JPH08299862A - 蒸気発生装置 - Google Patents
蒸気発生装置Info
- Publication number
- JPH08299862A JPH08299862A JP7112853A JP11285395A JPH08299862A JP H08299862 A JPH08299862 A JP H08299862A JP 7112853 A JP7112853 A JP 7112853A JP 11285395 A JP11285395 A JP 11285395A JP H08299862 A JPH08299862 A JP H08299862A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 湯玉の噴出されることのない小型の蒸気発生
装置を提供することを目的とする。 【構成】 発熱体3により加熱される蒸発室4に連通す
る噴き出しノズル9の噴出口9aと蒸発室4の間に形成
される蒸気流路10に微小孔を有した薄膜7を設け、薄
膜7の前後の圧力差により生じる結露を用いて噴霧させ
る構成とする。
装置を提供することを目的とする。 【構成】 発熱体3により加熱される蒸発室4に連通す
る噴き出しノズル9の噴出口9aと蒸発室4の間に形成
される蒸気流路10に微小孔を有した薄膜7を設け、薄
膜7の前後の圧力差により生じる結露を用いて噴霧させ
る構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸入器、加湿機、スチー
ムアイロン等の蒸気発生装置に関するものである。
ムアイロン等の蒸気発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、蒸気発生装置は吸入器、加湿機、
スチームアイロンなどの身近な商品として多岐にわたっ
ているが、湯玉の飛散によるやけど、衣類への染み等の
防止が重視されている。また、特に吸入器ではスチーム
粒径を変更することにより、例えば気道の比較的深い部
分と浅い部分の治療を1台の機器で行いうるため、スチ
ーム粒径の調整は性能の重要ポイントとされている。
スチームアイロンなどの身近な商品として多岐にわたっ
ているが、湯玉の飛散によるやけど、衣類への染み等の
防止が重視されている。また、特に吸入器ではスチーム
粒径を変更することにより、例えば気道の比較的深い部
分と浅い部分の治療を1台の機器で行いうるため、スチ
ーム粒径の調整は性能の重要ポイントとされている。
【0003】以下に従来の蒸気発生装置について図3を
参照しながら説明する。図に示すように、外郭101に
納められたタンク102に水を入れ、ヒーター103に
よって加熱することにより蒸気を発生させ、発生した蒸
気は矢印104のようにパッキング105の蒸気流通孔
106を通じ、矢印107のように蒸気パイプ108に
導かれる。蒸気パイプ108の先端には内径を狭めるこ
とにより高速の蒸気を噴出する流量調節孔109を備え
た噴き出しノズル110が設けられ、噴き出しノズル1
10の軸直線上には適正な位置にバッフル111が設け
られていた。
参照しながら説明する。図に示すように、外郭101に
納められたタンク102に水を入れ、ヒーター103に
よって加熱することにより蒸気を発生させ、発生した蒸
気は矢印104のようにパッキング105の蒸気流通孔
106を通じ、矢印107のように蒸気パイプ108に
導かれる。蒸気パイプ108の先端には内径を狭めるこ
とにより高速の蒸気を噴出する流量調節孔109を備え
た噴き出しノズル110が設けられ、噴き出しノズル1
10の軸直線上には適正な位置にバッフル111が設け
られていた。
【0004】以上のように構成された蒸気発生装置につ
いて、以下にその動作について説明する。まず、タンク
102内で湯玉が踊り、上方へ飛び上がるが、タンク1
02と、蒸気パイプ108の間に設けられたパッキング
105の平面に妨げられ、湯玉は直接、蒸気パイプ10
8へ飛び込むことはない。また、仮に、蒸気流通孔10
6に湯玉が飛び込んだとしても、蒸気パイプ108とは
