JPH08320893A - 論理合成装置、論理合成方法及び半導体集積回路 - Google Patents

論理合成装置、論理合成方法及び半導体集積回路

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JPH08320893A
JPH08320893A JP7125112A JP12511295A JPH08320893A JP H08320893 A JPH08320893 A JP H08320893A JP 7125112 A JP7125112 A JP 7125112A JP 12511295 A JP12511295 A JP 12511295A JP H08320893 A JPH08320893 A JP H08320893A
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JP
Japan
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flip
flop
feedback loop
logic
netlist
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JP7125112A
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Yasubumi Mori
保文 森
Tatsunori Koike
達紀 菰池
Takeshi Hashizume
毅 橋爪
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/3185Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning
    • G01R31/318533Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning using scanning techniques, e.g. LSSD, Boundary Scan, JTAG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レイアウト効率の良いフィードバックループ
付フリップフロップからなるネットリストが生成可能な
論理合成装置及び論理合成方法を得る。 【構成】 セルライブラリ3には、既存の種々のセルと
ともに、新たにフィードバックループ付フリップフロッ
プのセルが登録されている。このフィードバックループ
付フリップフロップは、フィードバックループ部分がフ
リップフロップのセットアップタイム及びホールドタイ
ムを考慮して最適なレイアウト構成で形成されている。
論理合成部1はセルライブラリ3内に登録されたセルを
用いて、論理機能記述D1を実現するネットリストD
2′を生成してテスト設計部12に出力する。この際、
フリップフロップの入出力にフィードバックループが形
成されている部分は、フィードバックループ付フリップ
フロップを用いてネットリストD2′を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マクロセルで構成さ
れ、フィードバックループが付いたフリップフロップの
レイアウト容易性を考慮した接続情報からなるネットリ
ストを出力する論理合成装置及び論理合成方法並びに上
記論理合成方法で製造される半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】フリップフロップ回路等のセルが予め登
録されたセルライブラリからセルを抽出してレイアウト
設計を行う、ゲートアレイ等に代表されるセミカスタム
方式で製造された半導体集積回路において、論理ゲート
によってクロックの有効・無効が制御されるゲーテッド
クロックを用いることなく、フリップフロップ回路を使
用した回路設計を行う場合、データ保持のために、フリ
ップフロップ回路の出力をフリップフロップ回路へ入力
するフィードバックループをフリップフロップ回路の外
部に作成する必要があった。そして、近年設計効率化の
為に特にセミカスタム方式の集積回路装置を製造する際
に多用されているのが論理合成装置である。
【0003】図15は論理合成装置の構成を示すブロッ
ク図である。同図に示すように、論理合成部11は、論
理合成装置の使用者が所望する回路機能が所定の論理言
語で記述された論理機能記述D1を受け、セルライブラ
リ13内に登録されたセルあるいはマクロセルを用い
て、論理機能記述D1を実現するネットリストD2を生
成してテスト設計部12に出力する。テスト設計部12
はネットリストD2に基づき、スキャンテストを実行可
能にすべくスキャン入出力をもつ各セル間のスキャン入
出力を接続する。
【0004】図16は論理合成装置の動作を示すフロー
チャートである。同図において、ステップS1〜S4の
動作は論理合成部11により行われ、ステップS5及び
S6の動作はテスト設計部12により行われる。
【0005】同図を参照して、ステップS1で、論理合
成部11はセルライブラリ13より論理機能記述D1を
満足するセル(マクロセルを含む)を検出し、ステップ
S2で検出したセルを割り付ける。
【0006】そして、ステップS3で、論理合成部11
は論理機能記述D1で規定された回路の接続関係に基づ
きフィードバックループを作成し、その後にステップS
4で、フリップフロップの出力から入力までのデータに
ついて、セットアップタイム及びホールドタイム等のタ
イミング調整を行った後、ネットリストD2をテスト設
計部12に出力する。
【0007】その後、テスト設計部12は、ステップS
5で、スキャンテストを実行可能にするため、すべての
フリップフロップをスキャンテストが可能なスキャンフ
リップフロップに変換し、ステップS6で各スキャンフ
リップフロップ間のスキャン入出力を接続しスキャンテ
ストが実行可能な状態にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の論理合成装置は
以上のように構成され論理合成動作を行っていた。
【0009】しかしながら、図16ステップS3で、フ
リップフロップの入出力にフィードバックループを作成
する際、フリップフロップ回路セルとセレクタ回路セル
等の複数のセル等を組み合わせてフィードバックループ
付のフリップフロップ回路を実現するため、ステップS
4で、フリップフロップのホールドタイミング調整の為
にフィードバックループ中に強制的にインバータチェー
ンが挿入され、規模増大等による回路性能の劣化を招い
ていた。
【0010】上記した回路性能の劣化を改善するには、
ステップS4に続いて、論理合成により挿入されたイン
バータチェーンを削除してメタル配線で遅延調整する等
の余分なステップを追加する必要があるが、このような
余分なステップを追加すると設計効率も低下するという
問題点があった。
【0011】図17は、従来のフィードバックループ付
フリップフロップを示す回路図である。同図に示すよう
に、選択信号E及びデータ入力信号Dが選択回路43に
入力され、クロック入力T及び選択回路43の出力がフ
リップフロップ41に付与され、フリップフロップ41
から出力Q及び反転出力QCが出力され、出力Qが遅延
回路42を介して選択回路43にフィードバックする。
【0012】このように、フリップフロップ41のフィ
ードバックループ部にインバータ421〜424からな
るインバータチェーンによる遅延回路42が挿入された
り、選択回路43内にもインバータ432及び433か
らなるインバータチェーンが挿入されたり、不必要なセ
ルが規模を増大させている。なお、431,434はA
NDゲート、435はORゲートである。
