JPH08310107A - 複写防止模様の作成方法及びその印刷物 - Google Patents

複写防止模様の作成方法及びその印刷物

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JPH08310107A
JPH08310107A JP13888195A JP13888195A JPH08310107A JP H08310107 A JPH08310107 A JP H08310107A JP 13888195 A JP13888195 A JP 13888195A JP 13888195 A JP13888195 A JP 13888195A JP H08310107 A JPH08310107 A JP H08310107A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、曲線状の集合模様に通常は肉眼で
識別できない潜像を施した印刷物及びその作成方法に関
するものである。本発明の印刷物は、銀行券、株券、債
券等の有価証券、各種証明書及び重要書類等に、複写機
による偽造及び変造を防止する機能を付与することを目
的としている。 【構成】 曲線状の集合模様を形成する潜像を施さない
部分の線画と潜像を施した部分の線画を、それぞれの部
分ごとに、基本曲線方向に一定の間隔で配列された所定
の形状の画線からなる、基本曲線に対して直角方向の画
線幅を互いに共通とする定周期断絶線で構成し、それぞ
れの部分の定周期断絶線の基本曲線方向に連続した一つ
の画線部と非画線部からなる一周期の長さが互いに異な
り、且つ、それぞれの部分の定周期断絶線の前記一周期
に相当する部分の画線面積率が互いに等しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲線状の集合模様に通
常は肉眼で識別できない潜像を施し、偽造、変造防止を
必要とする印刷物において、複写機により複写した場合
に潜像が発現する複写防止模様の作成方法及びその印刷
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀行券、株券、債券等の有価証券、各種
証明書及び重要書類等の印刷物において偽造、変造防止
策は重要な要素である。これら印刷物の偽造、変造防止
策は主に幾何学模様を多用化した図柄をデザインに用い
る方法と、印刷物に対し何等かの手段と作用を加えると
目視では認識できなかった潜像を現出するような方法が
ある。前者の代表的な例は、証券印刷物等のデザインに
広く用いられている地紋、彩紋模様、レリーフ模様等が
あり、後者の代表的な例は潜像凹版、複写機で色が正常
に再現されないような機能性インキ、コピー防止画線等
がある。しかし最近のカラー複写機の著しい普及に伴
い、偽造、変造による犯罪が増加する危険性を有してお
り、より一層効果の高い偽造、変造防止策として技術の
開発が望まれていた。
【0003】前記の幾何学模様を用いる偽造、変造防止
策としては、地紋、彩紋模様、レリーフ模様等があり、
基本的に一定の画線幅による曲画線の集合によって模様
を構成しているものである。これらの模様は印刷物のデ
ザイン等の意匠性を加味し、偽造、変造防止策を施すこ
とができ、模様を複雑にすることによって偽造物におけ
る同一の模様を作製しようとするのを困難とし、写真製
版装置による抽出または複写機では再現されにくい色彩
を用いたり、複雑な曲画線にして複写機及びスキャナー
の走査入出力に対するモアレを発生させたりすることで
偽造防止策としての役割を高めている。また、前記模様
類は証券印刷物等のデザインにおいて世界的に広く用い
られていると同時に、銀行券、株券、債券等の金銭的価
値を有する印刷物の模様として古くから用いられ、現在
でも一般的に高級感を印象づけるデザインとして重要な
模様となっており、銀行券、株券、債券等の有価証券、
各種証明書及び重要書類等の印刷物において、地紋、彩
紋模様、レリーフ模様等はデザイン上欠かすことのでき
ない模様となっている。しかし、最近では高機能化した
写真製版装置または複写機の出現によって充分な偽造、
変造防止効果をもたらしていないという欠点がある。
【0004】また、前記の印刷物に対し何等かの手段と
作用を加えると、目視では認識できなかった潜像を現出
するような方法の代表的な技術として、一般的にコピー
防止画線と称する一連の技術がある。即ち複写機によっ
て複写することにより、印刷物中に施してあった潜像が
