JPH08303407A - 操作弁の合流回路 - Google Patents

操作弁の合流回路

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Publication number
JPH08303407A
JPH08303407A JP7134709A JP13470995A JPH08303407A JP H08303407 A JPH08303407 A JP H08303407A JP 7134709 A JP7134709 A JP 7134709A JP 13470995 A JP13470995 A JP 13470995A JP H08303407 A JPH08303407 A JP H08303407A
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JP
Japan
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flow rate
valve
pump
circuit
merging
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JP7134709A
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English (en)
Inventor
Takahide Takiguchi
敬英 瀧口
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Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
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Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他のポンプの吐出流量が不足した時に、一つ
のポンプの吐出流量を合流させる操作弁の合流回路に関
し、ポンプのパワーロスを少なくすると共に、リリーフ
させて発熱する流量を少なくして、オーバヒートを防止
する。 【構成】 第1のポンプ1と、第2のポンプ2と、第1
のポンプ1あるいは/および第2のポンプ2からの圧油
に応じてアクチュエータ9に流す流量制御弁8と、流量
制御弁8の操作時に生じる差圧およびポンプ吐出側の絞
り5前後の差圧により余剰流量をタンクに流すアンロー
ド弁7と、流量制御弁8の操作量により生ずるの差圧お
よび第2のポンプ2の絞り11前後の差圧により切換わ
り、第2のポンプ2からの吐出量Q12を第1のポンプ
1の吐出量Q11に合流させる合流弁17と、からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作弁の合流回路に係
わり、特に二つの独立した定容量形のポンプを有し、第
2のポンプからの吐出した流量を第1のポンプの吐出量
に合流させる合流弁と、からなる操作弁の合流回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の操作弁の合流回路は、例
えば図3に示す操作弁の合流回路を出願人は提案してい
る(例えば特願平5−286238号公報参照)。この
合流回路は、複数の独立した定容量形油圧ポンプと、吐
出流量の圧力を制御し、余剰流量をタンクに低圧にてブ
リードオフさせるブリードオフ式のアンロード弁とを有
し、かつ第2のポンプの余剰流量を第1のポンプ回路へ
合流させる合流回路とを設けている。第2のポンプのア
ンロード弁は合流回路に設け、このアンロード弁の下流
回路には第1のポンプへの合流及びタンクへ戻す合流弁
を設け、この合流弁の切換え差圧は、第1のポンプの吐
出圧と第1流量制御弁の絞りを経た吐出圧との差であ
り、かつ、第1のポンプのアンロード弁の動作差圧より
低く設定している。
【0003】図3において、第1のポンプ101の吐出
側102には、アンロード弁103と分配流量を制御す
る差圧式圧力補償弁104、105とが並列回路として
配設され接続されている。そして、差圧式圧力補償弁1
04、105には、第1流量制御弁106、107を介
してアクチュエータ108、109が各々接続されてい
る。一方、同様に第2のポンプ111の吐出側112に
は、アンロード弁113と分配流量を制御する差圧式圧
力補償弁114、115とが並列回路として配設され接
続されている。そして、差圧式圧力補償弁114、11
