JPH08307865A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JPH08307865A
JPH08307865A JP13754395A JP13754395A JPH08307865A JP H08307865 A JPH08307865 A JP H08307865A JP 13754395 A JP13754395 A JP 13754395A JP 13754395 A JP13754395 A JP 13754395A JP H08307865 A JPH08307865 A JP H08307865A
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sampling
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Pending
Application number
JP13754395A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hirata
晋一 平田
Akifumi Arayashiki
明文 荒屋敷
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP13754395A priority Critical patent/JPH08307865A/ja
Publication of JPH08307865A publication Critical patent/JPH08307865A/ja
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  • Image Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣接画素間の相関性を利用して冗長度を削減
し、圧縮効率を向上させることができる画像処理方法を
提供する。 【構成】 原画像Aをサブサンプリングした各サブサン
プリング画像B1,B2,B3,B4 の画素値の平均値で構成
される平均値画像B'1と、その平均値画像B'1との差分
をとった差分画像B'2,B'3,B'4とを作成して冗長度
の削減する画像変換を行い、平均値画像B'1について
は、更にサブサンプリングして、冗長度を削減する画像
変換を行い、以上の行程を多段階で行い、最終的な平均
値画像B'''1と段階的な差分画像B'2〜B'4,B''2 〜
B''4 ,B'''2〜B'''4とを量子化及び可変長符号化す
る画像処理方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像を圧縮のために符
号化し、伸長のために復号化する画像処理方法に係り、
特に静止画像において圧縮効率を向上させることができ
る画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】静止画像の符号化方式として、JPEG
(Joint Photographic coding Experts Group )方式が
知られている。このJPEG方式の概略を図12を使っ
て説明する。図12は、JPEG方式の符号化/復号化
を説明するための概略構成ブロック図である。
【0003】まず、JPEG方式の符号化は、原画像
を、例えば、8×8画素のブロックに分割し、ブロック
毎にブロックデータを離散コサイン変換(DCT)を行
い、変換後の係数を量子化(Q)し、量子化後の係数を
可変長符号化(VLC)して符号化データを作成するも
のである。この符号化データは、記憶媒体に格納された
り、伝送路に送出されたりするものである。
【0004】また、JPEG方式の復号化は、上記符号
化された符号化データを可変長復号化(VLD)し、逆
量子化(IQ)し、逆離散コサイン変換(IDCT)し
てブロックのデータを得るようになっている。
【0005】尚、JPEG方式については、インターフ
ェース「カラー静止画像の国際標準符号化方式」 遠藤
俊明著 1991年12月号 p160〜p182 に
具体的に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の静止画像の処理方法では、圧縮率が高くなると周波
数空間上での誤差が大きくなり、更に伸長のための復号
化において再生画像の劣化を招くという問題点があっ
た。
【0007】また、ある画素が隣接する他の画素との間
に相関関係が高いという特性を充分利用しているとは言
えず、その相関関係を利用して圧縮効率を高めていない
という問題点があった。
【0008】具体的には、図13に示すように、一般
に、任意の1画素(pixel )に対して、隣接する上下左
右の4近傍画素、若しくは周囲の8近傍画素で画素同士
に相関関係(相関性)が高い(よく似ている)ことが知
られており、この相関性を利用できれば圧縮率向上が期
待できるものである。
【0009】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、隣接画素間の相関性を利用して冗長度を削減し、圧
縮効率を向上させることができる画像処理方法を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、静止画像を符号化
し、符号化されたデータを復号化して静止画像を再生す
