JPH08321463A - 不要レジスト露光装置 - Google Patents

不要レジスト露光装置

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Publication number
JPH08321463A
JPH08321463A JP8030566A JP3056696A JPH08321463A JP H08321463 A JPH08321463 A JP H08321463A JP 8030566 A JP8030566 A JP 8030566A JP 3056696 A JP3056696 A JP 3056696A JP H08321463 A JPH08321463 A JP H08321463A
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JP
Japan
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light
mask
substrate
optical system
light source
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Application number
JP8030566A
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English (en)
Inventor
Naohisa Hayashi
尚久 林
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光光量にムラを生じることがなく基板の周
辺を均一な光量で露光することができる不要レジスト露
光装置を提供する。 【解決手段】 光ファイバ束6の出射端6bはレンズユ
ニット8を構成するケーシング8a内に導かれ、光ファ
イバ束6の入射端6aに入射した光は出射端6bから出
射する。集光レンズ30はケーシング8a内において光
ファイバ束6の出射端6bから出る光の光路上に配置さ
れ、集光レンズ30により集められた光がマスク32に
形成された矩形の開口34を通過する。マスク32は、
集光レンズ30について出射端6bと非結像関係に配置
される。結像レンズ36はマスク32の開口34を通過
した光を基板1へ照射する。マスク32は、集光レンズ
30について出射端6bと非結像関係に配置され、か
つ、マスク32と結像レンズ36とは、マスク32が結
像レンズ36について基板1表面と結像関係になるよう
に、ケーシング8aとアーム9により支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばIC、L
SI、液晶表示装置等の電子部品の製造工程における微
細パターンの形成工程において、シリコンウエハに代表
される半導体基板、あるいは誘電体、金属、絶縁体等の
基板に塗布されたフォトレジスト液のうち、基板周辺部
の不要な部分を現像工程で除去するための不要レジスト
露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の不要レジスト露光装置におい
て、基板周辺部等の不要なフォトレジスト液(以下、単
に不要レジストと称する)の除去を完全におこなうため
に、不要レジストが存する基板の周辺部を所定の特性の
光(紫外線等)で露光することが提案されている。この
とき、基板面での光の照射形状を所望の形、例えば矩形
形状にすることの要望があり、そのために従来、実公平
5−30348号公報に記載のように、多数の光ファイ
バを断面が矩形になるように束ねて固め、その光ファイ
バ束の出射端を矩形形状として、その出射端面の像を投
影レンズによって基板の表面に投影して露光することが
行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
装置では、基板表面に照射されるのは光ファイバ束を構
成する1本1本の光ファイバから出射される光である
が、多数の光ファイバを完全に隙間なく所望の形状に束
ねるのは現実的には困難であるので、このようにその端
面の像を基板表面に投影させて露光する方法では、露光
される面内で光量分布にムラが生じ、露光光量が不均一
になるという問題がある。また、仮に隙間なく束ねるこ
とができたとしても、個々の光ファイバのコア部とその
他の部分との間で光量にムラがあるため、やはり露光光
量は不均一となってしまう。さらに、この種の光ファイ
バには断線が生じることがあるが、上述のような方法で
は、束ねた光ファイバのうちの1本でも断線があると、
その光ファイバの端面に対応する部分については全く光
が届かないため、非常に大きな光量ムラが生じてしま
う。そのため、使用中に断線が生じたものは直ちに交換
するなどして、光ファイバを完全に断線がない状態に保
たなければならないが、このような多数の光ファイバの