5には、第2流量制御弁116、117を介してアクチ
ュエータ118、119が各々接続されている。
【0004】差圧式圧力補償弁104、105は、第1
流量制御弁106、107が切り換わった時に最大の圧
力をベント回路120を介して受け、例えば第1流量制
御弁106、107には、第1流量制御弁106、10
7に付設されたアクチュエータ108、109の負荷圧
力が作用するように補償している。ベント回路120
は、第1流量制御弁106、107を介したパイロット
回路121と122とに接続されたシャットル弁123
により構成され、パイロット回路121と122のうち
高い方の圧力を差圧式圧力補償弁104、105、アン
ロード弁103、及び合流弁135に送っている。ベン
ト回路130も同様である。また、ベント回路120
は、前記第1流量制御弁106、107が中立位置の時
には、パイロット回路121と122とがシャットル弁
123を介してつながると共に、第1流量制御弁10
6、107、ドレン回路124を経てタンク125に接
続されている。その結果、ベント回路120の圧油は、
第1流量制御弁106、107、ドレン回路124を経
てタンク125にドレンされて、アンロード弁103を
低圧に設定して第1のポンプ101の吐出油をドレン回
路124を介しタンク125にブリードオフしている。
【0005】また、ベント回路130は、前記第2流量
制御弁116、117が中立位置の時には、パイロット
回路131と132とがシャットル弁133を介してつ
ながると共に、第2流量制御弁116、117、ドレン
回路124を経てタンク125に接続されているから、
ベント回路130の圧油は、第2流量制御弁116、1
17、ドレン回路124を経てタンク125にドレンさ
せて、アンロード弁113を低圧に設定して第2のポン
プ111の吐出油をアンロード弁113よりブリードオ
フさせて合流回路134を介し合流弁135へ流入する
ようにしている。
【0006】合流弁135は、3ポート2位置の両パイ
ロットオペレート、スプリングオフセット切換弁であ
る。その3ポートの構成は、ポンプポート135P、制
御ポート135A、135Bであり、また2位置の構成
は、スプリングオフセットのPA接続の合流位置135
a、PB接続のドレン位置135bである。また、合流
弁135には、入口にダンピング絞り136を設けたバ
ネ室135eと、同じく入口にダンピング絞り137を
設けたパイロット室135dとを設けている。そして、
バネ135eのバネ力(設定圧)は、第1のポンプ10
1のアンロード弁103のバネ力(設定圧)より低く設
定している。
【0007】制御ポート135Aに接続された合流回路
138は、逆止弁139を介し第1のポンプ101の吐
出側102に接続されている。そして、第2のポンプ1
11の余剰油Q72(図4参照)は、合流弁135が合
流位置135aの時には、全て合流回路138へ流入す
るようにしている。また、ドレン位置135bでは制御
ポート135Bに接続されたドレン回路124を介しタ
ンク125に余剰油をブリードオフしている。
【0008】このように構成された操作弁の合流回路
は、上記アクチュエータ108、109の必要流量Q
と、第1流量制御弁106、107の弁開度Vとの関係
をグラフ化すると図4の如くなり、次の様に作動する。
図4において、縦軸に必要流量Q、横軸に弁開度Vを示
す。第1のポンプ101の吐出流量は流量Q11であ
る。第2のポンプ111の吐出流量は流量Q12の流量
であり、流量Q11に流量Q12が合流すると、流量Q
2となる。V1からV4迄暫増するVQ線は、第1流量
制御弁106、107を作動させた時の弁開度V毎のメ
ータイン流量の変化量を表す。弁開度V0から弁開度V
1迄の区間は、第1流量制御弁106、107が開口し
ていない状態であり、第1のポンプ101の吐出流量Q
11は、アンロード弁103の作動によって低圧力の余
剰流量Q01として全量ドレン回路124にアンロード
している。また、第2のポンプ111は、アンロード弁
113から合流弁135を経て同様に低圧力の余剰流量
Q02としてタンク125に戻る。
【0009】また、弁開度V1を経ると、アンロード弁
103と差圧式圧力補償弁104、105とのベント回
路120が閉じられて圧力が立ち必要流量Qが流れ始め
るが、第1のポンプ101のほとんどの余剰流量Q71
が設定された定格圧力にてアンロード弁103よりリリ
ーフしてドレン回路124を経てタンク125に戻る。
また、ベント回路120を経たパイロット圧が立ち、合
