JPH08305589A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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Publication number
JPH08305589A
JPH08305589A JP7110935A JP11093595A JPH08305589A JP H08305589 A JPH08305589 A JP H08305589A JP 7110935 A JP7110935 A JP 7110935A JP 11093595 A JP11093595 A JP 11093595A JP H08305589 A JPH08305589 A JP H08305589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
task
control means
execution
image processing
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Pending
Application number
JP7110935A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Toikawa
有史 樋川
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新たな機能追加や、バージョンアップにも適
切に対応させ、新たに提供されるジョブに適切な資源を
割当てる。 【構成】 システム制御手段7によって起動された各ジ
ョブ実行系タスク、すなわちIIT制御手段40c、I
OT制御手段41c、FAX受信制御手段46b、FA
X送信制御手段46c、デコンポーズ制御手段42a、
デコンポーズ制御手段43a等は、処理可能な画像処理
機能とデータ入出力形態とをジョブ・スペック登録テー
ブル6に登録しておく。ジョブ制御手段4は、その情報
に基づいて、ジョブ内容から当該ジョブの実行に必要な
タスクを選択して実行順序を決定し、ジョブ実行可能で
あるか否かを判断する。また、各タスクが画像処理を実
行中に他のタスクを制限する排他条件を上記ジョブ・ス
ペック登録テーブル6に登録することで、タスク同士の
同時実行によるデッドロックを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入力される画像デー
タに特定の画像処理を施す画像処理装置に係り、特に複
数の利用者が共有して使用する、複数の機能を有する画
像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、1台の画像処理装置でコピー
機能、FAX機能、プリンタ機能等を実現できるマルチ
ファンクション機では、さまざまなオプション装置およ
びアプリケーションを選択できるようになっており、機
能の追加/削除が利用者の利用形態に応じて変更できる
ようになっている。また、このような画像処理装置で
は、性能や、操作性の向上のために、装置内で動作する
アプリケーションソフトウエアがバージョンアップされ
ることもある。このため、この画像処理装置内で動作す
る制御ソフトウエアは、必要に応じて新たに追加される
ソフトウエアとの整合性を考慮し、バージョンアップ
や、機能追加にも対応できる構造が必要となっている。
【0003】例えば、特開平4−301655号に開示
されている技術では、複写機に装着されるさまざまなオ
プション装置に応じた制御プログラムを、各バージョン
毎に格納しておき、装着されたオプション装置のバージ
ョン番号に応じて、制御プログラムを選択できる構成と
なっている。
【0004】また、特開平4−261551号に開示さ
れている技術では、複写機の複雑な動作パターンを複数
のパートジョブに分けて予めROMに登録しておき、1
つのジョブは、そのパートジョブの組み合わせによって
実現する構成となっており、新たな機能追加時には、上
記パートジョブを変更するだけで対応できる構成となっ
ている。
【0005】このようなマルチファンクションを実現す
る画像処理装置の場合には、上述したように、バージョ
ンアップや、機能追加時に対応できる構造が必要になる
とともに、複数の利用者が同時に画像処理装置を使用し
た場合のジョブの同時実行にも対応する必要がある。複
数のジョブの同時実行としては、例えば、FAX受信文
書をメモリ等の記憶装置に格納中に、コピー処理を行う
といった処理が考えられる。このようなジョブの同時実
行が当該装置で実行できる可能性は、各ジョブに割り当
てる資源(スキャナ、印刷処理部、FAX送受信部、メ
モリ、ディスク等)が競合しないか、もしくは競合して
も共有して使用できるかどうかに関係してくる。したが
って、限られた資源でジョブの同時実行を可能にさせる
ためには、適切な資源割当方法が装置内に実装されてい
る必要がある。
【0006】上述した問題を解決するために、例えば、
特開平5−108381号に開示されている技術では、
資源をジョブに割り当てる際に、あるジョブAが獲得し
ている資源を他のジョブBが使用したい場合には、ジョ
ブAに資源割当要求を発行して資源を獲得しにいき、ジ
ョブAが資源を解放したくない場合には、資源割当要求
に対して拒絶通知をするといった方法が採られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像処理装置(特開平4−304655号)で
は、オプション装置の各バージョンに応じた制御プログ
ラムを、画像処理装置の本体側に工場出荷時点で予め格
納しておかなければならないので、工場出荷時点で予測
されていないような新たなオプション装置の追加には対
応できないという問題があった。
【0008】また、特開平4−261551号に開示さ
れている技術でも同様に、複数のパートジョブを予めR
OMに登録しておかなければならないので、新たなパー
トジョブを提供する場合、ROM交換や制御プログラム
の変更等が必要となるといった問題があった。
【0009】さらに、ジョブの競合時の資源割当に関す
る上述した特開平5−108381号に開示されている
技術に関しても、複数のジョブ間での資源の取り合いが
生じるので、双方が解放したくない別々の資源を使用し
ている場合などに、ジョブのデッドロックが起こる可能
性があるため、複雑なジョブの同時実行が困難であると
いう問題があった。そして、機能追加や、バージョンア
ップ等で新たな資源が追加され、その資源を使用するジ
ョブが提供可能になった場合に、従来から提供可能なジ
ョブと新たに追加されたジョブとが競合した場合の資源
割当方針が明確化できないため、ジョブの同時実行が不
可能になるか、もしくは、例え可能であっても著しく生
産性が落ちる可能性があるという問題があった。
【0010】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、新たな機能追加や、バージョンアップにも適切
に対応でき、新たなジョブが提供可能になった場合で
も、それらのジョブに適切な資源割当ができ、ジョブ競
