JPH08315334A - 回転磁気ヘッド装置 - Google Patents

回転磁気ヘッド装置

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JPH08315334A
JPH08315334A JP7139888A JP13988895A JPH08315334A JP H08315334 A JPH08315334 A JP H08315334A JP 7139888 A JP7139888 A JP 7139888A JP 13988895 A JP13988895 A JP 13988895A JP H08315334 A JPH08315334 A JP H08315334A
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JP
Japan
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rotary
magnetic head
rotor core
coil
drum
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JP7139888A
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Inventor
Kentaro Shinkai
健太郎 新階
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を削減し、大幅な工数を削減および
コストダウンが可能である回転磁気ヘッド装置を提供す
ること。 【構成】 固定ドラム1と、この固定ドラム1に対して
同軸状に回転する回転ドラム2と、回転ドラム2に対し
て支持された磁気ヘッド3と、磁気ヘッド3で再生した
信号を非接触式で伝達しあるいは磁気ヘッド3に対して
信号を非接触式で伝達するために、固定ドラム1に設定
される固定側ロータリトランスコア6bと、回転ドラム
2に設定される回転側ロータリトランスコア6aを備え
るロータリトランス6と、回転側ロータリトランスコア
6aのコイルのリード線12と磁気ヘッド3を電気的に
接続するためのフレキシブル配線板10とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばビデオテープ
レコーダ(VTR)、8ミリビデオテープレコーダ、デ
ジタルオーディオテープレコーダ(DAT)、データス
トリーマ等に用いて最適な回転磁気ヘッド装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の回転磁気ヘッド装置の
組立断面図であり、図13は、この回転磁気ヘッド装置
の磁気ヘッドを示す平面図である。図12において、円
筒状の回転ドラム402は、この固定ドラム401に対
して回転可能になっている。この回転ドラム402の下
縁部のヘッド支持面402eには、外周より先端が突出
するようにして図13に示す磁気ヘッド403が取り付
けられている。磁気ヘッド403は、図13に示す通
り、ヘッドベース403a、ヘッドチップ403bおよ
び薄膜基板403cからなり、ヘッドチップ403bと
薄膜基板403cとは半田等により導通接続されてい
る。固定ドラム402には軸受405が設けられてお
り、回転軸404はこの軸受405に回転可能に支持さ
れている。回転軸404と回転ドラム402は、過熱嵌
めまたは圧入等により固定されている。回転軸404の
下部にはモータの駆動部が設けられている。このモータ
の動力により回転軸404と共に回転ドラム402が回
転駆動される。
【0003】ロータリトランス406は、固定側のステ
ータコア406bと回転側のロータコア406aを有し
ている。ステータコア406bは固定ドラム401に接
着等によって固定されている。ロータコア406aは、
接着等によって回転ドラム402のロータリトランス支
持面402bに固定されている。このロータコア406
aはステータコア406bと一定の間隔をもって平面対
抗するようになっている。ターミナル407,408
は、それぞれ導電材が樹脂等の非導電材によって被覆さ
れているターミナルである。これらのターミナル40
7,408は、磁気ヘッド403とロータコア406a
との間の電気的な接続を行う。プリント基板409は回
転ドラム402の上面に装着されている。ターミナル4
07は回転ドラム402に形成された孔402cと孔4
09aを通り、ロータコア406a上に固定されてい
る。しかもターミナル407の一端はロータコア406
aの巻線と半田付けされ、ターミナル407の他端はプ
リント基板409上の導電パターンに半田付けされてい
る。ターミナル408は回転ドラム402に形成された
孔402dと基板409の孔409bに装着され、ター
ミナル408の一端が磁気ヘッド403の薄膜基板40
3c(図13参照)に半田付けされ、ターミナル408
の他端はプリント基板409上の導電パターンに半田付
