JPH08297800A

JPH08297800A - 車両案内装置

Info

Publication number: JPH08297800A
Application number: JP9935195A
Authority: JP
Inventors: Susumu Yamakawa; 進山川
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1995-04-25
Filing date: 1995-04-25
Publication date: 1996-11-12

Abstract

(57)【要約】【目的】人手を介さずに駐車場の空駐車位置へ車両を
的確に誘導することが可能な車両案内装置を提供する。【構成】車両固有情報検出手段１１は、駐車場１へ入
場する車両Ｃの車両固有情報を検出し、車両センサ（空
駐車位置情報検出手段）１４は、駐車場１の空駐車位置
情報を検出する。制御部は、検出された車両固有情報及
び空駐車位置情報を基に、車両Ｃに空駐車位置を割り当
てるとともに、その車両Ｃを対応する空駐車位置３へ誘
導するための案内情報を案内表示部１５に表示する。運
転者は、表示された案内情報に誘導されて空駐車位置３
に車両Ｃを駐車させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、車両を駐車場の空駐車
位置へ案内する車両案内装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、駐車場における車両の誘導は、入
場口で空駐車位置を番号等で表示又は口頭で案内する
か、場内の要所に係員を配置し、人手による案内を行う
のが通常である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法による
と、駐車場が大規模な場合には、運転者にとって駐車可
能な位置が分り難く、そのために注意散漫となり事故を
招くおそれがあることから、安全性の面で問題があっ
た。また、排気ガス等による係員の健康面や人件費の高
騰による経済性の面でも問題があった。

【０００４】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたものであり、人手を介さずに駐車場の空駐車位置へ
車両を的確に誘導することが可能な車両案内装置を提供
することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の手段を説明する。

【０００６】請求項１記載の車両案内装置は、車両を駐
車場の空駐車位置へ案内する車両案内装置であって、駐
車場へ入場する車両の車両固有情報を検出する車両固有
情報検出手段と、駐車場の空駐車位置情報を検出する空
駐車位置情報検出手段と、案内情報を表示する表示手段
と、前記検出された車両固有情報及び空駐車位置情報を
基に、駐車場へ入場する車両に空駐車位置を割り当てる
とともに、その車両を対応する空駐車位置へ誘導するた
めの案内情報を前記表示手段に表示する制御手段とを有
することを特徴とするものである。

【０００７】請求項２記載の車両案内装置は、無線通信
式記憶媒体を用いて車両を駐車場の空駐車位置へ案内す
る車両案内装置であって、駐車場へ入場する車両の車両
固有情報を検出する車両固有情報検出手段と、駐車場の
空駐車位置情報を検出する空駐車位置情報検出手段と、
必要な情報を書き込んだ無線通信式記憶媒体を駐車場の
入口で発行する発行手段と、前記検出された車両固有情
報及び空駐車位置情報を基に、駐車場へ入場する車両に
空駐車位置を割り当てるとともに、その車両の車両固有
情報及び対応する空駐車位置情報を書き込んだ無線通信
式記憶媒体を前記発行手段により発行する発行制御手段
と、駐車場の各部に配置され、案内情報を表示する複数
の表示手段と、これら各表示手段の前方近傍に配置さ
れ、接近してきた車両の側で保持する無線通信式記憶媒
体から車両固有情報及び空駐車位置情報を読み取る読取
手段と、前記読み取られた車両固有情報及び空駐車位置
情報を基に、前記表示手段の位置に応じて当該車両を対
応する空駐車位置へ誘導するための案内情報を前記表示
手段に表示する表示制御手段とを有することを特徴とす
るものである。

