JPH08313631A - パルス方式の光波距離計 - Google Patents

パルス方式の光波距離計

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JPH08313631A
JPH08313631A JP7142476A JP14247695A JPH08313631A JP H08313631 A JPH08313631 A JP H08313631A JP 7142476 A JP7142476 A JP 7142476A JP 14247695 A JP14247695 A JP 14247695A JP H08313631 A JPH08313631 A JP H08313631A
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 本発明はパルス方式の光波距離計に係わり、
特に、受信パルスの時間間隔を比較的簡単な回路構成で
高精度に検出し、ノイズに埋もれてしまう様な遠距離測
定も可能とすることのできる光波距離計を提供すること
を目的とする。 [構成] 本発明はサンプル部が、受光信号を所定のサ
ンプル間隔でサンプリングし、タイミング部が、光源部
の発光タイミングとサンプル部のサンプルタイミングに
対して所定範囲で所定のゆらぎを与え、第1記憶部は、
光源部が発光する度にサンプル部からの信号を一時的に
記憶し、累積記憶手段が、第1記憶部からサンプル値を
受け取る毎に、記憶した累積値に対して、今回受け取っ
たサンプル値を加算し、この加算された累積値を記憶す
る様になっており、距離測定部が、累積記憶手段に記憶
された累積値に基づき、測定対象物までの距離を算出す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパルス方式の光波距離計
に係わり、特に、受信パルスの時間間隔を比較的簡単な
回路構成で高精度に検出し、ノイズに埋もれてしまう様
な遠距離測定も可能とすることのできるパルス方式の光
波距離計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光波距離計は、測定対象物である
コーナーキューブから反射してきたエコーパルスを受信
し、光パルスの受信時間から距離を測定していた。
【0003】ここで従来のパルス方式の光波距離計の基
本原理を図11に基づいて説明する。発光タイミング信
号a’により発光手段を駆動すると、発光手段から発光
パルスb’が発光される。そして発光パルスb’は測定
対象物で反射した後、受光手段で受光され、受光パルス
c’に変換される。受光パルスc’は、クロックd’の
タイミングでA/D変換されメモリ上に記憶される様に
なっている。これらの動作を複数回の発光パルスb’で
繰り返し、メモリ上のデータを平均化する。そしてメモ
リ上のデータe’は、受信波形が存在する点のアドレス
と測定対象物の距離とが対応する様になっており、ピー
ク値となる点のアドレスがA番目であれば、光波距離計
から測定対象物までの距離Lは、
【0004】 L=(A*c)/(fS*2) ・・・・・第1式
【0005】となる。但し、cは光速、fSはクロック
dの周波数である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】光波距離計では、高い
分解能と長い測長距離が要求される。特に、高い分解能
を得る為には、クロックd'のA/D変換のクロック周
期を受光パルスc'に対して充分細かくする必要があ
り、高速なA/D変換器が要求されると共にA/D変換
データ数は距離測定分解能向上に伴い必然的に増加する
事になる。
【0007】例えば、測定可能距離を1000m、距離
分解能を0.5mとすると、クロックd'の周波数が30
0MHz、A/D変換データ数は2000個が必要とな
る。
【0008】更に測定可能距離の伸張には、パルス光量
が測定対象物までの距離の2乗で減少する為、このSN
比の劣化を平均回数の平方根に比例するデータの平均化
により改善しなければならない。つまり、等しいSN比
で測定可能距離を伸張するには、平均化データ数を距離
の4乗に比例して増加させる必要がある。
【0009】例えば、測定可能距離を2倍に伸ばす為に
は、16倍のデ−タ平均化が必要となり、16倍のメモ
リ容量と、全データ取得後に16倍のA/D変換デ−タ
の平均化操作を行なう必要があった。
【0010】従来の光波距離計では発光パルスb'を複
数回発光させた後、メモリ上の全データを平均化する演
算を行う様に構成されていた為、距離計算時のデータ数
は膨大な物となり、演算処理手段に対してかなりの負担
を与えていた。
【0011】この様に、距離測定分解能向上と測定距離
の伸張は、計算処理量の増加を伴う事となり、A/D変
換器の高速化及び必要メモリの急激な増加によるコスト
アップと距離計算の長時間化という問題点があった。
【0012】一方、光源として使用されるパルスレーザ
ーダイオードには、発光不可時間が存在する。パルスレ
ーザーダイオードは、その特性上、数KHzの発光繰返
し周波数が可能であるが、発光デューティは0.1%程
度が上限であり、残りの時間は発光が不可能な時間であ
る。光パルスが測定対象物までの距離を往復する時間
は、測定対象物までの距離を1000mとしても7μs
ec弱である。発光繰返し周波数を1kHz、ターゲッ
トまでの光パルスの往復時間を7μsecとすると、
【0013】 1/1KHz − 7μsec = 993μsec
【0014】となり、発光繰返し周期の約99%にあた
るこの時間は、有効に活用されていなかった。
【0015】更に測定分解能を向上させるためにクロッ
クd'間を内挿し、受光パルスc'の重心位置を求めるこ
とも考えられるが、 光パルスc'の歪が問題となる。受
光パルスc'が、ロックd'により検出可能な周波数以上
の成分を有する場合には、距離計算結果にクロックd'
のサイクリックな直線性誤差が現れることになる。即
ち、図12に示す様に、受光パルスf'が三角波の場合
には、クロックg'でA/D変換を実行すると、メモリ
上のデータh'による距離とメモリ上のデータi'による距
離とは変化がなく、光量としての変化が認められるだけ
である。一般にパルス幅が数10nsecのパルスレー
ザーダイオードの出力波形を制御することは極めて困難
であり、距離計算結果の直線性誤差は、光源手段のパル
スレーザーダイオードの特性に依存してしまうという問
題点があった。
【0016】従って距離計算の時間が短縮化され、必要
メモリ容量も必要最小限で済み、高速で高価なA/D変
