JPH0831839B2 - 通信システムにおいて直交符号化を利用するための装置 - Google Patents

通信システムにおいて直交符号化を利用するための装置

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JPH0831839B2
JPH0831839B2 JP4251880A JP25188092A JPH0831839B2 JP H0831839 B2 JPH0831839 B2 JP H0831839B2 JP 4251880 A JP4251880 A JP 4251880A JP 25188092 A JP25188092 A JP 25188092A JP H0831839 B2 JPH0831839 B2 JP H0831839B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、拡散スペクトル(sp
read−spectrum) 信号を用いる通信シス
テムに関し、さらに詳しくは、拡散スペクトル通信シス
テムにおける畳み込み直交符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信システムには多くの形式がある。一
般に、通信システムの目的は、一点にある信号源から情
報を有する信号をある距離離れた別の点にあるユーザ目
的地に送信することである。一般に、通信システムは、
3つの基本要素、すなわち送信機,チャンネルおよび受
信機からなる。送信機は、チャンネルを介して伝送する
のに適した形式にメッセージ信号を処理する機能を有す
る。メッセージ信号のこの処理は変調という。チャンネ
ルの機能は、送信機出力と受信機入力とを物理的に接続
することである。受信機の機能は、受信信号を処理して
元のメッセージ信号を推定することである。この受信信
号の処理を復調という。
【0003】双方向通信チャンネルには2種類、すなわ
ち、1対1(point-to-point)チャンネルおよび1対多(p
oint-to-multipoint) チャンネルがある。1対1チャン
ネルの例には、ワイヤライン(例えば、ローカル電話伝
送),マイクロ波リンクおよび光ファイバが含まれる。
一方、1対多チャンネルは、一つの送信機から複数の受
信局に同時に着信できるという機能を有する(例えば、
セルラ無線電話通信システム)。これらの1対多システ
ムは多重アドレス・システム(Multiple Address Syste
m: MAS)ともいう。
【0004】通信チャンネル上でメッセージ信号を伝送
するため、アナログおよびデジタル伝送方法が用いられ
る。デジタル方法を用いることは、アナログ方法に比べ
いくつかの動作上の利点を提供し、それにはチャンネル
雑音や干渉の影響を受けにくいこと,システムの柔軟な
動作,異なる種類のメッセージ信号の伝送に対する共通
フォーマット,暗号化を用いることによる通信の機密性
の改善および高容量化などあるが、これらに限定される
ものではない。
【0005】これらの利点は、システムの複雑化という
犠牲を払って実現される。しかし、超高密度集積( VL
SI)技術を利用することにより、ハードウェアを構築
するコスト効率的な方法が開発されている。
【0006】帯域通過通信チャンネルを介してメッセー
ジ信号(アナログまたはデジタル方式)を伝送するため
には、メッセージ信号をチャンネルを介して効率的に伝
送するのに適した形式に処理しなければならない。メッ
セージ信号の修正は、変調という処理によって実現され
る。この処理は、被変調波のスペクトルが割り当てられ
たチャンネル帯域幅に整合するように、メッセージ信号
に従って搬送波の一部のパラメータを変えることであ
る。それに対応して、受信機はチャンネルを伝搬した後
に伝送信号の劣化したものから元のメッセージ信号を復
元する必要がある。この復元は復調という処理によって
行われ、復調は送信機で用いられる変調処理の逆の処理
である。
【0007】効率的な伝送を行うことのほかに、変調を
行う別の理由がある。特に、変調を利用することは多重
化、すなわち、共通のチャンネルを介して複数のメッセ
ージ源から信号を同時に伝送することを可能にする。ま
た、変調はメッセージ信号を雑音や干渉の受けにくい形
式に変換するために用いることもできる。
【0008】多重化通信システムでは、一般にシステム
は多くの遠隔装置(すなわち、加入者装置)によって構
成され、これらの装置は通信チャンネル上の資源を連続
的に利用するのではなく、通信チャンネルの短いまたは
離散的な部分において通信チャンネル上で能動的なサー
ビスを必要とする。従って、通信システムは、同一通信
チャンネル上で短い期間のあいだ多くの遠隔装置と通信
する特性を取り入れるべく設計されている。これらのシ
ステムは多元接続通信システムという。
【0009】多元接続通信システムの一つの種類に、拡
散スペクトル(spread spectrum) システムがある。拡散
スペクトル・システムでは、変調方法が用いられ、送信
信号は通信チャンネル内の広周波数帯域にわたって拡散
される。周波数帯域は、送信される情報を伝送するため
に必要な最小帯域幅よりもはるかに広い。例えば、音声
信号は、情報自体の帯域幅のわずか2倍の帯域幅におい
て振幅変調(AM)によって送信することができる。低
偏移の周波数変調(FM)または単一側波帯AMなどの
他の変調方式も、情報自体の帯域幅と同等な帯域幅にお
いて情報を伝送することができる。しかし、拡散スペク
トル方式では、送信すべき信号を変調することは、わず
か数キロヘルツの帯域幅のベースバンド信号(例えば、
音声チャンネル)をとり、かなりのメガヘルツ帯域幅の
周波数帯域において送信すべき信号を分散することを含
む場合が多い。これは、送信すべき信号を送信すべき情
報と、広帯域符号化信号とで変調することによって行わ
れる。
【0010】拡散スペクトル通信方法には、概して次の
3種類がある:直接シーケンス法は、ビット・レートが
情報信号帯域幅よりもはるかに高いデジタル・コード・
シーケンスで搬送波を変調する方法である。このような
システムは「直接シーケンス」変調システムという。ホ
ッピング法は、コード・シーケンスによって支配される
パターンにおいて離散的な増分で搬送周波数をシフトす
る方法である。これらのシステムは「周波数ホッパー(f
requency hopper)」という。送信機は、ある所定のセッ
ト内で周波数から周波数へとジャンプする。周波数利用
の順序は、コード・シーケンスによって決定される。同
様に、「時間ホッピング」および「時間・周波数ホッピ
ング」は、コード・シーケンスによって調整される送信
時間を有する。チャープ法(Chirp)は、あるパルス期間
中に広帯域幅において搬送波が掃引されるパルスFMま
たは「チャープ」変調方法である。
【0011】情報(すなわち、メッセージ信号)は、い
くつかの方法によって拡散スペクトル信号に重畳するこ
とができる。一つの方法は、拡散変調で用いる前に情報
を拡散コード(spreading code)に付加する方法である。
この方法は、直接シーケンスおよび周波数ホッピング・
システムにおいて使用できる。拡散コードと一般にバイ
ナリ・コードである情報との組み合わせはモジュール2
の加算を伴うので、送信される情報は拡散コードに付加
する前にデジタル形式でなければないことに留意された
い。また、情報またはメッセージ信号は、拡散する前に
搬送波を変調するために利用できる。
【0012】従って、拡散スペクトル・システムは2つ
の特性、すなわち(1)伝送帯域幅は送信される情報の
帯域幅またはレートよりもはるかに大きくなければなら
ない、および(2)送信される情報以外のなんらかの機
能を用いて、被変調チャンネル帯域幅を判定する、とい
う2つの特性を有していなければならない。
【0013】拡散スペクトル通信システムは、多元接続
方式の通信システムにもなりうる。多元接続拡散スペク
トル・システムの一つの種類に、符号分割多元接続(cod
e division multiple access: CDMA) システムがあ
る。CDMAシステムでは、通信装置間の通信は、通信
チャンネルの周波数帯域にわたって各送信信号を独自の
ユーザ拡散コードで拡散することによって行われる。そ
の結果、送信信号は通信チャンネルの同一周波数帯域内
にあり、独自のユーザ拡散コードによってのみ分割され
る。これらの独自のユーザ拡散コードは互いに直交して
おり、拡散コード間の交差相関がほぼゼロになることが
好ましい。CDMAシステムは、直接シーケンス法また
は周波数ホッピング拡散法を利用できる。特定の送信信
号は、通信チャンネル内の信号の和を表す信号をこの特
定送信信号に関連するユーザ拡散コードで収縮(desprea
ding) することによって通信チャンネルから取り出さ
れ、このユーザ拡散コードは通信チャンネルから取り出
される。さらに、ユーザ拡散コードが互いに直交してい
る場合、受信信号は特定ユーザ拡散コードと相関させる
ことができ、特定拡散コードに関連する所望のユーザ信
号のみを強調して、他のすべてのユーザに対する残りの
信号は強調されない。
【0014】CDMA通信システムにおいてお互いから
のデータ信号を拡散するために用いることのできるいく
つかの異なる拡散コードが存在することが当業者に理解
される。これらの拡散コードには、疑似雑音(PN)コ
ードおよびウォルシュ(Walsh) コードがあるが、これら
に限定されるものではない。ウォルシュ・コードは、ア
ダマール行列の一つの行または列に相当する。例えば、
64チャンネルのCDMA拡散スペクトル・システムで
は、特定の互いに直交したウォルシュ・コードが64x
64アダマール行列内の64個のウォルシュ・コードの
セットから選択できる。また、特定のウォルシュ・コー
ドを用いて特定データ信号を拡散することにより、この
特定データ信号は他のデータ信号から分離することがで
きる。
【0015】さらに、データ信号をチャンネル符号化す
るため拡散コードを利用できることが当業者に理解され
る。雑音,フェージングおよびジャミング(jamming) な
どのさまざまなチャンネル欠陥の影響に対する送信信号
の耐久性を向上させることにより、通信システムの性能
を改善するためデータ信号はチャンネル符号化される。
一般に、チャンネル符号化はビット誤りの可能性を低減
し、および/または誤りビット/雑音密度(Eb /N
0 )として一般に表される所要信号対雑音比を低減し
て、データ信号を伝送するために必要となるよりも多く
の帯域幅を使用するという犠牲を払って信号を復元す
る。例えば、送信するためデータ信号を変調する前にデ
ータ信号をチャンネル符号化するためにウォルシュ・コ
ードが利用できる。同様に、データ信号をチャンネル符
号化するため、PN拡散コードが利用できる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】一般的な拡散スペクト
ル伝送は、情報信号の帯域幅を拡大し、拡大された信号
を送信し、そして受信拡散スペクトルを元の情報信号の
帯域幅に再マッピングすることにより所望の情報信号を
復元することからなる。拡散スペクトル信号方法におい
て用いられるこの一連の帯域幅の交換は、通信システム
が雑音の多い信号環境または通信チャンネルにおいて比
較的誤りのない情報信号を伝達することを可能にする。
通信チャンネルから復元される送信情報信号の品質は、
あるEb /N0 について誤り率(すなわち、特定の時間
間隔または受信ビット間隔において送信信号の復元にお
ける誤りの数)によって測定される。誤り率が増加する
につれて、受信側で受信される信号の品質は低下する。
その結果、一般に通信システムは、受信信号の品質の劣
化が制限されるように、誤り率を上限または最大値に制
限するように設計される。CDMA拡散スペクトル通信
システムでは、誤り率は通信チャンネル内の雑音干渉レ
ベルに関連し、この雑音干渉レベルは通信チャンネル内
の符号分割された同時ユーザの数に直接関連している。
従って、最大誤り率を制限するため、通信チャンネルに
おける同時符号分割されたユーザの数が制限される。し
かし、誤り率はチャンネル符号化方式を利用することに
より低減することができる。従って、チャンネル符号化
方式を用いることにより、通信チャンネルにおける同時
ユーザの数を増加し、しかも同じ最大誤り率制限を維持
することができる。
【0017】Prentice Hall, Englewood Cliffs, New J
ersey in 1988 出版のDigital Communications: Fundam
entals and Applications by Bernard Sklarにおいて、
特に245〜380ページの第5章および第6章"Chann
el Coding"において説明されているように、これらのチ
ャンネル符号化方式の一部は通信システム用に開発され
ている。しかし、CDMA拡散スペクトル通信システム
用にこれらのチャンネル符号化方式を特に最適化する必
要がある。これらの最適化されたチャンネル符号化方式
を利用して、通信チャンネルにおける同時ユーザの数は