直線上に位置していないので、蒸気パイプ108まで湯
玉は届かない。また、外郭101が万一何かのはずみで
転倒した場合、そのはずみでタンク102内の湯が蒸気
流通孔106の周囲に形成した立ち下がり部によって蒸
気流通孔106より流出するのを防止していた(例えば
特公昭63−34748公報参照)。
いて、以下にその動作について説明する。まず、タンク
102内で湯玉が踊り、上方へ飛び上がるが、タンク1
02と、蒸気パイプ108の間に設けられたパッキング
105の平面に妨げられ、湯玉は直接、蒸気パイプ10
8へ飛び込むことはない。また、仮に、蒸気流通孔10
6に湯玉が飛び込んだとしても、蒸気パイプ108とは
直線上に位置していないので、蒸気パイプ108まで湯
玉は届かない。また、外郭101が万一何かのはずみで
転倒した場合、そのはずみでタンク102内の湯が蒸気
流通孔106の周囲に形成した立ち下がり部によって蒸
気流通孔106より流出するのを防止していた(例えば
特公昭63−34748公報参照)。
【0005】また、蒸気パイプ108を通じ流量調節孔
109より噴出した蒸気は、噴き出しノズル110の前
面に設けたバッフル111に衝突して適正な粒径のスチ
ームを形成していた。
109より噴出した蒸気は、噴き出しノズル110の前
面に設けたバッフル111に衝突して適正な粒径のスチ
ームを形成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の蒸気
発生装置の構成では、湯玉の噴出を防止するための追加
部品および流路形成のための空間が必要であり、装置が
大きくなるという課題があった。
発生装置の構成では、湯玉の噴出を防止するための追加
部品および流路形成のための空間が必要であり、装置が
大きくなるという課題があった。
【0007】またスチームを適正な粒径にするためには
バッフルの位置を調整する必要があるが、バッフル調整
では粒径のばらつきが大きいとともに、使用者にとって
は調整操作が不便であるという課題があった。
バッフルの位置を調整する必要があるが、バッフル調整
では粒径のばらつきが大きいとともに、使用者にとって
は調整操作が不便であるという課題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、湯玉
の噴出されることのない小型の蒸気発生装置を提供する
ことを第1の目的とする。
の噴出されることのない小型の蒸気発生装置を提供する
ことを第1の目的とする。
【0009】また、第2の目的は、使用目的に応じて噴
出されるスチームの粒径を容易に可変できるようにする
ことにある。
出されるスチームの粒径を容易に可変できるようにする
ことにある。
【0010】第3の目的は、使用目的に応じて噴出され
るスチームの粒径を簡単な操作で切り換えできるように
することにある。
るスチームの粒径を簡単な操作で切り換えできるように
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、ヒーター等の発熱体により
加熱され蒸気を発生する蒸発室と、この蒸発室に連通
し、外部にスチームを放出するように設けられる噴き出
しノズルと、前記蒸発室と噴き出しノズルの噴出口との
間の蒸気流路に設けられる微小孔を有した薄膜とを備
え、前記薄膜の前後の圧力差により生じる結露を用いて
噴霧させる構成とする。
成するための第1の手段は、ヒーター等の発熱体により
加熱され蒸気を発生する蒸発室と、この蒸発室に連通
し、外部にスチームを放出するように設けられる噴き出
しノズルと、前記蒸発室と噴き出しノズルの噴出口との
間の蒸気流路に設けられる微小孔を有した薄膜とを備
え、前記薄膜の前後の圧力差により生じる結露を用いて
噴霧させる構成とする。
【0012】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、薄膜をブッシュで挟み蒸気流路に交換自在に設
けた構成とする。
手段は、薄膜をブッシュで挟み蒸気流路に交換自在に設
けた構成とする。
【0013】また、第3の目的を達成するための第3の
手段は、複数設けられる噴き出しノズルと、この各噴き
