JPH08297699A - 製造不良解析支援システム、製造システム、および製造不良解析支援方法 - Google Patents

製造不良解析支援システム、製造システム、および製造不良解析支援方法

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JPH08297699A
JPH08297699A JP10258395A JP10258395A JPH08297699A JP H08297699 A JPH08297699 A JP H08297699A JP 10258395 A JP10258395 A JP 10258395A JP 10258395 A JP10258395 A JP 10258395A JP H08297699 A JPH08297699 A JP H08297699A
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JP
Japan
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countermeasure
defect
manufacturing
record
check item
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Application number
JP10258395A
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Tatsu Nomoto
多津 野本
Hideaki Kobayashi
秀明 小林
Shino Takahashi
志乃 高橋
Masahito Takada
雅人 高田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】対策の効果の有無等の判断と、対策の選択とを
支援する。 【構成】不良実績から求められる不良率と、対策実績か
ら求められる対策内容および対策時刻とを関連付けて管
理する。過去に実行された対策のうち、効果がなかった
もの、効果が顕著だったもの、および新規なものの内容
と、その対策の実行時刻前後の不良率とを、出力装置に
対応付けて出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造ラインにおける製
品不良の発生に対する対策の効果の解析を行う製造不良
解析システムおよび製造不良解析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原因究明が必要とされる製造不良につい
て、その原因を類推する方法として、特開平2−234
451号公報の「LSI製造工程の不良工程抽出方法」
では、LSI製造工程において発生する不良の原因を推
定する各工程で起きたトラブルと、該トラブルが原因と
なって発生した(ウェハ)上の不良の対応を示すトラブ
ルデータベースを作成し、該データベースに基づき、不
良工程を抽出する方法が述べられている。
【0003】また、特開平2−287241公報記載の
「外観検査方法及びその装置並びに製品の製造工程中に
おける異常原因除去方法」では、外観検査装置の欠陥検
査データを収集、蓄積し、欠陥の空間的分布や時間的変
動を解析して特徴パラメータを抽出し、知識ベースシス
テムを用いて、製造工程の異常診断を行い原因を推定す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トラブルデータベース
に基づき、不良工程を抽出する方法では、真の不良原因
工程を特定するために、その工程での不良発生頻度の高
い順または発生日時の浅い順に原因工程を抽出する。ま
た、製品の製造工程中における異常原因除去方法では、
原因としての可能性の大きさを表す確信度を、経験的知
識の一部として予め設定しておき、解析に利用する。こ
れらの方法は、解析結果や設定者の経験的知識をもとに
解析の信頼性向上に寄与している。
【0005】しかし、これらの従来技術では、対策の結
果、それらの方法で不良発生をどのくらい抑えたかとい
う対策効果の解析については考慮されていない。また、
対策の効果の把握は、膨大な実績データを参照、分析し
なければならず、人手ではすべてのデータを対象にする
のはきわめて困難である。
【0006】そこで、本発明は、対策の効果の判断と、
対策の選択とを支援する製造不良解析支援方法と、該方
法を用いた製造不良解析支援システムおよび製造システ
ムとを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、製品の製造ラインにおいて発生する製
品不良の解析を行う製造不良解析支援システムにおい
て、上記製造ラインにおいて実行された対策の対策内容
および対策時刻を有する対策情報とをもとに、上記対策
情報の少なくともいずれかについて、該対策情報に含ま
れる上記対策内容、および、該対策情報に含まれる上記
対策時刻の前後の不良率管理期間における上記製品不良
の発生率である不良率と、該対策情報とを、対応付けて
出力することにより、製造不良解析を支援することを特
徴とする製造不良解析支援方法が提供される。
【0008】さらに、本発明では、この方法を用いた製
造不良解析支援システム、および、製造システムが提供
される。
【0009】なお、ここで製造ラインとは、なんらかの
製品を製造するための一以上のプロセスを有する機構で
あり、複数の装置を備えるシステムであっても、単一の
装置であってもよい。また、製品として、同一の製品を
多数製造する場合のみならず、多品種の製品を少数(あ
るいは一つ)ずつ製造する場合であっても、本発明の製
造ラインに含まれる。また、製品の製造には、単なる複
写等も含む。
【0010】
【作用】本発明では、不良実績から求められる不良率
と、対策実績から求められる対策内容および対策時刻と
を関連付けて管理する。このようにすれば、不良解析の
結果に基づき、対策を実施した不良に関し、不良率と対
策内容とを時刻で関連づけることができるので、対策実
施時刻前後の不良率の変動から、対策(すなわち、該対
策の選択を導いた解析方法)が不良低減に有効であった
か否かの判定を容易に行うことができる。
【0011】例えば、過去に実行された対策の内容と、
その対策の実行時刻前後の不良率とを、出力装置に対応
付けて出力する場合には、使用者は、対策内容ごとに、
その対策による不良率の変化とを一目で認識することが
でき、実施すべき対策を容易に選択することができる。
なお、この場合、不良率はグラフとして表示することが
望ましい。不良率の推移の認識が一層容易になるからで
ある。
【0012】また、この場合、対策実績記憶手段に保持
された対策情報のうち、あらかじめ定められた条件を満
たす対策情報について上述の出力処理を行うことが望ま
しい。このようにすれば、特に選択支援のために有用と