現出するものである。このような複写機による偽造防止
に適する印刷物においては、基紙表面に例えば85線
30%の網点である微細構成素子よりなる文字を表示し
た潜像を銀インキを用いて印刷し、次にこの潜像以外の
余白部に前記潜像より粗または密(例えば150線30
%)の網点で印刷を施すと共に、前記潜像の上面に彩紋
や地紋等の印刷模様を施す、複写による偽造防止に適す
る潜像入り印刷物(特開昭57−20395号公報)が
あり、また、用紙の表面に網点で潜像を印刷し、万線
で潜像と同濃度の背景を同時印刷し、背景を含む潜像の
上面に装飾模様をコピーで再現されない程度の薄色の透
明性インキで重ね刷りすることにより、印刷物表面を体
裁よく仕上げ、コピーにかけると模様は見えなくなり、
背景は再現されると共に潜像は再現されず、背景と潜像
の濃度差が歴然となって複写物であることが一見して分
かる、複写防止に適する印刷物(特開昭60−7999
1号公報)があり、更に、150線10%の網点より
なる潜像をそなえ、且つ潜像周囲の白地面に50〜60
線10%程度の万線よりなる背景を備えた潜像版を用い
て、用紙の表面に濃色の印刷を施し、背景の万線と干渉
した時にモアレ模様を形成する平行線よりなる波形パタ
ーンを備えたオーバープリント版を用いて、用紙表面に
複写機で再生されない淡色の重ね刷りを施すことによ
り、印刷物の表面には肉眼を幻惑するモアレ模様が形成
されるので、潜像の存在は識別困難となり、複写機にか
けると潜像と波形パターンは再生されずに背景のみが再
生されるので、潜像が背景と区別して認められる、印刷
物における複写防止用潜像カムフラージ法(特開昭60
−87380号公報)等が開示されている。
【0005】前記公報等による印刷物では、いずれも網
点もしくは万線等が一定周期で連続配置する画線群(以
下、スクリーンパターンと称する)の粗密によって潜像
が施され、図1の印刷物(1)に示すように、印刷面全
体の模様(2)が均一濃度を持ったスクリーンパターン
となっている。前記潜像が施された印刷物(1)を複写
機によって複写した際、再生されない密構成のスクリー
ンパターン(3)と、再生される粗構成のスクリーンパ
ターン(4)とでは、図2の複写物(1’)の模様
(2’)に示すように濃度差が生じて、再生される粗構
成のスクリーンパターン(4’)に対して、再生されな
い密構成のスクリーンパターン(3’)の潜像部分が現
出するようにして、複写物であることが一目瞭然となる
ようにしたものであるが、印刷面全体が均一濃度を持っ
たスクリーンパターンとなっているから、肉眼視におい
ても同一印刷面上の異なるスクリーンパターンによっ
て、スクリーン形状の違いによる異別感及びスクリーン
パターンゆえに生ずる潜像の境界線との干渉部(5)に
より、潜像の存在を識別できてしまう欠点がある。前記
欠点を解決する方法として、前記公報等はいずれも潜像
をカムフラージするために別の模様や薄色の透明イン
キ、淡色の重ね刷りを施しているが、前記方法は潜像を
識別しにくくする点では有効であるが、工程数が増え経
済的でないという欠点を有している。
【0006】また、本願発明者らは、用紙表面に網点
もしくは万線等のパターンからなる潜像と、該潜像周囲
に前記潜像とは粗密が異なるパターンからなる背景を1
色で同時印刷した印刷物において、該潜像を施した潜像
模様が肉眼では識別されないことを特徴とする複写防止
に適する印刷物(特開平4−170569号公報)とし
て、潜像をカムフラージするための別の模様や薄色の透
明インキ、さらには、淡色の重ね刷りを施さず、白抜き
の円形模様や、全面的なスクリーンパターンに対する部
分的なスクリーンパターンの網点パーセントを増加した
同心円模様等で、カムフラージする方法を既に出願して
いるが、前述のとおり、前記従来技術は何れもスクリー
ンパターンにより潜像を施しているため、潜像の視認は
容易であり、単色印刷物では印刷物に別途、上書される
文字等の情報がカムフラージの役割を果たさなければな
らないことから、あくまでも文書等の背景をなす地紋模
様にしか活用できず、潜像を施した単色印刷画線模様そ
のものを彩紋模様のごとく自由なデザイン化した模様に
したり、装飾効果をもった美術的な印刷物にすることは
不可能である。更に、前記した従来技術の方法は、いず
れも網点もしくは万線等の粗密からなるスクリーンパタ
ーンでなければならないため、地紋、彩紋模様を多用し
ている銀行券、株券、債券などの有価証券等の既存製品
