JPH08302876A - 建物の床 - Google Patents
建物の床Info
- Publication number
- JPH08302876A JPH08302876A JP20957895A JP20957895A JPH08302876A JP H08302876 A JPH08302876 A JP H08302876A JP 20957895 A JP20957895 A JP 20957895A JP 20957895 A JP20957895 A JP 20957895A JP H08302876 A JPH08302876 A JP H08302876A
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- JP
- Japan
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- floor
- building
- gypsum board
- specific gravity
- layer
- Prior art date
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- Pending
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- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない層数で所要の強度が得られる建物の床
を提供する。 【解決手段】 床パネル12は、その床材17中に、上から
第１層となる床仕上げ材23、第２層となる高比重石膏ボ
ード24及び第３層となる合板25を含んで構成されてい
る。高比重石膏ボード24は、焼石膏、ガラス繊維等を材
料として比重が1.0〜1.6 、例えば1.25とされたもので
ある。
を提供する。 【解決手段】 床パネル12は、その床材17中に、上から
第１層となる床仕上げ材23、第２層となる高比重石膏ボ
ード24及び第３層となる合板25を含んで構成されてい
る。高比重石膏ボード24は、焼石膏、ガラス繊維等を材
料として比重が1.0〜1.6 、例えば1.25とされたもので
ある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の床に関し、
例えばユニット式建物の床に利用できる。
例えばユニット式建物の床に利用できる。
【０００２】
【背景技術】近年、工場で建物を構成する居室等を建物
ユニットとして作製しておき、現場にこれらの建物ユニ
ットを輸送して建築するするようにしたユニット式建物
が施工されている。前記建物ユニットは、床パネル、天
井パネル、前記床パネルと天井パネル間に立設された
柱、壁パネル等を備えて構成されたものである。
ユニットとして作製しておき、現場にこれらの建物ユニ
ットを輸送して建築するするようにしたユニット式建物
が施工されている。前記建物ユニットは、床パネル、天
井パネル、前記床パネルと天井パネル間に立設された
柱、壁パネル等を備えて構成されたものである。
【０００３】図３に示すように、床を構成する前記床パ
ネル51は、４本の下梁52が四角に組まれ、対向する一対
の下梁52間に複数の根太53が掛け渡され、更に上面に床
材54が張られたものである。前記床材54は、上から床仕
上げ材55、合板56、石膏ボード57及び合板58の４層が積
層されたものである。
ネル51は、４本の下梁52が四角に組まれ、対向する一対
の下梁52間に複数の根太53が掛け渡され、更に上面に床
材54が張られたものである。前記床材54は、上から床仕
上げ材55、合板56、石膏ボード57及び合板58の４層が積
層されたものである。
【０００４】前記石膏ボード57は、焼石膏、おが屑、パ
ーライト等を原料として板状に成形され、両面にボード
用原紙が張られたものである。また、前記床仕上げ材55
は、フローリング、クッションフロア等である。
ーライト等を原料として板状に成形され、両面にボード
用原紙が張られたものである。また、前記床仕上げ材55
は、フローリング、クッションフロア等である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の石膏ボード
57を含む床は、前記４層構造とすることにより所望の強
度を得ていたため、多数の部材が必要であった。
57を含む床は、前記４層構造とすることにより所望の強
度を得ていたため、多数の部材が必要であった。
【０００６】そこで、本発明は、少ない層数で所要の強
度が得られる建物の床を提供することを目的とする。
度が得られる建物の床を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】図面を参照して説明する
と、本発明の第１発明に係る建物の床は、図２に示すよ
うに、床材17の少なくとも一層として、高比重石膏ボー