合時にも効率よくジョブ処理を施すことができる画像処
理装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、複数のタスクの各
々で行う画像処理機能および画像データの入出力形態が
格納されるジョブ・スペック登録テーブルと、前記画像
データに対するジョブをジョブ要求として受け取るジョ
ブ入力手段と、前記ジョブ・スペック登録テーブルに登
録されたジョブ・スペックと前記ジョブ入力手段により
受け取ったジョブ要求の内容とに基づいて、実行させる
タスクを選択するタスク選択手段と、前記タスク選択手
段により選択されたタスクの実行順序を決定するタスク
実行順序決定手段と、前記タスク実行順序決定手段によ
り決定されたタスクによるジョブが実行可能であるか否
かを判断するジョブ実行判断手段と、前記ジョブ実行制
御手段による判断結果に基づいて、前記タスク実行順序
決定手段により決定されたタスクのジョブを実行するタ
スク実行制御手段とを具備することを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明では、前記ジョ
ブ・スペック登録テーブルは、前記画像処理機能、およ
びデータの入出力形態に加えて、前記複数のタスクの各
々のジョブ実行中に他のタスクの動作を制限する排他条
件を格納し、さらに、現在実行中のジョブのタスクに対
する前記排他条件に基づいて、現在実行中のジョブが同
時実行可能であるか否かを判断するジョブ同時実行判断
手段を備え、前記タスク実行制御手段は、前記ジョブ同
時実行判断手段による判断結果に基づいてジョブの同時
実行を制御することを特徴とする。
【0013】また、請求項3記載の発明では、前記排他
条件を登録する際には、前記複数のタスクを識別するた
めの識別子、または前記複数のタスクをその特徴毎にク
ラス分けするためのカテゴリ識別子の少なくともいずれ
か一方を指定し、前記ジョブ実行制御手段は、排他条件
としてカテゴリ識別子が指定されている場合には、前記
カテゴリ識別子で示されるカテゴリに属する全てのタス
クの動作を制限することを特徴とする。
【0014】
【作用】この発明によれば、各画像処理機能毎に独立し
たタスクは、それぞれの処理可能な画像処理機能とデー
タ入出力形態とをジョブ・スペックとしてジョブ・スペ
ック登録テーブルに登録する。タスク選択手段は、ジョ
ブ・スペック登録テーブルに登録されたジョブ・スペッ
クとジョブ入力手段により受け取ったジョブ要求の内容
とに基づいて、実行させるタスクを選択する。次いで、
タスク実行順序決定手段は、タスク選択手段により選択
されたタスクの実行順序を決定し、ジョブ実行判断手段
は、タスク実行順序決定手段により決定されたタスクに
よるジョブが実行可能であるか否かを判断する。そし
て、タスク実行制御手段は、ジョブ実行制御手段による
判断結果に基づいて、タスク実行順序決定手段により決
定されたタスクのジョブを実行する。
【0015】また、各タスクがそれぞれの画像処理を実
行中に、他のタスクの動作を制限する排他条件を登録す
ることで、ジョブが競合した時に、資源の取り合いにな
る可能性があるタスク同士を相互排他しておく。そし
て、ジョブ実行制御手段は、要求されたジョブに必要と
なるタスクが現在実行中のジョブを処理しているタスク
の排他条件に合致しているか否かを判断し、合致してい
る場合には、要求されたジョブの実行を待ち、合致して
いなければジョブを同時実行させる。これにより、新た
な機能追加や、バージョンアップにも適切に対応させる
ことが可能となり、新たなジョブが提供可能になった場
合でも、それらのジョブに適切な資源を割り当てること
が可能となり、ジョブ競合時にも効率よくジョブ処理を
施すことが可能となる。
【0016】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の一実施例につ
いて説明する。 A.実施例の構成 A−1.ブロック構成 図1は本発明の実施例による画像処理装置の構成を示す
ブロック図である。図において、コントロールパネル1
は、利用者からの操作指示を受け付けたり装置の動作状
況を表示する。パネル制御手段2は、上記コントロール
パネル1を制御する。また、ジョブ入力手段3は、コン
トロールパネル1上からの利用者の処理開始指示を受
け、パラメータ等を参照してシステム内で処理すべき画
像処理内容を解析し、それをジョブとして扱いジョブ制
御手段4にジョブ要求を送出する。ジョブ制御手段4
は、システム外部から入力される画像データに対しての
画像処理ジョブを受け付けて実行可能性判断、実行制
御、管理等を行う。メモリ5は、画像処理対象データ
や、システム内部データを保持/記憶し、また、後述す
る画像処理モジュール40〜49、およびジョブ制御手
段4が用いるジョブ・スペック登録テーブル6(後述)
に対する領域が予め割り当てられている。システム制御
手段7は、上述した各部、および以下で述べる画像処理
モジュール40〜49を制御する。
【0017】画像処理モジュール40〜49は、画像デ
ータの入出力を行ったり、画像データに特定の処理を施
すものである。画像処理モジュール40〜49の各々
は、本画像処理装置の利用者の必要に応じて、追加/削
除が行われる構成であって、各モジュール単位(図中の
破線で囲まれたモジュール単位)でシステム・バス11
に着脱可能な構成となっている。画像処理モジュール4
0は、紙媒体上に記録された画情報をスキャンして、シ
ステム内のメモリ5に取り込むイメージ入力端末(Imag
e Input Terminal;以下、IITと呼ぶ)制御モジュー
ルであり、スキャンの対象となる紙媒体をIIT装置4
0bに供給する自動文書搬送装置(Automatic Document
Feeder;以下、ADFと呼ぶ)40a、紙媒体上に記録
された画情報をスキャンするIIT装置(スキャナ)4
0b、およびADF40a、IIT装置40bを制御す
るとともに、パネル制御手段2、ジョブ入力手段3、お
よびシステム制御手段7との間でインターフェースをと
るIIT制御手段40cから構成されている。
【0018】次に、画像処理モジュール41は、メモリ
5に展開されたイメージ画像データを記録用紙に印刷す
るイメージ出力端末(Image Output Terminal;以下、I
OTと呼ぶ)制御モジュールであり、記録用紙や、OH
Pフィルムといった記録媒体にイメージ画像データを印
刷するIOT装置41a、該IOT装置41aによって
印刷された記録媒体に対してソーティング、スタッキン
グ、ステープルといった仕分処理を施すフィニッシング
装置41b、およびIOT装置41a、フィニッシング
装置41bを制御するとともに、パネル制御手段2、ジ
ョブ入力手段3、およびシステム制御手段7との間でイ
ンターフェースをとるIOT制御手段41cから構成さ
れている。
【0019】次に、画像処理モジュール42,43は、
当該画像処理装置と接続されたホストコンピュータから
送られてくるプリント指示データや、テキストデータを
解釈してイメージデータに変換し、メモリ5に書き込む
デコンポーズ/エミュレーションモジュールであり、P