【０００８】請求項３記載の車両案内装置は、無線通信
式記憶媒体を用いて車両を駐車場の空駐車位置へ案内す
る車両案内装置であって、駐車場へ入場する車両の車両
固有情報を検出する車両固有情報検出手段と、駐車場の
空駐車位置情報を検出する空駐車位置情報検出手段と、
必要な情報を書き込んだ無線通信式記憶媒体を駐車場の
入口で発行する発行手段と、必要な情報が書き込まれた
無線通信式記憶媒体を駐車場の出口で回収し、その回収
した無線通信式記憶媒体から空駐車位置情報を読み出す
回収手段と、前記検出された空駐車位置情報と前記回収
手段によって読み出された空駐車位置情報との重複する
空駐車位置情報を真の空駐車位置情報として求め、前記
検出された車両固有情報を基に、駐車場へ入場する車両
に前記求めた真の空駐車位置を割り当てるとともに、そ
の車両の車両固有情報及び対応する空駐車位置情報を書
き込んだ無線通信式記憶媒体を前記発行手段により発行
する発行制御手段と、駐車場の各部に配置され、案内情
報を表示する複数の表示手段と、これら各表示手段の前
方近傍に配置され、接近してきた車両の側で保持する無
線通信式記憶媒体から車両固有情報及び空駐車位置情報
を読み取る読取手段と、前記読み取られた車両固有情報
及び空駐車位置情報を基に、前記表示手段の位置に応じ
て当該車両を対応する空駐車位置へ誘導するための案内
情報を前記表示手段に表示する表示制御手段とを有する
ことを特徴とするものである。

【０００９】請求項４記載の車両案内装置は、車両を駐
車場の空駐車位置へ案内する車両案内装置であって、駐
車場へ入場する車両の車両固有情報を検出する車両固有
情報検出手段と、駐車場の空駐車位置情報を検出する空
駐車位置情報検出手段と、駐車場の入口で前記検出され
た空駐車位置情報を表示する空駐車位置情報表示手段
と、案内情報を表示する案内情報表示手段と、前記検出
された車両固有情報及び前記表示した空駐車位置情報の
うち選択された空駐車位置情報を基に、駐車場へ入場す
る車両に前記選択された空駐車位置を割り当てるととも
に、その車両を対応する空駐車位置へ誘導するための案
内情報を前記表示手段に表示する制御手段とを有するこ
とを特徴とするものである。

【００１０】請求項５記載の車両案内装置は、前記案内
情報は、車両固有情報としての車両ナンバー及び進行方
向を含むことを特徴とするものである。

【００１１】請求項６記載の車両案内装置は、前記車両
固有情報検出手段は、車両のナンバープレートの画像を
撮像し、その撮像したナンバープレートの画像から車両
固有情報としての車両ナンバーを認識することを特徴と
するものである。

【００１２】

【作用】上記構成の本発明の作用を説明する。

【００１３】請求項１記載の車両案内装置によれば、車
両固有情報検出手段は、駐車場へ入場する車両の車両固
有情報を検出し、空駐車位置情報検出手段は、駐車場の
空駐車位置情報を検出する。制御手段は、検出された車
両固有情報及び空駐車位置情報を基に、車両に空駐車位
置を割り当てるとともに、その車両を対応する空駐車位
置へ誘導するための案内情報を表示手段に表示する。こ
れにより、運転者は、表示された案内情報に誘導されて
空駐車位置に車両を駐車させることができる。

【００１４】請求項２記載の車両案内装置によれば、車
両固有情報検出手段は、駐車場へ入場する車両の車両固
有情報を検出し、空駐車位置情報検出手段は、駐車場の
空駐車位置情報を検出する。発行手段は、発行制御手段
の制御の下に、車両固有情報及び空駐車位置情報を書き
込んだ無線通信式記憶媒体を発行する。車両の運転者
は、発行された無線通信式記憶媒体を受け取り、その記
憶媒体を自分で所持するか、車両に付して場内へ進入す
る。車両が表示手段に接近すると、読取手段は、車両側
で保持する無線通信式記憶媒体から車両固有情報及び空
駐車位置情報を読み取る。表示制御手段は、読み取られ
た車両固有情報及び空駐車位置情報を基に、車両が接近
した表示手段の位置に応じて当該車両を空駐車位置へ誘
導するための案内情報を近傍の表示手段に表示する。こ
れにより、運転者は、各表示手段が表示する案内情報に
誘導されて空駐車位置に車両を駐車させることができ
る。