ド24を含むことを特徴とする。前記高比重石膏ボード
は、優れた強度と硬さを有している。前記高比重石膏ボ
ードは、空孔率等を調整することによって所望の高比重
が得られるようになる。
と、本発明の第１発明に係る建物の床は、図２に示すよ
うに、床材17の少なくとも一層として、高比重石膏ボー
ド24を含むことを特徴とする。前記高比重石膏ボード
は、優れた強度と硬さを有している。前記高比重石膏ボ
ードは、空孔率等を調整することによって所望の高比重
が得られるようになる。
【０００８】本発明の第２発明に係る建物の床は、第１
発明において、前記高比重石膏ボード24が、ガラス繊維
が混入されたものであることを特徴とする。前記ガラス
繊維は、石膏ボードの強度の向上に寄与する。
発明において、前記高比重石膏ボード24が、ガラス繊維
が混入されたものであることを特徴とする。前記ガラス
繊維は、石膏ボードの強度の向上に寄与する。
【０００９】本発明の第３発明に係る建物の床は、第１
又は第２発明において、前記高比重石膏ボード24の比重
が、1.0 〜1.6 であることを特徴とする。比重が1.0 未
満では気泡孔の割合いが多くなって、通常の石膏ボード
と強度的に変わらなくなる。また、比重が1.6 を超える
と、重量が大きくなって取扱いが不便になったり、実質
上製造が困難になる。なお、好ましい比重は1.2 〜1.4
である。
又は第２発明において、前記高比重石膏ボード24の比重
が、1.0 〜1.6 であることを特徴とする。比重が1.0 未
満では気泡孔の割合いが多くなって、通常の石膏ボード
と強度的に変わらなくなる。また、比重が1.6 を超える
と、重量が大きくなって取扱いが不便になったり、実質
上製造が困難になる。なお、好ましい比重は1.2 〜1.4
である。
【００１０】本発明の第４発明に係る建物の床は、第１
〜第３発明のいずれかにおいて、床材17中に、床仕上げ
材23と、この床仕上げ材23の下面に設けられた前記高比
重石膏ボード24とを含むことを特徴とする。
〜第３発明のいずれかにおいて、床材17中に、床仕上げ
材23と、この床仕上げ材23の下面に設けられた前記高比
重石膏ボード24とを含むことを特徴とする。
【００１１】本発明の第５発明に係る建物の床は、第１
〜第４発明のいずれかにおいて、床材17中に、床仕上げ
材23と、この床仕上げ材23の下面に設けられた前記高比
重石膏ボード24と、この高比重石膏ボード24の下面に設
けられた合板25とを含むことを特徴とする。
〜第４発明のいずれかにおいて、床材17中に、床仕上げ
材23と、この床仕上げ材23の下面に設けられた前記高比
重石膏ボード24と、この高比重石膏ボード24の下面に設
けられた合板25とを含むことを特徴とする。
【００１２】本発明の第６発明に係る建物の床は、第１
〜第５発明のいずれかにおいて、前記建物の床が、ユニ
ット式建物の床パネル12であることを特徴とする。
〜第５発明のいずれかにおいて、前記建物の床が、ユニ
ット式建物の床パネル12であることを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１、２を参照して本発明の一実
施形態に係る建物の床を説明する。この実施形態の床
は、ユニット式建物を構成する建物ユニット11の床パネ
ル12である。
施形態に係る建物の床を説明する。この実施形態の床
は、ユニット式建物を構成する建物ユニット11の床パネ
ル12である。
【００１４】図１に示すように、前記建物ユニット11
は、床パネル12、天井パネル13、床パネ12と天井パネル
13間に立設された４本の柱14、図示しない外壁パネル等
を備えて構成される。前記床パネル12は、４本の下梁15
が四角に組まれ、対向する一対の下梁15間に複数の根太
16が掛け渡され、更に上面に床材17が張られたものであ
る。また、前記天井パネル13は、４本の上梁18が四角に
組まれ、対向する一対の上梁18間に複数の小梁19が掛け
渡され、更に下面に天井材21が張られたものである。
は、床パネル12、天井パネル13、床パネ12と天井パネル
13間に立設された４本の柱14、図示しない外壁パネル等
を備えて構成される。前記床パネル12は、４本の下梁15
が四角に組まれ、対向する一対の下梁15間に複数の根太
16が掛け渡され、更に上面に床材17が張られたものであ
る。また、前記天井パネル13は、４本の上梁18が四角に
組まれ、対向する一対の上梁18間に複数の小梁19が掛け
渡され、更に下面に天井材21が張られたものである。
【００１５】図２に示すように、前記床パネル12の床材
17は、上から第１層となる床仕上げ材23、第２層となる
高比重石膏ボード24及び第３層となる合板25を含んで構
成されている。前記床仕上げ材23は、フローリング又は
クッションフロアよりなる。
17は、上から第１層となる床仕上げ材23、第２層となる
高比重石膏ボード24及び第３層となる合板25を含んで構
成されている。前記床仕上げ材23は、フローリング又は
