JPH08316690A - 電子部品取外し装置 - Google Patents

電子部品取外し装置

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JPH08316690A
JPH08316690A JP7119455A JP11945595A JPH08316690A JP H08316690 A JPH08316690 A JP H08316690A JP 7119455 A JP7119455 A JP 7119455A JP 11945595 A JP11945595 A JP 11945595A JP H08316690 A JPH08316690 A JP H08316690A
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JP
Japan
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electronic component
adhesive tape
component
tape
taped
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JP7119455A
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English (en)
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Kouichi Asai
鎬一 浅井
Kunio Oe
邦夫 大江
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Fuji Corp
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Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0417Feeding with belts or tapes
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粘着テープに粘着により保持された電子部品を
取り外す装置を得る。 【構成】一対の粘着テープ78の電子部品貼付面88に
電子部品70の半田バンプ76がない面を貼り付けたテ
ープ化電子部品72の下に突上げ部材224を設ける。
電子部品供給カートリッジに隣接して、部品吸着ノズル
250を軸方向に相対移動可能に保持した反転アーム2
38を設ける。部品取外し時に反転アーム238はテー
プ化電子部品72上方の電子部品保持位置にあり、突上
げ部材224が上昇して電子部品70を突き上げて部品
吸着ノズル250に吸着させ、更に突き上げて粘着テー
プ78から剥がす。反転アーム238は部品受渡し位置
へ回動して電子部品装着装置に電子部品70を渡す。粘
着テープを180度近く折り返す状態で剥がしつつ巻取
りリールに巻き取って電子部品から剥がすことにより、
電子部品を粘着テープから取り外す装置も可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープ化電子部品から電
子部品を取り外す電子部品取外し装置に関するものであ
り、特に、粘着テープに貼り付けられた電子部品を粘着
テープから取り外す装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多数の電子部品を部品保持テープに保持
させてテープ化電子部品とし、供給することは既に行わ
れている。従来のテープ化電子部品は、部品保持テープ
に多数の電子部品収容凹部が等間隔に形成され、それら
電子部品収容凹部の各々に電子部品が収容されるととも
に、電子部品収容凹部の開口がカバーテープにより塞が
れ、電子部品の供給時にカバーテープが剥がされて電子
部品収容凹部から電子部品が取り出されるようにされて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テープ化電子部品には不都合があった。電子部品は、電
子部品保持具により保持される側の面が電子部品収容凹
部の開口側に位置する状態で電子部品収容凹部に収容さ
れる。そのため、例えば、半導体チップに極小の半田バ
ンプが直接形成された電子部品の場合、半田バンプが形
成されておらず、電子部品保持具により保持される保持
面が電子部品収容凹部の開口側に位置し、半田バンプが
電子部品収容凹部の底面により支持された状態で部品保
持テープにより保持されることとなるため、半田バンプ
が損傷する恐れがあるのである。そのため、粘着テープ
に、電子部品の電子部品保持具により保持される保持面
を貼り付けてテープ化電子部品とすることが提案されて
いる。例えば、長手方向と直角な方向に距離を隔てた一
対の粘着テープの、長手方向において等間隔ずつ隔たっ
た部位に電子部品の各一端部を貼り付けるのであり、こ
のようにすれば、電子部品が保持面においてテープによ
り保持され、半田バンプが何ものにも接触しないように
することができるのであり、半田バンプ損傷の恐れなく
電子部品を供給することができる。請求項1の発明は、
電子部品を突出し部材により粘着テープから取り外す形
式の電子部品取外し装置を提供することを課題として為
されたものであり、請求項2の発明は、粘着テープを電
子部品から剥がすことにより電子部品を粘着テープから
取り外す形式の電子部品取外し装置を提供することを課
題として為されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電
子部品取外し装置は、上記の課題を解決するために、粘
着テープの電子部品貼付面に長手方向に等間隔に電子部
品が貼り付けられるとともに、粘着テープの少なくとも
前記電子部品が貼り付けられた部分に、粘着テープを厚
さ方向に貫通する開口が形成されたテープ化電子部品か
ら電子部品を取り外す装置であって、(A)テープ化電
子部品を保持するとともに、長手方向に送る保持・送り
装置と、(B)その保持・送り装置により保持されたテ
ープ化電子部品の、粘着テープに関して電子部品側とは
反対側に設けられ、突出し部材と、その突出し部材を、
粘着テープの長手方向とほぼ直角な方向において、前記
開口を通り、電子部品貼付面を越えて突出する突出し位
置と、電子部品貼付面側とは反対側の裏面より引っ込ん
だ退避位置とに移動させる突出し部材移動装置とを有す
る突出し装置と、(C)保持・送り装置により保持され
たテープ化電子部品の、電子部品に関して粘着テープ側
とは反対側に設けられ、電子部品を保持する電子部品保
持具と、その電子部品保持具を粘着テープの電子部品貼
付面に直角な方向に相対移動可能に保持する移動部材
と、その移動部材を電子部品保持具が、突出し部材と電
子部品を挟んで相対向する電子部品保持位置と、その電
子部品保持位置から外れた外れ位置とに移動させる移動
部材移動装置とを有する部品受取り装置とを含むように
構成される。
【0005】一方、請求項2の発明に係る電子部品取外
し装置は、長手方向と直角な方向に距離を隔てた一対の
粘着テープの電子部品貼付面に長手方向に等間隔に電子
部品が両端部において貼り付けられたテープ化電子部品
から電子部品を取り外す装置であって、(a)そのテー
プ化電子部品の、粘着テープに関して電子部品側とは反
対の側に、粘着テープの長手方向に直角で電子部品貼付
面に平行な軸線のまわりに回転可能に設けられた巻取り
リールと、(b)その巻取りリールを回転させ、前記粘
着テープを前記電子部品から剥がして巻き取らせるリー
ル回転駆動装置と、(c)その粘着テープの剥がし時に
前記電子部品が粘着テープ側へ移動することを防止する
部品移動防止装置とを含むように構成される。
【0006】
【作用】請求項1の発明に係る電子部品取外し装置にお
いては、テープ化電子部品が保持・送り装置により送ら
れることによって、粘着テープに貼り付けられた先頭の
電子部品が電子部品取外し位置へ移動させられる。この
とき、突出し部材は退避位置にあり、テープ化電子部品
の停止後、突出し位置へ移動させられる。突出し時に
は、電子部品保持具は電子部品保持位置にあり、突出し
部材の突出しにより突出し部材との間に電子部品を挟む
とともに、その状態で粘着テープから離れる向きに移動
させられる。電子部品は突出し部材により突かれて粘着
テープから剥がされ、剥がし後、電子部品保持具が電子
部品を保持して外れ位置へ移動させられ、例えば、電子
部品装着装置の部品吸着具に電子部品を渡す。
【0007】テープ化電子部品は、長手方向と直角な方
向に距離を隔てた一対の粘着テープの長手方向に等間隔
を隔てた部位に電子部品が各一端部において貼り付けら
れ、それら一対の粘着テープの間の隙間が粘着テープを
厚さ方向に貫通する開口を構成するものでもよく、ある
いは1本の粘着テープに電子部品が等間隔に貼り付けら
れるとともに、粘着テープの電子部品が貼り付けられた
部分に突出し部材が通過可能な大きさの貫通穴が形成さ
れ、その貫通穴が開口を構成するものでもよい。電子部
品保持位置において、電子部品保持具を、突出し部材に
よって電子部品が突き出される前に電子部品に接触させ
てもよく、突出し部材の突出し開始後に接触させてもよ
い。電子部品保持具としては、負圧により電子部品を吸
着する吸着具や爪部材により電子部品を把持するチャッ
ク等、種々の態様のものが採用可能である。
【0008】請求項2の発明に係る電子部品取外し装置
においては、電子部品を粘着テープから取り外すとき、
巻取りリールが回転させられ、粘着テープが電子部品か
ら剥がされて巻き取られる。この際、電子部品は部品移
動防止装置により粘着テープ側へ移動することを防止さ
れており、粘着テープから外れる。テープ化電子部品
は、実施例の項において説明するように、専用の送り装
置により送ってもよく、あるいは巻取りリールおよびリ
ール回転駆動部材を送り装置としても機能させてもよ
い。
【0009】
【発明の効果】このように請求項1および2の各発明に
よれば、粘着テープに貼り付けられた電子部品を粘着テ
ープから取り外すことができる装置が得られ、粘着テー
プに貼り付けられて供給される電子部品を自動的に取り
扱う装置を構成することが可能となる。
【0010】
【発明の望ましい実施態様】以下、本発明の望ましい実
施態様を列挙するとともに、必要に応じて関連説明を行
う。 (1)前記保持・送り装置が、前記粘着テープを前記突出
し部材による突出しの向きに対向する側から支持する支
持部材を含む請求項1に記載の電子部品取外し装置。こ
の態様の装置においては、電子部品が突出し部材によっ
て突き出されるとき、粘着テープが電子部品と共に突出
し方向に移動することが支持部材により規制され、粘着
テープは保持・送り装置側に残されて電子部品の粘着テ
ープからの剥がしが容易に行われる。 (2)前記移動部材が、前記電子部品貼付面に平行な軸線
まわりに回動可能な反転アームを含み、前記電子部品保
持具がその反転アームに、反転アームの回動軸線を中心
とする円弧に対する接線の方向に移動可能に保持されて
いることを特徴とする請求項1または態様1に記載の電
子部品取外し装置。この態様の装置において、反転アー
ムの回動軸線は、粘着テープの長手方向に直角な軸線で
も平行な軸線でもよく、粘着テープの長手方向に対して