C−PR201H、ESC/P、HP−GL等のエミュ
レーションモードや、PostScript(ポストス
クリプト)等のPDL(Page Description Language;ペ
ージ記述言語)に対応したデコンポーズを行うととも
に、システム制御手段7とのインターフェースをとるデ
コンポーズ制御手段(以下、デコンポーザと呼ぶ)42
a,43a、フォントデータ管理部42bから構成され
ている。
【0020】次に、画像処理モジュール44は、メモリ
5に展開されたイメージ画像データを圧縮/伸長するモ
ジュールであり、画像圧縮伸長器(以下、CODECと
呼ぶ)44aと、該CODEC44aを制御するととも
に、システム制御手段7との間でインターフェースをと
る画像圧縮制御手段44b、画像伸長制御手段44cか
ら構成されている。
【0021】次に、画像処理モジュール45は、メモリ
5に展開された圧縮/非圧縮イメージ画像データおよび
テキスト画像データを、2次記憶媒体に蓄積する画像デ
ータ蓄積モジュールであり、ハードディスクや、RAM
ディスクといった2次記憶媒体(以下、ディスクと呼
ぶ)45a、および該ディスク45aを制御するととも
に、システム制御手段7との間でインターフェースをと
る画像蓄積制御手段45bから構成されている。
【0022】次に、画像処理モジュール46は、電話回
線631を介して画像データを送受信して、システム内
のメモリ5に画像データを取り込んだり、メモリ5上の
画像データを電話回線631に送出したりするFAX送
受信モジュールであり、電話回線631を通じて相手側
ファクシミリ装置100とプロトコルのやり取りをする
回線制御部46a、相手側ファクシミリ装置100から
送出されるFAX画像データを受信し、メモリ5に取り
込むとともに、それをジョブとして扱い、ジョブ制御手
段4にジョブ要求を行ったり、システム制御手段7との
間でインターフェースをとるFAX受信制御手段46
b、およびメモリ5に展開されている(圧縮)イメージ
画像データを相手側ファクシミリ装置100に送信する
とともに、システム制御手段7およびパネル制御手段2
0との間でインターフェースをとるFAX送信制御手段
46cから構成されている。
【0023】次に、画像処理モジュール47,48,4
9は、ホストコンピュータ101,102,103との
間でインターフェースをとり、ホストコンピュータ10
1,102,103から送出される画像データをメモリ
5に取り込むホストインターフェース制御モジュールで
ある。画像処理モジュール47は、EtherNet
(イーサネット)、TokenRing(トークンリン
グ)、LocalTalk(ローカルトーク)といった
ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Networ
k;以下、LANと呼ぶ)651を介してプロトコルを送
受信し、ホストコンピュータ101との間でインターフ
ェースをとるLANインターフェース部47a、および
LANインターフェース部47aを制御してホストコン
ピュータ101から送出される画像データをメモリ5に
取り込むとともに、それをジョブとして扱いジョブ制御
手段4にジョブ要求を送出したり、システム制御手段7
およびパネル制御手段2との間でインターフェースをと
るホストインターフェース制御手段47bから構成され
ている。
【0024】画像処理モジュール48は、RS−232
C(653)等を介してホストコンピュータ102との
間でインターフェースをとるシリアルインターフェース
部48a、およびシリアルインターフェース部48aを
制御してホストコンピュータ102から送出される画像
データをメモリ5に取り込むとともに、それをジョブと
して扱いジョブ制御手段4にジョブ要求を送出したり、
システム制御手段7およびパネル制御手段2との間でイ
ンターフェースをとるホストインターフェース制御手段
48bから構成されている。画像処理モジュール49
は、セントロニクス(655)等を介してホストコンピ
ュータ103との間でインターフェースをとるパラレル
インターフェース部49a、およびパラレルインターフ
ェース部49aを制御してホストコンピュータ103か
ら送出される画像データをメモリ5に取り込むととも
に、それをジョブとして扱いジョブ制御手段3にジョブ
要求を送出したり、システム制御手段7およびパネル制
御手段2とのインターフェースをとるホストインターフ
ェース制御手段49bから構成されている。
【0025】A−2.ソフトウエア構成 上述した基本構成のうち、パネル制御手段2、ジョブ入
力手段3、システム制御手段7、ジョブ制御手段4、お
よび各画像処理モジュール内のIIT制御手段40c、
IOT制御手段41c、デコンポーズ制御手段42a、
デコンポーズ制御手段43a、画像圧縮制御手段44
b、画像伸長制御手段44c、画像蓄積制御手段45
b、FAX受信制御手段46b、FAX送信制御手段4
6c、ホストインターフェース制御手段47b,48
b,49bは、ソフトウエアで実現されるものとする。
なお、本実施例では、システム全体の機能モジュールが
リアルタイム・マルチタスク・オペレーティング・シス
テム(以下、RTOSと呼ぶ)上で動作する構成を採っ
ており、上記各ソフトウエアモジュールは、それぞれR
TOS上で独自に動作するスレッド構造を持っているも
のとする。したがって、各ソフトウエアモジュールは、
中央演算処理ユニット(図示せず)上で時分割に処理さ
れる。以下では、上記各ソフトウエアモジュールを「タ
スク」と呼び、さらに、各画像処理モジュール内のII
T制御手段40c、IOT制御手段41c、FAX受信
制御手段46b、FAX送信制御手段46c、ホストイ
ンターフェース制御手段47b,48b,49bを総称
して「ジョブ実行系タスク」と呼ぶことにする。
【0026】このような構成で実現される本画像処理装
置は、ジョブ入力手段3、FAX受信制御手段46b、
ホストインターフェース制御手段47b,48b,49
bによって取り込まれたジョブをジョブ制御手段4に送
信することにより、ジョブ要求を送出する。ジョブ制御
手段4が受け付けたジョブは、いくつかの画像処理モジ
ュール(ジョブ実行系タスク)を順次実行させていくこ
とにより、利用者の所望の出力を提供する。例えば、コ
ピージョブは、IIT制御モジュール40によってメモ
リ5に取り込まれたイメージ画像データを、IOT制御
モジュール41によって記録用紙に印刷する処理を行
う。また、FAX送信ジョブは、IIT制御モジュール
40によってメモリ5に取り込まれたイメージ画像デー
タを、FAX送受信モジュール46によって相手側ファ
クシミリ装置100に送信する処理を行う。また、FA
X受信ジョブや、ホストコンピュータから送出されるデ
ータのプリントジョブは、FAX送受信モジュール46
や、ホストインターフェースモジュール47〜49によ
って、メモリ5に取り込まれた画像データを、圧縮/伸
長モジュール44や、デコンポーズ/エミュレーション
モジュール42,43によってイメージ画像データに展
開し、それをIOT制御モジュール41によって記録用
紙に印刷する処理を行う。