最適化されていないチャンネル符号化による通信システ
ムにおける同時ユーザの数よりも多くすることができ、
しかも同じ最大誤り率制限を維持することができる。
【0018】
【課題を解決するための手段】通信システムにおける符
号化および復号で直交コードを利用する方法および装置
が提供される。符号化では、データ信号の入力ビットは
データ・シンボルに符号化され、データ・シンボルはグ
ループ化される。このデータ・シンボルは符号化アルゴ
リズム(例えば、ブロック符号化アルゴリズムまたは畳
み込み符号化アルゴリズム)によって符号化され、デー
タ・シンボルを推定データ・ビットに最尤復号(maximum
likelihood decoding) することを容易にする。このデ
ータ・シンボルのグループは2つのアルゴリズムのうち
一方に従って変換される。第1アルゴリズムは、所定の
サイズのブロック内のデータ・シンボルの各グループを
グループ単位でインタリーブし、次にインタリーブされ
たデータ・シンボルの各グループから直交コードを取り
出すことによって構成される。第2アルゴリズムは、デ
ータ・シンボルの各グループから直交コードを取り出
し、次に所定のサイズのブロック内の各直交コードを直
交コード単位でインタリーブすることによって構成され
る。
【0019】復号では、受信データ・サンプルがグルー
プ化される。データ・サンプルのグループは、2つのア
ルゴリズムのうち一方に従って変換される。第1アルゴ
リズムは、一つのソフト判定計量(soft decision metri
c)が各インデックス・データ・シンボルと関連するよう
に、データ・サンプルの各グループについて複数のソフ
ト判定類似計量(soft decision similarity metrics)お
よびインデックス・データ・シンボルを生成し、次に所
定のサイズのブロック内のソフト判定計量の各グループ
をグループ単位でインタリーブ解除(deinterleaving)す
ることによって構成される。第2アルゴリズムは、所定
のサイズのブロック内のデータ・サンプルの各グループ
をグループ単位でインタリーブ解除し、次に一つのソフ
ト判定計量が各インデックス・データ・シンボルと関連
するように、データ・サンプルの各インタリーブ解除さ
れたグループについて複数のソフト判定相似計量および
インデックス・データ・シンボルを生成することによっ
て構成される。各ソフト判定計量は、データ・サンプル
の特定のグループが相互に直交するコードのセット内か
らの特定の直交コードに実質的に類似しているという信
頼尺度に相当する。グループ化されたサンプルが変換さ
れると、最尤復号方法を利用してインデックス・データ
・シンボルおよび関連するソフト判定計量から少なくと
も一つの推定データ・ビットを取り出すことにより、少
なくとも一つの推定データ・ビットが生成される。
【0020】
【実施例】第1図を参照して、通信システムにおける符
号化および復号で直交コードを用いる従来のシステムが
示されている。この通信システムの符号部100では、
トラヒック・チャンネル・データ・ビット102が特定
のビット・レート(例えば、9.6kbit/秒)で符
号器104に入力される。入力トラヒック・チャンネル
・データ・ビットは、ボコーダによってデータに変換さ
れた音声,純粋なデータまたはこの2種類のデータの組
み合わせを含むことがある。符号器104は、データ・
シンボルをデータ・ビットに最尤復号するのを容易にす
る符号化アルゴリズム(例えば、畳み込みまたはブロッ
ク符号化アルゴリズム)によって固定符号化レートで入
力データ・ビット102をデータ・シンボルに符号化す
る。例えば、符号器104は1データ・ビットの固定符
号化レートで入力データ・ビット102(9.6kbi
ts/秒で受信される)を3つのデータ・シンボル(す
なわち1/3)に符号化し、符号器102は28.8k
symbols/秒でデータ・シンボル106を出力す
る。
【0021】次に、データ・シンボル106はインタリ
ーバ108に入力される。インタリーバ108は、シン
ボル・レベルで入力データ・シンボル106をブロック
・インタリーブする。インタリーバ108において、デ
ータ・シンボルは個々に行列に入力され、この行列はデ
ータ・シンボルの所定のサイズのブロックを定める。デ
ータ・シンボルは、行列が列(column)単位で埋められる
ように行列内の位置に入力される。データ・シンボル
は、行列が行(row) 単位で空になるように行列内の位置
から個々に出力される。一般に、この行列は行の数と列
の数が等しい正方行列であるが、連続的に入力されるイ
ンタリーブされていないデータ・シンボル間の出力イン
タリーブ距離を増加するため他の行列形式を選ぶことも
できる。インタリーブされたデータ・シンボル110
は、入力時と同じデータ・シンボル・レート(例えば、
28.8ksymbols/秒)でインタリーバ108
によって出力される。行列によって定められるデータ・
シンボルのブロックの所定のサイズは、所定の長さの伝
送ブロック内で所定のチップ・レート(chip rate) で伝
送できるデータ・シンボルの最大数から導かれる。例え
ば、データ・シンボル106が28.8ksymbol
s/秒のレートで符号器104から出力される場合、こ
れらのデータ・シンボル106を伝送するための最大所
定チップ・レートは28.8ksymbols/秒であ
る。さらに、例えば、伝送ブロックの所定の長さが20
ミリ秒の場合、データ・シンボルのブロックの所定のサ
イズは28.8ksymbols/秒と20ミリ秒との
積、すなわち576データ・シンボルであり、これが1
8x32の行列を定める。
【0022】次に、インタリーブされたデータ・シンボ
ル110はマッパー(mapper)112に入力される。この
マッパー112は、インタリーブされたデータ・シンボ
ル110から一連の固定長直交コード114(例えば、
64次ウォルシュ・コード)を取り出す。例えば、64
次直交コード信号方式では、インタリーブされたデータ
・シンボル110は6個のデータ・シンボルのセットに
グループ化され、64個の直交コードから6個のデータ
・シンボルのセットを表す一つのコードを選択する。こ
れらの64個の直交コードは、64x64アダマール行
列からのウォルシュ・コードに相当することが好まし
く、ここでウォルシュ・コードが行列の一つの行または
列である。マッパー112は一連のウォルシュ・コード
114を出力し、これらのコードは固定シンボル・レー
ト(例えば、307.2ksymbols/秒)の入力
データ・シンボル110に相当する。
【0023】ウォルシュ・コード114のシーケンスは
通信システムの符号部100から出力され、通信システ
ムの送信部116に入力される。このシーケンス114
は、変調器117によって通信チャンネルで伝送するた
め処理される。その後、変調されたシーケンスはアンテ
ナ118に送られ、通信チャンネル120を介して伝送
される。
【0024】変調器117はシーケンス114を処理し
て、長い拡散コード(例えば、PNコード)でシーケン
ス114を拡散することによって直接シーケンス符号分
割拡散スペクトル伝送を行う。この拡散コードは、シン
ボルのユーザ固有シーケンスまたは固有ユーザ・コード
であり、これは固定チップ・レート(例えば、1.22
8Mchips/秒)で出力される。どのユーザが通信
チャンネル120で符号化されたトラヒック・チャンネ
ル・データ・ビット102を送出したかを識別すること
とは別に、固有ユーザ・コードは符号化トラヒック・チ
ャンネル・データ・ビット102をスクランブルするこ
とにより、通信チャンネルにおける通信の機密性を向上
する。さらに、ユーザ・コード拡散符号化データ・ビッ
ト(すなわち、データ・シンボル)は、一対の短い拡散
コード(すなわち、長い拡散コードに比べて短い)によ
って拡散され、IチャンネルおよびQチャンネルのコー
ド拡散シーケンスを生成する。このIチャンネルおよび
Qチャンネルのコード拡散シーケンスは、一対の正弦曲
線(sinusoids) の電力レベル制御を駆動することにより
正弦曲線の直交対を双位相変調(bi-phase modulate) す
るために用いられる。この正弦曲線出力信号は加算さ
れ、帯域通過濾波され、RF周波数に変換され、増幅さ
れ、濾波され、アンテナ118によって放射され、通信
チャンネル120におけるトラヒック・チャンネル・デ
ータ・ビット102の伝送を完了する。通信システムの
受信部122は、アンテナ124を介して通信チャンネ
ル120から伝送された拡散スペクトル信号を受信す
る。受信信号は、復調器126によってデータ・サンプ
ルに標本化される。その後、データ・サンプル128,
129は通信システムの復号部130に出力される。
【0025】復調器126は、濾波,復調し,RF周波
数から変換して、所定のレート(例えば、1.2288
Msamples/秒)で標本化することによって受信
拡散スペクトル信号を標本化することが好ましい。次
に、同相標本化信号および直交標本化信号は、これらの
受信標本化信号を短い拡散コードおよび長い拡散コード
で相関することにより独立して収縮(despread)される。
その結果得られる収縮された同相標本化信号128およ
び直交標本化信号129は、所定のレートで標本化され
る(例えば、307.2ksamples/秒で標本化
され、受信拡散スペクトル信号の4つの標本のシーケン
スが一つのデータ・サンプルによって収縮および/また
は表される)。
【0026】同相標本化信号128および直交標本化信
号129は、通信システムの復号部130に独立して入
力され、この復号部130は標本化信号128,129
を推定データ・ビット168に非コヒーレントに検出/
復号する。標本化信号128,129を復号するために
は、標本化信号の所定の長さのグループ(例えば、64
サンプル長のグループ)が直交コード変換器(例えば、
高速アダマール変換器)132,134にそれぞれ独立
して入力される。直交コード変換器132,134は、
複数の変換器出力信号133,135をそれぞれ出力す
る(例えば、64サンプル長のグループが入力される
と、64の変換器出力信号が生成される)。各変換器出
力信号は、標本化信号の特定のグループが相互に直交す
るコードのセットからの特定の直交コードに相当すると
いう信頼尺度(measure of confidence) に相当する。さ
らに、各変換器出力信号は関連インデックス・データ・
シンボルを有し、このシンボルは変換器出力信号が相当
するのは相互に直交するコードのセットのうちどの特定
直交コードかを示す(例えば、64サンプル長のグルー
プが入力されると、6ビット長のインデックス・データ
・シンボルが変換器出力信号と関連して、この変換器出
力信号が相当する特定の64ビット長の直交コードを示
すことができる)。次に、変換器出力信号133,13
5のグループ内の各変換器出力信号は、変換器出力信号
二乗機構136,138によってそれぞれ二乗される。
そして、加算機構140によって判定値142のグルー
プが生成され(例えば、64の変換器出力信号が生成さ
れると、64の判定値が生成される)、この加算機構1
40は、変換器出力信号が同じ直交コードに相当するこ
とを示す関連インデックス・データ・シンボルを有する
二乗された変換器出力信号の各対(すなわち、変換器出
力信号二乗機構136,138からの対)を互いに加算
する。
【0027】判定値142のグループおよび関連インデ
ックス・データ・シンボルは、判定値142のグループ
から最大判定値を選択する選択機構144に入力され
る。選択された判定値146は計量演算機構150に入
力され、この計量演算機構150は選択された判定値を
個々のソフト判定データを形成する際に倍率(scaling f
actor)として利用できる値154にスケールし、ソフト
判定データは最尤復号法についてソフト判定遷移計量を
形成する際に用いることができる。選択された判定値1
48に関連するインデックス・データ・シンボルはイン
デックス・マッピング機構152に入力され、このイン
デックス・マッピング機構152はインデックス・デー
タ・シンボルを複数の±1ソフト判定ビット156にマ
ッピングする(すなわち、6ビット長のインデックス・
データ・シンボルは6ソフト判定ビットにマッピングす
る)。乗算器158は、複数の±1ソフト判定ビット1
56のそれぞれに倍率154を乗じ、各ソフト判定ビッ
トについて個々のソフト判定データ160を形成する
(例えば、6ソフト判定ビットは、6個の個々のソフト
判定データを形成する)。個々のソフト判定データは、
データ・サンプルのグループごとに形成される計量の数
と、データ・サンプルが直交変換器に入力されるレート
とに関連する所定のレートで形成される(例えば、デー
タ・サンプルが307.2ksamples/秒で入力
され、6個の個々のデータが64データ・サンプルごと
に形成される場合、個々のソフト判定データは28.8
kmetrics/秒で形成される)。
【0028】個々のソフト判定データ160は、個々の
データ・レベルで入力ソフト判定データ160をインタ