傾いた向きの軸線でもよい。 (3)さらに、前記電子部品保持具を前記移動部材に対す
る相対移動方向において任意の位置に保持する任意位置
保持装置と、前記突出し部材の前記突出し位置への移動
に伴って前記電子部品を介して移動させられた移動位置
に任意位置保持装置により保持されている電子部品保持
具をその移動前の原位置に戻す戻し装置とを含むことを
特徴とする請求項1,態様1,2のいずれか1つに記載
の電子部品取外し装置。電子部品保持具は、電子部品が
突出し部材により突き出されるとき、突出し部材と共同
して電子部品を挟んで移動し、突出し部材が突出し位置
に達したとき停止する。したがって、加工,組立誤差等
により移動部材の電子部品保持位置での停止位置に誤差
があり、あるいは電子部品の種類により寸法にある程度
の違いがあっても、電子部品保持具は確実に電子部品を
保持することができ、その後は任意位置保持装置により
その移動位置に保たれて移動部材と共に移動し、移動部
材の外れ位置への移動に伴って戻し装置により原位置に
戻され、次の電子部品の保持に備えて待機する状態にな
る。 (4)前記電子部品保持具の前記電子部品に接触する先端
面にゴム状弾性材料製のクッション部材が設けられてい
る請求項1,態様1〜3のいずれか一つに記載の電子部
品取外し装置。ゴム状弾性材料とはゴムおよびその類似
物のことであり、電子部品保持具がクッション部材にお
いて電子部品を接触するため、電子部品保持具と電子部
品との間の気密保持が容易になる。また、電子部品の被
保持面に極小の半田バンプが形成されている場合には、
電子部品保持具との接触による半田バンプの損傷が良好
に回避される。 (5)前記部品移動防止装置が、前記粘着テープの前記電
子部品貼付面とは反対の表面を覆うカバーと、そのカバ
ーを、前記粘着テープの剥がしと共に、電子部品取外し
位置に位置決めされた電子部品を覆う被覆位置からその
電子部品から外れた退避位置へ後退させ、粘着テープの
剥がし後、前記被覆位置へ前進させるカバー移動装置と
を含む請求項2に記載の電子部品取外し装置。 (6)前記カバーが、前記電子部品保持具の嵌入を許容す
る幅を有して前記テープ化電子部品の長手方向に延び、
テープ化電子部品の送り方向において下流側の端縁に開
口する切欠を有する態様5に記載の電子部品取外し装
置。 (7)前記部品移動防止装置が、移動防止部材と、その移
動防止部材を、前記電子部品の前記粘着テープが貼り付
けられた側の面に接触する作用位置と、電子部品から外
れた退避位置とに移動させる移動防止部材移動装置とを
含む請求項2に記載の電子部品取外し装置。 (8)前記巻取りリールが、前記粘着テープが巻き付けら
れる巻付け部を巻取りリールの軸方向に並んで2個有す
る請求項2,態様5〜7のいずれか1つに記載の電子部
品取外し装置。
【0011】
【実施例】以下、請求項1の発明の一実施例である電子
部品取外し装置を備えた電子部品装着システムを図面に
基づいて詳細に説明する。図1において10はベースで
あり、ベース10上にはプリント基板位置決め支持装置
12,撮像装置14および電子部品供給装置16がX軸
方向(図において左右方向)に並んで設けられている。
これら装置12,14,16にわたって電子部品装着装
置18が設けられるとともに、電子部品装着装置18と
電子部品供給装置12とにわたって電子部品取外し装置
20が設けられている。
【0012】プリント基板位置決め支持装置12は、プ
リント基板24を位置決め支持して、Y軸方向(水平面
内においてX軸方向と直交する方向であり、図1におい
て上下方向)に移動するY軸スライド26を有してい
る。Y軸スライド26は図示しないナットにおいてボー
ルねじ28に螺合されており、ボールねじ28がY軸サ
ーボモータ30によって回転させられることにより、ガ
イドレール32に案内されつつY軸方向に移動する。こ
れら図示しないナット,ボールねじ28およびY軸サー
ボモータ30がプリント基板移動装置34を構成してい
る。撮像装置14は、受光素子がY軸方向に1列に並ん
で成るラインセンサ36を有し、電子部品の移動に伴っ
てラインセンサ36による撮像が繰返され、電子部品の
二次元像が得られる。
【0013】電子部品装着装置18は、X軸スライド4
0を有している。X軸スライド40は図示しないナット
においてボールねじ42に螺合され、ボールねじ42が
X軸サーボモータ44によって回転させられることによ
りガイドレール46に案内されつつX軸方向に移動す
る。これら図示しないナット,ボールねじ42およびX
軸サーボモータ44が吸着具移動装置52を構成してい
る。X軸スライド40には、部品吸着具48が昇降可能
に搭載されており、図示しない昇降装置により昇降させ
られる。部品吸着具48は部品吸着ノズル50(図8参
照)への負圧の供給により電子部品を吸着する。
【0014】電子部品供給装置16は、X軸スライド5
8上にX軸方向に並んで載置された多数の電子部品供給
カートリッジ60を有する。X軸スライド58は、図示
しないナット,ボールねじ62およびX軸サーボモータ
64により構成されるカートリッジ移動装置68によ
り、ガイドレール66に沿ってX軸方向に移動させら
れ、多数の電子部品供給カートリッジ60の1つを電子
部品供給位置に位置決めする。
【0015】電子部品供給カートリッジ60に収容され
ている電子部品70は、図2ないし図4に示すように、
テープ化電子部品72とされている。電子部品70は、
半導体チップ74の一方の面に多数の半田バンプ76が
形成されたものであり、テープ化電子部品72は、電子
部品70が一対の粘着テープ78によって保持されると
ともに、スペーサテープ80により保護されたものとさ
れている。スペーサテープ80には、厚さ方向に貫通す
る多数の電子部品収容穴82が等間隔に形成されるとと
もに、多数の送り穴84が等間隔に形成されている。一
対の粘着テープ78はそれぞれ、スペーサテープ80の
一方の面に、長手方向に平行な縁部が電子部品収容穴8
2の開口の一部を塞ぎ、かつ、長手方向と直角な方向に
距離を隔てた状態で貼り付けられている。一対の粘着テ
ープ78の間の隙間が、粘着テープ78を厚さ方向に貫
通する開口86を構成している。
【0016】粘着テープ78の電子部品収容穴82の開
口を塞ぐ部分の上面である電子部品貼付面88に、電子
部品70が半田バンプ76が形成されていない側の面で
ある被貼付面90において貼り付けられ、保持されてい
る。この状態で電子部品70は電子部品収容穴82内に
あって、半田バンプ76は、スペーサテープ80の粘着
テープ78が貼り付けられている側の面とは反対側の面
である上面より引っ込んだ状態にある。
【0017】テープ化電子部品72は、図5に示すよう
に、部品供給リール94に巻き付けられているが、電子
部品70はスペーサテープ80の電子部品収容穴82内
に収容されているため、半田バンプ76が、テープ化電
子部品72の、巻付け状態において半田バンプ76に対
向する部分に接触して損傷することがない。テープ化電
子部品72は、カートリッジ本体96の後部に設けられ
て支持軸98を有するリール支持部材100に部品供給
リール94ごと着脱される。リール支持部材100には
リール押さえ部材102が軸104により回動可能に取
り付けられるとともに、ばね106の付勢力により部品
供給リール94の外周面に接触させられて、部品供給リ
ール94の回転に適度の抵抗を与えるようにされてい
る。なお、リール支持部材100には、支持軸98を挿
入するための軸穴108が複数個設けられている。テー
プ化電子部品72の寸法によって部品供給リール94の
径が異なっても、部品供給リール94のリール押さえ部
材102によって押さえられる部分の位置が変わらない
ようにされているのである。
【0018】上記カートリッジ本体96は概して細長い
板状を成し、長手方向と厚さ方向とが水平となる姿勢で
立てて設置される。テープ化電子部品72は部品供給リ
ール94から引き出された後、図6に示すように、カー
トリッジ本体96の上面に乗せられるとともにカバー1
10が被せられ、保持・送り装置112によってY軸方
向に一定ピッチ、すなわち電子部品収容穴82の中心間
のピッチに等しい距離ずつ送られる。
【0019】カバー110は断面形状がコの字形を成
し、その後端部においてカートリッジ本体96に軸11
8によって回動可能に取り付けられている。カバー11
0の一対の側板120(図6には一方のみ示されてい
る)の前端部にはそれぞれ、係合切欠122が形成さ
れ、カートリッジ本体96に取り付けられた一対の係合
部材124が係合させられている。係合部材124には
上下方向に延びる長穴126が形成され、カートリッジ
本体96の側面に突設されたピン128に相対移動可能
に嵌合されるとともに、スプリング130によって下方
に付勢され、カバー110に抜け出し不能に係合させら
れるとともにカバー110を付勢している。それによ
り、図7に示すように、カバー110の一対の側板12
0をつなぐ底板132の下面がテープ化電子部品72の
スペーサテープ80に接触させられ、テープ化電子部品
72のカートリッジ本体96からの浮上がりを防止して
いる。また、底板132には、断面形状が矩形を成し、
電子部品70が通過可能な大きさの開口134が厚さ方
向に貫通して形成されている。
【0020】保持・送り装置112は、送り用エアシリ
ンダ140を有している。送り用エアシリンダ140は
複動のエアシリンダであり、2個のエア室がエア源と大
気とに択一的に連通させられることにより、ピストンロ
ッド142が伸縮させられる。ピストンロッド142の
先端部にはストッパブロック144が固定されるととも
に、ストッパブロック144には回動板146が相対回
動可能に連結されている。
【0021】回動板146は、第一端部において、図7
に示すように、ねじ部材148の締付けによりカートリ
ッジ本体96に固定された支持軸150の一端部に、テ
ープ化電子部品72の送り方向(以下、電子部品送り方
向と称する)と直交する水平軸線のまわりに回動可能に
取り付けられるとともに、第二端部においてストッパブ
ロック144に固定された支持軸152に回動可能に嵌
合されており、ピストンロッド142の伸縮により回動
板146が正,逆両方向に回動させられる。支持軸15
2の傾きは、支持軸150にリンク154によって連結
されること、および支持軸152の頭部156とスリー
ブ158のフランジとが回動板146を両側から精度良
く挟むことにより防止されている。
【0022】回動板146の中間部には、図6に示すよ
うに、ラチェット爪164が軸166によって回動可能
に取り付けられ、付勢手段としてのばね168によって
ラチェットホイール170の歯172に噛み合う向きに
付勢されている。ラチェットホイール170は、支持軸
150に回動可能に支持されたスプロケット174に相
対回転不能に取り付けられている。
【0023】スプロケット174の歯176はスペーサ
テープ80の送り穴84に嵌合されており、ピストンロ
ッド142の収縮により回動板146が正方向に回動さ
せられるとき、ラチェット爪164はラチェットホイー
ル170の歯172に係合した状態を保って移動させら
れ、ラチェットホイール170を正方向に回動させると
ともにスプロケット174を正方向に回動させ、テープ
化電子部品72を送る。回動板146の正方向の回動限
度は、ラチェット爪164がカートリッジ本体96に設
けられたストッパ突部180に当接することにより規定