【0027】このように、システムに要求されてくるジ
ョブは、複数の画像処理モジュールが行う画像処理ステ
ップのつながりによって実現される。ここでは、この個
々の画像処理ステップを総称してジョブ・ステップと呼
ぶことにする。つまり、ジョブは、複数のジョブ・ステ
ップから構成され、各ジョブ・ステップは、画像処理モ
ジュールのいずれかから提供される。
【0028】A−3.ジョブ・スペック登録テーブル 次に、各ジョブ実行系タスクが初期化処理時に登録する
ジョブ・スペックについて説明する。図2は、上述した
ジョブ・スペック登録テーブル6の構成を示す模式図で
ある。図において、ジョブ・スペック登録テーブル6
は、ジョブ・ステップ領域6aとタスク・スペック領域
6bから構成されており、システム内の全タスクからア
クセスが可能な共有メモリ領域に配置されている。そし
て、全てのタスクが本ジョブ・スペック登録テーブル6
に非同期でアクセスできるようにするために、バイナリ
・セマフォ6cが設けられており、あるタスクのテーブ
ルへのアクセス中に他のタスクからのアクセスを排他す
る構造を採るようにしてなっている。
【0029】上記ジョブ・ステップ領域6aは、システ
ム制御手段7によって起動された各ジョブ実行系タスク
(IIT制御手段40c、IOT制御手段41c、FA
X受信制御手段46b、FAX送信制御手段46c、デ
コンポーズ制御手段42a、デコンポーズ制御手段43
a、ホストインターフェース制御手段47b,48b,
49b、画像圧縮制御手段44b、画像伸長制御手段4
4c、画像蓄積制御手段45b)が提供可能なジョブ・
ステップの内容等が格納される領域である。このジョブ
・ステップ領域6aには、自タスクのタスクID、提供
可能なジョブ・ステップの名称、そして、自タスクがジ
ョブ・ステップ処理中に同時に動作させたくない他のタ
スクのタスクID(もしくは、タスク・カテゴリ;後
述)が、各ジョブ実行系タスクによって、後述する初期
化処理時に、排他条件(mutal exclusive ID;以下、
mutexIDと呼ぶ)として登録される。
【0030】なお、図2に示すジョブ・ステップ領域6
a内に記載されている「(タスク名)」および「制御手
段(図1の符号)」は、説明のために付加したものであ
り、実際には、ジョブ・スペック登録テーブル6に格納
されない項目である。図1に示す各制御手段(ジョブ実
行系タスク;IIT制御手段40c、IOT制御手段4
1c、FAX受信制御手段46b、FAX送信制御手段
46c、デコンポーズ制御手段42a、デコンポーズ制
御手段43a、ホストインターフェース制御手段47
b,48b,49b、画像圧縮制御手段44b、画像伸
長制御手段44c、画像蓄積制御手段45b)は、ジョ
ブ・ステップ領域6aの「制御手段(図1の符号)」に
対応した欄を登録したことを表している。また、「ジョ
ブ・ステップ名称」も実際の格納時には、図示のような
文字列ではなく、各文字列に対応して割り振られたコー
ド番号等で格納されるようになっている。図2では、説
明のために理解しやすい形態でジョブ・ステップ領域6
aを模式化している。
【0031】また、タスク・スペック領域6bには、シ
ステム制御手段7によって起動された各ジョブ実行系タ
スクの固有の情報が格納されるようになっている。この
固有の情報には、タスクID、自タスクが同時処理可能
な最大ジョブ数、タスクポート情報等がある。ここで、
上記タスクポート情報とは、各ジョブ実行系タスクを図
3に示すモデルに当てはめ、各ジョブ実行系タスクに対
する入力画像データ、および出力画像データ等の情報を
「タスクポート(68)」と呼ばれる入出力ポート毎に
記述したものである。したがって、ジョブ・ステップを
行う全てのタスクは、1つ以上のタスクポート68を持
っており、各タスクポート68には、入力、出力、入出
力のいずれかの属性と、入出力される画像データのデー
タ形式とが規定されている必要がある。したがって、タ
スク・スペック領域6bには、上記タスクポート情報、
すなわち、各ジョブ実行系タスクが使用しているタスク
ポートの総数、および各タスクポート68の入出力属
性、タスクポート68で入出力を行う画像データのデー
タ種別が格納されるようになっている。
【0032】図3では、例として、PostScrip
t(ポストスクリプト)をデコンポーズする機能を持つ
タスク55(タスクIDは0x1100)のタスクポー
ト情報をモデル化しているが、このタスク55では、タ
スクポート68の0番と1番の2つを用意していて、タ
スクポート68の0番からテキスト(PostScri
pt)データを入力(IN)して、デコンポーズの結
果、出力されるイメージデータを、タスクポート68の
1番から出力することを表している。この場合、ジョブ
・ステップ領域6aには、図2に示す1a(n+1)と
いう情報が格納され、タスク・スペック領域6bには、
図2に示す1b(n+1)という情報がセットされる。
他のタスクも同様に、自らジョブ・ステップ情報および
タスク・スペック情報が、それぞれの領域に登録される
ようになっている。
【0033】B.実施例の動作 次に、上述した実施例の動作について説明する。 B−1.システム初期化処理 次に、システムの電源投入時の初期化処理について説明
する。ここで、図4は本実施例の初期化処理の動作を説
明するためのフローチャートである。電源投入される
と、まず、システム制御手段7およびジョブ制御手段
4、パネル制御手段2、ジョブ入力手段3が起動する。
そして、起動されたシステム制御手段7は、図4に示し
た動作フローに従って初期化処理を行う。
【0034】システム制御手段7は、起動後、ステップ
S10において、直ちにシステムに実装されているハー
ドウエア・チェックを行う。このとき、工場出荷時に実
装されているハードウエアのみならず、オプション追加
された画像処理モジュール40〜49のチェックも行う
とともに、その画像処理モジュール40〜49を制御す
るタスク(制御手段を提供するソフトウエアモジュー
ル)のタスク識別子(以下、タスクIDと呼ぶ)や、タ
スク・オブジェクトの実体を示すアドレス等も獲得す
る。次に、ステップS11において、上記タスクID等
の情報に基づいて、各ジョブ実行系タスク群(IIT制
御手段40c、IOT制御手段41c、FAX受信制御
手段46b、FAX送信制御手段46c、デコンポーズ
制御手段42a、デコンポーズ制御手段43a、ホスト
インターフェース制御手段47b,48b,49b、画
像圧縮制御手段44b、画像伸長制御手段44c、画像
蓄積制御手段45b)を起動する。その後、システム制
御手段7は、ステップS12において、起動したタスク
からの初期化処理完了メッセージを待ち受ける。
【0035】一方、起動された各ジョブ実行系タスク
は、ステップS100において、まず、個々の初期化処
理を行う。これは、例えば、各ジョブ実行系タスクが制
御するハードウエアモジュール(IIT装置40b、A
DF装置40a、IOT装置41a、フィニッシング装
置41b、回線制御部46a、LANインターフェース
部47a、シリアルインターフェース部48a、パラレ
ルインターフェース部49a、CODEC44a、ディ
