JPH0830093A - 画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

画像形成装置及びプロセスカートリッジ

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JPH0830093A
JPH0830093A JP6186757A JP18675794A JPH0830093A JP H0830093 A JPH0830093 A JP H0830093A JP 6186757 A JP6186757 A JP 6186757A JP 18675794 A JP18675794 A JP 18675794A JP H0830093 A JPH0830093 A JP H0830093A
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JP
Japan
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developer
layer thickness
toner
developing sleeve
carrier
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JP6186757A
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English (en)
Inventor
Keiji Okano
啓司 岡野
Masaki Oshima
磨佐基 尾島
Koichi Suwa
貢一 諏訪
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像スリーブ上の強帯電トナー層の形成を防
止すると共にトナーの飛散を防止し、高品質の画像形成
を行なう。 【構成】 弾性ブレード20の現像スリーブ9との対向
位置に導電ゴム層21を設け、両者の間に交番電界を形
成してトナー層を形成する。又、マグネットロール18
の磁極N1を、現像スリーブ9と弾性ブレード20の当
接部の現像スリーブ9回転方向下流位置に設ける。これ
により、現像スリーブ上の強帯電トナー層の形成を防止
し、飛散したトナーを現像スリーブ9に引き付け、トナ
ーの飛散を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタや複写
機等とされる画像形成装置に関し、特に現像装置に特徴
を有する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用した複写機やプリン
ター等の従来の画像形成装置について、図7に示す概略
構成図により説明する。
【0003】図7において、画像形成装置本体1内の略
中央部に潜像担持体である感光ドラム2が回転自在に設
置され、その回転軸を中心として一方向に回転される。
感光ドラム2はその表面を帯電装置3により一様に帯電
された後、露光装置4で像露光を行ない潜像が形成され
る。感光ドラム2上の潜像は現像装置5により現像され
る。
【0004】現像装置5は、現像剤6を収容する現像容
器7を備え、現像容器7の感光ドラム2と対向した開口
部に現像剤担持体である現像スリーブ9が回転自在に設
置されている。現像スリーブ9の上方には現像剤規制部
材であるブレード8が設置され、このブレード8は現像
スリーブ9上に担持された現像剤6の層厚を規制して、
現像剤層を形成する。
【0005】現像剤層として形成された現像剤6は、現
像スリーブ9の回転に伴い感光ドラム2と対向した現像
部に搬送され、感光ドラム2上に形成された潜像の現像
に供される。現像時、現像スリーブ9に接続された現像
バイアス電源19によって現像バイアスが現像スリーブ
9と感光ドラム2との間に印加され、現像が促進され
る。感光ドラム2上の潜像は、現像によってトナー像と
して可視像化される。
【0006】一方、転写材11がカセット11aから給
紙ローラ12により、感光ドラム2と転写ローラ10の
当接部の間に給紙される。感光ドラム1のトナー像は、
転写ローラ10により転写材11上に転写される。転写
ローラ10によりトナー像が転写された転写材11は定
着装置14に搬送され、そこで熱及び圧力によりトナー
像が転写材11上に定着され永久画像とされた後、画像