出しノズルに微小孔の大きさを変え設けられる薄膜と、
前記各噴き出しノズルの蒸気流路を切り換える切り換え
弁とを備え、前記切り換え弁の切り換えにより噴出され
る噴霧スチームの粒径を可変せしめる構成とする。
手段は、複数設けられる噴き出しノズルと、この各噴き
出しノズルに微小孔の大きさを変え設けられる薄膜と、
前記各噴き出しノズルの蒸気流路を切り換える切り換え
弁とを備え、前記切り換え弁の切り換えにより噴出され
る噴霧スチームの粒径を可変せしめる構成とする。
【0014】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、蒸
発室で蒸気の発生と共に湯玉が踊り、上方へ飛び上がる
と薄膜に当たり、気体である蒸気は通過するが液体であ
る湯玉は跳ね返り湯玉の噴き出しノズルからの噴出を完
全に防止できる。また薄膜の圧損により薄膜下流は薄膜
上流より圧力が低いため、薄膜を通過した気体である蒸
気は急激に冷却され結露を始め、適正な粒径のスチーム
へと成長し噴き出しノズルより噴出できる。また第2の
構成により、薄膜を挟んで保持するブッシュを介して微
小孔の大きさの異なる薄膜に交換できるので、目的に応
じた粒径のスチームを噴出することができる。
発室で蒸気の発生と共に湯玉が踊り、上方へ飛び上がる
と薄膜に当たり、気体である蒸気は通過するが液体であ
る湯玉は跳ね返り湯玉の噴き出しノズルからの噴出を完
全に防止できる。また薄膜の圧損により薄膜下流は薄膜
上流より圧力が低いため、薄膜を通過した気体である蒸
気は急激に冷却され結露を始め、適正な粒径のスチーム
へと成長し噴き出しノズルより噴出できる。また第2の
構成により、薄膜を挟んで保持するブッシュを介して微
小孔の大きさの異なる薄膜に交換できるので、目的に応
じた粒径のスチームを噴出することができる。
【0015】また、第3の構成により、切り換え弁を切
り換える操作で目的とする粒径のスチームを噴出できる
微小孔を有した薄膜に対応する蒸気流路が形成でき、簡
単な操作で所望の粒径のスチームを噴出することができ
る。
り換える操作で目的とする粒径のスチームを噴出できる
微小孔を有した薄膜に対応する蒸気流路が形成でき、簡
単な操作で所望の粒径のスチームを噴出することができ
る。
【0016】
【実施例】以下本発明の第1実施例について図1を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0017】図に示すように、装置を収納する外枠1の
内部に水や薬液等の噴霧液2を入れ、ヒーター等の発熱
体3により加熱される蒸発室4を設け、蒸発室4には蒸
気の放出される蒸気放出口5を形成している。蒸気放出
口5には蒸発室4と連通する流路を形成した筒部6を設
け、筒部6の上面には数μ〜数十μの微小孔(図示せ
ず)を有した薄膜7がブッシュ8により保持されてい
る。噴き出しノズル9は先端に噴出口9aを有し、噴出
口9aを外枠1より露出するよう設けている。噴き出し
ノズル9の噴出口9aと蒸発室4の間には蒸気流路10
を連通して形成している。
内部に水や薬液等の噴霧液2を入れ、ヒーター等の発熱
体3により加熱される蒸発室4を設け、蒸発室4には蒸
気の放出される蒸気放出口5を形成している。蒸気放出
口5には蒸発室4と連通する流路を形成した筒部6を設
け、筒部6の上面には数μ〜数十μの微小孔(図示せ
ず)を有した薄膜7がブッシュ8により保持されてい
る。噴き出しノズル9は先端に噴出口9aを有し、噴出
口9aを外枠1より露出するよう設けている。噴き出し
ノズル9の噴出口9aと蒸発室4の間には蒸気流路10
を連通して形成している。
【0018】上記構成において、発熱体3により加熱さ
れた蒸発室4内の噴霧液2は蒸発して蒸発室4の蒸気放
出口5より筒部6内の流路に入り、蒸気は薄膜7の微小
孔を通過し、薄膜7の前後の圧力差により結露を始め、
噴き出しノズル9の噴出口9aより微小孔に対応する粒
径のスチームが噴霧される。
れた蒸発室4内の噴霧液2は蒸発して蒸発室4の蒸気放
出口5より筒部6内の流路に入り、蒸気は薄膜7の微小
孔を通過し、薄膜7の前後の圧力差により結露を始め、