換器を必要とせず、直線性誤差もパルスレーザーダイオ
ードの特性に依存しないパルス方式の光波距離計の出現
が強く望まれていた。
【0017】なお、この上記問題点は光源にパルスレー
ザダイオードを使用した場合について述べたが、光源に
固体パルスレーザーを使用した場合も同様の問題点が考
えられる。
【0018】従って、本発明は上記の問題点を解決する
ために、パルスレーザーダイオードの特性である発光不
可時間に各発光ごとのデータの累積加算動作を行なうこ
とで、発光不可時間を有効に利用するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、パルス光を所
定の間隔で複数回繰り返して発光させるための光源部
と、この光源部からのパルス光を測定対象物に対して送
出するための送光手段と、該測定対象物からの複数回の
反射パルス光を受光し、受光信号に変換するための受光
部と、この受光信号を所定のサンプル間隔でサンプリン
グするためのサンプル(2値化)部と、前記光源部の発
光タイミングと該サンプル(2値化)部のサンプルタイ
ミングに対して所定範囲で所定のゆらぎを与えるための
タイミング部と、前記光源部が発光する度に前記サンプ
ル(2値化)部からの信号を一時的に記憶するための第
1記憶部と、該第1記憶部からサンプル値を受け取る毎
に前回記憶した累積値に対して、今回受け取ったサンプ
ル値を加算し、この加算された累積値を記憶するための
累積記憶手段と、該累積記憶手段に記憶された累積値に
基づき、測定対象物までの距離を算出するための距離測
定部とから構成されている。
【0020】また本発明の累積記憶手段は、光源部が発
光する度に前記第1記憶部から呼び出されたサンプル信
号を前回記憶した累積値に対して、今回受け取った2値
化信号の値を加算するための加算部と、該加算部で加算
された累積値を記憶するための第2記憶部とから構成す
ることもできる。
【0021】そして本発明の第1記憶部は、前記光源部
が発光する度に前記サンプル(2値化)部からの信号の
一部を一時的に記憶する様に構成されており、前記累積
記憶手段は、前記第1記憶部の記憶値をサンプル(2値
化)部からの信号の一定時間間隔ごとのデータとして、
前回記憶した累積値に加算するための加算部と、該加算
部で加算された累積値を、前記サンプル(2値化)部か
らの信号の一定時間間隔ごとのデータとして記憶するた
めの第2記憶部とから構成することもできる。
【0022】そして本発明の第1記憶部は、前記光源部
が発光する度に前記サンプル(2値化)部からの信号の
全部を一時的に記憶する様に構成されており、前記第1
記憶部の記憶値を前記サンプル(2値化)部からの信号
の一定時間間隔ごとのデータとして、前回記憶した累積
値に加算するための加算部と、該加算部で加算された累
積値を前記サンプル(2値化)部からの信号の一定時間
間隔ごとのデータとして記憶するための第2記憶部とか
ら構成することもできる。
【0023】
【作用】以上の様に構成された本発明は、光源部が、パ
ルス光を所定の間隔で複数回繰り返して発光させ、送光
手段が、光源部からのパルス光を測定対象物に対して送
出し、受光部が、測定対象物からの複数回の反射パルス
光を受光して受光信号に変換し、サンプル部が、受光信
号を所定のサンプル間隔でサンプリングし、タイミング
部が、光源部の発光タイミングとサンプル部のサンプル
タイミングに対して所定範囲で所定のゆらぎを与え、第
1記憶部は、光源部が発光する度にサンプル部からの信
号を一時的に記憶し、累積記憶手段が、第1記憶部から
サンプル値を受け取る毎に、記憶した累積値に対して、
今回受け取ったサンプル値を加算し、この加算された累
積値を記憶する様になっており、距離測定部が、累積記
憶手段に記憶された累積値に基づき、測定対象物までの
距離を算出することができる。
【0024】そして本発明の累積記憶手段は、加算部
が、光源部が発光する度に第1記憶部から呼び出された
サンプル信号を前回記憶した累積値に対して、今回受け
取った2値化信号の値を加算し、第2記憶部が、加算部
で加算された累積値を記憶する様になっている。
【0025】また本発明の第1記憶部は、光源部が発光
する度にサンプル(2値化)部からの信号の一部を一時
的に記憶する様になっており、累積記憶手段は、加算部
が、第1記憶部の記憶値をサンプル(2値化)部からの
信号の一定時間間隔ごとのデータとして、前回記憶した
累積値に加算し、第2記憶部が、加算部で加算された累
積値を、サンプル(2値化)部からの信号の一定時間間
隔ごとのデータとして記憶する様になっている。
【0026】更に本発明の第1記憶部は、光源部が発光
する度にサンプル(2値化)部からの信号の全部を一時
的に記憶する様になっており、累積記憶手段は、加算部
が第1記憶部の記憶値をサンプル(2値化)部からの信
号の一定時間間隔ごとのデータとして、前回記憶した累
積値に加算し、第2記憶部が、加算部で加算された累積
値をサンプル(2値化)部からの信号の一定時間間隔ご
とのデータとして記憶する様になっている。
【0027】
【実施例】
【0028】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。まず本実施例のパルス方式の光波距離計の光学的構
成を説明する。
【0029】図1に示す様に本実施例のパルス方式の光
波距離計は、レーザダイオード1と、光路を分割するた
めのハーフミラー2a、2bと、内部光路3と、外部測
距光路4と、APD5と、プリズム6と、対物レンズ7
とから構成されている。レーザダイオード1から射出さ
れた発光パルスは、発光側ファイバー81によりプリズ
ム6に導かれ、測定対象物10で反射された受光パルス
は、受光側ファイバー82によりAPD5に導く様にな
っている。
【0030】発光側光ファイバー81とプリズム6と対
物レンズ7とが送光手段に該当するものである。
【0031】レーザダイオード1は光源部に該当するも
ので、本実施例のレーザダイオード1はパルスレーザダ
イオードが採用されており、比較的大きなピークパワー
を持ち、デューティ比が0.01%程度のパルス波を発
生させることができる。ハーフミラー2a、2bは、レ
ーザダイオード1から射出された発光パルスの光路を、
内部光路3と外部測距光路4に分割するためのものであ
る。
【0032】APD5は受光部に該当するものであり、
レーザダイオード1から発射されたパルス光線を受光
し、受光信号に変換できる素子であれば何れの素子を採
用することができる。
【0033】光ファイバー8は、発光側光ファイバー8
1と受光側光ファイバー82とから構成されており、発