考えられる情報を選択的に提示することになるからであ
る。
【0013】上述したように、本発明によれば、対策実
施時刻前後の不良率の変動から、実施された対策が有効
であったか否かを容易に判定することができる。そこ
で、あらかじめ定められた条件を、例えば、はじめて行
われたか(すなわち、該対策内容が対策実績記憶手段に
最初に登録されたか)、対策時刻の前後で不良率があら
かじめ定められた値以上に変化したか、あるいは、対策
時刻の前後で不良率があらかじめ定められた値以下にし
か変化しなかったか、などにすることができる。このよ
うにすることは、特に不良低減に有効または無効、ある
いは、新規な対策を抽出することができ、選択支援のた
めに有効である。
【0014】さらに、本発明では、解析知識を蓄積する
ためのチェック項目データベースと、発生した不良の現
象の原因候補を、蓄積された解析知識をもとに推定する
解析処理手段を、さらに備えることが望ましい。ここ
で、解析知識は、具体的には原因推定のためのチェック
項目と、該チェック項目ごとにあらかじめ定められた現
象に該当する場合に推定される原因とを有するチェック
項目レコードにより実現される。この場合、本発明で
は、不良の発生傾向等がチェック項目の基準に適合する
かどうかにより、原因候補が提示される。そこで、使用
者は、対策候補だけでなく、推定される原因候補につい
ても提示されるので、さらに対策の選択が容易になる。
【0015】なお、原因に応じて対策内容を示す情報
(テキスト情報や図面情報など)をあらかじめ記憶して
いる対策内容記憶手段を、さらに備え、解析処理手段
は、上記原因の候補のうちのいずれかの選択を受け付け
て、選択された原因に応じてあらかじめ上記対策内容記
憶手段に保持されている上記対策を示す情報を出力する
ようにしてもよい。このようにすれば、使用者は、推定
される原因候補のいずれかを選択するだけで、実行すべ
き対策の内容を認識することができる。ここで、対策内
容を示す情報は、表示装置に表示出力してもよいが、製
造ラインが対策指示信号を受け付けて、その指示された
対策を実行する手段(少なくとも、製造ラインの操作者
に指示内容を表示する手段)を有しているのであれば、
対策信号として製造ラインに出力してもよい。この場
合、使用者を介することなく、本発明の製造不良解析支
援システムから直接製造ラインに対策の指示が通知され
ることになるので、使用者の負担を軽減できる。
【0016】また、不良発生原因候補ごとに、該候補の
優先順位を示す得点を付し、チェック項目レコードが、
推定原因の確からしさの指標である相関値をさらに有す
るようにして、解析処理手段が、発生した不良現象が、
登録された各チェック項目の判断基準に適合するような
チェック項目レコードに登録されている不良発生原因候
補の得点を、該レコードに含まれている相関値分増加さ
せるようにして、得点が、あらかじめ定められた値より
大きい原因候補を、推定される原因候補とするようにし
てもよい。このようにすれば、相関性と、条件に適合す
る不良現象の出現頻度とを加味して、より確度の高い原
因候補を提示することができる。
【0017】なお、チェック項目および対応する上記原
因候補の入力を受け付け、入力されたチェック項目およ
び対応する上記原因候補と、チェック項目データベース
に既に保持されているチェック項目レコードの内容とが
矛盾するかどうか判定し、矛盾しない場合、入力された
チェック項目および対応する上記原因候補をもとに、チ
ェック項目レコードを作成して、チェック項目データベ
ースに格納するようにしてもよい。このようにすれば、
新たなチェック項目レコードを、チェック項目レコード
間の整合性を確保しながら、簡便に登録することができ
る。なお、矛盾する場合であっても、登録することが選
択されれば、同様にチェック項目レコードを作成して、
チェック項目データベースに格納するようにしてもよ
い。
【0018】なお、上述した製造不良解析支援方法/シ
ステムは、製品の製造システムに組み込むことができ
る。すなわち、本発明では、製造ラインと、上述した製
造不良解析支援方法とを接続した製造システムが提供さ
れる。
【0019】製造ラインが、製品の製造を行う手段の他
に、対策作業の指示を受け付けて、指示された対策作業
を実行する手段と、検出された製品不良の内容を上記製
造不良解析装置に通知する手段と、製造実績情報および
対策実績情報を上記製造不良解析装置に通知する手段と
を有している場合であって、製造不良解析装置が、製造
ラインから通知された上記製品不良の内容をもとに、不
良実績データを作成し、上記不良実績記憶手段に格納す
る不良実績収集手段と、製造ラインから通知された上記
製造実績情報および上記対策実績情報をもとに、上記対
策情報を作成して、上記対策実績記憶手段に格納する手
段とを有しており、上述の対策を示す情報を、対策作業
の指示として、製造ラインに出力する手段を有する場合
には、不良実績の情報の作成、蓄積、および対策指示に
使用者を介する必要がない。従って、このような本発明
の製造システムによれば、使用者の負担をさらに軽減す
ることができる。
【0020】さらに、製造ラインが、修正作業の指示を
受け付けて、指示された修正作業を実行する手段を備
え、製造不良解析装置が、製造ラインから通知された上
記製品不良の内容をもとに、修正作業の指示情報を作成
し、製造ラインに出力する手段をさらに有するようにし
てもよい。このようにすれば、製造ラインの操作者が、
自ら不良の発生を検知して修正作業を指示することな
く、製造システムが、不良の発生を検知すると自動的に
修正作業を実行するので、操作者の負担を軽減し、さら
に、指示の誤りや見落とし等によって、修正作業の行わ
れない不良製品の発生を阻止することができる。
【0021】なお、本発明の製造不良解析支援システム
に、不良の種類別に、該不良の発生原因となりうる製造
条件管理項目、設計仕様項目と、該不良の発生原因特有
の不良発生傾向との相関を設定したチェック項目データ
ベースと、チェック項目データベース記載の原因に対応
する対策内容を設定した原因/対策対応データベースを
設けてもよい。この製造不良解析支援システムは、検査
結果から不良の発生位置、不良部品、製造条件等の発生
傾向を抽出し、上記データベースを検索し、不良原因お
よび対策を提示する。この際、製造不良解析支援システ
ムは、不良率管理データにチェック項目別にその情報を
蓄積し、不良率管理データから、不良率の変化が特異な
時期の対策内容を抽出し、チェック項目データベースを
更新する必要があることを警告し、同時に行った各対策
内容と不良傾向を表示し、利用者の支援を行うことによ
り、対策効果を定量的に把握し、不良原因の推定、及び
対策に用いるチェック項目データベースを更新する。
【0022】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例として、プリント