噴き出しノズル9の噴出口9aより微小孔に対応する粒
径のスチームが噴霧される。
【0019】そして、蒸発室4で発生する蒸気とともに
湯玉もできるが、湯玉は薄膜7に当たり跳ね返されて噴
き出しノズル9の噴出口9aからは湯玉が放出されるこ
とはない。
湯玉もできるが、湯玉は薄膜7に当たり跳ね返されて噴
き出しノズル9の噴出口9aからは湯玉が放出されるこ
とはない。
【0020】このように本発明の第1実施例の蒸気発生
装置によれば、蒸気流路10に微小孔を有した薄膜7を
設けているので、蒸発室2で発生した湯玉を含む蒸気の
うち、蒸気のみが薄膜7を通過し、微小孔の大きさに対
応した粒径のスチームのみが噴き出しノズルの噴出口9
aから噴霧されるので、湯玉が噴出口9aから噴出する
のが防止されるとともに構造が簡素化され小型化を図る
ことができる。
装置によれば、蒸気流路10に微小孔を有した薄膜7を
設けているので、蒸発室2で発生した湯玉を含む蒸気の
うち、蒸気のみが薄膜7を通過し、微小孔の大きさに対
応した粒径のスチームのみが噴き出しノズルの噴出口9
aから噴霧されるので、湯玉が噴出口9aから噴出する
のが防止されるとともに構造が簡素化され小型化を図る
ことができる。
【0021】つぎに本発明の第2実施例について図1を
参照しながら説明する。なお第1実施例と同一部分は同
一番号を付けて詳しい説明は省略する。
参照しながら説明する。なお第1実施例と同一部分は同
一番号を付けて詳しい説明は省略する。
【0022】図に示すように、筒部6の上部には噴き出
しノズル9を着脱自在に設け、薄膜7を保持したブッシ
ュ8を交換できるようになっている。
しノズル9を着脱自在に設け、薄膜7を保持したブッシ
ュ8を交換できるようになっている。
【0023】本実施例では筒部6にブッシュ8の下半分
が嵌合する下凹部6aを形成し、噴き出しノズル9にブ
ッシュ8の上半分が嵌合する上凹部9bを形成して、下
凹部6aと上凹部9bによりブッシュ8が挟持されてい
る。
が嵌合する下凹部6aを形成し、噴き出しノズル9にブ
ッシュ8の上半分が嵌合する上凹部9bを形成して、下
凹部6aと上凹部9bによりブッシュ8が挟持されてい
る。
【0024】上記構成により、噴霧されるスチームの粒
径を大きくしたい場合には噴き出しノズル9を取り外
し、微小孔の大きい薄膜7にブッシュ8を介して交換す
ることにより、薄膜7の前後の圧力差が変わり結露度合
いが変わり粒径の大きいスチームが形成され、噴き出し
ノズル9の噴出口9aより噴霧される。
径を大きくしたい場合には噴き出しノズル9を取り外
し、微小孔の大きい薄膜7にブッシュ8を介して交換す
ることにより、薄膜7の前後の圧力差が変わり結露度合
いが変わり粒径の大きいスチームが形成され、噴き出し
ノズル9の噴出口9aより噴霧される。
【0025】また、スチームの粒径を小さくしたい場合
には微小孔の小さい薄膜7に交換すれば良いものであ
る。
には微小孔の小さい薄膜7に交換すれば良いものであ
る。
【0026】このように本発明の第2実施例によれば、
薄膜7をブッシュ8で挟み保持し、噴き出しノズル9を
着脱することにより、ブッシュ8を介して薄膜7を交換
できるので、所望の粒径の蒸気を噴霧できる微小孔を有
した薄膜7と容易に交換でき、使い勝手が良くなる。
薄膜7をブッシュ8で挟み保持し、噴き出しノズル9を
着脱することにより、ブッシュ8を介して薄膜7を交換
できるので、所望の粒径の蒸気を噴霧できる微小孔を有
した薄膜7と容易に交換でき、使い勝手が良くなる。
【0027】なお、本第2実施例では薄膜7の交換にブ
ッシュ8を介したが、ブッシュ8は噴き出しノズル9と
一体でもよく、その作用効果に差異を生じない。
ッシュ8を介したが、ブッシュ8は噴き出しノズル9と
一体でもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0028】以下、本発明の第3実施例について図2を
参照しながら説明する。なお、第1実施例および第2実
施例と同一部分には同一符号を付けて詳細な説明は省略
する。
参照しながら説明する。なお、第1実施例および第2実