リーブ解除(deinterleave)するデインタリーバ(deinter
leaver) 162に入力される。デインタリーバ162で
は、ソフト判定データはソフト判定データの所定のサイ
ズのブロックを定める行列に個別に入力される。行列が
行(row) 単位で埋められるように、ソフト判定データは
この行列内の位置に入力される。行列が列(column)単位
で空になるように、インタリーブ解除されたソフト判定
データ164は行列内の位置から個別に出力される。イ
ンタリーブ解除されたソフト判定データ164は、入力
時と同じレート(例えば、28.8kmetrics/
秒)でデインタリーバ162によって出力される。
【0029】行列によって定められるソフト判定データ
のブロックの所定のサイズは、所定長の伝送ブロック内
で受信される拡散スペクトル信号からデータ・サンプル
を標本化する最大レートと、データ・サンプルの各グル
ープによって表されるデータ・サンプルの数と、直交コ
ード変換器に入力されたデータ・サンプルの各グループ
について選択されたソフト判定値に関連するインデック
ス・データ・シンボルのビット長と、選択されたソフト
判定値および関連インデックス・データ・シンボルから
形成されたソフト判定データの数とから導かれる。例え
ば、受信拡散スペクトル信号からデータ・サンプルを標
本化する最大レートが307,200データ・サンプル
/秒であり、伝送ブロックの所定の長さが20ミリ秒で
あり、データ・サンプルのグループごとの選択されたイ
ンデックス・データ・シンボルのビット長が、64サン
プルのグループに関連するインデックス・データ・シン
ボルごとに6ビットであり、インデックス・データ・シ
ンボルことに形成されるソフト判定データの数が、イン
デックス・データ・シンボルごとに6個のデータである
場合、ソフト判定データのブロックの所定のサイズは3
07,200サンプル/秒と、20ミリ秒と、6ビット
のインデックス・データ・シンボル/インデックス・デ
ータ・シンボルと、1インデックス・データ・シンボル
/64サンプルと、6データ/6ビットのインデックス
・データ・シンボルとの積となり、これは576ソフト
判定データに等しい。
【0030】インタリーブ解除されたソフト判定データ
164は復号器166に入力され、この復号器166は
最尤復号方法を利用して推定トラヒック・チャンネル・
データ・ビット168を生成する。最尤復号方法は、ビ
タビ(Viterbi) 復号アルゴリズムに実質的に類似するア
ルゴリズムを利用して強化することができる。復号器1
66は、個々のソフト判定データ164のグループを利
用して、最尤シーケンス推定復号器166の各特定時間
状態において用いられるソフト判定遷移計量のセットを
形成する。ソフト判定遷移計量の各セットを形成するた
めに用いられるグループ内のソフト判定データ164の
数は、各入力データ・ビット102から生成される畳み
込み符号器104の出力におけるデータ・シンボル10
6の数に相当する。各セット内のソフト判定遷移計量の
数は、2の、各グループ内のソフト判定データの数の、
累乗に等しい。例えば、送信機において1/3畳み込み
符号器を用いる場合、3つのデータ・シンボル106が
各入力データ・ビット102から生成される。従って、
復号器166は3つのソフト判定データ164からなる
グループを利用し、最尤シーケンス推定復号器166に
おいて各時間状態で用いられる8つのソフト判定遷移計
量を形成する。推定データ・ビット168は、ソフト判
定データ164が復号器166に入力されるレートと、
入力データ・ビット102を最初に符号化するために用
いられる固定レートとに関連するレートで生成される
(例えば、ソフト判定データが28.8kmetric
s/秒で入力され、元の符号化レートが1/3の場合、
推定データ・ビット168は9600ビット/秒で出力
される)。
【0031】以上、符号化および復号で直交コードを利
用する通信システムについて第1図を参照して説明して
きた。要するにこの通信システムは第1部分を含み、こ
の第1部分は入力データ・ビットをデータ・シンボルに
符号化し、データ・シンボルをシンボル単位でインタリ
ーブし、インタリーブされたシンボルを直交コードにマ
ッピングし、この直交コードを通信チャンネル上で変調
し、伝送する。さらにこの通信システムは第2部分を含
み、この第2部分は通信チャンネルから信号を受信し、
復調し、復調された信号のサンプルのグループをサンプ
ルの各特定グループが相互に直交するコードのセット内
からの特定直交コードに相当するする信頼尺度のグルー
プに変換し、信頼尺度の各グループから一つの最大信頼
尺度と、選択された信頼尺度に相当する特定直交コード
を識別するインデックス・データ・シンボルとを選択
し、各選択された信頼尺度および関連インデックス・デ
ータ・シンボルからソフト判定データを生成し、各受信
伝送ブロック内でソフト判定データをインタリーブ解除
し、インタリーブ解除された個々のソフト判定データの
グループからソフト判定遷移計量を生成し、そして、最
尤復号方法を利用してソフト判定計量から推定データ・
ビットを生成する。
【0032】第2図を参照して、通信システムの符号化
および復号において直交コードを用いる好適な実施例の
システムが示されている。好適な実施例のシステムは、
直交コードと共に用いるため上記の符号化方法を最適化
することにより、第1図に示す通信システムとは異な
る。特に、通信チャンネル上で伝送する前にデータ・ビ
ットを符号化する際に用いられる直交コードの長さが既
知である場合、通信システムの総合性能の大幅な改善が
実現できる。さらに詳しくは、最尤シーケンス推定(M
LSE)復号アルゴリズムは、通信システムの符号部2
00ならびに復号部230のフロントエンドを最適化す
ることにより最適化することができる。
【0033】通信システムの符号部200および復号部
230をMLSE復号アルゴリズムについて最適化する
うえで一つの開始点は、特定の使用環境に対するMLS
E復号アルゴリズムの構成を分析することである。この
説明に限り、環境とは畳み込み符号器および伝送する前
に符号化されたビットをウォルシュ・コードにマッピン
グすることを含む。これらの原理はブロック符号化など
の他の符号化方法に適用でき、符号化ビットを他の種類
の直交コードにマッピングすることにも適用できること
が当業者に理解される。最適MLSE復号を行なう畳み
込み復号器を設計するため、遷移の尤度式を導出しなけ
ればならない。最尤推定理論により、受信信号ベクトル
x について、i番目の遷移の尤度関数は、ベクトルx が
i番目の遷移に関連するi番目のウォルシュ・コードwi
によって生成される条件つき確率に等しい。MLSE復
号器の場合、最適ソフト判定遷移計量は尤度関数の対数
と同等である。この説明に限り、通信システムは非フェ
ージングであり、分散σ2 を有するガウス白色雑音を有
すると仮定する。しかし、当業者により以下の導関数は
非ガウス雑音にも容易に適用できる。コヒーレント検出
方式では、wiが送出されるとすると、コヒーレントに受
信されたベクトルx の結合確率密度関数(joint probabi
lity density function) (pdf)は、次式で表すことがで
きる。
【0034】
【数1】 ただし、αはチャンネル減衰量であり、上付き文字H は
ベクトルまたは行列の複素共役をとって転置する演算す
なわちエルミート演算(Hermitian operation) を示し、
N はベクトルの次元(すなわち、この例では、64次ウ
ォルシュ・コードの場合、N=64) 。
【0035】数1の自然対数を取り、展開すると、最適
計量は次式によって表すことができる。
【0036】
【数2】 ただし、x およびwiは実数であるので、エルミート演算
(H) を転置演算(T) に置き換えている。数2において-2
αxTwi/2σ2 を除くすべての項はすべての遷移に対して
共通である。従って、最適計量は単純に -αxTwi/2σで
ある。さらに、xTwiは受信信号ベクトルとi番目のウォ
ルシュ・コード(すなわち、ウォルシュ変換器のi番目
の出力)との間の相関である。故に、i番目の遷移の最
適計量はウォルシュ変換器のi番目の出力のスケールさ
れたものである。
【0037】非コヒーレント検出方式では、wiが送出さ
れ、変調角度がθである場合、非コヒーレントに受信さ
れたベクトルx の結合確率密度関数(pdf) は次式のよう
に表すことができる。
【0038】
【数3】 ただし、受信信号ベクトルは複素ベクトルである。θは
0から2πの均等な分布を有するランダムな角度なの
で、範囲[0, 2 π] においてこの式を積分することによ
り、この式からθを除去することができる。すなわち
【0039】
【数4】 ただし、xHwiは|xHwi|cos(φ)と表すことができる。
【0040】cos(θ+ φ)は、周期2πのθの周期関数
であるので、またI0(z) の定義を0の変形ベッセル(Bes
sel)関数として用いることにより、数4の積分部分は次
式のように表すことができる。
【0041】
【数5】 数5の結果を数4の積分部分について数4に代入し、こ
の数4の自然対数をとり、すべての遷移の共通項を消去
することにより、最適計量は次のように表すことができ
る。
【0042】
【数6】 しかし、I0(z) (すなわち、0次の変形ベッセル関数)
はI0(z)=ezg(z)と表すことができる。ただしg(z)は、g
(0)=1, g(2)≒0.4/z1/2 (z>>1) で単調に減少する関数
である。故に、数6の最適計量は次式のように表すこと
ができる。
【0043】
【数7】 数7の第2項は容易に計算することができない。従っ
て、最適計量を算出するためには近似を用いなければな
らない。一つの近似は、第1項(すなわち、ウォルシュ
変換器出力のスケールされた包絡)を単純に用いること
である。平方根演算を避ける別の近似は、二乗された値
を用いるか、あるいは複素数の大きさの近似を復号計量
として算出することである。さらに別の近似は、多項式
を用いて関数g(z)をセグメント的に(segmentally) 近似
することである。上記の非コヒーレントな環境において
これらの異なる近似のそれぞれで実験したところ、二乗
値近似を用いた場合とセグメント化多項式近似を用いた
場合との間の誤りレート性能の差は、1〜2パーセント
にすぎないことが判明した。この差は、好適な実施例の
通信システムにおいてセグメント化多項式近似の余分な
演算的複雑さを正当化できるほど十分ではないと考えら
れる。従って、好適な実施例の通信システムでは、最適
計量はウォルシュ・コード変換器によるスケールされた
二乗値出力として近似される。
【0044】例えば、第2図の好適な実施例の通信シス
テムにおいて計算された最適遷移計量は、ウォルシュ・
コード変換器232,234の二乗され、加算され、ス
ケールされた出力にすぎないという点で、MLSE復号
のこの最適ソフト判定遷移計量は第1図の通信システム
で生成された計量とは異なる。ウォルシュ・コード変換
器232,234の出力は直接利用することができる。
なぜならば、標本化された信号228,229の各グル
ープは一つの伝送された直交コードに相当し、この直交
コードは、グループとしてインタリーブされ、かつグル
ープとして伝送直交コードにマッピングされたデータ・
シンボルのグループに符号化された入力データ・ビット
の同じセットを表すためである。
【0045】これとは対照的に、第1図の通信システム
は個々のインタリーブ解除されたソフト判定データ16
4のグループからソフト判定遷移計量を生成する。各ソ
フト判定データ164は、ウォルシュ・コード変換器1
32,134の特定の選択された加算出力と、ウォルシ
ュ・コード変換器のこの特定出力に関連するインデック
ス・データ・シンボルからのビットとの積から算出され
た。このように個々のインタリーブ解除されたソフト判
定データ164を用いてソフト判定遷移計量を形成する
ことが必要である。なぜならば、標本化信号128,1
29の各グループは入力データ・ビットの同じセットを
表さない一つの伝送された直交コードに相当するためで
ある。第1図に示す符号器100では、符号化データ・
ビットまたはデータ・シンボルはグループとしてインタ
リーブされずに、個別にインタリーブされる。故に、入
力データ・ビットの一つ以上のセットを表すインタリー
ブされたデータ・シンボルのグループが伝送される直交
コードにマッピングされる。
【0046】従って、第2図に示すMLSE復号に用い
られる最適ソフト判定遷移計量は、第1図に示す通信シ
ステムで生成される計量とは異なる。さらに、第2図に
示す好適な実施例の通信システムは、第1図に示す通信
システムに比べ大幅に改善している。一つの改善点は、
第1図において説明したソフト判定計量ではなく、固定
最大平均ビット誤り率を有する通信システムでこの最適
ソフト判定計量が用いられると、信号対雑音比(すなわ
ち、Eb /N0 )はこの最適ソフト判定遷移計量を用い
る通信システムのほうがはるかに小さくすることができ
る。その結果、最適ソフト判定計量を用いる通信システ