に用いるには適さないという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みなされたもので、複写防止を必要とする各種証明書及
び重要書類等をはじめ、銀行券、株券、債券などの有価
証券等に適用が可能な曲線状の集合模様に、通常は肉眼
で識別できない潜像を施すことによって、カムフラージ
のための重ね刷りも必要とせず、複写機による偽造、変
造防止効果を有する複写防止模様の作成方法及びその印
刷物の提供を目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の複写防止模様の
線画構成は、曲線状の集合模様を形成する潜像を施さな
い部分の線画と潜像を施した部分の線画を、それぞれの
部分ごとに、基本曲線方向に一定の間隔で配列された所
定の形状の画線からなる、基本曲線に対して直角方向の
画線幅を互いに共通とする定周期断絶線で構成し、それ
ぞれの部分の定周期断絶線の基本曲線方向に連続した一
つの画線部と非画線部からなる一周期の長さが互いに異
なり、且つ、それぞれの部分の定周期断絶線の前記一周
期に相当する部分の画線面積率が互いに等しくなること
を特徴としている。また、潜像を施さない部分の線画と
潜像を施した部分の線画の線画上の境界線が、基本曲線
と潜像の輪郭線との交点において前記基本曲線に接する
直線に対し、略直角に交わる直線となり、併せて、潜像
を施さない部分と潜像を施した部分のそれぞれの定周期
断絶線上の画線部と非画線部の境界線が、基本曲線と定
周期断絶線上の画線部と非画線部の前記境界線との交点
において前記基本曲線に接する直線に対し、略直角に交
わる直線となることを特徴としている。
【0009】
【作用】従来からの複写機による偽造防止に適する印刷
物では、網点もしくは万線等のスクリーンパターンの粗
密によって潜像が施され、印刷面全体が均一濃度を持っ
たスクリーンパターンとなっているのに対し、本発明の
線画構成では、曲線状の集合模様を形成する潜像を施さ
ない部分の線画と潜像を施した部分の線画を、それぞれ
の部分ごとに、基本曲線方向に一定の間隔で配列された
所定の形状の画線からなる、基本曲線に対して直角方向
の画線幅を互いに共通とする定周期断絶線で構成し、そ
れぞれの部分の定周期断絶線の基本曲線方向に連続した
一つの画線部と非画線部からなる一周期の長さが互いに
異なり、且つ、それぞれの部分の定周期断絶線の前記一
周期に相当する部分の画線面積率が互いに等しくなるよ
うに複写防止模様が構成される。即ち、潜像を施さない
部分の線画と潜像を施した部分の線画をそれぞれの前記
一周期に相当する部分で互いに同一の画線面積率とし、
且つ、膨張値等を加味した線画を印刷した印刷物の全体
を観察した場合、観察者には、潜像を施した部分の線画
と潜像を施さない部分の線画が、互いに形状の異なる定
周期断絶線であるにもかかわらず、基本曲線方向に連続
した一本の画線であるかのように認識されることによ
り、肉眼では潜像をまったく識別できなくすることを可
能にしている。また、本発明の線画構成を有した印刷物
を複写機により複写すると、複写機の解像力から、潜像
を施さない部分の定周期断絶線はそのまま再生され、潜
像を施した部分の定周期断絶線は再生されないか、もし
くは再生不良となるため、複写物を肉眼で観察した場
合、潜像を施さない部分の線画は、定周期断絶線である
にもかかわらず、基本曲線方向に連続した一本の画線で
あるかのように認識されるが、潜像を施した部分の線画
は認識不能となり、潜像を施さない部分と潜像を施した
部分に濃度差が生じ、潜像が発現する。
【0010】また、潜像を施さない部分の線画と潜像を
施した部分の線画の線画上の境界線を、基本曲線と潜像
の輪郭線との交点において前記基本曲線に接する直線に
対し、略直角に交わる直線とし、併せて、潜像を施さな
い部分と潜像を施した部分のそれぞれの定周期断絶線上
の画線部と非画線部の境界線を、基本曲線と定周期断絶
線上の画線部と非画線部の前記境界線との交点において
前記基本曲線に接する直線に対し、略直角に交わる直線
とすることで、基本曲線の曲線形状に応じて、各々の境
界線に異なる角度を付与できる。従って、潜像を施さな
い部分の線画と潜像を施した部分の線画の線画上の境界
線、及び、潜像を施さない部分と潜像を施した部分のそ
れぞれの定周期断絶線上の画線部と非画線部の境界線
は、潜像の輪郭線に関係なく複写防止模様の曲線形状に
よって常に変化し、潜像を施さない部分の線画と潜像を
施した部分の線画の線画上の境界線と、潜像を施さない