光パルス又は受光パルスを伝送するためのものである。
【0034】レーザダイオード1から発射されハーフミ
ラー2bを透過した発光パルスは、発光側光ファイバー
81の入力端81aに導かれる。発光側光ファイバー8
1の出力端81bから射出された発光パルスは、プリズ
ム6で反射され、対物レンズ7により測定対象物10に
向けて発射される。
【0035】対物レンズ7から射出されたパルスは、測
定対象物10で反射され、再び対物レンズ7で受光され
てプリズム6に送られる。受光されたパルスは、プリズ
ム6で反射されて、受光側光ファイバー82の受光端8
2aに入射される。受光側光ファイバー82の出力端8
2bから射出された受光パルスは、APD5に入射され
る様になっている。以上述べた光路が外部測距光路4を
形成する。
【0036】一方、レーザーダイオードから発射されハ
ーフミラー2a、2bにより反射されたパルスはADP
5に入射される様になっており、この光路が内部光路3
を形成する。
【0037】そして、APD5に入射された光パルス
は、電流パルスに変換されるようになっている。なお、
通常相当な遠距離に配置された測定対象物10から反射
されて受光された光パルスは、受光信号に変換されると
ノイズ成分に埋もれ、この受光信号を直接A/D変換し
ても、信号処理が不可能な程度の微弱な信号となる。
【0038】次に本実施例のパルス方式の光波距離計の
電気回路の構成を詳細に説明する。
【0039】図1に示す様に本実施例のパルス方式の光
波距離計は、タイミング回路100と、発振器200
と、ドライバ300と、同調アンプ400と、符号判定
回路500と、積算手段600と、演算処理手段100
0とから構成されている。
【0040】タイミング回路100はタイミング部に該
当するもので、演算処理手段1000からの信号及び発
振器200からのクロック信号に基づいてドライバ30
0を駆動し、レーザダイオード1から光パルスを射出さ
せるためのものである。
【0041】ここで、タイミング回路100は、演算処
理手段1000からの信号及び発振器200からのクロ
ック信号により決定される発光タイミング信号を、一定
の遅延期間デルタT内でランダムに遅延させ、遅延期間
デルタT内にほぼ均等に発生させる機能を有しており、
この遅延された発光タイミング信号により、ドライバ3
00を駆動し、レーザーダイオード1からパルス光が繰
り返して発光される。なお、この遅延期間デルタTが、
ゆらぎ範囲に相当するものである。
【0042】発振器200は、クロック信号を積算手段
600とタイミング回路100とに供給するためのもの
である。
【0043】ドライバ300は、レーザダイオード1を
駆動させるためのものであり、タイミング回路100の
パルスレーザー発光タイミング信号に基づいてレーザダ
イオード1をパルス的に駆動し、発光パルスを発生させ
ることができる。
【0044】同調アンプ400は帯域増幅手段に該当す
るもので、APD5からの電流パルスを電圧信号に変換
し、減衰振動波形に変換すると共に、増幅を行うもので
ある。同調アンプ400で形成された減衰振動波形は、
符号判定回路500に供給する様になっている。また同
調アンプ400は、受光パルスを効率よく減衰振動波形
に変換する様な中心周波数に設定されている。一般的に
は、同調アンプ400の中心周波数は、発光パルス幅の
2倍の周期に相当する周波数と略一致している。
【0045】また受光側光ファイバー82は、内部光路
3と外部測距光路4のパルス光を時間的に分離する機能
も有しており、内部光路3を経由した発光パルスによる
減衰振動波形が十分減衰した後、外部測距光路4からの
受光パルスがAPD5に受光する様に、受光側光ファイ
バー82の長さが決定されている。
【0046】符号判定回路500は、同調アンプ400
で形成された減衰振動波形のゼロクロスポイントである
遷移点を検出することにより、出力信号の正負を判定す
るためのものである。また、符号判定回路500はサン
プル部を含むものである。なお、帯域増幅手段の出力信
号の正負を判断できるものであれば、何れのものを採用
することができる。そしてサンプル部は、入力信号を2
値化するための2値化部から構成することもできる。
【0047】累積手段600は、図2に様にFIFOメ
モリ601、加算器602、メモリ603、アドレスカ
ウンタ604、分周器605とから構成されており、光
源部が発光する度の2値化部(符号判定回路500)か
らの信号を発振器200のタイミングでFIFOメモリ
601に記憶し、発振器200の出力をm分の1する分
周器605の信号のタイミングでFIFOメモリの内容
を、2値化部(符号判定回路500)からの信号の一定
時間間隔ごとのデータとして加算器602、メモリ60
3から構成される累積記憶手段に累積記憶するようにな
っている。
【0048】ここで、FIFOメモリ601は第1記憶
部に該当し、加算器602は加算部に該当し、メモリ6
03は第2記憶部に該当するものである。
【0049】FIFO(FirstーIn First
−Out)メモリは、データが入力された順に出力され
る動作をするメモリであり、最初に入力されたデータ
は、直ちに最終段までシフトされ、次のデータは最終段
の一段前までというようにシフトされながら詰められて
ゆく。一方、データは常に最終段から出力され、出力さ
れた分だけ前段のデータが最終段に向けてシフトされ、
最終段からいくつかのデータが詰まるようになってい
る。
【0050】なお、分周比mは上記累積記憶手段の累積
記憶動作が、分周器605の出力1クロックの間に終了
するように設定されているものとする。
【0051】なお積算手段600はカウンタ610に限
ることなく、符号判定回路500の出力信号を順次加算
可能であれば、何れのものを採用することができる。な
お積算手段600は、累積記憶手段を含むものに該当す
る。
【0052】演算処理手段1000はCPU等を含み、
タイミング回路100や積算手段600等の制御、及び
本実施例全体の制御を司るものであり、測定対象物10
までの距離を測定する距離測定部の機能も備えている。
【0053】以上の様に構成された本実施例は、まず演
算処理手段1000が、メモリ603およびアドレスカ
ウンタ604の内容を初期化し、次に演算処理手段10
00からレ−ザダイオ−ド1を発光させるためのトリガ
ー信号をタイミング回路100に送出する。タイミング
回路100は、演算処理手段1000からの制御信号に
基づいてドライバ300を駆動する。タイミング回路1
00が、例えば図6(b)に示す構成の場合には、発振