され、粘着テープ78により保持された電子部品70の
うち、先頭の電子部品70が常に一定の位置、すなわち
電子部品取外し位置に送られる。電子部品取外し位置
は、スプロケット174の歯176がスペーサテープ8
0の送り穴84に嵌合させられる位置に電子部品送り方
向の上流側において近接した位置に設定されている。
【0024】ピストンロッド142の伸長により回動板
146は逆方向へ回動させられ、ラチェット爪164が
ラチェットホイール170の歯172を乗り越える。こ
の際、ラチェットホイール170の回転はストッパレバ
ー182により阻止される。それによりスペーサテープ
80の電子部品送り方向とは逆の移動が阻止され、先頭
の電子部品70が電子部品取外し位置からずれることが
ない。ストッパレバー182は、先頭の電子部品70の
電子部品取外し位置における位置決めも行うのである。
【0025】テープ化電子部品72は、ラチェット爪1
64が乗り越えた歯172の数に対応する距離送られ、
この送りピッチは、回動板146の逆方向の回動限度を
変えることによって変えることができる。回動板146
の逆方向の回動限度は、カートリッジ本体96に設けら
れた逆方向ストッパ装置188により規定される。逆方
向ストッパ装置188は、カートリッジ本体96に固定
の取付台190と、取付台190にボルト192によっ
て固定された回転板194とを有する。回転板194に
は、直径方向に隔たった2個所にそれぞれ、長さの異な
るストッパ突起196,198が突設されるとともに、
それらストッパ突起196,198の間の部分に図示し
ない切欠が形成されている。
【0026】ボルト192を緩めて取付台190への固
定を解除した状態で回転板194を回転させることによ
り、ストッパ突起196,198、図示しない切欠、お
よび回転板146のストッパ突起196,198も切欠
も形成されていない端面200が順次ピストンロッド1
42と対向し、回動板146の逆方向の回動限度を規定
する回動限度規定位置へ移動させられる。ピストンロッ
ド142の伸長端は、ストッパ突起196,198,端
面200あるいは切欠を通過して取付台190に当接す
ることにより4種類に変えられ、テープ化電子部品72
の送りピッチが4種類に変えられる。
【0027】電子部品取外し装置20を説明する。電子
部品取外し装置20は、図7に示すように、各電子部品
供給カートリッジ60において、前記粘着テープ78に
関して電子部品70とは反対側に設けられた突上げ装置
212と、図8に示すように、電子部品供給カートリッ
ジ60の電子部品供給位置において、電子部品供給装置
16と電子部品装着装置18との間に設けられた部品受
渡し装置214とを有する。
【0028】突出し装置212を説明する。カートリッ
ジ本体96の電子部品取外し位置に対応する位置には、
上方に開口する有底穴216が形成されるとともに、突
上げ用エアシリンダ218が嵌合され、図示しないボル
トによって固定されている。突上げ用エアシリンダ21
8のピストンロッド220は、シリンダハウジング22
2から上方へ突出させられるとともに、突出端部にピス
トンロッド220より径の大きい円板状の突上げ部材2
24が固定されている。
【0029】ピストン226の下側に形成されたエア室
228にエアが供給されることにより突上げ部材224
が上昇させられ、一対の粘着テープ78間の開口86を
通り、粘着テープ78の電子部品貼付面88を越えて突
出する突上げ位置へ移動させられる。エア室が大気に連
通させられれば、ピストン226がスプリング230に
より付勢され、突上げ部材224が下降させられて粘着
テープ78の裏面232より下方へ引っ込んだ退避位置
へ移動させられる。
【0030】部品受渡し装置214は、図8に示すよう
に、前記ベース10の電子部品供給装置16と電子部品
装着装置18との間の部分に設置された支持台234上
に設けられている。支持台234上には一対のブラケッ
ト236が固定され、反転アーム238が粘着テープ7
8の長手方向に直角で粘着テープ78の電子部品貼付面
88に平行な軸線のまわりに回動可能に支持されてい
る。図10に示すように、反転アーム238に固定の支
持軸242の両端部がそれぞれ、ブラケット236によ
り回動可能に支持されているのであり、支持軸242が
油圧揺動モータ244によって回動させられることによ
り反転アーム238が180度回動させられる。
【0031】反転アーム238の自由端部には、図9お
よび図10に示すように、反転アーム238の回動軸線
を中心とする円弧に対する接線の方向に延びる円形断面
の貫通孔248が形成されるとともに、部品吸着ノズル
250が一対のシール部材252を介して気密にかつ軸
方向に移動可能に嵌合されている。シール部材252は
メカニカルシールであり、部品吸着ノズル250の移動
時の摺動抵抗が少なくて済む。部品吸着ノズル250の
両端部はそれぞれ、反転アーム238から突出させら
れ、突出端部にそれぞれ大径の頭部256および外向き
のフランジ部258が設けられ、部品吸着ノズル250
の反転アーム238からの抜落ちが防止されている。
【0032】また、反転アーム238内には任意位置保
持装置260が設けられ、部品吸着ノズル250を反転
アーム238に対して軸線方向における任意の位置に保
持するようにされている。反転アーム238内には、貫
通孔248に直角で、貫通孔248と反転アーム238
の突出端面とに開口する嵌合穴264が形成され、ボー
ル266が配設されるとともに、ばね受け268を介し
てスプリング270により付勢され、部品吸着ノズル2
50の外周面に形成された断面形状が弓形の係合溝27
1に係合させられている。それにより部品吸着ノズル2
50は回転を防止されるとともに、貫通孔248の内周
面の任意位置保持装置260が設けられた側とは反対側
の部分に押し付けられ、それらの間に生ずる摩擦力と、
ボール266と部品吸着ノズル250の外周面との間お
よびボール266とばね受け268との間に生ずる摩擦
力とによって部品吸着ノズル250が軸方向の任意の位
置に保持される。なお、嵌合穴264の開口は、蓋体2
72により閉塞されるとともにシール部材274が設け
られ、気密が保たれている。
【0033】部品吸着ノズル250は、フランジ部25
8が設けられた側が電子部品70の吸着時に下になり、
フランジ部258から更に突出させられた吸着突部27
6の端面にウレタンゴム製のクッション部材278が固
着され、クッション部材278の下面が吸着面280と
されている。部品吸着ノズル250内には、吸着面28
0と外周面に開口する通路284が形成され、反転アー
ム238内に形成された通路286に連通させられてい
る。通路284の部品吸着ノズル250の外周面への開
口部は軸方向に長くされ、部品吸着ノズル250が軸方
向に移動しても通路284と286との連通が保たれる
ようにされている。通路286は、前記支持軸242内
に形成された通路288,回転継手290,ホース29
2,電磁方向切換弁294(図11参照)を介して図示
しない負圧源に接続されており、電磁方向切換弁294
の切換えにより、通路284に負圧が供給され、遮断さ
れる。
【0034】反転アーム238は、前記支持軸242が
油圧揺動モータ244により、図8に実線で示すよう
に、部品吸着ノズル250が前記突上げ部材224と電
子部品70を間にして相対向する電子部品保持位置と、
二点鎖線で示すように、電子部品保持位置から180度
回動し、電子部品装着装置18の部品吸着具48に電子
部品70を間にして相対向する部品受渡し位置とに回動
させられる。反転アーム238の電子部品保持位置への
回動限度は、図9に示すように、反転アーム238がス
トッパ298に当接することにより規定され、電子部品
保持位置において部品吸着ノズル250は下向きで垂直
な姿勢となる。部品吸着ノズル250は、反転アーム2
38が電子部品保持位置へ回動させられたとき、図12
(b)に示すように、吸着面280が電子部品70の半
田バンプ76より僅かに上方に位置させられる寸法に形
成されている。反転アーム238が電子部品保持位置へ
回動させられた状態において部品吸着ノズル250は、
電子部品70に関して粘着テープ78側とは反対側に位
置させられる。また、反転アーム238の部品受渡し位
置への回動限度は、図8に示すように、支持台234上
に設けられたストッパ300に、反転アーム238が部
品吸着ノズル250の頭部256を介して当接すること
により規定され、部品受渡し位置においても部品吸着ノ
ズル250は上向きで垂直な姿勢となる。
【0035】本電子部品装着装置は、図11に示す制御
装置310によって制御される。制御装置310は、C
PU312,ROM314,RAM316およびそれら
を接続するバス318を有するコンピュータ320を主
体とするものである。バス318には入出力インタフェ
ース322が接続され、前記ラインセンサ36が接続さ
れている。入出力インタフェース322にはまた、駆動
回路324〜336をを介して、Y軸サーボモータ3
0,X軸サーボモータ44,64,送り用エアシリンダ
140,突上げ用エアシリンダ218,油圧揺動モータ
244,電磁方向切換弁294が接続されている。
【0036】次に作動を説明する。プリント基板24へ
の電子部品70の装着時には、電子部品取外し装置20
が粘着テープ78から電子部品70を取り外して電子部
品装着装置18に渡し、電子部品装着装置18が電子部
品70をプリント基板24に装着する。電子部品供給装
置16において電子部品70を供給する電子部品供給カ
ートリッジ60が電子部品供給位置に位置決めされると
き、部品受渡し装置214の反転アーム238は部品受
渡し位置にあり、電子部品供給カートリッジ60の位置
決め後、電子部品保持位置へ回動させられる。回動後、
電磁方向切換弁294が切り換えられ、部品吸着ノズル
250に負圧が供給される。
【0037】電子部品供給カートリッジ60において、
図12(a)に示すように突上げ装置212の突上げ部
材224は退避位置にあり、電子部品供給カートリッジ
60が電子部品供給位置に位置決めされるとともに、図
12(b)に示すように、反転アーム238が電子部品
保持位置へ回動させられた後、突上げ部材224が突上
げ位置へ上昇させられる。なお、図12(a),
(b),(c)および図13(a)においては、電子部
品70の粘着テープ78からの取外しの説明を容易する
ために、反転アーム238とテープ化電子部品72とが
垂直軸線のまわりに90度相対回転させられた状態で示
されている。
【0038】突上げ部材224は、一対の粘着テープ7
8の間の開口86を通って電子部品70の被貼付面90
に当接し、図12(c)に示すように、電子部品70を
突き上げて部品吸着ノズル250の吸着面280に接触
させる。吸着面280はクッション部材278により構
成されているため、半田バンプ276が潰れることはな
く、吸着面280が電子部品70に密着させられ、電子
部品70を吸着する。以後、部品吸着ノズル250は、
突上げ部材224の突上げに伴って、突上げ部材224
と共同して電子部品70を挟みつつ、任意位置保持装置
260により与えられる抵抗に抗して上昇する。
【0039】突上げ開始当初は、図12(c)に示すよ
うに、粘着テープ78の電子部品収容穴82内に位置す
る部分が電子部品70と共に移動する。しかし、テープ