板実装で発生する不良の解析を対象とした製造不良の解
析システムおよび方法について説明する。
【0023】A.解析対象 まず、解析の対象となるプリント板実装ラインについて
説明する。本実施例において解析対象とするプリント板
実装ラインを、図3に示す。プリント板実装ラインは、
印刷機301、実装機302、リフローはんだ装置30
3、外観検査装置304、はんだ修正手段305、挿入
機306、フローはんだ装置307、手組手段308、
目視検査手段309、修正手段310、インサーキット
テスタ311、および、ファンクションテスタ312を
備える。これらの装置等301〜312は、それぞれ、
工程1〜12に対応しており、処理対象の基板は、工程
1〜12の順に処理される。
【0024】印刷機301、実装機302、リフローは
んだ装置303、挿入機306、フローはんだ装置30
7は製造装置である。印刷機301は基板上にはんだペ
ーストを塗布する装置であり、実装機302は、基板上
に部品を載置する装置であり、リフローはんだ装置30
3は、はんだペーストを融解し、部品と基板とを電気的
に接続する装置である。また、挿入機306は基板上に
挿入部品を載置する装置であり、フローはんだ装置30
7は基板上に載置された挿入部品と基板とをはんだ付け
する装置である。
【0025】外観検査装置304、インサーキットテス
タ311、ファンクションテスタ312は検査装置であ
る。外観検査装置304は、はんだの状態を検査し、は
んだ不足、はんだブリッジ、あるいははんだ過剰、等の
はんだ付けの不良および、部品の搭載位置ずれ、極性相
違(逆付)等の組込不良を検出する装置である。インサ
ーキットテスタ311は、はんだブリッジ、ショートオ
ープン、実装部品の良否等を判定する装置であり、ファ
ンクションテスタ312は、処理対象の実装部品の機能
ごとにテストを行う装置である。
【0026】手組手段308、はんだ修正手段305、
目視検査手段309、修正手段310では、人手による
作業が行われる。手組手段308では、人手実装部品
の、搭載およびはんだ付けが行われる。はんだ修正手段
305では、外観検査装置で発見された不良、あるい
は、後述の目視検査工程等で発見された不良の修正、即
ち、部品の付替、はんだの付け直し等が、修正作業担当
者により行われる。目視検査手段309では、検査者に
より、はんだ付けの不良および組込不良の有無が検査さ
れる。また、修正手段310では、目視検査手段309
で発見された不良の修正が行われる。
【0027】処理対象の基板は、先頭工程から投入さ
れ、印刷機301によりはんだペーストが基板上に塗ら
れ(実装工程1)、実装機302により部品が載置され
(実装工程2)、リフローはんだ装置303によりはん
だペーストが融解され(実装工程3)、部品と基板とが
電気的に接続される。これにより、基板上に部品が搭載
される。
【0028】部品が搭載された基板は、つぎに、外観検
査装置304により、はんだの状態が検査され、はんだ
不足、はんだブリッジ、あるいははんだ過剰、等のはん
だ付けの不良および、部品の搭載位置ずれ、極性相違
(逆付)等の組込不良の有無が判定される(実装工程
4)。外観検査装置304により不良が検出されると、
はんだ修正手段305により、部品の付替、はんだの付
け直し等が行われる(実装工程5)。
【0029】つぎに、部品の搭載された基板には、挿入
機306により挿入部品が載置され(実装工程6)、フ
ローはんだ装置303によりはんだ付けされる(実装工
程7)。さらに、手組手段308では、基板への人手実
装部品の搭載およびはんだ付けが行われる(実装工程
7)。
【0030】目視検査手段309により、はんだ付けの
不良および組込不良の有無が検査され(実装工程9)、
不良が検出されると、修正手段310により、部品の付
替、はんだの付け直し等によって、検出された不良が修
正される(実装工程10)。さらに、インサーキットテ
スタ311において、はんだブリッジ、ショートオープ
ン、実装部品の良否等が判定され(実装工程11)、フ
ァンクションテスタ312では機能ごとにテストが行わ
れて、実装された基板の不良の有無が判定される(実装
工程12)。
【0031】本実施例で解析対象とする実装工程におい
て発生する不良の現象とその発生原因との例を、図4に
示す。不良発生原因は、不良が発生したときの各装置の
製造条件、基板と該製造条件のマッチング、どの位置に
どんな不良が発生しているか、過去にどんな原因で各不
良が発生したか等を検討することにより特定される。
【0032】本実施例の解析システムは、不良実績に登
録された不良の発生原因を解析し、原因に対応する対策
を選択して、該当する工程に通知し、さらに、その後の
不良率の推移を管理、分析して分析結果を表示すること
により、解析/対策方法の有効性の把握の支援をする。
【0033】B.解析システムの構成 本実施例の解析システムは、図30に示すように、主記
憶装置3007と中央演算処理装置(CPU)3006
とを備える処理装置3002と、磁気ディスク装置30
01と、フロッピーディスク入力装置3003と、入出
力装置3004と、プリンタ3005とを備える。磁気
ディスク装置3001は、チェック項目DB、不良実
績、不良率管理データ等を記憶するための外部記憶装置
である。フロッピーディスク入力装置3003は、フロ
ッピーディスクに保持された情報を読み出し、処理装置
3002に通知する装置であり、入出力装置3004
は、出力装置であるディスプレイと、入力装置であるキ
ーボードおよびマウスとを備える。プリンタ3005
は、補助出力装置である。
【0034】本実施例の処理装置3002の機能ブロッ
ク図を、図2に示す。本実施例の処理装置3002は、
不良率管理手段201と、対策分析手段202と、対策
状況表示手段203とを備える。対策状況表示手段20
3は、対策内容/不良傾向表示手段204を備える。こ
れらの手段201〜204は、主記憶装置3007にあ
らかじめ保持されたインストラクションを、CPU30
06が実行することにより、実現される。
【0035】さらに、処理装置3002は、不良実績記
憶手段206と、基板製造実績記憶手段207と、検査
ポイント情報記憶手段208と、不良率管理データ記憶
手段209と、画面表示用データ記憶手段210と、不
良発生傾向テーブル212と、対策実績記憶手段213
とを備える。これらの記憶手段206〜210,21
2,213は、主記憶装置3007に確保された、情報
を保持するための記憶領域である。
【0036】C.記憶手段 つぎに、主記憶装置3007の備える各記憶手段206
〜210,212,213について説明する。
【0037】(1)不良実績記憶手段206 不良実績記憶手段206のデータ構造例を図9に模式的
に示す。不良実績記憶手段206は、不良の生成に関す
る履歴情報を保持するための記憶領域であり、不良の生
