JPH083164A - 新規ピリドピリミジン誘導体 - Google Patents

新規ピリドピリミジン誘導体

Info

Publication number
JPH083164A
JPH083164A JP6159323A JP15932394A JPH083164A JP H083164 A JPH083164 A JP H083164A JP 6159323 A JP6159323 A JP 6159323A JP 15932394 A JP15932394 A JP 15932394A JP H083164 A JPH083164 A JP H083164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
compound
pyrimidine
dione
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6159323A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Furukawa
和人 古河
Taisuke Hasegawa
泰介 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP6159323A priority Critical patent/JPH083164A/ja
Priority to US08/490,297 priority patent/US5776942A/en
Priority to AU21752/95A priority patent/AU694958B2/en
Priority to KR1019950016049A priority patent/KR960000225A/ko
Priority to CA002151971A priority patent/CA2151971A1/en
Priority to EP95109391A priority patent/EP0696590A1/en
Publication of JPH083164A publication Critical patent/JPH083164A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】下記一般式(I)で表される化合物及びその薬
学的に許容される塩。 〔式中、R1 及びR2 は各々同一若しくは異なったアル
キル基を表し、Xは水素、アルキル基又はアシル基を表
し、Yはアルキル基、ハロゲン、ニトロ基、アミノ基、
ヒドロキシ基、ベンジルオキシ基、シアノ基、カルボキ
シ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシスルホニル
基、アミノスルホニル基、ジアルキルアミノスルホニル
基又はスルホ基を表す。〕 【効果】上記の新規ピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘
導体は、気管支拡張作用並びに抗アレルギー作用を併せ
有し、その薬理作用は長時間にわたって持続されるた
め、各種アレルギー疾患や気管支喘息に対する薬剤とし
て非常に有用性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬として有用な新規
ピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体及びその薬学的
に許容しうる塩に関する。
【0002】
【従来の技術】現代社会においては、例えば自動車の増
加に伴う粉塵等の影響により気管支喘息患者は増え続け
ている。気管支喘息とは、発作時に気管支平滑筋の攣縮
が起こる疾患であり、発作時は大変苦しい呼吸困難の状
態に陥る。発作を起こす誘因によってアトピー型、感染
型及び混合型に分類されているが、一般には化学伝達物
質やその他の因子に対する気道過敏性の亢進等の体質的
素因に後天的な因子が加わり、いわゆる喘息準備状態が
成立し、これに抗原刺激等の誘因が加わって発症するも
のと考えられている。
【0003】気管支喘息に対する薬剤としては、収縮し
た気管支に対して直接的に作用して弛緩させる気管支拡
張剤の他に抗アレルギー剤、去痰剤、副腎皮質ステロイ
ド剤及び抗不安剤等が用いられている。例えば、汎用さ
れている薬剤の一つである抗アレルギー剤とは、アレル
ギーに関与するヒスタミン等の化学伝達物質の遊離又は
合成を阻害し、或いはそれらに拮抗する作用機序によっ
て、化学伝達物質が関与する喘息症状の発症を予防する
薬剤として使用されている。従って、即効的な気管支拡
張作用を有し、且つ喘息症状の発症を抑え予防的に作用
する抗アレルギー作用を併せ有するような薬剤は、気管
支喘息に対する薬剤として非常に有用性が高いものであ
る。また患者の薬剤服用に対するコンプライアンスの観
点から、作用持続時間が適度に長い薬剤の開発も望まれ
れている。
【0004】ある種のピリド〔2,3−d〕ピリミジン
誘導体について、ヒスタミン等の化学伝達物質の遊離抑
制作用や拮抗作用に基づく抗アレルギー作用を有するこ
とが知られている(特開昭63−45279号公報)。
本発明者らは、即効的な気管支拡張作用並びに予防的な
抗アレルギー作用を併せ有する物質に関して研究を続け
た結果、優れた両薬理作用を有することに加え、持続時
間が長いという特徴をも有する新規なピリド〔2,3−
d〕ピリミジン誘導体を見い出し、本発明を完成した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、気管
支拡張作用並びに抗アレルギー作用を併せ有し、各種の
アレルギー疾患や気管支喘息等に対する治療・予防剤と