化電子部品72にはカバー110が被せられるととも
に、スプリング130により付勢されてスペーサテープ
80の上面に接触させられており、粘着テープ78は、
スペーサテープ80を介してカバー110によりカート
リッジ本体96に押し付けられ、突上げ部材224によ
る突上げの向きに対向する側から支持されている。その
ため、粘着テープ78が電子部品70と共に限りなく上
昇することはなく、電子部品70が一定量以上突き上げ
られれば、図13(a)に示すように粘着テープ78が
電子部品70から剥がされる。特に、電子部品取外し位
置は、スプロケット174の歯176がスペーサテープ
80の送り穴84に嵌合する位置に電子部品送り方向の
上流側において近接した位置に設定されているため、粘
着テープ78が浮き上がりにくく、電子部品70が容易
に剥がされる。粘着テープ78およびスペーサテープ8
0がスプロケット174に45度近い角度巻き掛けられ
ており、送りに伴う張力によりスプロケット174側、
すなわちカートリッジ本体96側に引き付けられている
からであり、特にスプロケット174に近い部分がカー
トリッジ本体96から浮き上がりにくい。
【0040】突上げ部材224が突上げ位置まで上昇さ
せられたとき、部品吸着ノズル250は、任意位置保持
装置260により、突上げ部材224の突上げに伴って
上昇させられた移動位置に保たれる。そのため、電子部
品70の突上げ後、反転アーム238は部品受渡し位置
へ回動させられるが、回動中に部品吸着ノズル250が
動いて振動等により電子部品70が落ちたり、ずれたり
することがない。また、部品吸着ノズル250が移動位
置に位置させられているため、突上げ部材224が突上
げ後、反転アーム238が部品受渡し位置へ回動させら
れる前に退避位置へ下降させられても、電子部品70が
突上げ部材224と共に下降して再び粘着テープ78に
接触することがない。そのため、突上げ部材224の退
避位置への移動と反転アーム238の回動とを同時に行
うことができ、電子部品供給カートリッジ60において
次の電子部品70の電子部品取外し位置への位置決めが
迅速に行われる。突上げ部材224がスペーサテープ8
0の電子部品収容穴82から下方へ離脱しなければ、テ
ープ化電子部品72を送ることはできず、突上げ部材2
24の退避位置への移動が反転アーム238の部品受渡
し位置への回動を待って行われるのであれば、その分、
テープ化電子部品72の送りが遅れるのであるが、両者
が同時に行われる分、次の電子部品70を迅速に電子部
品取外し位置へ送ることができるのである。
【0041】反転アーム238が部品受渡し位置近傍へ
回動させられれば、部品吸着ノズル250の頭部256
がストッパ300に当接し、その後、反転アーム238
が更に回動させられることにより部品吸着ノズル250
に対して相対移動し、図13(b)に示すように反転ア
ーム238が頭部256を介してストッパ300に当接
する。部品吸着ノズル250は、電子部品保持位置にお
いて突上げ部材224と共同して電子部品70を挟んで
移動する前の原位置に戻されるのである。
【0042】反転アーム238の回動により、部品吸着
ノズル250が反転させられ、電子部品70の被貼付面
90が上を向く。反転後、電子部品装着装置18の部品
吸着具48は、図14(a)に示すように電子部品70
の真上の部品吸着位置へ移動させられ、図14(b)に
示すように下降させられて部品吸着ノズル50が電子部
品70の被貼付面90に接触させられる。部品吸着ノズ
ル250はストッパ300によって下方から支持され、
高さ方向の位置が一義的に規定されているため、電子部
品70の高さ方向の位置にばらつきがなく、部品吸着具
48は確実に電子部品70を吸着することができる。
【0043】電子部品70への接触後、部品吸着ノズル
50に負圧が供給されて電子部品70を吸着し、吸着
後、部品吸着ノズル250への負圧の供給が遮断されて
部品吸着ノズル250による電子部品70の保持が解除
され、電子部品70は部品吸着具48により保持されて
図14(c)に示すように上昇させられ、プリント基板
24へ搬送されて装着される。
【0044】このように本実施例の電子部品装着システ
ムにおいては、一面に半田バンプ76が形成された電子
部品70が半田バンプ76の損傷の恐れなく供給され、
プリント基板24に装着される。反転アーム238が電
子部品70を保持してから部品吸着具48に渡すまでの
間、部品吸着ノズル250の吸着面280が半田バンプ
76に接触させられているが、吸着面280はクッショ
ン部材278により形成されており、支障はない。ま
た、反転アーム238の部品受渡し位置への回動時に、
部品吸着ノズル250のストッパ300への当接によ
り、反転アーム238の回動限度が規定されるととも
に、部品吸着ノズル250が原位置に戻されるようにさ
れており、ストッパ300が部品吸着ノズル250を移
動位置から原位置へ戻す戻し装置を兼ねており、構成が
簡易化されている。
【0045】以上の説明から明らかなように、突上げ装
置212が突出し装置を構成し、部品吸着ノズル250
が電子部品保持具を構成し、反転アーム238が移動部
材を構成し、油圧揺動モータ244が移動部材移動装置
を構成し、部品受渡し装置214が部品受取り装置を構
成している。また、部品受渡し位置が外れ位置である。
さらに、カバー110が、突上げ部材224による電子
部品70の突上げ時にスペーサテープ80を介して間接
的に粘着テープを支持する支持部材を構成している。
【0046】なお、上記実施例において、突上げ部材2
24の突上げ位置を、電子部品70を電子部品収容穴8
2から抜け出すまで上昇させるものとすれば、部品吸着
ノズル250は任意位置保持装置260によって移動位
置に保たれているため、突上げ後、反転アーム238の
部品受渡し位置への回動開始と同時に突上げ部材224
を下降させつつ電子部品供給カートリッジ60を移動さ
せ、次に電子部品70を供給する電子部品供給カートリ
ッジ60を迅速に電子部品供給位置に位置決めすること
ができ、電子部品装着サイクルタイムを短縮することが
できる。
【0047】請求項1の発明の別の実施例を図15に示
す。本実施例は、部品受渡し装置350の部品吸着ノズ
ルの重量を付勢手段により除去するとともに、シール部
材252を蛇腹に変更し、部品吸着ノズルの電子部品へ
の接触荷重を小さくし得るようにしたものである。その
他の構成は前記実施例と同じであり、図示および説明は
省略する。
【0048】部品吸着ノズル352は、反転アーム35
4の自由端部に形成された貫通孔356に移動可能に嵌
合され、電子部品保持位置において上側となる端部に形
成された有底円筒状の第一ばね受け部360と反転アー
ム354との間に付勢手段の一種である弾性部材として
の第一圧縮コイルスプリング362(以下、第一スプリ
ング362と称する)が配設されている。第一スプリン
グ362にはゴム製の蛇腹364が被せられている。部
品吸着ノズル352の電子部品保持位置において下側と
なる端部には、クッション部材366が固着され、吸着
面368が形成されるとともに、有底円筒状の第二ばね
受け部370が形成され、反転アーム354との間に付
勢手段の一種である弾性部材としての第二圧縮コイルス
プリング372(以下、第二スプリング372と称す
る)が配設されている。第二スプリング372にもゴム
製の蛇腹374が被せられている。この蛇腹374およ
び前記蛇腹364によって部品吸着ノズル352と反転
アーム354との間の気密が保持されており、通路37
6,378を経て吸着面368に供給される負圧により
外部の埃等が両者の隙間に吸入されることが防止されて
いる。
【0049】反転アーム354が電子部品保持位置にあ
り、部品吸着ノズル352がまだ電子部品を吸着してい
ない状態では、部品吸着ノズル352は、第一スプリン
グ362の付勢力と、部品吸着ノズル352の重量およ
び第二スプリング372の付勢力との差の力で下方に付
勢され、第一ばね受け部360が反転アーム354に接
触させられている。前記実施例におけるシール部材25
2が蛇腹364,374に変更されることにより部品吸
着ノズル352と反転アーム354との間の摩擦抵抗が
無視できる大きさとされているため、第一ばね受け部3
60の反転アーム354への接触力が部品吸着ノズル3
52の電子部品70への接触荷重となる。この接触荷重
は第一,第二スプリング362,372の付勢力の設定
いかんで部品吸着ノズル352の自重より大きくするこ
とも小さくすることも可能であるが、本実施例において
は自重より小さくされている。
【0050】電子部品が突上げ部材により突き上げら
れ、部品吸着ノズル352の吸着面368に接触した
後、更に突き上げられれば、部品吸着ノズル352は上
方へ移動し、電子部品の突上げを許容する。このとき、
第一スプリング362が伸長し、第二スプリング372
が圧縮されるが、第一,第二スプリング362,372
の付勢力は殆ど変わらず、部品吸着ノズル352は予め
設定された接触荷重で電子部品に接触し、吸着する。第
一,第二スプリング362,372は、ばね定数が小さ
くて長いスプリングが短く圧縮されて用いられ、僅かな
伸長,圧縮では付勢力が殆ど変化しないものとされてい
るからである。
【0051】電子部品の吸着後、反転アーム354は部
品受渡し位置へ回動させられるが、このとき、部品吸着
ノズル352の自重の作用方向が反転するため、部品吸
着ノズル352が移動位置へ移動して第二ばね受け部3
70が反転アーム354に接触させられる。反転アーム
354の部品受渡し位置への回動限度は、反転アーム3
54に直接接触するストッパにより規定され、電子部品
は、反転アーム354のストッパによる位置の規定と、
第二ばね受け部370の反転アーム354への接触によ
る位置の規定とによって、高さ方向において一義的に決
まった位置において受渡しされる。反転アーム354が
部品受渡し位置から電子部品保持位置へ回動させられる
とき、部品吸着ノズル352は再び第一ばね受け部36
0が反転アーム354に当接する原位置に復帰する。
【0052】上記各実施例において電子部品70は突上
げ部材224の突上げにより粘着テープ78から剥がさ
れるようになっていたが、図16に示す電子部品取外し
装置390のように、突下げ部材392により電子部品
394を突き下げて粘着テープから剥がすようにしても
よい。電子部品394は、前記電子部品70と同様にテ
ープ化電子部品396とされている。テープ化電子部品
396は、図示しない部品供給リールから送り出された
後、スプロケット398に下側から上側へ巻き掛けら
れ、スプロケット398の回転により一定ピッチずつ送
られる。
【0053】テープ化電子部品396は、上記実施例と
は逆に、粘着テープが上に、スペーサテープが下に位置
し、電子部品394の半田バンプが形成された面が下を
向く姿勢で送られる。突下げ装置400は、テープ化電
子部品396の上側、すなわに粘着テープに関して電子
部品394側とは反対側であって、電子部品送り方向に
おいてスプロケット398の上流側に設けられており、
突下げ部材392は突下げ用エアシリンダ402によ
り、テープ化電子部品396より上方の退避位置と、テ
ープ化電子部品396の粘着テープより下方へ突出する
突下げ位置とに移動させられる。
【0054】テープ化電子部品396の下側、すなわち