形成装置の機外に排出される。
【0007】感光ドラム2は、転写されずにその表面上
に残ったトナーをクリーニング装置15により清掃して
除去された後、再び帯電され、上記の画像形成工程を繰
り返す。
【0008】画像形成装置のメンテナンスを容易にする
ために、現像装置5を現像プロセスユニットとし、感光
ドラム2、帯電ローラ3及びクリーニング装置15を一
体化してプロセスカートリッジ17としたものも普及し
ている。
【0009】このような現像プロセスユニットの現像剤
には、一成分現像剤が使われることが多い。現像剤6と
して磁性トナーを用いる場合には、現像剤を現像スリー
ブ9上に磁力で保持するための磁界発生手段であるマグ
ネットロール18が現像スリーブ9内に固定される。
【0010】ところで、近年、電子写真画像の解像度の
向上を目的として、トナーの粒径を6μm程度に小粒径
化する傾向がある。小粒径化したトナーは、粒径の大き
なトナーに比べて単位体積当たりの粒子数が多いため
に、各トナー粒子に均等に現像スリーブやブレード表面
との接触の機会をあたえにくく、均一に帯電させること
が難しい。特にブレードが現像スリーブと非接触に配置
された現像装置では、トナーの帯電効率が低くトナーの
不均一帯電が生じ易く、画像濃度、解像度が低下し、非
画像部のカブリやトナーの飛散が悪化する。
【0011】このためブレードの設置形式としては、ブ
レードの側面を現像スリーブに摺擦するように当接させ
る接触方式が用いられることが多い。接触方式では、ト
ナーを現像スリーブおよびブレードの双方で押付けて摺
擦させるために、非接触方式に比べてトナーを帯電する
能力が高く、小粒径化したトナーに適している。接触方
式のブレードの材質としては、燐青銅等の金属バネ材や
ウレタン、シリコン等の弾性ゴム材が用いられ、現像ス
リーブに対して所定の当接圧が加わるように設定され
る。
【0012】しかしながら、トナーの帯電量が必要以上
に増加すると、現像スリーブやブレードの表面にこれを
覆う強く帯電したトナー層(強帯電トナー層)が生じ、
様々な弊害が発生して来る。
【0013】すなわち、強帯電トナー層には、現像スリ
ーブ又はブレードとの間に大きな静電鏡映力が働く。更
に現像スリーブやブレードの表面に付着したトナーに
は、その他に物理吸着力も働く。従ってそれらの表面か
ら容易に引き剥せなくなる。
【0014】また、強帯電トナー層は、後から供給され
るトナーと現像スリーブやブレードとの接触を阻害す
る。このためトナー同士の摩擦帯電が増加し、反対極性
に帯電するトナー(反転トナー)の量が相対的に増加
し、画像濃度の低下や非画像部のカブリの増加を起こす
場合があった。
【0015】さらに、強帯電トナー層のトナーの一部が
現像に供されると、現像された画像部と現像されなかっ
た非画像部のトナーの帯電量に差が生じ、次回の現像で
前回の画像の影響が表れるゴースト現象が生じる場合が
あった。特に低温低湿環境では、現像スリーブ上の強帯
電トナー層のトナーが更に強く帯電して帯電ムラを生じ
たり、トナー層の塗布ムラを生じ、これに対応したムラ
が画像に生じる場合があった。
【0016】このように、現像スリーブ上に強帯電トナ
ー層が形成されると、それによる弊害が生じる。また小
粒径化されたトナーでは、現像スリーブやブレード表面
に緻密に付着するために、特にその弊害が著しくなり易
い。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、小粒径
化トナーを用い、上記接触方式のブレードによりトナー
の帯電効率を向上した場合に、低湿環境において発生す
る強帯電トナー層につき、そのトナー層を除去してトナ
ーの塗布ムラ及び帯電ムラを緩和することを目的とし
て、特公昭63−41068号公報に開示された方法に
従い、現像スリーブとこれに対向する非接触部材との間
に交番電界を加えて、強帯電トナー層を除去することを
試みた。しかし、強帯電トナー層を十分に除去するに
は、電界を強力且つ均一に加える必要があり、リーク等
の不均等放電が発生し易く、実用に適さなかった。
【0018】上記のリーク等の不均等放電を発生させな
い方法として、ブレードを電極部とその電極部を被覆し
且つ現像スリーブに当接する高抵抗層とを備えた構成と
し、そのブレードの電極部に電圧を印加して、ブレード
と現像スリーブとの摺擦部及びその近傍で、ブレードと
