JPH08313269A - いくつかの軸の周りの回転速度の測定方法、及びこの測定方法を用いた干渉計型ジャイロスコープ - Google Patents

いくつかの軸の周りの回転速度の測定方法、及びこの測定方法を用いた干渉計型ジャイロスコープ

Info

Publication number
JPH08313269A
JPH08313269A JP8096956A JP9695696A JPH08313269A JP H08313269 A JPH08313269 A JP H08313269A JP 8096956 A JP8096956 A JP 8096956A JP 9695696 A JP9695696 A JP 9695696A JP H08313269 A JPH08313269 A JP H08313269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interferometer
period
interferometers
modulation
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8096956A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4142120B2 (ja
Inventor
Philippe Martin
マルタン フィリップ
Thierry Gaiffe
ゲッフ ティエリー
Joel Morisse
モリッセ ジョエル
Pascal Simonpietri
シマンピエトリ パスカル
Herve Lefevre
ルフェブリュ アールベ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUOTONETEITSUKU SA
Photonetics SA
Original Assignee
FUOTONETEITSUKU SA
Photonetics SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUOTONETEITSUKU SA, Photonetics SA filed Critical FUOTONETEITSUKU SA
Publication of JPH08313269A publication Critical patent/JPH08313269A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4142120B2 publication Critical patent/JP4142120B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/58Turn-sensitive devices without moving masses
    • G01C19/64Gyrometers using the Sagnac effect, i.e. rotation-induced shifts between counter-rotating electromagnetic beams
    • G01C19/72Gyrometers using the Sagnac effect, i.e. rotation-induced shifts between counter-rotating electromagnetic beams with counter-rotating light beams in a passive ring, e.g. fibre laser gyrometers
    • G01C19/728Assemblies for measuring along different axes, e.g. triads