電子部品394に関して粘着テープ側とは反対側には、
回動アーム406を有する部品受渡し装置408が設け
られている。回動アーム406は垂直軸線Oのまわりに
回動可能に設けられており、回動アーム406の自由端
部には前記部品吸着ノズル250と同様の部品吸着ノズ
ル408が上下方向に移動可能に嵌合されている。部品
吸着ノズル408は、回動アーム406内に設けられた
任意位置保持装置により、回動アーム406に対して軸
線方向の任意の位置に保持される。
【0055】また、部品吸着ノズル408が突下げ部材
392と同心状に位置する電子部品保持位置には、エア
シリンダ412により昇降させられるノズル突上げ部材
414が上向きに設けられ、部品吸着ノズル408が電
子部品装着装置の部品吸着具416と同心状に位置する
部品受渡し位置の回動アーム406の下側には、エアシ
リンダ418により昇降させられるノズル支持部材42
0が上向きに設けられている。さらに、回動アーム40
6の側方には、エア揺動モータ422により水平軸線ま
わりに回動させられるノズル戻し部材424が設けられ
ている。ノズル戻し部材424は、部品吸着ノズル40
8の部品吸着部との干渉を回避するためのU字形の切欠
426を有し、部品吸着ノズル408のフランジ部42
8に係合可能とされている。
【0056】回動アーム406が図に実線で示すように
電子部品保持位置へ回動させられるとき、部品吸着ノズ
ル408は、フランジ部428が回動アーム406の上
面に当接する原位置にあり、回動アーム406は部品吸
着ノズル408がテープ化電子部品396と干渉するこ
となく、電子部品保持位置へ回動させられる。回動後、
ノズル突上げ部材414が上昇させられ、部品吸着ノズ
ル408は頭部430が回動アーム406の下面に当接
するまで上昇させられる。この状態で部品吸着ノズル4
08は、電子部品収容穴内に進入し、吸着面が電子部品
394より僅かに下方に位置させられる。ノズル突上げ
部材414の下降後、突下げ部材392が下降させら
れ、部品吸着ノズル408は突下げ部材392と共同し
て電子部品394を挟んで下降する。
【0057】突下げ後、突下げ部材392が上昇させら
れ、回動アーム406が部品受渡し位置へ回動させられ
る。回動後、ノズル支持部材420が上昇させられ、部
品吸着ノズル408を頭部430が回動アーム406の
下面に当接するまで上昇させるとともに、部品吸着ノズ
ル408を下方から支持する。次いで部品吸着具416
が下降させられて電子部品394を吸着し、退避した
後、ノズル支持部材420が下降させられる。続いて、
ノズル戻し部材424が回動させられて部品吸着ノズル
408のフランジ部428に係合し、部品吸着ノズル4
08をフランジ部428が回動アーム406の上面に当
接する原位置へ下降させる。下降後、ノズル戻し部材4
24が回動させられ、フランジ部428から離れた後、
回動アーム406が電子部品保持位置へ回動させられ
る。
【0058】なお、上記各実施例においてテープ化電子
部品72,396は、一対の粘着テープ78に電子部品
70,394の両端部が貼り付けられるとともに、スペ
ーサテープ80によって保護されていたが、スペーサテ
ープ80を設けることは不可欠ではない。スペーサテー
プを設けない場合でも、電子部品の取外し時に粘着テー
プを突出し部材による突出しの向きに対向する側から支
持する支持部材を設けることが望ましく、例えば、移動
部材に、電子部品保持具とは別個に昇降し、粘着テープ
の電子部品が貼り付けられていない部分に接触して粘着
テープを支持する支持部材を設け、あるいは電子部品供
給カートリッジに粘着テープの電子部品が貼り付けられ
ていない部分に接触して粘着テープを支持する支持部材
を設けてもよい。
【0059】請求項2の発明の一実施例を図17〜図2
4に基づいて詳細に説明する。図17において440は
電子部品装着装置、442は電子部品供給装置である。
電子部品装着装置440は、特開平4−345097号
公報に記載の電子部品装着装置と同じであり、簡単に説
明する。電子部品装着装置440は、図17に概略的に
示すように、垂直軸線まわりに間欠回転するインデック
ステーブル444を備えている。インデックステーブル
444は、図示しない台板により回転可能に支持される
とともに、12組の部品吸着ユニット446を有し、図
示しないカム,カムフォロワ,回転軸およびカムを回転
させるインデックス用サーボモータ448(図24参
照)等により構成される間欠回転装置により間欠回転さ
せられ、12組の部品吸着ユニット446が順次部品供
給位置,部品姿勢90度変更位置,部品姿勢検出位置,
部品排出位置,部品姿勢修正位置,部品装着位置,吸着
ノズル検出位置,ノズル選択位置等へ移動させられる。
【0060】12組の部品吸着ユニット446はそれぞ
れ3個ずつの部品吸着ノズル449を有し、電子部品の
装着に選択的に使用される。部品吸着ユニット446の
ユニット本体(図示省略)には、図示しないカムフォロ
ワとしてのローラが取り付けられ、前記台板に取り付け
られた円筒カムのカム溝に係合させられている。このカ
ム溝は上下方向の位置が変化させられており、インデッ
クステーブル444が回転させられるとき、ローラがカ
ム溝内を移動して部品吸着ユニット446がインデック
ステーブル444と共に移動させられつつ昇降させられ
る。部品吸着ユニット446は上昇端位置において電子
部品を電子部品供給装置442から取り出し、下降端位
置においてプリント基板に電子部品を装着する。
【0061】電子部品供給装置442は、水平面内を一
方向(この方向をX方向とする)に移動するX軸テーブ
ル450上に搭載された多数の電子部品供給カートリッ
ジ452を有する。X軸テーブル450は、ボールねじ
454がX軸サーボモータ456(図24参照)によっ
て回転させられることによりガイドレール458に沿っ
て移動させられ、多数の電子部品供給カートリッジ45
2のうちの1つを部品供給位置へ移動させる。
【0062】電子部品供給カートリッジ452により供
給される電子部品460は、図18〜図20に示すよう
に、一対の粘着テープ462により保持されるととも
に、スペーサテープ464の電子部品収容穴466内に
収容されてテープ化電子部品467とされている。一対
の粘着テープ462は、スペーサテープ464の上面
に、電子部品収容穴466へ縁部が突出し、かつ、長手
方向と直角な方向に距離を隔てて貼り付けられており、
突出した縁部の電子部品収容穴466側の面である電子
部品貼付面468に、電子部品460の半導体チップ4
70の半田バンプ472が設けられていない側の面が貼
り付けられている。電子部品460は半田バンプ472
が下を向いた状態で供給されるのである。スペーサテー
プ464の下面にはボトムテープ474が貼り付けら
れ、電子部品収容穴466の開口が塞がれて異物が半田
バンプ472に接触することが防止されている。476
は送り穴である。
【0063】電子部品供給カートリッジ452のカート
リッジ本体480は概して細長い板状を成し、長手方向
と厚さ方向とが水平となる姿勢で立てて設置される。テ
ープ化電子部品467はカートリッジ本体480の上面
に載せられるとともにカバー482を被せられ、保持・
送り装置484によってX軸方向と直交するY軸方向に
一定ピッチ、すなわち電子部品収容穴466の中心間の
ピッチに等しい距離ずつ送られ、先頭の電子部品460
が電子部品取外し位置へ送られる。
【0064】保持・送り装置484は、図21に示すよ
うに、カートリッジ本体480に支持軸488により電
子部品送り方向と直交する水平軸線まわりに回転可能に
支持されたスプロケット490,スプロケット490と
一体的に設けられたラチェットホイール492および支
持軸488により回動可能に支持された回動板494を
有する。スプロケット490の歯496はテープ化電子
部品467の送り穴476に係合させられる。回動板4
94にはラチェット爪498が回動可能に取り付けられ
るとともに図示しないスプリングにより付勢され、ラチ
ェットホイール492の歯500に噛み合わされてお
り、歯500にはカートリッジ本体480に回動可能に
取り付けられるとともにスプリング502により付勢さ
れたストッパレバー504が噛み合わされている。な
お、前記電子部品取外し位置は、スプロケット490の
歯496がスペーサテープ464の送り穴476に係合
させられる位置に、電子部品送り方向の上流側において
近接した位置に設定されている。また、粘着テープ46
2およびスペーサテープ464は、スプロケット490
に45度近い角度巻き掛けられている。
【0065】回動板494には、テープ駆動板510の
一端部が軸512により回動可能に連結され、テープ駆
動板510の他端部は駆動レバー514に軸516によ
り回動可能に連結されている。駆動レバー514はカー
トリッジ本体480に固定のブラケット518に軸52
0によって回動可能に取り付けられるとともに、その下
端部とカートリッジ本体480との間に配設されたスプ
リング522により、下端部が前進する向きに付勢され
ている。
【0066】カバー482は、カバー駆動板524によ
り駆動レバー514に連結されており、後述するよう
に、駆動レバー514の回動により、電子部品取外し位
置に位置決めされた電子部品460を覆う被覆位置と、
その電子部品460から外れた退避位置とに前進,後退
させられる。カバー482は、カートリッジ本体480
に被せられるとともに、図示しないスプリングにより付
勢されたカバー押さえ530によって下方へ押さえら
れ、テープ化電子部品467の粘着テープ462が剥が
される前の部分において粘着テープ462に接触させら
れ、粘着テープ462が剥がされた後の部分においては
スペーサテープ464の上面に接触させられる。
【0067】カバー482のスペーサテープ464の送
り穴476に対応する部分には、図22に示すように長
穴532が形成され、スプロケット490の歯496と
の干渉が回避されている。カバー482にはまた、矩形
の開口534が形成され、ここから電子部品460が部
品吸着ノズル449によって取り出される。開口534
の電子部品送り方向において上流側の部分には、薄い舌
片536が設けられるとともに、舌片536には下流側
に開口するU字形の切欠538が設けられている。この
切欠538の幅(電子部品送り方向と直交する方向の寸
法)は、一対の粘着テープ462間の距離より僅かに小
さく、かつ、部品吸着ノズル449の嵌入を許容する大
きさとされている。
【0068】スペーサテープ464から剥がされた一対
の粘着テープ462は、開口534から引き出されると
ともに舌片536の先端縁においてほぼ180度折り返
され、図21に示すように、カートリッジ本体480に
回転可能に取り付けられたガイドローラ544,前記ブ
ラケット518に取り付けられた固定ローラ546,駆
動レバー514に取り付けられた移動ローラ548とに
巻き掛けられた後、巻取り装置550の巻取りリール5
52によって巻き取られる。ガイドローラ544は、粘
着テープ462をカバー482とほぼ平行な姿勢で案内
する位置に設けられている。
【0069】巻取り装置550は、巻取りレバー554
の回動に伴って粘着テープ462を巻き取る。巻取りレ
バー554はブラケット518に固定の支持軸558に
回動可能に取り付けられるとともに、スプリング560
