JPH083161Y2 - モーターのブレーキ機構 - Google Patents

モーターのブレーキ機構

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JPH083161Y2
JPH083161Y2 JP1991075630U JP7563091U JPH083161Y2 JP H083161 Y2 JPH083161 Y2 JP H083161Y2 JP 1991075630 U JP1991075630 U JP 1991075630U JP 7563091 U JP7563091 U JP 7563091U JP H083161 Y2 JPH083161 Y2 JP H083161Y2
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JP
Japan
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brake
brake shoe
motor
casing
plate
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JP1991075630U
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English (en)
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JPH0644375U (ja
Inventor
久 萬年
弘志 竹田
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Oriental Motor Co Ltd
Original Assignee
Oriental Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、構成が簡単で、かつ確
実な制動力を得ることができるモーターのブレーキ機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】モーターの制動方法として、モーターの
ケーシング内に摺動型ブレーキを内蔵し、常時、このブ
レーキを作動させて停止時の制動トルクを得るようにし
たものがある。この摺動型ブレーキを内蔵したものに
は、電磁ブレーキを内蔵するものと、機械式ブレーキを
内蔵するものがある。電磁ブレーキを用いたものは、充
分な制動力が得られる反面、構造が複雑となるととも
に、通電時以外には制動が働かない問題がある。機械式
ブレーキは構造が簡単で、経済的である反面、制動力に
かけるきらいがある。
【0003】図2は機械式ブレーキを採用した従来使用
されていたモーターのブレーキ機構を示したものであ
る。モーターのケーシング100内には固定子101
と、回転子102が設けられており、この回転子102
を支持する回転軸103にブレーキ板104が装着され
ている。このブレーキ板104に対向するケーシング1
00内面にはブレーキ板104に摺接する複数のブレー
キシュー105が配設されている。このブレーキシュー
105はケーシング100の軸方向に所定間隔で穿設さ
れた穴106に挿入され、コイルスプリング107を介
してブレーキ板104の方向に付勢されている。108
はスプリング押え板である。
【0004】このブレーキ機構はブレーキシュー105
を常時、ブレーキ板104に摺接させて制動作用と停止
時の保持トルクを得るようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では運転初期時において、ブレーキ板104とブレー
キシュー105の接触面積が小さく、高い保持トルクを
得ることができない。このため、運転初期から高い保持
トルクを得る為にコイルスプリング107のバネ力を上
げて接触面の面圧を上げると、運転時の動摩擦トルクも
大きくなり、モーターの出力トルクの低下を来たす。ま
た、運転時間の経過と共に接触面積が増え、保持トルク
も上昇していくがバネ力を上げたことにより、要求する
保持トルク以上になり、中にはモーターが起動できない
程の保持トルクになる事がある。
【0006】本考案は上記課題を解決し、運転初期時か
ら接触面積を大きく取ることが容易にできると共に、運
転初期において、バネ力を上げることなしに保持トルク
を高く安定してとることができるモーターのブレーキ機
構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するため、モーターの回転軸にブレーキシューを装着
し、このブレーキシューに対向して配設されたブレーキ
板を、常時、ブレーキシューに摺接させて制動力を付与
するモーターのブレーキ機構において、上記モーターの
ケーシングの端面に、凹部を形成し、この凹部内に上記
ブレーキシューを位置させ、ブレーキシューの両面に摺
接するブレーキ板を該ブレーキシューに対向して配置す
るとともに、内側のブレーキ板をケーシングのボス部に
内蔵されたコイルスプリングを介してブレーキシュー側
に附勢し、かつ外側のブレーキ板をケーシング端面に固
定したことにある。
【0008】
【作 用】モーターのケーシングの端面に、凹部を形成
し、この凹部内に上記ブレーキシューを位置させ、ブレ
ーキシューの両面に摺接するブレーキ板を該ブレーキシ
ューに対向して配置する。そして、内側のブレーキ板を
ケーシングのボス部に内蔵されたコイルスプリングを介
してブレーキシュー側に附勢し、かつ外側のブレーキ板
をケーシング端面に固定する。そして、コイルスプリン
グの附勢力によって、ブレーキシューの両面にブレーキ