スク45a)の初期パラメータ設定や、診断といった固
有の処理であり、自タスクが提供すべきジョブ・ステッ
プが実行可能であるかどうかのチェックを含む。このス
テップS100で問題がなければ、ステップS102へ
進み、提供可能なジョブ・ステップに関する情報をジョ
ブ・スペック(後述)として、ジョブ・スペック登録テ
ーブル6に登録する。自らは、ステップS103におい
て、非同期に発生するイベントを持つループに入る。な
お、ここでは、初期化処理完了通知にRTOSで提供す
るプロセス(スレッド)間通信機能(以下、IPCメッ
セージと呼ぶ)を用いて、TASK_AVAILメッセ
ージを送出する。システム制御手段7は、このTASK
_AVAILメッセージを受信すると、全てのハードウ
エアに対して、上述した処理(S10〜S12)を繰り
返し、全タスクの起動が完了したらシステム初期化処理
完了とする。そして、システム初期化処理が完了する
と、ジョブ実行が可能になる。
【0036】B−2.ジョブ・スペック登録のフロー 各ジョブ実行系タスクは、前述したような情報をジョブ
・スペック登録テーブル6に登録していくわけである
が、この登録時の詳細フロー、すなわち、図5は、図4
に示すステップS101の詳細な処理を示すフローチャ
ートである。なお、図5に示すフローチャートは、ライ
ブラリ関数等で、各ジョブ実行系タスクに供給されるも
のとする。
【0037】図5において、まず、ステップS20にお
いて、各ジョブ実行系タスクが登録しようとしているジ
ョブ・スペックの各パラメータの値をチェックする。次
に、ステップS21において、パラメータが正当である
か否かを判断する。そして、パラメータの正当性が確認
された場合には、ステップS21における判断結果が
「YES」となり、ステップS22へ進む。ステップS
22では、ジョブ・スペック登録テーブル6をロックす
るために、バイナリ・セマフォ6cを獲得する。このと
き、セマフォ6cの獲得に失敗した場合、すなわち、他
のタスクによってセマフォ6cが捕らえられた場合に
は、このステップS22でセマフォ6cが獲得できるま
で待ち受ける。次に、バイナリ・セマフォ6cの獲得に
よりテーブルがロックできたら、ステップS23、S2
4において、変数iをインクリメントしながら、ジョブ
・ステップ領域6a、およびタスク・スペック領域6b
の各領域を先頭からサーチしていき、どのタスクも登録
していない未使用エリアを探す。そして、未使用エリア
が見つかると、ステップS24における判断結果が「Y
ES」となり、ステップS25へ進む。
【0038】ステップS25では、ジョブ・ステップ領
域6a、およびタスク・スペック領域6bのそれぞれの
領域に、登録すべきパラメータをセットする。次に、ス
テップS26へ進み、ジョブ・スペック登録テーブル6
をアンロック(バイナリ・セマフォ6cを解放)して正
常終了する。一方、ジョブ・ステップ領域6a、および
タスク・スペック領域6bの各領域に未使用エリアがな
かった場合には、ステップS23における判断結果は
「YES」となり、ステップS27へ進み、その旨を示
すエラー番号をセットし、エラー終了する。また、ステ
ップS21において、登録すべきパラメータの値が不正
であった場合には、ステップS21における判断結果が
「NO」となり、ステップS28へ進み、その旨を示す
エラー番号をセットし、エラー終了する。
【0039】B−3.mutexID設定時のカテゴリ
指定 次に、ジョブ・スペック登録時のmutexIDの指定
について説明する。図2に示すジョブ・スペック登録テ
ーブル6内には、ジョブ・スペック領域6aに排他条件
mutexIDを設定するエリアがある。これは、各ジ
ョブ実行系タスクがそれぞれのジョブ・ステップを実行
する際に、他のジョブによる他のタスクの同時動作を規
制するために用いるものである。ここで、他のタスクの
同時動作を規制する要件として、以下の項目が考えられ
る。
【0040】a.他のタスクとハードウエア資源を共有
している際に、その資源を2つ以上のタスクが同時に使
用すると誤動作が生じたり、システムが破綻する可能性
がある場合である。これは、例えば、回線制御部46a
を共有するFAX受信制御手段46bとFAX送信制御
手段46c、あるいは1つのCODEC44aを共有す
る画像圧縮制御手段44bと画像伸長制御手段44c等
による同時動作の場合がある。
【0041】b.他のタスクとのハードウエア資源の共
有はないが、バッファメモリや、ディスクといった記憶
媒体関連の資源を、同時実行する他のタスクと取り合う
可能性があり、記憶媒体の容量によっては、資源の枯渇
状態が発生し、ジョブがデッド・ロックを引き起こす可
能性がある場合である。これは、複数のデコンポーザ/
エミュレーションが同時に動作しているような状況で発
生する可能性が高い。例えば、メモリ5の容量がイメー
ジ画像データの2ページ分しかないようなシステムにお
いて、ホストコンピュータ101〜103のうち、2台
のホストコンピュータから別々にプリント要求が来た場
合に、異なるデコンポーザ42a,43aがそれぞれの
ジョブを同時に処理したとする。この条件で、ある時点
に双方のデコンポーザ42a,43aが1ページずつメ
モリ5を用いて両面出力のおもて面のイメージデータを
それぞれレンダリングしてしまった場合、デコンポーザ
42a,43a双方の裏面用のページバッファ用メモリ
がメモリ5から確保できないため、2つのジョブは、デ
ッド・ロック状態となる。
【0042】c.ハードウエアや、その他の仕様上の制
約から同時動作を禁止する必要がある場合である。これ
は、ネットワーク651や、電話回線631上でのプロ
トコルの時間的制約、システム外部への応答の時間的制
約などから、ジョブ・ステップ実行時にCPUパワーを
相当必要とするタスクなどと同時動作すると、応答でき
なくなる可能性がある場合等である。
【0043】上述した項目に該当するような状態に陥る
ことを回避するために、mutexIDに排他条件を設
定する。mutexIDには、自タスクのジョブ・ステ
ップ実行時に同時動作させたくないタスクのタスクID
がセットされる。このとき、複数のタスクに対して動作
規制を施したい場合には、特定のタスクを示すタスクI
Dを指定せずに、そのタスクの属するカテゴリを指定す
ることができる。
【0044】このとき、タスクのカテゴリ分けには、図
6に示す分類方法を採用することが必要となる。図6に
示す例では、システム内に存在する全てのタスクを5つ
のカテゴリに分類しており、それぞれのカテゴリに属す
るタスクのタスクIDに特定のタスクIDバンドを設
け、そのタスクIDバンド内でタスクIDを付番させて
いる。例えば、デコンポーザのようなテキスト画像デー
タに何らかの画像処理を施す類のタスクは、DPタスク
・グループ1というカテゴリに分類され、このカテゴリ
に属するタスクのタスクIDには、0x1000〜0x
1fffの間の値が付番される。したがって、図2に示
すタスク5(EMU−201H;PC−PR201Hを
エミュレートするタスク)や、タスクn+1(PDL−
PS)は、それぞれ0x1000、0x1100のタス
