JPH08300956A - ラジエータの取付装置 - Google Patents

ラジエータの取付装置

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Publication number
JPH08300956A
JPH08300956A JP13610995A JP13610995A JPH08300956A JP H08300956 A JPH08300956 A JP H08300956A JP 13610995 A JP13610995 A JP 13610995A JP 13610995 A JP13610995 A JP 13610995A JP H08300956 A JPH08300956 A JP H08300956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
cushion rubber
body side
vehicle body
screwed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13610995A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Matsuura
正三 松浦
Koutarou Hiratsuka
行太郎 平塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP13610995A priority Critical patent/JPH08300956A/ja
Publication of JPH08300956A publication Critical patent/JPH08300956A/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のラジエータを車体に取付けるにあた
り、ラジエータの高さ寸法と車体側の寸法の違いを吸収
できるようにする。 【構成】 垂直に立てて取付けるラジエータ1の上端に
円柱14を突出し、この円柱14には、外周に螺旋状に
溝16bを設けたクッションゴム16を嵌挿し、このク
ッションゴム16の溝16bを車体側部材であるブラケ
ット6の孔6cに螺合した。螺合の度合い調整により、
上記寸法差を吸収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水冷エンジンを搭載し
た自動車に適用する、ラジエータの取付装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】水冷エンジンにおいては、エンジンの各
部を冷却して高温となった冷却水をラジエータに導き、
熱交換により冷却する。このためラジエータ1は、図7
に示すように、自動車2のエンジンルーム3内のエンジ
ンより前部に垂直に取付けられ、自動車2が走行すると
きに前方から入る風を全面で効率よく受けるようにして
ある。ラジエータ1をこの位置に配置すると、エンジン
の発生する振動ならびに自動車が走行するときの車体か
らの振動を受け易いので、ラジエータ1の上下の車体取
付部にクッションゴム等を介装し、振動を吸収するよう
にしている。
【0003】図8ないし図10について従来のラジエー
タ取付構造を説明する。4は車体のアッパメンバであ
り、5はロアメンバである。これらアッパメンバ4とロ
アメンバ5とは車体の横幅方向に平行に設けられてお
り、ラジエータ1はその前部に位置している。アッパメ
ンバ4とロアメンバ5には、間隔を置いて前方に向けた
ブラケット6,7が当てられ、その基部に挿通されたボ
ルト8,9およびナット10,11でアッパメンバ4と
ロアメンバ5に固定されている(図10参照)。ブラケ
ット6,7の先端部はラジエータ1の上下部分に臨んで
おり、クッションゴム12,13にラジエータ1の上端
から突出させた円柱14,15を貫通させてラジエータ
1を支持している。
【0004】図11はラジエータ1の上部の組立構造を
詳細に示すものである。ブラケット6には孔6a,6b
が穿設されており、孔6aにはボルト8が上方から、ま
た孔6bにはクッションゴム12の小径部12aが下方
から貫通する。孔6aを貫通したボルト8はアッパメン
バ4の内側に溶着されたナット10に螺合される。クッ
ションゴム12には中央部に孔12bが設けられてお
り、その孔12bにはラジエータ1の円柱14が貫通す
る。
【0005】このようにラジエータ1の上部はクッショ
ンゴム12を介してブラケット6に支持される。ラジエ
ータ1の下部支持構造も同様である。アッパメンバ4と
ロアメンバ5の間隔がラジエータ1の高さ寸法と合致し
ているときには、図12に示すようにクッションゴム1
2は大きく圧縮されることもなく、またアッパメンバ4
との間に隙間を生ずることもない。しかしながらアッパ
メンバ4とロアメンバ5の間隔に対してラジエータ1の
高さ寸法が大きいときには、図13に示すようにクッシ
ョンゴム12が収縮する(図示しないがラジエータ1下
部のクッションゴムも同様)。これとは逆にラジエータ
1の高さ寸法が小さいときには、図14に示すようにク
ッションゴム12とアッパメンバ4との間に隙間dが生
じてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】クッションゴム12,
13はまったく圧縮されないか、僅かに圧縮された状態
で用いられるのがよく、大きく圧縮されたり隙間が生じ
たりしたのでは本来の緩衝作用が得られない。すなわ
ち、圧縮量が多いとそれ以上の圧縮および伸長が行われ