流弁135をバネ力で合流位置135aに切り換わり、
第2のポンプ111の流量Q12も第1のポンプ101
の吐出側102に合流するがアンロード弁103より余
剰流量Q72としてリリーフしてドレン回路124を経
てタンク125に戻る。また、弁開度V2になると、ア
ンロード弁103でリリーフしている余剰流量Q71、
Q72の内、余剰流量Q71は暫減して無くなり流量Q
11全量が必要流量Qとしてアクチュエータ108、1
09へ供給される。そして、余剰流量Q72は、弁開度
V2を超え、弁開度V3を経て弁開度V4になると、暫
減して第2のポンプ2の吐出した流量Q12は全量応援
して必要流量Qとしてアクチュエータ108、109へ
供給される。
【0010】また、第2のポンプ111側のみ操作中
に、第1のポンプ101側を操作すると、第2のポンプ
111の吐出圧P2<第1のポンプ101吐出圧P1で
あったとしても、第2のポンプ111のアンロード弁1
13には、第2のポンプ112の吐出圧P2のみが導か
れているので、アンロード弁113は閉じており、第1
のポンプ101側に流量Q12は合流しない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の操作弁の合
流回路の合流弁135を切換える合流弁135のバネ1
35eのバネ力(設定圧)は、第1ポンプ101のアン
ロード弁103のバネ力(設定圧)より低く設定してい
る。第1のポンプ101をローアイドルに運転してアク
チュエータ108、109を微速作動させるとバネ力
(設定圧)を低く設定した合流弁135は、バネ力によ
り合流位置135aに切換わり、第2のポンプ111の
アンロード弁113からのブリードオフした吐出流量Q
12を合流回路134を介し合流弁135へ流入するよ
うにしている。
【0012】微速作動のため第1流量制御弁106、1
07を弁開度V1からV2の間(VA)で操作すると、
第1のポンプ101の吐出流量Q11の半分が必要流量
Qとして供給されてアクチュエータ108、109を作
動させている。このため、第1のポンプ101の余剰流
量(Q1−Q)と、第2のポンプ111からの合流され
た吐出流量Q12は余剰流量として、全量アンロード弁
103の高圧側の設定圧力にてリリーフされてタンク1
25へドレンされる。この結果、アクチュエータ10
8、109を長時間微速作動させると弁開度V1からV
2までは、第2のポンプ111はアンロード弁103の
定格圧力にて流量Q12を吐出するから、パワーロスを
発生させる。エンジンフル時に第1流量制御弁106、
107を弁開度V1からV2の間(VA)で操作する
と、同様にパワーロスを発生する。このため、タンク1
25内の油温上昇を招くオーバヒートが発生するという
問題が生じる不具合を発生させる。
【0013】本発明は上記従来の問題点に着目すると共
に操作弁の合流回路に係わり、特に、他のポンプの吐出
流量が不足した時に、一つのポンプの吐出流量を合流さ
せる操作弁の合流回路に関し、ポンプのパワーロスを少
なくすると共に、リリーフさせて発熱する流量を少なく
させて油圧回路のオーバヒートを防止する簡素で廉価な
操作弁の合流回路を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の操作弁の合流回路では、第1のポンプ1
と、第2のポンプ2と、第1のポンプ1あるいは/およ
び第2のポンプ2からの圧油に応じてアクチュエータ9
に流す流量制御弁8と、流量制御弁8の操作時に生じる
差圧およびポンプ吐出側の絞り5前後の差圧により余剰
流量をタンクに流すアンロード弁7と、流量制御弁8の
操作量により生ずる差圧および第2のポンプ2の絞り1
1前後の差圧により切換わり、第2のポンプ2からの吐
出した流量Q12を第1のポンプ1の吐出した流量Q1
1に合流させる合流弁17と、からなる。
【0015】
【作用】上記構成によれば、第2のポンプからの吐出し
た流量を第1のポンプの吐出した流量に合流させる合流
弁は流量制御弁の差圧およびポンプ吐出側の絞り前後の
差圧により余剰流量をタンクに流すアンロード弁と、流
量制御弁の操作量により生ずる差圧および第2のポンプ
の絞り前後の差圧により切換わるようにしている。これ
により、制御弁を操作してアクチュエータを作動させる
に必要な流量が第1のポンプの吐出した流量Q11以下
の流量であるときには、合流弁はドレン位置のままであ
り、第2のポンプから吐出した流量Q12は全量アンロ
ード弁を通さずに無負荷の圧力にてタンクへドレンされ