トナーに電界による微振動を加えることにより、現像ス
リーブ上の強帯電トナー層及び異物等を除去し、それら
による塗布ムラの緩和を可能とする方法がある。
【0019】この方法を用いてブレードと現像スリーブ
との間に適切な電界を印加すれば、現像スリーブ上のト
ナーを十分ほぐすことができ、現像スリーブ上に形成さ
れた強帯電現像剤層及び異物等を除去してこれらによる
現像剤の塗布ムラ、帯電ムラを緩和して、良好な現像に
より高品質な画像を得ることが可能となった。
【0020】しかしながら、この方法では、トナー飛散
の問題が生じた。従来、磁性一成分トナーを現像スリー
ブ内のマグネットロールによって現像スリーブ上に担持
搬送させて弾性ブレードで層形成する現像装置ではトナ
ーがスリーブに引き付けられる力が強いのでトナー飛散
は問題にならなかった。しかし、この方法では現像スリ
ーブとブレード間でトナーを往復運動させるために、ト
ナーが飛散してしまい。画像上に汚れが発生したり、本
体内を汚したりする問題が発生した。
【0021】従って、本発明の目的は、現像剤担持体上
の強帯電トナー層の形成を防止すると共にトナーの飛散
を防止し、高品質の画像形成を行なう画像形成装置を提
供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
磁性現像剤を担持し搬送する現像剤担持体と、該現像剤
担持体内に固定配置された磁界発生手段と、前記現像剤
担持体に当接して現像剤を所定の層厚に塗布、規制する
現像剤層厚規制部材とを有する現像装置を備えた画像形
成装置において、前記現像剤層厚規制部材は、少なくと
も前記現像剤担持体との対向位置に電極を有し、該電極
の前記現像剤担持体側に高抵抗層を設け、前記現像剤担
持体と前記現像剤層厚規制部材との間に交番電界を形成
して現像剤層形成を行ない、前記磁界発生手段の磁極の
一つを前記現像剤担持体と前記現像剤層厚規制部材の当
接部の現像剤担持体回転方向下流位置に配設することを
特徴とする画像形成装置である。
【0023】前記現像剤担持体と前記現像剤層厚規制部
材の当接部の現像剤担持体回転方向下流位置に配設され
た前記磁界発生手段の磁極の一つに対向する位置に、前
記現像剤担持体と一定の間隔を保って磁性体部材を配設
することが好ましい。
【0024】本発明による他の態様によれば、現像剤を
担持し搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接
して現像剤を所定の層厚に塗布、規制する現像剤層厚規
制部材とを有する現像装置を備えた画像形成装置におい
て、前記現像剤層厚規制部材は、少なくとも前記現像剤
担持体対向位置に電極を有し、該電極の現像剤担持体側
に高抵抗層を設け、前記現像剤担持体と前記現像剤層厚
規制部材との間に交番電界を形成して現像剤層形成を行
ない、電極板が前記現像剤担持体と前記現像剤層厚規制
部材の当接部の前記現像剤担持体回転方向下流位置に、
前記現像剤担持体と一定の間隔を保ちながら平行に配設
され、現像剤担持体を基準として現像剤の帯電極性と同
じ方向の電位とされることを特徴とする画像形成装置が
提供される。
【0025】前記磁界発生手段の磁極の一つを前記現像
剤担持体と前記現像剤層厚規制部材の当接部の前記現像
剤担持体回転方向下流位置に配設し、前記磁界発生手段
の磁極の一つに対向する位置に前記現像剤担持体と一定
の間隔を保って導電性磁性体部材を配設し、さらに該導
電製磁性体部材を前記現像剤担持体を基準として現像剤
の帯電極性と同じ方向の電位とされることが好ましい。
【0026】本発明による更に他の態様によれば、現像
装置と、潜像担持体と、該潜像担持体の帯電手段及び/
又はクリーニング手段とを一体に形成し、画像形成装置
本体に着脱自在とされたことを特徴とするプロセスカー
トリッジが提供される。
【0027】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則
して更に詳しく説明する。尚、次に説明する実施例にて
本発明は、先に図7に関連して説明した画像形成装置に
具現化するものとして説明する。従って、前出の部材と
同一の部材については同一符号を付すものとする。
【0028】実施例1 図1は本発明による画像形成装置の現像装置の第1実施
例を示す概略構成図である。現像容器7内には負帯電性