器200の後に発生するタイミング回路用発振器140
のトリガー用クロックを、パルスレーザー発光タイミン
グ信号としてドライバ300を駆動する。ドライバ30
0はパルスレーザー発光タイミング信号に基づいてレー
ザダイオード1を駆動し、光パルスを発生させる様にな
っている。
【0054】同調アンプ400は電流パルスを電圧信号
に変換し、減衰振動波形に変換すると共に、増幅を行う
様になっている。この減衰振動波形は符号判定回路50
0に送出され、符号の正負が判断される。
【0055】そして累積手段600は、発振器200の
出力クロック信号が立ち上がりの時点における符号判定
回路500の結果出力をFIFOメモリ601に記憶す
る。一方、分周器605の出力信号1クロック毎にアド
レスカウンタ604はインクリメントされ、FIFOメ
モリ601に記憶されたデータは1データずつ順次加算器
602へ送られる。加算器602は、FIFOメモリ6
01からのデータとアドレスカウンタ604で選択され
たメモリ上のデータを加算し、その結果を再びメモリ上
に書き込む様になっている。FIFOメモリ601は、
発振器200クロック数が予め定められた回数(N回)
に達すると、2値化部(符号判定回路500)からの信
号の読み込みを終了し、FIFOメモリの内容が空にな
るまで加算動作繰り返す。
【0056】更に第2回目以降のパルス発光では、アド
レスカウンタ604のみが初期化され、FIFOメモリ
601への2値化部(符号判定回路500からの信号の
読み込みと、加算器602、メモリ603による加算動
作を行なう様になっている。複数回のパルス発光により
1回の測定が終了し、演算処理手段1000はメモリ6
03上の累積値を値を読み出し、測定対象物10までの
距離を算出する様になっている。
【0057】ここで図3に基づいて、各電気回路のタイ
ミングとメモリ603の累積値との関係を説明する。
【0058】前述の様に、受光信号上での反射パルス光
に相当するパルス信号は、相当な遠距離に配置された測
定対象物10から反射されて来るため、強度レベルも低
下してノイズ成分に埋もれ、これを直接A/D変換して
信号処理を行うことのできない程度の微弱な信号となっ
ているが、説明の都合上、ここでは図3における同調ア
ンプの出力信号を、レベルを誇張して表すものとする。
【0059】演算処理手段1000から制御信号aがタ
イミング回路100とアドレスカウンタ604に供給さ
れると、アドレスカウンタ604は初期化され、更にタ
イミング回路100からパルスレーザー発光タイミング
信号cがドライバ300に送られ、ドライバ300がレ
ーザダイオード1を駆動する電力をレーザダイオード1
に供給する。
【0060】なお、発振器200が発生させるクロック
の立ち上がり間隔をT1とし、タイミング回路100に
よるパルスレーザー発光タイミング信号cの発生期間を
デルタTとする。
【0061】また同調アンプ400の出力信号には、内
部光路3を経由した受光信号d及び外部測距光路4を経
由した受光信号eが現れる。更に符号判定回路500
は、同調アンプ400の出力信号が正の場合に1であり
負の場合に0である矩形波f及び矩形波gを出力する様
になっている。
【0062】そして横軸をメモリ603のアドレスとし
縦軸を累積値とすれば、1回のパルス発光では、矩形波
f、gの位置に対応するアドレスのメモリ値が1となり
h、iの様になる。
【0063】即ち、タイミング回路100のランダム遅
延機能により、パルスレーザー発光タイミング信号c
は、発振器200から供給されたクロックbからデルタ
Tの範囲内に略均一な割合で発生する様になっている。
【0064】従って、
【0065】 T1≦デルタT ・・・・第2式
【0066】とすれば、複数回のパルス発光の繰り返し
により、メモリ603上には内部光路3を経由した受光
信号に対しては減衰振動波形信号jが、外部測距光路4
を経由した受光信号に対しては減衰振動波形信号kが、な
めらかに再生される。
【0067】以上の様に、メモリ603上に累積された
累積値から減衰振動波形を再生することができる。
【0068】なお遅延期間デルタTは、一定のゆらぎ範
囲に相当するものである。この遅延のタイミングは、レ
ーザーダイオード1が発光する度ごとに遅延されゆらぎ
が与えられることが望ましいが、2回ごと3回ごとのよ
うに同じタイミングの発光を含める構成としても構わな
い。
【0069】ここで、メモリ603上に累積された累積
値に基づいて、パルスの位置を求める方式を説明する。
この方式には、各パルス単体の位置を求める第1方式
と、互いに関連のあるパルス相互の間隔を求める第2方
式の2つがある。
【0070】[第1方式]
【0071】まず、測定対象となる各反射パルス自体の
位置を測定する第1方式を説明する。
【0072】この第1方式を採用する場合においては、
タイミング回路100が、光源部の発光タイミングとサ
ンプル部のサンプルタイミングに対して与えるゆらぎ
は、そのゆらぎ範囲内において、略均等な確率で発光タ
イミング又はサンプルタイミングが生じる様にすること
が望ましい。
【0073】即ち、発光タイミング又はサンプルタイミ
ングの何れかに与えられる遅延時間毎の出現の密度に
は、ばらつきがないことが望ましい。
【0074】従って、受光信号の遷移がサンプルタイミ
ングを横切っている箇所(即ち、カウンタの値が最小値
又は最大値でなくその中間)の連続したカウンタ値は、
この時に与えられたゆらぎによって、受光信号の遷移位
置が何れの方向に、どの程度ずれているかを示すのもの
となる。
【0075】そこで、このときの与えられたゆらぎによ
って受光信号の遷移がサンプルタイミングを横切ってい
る箇所の連続したカウンタ値を、Nm、Nm+1とし、その
サンプルタイミング(時間)をSm、Sm+1とし、光源の
発光回数(累積回数)をN回とし、この場合の受光信号
の遷移タイミング位置を、(N/2)の積算値のタイミ
ングとみなした場合に、その位置をサンプルタイミング
mからのずれ量デルタSで表現すると、
【0076】デルタS=k*[(Sm+1)−(Sm)]
【0077】と表すことができる。
【0078】但し、k={(N/2)−(Nm)}/
{(Nm+1)−(Nm)}
【0079】kは、実数とする。
【0080】以上の様に、各受光信号の遷移タイミング
をサンプルタイミングよりも細かい単位で求めることが
できる。
【0081】従って第1方式においては、基準パルスと
測定パルスの位置をそれぞれ求め、その差の時間Tに光
の速度Cを乗算して1/2することにより、測定対象物
までの距離Lを測定することができる。
【0082】即ち、