る画像処理方法において、前記静止画像の画素の画素番
号を整数で割った余りと商でグループ分けするサブサン
プリングを行い、前記グループに分けられた部分画像を
サブサンプリング画像とし、前記全てのサブサンプリン
グ画像で相対的な画素位置にある画素の平均値を計算
し、前記平均値で構成される部分画像を平均値画像とし
て作成して前記サブサンプリング画像の1つの位置に割
り当て、前記平均値画像と割り当てられていない他のサ
ブサンプリング画像との差分を各々計算して差分画像を
作成し、前記各々の差分画像を前記他のサブサンプリン
グ画像の対応する位置に割り当てて符号化を行うことを
特徴としている。
【0011】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、画像処理方法において、請求項1記
載の画像処理方法で符号化された画像データを復号化
し、前記復号化された各々の差分画像に前記復号化され
た平均値画像を対応画素毎に加算して各々の加算画像を
形成し、前記平均値画像の各画素を前記加算画像の数分
整数倍して前記全ての加算画像との差分を計算した新た
な画像を形成し、前記新たな画像と前記加算画像を請求
項1におけるサブサンプリングの逆の方法で画素の並び
替えを行って静止画像を再生することを特徴としてい
る。
【0012】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、画像処理方法において、請求項1記
載の平均値画像をサブサンプリングして次段のサブサン
プリング画像を形成し、前記全ての次段のサブサンプリ
ング画像で相対的な画素位置にある画素の平均値を計算
し、前記平均値で構成される部分画像を次段の平均値画
像として作成して前記次段のサブサンプリング画像の1
つの位置に割り当て、前記次段の平均値画像と割り当て
られていない他の次段のサブサンプリング画像との差分
を各々計算して次段の差分画像を作成し、前記各々の次
段の差分画像を前記他の次段のサブサンプリング画像の
対応する位置に割り当て、更に前記次段の平均値画像を
上記同様の処理を繰り返して得られる最終段の平均値画
像と段階的な差分画像との符号化を行うことを特徴とし
ている。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、画像処理方法において、請求項3記
載の画像処理方法で符号化された画像データを復号化
し、前記復号化された最終段の各々の差分画像に前記復
号化された最終段の平均値画像を対応画素毎に加算して
各々の加算画像を形成し、前記最終段の平均値画像の各
画素を前記加算画像の数分整数倍して前記全ての加算画
像との差分を計算した新たな画像を形成し、前記新たな
画像と前記加算画像を請求項1におけるサブサンプリン
グの逆の方法で画素の並び替えを行い画像を合成し、更
に前記合成画像を上記同様の処理を繰り返して静止画像
を再生することを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1,2記載の発明によれば、原画像をサ
ブサンプリングし、そのサブサンプリング画像から平均
値画像と差分画像を形成し、それら画像を符号化し、ま
た、復号化して平均値画像と差分画像からサブサンプリ
ング画像を復元し、サブサンプリングとは逆の方法で画
素の並び替えを行って原画像を再生する画像処理方法と
しているので、サブサンプリングにより隣接画素間の相
関性を利用し、平均値画像とその差分画像とすることで
冗長度を削減できる。
【0015】請求項3,4記載の発明によれば、請求項
1におけるサブサンプリングと平均値画像及び差分画像
を形成する処理を多段階に繰り返して符号化し、また、
請求項2における復号化して最終段の平均値画像と最終
段の差分画像から新たな画像と加算画像を形成してサブ
サンプリングの逆の方法で画像を合成する処理を多段階
に繰り返して画像を再生する画像処理方法としているの
で、サブサンプリングにより隣接画素間の相関性を利用
し、最終段の平均値画像と段階的な差分画像とすること
で冗長度を削減し、繰り返し処理の回数により圧縮効率
を向上させることができる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。本発明の一実施例に係る画像処理方法は、
原画像を垂直方向又は水平方向若しくは垂直及び水平方
向に画素毎に画像を分割(サブサンプリング)し、複数
に分割された画像(サブサンプリング画像)について、
各サブサンプリング画像の画素値の平均値で構成される
平均値画像と、その平均値画像との差分をとった差分画
像とを作成して冗長度の削減する画像変換を行い、平均
値画像については、更にサブサンプリングして、冗長度
を削減する画像変換を行い、以上の行程を多段階で行
い、最終的な平均値画像と段階的な差分画像とを量子化
及び可変長符号化するもので、隣接する画素間の空間的
相関性を利用して符号化し、圧縮効率を向上させること
ができるものである。
【0017】まず、本発明の一実施例に係る画像処理方
法の符号化における画像変換方法について、図1〜図4
を使って説明する。図1は、本発明の一実施例に係る画
像処理方法における画像変換方法の中のサブサンプリン
グの例を示す説明図であり、図2は、本実施例の画像変
換方法における冗長度の削減の例を示す説明図であり、