して有用な新規ピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明新規ピリド〔2,
3−d〕ピリミジン誘導体は、次の一般式(I)で表さ
れる化合物である。
【化2】 〔式中、R1 及びR2 は各々同一若しくは異なったアル
キル基を表し、Xは水素、アルキル基又はアシル基を表
し、Yはアルキル基、ハロゲン、ニトロ基、アミノ基、
ヒドロキシ基、ベンジルオキシ基、シアノ基、カルボキ
シ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシスルホニル
基、アミノスルホニル基、ジアルキルアミノスルホニル
基又はスルホ基を表す。〕
【0007】上記一般式(I)中、R1 又はR2 におけ
るアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t
−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t
−ペンチル、ヘキシル、ジメチルブチル等の直鎖又は分
枝状の炭素数1乃至6のアルキル基が挙げられる。
【0008】Xにおけるアルキル基としては、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec
−ブチル、t−ブチル等の直鎖又は分枝状の炭素数1乃
至4のアルキル基が挙げられ、アシル基としては、ホル
ミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリ
ル、t−ブチリル等の直鎖又は分枝状の炭素数1乃至4
のアシル基が挙げらる。
【0009】Yにおけるアルキル基としては、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチル、t−ブチル等の直鎖又は分枝状の
炭素数1乃至4のアルキル基が挙げられ、ハロゲンとし
てはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられ、アルコ
キシカルボニル基としては、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s
ec−ブトキシ、t−ブトキシ等の直鎖又は分枝状の炭
素数1乃至4のアルコキシ基が結合したカルボニル基が
挙げられ、アルコキシスルホニル基としては、前記と同
様の直鎖又は分枝状の炭素数1乃至4のアルコキシ基が
結合したスルホニル基が挙げられ、又、ジアルキルアミ
ノスルホニル基中のアルキル基としては、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s
ec−ブチル、t−ブチル等の直鎖又は分枝状の炭素数
1乃至4のアルキル基を挙げることができる。
【0010】本発明化合物中、特に好ましい化合物は以
下の通りである。 ・5−アミノ−1,3−ジエチル−6−メチルピリド
〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(化合物
1) ・5−アミノ−1,3−ジエチル−6−フルオロピリド
〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(化合物
2) ・5−アミノ−6−ブロモ−1,3−ジエチルピリド
〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(化合物
3) ・5−アミノ−1,3−ジエチル−6−ヒドロキシピリ
ド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(化合物
4) ・1,3−ジエチル−5−イソプロピルアミノ−6−メ
チルピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン
(化合物5) ・5−アセチルアミノ−1,3−ジエチル−6−メチル
ピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(化
合物6) ・5−アミノ−6−ベンジルオキシ−1,3−ジエチル
ピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(化
合物7) ・5−アミノ−6−シアノ−1,3−ジエチルピリド
〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(化合物
8) ・5−アミノ−1,3−ジエチル−6−エトキシカルボ
ニルピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン
(化合物9) ・5−アミノ−6−カルボキシ−1,3−ジエチルピリ
ド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(化合物
10)
【0011】・5−アミノ−1,3−ジエチル−6−メ
トキシスルホニルピリド〔2,3−d〕ピリミジン−
2,4−ジオン(化合物11) ・5−アミノ−6−アミノスルホニル−1,3−ジエチ
ルピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン
(化合物12) ・5−アミノ−1,3−ジエチル−6−ジエチルアミノ
スルホニルピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−
ジオン(化合物13) ・5−アミノ−1,3−ジエチル−6−スルホピリド
〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(化合物1
4) ・5−アミノ−1,3−ジエチル−6−ニトロピリド
〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(化合物1
5) ・5,6−ジアミノ−1,3−ジエチルピリド〔2,3
−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(化合物16) ・1,3−ジエチル−5−ホルムアミド−6−メチルピ
リド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(化合
物17)
【0012】本発明新規ピリド〔2,3−d〕ピリミジ
ン誘導体は、前記一般式(I)で表される化合物の薬学
的に許容される塩を包含し、例えば、塩酸、硫酸、硝
酸、臭化水素酸、リン酸、過塩素酸、チオシアン酸、ホ
ウ酸、ギ酸、酢酸、ハロ酢酸、プロピオン酸、グリコー
ル酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸、グルコン酸、乳
酸、マロン酸、フマール酸、アントラニル酸、安息香
酸、ケイ皮酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンス
ルホン酸、スルファニル酸等との酸付加塩、或いはナト
リウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグ
ネシウム等のアルカリ土類金属又はアルミニウム等の金
属との塩を挙げることができる。
【0013】本発明新規ピリド〔2,3−d〕ピリミジ
ン誘導体は、その金属錯化合物を包含し、例えば、亜
鉛、ニッケル、コバルト、銅、鉄等との錯化合物が挙げ
られる。これらの塩若しくは金属錯化合物は公知の方法
により、遊離の本発明ピリド〔2,3−d〕ピリミジン
誘導体より製造でき或いは相互に変換できる。また本発
明化合物においてシス−トランス異性体、光学異性体、
配座異性体等の立体異性体が存在する場合、或いは水和
物の状態で存在する場合においても、本発明はそのいず
れの立体異性体及び水和物をも包含する。
【0014】本発明化合物の製造方法に関しては、特開
昭63−45279号公報記載の方法に従って、或いは
それに準じて製造することができるが、さらに具体的に
本発明化合物の製造方法について、以下の実施例におい
て詳細に示した。
【0015】
【実施例】
参考例1. (1)3gの1−ベンジル−5−クロロピリド〔2,3
−d〕ピリミジン−2,4−ジオンと1gのアジ化ナト
リウムをジメチルホルムアミド(DMF)30mlに溶
解し、室温で10時間攪拌した。反応液を400mlの
水に加え、析出した結晶を濾取して、乾燥後、150m
lのメタノールに溶解し、0.5gの10%パラジウム
−炭素を加え、水素雰囲気下、室温で15時間攪拌し
た。触媒を除去し、濾液を濃縮後、残渣を1N塩酸に溶
解し、クロロホルムで洗浄後水層を20%水酸化ナトリ
ウムで中和した。析出した結晶をクロロホルムにて抽出
し、有機層を濃縮後、得られた結晶をエチルアセテート
から再結晶して1.5gの5−アミノ−1−ベンジルピ
リド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオン(融
点:291.5-292 ℃)を得た。
【0016】(2)5gの5−クロロ−1,3−ジエチ
ルピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオンと
3.5gのイソプロピルアミンをDMF70mlに溶解
し、室温で12時間攪拌した。反応液を氷水に加え、析
出した結晶を濾取して、乾燥後、シリカゲルカラムで精
製して4.9gの1,3−ジエチル−5−イソプロピル
アミノピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオ
ン(融点:118-119 ℃)を得た。
【0017】実施例1. (1)前記の参考例1(1)における1−ベンジル−5
−クロロピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジ
オンの代わりに、5−クロロ−1,3−ジエチル−6−
メチルピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオ
ンを用いて、参考例1(1)と同様の反応を行って化合
物1を得た。 融点: 178-180 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.14(t,3H), 1.15(t,3H), 2.03(s,3H),
3.93(q,2H), 4.19(q,2H), 7.0(bs,1H), 7.91(s,1H), 8.
67(bs,1H).
【0018】(2)前記の参考例1(2)における5−
クロロ−1,3−ジエチルピリド〔2,3−d〕ピリミ
ジン−2,4−ジオンの代わりに、5−クロロ−1,3
−ジエチル−6−メチルピリド〔2,3−d〕ピリミジ
ン−2,4−ジオンを用いて、参考例1(2)と同様の
反応を行って化合物5を得た。 融点: 119.5-120.0 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.14(t,3H), 1.16(t,3H), 1.20(d,6H),
2.29(s,3H), 3.93(q,2H), 4.19(q,2H), 4.2(dq,1H), 7.
94(s,1H), 9.71(d,1H).
【0019】実施例2.2.3gの5−アミノ−1,3
−ジエチルピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−
ジオンを60mlのテトラクロロメタンに溶解し、0.