部分と潜像を施した部分のそれぞれの定周期断絶線上の
画線部と非画線部の境界線は、必ずしも互いに同一方向
にならないので、潜像の輪郭線と複写防止模様の線画の
干渉を防止でき、肉眼による潜像の非視認性に有効に作
用している。
【0011】
【実施例】本発明の複写防止模様の線画構成を図によっ
て説明する。本発明の線画構成による複写防止模様は、
本来、図3に示すように潜像を施さない部分の曲線状の
線画(6)と潜像を施した部分の曲線状の線画(7)に
よって構成されるものであるが、本発明の線画構成をよ
り詳細に示すために、曲線状の前記線画を直線と仮定し
て、図4を用いて説明する。図4は潜像を施さない部分
の線画と、潜像を施した部分の線画が直線状に連続して
いる場合を仮定して、各々の線画上の境界部分を拡大し
た図である。従って、本発明の複写防止模様を曲線状の
線画によって構成した際の、潜像を施さない部分と潜像
を施した部分の線画構成を示した図5における、基本曲
線(8)と潜像の輪郭線(9)との交点(10)におい
て前記基本曲線(8)に接する直線(11)、及び、基
本曲線(8)と潜像を施さない部分と潜像を施した部分
のそれぞれの定周期断絶線上の画線部と非画線部の境界
線(14)との交点(10’)において前記基本曲線
(8)に接する直線(11)は、図4においては、基本
曲線(8)と同一となる。
【0012】まず、図4において、潜像を施さない部分
の定周期断絶線の画線部と潜像を施した部分の定周期断
絶線の画線部の基本曲線に対して直角方向の画線幅を
A、潜像を施さない部分の定周期断絶線の画線部の基本
曲線方向の長さをB、潜像を施さない部分の定周期断絶
線の非画線部の基本曲線方向の長さをB’、潜像を施し
た部分の定周期断絶線の画線部の基本曲線方向の長さを
b、潜像を施した部分の定周期断絶線の非画線部の基本
曲線方向の長さをb’、潜像を施さない部分の定周期断
絶線の連続した一つの画線部と非画線部からなる一周期
の基本曲線方向の長さをW、潜像を施した部分の定周期
断絶線の連続した一つの画線部と非画線部からなる一周
期の基本曲線方向の長さをW’、印刷した際に画線部の
周囲に生じる膨張値(または収縮値)をχ’とする。こ
こで、本発明の線画構成による複写防止模様を印刷する
場合、前述のような本発明の効果を奏するためには、潜
像を施さない部分の定周期断絶線と潜像を施した部分の
定周期断絶線の画線面積率が重要な要素となるから、印
刷時の画線部における、基本曲線に対して直角方向の画
線幅と基本曲線方向の画線長さの変化を考慮することが
好ましい。印刷物上において、潜像を施さない部分の定
周期断絶線の画線部(12)の基本曲線方向の長さはB
+χ’+χ’となり、潜像を施した部分の定周期断絶線
の画線部(13)の基本曲線方向の長さはb+χ’+
χ’となる。本発明の作用及び効果を生じさせるために
は、本発明の線画構成を有した印刷物を複写機により複
写した場合、複写機の解像力によって、潜像を施さない
部分の定周期断絶線がそのまま再生され、潜像を施した
部分の定周期断絶線が再生されないか、もしくは再生不
良となることが必要であるから、(B+χ’+χ’)>
(b+χ’+χ’)を満足させると同時に、潜像を施さ
ない部分の定周期断絶線と潜像を施した部分の定周期断
絶線を、見かけ上、同濃度に見せるため、それぞれの部
分の定周期断絶線の前記一周期に相当する部分の画線面
積率を互いに等しくしなければならない。即ち、本発明
の効果を奏する線画構成では、線画設計の段階におい
て、潜像を施さない部分の定周期断絶線の前記一周期の
基本曲線方向の長さWと潜像を施した部分の定周期断絶
線の前記一周期の基本曲線方向の長さW’が、W:(B
+χ’+χ’)=W’:(b+χ’+χ’)の関係を満
足しなければならない。
【0013】更に、本発明の複写防止模様の線画構成
は、曲線状の集合模様を形成する潜像を施さない部分の
線画と潜像を施した部分の線画を、それぞれの部分ごと
に、基本曲線方向に一定の間隔で配列された所定の形状
の画線からなる、基本曲線に対して直角方向の画線幅を
互いに共通とする定周期断絶線で構成し、それぞれの部
分の定周期断絶線の基本曲線方向に連続した一つの画線
部と非画線部からなる一周期の長さが互いに異なり、且
つ、それぞれの部分の定周期断絶線の前記一周期に相当
する部分の画線面積率が互いに等しくなることを特徴と
している。印刷物上で、潜像を施した部分の定周期断絶
線の非画線部の基本曲線方向の長さをb’としたとき、
図4に示すb’は、潜像が肉眼で視認されず、且つ、複