図3は、本実施例の画像変換方法において多段階に冗長
度の削減を行う例を示す説明図であり、図4は、本実施
例の画像変換方法の概念を示す説明図である。
【0018】本発明の一実施例に係る画像処理方法の符
号化における画像変換方法の概略は、まず、符号化しよ
うとする原画像を複数の画像に分割するサブサンプリン
グを行ってサブサンプリング画像を作成し、次に複数に
分割されたサブサンプリング画像から平均値をとった平
均値画像と、平均値画像との差分をとった差分画像とを
作成して冗長度を削減し、平均値画像を更にサブサンプ
リングして冗長度を削減し、このサブサンプリングと冗
長度の削減とを多段階に行う方法である。
【0019】ここで、上記サブサンプリング画像の作成
方法について3つの例を用いて説明する。第1の例とし
て、1フレームの静止画像(原画像)が垂直方向にk本
の画素ラインから構成されている場合に、k本の画素ラ
インのライン番号を整数nで割った時の余りでn個にグ
ループ分けし、更に各グループ内でライン毎の画素デー
タを除算結果の商の小さい順で配列してn個の部分画像
(サブサンプリング画像)を作成するものである。
【0020】第2の例として、原画像が水平方向にs個
の画素数で構成されている場合に、s個の画素の画素番
号を整数mで割った時の余りでm個にグループ分けし、
更に各グループ内で画素毎の画素データを除算結果の商
の小さい順で配列してm個の部分画像(サブサンプリン
グ画像)を作成するものである。
【0021】第3の例として、原画像が水平方向にs個
の画素数で構成され、水平方向の画素ラインが垂直方向
にt本で構成されている場合に、s個の画素の画素番号
を整数mで割った時の余りとt本の画素ラインのライン
番号をnで割った時の余りでm×n個にグループ分け
し、更に各グループ内で画素毎の画素データを除算結果
の商の小さい順で配列してm×n個の部分画像(サブサ
ンプリング画像)を作成するものである。
【0022】本実施例の説明では、図1に示すように、
原画像Aを垂直方向、水平方向両方向に2×2で分割
し、原画像の1/4の大きさの4つのサブサンプリング
画像を作成する例で説明する。つまり、水平方向にW画
素、垂直方向にH画素で構成される原画像Aについて、
各画素値をp(x,y)とすると、サブサンプリング画
像B1,B2,B3,B4 を作成する方法は、次式のようにな
る。 B1 =a(i,j) =p(2i,2j) B2 =b(i,j) =p(2i+1,2j) B3 =c(i,j) =p(2i,2j+1) B4 =d(i,j) =p(2i+1,2j+1) 但し、0≦i<W/2、0≦j<H/2である。
【0023】次に、本実施例の画像変換方法における冗
長度の削減方法は、図2に示すように、サブサンプリン
グ画像B1,B2,B3,B4 において相対的に同位置にある
4画素の平均値で構成される平均値画像B'1と、平均値
画像B'1と各サブサンプリング画像B2,B3,B4 との差
分画像B'2,B'3,B'4を作成するもので、具体的に
は、次式を用いて画素値を算出する。 B'1=a'(i,j)={a(i,j)+b(i,j)+c(i,j)+d(i,j)
}/4 B'2=b'(i,j)=b(i,j) −a'(i,j) B'3=c'(i,j)=c(i,j) −a'(i,j) B'4=d'(i,j)=d(i,j) −a'(i,j)
【0024】例えば、図2のサブサンプリング画像B1,
B2,B3,B4 の各左上の画素a(0,0),b(0,0),c(0,0),
d(0,0) から、平均値をとった画素値を平均値画像B'1
の左上の画素値a'(0,0)とする。また、差分画像B'2の
左上の画素値b'(0,0)は、サブサンプリング画像B2 の
左上の画素値b(0,0) から平均値a'(0,0)を引いた値に
なり、同様に差分画像B'3の左上の画素値c'(0,0)は、
サブサンプリング画像B3 の左上の画素値c(0,0) から
平均値a'(0,0)を引いた値になり、差分画像B'4の左上
の画素値d'(0,0)は、サブサンプリング画像B4 の左上
の画素値d(0,0) から平均値a'(0,0)を引いた値にな
る。そして、以下同様にサブサンプリング画像B1,B2,
B3,B4 において相対的に同位置にある4画素について
平均値と差分を算出して変換後の画像を求める。
【0025】ここで、差分画像B'2,B'3,B'4は、エ
ッジなど急激に画素値が変化する場合は大きな値になる
が、その他の場合は、値が0付近の値をとる。そこで、
差分画像B'2,B'3,B'4に対して量子化、可変長符号
化を施すことにより、情報量を削減することができる。
【0026】一方、4画素の平均値で構成される平均値
画像B'1は、原画像Aを1/4の大きさに縮小した画像
といってもよく、情報量はかなり削減されているが、更
に情報量を削減するために、第2段階として、平均値画
像B'1について、前述したサブサンプリングを行って更
に画像を4分割し、前述した冗長度の削減を行って、図
3に示すように、画像B'1における平均値画像B''1
と、差分画像B''2,B''3,B''4 を作成する。そして、
差分画像B''2,B''3,B''4 に対して量子化、可変長符
号化を施す。
【0027】そして、更に、情報量を削減するために
は、第3段階として、平均値画像B''1 について、前述
したサブサンプリングを行って画像を4分割し、更に前
述した冗長度の削減を行って、図3に示すように、画像