束で全く断線のないもの自体が高価であるので、装置全
体も高価なものになり、装置の維持も面倒でかつ維持費
も高くなってしまう。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、露光光量の分布にムラが生じるのを顕著に抑制
し、均一な光量分布で露光することができ、かつ安価で
装置の管理維持も容易な不要レジスト露光装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる不要レ
ジスト露光装置の発明は、照明光を出射面から出射する
光源と、所定形状の開口が形成され、前記光源の光路上
であって前記光源の出射面から離間した位置に配置され
たマスク手段と、前記マスク手段の開口の像を形成する
結像光学系と、基板を支持する支持手段と、前記支持手
段により支持された基板と前記マスク手段とを前記結像
光学系について互いに結像関係に保つ結像関係維持手段
と、前記マスク手段の開口を通過し前記結像光学系によ
り前記基板面に照射される光で前記基板の所望部位を走
査する走査手段とよりなることを特徴とする。
【0006】この発明では、光源から出射された光はマ
スク手段の存する面を照明する。マスク手段に形成され
た所定形状の開口は照射された光により照明され、一
方、支持手段に支持された基板はマスク手段と結像光学
系により結像関係となっているので、マスク手段に形成
された開口の形状で基板の表面が露光される。光源の出
射面において光量分布に多少のムラがあったとしても、
マスク手段と光源とは互いに離間しているので、かかる
ムラがマスク手段の存する面の光量分布に直接的に反映
されることはなく、マスク手段の面におけるムラは低減
される。基板は、マスク手段に形成された開口の形状で
露光される。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の不要レジス
ト露光装置において、前記光源の出射面と前記マスク手
段との間に前記光源からの光を集光する集光光学系をさ
らに設け、前記出射面と前記マスク手段とを非結像関係
に配置した。この発明では、光源の出射面からの光は集
光光学系によって集められてマスク手段の存する面を照
明するので、光源からの光を効率よく利用できる。マス
ク手段と出射面とは集光光学系について非結像関係であ
るので、出射面の光量分布にムラがあったとしても、か
かるムラがマスク手段の存する面の光量分布に直接的に
反映されることはなく、マスク手段の面は集光光学系で
集められた光により均一に照明される。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の不要レジス
ト露光装置において、前記マスク手段の配置位置が、前
記集光光学系の入射瞳位置に略一致する。この発明で
は、光源の出射面の各点から出射された光のそれぞれが
マスク手段の開口の面を照明するので、出射面の光量分
布にムラがあったとしても、マスク手段の開口面はムラ
なく均一に照明される。
【0009】請求項4の発明は、請求項2あるいは請求
項3の不要レジスト露光装置において、前記結像光学系
の入射瞳の位置が、前記集光光学系により形成される前
記光源の出射面の像の位置に略一致する。この発明で
は、前記結像光学系の入射瞳の位置が前記光源の出射面
の像の位置に略一致するため、結像光学系の開口の形状
が基板の露光面の光量分布に影響を与えることがなく、
露光の光量は結像光学系の開口面積により定まる。
【0010】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の不要レジスト露光装置において、前記光源を、発光
素子と、該発光素子からの光を集光する集光手段と、該
集光手段により集光された光を導く導光手段とから構成
した。この発明では、光源を、発光素子と、該発光素子
からの光を集光する集光手段と、該集光手段により集光
された光を導く導光手段とから構成したので、請求項1
ないし請求項4の不要レジスト露光装置を実施する場合
の発光素子の配置等の装置構成について、設計の自由度
が高まる。
【0011】請求項6の発明は、請求項5の不要レジス
ト露光装置において、前記導光手段は光ファイバにより
構成した。この発明では、導光手段を光ファイバによっ
て構成することで、請求項5の発明を容易に実施でき
る。請求項7の発明は、請求項5の不要レジスト露光装
置において、前記導光手段は液体ファイバにより構成し
た。
【0012】この発明では、導光手段を液体ファイバに
よって構成することで、請求項5の発明を容易にかつ安
価に実施できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態である不要レジ
スト露光装置を、図面を参照して以下に説明する。図2
は本発明の実施形態を示す模式図である。1は半導体ウ
エハ(以下、基板と称する)であって、その表面にはフ
ォトレジストの薄膜1a(図1参照)が形成されてお