クッションフロアよりなる。
【００１６】前記高比重石膏ボード24は、焼石膏、ガラ
ス繊維等を材料として比重が1.25とされたものである。
この比重1.25の高比重石膏ボード24の特性は、次の通り
である。400 mm×300 mm×12.5mmの高比重石膏ボード24
を使用し、支点間距離350mm としてJIS A 6901に準じて
曲げ破壊荷重を測定したところ、乾燥時においてボード
の長手方向と直角方向で約130kgf、平行方向で約55kgf
、吸水時においてボードの長手方向と直角方向で約37k
gf 、平行方向で約22kgf である。
ス繊維等を材料として比重が1.25とされたものである。
この比重1.25の高比重石膏ボード24の特性は、次の通り
である。400 mm×300 mm×12.5mmの高比重石膏ボード24
を使用し、支点間距離350mm としてJIS A 6901に準じて
曲げ破壊荷重を測定したところ、乾燥時においてボード
の長手方向と直角方向で約130kgf、平行方向で約55kgf
、吸水時においてボードの長手方向と直角方向で約37k
gf 、平行方向で約22kgf である。
【００１７】また、直径４mmの木ねじの引き抜き強度
は、約85kgfである。更に、JIS A 1321に準じて難燃性
を試験したところ、不燃性を示した。なお、この高比重
石膏ボード24として、硬質石膏板とも呼ばれているタイ
ガースーパーハード（商品名、吉野石膏株式会社製）を
使用した。
は、約85kgfである。更に、JIS A 1321に準じて難燃性
を試験したところ、不燃性を示した。なお、この高比重
石膏ボード24として、硬質石膏板とも呼ばれているタイ
ガースーパーハード（商品名、吉野石膏株式会社製）を
使用した。
【００１８】一方、従来の石膏ボードの特性は、次の通
りである。前記高比重石膏ボード24の場合と同様の条件
で曲げ破壊荷重を測定したところ、乾燥時においてボー
ドの長手方向と直角方向で約64kgf 、平行方向で約24kg
f、吸水時においてボードの長手方向と直角方向で約９k
gf 、平行方向で約３kgfである。また、直径４mmの木ね
じの引き抜き強度は、約30kgfである。比重は、約0.65
である。
りである。前記高比重石膏ボード24の場合と同様の条件
で曲げ破壊荷重を測定したところ、乾燥時においてボー
ドの長手方向と直角方向で約64kgf 、平行方向で約24kg
f、吸水時においてボードの長手方向と直角方向で約９k
gf 、平行方向で約３kgfである。また、直径４mmの木ね
じの引き抜き強度は、約30kgfである。比重は、約0.65
である。
【００１９】従って、前記高比重石膏ボード24と従来の
石膏ボードとの比較より、本実施形態で使用する高比重
石膏ボード24は、比重1.25の高比重とされ、かつガラス
繊維が混入されたものであるため、大きな強度を有して
いることがわかる。
石膏ボードとの比較より、本実施形態で使用する高比重
石膏ボード24は、比重1.25の高比重とされ、かつガラス
繊維が混入されたものであるため、大きな強度を有して
いることがわかる。
【００２０】工場における建物ユニット11の作製におい
て、上記床パネル12は、通常通り、４本の下梁15が四角
に組まれ、対向する一対の下梁15間に複数の根太16が掛
け渡された骨組みの上面に前記床材17を配置することに
より設けることができる。
て、上記床パネル12は、通常通り、４本の下梁15が四角
に組まれ、対向する一対の下梁15間に複数の根太16が掛
け渡された骨組みの上面に前記床材17を配置することに
より設けることができる。
【００２１】本実施形態に係る建物ユニットの床パネル
12によれば、床材17の一層である高比重石膏ボード24
が、大きな強度を有しているため、床材17が、例えば３
層で所要の強度が得られる。従って、合板が１層余計に
必要であった従来の４層構造と比べて、床材17が３層で
済むため、部材点数を削減することができる。また、床
材17の厚さを従来の床材と比べて薄くすることも可能で
ある。
12によれば、床材17の一層である高比重石膏ボード24
が、大きな強度を有しているため、床材17が、例えば３
層で所要の強度が得られる。従って、合板が１層余計に
必要であった従来の４層構造と比べて、床材17が３層で
済むため、部材点数を削減することができる。また、床
材17の厚さを従来の床材と比べて薄くすることも可能で
ある。
【００２２】また、このように部材点数の削減に伴っ
て、部材の管理と製造が容易になるという効果も得られ
る。更に、従来と同じ４層構造とした場合には、従来よ
り大きな床強度が得られるようになる。
て、部材の管理と製造が容易になるという効果も得られ
る。更に、従来と同じ４層構造とした場合には、従来よ
り大きな床強度が得られるようになる。
【００２３】なお、上記実施形態では、補強部材である
高比重石膏ボード24が、比重1.25であったが、1.0 〜1.