ムは、通信チャンネルにおける雑音に対する耐久性が向
上する。拡散スペクトルCDMA通信システムでは、雑
音量は、同一スペクトル帯域または範囲内で動作する同
時符号分割されたチャンネル(すなわちユーザ)の数に
直接関連している。従って、最適ソフト判定計量を利用
する通信システムは、第1図で説明した通信システムに
比べより多くのユーザに対応することができる。上記の
非コヒーレント通信システム環境での実験結果から、最
適ソフト判定計量を利用することによる信号対雑音比の
改善は、第1図の通信システムの場合のソフト判定計量
に比べて約1〜2dBであることがわかる。すなわち、
最適ソフト判定計量を利用することによって得られる符
号化利得は、第1図の通信システムで説明したソフト判
定計量を用いることによって得られる符号化利得よりも
大きい。別の改善点は、通信システムの復号部の構造の
単純化である。
【0047】これらの最適ソフト判定遷移計量を用いる
際に、データ・シンボル(すなわち、符号化されたデー
タ・ビット)のインタリーブが影響を受ける。関連デー
タ・シンボルをインタリーブすることにより、通信チャ
ンネルにおけるエラー・バーストが時間的に拡散し、こ
のエラー・バーストがあたかも独立したランダム・エラ
ーとして復号器によって処理される。チャンネル・メモ
リは時間分離と共に減少するので、インタリーブという
概念は符号化データ・ビットの関連データ・シンボルを
時間的に分離する(すなわち、独立させる)ことであ
る。伝送ブロック内の中間スペースは、他の符号化ビッ
トに関連する他のデータ・シンボルによって埋められ
る。データ・シンボルを時間的に分離することにより、
メモリを有するチャンネルをメモリのないチャンネルに
実質的に変換し、それによりランダム誤り訂正コード
(例えば、畳み込みコードおよびブロック・コード)を
利用することが可能になる。MLSE畳み込み復号器
は、一つのデータ・サンプルではなく、一連のデータ・
サンプルに基づいて判定を行なう。従って、インタリー
ブにおいて最高の結果を得るためには、復号判定が基づ
くデータ・サンプルはできるだけ独立していなければな
らない。しかし、送信されるデータ・シンボルはブロッ
クに整理されると、任意の2つのデータ・シンボル間の
最大分離はブロック・サイズよりも大きくなることはな
い。その結果、送信データ・シンボルを含む受信信号の
データ・サンプルは、信号のフェージングが遅い場合に
は、互いに独立しないことがある。
【0048】制限長さ(constraint length) Kを有する
畳み込み復号器の場合、この制限長さK内のすべてのイ
ンタリーブ単位は、第1誤り事象のみが発生した場合
に、復号判定に影響を与える。しかし、実際的な環境で
は、特に、信号対雑音比が低い場合には、制限長さをわ
ずかに越えるインタリーブ単位も復号判定に影響を与え
る。これは、誤り事象はより大きな長さを有しているた
めである。最適インタリーバは以下の条件に従って設計
される。まず第1に、I=B/Jとなるように、I(す
なわち、インタリーブされていない連続的に入力される
インタリーブ単位間の最小分離または最小距離)が選ば
れる。Bは、インタリーブされた単位のサイズの単位に
おけるインタリーバ行列の伝送ブロック長さまたはサイ
ズ(すなわち、データ・シンボルの各グループのサイズ
または直交コードをインタリーブする場合には、各直交
コードのサイズ)である。Jは、Kよりも大きく、かつ
1.5Kよりも小さい整数となるように選択される。本
発明の範囲および精神から逸脱せずに、与えられた動作
環境パラメータJ,K,Bのセットに対してさまざまな
インタリーブ距離Iが上記の原理に基づいて選択できる
ことが当業者に理解される。
【0049】第2図に示す好適な実施例の通信システム
では、制限長さは符号器204に入力される9データ・
ビットとなるように選択される。特に、2入力ビットは
9入力データ・ビットの制限長さで6つのデータ・シン
ボルに畳み込み符号化される(すなわち、K=9で2/
6符号化)。同じ2入力データ・ビットに関連する6つ
のデータ・シンボルの各セットは、インタリーブ単位と
してグループ化される。インタリーブ単位におけるK
は、9入力データ・ビットの制限長さを2入力データ・
ビットで割ることによって求められ、6個のデータ・シ
ンボルからなるグループまたは一つのインタリーブ単位
となる。故に、4.5インタリーブ単位またはデータ・
シンボルのグループが一つの復号判定に影響を与える
(すなわち、K=4.5)。さらに、ブロック・インタ
リーバ208は576個のデータ・シンボルを保持し、
これは送信部216によって一つの伝送ブロックにおい
て伝送できるデータ・シンボルの数に相当する。従っ
て、インタリーバ208は各ブロック・インタリーブに
おいて96個のインタリーブ単位をインタリーブする、
すなわちB=96である。Jは6になるように選択さ
れ、これはK=4.5よりも大きく、1.5K=6.7
5よりも小さい。従って、IはB/J、すなわち96÷
6に等しくなる(すなわち、I=16)ように選択され
る。その結果、インタリーバ208の出力において2つ
のグループが5つの他のデータ・シンボル・グループに
よって分離されるように、インタリーバ208はデータ
・シンボルの任意の2つの隣接する非インタリーブ入力
グループをインタリーブする。
【0050】これとは対照的に、第1図に示す通信シス
テムでは、制限長さは符号器104に入力される9デー
タ・ビットになるように選択され、この符号器104は
1入力ビットを3つのデータ・シンボルに符号化する
(すなわち、K=9で、1/3符号化)。インタリーブ
単位は、一つの入力データ・シンボルに等しい。故に、
インタリーブ単位におけるKは27データ・シンボルま
たはK=27(すなわち、入力データ・ビット当たり3
データ・シンボルと、制限長さである9入力データ・ビ
ットとの積)となる。さらに、ブロック・インタリーバ
108は576個のデータ・シンボルまたはインタリー
ブ単位(すなわちB=576)を保持し、これは送信部
116によって一つの伝送ブロック内で伝送できるデー
タ・シンボルの数に相当する。Jは32となるように選
択され、これはK=27よりも大きく、1.5K=4
0.5よりも小さい。従って、IはB/Jに等しくなる
ように選択され、これは576÷32(すなわち、I=
18)となる。その結果、インタリーバ108の出力に
おいて2つのデータ・シンボルが31個の他のデータ・
シンボルによって分離されるように、インタリーバ10
8は任意の2つの隣接する非インタリーブ入力データ・
シンボルをインタリーブする。
【0051】第1図および第2図に示す通信システムの
異なるインタリーブの結果、通信システムの符号部およ
び復号部において性能のレベルの差が生じる。性能の差
は、相加性ガウス白色雑音(additive white Gaussian n
oise: AWGN) 通信チャンネルの信号非フェージング
環境において特に明確に現われている。AWGN符号化
利得やダイバーシチを含むいくつかの要因がフェージン
グ環境における符号化および復号性能に影響を与えてい
る。先に述べたように、AWGNチャンネルのような通
信チャンネルを用いる第2図に示す通信システムの符号
化利得は、第1図に示す通信システムの符号化利得より
も大きい。畳み込み符号化に固有のダイバーシチは、復
号判定に影響を与えるデータ・サンプルの数に等しい。
最初の誤り事象の場合、ダイバーシチは制限長さに等し
い。第2図に示す通信システムでは、ダイバーシチは約
5に等しい。これは、約5つの受信直交コード・ワード
が一つの復号判定に影響を与えるためである。これとは
対照的に、第1図に示す通信システムでは、ダイバーシ
チは27である。復号判定に影響を与える27個のすべ
てのデータ・サンプルが受信信号列のさまざまな部分で
取られるため、ダイバーシチははるかに大きくなってい
る。第1図の通信システムのこの大きなダイバーシチに
より、信号対雑音比が高い理想的なレイリー/ナカガミ
・フェージングまたは無限インタリーブ環境では、第1
図の通信システムは第2図の通信システムより優れた性
能を発揮する。しかし、信号対雑音比が低下する(例え
ば、ディープ・フェージングにおいて)場合には、第2
図の通信システムの性能は第1図の通信システムに比べ
て改善する。なぜならば、AWGN符号化利得がより重
要になるためである。Jakes モデル環境のような低速フ
ェージング環境では、伝送ブロック全体がフェージング
状態にあり(すなわち、低信号対雑音比が存在する)、
インタリーブおよびダイバーシチ特性は復号判定をそれ
ほど改善しない。しかし、AWGN符号化利得は非常に
重要であり、その結果、第2図に示す通信システムは第
1図に示す通信システムよりも優れた性能を発揮する。
従って、第1図および第2図に示す通信システムにおけ
るデータ・シンボルのインタリーブの差は、信号フェー
ジング環境における通信性能に影響を与える。しかし、
第2図の通信システムのAWGN符号化利得が大きくな
るほど、ほとんどの低速信号フェージング状態において
第1図の通信システムの大きなダイバーシチを克服す
る。
【0052】要するに、最適ソフト判定計量を用いるこ
とによって得られる符号化利得は、第1図に示す通信シ
ステムにおいて説明したソフト判定計量を用いて得られ
る符号化利得よりも大きい。例えば、非コヒーレント通
信システム環境において、第2図の通信システムによっ
て用いられる最適ソフト判定計量を利用して得られる信
号対雑音比は、第1図の通信システムで説明したソフト
判定計量よりも約1〜2dB改善している。さらに、第
2図の通信システムのこの大きな符号化利得は、ほとん
どの信号フェージング状態において第1図の通信システ
ムのより大きなダイバーシチを克服する。
【0053】直交コードを用いるシステムにおいてML
SE復号の上記の最適化原理を具現する第2図に示す好
適な実施例の通信システムについて説明する。この通信
システムの符号部200では、トラヒック・チャンネル
・データ・ビット202は特定のビット・レートで符号
器204に入力される。入力トラヒック・チャンネル・
データ・ビットには、ボコーダによってデータに変換さ
れた音声,純粋なデータまたはこの2種類のデータの組
み合わせが含まれる。符号器204は、符号化アルゴリ
ズムにより一定の符号化レートで入力データ・ビット2
02をデータ・シンボルに符号化し、このアルゴリズム
(例えば、畳み込みまたはブロック符号化アルゴリズ
ム)はデータ・シンボルをデータ・ビットに最尤復号す
ることを容易にする。各入力データ・ビット202に関
連するデータ・シンボルは互いにグループ化される。各
グループは、一つ以上の入力データ・ビット202に関
連するデータ・シンボルを含む。データ・シンボル20
6のグループは、符号器204によって出力される。
【0054】第2図に示す好適な実施例のシステムのシ
ステム要素について特定通信システムの詳細例を以下で
説明する。各要素に関する詳細例の特定部分は、第2図
に示すその特定要素に関する説明に準ずる。符号器20
4に関する詳細例の特定部分において、符号器204は
9.6kbits/秒のレートで入力データ・ビット2
02を受信することが好ましい。符号器204は、2デ
ータ・ビットの固定符号化レートで入力データ・ビット
202を6つのデータ・シンボルに畳み込み符号化(す
なわち、2/6符号化)し、制限長さは9(K=9)で
ある。各2入力データ・ビット202に関連する6つの
データ・シンボルのセットは、互いにグループ化され
る。6つのデータ・シンボル206のグループは、2
8.8ksymbols/秒のレートで符号器によって
出力される。6つのデータ・シンボル206のグループ
は、符号化生成子g(x)を用いて生成される。8進法で記
述されているこの多項式生成子は、g1(x)=[557], g2(x)
=[663], g3(x)=[711], g4(x)=[1336], g5(x)=[1546], g
6(x)=[1622] であることが好ましい。K=9の2つのレ
ート1/3発生子の出力は、同一ビットが2つのレート
1/3発生子およびレート2/6発生子に入力される場
合には、K=9の一つの2/6レート発生子の出力に等
しいことを証明できることが当業者に理解される。さら
に、本発明の範囲から逸脱せずに、入力データ・ビット
を符号化するため6つの発生子の他のセットも利用でき
る。
【0055】次に、データ・シンボル206のグループ
はインタリーバ208に入力される。符号器204では
なく、インタリーバ208がデータ・シンボルのグルー
プ化を実行できることが当業者に理解される。インタリ
ーバ208は、データ・シンボル206の入力グループ
をグループ単位でブロック・インタリーブする。インタ
リーバ208では、データ・シンボルの各グループは、
データ・シンボルの所定のサイズのブロックを定める行
列に個別に入力される。行列が列(column)単位で埋めら
れるように、データ・シンボルのグループは行列内の位
置に入力される。行列が行(row) 単位で空になるよう
に、データ・シンボルのグループは行列内の位置から個
