設けて成ることを特徴とす
    る双ドラム式連続鋳造装置のサイド堰押圧装置。
JP2020481A 1990-02-01 1990-02-01 双ドラム式連続鋳造装置のサイド堰押圧装置 Expired - Lifetime JPH0832358B2 (ja)

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JPS59193741A (ja) * 1983-04-18 1984-11-02 Nippon Kokan Kk <Nkk> 金属板の連続鋳造装置
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