【0013】また、論理合成時には、フリップフロップ
回路間のタイミング調整を行うために、フィードバック
ループ部のタイミング調整も行わなければならず、論理
合成の実行時間が増加してしまうという問題点があっ
た。
【0014】図17で示したようなフィードバックルー
プ付フリップフロップを実際にレイアウトする場合、図
18に示すように、フィードバックループ部が、多くの
セル(421〜424,431〜433及び435)を
経由するために、フィードバックループ部のメタル配線
Lの配線長と配線数が増加した。加えて、図18に示す
ように、それらの関連したセルは隣接した場所に配置さ
れるとは限らないために、回路性能、レイアウトの効率
ともに低下した。
【0015】さらにまた、上記のフィードバックループ
については、論理記述の設計の段階において、意識した
(フィードバックループが生成されるような)記述を行
う必要があり、論理記述設計段階において時間と、記述
量を要した。
【0016】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、レイアウト効率の良いフィードバックル
ープ付フリップフロップからなるネットリストが生成可
能な論理合成装置及び論理合成方法を得ることを目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の論理合成装置は、論理接続関係を規定する論理機
能記述を付与する論理機能記述付与手段と、フリップフ
ロップの入出力間に該フリップフロップのセットアップ
タイム及びホールドタイムを考慮してレイアウト適性の
良いフィードバックループが付加されたフィードバック
ループ付フリップフロップのセルが少なくとも登録され
たライブラリと、前記論理機能記述を受け、前記論理機
能記述に基づき、前記ライブラリに登録されたセルを用
いて、論理素子の素子情報及びその接続情報を規定した
ネットリストを生成するネットリスト生成手段とを備
え、前記ネットリスト生成手段は、その入出力にフィー
ドバックループが形成されるフリップフロップに関し、
そのフリップフロップ及びそのフィードバックループ部
分に、前記フィードバックループ付フリップフロップの
セルを割り付けている。
【0018】また、請求項2記載の論理合成装置のよう
に、前記ライブラリは、前記フィードバックループ付フ
リップフロップのセル以外の種々のセルがさらに登録さ
れるセルライブラリであってもよい。
【0019】また、請求項3記載の論理合成装置のよう
に、前記ライブラリは、前記フィードバックループ付フ
リップフロップのセルのみが登録されるフリップフロッ
プライブラリであり、前記フィードバックループ付フリ
ップフロップのセル以外の種々のセルが登録されたセル
ライブラリをさらに備え、前記ネットリスト生成手段
は、前記論理機能記述を受け、前記論理機能記述に基づ
き、前記セルライブラリに登録されたセルを用いて、論
理素子の素子情報及びその接続情報を規定した原ネット
リストを生成する論理合成手段と、前記原ネットリスト
を受け、前記原ネットリストに基づき、その入出力にフ
ィードバックループが形成されるフリップフロップに関
し、そのフリップフロップ及びそのフィードバックルー
プを、前記フリップフロップライブラリに登録されたフ
ィードバックループ付フリップフロップに変換して前記
ネットリストを生成するフリップフロップ変換手段とを
備えてもよい。
【0020】また、請求項4記載の論理合成装置のよう
に、前記フィードバックループ付フリップフロップはそ
の入出力にスキャンテスト可能なスキャン入出力を有す
るフィードバックループ付スキャンフリップフロップを
含んでもよい。
【0021】この発明に係る請求項5記載の論理合成方
法は、フリップフロップの入出力間に該フリップフロッ
プのセットアップタイム及びホールドタイムを考慮して
レイアウト適性の良いフィードバックループが付加され
たフィードバックループ付フリップフロップのセルを含
む種々のセルが登録されたセルライブラリを用いて行う
方法であって、(a) 論理接続関係を規定する論理機能記
述に基づき、フリップフロップの入出力間に形成される
フィードバックループを検出するステップと、(b) 前記
ステップ(a)で検出されたフィードバックループ及びそ
れに対応するフリップフロップ部分に、前記セルライブ
ラリから前記フィードバックループ付フリップフロップ
のセルを割り付けるステップと、(c) 前記論理機能記述
に基づき、前記セルライブラリから、前記フィードバッ
クループ付フリップフロップのセル以外のセルを割り付
けてネットリストを生成するステップとを備えて構成さ
れる。
【0022】この発明に係る請求項6記載の論理合成方
法は、フリップフロップの入出力間に該フリップフロッ
プのセットアップタイム及びホールドタイムを考慮して
レイアウト適性の良いフィードバックループが付加され
たフィードバックループ付フリップフロップのセルが登
録されたフリップフロップライブラリと種々のセルが登
録されたセルライブラリとを用いて行う方法であって、
(a) 論理接続関係を規定する論理機能記述に基づき、前
記セルライブラリに登録されたセルを割り付けて原ネッ
トリストを生成するステップと、(b) 前記原ネットリス
トに基づき、その入出力にフィードバックループが形成
されるフリップフロップに関し、そのフリップフロップ
及びそのフィードバックループを、前記フリップフロッ
プライブラリに登録されたフィードバックループ付フリ
ップフロップのセルに変換してネットリストを生成する
ステップとを備えて構成される。
【0023】また、請求項7記載の論理合成方法のよう
に、前記フィードバックループ付フリップフロップはそ
の入出力にスキャンテスト可能なスキャン入出力を有す
るフィードバックループ付スキャンフリップフロップを
含んでもよい。
【0024】この発明に係る請求項8記載の半導体集積
回路は、請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載
の論理合成方法により生成されたネットリストに基づき
製造される。
【0025】
【作用】この発明における請求項1記載の論理合成装置
のネットリスト生成手段は、論理機能記述に基づき、そ
の入出力にフィードバックループが形成されるフリップ
フロップに関し、そのフリップフロップ及びそのフィー
ドバックループ部分に、予めライブラリに登録された、
セットアップタイム及びホールドタイムを考慮してレイ
アウト適性の良いフィードバックループがフリップフロ
ップ付加されたフィードバックループ付フリップフロッ
プのセルを割り付けるため、フリップフロップのフィー
ドバックループのセットアップタイム及びホールドタイ
ムをネットリスト生成時に考慮する必要が無くなる。
【0026】また、請求項2記載の論理合成装置のライ
ブラリはフィードバックループ付フリップフロップのセ
ル以外の種々のセルがさらに登録されるセルライブラリ
であるため、論理機能記述に基づきセルライブラリから
セルを割り付ける際に、フィードバックループ付フリッ
プフロップも同時に割り付けることができる。
【0027】また、請求項3記載の論理合成装置は、ラ
イブラリは前記フィードバックループ付フリップフロッ
プのセルのみが登録されるフリップフロップライブラリ
であり、前記フィードバックループ付フリップフロップ
のセル以外の種々のセルが登録されたセルライブラリを
さらに備え、ネットリスト生成手段は、前記論理機能記
述を受け、前記論理機能記述に基づき、前記セルライブ
ラリに登録されたセルを用いて、論理素子の素子情報及
びその接続情報を規定した原ネットリストを生成する論
理合成手段と、前記原ネットリストを受け、前記原ネッ