ないので緩衝効果が得られず、一方、隙間が生じている
とラジエータ1の固定が不安定になり、振動して音を発
することにもなるので、高さの異なるクッションゴム1
2に変えて隙間が生じないようにする。このため部品点
数と作業工数が増大することになる。。
【0007】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、アッパメンバ4とロアメンバ5の間隔とラジエータ
1の高さ寸法との間に多少の違いがあっても、その違い
を吸収し、最適な緩衝効果が得られるラジエータの取付
装置を提供しようとするものである。
【0008】なお、先行技術として実公昭64−330
号公報に開示されたものがある。この公報のものは、マ
ウントラバーで支持したラジエータの冷却水を含む重量
を、エンジンのアイドリング運転時の共振防止に利用し
たものである。この考案によれば、エンジンがアイドリ
ング運転をしているときの車体上下方向の曲げ共振を減
少、抑制することができる。しかしながらその構造上、
上述した本発明の課題を解決できるものではない。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1に記載された発明においては、
垂直に立てた状態のラジエータをその上端と下端とで固
定するラジエータの取付装置において、ラジエータの上
端に円柱を突出し、該円柱には、外周に螺旋状に溝を設
けたクッションゴムを嵌挿し、該クッションゴムの前記
溝を車体側に設けた部材に螺合したことを特徴とする。
【0010】また請求項2に記載された発明において
は、垂直に立てた状態のラジエータをその上端と下端と
で固定するラジエータの取付装置において、ラジエータ
の上端に円柱を突出し、該円柱には、外周に螺旋状に溝
を設けたクッションゴムを嵌挿し、該クッションゴムの
前記溝を車体側に設けた部材に螺合し、ラジエータの下
端と車体側部材との間にスプリングを介装したことを特
徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載された発明により、ラジエータ
の上端にクッションゴムを嵌挿し、車体側部材(ブラケ
ット)へ螺合して、ラジエータを固定する。
【0012】請求項2に記載された発明により、クッシ
ョンゴムを車体側部材(ブラケット)に螺合していくと
き、ラジエータ下部のスプリングの撓み量が変わる。こ
れにより、ラジエータの大きさが違っても調整範囲がよ
り広がることになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1について説明
する。16はクッションゴムであり、中央に孔16aを
有し、外周に螺旋状に溝16bを設けたものである。孔
16aには、ラジエータ1の上端から突出させた円柱1
4が嵌挿する。車体側の部材であるアッパメンバ4にボ
ルト8とナット10で取付けられたブラケット6には、
図11に符号6bで示したものより大きい孔6cが設け
られており、この孔6cにはクッションゴム16の螺旋
状の溝16bが上方から螺合する。
【0014】ロアメンバ5にボルト9とナット11で取
付けられたブラケット7にも孔7aが設けられており、
ラジエータ1から下方に突出した円柱15が遊嵌してい
る。そして孔7aの周辺とラジエータ1の下端との間に
スプリング17が僅かに圧縮された状態で介装されてい
る。このスプリング17の強さは、ラジエータ1の上端
を解放した状態でラジエータ1の重量(内部の冷却水の
重量を含む)に耐え、かつ、ラジエータ1に上下方向の
大きな振動が加わったときに伸縮して、その振動を吸収
できる程度のものがよい。
【0015】このように構成された本発明に係るラジエ
ータの取付装置によれば、ラジエータ1の高さ寸法とブ
ラケット6,7間の間隔寸法との関係で、ブラケット6
の孔6cに螺合するクッションゴム16の螺合度を変え
ることになる。図1は螺合の途中段階で螺合度が少ない
状態を示しており、図2は螺合が進み、ラジエータ1が
下方に押されてスプリング17が僅かに圧縮された状態
を示している。
【0016】図3ないし図5は、車種が相違するなどに
よりアッパメンバ4の高さ位置が相違する場合に、クッ
ションゴム16の螺合度を変えてそれに対応させたとこ
ろを示すものである。クッションゴム16の硬度として
は、螺旋状の溝16bをブラケット6の孔6cに螺合し
てもラジエータ1の支持機能に変りがなく、かつ、ブラ
ケット6の孔6cに螺合した部位より下の部分で十分な
緩衝機能が得られる程度のものとする。
【0017】図6は、共振周波数(Hz)とゲインが、
クッションゴム16の螺合量によってどのように変るか
を示す図である。この図においてAは螺合度が少ない図
1の状態の特性であり、Bは螺合度を大きくした図2の
状態の特性である。図2の状態では、ばね定数が高くな
ることから共振周波数が上がることになる。
【0018】以上説明したものは、ラジエータ1の下端
をスプリング17で受けるようにしたものであり、クッ
ションゴム16の螺合をある程度進めると、このスプリ
ング17が圧縮され、クッションゴム16とスプリング
17の両方でラジエータ1を支持するものであるが、本
発明はこれに限られるものではなく、スプリング17に
代えてクッションゴムを用いるようにすることもでき
る。ただし、そのようにした場合には撓み量が少ないの
で、スプリング17を用いたものに比して調整範囲は小
さくなる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たラジエータの取付装置であるから、クッションゴムを
車体側部材に螺合する度合を変えることによって、ラジ