けされている。かくして、ロータコア406aと磁気ヘ
ッド403は、ターミナル407、プリント基板409
上の導電パターン、およびターミナル408を介して互
いに電気的に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の回転
磁気ヘッド装置では、次のような問題がある。ロータコ
ア406aと磁気ヘッド403の電気的接続のために、
2つのターミナル407,408と、中継用のプリント
基板409が必要である。従って従来の回転磁気ヘッド
装置は、部品点数が多いばかりでなく、半田付けの箇所
も多くなり、回転ドラム402とプリント基板409に
形成された孔402c,402d,409a,409b
に対してターミナル407,408を通す作業が必要で
ある等、作業性が悪い。また、ロータコア406aのリ
ード線は、ターミナル407の端子部に半田付け等の処
理を必要とするという面倒な作業が必要である。
【0005】そこで本発明は上記課題を解消するために
なされたものであり、部品点数を削減し、大幅な工数を
削減およびコストダウンが可能である回転磁気ヘッド装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明にあっては、固定ドラムと、この固定ドラムに対し
て同軸状に回転する回転ドラムと、回転ドラムに対して
支持された磁気ヘッドと、磁気ヘッドで再生した信号を
非接触式で伝達するかまたは、磁気ヘッドに対して信号
を非接触式で伝達するために、固定ドラムに設定される
固定側ロータリトランスコアと、回転ドラムに設定され
る回転側ロータリトランスコアを備えるロータリトラン
スと、回転側ロータリトランスコアのコイルのリード線
と磁気ヘッドを電気的に接続するためのフレキシブル配
線板とを備える回転磁気ヘッド装置により、達成され
る。請求項2の発明にあっては、好ましくはコイルのリ
ード線は、保持部材に保持されている。請求項3の発明
にあっては、好ましくは保持部材は回転側ロータリトラ
ンスコアの回転ドラム側の面に配置されている。請求項
4の発明にあっては、好ましくは保持手段が、フレキシ
ブル配線板のランド部とコイルのリード線を回転ドラム
の面に押し付けて固定している。請求項5の発明にあっ
ては、好ましくはコイルのリード線を接続するためのフ
レキシブル配線板のランド部の半田部分を厚くする。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、回転側ロータリトランス
コアのコイルのリード線が磁気ヘッドに対して、フレキ
シブル配線板で接続されているので、従来のような複数
本のターミナルや中継用のプリント基板等が不要であ
り、半田付け箇所が少なく電気的な接続が容易である。
請求項2と3の発明によれば、回転側ロータリトランス
コアのコイルのリード線は、保持部材に保持するだけで
済むので、その作業は簡単である。請求項4の発明によ
れば、フレキシブル配線板のランド部とコイルのリード
線が回転ドラムの回転側ロータリトランスコアの面に押
し付けて固定するだけで済む。請求項5の発明によれ
ば、フレキシブル配線板のランド部の半田部分の厚みを
厚くすることにより、追加の半田を必要とせずに半田付
けが行える。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0009】実施例1 図1は、本発明の回転磁気ヘッド装置の好ましい実施例
1を示す軸方向の断面図である。図2は、図1の回転磁
気ヘッド装置に取り付けられる磁気ヘッドの一例を示す
平面図である。図3は図1の回転磁気ヘッド装置のロー
タRの底面にフレキシブル配線板を配置した様子を示す
底面図であり、図4は図3のロータRの断面図、図5は
回転側ロ−タリトランスコアの上面図である。
【0010】図1において、本発明の回転磁気ヘッド装
置の実施例1は、ロータRとステータSおよびモータM
を有している。図1のロータRの回転ドラム2は、軸4
に対して固定されている。この回転ドラム2のヘッド支
持面2eには、1つまたは複数の磁気ヘッド3(図3で
は3つの磁気ヘッド3が示してある。)が取り付けられ
ていて、磁気ヘッド3の先端が回転ドラム2の外周より
も突出するようになっている。回転ドラム2の支持面2
bには、ロータリトランス6の回転側ロータリトランス
コア(以下ロータコアという)6aが接着等により固定
されている。これに対して、ステータSの固定ドラム1
の支持面1aには、ロータリトランス6の固定側ロータ
リトランスコア(以下ステータコアという)6bが接着
等により固定されている。ロータコア6aとステータコ
ア6bの溝にはそれぞれコイルが配置されていて、ロー
タコア6aのコイルとステータコア6bのコイルは、非
接触で信号のやり取りを行うようにするために、ロータ
コア6aとステータコア6bは一定の間隙をもって平面
対抗している。固定ドラム1の2つの軸受け5,5は、
ロータRの軸4を回転可能に支持している。モータM
は、軸4を回転するためのモータである。モータMを駆