B''1 における平均値画像B'''1と、差分画像B'''2,
B'''3, B'''4を作成して、平均値画像B'''1と差分画
像B''2,B''3,B''4 に対して量子化、可変長符号化を
施す。
【0028】このようにして、原画像Aを変換する処理
を行った結果は、図4に示すように、階層的に表現でき
る画像となる。尚、何段階の変換を行うかは任意であ
り、要求される圧縮率と処理スピードとのかねあいから
決定するものである。
【0029】次に、上記の本実施例の画像変換方法を用
いて符号化した符号化データを復号化する際の画像逆変
換方法について、図5を使って説明する。図5は、本実
施例に係る画像処理方法の復号化における画像逆変換方
法の中の冗長度復元の例を示す説明図である。尚、図5
では、平均値画像B'1と差分画像B'2,B'3,B'4から
サブサンプリング画像B1,B2,B3,B4 を復元する例を
示している。
【0030】本実施例の画像処理方法の復号化における
画像逆変換方法の概略は、まず、平均値画像と複数の差
分画像から冗長度の復元を行ってサブサンプリング画像
を復元し、次に復元されたサブサンプリング画像からサ
ブサンプリングの逆の操作である画像の合成を行い、こ
の冗長度の復元と画像の合成を多段階に行って原画像を
復元する方法である。
【0031】まず、冗長度の復元方法は、図5に示すよ
うに、平均値画像B'1と差分画像B'2,B'3,B'4にお
いて相対的に同位置にある4画素から、次式を用いて復
元するサブサンプリング画像の画素値を算出する。 B2 =b(i,j) =b'(i,j)+a'(i,j) B3 =c(i,j) =c'(i,j)+a'(i,j) B4 =d(i,j) =d'(i,j)+a'(i,j) B1 =a(i,j) =4×a'(i,j)−b(i,j) −c(i,j) −
d(i,j)
【0032】例えば、図5に示すように、サブサンプリ
ング画像B2 は、差分画像B'2の画素値b'(i,j)と平均
値画像B'1の画素値a'(i,j)とを加算した画素値で構成
し、同様にサブサンプリング画像B3 は、差分画像B'3
の画素値c'(i,j)と平均値画像B'1の画素値a'(i,j)と
を加算した画素値で構成し、サブサンプリング画像B4
は、差分画像B'4の画素値d'(i,j)と平均値画像B'1の
画素値a'(i,j)とを加算した画素値で構成する。つま
り、サブサンプリング画像B2,B3,B4 は、平均値画像
B'1に差分画像B'2,B'3,B'4を加算した加算画像と
なっている。
【0033】そして、最後に、サブサンプリング画像B
1 は、平均値画像B'1の画素値a'(i,j)を4倍した画素
値から上記で復元したサブサンプリング画像B2 の画素
値b(i,j) とサブサンプリング画像B3 の画素値c(i,
j) とサブサンプリング画像B4 の画素値d(i,j) とを
減算した画素値で構成する。つまり、サブサンプリング
画像B1 は、平均値画像B'1とサブサンプリング画像B
2,B3,B4 から新たな画像を形成している。
【0034】次に、復元されたサブサンプリング画像か
ら原画像を合成する画像合成方法は、前述した符号化に
おけるサブサンプリングの逆の操作であり、各サブサン
プリング画像の画素が元の順番になるように並び替えて
合成し、本実施例では4倍の大きさの画像を作成するよ
うになっている。具体的には、復元されたサブサンプリ
ング画像B1,B2,B3,B4 を合成して、原画像Aが生成
される。
【0035】尚、ここでは、逆変換方法の詳細について
1段階の逆変換しか記述しないが、符号化部の画像変換
において多段階で変換を行った場合、例えば図4に示し
た例で説明すると、最後に得られた平均値画像B'''1と
差分画像B'''2,B'''3,B'''4とから逆変換によって
前段階の平均値画像B''1 を生成し、その平均値画像
B''1 と前段階の差分画像B''2 ,B''3 ,B''4 とか
ら更に前段階の平均値画像B'1を生成し、これを繰り返
して原画像Aを生成するようになっている。
【0036】次に、本実施例の画像処理方法を実現する
符号化装置について図6を使って説明する。図6は、本
実施例の画像処理方法を実現する符号化装置の構成ブロ
ック図である。本実施例の符号化装置は、図6に示すよ
うに、画像変換器11と、量子化器12と、可変長符号
化器13と、マルチプレクサ(Multiplexer:MPX)1
4とから構成されている。
【0037】次に、本実施例の符号化装置の各部につい
て具体的に説明する。量子化器12は、量子化テーブル
を用いて量子化するものであり、可変長符号化器13
は、符号化テーブルを用いて符号化するものであり、い
ずれも一般的に知られている技術を用いて実現するもの
である。尚、量子化器12及び可変長符号化器13は、
入出力端子がそれぞれ4つ備えられており、最大4つの
データの入力/処理/出力が並列に可能となっている。
MPX14は、可変長符号化器13の4つの出力端子か
ら出力される符号化データを一時的に格納して合成し、
誤り訂正符号等を付加して、パケット化して出力するも
のである。
【0038】また、本実施例の特徴部分である画像変換
器11は、図1〜図4で説明した画素間の相関性を利用
してサブサンプリングし、冗長度を削減する変換を多段
階に繰り返し行うものである。更に、画像変換器11内