76mlのピリジンと1.6gの臭素を加え、1.5時
間加熱還流した。反応液を濃縮後、残渣に水を加え結晶
を濾取した。水洗した後、エタノールから再結晶して
3.0gの化合物3を得た。 融点: 154-155 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.15(t,3H), 1.18(t,3H), 3.93(q,2H),
4.17(q,2H), 7.18(bs,1H), 8.31(s,1H), 8.94(bs,1H).
【0020】実施例3. (1)3gの化合物1を10mlのDMFに溶解し、
8.3mlのジメチルホルムアミドジメチルアセタール
を加え、110℃で一晩加熱攪拌した。反応液を濃縮
後、残渣にヘキサンを加え、結晶を濾別し、ヘキサンか
ら再結晶して2.8gの1,3−ジエチル−5−ジメチ
ルアミノメチレンアミノ−6−メチルピリド〔2,3−
d〕ピリミジン−2,4−ジオン(融点:174-175 ℃)
を得た。
【0021】(2)上記生成物をシリカゲルカラムで処
理した後、石油エーテルとベンゼンの混合溶媒から再結
晶して、化合物17を得た。 融点: 142-143 ℃.
【0022】(3)2gの化合物1を20mlの無水酢
酸に加え、一晩加熱還流した。充分放冷した後、析出し
た結晶をエーテルを加えて濾別し、エタノールから再結
晶して1.6gの化合物6を得た。 融点: 157-158 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.12(t,3H), 1.25(t,3H), 2.14(s,3H),
2.20(s,3H), 3.91(q,2H), 4.30(q,2H), 8.79(s,1H).
【0023】実施例4.6.2gの5−クロロ−1,3
−ジエチル−6−フルオロピリド〔2,3−d〕ピリミ
ジン−2,4−ジオンと50mlの28%水酸化アンモ
ニウムを簡易重合装置中において150℃で2時間加熱
した。冷却後、クロロホルムで抽出し、硫酸ナトリウム
で乾燥後溶媒を留去した。得られた結晶をエタノールか
ら再結晶して4.5gの化合物2を得た。 融点: 201-202 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.15(t,3H), 1.16(t,3H), 3.92(q,2H),
4.18(q,2H), 7.69(bs,1H), 8.17(d,1H), 8.31(bs,1H).
【0024】5−クロロ−1,3−ジエチル−6−ベン
ジルオキシピリド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−
ジオンを上記製法と同様に処理して、化合物7を得た。 融点: 213-215 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.14(t,3H), 1.15(t,3H), 3.92(q,2H),
4.16(q,2H), 5.19(s,1H), 6.9-7.0(bs,1H), 7.3-7.6(m,
5H), 7.94(s,1H), 8.3-8.4(bs,1H).
【0025】実施例5.5gの化合物7を300mlの
メタノールに懸濁し、500mgの10%パラジウム−
炭素の存在下、室温で接触還元を行った。約1時間後、
ベンジルオキシ体(化合物7)の結晶が消失したら触媒
を除去し、溶媒を留去した。残渣の結晶をエタノールか
ら再結晶して1.4gの化合物4を得た。 融点: 213-215 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.14(t,3H), 1.15(t,3H), 3.92(q,2H),
4.16(q,2H), 6.5-7.0(bs,1H), 7.71(bs,1H), 7.9-8.3(b
s,1H), 9.63(s,1H).
【0026】実施例6.4.2gのシアン化カリウムと
0.7gの二酢酸パラジウム及び3.3gのトルフェニ
ルホスフィンに30mlのDMFを加え、アルゴン雰囲
気下室温で30分攪拌した後、10gのブロモ体(化合
物3)のDMF溶液20mlを加えた。反応液を90℃
で24時間攪拌後、氷水中に注ぎ酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を留去し残渣をシリカゲルカラムで精製し
た後、ベンゼンから再結晶して3.5gの化合物8を得
た。 融点: 193-195 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.15(t,3H), 1.17 (t,3H), 3.92(q,2H),
4.20(q,2H), 8.04(bs,1H), 8.54(s,1H), 9.06(bs,1H).