【0083】L=(T*C)/2
【0084】と表すことができる。
【0085】仮に、ゆらぎ範囲においてサンプルタイミ
ングの出現頻度が均等でない場合には、計数値には出現
頻度積分値が現れていると考えられるので、出現頻度の
不均一さを考慮して出現頻度の積分値が最大の値Nを、
1に正規化した時、1/2となるサンプリングタイミン
グSを求めることにより、距離の測定を行うことができ
る。
【0086】[第2方式]
【0087】次に第2方式を説明する。第2方式は、光
源からのパルスを測定対象物を介する測定パルスと介さ
ない基準パルスとして受光し、この測定パルスと基準パ
ルスとの間の差を求める場合に好適なものである。
【0088】この第2方式は、タイミング回路100が
光源部の発光タイミングとサンプル部のサンプルタイミ
ングに対して与えるゆらぎ事に関しては、第1方式と同
様である。
【0089】累積加算されたメモリ603のデータは、
受光信号のS/N比が低ければ低いほど減衰振動信号波
形(反射パルス信号に対応した信号)を再現することが
できる。
【0090】従って、メモリの値の内、測定対象物を介
さずに受光した基準パルスに相当した波形部分j(奇数
回に現れた信号)と、測定対象物から反射された反射パ
ルス光に相当する波形部分k(偶数回に現れた信号)と
を絶対差法、相関計数法などの相関処理、またはその他
の手法によって波形間隔を求めることにより、各パルス
間の時間差が演算され、測定対象物までの距離を求める
ことができる。
【0091】ここで、測定対象物から反射された反射パ
ルス光は、測定反射パルス光に該当し、測定対象物を介
さずに受光した基準パルスは、基準反射パルス光に該当
するものである。
【0092】なお、受光パルスが存在しない場合には、
背景光や光波距離計内部の雑音によりメモリ603の累
積値として、0または1が、累積されていくがその発生
は一般的にランダムであり、0と1の発生する確率は等
しくなり、積算の回数を充分大きくすると、
【0093】受光パルスの存在しない部分のデータ=積
算の回数*0.5
【0094】・・・・・・第3式
【0095】であると考えられる。
【0096】一方、外部測距光路4からの受光パルスが
存在する場合には、
【0097】減衰振動波形の符号が正の場合には、
【0098】受光パルスの存在する部分のデータ>積算
の回数*0.5
【0099】・・・・・・第4式
【0100】減衰振動波形の符号が負の場合には、
【0101】受光パルスの存在する部分のデータ<積算
の回数*0.5
【0102】・・・・・・第5式
【0103】となる。従って積算回数を充分大きくすれ
ば、外部測距光路4からの受光パルスが背景光や光波距
離計内部の雑音等により埋もれてしまう様な微弱光であ
っても、受光パルスとして識別することができるという
効果がある。
【0104】なお受光パルスが存在しない部分のデータ
は、レーザダイオード1を発光させない状態で、背景光
や光波距離計内部の雑音によるデータを取り出して予め
測定記憶し、この状態をデータ処理上の0レベルとする
こともできる。
【0105】以上の様に、カウンタの計数値が、サンプ
リングされた対象の信号波形を再現していることとな
る。
【0106】以上の様に構成された本実施例は、同調ア
ンプ400の出力が同調周波数成分を通して余分な周波
数成分をカットするため、S/N比が改善されるという
効果がある。また受光パルスに対応する減衰振動波形
は、受光パルス信号から交流成分を抽出したものに相当
し、このゼロクロスは受光パルスの重心位置に対応して
いる。このため符号判定手段500の出力信号は、受光
パルスの光量に依存することなく、正確で信頼性の高い
位置情報を得ることができる。
【0107】タイミング回路100のランダム遅延機能
による発振器200に対する発光パルスのゆらぎは、発
振器200のクロックに対して、符号判定回路500の
出力波形を、一定のゆらぎ幅デルタT内に略均等にラン
ダムに発生させることにより実現される。また減衰振動
波形のゼロクロス(受光信号の遷移点に相当)が、ゆら
ぎにより発振器200のクロックを横切ることで発生す
るデータの分散は、発振器200のクロックに対する減
衰振動波形のゼロクロスの位相ずれに対応している。
【0108】これは発振器200のクロックに対し減衰
振動波形のゼロクロス位置を内挿することを意味し、発
振器200による標本化誤差を解消することができ、高
精度な測距を行うことができるという効果がある。
【0109】更に同調アンプ400による減衰振動波形
への変換は、パルス波形情報を同調周波数の周期で時間
軸上に分散させ、1つの光パルスから複数のゼロクロス
を発生させることを意味し、上記の内挿効果が1回のパ
ルス発光から複数回得られることとなり、内挿効果を高
めることが出来る。
【0110】また減衰振動波形のゼロクロス間隔を、発
振器200のクロックT1の間隔の非整数倍にすること
により、各ゼロクロスのクロックT1に対する位相ずれ
が異なり、データ分散の不均等さを軽減することが出来
るという効果がある。
【0111】そしてデルタTが前記第2式を満たす場合
には、ゆらぎによって1つの光パルスから発生する複数
のゼロクロスの全てが発振器200のクロックを横切る
事となり、最良の内挿効果を得ることが出来る。
【0112】更に、複数の受光信号の遷移(減衰振動波
形の場合にはゼロクロスが相当する)の内、少なくとも
1つの遷移が発振器200のクロックを横切れば、内挿
効果を得る事が出来るので、より小さなデルタTを設定
することが可能となる。
【0113】また少なくとも1つの受光信号の遷移(即
ち、減衰振動波形の場合ではゼロクロスが相当する)
が、発信器200のクロックの立上がり(サンプルタイ
ミング)を横切る(又は跨がる)ために必要な受光信号
(減衰振動波形)とクロック間でのゆらぎ範囲デルタT
は、以下の第6式の様になる。
【0114】即ち、サンプルタイミングの間隔をT1
1回の発光に対する受光信号での対象とする遷移の数を
Ne、受光信号の遷移間隔をT3、サンプルタイミング
の間隔T1と遷移間隔T3との間隔差をT2とした場合、
受光信号の対象遷移を包含する範囲内のサンプルタイミ
ングの数Ncは、
【0115】Nc=[T3(Ne−1)/T1]+1
【0116】となる。
【0117】但し、[ ]はガウスの記号を意味し、x
を実数、nを整数とするとき
【0118】n≦x<n+1 ならば、[x]=nとな
るものである。
【0119】次ぎに、k=0〜Nc とし、受光信号の
対象遷移を包含する範囲内のサンプルタイミングを、1
つの遷移期間内で示した時のタイミングは、