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の光源を用い、共通の光検出器と共通の
電子処理装置を用いた信号の時間的多重化を、スイッチ
を必要とせずに可能にする。 【解決手段】 光源と光検出器は共通で、制御された位
相差δФc,i は、共通変調周期Tm と共通振幅を持った
バイアス成分δФm,i (42、45、46)を有する。
各半周期Tm/2はN個の時間間隔δti に分割されてい
るので、各干渉計Ii と関連したバイアス成分δФm,i
の符号の変化は、一つ及び唯一の時間間隔δti の始め
に生成される。サニヤック位相シフトδФs,i は、N個
の時間間隔δti に係る信号をサンプリングすることに
より得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いくつかの軸の周
りの回転速度を測定するための方法、及びこの方法を具
体化する光ファイバー干渉計型ジャイロスコープに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ナビゲーション、ガイダンス、及び安定
システムは通常いくつかの回転測定軸を用いる。視界の
ラインを安定させるための2つの直交する軸、ナビゲー
ションとガイダンスのための3つの直交する軸、余分に
必要なときは4つまたはそれ以上である。可動体の角張
った位置を測定するためには、3つの軸が必要である。
このタイプのシステムは電源とレシーバを有する独立し
た光ジャイロスコープを使うことができる。これらの装
置はよく知られており、必要な測定はこれらのいくつか
を置くことによりできる。
【0003】しかし、価格、小型化、そして信頼性の理
由から、構成要素の数を減らすことが好ましい。これ
は、種々の軸に関して、測定する手段にいくつかの共通
の要素を使うことによりできる。”多軸ジャイロスコー
プ”と呼ばれる、いくつかの軸の周りの回転速度を測定
するために用いられるいくつかのジャイロスコープが、
最近提案されている。これらのジャイロスコープは各測
定法のためにサニヤック(Sagnac)リング干渉計を有す
るが、しかし、単一光源、単一光検出器、または単一電
子処理装置を使うことができる。
【0004】それが使うサニヤック干渉計と物理的現象
はよく知られている。別のタイプの干渉計において、分
割刃または他の分割装置は入射波を分割する。このよう
に作られた2つの反対方向の波は、接近した光路に沿っ
て反対方向に伝播し、再結合し、再結合したとき波の間
の位相の相違による干渉を生ずる。もとは、サニヤック
干渉計の閉光路は、ミラーにより定められていた。それ
はシングルモード光ファイバーで多重巻きコイルを使っ
てつくることができることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】いくつかの物理的現象
は障害、特にそれらの再結合の間干渉条件を修正するこ
れらの波の間で相対的位相差を発生する反対方向の伝播
波の非相互位相シフトを引き起こすかも知れないことが
知られている。相対的位相差の測定は、それを発生する
現象を量で計ることができる。これら非相互障害を作り
だす主たる物理的現象は、その閉光路の平面に対して垂
直な軸についての干渉計を回転することにより生ずるサ
ニヤック効果(Sagnac effect)である。ファラデー効
果、または共直線性磁気−光効果は、このタイプの非相
互効果を作ることが知られている。特定の条件の下で
は、他の効果もまた非相互位相差を作ることができる。
他方、しばしば測定障害を引き起こす環境を現す多くの
パラメータの変化は、サニヤック干渉計上で相互効果の
みをもっており、反対方向に伝わる波の間の相対的位相
差を乱すことはしない。そして、それゆえ研究されてい
るパラメータの測定に影響を持たない。これは温度、イ
ンデックス、その他の変化が遅い場合であり、波の進む
光路を修正し、しかしそれを相互に修正する。
【0006】このタイプの測定器具でされる測定の感度
と正確さを改善する多くの試みがなされた。例えば、こ
の主題に係る良い参考書は,1993 年にArtech House, He
rveC. LEFEVREにより発行された”The Fiber Optic Gyr
oscope"である。信号処理の異なった方法が、単一サニ
ヤック干渉計の存在下に提案されてきた。この干渉計に
より供給される応答は、位相差δФの関数としての干渉
パワーとシェイプP=Po (1+cos δФ)により与え
られる。Po は、位相シフトの不存在の下で反対方向に
伝わる波の付加的効果により得られる最大干渉パワーで
ある。位相差δФ=0に近いこの信号の感度は低い。こ
れを訂正するため、位相差δФm の方形変調は、作用点
をシフトするために導入され、そして周期的信号を作
り、その振幅は測定されたパラメータの正弦曲線を描く
関数であり、より大きな感度と安定で使うことができる
ことを示唆している。
【0007】このバイアス位相差と呼ばれている位相差
δФm の振幅は、典型的にはπ/ 2である。それは通
常、干渉計上の多重巻きコイルの一端に位相変調器を置
くことにより作られ、それはVm 信号によりコントロー
ルされる。このVm 信号は、反対方向の伝播波の間に位
相差をつくる各波上で、位相シフトδФm を発生する。 δФm (t)=Фm (t)−Фm (t−τ) ここで、tは時間、τはコイルにおける波の一つのため
の遷移遅れ(transitdelay )である。
【0008】ゼロ方法、”閉ループ操作”とも呼ばれて
いる、を用いることにより測定の正確さが改善されたこ
とが示されている。この方法によると、追加の”逆反作
用(counter reaction)”位相差と呼ばれているδФcr
が加えられ、測定されたパラメータ及びサニヤック効果
により作られる差δФs を補償するために用いられる。
干渉計が最大の感度で操作されるように、これら二つの
位相差δФcrとδФsの合計はゼロに等しくされる。測
定は、逆反作用位相差δФcrを作るために必要な信号を
用いてなされる。この測定自体は安定しており、線形で
ある。
【0009】コントロールされた位相差δФc は、信号
Vc でコントロールされる位相変調器でつくられる。こ
の信号Vc は、反対方向の伝播波の間に位相差δФc を
作る位相シフトФc を各波の上に発生する。 δФc (t)=Фc (t)−Фc (t−τ) 変調位相シフトФc は、逆反作用成分δФcrを含んでい
る。そのため、それは変調周期と等しい周期を持ったバ
イアス成分Фm を持っている。このバイアス成分Фm
は、通常それ自体発振項Фo とコンスタント・オフセッ
ト項Фd の合計であり、時間tにおける発振項Фo の値
は時間t+Tm/2におけるその値は正反対である。
【0010】いくつかの測定軸の存在下において、単一
光源は多重軸ジャイロスコープをつくる一つの方法に従
って用いられる。それは最も高価な要素の一つであり、
最もエネルギーを消費する要素である。この光源より出
射される光は、例えば、スプリッターまたはカプラーと
永久に共有できる。それでは、「光源の共有」について
述べる。各干渉計は通常検出器及び電子信号処理装置と
関連している。
【0011】例えば、光源共有は、3つの出力アームの
1つが共通光源に結合された3×3ファイバーカプラー
を用いてすることができる。3×3カプラーの各出力ア
ームは、2×2ファイバーカプラーを通して3つの干渉
計の1つに結合されており、2×2カプラーの第2の入
力アームは検出器に結合されている。干渉計でつくられ
る多重化信号に対し光スイッチを用いることが提案され
ている。これらのスイッチは、いつでも三つの干渉計の
一つ及び一つのみを光源に、そして他の一つを光検出器
に接続することを可能にするように置かれている。三つ
の干渉計のどれかにおける波の通過期間はτに等しく、
それゆえ、ジャイロスコープの操作は、3τに等しい期
間の時間周期に依っている。この期間はまた、各々τに
等しい期間の三つの段階に配分される。
【0012】第1段階では、光源が光を送る第2の干渉
計に接続されている間、光検出器は信号を受ける第1の
干渉計に接続される。第2段階では、光源が第3の干渉
計に光を送る間、光検出器が第2の干渉計への光源によ
り前に送られた信号を受けるように、光源が第3の干渉
計に接続されている間、スイッチは第2干渉計に対する
光検出器に接続される 同様に、第3段階では、光源が第1の干渉計に結合され
ている間、光検出器は第3の干渉計に接続される。その
ため、光検出器により受ける信号はτに等しい時間三つ
の干渉計の各々に順番に応答する。この順番は、三つの
干渉計上の周期6τを持ったバイアス変調と結合してい
る。
【0013】3つの信号の多重化時間は、このようにス
イッチングによってなされる。単一の光源と単一の光検
出器を共通に利用できるが、このタイプの3軸ジャイロ
スコープは、光スイッチの存在による技術的複雑さによ
りペナルテイを課される。さらに、光Y接合(optical
Y junction)が干渉計への入力に置かれていることは、
スイッチの存在の下で反対称モードを再導入(reinjec
t)する問題を生ずる。
【0014】特許FR-2.605.101は、光源共有、多重化を
利用する別の3軸ジャイロスコープを記載している。こ
の特許では、3つのファイバーコイルが直列に結合さ
れ、その中間で互いに接続されている。干渉計のどれか
1つにおける波の遷移期間(transit duration)をτと
すると、時間tにおいて第1のコイルに送られる信号
は、時間t+τまで第2のコイルには到達せず、時間t
+2τまで第3のコイルに到達しない。それゆえ、光検
出器は、各々t+τ、t+2τ、t+3τのときに、3
つの干渉計から情報を受ける。そのため、出力信号がミ
ックスされないようするために光源は少なくとも3τの
割合で信号を送らなければならない。先の具体例にある
ように、この多重化は三つの干渉計に対する変調器に適
用される6τ周期をもったバイアス変調と結びついてい
る。
【0015】この装置は、干渉計に接続されたカプラー
での損失による相対的に低いパワーを与えるという不利
益を持っている。さらに、同じハウジングにあるカプラ
ーによって相互に接続された3つのコイルを直交して置
くことは技術的に困難である。コイルにファイバーを接
続することは、装置を温度勾配に対し感度を良くする。
【0016】ヨーロッパ特許EP-0.460.675は、いくつか
の干渉計に共通に1つの光源と光検出器を置いた多重軸
ジャイロスコープのための別の解決を提案している。光
源は、いくつかの枝を含んでいる光分配要素に接続され
ており、これら各枝はビームスプリッターを通して干渉
計の一つの二つの端部に導いている。ビームスプリッタ
ーに置かれた位相変調器は、干渉計を通る反対方向の伝
播波に対する位相差を与える。
【0017】この装置と共に用いられる多重化手順は、
他の干渉計のためにゼロ信号を保ち、各干渉計ために二
者択一的に立ち上げる変調信号よりなる。この方法の主
たる不利な点は、連続的な寄生信号を導入したことであ
る。干渉計の出力での伝播波からの干渉は、ゼロ位相差
の時に最大のパワーを創り出す。この問題を避ける解決
方法は、米国特許US-5,184,195に記載されている。この
文献は、単一の光源と単一の光検出器を持った3軸ジャ
イロスコープを紹介している。光源、光検出器、及び三
つの干渉計は光ファイバーとカプラーのネットワークを
通して接続されている。位相変調器は三つの干渉計の入
力に置かれている。
【0018】この装置は、消滅変調(extinguishing mo
dulation)を有し、測定変調(measurement modulatio
n)を交互にする多重化プロセスに用いられる。消滅変
調は、ゼロパワーを発生する干渉計からの出力において
反対方向の伝播波と正確に一致していることに等しいた
め、振幅πを持った位相変調を適用することにより得ら
れる。測定変調は、同時に干渉計の一つに適用されるの
みである。
【0019】このプロセスは、高精度の問題をつくりだ
す。光検出器で受ける帰還パワーは、干渉計から出力さ
れるパワーがジャイロスコープを取り付けることにより
バランスしたとしても、時間で変化する。これは、種々
の軸の間に10%から20%の差が常にあり、これらの
差は受けた信号の復調の間増幅されるという事実による
ものである。さらに、光検出器は、ピーク減少器(peak
reducer)と増幅器を伴っているため、発生したパワー
スキップは増幅器を飽和させることができる。
【0020】このプロセスの別の問題は、干渉計が自然
の(natural )周波数で変調されなければならない時に
起こる。もし、自然の周波数が高ければ、変調は非常に
速くなければならず、このことは実行を困難にする。先
の特許に記載されたこの装置の別の不利な点は、光検出
器で受けたパワーが高源から発したパワーに比べ大変低
いので、使われたカプラーが大きなエネルギー損失をも
たらすという事実である。
【0021】本発明の目的は、いくつかの軸について回
転速度を測定するための、信頼できる、正確な、そして
使いやすい方法である。それはまた、入力エネルギーを
最高に活用している間、寄生信号の存在を最小にするこ
とである。本発明の目的は、単一の光源を用い、共通の
光検出器と共通の電子処理装置を用いた信号の時間的多
重化を、スイッチを必要とせずに可能にした、多重干渉
計のジャイロスコープである。
【0022】本発明の他の目的は、多軸で、高価でな
く、コンパクトで、信頼性のある低エネルギー消費の多
軸ジャイロスコープをつくることである。本発明の他の
目的は、光源共有のために類似した技術的に複雑なジャ
イロスコープをつくることである。さらに、本発明の目
的は、完全な安定性を維持している間、閉ループ処理を
行うことである。
【0023】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、干渉
計型光ファイバージャイロスコープを用いて、N軸(N
は2より少なくない)について回転速度を測定するため
の方法に関する。ジャイロスコープは、N個のサニヤッ
クリング干渉計Ii 、各干渉計Ii の中を伝播する二つ
の反対方向の伝播波(counter-propagating waves)、分
離(separation)と再結合の間の波の伝播時間がτi 、
共通の遷移時間τにほぼ等しい干渉計Ii と関連した期
間τi 、よりなる。方法は、次のようである。
【0024】- 共通の光源によってすべての干渉計Ii
に信号を出射し、 - 干渉計Ii を通過した後共通の光検出器内で信号を検
出し、 - 位相変調器が、各干渉計Ii に伝播する反対方向の伝
播波の間の制御された変調位相差δФc,i を発生し、 - 変調器を制御し、光検出器からの信号を分離して復調
し、干渉計Ii の回転速度を処理装置によって取り出
す。
【0025】光源によって出射された信号をすべての干
渉計Ii と光検出器にほぼ同時に到達させるようにす
る。本発明によると、変調器によって発生した制御され
た変調位相差δФc,i は、共通の変調周期Tm 、これは
共通の遷移期間τの二倍の2τにほぼ等しい、とπの倍
数でない位相バイアスに等しい共通の振幅を持ったバイ
アス成分δФm,i を含み、時間tにおける各バイアス成
分δФm,i の値は時間t+Tm/2におけるバイアス成分