別に出力される。一般に、この行列は行と列の数が等し
い正方行列であるが、データ・シンボルの連続的に入力
されるインタリーブされていないグループ間の出力イン
タリーブ距離を増加するため異なる行列形式を選ぶこと
もできる。行列によって定められるデータ・シンボルの
ブロックの所定のサイズは、所定の長さの伝送ブロック
において所定のチップ・レートで伝送できる入力データ
・ビットを表すデータ・シンボルの最大数から導かれ
る。データ・シンボル210のインタリーブされたグル
ープは、入力時と同じデータ・シンボル・レートでイン
タリーバ208によって出力される。
【0056】インタリーバ208に関する詳細例の特定
部分において、インタリーバ208は28.8ksym
bols/秒のレートでデータ・シンボル206のグル
ープを受信することが好ましい。インタリーバ208
は、6つのデータ・シンボル206の入力グループをグ
ループ単位でブロック・インタリーブする。インタリー
バ208では、6つのデータ・シンボルの各グループ
は、576個のデータ・シンボルの所定のサイズのブロ
ックを定める行列に個別に入力される。第4図には、デ
ータ・シンボル206のグループがロードされたインタ
リーバ208の好適な実施例の16x6行列のブロック
図を示す。データ・シンボルの各グループは、行列の一
つのボックス(例えば、ボックス400)内に位置して
いる。各グループは、括弧内の2つの数値(例えば
(1),(2))によって表される2つの入力データ・
ビット202から畳み込み符号化された6つのデータ・
シンボルによって構成される。括弧内の数値は、データ
・ビット202が最初にデータ・シンボルに符号化され
た順序を表す。行列が列(column)単位で埋められるよう
に、データ・シンボルの各グループは行列内の位置(す
なわちボックス)に入力される。例えば、行列内のボッ
クスの第1列は、インタリーバ208に入力されたデー
タ・シンボル206の最初の16個のグループで埋めら
れる。第1列は、行列のボックス400に入力される
(1),(2)からなる1番目のグループと、行列のボ
ックス402に入力される(3),(4)からなる2番
目のグループとを含む。ボックスの第2列は、データ・
シンボル206の次の16個のグループで埋められる。
第2列は、行列のボックス404に入力される(3
3),(34)からなる17番目のグループを含む。他
の4つの列も同様に埋められる。6つのデータ・シンボ
ルのグループは、行列が行(row) 単位で空になるよう
に、行列内の位置(すなわちボックス)から個別に出力
される。例えば、ボックス400,404を含む第1行
は、ボックス402を含む第2行の前に出力される。行
列の他の行も同様に出力される。データ・シンボル21
0の出力グループの列はインタリーブされ、例えば、
(1),(2)からなる1番目のグループは5つの他の
グループによって(3),(4)からなる2番目のグル
ープから分離される。データ・シンボル210のインタ
リーブされたグループは、インタリーバ208に入力さ
れたときと同じ28.8ksymbols/秒のデータ
・シンボル・レートでインタリーバ208によって出力
される。行列によって定められるデータ・シンボルのブ
ロックの所定のサイズは、所定の長さの伝送ブロックに
おいて所定のチップ・レートで伝送できる入力データ・
ビットを表すデータ・シンボルの最大数から導かれる。
第2図に示す好適な実施例では、データ・シンボル20
6は28.8ksymbols/秒のレートで符号器2
02から出力される。その結果、これらのデータ・シン
ボル206を伝送する最大所定チップ・レートは28.
8ksymbols/秒である。さらに、伝送ブロック
の所定の長さは20ミリ秒である。従って、データ・シ
ンボルのブロックの所定のサイズは、28.8ksym
bols/秒と、20ミリ秒との積であり、これは57
6データ・シンボルに等しい。好適な実施例のインタリ
ーバ208について具体的に説明してきたが、本発明の
範囲から逸脱せずにインタリーバの多くの変形が可能で
あることは当業者に理解される。例えば、インタリーブ
・ブロックのサイズを変更して、異なる伝送長やレート
に対応することもできる。また、行列の大きさも変更し
て、連続して入力されるデータ・シンボルのグループ間
のインタリーブ距離を増減することもできる。
【0057】次に、データ・シンボル210のインタリ
ーブされたグループは、マッパー212に入力される。
マッパー212は、データ・シンボル210のインタリ
ーブされたグループから固定長の直交コード214のシ
ーケンスを取り出す。データ・シンボル210の各イン
タリーブされたグループは、このデータ・シンボル21
0のグループを表すため互いに直交するコードのグルー
プから一つの直交コードを選択する。マッパー212
は、通信システムの符号部200からの入力データ・シ
ンボル210に相当する直交コードのシーケンス214
を入力データ・シンボル・レートに関連する固定データ
・シンボル・レートで出力する。例えば、第4図に示す
インタリーバ208の行列にデータ・シンボルのグルー
プを行単位でロードし、それから列単位でこの行列を空
にすることにより、インタリーブされた距離を増加する
ことができる。
【0058】ここで、マッパー212に関する詳細例の
特定部分において、マッパー212は6つのデータ・シ
ンボルのインタリーブされたグループを28.8 ks
ymbols/秒のレートで受信することが好ましい。
マッパー212は、6つのデータ・シンボル210の各
入力グループから64ビット長のウォルシュ・コードを
取り出すことが好ましい。各グループのこの6つのデー
タ・シンボルは、64個の相互に直交するウォルシュ・
コードの一つを選択するためのバイナリ・インデックス
として利用される。この64個の相互に直交するウォル
シュ・コードは、64x64アダマール行列の行または
列に対応することが好ましい。マッパー212は、デー
タ・シンボル210の入力グループに相当するウォルシ
ュ・コード214のシーケンスを307.2ksymb
ols/秒の固定データ・シンボル・レートで出力す
る。データ・シンボル・レートの増加はマッパー212
のマッピング機能に起因し、ここで64ビット長の直交
コードが6つのデータ・シンボルの各グループを置換す
る(すなわち、64ビット長の直交コード(64データ
・シンボル)÷6データ・シンボル×データ・シンボル
の28.8ksymbols/秒の入力レート=30
7.2ksymbols/秒)。本発明の範囲から逸脱
せずに他の種類や長さの直交コードも利用できることが
当業者に理解される。
【0059】上記の好適な実施例とほぼ同等な本発明の
別の実施例において、データ・シンボル206のグルー
プがグループ・レベル・ブロック・インタリーバ208
およびマッパー212に入力される順序は逆にされる。
データ・シンボル206のグループはマッパー212に
入力される。マッパー212は、データ・シンボル20
6のグループから固定長の直交コード214のシーケン
スを取り出す。データ・シンボル206の各グループ
は、このデータ・シンボル206のグループを表すた
め、相互に直交するコードのグループから一つの直交コ
ードを選択する。マッパー212は、入力データ・シン
ボル206に相当する直交コードのシーケンスを入力デ
ータ・シンボル・レートに関連する固定データ・シンボ
ル・レートで出力する。次に、直交コードのシーケンス
はインタリーバ208に入力される。インタリーバ20
8は、直交コードの入力シーケンスを直交コード単位で
ブロック・インタリーブする。インタリーバ208で
は、各直交コードは直交コードの所定のサイズのブロッ
クを定める行列に個別に入力される。上記のデータ・シ
ンボルのグループと同様に、行列が列(column)単位で埋
められるように、直交コードは行列内の位置に入力され
る。次に、上記のデータ・シンボルのグループと同様
に、行列が行(row) 単位で空になるように、直交コード
は行列内の位置から個別に出力される。インタリーブさ
れた直交コード214は、インタリーバ208への入力
時と同じデータ・シンボル・レートで、インタリーバ2
08によって通信システムの符号部200から出力され
る。
【0060】好適な実施例のインタリーバ208とマッ
パー212との組み合わせに取って代わるマッパー21
2およびインタリーバ208の別の構成の例について説
明する。6つのデータ・シンボル206のグループは、
288.8ksymbols/秒のレートでマッパー2
12に入力されることが好ましい。マッパー212は、
6つのデータ・シンボル206の各入力グループから6
4ビット長のウォルシュ・コードを取り出す。各グルー
プのこの6個のデータ・シンボルは、64個の相互に直
交するウォルシュ・コードの一つを選択するためのバイ
ナリ・インデックスとして用いられる。64ビット長の
直交コードが6つのデータ・シンボルの各入力グループ
を置換するマッパー212のマッピング機能により、マ
ッパー212は307.2ksymbols/秒の固定
データ・シンボル・レートでウォルシュ・コードのシー
ケンスを出力する。その後、ウォルシュ・コードのシー
ケンスは307.2ksymbols/秒のレートでイ
ンタリーバ208に入力される。インタリーバ208
は、ウォルシュ・コードのシーケンスをウォルシュ・コ
ード単位でブロック・インタリーブする。インタリーバ
208では、各ウォルシュ・コードは6144データ・
シンボル(すなわち96ウォルシュ・コード)の所定の
サイズのブロックを定める16x6行列に個別に入力さ
れる。第4図で説明したデータ・シンボルのグループと
同様に列単位で行列が埋められるように、ウォルシュ・
コードは行列内の位置に入力される。次に、第4図で説
明したデータ・シンボルのグループと同様に行単位で行
列が空になるように、ウォルシュ・コードは行列内の位
置から個別に出力される。インタリーブされたウォルシ
ュ・コード214は、インタリーバ208への入力時と
同じ307.2ksymbols/秒のデータ・シンボ
ル・レートで、インタリーバ208によって通信システ
ムの符号部200から出力される。
【0061】直交コード214のシーケンスは、通信シ
ステムの送信部216に入力される。このシーケンス2
14は、変調器217によって通信チャンネル上で送信
するために処理される。その後、変調されたシーケンス
はアンテナ218に送られ、通信チャンネル220を介
して送信される。
【0062】ここで、変調器217に関する詳細例の特
定部分において、変調器217は307.2ksymb
ols/秒のデータ・シンボル・レートでシーケンス2
14を受信し、このシーケンス214を処理して、シー
ケンス214を長いPN拡散コードで拡散することによ
って直接シーケンス符号分割拡散スペクトル伝送を行な
う。シーケンス214を拡散するため他の種類の拡散コ
ードも利用できることが当業者に理解される。PN拡散
コードはユーザ固有のシンボルのシーケンスまたは固有
ユーザ・コードであり、これは1.228Mchips
/秒の固定チップ・レートでシーケンス214と混合さ
れる。この混合関数の結果、各64ビット長のウォルシ
ュ・コードを表す256ビット長のシーケンスが形成さ
れるように、シーケンス214はPN拡散コードによっ
て拡散される。どのユーザが通信チャンネル220上で
符号化トラヒック・チャンネル・データ・ビット202
(すなわち、ウォルシュ・コード・シーケンス214)
を送出したかを識別するだけでなく、固有ユーザPNコ
ードは符号化トラヒック・チャンネル・データ・ビット
202をスクランブルすることにより通信チャンネルに
おける通信の機密性を向上する。さらに、ユーザ・コー
ドの拡散符号化されたデータ・ビットは、一対の短い
(すなわち、前記の長いPN拡散コードに比べて短い)
PN拡散コードによって拡散され、Iチャンネルおよび
Qチャンネルのコード拡散シーケンスを生成する。この
IチャンネルおよびQチャンネル・コード拡散シーケン
スは、一対の正弦曲線の電力レベル制御を駆動すること
により正弦曲線の直交対を双位相変調(bi-phase modula
te) するために用いられる。正弦曲線出力信号は加算さ
れ、帯域通過濾波され、RF周波数に変換され、増幅さ
れ、濾波され、そしてアンテナ218によって送信さ
れ、通信チャンネル220において拡散スペクトル信号
としトラヒック・チャンネル・データ・ビット202の
送信を完了する。符号化および変調動作の結果、入力デ
ータ・ビット202の各対は256ビット長のシーケン
スによって表され、これは通信チャンネル220におい
て送信される。通信システムの受信部222は、アンテ
ナ224を介して通信チャンネルから送信拡散スペクト
ル信号を受信する。受信信号は、復調器226によって
データ・サンプルに標本化される。その後、データ・サ
ンプル228,229は通信システムの復号部230に
出力される。
【0063】復調器226に関する詳細例の特定部分に
おいて、復調器226は濾波し、復調し、RF周波数か
ら変換し、1.2288Msamples/秒の所定の