によって駆動レバー514に当接する向きに付勢されて
いる。
【0070】巻取りリール552は、図23に示すよう
に、支持軸558に回転可能に取り付けられた円筒状の
リール支持部材562に支持されている。巻取りリール
552は、概して円板状を成し、リール支持部材562
に嵌合されたリール本体564、リール本体564の嵌
合部572に嵌合された中間板565およびリール蓋5
66を有する。中間板565およびリール蓋566はそ
れぞれ直径が等しい円筒部568,570を備えてお
り、円筒部568,570にはそれぞれ、中心線方向に
延びる図示しないスリットが形成されている。
【0071】一対の粘着テープ462の一方は、粘着面
である電子部品貼付面468を外側にして円筒部568
の外側に巻き付けられ、テープ端部が上記スリットを通
って円筒部568の内側に入れられるとともに、電子部
品貼付面468が円筒部568の内周面に貼り付けら
れ、中間板565に係止される。他方の粘着テープ46
2も同様に、円筒部570の外側に巻き付けられるとと
もに内周面に貼り付けられ、リール蓋566に係止され
る。
【0072】粘着テープ462は、中間板565,リー
ル蓋566がリール本体564から外された状態で上記
のように中間板565,リール蓋566に巻き付けら
れ、巻付け後、まず、中間板565が粘着テープ462
が張った状態となる位相でリール本体564に形成され
た嵌合部572に嵌合され、次いでリール蓋566も粘
着テープ462が張った状態となる位相で嵌合部572
に嵌合される。そして、中間板565,リール蓋566
が嵌合部572に対して回転させられて、一対の粘着テ
ープ462がいずれも緩みなく張った状態で、押さえ板
573が嵌合部572に、リール本体564との間に中
間板565,リール蓋566を挟んだ状態で複数本のボ
ルト575により固定され、中間板565,リール蓋5
66がそれぞれ、粘着テープ462が緩みなく巻き付け
られた状態でリール本体564に固定される。巻取りリ
ール552には、2個のテープ巻付け部574が軸方向
に並んで設けられ、一対の粘着テープ462がそれぞれ
テープ巻付け部574に巻き取られるのである。
【0073】上記支持軸558,リール支持部材562
および巻取りレバー554の間には、第1一方向クラッ
チ578,第2一方向クラッチ580が設けられてい
る。第1一方向クラッチ578は、巻取りレバー554
のリール支持部材562に対する粘着テープ巻取り方向
(図21において時計方向)の相対回転は阻止するが、
逆向きの相対回転は許容する。第2一方向クラッチ58
0は、リール支持部材562の粘着テープ巻取り方向の
回転は許容するが、逆向きの回転は阻止する。
【0074】本実施例の電子部品装着システムは、図2
4に示す制御装置590により制御される。制御装置5
90は、CPU592,ROM594,RAM596お
よびそれらを接続するバス598を有するコンピュータ
600を主体とするものである。バス598には入出力
インタフェース602が接続され、駆動回路604,6
06を介してインデックス用サーボモータ448,X軸
サーボモータ456等が接続されている。
【0075】駆動レバー514は、常には図21に示す
ようにスプリング522により付勢された状態にあり、
電子部品供給カートリッジ452は、先頭の電子部品4
60が電子部品取外し位置に位置決めされ、カバー48
2が被覆位置にあって電子部品460を覆った状態で待
機している。電子部品供給カートリッジ452が電子部
品供給位置へ移動させられた後、部品吸着ノズル449
が下降させられ、カバー482の舌片536の切欠53
8および一対の粘着テープ462の間を通って電子部品
460を吸着する。次いで、操作レバー610が回動さ
せられ、駆動レバー514がスプリング522の付勢力
に抗して回動させられる。
【0076】操作レバー610は、インデックス用サー
ボモータ448の回転が図示しないカム,カムフォロワ
および運動伝達機構により回動運動に変換されて伝達さ
れることにより、回動させられる。また、部品吸着ノズ
ル449は、電子部品供給位置において図示しないノズ
ル押下げ装置により押し下げられて電子部品460を吸
着するのであるが、このノズル押下げ装置の押下げ部材
も、インデックス用サーボモータ448の回転が図示し
ないカム,カムフォロワおよび運動伝達機構により昇降
運動に変換されて伝達され、昇降させられる。これらカ
ムは、インデックステーブル444の停止中に、テープ
化電子部品467の送り,粘着テープ462の巻取りお
よび部品吸着ユニット446による電子部品460の吸
着が所定のタイミングで行われるように構成されてい
る。駆動レバー514の回動により回動板494が逆方
向に回動させられ、ラチェット爪498がラチェットホ
イール492の歯500を乗り越えるとともに、カバー
482が退避位置へ後退させられる。このとき、ラチェ
ットホイール492は回転せず、テープ化電子部品46
7は先頭の電子部品460が電子部品取外し位置に位置
決めされた状態に保たれる。
【0077】操作レバー610の回動に伴って巻取りレ
バー554がスプリング560により付勢されて粘着テ
ープ巻取り方向へ回動させられ、巻取りリール552が
回転させられて粘着テープ462を巻き取る。粘着テー
プ462の巻取りとカバー482の後退とが同時に行わ
れるのであり、カバー482の後退により、粘着テープ
462が電子部品460から剥がされ、巻き取られるこ
とが許容される。電子部品460の粘着テープ462が
剥がされていない部分はカバー482の舌片536によ
って覆われており、粘着テープ462が剥がされると
き、粘着テープ462に付いて電子部品収容穴466か
ら出て来ることが舌片536により防止される。特に、
粘着テープ462は舌片536の先端縁においてほぼ1
80度折り返されつつ剥がされるため、粘着テープ46
2を電子部品460およびスペーサテープ464から引
き剥がす力は、電子部品460およびスペーサテープ4
64にほぼ平行に作用し、スペーサテープ464を浮き
上がらせ、あるいは電子部品460を立ち上がらせよう
とする力が小さくて済む。それでも粘着テープ462が
電子部品460から剥がし終わる直前には、電子部品4
60の舌片536により覆われている部分が小さくなる
ため、電子部品460が粘着テープ462に付いて立ち
上がることが可能となるが、この立ち上がろうとするモ
ーメントはごく小さく、部品吸着ノズル449による吸
着力により立ち上がりが十分防止される。
【0078】カバー482が退避位置へ後退させられれ
ば、電子部品460の上方から舌片536が完全に退避
させられ、部品吸着ノズル449は電子部品460を電
子部品収容穴466から取り出すことができる。また、
舌片536は次の電子部品460(電子部品取外し位置
に位置決めされた電子部品460に電子部品送り方向の
上流側において隣接する電子部品460)を覆う状態と
なる。電子部品460の取出し後、操作レバー610が
逆向きに回動させられ、駆動レバー514がスプリング
522により付勢され、回動板494が正方向に回動さ
せられてテープ化電子部品467が送られる。回動板4
94の正方向の回動は、ラチェット爪498がカートリ
ッジ本体480に設けられたストッパ突部612に当接
することにより規定され、先頭の電子部品460が電子
部品取外し位置に位置決めされる。カバー482はテー
プ化電子部品467と共に送られ、粘着テープ462に
貼り付けられた先頭の電子部品460は、舌片536に
より覆われた状態で電子部品取外し位置へ送られる。
【0079】この際、移動ローラ548が図21におい
て右方へ移動し、固定ローラ546と巻取りリール55
2との間に位置する粘着テープ462にゆるみが与えら
れる。このゆるみ量はテープ化電子部品467の1ピッ
チの送り長さに相当する長さ以上となるようにされてお
り、テープ化電子部品467は粘着テープ462を剥が
されることなく送られる。また、巻取りレバー554が
粘着テープ巻取り方向とは逆向きに回動させられるが、
この回動は巻取りリール552に伝達されず、粘着テー
プ462か剥がされることがない。なお、この粘着テー
プ462に与えられるゆるみは、粘着テープ462の巻
取り時に、移動ローラ548が図21において左方へ移
動することにより解消される。
【0080】なお、テープ化電子部品467の送りピッ
チは、駆動レバー514のブラケット518に対する取
付位置を変え、回動板494の逆方向の回動量を変える
ことによって調節することができる。また、巻取りリー
ル552に巻き取られた粘着テープ462の巻径が大き
くなるにつれて、テープ化電子部品467の1ピッチ分
だけ粘着テープ462を巻き取るのに必要な巻取りリー
ル552の回転角度が小さくなる。この回転角度の変化
は、駆動レバー514と巻取りレバー554との間の隙
間の大きさの変化によって吸収される。粘着テープ46
2が1ピッチ分剥がされた後は、粘着テープ442の張
力がスプリング560の付勢力より大きくなり、巻取り
レバー554および巻取りリール552が回動しなくな
って、駆動レバー514と巻取りレバー554との間に
隙間が生ずるのであるが、その時期が粘着テープ462
の外径が大きくなるほど早くなるのである。
【0081】以上の説明から明らかなように、操作レバ
ー610,駆動レバー514,巻取りレバー554およ
びスプリング560が、インデックス用サーボモータ4
48,カム,カムフォロワおよび運動伝達機構と共同し
て、巻取りリール552を回転させるリール回転駆動装
置を構成し、操作レバー610,駆動レバー514,カ
バー駆動板524およびスプリング522が、インデッ
クス用サーボモータ448等と共同してカバー移動装置
を構成している。
【0082】上記実施例においては、1個の巻取りリー
ル552に一対のテープ巻付け部574が設けられ、一
対の粘着テープ462が巻き取られるようになっていた
が、各々1個ずつのテープ巻付け部を有する巻取りリー
ルを一対設け、各巻取りリールに粘着テープを1本ずつ
巻き取らせるようにしてもよい。これら一対の巻取りリ
ールはそれぞれ、カートリッジ本体に、粘着テープの長
手方向に直角で電子部品貼付面に平行な同一軸線まわり
に回転可能に設けるとともに、各々について、それぞれ
スプリングにより粘着テープ巻取り方向に付勢された巻
取りレバーを設ける。巻取りレバーは巻取りリールの外
側、すなわち他方の巻取りリールとは反対側に設け、2
個の巻取りレバーを共通の駆動レバーにより回動させ、
一対の巻取りリールに同時に粘着テープを巻き取らせ
る。
【0083】また、粘着テープを、粘着面である電子部
品貼付面を内側にして巻取りリールの巻付け部に巻き付
けるようにしてもよい。このようにすれば、粘着テープ
の端部を巻付け部の外周面側に係止することができ、上
記実施例におけるように円筒部568,570にスリッ
トを設け、円筒部568,570の内周面に粘着テープ
の端部を貼り付けるようにすることが不要であり、粘着
テープの端部を容易に巻付け部に係止することができ
る。
【0084】さらに、上記実施例においてカバー482
は、テープ化電子部品を保持し、送る部品・保持送り装
置の動作を利用して移動させられるようになっていた
が、これは不可欠ではなく、例えば、粘着テープの巻取
り時の移動を利用して移動させてもよい。カバーをカー