施例と同一部分には同一符号を付けて詳細な説明は省略
する。
【0029】図に示すように、蒸発室4の蒸気放出口5
に流路を形成する第1の筒部6aと第2の筒部6bを切
り換え弁11を介して設け、切り換え弁11は第1の筒
部6aまたは第2の筒部6bが蒸気放出口5に連通する
ように切り換える構成とする。そして、第1の筒部6a
には微小孔の大きい薄膜7aを設けた第1の噴き出しノ
ズル9cを設け、第2の筒部6bには微小孔の小さい薄
膜7bを設けた第2の噴き出しノズル9dを設ける。
に流路を形成する第1の筒部6aと第2の筒部6bを切
り換え弁11を介して設け、切り換え弁11は第1の筒
部6aまたは第2の筒部6bが蒸気放出口5に連通する
ように切り換える構成とする。そして、第1の筒部6a
には微小孔の大きい薄膜7aを設けた第1の噴き出しノ
ズル9cを設け、第2の筒部6bには微小孔の小さい薄
膜7bを設けた第2の噴き出しノズル9dを設ける。
【0030】上記構成において、スチームの粒径を大き
くしたい場合には、切り換え弁11を操作し、蒸発室4
の上記放出口5を第1の筒部6aに連通することによ
り、微小孔の大きい薄膜7aを蒸気が通って薄膜7aの
前後の圧力差により生じる結露により、粒径の大きいス
チームが第1の噴き出しノズル9cより噴霧される。
くしたい場合には、切り換え弁11を操作し、蒸発室4
の上記放出口5を第1の筒部6aに連通することによ
り、微小孔の大きい薄膜7aを蒸気が通って薄膜7aの
前後の圧力差により生じる結露により、粒径の大きいス
チームが第1の噴き出しノズル9cより噴霧される。
【0031】また、スチームの粒径を小さくしたい場合
には、切り換え弁11を操作し、蒸発室4の上記放出口
5を第2の筒部6bに連通することにより、微小孔の小
さい薄膜7bにより前記同様の作用によって粒径の小さ
いスチームを第2の噴き出しノズル9dより噴霧され
る。
には、切り換え弁11を操作し、蒸発室4の上記放出口
5を第2の筒部6bに連通することにより、微小孔の小
さい薄膜7bにより前記同様の作用によって粒径の小さ
いスチームを第2の噴き出しノズル9dより噴霧され
る。
【0032】このように本発明の第3実施例の蒸気発生
装置によれば、切り換え弁11を切り換えることによ
り、微小孔の大きい薄膜7aまたは微小孔の小さい薄膜
7bにより結露した粒径の異なる蒸気を噴霧することが
できるので、切り換え弁11を切り換える簡単な操作
で、使用目的に応じたスチームを容易に噴霧することが
できる。
装置によれば、切り換え弁11を切り換えることによ
り、微小孔の大きい薄膜7aまたは微小孔の小さい薄膜
7bにより結露した粒径の異なる蒸気を噴霧することが
できるので、切り換え弁11を切り換える簡単な操作
で、使用目的に応じたスチームを容易に噴霧することが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればヒーター等の発熱体により加熱される蒸気を
発生する蒸発室と、この蒸発室に連通し、外部にスチー
ムを放出するように設けられる噴き出しノズルと、前記
蒸発室と噴き出しノズルの噴出口との間の蒸気流路に設
けられる微小孔を有した薄膜とを備え、前記薄膜の前後
の圧力差により生じる結露を用いて噴霧させる構成とし
たので、湯玉の噴出されることのない小型の蒸気発生装
置を提供できる。
明によればヒーター等の発熱体により加熱される蒸気を
発生する蒸発室と、この蒸発室に連通し、外部にスチー
ムを放出するように設けられる噴き出しノズルと、前記
蒸発室と噴き出しノズルの噴出口との間の蒸気流路に設
けられる微小孔を有した薄膜とを備え、前記薄膜の前後
の圧力差により生じる結露を用いて噴霧させる構成とし
たので、湯玉の噴出されることのない小型の蒸気発生装
置を提供できる。
【0034】また、薄膜をブッシュで挟み蒸気流路に交
換自在に設けたので、所望の粒径のスチームを噴霧でき
る薄膜と容易に交換ができ使い勝手が良くなる。
換自在に設けたので、所望の粒径のスチームを噴霧でき
る薄膜と容易に交換ができ使い勝手が良くなる。
【0035】また、複数設けられる噴き出しノズルと、