動することにより、軸4と一体となった回転ドラム2
は、固定ドラム1に対して回転するようになっている。
【0011】図2の磁気ヘッド3は、ヘッドベース3
a、ヘッドチップ3bおよび薄膜基板3cからなり、ヘ
ッドチップ3bと薄膜基板3cは、半田等により導通接
続されている。薄膜基板材3cは接続部15,16を有
している。
【0012】図1の実施例1の特徴的なところは、次の
通りである。つまり、ロータコア6aのコイルの図5に
示すリード線12(12a,12b)と、図2に示すヘ
ッドチップ3bの薄膜基板3cが、フレキシブル配線板
(フレキシブル配線基板ともいう)10を介して電気的
に接続されていることである。
【0013】図3ないし図5に示すように、フレキシブ
ル配線板10は、通常用いられている配線板であり、変
形が容易な薄い樹脂シートにより形成されているもので
ある。図3のフレキシブル配線板10の表面には、ヘッ
ドチップ3bの信号を伝達するための配線パターン1
3,14が形成されている。これら配線パターン13,
14の一端部のランド13a,14aは、回転ドラム2
に対してフレキシブル配線板10が設定された時に、図
2の磁気ヘッド3の薄膜基板3cの各接続部15,16
(図2参照)に対して半田付けによりそれぞれ電気的に
接続されるようになっている。
【0014】図1と図5に示すように、ロータコア6a
の背面(上面)には、保持手段としてのコイルホルダ1
1が固定されている。このコイルホルダ11は、ロータ
コア6aのコイルから延びるリード線12を引掛けて保
持するためのものである。このコイルホルダ11によっ
てリード線12は、ロータコア6aの位相の基準となる
凹部17を基準として位置決めされている。リード線1
2はコイルホルダ11のガイド20,21,22により
保持され、一定方向(たとえばロータコア6aの略半径
方向)に引き出されている。このようにロータコア6a
のコイルから延びるリード線12の処理が、端子板等へ
の半田付けの作業を必要とせずに、リード線12をコイ
ルホルダ11に引掛けて保持するのみで済み、ロータコ
アの製造コストダウンが図れる。また、このコイルホル
ダ11は、図5のロータコア6aのコイルから延びるリ
ード線12と、図3のフレキシブル配線板10のランド
部13b,14bとの接続と位置決めを行うようになっ
ている。
【0015】図6と図7は、ロータRの回転ドラム2に
対して、ロータコア6aを固定した状態を示している。
ロータコア6aは、同心円状に複数本の溝6Hを有し、
この溝6Hの中にコイルがはめこまれている。ステータ
コア6bも同様に同心円状に複数本の溝を有し、この溝
の中にコイルがはめこまれている。図6と図7におい
て、ロータコア6aの上面(図5に示す溝の形成されて
いない面)は、回転ドラム2の基準孔18とロータコア
6aの基準凹部17の位相を合せるようにして、図1の
回転ドラム2の支持面2bに対して接着剤等により固定
される。これにより、図1のコイルホルダ11の凸部1
9が、フレキシブル配線板10の配線パターン13,1
4の一端のランド部13b,14bを回転ドラム2の背
面2aに押し付けて浮き上がらない状態に保つことがで
きると共に、図5のロータコア6aのリード線12a,
12bがランド部13b,14bに対して位置決めされ
る。つまり、図1の回転ドラム2の背面2aとロータコ
ア6aの上面の間のスペースを最大限確保した上で、フ
レキシブル配線板10のランド部13b,14bとリー
ド線12a,12bとが電気的に接続できる。従ってロ
ータコア6aのコイルのリード線とヘッドチップ3bが
電気的に確実に接続できる。
【0016】そして図7の状態で、ロータコア6aのリ
ード線12a,12bは、半田ゴテ先でランド部13
b,14bに押し当てることで、リード線12a,12
bは、ランド部13b,14bの半田メッキ部分により
半田付けされ、図2のヘッドチップ3bとロータコア6
aが電気的に接続される。この時に、フレキシブル配線
板10のランド部13b,14bの半田メッキの厚みを
所定の厚さより積極的に厚くしておくことにより、リー
ド線12a,12bをランド部13b,14bに半田付
けする際に、棒半田による半田の追加を行わないで半田
付け作業を行うことができるので、半田作業性は向上す
る。しかも、半田を追加しないので回転ドラム2の回転
バランスのばらつきを抑えることができる。
【0017】このようにして組み立てられた回転ドラム
2は、図1の固定ドラム1に対して組み込まれて、軸4
が軸受け5,5に回転可能に支持される。そしてモータ
Mが軸4に設定される。モータMを駆動することによ
り、回転ドラム2は、回転軸4を介して固定ドラム1の
軸受け5,5により回転する。そして、磁気ヘッド3が
たとえば記録ヘッドである場合には、たとえばVTRテ
ープに対してヘリカルスキャン方式で所定の記録トラッ
クパターンで情報を記録する。また、磁気ヘッド3が再
生ヘッドである場合には、磁気ヘッド3がヘリカルスキ
ャン方式でテープに対して記録されている記録トラック