成ごとに、生成番号の格納領域908と、基板種を表す
組図番号の格納領域901と、個々の基板の識別子であ
るシリアル番号の格納領域902と、不良が検出された
部品の名称である不良部品名の格納領域903と、該不
良部品の基板上の実装位置の格納領域904と、不良部
品を発見した検査工程の名称の格納領域905と、該不
良を発見した日時の格納領域906と、該不良の具体的
現象を示す情報の格納領域907とを備える。
【0038】(2)基板製造実績記憶手段207 基板製造実績記憶手段207のデータ構造例を図8に模
式的に示す。基板製造実績記憶手段207は、各実装工
程ごとに備えられ、該実装工程における製造実績を示す
情報を保持するための記憶領域である。
【0039】個々の基板製造実績記憶手段207は、そ
れぞれ、処理した基板ごとに、基板の該工程への投入開
始時刻の格納領域801と、投入終了時刻の格納領域8
04と、該基板の種類を示す組図番号の格納領域802
と、個々の基板の識別子であるシリアル番号の格納領域
803とを有する。
【0040】(3)検査ポイント情報記憶手段208 検査ポイント情報記憶手段208のデータ構造例を図1
0に模式的に示す。検査ポイント情報記憶手段208
は、組図番号ごとに、組図番号の格納領域1001と、
該組図番号の組図の製品が検査される検査工程を示す情
報を保持する検査工程格納領域1002、および、該検
査工程における検査すべきポイントの数を保持する検査
ポイント格納領域1003とを備える記憶領域である。
検査ポイント情報記憶手段208は、検査工程の格納領
域1002と検査ポイント数格納領域1003との組を
複数備えることができる。図10に示した例では、検査
工程格納領域1002aに保持された情報の示す検査工
程における検査ポイントの数がポイント数格納領域10
03aに保持され、検査工程格納領域1002bに保持
された情報の示す検査工程における検査ポイントの数が
ポイント数格納領域1003bに保持される。
【0041】検査工程情報と、ポイント数とは、あらか
じめ格納されている。本実施例では、外観検査工程(実
装工程4)と、目視検査工程(実装工程9)とにおける
検査結果について解析する。そこで、本実施例の検査ポ
イント情報記憶手段208は、あらかじめ、外観検査工
程(実装工程4)と、目視検査工程(実装工程9)とに
ついて、それぞれ、その検査ポイント数を保持する。
【0042】(4)不良率管理データ記憶手段209 不良率管理データ記憶手段209のデータ構造例を、図
5に模式的に示す。本実施例では、検査工程について、
各不良現象ごとに、任意の期間にわたって情報を蓄積
し、該期間中の不良率等を求めて、不良の発生原因の解
析および対策方法の選択の基礎とする。この情報を蓄積
する期間を、不良率管理期間と呼ぶ。
【0043】不良率管理データ記憶手段209は、検査
工程および不良現象ごとに設けられている。個々の不良
率管理データ記憶手段209は、不良率管理期間ごと
に、管理状態を示すフラグの格納領域501と、不良率
管理期間の開始日時および終了日時を格納するための不
良率管理期間格納領域502と、該不良率管理期間中の
不良率の格納領域504と、処理対象の基板の種類を示
す組図番号の格納領域505と、不良発生傾向レコード
(不良発生傾向テーブル212に保持されている)の識
別子である傾向データ番号の格納領域509と、実行し
た対策の数の格納領域506と、選択された対策の内容
を示す対策内容番号の格納領域507と、対策を実施し
た日時の格納領域508とを備えるテーブルである。こ
のテーブルの各行には、それぞれ一回の不良率管理期間
に関する情報(不良率管理データ)が格納される。な
お、各不良率管理期間の情報は、その行番号が開始日時
の早い順になるように格納される。
【0044】フラグ格納領域501に格納される管理状
態フラグは、「0」〜「6」の番号であり、該フラグの
格納されている行により示されている不良率管理期間の
結果についての分析および対策が、どの段階にあるかが
示される。「0」は対策をまだ実施していないことを示
し、「1」は対策を実施したがその結果については未解
析であることを示し、「2」は結果の分析済であってつ
ぎの「3」〜「5」に該当しないことを示す。「3」は
対策を実施したが効果がなかったことを示し、「4」は
対策を実施して顕著な効果が得られたことを示し、
「5」は実施された対策が新規な対策であったことを示
す。また、「6」は結果を表示済みであることを示す。
【0045】また、対策内容格納領域507は、複数の
対策番号を保持することができる。この対策内容格納領
域507に保持されている対策番号の数が、対策数格納
領域506に保持される。
【0046】(5)画面表示用データ記憶手段210 画面表示用データ記憶手段210は、画面のフォーマッ
トなど、画面表示のための情報をあらかじめ保持する記
憶領域である。
【0047】(6)不良発生傾向テーブル212 不良発生傾向テーブル212のデータ構造例を、図6に
模式的に示す。不良発生傾向テーブル212は、不良発
生の傾向を表す不良発生傾向レコードを保持するための
テーブルであり、1行が1レコードを表している。
【0048】本実施例では、不良発生の傾向について、
あらかじめ傾向チェック項目が定められており、図13
に示すように、該チェック項目ごとに、該項目を表す符
号として、傾向コードが定められている。不良発生傾向
テーブル212は、この各傾向コードごとに、その傾向
についての偏向率を保持するための偏向率格納領域60
0を備える。なお、図6は、傾向チェック項目がn個
(ここで、nは任意の正の整数)である場合を例にとっ
て、テーブル212を図示したものであり、各傾向チェ
ック項目に対応する傾向コード1〜nの偏向率格納領域
601〜60nが備えられている。
【0049】また、不良発生傾向レコードには、その識
別符号として、傾向データ番号が付される。そこで、不
良発生傾向テーブル212は、さらに、各行に傾向デー
タ番号格納領域610を備える。
【0050】(7)対策実績記憶手段213 対策実績記憶手段213のデータ構造例を、図11に模
式的に示す。対策実績記憶手段213は、対策の実行さ
れた機会ごとの、該機会に実行された対策についての情
報である対策実績レコードを保持するテーブルである。
対策実績レコードは、対策が実行されるごとに対策実績
記憶手段213に追加される。
【0051】図11において、一つの対策実績レコード
は、1行に表現されている。テーブル213の各行は、
対策の行われた時刻を保持するための対策実行日時格納
領域1102と、対策の対象である不良実績を示す番号
の格納領域である対策対象格納領域1101と、該日時
に実行された対策の内容を示す情報の格納領域である対
策内容格納領域1103とを有する。
【0052】各行の対策対象格納領域1101は、その
機会に行われた対策の対象であった不良の不良実績番号