クIDが割り振られている。これら2つのタスクには、
上述した「2」のようなジョブ実行中のデッドロック状
態を回避するために、相互の排他条件として、0x1f
ffが設定されている。この値は、DPタスク・グルー
プ1というカテゴリに属する全てのタスクの同時実行を
規制する意味を持つ。
【0045】同様に、図2におけるタスク3(CODE
R:画像圧縮制御手段)とタスク4(DECODER:
画像伸長制御手段)には、上述した「1」のような条件
から、タスク3(タスクID=0x2000)のmut
exIDにはタスク4(タスクID=0x2100)の
タスクIDがセットされ、タスク4のmutexIDに
はタスク3のタスクIDがそれぞれ排他条件としてセッ
トされている。
【0046】このような排他条件の設定は、各ジョブ実
行系タスク毎に設定可能であり、さらに、図4に示すス
テップS101において、ジョブ・スペック登録テーブ
ルに登録されるため、各タスクの設計時に予め設計者が
設定することが可能となっている。したがって、上述し
た「1」〜「3」のような条件が原因となるようなジョ
ブの同時実行を予め回避することが可能となるととも
に、特定のオプションモジュールがシステム内に新規追
加されたとしても、ジョブの同時実行時の危険性を回避
することが可能となる。すなわち、新規追加されるオプ
ションモジュールのタスク(制御手段)の制御方法がジ
ョブ・スペック登録テーブル6に記入されることになる
ため、ジョブ制御手段4や、システム制御手段7等に、
予めオプションモジュールのタスク全ての制御方法をプ
ログラミングしておく必要がなくなる。これは、ジョブ
制御手段4が特定の機種、ハードウエア、オプション群
等に影響することがないことを意味し、各ジョブ実行系
タスクの増減による機能追加/削減、ジョブ実行系タス
クの入れ替えによるバージョンアップ等に柔軟に対応で
きるという効果が得られる。なお、mutexIDによ
るジョブ排他処理の詳細は、ジョブ制御手段の動作説明
の項で説明する。
【0047】B−4.ジョブ入力手段の動作 次に、ジョブ入力手段3、FAX受信制御手段46b、
ホストインターフェース制御手段47b,48b,49
bについて詳細に説明する。これらのタスクは、直接/
間接的に利用者が指示した画像処理内容をシステム内に
入力/把握し、それをジョブとして取扱い、ジョブ制御
手段7にジョブ要求を発行する機能を備えている。図7
に示すように、当該画像処理装置内に入力される画像デ
ータには、さまざまな入力形態があり、それぞれの入力
形態に対応したジョブの検出が必要となる。図7には、
本画像処理装置が備えるコントロールパネル1からの指
示と、システム制御手段7からの指示とを検出し、それ
によってジョブ要求をジョブ制御手段4に発行するジョ
ブ入力手段A(3)と、FAX受信制御手段46b内に
あって電話回線631からの呼び出しに応じて回線プロ
トコル内からFAX受信であることを検出し、それによ
ってジョブ要求をジョブ制御手段4に発行するジョブ入
力手段B(3b)、そして、LAN651や、シリアル
・インターフェース653、パラレル・インターフェー
ス655を経由して入力されてくるホスト・コンピュー
タ101〜103からのプリント要求を検出して、それ
によってジョブ要求をジョブ制御手段4に発行するジョ
ブ入力手段C(3c)を示している。以下では、これら
3種類のジョブ入力手段(3,3b,3c)について詳
細に説明する。
【0048】B−4a.ジョブ入力手段A(3) ジョブ入力手段A(3)は、複写機のユーザインターフ
ェースに用いられているようなコントロールパネル1か
らの利用者の指示をジョブとして扱うものである。コン
トロールパネル1内には、IITでのスキャンを実行す
る際のパラメータ(読み取り倍率等)設定部110と、
IOTでの印刷時に所望の出力結果を得るために必要な
パラメータ(記録用紙サイズ、ソータ/スタッカ/ステ
ープル指示等)設定部111、IITでスキャンしたイ
メージ画像データをFAX送信したり、ポーリング受信
したりする際に必要なパラメータ(相手機の電話番号
等)設定部112、そして、これらのパラメータ設定後
に実行開始を指示するスタートボタン113からのスタ
ート指示を検出すると、パラメータ設定部110〜11
2の各々から必要なパラメータを参照して、それをジョ
ブ要求パラメータとしてジョブ制御手段4にジョブ要求
を送出する。ジョブ要求には、IPCメッセージ送信を
用いて、メッセージ識別子JOB_REQとジョブ要求
パラメータを送出する。
【0049】また、システム制御手段7では、FAXの
通信管理レポートや、各種ハードウエアの診断情報等に
必要なシステムデータの格納状態を監視していて、それ
らのシステムデータが一定量蓄積された段階、もしく
は、利用者からのスタートボタンの押下によって、レポ
ート作成用パラメータ設定部23によりレポート作成用
パラメータを設定する。ジョブ入力手段A(3)は、こ
れら各種レポート出力要求もジョブとして扱い、その場
合は、レポート作成用パラメータ設定部23で設定され
たパラメータを参照してジョブ要求を出す。
【0050】B−4b.ジョブ入力手段B(3b) ジョブ入力手段B(3b)は、回線制御部630上で授
受されるFAXプロトコルを監視してFAX受信パラメ
ータを検出するFAX受信制御手段46b内のFAX受
信パラメータ検出部24からの指示によって動作する。
ジョブ入力手段B(3b)は、FAX受信パラメータ検
出部24からの実行指示を検出すると、FAX受信に必
要なパラメータを24から参照し、それをジョブとして
扱い、ジョブ制御手段4にジョブ要求を送出する。
【0051】B−4c.ジョブ入力手段C(3c) ジョブ入力手段C(3c)は、LANあるいはシリアル
/パラレルインターフェース(650,652,65
4)で授受されるホストコンピュータとのプロトコルを
監視してプリント要求時のパラメータを検出するホスト
プリントパラメータ検出部25からの指示によって動作
する。ジョブ入力手段C(3c)は、ホストプリントパ
ラメータ検出部25からの実行指示を検出すると、ホス
トコンピュータから要求されているプリント処理に必要
なパラメータをホストプリントパラメータ検出部25か
ら参照し、それをジョブとして扱いジョブ制御手段4に
ジョブ要求を送出する。
【0052】B−5.ジョブ制御手段の動作 次に、ジョブ制御手段4がジョブ入力手段3、あるいは
FAX受信制御手段46b内のジョブ入力手段B(3
b)、あるいはホストインターフェース制御手段47
B,48b,49b内のジョブ入力手段C(3c)から
のジョブ要求イベントを受信したときの動作を詳細に説
明する。
【0053】図8は、ジョブ要求イベント受信時のジョ
ブ制御手段4の動作を示すフローチャートである。IP
CメッセージJOB_REQによるジョブ要求イベント
により、ジョブ実行内容を把握したジョブ制御手段4
は、まず、ステップS30において、変数jを全ジョブ
ステップ数とする。次に、ステップS31〜S36にお
いて、変数iをインクリメントしながら、ジョブ・ステ
ップ登録有無のチェック、ジョブ実行が可能か否か、排
他条件が合致するか否か等の処理を実行する。まず、ス