6 の範囲内で高比重とすることは任意である。
高比重石膏ボード24が、比重1.25であったが、1.0 〜1.
6 の範囲内で高比重とすることは任意である。
【００２４】また、上記実施形態では、床材17中に高比
重石膏ボード24が１層含まれていたが、所要の強度に応
じて２層以上としてもよく、この場合でも従来の石膏ボ
ードを使用する場合と比べて、床材全体の層数の削減が
可能になる。更に、上記実施形態の建物は、ユニット式
建物であったが、本発明の建物は、軸組み式建物、パネ
ル式建物等であってもよい。
重石膏ボード24が１層含まれていたが、所要の強度に応
じて２層以上としてもよく、この場合でも従来の石膏ボ
ードを使用する場合と比べて、床材全体の層数の削減が
可能になる。更に、上記実施形態の建物は、ユニット式
建物であったが、本発明の建物は、軸組み式建物、パネ
ル式建物等であってもよい。
【００２５】
【発明の効果】本発明に係る建物の床によれば、床材の
少なくとも一層が、高比重石膏ボードよりなるものであ
るため、少ない層数で所要の強度が得られる。
少なくとも一層が、高比重石膏ボードよりなるものであ
るため、少ない層数で所要の強度が得られる。
【図１】本発明の一実施形態に係る建物ユニットの斜視
図である。
図である。
【図２】同実施形態の建物ユニットの床パネルの断面図
である。
である。
【図３】従来例の建物ユニットの床パネルの断面図であ
る。
る。
11 建物を構成する建物ユニット 12 床である床パネル 17 床材 23 床仕上げ材 24 高比重石膏ボード 25 合板
Claims (6)
- 【請求項１】 床材の少なくとも一層として、高比重石
膏ボードを含むことを特徴とする建物の床。 - 【請求項２】 前記高比重石膏ボードは、ガラス繊維が
混入されたものであることを特徴とする請求項１に記載
の建物の床。 - 【請求項３】 前記高比重石膏ボードの比重は、1.0 〜
1.6 であることを特徴とする請求項１又は２に記載の建
物の床。 - 【請求項４】 床材中に、床仕上げ材と、この床仕上げ
材の下面に設けられた前記高比重石膏ボードとを含むこ
とを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の建物の
床。 - 【請求項５】 床材中に、床仕上げ材と、この床仕上げ
材の下面に設けられた前記高比重石膏ボードと、この高
比重石膏ボードの下面に設けられた合板とを含むことを
特徴とする請求項１〜４のいずれか記載の建物の床。 - 【請求項６】 前記建物の床は、ユニット式建物の床パ
ネルであることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに
記載の建物の床。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20957895A JPH08302876A (ja) | 1995-03-07 | 1995-08-17 | 建物の床 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4744095 | 1995-03-07 | ||
| JP7-47440 | 1995-03-07 | ||
| JP20957895A JPH08302876A (ja) | 1995-03-07 | 1995-08-17 | 建物の床 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08302876A true JPH08302876A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=26387604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20957895A Pending JPH08302876A (ja) | 1995-03-07 | 1995-08-17 | 建物の床 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08302876A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008266942A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-11-06 | Taisei Denki Kogyo:Kk | 遮音性床構造 |
| JP2011219990A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Kumagai Gumi Co Ltd | 床構造 |
-
1995
- 1995-08-17 JP JP20957895A patent/JPH08302876A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008266942A (ja) * | 2007-04-18 | 2008-11-06 | Taisei Denki Kogyo:Kk | 遮音性床構造 |
| JP2011219990A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Kumagai Gumi Co Ltd | 床構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010501 |