【００１５】請求項３記載の車両案内装置によれば、請
求項２記載の装置と同様の作用を奏するとともに、発行
制御手段は、検出された空駐車位置情報と回収手段から
の空駐車位置情報とから真の空駐車位置を求めて車両に
割り当てる。これにより、確実に空いている空駐車位置
を車両に割り当てることが可能となる。

【００１６】請求項４記載の車両案内装置によれば、請
求項１記載の装置と同様の作用を奏するとともに、制御
手段は、車両に選択された空駐車位置を割り当てる。こ
れにより、運転者が希望する空駐車位置に駐車させるこ
とが可能となる。

【００１７】請求項５記載の車両案内装置によれば、車
両ナンバーを表示することで、車両の特定が容易とな
り、進行方向を表示することで、的確な誘導が可能とな
る。

【００１８】請求項６記載の車両案内装置によれば、車
両固有情報検出手段は、車両のナンバープレートの画像
を撮像し、その撮像したナンバープレートの画像から車
両固有情報としての車両ナンバーを認識する。これによ
り、車両ナンバーの自動検出が可能となり、車両ナンバ
ーにより車両の特定が容易となる。

【００１９】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。

【００２０】図１は本発明の車両案内装置の一実施例を
示す平面図である。

【００２１】本実施例の車両案内装置１０は、無線通信
式記憶媒体としての無線カード（図示省略）を用いて車
両Ｃを駐車場１の空駐車位置３へ案内するものである。

【００２２】この車両案内装置１０は、駐車場１の入口
２に、車両固有情報（例えば車両ナンバー）を検出する
車両固有情報検出手段１１と、必要な情報を書き込んだ
無線カードを発行する無線カード発行部１２と、車両Ｃ
の通行許可又は禁止処理を行う入口側ゲート部１３とを
配置している。

【００２３】また、車両案内装置１０は、駐車場１内の
各駐車位置３に、車両Ｃの有無を検出する空駐車位置情
報検出手段としての車両センサ１４を設置し、駐車場１
の各部に、後述する図２に示すような案内情報を表示す
る複数の案内表示部１５（１５ａ乃至１５ｄ）を配置
し、これら各案内表示部１５の前方近傍に、接近してき
た車両Ｃの側で保持する無線カードから車両固有情報及
び空駐車位置情報を無線を介して読み取る無線カード読
取部１６（１６ａ乃至１６ｄ）を配置している。

【００２４】また、車両案内装置１０は、駐車場１の出
口４に、無線カードを回収する無線カード回収部１７
と、車両Ｃの通行許可又は禁止処理を行う出口側ゲート
部１８とを配置している。

【００２５】図３の本実施例の制御系を示すブロック図
である。

【００２６】本車両案内装置１０は、同図に示すよう
に、ＣＰＵ，ＲＯＭ，ＲＡＭ等から構成され、本装置１
０全体を制御する制御部１９を有している。

【００２７】この制御部１９には、前記車両固有情報検
出手段１１，無線カード発行部１２，入口側ゲート部１
３，車両センサ１４，案内表示部１５，無線カード読取
部１６，無線カード回収部１７及び出口側ゲート部１８
を各々接続している。

【００２８】前記無線カード（図示省略）は、車両固有
情報及び空駐車位置情報等を記憶するためのＲＡＭを備
え、無線カード発行部１２によってＲＡＭ内に情報が無
線を介して書き込まれ、無線カード読取部１６及び無線
カード回収部１７によってＲＡＭ内の情報が無線を介し
て読み出されるようになっている。

【００２９】前記車両固有情報検出手段１１は、入口側
ゲート部１３の検出センサ１３ａが車両Ｃを検出する
と、車両Ｃのナンバープレートを撮像するカメラ１１０
と、このカメラ１１０によって撮像されたナンバープレ
ートの画像から車両ナンバーを認識し、その認識結果を
制御部１９に送るナンバー認識部１１１とを具備してい
る。

【００３０】前記無線カード発行部１２は、無線カード
を放出するための取出し口と、この取出し口に放出した
無線カードの抜取りを検出する抜取りセンサとを備え、
制御部１９から送信された車両固有情報及び空駐車位置
情報を含む無線カード発行データに基づいて、無線カー
ドに車両固有情報及び空駐車位置情報を書き込み、取出
し口に無線カードを放出し、抜取りセンサによる抜取り
検出によって、制御部１９に無線カード発行完了信号を
送信するものである。