テップS31では、変数iが上記変数jに達したか否か
を判断する。そして、変数iが変数jに達していない場
合には、ステップS31における判断結果は「NO」と
なり、ステップS32へ進む。ステップS32では、ジ
ョブ実行に必要な各ジョブ・ステップがジョブ・ステッ
プ登録テーブル6に登録されているどうかをチェックす
る。すなわち、ジョブ実行に必要となる各ジョブ・ステ
ップが、ジョブスペック登録テーブル6内のジョブ・ス
テップ領域6aのジョブ・ステップ名称のエリアになる
か否かをサーチすることによってチェックする。
【0054】そして、ジョブ実行に必要となる各ジョブ
・ステップが、ジョブスペック登録テーブル6内のジョ
ブ・ステップ領域6aのジョブ・ステップ名称のエリア
に登録されている場合には、ステップS33における判
断結果は「YES」となり、ステップS34へ進む。ス
テップS34では、そのジョブ・ステップを提供するタ
スクが現時点で、そのジョブ・ステップを実行できるか
否かを判断する。これには、ジョブ・ステップ領域6a
のタスクIDのエリアを調べることにより、まず、当該
ジョブ・ステップを提供するタスクのタスクIDを調
べ、そして、そのタスクIDをキーとしてタスク・スペ
ック領域6bをサーチする。タスク・スペック領域6b
内に合致するタスクIDの領域があった場合には、その
タスクの実行ジョブ数(現時点で処理しているジョブの
数)、および最大ジョブ実行数(当該タスクが処理する
ことができるジョブの最大数)を調べる。この2つの値
が、実行ジョブ数<最大ジョブ実行数であったら、この
タスクは、ジョブ・ステップを現時点で実行可能である
と判断する。
【0055】そして、ジョブ・ステップを提供している
タスクが現時点で実行可能である場合には、ステップS
34における判断結果は「YES」となり、ステップS
35へ進む。ステップS35では、さらに、mutex
IDの排他条件をチェックする。このチェックには、ジ
ョブ・スペック登録テーブル6内のジョブ・ステップ領
域6a内のmutexIDエリアと、後述するステップ
S41で値を設定するジョブ制御テーブル9を用いる。
ジョブ制御テーブル9は、図9に示す構造を持ってお
り、ジョブID、ジョブ・ステータス、排他条件リス
ト、当該ジョブを実行する総タスク数、各タスクの情報
等が格納されるテーブルである。システムに要求された
ジョブには、要求順にジョブ識別子(以下、ジョブID
と呼ぶ)が付番され、ジョブは、ジョブID順にジョブ
制御テーブル9に登録される。ジョブ・ステータスに
は、現時点での各ジョブの実行状態(EXECUTING,PENDIN
G,HALTING等)が格納される。また、排他条件リストに
は、そのジョブを実行する際に動作する各ジョブ・ステ
ップを実行するタスクによってジョブ・スペック登録テ
ーブル6に登録されたmutexIDのリストが配列と
して格納される。
【0056】また、ステップS35では、このジョブ制
御テーブル9内の実行中のジョブ(ジョブ・ステータス
がEXECUTINGのジョブ)を順にサーチし、各実
行中のジョブの排他条件リストに記載された全mute
xIDと、要求されたジョブの当該ジョブ・ステップを
提供するタスクのタスクIDとが合致しているか否か、
また、要求されたジョブの当該ジョブ・ステップのmu
texIDが、実行中の全ジョブ・ステップを提供する
タスクのタスクIDと合致していないか否か、すなわ
ち、ジョブ制御テーブル9内の実行中ジョブのタスク
[0]情報〜タスク[n]情報に格納されているタスクID
と照合することにより調べる。
【0057】次に、ステップS36において、条件が合
致したか否かを判断する。このとき、合致しているか否
かの判断には、以下の条件式を用いる。 a.(要求されたジョブステップを提供しているタスク
ID AND ジョブ制御テーブル内の排他条件リスト
にある各mutexID)が、要求されたジョブステッ
プを提供しているタスクIDと一致しているか否か。 b.(実行中のジョブを処理している各タスクのタスク
ID AND 要求されたジョブステップのmutex
ID)が、実行中のジョブを処理している各タスクのタ
スクIDと一致しているか否か。 上記a,bの双方の条件式のいずれにも合致していない
場合には、排他条件は不成立となり、現時点で実行中の
ジョブと要求されたジョブの当該ジョブ・ステップは同
時に実行可能ということになり、ステップS36におけ
る判断結果は「NO」となり、ステップS31へ戻る。
【0058】上述したステップS31〜S36の各チェ
ックは、要求されたジョブを構成する全ジョブ・ステッ
プに対して行われる。そして、全てが実行可能と判断さ
れた場合には、ステップS31における判断結果が「Y
ES」となり、ステップS37へ進む。ステップS37
では、ジョブ・スペック登録テーブル6のタスク・スペ
ック領域6b内の、タスクポート[0]〜[n]情報領域を
参照する。ジョブ・ステップを提供する各タスクのタス
クポート情報をこの領域から調べ、隣接するタスク間同
士のタスクポートを接続していくわけだが、接続の際に
は、以下に示すタスクポート接続チェックを行う。 a.前タスクのタスクポートと次タスクのタスクポート
を接続する場合には、前タスクのタスクポートの入出力
フラグがOUT(もしくはIN/OUT兼用)で、次タ
スクのタスクポートの入出力フラグがIN(もしくはI
N/OUT兼用)のものを選択する。 b.上記選択を行った結果、接続されたタスクポート同
士のデータ種別が一致している必要がある。
【0059】次に、ステップS38では、接続が可能で
あるか否かを判断する。そして、上記2つの条件を満た
すタスクポートが隣接するタスク間に存在した場合に
は、ステップS38における判断結果が「YES」とな
り、ステップS40へ進む。ステップS40では、その
タスクポートを接続する。次に、接続情報として、ジョ
ブ制御テーブル9内のタスク[0]〜[n]情報の各領域
に、各タスクのタスクポートに接続された相手先タスク
のタスクポート番号等を登録する。また、ステップS4
1では、各ジョブ・ステップを提供しているタスクの排
他条件mutexIDを、ジョブ・スペック登録テーブ
ル6内のジョブ・ステップ領域6aからジョブ制御テー
ブル9の排他条件リスト内に転記する。そして、全タス
ク間がタスクポートで接続できた場合には、ステップS
42へ進み、要求されたジョブは、実行可能と判断さ
れ、ジョブ実行指示を各タスクに発行する。
【0060】また、ステップS33,S34,S36,
S38の各チェックで「偽」の判定がなされた場合は、
各ステップにおける判断結果が「NO」となり、ステッ
プS39へ進む。ステップS39では、要求されたジョ
ブが拒絶、あるいは保留(Pend)される。例えば、
ジョブ制御テーブル9内の、ジョブID=3で示される
ジョブの場合には、タスクID=0x8100がジョブ
ID=1で示されるジョブの排他条件リストと合致して
おり、同時実行することは不可能であるので、ジョブ・
ステータスを保留(PENDING)とする。具体的に
は、ジョブ3は、スキャンしたイメージ画像を圧縮して
FAX送信するジョブであり、ジョブ1は、FAX受信