の値と逆であり、各半周期Tm/2は少なくともN個の時
間間隔に分割されている。さらに、干渉計Ii と関連し
たバイアス成分δФm,i をのための符号変化がこの符号
変化の始めで時間間隔の一つのみで生じる。
【0026】このように、処理装置に到達する信号は、
すべての干渉計Ii の回転速度を表すサニヤック位相シ
フトδФs,i に同時に影響され、変調位相差δФc,i に
加えられ、サニヤック位相シフトδФs,i はN個の時間
間隔δti 毎にサンプリングされ、処理装置によって取
り出される。各干渉計に加えられる変調は、単一の測定
軸を持ったジャイロスコープに加えられるものと類似し
ている。バイアス変調は本発明によるとすべてのジャイ
ロスコープ干渉計に同じであり、しかし、時間シフトが
加えられている。
【0027】光検出器からの出力に置かれた電子的分離
変調回路(electronic demultiplexing and demodulati
on circuit)は、各干渉計Ii から信号を取り出す。こ
の多重化モードの利点は、光検出器が干渉計から受けた
パワーが一定であるということである。光検出器からの
信号を分離し変調するとき、処理装置の電子的分離回路
を使って、分離変調信号Di を共通変調周期Tm に等し
い期間で加えることは有益である。これによって、各干
渉計Ii と関連した分離変調信号Di は、対応する符号
が変化する間、時間間隔δti で1に等しく、次の時間
間隔δti+1 から後続の(N−2)番目の時間間隔δ
N+I-2 まで0とし、後続の(N−1)番目の時間間隔δ
N+I-1 まで1とし、後続のN番目の時間間隔δtN+1
まで−1とし、(N+1)番目の時間間隔δtN+I+1
ら後続の(2N−2)番目の時間間隔δt2N +i-2まで0
とし、後続の(2N−1)番目の時間間隔δt2N+i-1
で−1とする。
【0028】提案された実施の形態によると、各干渉計
Ii から発生する制御された変調位相差δФc,i は、制
御された変調位相シフトФc,i を干渉計Ii の中を伝播
する二つの反対方向の伝播波に同時に加えることによっ
て変調器により生成される。これら反対方向に伝播する
波は、遷移期間τに等しい時間シフトの後に再結合さ
れ、位相シフトФc,i は位相差δФc,i を決める。変調
位相シフトФc,i は、変調周期Tm に等しい周期を有す
るバイアス成分Фm,i を含み、バイアス成分Фm,i は発
振項(term)Фo,i と一定のオフセット項(term)Фd,
i の総計である。時間tにおける発振項Фo,i の値は、
時間t+Tm/2における値と逆であり、発振項Фo,i は
位相バイアスの半分に等しい振幅を有すると共に、干渉
計Ii に対応する時間間隔δti の始めにおいて符号を
変化する。
【0029】位相バイアスは好ましくはπ/ 2に等し
い。この値は、干渉計の回転により生成された位相シフ
トの存在下で測定された信号の最大感度を与える。本発
明による測定方法で定められたすべての時間間隔δti
は、便利なことに同じであり、変調周期Tm/2の1/ N
に等しい。
【0030】特に、この時間配分は連続時間間隔δti
の間の遷移の間に重複する応答による寄生効果の減衰を
促進する。この型の望ましくない効果は、本質的に異な
った干渉計で生ずる遷移時間の間の差による。時間間隔
δti の規則性は、期間Tm/(2N)を訂正するために
方法を調整することを可能にする。
【0031】より良い訂正方法によると、周期的信号処
理ゲートは、処理装置に到達した出力信号に加えられ
る。ゲートは、変調周期Tm の1/ (2N)に等しいゲ
ート周期を持った振幅変調よりなり、時間間隔δti の
一つの上の中央に位置する各ゲート周期の部分の間信号
を変化させないままとし、この周期の他の部分の間それ
をキャンセルする。半変調周期Tm/2と干渉計Ii の自
然の周期τi の間の変化による寄生効果はこのように減
衰される。
【0032】別の訂正方法によると、光源から発射され
た信号は光源に接続された電子的変調回路によって影響
される。この回路は変調周期Tm の1/ (2N)に等し
い消光周期(extinction period )に順次の消光を与え
る。変調半周期Tm/2と干渉計Ii の自然の周期τi の
間の変化による寄生効果はこのように減衰される。第2
の方法は、第1のものと共に有益に用いられる。信号は
無限のスロープで落ちないので、それらは異なった時間
で起こる指数関数と光源から発する合計パワーに依存す
る高さと比較することができる。このように創り出され
る寄生効果は、指数関数の高さを相当減らすために、各
信号のピーク上で光源をスイッチオフすることにより、
最小化される。
【0033】順次の消光は、低雑音レベルを保つ電子変
調回路を用いることにより、有効になされる。好ましい
測定方法によると、干渉計Ii の回転による、そして成
分δФm,i をバイアスする関連する制御された変調位相
差δФs,i を加えた、可能なサニヤック位相シフトδФ
s,i は、各干渉計Ii のために変調位相差δФc,i の逆
反作用成分(counter reaction)δФcr,iにより補償さ
れる。サニヤック位相シフトδФs,i と逆反作用成分δ
Фcr,iは、干渉計Ii の回転が逆反作用成分δФcr,iか
ら推測されるように、連続的にサーボ制御されて0にな
る。
【0034】これは、単一の測定軸を持ったジャイロス
コープのために先に記載された閉ループ操作である。本
発明によるジャイロスコープに適用可能な多重化技術
は、位相傾斜を用いた知られている逆反作用技術と両立
できる。これらの技術は、光パワーとは独立に測定され
た回転により線形の応答を与えることができる。本発明
は、Nが2より小さくないN個の軸についての回転速度
を測定するために用いられる光ファイバー干渉計型ジャ
イロスコープに関する。このジャイロスコープは、 - サニヤックリング内のN個の干渉計Ii であって、二
つの反対方向の伝播波が各干渉計内を伝播しており、各
伝播波についての分離と再結合との間の伝播時間は遷移
期間τi を有しており、干渉計Ii と関連したτi の値
が共通の遷移期間τとほぼ等しくされているものと、 - 共通の光源と、 - 共通の光検出器と、 - 各干渉計内を伝播する反対方向の伝播波の間の制御さ
れた変調位相差を発生する位相変調器と、 - 変調器を制御し、光検出器からの信号を受け、これら
信号を分離復調し、干渉計Ii の回転速度を出力する制
御装置を備えている。
【0035】本発明によると、変調器で発生する制御さ
れた変調位相差成分δФc,i は、共通遷移時間τの二倍
の2τにほぼ等しい共通変調周期Tm と、πの倍数でな
い位相バイアスに等しい共通の振幅を持った、バイアス
成分δФm,i を有しており、時間tにおける各バイアス
成分δФm,i の値は、時間t+Tm/2におけるバイアス
成分と逆である。各半周期Tm/2は、少なくともN個の
時間間隔δt1 に分割され、各干渉計Ii の変調器は、
一つのそして唯一の時間間隔δt1 において、関連する
バイアス成分δФm,i の符号の変化を生成する。
【0036】このように、処理装置に到達する信号は、
すべての干渉計Ii の回転速度を表す、サニヤック位相
シフトδФs,i に同時に影響され、変調位相差δФc,i
に加える。処理装置は時間間隔Nδt1 の信号サンプリ
ングによりこれらサニヤック位相シフトδФs,i を取り
出す。本発明によるジャイロスコープの好ましい実施形
態によると、それは光源に接続された一組のカプラー、
光検出器、及び干渉計Ii を具備する。すべてのカプラ
ーは、N個の入力ゲートとN個の出力ゲートを持ってお
り、それぞれ、一つの入力ゲートは光源に接続され、N
ー1個の入力ゲートは光検出器に接続され、N個の出力
ゲートは干渉計Ii に接続される。
【0037】この型の装置では、光源から出力する信号
は、実際に同時にすべての干渉計に到達し、遷移時間が
すべての干渉計についてほぼ同じであるため、干渉計を
通った後、ほぼ同時に光検出器に達するN個の信号に分
割される。さらに、この装置で、各干渉計は光源から発
する同じ光パワーを受け、光検出器は各干渉計から同じ
光パワー出力を受ける。
【0038】位相変調器の存在は、光スイッチのような
使用の複雑さがない多重化を可能にする。本発明による
ジャイロスコープの好ましい実施形態の第1の構成にお
いて、ジャイロスコープはN個の出力とN個の入力を持
った単一のカプラーよりなる。第2の構成において、カ
プラーの各々は、二つの入力ゲートと二つの出力ゲート
を持ち、ツリー構成のセットを形成する。
【0039】スーパー発光ダイオードのような偏向され
た光を発する光源を持った、偏向保持カプラー、例え
ば、側面を光らせたファイバーによりつくられた、を使
うことは有益である。この型の光源は大変経済的であ
る。あるいは、スーパー蛍光ファイバー光源と呼ばれる
ネオダイム(Neodyme )またはエルビウム(Erbium)よ
うな希土物質をドープされたファイバー光源が、偏光を
保持することなく通常のファイバーカプラーと用いるこ
とができる。
【0040】この第2の構成の好ましい設計において、
ジャイロスコープは、二つの干渉計と一つのカプラーを
含み、この1/ 2、1/ 2カプラーは、光源に接続され
た第1の入力ゲートの入射パワーを、二つの干渉計に接
続された二つの出力ゲートに送られる二つのパワーに分
配する。各々は入射パワーの半分に等しい。このよう
に、両方の干渉計は各々同じ光パワーを受け、干渉計か
ら出力される信号と光検出器が受ける信号はバランスし
ている。
【0041】この第2の構成の好ましい設計では、ジャ
イロスコープは三つの干渉計と二つのカプラーよりな
る。これらカプラーの第1のものは、二つの入力ゲート
を持っており、一つは光源に、他は光検出器にそれぞれ
接続され、一つの出力ゲートは第1の干渉計に接続さ
れ、他の出力ゲートは第2のカプラーの第1の入力ゲー
トに接続されている。第2の1/ 2、1/ 2カプラー
は、光検出器に接続された第2の入力ゲートと出力ゲー
トを持っており、それらの各々はそれぞれ他の二つの干
渉計に接続されている。第1の1/ 3、2/ 3カプラー
は、光源に接続された入力ゲートの入射パワーの1/ 3
を、第1の干渉計に接続された出力ゲートに送られるパ
ワーの第1の部分に配分し、入射パワーの2/ 3を、第
2のカプラーの第1の入力ゲートに接続された出力ゲー
トに送られるパワーの第2の部分に配分する。
【0042】このように、三つの干渉計は各々同じ光パ
ワーを受け、干渉計から出力される信号と光検出器が受
ける信号はバランスしている。干渉計とカプラーの間の
光路は、光源干渉長さより大きく、異なった干渉計から
の波は、非干渉であり、干渉しない。偏光子は有益にカ
プラーと干渉計Ii の間に挿入される。
【0043】第2に、本発明によるジャイロスコープ
は、有効に他のジャイロスコープに結合できる。特に、
本発明の第2のジャイロスコープに、二つの入力ゲート
と二つの出力ゲートを具備するカプラーを通して結合す
ることは有用である。二つの入力ゲートは二つのジャイ
ロスコープの光源に接続され、二つの出力ゲートは二つ
のジャイロスコープに接続され、光信号をそれらに送
る。
【0044】二重光源と二重光検出器は、四つの測定軸
を持った構成において余分に使われている。本発明を図
面を参照してより詳細に以下に記載する。
【0045】
【発明の実施の形態】図1に示された本発明の1つの実
施形態による3つの測定軸を持った干渉計型ジャイロス
コープは、光源1、光検出器2、三つの干渉計I1 、I
2 、I3 、そしてファイバーカプラー4、5を具備す
る。光源1は、典型的にはスーパー発光ダイオード(S
LD)であるが、希土物質を添加されたファイバー光
源、またはスーパー蛍光性光源としてもよい。光検出器
2は、電子処理装置11に接続されている。3つの干渉
計I1 、I2 、I3 の各々は単モード光ファイバー多重
巻きコイル10を含む。3つのコイル10の長さは、そ
れらを通り抜ける光信号が同じ遷移時間τを持つように
ほぼ等しくされる。結合された3つのコイル10の回転
は、光ジャイロスコープ9により測定される。干渉計I
1 、I2 、I3 の各々は、二つの枝ガイド15に分離さ
れている中央ガイド14を具備する統合された光Y接合
6を具備する。枝ガイド15は、ファイバーコイル10
の端部に接続されている。位相変調器7は、光Y接合6
の枝ガイド15の各々に設けられている。2つのファイ
バーカプラー4と5は、2つの入力ゲート120、12
1、124、125、及び2つの出力ゲート122、1
23、126、127を持ったカプラーで、2×2カプ
ラーと呼ばれている。
【0046】第1のカプラー4は、光源1に接続された
入力ゲート120を持っており、第2の入力ゲート12
1は光検出器2に接続されている。第1の出力ゲート1
22は、第1の干渉計I1 のY接合6の中央ガイド14
に接続されている。第2の出力ゲート123は、第2の
カプラー5の二つの入力ゲートの一つ124に接続され
ている。すべての結合は光ファイバー3でなされてい
る。第2のカプラー5は、第1のカプラー4の出力ゲー
ト123に接続された入力ゲート124を持っており、
第2の入力ゲート125は光検出器2に接続され、その
二つの出力126と127は、中央ガイド14とそれら
のY接合6に接続されてそれぞれ二つの干渉計I2 、I
3 に接続されている。
【0047】第1のカプラー4は、1/ 3、2/ 3カプ
ラーで、4. 8dBカプラーとも呼ばれ、光源1から発
する入射パワーを、1/ 3を干渉計I1 への出力ゲート
122に、そして2/ 3を第2カプラー5への出力ゲー
ト123に分配する。第2のカプラー5は、1/ 2、1
/ 2カプラーで、3dBカプラーとも呼ばれ、第1のカ
プラー4から発する入射パワーを、出力ゲート126と
127で2つの等しい部分に分配する。この構成は、光
検出器2が三つの干渉計I1 、I2 、I3 の各々から等
しいパワーを受けるように、三つのコイル10の各々に
同じパワーを与えることができる。
【0048】もし光源1としてSLDを用いるなら、こ
の光は偏光され、偏光を保つためにカプラー4、5を用
いることが好ましい。操作においてパワー信号Ps が光
源1から伝送される。Ps/3のパワーが第1の干渉計I
1 に到達し、第2カプラー5の入力ゲート124は2P
s/3のパワーを受ける。このパワー、2Ps/3は二つの
干渉計I2 、I3 に配分され、それらの各々はPs/3の
パワーを受ける。三つの干渉計I1 、I2 、I3 からの
パワー出力をそれぞれP1 、P2 、P3 と表すと、光検
出器2により検出されるパワーPD は以下のようにな
る。 PD =(2/ 3P1 +1/ 6P2 +1/ 6P3 )+(1/ 2P2 +1/ 2P3 ) =2/ 3(P1 +P2 +P3 ) そのため、検出されたパワーPD の合計は、干渉計I1
、I2 、I3 からのパワー出力の総計の2/ 3に等し
い。言い替えれば、光源1から発するパワーPsの2/
9である。そのため、三つのコイル10は同じ強さで照
らされ、光検出器2からのバランスした信号を受ける。
【0049】電子処理ユニットは、選ばれた変調多重化
に対応して制御される変調位相シフトФc,i を与える変
調器7を制御する 前記構成において、単一のY接合6のガイド枝15に設