【0120】T2*k−[T2*k/T3]*T3
【0121】で求められる。
【0122】そして、1回の発光に係る遷移タイミング
とサンプルタイミングとのタイミング差を一つの遷移間
隔内で示した時に形成される間隔をデルタT0、・・・
・・デルタTNCとした場合には、ゆらぎ範囲デルタT
は、
【0123】 max{デルタT0、・・・・デルタTNC}≦デルタT ・・・・第6式
【0124】なる関係に設定される。
【0125】従って、少なくとも1つの受光信号の遷移
(ゼロクロス)が、発信器200のクロックの立上がり
(サンプルタイミング)を横切ることとなり、その横切
った部分において分解能が向上することになる。
【0126】ここで図4及び図5に基づいて、受光信号
の対象遷移を包含する範囲内におけるサンプルタイミン
グを1つの遷移期間内で示した時のタイミング、及び1
つの遷移間隔内で示した時のタイミングで形成される間
隔であるデルタT0 、・・・・デルタTNCの関係を説明
する。
【0127】図4は、サンプルタイミングの間隔T1
が、受光信号の遷移間隔T3 以下の場合を示したもので
ある。図4(a)は、受光信号の遷移タイミングとサン
プルタイミングとの差が遷移タイミング間隔T3 以下の
場合を示し、図4(b)は、受光信号の遷移タイミング
とサンプルタイミングとの差が遷移タイミング間隔T3
よりも大きい場合を示したものである。
【0128】図5は、サンプルタイミングの間隔T
1が、受光信号の遷移間隔T3よりも大きい場合を示した
ものである。
【0129】図5(a)は、受光信号の遷移タイミング
とサンプルタイミングとの差が遷移タイミング間隔T3
以下の場合を示し、図5(b)は、受光信号の遷移タイ
ミングとサンプルタイミングとの差が遷移タイミング間
隔T3 よりも大きい場合を示 したものである。
【0130】ここで図4及び図5において、第1段目に
記載した○数字は、サンプルタイミングを示し、第2段
目は対象遷移を含む受光信号及び受光信号の対象遷移を
包含する範囲内のサンプルタイミングを最初の遷移期間
内で示し、第3段目には、この関係を拡大して示したも
のである。また、Ne、Nc、kの値も記載している。
【0131】また受光パルスの歪は、本実施例では単な
る重心位置の微少変化として現れるのみであり、この重
心位置の微少変化は、減衰振動波形信号jと減衰振動波
形信号kとに同様に現れるので、測定対象物10までの
距離を演算する過程で相殺されるため、クロック周期の
サイクリックな直線性誤差が生じることはない。
【0132】次に、図6に基づいてタイミング回路10
0について説明する。図6(a)のタイミング回路10
0は、上述の第1方式に対応する実施例に相当するもの
であり、タイミング装置110は、発振器200からの
クロックと演算処理手段1000からの発光制御信号に
より決定されるタイミングを、ランダム遅延器120に
より遅延させ、ドライバ300へ発光タイミング信号C
として出力するものである。
【0133】そして図6(b)は、タイミング回路10
0の第1変形例である。タイミング回路100は、タイ
ミング回路用発振器140を内蔵しており、発振器20
0とは、互いに整数倍にならない異なる周波数に設定さ
れている。タイミング装置130は、発振器200から
のクロックと演算処理手段1000からの発光制御信号
により決定されるタイミングの後に発生するタイミング
回路用発振器140の立上りのタイミングをドライバ3
00への発光タイミング信号として出力するものであ
る。
【0134】図6(c)は、タイミング回路100の第
2変形例である。タイミング回路100はシンセサイザ
ー150を内蔵しており、シンセサイザー150は、発
振器200の周波数のn/(n+1)倍の周波数を発生
させ、タイミング装置160は、シンセサイザー150
と演算処理手段1000からの発光制御信号により決定
されるタイミングを、ドライバ300への発光タイミン
グ信号として出力するものである。
【0135】以上の様に構成された本実施例でのゆらぎ
は、完全なランダムではなく、一定の規則性のもとに与
えられるが、発光回数をnの整数倍とすることにより、
偏りのないデータ分散が得られる。
【0136】また上記実施例では、受光パルス信号を同
調アンプ400によって減衰振動波形に変換してからサ
ンプルリングをしているが、本願発明は、受光パルスを
直接サンプリングするように構成してもよく、S/N比
の悪い信号からでも波形の再現を行うことができ、高い
分解能での測定が可能となる。
【0137】なお本願発明は、減衰振動波形の遷移の全
てを計数対象せず、一部を対象としても適用できる。
【0138】本実施例においては、サンプルタイミング
に対して、発光のタイミング(即ち、受光信号の遷移)
へゆらぎを与えているが、これを逆に発光のタイミング
(即ち、受光信号の遷移)に対して、サンプルタイミン
グへゆらぎを与えてよい。発光のタイミングに対して、
サンプルタイミングへゆらぎを与える第1変形例を図7
に示すことにする。
【0139】なお、図7に示す第1変形例が図1の場合
と相違するのは、タイミング回路100aが、発光信号
に対して切換器620に送るクロックにゆらぎを与える
点である。
【0140】また図8に示す様にタイミング回路100
aは、ランダム遅延器170とタイミング装置180と
からなり、タイミング回路100aは、発振器200及
び演算処理手段1000からの信号に基づいて、一定の
タイミングで発光タイミング信号をドライバー300に
送出すると共に、切換器620に対しては、所定範囲の
遅延を行って、ゆらぎを与えたクロックパルスを送出す
る様になっている。
【0141】次に図9に基づいて、累積手段600の第
2実施例を説明する。
【0142】累積手段600は、nビットのシリアルイ
ン・パラレルアウト(SIPO)・シフトレジスタ63
0と、nビットのラッチ635と、n分の1分周器63
1と、アドレス・カウンタ632と、n個の加算器63
3(1)〜633(n)と、n個のメモリ634(1)
〜634(n)とから構成されている。
【0143】以上の様に構成された第2実施例は、まず
演算処理手段1000がメモリ634(1)〜634
(n)及びアドレスカウンタ632の内容を初期化し、
1回目のパルス光を発光する。そして累積手段600
は、立ち上がりの時点における発振器200の出力クロ
ック信号の符号判定回路500の結果出力をシフトレジ
スタ630に入力する。一方、発振器200の出力をn
分の1する分周器631の信号のタイミングで、nビッ
トのシリアルイン・パラレルアウト(SIPO)・シフ