部の回路構成について図7を使って説明する。図7は、
本実施例の画像変換器11の概略回路構成図である。
【0039】画像変換器11は、図7に示すように、画
像分割器21と、4入力加算器22と、1/4倍増幅器
23と、2入力差分器24,25,26と、スイッチ
(SW)27とから構成されている。
【0040】画像分割器21は、内部に入力された画像
(原画像)データを1画面分一時的に記憶するメモリ
(大メモリ)と、原画像1をサブサンプリングして得ら
れた4つのサブサンプリング画像をそれぞれ格納するメ
モリ(4つの小メモリ)とを有している。そして、画像
分割器21は、大メモリに記憶されている原画像を上述
したサブサンプリング手法を用いてサブサンプリング画
像を作成して各小メモリに格納し、出力端子から一斉に
サブサンプリング画像の画像データが出力するものであ
る。尚、大メモリ内の原画像のサブサンプリングが終了
すると、大メモリはリセットされ、また小メモリ内の画
像の画素データ(画素値のデータ)が全て出力端子から
出力されると、小メモリはリセットされるようになって
いる。
【0041】具体的には、大メモリには図1の原画像A
が格納され、サブサンプリングされてサブサンプリング
画像B1,B2,B3,B4 が小メモリに格納される。更に、
サブサンプリング画像B1,B2,B3,B4 の画素データa
(0,0),b(0,0),c(0,0),d(0,0) がまず出力端子(1)(2)
(3)(4)から出力されることになる。
【0042】4入力加算器22は、出力端子(1)(2)(3)
(4)の画素データを加算し、1/4倍増幅器23は、加
算された画素データを1/4倍に演算し、SW27は、
平均値画像の最小単位を出力する場合にのみ、出力1に
出力するよう接続することになるが、それ以外はフィー
ドバックされて画像分割器21に入力されるよう接続す
るものである。
【0043】2入力差分器24は、1/4倍増幅器23
からの出力(平均値画像B'1の画素データ)のマイナス
値と画像分割器21の出力端子(2) からの出力(サブサ
ンプリング画像B2 の画素データ)の値とを加算して両
データの差分(差分画像B'2の画素データ)を出力する
ものである。
【0044】2入力差分器25は、2入力差分器24と
同様で、平均値画像B'1の画素データとサブサンプリン
グ画像B3 の画素データとの差分を差分画像B'3の画素
データとして出力するものであり、2入力差分器26
は、2入力差分器24,25と同様で、平均値画像B'1
の画素データとサブサンプリング画像B4 の画素データ
との差分を差分画像B'4の画素データとして出力するも
のである。
【0045】次に、本実施例の画像符号化装置の処理に
ついて具体的に説明する。ここでは、図4の平均値画像
B'''1を最小平均値画像とした場合について説明する。
まず、原画像Aの画像データが画像分割器21に入力さ
れて大メモリに格納され、画像分割器21の動作により
サブサンプリングが為されてサブサンプリング画像B1,
B2,B3,B4 が小メモリに格納されて、大メモリはリセ
ットされ、内容がクリアされる。
【0046】そして、出力端子(1)(2)(3)(4)から画像B
1,B2,B3,B4 のそれぞれの画素データa(0,0),b(0,
0),c(0,0),d(0,0) が同時に出力され、4入力加算器
22で4つの画素データが加算され、1/4倍増幅器2
3で1/4倍に増幅される。つまり、1/4倍増幅器2
3からの出力が4つの画素データの平均値となり、サブ
サンプリング画像における全ての画素データについて上
記処理が為されると、平均値画像B'1が形成されること
になる。
【0047】そして、平均値画像B'1の画素データとサ
ブサンプリング画像B2 の画素データとの差分が2入力
差分器24で、平均値画像B'1の画素データとサブサン
プリング画像B3 の画素データとの差分が2入力差分器
25で、平均値画像B'1の画素データとサブサンプリン
グ画像B4 の画素データとの差分が2入力差分器26で
とられて、出力1〜4に差分画像B'1,B'2,B'3が出
力され、量子化器12へ入力されることになる。但し、
SW27は、この時出力1側に接続されていないため、
平均値画像B'1は出力1には出力されず、画像分割器2
1に入力される。尚、サブサンプリング画像B1,B2,B
3,B4 の全ての画素データが読み出されると、小メモリ
はリセットされ、内容がクリアされる。
【0048】次に、画像分割器21に入力された平均値
画像B'1の画像データが大メモリに格納され、更に画像
分割器21でサブサンプリングが為されて、サブサンプ
リング画像に分割され、各サブサンプリング画像の対応
する位置の画素の画素データが出力端子(1)(2)(3)(4)か
ら出力される。そして、4入力加算器22、1/4倍増
幅器23、2入力差分器24,25,26の動作により
平均値画像B''1 と、差分画像B''2,B''3,B''4 とが
得られ、平均値画像B''1 は画像分割器21にフィード
バックして入力され、差分画像B''2,B''3,B''4 は量
子化器12に入力される。
【0049】そして、上記処理を繰り返し、最小平均値
画像である平均値画像B'''1を得る段階に達すると、S
W27は出力1側に切り替わり、得られた平均値画像
B'''1と差分画像B'''2,B'''3,B'''4とを量子化器
12に出力するものである。このようにして、図4に示