けられた二つの変調器は、同時に逆の位相シフトを与え
る。そのため、三つの干渉計I1 、I2 、I3で与えら
れた三つの制御された変調位相シフトФc,1 、Фc,2 、
Фc,3 は、識別することができる。
【0050】処理装置11は、それが分離復調する光検
出器2から発する信号を受ける。干渉計I1 、I2 、I
3 のコイル10は回転しているので、処理装置11は受
けた信号からコイル10の回転速度Sを取り出すことが
できる。閉ループで操作するとき、受けた信号は変調器
7で与えられた位相シフトФc,i を調整するために処理
することができる。
【0051】制御された変調位相シフトФc,i は、周期
的変調、及び可能であれば閉ループでの操作のための逆
反作用(counter-reactin )成分Фcr,iよりなるバイア
ス成分Фm,i を含む。バイアス成分Фm,i は、発振項Ф
o,i と、位相シフトФm,i により発生する位相差δФm,
i に影響を及ぼさない一定項Фd,i の総計である。それ
ゆえ以下のようになる。
【0052】 Фc,i =Фm,i +Фcr,i=Фo,i +Фd,i +Фcr,i 個々のコイルの遷移期間は、ほぼτに等しい。結果は、
干渉計I1 で発生する周期的バイアス位相差Фm,i と可
能であれば逆反作用位相差δФcr,iの総計である。 δФc,i(t) =δФm,i(t) +δФcr,i( t) =(Фo,i(t) −Фo,i(t−τ) )+(Фcr,i(t) −Фcr,i(t- τ) ) 干渉計Ii でつくられる信号は、バイアス成分Фm,i の
発振項Фo,i を用いて多重化できる。
【0053】本発明の方法による多重化において、標準
的変調は三つの干渉計Ii の各々のために、丁度良いと
きにオフセットをもって行われる。この多重化は、図2
から図9に示されている。干渉計I1 の変調器7は、同
じバイアス位相シフトФm,i を干渉計I1 のコイル10
を伝播する反対方向の伝播波に与える。図2に示された
時間40での変化は、周期Tm 、振幅π/ 4で、オフセ
ット値Фd,1 付近の変調よりなる。
【0054】変調周期Tm は、共通遷移期間τの2倍で
ある。干渉計I1 、コイル10の波を伝播後、波のバイ
アス位相シフトФm,1 は、時間40での先の変化と比較
した遷移時間τにより置き替えられた時間41での変化
を有する。周期Tm は2τに等しいので、結果は、変調
器7で発生したバイアス位相差δФm,1 は、ゼロ付近で
周期Tm と振幅π/ 2での変調よりなる、図2に示され
た時間42での変化を有する。
【0055】干渉計I1 の干渉パワーP1 は、この変化
42から直接推測される。図3に示された重ねられた波
の位相差δФの関数としての干渉パワーPの変化20
は、πの倍数ではなく, 位相差δФm,1 がπ/ 2の奇数
倍であるとき最高感度である位相差δФm,1 のための信
号を得るために用いることができる。時間42での位相
差δФm,1 の変化と位相差δФの関数としてのパワーP
の変化20は、干渉計I1 からの干渉パワー出力P1 の
時間43での変化を制御できる。
【0056】Po を同位相の二つの波から得られる最大
パワーとすると、図3に示されるように、周期Tm/2を
有する変化43は、各周期の始めに高さPo でピーク5
4を有し、各半周期Tm/2の間Po/2に等しい。干渉計
I1 のコイル10は回転している時、回転速度Sに比例
したサニヤック(Sagnac)位相シフトδФs,1 はバイア
ス位相差δФm,1 に加えられる。
【0057】時間44での図4に示されている干渉計I
1 のコイル10が回転している時のバイアス位相差δФ
m,1 の変化は、回転を生じない変化42に関し、位相シ
フトδФs,1 によりオフセットされる。時間50での干
渉計I1 から出力する干渉パワーP1 の変化は、回転が
ないときと同じ方法で、位相シフトδФの関数としての
干渉パワーPの変化20を用いて推測され、図4に示さ
れている。
【0058】この変化24はTm の周期を有しており、
各半期Tm/2でPo に等しい高さ54でピークとなり、
半周期Tm/2の間Po/2に等しい最小及び最大値を交互
に行う。この信号を知って、伝統的方法は、得られたパ
ワー変調を用いて干渉計I1 のコイル10の回転速度を
決めるために使うことができる。
【0059】干渉計I2 とI3 でそれぞれ発生されるバ
イアス位相差δФm,2 とδФm,3 は、期間Tm/6とTm/
3での時間置き換えによって干渉計I1 で発生したバイ
アス位相差δФm,1 から単に決定される図5で示されて
いる時間45と46での変化を有している。これら位相
差δФm,2 とδФm,3 は、干渉計I2 とI3 のバイアス
位相シフトФm,2 とФm,3 を加えることにより得られ
る。時間(示されていない)での変化は、期間Tm/6と
Tm/3の時間置き換えを用いて位相シフトФm,1の変化
40から推測できる。
【0060】このように、この方法によると、Tm/6に
等しいクロック期間Th が用いられる。各半周期Tm/2
は、三つの連続する時間間隔δt1 、δt2 、δt3 に
配分される。各期間Th の間、バイアス位相差δФm,1
の一つのみが他の二つと反対の符号を持っている。干渉
計Ii からの出力で得られる干渉パワーP1 、P2 、P
3 は、位相差δФm,1 から決めるられる。
【0061】干渉計Ii のコイル10の回転によるサニ
ヤック位相シフトδФs,i の存在下において、図6に示
された時間50、51、52での変化は、Po/2の付近
の値が中心となる周期Tm の変調よりなり、各Tm/2の
半周期で高さPo のピーク54を有している。三つのパ
ワー変調は各々Tm/6で他からオフセットされる。結果
は、三つの干渉計Ii から光検出器2が受けたパワーP
D 、これは三つのパワーP1 、P2 、P3 の総計に2/
3を掛けたものであるが、はすべての時間において、各
干渉計Ii でサニヤック位相シフトδФs,i に対応する
三つの変調を考慮しているということである。
【0062】図6で示されているパワーPD の時間53
での変化は、Tm/6の間一定値を持ち、3Po/2の値の
付近で発振する高さと、各一定値56の始めに現れるピ
ーク55を持ち、2Po の値の付近で発振する高さを有
する、周期Tm の関数である。光検出器から発し、処理
装置が受けた信号からスタートし、干渉計Ii から出力
する信号は、図7に示されるように電子的分離復調回路
(elecrtonic demultiplexing and demodulating circu
it)65を用いて再現される。この特許の他の部分で
は、分離という言葉は、同時に分離復調を表すために使
われる。
【0063】この回路65は、三つの分離装置61、6
2、63と積分器57が設けられている三本の線59に
分割される入力線58を具備している。分離装置61、
62、63は線59で検出された信号に分離信号D1 、
D2 、D3 を各々加える。図8に示されている分離信号
D1 、D2 、D3 の時間66、67、68での変化は、
干渉計I1 ,I2 ,I3 から各々発する信号を再現する
ために使われる。分離は閉ループで動作するので、信号
Di は標準化される。
【0064】信号D1 の変化66は、半周期Tm/2の最
初の1/ 3の間1に等しく、二番目の1/3の間0に等し
く、三番目の1/3の間1に等しい周期Tm の奇数関数で
ある。信号D1 、D2 の時間67と68での変化は、各
々期間Tm/6とTm/3の時間置き換えをすることにより
変化66から推測できる。図9に示されているように、
分離信号66、67、68に対応するバイアス位相差4
2、45、46をつくることは有益である。各信号Di
は、関連する位相差δФm,i から単に推測される。位相
差は単にそれを正常化し、各ステップの中間においてク
ロック期間Th の間それを取り消すことにより修正され
ることを必要とする。
【0065】同じ多重化と分離の手順は三つの測定軸の
代わりに二つの測定軸に容易に変えることができる。ク
ロック時間Th はTm/4に等しく、各半周期Tm/2に関
し二つの間隔δt1 とδt2 を定めている。図10に示
されている、二つの軸に与えられるバイアス位相差δФ
m,1 とδФm,2 は、時間140と141での変化が先に
述べた42、45、46のそれに類似している変調であ
る。それらは期間Th=Tm/4で他に関してオフセット
される。分離信号はD1 、D2 は、単純なかけ算成分に
より140と141の位相差の変化から直接決定される
変化142と143を有している。最初の分離信号D1
は、0から2Th は1、2Th から4Th は−1、であ
り、第2の信号は、0からTh は−1、Th から3Th
は1、3Thから4Th は−1である。そのため、それら
は標準変調に対応する。
【0066】この方法を測定軸の任意の数Nに一般化す
ることは容易である。クロック時間Th はTm/(2N)
に等しく、Nを各半周期Tm/2において間隔δt1 、δ
t2、--- δtN に定める。N軸にそれぞれ加えられる
N個のバイアス位相差δФm,i は、Th (図11)によ
る時間144、145の連続的なオフセットでの変化を
有している。
【0067】N個の多重化信号D1 、D2 、--- DN
は、単純マトリックス反転により位相差δФm,2 から決
められる。それらの時間146、147での変化(図1
1)は、各ステップの中間において(N−2)クロック
期間Th のためにそれらをキャンセルすることにより、
時間144、145での1に正常化された位相差の変化
から得られる。i 番目の分離信号Di は、δti の間隔
の間1で、δti+1 からδtN+i-2 は0、δtN+i-1
間は1、δtN+i の間は−1、δtN+i+1 からδt
2N+i-2は0、δt2N+i-1の間は−1である。
【0068】このように行われる分離は、各間隔δti
で光検出器2の信号の変換後、デジタル電子技術で数値
的に実行することは簡単である。回転の測定は、それ自
体はよく知られている閉ループでの操作により改善する
ことが出来る。各干渉計Ii の変調器7は、制御された
変調位相シフトФc,i を創り出すためにバイアス位相シ
フトФm,i に加えられる逆反作用位相シフトФcr,iに適
用する。図12に示された典型的なこのタイプの位相シ
フトФcrの時間35での変化は、逆反作用周期τcrと高
さ2πを持った位相傾斜38の連続よりなる。
【0069】干渉計Ii の一つのコイルを通り抜けた
後、逆反作用位相シフトФcrの時間36での変化は、図
12に示されているように期間τにより置き換えられ
る。位相傾斜38のスロープをaに等しくすると、変調
器7で発生される逆反作用位相差δФcrは、位相差δФ
crが連続的にaτに等しく、2πの要素で乗算されるよ
うな時間37での変化のためのステップ関数を持つ。
【0070】このように達成されるサーボ制御は、対応
するコイル10の回転速度Sを、aから、より直接的に
は位相傾斜38が落ちる周波数から推測するのを容易に
する。この閉ループ操作は完全に安定しており、各干渉
計Ii からの信号出力の間の相互作用は、特に光源を変
調する光源1への帰還のために、サーボ機構による制御
により補償される。
【0071】π/ 2に等しい位相バイアスを選ぶことは
特に有益であるが、πの倍数でない他の値を選ぶことが
できる。さらに、周期Tm を同じ期間の時間間隔δti
に区切ることは特に実際的であり、特にクロック時間T
h との一致のため、明確な期間を持った時間間隔δti
を使うことは可能であり、本質的な点は周期Tm の区切
りを得ることである。
【0072】多重化は、例としてあげられたシステムよ
り複雑な変調システムと、シフトにより時間内に結びつ
けることができる。ステップの代わりに、それ自体よく
知られている四つの状態を有する変調でそれを用いるこ
とは有益である。典型的には、この変調は四つの位相バ
イアスπ/ 4、3π/ 4、−3π/ 4、−π/ 4の周期
的連続を持っており、この特別のケースは限定的ではな
い。
【0073】ほとんどの実施形態において、干渉計Ii
のコイル10の遷移期間τi は、同じ遷移期間τを持っ
たものである。変調周期Tm は2τに等しく選ばれ、そ
れはこの遷移期間τの二倍である。これら長さ間の差
は、多軸ジャイロスコープ9を用いることを主として困
難にしているバイアスエラーを引き起こす。
【0074】遷移期間τとτ及び振幅π/ 4よりわずか
に大きい周期Tm を持ったバイアス位相シフトФm を与
える関連する変調器7を有する干渉計Ii において、入
射波は図13に示されている時間70での位相シフトФ
m の変化に従っており、干渉計Ii のコイル10の出力
においてバイアス位相シフトФm(t-τ) があり、それは
時間70での加えられた位相シフトФm (t)の時間7
0での変化から期間τで置き換えられた時間71での変
化を有している。
【0075】結果は、干渉計Ii からの出力で得られた
バイアス位相差Фm は、周期Tm と振幅π/ 2を持った
変調に対応し、ゼロ付近を中心として、あたかもバイア
スエラーがないのと同じやり方で、時間72での変化を
有しているということである。しかし、変調を構成する
上側レベル130と下側レベル131の間に、0位相シ
フトと期間(Tm/2)−τを持ったレベル132があ
る。結果は、バイアス位相差Фm による干渉パワーの時
間73における変化は、2/ Tm の割合で高さPo のパ
ワーピーク54により妨げられた、高さPo/2の変動の
ない変化ではもはやなく、しかし、先のピーク54と同
じ高さと同じ割合で期間(Tm/2)−τでステップ13
3で変化するということである。
【0076】パワー変化73は、干渉計Ii のコイル1
0の回転速度Sを表すサニヤック位相シフトδФs を用
いてなされた測定の正確さを明らかに減じることはな
い。事実すべての事項は、差P(t)−(t+Tm/2)
に対応する半周期の時間シフトで得られる二つの信号間
の差である。この差は変化P(t)のステップ133に
よって影響されない。
【0077】あいにく実際には、この矩形信号は、特に
一般に異なっている立ち上がりと立ち下がり時間のた
め、完全に対称的ではない。このタイプの非対称的変調
の存在下で、時間75、76、77での干渉パワーの変
化は、図14が表すように2/Tm の割合でステップ関
数135、136、137を示す。変調周期Tm が遷移
期間τの倍の2τに等しいとき、パワーPの時間76で
の変化は同じ期間d1でのステップ137を含む。変調
周期Tm が遷移期間τの倍の2τより大きいとき、非対
称な変調は時間75での干渉パワーの変化で、それぞれ
低い期間d1と高い期間d2でステップ135と136
の交替を創り出す。そのため、応答はもはやTm/2の周
期を有しておらず、得られる差は、結果を不精確にす
る。
【0078】同じ現象が、変調周期Tm が遷移期間τの
倍の2τより小さいときにおこる。それぞれ高い期間d
4と低い期間d5を持ったステップ136と135の交
替が、干渉パワーの周波数変化77上で見ることが出来
る。Dfを干渉計Ii のコイル10の自然周波数1/
(2τ)と異なった周波数とする、別の言葉で言うと、
Df=(1/ Tm −1/ (2τ))2τとする。このよ
うに創られたラデイアンでの平均バイアスは、2πDf
に等しい。温度の関数としての自然周波数1/ (2τ)