【００３１】前記入口側ゲート部１３は、車両Ｃを検出
する検出センサ１３ａと、ゲート１３ｂとを備え、制御
部１９の制御に基づいてゲート１３ｂを開閉するもので
ある。

【００３２】前記無線カード回収部１７は、無線カード
を投入するための投入口と、無線カードリーダとを備え
ている。この無線カードリーダは、投入口から投入され
た無線カードから車両固有情報及び空駐車位置情報を読
み取り、無線カード回収情報として制御部１９に送信す
るようになっている。

【００３３】前記出口側ゲート部１８は、入口側ゲート
部１３と同様に、車両Ｃを検出する検出センサ１８ａ
と、ゲート１８ｂとを備え、制御部１９の制御に基づい
てゲート１８ｂを開閉するものである。

【００３４】前記制御部１９のＲＡＭには、車両Ｃを駐
車場１の空駐車位置３へ案内するのに必要な駐車位置情
報を含む管理情報が格納され、ＲＯＭには、制御プログ
ラムが格納されている。

【００３５】また、制御部１９のＣＰＵは、ＲＯＭに格
納されている制御プログラムに従い、ＲＡＭ内の管理情
報を参照しつつ、前記無線カード発行部１２に対する発
行制御及び前記案内表示部１５に対する表示制御を行
い、車両Ｃを駐車場１の空駐車位置３へ案内するもので
ある。

【００３６】すなわち、ＣＰＵは、各駐車位置３に設置
された車両センサ１４からの検出信号に基づいて空駐車
位置情報を検出し、その空駐車位置情報と無線カード回
収部１７によって読み出された空駐車位置情報との重複
する空駐車位置情報を真の空駐車位置情報として求め、
車両固有情報検出手段１１によって検出された車両固有
情報を基に、駐車場１へ入場する車両Ｃに前記求めた空
駐車位置を割り当てるとともに、その車両Ｃの車両固有
情報及び対応する空駐車位置情報を書き込んだ無線カー
ドを無線カード発行部１２により発行するものである。

【００３７】また、ＣＰＵは、無線カード読取部１６に
よって読み取られた車両固有情報及び空駐車位置情報を
基に、案内表示部１５の位置に応じて当該車両Ｃを対応
する空駐車位置へ誘導するための案内情報を案内表示部
１５に表示するものである。図２はその案内情報の表示
例を示すものであり、案内情報としては、車両ナンバー
１５０及び右折，左折，前進等の図形で表された進行方
向１５１等が表示される。なお、進行方向１５１の表示
は、文字による表示であってもよい。

【００３８】次に、本実施例の動作を説明する。

【００３９】車両Ｃが駐車場１の入口２に進入すると、
入口側ゲート部１３の検出センサ１３ａが車両Ｃを検出
し、車両固有情報検出手段１１のカメラ１１０は、車両
Ｃのナンバープレートを撮像し、ナンバー認識部１１１
は、撮像されたナンバープレートの画像から車両ナンバ
ー（車両固有情報）を認識し、その認識結果を制御部１
９に送る。

【００４０】制御部１９のＣＰＵは、ＲＯＭに格納され
ている制御プログラムに従い、ＲＡＭ内の管理情報を参
照しつつ、空駐車位置３の有無を判断し、無線カード発
行部１２に対する発行制御を行う。すなわち、制御部１
９のＣＰＵは、各駐車位置３に設置した車両センサ１４
（１４ａ，１４ｂ，…）からの検出信号に基づいて空駐
車位置情報を検出し、その空駐車位置情報と無線カード
回収部１７によって読み出された空駐車位置情報との重
複する空駐車位置情報を真の空駐車位置情報として求
め、この情報から空駐車位置の有無を判断する。空いて
いれば、無線カード発行部１２に対し、車両Ｃの車両ナ
ンバー及び空駐車位置情報を含む無線カード発行データ
を送信する。例えば、本実施例では、左側奥のＥ１で示
す駐車位置３が空いているとする。