レートで標本化することによって、受信拡散スペクトル
信号を標本化することが好ましい。その後、受信標本化
信号を短いPN拡散コードと長いPN拡散コードとで相
関することにより、同相標本化信号および直交標本化信
号は独立して収縮(despread)される。その結果得られる
収縮同相標本化信号228および直交標本化信号229
は307.2ksamples/秒の所定のレートで標
本化され、受信拡散スペクトル信号の4つのサンプルの
シーケンスが一つのデータ・サンプルによって収縮さ
れ、かつ/または表される。
【0064】標本化信号228,229は通信システム
の復号部に独立して入力され、この復号部は標本化信号
228,229を推定データ・ビット268に非コヒー
レントに検出/復号する。標本化信号228,229を
復号するため、標本化信号の所定長のグループが直交コ
ード変換器232,234にそれぞれ独立して入力され
る。直交コード変換器232,234は、複数の変換器
出力信号233,235をそれぞれ出力する。各変換器
出力信号は、標本化信号の特定グループが相互に直交す
るコードのセットからの特定の直交コードに相当する信
頼尺度に相当する。さらに、各変換器出力信号は関連イ
ンデックス・データ・シンボルを有し、このシンボルは
この変換器出力信号が相当するのは相互直交コードのセ
ットからのどの特定の直交コードかを示す。また、イン
デックス・データ・シンボルは、復号器266がその後
判定する最尤復号格子内の可能な遷移に相当する。その
後、変換器出力信号233,235のグループ内の各変
換器出力信号は、変換器出力信号二乗機構236,23
8によってそれぞれ二乗される。次に、加算機構240
によって判定値242のグループが生成され、この加算
機構240は、変換器出力信号が同じ直交コードに相当
することを示す関連インデックス・データ・シンボルを
有する二乗された変換器出力信号の各対(すなわち、変
換器出力信号二乗機構236,238のそれぞれからの
各対)を互いに加算する。
【0065】変換器232,234,二乗機構236,
238および加算機構240に関する詳細例の特定部分
において、同相標本化信号228および直交標本化信号
229は通信システムの復号部230に独立して入力さ
れ、この復号部230は標本化信号228,229を推
定データ・ビット268に非コヒーレントに検出/復号
する。標本化信号228,229を復号するため、標本
化信号の64サンプル長のグループは、307.2ks
amples/秒のレートで高速アダマール変換器23
2,234にそれぞれ独立して入力される。各高速アダ
マール変換器232,234は、64の変換器出力信号
233,235をそれぞれ出力する。各変換器出力信号
は、64個の標本化信号の特定グループが64個の相互
に直交するウォルシュ・コードのセットからの特定64
ビット長のウォルシュ・コードに相当するという信頼尺
度に相当する。さらに、各変換器出力信号は関連する6
ビット長のインデックス・データ・シンボルを有し、こ
のシンボルは変換器出力信号が相当するのは64個の相
互に直交するウォルシュ・コードからのどの特定ウォル
シュ・コードかを示す。その後、64個の変換器出力信
号233,235の各グループ内の各変換器出力信号
は、変換器出力信号二乗機構236,238によってそ
れぞれ二乗される。次に、二乗された変換器出力信号の
グループの各対について、加算機構240により64個
の判定データ242のグループが生成され、307・2
kdata/秒のレートで出力される。この加算機構2
40は、変換器出力信号が同一ウォルシュ・コードに相
当することを示す関連インデックス・データ・シンボル
を有する二乗された変換器出力信号の各対(すなわち、
変換器出力信号二乗機構236,238のそれぞれから
の各対)を加算する。
【0066】判定データ242のいくつかのグループ
は、入力判定データ242をグループ単位でインタリー
ブ解除するデインタリーバ244に入力される。デイン
タリーバ244では、判定データの各グループは、判定
データの所定のサイズのブロックを定める行列に個別に
入力される。判定データの各グループは、行列が行単位
で埋められるように行列内の位置に個別に入力される。
判定データ246のグループは、行列が列単位で空にな
るように行列内の位置から個別に出力される。一般に、
この行列は行の数と列の数が等しい正方行列であるが、
インタリーバ208で用いられる行列の形式と一致する
ように他の行列形式も選ぶことができる。行列によって
定められる判定データのブロックの所定のサイズは、デ
ータ・サンプルの各グループについて生成される判定デ
ータの数と、データ・サンプルの各グループ内のデータ
・サンプルの数と、受信された所定の長さの伝送ブロッ
クから所定のチップ・レートで標本化できる伝送データ
・シンボルを表すデータ・サンプルの最大数とから導か
れる。判定データ246のインタリーブ解除されたグル
ープは、入力時と同じレートでデインタリーバ244に
よって出力される。
【0067】デインタリーバ244について詳細例の特
定部分において、デインタリーバ244は307.2k
data/秒のレートで64個の判定データ242のい
くつかのグループを受信することが好ましい。デインタ
リーバ244は、64判定データの入力グループをグル
ープ単位でブロック・デインタリーブする。デインタリ
ーバ244では、64判定データの各グループは614
4判定データの所定のサイズのブロックを定める行列に
個別に入力される。デインタリーバ244の16x6行
列は、インタリーバ208の好適な実施例の16x6行
列が第4図に示すようにデータ・シンボル206のグル
ープでロードおよびアンロードされるのと逆の方法で、
実質的に同様にロードおよびアンロードされる。判定デ
ータの各グループは、行列の一つのボックス(例えば、
ボックス400)にロードされる。判定データの各グル
ープは、行列が行単位で埋められるように行列内の位置
(すなわち、ボックス)に入力される。例えば、行列内
のボックスの1行目は、デインタリーバ244に入力さ
れた判定データ242の最初の6つのグループで埋めら
れる。1行目は、行列のボックス400に入力される6
4判定データの第1グループと、行列のボックス404
に入力される64判定データの第2グループとを含む。
ボックスの2列目は、判定データ242の次の6つのグ
ループで埋められる。2列目は、行列のボックス402
に入力される64判定データの7番目のグループを含
む。残りの14個の行は同様に埋められる。64判定デ
ータのグループは、行列が列単位で空になるように行列
内の位置から個別に出力される。例えば、ボックス40
0,ボックス402を含む1列目は、ボックス404を
含む2列目より前に出力される。行列の他の列も同様に
出力される。データ・シンボル246の出力グループの
列は、例えば、64判定データの第1グループが判定デ
ータのグループの出力列246内の7番目のグループの
直前になるように、インタリーブ解除される。さらに、
デインタリーバに入力される第2グループは、15個の
他のグループによってデータ・シンボルの出力列246
内の第1グループから分離される。判定データ246の
インタリーブ解除されたグループは、インタリーバ24
4への入力時と同じ307・2kdata/秒のレート
でデインタリーバ244によって出力される。行列によ
って定められる判定データのブロックの所定のサイズ
は、データ・サンプルの各グループについて生成される
判定データの数と、判定サンプルの各グループ内のデー
タ・サンプルの数と、受信された所定の長さの伝送ブロ
ックから所定のチップ・レートで標本化できる伝送デー
タ・サンプルを表すデータ・サンプルの最大数とから導
かれる。第2図に示される好適な実施例では、64個の
判定データが64個のデータ・サンプルの各グループに
ついて生成される。さらに、20ミリ秒の受信された所
定の長さの伝送ブロックから307.2ksample
s/秒の所定のチップ・レートで標本化できる伝送デー
タ・シンボルを表すデータ・サンプルの最大数は、30
7・2ksamples/秒と20ミリ秒との積で、こ
れは6144データ・サンプルに等しい。従って、判定
データのブロックの所定のサイズは、64データ・サン
プル毎の64判定データと、6144データ・サンプル
との積であり、これは6144判定データに等しい。
【0068】上記の好適な実施例にほぼ等しい本発明の
別の実施例では、データ・サンプル228,229のグ
ループが判定データに変換される順序およびインタリー
ブ解除が逆にされる。標本化された信号228,229
を復号するため、標本化信号の所定の長さのグループが
上記のデインタリーバ244と同様な2つの個別のデイ
ンタリーバに独立して入力される。データ・サンプルの
いくつかのグループは、入力データ・サンプルをグルー
プ単位でブロック・デインタリーブする各デインタリー
バに入力される。デインタリーバでは、データ・サンプ
ルの各グループはデータ・サンプルの所定のサイズのブ
ロックを定める行列に個別に入力される。データ・サン
プルの各グループは、行列が行単位で埋められるように
行列内の位置に入力される。データ・サンプルのグルー
プは、行列が列単位で空になるように行列内の位置から
個別に出力される。データ・サンプルのインタリーブ解
除されたグループは、入力時と同じレートで各デインタ
リーバによって出力される。各デインタリーバからのデ
ータ・サンプルのインタリーブ解除されたグループは、
232,234と同様な直交コード変換器に独立してそ
れぞれ入力される。直交コード変換器は、233,23
5と同様な複数の変換器出力信号をそれぞれ出力する。
各変換器出力信号は、インタリーブ解除された標本化信
号の特定グループが互いに直交するコードのセット内か
らの特定直交コードに相当する信頼尺度に相当する。さ
らに、各変換器出力信号は、関連インデックス・データ
・シンボルを有し、このシンボルは直交変換器出力信号
が相当するのは相互に直交するコードのセットからのど
の特定直交コードかを示す。次に、変換器出力信号のグ
ループ内の各変換器出力信号は、236,238と同様
な変換器出力信号二乗機構によってそれぞれ二乗され
る。その後、246と同様なインタリーブ解除された判
定値のグループが240と同様な加算機構によって生成
され、この加算機構は変換器出力信号が同じ直交コード
に相当することを示す関連インデックス・データ・シン
ボルを有する二乗された変換器出力信号の各対(すなわ
ち、各変換器出力信号二乗機構からの各対)を互いに加
算する。この加算機構は、好適な実施例のデインタリー
バ244によって出力されるものと同様なインタリーブ
解除された判定データのグループを生成する。これは、
データ・サンプル信号228,229は直交コード変換
器に入力される前にインタリーブ解除され、その結果、
直交コード変換器はインタリーブ解除された出力信号を
生成し、この信号から、インタリーブ解除された判定デ
ータが形成されるためである。
【0069】デインタリーバ244の好適な実施例の詳
細例に取って代わることのできるデインタリーバのその
ような別の位置の例について説明する。標本化信号22
8,229の64ビット長グループは、上記のインタリ
ーバ244と同様な2つの個別のインタリーバに30
7.2kdata/秒のレートで独立して入力される。
各デインタリーバは、64個のデータ・サンプルの入力
グループをグループ単位でブロック・デインタリーブす
る。デインタリーバでは、64データ・サンプルの各グ
ループは、6144データ・サンプルの所定のサイズの
ブロックを定める16x6行列に個別に入力される。イ
ンタリーバ244の好適な実施例の16x6行列が第4
図に示されるように判定データのグループでロードまた
はアンロードされるのと同様な方法で、各デインタリー
バは64個のデータ・サンプルのグループでロードおよ
びアンロードされる。64データ・サンプルの各グルー
プは、行列が行単位で埋められるように行列内の位置に
入力される。64データ・サンプルのグループは、行列
が列単位で空になるように行列内の位置から個別に出力
される。データ・サンプルのインタリーブ解除されたグ
ループは、入力時と同じ307.2kdata/秒のレ
ートで各デインタリーバによって出力される。各デイン
タリーバからの64データ・サンプルのインタリーブ解
除されたグループは、232,234と同様な高速アダ
マール変換器に独立してそれぞれ入力される。この高速
アダマール・コード変換器は、233,235と同様な
64個の変換器出力信号を出力する。各変換器出力信号
は、インタリーブ解除された標本化信号の特定グループ
が相互に直交するウォルシュ・コードのセット内からの
特定ウォルシュ・コードに相当する信頼尺度に相当す
る。さらに、各変換器出力信号は6ビット長の関連イン
デックス・データ・シンボルを有し、このシンボルは変
換器出力信号が一致するのは相互に直交するウォルシュ
・コードのセットからのどの特定ウォルシュ・コードか
を示す。次に、64個の変換器出力信号のグループ内の
各変換器出力信号は、236,238と同様な変換器出