【0027】実施例7. (1)1gの5−アミノ−1,3ジエチル−6−エトキ
シカルボニル−7−メチルチオピリド〔2,3−d〕ピ
リミジン−2,4−ジオンのエタノール溶液にラネーニ
ッケルを加え、5時間加熱還流した。セライトを用いて
触媒を除いた濾液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムで
精製して得た結晶をエタノールから再結晶して6.0g
の化合物9を得た。 融点: 144-145 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.16(t,3H), 1.18(t,3H), 1.32(t,3H),
3.93(q,2H), 4.23(q,2H), 4.30(q,2H), 8.49(d,1H), 7.
86(s,1H), 9.36(d,1H).
【0028】(2)0.56gの化合物9を10mlの
エタノール、1gの水酸化カリウム及び10mlの水の
混合物に加え10分間加熱還流した。反応液を酢酸で酸
性とし、析出した結晶を濾取後、水洗して0.46gの
化合物10を得た。 融点: 264-266 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.16(t,3H), 1.18(t,3H), 1.32(t,3H),
3.93(q,2H), 4.23(q,2H), 8.70(d,1H), 8.72(s,1H), 9.
28(d,1H).
【0029】実施例8. (1)1gの5−アミノ−1,3ジエチルピリド〔2,
3−d〕ピリミジン−2,4−ジオンを3mlのクロロ
硫酸に加え100℃で2時間攪拌した。反応液を氷水に
加え、析出した結晶を濾取後、水洗して1.1gの5−
アミノ−6−クロロスルホニル−1,3−ジエチルピリ
ド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオンを得た。
【0030】(2)3gの上記生成物を30mlのテト
ラヒドロフラン及び20mlのメタノールに溶解し、3
00mgのナトリウム及び10mlのメタノールから調
製したナトリウムメトキシド溶液を加え、30分間攪拌
した。反応液に酢酸を加え酸性とした後、溶媒を留去し
た。残渣に水を加えクロロホルムで抽出し、有機層を硫
酸ナトリウムで乾燥した後溶媒を留去した。残渣をシリ
カゲルカラムで精製後、メタノールから再結晶して2.
1gの化合物11を得た。 融点: 156-157 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.16(t,3H), 1.20(t,3H), 3.77(s,3H),
3.93(q,2H), 4.24(q,2H), 7.28(bs,1H), 8.55(s,1H),
9.51(bs,1H).
【0031】(3)同様に上記(1)の生成物をアンモ
ニア、ジエチルアンモニウム、水酸化ナトリウムで処理
して、化合物12、13及び14を各々得た。 (化合物12) 融点: 236-238 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.16(t,3H), 1.18(t,3H), 3.94(q,2H),
4.22(q,2H), 7.19(bs,1H), 7.61(bs,2H), 8.50(s,1H),
9.41(bs,1H). (化合物13) 融点: 168-169 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.07(tx2,3Hx2), 1.15(t,3H), 1.19(t,3
H), 3.25(qx2,2Hx2), 3.92(q,2H), 4.23(q,2H), 7.34(b
s,1H), 8.49(s,1H), 9.39(bs,1H). (化合物14) 融点: >320℃ NMR(DMSO-d6): 1.13(t,3H), 1.15(t,3H), 3.92(q,2H),
4.19(q,2H), 7.46(d,1H), 8.30(s,1H), 8.87(d,1H).
【0032】実施例9. (1)40mlの硝酸と40mlの濃硫酸の混合液を氷
浴で冷却し、10gの5−アミノ−1,3ジエチルピリ
ド〔2,3−d〕ピリミジン−2,4−ジオンを加え
た。反応液を室温に戻して1時間攪拌し、さらに50℃
で1時間攪拌した後、氷水に加えクロロホルムで抽出し
た。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去して
得た結晶をメタノールから再結晶して9.1gの1,3
−ジエチル−5−ニトロアミノピリド〔2,3−d〕ピ
リミジン−2,4−ジオンを得た。
【0033】(2)5.3gの上記生成物を20mlの
硫酸に溶解し、50℃で3時間攪拌した。反応液を氷水
に加え28%アンモニア水で中和した後、クロロホルム
で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留
去し、得られた粗結晶をメタノールから再結晶して3.