トリストに基づき、その入出力にフィードバックループ
が形成されるフリップフロップに関し、そのフリップフ
ロップ及びそのフィードバックループを、前記フリップ
フロップライブラリに登録されたフィードバックループ
付フリップフロップに変換して前記ネットリストを生成
するフリップフロップ変換手段とを備えて構成されてい
る。
【0028】したがって、論理合成手段及びセルライブ
ラリは既存の手段をそのまま用い、新たにフリップフロ
ップライブラリとフリップフロップ変換手段とを追加す
ることにより、請求項3記載の論理合成装置を構成する
ことができる。
【0029】また、請求項4記載の論理合成装置におい
て、フィードバックループ付フリップフロップはその入
出力にスキャンテスト可能なスキャン入出力を有するフ
ィードバックループ付スキャンフリップフロップを含む
ため、スキャンテスト設計を行う際、フィードバックル
ープ付フリップフロップをフィードバックループ付スキ
ャンフリップフロップに置き換える必要はない。
【0030】この発明における請求項5記載の論理合成
方法のステップ(b)は、ステップ(a)で検出されたフィー
ドバックループ及びそれに対応するフリップフロップ部
分に、前記セルライブラリから前記フィードバックルー
プ付フリップフロップのセルを割り付けている。
【0031】したがって、フリップフロップのフィード
バックループのセットアップタイム及びホールドタイム
をネットリスト生成時に考慮する必要が無くなる。
【0032】この発明における請求項6記載の論理合成
方法のステップ(b)は、原ネットリストに基づき、その
入出力にフィードバックループが形成されるフリップフ
ロップに関し、そのフリップフロップ及びそのフィード
バックループを、前記フリップフロップライブラリに登
録されたフィードバックループ付フリップフロップのセ
ルに変換してネットリストを生成するため、ステップ
(a)における原ネットリストの生成処理は既存のセルラ
イブラリを用いた既存の方法で実行することができる。
【0033】この発明における請求項7記載の論理合成
方法においては、フィードバックループ付フリップフロ
ップはその入出力にスキャンテスト可能なスキャン入出
力を有するフィードバックループ付スキャンフリップフ
ロップを含むため、スキャンテスト設計を行う際、フィ
ードバックループ付フリップフロップをフィードバック
ループ付スキャンフリップフロップに置き換える処理は
必要ない。
【0034】この発明における請求項8記載の半導体集
積回路は、請求項5記載の論理合成方法により生成され
たネットリストに基づき製造されてもよい。
【0035】したがって、上記半導体集積回路を規定す
る論理機能記述が、フリップフロップの入出力間に形成
されるフィードバックループを要求する場合、セットア
ップタイム及びホールドタイムを考慮してレイアウト適
性の良いフィードバックループが付加されたフィードバ
ックループ付フリップフロップを用いて上記半導体集積
回路は構成される。
【0036】また、請求項8記載の半導体集積回路は、
請求項6記載の論理合成方法により生成されたネットリ
ストに基づき製造されてもよい。
【0037】したがって、上記半導体集積回路を規定す
る原ネットリストが、フリップフロップの入出力間に形
成されるフィードバックループを要求する場合、セット
アップタイム及びホールドタイムを考慮してレイアウト
適性の良いフィードバックループが付加されたフィード
バックループ付フリップフロップを用いて上記半導体集
積回路は構成される。
【0038】また、請求項8記載の半導体集積回路は、
請求項7記載の論理合成方法により生成されたネットリ
ストに基づき製造されてもよい。
【0039】したがって、上記半導体集積回路を規定す
る論理機能記述が、フリップフロップの入出力間に形成
されるフィードバックループを要求する場合、セットア
ップタイム及びホールドタイムを考慮してレイアウト適
性の良いフィードバックループ及びスキャン入出力が付
加されたフィードバックループ付スキャンフリップフロ
ップを用いて上記半導体集積回路は構成される。
【0040】
【実施例】
<第1の実施例>図1はこの発明の第1の実施例である
論理合成装置の構成を示すブロック図である。同図に示
すように、ネットリスト生成手段である論理合成部1
は、論理合成装置の使用者が所望する回路機能が所定の
論理言語で記述され、論理接続関係を規定した論理機能
記述D1を受け、種々のセル(マクロセルを含む)が登
録されたセルライブラリ3にアクセス可能である。セル
ライブラリ3内に既存の種々のセルとともに、新たにフ
ィードバックループ付フリップフロップのセルが登録さ
れている。
【0041】このフィードバックループ付フリップフロ
ップは、レイアウト並びに、論理合成モデル(必要トラ
ンジスタ数、論理演算実行時間等を規定)、シミュレー
ションモデル(実際の論理動作等を規定)としてライブ
ラリにCAD用の再利用可能な設計データとして登録さ
れている。図2はフィードバックループ付フリップフロ
ップの一例を示す説明図である。同図に示すように、フ
ィードバックループ付フリップフロップ20はフリップ
フロップ21、遅延回路22、選択回路23により構成
される。フリップフロップ21は出力Q及び反転出力Q
Cを外部出力するとともに、出力Qを遅延回路22を介
して選択回路23の第1入力に付与する。選択回路23
はデータ入力信号Dを第2入力に、選択信号Eを制御入
力に受ける。そして、選択回路23は選択信号Eに基づ
きデータ入力信号D及び出力Qのうち一方をフリップフ
ロップ21の入力部に与える。また、クロック入力Tは
フリップフロップ21のクロック入力に付与される。
【0042】遅延回路22及び選択回路23は、フリッ
プフロップ21のセットアップタイム及びホールドタイ
ムを満足すべくタイミング調整が行われており、かつ最
適なレイアウト構成で形成される。したがって、図3に
示すように、レイアウト効率よくフィードバックループ
付フリップフロップ20のセル内にフリップフロップ2
1、遅延回路22及び選択回路23を構成することがで
き、フィードバックループ付フリップフロップ20を必
要最小限の回路規模で構成することができる。
【0043】図4はフィードバックループ付フリップフ
ロップ20内の実際の回路構成の第1の例を示す回路図
である。同図に示すように、フィードバックループ付フ
リップフロップ20はフリップフロップ21、バッファ
32及び組合せ論理回路33より構成される。なお、バ
ッファ32は図2の遅延回路22に相当し、組合せ論理
回路33は選択回路23に相当する。
【0044】同図に示すように、フリップフロップ21
は出力Q及び反転出力QCを外部出力するとともに、出
力Qをバッファ32を介して組合せ論理回路33に出力
する。組合せ論理回路33は、ANDゲート331,3
32及びORゲート333より構成され、ANDゲート
331はバッファ32の出力(出力Q)と選択信号Eの
反転信号とを受け、ANDゲート332は選択信号Eと
データ入力信号Dとを受ける。ORゲート333はAN
Dゲート331及び332の出力を受け、その出力をフ
リップフロップ21のデータ入力DIに与える。
【0045】したがって、組合せ論理回路33は、選択
信号Eが“H”のときデータ入力信号Dをフリップフロ
ップ21のデータ入力DIに与え、選択信号Eが“L”
のとき出力Qをフリップフロップ21のデータ入力DI
にフィードバックさせる。また、クロック入力Tはフリ
ップフロップ21のクロック入力に付与される。
【0046】図5はフィードバックループ付フリップフ
ロップ20内の実際の回路構成の第2の例を示す回路図
である。同図に示すように、フィードバックループ付フ
リップフロップ20はフリップフロップ21、インバー