すような画像変換が為されるものである。そして、画像
変換されたデータは量子化、可変長符号化されてMPX
14に出力され、MPX14では、図4に示す状態に等
しい符号化データの配列で一旦記憶して、その内容を誤
り訂正符号化し、パケット化して符号化データとして伝
送路等に出力するものである。
【0050】尚、上記処理の場合の符号化の順序を図8
を使って説明する。図8は、符号化の最小単位を示す説
明図である。図8に示すように、差分画像B'2,B'3,
B'4が同時に8×8画素ブロック単位で符号化され、次
に、差分画像B''2,B''3,B''4 が同時に8×8画素ブ
ロック単位で符号化され、次に、差分画像B'''2,
B'''3,B'''4が同時に8×8画素ブロック単位で符号
化され、最後に、平均値画像B'''1が8×8画素ブロッ
ク単位で符号化されものである。
【0051】また、図7における出力1〜4を直接量子
化器12に入力せずに、画像変換器11内で一旦1画面
分のメモリに図4に示す状態にて格納し、その画像デー
タを図9に示すように、平均値画像及び差分画像からそ
の位置及びサイズに応じた画素データを選択して、8×
8画素ブロックを作成して符号化を行うようにしてもよ
い。
【0052】この場合、8×8画素ブロックを単位とし
て量子化、可変長符号化を行い、符号化された順序でM
PX14でパケット化されて出力するようにすれば、8
×8画素ブロックには、重要な平均値画像の画素データ
が1つしか含まれないので、MPX14で符号化後の伝
送等で誤りが発生した場合にその誤りの影響を最小限に
止めることができる効果がある。
【0053】次に、本実施例の画像処理方法を実現する
復号化装置について図10を使って説明する。図10
は、本実施例の画像処理方法を実現する復号化装置の構
成ブロック図である。本実施例の復号化装置は、図10
に示すように、デマルチプレクサ(Demultiplexer:DM
PX)31と、可変長復号化器32と、逆量子化器33
と、画像逆変換器34とから構成されている。
【0054】次に、本実施例の復号化装置の各部につい
て具体的に説明する。可変長復号化器32は、符号化装
置の可変長符号化器13と同様の符号化テーブルを用い
て復号化するものであり、逆量子化器33は、符号化装
置の量子化器12と同様の量子化テーブルを用いて逆量
子化するものであり、いずれも一般的に知られている技
術を用いて実現するものである。
【0055】DMPX31は、パケット化された符号化
データから符号化データを取り出し、誤り訂正等を行っ
て可変長復号化器32に出力するものである。但し、本
実施例のDMPX31は、受信した符号化データを合成
して、MPX14で配列した符号化データの状態(図4
の状態に等しい符号化データの配列状態)とするもので
ある。
【0056】次に、本実施例の特徴部分である画像逆変
換器34について説明する。画像逆変換器34は、図5
で説明した平均値画像と差分画像から冗長度を復元して
サブサンプリング画像を復元し、そのサブサンプリング
画像を合成して原画像を再生するものである。
【0057】本実施例の画像逆変換器34について図1
1を使って具体的に説明する。図11は、本実施例の画
像逆変換器34の概略回路構成図である。本実施例の画
像逆変換器34は、図11に示すように、スイッチ(S
W)41と、2入力加算器42,43,44と、4倍増
幅器45と、4入力差分器46と、画像合成器47と、
スイッチ(SW)48とから構成されている。
【0058】尚、本実施例の画像逆変換器34の入力1
〜4へは、図8で説明した順序で符号化された符号化デ
ータをDPMX31にて逆順序となるよう可変長復号化
器32、逆量子化器33に出力してそれぞれ復号化、逆
量子化し、その復号化等された画像データが入力される
ものであり、具体的には、まず、最小単位の平均値画像
B'''1と差分画像B'''2,B'''3,B'''4が入力1,
2,3,4に入力されるようになっている。
【0059】SW41は、最小単位の平均値画像が入力
1に入力される時には、スイッチが入力1側に接続し、
その他は画像合成器47側に接続するようになってい
る。SW48は、1画面分の画像が再生された時(画像
逆変換終了した時)には出力側に接続するが、その他は
SW41側に接続するようになっている。
【0060】2入力加算器42は、平均値画像B'''1の
画素データと差分画像B'''2の画素データを加算するも
のであり、2入力加算器43は、平均値画像B'''1の画
素データと差分画像B'''3の画素データを加算するもの
であり、2入力加算器44は、平均値画像B'''1の画素
データと差分画像B'''4の画素データを加算するもので
ある。
【0061】尚、2入力加算器42からの出力が差分画
像B'''2を基にしたサブサンプリング画像の画素データ
となり、2入力加算器43からの出力が差分画像B'''3
を基にしたサブサンプリング画像の画素データとなり、
2入力加算器44からの出力が差分画像B'''4を基にし
たサブサンプリング画像の画素データとなるものであ
る。
【0062】4倍増幅器45は、平均値画像B'''1の画
素データを4倍に増幅し、4入力差分器46は、4倍に
増幅した値から2入力加算器42,43,44の値を引
いて差分を求めるものである。この差分値が平均値画像
B'''1を基にしたサブサンプリング画像の画素データと