3gの化合物15を得た。 融点: 169-170 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.17(t,3H), 1.20(t,3H), 3.94(q,2H),
4.26(q,2H), 8.81(bs,1H), 9.15(s,1H), 9.94(bs,1H).
【0034】(3)2.9gの化合物15を60mlの
酢酸エチルに溶かし0.5gの10%パラジウム−炭素
を加え、水素雰囲気下室温で1時間攪拌した。セライト
を用いて触媒を除去した濾液を濃縮し、析出した結晶を
メタノールから再結晶して1.6gの化合物16を得
た。 融点: 198-199 ℃ NMR(DMSO-d6): 1.14(tx2,3Hx2), 3.92 (q,2H), 4.15(q,
2H), 4.62(bs,1H), 7.64(s,1H), 6.5-8.5(bs,2H).
【0035】
【作用】次に本発明新規ピリド〔2,3−d〕ピリミジ
ン誘導体の薬理作用について詳細に説明する。 (1)気管支拡張作用 モルモットを放血致死させ、気管を摘出し、気管軟骨に
沿って切開した幅約1mmの気管切片の4つを絹糸にて
連結したものを気管平滑筋標本とした。標本はタイロー
ド液を満たし、酸素95%と二酸化炭素5%の混合ガス
を通気した5mlのマグヌス槽内(31℃)に約0.5g
の張力を負荷して懸垂した。0.5〜1時間放置してベ
ースラインが安定となった後、ヒスタミン二塩酸塩を作
用させ、その等張性収縮をアイソトニック・トランスデ
ューサーを介して記録した。
【0036】被験薬の気管支拡張作用の検討は、収縮剤
による持続的収縮反応に対する弛緩作用を指標にした。
すなわち、10-4Mのヒスタミン二塩酸塩による平滑筋
の持続的収縮反応が一定に達した後、被験薬を10-5
濃度で作用させ、持続的収縮高に対する弛緩率を求め、
この弛緩率の強さで活性を評価した。ヒスタミン二塩酸
塩を作用させたときの収縮気管支平滑筋の長さで、被験
薬を作用させ弛緩した長さを除した値を弛緩率とした。
【0037】以下の表1に実験結果の一例を示す。
【表1】
【0038】(2)抗アレルギー作用 本発明化合物の抗アレルギー作用をラット受身皮膚アナ
フィラキシー(PCA)反応により評価した。背部を刈
毛した一群6匹のウイスター系雄性ラット(6週令)の
背部皮内4カ所に、生理食塩水で希釈した抗DNP−A
sc(2,4−ジニトロフェニル−アスカリス)溶液を
投与することにより受動感作した。被検薬を経口投与し
た1時間後、DNP−Asc溶液(5mg/ml)と2
%エバンスブルー溶液の当量混合物を静脈内投与してP
CA反応を惹起させた。30分後に断頭放血して屠殺
し、青色斑部分を切取り、その漏出色素量を測定した。
即ち、2N水酸化カリウム水溶液で皮膚を溶解させ、2
Nリン酸水溶液、アセトンを加えて遠心分離後、得られ
た上清の620nmにおける吸光度により色素量を測定
し、色素漏出の抑制率を求めた。その結果、本発明化合
物20mg/kgの経口投与群において、対照群と比較
して有為な色素漏出の抑制作用が観察された。
【0039】(3)LTD4 誘発気管支収縮反応に対す
る抑制作用 本発明化合物のLTD4 誘発気管支収縮反応に対する抑
制作用を、ハートレー系雄性モルモットを用いた Konze
tt and Rossler法の変法に従って測定した〔Japan. J.