の一成分磁性トナー6が収容されている。トナー6は磁
界発生手段たるマグネットロール18の磁力によって非
磁性の導電性現像スリーブ9に引き付けられ、その矢印
方向の回転に従って搬送される。
【0029】そして、現像剤担持体たる現像スリーブ9
には現像剤層厚規制部材たる弾性ブレード20が現像ス
リーブ9の回転方向に対してカウンター方向に当接して
おり、トナーは所定の均一に層形成されるとともに電荷
が付与され、潜像担持体たる感光体2との対向位置(現
像領域)へと搬送される。
【0030】弾性ブレード20は、少なくとも現像スリ
ーブ9に対向する面に電極21、本実施例の場合導電性
ゴムを設け、現像スリーブ9とのリークを防止するため
に、高抵抗層22を介して現像スリーブ9に当接し、導
電性支持部材23により支持されている。そして、弾性
ブレード20の電極21には電源27により所定のバイ
アスを印加できるように構成されている。現像スリーブ
9には、現像バイアス電源19により所定のバイアスを
印加して感光体2に形成された静電潜像を現像する。
【0031】現像スリーブ9内部にはマグネットロール
18が固定配置される。マグネットロールの磁極として
は、トナーを引き付けて担持させるための極S2、現像
領域でトナーの穂立ちを作り、且つカブリを低減させる
ための極S1、現像に供されなかったトナーを現像容器
7内に戻すための極N2、そして現像スリーブと弾性ブ
レードの当接部のスリーブ回転方向下流位置に配設した
飛散防止極N1を設けた。
【0032】本実施例では、感光体2と現像スリーブ9
は、最近接部でSD=100μmの間隔(以下SDギャ
ップ)を保って対向する。画像形成時(画像域)には、
現像スリーブにはVdc=−500Vを印加して現像を
行なう。そして、弾性ブレードの電極21にはVpp=
1600V、f=800Hzの矩形波の交流バイアスを
印加した。
【0033】トナーの摩擦帯電効率を高めて十分帯電し
たトナー層を形成するためには、現像スリーブ、弾性ブ
レード間の電界として、時間と共に変化する両方向の電
界がかかること、正規トナーが現像スリーブから弾性ブ
レード方向に向かう向きに高い電界がかかることが望ま
しい。スリーブ上の強帯電トナーを引き剥す効果が大き
くなるからである。
【0034】ここで、図5を用いて現像スリーブ、弾性
ブレードの電位の時間的な変化とブレード当接部でのト
ナーの動きを説明する。
【0035】現像スリーブの電位の時間変化は点線にて
示すように−500Vを維持する。弾性ブレードには実
線にて示すように交流がかかり、弾性ブレード−現像ス
リーブの電位差は(+)、(−)を繰り返すことにな
り、トナー粒子はそれぞれ弾性ブレード→現像スリーブ
(B→S)、弾性ブレード→現像スリーブ(S→B)の
方向に力を受ける。電位差はS→Bの方が大きく、正規
トナーが現像スリーブから弾性ブレード方向に大きく動
くように電位差を形成している。このように現像スリー
ブ、弾性ブレード間で往復運動を活発に行なうのでトナ
ーの飛散が多くなる。
【0036】特に弾性ブレードの現像スリーブ当接部で
は、トナーの穂立ちを短くして、帯電の効率を良くする
ように磁極を配置していないので、磁力が小さく、飛散
しやすくなっている。
【0037】本実施例では、現像スリーブと弾性ブレー
ドの当接部のスリーブ回転方向下流位置に飛散防止極N
1を設けたことにより、飛散したトナーを再び現像スリ
ーブ上に引き戻すことができる。
【0038】飛散防止極N1は、現像スリーブと弾性ブ
レードの当接位置からの角度θ0 を30°、現像スリー
ブ周上の距離で4.0mm、そしてN1極の現像スリー
ブ面上での法線方向の磁束密度を650ガウスに設定し
た。
【0039】尚、飛散防止極N1としては、法線方向の
磁束密度を600ガウス以上、そして現像スリーブと弾
性ブレードの当接部と極の角度を90°以内、現像スリ
ーブ周上の距離で12.6mm以内に設定すれば、本実
施例の設定と同等の効果が得られた。
【0040】以上のように、現像スリーブと弾性ブレー
ドの当接部のスリーブ回転方向下流位置に飛散防止極N
1を設けたことにより、飛散したトナーを再び現像スリ
ーブ上に引き戻すことができ、長時間の使用を通してト
ナーの飛散の無い高品位の画像形成ができた。
【0041】なお、本実施例では現像スリーブにDCバ