の相対的変化は10ppm/Kelvinである。
【0079】これは100Kの特定の温度帯で10のマ
イナス3乗ラデイアンのオーダーのエラーを与え、必要
なオーダーである10-6または10-7のオーダーをこえ
る。周期Tm/2で復調後に得られるバイアスエラーは、
主に短い期間d1、d2、d3、d4、d5でステップ
135、136、137上に集中している。本発明の好
ましい実施形態によると、電子処理装置11は期間Tm/
2を持った周期的信号処理ゲートを具備する。図15に
示されたこの方法は、処理ユニット11で受けた干渉パ
ワーの時間83での変化において、周期的ゲート80を
作り上げる期間d6の時間間隔を除くことにある。処理
ユニット11で使われる時間サンプリング期間は、外部
のこれら時間間隔から選ばれる。
【0080】πでの消衰による、または時間内における
オフセットにより多重化するとき、光検出器2で受けた
応答信号32、5で得たピーク33、55は、6/ Tm
の割合で現れる。そのため、バイアスエラーを取り除く
ため使われる電子処理ゲート80は、Tm/6の期間を有
している。より一般的に、N個の干渉計で多重化するこ
とは、期間Tm/Nで一つのゲートを必要とする。
【0081】このゲートは効率的であるが、いくつかの
間違いを取り除かない。特に、信号は無限のスロープで
落ちないので、異なった時間で生ずる指数関数的減少8
1は、考慮されなければならず、そのため、図15に見
られるように高さh1は光源から発する合計パワーに依
存する。それゆえ、時間83でのパワーの変化を示すカ
ーブ上で選ばれるサンプリング点82の値は、指数関数
的減少によりゆがめられる。
【0082】この効果を最小にするため、指数関数的減
少81の高さh1を最小にするためにピーク33、55
の各時間で光源1をスイッチオフすることは有益であ
る。これは、図16と図17のブロック・ダイヤグラム
に示されているものに類似した電子変調回路を用いてな
される。この電子回路84は、カレントミラー97を通
して低雑音電流発生器85に結合された論理ゲート95
よりなる。論理ゲート95は、光源1として働くスーパ
ー発光ダイオード96と並列に接続される。この論理ゲ
ート95は、SLD回路96を短絡することができ、ま
たはしないU101に変調を与える。電流は、入力89
を通して電流を受ける低雑音電流発生器85を通してこ
の回路95、96に供給される。
【0083】SLD96から発する光の強さは、直接そ
れを通過する電流に依存している。これが、なぜ電流発
生器85の雑音レベルが低く保たれなくてはならないか
という理由である。
【0084】
【外1】
【0085】低雑音電流発生器85は電流供給源89、
接続102、測定抵抗器91を通ってカレントミラー9
7に通ずる出力93を持ったNPNトランジスタ87を
有している。エンドボックス92は、エンドボックス9
2の出力94で抵抗器91の端子に印加される電圧Ur
を与えるために、抵抗器91に並列に接続される。この
出力94は、設定された電圧が印加される入力88を有
する比較器90に接続される。設定された電圧と抵抗器
にかかる電圧Ur 間の差は、比較器により積分器86に
伝えられる。この積分器はトランジスタ87を接続10
2に導く。
【0086】操作の間、SLDを通る強さIを持った電
流は、電圧Ur を発生する抵抗器91を用いて測定され
る。この電圧は比較器90の設定された電圧と比較さ
れ、二つの電圧の差は、電流の値Iをサーボ制御するた
めトランジスタ87を反応させる積分器86を制御す
る。このサーボ制御のカットオフ周波数は、雑音を最小
にするため低いが、しかし、他の成分の温度ドリフトを
補償するには十分である。トランジスタ87は、電流を
抵抗器91に供給する一方、それを電力供給から分離す
る。この電力供給の雑音はこのように取り除かれる。
【0087】
【外2】
【0088】論理ゲート95の使用は、電力供給に係る
障害をほとんど生じない10nsより小さい、非常に短い
立ち上がり時間を与える。もし完全な電流発生器が用い
られたなら、電力供給による電流出力ゲート95の状態
に係わらず一定である。しかし、変調器101により引
き起こされる負荷の変化が電流発生器84を乱すため、
この回路は低雑音発生器85と用いることはできない。
【0089】カレントミラー97は、変調101の間の
負荷の変化におけるこの困難を克服するために使われ
る。カレントミラーはポイントAで抵抗器91に接続さ
れる。この利点は、ポイントAから見た負荷は変調とは
独立して定められるということである。カレントミラー
97はPNPトランジスタ98と99を有しており、各
々は二つの入力103と104、二つの出力143と1
44、そして互いに接続された二つの接続141と14
2を有している。ポイントAから発するカレントミラー
97の入力リード140は分割され、トランジスタ98
と99の入力103と104に接続される。トランジス
タ98の出力143は、アース144に接続されている
抵抗器100に接続される。第2のトランジスタ99
は、ソース変調回路95、96に接続されている。線1
82はトランジスタ98と99の接続141、142の
接合部を、トランジスタ98の出力143に接続する。
【0090】操作の間、トランジスタ98と抵抗器10
0で構成される枝は、トランジスタ98がダイオードの
ように設けられており、二つのトランジスタ98と99
が等しいので定められた電荷を持っている。二つのトラ
ンジスタ98と99のベース電圧は等しいので、トラン
ジスタ99のソース変調回路95、96への出力電流1
44は、回路95、96を含む枝の負荷と独立して、抵
抗器100に導くトランジスタ98の出力143と一致
している。
【0091】ポイントAからスタートし、カレントミラ
ー97に強さIで到達する入力電流は、各々等しいI/
2の二つの電流に分かれ、それぞれ抵抗器100と回路
95、96を通る。ソース変調装置95、96と低雑音
電流発生器85の間のカレントミラー97の存在は、非
常に低い雑音と速い光源1が得られることを意味してい
る。発生器85の変調による電力供給に係る寄生音の発
散はこのように訂正される。
【0092】電子変調回路84で、雑音レベルはSLD
96に与えられる変調とは独立していることがわかっ
た。SLD96を通る電流は典型的に80mAの高さのス
テップで20nsのオーダーの立ち上がり時間を持ってい
ることもわかった。電子ー光現象は電子現象と比べて非
常に速いので、SLD96による光パワー出力は、それ
を通る電流と同じ側面を持っている。
【0093】識別多重化プロセッサーを用いた多くの他
の種類の多軸光ジャイロスコープは、上記と同じ原理に
基づいて設計する事が出来る。特に、図18に示された
多軸光ジャイロスコープの別の実施形態によると、N個
の干渉計Ii を使うことができる。この光ジャイロスコ
ープ108は、光源1、光検出器2、そして、第1の実
施形態のように光Y接合6、ファイバーコイル10、変
調器7を備えた干渉計Ii を有している。
【0094】この別の実施形態において、単一のカプラ
ー105がN個の入力ゲート106、107とN個の出
力ゲート109を持って用いられており、一つの入力ゲ
ート106は光源に、他のN−1個の入力ゲート107
は光検出器2に、そしてN個の出力ゲート109は干渉
計Ii にそれぞれ接続されている。干渉計Ii の数は、
2×2カプラーをもっぱら用いることにより3より大き
い数にすることもできる。2×2カプラーの独占的使用
は、特に光の偏向が変化せずに保たれることを意味す
る。
【0095】図19に示された本発明による光ジャイロ
スコープの別の実施形態は、四つの測定軸を持ったジャ
イロスコープに関する。他の実施形態によるジャイロス
コープ114は、光源1、光検出器2、及び先のジャイ
ロスコープと同じ構成要素を有する四つの干渉計Ii を
具備する。ジャイロスコープ114は、三つの1/2、1
/ 2カプラー145、146、147を具備する。第1
のカプラー145は、光源1に接続された入力ゲート1
48と光検出器2に接続された入力ゲート149を持っ
ている。その第1の出力ゲート150は、第2のカプラ
ー146に接続され、第2の出力ゲート151は第3の
カプラー147に接続される。第2のカプラー146と
147は、回路において対称に配置される。
【0096】カプラー146の入力ゲート152は、第
1のカプラー145の出力ゲート150に接続され、第
2のカプラー146の第2の入力ゲート153は、光検
出器2に接続されている。第2のカプラー146の二つ
の出力ゲート154、155は、それぞれ干渉計I1 と
I2 に接続されている。第3のカプラー147の入力ゲ
ート156は、第1のカプラー145の出力ゲート15
1に接続されており、入力ゲート157は、光検出器2
に接続され、二つの出力ゲート158と159は、他の
二つの干渉計I3 、I4 にそれぞれ接続されている。
【0097】四つの干渉計Ii に到達するパワーは同じ
であり、干渉計Ii から光検出器2が受ける信号はバラ
ンスするように回路は設計される。先に記載した二つの
多重化方法は、本発明によるこのジャイロスコープ11
4に直接適用可能である。本発明の基本原理に従って、
ジャイロスコープをつくることにより利用可能な多くの
可能性に加え、これらジャイロスコープのいくつかは、
共に結合し、あるいは他の異なった型のジャイロスコー
プと結合する事が出来る。
【0098】図20に示された可能な技術は、先の記載
に従って各々二つの測定軸を持った二つのジャイロスコ
ープを結びつけたジャイロスコープ115よりなる。そ
のため、四つの軸を持ったこの構成は、二つの光源11
0、111、二つの光検出器112、113、そして四
つの干渉計Ii を具備する。ジャイロスコープ115
は、三つの2×2カプラー160、161、162を具
備しており、カプラー160と161は対称になってい
る。パワー供給カプラー162の二つの入力ゲート16
3と164は、それぞれ光源110、111に接続され
ている。その出力ゲート165と166は、それぞれ他
の二つのカプラー160と161の入力ゲート167と
171に接続されている。干渉計Ii と接続している第
1のカプラー160は、カプラー162の出力ゲート1
65に接続された入力ゲート167を持っており、その
第2の入力ゲート168は第1の光検出器112に接続
され、その二つの出力ゲート169と170はそれぞれ
二つの干渉計I1とI2 に接続されている。干渉計Ii
に接続された第2のカプラー161は、カプラー162
の出力ゲート166に接続された入力ゲート171を持
っており、その第2の入力ゲート172は第2の光検出
器113に接続され、その二つの出力ゲート173と1
74はそれぞれ他の二つの干渉計I3 とI4に接続され
ている。
【0099】1/ 2、1/ 2カプラーの使用は、干渉計
Ii へ送られ、そして干渉計Ii からの光検出器11
2、113で受けるエネルギーをバランスさせる。先の
実施形態と比較すると、これは一つではなく二つの電子
処理装置を必要とする。二つの先に記載した多重化の型
は、干渉アセンブリーI1 、I2 及びI3,I4 に別々
に適用することが好ましい。
【0100】これはこのように2バイ2多重化スキーム
を豊富に導き出す。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明による2軸ジャイロスコープ
を示す図である。
【図2】図2は、図1の第1のジャイロスコープ干渉計
において本発明による方法を用いて加えられたバイアス
位相シフトの、遷移期間により置き換えられた同じ位相
シフトの時間での変化、及び発生したバイアス位相差を
示す図である。
【図3】図3は、図2の位相差の時間での変化、この位
相差の関数としての干渉パワーの変化、及び時間でのこ
のパワーの変化を示す図である。
【図4】図4は、サニヤック位相シフトにより修正され
た図2と3における位相差の時間での変化、得られた位
相差のあとの干渉パワーの変化、及び時間でのこのパワ
ーの変化を示す図である。
【図5】第5図は、本発明の方法により、図1の三つの
ジャイロスコープの干渉計の各々に加えられるバイアス
位相シフトの時間での変化を示す図である。
【図6】図6は、第1の多重化モードによる、図1の回
転している三つの干渉計の各々で得られた干渉パワーの
時間での変化と、光検出器で受けたパワーを示す図であ
る。
【図7】図7は、図1の三軸ジャイロスコープ及び図5
の多重化に対応する、分離復調回路を示すブロックダイ
アグラム。
【図8】図8は、図7の回路で三つの分離復調信号が加
えられた時間での変化を表す図である。
【図9】図9は、図1の三つの干渉計の各々のための加
えられたバイアス位相差と分離及び対応復調信号を示す
図である。
【図10】図10は、2軸ジャイロスコープのための分
離復調信号に対応する、本発明による方法を用いたバイ
アス位相差を示す図である。
【図11】図11は、N個の測定軸を持ったジャイロス
コープのための、分離復調信号に対応する、本発明によ
る方法を用いたバイアス位相差を示す図である。
【図12】図12は、干渉計で加えられる逆反作用位相
シフト、遷移期間により置き換えられた同じ位相シフト
の時間での変化と、発生した逆反作用の位相差を表す図
である。
【図13】図13は、干渉計で加えられたバイアス位相
シフトの、遷移期間のためのその置き換えの、対応する
バイアス位相差の時間での変化と、変調周期がわずかに
遷移期間より大きい時の干渉パワーを示す図である。
【図14】図14は、変調周期が遷移期間の二倍より大
きい、等しい、及び小さい時の非対称変調の場合の干渉
パワーの時間での変化を示す図である。
【図15】図15は、同期(synchronous )ゲートの存
在の下で、遷移期間の二倍より大きい変調周期で非対称
変調の場合の干渉パワーの時間での変化を表す図であ
る。
【図16】図16は、可変低雑音光源を示すブロックダ
イアグラム。
【図17】図17は、図16で示されたカレントミラー
と変調されたソース回路を示すダイアグラム。
【図18】図18は、本発明による多重軸ジャイロスコ
ープの第2実施形態を示す図である。
【図19】図19は、四つの測定軸を持った、本発明に
よる多重軸ジャイロスコープの第3実施形態を示す図で
ある。
【図20】図20は、本発明による二つの2軸ジャイロ
スコープを組み合わせて、四つの測定軸を持った、ジャ
イロスコープのブロックダイアグラムを示す図である。
【符号の説明】
1…光源 2…光検出器 3…光ファイバー 4、5…カプラー 6…光Y接合 7…変調器 10…コイル 11…電子処理装置 14…中央ガイド 15…枝ガイド 57…積分器 61、62、63…分離装置 65…電子的分離復調装置 85…低雑音電流発生器 86…積分器 92…比較器 95…論理ゲート 96…SLD 97…カレントミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョエル モリッセ フランス国,91400 サクライ,リュ ロ ベルト トマス,3 (72)発明者 パスカル シマンピエトリ フランス国,95350 サン−ブリス−スー ス−フォレ,アレ デ ルナールデュー, 2 (72)発明者 アールベ ルフェブリュ フランス国,75014 パリ,リュ オリビ エ ノイアー,5−15