Pharmacol., vol.30, 537 (1980)〕。その結果、LTD
4 により誘発されたモルモットの気管支収縮反応に対し
て、本発明化合物を経口投与した5時間後においても、
投与1時間後と同等の強い抑制作用が観察された。しか
し、本発明化合物の7位に置換基を有さない既知化合物
の場合は、投与5時間後ではほとんど気管支収縮抑制作
用が見られなかった。この作用持続時間の延長効果は、
本発明化合物の7位に置換基を有するという構造上の特
徴に起因するものと思われた。
【0040】
【効果】以上の薬理実験の結果から明らかなように、本
発明新規ピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体は優れ
た気管支拡張作用及び抗アレルギー作用を併せ有し、さ
らに持続時間が長いという特徴をも有する。このように
本発明化合物は、ヒスタミン等の化学伝達物質が関与す
る喘息症状の発症を抑え予防できることに加え、収縮し
た気管平滑筋に直接的に作用して弛緩させ、喘息発作時
の呼吸困難症状をやわらげる即効的な治療にも用いるこ
とができ、アレルギー性喘息のみならず、内因性喘息、
外因性喘息、塵埃喘息等の種々の気管支喘息の治療に用
いることができる。また、本発明ピリド〔2,3−d〕
ピリミジン誘導体の薬理作用は長時間にわたって持続さ
れるため、一日の投薬回数や投薬量を減らせるなどの有
利な点が多く、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜
炎、蕁麻疹、アレルギー性皮膚疾患等の各種アレルギー
疾患や気管支喘息等に対する薬剤として非常に有用性が
高いものである。
【0041】
【実施例】本発明化合物は、適当な医薬用の担体若しく
は希釈剤と組み合わせて医薬とすることができ、通常の
如何なる方法によっても製剤化でき、経口又は非経口投
与するための固体、半固体、液体又は気体の剤形に処方
することができる。処方にあたっては、本発明化合物を
その薬学的に許容しうる塩の形で用いてもよく、本発明
化合物を単独で若しくは適宜組み合わせて用いることが
でき、又、他の医薬活性成分との配合剤としてもよい。
【0042】経口投与製剤としては、そのまま或いは適
当な添加剤、例えば乳糖、マンニット、トウモロコシデ
ンプン、バレイショデンプン等の慣用の賦形剤と共に、
結晶セルロース、セルロース誘導体、アラビアゴム、ト
ウモロコシデンプン、ゼラチン等の結合剤、トウモロコ
シデンプン、バレイショデンプン、カルボキシメチルセ
ルロースカリウム等の崩壊剤、タルク、ステアリン酸マ
グネシウム等の滑沢剤、その他増量剤、湿潤化剤、緩衝
剤、保存剤、香料等を適宜組み合わせて錠剤、散剤、顆
粒剤或いはカプセル剤とすることができる。
【0043】注射剤としては、水性溶剤又は非水性溶
剤、例えば注射用蒸溜水、生理食塩水、リンゲル液、植
物油、合成脂肪酸グリセリド、高級脂肪酸エステル、プ
ロピレングリコール等の溶液若しくは懸濁液とすること
ができる。また患者の状態や疾患の種類に応じて、その
治療に最適な上記以外の剤形、例えば吸入剤、エアゾー
ル剤、坐剤、軟膏、パップ剤、点眼剤等に適宜製剤化す
ることが可能である。
【0044】本発明化合物の望ましい投与量は、投与対
象、剤形、投与方法、投与期間等によって変わるが、所
望の効果を得るには、一般の成人に対して通常1日に1
乃至1000mg、好ましくは5乃至500mgを1回
乃至数回に分けて経口投与することができる。また注射
剤等の非経口投与の場合、吸収等の影響により、前記経
口投与量の3乃至10分の1の用量レベルの投与量が好
ましい。

Claims (1)

    【整理番号】 PC−233 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)で表される新規ピリド
    〔2,3−d〕ピリミジン誘導体及びその薬学的に許容
    される塩。 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は各々同一若しくは異なったアル
    キル基を表し、Xは水素、アルキル基又はアシル基を表
    し、Yはアルキル基、ハロゲン、ニトロ基、アミノ基、
    ヒドロキシ基、ベンジルオキシ基、シアノ基、カルボキ
    シ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシスルホニル
    基、アミノスルホニル基、ジアルキルアミノスルホニル
    基又はスルホ基を表す。〕
JP6159323A 1994-06-17 1994-06-17 新規ピリドピリミジン誘導体 Pending JPH083164A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6159323A JPH083164A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 新規ピリドピリミジン誘導体
US08/490,297 US5776942A (en) 1994-06-17 1995-06-14 Bronchodilating pyrido 2,3-d!pyrimidine derivatives
AU21752/95A AU694958B2 (en) 1994-06-17 1995-06-16 A remedy for bronchial asthma
KR1019950016049A KR960000225A (ko) 1994-06-17 1995-06-16 기관지천식 치료제
CA002151971A CA2151971A1 (en) 1994-06-17 1995-06-16 Remedy for bronchial asthma
EP95109391A EP0696590A1 (en) 1994-06-17 1995-06-16 Pyrido[2,3-d]pyrimidine derivatives, their preparation and their use as anti-asthma agents