る。この結果、第2ポンプは無用の働きをしなくて良く
てパワーロスを発生させない。さらに吐出流量Q12は
リリーフさせないから、タンク内の油温上昇を招くこと
もない。
【0016】
【実施例】以下に、本発明に係わる操作弁の合流回路の
実施例につき、図面を参照して詳細に説明する。図1
は、操作弁の合流回路の説明図である。図2は、アクチ
ュエータの必要流量Qと、流量制御弁の弁開度Vとの関
係を示すグラフである。図1において、第1のポンプ1
と第2のポンプ2は、エンジン3にて共に駆動されてい
る。第1のポンプ1の吐出側油路4には、第1のポンプ
1の回転変化を検出する第1絞り5と、第1ベント回路
21用の第2絞り6と、アンロード弁7と、第1流量制
御弁8と、第1流量制御弁8を介してアクチュエータ9
とが配設され接続されている。
【0017】一方、第2のポンプ2の吐出側油路10に
は、第2のポンプ2の回転変化を検出する第3絞り11
と、パイロット回路23用の第4絞り12と、流量優先
弁13と、第2流量制御弁14と、第2流量制御弁14
を介してアクチュエータ15とが配設され接続されてい
る。そして、流量優先弁13に接続された油路16に
は、合流弁17と、合流弁17を介して逆止弁18とが
配設されている。逆止弁18は、油路19を介して前記
第1流量制御弁8のポンプポート8Pに接続されてい
て、アクチュエータ9が最大流量を必要とする時には第
2のポンプ2の吐出した流量Q12が応援するような回
路になっている。
【0018】アンロード弁7は、油路19内の圧力を第
1のポンプ1の回転変化を検出する第1絞り5の差圧変
化により、エンジン3のローアイドル回転数の時から定
格回転数の時まで第1のポンプ1の回転数に応じた吐出
した流量Q11を可変に定格圧力P1として調圧する。
また、アンロード弁7には、定格圧力P1を低圧にアン
ロードさせる第1ベント回路21と第2ベント回路22
とが設けられている。第1ベント回路21は、第2絞り
6を介して吐出側油路4に接続されている。また、第2
ベント回路22は、前記第1流量制御弁8のパイロット
ポート8PPに接続されている。
【0019】第1流量制御弁8は、5ポート3位置のマ
ニュアルオペレート、スプリング・センタの流量制御式
切換弁である。その5ポートの構成は、ポンプポート8
P、タンクポート8T、パイロットポート8PP、制御
ポート8A、8Bである。また3位置の構成は、流量制
御機構8d付PA、BT接続位置8aと、パイロットポ
ート8PPが内部でタンクポート8Tに接続されている
スプリング・センタのABT接続の中立位置8bと、流
量制御機構8d付PB接続、AT接続位置8eである。
また、パイロットポート8PPは、流量制御機構付PA
接続、BT接続位置8aでは制御ポート8A側に、流量
制御機構付PB接続、AT接続位置8eでは制御ポート
8B側に内部接続されている。
【0020】流量優先弁13は、3ポート2位置の両パ
イロットオペレート、スプリング・オフセット切換弁で
ある。その3ポートの構成は、ポンプポート13P、制
御ポート13A、リターンポート13Rである。また2
位置の構成は、スプリングオフセットのPA接続位置1
3a、PR接続のバイパス位置13bである。また、流
量優先弁13のスプリング13e側には、第4絞り12
に接続されたパイロット回路23と第2流量制御弁14
のパイロットポート14PPに接続されたパイロット回
路24が接続されている。また、スプリング13eの反
対側には、第3絞り11に接続されたパイロット回路2
5と第2流量制御弁14のポンプポート14Pに接続さ
れたパイロット回路26が接続されている。
【0021】第2流量制御弁14は、第1流量制御弁8
と同じ5ポート3位置のマニュアルオペレート、スプリ
ング・センタの流量制御式切換弁である。その5ポート
の構成は、第1流量制御弁8と同じなので説明は省略す
る。また3位置の構成は、流量制御機構14d付PA接
続、BT接続位置14aと、パイロットポート14PP
が内部でタンクポート14Tに接続されているスプリン
グ・センタのABT接続の中立位置14bと、流量制御
機構14d付PB接続、AT接続位置14eである。そ
して、第2流量制御弁14が操作された時の流量優先弁
13の位置は、第2ポンプ2の回転変化を検出する第3
絞り11差圧変化により、パイロット回路25とパイロ
ット回路26内の圧力が下がり、パイロット回路23の
圧力が高まるからバネ力にてPR接続のバイパス位置1
3bからPA接続位置13aに切り換わる。また、第2
流量制御弁14を操作しないABT接続中立位置14b