したデータを伸長して印刷出力するジョブであるので、
2つのジョブを同時実行させることはFAX送信タスク
とFAX受信タスクが公衆回線を共有しているため不可
能である。また、ジョブ4は、ホストからのプリントデ
ータを201Hエミュレーションでイメージ画像にして
印刷出力するジョブで、ジョブ2はホストからのプリン
トデータをPostScriptデコンポーズして印刷
出力するジョブであるので、デコンポーザ同士が排他す
る条件(0x1fff)に合致するため不可能である。
上述したステップS39もしくはステップS42の処理
が終了すると、当該処理を終了する。
【0061】B−6.他の実施例 上述した実施例では、ジョブ・スペック登録テーブル6
は、ジョブ・ステップ領域6aとタスク・スペック領域
6bの2つから構成されているが、これは、1つのタス
クが複数のジョブ・ステップを提供できる場合にも対応
できるようにするためであり、そのようなタスクが存在
しない場合には、ジョブ・ステップ領域6aとタスク・
スペック領域6bを1つのテーブルにまとめることも可
能である。また、図4に示すタスクIDのカテゴリ分類
も、システムの性格や、実装上の仕様に応じて変更する
ことが可能であることは言うまでもない。
【0062】このように、本実施例では、ジョブ・スペ
ック登録テーブル6に登録された情報に基づいて、ジョ
ブ実行制御を行うので、新たな機能追加や、バージョン
アップにも適切に対応するジョブ制御手段が実現でき、
新たなジョブが提供可能になった場合でも、それらのジ
ョブに適切な資源割当を行うことができ、ジョブ競合時
にも効率よくジョブ処理を施すことができる。
【0063】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、ジョブ・スペック登録テーブルに登録された情報に
基づいて、ジョブ実行制御を行うので、新たな機能追加
や、バージョンアップにも適切に対応するジョブ制御手
段が実現でき、新たなジョブが提供可能になった場合で
も、それらのジョブに適切な資源割当を行うことがで
き、ジョブ競合時にも効率よくジョブ処理を施すことが
できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】 本実施例のジョブ・スペック登録テーブルを
説明するための模式図である。
【図3】 本実施例のタスクポートを説明するための模
式図である。
【図4】 本実施例のシステム初期化処理時の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図5】 本実施例のジョブ・スペック登録の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図6】 本実施例の各タスクのカテゴリ分類一覧の例
を示す模式図である。
【図7】 本実施例のジョブ入力手段の模式図である。
【図8】 本実施例のジョブ制御手段のジョブ要求時の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】 ジョブ制御テーブルの模式図である。
【符号の説明】
1 コントロールパネル 2 パネル制御手段 3 ジョブ入力手段 4 ジョブ制御手段(タスク選択手段、タスク実行順序
決定手段、ジョブ実行判断手段、タスク実行制御手段、
ジョブ同時実行判断手段) 5 メモリ 6 ジョブ・スペック登録テーブル 6a ジョブ・ステップ領域 6b タスク・スペック領域 7 システム制御手段 40〜49 画像処理モジュール(複数のタスク) 40a 自動文書搬送装置 40b IIT装置 40c IIT制御手段 41a IOT装置 41b フィニッシング装置 41c IOT制御手段 42a デコンポーズ制御手段 42b フォントデータ管理部 43a デコンポーズ制御手段 44a 画像圧縮伸長器 44b 画像圧縮制御手段 44c 画像伸長制御手段 45a 2次記憶媒体 45b 画像蓄積制御手段 46a 回線制御部 46b FAX受信制御手段 46c FAX送信制御手段 47a,48a、49a ホストインターフェース制御
手段 47b LANインターフェース部 48b シリアルインターフェース部 49b パラレルインターフェース部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタスクの各々で行う画像処理機能
    および画像データの入出力形態が格納されるジョブ・ス
    ペック登録テーブルと、 前記画像データに対するジョブをジョブ要求として受け
    取るジョブ入力手段と、 前記ジョブ・スペック登録テーブルに登録されたジョブ
    ・スペックと前記ジョブ入力手段により受け取ったジョ
    ブ要求の内容とに基づいて、実行させるタスクを選択す
    るタスク選択手段と、 前記タスク選択手段により選択されたタスクの実行順序
    を決定するタスク実行順序決定手段と、 前記タスク実行順序決定手段により決定されたタスクに
    よるジョブが実行可能であるか否かを判断するジョブ実
    行判断手段と、 前記ジョブ実行判断手段による判断結果に基づいて、前
    記タスク実行順序決定手段により決定されたタスクのジ
    ョブを実行するタスク実行制御手段とを具備することを
    特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ジョブ・スペック登録テーブルは、
    前記画像処理機能、およびデータの入出力形態に加え
    て、前記複数のタスクの各々のジョブ実行中に他のタス
    クの動作を制限する排他条件を格納し、 さらに、現在実行中のジョブのタスクに対する前記排他
    条件に基づいて、現在実行中のジョブが同時実行可能で
    あるか否かを判断するジョブ同時実行判断手段を備え、 前記タスク実行制御手段は、前記ジョブ同時実行判断手
    段による判断結果に基づいてジョブの同時実行を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記排他条件を登録する際には、前記複
    数のタスクを識別するための識別子、または前記複数の
    タスクをその特徴毎にクラス分けするためのカテゴリ識
    別子の少なくともいずれか一方を指定し、前記ジョブ実
    行制御手段は、排他条件としてカテゴリ識別子が指定さ
    れている場合には、前記カテゴリ識別子で示されるカテ
    ゴリに属する全てのタスクの動作を制限することを特徴
    とする請求項2記載の画像処理装置。
JP7110935A 1995-05-09 1995-05-09 画像処理装置 Pending JPH08305589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7110935A JPH08305589A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

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