タ34及び組合せ論理回路33より構成される。なお、
インバータ34は図2の遅延回路22に相当する。
【0047】同図に示すように、フリップフロップ21
は出力Q及び反転出力QCを外部出力するとともに、反
転出力QCをインバータ34を介することにより出力Q
として組合せ論理回路33のANDゲート331の一方
入力に出力する。
【0048】したがって、組合せ論理回路33は、選択
信号Eが“H”のときデータ入力信号Dをフリップフロ
ップ21のデータ入力DIに与え、選択信号Eが“L”
のとき出力Qをフリップフロップ21のデータ入力DI
にフィードバックさせる。また、クロック入力Tはフリ
ップフロップ21のクロック入力に付与される。
【0049】図1に戻って、論理合成部1はセルライブ
ラリ3内に登録されたセルを用いて、論理機能記述D1
を実現するネットリストD2′を生成してテスト設計部
12に出力する。この際、必要があれば、図2〜図5で
示したフィードバックループ付フリップフロップのセル
を用いてネットリストD2′を作成する。すなわち、そ
の入出力にフィードバックループが形成されるフリップ
フロップに関し、そのフリップフロップ及びそのフィー
ドバックループ部分に、フィードバックループ付フリッ
プフロップのセルを割り付ける。
【0050】テスト設計部12はネットリストD2′に
基づき、スキャンテストを実行可能にすべくスキャン入
出力をもつ各セル間のスキャン入出力を接続したネット
リストを生成する。
【0051】図6は第1の実施例の論理合成装置を用い
た論理合成方法を示すフローチャートである。同図にお
いて、ステップS11〜S15の動作は論理合成部1に
より行われ、ステップS16及びS17の動作はテスト
設計部12により行われる。
【0052】同図を参照して、ステップS11で論理合
成部1は論理機能記述D1で規定される回路に形成され
るフリップフロップのフィードバックループを優先的に
検出し、ステップS12で検出したフリップフロップの
フィードバックループ部分をセルライブラリ3内に登録
されたフィードバックループ付フリップフロップのセル
を割り付ける。
【0053】そして、ステップS13で、論理合成部1
は、論理機能記述D1で規定される回路のうち、フリッ
プフロップのフィードバックループ箇所以外において、
セルライブラリ3より論理機能記述D1を満足するセル
を検出し、ステップS14において、ステップS13で
検出したセルを割り付ける。
【0054】そして、ステップS15で、論理合成部1
は、フィードバックループ付フリップフロップのセット
アップタイム、ホールドタイム以外のタイミング調整を
行った後、ネットリストD2′をテスト設計部12に出
力する。
【0055】その後、テスト設計部12は、ステップS
16で、スキャンテストを実行可能にするため、すべて
のフリップフロップをスキャンテストが可能なスキャン
フリップフロップに変換し、ステップS17で各スキャ
ンフリップフロップ間のスキャン入出力を接続しスキャ
ンテストを実行可能なネットリストを生成する。
【0056】このように、第1の実施例の論理合成装置
は、セルライブラリ3内に、セットアップタイム及びホ
ールドタイムを考慮したフィードバックループ付フリッ
プフロップのセルを予め登録しておくことにより、フィ
ードバックループのセットアップタイム及びホールドタ
イムは考慮する必要が無くなるため、図17で示した従
来例のように、タイミング調整時にフィードバックルー
プ部あるいは選択回路部分内に不必要なセル(インバー
タ422,423,432,433)が挿入されること
はなく、レイアウト効率のよいネットリストを生成する
ことができる。また、論理合成部1の論理合成時にフィ
ードバックループ部のタイミング調整を行う必要がない
ため、効率的な論理合成処理を実施することができる。
【0057】加えて、第1の実施例の論理合成装置は、
図18で示した従来例のようにフィードバックループを
形成するためにセルが分散配置されてしまったり、フィ
ードバックループの配線Lが長くなることがないため、
高性能なネットリストを生成することができる。
【0058】その結果、第1の実施例で論理合成装置を
用いて、図6で示した論理合成方法で生成されるネット
リストに基づき製造される半導体集積回路は、高性能で
レイアウト効率が良いものが得られる。
【0059】また、セルライブラリ3にはフィードバッ
クループ付フリップフロップのセルと種々のセルが登録
されているため、論理機能記述D1に基づきセルライブ
ラリ3からセルを割り付ける際に、フィードバックルー
プ付フリップフロップも同時に割り付けることができ
る。
【0060】<第2の実施例>図7はこの発明の第2の
実施例である論理合成装置の構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、論理合成部11は、論理合成装
置の使用者が所望する回路機能が所定の論理言語で記述
され、論理接続関係を規定した論理機能記述D1を受
け、種々のセル(マクロセルを含む)が登録されたセル
ライブラリ13にアクセス可能である。
【0061】論理合成部11はセルライブラリ13内に
登録されたセルを用いて、論理機能記述D1を実現する
ネットリストD2(原ネットリスト)を生成してフリッ
プフロップ変換部4に出力する。
【0062】フリップフロップ変換部4はネットリスト
D2を受け、フィードバックループ付フリップフロップ
のセルが登録されているフィードバックループ付FFラ
イブラリ6にアクセス可能である。なお、フィードバッ
クループ付フリップフロップの特徴及び内部構成は、第
1の実施例のフィードバックループ付フリップフロップ
と同様である。フリップフロップ変換部4は、ネットリ
ストD2で規定される回路において、その入出力にフィ
ードバックループが形成されるフリップフロップを検出
すると、そのフリップフロップ及びそのフィードバック
ループ部分をフィードバックループ付FFライブラリ6
より得たフィードバックループ付フリップフロップに変
換し、フィードバックループ付フリップフロップからな
るネットリストD2′をテスト設計部12に出力する。
このように、論理合成部11とフリップフロップ変換部
4によりネットリスト生成手段を構成する。
【0063】テスト設計部12はネットリストD2′に
基づき、スキャンテストを実行可能にすべくスキャン入
出力をもつ各セル間のスキャン入出力を接続したネット
リストを生成する。
【0064】図8は第2の実施例の論理合成装置を用い
た論理合成方法を示すフローチャートである。同図にお
いて、ステップS21〜S25の動作は論理合成部11
により行われ、ステップS25及びS26の動作はフリ
ップフロップ変換部4により行われ、ステップS27及
びS28の動作はテスト設計部12により行われる。
【0065】同図を参照して、ステップS21で、論理
合成部11は、論理機能記述D1で規定される回路にお
いて、セルライブラリ3より論理機能記述D1を満足す
るセルを検出し、ステップS22において、ステップS
21で検出したセルを割り付ける。
【0066】そして、ステップS23で、論理合成部1
1は論理機能記述D1で規定された回路の接続関係に基
づきフィードバックループを作成し、ステップS24
で、論理合成部11は、フィードバックループ付フリッ
プフロップのセットアップタイム、ホールドタイム等の
タイミング調整を行った後、ネットリストD2をフリッ
プフロップ変換部4に出力する。
【0067】次に、ステップS25で、フリップフロッ
プ変換部4はネットリストD2で規定された回路におい
て、その入出力にフィードバックループが形成されたフ
リップフロップを検出し、ステップS26において、ス
テップS25で検出したフリップフロップ及びそのフィ