この各噴き出しノズルに微小孔の大きさを変え設けられ
る薄膜と、前記各噴き出しノズルの蒸気流路を切り換え
るきり換え弁とを備え、前記切り換え弁の切り換えによ
り噴出されるスチームの粒径を可変せしめる構成とした
ので、切り換え弁を切り換える簡単な操作で使用目的に
応じたスチームを容易に噴霧することができる。
この各噴き出しノズルに微小孔の大きさを変え設けられ
る薄膜と、前記各噴き出しノズルの蒸気流路を切り換え
るきり換え弁とを備え、前記切り換え弁の切り換えによ
り噴出されるスチームの粒径を可変せしめる構成とした
ので、切り換え弁を切り換える簡単な操作で使用目的に
応じたスチームを容易に噴霧することができる。
【図1】本発明の第1の実施例における蒸気発生装置の
要部断面図
要部断面図
【図2】本発明の第3の実施例における蒸気発生装置の
要部断面図
要部断面図
【図3】従来の蒸気発生装置の要部断面図
3 発熱体 4 蒸発室 7 薄膜 7a 薄膜 7b 薄膜 8 ブッシュ 9 噴き出しノズル 9a 噴出口 9c 噴き出しノズル 9d 噴き出しノズル 10 蒸気流路 11 切り換え弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 6/18 F24F 6/18
Claims (3)
- 【請求項1】 ヒーター等の発熱体により加熱され蒸気
を発生する蒸発室と、この蒸発室に連通し、外部にスチ
ームを放出するように設けられる噴き出しノズルと、前
記蒸発室と噴き出しノズルの噴出口との間の蒸気流路に
設けられる微小孔を有した薄膜とを備え、前記薄膜の前
後の圧力差により生じる結露を用いて噴霧させる構成と
した蒸気発生装置。 - 【請求項2】 薄膜をブッシュで挟み、蒸気流路に交換
自在に設けた構成の請求項1記載の蒸気発生装置。 - 【請求項3】 複数設けられる噴き出しノズルと、この
各噴き出しノズルに微小孔の大きさを変え設けられる薄
膜と、前記各噴き出しノズルの蒸気流路を切り換える切
り換え弁とを備え、前記切り換え弁の切り換えにより噴
出される噴霧スチームの粒径を可変せしめる構成とした
請求項1記載の蒸気発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7112853A JPH08299862A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | 蒸気発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7112853A JPH08299862A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | 蒸気発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08299862A true JPH08299862A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14597174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7112853A Pending JPH08299862A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | 蒸気発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08299862A (ja) |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015198985A (ja) * | 2011-07-27 | 2015-11-12 | バットマーク・リミテッド | 吸入器コンポーネント |
CN106039498A (zh) * | 2011-10-21 | 2016-10-26 | 拜马克有限公司 | 吸入器组件 |
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