に沿って情報を再生する。あるいは磁気ヘッド3が消去
ヘッドである場合には、磁気ヘッド3はヘリカルスキャ
ン方式によりテープに記録されている情報を消去する。
磁気ヘッド3がテープに対して情報を記録する場合に
は、外部の制御手段から、信号がステータコア6bに与
えられ、ステータコア6bからロータコア6aに非接触
でこの信号が伝達される。そしてロータコア6aからフ
レキシブル配線板10を介して磁気ヘッド3にその信号
が伝達される。テープの情報を再生する場合には、逆に
磁気ヘッド3で得られた再生信号がフレキシブル配線板
10、ロータリトランス6を介して外部の制御手段に伝
達される。
【0018】実施例2 図8は本発明の回転磁気ヘッド装置の実施例2を示して
いる。図8の実施例2のロータRは、回転ドラム52に
対してロータリトランスのロータコア6aが取り付けら
れている。ロータコア6aのコイルのリード線12は、
板金製のコンタクト部材53に接続されている。このコ
ンタクト部材53は、保持部材54に取り付けられてい
て、コンタクト部材53は半田付けによりフレキシブル
配線板10に半田55により接続されている。このよう
にすることにより、フレキシブル配線板10とリード線
12の接続が簡単である。図8の実施例2のステータお
よびモータおよび磁気ヘッドの構造は、図1の同様であ
るのでその説明を省略する。
【0019】実施例3 図9は、本発明の実施例3を示している。ロータRの回
転ドラム72は、ロータコア6aを有している。ロータ
コア6aのコイルのリード線は、フレキシブル配線板1
0を回転ドラム72の背面に押さえ付けるための保持部
材74上の別のフレキシブル配線板10Aに半田付けさ
れており、このフレキシブル配線板10Aとフレキシブ
ル配線板10は半田75により接続されている。フレキ
シブル配線板10とフレキシブル配線板10Aの間隔は
とても狭くなっていて、表面張力を利用していて半田7
5は外に流れださない。図9の実施例3のステータ、モ
ータおよび磁気ヘッドは、図1の実施例1と同様である
のでその説明を省略する。
【0020】実施例4 図10は本発明の回転磁気ヘッド装置の実施例4を示し
ている。ロータRの回転ドラム102は、ロータコア6
aを有していて、ロータコア6aは、保持手段であるコ
イルホルダ111を有している。コイルホルダ111
は、ロータコア6aのコイルのリード線12を保持して
いて、このリード線12は、フレキシブル配線板10に
半田付けにより直接接続されている。図10の実施例4
のステータおよびモータは、図1の実施例1と同様であ
るので、その説明を省略する。
【0021】実施例5 図11のロータRの回転ドラム202は、ロータコア6
aを有している。ロータコア6aは、フレキシブル配線
板10とフレキシブル配線板10aを挟んで電気的に接
続するための圧着コネクタを有する。この圧着コネクタ
は、コネクタハウジング230とコネクタ端子211で
構成されている。つまり、フレキシブル配線板10とフ
レキシブル配線板10aは、コネクタ端子211で機械
的に挟まれていて、フレキシブル配線板10の配線パタ
ーンとフレキシブル配線板10aの配線パターンが電気
的に接続されている。このフレキシブル配線板10は磁
気ヘッドに電気的に接続され、フレキシブル配線板10
aはロータコア6aのコイルのリード線と電気的に接続
されている。図11のステータとモータは、図1の実施
例1と同様であるのでその説明を省略する。
【0022】なお、図8ないし図11の各実施例におけ
るフレキシブル配線板10は、既に磁気ヘッドのヘッド
チップに対して電気的に接続されたフレキシブル配線板
である。
【0023】このように本発明の実施例では、磁気ヘッ
ドと回転側ロータリトランス(ロータコア)のリード線
の電気的接続が、回転ドラムとロータコアのわずかな隙
間の間に配置されるフレキシブル配線板10を用いて行
っている。たとえば図1の実施例1は、ロータコアのリ
ード線12の処理は、それを保持するコイルホルダ11
に引掛けて保持するだけで済む。このコイルホルダ11
は、フレキシブル配線板10の接続ランド部13b,1
4bを回転ドラム2の背面2a側に対して押し付けて、
フレキシブル配線板10のランド部13b,14bとロ
ータコア6aのリード線12との位置決めを行って両者
を容易に電気的に接続することができる。ロータコアと
磁気ヘッドを電気的に接続する場合に、本発明の実施例
は、少ない部品点数で可能であり、しかも大幅に工数を
削減してコストダウンを図ることができる。ロータコア
のコイルから伸びるリード線の処理は、従来のような端
子等への半田付け作業を必要とせずに、リード線を超え
るホルダに引っ掛けるのみで済み、ロータの製造のコス
トダウンが図れる。ロータコアのコイルから伸びるリー
ド線とフレキシブル配線板の接続ランド部との位置決め
は、上述したようにコイルホルダにより容易に行うこと
ができる。しかもこのコイルホルダは上述したように、
フレキシブル配線板のランド部を回転ドラムの背面に押
し付けて固定するだけで、リード線に対して半田付け作