(不良実績記憶手段206の生成番号格納領域908に
保持されている不良実績レコードの識別子)を保持する
ための不良実績番号格納領域1104を、それぞれ複数
備えることができる。すなわち、本実施例では、一つの
対策実績レコードに、対策対象である不良実績を複数登
録することができる。
【0053】また、対策実績記憶手段213は、対策内
容格納領域1103を一行に複数備えることができる。
すなわち、本実施例では、一つの対策実績レコードに、
同一機会に実行された対策を複数登録することができ
る。
【0054】D.処理装置3002の処理 上述したように、本実施例の処理装置3002は、不良
率管理手段201と、対策分析手段202と、対策状況
表示手段203とを備える。
【0055】不良率管理手段201は、入力装置300
3、3004を介して入力された不良発生に関する情報
を用いて、不良率管理のための情報を作成、蓄積する手
段である。すなわち、本実施例では、不良率管理手段2
01は、入力された情報と、不良発生傾向テーブル21
2および検査ポイント情報記憶手段208および不良実
績記憶手段206および基板製造実績記憶手段207に
保持された情報とを基に、不良率管理期間に関するレコ
ードを作成して、不良率管理データ記憶手段209に格
納する。
【0056】対策分析手段202は、不良率管理データ
記憶手段209に蓄積されている不良率管理のための情
報と、不良発生傾向テーブル212に保持された情報
と、入力装置3003、3004を介して入力を受け付
けた、対策内容および不良発生傾向とを用いて、不良率
管理データ記憶手段209に保持されているレコードを
更新し、さらに、画面表示のための情報を作成して、画
面表示用データ記憶手段210に格納する。
【0057】対策状況表示手段203は、対策内容/不
良傾向表示手段204を備え、対策内容および不良傾向
の表示を行う。
【0058】対策内容/不良傾向表示手段204は、画
像表示用データ記憶手段210に保持されている、対策
分析手段202の作成した画像表示用データを用いて、
出力装置3004、3005に対策内容または不良傾向
を表示する手段である。つぎに、上述した各手段201
〜205の処理の詳細について説明する。
【0059】(1)不良率管理手段201 上述したように、本実施例の不良率管理手段201は、
さらに、不良率管理期間に関するレコード(不良率管理
データ)を作成して、不良率管理データ記憶手段209
に格納する。
【0060】まず、不良率管理データの作成および格納
について説明する。不良率管理手段201は、あらかじ
め定められた周期で、図7に示す不良率管理データ作成
処理を行う。なお、不良率管理データ作成のタイミング
は、どのくらいの母数で不良解析/対策を行うかに依存
して決定され、1日分のデータを基に解析/対策を行う
場合は1回/日、1か月分のデータを基に解析/対策を
行う場合は1回/月とする。
【0061】不良率管理データ作成処理の流れを、図7
に示す。この処理は、不良が発生すると、不良率管理デ
ータを作成して不良率管理データ記憶手段209に格納
し(ステップ701〜706)、実行された対策につい
ての情報を、不良率管理データ記憶手段209に格納/
更新する(ステップ707〜709)処理である。ステ
ップ701〜709は、処理対象の検査工程すべてにつ
いて、不良現象の数分繰り返される。なお、図7におい
て、矢印はファイルの更新または読み出しを表す。
【0062】まず、不良率管理手段201は、フロッピ
ーディスク入力装置3003を介して、処理対象の検査
工程/不良現象の不良率管理データを読み込む(ステッ
プ701)。つぎに、不良率管理手段201は、処理対
象の検査工程の基板製造実績記憶手段207をオープン
し、基板製造実績記憶手段207から、投入開始日時格
納領域801に保持された日時が、不良率管理データ記
憶手段209に保持された各不良率管理データの不良率
管理期間終了日時(不良率管理期間格納領域502に保
持されている)のうち、最も遅いものよりも、さらに遅
い日時であるレコード(行)をすべて検出する。また、
不良率管理手段201は、検出したレコードすべてにつ
いて、シリアル番号の種類の数をカウントし、それらの
総計を求めることで、処理対象の不良率管理データの基
板枚数を算出する(ステップ702)。
【0063】つぎに、不良率管理手段201は、不良実
績記憶手段206をオープンし(ステップ703)、該
不良実績記憶手段206に保持された情報から、処理対
象の工程における、処理対象の組図番号の、処理対象の
不良現象の不良件数を計算する(ステップ704)。
【0064】さらに、不良率管理手段201は、組図番
号ごとの不良率を算出する(ステップ705)。なお、
ステップ704で不良実績の件数が0件であった組図番
号の不良率は、「0」とされ、それ以外の場合の不良率
は、つぎの算出式により求められる。
【0065】 不良率 = (ステップ704で算出した不良実績の件数) ÷(検査ポイント数×基板枚数) ×100 ここで、基板枚数は、ステップ702で算出した該組図
番号の基板枚数であり、検査ポイント数とは、各検査工
程ごとに各々の組図番号の検査すべきポイント数を表
し、検査ポイント情報記憶手段208の、処理対象組図
番号を組図番号格納領域1001に保持する行の、処理
対象の検査工程を示す情報を保持する検査工程格納領域
1002に対応するポイント数格納領域1003に保持
されている。つぎに、不良率管理手段201は、新たに
不良率管理データを格納する領域を、処理対象の不良率
管理データ記憶手段209に確保した上で、不良率管理
データを作成し、この確保した領域に格納する(ステッ
プ706)。
【0066】すなわち、不良率管理手段201は、ステ
ップ701で検出したすべてのレコードについて、その
不良率管理期間(該レコードの投入開始日時格納領域8
01に保持されている時刻を開始日時とし、投入終了日
時格納領域804に保持されている日時を終了日時とす
る)を、新たに確保した不良率管理データ記憶手段20
9の行の、不良率管理期間格納領域502に格納し、組
図番号を領域802から読み出して、領域505に格納
する。また、不良率管理手段201は、ステップ705
で算出した不良率を不良率格納領域504に格納し、フ
ラグ領域501には、未対策を示す「0」を格納し、傾
向データ番号格納領域509、対策数格納領域506、
対策内容格納領域507、および対策時刻格納領域50
8を初期化する。なお、作成した不良率管理データは、
既存の不良率管理データとの時系列が維持される順番に
なるような位置に追加される。
【0067】このようにして不良率管理データが作成さ
れると、不良率管理手段201は、不良率が0より大き
く、フラグが未対策を示す「0」である不良率管理デー
タについて、該データの示す不良に対する対策がすでに
実行されているかどうか検出するために、対策実績記憶