【００４１】無線カード発行部１２は、送信された無線
カード発行データに基づいて、無線カード（図示省略）
に車両ナンバーと空駐車位置情報（Ｅ１）を無線カード
のＲＡＭに書き込み、取出し口に無線カードを放出す
る。

【００４２】運転者が無線カードを受け取ると、無線カ
ード発行部１２の抜取りセンサがそれを検出し、無線カ
ード発行完了信号を制御部１９に送信する。なお、無線
カードは、例えば、運転者が携帯するか、もしくは運転
席の窓付近に付けて置く。

【００４３】制御部１９は、無線カード発行完了信号を
受信すると、ゲート開信号を入口側ゲート部１３に送信
する。

【００４４】入口側ゲート部１３は、送信されたゲート
開信号に基づいて、ゲート１３ｂを開き、車両Ｃの通行
を許可する。

【００４５】車両Ｃが進行して最初の無線カード読取部
１６ａの近傍に達すると、その無線カード読取部１６ａ
は、車両Ｃの側で保持する無線カードのＲＡＭから車両
ナンバー及び空駐車位置情報（Ｅ１）を無線を介して読
み取り、読取データとして制御部１９に送信する。

【００４６】制御部１９のＣＰＵは、ＲＡＭ内の管理情
報を参照しつつ、案内表示部１５に対する表示制御を行
う。すなわち、制御部１９のＣＰＵは、最初の無線カー
ド読取部１６ａに対応してその後方に設置された案内表
示部１５ａに、車両ナンバー１５０と進行方向１５１か
らなる案内情報を表示する。本実施例では、Ｅ１で示す
駐車位置３が空いているので、例えば前進を示す進行方
向１５１を表示する。

【００４７】運転者は、案内表示部１５ａに表示された
車両ナンバー１５０から自分が運転する車両Ｃに対する
誘導であることを確認し、表示された進行方向１５１に
従って前進する。

【００４８】車両Ｃが前進して次の無線カード読取部１
６ｂの近傍に達すると、その無線カード読取部１６ｂ
は、車両Ｃの側で保持する無線カードから車両ナンバー
及び空駐車位置情報（Ｅ１）を読み取り、読取データと
して制御部１９に送信する。

【００４９】制御部１９は、次の無線カード読取部１６
ｂに対応してその後方に設置された案内表示部１５ｂ
に、車両ナンバー１５０と進行方向１５１からなる案内
情報を表示する。本実施例では、Ｅ１で示す駐車位置３
が空いているので、例えば左折を示す進行方向１５１を
表示する。

【００５０】運転者は、案内表示部１５ｂに表示された
車両ナンバー１５０から自分が運転する車両Ｃに対する
誘導であることを確認し、表示された進行方向１５１に
従って左折し、Ｅ１で示す駐車位置３に車両Ｃを駐車さ
せる。

【００５１】車両Ｃが退場する場合は、車両Ｃが出口４
に達すると、出口側ゲート部１８の検出センサ１８ａが
車両Ｃを検出する。運転者は、無線カード回収部１７の
投入口に無線カードを入れる。無線カード回収部１７
は、無線カードであることを確認し、無線カードリーダ
が無線カードのＲＡＭから車両固有情報及び空駐車位置
情報を読み出すと、無線カード回収情報として制御部１
９に送信する。

【００５２】制御部１９は、Ｅ１で示す駐車位置３に設
置されている車両センサ１４ａが車両Ｃを検出していな
いことを確認して、出口側ゲート部１８にゲート開信号
を送信する。出口側ゲート部１８は、ゲート１８ｂを開
き、車両Ｃの退場を許可する。

【００５３】このような本実施例によれば、車両ナンバ
ーを自動的に読み取り、空駐車位置３を自動的に検出し
ているので、人手を介さずに各車両Ｃに対して誘導指示
を的確に行えることができる。これにより、人手により
曖昧になりがちな誘導指示による事故の防止が可能とな
り、係員の削減による経済効果が期待でき、係員に対す
る健康問題の解消が可能となる。