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6159323A JPH083164A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 新規ピリドピリミジン誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH083164A true JPH083164A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15691303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6159323A Pending JPH083164A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 新規ピリドピリミジン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH083164A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100377787B1 (ko) * 2000-12-29 2003-03-26 씨제이 주식회사 신규한 피리도피리미딘 유도체, 그 제조방법 및 이를포함하는 약제학적 조성물
KR100377788B1 (ko) * 2000-12-29 2003-03-26 씨제이 주식회사 신규한 피리도피리미딘 유도체, 그 제조방법 및 이를포함하는 약제학적 조성물

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100377787B1 (ko) * 2000-12-29 2003-03-26 씨제이 주식회사 신규한 피리도피리미딘 유도체, 그 제조방법 및 이를포함하는 약제학적 조성물
KR100377788B1 (ko) * 2000-12-29 2003-03-26 씨제이 주식회사 신규한 피리도피리미딘 유도체, 그 제조방법 및 이를포함하는 약제학적 조성물

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2667987B2 (ja) 5−[2−(4−(ベンゾイソチアゾール−3−イル)−ピペラジン−1−イル)エチル]−6−クロロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの製造方法及び製造用中間体
JP4842963B2 (ja) 糖尿病を処置するdpp−iv阻害剤としての置換ベンゾキノリジン
JPH05125077A (ja) イミダゾピリジン類
JPH07316113A (ja) 新規アリールアルキル(チオ)アミド化合物
JPS63502031A (ja) ヒドロキシおよびアミノチオゾリル−ベンゾジアジノン化合物、これを含む強心性組成物、およびその使用
HRP20040107A2 (en) Stable polymorph of flibanserin, technical process for its preparation and the use thereof for preparing medicaments
JP3323420B2 (ja) ベンズイミダゾール誘導体
JP3122792B2 (ja) 新規な活性化合物
AU650322B2 (en) Imidazopyridine PAF/H1 antagonists
AU653245B2 (en) Novel benzopyran derivatives
JP2000505793A (ja) 2,3―ベンゾジアゼピン誘導体及びそのampa―レセプター抑制剤としての使用
US5776942A (en) Bronchodilating pyrido 2,3-d!pyrimidine derivatives
JPH07133224A (ja) 動脈硬化治療薬
FI113177B (fi) Uusia 1,3-dioksolo[4,5-h]-, 1,4-dioksano[2,3-h]- ja 1,5-dioksepino[2,3-h] [2,3]bentsodiatsepiinijohdannaisia, niiden valmistus ja käyttö lääkkeenä
JPH0536436B2 (ja)
JPH083164A (ja) 新規ピリドピリミジン誘導体
JP2000119272A (ja) 新規7−アミノピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体
JPH083046A (ja) 気管支喘息治療剤
Lowrie 3-Phenylcinnolines. I. Some reactions and derivatives of 3-phenylcinnoline-4-carboxylic acids
US5798364A (en) Imidazopyridines
JPH07258257A (ja) 新規プリン誘導体及びその薬学的に許容される塩
JPH083165A (ja) ピリドピリミジン誘導体
EP0378468A2 (fr) Dérivés des bisarylalcènes, leurs procédés de préparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent
FR2508457A1 (fr) Pyrrolo(2,1-b)quinazolines et pyrido(2,1-b)quinazolines substituees, leur preparation et leurs utilisations therapeutiques
JPH05262768A (ja) ベンゾフラン類

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040401