ードバックループを、フィードバックループ付FFライ
ブラリ6より得たフィードバックループ付フリップフロ
ップに変換することにより得られるネットリストD2′
をテスト設計部12に出力する。
【0068】その後、ステップS27で、テスト設計部
12は、スキャンテストを実行可能にするため、すべて
のフリップフロップをスキャンテストが可能なスキャン
フリップフロップに変換し、ステップS28で各スキャ
ンフリップフロップ間のスキャン入出力を接続したネッ
トリストを生成する。
【0069】このように、第2の実施例の論理合成装置
は、フィードバックループ付FFライブラリ6内に、セ
ットアップタイム及びホールドタイムを考慮したフィー
ドバックループ付フリップフロップのセルを予め登録し
ておくことにより、フィードバックループ付フリップフ
ロップ変換時にレイアウト効率のよいネットリストを生
成することができる。
【0070】また、第2の実施例の論理合成装置は、第
1の実施例同様、フィードバックループを形成するため
にセルが分散配置されてしまったり、フィードバックル
ープの配線が長くなることがないため、高性能なネット
リストを生成することができる。
【0071】その結果、第2の実施例で論理合成装置を
用いて、図8で示した論理合成方法で生成されるネット
リストに基づき製造される半導体集積回路は、高性能で
レイアウト効率が良いものが得られる。
【0072】加えて、第2の実施例の論理合成装置は、
既存の論理合成部11,テスト設計部12間にフリップ
フロップ変換部4を設ける構成で実現できるため、既存
の論理合成装置の構成部及ぶ論理合成処理(図8のステ
ップS21〜S24の処理)を最大限活用することがで
きる。
【0073】<第3の実施例>図9はこの発明の第3の
実施例である論理合成装置の構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、ネットリスト生成手段である論
理合成部2は、論理合成装置の使用者が所望する回路機
能が所定の論理言語で記述され、論理接続関係を規定し
た論理機能記述D1を受け、種々のセルが登録されたセ
ルライブラリ5にアクセス可能である。セルライブラリ
5内に既存の種々のセルとともに、新たにフィードバッ
クループ付スキャンフリップフロップのセルが登録され
ている。
【0074】このフィードバックループ付スキャンフリ
ップフロップは、レイアウト並びに、論理合成モデル、
シミュレーションモデルとしてライブラリにCAD用の
再利用可能な設計データとして登録されている。図10
はフィードバックループ付スキャンフリップフロップの
一例を示す説明図である。同図に示すように、フィード
バックループ付スキャンフリップフロップ30はフリッ
プフロップ21、遅延回路24、選択回路25により構
成される。フリップフロップ21は出力Q及び反転出力
QCを外部出力するとともに、出力Qを遅延回路24を
介して選択回路25の第1入力に付与する。選択回路2
5は、テストデータ入力信号SIを第2入力に、データ
入力信号Dを第3入力に、テストモード切替信号SM及
び選択信号Eを制御入力に受ける。そして、選択回路2
5はテストモード切替信号SM及び選択信号Eに基づき
データ入力信号D、テストデータ入力信号SI及び出力
Qのうち一の信号をフリップフロップ21の入力部に与
える。また、クロック入力Tはフリップフロップ21の
クロック入力に付与される。
【0075】遅延回路24及び選択回路25は、フリッ
プフロップ21のセットアップタイム及びホールドタイ
ムを満足すべくタイミング調整が行われており、かつ最
適なレイアウト構成で形成される。したがって、フィー
ドバックループ付スキャンフリップフロップ30を必要
最小限の回路規模で構成することができる。
【0076】図11はフィードバックループ付スキャン
フリップフロップ30内の実際の回路構成の第1の例を
示す回路図である。同図に示すように、フィードバック
ループ付スキャンフリップフロップ30はフリップフロ
ップ21、バッファ38及び組合せ論理回路35より構
成される。なお、バッファ38は図10の遅延回路24
に相当し、組合せ論理回路35は選択回路25に相当す
る。
【0077】同図に示すように、フリップフロップ21
は出力Q及び反転出力QCを外部出力するとともに、出
力Qをバッファ38を介して組合せ論理回路35に出力
する。組合せ論理回路35は、ORゲート351,35
4,357、ANDゲート352,353,355及び
356より構成され、ORゲート351は選択信号E及
びテストモード切替信号SMを受け、ANDゲート35
2はテストデータ入力信号SI及びテストモード切替信
号SMを受け、ANDゲート353はテストモード切替
信号SMの反転信号及びデータ入力信号Dを受け、OR
ゲート354はANDゲート352及び353それぞれ
の出力を受け、ANDゲート355はバッファ38の出
力(出力Q)及びORゲート351の反転出力を受け、
ANDゲート356はORゲート351の出力及びOR
ゲート354の出力を受け、ORゲート357はAND
ゲート355及び356それぞれの出力を受け、その出
力をフリップフロップ21のデータ入力DIに与える。
【0078】したがって、組合せ論理回路35は、テス
トモード切替信号SMが“H”のとき、選択信号Eの
“H”/“L”に関係なく、テストデータ入力信号SI
をフリップフロップ21のデータ入力DIに与え、テス
トモード切替信号SMが“L”で選択信号Eが“H”の
ときデータ入力信号Dをフリップフロップ21のデータ
入力DIに与え、テストモード切替信号SM及び選択信
号Eが共に“L”のとき出力Qをフリップフロップ21
のデータ入力DIにフィードバックさせる。また、クロ
ック入力Tはフリップフロップ21のクロック入力に付
与される。
【0079】図12はフィードバックループ付スキャン
フリップフロップ30内の実際の回路構成の第2の例を
示す回路図である。同図に示すように、フィードバック
ループ付スキャンフリップフロップ30はフリップフロ
ップ21、バッファ38及び組合せ論理回路36より構
成される。なお、組合せ論理回路36は図10の選択回
路25に相当する。
【0080】同図に示すように、フリップフロップ21
は出力Q及び反転出力QCを外部出力するとともに、出
力Qをバッファ38を介して組合せ論理回路36に出力
する。
【0081】組合せ論理回路36は、ANDゲート36
1,362,364及び365、ORゲート363及び
366より構成され、ANDゲート361は出力Q及び
選択信号Eの反転信号を受け、ANDゲート362は選
択信号E及びデータ入力信号Dを受け、ORゲート36
3はANDゲート361及び362それぞれの出力を受
け、ANDゲート364はORゲート363の出力及び
テストモード切替信号SMの反転信号を受け、ANDゲ
ート365はテストモード切替信号SM及びテストデー
タ入力信号SIを受け、ORゲート366はANDゲー
ト364及び365それぞれの出力を受け、その出力を
フリップフロップ21のデータ入力DIに与える。
【0082】したがって、組合せ論理回路36は、図1
1で示した第1の例同様、テストモード切替信号SMが
“H”のとき、選択信号Eの“H”/“L”に関係な
く、テストデータ入力信号SIをフリップフロップ21
のデータ入力DIに与え、テストモード切替信号SMが
“L”で選択信号Eが“H”のときデータ入力信号Dを
フリップフロップ21のデータ入力DIに与え、テスト
モード切替信号SM及び選択信号Eが共に“L”のとき
出力Qをフリップフロップ21のデータ入力DIにフィ
ードバックさせる。また、クロック入力Tはフリップフ
ロップ21のクロック入力に付与される。
【0083】図13はフィードバックループ付スキャン