手段213を読みこむ(ステップ707)。
【0068】対策実績記憶手段213をオープンした不
良率管理手段201は、不良率管理データ記憶手段20
9から、不良が発生しているが、フラグが未対策になっ
ている不良率管理データを検出し、該データに対応する
不良実績を検出して、該不良実績についてなされた対策
を示すレコードを対策実績記憶手段213から検出し、
その内容を、不良率管理データ記憶手段209に格納す
る(ステップ708)。
【0069】具体的には、まず、不良率管理手段201
は、不良率(不良率格納領域504に保持されている)
が0より大きく、フラグ(フラグ格納領域501に保持
されている)が未対策を示す「0」である行の不良率管
理データを検出して、処理対象とする。つぎに、不良率
管理手段201は、不良実績記憶手段206から、この
処理対象の不良率管理データと、検査工程、不良現象、
および組図番号が同一であって、さらに、不良実績の不
良発見日が、該不良率管理データの不良率管理期間内に
入っている不良実績レコードを検出する。つぎに、不良
率管理手段201は、検出した不良実績レコードの不良
生成番号(生成番号格納領域908に保持されている)
を検出し、対策実績記憶手段213から、該番号を不良
実績番号格納領域1101の生成番号格納領域1104
に保持するレコードを検索する。このとき、レコードが
検出されれば、対策が実行されたことになるので、不良
率管理手段201は、処理対象の行のフラグ格納領域5
01に対策済を示す「1」を格納し、検出された対策実
績レコードに登録された対策の数を、対策数格納領域5
06に格納し、それらの対策内容(対策内容格納領域1
103に保持されている)を示す符号を対策内容格納領
域507に格納し、対策日時格納領域1102に保持さ
れた日時を対策日時格納領域508に格納する。
【0070】対策内容の登録を終えると、不良率管理手
段201は、対策分析手段202に制御を渡して、フラ
グ格納領域501に対策済を示す「1」が保持されてい
る不良率管理データについて、不良率の変化が特異な時
期の対策内容を抽出させる(ステップ709)。
【0071】(2)対策分析手段202 ステップ709では、図1に示すように、不良率の変化
が特異な時期の対策内容の抽出と、抽出結果次回解析へ
の反映が行われる。このステップ709における対策分
析手段202の処理についてつぎに説明する。なお、図
1において、矢印はファイルへのデータの書き込みを示
している。
【0072】まず、対策分析手段202は、対策につい
ての分析と抽出を行う(ステップ100)。ステップ1
00において、まず、対策分析手段202は、フラグ格
納領域501に未分析であることを示す「1」が保持さ
れているすべての行を分析対象として、不良率の変化が
特異であったかどうかを検査し、特異であった不良率管
理データ(レコード)を抽出する。なお、不良率の変化
が特異であったとは、ここでは、対策の効果がなかった
か(ステップ101)、効果が顕著にあったか(ステッ
プ102)、あるいは、実施された対策が新規なもので
あったこと(ステップ103)を意味する。
【0073】ここでの、不良率の変化が特異であるかど
うかの判定は、つぎの判定式により行われる。すなわ
ち、時系列に並んだ不良率管理データを1、2、…i、
…、n、不良率管理データiの不良率をri(1≦i≦
n)とした場合(この場合、対策後の不良率はri+1
して表される)、 ri+α≦ri+1 であれば対策の効果はなかったものと判定され、 [max{r1…ri}−min{r1…ri}]×β ≧ ri+1 であれば対策の効果が顕著であったものと判定される。
なお、α、βは、不良現象別に予め設定されている数値
である。α、βの値の具体例を図12に示す。また、対
策内容が、不良率管理データ記憶手段209の他の行の
対策内容格納領域507のいずれにも登録されていない
場合は、新規対策であると判定される。新規対策と対策
効果なし、および対策効果顕著、のいずれかの判定が重
なった場合は、新規対策であると判定される。
【0074】ステップ101において、対策に効果のな
かった不良率管理データが抽出されると、対策分析手段
202は、そのレコードの行のフラグ格納領域501に
「3」を格納する。ステップ102において、対策に顕
著な効果のあった不良率管理データが抽出されると、対
策分析手段202は、そのレコードの行のフラグ格納領
域501に「4」を格納する。また、ステップ103に
おいて、新規な対策の行われた不良率管理データが抽出
されると、対策分析手段202は、そのレコードの行の
フラグ格納領域501に「5」を格納する。最後に、対
策分析手段202は、ステップ101〜103のいずれ
でも抽出されなかった不良率管理データであって、フラ
グ格納領域501に未分析であることを示す「1」が保
持されているすべての行のフラグ格納領域501に、分
析済みを示す「2」を格納する。
【0075】以上のステップ100におけるステップ1
01〜103により、不良率管理データが抽出されなけ
れば、対策分析手段202は処理を終了して対策状況表
示手段203に制御を渡し(ステップ104)、いずれ
かの不良率管理データが抽出されれば、該不良率管理デ
ータについて、不良発生傾向を定義する(ステップ10
5)。不良発生傾向は、あらかじめ定められた傾向チェ
ック項目に対する偏向率によって定義される。傾向チェ
ック項目の具体例を、図13に示す。
【0076】ステップ105において、対策分析手段2
02は、不良発生テーブル212に新たなレコードを格
納する領域を確保した上で、一意になるような傾向デー
タ番号を発番して、新たに確保された行の傾向データ番
号格納領域610と、処理対象の不良率管理データの傾
向データ番号格納領域509とに格納する。さらに、対
策分析手段202は、各傾向チェック項目ごとに、ステ
ップ708において検出された、処理対象の不良率管理
データの期間内に発生した不良の不良実績レコード(こ
の総数をxとする)のうち、不良現象格納領域907に
保持された情報が、該傾向チェック項目に対してあらか
じめ定められた不良現象に該当するもの(この総数をy
とする)を検出し、y÷x×100を求めて、偏向率と
し、新たに確保された行の当該傾向チェック項目を表す
傾向コードの偏向率格納領域600に格納する。
【0077】つぎに、対策分析手段202は、編集結果
を入出力装置3004のディスプレイに表示するための
画面表示データを、不良率管理データ記憶手段209、
基板製造実績記憶手段207、不良実績記憶手段20
6、検査ポイント情報記憶手段208、対策実績記憶手
段213、および不良発生傾向テーブル記憶手段212
を参照して作成し、画面表示用データ記憶手段210に
格納して、処理を終了する(ステップ106)。
【0078】(3)対策状況表示手段203 入力装置3004を介して、対策内容および不良傾向の