イアス、ブレード極にACバイアスを印加した場合につ
いて説明したが、現像スリーブ、ブレード極共にACバ
イアスを印加してもよいし、現像スリーブにACバイア
ス、ブレード極にDCバイアスを印加した場合でも同様
な効果が得られる。
【0042】実施例2 次に、本発明による現像装置の第2実施例について、図
2及び図6により説明する。本実施例では、マグネット
ロールの飛散防止極に対向する位置に現像スリーブと一
定の間隔を保って磁性体部材を設けることを特徴とす
る。
【0043】本実施例では、感光体2と現像スリーブ9
は、SDギャップ=300μmを保って対向する。画像
形成時(画像域)には、現像スリーブにはVdc=−4
00Vを重畳した矩形波f=1800Hz、Vpp=
1.6kVを印加して現像を行なう。そして、弾性ブレ
ードの電極は接地する。
【0044】ここで、図6を用いて現像スリーブ、弾性
ブレードの電位の時間的な変化とブレード当接部でのト
ナーの動きを説明する。
【0045】現像スリーブには、点線にて示すような交
流バイアスがかかる。弾性ブレードは実線にて示すよう
に0電位であり、弾性ブレード−現像スリーブの電位差
は(+)、(−)を繰り返すことになり、トナー粒子は
それぞれ弾性ブレード→現像スリーブ(B→S)、弾性
ブレード→現像スリーブ(S→B)の方向に力を受け
る。電位差はS→Bの方が大きく、正規トナーが現像ス
リーブから弾性ブレード方向に大きく動くように電位差
を形成している。このように現像スリーブ、弾性ブレー
ド間で往復運動を行なうのでトナーの飛散が多くなる。
【0046】本実施例では、現像スリーブと弾性ブレー
ドの当接部のスリーブ回転方向下流位置に飛散防止極N
1を設け、さらにN1に対向してスリーブと平行に距離
0.4mmを保って磁性部材30を配置した。磁性部材
30としては、幅1.0mmの鉄板を用い、現像スリー
ブと同電位にした。磁性部材の材料としては、マグネタ
イト分散樹脂、ゴムマグネット等、これに限らず用いる
ことができる。
【0047】飛散防止極N1はスリーブとブレードの当
接位置からの角度θ0 が30°、現像スリーブ周上の距
離で4.0mm、そして極のスリーブ面上での法線方向
の磁束密度が650ガウスに設定した。
【0048】以上のように、現像スリーブとブレードの
当接部のスリーブ回転方向下流位置に飛散防止極N1を
設け、それに対向して磁性部材をスリーブと一定間隔を
保って配置することにより、第1実施例より更に効果的
に飛散したトナーを再び現像スリーブ上に引き戻すこと
ができ、長時間の使用を通して飛散のない高品位の画像
形成ができた。
【0049】実施例3 次に、本発明による現像装置の第3実施例について、図
3により説明する。本実施例では、現像スリーブと弾性
ブレードの当接部のスリーブ回転方向下流位置に、現像
スリーブと一定間隔を保ってトナー飛散防止電極板を設
け、現像スリーブを基準として、トナーの帯電極性と同
じ方向の電位にすることを特徴とする。尚、本実施例で
は現像スリーブ、弾性ブレードの構成、バイアス設定は
第1実施例と同様にした。又トナーとしては、非磁性の
一成分トナーを用い、現像スリーブ内にはマグネットロ
ーラを設けていない。
【0050】現像スリーブ9と弾性ブレード20の当接
部のスリーブ回転方向下流位置に飛散防止電極板31を
設ける。飛散防止電極板31は幅2.0mmの金属板
で、現像スリーブと平行に、距離0.5mmを保って配
置し、電源32により−1.0kV(現像スリーブ−5
00V)印加した。
【0051】飛散防止電極板31は、リーク防止のため
に表面を高抵抗にしてもよいし、形状は現像スリーブに
沿って曲面にすればさらによい。
【0052】以上のように、現像スリーブとブレードの
当接部のスリーブ回転方向下流位置に飛散防止電極板を
設け、現像スリーブを基準としてトナーの帯電極性と同
じ方向の電位にすること(本実施例の場合、トナーは−
極性、スリーブ−500V、ブレード−1.0kV)に
より、飛散したトナーを現像スリーブ方向に戻すことが
でき、長時間の使用中を通してトナー飛散の無い高品位
の画像形成ができた。
【0053】実施例4 次に、本発明による現像装置の第4実施例について、図
4により説明する。本実施例は、第2実施例と第3実施
例とを組合せたものであり、より高い飛散防止効果が得
られる。即ち、第2実施例と同構成で、導電性磁性体部