フリップフロップ30内の実際の回路構成の第3の例を
示す回路図である。同図に示すように、フィードバック
ループ付スキャンフリップフロップ30はフリップフロ
ップ21、バッファ38及び組合せ論理回路37より構
成される。なお、組合せ論理回路37は図10の選択回
路25に相当する。
【0084】同図に示すように、フリップフロップ21
は出力Q及び反転出力QCを外部出力するとともに、出
力Qをバッファ38を介して組合せ論理回路37に出力
する。
【0085】組合せ論理回路37は、ANDゲート37
1,372,374、375及び376、ORゲート3
73及び377より構成され、ANDゲート371は出
力Q及びテストモード切替信号SMの反転信号を受け、
ANDゲート372はテストモード切替信号SM及びテ
ストデータ入力信号SIを受け、ORゲート373はA
NDゲート371及び372それぞれの出力を受け、A
NDゲート374はテストモード切替信号SMの反転信
号及び選択信号Eを受け、ANDゲート375はORゲ
ート373の出力及びANDゲート374の出力の反転
信号を受け、ANDゲート376はANDゲート353
の出力及びデータ入力信号Dを受け、ORゲート377
はANDゲート375及び376それぞれの出力を受
け、その出力をフリップフロップ21のデータ入力DI
に与える。
【0086】したがって、組合せ論理回路37は、図1
1及び図12で示した第1及び第2の例同様、テストモ
ード切替信号SMが“H”のとき、選択信号Eの“H”
/“L”に関係なく、テストデータ入力信号SIをフリ
ップフロップ21のデータ入力DIに与え、テストモー
ド切替信号SMが“L”で選択信号Eが“H”のときデ
ータ入力信号Dをフリップフロップ21のデータ入力D
Iに与え、テストモード切替信号SM及び選択信号Eが
共に“L”のとき出力Qをフリップフロップ21のデー
タ入力DIにフィードバックさせる。また、クロック入
力Tはフリップフロップ21のクロック入力に付与され
る。
【0087】上記第1〜第3の例を比較した場合、第2
の例は第1の例に比べ、ORゲート1つ分のセルを削減
でき、回路規模が縮小できる利点がある。また、第3の
例は第1及び第2の例に比べ、データ入力信号Dからフ
リップフロップ21のデータ入力DIに至る信号経路の
論理ゲート段数が4から2に削減されており、データ入
力信号Dを短時間でフリップフロップ21データ入力D
Iに到達させることができる分、高性能なフィードバッ
クループ付スキャンフリップフロップが実現できる利点
がある。
【0088】図9に戻って、論理合成部2はセルライブ
ラリ5内に登録されたセルを用いて、論理機能記述D1
を実現するネットリストD3を生成してテスト設計部1
2に出力する。この際、必要があれば、図10〜図13
で示したフィードバックループ付スキャンフリップフロ
ップを用いてネットリストD3を作成する。すなわち、
その入出力にフィードバックループが形成されるフリッ
プフロップに関し、そのフリップフロップ及びそのフィ
ードバックループ部分に、フィードバックループ付スキ
ャンフリップフロップのセルを割り付ける。
【0089】テスト設計部12はネットリストD3に基
づき、スキャンテストを実行可能にすべくスキャン入出
力をもつ各セル間のスキャン入出力を接続したネットリ
ストを生成する。
【0090】図14は第3の実施例の論理合成装置を用
いた論理合成方法を示すフローチャートである。同図に
おいて、ステップS31〜S35の動作は論理合成部2
により行われ、ステップS36の動作はテスト設計部1
2により行われる。
【0091】同図を参照して、ステップS31で論理合
成部2は論理機能記述D1で規定される回路に形成され
るフリップフロップのフィードバックループを優先的に
検出し、ステップS32で検出したフィードバックルー
プに関し、そのフィードバックループ及びそのフリップ
フロップの部分に、セルライブラリ5内に登録されたフ
ィードバックループ付スキャンフリップフロップのセル
を割り付ける。
【0092】そして、ステップS33で、論理合成部2
は、論理機能記述D1で規定される回路のうち、フィー
ドバックループ箇所以外において、セルライブラリ5よ
り論理機能記述D1を満足するセルを検出し、ステップ
S34において、ステップS33で検出したセルを割り
付ける。
【0093】そして、ステップS35で、論理合成部2
は、フィードバックループ付スキャンフリップフロップ
のセットアップタイム、ホールドタイム以外の簡単タイ
ミング調整を行った後、ネットリストD3をテスト設計
部12に出力する。
【0094】その後、テスト設計部12は、ステップS
36で、フィードバックループ付スキャンフリップフロ
ップ間のスキャン入出力を接続し、スキャンテストを実
行可能なネットリストを生成する。
【0095】このように、第3の実施例の論理合成装置
は、セルライブラリ5内に、セットアップタイム及びホ
ールドタイムを考慮したフィードバックループ付スキャ
ンフリップフロップのセルを予め登録しておくことによ
り、フィードバックループのセットアップタイム及びホ
ールドタイムは考慮する必要が無くなるため、第1及び
第2の実施例同様、タイミング調整時に不必要なセルが
フィードバックループ部あるいは選択回路部内に挿入さ
れることはなく、レイアウト効率のよいネットリストを
生成することができる。また、論理合成部1の論理合成
時にフィードバックループ部のタイミング調整を行う必
要がないため、効率的な論理合成処理を実施することが
できる。
【0096】また、第3の実施例の論理合成装置は、第
1及び第2の実施例同様、フィードバックループを形成
するためにセルが分散配置されてしまったり、フィード
バックループの配線が長くなることがないため、高性能
なネットリストを生成することができる。
【0097】その結果、第3の実施例で論理合成装置を
用いて、図16で示した論理合成方法で生成されるネッ
トリストに基づき製造される半導体集積回路は、高性能
でレイアウト効率が良いものが得られる。
【0098】加えて、第3の実施例の論理合成装置は、
フィードバックループ付フリップフロップにスキャンテ
スト実行可能なフィードバックループ付スキャンフリッ
プフロップを用いているため、スキャンフリップフロッ
プへの変換処理を行うことなく容易にスキャンテストを
実行可能なネットリストを生成できる。
【0099】その結果、第3の実施例で論理合成装置を
用いて、図16で示した論理合成方法で生成されるネッ
トリストに基づき製造される半導体集積回路は、高性能
でレイアウト効率が良く、スキャンテストが実行容易な
ものが得られる。
【0100】また、セルライブラリ5にはフィードバッ
クループ付スキャンフリップフロップのセルと種々のセ
ルとが登録されているため、論理機能記述D1に基づき
セルライブラリ3からセルを割り付ける際に、フィード
バックループ付スキャンフリップフロップも同時に割り
付けることができる。
【0101】<その他>第3の実施例で示したフィード
バックループ付スキャンフリップフロップのセルを第2
の実施例のフィードバックループ付きFFライブラリ6
内に登録することによっても、スキャンフリップフロッ
プへの変換処理を行うことなく容易にスキャンテストを
実行可能なネットリストを生成できる効果を奏するのは
勿論である。この場合、図8のステップS26でフィー
ドバックループ付スキャンフリップフロップに変換され
ることになり、ステップS27の処理を省略することが
できる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の論
理合成装置のネットリスト生成手段は、論理機能記述に
基づき、その入出力にフィードバックループが形成され