トレジスタ630の出力はラッチ635によりラッチさ
れ、アドレスカウンタ632はインクリメントされる。
【0144】加算器633(1)〜633(n)とメモ
リ634(1)〜634(n)とからなる累積記憶手段
は、ラッチ635のそれぞれ対応する各ビットのデータ
をメモリ上のデータと加算し、その結果を再びメモリ上
に書き込む。発振器200のクロック数が予め定められ
た回数(N回)に達すると、加算器633とメモリ63
4からなる累積記憶手段は動作を終了する。
【0145】なお、シフトレジスタ630、ラッチ63
5の段数n、及び分周器632のnは、加算器633、
メモリ634による累積記憶動作が、発振器200の出
力nクロックの間に終了するように設定されているもの
とする。
【0146】更に第2回目以降のパルス発光では、アド
レスカウンタ632のみが初期化され、シフトレジスタ
630への2値化部500からの信号の読み込みと、加
算器633、メモリ634による累積記憶動作を行なう
様になっており、複数回のパルス発光により1回の測定
が終了する。メモリ634(1)〜634(n)の内、
p番目のメモリには発振器200の出力クロック信号の
p、n+p、2n+p・・・番目の累積値が記憶されて
いるので、演算処理手段1000は、メモリ634上の
累積値を値を読み出す段階でデータを並べ替えることに
より図9のj、kと同様のデータを得て、測定対象物1
0までの距離を算出することができる。
【0147】なお、加算器633は加算部に該当するも
のであり、メモリ634は第2記憶部に該当するもので
ある。
【0148】次に図10に基づいて、累積手段600の
第3実施例を説明する。
【0149】累積手段600は、8ビットの第1のシリ
アルイン・パラレルアウト(SIPO)・シフトレジス
タ640と、8ビットラッチ650と、第1の8分の1
分周器641と、q分の1分周器642と、第1のメモ
リ643と、第1のアドレス・カウンタ644と、第2
の8分の1分周器645と、8ビットの第2のパラレル
イン・シリアルアウト(SIPO)・シフトレジスタ6
46と、第2のアドレスカウンタ647と、加算器64
8と、第2のメモリ649とから構成されている。
【0150】以上の様に構成された第3実施例は、まず
演算処理手段1000が、第2のメモリ649、第1の
アドレスカウンタ644、及び第2のアドレスカウンタ
647の内容を初期化し、1回目のパルス光を発光す
る。そして累積手段600は、立ち上がりの時点におけ
る発振器200の出力クロック信号の符号判定回路50
0の結果出力を、8ビットの第1のシリアルイン・パラ
レルアウト(SIPO)・シフトレジスタ640に入力
する。
【0151】一方、発振器200の出力を8分の1に分
周する第1の8分の1分周器641の信号のタイミング
で、シフトレジスタ640の出力はラッチ650によっ
てラッチされ、第1のアドレスカウンタ644はインク
リメントされ、第1のメモリ643上にラッチ650の
出力が記憶される。即ち、発振器200のクロック8個
分のデータが第1のメモリ643上の1ワード(8ビッ
ト)上に記憶されることになる。発振器200のクロッ
ク数が予め定められた回数(N回)に達すると、シフト
レジスタ640、ラッチ650、第1の8分の1分周器
641、第1のアドレスカウンタ644、第1のメモリ
643による一時記憶動作が終了し、第1のアドレスカ
ウンタ644は再び初期化される。
【0152】次に、発振器200の出力クロック信号
は、q分の1分周器642によりq分の1に分周され、
第2の8分の1分周器645と第2のアドレスカウンタ
647に送られる。第2の8分の1分周器645の出力
により第1のアドレスカウンタ644はインクリメント
され、第1のメモリ643は、8ビットの第2のパラレ
ルイン・シリアルアウト(SIPO)・シフトレジスタ
646にデータを1ワード(8ビット)ずつ出力し、シ
フトレジスタ646は第2の8分の1分周器645の出
力により第1のメモリ643からのデータを保持する。
【0153】8ビットの第2のパラレルイン・シリアル
アウト(SIPO)・シフトレジスタ646の出力は、
第1のメモリ643からのデータを1ビットずつ加算器
648へ出力し、第2のメモリ649、加算器648に
より構成される累積記憶部は、q分の1分周器642の
出力によりインクリメントされる第2のアドレスカウン
タ647で定められるアドレス上の値と第2のシフトレ
ジスタ646の出力を加算し再び第2のメモリ649上
へ記憶する。
【0154】以上の動作を第1のメモリ643に一時的
に記憶されたNビット分のデータについて行う。
【0155】更に第2回目以降のパルス発光では、第1
のアドレスカウンタ644と第2のアドレスカウンタ6
47のみが初期化され、第1のメモリ643への一時記
憶動作と加算器648、第2のメモリ649による累積
記憶動作を繰り返す。複数回のパルス発光により1回の
測定が終了し、演算処理手段1000は、第2のメモリ
649上の累積値を値を読み出す事により、図9のj、
kと同様のデータを得て、測定対象物10までの距離を
算出する様になっている。
【0156】なお、第1のメモリ643の一時記憶動作
は、発振器200の8クロックの時間で終了するものと
し、加算器648、第2のメモリ649による累積記憶
動作は、q分の1分周器642の1クロックの時間で終
了するものとする。
【0157】また、第1の8分の1分周器641と第2
の8分の1分周器645の分周比、第1のシリアルイン
・パラレルアウト(SIPO)・シフトレジスタ64
0、ラッチ650、第2のパラレルイン・シリアルアウ
ト(SIPO)・シフトレジスタ646のビット数及び
第1のメモリ643のワード長は本変形例では8とした
が、第1のメモリ643の一時記憶動作及び加算器64
8、第2のメモリ649による累積記憶動作に要する時
間に応じて、8以外の数値にすることもできる。
【0158】そして、第1のメモリ643は第1記憶部
に該当し、第2のメモリ649は第2記憶部に該当する
ものである。
【0159】
【効果】以上の様に構成された本発明は、パルス光を所
定の間隔で複数回繰り返して発光させるための光源部
と、この光源部からのパルス光を測定対象物に対して送
出するための送光手段と、該測定対象物からの複数回の
反射パルス光を受光し、受光信号に変換するための受光
部と、この受光信号を所定のサンプル間隔でサンプリン
グするためのサンプル(2値化)部と、前記光源部の発
光タイミングと該サンプル部のサンプルタイミングに対
して所定範囲で所定のゆらぎを与えるためのタイミング
部と、前記光源部が発光する度に前記サンプル部からの