り、その周辺に対して光を照射して露光が行われる。2
は基板1の中央を吸着して水平姿勢に支持するチャッ
ク、3はチャック2を回転駆動するモータである。
【0014】4は紫外光を発するUVランプ、4aはU
Vランプ4への電力の供給を断続するスイッチ、5はU
Vランプ4からの光を楕円面で反射させて集光する反射
鏡、6は反射鏡5で集められた光を導く光ファイバ束で
ある。光ファイバ束6は複数の光ファイバを束ねて構成
され、その入射端6aは反射鏡5の集光位置に配置され
る。8は光ファイバ束6の出射端側に取り付けられ、光
ファイバ束6を通って導かれる光を基板1の周辺へ照射
するレンズユニット、9はレンズユニット8を支持する
アーム、10はアーム9の基部に連結された駆動源であ
る。駆動源10はアーム9を水平面内で旋回駆動するこ
とにより、レンズユニット8を、チャック2に支持され
た基板1上方から基板1の周辺を露光する位置(図2に
実線で示す)と、基板1の側方の待機位置(図2に破線
で示す)との間で移動させる。11はレンズユニット8
が待機位置にあるときにそのレンズユニット8から出射
される光を受けてその照度を測定する照度検出器であっ
て、例えば入射光に応じた起電力を発生する光起電力素
子、あるいは入射光に応じて抵抗値が変化する抵抗体等
が用いられる。
【0015】12は反射鏡5と光ファイバ束6の入射端
6aとの間の光路に配置されてその光路を開閉するシャ
ッタ、14は同じくその光路に配置された光量絞り、1
5はシャッタ12を開閉駆動するロータリーソレノイ
ド、17は光量絞り14を駆動するモータである。光量
絞り14は、図3に示す如く、円盤20にその中心のま
わりで幅が変化する開口21を形成して構成される。モ
ータ17はパルスモータが使用され、光路内におかれる
光量絞り14の開口21の大きさを任意に制御できる。
なお、反射鏡5から光ファイバ束6の入射端6aまで
は、図示しないケーシングに収納されて、装置の任意の
場所に配置される。
【0016】22はいわゆるマイクロコンピュータ(以
下、マイコンと称する)であって、CPU22aとメモ
リ22bとからなる。メモリ22bは、CPU22aに
よって書き込み及び読み出しが行われ、CPU22aが
実行する処理のプログラムや、その他の必要なデータ等
の情報を記憶する。23はマイコン22のCPU22a
に数値、命令等の情報を入力するキーボード、24は装
置の状態等の情報を表示するディスプレイである。マイ
コン22は照度検出器11の検出信号を参照し、所定の
プログラムに基づいてモータ3,17や駆動源10、ロ
ータリーソレノイド15の動作、スイッチ4aの開閉を
制御する。
【0017】図1はUVランプ4からレンズユニット8
周辺までの光学系の詳細を示す模式図である。光ファイ
バ束6の出射端6bはレンズユニット8を構成するケー
シング8a内に導かれ、光ファイバ束6の入射端6aに
入射した光は出射端6bから出射する。30はケーシン
グ8a内において光ファイバ束6の出射端6bから出る
光の光路上に配置される集光レンズ、32は集光レンズ
30により集められた光が通過する矩形の開口34が形
成されたマスク、36はマスク32の開口34を通過し
た光を基板1へ照射する結像レンズである。マスク32
は集光レンズ30の入射瞳の位置に配置され、結像レン
ズ36は集光レンズ30による出射端6bの像の位置に
配置される。すなわち、マスク32は、集光レンズ30
について出射端6bと非結像関係に配置される。また、
マスク32と結像レンズ36とは、マスク32が結像レ
ンズ36について基板1表面と結像関係になるように、
ケーシング8aとアーム9により支持される。そして、
レンズユニット8は駆動源10がアーム9を駆動するこ
とにより水平面内で移動し、チャック2により水平姿勢
に支持された基板1表面と、上述の結像関係を保って移
動する。なお、図1においてはシャッタ12や光量絞り
14は図示を省略している。
【0018】本実施例装置の動作を以下に詳細に説明す
る。装置の以下の動作は、操作者のキーボード23から
の指示入力に基づきマイコン22が実行する。基板に対
する露光処理の実行開始が指示されると、スイッチ4a
が閉じられてUVランプ4が点灯し、シャッタ12が開
かれる。そして、照度検出器11が検出した照度が所望
の値になるように光量絞り14が駆動される。基板1が
チャック2に搬入されると、駆動源10が駆動されて、
レンズユニット8から出射される光が基板1の所望の端
縁部位を露光する位置までアーム9が駆動される。そし
て、この状態でモータ3が駆動されて基板1が1回転
し、レンズユニット8が基板1の端縁全周を走査し、そ
の全周に対して露光が行われることになる。
【0019】このとき、上述の構成によれば、マスク3
2の存する平面は光ファイバ束6の出射端6bから出射
され集光レンズ30によって集められた光によって照明
される。そして、マスク32と基板1表面とが結像レン