時の流量優先弁13の位置は、パイロット回路23とパ
イロット回路25とパイロット回路26との内圧が高
く、パイロット回路24が第2流量制御弁14を介しタ
ンク28に接続されるから、パイロット回路24内の圧
力が低下してPR接続のバイパス位置13bとなる。
【0022】合流弁17は、3ポート2位置の両パイロ
ットオペレート、スプリングオフセット切換弁である。
その3ポートの構成は、ポンプポート17P、合流ポー
ト17A、ドレンポート17Bであり、また2位置の構
成は、スプリングオフセットのPA接続の合流位置17
a、PB接続のドレン位置17bである。また、合流弁
17には、アンロード弁7の第2ベント回路22とパイ
ロット回路23とに接続されたバネ室17eと、油路1
9と第3絞り11に接続されたパイロット回路25とに
接続されたパイロット室17dとを設けている。そし
て、バネ室17eには、第1流量制御弁8を切り換えた
時の第1ポンプ1の圧力P1が第2ベント回路22内に
加圧される。さらに、第4絞り12を介して第2ポンプ
2の圧力P2がパイロット回路23内に加圧される。一
方のパイロット室17dには、第1のポンプ1の圧力P
1が油路19内に加圧される。さらに、第3絞り11の
差圧変化による第2のポンプ2の圧力P2がパイロット
回路25内に加圧される。この結果、バネ室17eとパ
イロット室17dとの双方へ加圧された圧力はバランス
して、バネ室17eのバネ力により合流弁17は合流位
置17aに切換わる。そして、合流弁17は、流量優先
弁13の位置がバイパス位置13bの時に、バネ室17
eとパイロット室17dとに接続された各パイロット回
路が加圧されているとバネ室17eのバネ力により合流
弁17は合流位置17aに切換わる。
【0023】また、第1のポンプ1の吐出した流量Q1
1が第1流量制御弁8の操作量に対して充分に供給され
ず、不足すると油路19の圧力に対して流量制御機構8
dを通った圧力との差が小さくなり合流弁17は、合流
位置17aとなり、逆止弁18を介し第2のポンプ2の
流量Q12が油路19へ全て流入するようにしている。
また、第2のポンプ2の圧力が第1のポンプ1の圧力に
対して逆止弁18のクラッキング圧の分、低い時には、
パイロット室17dは、合流弁17をバランスさせてい
る圧力である油路19と流量制御機構8dを通った第2
ベント回路22の内圧よりも高くなるから、油路19の
圧力にてドレン位置17bに切換わり、第2のポンプ2
の吐出油は、制御ポート17Bに接続されたドレン回路
27を介しタンク28にドレンしている。このように構
成された操作弁の合流回路は、上記アクチュエータ9の
必要流量Qと、第1流量制御弁8の弁開度Vとの関係を
グラフ化すると図2の如くなる。
【0024】図2において、縦軸には必要流量Q、横軸
には弁開度Vを示す。第1のポンプ1の吐出流量は流量
Q11、第2のポンプ2の吐出流量は流量Q12であ
り、第1のポンプ1の吐出流量Q11、第2のポンプ2
の吐出流量Q12との合流流量はQ2である。V1から
V4迄暫増するVQ線は、第1流量制御弁8を作動させ
た時の弁開度V毎のメータイン流量の変化量を表す。
【0025】弁開度V0から弁開度V1迄の区間は、第
1流量制御弁8が開口していない状態であり、第1のポ
ンプ1の吐出した流量Q11は、アンロード弁7の作動
によって低圧力の余剰流量Q01として全量ドレン回路
27にアンロードしている。さらに、第2流量制御弁1
4を中立位置14bにしているから、第2のポンプ2か
ら吐出した流量Q12は、流量優先弁13のPR接続の
バイパス位置13bを通り、合流弁17に供給される。
この時合流弁17は、流量制御機構8d前後の差圧が大
きいので第2ベント回路22の圧力が低くドレン位置1
7bのままであり、制御ポート17Bに接続されたドレ
ン回路27を介しタンク28に無加圧の余剰流量Q02
としてドレンしている。
【0026】そして、弁開度V1を経ると、アンロード
弁7の第2ベント回路22が閉じられて圧力が上昇して
第1のポンプ1のほとんどの余剰流量Q71がアンロー
ド弁7から、定格圧力にてリリーフしてドレン回路27
を経てタンク28に戻る。また、第2のポンプ2の流量
Q12は、合流弁17の第2ベント回路22の圧力が低
いままなのでドレン位置17bのままであり、制御ポー
ト17Bに接続されたドレン回路27を介しタンク18
に無加圧の余剰流量Q02としてドレンしている。この
結果、弁開度V0から弁開度V2までの間、第2のポン
プ2は無負荷運転区間29となり、流量Q02は、アン