信号を一時的に記憶するための第1記憶部と、該第1記
憶部からサンプル値を受け取る毎に前回記憶した累積値
に対して、今回受け取ったサンプル値を加算し、この加
算された累積値を記憶するための累積記憶手段と、該累
積記憶手段に記憶された累積値に基づき、測定対象物ま
での距離を算出するための距離測定部とから構成されて
いるので、複数回の発光において、次回の発光までの間
に各発光ごとのデータの累積加算動作を行なう事によ
り、パルスレーザーダイオードの特性である発光不可時
間を有効に利用し、測定分解能の向上と測定可能距離の
伸張にともない急激に増加するデータ量及び処理に要す
る時間を大幅に減少させる事で、距離計算の時間が短縮
化でき、メモリ量も必要最小限で済み、また高速で高価
なA/D変換器を使用することなく、簡便な構成で受光
パルスの重心位置を精度よく検出し、直線性誤差もパル
スレーザーダイオードの特性に依存しないという効果が
ある。
【0160】また本発明の累積記憶手段は、光源部が発
光する度に第1記憶部から呼び出されたサンプル信号を
前回記憶した累積値に対して、今回受け取った2値化信
号の値を加算するための加算部と、該加算部で加算され
た累積値を記憶するための記憶部とから構成することも
できるので、簡便な構成とコストを低減化させることが
できるという効果がある。
【0161】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のパルス方式の光波距離計の構
成を示す図である。
【図2】累積手段の電気的構成を説明する図である。
【図3】各電気回路のタイミングとカウント値の関係を
説明する図である。
【図4(a)】サンプルタイミングの間隔T1が、受光
信号の遷移間隔T3以下の場合のデルタT0 、・・・・
デルタTNCの関係を説明する図である。
【図4(b)】サンプルタイミングの間隔T1が、受光
信号の遷移間隔T3以下の場合のデルタT0 、・・・・
デルタTNCの関係を説明する図である。
【図5(a)】サンプルタイミングの間隔T1が、受光
信号の遷移間隔T3以上の場合のデルタT0 、・・・・
デルタTNCの関係を説明する図である。
【図5(b)】サンプルタイミングの間隔T1が、受光
信号の遷移間隔T3以上の場合のデルタT0 、・・・・
デルタTNCの関係を説明する図である。
【図6(a)】本実施例のタイミング回路100を説明
する図である。
【図6(b)】タイミング回路100の第1変形例を説
明する図である。
【図6(c)】タイミング回路100の第2変形例を説
明する図である。
【図7】本実施例の第1変形例を説明する図である。
【図8】第1変形例のタイミング回路100aを説明す
る図である。
【図9】累積手段600の第2実施例を説明する図であ
る。
【図10】累積手段600の第3実施例を説明する図で
ある。
【図11】従来技術の問題点を説明する図である。
【図12】従来技術の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1 レーザダイオード 2a、2b ハーフミラー 3 内部光路 4 外部測距光路 5 APD 6 プリズム 7 対物レンズ 81 発光側ファイバー 82 受光側ファイバー 10 測定対象物 100 タイミング回路 140 タイミング回路用発振器 200 発振器 300 ドライバ 400 同調アンプ 500 符号判定回路 600 積算手段 601 FIFOメモリ 602 加算器 603 メモリ 604 アドレスカウンタ 605 分周器 620 切替器 1000 演算処理手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス光を所定の間隔で複数回繰り返し
    て発光させるための光源部と、この光源部からのパルス
    光を測定対象物に対して送出するための送光手段と、該
    測定対象物からの複数回の反射パルス光を受光し、受光
    信号に変換するための受光部と、この受光信号を所定の
    サンプル間隔でサンプリングするためのサンプル(2値
    化)部と、前記光源部の発光タイミングと該サンプル
    (2値化)部のサンプルタイミングに対して所定範囲で
    所定のゆらぎを与えるためのタイミング部と、前記光源
    部が発光する度に前記サンプル(2値化)部からの信号
    を一時的に記憶するための第1記憶部と、該第1記憶部
    からサンプル値を受け取る毎に前回記憶した累積値に対
    して、今回受け取ったサンプル値を加算し、この加算さ
    れた累積値を記憶するための累積記憶手段と、該累積記
    憶手段に記憶された累積値に基づき、測定対象物までの
    距離を算出するための距離測定部とからなるパルス方式
    の光波距離計。
  2. 【請求項2】上記累積記憶手段は、前記光源部が発光す
    る度に前記第1記憶部から呼び出されたサンプル信号を
    前回記憶した累積値に対して、今回受け取った2値化信
    号の値を加算するための加算部と、該加算部で加算され
    た累積値を記憶するための第2記憶部とから構成されて
    いる請求項1記載のパルス方式の光波距離計。
  3. 【請求項3】上記第1記憶部は、前記光源部が発光する
    度に前記サンプル(2値化)部からの信号の一部を一時
    的に記憶する様に構成されており、前記累積記憶手段
    は、前記第1記憶部の記憶値をサンプル(2値化)部か
    らの信号の一定時間間隔ごとのデータとして、前回記憶
    した累積値に加算するための加算部と、該加算部で加算
    された累積値を、前記サンプル(2値化)部からの信号
    の一定時間間隔ごとのデータとして記憶するための第2
    記憶部とから構成された請求項1記載のパルス方式の光
    波距離計。
  4. 【請求項4】上記第1記憶部は、前記光源部が発光する
    度に前記サンプル(2値化)部からの信号の全部を一時
    的に記憶する様に構成されており、前記累積記憶手段
    は、前記第1記憶部の記憶値を前記サンプル(2値化)
    部からの信号の一定時間間隔ごとのデータとして、前回
    記憶した累積値に加算するための加算部と、該加算部で
    加算された累積値を前記サンプル(2値化)部からの信
    号の一定時間間隔ごとのデータとして記憶するための第
    2記憶部とから構成される請求項1記載のパルス方式の
    光波距離計。
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