エータの高さ寸法とこれを取付ける車体側の上下部材と
の間に多少の食い違いがあってもその分を吸収すること
ができるので、製造上の寸法誤差の吸収はもとより、異
なった車種へも同一のラジエータを搭載することができ
ることになる。そして従来は寸法の違いからクッション
ゴムが押しつぶされ緩衝効果が得られないときのために
車体側部材に大きな剛性を持たせていたが、本発明によ
れば必要以上の剛性が要らないため、車体側部材の軽量
化を図ることができることになる。
【0020】またラジエータの下部をスプリングで支持
したものにあっては、クッションゴムの螺合により、ラ
ジエータ下部のスプリングの撓み量が変わるので、調整
範囲がより広がることになる。
【0021】さらにラジエータをダイナミックダンパに
利用する場合には、クッションゴムの螺合度を変えるこ
とにより、同一のラジエータで異なった共振周波数に設
定することができることになる。これにより車種が異な
っても、同一部材で対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を一部断面で示した側面図で
ある。
【図2】図1のものの異なった状態を一部断面で示した
側面図である。
【図3】クッションゴムの螺合度の一例を一部断面で示
した側面図である。
【図4】クッションゴムの螺合度の他の例を一部断面で
示した側面図である。
【図5】クッションゴムの螺合度のさらに他の例を一部
断面で示した側面図である。
【図6】クッションゴムの螺合度と共振周波数との関係
を示すグラフである。
【図7】ラジエータの配設位置を示す自動車の斜視図で
ある。
【図8】図7のうちのラジエータ取付部分の従来構造を
示す斜視図である。
【図9】図8のもののさらに要部を示す斜視図である。
【図10】従来のラジエータ取付構造の全部を示す側面
図である。
【図11】図10のものの要部を拡大して一部断面で示
した側面図である。
【図12】クッションゴムの良好な状態を示す側面図で
ある。
【図13】クッションゴムの圧縮過大状態を示す側面図
である。
【図14】クッションゴムとブラケットとの間に隙間が
生じたところを示す側面図である。
【符号の説明】
1 ラジエータ 4 アッパメンバ 5 ロアメンバ 6 ブラケット 6c 孔 7 ブラケット 14 円柱 15 円柱 16 クッションゴム 16b 溝 17 スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に立てた状態のラジエータをその上
    端と下端とで固定するラジエータの取付装置において、
    ラジエータの上端に円柱を突出し、該円柱には、外周に
    螺旋状に溝を設けたクッションゴムを嵌挿し、該クッシ
    ョンゴムの前記溝を車体側に設けた部材に螺合したこと
    を特徴とするラジエータの取付装置。
  2. 【請求項2】 垂直に立てた状態のラジエータをその上
    端と下端とで固定するラジエータの取付装置において、
    ラジエータの上端に円柱を突出し、該円柱には、外周に
    螺旋状に溝を設けたクッションゴムを嵌挿し、該クッシ
    ョンゴムの前記溝を車体側に設けた部材に螺合し、ラジ
    エータの下端と車体側部材との間にスプリングを介装し
    たことを特徴とするラジエータの取付装置。
JP13610995A 1995-05-10 1995-05-10 ラジエータの取付装置 Pending JPH08300956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13610995A JPH08300956A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 ラジエータの取付装置

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JP13610995A JPH08300956A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 ラジエータの取付装置

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JPH08300956A true JPH08300956A (ja) 1996-11-19

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ID=15167509

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13610995A Pending JPH08300956A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 ラジエータの取付装置

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JP (1) JPH08300956A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308132A (ja) * 2006-04-21 2007-11-29 Denso Corp クーリングモジュール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308132A (ja) * 2006-04-21 2007-11-29 Denso Corp クーリングモジュール

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