なる。
【0063】画像合成器47は、4入力と1出力の端子
を備えており、内部に4入力からの画素データを格納す
る小メモリをそれぞれ有しており、上記の例では平均値
画像B'''1を基にしたサブサンプリング画像と、差分画
像B'''2を基にしたサブサンプリング画像と、差分画像
B'''3を基にしたサブサンプリング画像と、差分画像
B'''4を基にしたサブサンプリング画像とが格納される
ようになっている。
【0064】そして、画像合成器47では、サブサンプ
リングの逆の方法でサブサンプリング画像の合成が為さ
れ、大メモリに一旦格納される。更に、大メモリの内容
が順次SW48を介してSW41に出力され、SW41
が入力1ではない方に接続されるので、その内容が2入
力加算器42,43,44と4倍増幅器45に入力され
る。
【0065】また、DMPX31は、入力2,3,4に
差分画像B''2,B''3,B''4 を選択して入力するもので
あり、2入力加算器42,43,44と、4倍増幅器4
5と、4入力差分器46とで上記同様の処理を行って、
上記サブサンプリング画像の合成画像を平均値画像と
し、その平均値画像を基にしたサブサンプリング画像
と、差分画像B''2 を基にしたサブサンプリング画像
と、差分画像B''3 を基にしたサブサンプリング画像
と、差分画像B''4 を基にしたサブサンプリング画像と
が得られるものである。
【0066】更に、DMPX31は、入力2,3,4に
差分画像B'2,B'3,B'4を選択して入力するものであ
り、2入力加算器42,43,44と、4倍増幅器45
と、4入力差分器46とで上記同様の処理を行って、上
記サブサンプリング画像の合成画像を平均値画像とし、
その平均値画像を基にしたサブサンプリング画像と、差
分画像B'2を基にしたサブサンプリング画像と、差分画
像B'3を基にしたサブサンプリング画像と、差分画像
B'4を基にしたサブサンプリング画像とが得られるもの
である。上述したように、画像変換とは逆の手法を用い
る画像逆変換を行うことで、平均値画像と差分画像とか
ら画像を再生するものである。
【0067】本実施例の画像処理方法によれば、原画像
をサブサンプリングして分割した小さいサブサンプリン
グ画像を相対位置関係にある画素の平均値と差分値を算
出し、1つを平均値画像に割り当て、他を差分画像に割
り当てる画像変換を行い、更にその平均値画像をサブサ
ンプリングして上記同様の画像変換処理で平均値画像と
差分画像にし、この画像変換処理を繰り返して、最小単
位(最終段)の平均値画像とその他の段階的な差分画像
を符号化し、また、復号化して画像逆変換を行って画像
を再生するので、画素間の空間的相関性を利用して差分
画像の部分を多く作成することで情報量を削減して冗長
度を削減し、情報量の少ない画像で符号化及び復号化す
ることになり、画像の圧縮効率を向上させることができ
る効果がある。
【0068】更に、本実施例の画像処理方法を使用すれ
ば、符号化データ量が減少するので、符号化データを伝
送する場合に伝送時間が短縮され、伝送誤りを低下させ
ることができる効果がある。
【0069】
【発明の効果】請求項1,2記載の発明によれば、原画
像をサブサンプリングし、そのサブサンプリング画像か
ら平均値画像と差分画像を形成し、それら画像を符号化
し、また、復号化して平均値画像と差分画像からサブサ
ンプリング画像を復元し、サブサンプリングとは逆の方
法で画素の並び替えを行って原画像を再生する画像処理
方法としているので、サブサンプリングにより隣接画素
間の相関性を利用し、平均値画像とその差分画像とする
ことで冗長度を削減できる効果がある。
【0070】請求項3,4記載の発明によれば、請求項
1におけるサブサンプリングと平均値画像及び差分画像
を形成する処理を多段階に繰り返して符号化し、また、
請求項2における復号化して最終段の平均値画像と最終
段の差分画像から新たな画像と加算画像を形成してサブ
サンプリングの逆の方法で画像を合成する処理を多段階
に繰り返して画像を再生する画像処理方法としているの
で、サブサンプリングにより隣接画素間の相関性を利用
し、最終段の平均値画像と段階的な差分画像とすること
で冗長度を削減し、繰り返し処理の回数により圧縮効率
を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像処理方法の符号化
における画像変換方法の中のサブサンプリングの例を示
す説明図である。
【図2】本実施例の画像変換方法における冗長度の削減
の例を示す説明図である。
【図3】本実施例の画像変換方法において多段階に冗長
度の削減を行う例を示す説明図である。
【図4】本実施例の画像変換方法の概念を示す説明図で
ある。
【図5】本実施例に係る画像処理方法の復号化における
画像逆変換方法の中の冗長度復元の例を示す説明図であ
る。
【図6】本実施例の画像処理方法を実現する符号化装置
の構成ブロック図である。
【図7】本実施例の画像変換器11の概略回路構成図で
ある。
【図8】符号化の最小単位を示す説明図である。
【図9】符号化の最小単位を示す説明図である。
【図10】本実施例の画像処理方法を実現する復号化装
置の構成ブロック図である。
【図11】本実施例の画像逆変換器34の概略回路構成
図である。
【図12】JPEG方式の符号化/復号化を説明するた
めの概略構成ブロック図である。