ロード弁7よりリリーフしないから発熱が少なくタンク
28内の作動油をオーバヒートさせない。また、第2の
ポンプ2は、合流弁17がドレン位置17bの無負荷運
転区間29となっているためにパワーロスが少ない。
【0027】さらに、弁開度V2を超えると、アクチュ
エータ9への最大必要流量が第1ポンプ1だけでは吐出
量が不足しているから、第1のポンプ1の吐出側油路4
と流量制御機構8dを経た差圧が小さくなる。これによ
り合流弁17は合流位置17aに切換わり、第2のポン
プ2が第1のポンプ1に合流し応援する。第2のポンプ
2の応援によりアクチュエータ9へ多くの流量が流れ
て、合流弁17から第2のポンプ2の流量が逆止弁18
を押し開き油路19に合流してアクチュエータ9へ分配
合流されるようになる。また、弁開度V3になると、余
剰流量Q73は暫減してリリーフ量30と応援流量31
が暫増する。そして、弁開度V4になると、リリーフ量
30が無くなり、応援流量31が第2のポンプ2の吐出
した流量Q12となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第2のポンプからの吐出量を第1のポンプの吐出量に合
流させる合流弁は流量制御弁の差圧およびポンプ吐出側
の絞り前後の差圧により余剰流量をタンクに流すアンロ
ード弁と、流量制御弁の操作量により生ずる差圧および
第2のポンプの絞り前後の差圧により切換わるようにし
ている。これにより、制御弁を操作してアクチュエータ
を作動させるに必要な流量が第1のポンプの吐出した流
量Q11が、流量Q1以下であるときには、合流弁はド
レン位置のままであり、第2のポンプからの吐出した流
量Q12は全量アンロード弁を通さずに無負荷の圧力に
て合流弁のドレン位置を通ってタンクへドレンされる。
この結果、第2のポンプは無負荷運転をしているからパ
ワーロスが発生せず、エンジンの燃費向上に役立つ。さ
らに流量Q12は定格圧力にてリリーフさせないから、
タンク内の油温上昇を招くこともなくオーバヒートが防
止出来て、作動油と、シールリング等の機械寿命を向上
させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作弁の合流回路の説明図である。
【図2】図1のアクチュエータの必要流量Qと、流量制
御弁の弁開度Vとの関係を示すグラフである。
【図3】従来技術の操作弁の合流回路の説明図である。
【図4】図3のアクチュエータの必要流量Qと、流量制
御弁の弁開度Vとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
Q11,Q12 流量 1 第1のポンプ 2 第2のポンプ 3 合流切換弁 4 エンジン 5 第1絞り 6 第2絞り 7 アンロード弁 8 第1流量制御弁 9,15 アクチュエータ 11 第3絞り 12 第4絞り 14 第2流量制御弁 17 合流弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定容量形の第1のポンプと、定容量形の
    第2のポンプと、第1あるいは/および第2のポンプか
    らの圧油に応じてアクチュエータに流す流量制御弁と、
    流量制御弁の操作時に生じる差圧およびポンプ吐出側の
    絞り前後の差圧により余剰流量をタンクに流すアンロー
    ド弁と、流量制御弁の操作量により生ずる差圧および第
    2のポンプの絞り前後の差圧により切換わり、第2のポ
    ンプからの吐出した流量を第1のポンプの吐出した流量
    に合流させる合流弁と、からなる操作弁の合流回路。
JP7134709A 1995-05-09 1995-05-09 操作弁の合流回路 Pending JPH08303407A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002276608A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Kayaba Ind Co Ltd 油圧制御装置
KR20170031240A (ko) * 2014-11-06 2017-03-20 히다치 겡키 가부시키 가이샤 작업 기계의 유압 제어 장치
KR20170032390A (ko) * 2014-10-07 2017-03-22 히다치 겡키 가부시키 가이샤 건설 기계의 유압 제어 장치

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