材30を現像スリーブを基準としてトナーの帯電極性と
同じ方向の電位にすることを特徴とする。
【0054】本実施例では、感光体2と現像スリーブ9
は、SDギャップ=300μmを保って対向する。画像
形成時(画像域)には、現像スリーブにはVdc=−4
00Vを重畳した矩形波f=1800Hz、Vpp=
1.6kVを印加して現像を行なう。そして、弾性ブレ
ードの電極は接地する。
【0055】本実施例では、現像スリーブ9と弾性ブレ
ード20の当接部のスリーブ回転方向下流位置に飛散防
止極N1を設け、さらに飛散防止極N1に対向してスリ
ーブと平行に距離0.4mmを保って磁性部材30を配
置した。磁性部材30としては、幅1.0mmの鉄板を
用い、電源32により現像スリーブと同期してVdc=
−700Vを重畳した矩形波f=1800Hz、Vpp
=1.6kV(スリーブ−300Vのバイアス)を印加
した。磁性部材の材料は、導電性の磁性材であれば、こ
れに限らず用いることができる。飛散防止極は、現像ス
リーブと弾性ブレードの当接位置からの角度θ0 が30
°、スリーブ周上の距離で4.0mm、そして飛散防止
極のスリーブ面上での法線方向の磁束密度が650ガウ
スという設定にした。
【0056】以上のように、現像スリーブと弾性ブレー
ドの当接部のスリーブ回転方向下流位置に飛散防止極N
1を設け、それに対向して磁性部材をスリーブと一定間
隔を保って配置して現像スリーブを基準としてトナーの
帯電極性と同じ方向の電位にすることにより、さらに良
く、飛散したトナーを再びスリーブ上に引き戻すことが
でき、長時間の使用中を通してトナー飛散の無い高品位
の画像形成ができた。
【0057】なお、本発明は、弾性ブレード及び現像ス
リーブの形状、構成、材質により限定されるものではな
い。例えば、現像スリーブとしてフェノール、エポキシ
等の樹脂、ゴム等を用いることもできる。また現像方式
は接触、非接触のいずれでもよく、現像バイアスもDC
印加、AC印加、DC、AC重畳方式等いずれでもよ
い。
【0058】また、上記現像装置を少なくとも感光体と
一体化して、プロセスカートリッジとして画像形成装置
本体に着脱自在に設けることもできる。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による画像形成装置は、現像剤層厚規制部材が、少なく
とも現像剤担持体との対向位置に電極を有し、該電極の
前記現像剤担持体側に高抵抗層を設け、前記現像剤担持
体と前記現像剤層厚規制部材との間に交番電界を形成し
て現像剤層形成を行ない、磁界発生手段の磁極の一つを
前記現像剤担持体と前記現像剤層厚規制部材の当接部の
現像剤担持体回転方向下流位置に配設することにより、
現像剤担持体上の強帯電トナー層の形成を防止すると共
にトナーの飛散を防止して、高品質の画像形成を行なう
ことができる。
【0060】また、現像剤層厚規制部材が、少なくとも
現像剤担持体対向位置に電極を有し、該電極の現像剤担
持体側に高抵抗層を設け、前記現像剤担持体と前記現像
剤層厚規制部材との間に交番電界を形成して現像剤層形
成を行ない、電極板が前記現像剤担持体と前記現像剤層
厚規制部材の当接部の前記現像剤担持体回転方向下流位
置に、前記現像剤担持体と一定の間隔を保ちながら平行
に配設され、現像剤担持体を基準として現像剤の帯電極
性と同じ方向の電位とすることによっても、上記同様の
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の現像装置の第1実
施例を示す構成図である。
【図2】本発明による画像形成装置の現像装置の第2実
施例を示す構成図である。
【図3】本発明による画像形成装置の現像装置の第3実
施例を示す構成図である。
【図4】本発明による画像形成装置の現像装置の第4実
施例を示す構成図である。
【図5】第1実施例における現像スリーブと弾性ブレー
ドの電圧変化を示すグラフである。
【図6】第2実施例における現像スリーブと弾性ブレー
ドの電圧変化を示すグラフである。
【図7】従来の画像形成装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