【図13】画素の相関性を説明する説明図である。
【符号の説明】
11…画像変換器、 12…量子化器、 13…可変長
符号化器、 14…マルチプレクサ、 21…画像分割
器、 22…4入力加算器、 23…1/4倍増幅器、
24,25,26…2入力差分器、 27…スイッ
チ、 31…デマルチプレクサ、 32…可変長復号化
器、 33…逆量子化器、 34…画像逆変換器、 4
1…スイッチ、 42,43,44…2入力加算器、
45…4倍増幅器、 46…4入力差分器、 47…画
像合成器、 48…スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止画像を符号化し、符号化されたデー
    タを復号化して静止画像を再生する画像処理方法におい
    て、前記静止画像の画素の画素番号を整数で割った余り
    と商でグループ分けするサブサンプリングを行い、前記
    グループに分けられた部分画像をサブサンプリング画像
    とし、前記全てのサブサンプリング画像で相対的な画素
    位置にある画素の平均値を計算し、前記平均値で構成さ
    れる部分画像を平均値画像として作成して前記サブサン
    プリング画像の1つの位置に割り当て、前記平均値画像
    と割り当てられていない他のサブサンプリング画像との
    差分を各々計算して差分画像を作成し、前記各々の差分
    画像を前記他のサブサンプリング画像の対応する位置に
    割り当てて符号化を行うことを特徴とする画像処理方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理方法で符号化さ
    れた画像データを復号化し、前記復号化された各々の差
    分画像に前記復号化された平均値画像を対応画素毎に加
    算して各々の加算画像を形成し、前記平均値画像の各画
    素を前記加算画像の数分整数倍して前記全ての加算画像
    との差分を計算した新たな画像を形成し、前記新たな画
    像と前記加算画像を請求項1におけるサブサンプリング
    の逆の方法で画素の並び替えを行って静止画像を再生す
    ることを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の平均値画像をサブサンプ
    リングして次段のサブサンプリング画像を形成し、前記
    全ての次段のサブサンプリング画像で相対的な画素位置
    にある画素の平均値を計算し、前記平均値で構成される
    部分画像を次段の平均値画像として作成して前記次段の
    サブサンプリング画像の1つの位置に割り当て、前記次
    段の平均値画像と割り当てられていない他の次段のサブ
    サンプリング画像との差分を各々計算して次段の差分画
    像を作成し、前記各々の次段の差分画像を前記他の次段
    のサブサンプリング画像の対応する位置に割り当て、更
    に前記次段の平均値画像を上記同様の処理を繰り返して
    得られる最終段の平均値画像と段階的な差分画像との符
    号化を行うことを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理方法で符号化さ
    れた画像データを復号化し、前記復号化された最終段の
    各々の差分画像に前記復号化された最終段の平均値画像
    を対応画素毎に加算して各々の加算画像を形成し、前記
    最終段の平均値画像の各画素を前記加算画像の数分整数
    倍して前記全ての加算画像との差分を計算した新たな画
    像を形成し、前記新たな画像と前記加算画像を請求項1
    におけるサブサンプリングの逆の方法で画素の並び替え
    を行い画像を合成し、更に前記合成画像を上記同様の処
    理を繰り返して静止画像を再生することを特徴とする画
    像処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8098946B2 (en) 2005-11-09 2012-01-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for image encoding and decoding using prediction
JP2013034042A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像符号化方法,画像復号方法,画像符号化装置,画像復号装置,画像符号化プログラムおよび画像復号プログラム

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US9491455B2 (en) 2011-08-01 2016-11-08 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Picture encoding method, picture decoding method, picture encoding apparatus, picture decoding apparatus, picture encoding program, and picture decoding program

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