写機では解像されない範囲の30μm〜60μmで設定
すれば良い。
【0014】また、従来開示されている複写防止用印刷
物は、網点もしくは万線等におけるスクリーンパターン
の粗密によって潜像が施されているため、複写防止模様
を形成する各々の画線の、潜像を施さない部分の画線と
潜像を施した部分の画線の画線上の境界線の方向が、潜
像を施さない部分と潜像を施した部分の境界部におい
て、同一方向に規則性を持ってしまうために干渉が生
じ、潜像が目視で視認されてしまうことから、カムフラ
ージ模様を用いらざるを得ない一要因となっていたが、
本発明の線画構成は、複写防止模様における潜像の非視
認性を高める方法として、図5に示すように、潜像を施
さない部分の線画と潜像を施した部分の線画の線画上の
境界線(15)を、基本曲線(8)と潜像の輪郭線
(9)との交点(10)において前記基本曲線(8)に
接する直線(11)に対し、略直角に交わる直線とし、
併せて、潜像を施さない部分と潜像を施した部分のそれ
ぞれの定周期断絶線上の画線部と非画線部の境界線(1
4)を、基本曲線(8)と定周期断絶線上の画線部と非
画線部の前記境界線(14)との交点(10’)におい
て前記基本曲線(8)に接する直線(11)に対し、略
直角に交わる直線とすることができる。ちなみに、図6
に示すように、前記境界線(15)と潜像の輪郭線
(9)を同一方向とし、前記境界線(14)を基本曲線
(8)と関係なく一方向としたとき、前述した本発明の
線画設計方法を用いた場合であっても、前記境界線(1
5)は潜像の輪郭線(9)と場所によっては同一方向に
規則性を持ってしまい干渉が生ずるし、また、前記境界
線(14)は基本曲線(8)と場所によっては同一方向
に規則性を持ってしまい干渉が生ずる。これに対して本
発明では、図5に示すように、前記境界線(15)を、
基本曲線(8)と潜像の輪郭線(9)との交点において
前記基本曲線(8)に接する直線(11)に対し、略直
角に交わる直線とすることができるから、潜像を施さな
い部分の定周期断絶線と潜像を施した部分の定周期断絶
線の境界線(15)と、潜像の輪郭線(9)とは同一方
向に規則性を持たなくすることができる。よって、本発
明による線画構成を用いた複写防止模様を印刷した場
合、潜像を施さない部分の定周期断絶線の画線部(1
2)、潜像を施した部分の定周期断絶線の画線部(1
3)、潜像の輪郭線(9)及び潜像を施さない部分と潜
像を施した部分のそれぞれの定周期断絶線上の画線部と
非画線部の境界線(14)の相互間における干渉を防止
できる。
【0015】本発明の実施例をさらに詳細に説明する。
一般的に彩紋模様は、図案に従い数学関数上で描画した
模様であるため、前記模様を作成する装置としては、歯
車、カム等の機械的動作によって描画する装置と、コン
ピュータを用いて二次元座標上の関数により描画する装
置があるが、本実施例においては市販のコンピュータ・
グラフィック・デザイン装置(以下CGSという。)を
用いた例で説明する。
【0016】本発明においては、前述したように、印刷
時の画線の膨張値(または収縮値)を加味して製版時に
おける線画設計を行うにあたり、予め膨張値(または収
縮値)をテスト画線で調査した。テスト画線として、製
版用フィルム原版上の画線幅を100μmとした従来の
彩紋模様の形態を有する図7のような印刷物(16)を
作製した。この印刷物(16)は、用紙に市販のコート
紙(SKコート)を用い、インキのレオロジー適性を、
一般的な適性である粘度99ポアズ、タック値4.4と
した市販のオフセットインキ(グレー)でオフセット印
刷を行った後、前記印刷物(16)の彩紋模様(17)
の画線(18)の画線幅を測定した結果、116μmと
計測されたので、画線幅方向の画線の膨張値は合計16
μmであり、印刷をした際の画線周囲に生じる膨張値
(または収縮値)χ’は8μmであることがわかった。
【0017】前記テスト画線により得られた画線周囲に
生じる膨張値8μmの値を用いて、本発明の線画構成に
より、潜像を施さない部分の定周期断絶線の画線部の基
本曲線に対して直角方向の印刷画線幅が116μmとな
る彩紋模様印刷物図8を得るための刷版を作製した。ま
ず市販のCGSを用い、図9に示すような彩紋模様を構
成する基本をなすスプライン曲線からなる基本曲線
(8)を二次元座標上に設定し、潜像パターン(19)
をスプライン曲線からなる基本曲線(8)上に配置し
た。なお、前記潜像パターンは、本発明の印刷物が不心
得者により複写機によって複製された場合に、目視によ