【００５４】また、車両Ｃが駐車位置３から一旦移動
し、駐車場１から場外へ出ずにまた元の駐車位置３へ戻
る場合もあるため、駐車位置３に設置した車両センサ１
４の検出のみでは、正確な空駐車位置情報を得ることは
できないが、本実施例では、無線カードを出口４で回収
し、車両センサ１４による空駐車位置情報と無線カード
回収情報とに基づいて空駐車位置の割り当てを行ってい
るので、確実に空いている駐車位置を車両Ｃに割り当て
ることが可能となる。

【００５５】また、駐車場１の各部に配置された案内表
示部１５の位置に応じて車両Ｃを空駐車位置３へ誘導す
るための案内情報を案内表示部１５に表示しているの
で、各案内表示部１５に表示される案内情報によって、
駐車場１が大規模な場合でも、人手を介さずに空駐車位
置３へ車両Ｃを的確に誘導することが可能となる。

【００５６】次に、本発明の他の実施例を図４を参照し
て説明する。図４はタッチパネルの表示画面の一例を示
す図である。

【００５７】本実施例は、駐車場１の入口２に、空駐車
位置情報表示手段としてのタッチパネル２０を設置した
ものである。

【００５８】このタッチパネル２０は、互いに重合配置
したＬＣＤ（液晶ディスプレイ）の如き表示部及びタッ
チセンサの如き入力部を備えたものであり、表示部に
は、図４に示すように駐車場１のレイアウトを表示する
とともに、例えば、空いている駐車位置３′を使用中の
駐車位置３′とは異なる色で表示し、運転者が、希望す
る空駐車位置３′に対応する入力部の部分を押圧して選
択すると、その選択された空駐車位置情報を制御部１９
に送るようになっている。この場合に制御部１９は、車
両Ｃに選択された空駐車位置を割り当てる。これによ
り、運転者が希望する空駐車位置に駐車させることが可
能となる。

【００５９】

【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、以下の効
果が得られる。

【００６０】請求項１記載の発明によれば、車両固有情
報の検出、空駐車位置情報の検出、空駐車位置への割り
当て及び案内情報の表示が自動的に行われるので、人手
を介さずに駐車場の空駐車位置へ車両を的確に誘導する
ことが可能な車両案内装置を提供することができる。

【００６１】請求項２記載の発明によれば、駐車場の各
部に配置された表示手段の位置に応じて車両を空駐車位
置へ誘導するための案内情報を表示手段に表示している
ので、各表示手段に表示される案内情報によって、大規
模な駐車場でも、人手を介さずに駐車場の空駐車位置へ
車両を的確に誘導することが可能な車両案内装置を提供
することができる。

【００６２】請求項３記載の発明によれば、確実に空い
ている空駐車位置を車両に割り当てることが可能とな
る。

【００６３】請求項４記載の発明によれば、運転者によ
り空駐車位置を選択できるようにしているので、運転者
が希望する空駐車位置に駐車させることが可能となる。

【００６４】請求項５記載の発明によれば、車両ナンバ
ーを表示しているので、車両の特定が容易となり、進行
方向を表示しているので、的確な誘導が可能となる。

【００６５】請求項６記載の発明によれば、車両のナン
バープレートを撮像したナンバープレートの画像から車
両固有情報としての車両ナンバーを認識しているので、
車両ナンバーの自動検出が可能となり、車両ナンバーに
より車両の特定が容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の平面図

【図２】本実施例の案内表示部の表示例を示す斜視図

【図３】本実施例の制御系を示すブロック図

【図４】他の実施例を説明するための図

【符号の説明】

１駐車場３駐車位置１０車両案内装置１１車両固有情報検出手段１２無線カード発行部１４空駐車位置情報検出手段１５案内表示部１６無線カード読取部１７無線カード回収部１９制御部２０タッチパネルＣ車両