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバー干渉計型ジャイロスコープ
    (9)を用い、Nが2より少なくないN個の軸の周りの
    回転速度(S)を測定する方法であって、サニャックリ
    ング内にN個の干渉計(Ii ) をそなえ、各該干渉計
    (Ii ) 内を伝播する2つの反対方向の伝播波であって
    それらの分離と再結合との間の波伝播期間が(τi )で
    あって、各該干渉計(Ii ) と関連した該期間(τi
    が共通の遷移期間(τ)とほぼ等しくされているもので
    あり、該方法は、 共通の光源(1)によってすべての干渉計(Ii ) に各
    信号を出射し、 各該干渉計(Ii ) を通過した後、共通の光検出器
    (2)内で該各信号を検出し、 各位相変調器(7)で各該干渉計(Ii ) 内を伝播する
    反対方向の伝播波によって、制御された変調位相差(δ
    Φc,i ) を発生し、 各位相変調器(7)を制御して、該光検出器(2)から
    発生する各信号を分離して復調し、各該干渉計(Ii )
    の回転速度(S)を処理装置(11)によって抽出し、
    該光源(1)によって出射された該各信号をすべての干
    渉計(Ii ) と光検出器(2)とにほぼ同時に到達させ
    るようにし、 該各位相変調器(7)によって発生した、前記の制御さ
    れた変調位相差(δΦ c,i ) は各バイアス成分δΦm,i
    (43,45,46)を含み、該各バイアス成分(δΦ
    m,i ) は共通の遷移期間(τ)の2倍の(2τ)にほぼ
    等しい共通の変調周期(Tm ) を有するとともにπの倍
    数でない位相バイアスに等しい共通の振幅を有し、時間
    (t)における該各バイアス成分(δΦm,i ) の値は時
    間(t+Tm /2)における該各バイアス成分の値と逆
    であり、各半周期(Tm /2)は少なくともN個の時間
    間隔(δti ) に分割されており、更に符号変化が、該
    符号変化の始めでかつ唯一の時間間隔(δti ) におい
    て各該干渉計(Ii ) と関連した該各バイアス成分δΦ
    m,i (42,45,46)内で生成され、これにより該
    処理装置(11)に到達する信号が一組の干渉計
    (Ii ) の各回転速度(S)を表す各サニャック位相シ
    フト(δΦs,i ) によって同時に影響されて該変調位相
    差(δΦc,i ) に加えられ、該各サニャック位相シフト
    (δΦs,i ) は、(Nδti ) 個の時間間隔(δtI )
    毎に該信号をサンプリングすることによって、該処理装
    置(11)によって抽出されることを特徴とする、回転
    速度の測定方法。
  2. 【請求項2】 該光検出器(2)からの該各信号を分離
    して復調するために、共通の変調周期(Tm ) に等しい
    各周期で分離復調信号(Di )が処理装置(11)内の
    電子的分離復調回路(65)を通して加えられ、これに
    よって、各該干渉計(Ii ) と関連した分離復調信号
    (Di ) を、対応する符号変化に対する時間間隔(δt
    i ) の間は1に等しくし、次の時間間隔(δti+1)から
    後続の(N−2)番目の時間間隔(δtN+I-2)までゼロ
    とし、次の(N−1)番目の時間間隔(δtN+I-1)にお
    いて1とし、次のN番目の時間間隔(δtN+i ) で−1
    とし、(N+1)番目の時間間隔(δtN+I+1)から後続
    する(2N−2)番目の時間間隔(δt2N+I-2) まで0
    とし、次の(2N−1)番目の時間間隔(δt2N+I -1)
    で−1とするようにした、請求項1に記載の測定方法。
  3. 【請求項3】 各該干渉計(Ii ) 内を伝播する2つの
    反対方向の伝播波に同一の制御された変調位相シフト
    (Φc,i ) を同時に加えることによって、変調器(7)
    は各該干渉計(Ii ) 内に発生された前記の制御された
    変調位相差(δΦc,i ) を生成し、前記の各反対方向の
    伝播波は該遷移期間(τ)に等しい時間シフト後に再結
    合し、該変調位相シフト(Φc,i ) は該変調位相差(δ
    Φc,i )を決定し、該変調位相シフト(Φc,i ) は該変
    調周期(Tm ) に等しい周期を有するバイアス成分Φ
    m,i (40)をそなえ、該バイアス成分Φm,i (40)
    は発振項(Φo,i ) と一定のオフセット項(Φd,i ) と
    の合計であり、時間(t)における該発振項(Φc,i )
    の値は時間(t+Tm /2)における値と逆であり、更
    に該発振項(Φo,i ) は該位相バイアスの半分に等しい
    振幅を有するとともに、該干渉計(Ii ) に対応する該
    時間間隔(δti ) の始めにおいて符号を変化するよう
    にした、請求項2に記載の測定方法。
  4. 【請求項4】 該位相バイアスをπ/2に等しくする、
    請求項3に記載の測定方法。
  5. 【請求項5】 各該時間間隔(δti ) は該変調周期
    (Tm /2)に等しいか、その1/Nである、請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の測定方法。
  6. 【請求項6】 出力信号が該処理装置(11)に到達す
    るように加えられ、周期的信号処理ゲート(80)は変
    調周期(Tm ) の(1/(2N))に等しいゲート周期
    を有する振幅変調で構成され、各該時間間隔(δti )
    上の中央に位置する各ゲート周期の部分に対しては該信
    号を変化させないままとし、該周期の他の部分(d6)
    の間ではそれをキャンセルし、それによって該半変調周
    期(T m /2)と各該干渉計(Ii ) の本来の周期(τ
    i ) との間の差による寄生効果(135,136,13
    7)を減衰させるようにした、請求項5に記載の測定方
    法。
  7. 【請求項7】 該光源(1)により出射された信号が該
    光源(1)に接続された電子的変調回路(85)によっ
    て処理され、該変調回路(85)は該変調周期(Tm )
    の(1/(2N))に等しい消光周期において順次消光
    を行い、それによって該半変調周期(Tm /2)と各該
    干渉計(Ii ) の本来の周期(τi )との差による寄生
    効果(81,82)を減衰させるようにした、請求項6
    に記載の測定方法。
  8. 【請求項8】 各該干渉計(Ii ) に対し、該干渉計
    (Ii ) の回転によって生じ、前記の関連制御された変
    調位相差のバイアス成分(δΦm,i ) に加えられたサニ
    ャック位相シフト(δΦs,i ) は、該変調位相差(δΦ
    c,i ) に等しい逆反作用成分(δΦcr,i) によって補償
    され、該サニャック位相シフト(δΦs, i ) と該逆反作
    用成分(δΦcr,i) との和(δΦs,i +δΦcr,i) はゼ
    ロとなるように連続的にサーボ制御され、それによっ
    て、各該干渉計の回転(Ii ) が該逆反作用成分(δ
    cr,i) から推測されるようにした、請求項1〜7のいず
    れか1項に記載の測定方法。
  9. 【請求項9】 Nが2より少なくないN個の軸の周りの
    回転速度(S)を測定するために用いられる光ファイバ
    ー(3)を有する干渉計型ジャイロスコープ(9)であ
    って、 サニャックリング内のN個の干渉計(Ii ) であって、
    2つの反対方向の伝播波が各該干渉計(Ii ) 内を伝播
    しており、各該伝播波についての分離と再結合との間の
    伝播時間は遷移期間(τi ) を有しており、各該干渉計
    (Ii ) と関連した各該遷移期間(τi ) が共通の遷移
    期間(τ)とほぼ等しくされているものと、 共通の光源(1)と、 共通の光検出器(2)と、 各該干渉計(Ii ) 内を伝播する各該反伝播波の間に、
    制御された変調位相差(δΦc,i ) を発生する位相変調
    器(7)と、 各該変調器(7)を制御し、該光検出器(2)からの各
    信号を受信し、該各信号を分離復調し、各該干渉計(I
    i ) の回転速度(S)を出力する制御装置(11)とを
    そなえ、 各該変調器(7)によって発生された、前記の制御され
    た変調位相差(δΦc, i ) は各バイアス成分δΦ
    m,i (43,45,46)を含み、該各バイアス成分は
    共通の遷移期間(τ)の2倍の(2τ)に実質的に等し
    い共通の変調周期(T m ) を有するとともにπの倍数で
    ない位相バイアスに等しい共通の振幅を有し、時間
    (t)における各バイアス成分(δΦm,i )の値は時間
    (t+Tm /2)における該各バイアス成分の値と逆で
    あり、各半周期(Tm /2)は少なくともN個の時間間
    隔(δti ) に分割されており、更に各該干渉計
    (Ii ) に対する変調器(7)は、関連したバイアス成
    分(δΦm,i )内で符号変化を、該符号変化の始めでか
    つ唯一の時間間隔(δti ) において生成し、それによ
    って該処理装置(11)に到達する信号は、すべての干
    渉計(Ii ) の各回転速度(S)を表すサニャック位相
    シフト(δΦs,i )によって同時に影響され、変調位相
    差(δΦc,i ) に加えられ、該サニャック位相シフト
    (δΦs,i )はN個の時間間隔毎に該信号をサンプリン
    グすることによって、該処理装置(11)によって抽出
    されることを特徴とする、干渉計型ジャイロスコープ。
  10. 【請求項10】 該光源(1)に接続された一組のカプ
    ラー(4,5)と、該光検出器(2)と、各該干渉計
    (Ii ) とをそなえ、該一組のカプラー(4,5)はN
    個の入力ゲート(120,121,125)とN個の出
    力ゲート(122,126,127)とを有し、1つの
    入力ゲート(120)は光源(1)に接続され、(N−
    1)個の入力ゲート(121,125)は光検出器
    (2)に接続され、N個の出力ゲート(122,12
    6,127)は各該干渉計(Ii ) にそれぞれ接続され
    ている、請求項9に記載のジャイロスコープ。
  11. 【請求項11】 N個の入力ゲート(106,107)
    とN個の出力ゲート(109)とを有する単一のカプラ
    ー(105)をそなえている、請求項10に記載のジャ
    イロスコープ。
  12. 【請求項12】 各該カプラー(4,5,145,14
    6,147)はそれぞれ2つの入力ゲート(120,1
    21,124,125,148,149,152,15
    3,156,157)と、2つの出力ゲート(122,
    123,126,127,150,151,154,1
    55,158,159)とを有し、ツリー状に構成され
    たアセンブリを形成している、請求項10に記載のジャ
    イロスコープ。
  13. 【請求項13】 2つの干渉計(I1 ,I2 )と1つの
    カプラー(105)とをそなえ、該1/2,1/2カプ
    ラー(105)は、該光源(1)に接続された第1の入
    力ゲート(106)に入射したパワーを、該2つの干渉
    計(I1 ,I 2 )にそれぞれ接続された2つの出力ゲー
    ト(109)に伝達される2つの部分に分割し、各該分
    割されたパワーは該入射パワーの半分に等しくされ、そ
    れによって該2つの干渉計(I1 ,I2 )はそれぞれ同
    一の光パワーを受入れ、各該干渉計(I1 ,I2 )から
    出力されて該光検出器(2)によって受入れられる各信
    号がバランスされるようにした、請求項12に記載のジ
    ャイロスコープ。
  14. 【請求項14】 3つの干渉計(I1 ,I2 ,I3 )と
    2つのカプラー(4,5)とをそなえ、第1のカプラー
    (4)は該光源(1)と該光検出器(2)とにそれぞれ
    接続された2つの入力ゲート(120,121)と、該
    干渉計(I1)に接続された一方の出力ゲート(12
    2)と、第2のカプラー(5)の第1の入力ゲート(1
    24)に接続された他方の出力ゲート(123)とを有
    し、第2の1/2,1/2結合器(5)は該光検出器
    (2)に接続された第2の入力ゲート(125)と他の
    2つの干渉計(I2 ,I3 )にそれぞれ接続された出力
    ゲート(126,127)とを有し、該第1の1/3,
    2/3結合器(4)は、該光源(1)に接続された入力
    ゲート(120)に入射した光を、該入射パワーの1/
    3に等しい、該第1の干渉計(I1 )に接続された該出
    力ゲート(122)に伝達される第1部分のパワーと、
    該入射パワーの2/3に等しい、該第2のカプラー
    (5)の第1の入力ゲート(124)に接続された該出
    力ゲート(123)に伝達される第2部分のパワーとに
    分割し、それによって該3つの干渉計(I1,I2 ,I
    3 )はそれぞれ同一の光パワーを受入れ、各該干渉計か
    ら出力されて該光検出器(2)に受入れられる各信号が
    バランスされるようにした、請求項12に記載のジャイ
    ロスコープ。
  15. 【請求項15】 各偏光子が各該カプラーと各該干渉計
    (Ii ) との間に挿入されている、請求項14に記載の
    ジャイロスコープ。
  16. 【請求項16】 他のジャイロスコープに結合されてい
    る、請求項15に記載のジャイロスコープ。
  17. 【請求項17】 2つの入力ゲート(163,164)
    と2つの出力ゲート(165,166)とを含むカプラ
    ー(162)を通して、請求項1〜16のいずれか一項
    に記載した構成を有する第2のジャイロスコープ(10
    8)に結合されており、該2つの入力ゲート(163,
    164)が該ジャイロスコープ(108)での2つの光
    源(110,111)にそれぞれ接続されており、また
    該2つの出力ゲート(165,166)が該2つのジャ
    イロスコープ(108)にそれぞれ接続されており、各
    該ジャイロスコープに光信号を送出するようにした、請
    求項16に記載のジャイロスコープ。
JP09695696A 1995-04-18 1996-04-18 いくつかの軸の周りの回転速度の測定方法、及びこの測定方法を用いた干渉計型ジャイロスコープ Expired - Lifetime JP4142120B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9504601 1995-04-18
FR9504601A FR2733320B1 (fr) 1995-04-18 1995-04-18 Procede de mesure multi-axe de vitesses de rotation et gyrofibre multi-axe multiplexe permettant une telle mesure