力信号二乗機構によって二乗される。次に、246と同
様な64個のインタリーブ解除された判定値のグループ
が240と同様な加算機構によって生成され、この加算
機構は変換器出力信号が同じウォルシュ・コードに相当
することを示す6ビット長の関連インデックス・シンボ
ルを有する二乗された変換器出力信号の各対(各変換器
出力信号二乗機構からの各対)を互いに加算する。
【0070】判定データ246のインタリーブ解除され
たグループは、計量演算装置248に入力される。計量
演算装置248は、判定データ246のグループをソフ
ト判定復号計量250のグループに変換する。一般に、
この変換では、復号器266が判定データをソフト判定
復号計量として利用できるように、判定データ246の
グループをスケールする。このスケール演算は、受信信
号強度情報または受信拡散スペクトル信号に関連する送
信電力情報に従って判定データ246を等化することを
含む。復号器266はこのような補償機能を含むように
設計できることが当業者に理解される。また、計量演算
装置248は、ソフト判定復号計量のグループを計量ル
ックアップ・テーブル260に入れるためのアドレスを
生成するアドレッシング機構としても機能する。各ソフ
ト判定計量(すなわち、スケールされた判定データ)に
関連するインデックス・データ・シンボルは、計量演算
装置248によって生成されるルックアップ・テーブル
・アドレスの一部として用いられる。ソフト判定計量2
50のグループは、判定データ246の入力時と同じレ
ートで計量演算装置248によって出力される。しか
し、計量演算装置248は計量ルックアップ・テーブル
260のバッファ機構としても機能することが当業者に
よって理解される。特に、計量演算装置248はソフト
判定計量250を一時的に保存し、必要に応じてソフト
判定計量250をルックアップ・テーブル260に出力
することができる。
【0071】計量演算装置248に関する詳細例の特定
部分において、計量演算装置248は307.2kda
ta/秒のレートで64判定データ246のインタリー
ブ解除されたグループを受信することが好ましい。計量
演算装置248は、64判定データ246のグループを
64ソフト判定復号計量250のグループに変換する。
さらに、計量演算装置248は、64ソフト判定復号計
量のグループを計量ルックアップ・テーブル260に入
れるためのアドレス250’を生成する。各ソフト判定
計量と関連する6ビット長のインデックス・データ・シ
ンボルは、計量演算装置248によって生成されるルッ
クアップ・テーブル・アドレス250’の一部として用
いられる。ソフト半て計量250のグループは、判定デ
ータ246の入力時と同じ307.2kmetrics
/秒のレートで計量演算装置248によって出力され
る。
【0072】ソフト判定計量250のグループは、計量
ルックアップ・テーブル260に入力される。好適な実
施例のメモリ方式のルックアップ・テーブル260を第
3図に示す。ルックアップ・テーブル260は、メモリ
部256とアドレス・バス252,254とを含む。計
量演算装置248は、各関連ソフト判定計量250につ
いてライト・アドレス250’を計量ルックアップ・テ
ーブル260に与える。ライト・アドレスは、各ソフト
判定計量250が位置するソフト判定計量の特定グルー
プを識別するグループ・アドレス部と、ソフト判定計量
の特定グループの特定ソフト判定計量250を識別する
オフセット・アドレス部とからなる。符号器204によ
って最初に符号化されたデータ・ビットに相当するグル
ープ・アドレス部は、最尤シーケンス推定復号器266
における特定時間状態にも相当する。特定ソフト判定計
量に関連するインデックス・データ・シンボルに相当す
るオフセット・アドレス部は、最尤復号格子内の可能な
遷移にも相当し、この遷移については後で復号器266
が決定する。ライト・アドレス250’のオフセット・
アドレス部およびグループ・アドレス部は、データ・バ
ス252,254にそれぞれ乗せられる。その後、特定
ライト・アドレス250’に関連する各特定ソフト判定
計量250はメモリ256の番地内に格納される。
【0073】計量ルックアップ・テーブル260に関す
る詳細例の特定部分において、計量ルックアップ・テー
ブル260はソフト判定計量250のグループを30
7.2kmetrics/秒のレートで受信することが
好ましい。しかし、上記のように、ルックアップ・テー
ブルは必要に応じて計量演算装置248のバッファ機構
からソフト判定計量を受信することもできる。第3図に
示す好適な実施例のメモリ方式のルックアップ・テーブ
ル260では、メモリ256は、64のグループにセグ
メント化されるランダム・アクセス・メモリ(RAM)
256からなる。計量演算装置248は、各関連ソフト
判定計量250に関するライト・アドレス250’を計
量ルックアップ・テーブル260に与える。ライト・ア
ドレスは、各ソフト判定計量250が帰属する64個の
ソフト判定計量の特定グループを識別するグループ・ア
ドレス部と、64個のソフト判定計量の特定グループの
特定ソフト判定計量250を識別する6ビット長のオフ
セット・アドレス部とからなる。2/6符号器204に
よって最初に符号化された2データ・ビットに相当する
グループ・アドレス部は、最尤シーケンス推定復号器2
66内の特定時間状態にも相当する。特定ソフト判定計
量に関連する6ビット長のインデックス・データ・シン
ボルに相当する6ビット長のオフセット・アドレス部
は、最尤復号格子内の可能な遷移にも相当し、この可能
な遷移については復号器266が推定データ・ビット2
68を生成しながら、その後決定する。ライト・アドレ
ス250’の6ビット長オフセット・アドレス部および
グループ・アドレス部は、データ・バス252,254
にそれぞれ乗せられる。その後、特定ライト・アドレス
250’に関連する各特定ソフト判定計量250は、R
AM方式のルックアップ・テーブル256の番地内に格
納される。
【0074】ソフト判定計量250は計量テーブル26
0に格納されているので、最尤復号方法を利用して推定
トラヒック・チャンネル・データ・ビット268を生成
する復号器266は、復号動作を開始することができ
る。これらの最尤復号方法は、ビタビ(Viterbi) 復号ア
ルゴリズムと実質的に同様なアルゴリズムを利用するこ
とによって強化することができる。復号器266は、最
尤シーケンス推定復号器266の各特定時間状態におけ
る可能な遷移に関連するソフト判定計量のグループを利
用して、推定データ・ビット268を生成する。復号器
266はルックアップ・テーブル260にリード・アド
レス262を与え、特定ソフト判定計量を取り出す。リ
ード・アドレス262は、MLSE復号アルゴリズム内
の可能な遷移に相当するオフセット・アドレス部と、M
LSE復号器266内の特定時間状態に相当するグルー
プ・アドレス部とからなる。リード・アドレス262の
オフセット・アドレス部およびグループ・アドレス部
は、アドレス・バス252,254にそれぞれ乗せられ
る。その後、特定リード・アドレス262に関連する各
特定ソフト判定計量264は、メモリ256内の番地か
ら取り出される。推定データ・ビット268は、ソフト
判定データ264が復号器266に取り出されるレート
と、取り出されたソフト判定計量のグループごとに生成
される推定データ・ビット268の数とに関連するレー
トで生成される。
【0075】復号器266に関する詳細例の特定部分に
おいて、復号器266は最尤復号方法を利用して、推定
トラヒック・チャンネル・データ・ビット268を生成
することが好ましい。これらの最尤復号方法は、ビタビ
復号アルゴリズムと実質的に同様なアルゴリズムを用い
て強化されることが好ましい。復号器266は、トラヒ
ック・チャンネル・データ・ビット202を符号化する
ために最初に用いられる符号器204に関連する2/6
畳み込み復号器であることが好ましい。復号器266
は、最尤シーケンス推定復号器266の各特定時間状態
において64個の可能な遷移に関連する64個のソフト
判定計量のグループを利用して、復号器266に取り出
された64個のソフト判定計量のグループごとに2つの
推定データ・ビット268を生成する。復号器266は
リード・アドレス262をルックアップ・テーブル26
0に与え、特定ソフト判定計量を取り出す。リード・ア
ドレス262は、MLSE復号アルゴリズム内の可能な
64個の遷移の一つに相当する6ビット長のオフセット
・アドレス部と、MLSE復号器266内の特定時間状
態に相当するグループ・アドレス部とを含む。リード・
アドレス262の6ビット長のオフセット・アドレス部
およびグループ・アドレス部は、データ・バス252,
254上にそれぞれ乗せられる。次に、特定リード・ア
ドレス262に関連する各特定ソフト判定計量264は
メモリ256の番地内から取り出される。推定データ・
ビット268は、ソフト判定データ264が復号器26
6内に取り出されるレートと、取り出されるソフト判定
計量264のグループごとに生成される推定データ・ビ
ット268の数とに関連するレートで生成される。ソフ
ト判定データ264が307.2kmetrics/秒
のレートで復号器266内に取り出され、かつ、2つの
推定データ・ビットが64入力計量ごとに生成される場
合、推定データ・ビットは307.2kmetrics
/秒と2ビット/64計量との積、すなわち9600推
定ビット/秒に等しいレートで生成される。本発明につ
いてある程度の具体性で説明してきたが、本実施例の開
示は一例に過ぎず、部分や段階の構成および組み合わせ
の多くの変更は請求される本発明の精神および範囲から
逸脱せずに当業者によって適用できることが理解され
る。例えば、上記の好適な実施例の通信システムの変調
部,アンテナ部および復調部は、無線通信チャンネル上
で伝送されるCDMA拡散スペクトル信号に関連してい
た。しかし、当業者に理解されるように、本明細書で説
明され、請求される符号化および復号方法は、TDMA
やFDMA方式などの他の伝送システムにおいても適用
できる。さらに、通信チャンネルは電子データ・バス,
ワイヤライン,光ファイバリンクまたは他の形式の通信
チャンネルでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】直交符号化を利用する従来の通信システムを示
すブロック図である。
【図2】直交符号化を利用する好適な実施例の通信シス
テムを示すブロック図である。
【図3】メモリ方式のルックアップ・テーブルを用いる
好適な実施例の復号装置を示すブロック図である。
【図4】符号化されたデータ・ビットがロードされたイ
ンタリーバ(interleaver) の好適な実施例の行列を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
200 符号部 204 符号器 208 ブロック・インタリーバ 212 マッパー 216 送信部 217 変調器 218 アンテナ 220 通信チャンネル 222 受信部 224 アンテナ 226 復調器 230 復号部 232,234 ウォルシュ変換器 236,238 変換器出力信号二乗機構 240 加算器 244 グループ・レベル・ブロック・デインタリーバ 248 計量演算装置 250 ソフト判定計量 250’ ライト・アドレス 252,254 アドレス・バス 256 メモリ部 260 計量ルックアップ・テーブル 262 リード・アドレス 264 ソフト判定計量 266 復号器 268 推定データ・ビット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号符号器(200)によって構成され
    る装置において、前記信号符号器(200)は:(a)
    信号の入力データ・ビット(202)をデータ・シンボ
    ル(206)に符号化し、符号化アルゴリズムで符号化
    される前記データ・シンボル(206)をグループ化す
    る符号化手段(204)において、前記符号化アルゴリ
    ズムは最尤復号によってデータ信号ビットに復号される
    データ・シンボルを生成する符号化手段(204);お
    よび(b)前記符号化手段(204)に動作可能に結合
    され、データ・シンボル(206)の前記グループを前
    記グループから選択されたアルゴリズムに従って変換す
    る変換手段(208,212)であって、前記アルゴリ
    ズムは(i)所定のサイズのブロック内のデータ・シン
    ボル(206)の各グループをグループ単位でインタリ
    ーブ(208)し、その後インタリーブされたデータ・
    シンボル(210)の各グループから直交コード(21
    4)を取り出す(212)こと、および(ii)データ
    ・シンボル(206)の各グループから直交コードを取
    り出し(212)、その後所定のサイズのブロック内の
    各直交コードを直交コード単位でインタリーブすること
    によって実質的に構成される変換手段(208,21