るフリップフロップに関し、そのフリップフロップ及び
そのフィードバックループ部分に、予めライブラリに登
録された、セットアップタイム及びホールドタイムを考
慮してレイアウト適性の良いフィードバックループがフ
リップフロップ付加されたフィードバックループ付フリ
ップフロップのセルを割り付けるため、フリップフロッ
プのフィードバックループのセットアップタイム及びホ
ールドタイムをネットリスト生成時に考慮する必要が無
くなる。
【0103】その結果、効率的な論理合成処理が可能に
なるとともに、ネットリスト生成段階における上記した
セットアップタイム及びホールドタイムのタイミング調
整時にフィードバックループ形成部に不必要なセルが挿
入されることはなく、レイアウト効率のよいネットリス
トを生成できる効果を奏する。
【0104】また、請求項2記載の論理合成装置のライ
ブラリはフィードバックループ付フリップフロップのセ
ル以外の種々のセルがさらに登録されるセルライブラリ
であるため、論理機能記述に基づきセルライブラリから
セルを割り付ける際に、フィードバックループ付フリッ
プフロップも同時に割り付けることができる。
【0105】また、請求項3記載の論理合成装置は、ラ
イブラリは前記フィードバックループ付フリップフロッ
プのセルのみが登録されるフリップフロップライブラリ
であり、前記フィードバックループ付フリップフロップ
のセル以外の種々のセルが登録されたセルライブラリを
さらに備え、ネットリスト生成手段は、前記論理機能記
述を受け、前記論理機能記述に基づき、前記セルライブ
ラリに登録されたセルを用いて、論理素子の素子情報及
びその接続情報を規定した原ネットリストを生成する論
理合成手段と、前記原ネットリストを受け、前記原ネッ
トリストに基づき、その入出力にフィードバックループ
が形成されるフリップフロップに関し、そのフリップフ
ロップ及びそのフィードバックループを、前記フリップ
フロップライブラリに登録されたフィードバックループ
付フリップフロップに変換して前記ネットリストを生成
するフリップフロップ変換手段とを備えて構成されてい
る。
【0106】したがって、論理合成手段及びセルライブ
ラリは既存の手段をそのまま用い、新たにフリップフロ
ップライブラリとフリップフロップ変換手段とを追加す
ることにより、請求項3記載の論理合成装置を構成する
ことができる。
【0107】その結果、既存の論理合成装置の構成部を
最大限に活用しながら、レイアウト効率のよいネットリ
ストを生成できる効果を奏する。
【0108】また、請求項4記載の論理合成装置におい
て、フィードバックループ付フリップフロップはその入
出力にスキャンテスト可能なスキャン入出力を有するフ
ィードバックループ付スキャンフリップフロップを含む
ため、スキャンテスト設計を行う際、フィードバックル
ープ付フリップフロップをフィードバックループ付スキ
ャンフリップフロップに置き換える必要はない。
【0109】その結果、スキャンフリップフロップへの
変換処理を行うことなく容易にスキャンテストを実行可
能なネットリストを生成できる効果を奏する。
【0110】この発明における請求項5記載の論理合成
方法のステップ(b)は、ステップ(a)で検出されたフィー
ドバックループ及びそれに対応するフリップフロップ部
分に、前記セルライブラリから前記フィードバックルー
プ付フリップフロップのセルを割り付けている。
【0111】したがって、フリップフロップのフィード
バックループのセットアップタイム及びホールドタイム
をネットリスト生成時に考慮する必要が無くなる。
【0112】その結果、効率的な論理合成処理が可能に
なるとともに、ネットリスト生成段階における上記した
セットアップタイム及びホールドタイムのタイミング調
整時にフィードバックループ形成部に不必要なセルが挿
入されることはなく、レイアウト効率のよいネットリス
トを生成できる効果を奏する。
【0113】この発明における請求項6記載の論理合成
方法のステップ(b)は、原ネットリストに基づき、その
入出力にフィードバックループが形成されるフリップフ
ロップに関し、そのフリップフロップ及びそのフィード
バックループを、前記フリップフロップライブラリに登
録されたフィードバックループ付フリップフロップのセ
ルに変換してネットリストを生成するため、ステップ
(a)における原ネットリストの生成処理は既存のセルラ
イブラリを用いた既存の方法で実行することができる。
【0114】その結果、原ネットリスト生成後の処理で
あるステップ(b) を新たに追加することにより、既存の
論理合成方法を最大限に活用しながら、レイアウト効率
のよいネットリストを生成できる効果を奏する。
【0115】この発明における請求項7記載の論理合成
方法においては、フィードバックループ付フリップフロ
ップはその入出力にスキャンテスト可能なスキャン入出
力を有するフィードバックループ付スキャンフリップフ
ロップを含むため、スキャンテスト設計を行う際、フィ
ードバックループ付フリップフロップをフィードバック
ループ付スキャンフリップフロップに置き換える処理は
必要ない。
【0116】その結果、スキャンフリップフロップへの
変換処理を行うことなく容易にスキャンテストを実行可
能なネットリストを生成できる効果を奏する。
【0117】この発明における請求項8記載の半導体集
積回路は、請求項5記載の論理合成方法により生成され
たネットリストに基づき製造されてもよい。
【0118】したがって、上記半導体集積回路を規定す
る論理機能記述が、フリップフロップの入出力間に形成
されるフィードバックループを要求する場合、セットア
ップタイム及びホールドタイムを考慮してレイアウト適
性の良いフィードバックループが付加されたフィードバ
ックループ付フリップフロップを用いて上記半導体集積
回路は構成される。
【0119】その結果、高性能でレイアウト効率のよい
半導体集積回路を得ることができる。
【0120】また、請求項8記載の半導体集積回路は、
請求項6記載の論理合成方法により生成されたネットリ
ストに基づき製造されてもよい。
【0121】したがって、上記半導体集積回路を規定す
る原ネットリストが、フリップフロップの入出力間に形
成されるフィードバックループを要求する場合、セット
アップタイム及びホールドタイムを考慮してレイアウト
適性の良いフィードバックループが付加されたフィード
バックループ付フリップフロップを用いて上記半導体集
積回路は構成される。
【0122】その結果、高性能でレイアウト効率のよい
半導体集積回路を得ることができる。
【0123】また、請求項8記載の半導体集積回路は、
請求項7記載の論理合成方法により生成されたネットリ
ストに基づき製造されてもよい。
【0124】したがって、上記半導体集積回路を規定す
る論理機能記述が、フリップフロップの入出力間に形成
されるフィードバックループを要求する場合、セットア
ップタイム及びホールドタイムを考慮してレイアウト適
性の良いフィードバックループ及びスキャン入出力が付
加されたフィードバックループ付スキャンフリップフロ
ップを用いて上記半導体集積回路は構成される。
【0125】その結果、高性能でレイアウト効率のよ
く、かつスキャンテストの実行が容易に行える半導体集
積回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例である論理合成装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 フィードバックループ付フリップフロップの
内部構成を示す説明図である。
【図3】 フィードバックループ付フリップフロップの
レイアウト構成を示す平面図である。
【図4】 フィードバックループ付フリップフロップの
内部構成の第1の例を示す回路図である。