板を摺接させ制動力および保持トルクを得る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0010】図1において、1はモーターであり、ケー
シング2内に固定子3と回転子4が設けられ、回転子4
は軸受5,5に支持された回転軸6に支持されている。
この回転軸6の一端部外周面には芯金7が装着され、こ
の芯金7に円板状のブレーキシュー8が設けられてい
る。上記ケーシング2の端面には、凹部2aが形成され
ており、この凹部2a内に上記ブレーキシュー8を位置
させている。
【0011】このブレーキシュー8の両面には、ブレー
キシュー8の両面に摺接する一対のブレーキ板9,10
がこのブレーキシュー8に対向して配置されている。ブ
レーキシュー8の内側に配置された環状のブレーキ板9
は、軸受5を支持するケーシング2のボス部11の外面
に形成された穴12に内装されたコイルスプリング13
に装着されており、このブレーキ板9はコイルスプリン
グ13を介してブレーキシュー8側に附勢されて圧接さ
れている。ブレーキシュー8の外側に配置された円板状
のブレーキ板10はケーシング2の端部開口面に配置さ
れてブレーキ板9によって押圧されるブレーキシュー8
の反対側に当接している。
【0012】上記構成によると、回転軸6の回転に伴な
ってブレーキシュー8が回転し、このブレーキシュー8
の両面にブレーキ板9,10が摺接する。ブレーキシュ
ー8はコイルスプリング13の付勢力によってブレーキ
板9を介して押圧されて、その両面がブレーキ板9,1
0に摺接するので、広範囲の接触面積が得られ、充分な
制動トルクおよび保持トルクを得ることができる。
【0013】
【考案の効果】以上述べたように本考案によるモーター
のブレーキ機構によると、モーターの回転軸にブレーキ
シューを装着し、このブレーキシューに対向して配設さ
れたブレーキ板を、常時、ブレーキシューに摺接させて
制動力を付与するモーターのブレーキ機構において、上
記モーターのケーシングの端面に、凹部を形成し、この
凹部内に上記ブレーキシューを位置させ、ブレーキシュ
ーの両面に摺接するブレーキ板を該ブレーキシューに対
向して配置するとともに、内側のブレーキ板をケーシン
グのボス部に内蔵されたコイルスプリングを介してブレ
ーキシュー側に附勢し、かつ外側のブレーキ板をケーシ
ング端面に固定したので、広範囲の接触面積を取ること
ができることから、スプリングのバネ力を上げることな
しに充分な制動力と保持トルクを得ることができる。ま
た、電磁ブレーキを用いていないので、構成が単純で、
かつ経済的であるとともに通電していないときにも確実
に制動力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるモーターのブレーキ機構の一実施
例を示す断面図である。
【図2】従来のモーターのブレーキ機構を示す断面図で
ある。
【符号の説明】 1 モーター 2 ケーシング 3 固定子 4 回転子 6 回転軸 8 ブレーキシュー 9,10 ブレーキ板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターの回転軸にブレーキシューを装
    着し、このブレーキシューに対向して配設されたブレー
    キ板を、常時、ブレーキシューに摺接させて制動力を付
    与するモーターのブレーキ機構において、上記モーター
    のケーシングの端面に、凹部を形成し、この凹部内に上
    記ブレーキシューを位置させ、ブレーキシューの両面に
    摺接するブレーキ板を該ブレーキシューに対向して配置
    するとともに、内側のブレーキ板をケーシングのボス部
    に内蔵されたコイルスプリングを介してブレーキシュー
    側に附勢し、かつ外側のブレーキ板をケーシング端面に
    固定したことを特徴とするモーターのブレーキ機構。
JP1991075630U 1991-08-27 1991-08-27 モーターのブレーキ機構 Expired - Lifetime JPH083161Y2 (ja)

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JP1991075630U JPH083161Y2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 モーターのブレーキ機構

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Publication Number Publication Date
JPH0644375U JPH0644375U (ja) 1994-06-10
JPH083161Y2 true JPH083161Y2 (ja) 1996-01-29

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ID=13581760

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932188U (ja) * 1982-08-23 1984-02-28 日産自動車株式会社 圧縮機用ピストン
JPS6130932A (ja) * 1984-07-23 1986-02-13 Fuji Electric Co Ltd 円板ブレ−キ付外扇形モ−タ

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JPH0644375U (ja) 1994-06-10

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