    2);によって構成されることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記信号符号器(200)に動作可能に
    結合され、データ・シンボル214の変換されたグルー
    プを通信チャンネル(220)上で伝送する信号伝送手
    段(216)をさらに含んで構成されることを特徴とす
    る請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記信号伝送手段(216)は、通信チ
    ャンネル(220)上で伝送する前にデータ・シンボル
    (214)の変換されたグループを拡散コードで拡散す
    ることによりデータ・シンボル(214)の変換された
    グループを処理して通信チャンネル(220)上で伝送
    することを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 (a)前記通信チャンネル(220)か
    ら受信される信号をデータ・サンプル(228,22
    9)に標本化する信号受信手段(222);および
    (b)前記信号受信手段(222)に動作可能に結合さ
    れる信号復号器(230)であって: (i)受信データ・サンプル(228,229)をグル
    ープ化するグループ化手段(232〜240); (ii)前記グループ化手段(232〜240)に動作
    可能に結合され、データ・サンプルのグループを前記グ
    ループから選択されるアルゴリズムに従って変換する変
    換手段(232〜244)であって、前記アルゴリズム
    は(1)一つのインデックス・データ・シンボルが各ソ
    フト判定計量と関連するように、データ・サンプル(2
    28,229)の各グループについて複数のソフト判定
    類似計量およびインデックス・データ・シンボルを生成
    し、その後、所定のサイズのブロック内のソフト判定計
    量(242)の各グループをグループ単位でインタリー
    ブ解除(242)すること、および(2)所定のサイズ
    のブロック内のデータ・サンプル(228,229)の
    各グループをグループ単位でインタリーブ解除(24
    4)し、その後、一つのインデックス・データ・シンボ
    ルが各ソフト判定計量と関連するように、データ・サン
    プルの各インタリーブ解除されたグループについて複数
    のソフト判定類似計量およびインデックス・データ・シ
    ンボルを生成し、各ソフト判定計量はデータ・サンプル
    の特定グループが相互に直交するコードのセットからの
    特定直交コードに実質的に類似する信頼尺度に相当する
    ことによって実質的に構成される変換手段(232〜2
    44);および (iii)前記変換手段(232〜244)に結合さ
    れ、最尤復号方法を利用して少なくとも一つの推定デー
    タ・ビット(268)を生成し、前記ソフト判定計量
    (250)および関連インデックス・データ・シンボル
    (250’)から少なくとも一つの推定データ・ビット
    (268)を取り出す復号手段(266)とによって構
    成される信号復号器(230);をさらに含んで構成さ
    れることを特徴とする請求項2記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記信号受信手段(222)は、前記受
    信信号を拡散コードで収縮(despreading) して、データ
    ・サンプル(228,229)を取り出す手段(22
    6)によって構成されることを特徴とする請求項4記載
    の装置。
  6. 【請求項6】(a)前記信号符号器(200)の符号化
    手段(204)は、前記信号の2つの入力データ・ビッ
    ト(202)を6つのデータシンボル(206)に畳み
    込み符号化し、かつ、前記2つの入力データ・ビット
    (202)から取り出される6つのデータ・シンボル
    (206)をグループ化する手段によって構成されるこ
    と; (b)前記符号器(200)の変換手段(208,21
    2)は、データ・シンボル(206)のグループを前記
    グループから選択されるアルゴリズムに従って変換する
    手段によって構成され、前記アルゴリズムは(i)前記
    所定のサイズのブロック内の6個のデータ・シンボル
    (206)の各グループをグループとしてインタリーブ
    (208)し、その後、6個のデータ・シンボル(20
    6)の各グループから64ビット長の直交コード(21
    4)を取り出す(212)こと、および(ii)6個の
    データ・シンボル(206)の各グループから64ビッ
    ト長の直交コードを取り出し(212)、その後、前記
    所定のサイズのブロック内の各64ビット長の直交コー
    ドをグループとしてインタリーブする(208)ことに
    よって実質的に構成されること; (c)前記信号伝送手段(216)は、各64ビット長
    の直交コード(214)を表す256ビット長のシーケ
    ンスが形成されるように、各64ビット長の直交コード
    (214)を所定の拡散コードで拡散し、かつ、その
    後、前記256ビット長のシーケンスを前記通信チャン
    ネル(220)上で伝送し、それにより各2入力データ
    ・ビット(202)が256ビット長の伝送シーケンス
    によって表されるようにする手段(217)によって構
    成されること; (d)前記信号受信手段(222)は、前記受信信号を
    前記所定の拡散コードで収縮し、データ・サンプル(2
    28,229)を取り出す手段(226)によって構成
    され、各データ・サンプル(228,239)は受信信
    号の4ビット長のシーケンスを表すこと; (e)前記信号復号器のグループ化手段(232〜24
    0)は、前記データ・サンプル(228,229)を6
    4ビット長のグループにグループ化する手段によって構
    成されること; (f)前記信号復号器(230)の変換手段(232〜
    240)は、データ・サンプルのグループを前記グルー
    プから選択されるアルゴリズム従って変換する手段によ
    って構成され、前記アルゴリズムは(i)少なくとも6
    ビット長を有する一つのインデックス・データ・シンボ
    ルが各ソフト判定計量と関連するように、データ・サン
    プル(228,229)の各64ビット長のグループに
    ついて64個のソフト判定計量およびインデックス・デ
    ータ・シンボルを生成(232〜240)し、その後、
    前記所定のサイズのブロック内の64個のソフト判定計
    量(242)の各グループをグループとしてインタリー
    ブ解除(244)すること、および(ii)前記所定の
    サイズのブロック内のデータ・サンプル(228,22
    9)の各64ビット長のグループをグループとしてイン
    タリーブ解除(244)し、その後、少なくとも6ビッ
    ト長を有する一つのインデックス・データ・シンボルが
    各ソフト判定計量と関連するように、データ・サンプル
    の各インタリーブ解除された64ビット長のグループに
    ついて64個のソフト判定計量およびインデックスデー
    タ・シンボルを生成(232〜240)し、各ソフト判
    定計量はデータ・サンプルの特定グループが64個の相
    互に直交する64ビット長のコードのセット内からの特
    定64ビット長直交コードと実質的に類似するという信
    頼尺度に相当すること;および (g)前記信号復号器(230)の復号手段(266)
    は、前記少なくとも6ビット長インデックス・データ・
    シンボル(250’)および関連ソフト判定計量(25
    0)を用いることを含む最尤復号方法を利用して、少な
    くとも一つの推定データ・ビット(268)を生成する
    手段によって構成されること; を特徴とする請求項4記載の装置。
  7. 【請求項7】 信号復号器(230)によって構成され
    る装置において、前記信号復号器(230)は: (a)信号の受信データ・サンプルをグループ化するグ
    ループ化手段(232〜240); (b)前記グループ化手段(232〜240)に動作可
    能に結合され、データ・サンプルのグループを前記グル
    ープから選択されるアルゴリズムに従ってインデックス
    ・データ・シンボルと、関連するインタリーブ解除され
    たソフト判定計量とに変換する変換手段(232〜24
    4)であって、前記アルゴリズムは(i)一つのインデ
    ックス・データ・シンボルが各ソフト判定計量と関連す
    るように、データ・サンプル(228,229)の各グ
    ループについて複数のソフト判定類似計量およびインデ
    ックス・データ・シンボルを生成(232〜240)
    し、その後、所定のサイズのブロック内のソフト判定計
    量(242)の各グループをグループ単位でインタリー
    ブ解除(244)すること、および(ii)所定のサイ
    ズのブロック内のデータ・サンプル(228,229)
    の各グループをグループ単位でインタリーブ解除(24
    4)し、その後、一つのインデックス・データ・シンボ
    ルが各ソフト判定計量と関連するように、データ・サン
    プルの各インタリーブ解除されたグループについて複数
    のソフト判定類似計量およびインデックス・データ・シ
    ンボルを生成し、各ソフト判定計量はデータ・サンプル
    の特定グループが相互に直交するコードのセット内から
    の特定直交コードと実質的に類似する信頼尺度に相当す
    る変換手段(232〜244);および (c)前記変換手段(232〜244)に動作可能に結
    合され、最尤復号方法を利用して前記インデックス・デ
    ータ・シンボル(250’)および関連ソフト判定計量
    (250)から少なくとも一つの推定データ・ビット
    (268)を取り出すことによって、少なくとも一つの
    推定データ・ビット(268)を生成する復号手段(2
    66);によって構成されることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 前記信号復号器(230)に動作可能に
    結合され、通信チャンネル(220)から受信された信
    号をデータ・サンプル(228,229)に標本化する
    信号受信手段(222)をさらに含んで構成されること
    を特徴とする請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記信号復号器(230)のデータ・サ
    ンプル変換手段(232〜244)は、データ・サンプ
    ル(228,229)のグループに対してアダマール変
    換行列アルゴリズムを用いることによりソフト判定類似
    計量を生成する手段(232,234)によって構成さ
    れることを特徴とする請求項7記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記信号復号器(230)の復号手段
    (266)は、ビタビ復号アルゴリズムと実質的に類似
    する最尤復号方法を利用することによって少なくとも一
    つの推定データ・ビット(268)を生成する手段によ
    って構成されることを特徴とする請求項7記載の装置。
  11. 【請求項11】(a)前記信号復号器(230)の変換
    手段(232〜244)は: (i)各インデックス・データ・シンボルが最尤復号格
    子内の可能な遷移に相当するように各インデックス・デ
    ータ・シンボルを決定する手段(232〜244)と、 (ii)関連インデックス・データ・シンボル(25
    0’)がルックアップ・テーブル内の特定アドレス(2
    52,254)の一部からなるように各ソフト判定計量
    (250)をメモリ(256)方式のルックアップ・テ
    ーブルの特定アドレスに格納する手段(260)とによ
    って構成されること;および(b)前記信号復号器(2
    30)の復号手段(266)は、最尤復号方法を利用す
    ることによって少なくとも一つの推定データ・ビット
    (268)を生成する手段において、このような遷移に
    相当するインデックス・データ・シンボル(250’)
    を利用して、前記メモリ(256)方式のルックアップ
    ・テーブルから少なくとも一つのソフト判定計量をアド
    レス指定(262)し、取り出す(264)手段によっ
    て構成されること;を特徴とする請求項7記載の装置。
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