トリッジ本体に電子部品送り方向に平行に移動可能に取
り付け、付勢手段によってテープ送り方向において下流
側へ付勢するとともにストッパを設け、カバーの付勢方
向の移動限度を、カバーに設けられた舌片が電子部品取
外し位置に位置決めされた電子部品を覆う被覆位置に規
定する。粘着テープの巻取り時にカバーは、粘着テープ
により押され、付勢手段の付勢力に抗して退避位置へ移
動させられる。粘着テープの巻取りが終わり、テープ化
電子部品が送られるとき、カバーは付勢手段により付勢
されて被覆位置へ移動し、電子部品取外し位置に位置決
めされる電子部品を覆う。
【0085】また、上記実施例においては、粘着テープ
の剥がし時における電子部品の粘着テープ側への移動
は、電子部品供給カートリッジにそれぞれ設けられたカ
バー482と部品吸着ノズル449とにより防止されて
いたが、図25および図26に示すように、部品移動防
止装置630を多数の電子部品供給カートリッジに共通
に設けてもよい。電子部品供給カートリッジの構成は、
カバーがないことを除いて図17〜図24に示す実施例
と同じであり、テープ巻取り装置も同様に、保持・送り
装置において送りの準備(回動板が逆方向に回動させら
れてラチェット爪が所定数のラチェットホイールの歯を
乗り越えさせられること)が為されるときに粘着テープ
を巻き取るものとされている。
【0086】部品移動防止装置630は、電子部品供給
装置について設定された電子部品供給位置であって、電
子部品供給カートリッジの長手方向において隣接する位
置に設けられている。部品移動防止装置630の装置本
体632上には、ガイドレール634が電子部品供給カ
ートリッジの長手方向に平行に設けられるとともに、移
動部材636が移動可能に嵌合されている。移動部材6
36の移動方向に隔たった2個所にはそれぞれ、一対ず
つのリンク638の各一端部が移動部材636の移動方
向と水平面内において直交する軸線まわりに回動可能に
取り付けられ、リンク638の各他端部にはアーム64
0が回動可能に連結されている。移動部材636,一対
のリンク638およびアーム640により平行四辺形リ
ンクが構成されているのである。
【0087】二対のリンク638のうち、電子部品供給
カートリッジから遠い側のリンク638は、移動部材6
36により回転可能に支持された軸641に固定されて
いるが、この軸641にはさらにレバー642の基端部
が固定されている。レバー642の自由端部には、装置
本体632に回動可能に取り付けられたエアシリンダ6
44のピストンロッド646が継手部材648を介して
相対回動可能に連結されている。アーム640は、移動
部材636との間に配設された弾性部材としての引張コ
イルスプリング650により後方へ付勢されており、常
には移動部材636に設けられたストッパ651に当接
した退避位置にある。ピストンロッド646が伸長する
際、まずアーム640と移動部材636とが一体的に前
進し、移動部材636がストッパ652に当接して停止
した後は、リンク638がストッパ653に当接するま
で90度回動する。
【0088】アーム640は、移動部材636から前方
へ突出した部分が下方へ曲げられ、更に前方へ水平に突
出させられており、この突出部654の下面の電子部品
供給カートリッジの長手方向に隔たった2個所にそれぞ
れ、電子部品供給カートリッジの幅方向に延びる押さえ
突起656が突設されている。これら押さえ突起656
は、テープ化電子部品の一対の粘着テープの間の隙間を
通過可能な幅を有する。突出部654にはまた、電子部
品供給カートリッジ側に開口し、アーム移動方向に延び
るU字形の切欠658が形成されている。
【0089】電子部品装着時に電子部品供給カートリッ
ジが電子部品供給位置へ移動させられたならば、ピスト
ンロッド646が伸長させられ、上述のように移動部材
636の前進とリンク638の回動とにより、アーム6
40の押さえ突起656がまず水平に前進した後、1/
4の円弧軌跡を描いて下方に回動し、一対の粘着テープ
の間を通って電子部品の上面に接触またはごく近接した
位置で停止する。この位置がアーム640の作用位置で
ある。続いて、部品吸着ノズルが突出部654の切欠6
58を通って下降させられ、電子部品を吸着した後、粘
着テープが巻き取られるが、電子部品は押さえ突起65
6によって押さえられ、かつ、部品吸着ノズルにより吸
着されているため、粘着テープに付いて立ち上がること
はない。粘着テープの剥離後、ピストンロッド646の
収縮により押さえ突起656が電子部品の上方から退避
させられ、部品吸着ノズルが上昇させられて電子部品を
電子部品収容穴から取り出す。本実施例においては、押
さえ突起656を備えたアーム640が移動防止部材を
構成し、エアシリンダ644,リンク638,レバー6
42,引張コイルスプリング650,移動部材636等
が移動防止部材移動装置を構成している。
【0090】図27ないし図29に請求項2の発明の別
の実施例を示す。本実施例は、巻取りリールをリール駆
動モータによって回転させるとともに、粘着テープの電
子部品からの剥がしを利用してテープ化電子部品を送る
ようにしたものである。テープ化電子部品は、前記図1
7〜図24に示す実施例のテープ化電子部品467と同
じである。
【0091】テープ化電子部品467は、図28に示す
ように、電子部品供給カートリッジ670のカートリッ
ジ本体672に形成された案内溝674内に嵌合される
とともに、図27に示すようにカートリッジ本体672
に取り付けられたカバー676によって覆われている。
カバー676は、部品吸着具680により吸着される電
子部品吸着位置である電子部品取出し位置に位置決めさ
れた電子部品460より電子部品送り方向において上流
側の電子部品460を覆うものとされている。
【0092】カバー676の、電子部品取出し位置に位
置決めされた電子部品460に対して電子部品送り方向
において上流側に隣接する電子部品460と、その電子
部品460の上流側に隣接する電子部品460との間の
部分に対応する位置にスリット682,684が形成さ
れている。スリット682,684はそれぞれ、図27
および図29に示すように、カバー676の長手方向に
平行な側面に開口させられ、粘着テープ462の幅より
広い幅を有する。また、スリット682,684の電子
部品送り方向において上流側の側面は、スリット68
2,684が上方ほど広くなる部分円筒状の案内面68
6,688とされている。
【0093】また、カバー676の下面のスリット68
2,684より電子部品送り方向において下流側の部分
には、スリット682,684側ほど上方へ傾斜する傾
斜面690,692が形成されている。さらに、カート
リッジ本体672のスリット682,684に対応する
部分より下流側には、図27,図28に示すように、案
内溝674に開口し、電子部品収容穴466の幅と同じ
幅の溝694が形成されている。
【0094】一対の粘着テープ462は、スリット68
2,684から引き出された後、巻取りリール696に
巻き付けられる。巻取りリール696は、カートリッジ
本体672に固定の図示しないブラケットに、電子部品
送り方向に直角で水平な軸線まわりに回転可能に取り付
けられており、前記巻取りリール552と同様に、軸方
向に隔たった2個所にそれぞれ、テープ巻付け部が設け
られ、一対の粘着テープ462がそれぞれ巻き付けられ
る。巻取りリール696はリール駆動モータ698によ
り回転させられ、粘着テープ462を巻き取る。
【0095】また、カートリッジ本体672には、電子
部品取出し位置より電子部品送り方向において下流側
に、透過型の光電センサ700が設けられている。光電
センサ700は、スペーサテープ464の送り穴476
の上側に配設された発光部702と、下側に配設された
受光部704とを有する。受光部704の検出信号は制
御装置706に供給され、制御装置706はその検出信
号に基づいてリール駆動モータ698を制御する。
【0096】テープ化電子部品467の送り時には巻取
りリール696が回転させられ、粘着テープ462が剥
がされる。粘着テープ462は巻取りリール696によ
り引っ張られて電子部品460から剥がされるのである
が、電子部品460はカバー676によって押さえられ
ており、粘着テープ462について電子部品収容穴46
6から出ることはない。また、粘着テープ462に加え
られる引張力によってスペーサテープ464が引っ張ら
れ、テープ化電子部品467が送られる。光電センサ7
00は、テープ化電子部品467の送りに伴って送り穴
476が通過する毎に信号を発し、制御装置706は、
テープ化電子部品467の1ピッチに対応する数の送り
穴476が検出されたとき、リール駆動モータ698を
止める。テープ化電子部品467の送り後、部品吸着具
680が下降させられ、電子部品460を吸着し、電子
部品収容穴466から取り出す。
【0097】カバー676の下面には、スリット68
2,684に隣接して傾斜面690,692が形成され
ているため、電子部品460が粘着テープ462を剥が
された後、スリット682,684の下を通るとき、ス
リット682,684の下縁に引っ掛かることはなく、
スムーズに送られる。また、粘着テープ462が剥がさ
れれば、電子部品460はボトムテープ474上に載る
が、カートリッジ本体672のスリット682,684
より下流側には溝694が形成されていて、ボトムテー
プ474の溝694に対応する部分の下は空間とされて
いるため、電子部品460の半田バンプ472がボトム
テープ474を介してカートリッジ本体672に当接し
て損傷することがない。
【0098】なお、前述のようにスプロケットをテープ
化電子部品の送り穴に係合させ、スプロケットの回転に
よりテープ化電子部品を送る場合、スプロケットをモー
タにより回転させてテープ化電子部品を送るようにして
もよい。センサを設けて送り穴の数をカウントし、モー
タの回転を制御することによりテープ化電子部品を1ピ
ッチ分ずつ送ることができる。この場合、粘着テープ4
62は、例えば、一対の送りローラの間に強く挟んで送
ることにより剥がし、適宜の収容器に収容するようにす
ればよい。送りローラはスプロケットの回転を回転伝達
装置により伝達して回転させることが望ましい。また、
図27〜図29に示す実施例におけると同様に、カート
リッジ本体に固定のカバーを設け、電子部品吸着位置よ
り電子部品送り方向において上流側の位置で粘着テープ
を剥がしてもよい。あるいは電子部品取外し位置と電子
部品取出し位置とを電子部品送り方向において同じ位置
に設定し、カバーの電子部品取外し位置から被覆位置へ
の後退と、粘着テープの巻取りとを連動させるととも
に、テープ化電子部品の送りとは別の駆動装置により行
うようにしてもよい。
【0099】図25,図26に示す実施例においては、
部品吸着ノズルが電子部品を吸着した状態で粘着テープ
が剥がされるようになっていたが、これは不可欠ではな
く、剥がし後に電子部品を吸着させてもよい。上記各実
施例において部品移動防止装置は、電子部品の上部を覆
い、あるいは上面に接触して粘着テープの剥がし時に電
子部品の移動を防止するものとされていたが、電子部品
の上方からに限らず、下からあるいは側面から電子部品
の移動を防止してもよい。例えば、電子部品の下面を吸
着部材により吸着して電子部品の移動を防止するものと