って明瞭に識別できるものであれば、文字、図形の何れ
をも問わない。潜像を施さない部分の線画と潜像を施し
た部分の線画の境界は、前記図9におけるスプライン曲
線からなる基本曲線(8)と前記潜像パターンの輪郭線
(9)の部分拡大図である図10の、潜像パターンの輪
郭線(9)と前記基本曲線(8)との交点(10)にお
いて形成される。
【0018】まず、本実施例で作成しようとしている複
写防止用彩紋模様では、図4における潜像を施さない部
分の定周期断絶線の画線部の基本曲線に対して直角方向
の印刷画線幅を116μmとし、線画設計上の画線幅A
を、前述のテスト画線で把握した画線幅方向の画線の膨
張値16μmを差し引いた100μmと設定した。次
に、潜像を施した部分の線画設計、即ち、図4における
潜像を施した部分の定周期断絶線の一周期の基本曲線方
向の長さW’を規定づけるため、潜像を施した部分の定
周期断絶線の画線部の基本曲線方向の長さbと、潜像を
施した部分の定周期断絶線の非画線部の基本曲線方向の
長さb’を設定することが必要である。まず、印刷物上
における潜像を施した部分の定周期断絶線の画線部の基
本曲線方向の長さb+χ’+χ’については、潜像が肉
眼で視認されず、且つ、複写機で解像されないことが必
要であるから、一般的な複写機の出力解像度を400d
piとすると1画素は64μmであるため、解像されに
くい長さの目安として64μm以下が適しており、本実
施例では、前記長さb+χ’+χ’を50μmとした。
従って、テスト画線で把握した基本曲線方向の画線の膨
張値16μmを差し引くことにより、bを34μmとし
た。次に、潜像を施した部分の定周期断絶線の非画線部
の基本曲線方向の長さb’は、潜像が肉眼で視認され
ず、且つ、複写機で解像されない範囲の30μm〜60
μmが可能であるが、本実施例では50μmとした。こ
れにより、潜像を施した部分の定周期断絶線の一周期の
基本曲線方向の長さW’は34+16+50の100μ
mとなり、画線面積率として(b+χ’+χ’)/W’
×100の50%が得られた。また、本発明の線画構成
を有した印刷物を複写機により複写した場合、複写機の
解像力によって、潜像を施さない部分の定周期断絶線が
そのまま再生され、潜像を施した部分の定周期断絶線が
再生されないか、もしくは再生不良となることが必要で
あるから、(B+χ’+χ’)>(b+χ’+χ’)を
満足させなければならず、(B+χ’+χ’)>50が
必須条件となる。そこで、線画設計上における潜像を施
さない部分の定周期断絶線の画線部の基本方向の長さB
を134μmとし、B+χ’+χ’を134+8+8の
150μmとした。従って、設定されたb、W’及びB
を前記計算式にあてはめると、W:150=100:5
0となり、潜像を施さない部分の定周期断絶線の一周期
の基本曲線方向の長さWとして300μmが得られ、潜
像を施さない部分の定周期断絶線の非画線部の基本曲線
方向の長さB’として150μmが得られた。
【0019】更に、前記計算式で得られた数値によっ
て、図11のように二次元データ上で、線画設計段階に
おける、潜像を施さない部分の定周期断絶線の画線部
(12’)の基本曲線に対して直角方向の画線幅Aを1
00μm、同画線部(12’)の基本曲線方向の長さB
を134μm、潜像を施さない部分の定周期断絶線の前
記一周期の基本曲線方向の長さWを300μm、潜像を
施した部分の定周期断絶線の画線部(13’)の基本曲
線に対して直角方向の画線幅Aを100μm、同画線部
(13’)の基本曲線方向の長さbを34μm、潜像を
施した部分の定周期断絶線の前記一周期の基本曲線方向
の長さW’を100μmで構成した彩紋模様を、市販の
レーザープロッターを用いて製版用フィルム原版を得、
市販のポジタイプPS版で刷版を作製した。次に、得ら
れた刷版を用い、市販のコート紙(SKコート)上に、
インキのレオロジー適性を、粘度99ポアズ、タック値
4.4とした市販のオフセットインキ(グレー)で、印
刷機器の調整は一般の平版オフセット印刷に等しく、特
別に調整することなくオフセット印刷を行い、図8の印
刷物を得た。
【0020】図8の印刷物を目視で観察した場合、観察
者には、潜像を施した部分の線画と潜像を施さない部分
の線画が、互いに形状の異なる定周期断絶線であるにも
かかわらず、基本曲線方向に連続した一本の画線である
かのように認識されることにより、肉眼では潜像をまっ
たく識別できなくすることを可能にしている。従って、