ズ36により結像関係になっているから、マスク32に
形成された開口34の形状で基板1の表面が露光される
ことになる。また、光ファイバ束6を構成する光ファイ
バの特性やその一部の断線等のため、出射端6bにおい
て光量分布に多少のムラがあったとしても、マスク32
と光ファイバ束6の出射端6bとは互いに離間してお
り、また両者は結像関係にもなっていないから、かかる
ムラがマスク32の面の光量分布に直接的に反映される
ことはない。さらに、マスク32は集光レンズ30の入
射瞳位置に配置されており、出射端6bの各点から出射
された光のそれぞれがマスク32の開口34の面を照明
するので、マスク32の開口34面はムラなく均一に照
明され、これらが相俟って、マスク32の面における光
量分布のムラは顕著に低減されて均一に照明される。
【0020】したがって、開口34の形状で基板1にな
される露光の光量分布もムラなく均一なものとなる。ま
た、UVランプ4をレンズユニット8から離間した位置
に配置して、そのUVランプ4からの光を光ファイバ束
6によってレンズユニット8へ導いているので、これに
よってレンズユニット8を小型化でき、アーム9やモー
タ10等も小型化できる。
【0021】以上の構成においては、UVランプ4が発
光素子に、反射鏡5が集光手段に、光ファイバ束6が導
光手段に、出射端6bが出射面に、それぞれ相当し、こ
れらにより光源が構成される。また、集光レンズ30が
集光光学系に、結像レンズ36が結像光学系に、開口3
4が形成されたマスク32がマスク手段に、チャック2
が支持手段に、ケーシング8aとアーム9とが結像関係
維持手段に、モータ3が走査手段に、それぞれ相当す
る。
【0022】なお、以上の実施形態においては、導光手
段として光ファイバを束ねて使用しているが、液体ファ
イバを使用してもよい。この場合、光ファイバを用いた
場合と比べ、比較的安価に装置を構成できる。また、上
記実施形態では、発光素子をレンズユニット8から離間
した位置に配置して、その発光素子からの光を光ファイ
バ束6によってレンズユニット8へ導いているが、これ
に限らず、例えばレンズユニット8内へ光源を内蔵する
こともできる。この場合でも、マスク手段を光源の出射
面から離間した位置に配置することで、基板に露光され
る光量分布を均一にできる。また、光源あるいは発光素
子からの光量が十分であれば、集光レンズ30や反射鏡
5の一方あるいは両方を用いなくてもよい。
【0023】また、上記実施形態では、基板1とマスク
32との結像関係は、レンズユニット8と基板1との距
離を固定することで保っていたが、レンズユニット8を
基板1に対して昇降させてこの結像関係を維持するいわ
ゆるオートフォーカス機構を設けてもよく、その場合、
基板1に微妙なそり等があってもそれに影響されること
なく結像関係を維持することができる。なお、結像レン
ズ36として像側テレセントリックのものを用いれば、
上述の結像関係の維持に要求される精度を緩和すること
ができる。
【0024】さらに、マスク32としては、矩形の開口
34が形成されたものを使用したが、たとえば基板の搬
送手段が把持するためにその対象部分のみを特定の形に
露光したいような場合、あるいは基板に所望のパターン
を露光したい場合には、その形やパターンに対応した開
口が形成されたマスクを使用すればよい。なお、以上の
実施形態では、結像レンズ36の入射瞳の位置が、集光
レンズ30による出射端6bの像の位置に一致している
ので、結像レンズ36の開口の形状が基板の露光面の光
量分布に影響を与えることがない。そのため、例えば図
示の光量絞り14にかえて、結像レンズ36の入射瞳位
置近傍の開口に可変の光量絞りを配置することにより、
光量分布にムラを生じさせることなく照射光の照度を調
整する構成とすることもできる。光量絞りとしては、虹
彩絞り等を用いてもよい。また、上記の実施例は基板の
周辺部の不要レジストを露光して除去するいわゆる周辺
露光装置であったが、除去したい不要レジストが基板の
周辺部以外に存する場合にあっては、その除去したい部
分を露光するように走査すればよい。
【0025】〔マスクの他の実施形態〕図4に示すマス
ク40は、前記実施形態におけるマスク32に代えて用
いられるものである。このマスク40は円弧状の開口4
1を有している。円弧状の開口41は所定の幅Dを有
し、またその曲率半径は基板1の半径とほぼ同様になる
ように設定されている。幅Dは基板1における露光した
い幅と、光学系の倍率から決定される。また、この実施
形態では、光学系の倍率を大きくし、照明領域P(一点
鎖線で示す)を前記実施形態よりも大きく確保してい
る。そして、開口41の円弧長さは、照明領域P内でか
つ最大限長くなるように設定されている。なお、この円
弧長さは他の露光条件との関係で変更される。
【0026】参考として、図5に、前述の実施形態にお
けるマスク32の開口34及び照明領域Rを、この実施
形態におけるマスク40の開口41及び照明領域Pとを