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08313269A true JPH08313269A (ja) 1996-11-29
JP4142120B2 JP4142120B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=9478196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09695696A Expired - Lifetime JP4142120B2 (ja) 1995-04-18 1996-04-18 いくつかの軸の周りの回転速度の測定方法、及びこの測定方法を用いた干渉計型ジャイロスコープ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5719674A (ja)
EP (1) EP0738873B1 (ja)
JP (1) JP4142120B2 (ja)
DE (1) DE69604439T2 (ja)
FR (1) FR2733320B1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6275780B1 (en) * 1998-07-21 2001-08-14 Trw Inc. Rotational axis determination from photogrammetric data
JP2002525856A (ja) 1998-09-11 2002-08-13 ニュー・フォーカス・インコーポレイテッド 波長可変レーザ
US6879619B1 (en) 1999-07-27 2005-04-12 Intel Corporation Method and apparatus for filtering an optical beam
US6853654B2 (en) * 1999-07-27 2005-02-08 Intel Corporation Tunable external cavity laser
US6847661B2 (en) 1999-09-20 2005-01-25 Iolon, Inc. Tunable laser with microactuator
US6856632B1 (en) 1999-09-20 2005-02-15 Iolon, Inc. Widely tunable laser
US7209498B1 (en) 2000-05-04 2007-04-24 Intel Corporation Method and apparatus for tuning a laser
US7120176B2 (en) * 2000-07-27 2006-10-10 Intel Corporation Wavelength reference apparatus and method
US6658031B2 (en) 2001-07-06 2003-12-02 Intel Corporation Laser apparatus with active thermal tuning of external cavity
US6901088B2 (en) 2001-07-06 2005-05-31 Intel Corporation External cavity laser apparatus with orthogonal tuning of laser wavelength and cavity optical pathlength
US6724797B2 (en) 2001-07-06 2004-04-20 Intel Corporation External cavity laser with selective thermal control
US6804278B2 (en) 2001-07-06 2004-10-12 Intel Corporation Evaluation and adjustment of laser losses according to voltage across gain medium
US6822979B2 (en) 2001-07-06 2004-11-23 Intel Corporation External cavity laser with continuous tuning of grid generator
US7230959B2 (en) 2002-02-22 2007-06-12 Intel Corporation Tunable laser with magnetically coupled filter
US7872758B2 (en) * 2007-01-22 2011-01-18 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Determining and compensating for modulator dynamics in interferometric fiber-optic gyroscopes
US7817284B2 (en) * 2007-08-08 2010-10-19 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Interferometric fiber optic gyroscope with off-frequency modulation signals
US8773665B1 (en) 2011-04-01 2014-07-08 Emcore Corporation Compact fiber optic gyroscope
US8823946B1 (en) * 2011-06-13 2014-09-02 Emcore Corporation Multi-axis fiber optic gyroscope with single light source
US8717575B2 (en) 2011-08-17 2014-05-06 Honeywell International Inc. Systems and methods for environmentally insensitive high-performance fiber-optic gyroscopes
FR2990021B1 (fr) * 2012-04-27 2014-05-09 Ixblue Dispositif de mesure a fibre optique, gyrometre, centrale de navigation et de stabilisation inertielle.
FR3011072B1 (fr) * 2013-09-24 2017-05-19 Ixblue Systeme interferometrique a fibre optique multiaxe et procede de traitement d'un signal interferometrique dans un tel systeme
US10989535B1 (en) * 2020-01-31 2021-04-27 Northrop Grumman Systems Corporation Calibration circuit to mitigate fiber-optic gyroscope (FOG) bias error