業を行うことができ、作業性が向上する。
【0024】回転磁気ヘッド装置の小型化の要請のため
に、磁気ヘッドのヘッドベースとロータコアとのスペー
スが極めて狭い場合であっても、フレキシブル配線板を
用いることにより、フレキシブル配線板のランド部をヘ
ッドベースの外にオフセットして、かつ上述したように
回転ドラムの背面にランド部を押さえ付けることによ
り、半田付け作業を行うスペースを広く確保することが
できる。フレキシブル配線板のランド部のメッキ厚を厚
くすることにより、フレキシブル配線板のランド部とロ
ータコアのリード線を半田付けして接続する場合に、棒
半田等の追加半田をする必要がなく、半田付け作業が非
常に容易になる。従って、半田付け作業性が向上しかつ
追加の半田付けが必要でないので、回転ドラムの回転軸
のバランスのばらつきを抑えることができる。
【0025】ところで本発明は上記実施例に限定されな
い。上述した回転磁気ヘッド装置の実施例は、1つの回
転ドラム(上ドラム)と1つの固定ドラム(下ドラム)
を有するいわゆる2層型の回転磁気ヘッド装置の例であ
る。しかし、上ドラムと下ドラムがそれぞれ固定ドラム
であって、中ドラムが回転ドラムであるいわゆる3層型
の回転磁気ヘッド装置に対しても、本発明は適用するこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、部
品点数を削減し、大幅な工数の削減およびコストダウン
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転磁気ヘッド装置の好ましい実施例
1を示す断面図。
【図2】図1の回転磁気ヘッド装置の回転ドラムに取り
付けられる磁気ヘッドの一例を示す平面図。
【図3】図1の回転磁気ヘッド装置のロータRの回転ド
ラムへのフレキシブル配線板の配置状態を示す底面図。
【図4】図3のA−A線における断面図。
【図5】図1のロータリトランスのロータコアの平面
図。
【図6】図1の回転磁気ヘッド装置のロータコアを装着
したロータRを示す底面図。
【図7】図6のB−B線における断面図。
【図8】本発明の回転磁気ヘッド装置の実施例2である
ロータを示す図。
【図9】本発明の回転磁気ヘッド装置の実施例3のロー
タを示す図。
【図10】本発明の回転磁気ヘッド装置の実施例4のロ
ータを示す図。
【図11】本発明の回転磁気ヘッド装置の実施例5のロ
ータを示す図。
【図12】従来の回転磁気ヘッド装置の断面図。
【図13】図12の従来の回転磁気ヘッド装置の磁気ヘ
ッドを示す平面図。
【符号の説明】
1 固定ドラム 2 回転ドラム 3 磁気ヘッド 6 ロータリトランス 6a 回転側ロータリトランスコア(ロータ
コア) 6b 固定側ロータリトランスコア(ステー
タコア) 10 フレキシブル配線板 11 コイルホルダ(保持手段) 12 ロータコアのコイルのリード線 13a,14a ランド部 13b,14b フレキシブル配線板のランド部 R ロータ S ステータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ドラムと、 この固定ドラムに対して同軸状に回転する回転ドラム
    と、 回転ドラムに対して支持された磁気ヘッドと、 磁気ヘッドで再生した信号を非接触式で伝達するかまた
    は磁気ヘッドに対して信号を非接触式で伝達するため
    に、固定ドラムに設定される固定側ロータリトランスコ
    アと、回転ドラムに設定される回転側ロータリトランス
    コアを備えるロータリトランスと、 回転側ロータリトランスコアのコイルのリード線と磁気
    ヘッドを電気的に接続するためのフレキシブル配線板
    と、を備えることを特徴とする回転磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 コイルのリード線は、保持部材に保持さ
    れている請求項1に記載の回転磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 保持部材は回転側ロータリトランスコア
    の回転ドラム側の面に配置されている請求項1に記載の
    回転磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 保持手段が、フレキシブル配線板のラン
    ド部とコイルのリード線を回転ドラムの面に押し付けて
    固定している請求項3に記載の回転磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 コイルのリード線を接続するためのフレ
    キシブル配線板のランド部の半田部分を厚くする請求項
    1に記載の回転磁気ヘッド装置。
JP7139888A 1995-05-15 1995-05-15 回転磁気ヘッド装置 Pending JPH08315334A (ja)

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