比較して示す。動作は前記実施形態と基本的に同様であ
る。すなわち、露光処理の開始が指示されると、シャッ
タ12を開き、チャック2に搬入された基板1を回転さ
せて基板1の端縁全周を順次露光していく。基板1を3
60゜回転させたらシャッタ12を閉じる。この場合の
露光条件、たとえば開口41の円弧長さ、照度、基板1
の回転速度は、予めテストを行い、露光中に基板1上の
フォトレジスト液が発泡しない程度に設定する。
【0027】このような実施形態では、小さい露光エネ
ルギを比較的大きな露光領域に照射できる。したがっ
て、基板全周を露光するための全体処理時間を長くする
ことなく、短時間に大きな露光エネルギをフォトレジス
ト液に与えた場合の不具合、すなわちフォトレジスト液
の発泡という不具合を避けることができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、光源の出射面
において光量分布に多少のムラがあったとしても、露光
される光量分布に直接影響を生じることがなく、露光光
量分布のムラを低減することができる。また、装置構成
も容易で安価ですみ、また装置の管理維持も容易であ
る。
【0029】請求項2の発明によれば、さらに、光源か
らの光を効率よく利用できる。請求項3の発明によれ
ば、光源の出射面の光量分布にムラがあったとしても、
光量分布のムラなく均一に露光することができる。請求
項4の発明によれば、さらに、結像光学系の開口の形状
が基板の露光面の光量分布に影響を与えることがない。
【0030】請求項5の発明によれば、さらに、請求項
1ないし請求項4の不要レジスト露光装置を実施する場
合の発光素子の配置等の装置構成について、設計の自由
度が高まる。請求項6の発明によれば、請求項5の発明
を容易に実施できる。請求項7の発明によれば、請求項
5の発明を容易にかつ安価に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の不要レジスト露光装置の
要部の構成を示す模式図である。
【図2】この発明の実施形態の不要レジスト露光装置の
構成を示す模式図である。
【図3】光量絞りの正面図である。
【図4】マスクの他の実施形態を示す正面図である。
【図5】図4のマスクの開口部の大きさを他の実施形態
と比較して示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 チャック 3 モータ 4 UVランプ 5 反射鏡 6 光ファイバ束 6b 出射端 8 レンズユニット 8a ケーシング 9 アーム 10 駆動源 30 集光レンズ 32,40 マスク 34,41 開口 36 結像レンズ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】照明光を出射面から出射する光源と、 所定形状の開口が形成され、前記光源の光路上であって
    前記光源の出射面から離間した位置に配置されたマスク
    手段と、 前記マスク手段の開口の像を形成する結像光学系と、 基板を支持する支持手段と、 前記支持手段により支持された基板と前記マスク手段と
    を前記結像光学系について互いに結像関係に保つ結像関
    係維持手段と、 前記マスク手段の開口を通過し前記結像光学系により前
    記基板面に照射される光で前記基板の所望部位を走査す
    る走査手段とよりなることを特徴とする不要レジスト露
    光装置。
  2. 【請求項2】前記光源の出射面と前記マスク手段との間
    に前記光源からの光を集光する集光光学系をさらに設
    け、前記出射面と前記マスク手段とを非結像関係に配置
    した請求項1記載の不要レジスト露光装置。
  3. 【請求項3】前記マスク手段の配置位置が、前記集光光
    学系の入射瞳位置に略一致した請求項2記載の不要レジ
    スト露光装置。
  4. 【請求項4】前記結像光学系の入射瞳の位置が、前記集
    光光学系により形成される前記光源の出射面の像の位置
    に略一致した請求項2あるいは請求項3記載の不要レジ
    スト露光装置。
  5. 【請求項5】前記光源を、 発光素子と、 該発光素子からの光を集光する集光手段と、 該集光手段により集光された光を導く導光手段とから構
    成した請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の不要
    レジスト露光装置。
  6. 【請求項6】前記導光手段は光ファイバにより構成した
    請求項5記載の不要レジスト露光装置。
  7. 【請求項7】前記導光手段は液体ファイバにより構成し
    た請求項5記載の不要レジスト露光装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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