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2605101B1 (fr) * 1986-10-14 1988-12-09 Thomson Csf Interferometre en anneau a fibres optiques a trois axes
DE4018397A1 (de) * 1990-06-08 1991-12-12 Standard Elektrik Lorenz Ag Vorrichtung und verfahren zur messung absoluter drehungen in mehreren raumrichtungen
DE4108807C2 (de) * 1991-03-18 1994-09-01 Litef Gmbh Mehrachsige faseroptische Drehratensensoranordnung
US5184195A (en) * 1991-05-28 1993-02-02 Litton Systems, Inc. Triaxial fiber optic Sagnac interferometer with single source and detector
US5189488A (en) * 1991-11-25 1993-02-23 Litton Systems, Inc. Fiber optical gyroscope utilizing orthogonal sequences

Also Published As

Publication number Publication date
EP0738873B1 (fr) 1999-09-29
DE69604439T2 (de) 2000-03-16
DE69604439D1 (de) 1999-11-04
JP4142120B2 (ja) 2008-08-27
EP0738873A1 (fr) 1996-10-23
FR2733320A1 (fr) 1996-10-25
US5719674A (en) 1998-02-17
FR2733320B1 (fr) 1997-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4142120B2 (ja) いくつかの軸の周りの回転速度の測定方法、及びこの測定方法を用いた干渉計型ジャイロスコープ
JP2878441B2 (ja) ファイバー光測定装置、ジャイロメータ、セントラルナビゲーション、及び安定化システム
Hotate et al. Resonator fiber optic gyro using digital serrodyne modulation
US5181078A (en) Fiber optic measuring device, rate gyro, navigation and stabilization system, and current sensor
US4545682A (en) Optical gyroscope
US5270791A (en) Fibre optic measuring device, rate gyro, stabilization system and magnetic field or current sensor
JPS6129715A (ja) 閉ル−プ干渉計において生じる非可逆的位相シフトを測定するための装置
US5420684A (en) Resonant interferometer fiber optic gyroscope
JPH0680405B2 (ja) 光フアイバジヤイロ
JPH0587580A (ja) 回転速度の測定のための光フアイバサニヤツク干渉計
JP2007500362A (ja) サニャック干渉計用固有振動数検出器
JP2000513812A (ja) 3軸光ファイバ・ジャイロスコープ
US5184195A (en) Triaxial fiber optic Sagnac interferometer with single source and detector
US5189488A (en) Fiber optical gyroscope utilizing orthogonal sequences
CN103267521B (zh) 采用单环两路双向谐振光载微波检测角速度的方法
US4433915A (en) Dual-polarization interferometer with a single-mode waveguide
US4585347A (en) Rotation rate measuring instrument
US7187448B2 (en) Nonreciprocal phase shift fiber-optic gyrometer
US4573797A (en) Analog fiber gyro with extended linear range
US5438411A (en) Electronic phase-tracking open-loop fiber optic gyroscope
JP3266318B2 (ja) 光ファイバ測定装置、ジャイロメータ、航法及び安定化用中央ユニット
Youmans et al. Design and performance of a fiber optic gyroscope using integrated optics
Lefèvre et al. A potpourri of comments about the fiber optic gyro for its fortieth anniversary: how fascinating it was and still is!
JPH04270914A (ja) 同期検波装置
RU2234680C2 (ru) Способ стабилизации масштабного коэффициента волоконно-оптического гироскопа

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20061211

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080115

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080513

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080612

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

S201 Request for registration of exclusive licence

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R314201

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term