観察者は印刷線画の拡大視を試みない限り、潜像を施し
た部分(20)の存在をまったく視認することができ
ず、一見すると潜像を施した彩紋模様(21)を有する
印刷物(22)は、図7の従来の彩紋模様(17)を有
する印刷物(16)と同一の印刷物に見える。
【0021】図12は、本発明の彩紋模様を有する印刷
物図9を、カラー複写機(キャノン・カラーレーザーコ
ピア470)によって複製した複製物(23)を示した
ものである。図8に示す潜像を施した部分(20)に対
置する図12の潜像を施した部分(25)は、複写機で
再生不能となり、潜像を施さない部分の定周期断絶線
(24’)のみが認識できる線画となることから顕像
(25)の状態となり、複写機を用いた複製物であるこ
とは一目瞭然であった。これによって真偽判別が可能と
なる。
【0022】
【発明の効果】本発明では、前述のとおり、肉眼では潜
像をまったく識別できなく、且つ、複写機により複写し
た場合は潜像を施した部分が再生不能となり、潜像が顕
像化されるので、複写機による偽造、変造を防止でき
る。また、本発明の彩紋模様では、単色印刷においても
容易に肉眼では潜像を識別できないことから、あえてカ
ムフラージ模様を重ね刷りする必要がなく、前記彩紋模
様を単色の地紋模様として用いることもできる。これに
より、本発明は、複写機による偽造、変造を防止しなけ
ればならない銀行券、株券、債券等の有価証券や、各種
証明書及び重要書類等の複写機による偽造、変造を防止
する技術として有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の複写防止用印刷物の模様及び前記模様
の一部拡大図
【図2】 従来の複写防止用印刷物の複写物の模様及び
前記模様の一部拡大図
【図3】 本発明の複写防止模様及び前記模様の一部拡
大図
【図4】 潜像を施さない部分の線画と潜像を施した部
分の線画の境界部の拡大図
【図5】 潜像を施さない部分と潜像を施した部分の線
画構成を示した図
【図6】 潜像を施さない部分の線画と潜像を施した部
分の線画の境界線を、潜像の輪郭線と同一方向とし、潜
像を施さない部分と潜像を施した部分のそれぞれの定周
期断絶線上の画線部と非画線部の境界線を、基本曲線と
関係なく一方向とした場合を示した図
【図7】 従来の彩紋模様を有する印刷物及び前記模様
の拡大図
【図8】 本発明の彩紋模様を有する印刷物及び前記模
様の拡大図
【図9】 彩紋模様を構成する基本曲線及び潜像パター
ンを設定した図
【図10】 彩紋模様を構成する基本曲線及び潜像パタ
ーンの一部拡大図
【図11】 本発明の彩紋模様の二次元データ上の線画
構成図
【図12】 本発明の彩紋模様を施した印刷物の複製物
及び複製された前記模様の一部拡大図
【符号の説明】
1 従来の複写防止用印刷物 2 印刷面全体の模様 3 印刷物上の再生されない密構成のスクリーンパタ
ーン 3’ 複写物上の再生されない密構成のスクリーンパタ
ーン 4 印刷物上の再生される粗構成のスクリーンパター
ン 4’ 複写物上の再生される粗構成のスクリーンパター
ン 5 潜像の境界線との干渉部 6 潜像を施さない部分の線画 7 潜像を施した部分の線画 8 基本曲線 9 潜像の輪郭線 10 基本曲線と潜像の輪郭線との交点 10’定周期断絶線上の画線部と非画線部の境界線と基
本曲線との交点 11 基本曲線に接する直線 12 潜像を施さない部分の定周期断絶線の画線部 12’潜像を施さない部分の定周期断絶線の画線部 13 潜像を施した部分の定周期断絶線の画線部 13’潜像を施した部分の定周期断絶線の画線部 14 潜像を施さない部分と潜像を施した部分のそれぞ
れの定周期断絶線上の画線部と非画線部の境界線 15 潜像を施さない部分の線画と潜像を施した部分の
線画の境界線 16 従来の彩紋模様を有する印刷物 17 従来の彩紋模様 18 従来の彩紋模様の画線 19 潜像パターン 20 潜像を施した部分 20’潜像を施した部分の線画 21 潜像を施した彩紋模様 21’潜像を施さない部分の線画 22 潜像を施した彩紋模様を有する印刷物 23 複製物 24 複製物の彩紋模様 24’複製物の彩紋模様の線画 25 顕像 A 潜像を施さない部分の定周期断絶線の画線部と潜
像を施した部分の定周期断絶線の画線部の基本曲線に対
して直角方向の画線幅 B 潜像を施さない部分の定周期断絶線の画線部の基
本曲線方向の長さ B’ 潜像を施さない部分の定周期断絶線の非画線部の
基本曲線方向の長さ b 潜像を施した部分の定周期断絶線の画線部の基本