2 感光体(像担持体) 5 現像装置 8 弾性ブレード(現像剤層厚規制部材) 9 現像スリーブ(現像剤担持体) 18 マグネットロール(磁界発生手段) 20 弾性ブレード(現像剤層厚規制部材) 21 導電ゴム層(電極) 22 高抵抗層 30 導電性磁性体部材 31 飛散防止電極板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/09 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性現像剤を担持し搬送する現像剤担持
    体と、該現像剤担持体内に固定配置された磁界発生手段
    と、前記現像剤担持体に当接して現像剤を所定の層厚に
    塗布、規制する現像剤層厚規制部材とを有する現像装置
    を備えた画像形成装置において、 前記現像剤層厚規制部材は、少なくとも前記現像剤担持
    体との対向位置に電極を有し、該電極の前記現像剤担持
    体側に高抵抗層を設け、前記現像剤担持体と前記現像剤
    層厚規制部材との間に交番電界を形成して現像剤層形成
    を行ない、前記磁界発生手段の磁極の一つを前記現像剤
    担持体と前記現像剤層厚規制部材の当接部の現像剤担持
    体回転方向下流位置に配設することを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤担持体と前記現像剤層厚規制
    部材の当接部の現像剤担持体回転方向下流位置に配設さ
    れた前記磁界発生手段の磁極の一つに対向する位置に、
    前記現像剤担持体と一定の間隔を保って磁性体部材を配
    設することを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 現像剤を担持し搬送する現像剤担持体
    と、該現像剤担持体に当接して現像剤を所定の層厚に塗
    布、規制する現像剤層厚規制部材とを有する現像装置を
    備えた画像形成装置において、 前記現像剤層厚規制部材は、少なくとも前記現像剤担持
    体対向位置に電極を有し、該電極の現像剤担持体側に高
    抵抗層を設け、前記現像剤担持体と前記現像剤層厚規制
    部材との間に交番電界を形成して現像剤層形成を行な
    い、電極板が前記現像剤担持体と前記現像剤層厚規制部
    材の当接部の前記現像剤担持体回転方向下流位置に、前
    記現像剤担持体と一定の間隔を保ちながら平行に配設さ
    れ、現像剤担持体を基準として現像剤の帯電極性と同じ
    方向の電位とされることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記磁界発生手段の磁極の一つを前記現
    像剤担持体と前記現像剤層厚規制部材の当接部の前記現
    像剤担持体回転方向下流位置に配設し、前記磁界発生手
    段の磁極の一つに対向する位置に前記現像剤担持体と一
    定の間隔を保って導電性磁性体部材を配設し、さらに該
    導電性磁性体部材は、前記現像剤担持体を基準として現
    像剤の帯電極性と同じ方向の電位とされることを特徴と
    する請求項1ないし3のうちいずれかひとつの画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも請求項1から4のいずれかの
    項に記載の現像装置と、潜像担持体と、該潜像担持体の
    帯電手段及び/又はクリーニング手段とを一体に形成
    し、画像形成装置本体に着脱自在とされたことを特徴と
    するプロセスカートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6381424B1 (en) 1999-10-28 2002-04-30 Fujitsu Limited Toner charge control for image defect reduction
JP2007121531A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置

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JP4730057B2 (ja) * 2005-10-26 2011-07-20 富士ゼロックス株式会社 現像装置及び画像形成装置

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