【図5】 フィードバックループ付フリップフロップの
内部構成の第2の例を示す回路図である。
【図6】 この発明の第1の実施例である論理合成装置
の動作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の第2の実施例である論理合成装置
の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の第2の実施例である論理合成装置
の動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の第3の実施例である論理合成装置
の構成を示すブロック図である。
【図10】 フィードバックループ付スキャンフリップ
フロップの内部構成を示す説明図である。
【図11】 フィードバックループ付スキャンフリップ
フロップの内部構成の第1の例を示す回路図である。
【図12】 フィードバックループ付スキャンフリップ
フロップの内部構成の第2の例を示す回路図である。
【図13】 フィードバックループ付スキャンフリップ
フロップの内部構成の第3の例を示す回路図である。
【図14】 この発明の第3の実施例である論理合成装
置の動作を示すフローチャートである。
【図15】 従来論理合成装置の構成を示すブロック図
である。
【図16】 従来の論理合成装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図17】 論理合成により生成されるフィードバック
ループ付フリップフロップの一例を示す回路図である。
【図18】 論理合成により生成されるフィードバック
ループ付フリップフロップのレイアウト構成例を示す平
面図である。
【符号の説明】
1,2 論理合成部、3,5 セルライブラリ、4 フ
リップフロップ変換部、12 テスト設計部、21 フ
リップフロップ、22,24 遅延回路、23,25
選択回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋爪 毅 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社システムエル・エス・アイ開発研 究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理接続関係を規定する論理機能記述を
    付与する論理機能記述付与手段と、 フリップフロップの入出力間に該フリップフロップのセ
    ットアップタイム及びホールドタイムを考慮してレイア
    ウト適性の良いフィードバックループが付加されたフィ
    ードバックループ付フリップフロップのセルが少なくと
    も登録されたライブラリと、 前記論理機能記述を受け、前記論理機能記述に基づき、
    前記ライブラリに登録されたセルを用いて、論理素子の
    素子情報及びその接続情報を規定したネットリストを生
    成するネットリスト生成手段とを備え、 前記ネットリスト生成手段は、その入出力にフィードバ
    ックループが形成されるフリップフロップに関し、その
    フリップフロップ及びそのフィードバックループ部分
    に、前記フィードバックループ付フリップフロップのセ
    ルを割り付けることを特徴とする、論理合成装置。
  2. 【請求項2】 前記ライブラリは、前記フィードバック
    ループ付フリップフロップのセル以外の種々のセルがさ
    らに登録されるセルライブラリである、請求項1記載の
    論理合成装置。
  3. 【請求項3】 前記ライブラリは、前記フィードバック
    ループ付フリップフロップのセルのみが登録されるフリ
    ップフロップライブラリであり、 前記フィードバックループ付フリップフロップのセル以
    外の種々のセルが登録されたセルライブラリをさらに備
    え、 前記ネットリスト生成手段は、 前記論理機能記述を受け、前記論理機能記述に基づき、
    前記セルライブラリに登録されたセルを用いて、論理素
    子の素子情報及びその接続情報を規定した原ネットリス
    トを生成する論理合成手段と、 前記原ネットリストを受け、前記原ネットリストに基づ
    き、その入出力にフィードバックループが形成されるフ
    リップフロップに関し、そのフリップフロップ及びその
    フィードバックループを、前記フリップフロップライブ
    ラリに登録されたフィードバックループ付フリップフロ
    ップに変換して前記ネットリストを生成するフリップフ
    ロップ変換手段とを備える、請求項1記載の論理合成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記フィードバックループ付フリップフ
    ロップはその入出力にスキャンテスト可能なスキャン入
    出力を有するフィードバックループ付スキャンフリップ
    フロップを含む、請求項1ないし請求項3のうちいずれ
    か1項に記載の論理合成装置。
  5. 【請求項5】 フリップフロップの入出力間に該フリッ
    プフロップのセットアップタイム及びホールドタイムを
    考慮してレイアウト適性の良いフィードバックループが
    付加されたフィードバックループ付フリップフロップの
    セルを含む種々のセルが登録されたセルライブラリを用
    いて行う論理合成方法であって、 (a) 論理接続関係を規定する論理機能記述に基づき、フ
    リップフロップの入出力間に形成されるフィードバック
    ループを検出するステップと、 (b) 前記ステップ(a)で検出されたフィードバックルー
    プ及びそれに対応するフリップフロップ部分に、前記セ
    ルライブラリから前記フィードバックループ付フリップ
    フロップのセルを割り付けるステップと、 (c) 前記論理機能記述に基づき、前記セルライブラリか
    ら、前記フィードバックループ付フリップフロップのセ
    ル以外のセルを割り付けてネットリストを生成するステ
    ップと、を備える論理合成方法。
  6. 【請求項6】 フリップフロップの入出力間に該フリッ
    プフロップのセットアップタイム及びホールドタイムを
    考慮してレイアウト適性の良いフィードバックループが
    付加されたフィードバックループ付フリップフロップの
    セルが登録されたフリップフロップライブラリと種々の
    セルが登録されたセルライブラリとを用いて行う論理合
    成方法であって、 (a) 論理接続関係を規定する論理機能記述に基づき、前
    記セルライブラリに登録されたセルを割り付けて原ネッ
    トリストを生成するステップと、 (b) 前記原ネットリストに基づき、その入出力にフィー
    ドバックループが形成されるフリップフロップに関し、
    そのフリップフロップ及びそのフィードバックループ
    を、前記フリップフロップライブラリに登録されたフィ
    ードバックループ付フリップフロップのセルに変換して
    ネットリストを生成するステップと、を備える論理合成
    方法。
  7. 【請求項7】 前記フィードバックループ付フリップフ
    ロップはその入出力にスキャンテスト可能なスキャン入
    出力を有するフィードバックループ付スキャンフリップ
    フロップを含む、請求項5に記載の論理合成方法。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7のいずれか1項
    に記載の論理合成方法により生成されたネットリストに
    基づき製造された半導体集積回路。
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