曲線方向の長さ b’ 潜像を施した部分の定周期断絶線の非画線部の基
本曲線方向の長さ W 潜像を施さない部分の定周期断絶線の一周期の基
本曲線方向の長さ W’ 潜像を施した部分の定周期断絶線の一周期の基本
曲線方向の長さ χ’ 画線周囲に生じる膨張値(または収縮値)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲線状の集合模様を形成する潜像を施さ
    ない部分の線画と潜像を施した部分の線画を、それぞれ
    の部分ごとに、基本曲線方向に一定の間隔で配列された
    所定の形状の画線からなる、基本曲線に対して直角方向
    の画線幅を互いに共通とする定周期断絶線で構成し、そ
    れぞれの部分の定周期断絶線の基本曲線方向に連続した
    一つの画線部と非画線部からなる一周期の長さが互いに
    異なり、且つ、それぞれの部分の定周期断絶線の前記一
    周期に相当する部分の画線面積率が互いに等しくなるこ
    とを特徴とする複写防止模様の作成方法。
  2. 【請求項2】 曲線状の集合模様を形成する潜像を施さ
    ない部分の線画と潜像を施した部分の線画を、それぞれ
    の部分ごとに、基本曲線方向に一定の間隔で配列された
    所定の形状の画線からなる、基本曲線に対して直角方向
    の画線幅を互いに共通とする定周期断絶線で構成し、そ
    れぞれの部分の定周期断絶線の基本曲線方向に連続した
    一つの画線部と非画線部からなる一周期の長さが互いに
    異なり、且つ、それぞれの部分の定周期断絶線の前記一
    周期に相当する部分の画線面積率が互いに等しくなるこ
    とを特徴とする複写防止模様を有する印刷物。
  3. 【請求項3】 潜像を施さない部分の線画と潜像を施し
    た部分の線画の線画上の境界線が、基本曲線と潜像の輪
    郭線との交点において前記基本曲線に接する直線に対
    し、略直角に交わる直線となり、併せて、潜像を施さな
    い部分と潜像を施した部分のそれぞれの定周期断絶線上
    の画線部と非画線部の境界線が、基本曲線と定周期断絶
    線上の画線部と非画線部の前記境界線との交点において
    前記基本曲線に接する直線に対し、略直角に交わる直線
    となることを特徴とする前記請求項1記載の複写防止模
    様の作成方法。
  4. 【請求項4】 潜像を施さない部分の線画と潜像を施し
    た部分の線画の線画上の境界線が、基本曲線と潜像の輪
    郭線との交点において前記基本曲線に接する直線に対
    し、略直角に交わる直線となり、併せて、潜像を施さな
    い部分と潜像を施した部分のそれぞれの定周期断絶線上
    の画線部と非画線部の境界線が、基本曲線と定周期断絶
    線上の画線部と非画線部の前記境界線との交点において
    前記基本曲線に接する直線に対し、略直角に交わる直線
    となることを特徴とする前記請求項2記載の複写防止模
    様潜像を有する印刷物。
  5. 【請求項5】 前記曲線状の集合模様が地紋、彩紋模様
    であることを特徴とする前記請求項1記載の複写防止模
    様の作成方法。
  6. 【請求項6】 前記曲線状の集合模様が地紋、彩紋模様
    であることを特徴とする前記請求項2記載の複写防止模
    様を有する印刷物。
  7. 【請求項7】 前記曲線状の集合模様が地紋、彩紋模様
    であることを特徴とする前記請求項3記載の複写防止模
    様の作成方法。
  8. 【請求項8】 前記曲線状の集合模様が地紋、彩紋模様
    であることを特徴とする前記請求項4記載の複写防止模
    様を有する印刷物。
  9. 【請求項9】 前記曲線状の集合模様がレリーフ模様で
    あることを特徴とする前記請求項1記載の複写防止模様
    の作成方法。
  10. 【請求項10】 前記曲線状の集合模様がレリーフ模様
    であることを特徴とする前記請求項2記載の複写防止模
    様を有する印刷物。
  11. 【請求項11】 前記曲線状の集合模様がレリーフ模様
    であることを特徴とする前記請求項3記載の複写防止模
    様の作成方法。
  12. 【請求項12】 前記曲線状の集合模様がレリーフ模様
    であることを特徴とする前記請求項4記載の複写防止模
    様を有する印刷物。
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