してもよく、あるいは側面を電子部品保持具により保持
して移動を防止してもよい。電子部品の下面を吸着する
とき、電子部品の下面に半田バンプ等があれば、吸着部
材の先端面にゴム状弾性材料製のクッション部材を設
け、あるいは図30に示すように、半田バンプ710の
形成されている領域に対応する部分には凹部712を形
成して吸着部材714が半田バンプ710に接触しない
状態で電子部品716を吸着するようにすればよい。吸
着部材714には、電子部品の外周面に嵌合する位置決
め部718と、その位置決め部718と電子部品716
との嵌合を案内する案内部720とを設けることが望ま
しい。
【0100】図17〜図24に示す実施例において、粘
着テープからの電子部品の取外しと部品吸着ノズルによ
る電子部品の吸着、すなわち電子部品の取出しとが電子
部品送り方向において同じ位置で行われるようになって
いたが、電子部品保持具による電子部品の保持に先立っ
て粘着テープが剥がされるようにしてもよい。この場
合、電子部品取外し位置の電子部品送り方向において下
流側に電子部品取出し位置である電子部品吸着位置を設
ける。例えば、特公平2−50640号公報に記載され
ているように、カートリッジ本体にカバーを、電子部品
吸着位置に位置決めされた電子部品を覆う被覆位置と、
電子部品吸着位置に位置決めされた電子部品上から退避
した退避位置とに移動可能に設け、保持・送り装置によ
るテープ化電子部品の送り時にカバーをテープ化電子部
品と共に退避位置から被覆位置へ前進させ、送りの準備
時に退避位置へ後退させる。カバーが退避位置に位置す
る状態で粘着テープを剥がし、剥がし後、カバーを先頭
の電子部品を覆った状態でテープ化電子部品と共に被覆
位置へ前進させた後、後退させる。カバーには、電子部
品取出し用の開口内にU字形の切欠を有する舌片を設
け、カバーの被覆位置への前進後、部品吸着ノズルに切
欠を通って電子部品を吸着させた後、カバーを退避位置
へ後退させ、後退後、巻取り装置により粘着テープを巻
き取らせる。粘着テープは電子部品が電子部品吸着位置
に至る前に既に剥がされているが、電子部品は電子部品
送り方向に平行な両端部が舌片により覆われているた
め、電子部品収容凹部から飛び出すことはなく、確実に
取り出すことができる。また、電子部品は、電子部品取
外し位置から電子部品吸着位置へ至るまでの間、半田バ
ンプがボトムテープに接触した状態で送られることとな
るが、極く短い距離であり、支障はない。図27〜図2
9に示す実施例におけるように、カートリッジ本体に溝
を設け、ボトムテープの半田バンプを支持する部分の下
側を空洞にすれば、より確実に半田バンプの損傷を回避
することができる。
【0101】さらに、カバーの電子部品を取り出す開口
内に切欠を有する舌片を設けることは不可欠ではなく、
カバーが退避位置へ移動させられて電子部品が全部現れ
た状態で吸着ノズルを下降させて吸着させてもよい。
【0102】また、粘着テープの巻取り時の電子部品の
移動を防止する部品移動防止装置は、部品吸着具に設け
てもよい。例えば、部品吸着具を保持して昇降する部材
に電子部品の上面に接触して電子部品の移動を防止する
押さえ部材を設け、粘着テープの剥がし時には押さえ部
材を押さえ部材昇降装置により下降させて電子部品に接
触させ、電子部品の移動を防止するのである。粘着テー
プの剥がし後、部品吸着具に電子部品を吸着させた後、
押さえ部材を上昇させて電子部品から離間させれば、電
子部品の立ち上がりを生ずることなく、部品吸着具に吸
着させることができる。
【0103】また、上記各実施例において電子部品取外
し装置は、粘着テープが剥がされた電子部品を電子部品
装着装置に渡すものとされていたが、電子部品装着装置
以外の装置、例えば電子部品を電子部品供給装置とは異
なる場所へ搬送する電子部品搬送装置等、装着以外の処
理をする装置に渡すようにしてもよい。
【0104】図17〜図30に示す各実施例において
も、テープ化電子部品はスペーサテープを有し、電子部
品が保護されるようになっていたが、スペーサテープを
設けることは不可欠ではなく、省略してもよい。半田バ
ンプが粘着テープ等、他部材に接触することなくテープ
化電子部品が供給されるのであれば、スペーサテープを
設けることは不可欠ではないのである。
【0105】また、本発明は、上記各実施例の構成要素
の組合わせを変えた態様で実施することができる。その
他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者の知識
に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例である電子部品取外
し装置を備えた電子部品装着システムを示す平面図であ
る。
【図2】上記電子部品装着システムの電子部品供給装置
により供給されるテープ化電子部品を示す平面図であ
る。
【図3】上記テープ化電子部品を示す側面断面図であ
る。
【図4】上記テープ化電子部品を示す正面断面図であ
る。
【図5】上記電子部品供給装置を構成する電子部品供給
カートリッジを概略的に示す正面図である。
【図6】上記電子部品供給カートリッジの保持・送り装
置を示す正面図である。
【図7】上記電子部品供給カートリッジを上記電子部品
取外し装置の突上げ装置を含む部分で断面にして示す側
面図である。
【図8】上記電子部品取外し装置を示す正面図である。
【図9】上記電子部品取外し装置の部品受渡し装置を示
す正面断面図である。
【図10】上記部品受渡し装置を示す平面図である。
【図11】上記電子部品装着システムを制御する制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図12】上記電子部品取外し装置による電子部品の粘
着テープからの取外しを説明する図である。
【図13】上記電子部品取外し装置による電子部品の粘
着テープからの取外しの別の状態を示す図である。
【図14】上記電子部品取外し装置により粘着テープか
ら取り外された電子部品の電子部品装着装置への受渡し
を説明する図である。
【図15】請求項1の発明の別の実施例である電子部品
取外し装置の部品受渡し装置の部品吸着ノズルを反転ア
ームと共に示す正面断面図である。
【図16】請求項1の発明の別の実施例である電子部品
取外し装置を概略的に示す正面図である。
【図17】請求項2の発明の一実施例である電子部品取
外し装置を備えた電子部品装着システムを示す斜視図で
ある。
【図18】図17に示す電子部品装着システムの電子部
品供給装置により供給されるテープ化電子部品を示す平
面図である。
【図19】図18に示すテープ化電子部品を示す側面断
面図である。
【図20】図18に示すテープ化電子部品を示す正面断
面図である。
【図21】図17に示す電子部品供給装置の電子部品供
給カートリッジを示す正面図である。
【図22】図21に示す電子部品供給カートリッジのカ
ートリッジ本体に被せられたカバーを示す平面図であ
る。
【図23】図21に示す電子部品供給カートリッジの巻
取り装置の巻取りリールを示す側面断面図である。
【図24】図17に示す電子部品装着システムを制御す
る制御装置の構成を示すブロック図である。
【図25】請求項2の発明の別の実施例である電子部品
取外し装置の部品移動防止装置を示す正面図である。
【図26】図25の部品移動防止装置を示す平面図であ
る。
【図27】請求項2の発明の更に別の実施例である電子
部品取外し装置を示す正面断面図である。
【図28】図27に示す電子部品取外し装置が設けられ
た電子部品供給カートリッジを示す側面断面図である。
【図29】図27に示す電子部品取外し装置を構成する
カバーの要部を示す平面図である。
【図30】請求項2の発明の更に別の実施例である電子
部品取外し装置において吸着部材が電子部品を吸着した
状態を示す正面断面図である。
【符号の説明】
70 電子部品 72 テープ化電子部品 78 粘着テープ 88 電子部品貼付面 112 保持・送り装置 212 突上げ装置 214 部品受渡し装置 218 突上げ用エアシリンダ 224 突上げ部材 238 反転アーム 244 油圧揺動モータ 250 部品吸着ノズル 310 制御装置 350 部品受渡し装置 352 部品吸着ノズル 354 反転アーム 390 電子部品取外し装置 392 突下げ部材 394 電子部品 396 テープ化電子部品 400 突下げ装置 406 回動アーム 408 部品吸着ノズル 460 電子部品 462 粘着テープ 467 テープ化電子部品 468 電子部品貼付面 484 保持・送り装置 514 駆動レバー 550 巻取り装置 552 巻取りリール 554 巻取りレバー 560 スプリング 610 操作レバー 630 部品移動防止装置 696 巻取りリール 698 リール駆動モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着テープの電子部品貼付面に長手方向
    に等間隔に電子部品が貼り付けられるとともに、粘着テ
    ープの少なくとも前記電子部品が貼り付けられた部分
    に、粘着テープを厚さ方向に貫通する開口が形成された
    テープ化電子部品から電子部品を取り外す装置であっ
    て、 前記テープ化電子部品を保持するとともに、長手方向に
    送る保持・送り装置と、 その保持・送り装置により保持されたテープ化電子部品
    の、前記粘着テープに関して前記電子部品側とは反対側
    に設けられ、突出し部材と、その突出し部材を、前記粘
    着テープの長手方向とほぼ直角な方向において、前記開
    口を通り、前記電子部品貼付面を越えて突出する突出し
    位置と、電子部品貼付面側とは反対側の裏面より引っ込
    んだ退避位置とに移動させる突出し部材移動装置とを有
    する突出し装置と、 前記保持・送り装置により保持されたテープ化電子部品
    の、前記電子部品に関して前記粘着テープ側とは反対側
    に設けられ、前記電子部品を保持する電子部品保持具
    と、その電子部品保持具を前記粘着テープの電子部品貼
    付面に直角な方向に相対移動可能に保持する移動部材
    と、その移動部材を電子部品保持具が、前記突出し部材
    と電子部品を挟んで相対向する電子部品保持位置と、そ
    の電子部品保持位置から外れた外れ位置とに移動させる
    移動部材移動装置とを有する部品受取り装置とを含むこ
    とを特徴とする電子部品取外し装置。
  2. 【請求項2】 長手方向と直角な方向に距離を隔てた一
    対の粘着テープの電子部品貼付面に長手方向に等間隔に
    電子部品が両端部において貼り付けられたテープ化電子
    部品から電子部品を取り外す装置であって、 そのテープ化電子部品の、前記粘着テープに関して前記
    電子部品側とは反対の側に、粘着テープの長手方向に直
    角で前記電子部品貼付面に平行な軸線のまわりに回転可
    能に設けられた巻取りリールと、 その巻取りリールを回転させ、前記粘着テープを前記電
    子部品から剥がして巻き取らせるリール回転駆動装置
    と、 その粘着テープの剥がし時に前記電子部品が粘着テープ
    側へ移動することを防止する部品移動防止装置とを含む
    ことを特徴とする電子部品取外し装置。
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