表示の指示が入力されると、対策状況表示手段203が
起動される。対策状況表示手段203は、この表示指示
を受けて、対策内容/不良傾向表示手段204に、対策
内容および不良傾向を表示させる。
【0079】(4)対策内容/不良傾向表示手段204 対策内容/不良傾向表示手段204は、画面表示用デー
タ記憶手段210に保持されている情報をもとにして、
画像を入出力装置3004のディスプレイに表示する。
【0080】ここで表示される画像の例を、図14に示
す。この画面は、不良種類1401、ライン(工程)系
列1402、組図#1403、不良部品の実装工程14
04、対策内容の表1409、同時対策内容非表示指示
領域1408、および終了指示領域1412を備える。
本実施例では、表示内容の指示等の入力は、入出力装置
3004のキーボードのキーの押下、または、入出力装
置3004のマウスのクリックによる表示画面上の領域
の指定により行われる。
【0081】なお、対策内容は、効果なし、効果顕著、
新規対策のいずれであるかに応じて3種類の表になって
おり、入出力装置3004を介して受け付けられた選択
に応じて、選択された表1409が表示される。なお、
図14では、例として、新規対策が選択された場合の表
1409が図示されている。
【0082】入出力装置3004を介して、表1409
のいずれかの項目1405の指定を受け付けると、対策
内容/不良傾向表示手段204は、指定された項目の対
策内容に関する、対策実施前後の不良率の推移を表すグ
ラフ1406と、傾向コード別の偏向率を示すグラフ1
407とを、図14に示すように、ウインド(既に表示
されている画像の上に重ねて表示される矩形領域)14
10として表示する。なお、グラフ1406を表示する
際に、対策内容/不良傾向表示手段204は、入出力装
置3004を介して、いずれの不良率管理期間に関する
不良率の推移を表示するかを受け付け、指定された不良
率管理期間の不良率の推移を、グラフ1406として表
示し、不良率管理データ記憶手段209の、指定された
不良率管理期間の不良率管理データを保持する行の、フ
ラグ格納領域501に、結果表示済を示す「6」を格納
する。
【0083】また、入出力装置3004を介して、同時
対策内容表示指示領域1408が指示されると、対策内
容/不良傾向表示手段204は、対策時刻の入力を受け
付け、受け付けた時刻に行われた対策(対策実績記憶手
段213に保持されている、該時刻を対策実施日時(領
域1102に保持されている)とする対策実績レコード
に含まれる対策内容(領域1103に保持されてい
る))を、ウインドとして表示する。
【0084】また、入出力装置3004を介して、終了
指示領域1412が指示されると、対策内容/不良傾向
表示手段204は、処理を終了する。
【0085】(実施例2)他の実施例として、不良解析
の方法を解析知識としてチェック項目データベース(D
B)に蓄積し、チェック項目を用いて不良解析を行い、
解析の結果からその不良発生原因と対策方法を立案し利
用者に提示する、解析処理方式を付加した製造不良解析
装置および方法がある。本実施例の不良解析システム
は、解析知識を蓄積し、この解析知識を用いて不良発生
原因を推定、評価して、対策の候補を提示することがで
きる。なお、本実施例の不良解析システムのハードウエ
ア構成は、実施例1のシステムと同様である。
【0086】本実施例の不良解析システムは、チェック
項目データベースに保持されている解析項目について、
不良率の変動に伴って分析の必要な対策方法を抽出し、
その対策方法を指示したチェック項目の更新支援を行
う。
【0087】本実施例の不良解析システム1600は、
図31に示すように、解析知識更新支援手段1602
と、チェック項目データベース211と、解析処理手段
215とを備え、さらに、解析処理手段215の参照す
る情報を保持するための、基準データ記憶手段216
と、良品製造条件データベース217と、対策内容記憶
手段218とを備える。
【0088】チェック項目データベース211は、解析
知識を蓄積するためのデータベースである。チェック項
目データベース211と、基準データ記憶手段216
と、良品製造条件データベース217と、対策内容記憶
手段218とは、主記憶装置3007に確保された記憶
領域である。
【0089】解析処理手段214は、チェック項目デー
タベース211に蓄積された解析知識をもとに、発生し
た不良に対する対策の候補を提示する手段である。解析
知識更新支援手段1602は、発生した不良と、実施さ
れた対策と、対策の結果との情報をもとに、解析知識を
生成、蓄積する手段である。解析処理手段214および
解析知識更新支援手段1602は、主記憶装置3007
にあらかじめ保持されたインストラクションを、CPU
3006が実行することにより実現される。
【0090】解析知識更新支援手段1602は、実施例
1のシステムと同様に、不良率管理手段201、対策分
析手段202、対策状況表示手段203、不良実績記憶
手段206、基板製造実績記憶手段207、検査ポイン
ト情報記憶手段208、不良率管理データ記憶手段20
9、画面表示用データ記憶手段210、不良発生傾向テ
ーブル記憶手段212、対策実績記憶手段213を備
え、さらに、チェック項目データベース211を備え
る。なお、本実施例の対策状況表示手段203は、対策
内容/不良傾向表示手段204に加えて、さらに解析知
識更新支援手段205を備える。
【0091】本実施例の不良解析システム1600にお
ける情報の流れの概略を、図16に示す。本実施例で
は、プリント板実装ライン1601において検出された
不良実績を分析することにより、解析知識更新支援手段
1602が解析知識をチェック項目データベース211
に蓄積する。チェック項目データベース211に蓄積さ
れた解析知識を用いて不良現象を解析することにより、
解析処理手段215は、該不良現象に対する対策の候補
を提示し、対策の内容を表示する。
【0092】A.記憶手段 ここでは、実施例1に追加された記憶手段についてのみ
説明する。他の記憶手段は、実施例1のものと同様であ
る。
【0093】(1)基準データ記憶手段216 基準データ記憶手段216は、本実施例の不良解析シス
テムの解析対象であるプリント板実装ラインの各工程ご
とに、あらかじめ定められた作業基準の情報をあらかじ
め保持する記憶領域である。
【0094】(2)良品製造条件データベース217 良品製造条件データベース217は、組図番号の良品を
製造した際の製造条件を示す製造条件レコードを保持す
る。図36に示すように、良品製造条件データベース2
17は、組図番号の格納領域361と、製造条件種別の
格納領域362と、過去にその製品の良品を製造した製
造条件の範囲(不良率が許容基準以下である製造条件が
最も広範囲にわたり連続する範囲)である良品製造条件
の格納領域363とを備え、図36では、1行が1製造