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】車両を駐車場の空駐車位置へ案内する車
両案内装置であって、駐車場へ入場する車両の車両固有情報を検出する車両固
有情報検出手段と、駐車場の空駐車位置情報を検出する空駐車位置情報検出
手段と、案内情報を表示する表示手段と、前記検出された車両固有情報及び空駐車位置情報を基
に、駐車場へ入場する車両に空駐車位置を割り当てると
ともに、その車両を対応する空駐車位置へ誘導するため
の案内情報を前記表示手段に表示する制御手段とを有す
ることを特徴とする車両案内装置。
【請求項２】無線通信式記憶媒体を用いて車両を駐車
場の空駐車位置へ案内する車両案内装置であって、駐車場へ入場する車両の車両固有情報を検出する車両固
有情報検出手段と、駐車場の空駐車位置情報を検出する空駐車位置情報検出
手段と、必要な情報を書き込んだ無線通信式記憶媒体を駐車場の
入口で発行する発行手段と、前記検出された車両固有情報及び空駐車位置情報を基
に、駐車場へ入場する車両に空駐車位置を割り当てると
ともに、その車両の車両固有情報及び対応する空駐車位
置情報を書き込んだ無線通信式記憶媒体を前記発行手段
により発行する発行制御手段と、駐車場の各部に配置され、案内情報を表示する複数の表
示手段と、これら各表示手段の前方近傍に配置され、接近してきた
車両の側で保持する無線通信式記憶媒体から車両固有情
報及び空駐車位置情報を読み取る読取手段と、前記読み取られた車両固有情報及び空駐車位置情報を基
に、前記表示手段の位置に応じて当該車両を対応する空
駐車位置へ誘導するための案内情報を前記表示手段に表
示する表示制御手段とを有することを特徴とする車両案
内装置。
【請求項３】無線通信式記憶媒体を用いて車両を駐車
場の空駐車位置へ案内する車両案内装置であって、駐車場へ入場する車両の車両固有情報を検出する車両固
有情報検出手段と、駐車場の空駐車位置情報を検出する空駐車位置情報検出
手段と、必要な情報を書き込んだ無線通信式記憶媒体を駐車場の
入口で発行する発行手段と、必要な情報が書き込まれた無線通信式記憶媒体を駐車場
の出口で回収し、その回収した無線通信式記憶媒体から
空駐車位置情報を読み出す回収手段と、前記検出された空駐車位置情報と前記回収手段によって
読み出された空駐車位置情報との重複する空駐車位置情
報を真の空駐車位置情報として求め、前記検出された車
両固有情報を基に、駐車場へ入場する車両に前記求めた
真の空駐車位置を割り当てるとともに、その車両の車両
固有情報及び対応する空駐車位置情報を書き込んだ無線
通信式記憶媒体を前記発行手段により発行する発行制御
手段と、駐車場の各部に配置され、案内情報を表示する複数の表
示手段と、これら各表示手段の前方近傍に配置され、接近してきた
車両の側で保持する無線通信式記憶媒体から車両固有情
報及び空駐車位置情報を読み取る読取手段と、前記読み取られた車両固有情報及び空駐車位置情報を基
に、前記表示手段の位置に応じて当該車両を対応する空
駐車位置へ誘導するための案内情報を前記表示手段に表
示する表示制御手段とを有することを特徴とする車両案
内装置。
【請求項４】車両を駐車場の空駐車位置へ案内する車
両案内装置であって、駐車場へ入場する車両の車両固有情報を検出する車両固
有情報検出手段と、駐車場の空駐車位置情報を検出する空駐車位置情報検出
手段と、駐車場の入口で前記検出された空駐車位置情報を表示す
る空駐車位置情報表示手段と、案内情報を表示する案内情報表示手段と、前記検出された車両固有情報及び前記表示した空駐車位
置情報のうち選択された空駐車位置情報を基に、駐車場
へ入場する車両に前記選択された空駐車位置を割り当て
るとともに、その車両を対応する空駐車位置へ誘導する
ための案内情報を前記表示手段に表示する制御手段とを
有することを特徴とする車両案内装置。
【請求項５】前記案内情報は、車両固有情報としての
車両ナンバー及び進行方向を含むことを特徴とする請求
項１，２，３又は４記載の車両案内装置。
【請求項６】前記車両固有情報検出手段は、車両のナ
ンバープレートの画像を撮像し、その撮像したナンバー
プレートの画像から車両固有情報としての車両ナンバー
を認識することを特徴とする請求項１，２，３又は４記
載の車両案内装置。