条件レコードを表現している。
【0095】(3)対策内容記憶手段218 対策内容記憶手段218は、不良発生原因候補ごとに、
その不良の発生に対する対策の内容に関する情報を保持
する記憶領域である。
【0096】(4)チェック項目データベース211 解析知識は、チェック項目データベース211に蓄積さ
れる。チェック項目データベース211は、解析対象の
各検査工程における、あらかじめ定められたチェック項
目ごとに、その項目についての不良発生に対する対策に
関する解析知識を表現したレコードであるチェック項目
レコードを保持するためのデータベースである。チェッ
ク項目データベース211のデータ構造を、図15に模
式的に示す。図15では、チェック項目データベース2
11は複数の行を備える表の形で表現されており、各行
が、それぞれ一つのチェック項目レコードを表してい
る。
【0097】本実施例では、チェック項目は、不良種類
別、実装ライン別、不良発生部品の実装工程別に設定さ
れる。これは不良の種類が異なれば発生原因が異なり、
また実装ラインおよび不良発生部品の実装工程が異なれ
ば、発生原因となった装置等が異なるためである。ここ
で、チェック項目は、チェックすべき項目と、該チェッ
ク結果に関連する不良発生原因の候補と、それらの間の
相関性の強さを表す相関値とからなるチェック項目レコ
ードにより定義される。
【0098】そこで、チェック項目データベース211
は、チェック項目と不良発生原因との関係を表すチェッ
ク項目レコードごとに、該チェック項目のチェック項目
レコードを格納するための領域、すなわち、チェックす
べき項目を格納するためのチェック項目格納領域151
と、不良発生工程および原因を格納するための原因格納
領域152と、不良発生原因(工程)別の相関値を格納
するための相関値格納領域153を備える。原因格納領
域152は、原因となった不良発生工程と、該工程にお
ける不良発生原因事象とからなる不良発生原因情報を複
数保持することができる。なお、図15では、不良発生
工程は工程番号によって示され、不良発生原因事象は、
該事象の生じた不良発生工程を示す番号の直後に記載さ
れたかっこ内に示されている。
【0099】また、相関値格納領域153は、不良検出
工程ごとに、相関値を保持する。本実施例では、外観検
査工程(実装工程4)と目視検査工程(実装工程9)と
において検出された不良についての解析を行う。そこ
で、相関値格納領域153は、外観検査工程の相関値の
格納領域1531と、目視工程用の相関値の格納領域1
532とを備える。図15に図示した例では、第5番目
のチェック項目レコードが、不良発生原因を2種類有し
ており、5行目の相関値記憶領域1531,1352
は、それぞれ原因ごと検査工程ごとに2種類の相関値を
備える。なお、本実施例では、相関値の初期値は、チェ
ック項目、不良発生原因、および不良検出工程に応じ
て、あらかじめ定められている。
【0100】また、本実施例では、一つのチェック項目
レコードに、複数のチェックすべき項目を登録する。そ
こで、チェック項目格納領域151は、複数設けられて
おり、図15では、例としてn個(nは任意の正整数)
のチェック項目格納領域151(1511〜151n)
が備えられている場合を図示している。
【0101】チェック項目格納領域151に格納される
「チェックすべき項目」とは、工程での製造条件に関す
る情報、あるいは、発生した不良に関する情報(不良発
生位置等の傾向)である。チェックすべき項目が、工程
での製造条件に関する情報であれば、チェック項目格納
領域151には、工程番号と、どの製造条件を対象とす
るかを示す管理項目番号とが格納される。また、チェッ
クすべき項目が発生した不良に関する情報であれば、不
良発生の傾向を示す傾向コード番号が格納される。傾向
コード番号は、図13に示すように、あらかじめ定義さ
れている不良発生傾向に付された識別符号であり、正の
値と負の値とがある。傾向コードの絶対値が同じで、符
号が逆であることは、同一の事象における傾向が逆であ
ることを示す。例えば、図15に示した第4番目のチェ
ック項目レコードの第1のチェック項目格納領域151
1に保持された傾向コード「3」は、不良発生部品が同
一部品に集中する傾向を示し、第5番目のチェック項目
レコードの第1のチェック項目格納領域1511に保持
された傾向コード「−3」は、その逆で、不良発生部品
が同一部品に集中しない傾向を示す。
【0102】B.解析処理手段215 つぎに、解析処理手段215の処理の流れを、図17を
用いて説明する。なお、図17において点線の矢印は、
ファイルからのデータの読み込みを意味する。システム
1600が起動され(ステップ1701)、解析処理を
実行することの選択が入力されると(ステップ170
2)、解析処理手段215が起動され、図17に示した
ステップ1711〜1717が実行される。
【0103】解析処理手段215は、まず、入出力装置
3004を介して、解析対象の組図番号、不良部品、不
良種類の指定を受け付け(ステップ1711)、指定さ
れた組図番号、不良部品、不良種類、および不良検出工
程を基に、該当するすべてのチェック項目レコードを、
チェック項目データベース211から読み込む(ステッ
プ1712)。組図番号、不良部品、不良種類、および
不良検出工程と、チェック項目レコードとの対応関係
は、あらかじめ定められている。
【0104】読み込まれたチェック項目レコードには、
複数のチェック項目が登録されている。そこで、これら
のチェック項目のそれぞれについて、解析処理手段21
5は、チェック項目ごとにあらかじめ定められたチェッ
クを行ない、そのチェック結果を用いて、不良発生原因
候補に優先順位を付与する(ステップ1713)。
【0105】すなわち、まず、解析処理手段215は、
得点を記憶するための一時的記憶領域である得点テーブ
ルの領域を、主記憶装置3007に確保する。得点テー
ブル340は、図34に示すように、不良発生原因候補
ごとに、該原因候補を示す情報を格納するための原因候
補格納領域341と、該原因候補の確からしさを示す指
標である得点を格納するための得点格納領域342とを
備えるテーブルである。なお、得点格納領域342に
は、初期値として「0」が格納される。
【0106】一時的領域を確保すると、解析処理手段2
15は、ステップ1712において読み込まれたすべて
のチェック項目レコードの原因格納領域152に保持さ
れた不良発生原因候補を、得点テーブル340の原因候
補格納領域341に格納する。なお、一つの原因が複数
のチェック項目レコードに登録されている場合あって
も、該原因の登録される得点テーブル340の原因候補
格納領域341は一箇所であり、得点テーブル340に
ひとつの原因が重複して登録されることはない。また、
図15に図示した5番目のチェック項目レコードのよう
に、原因格納領域152に複数の原因が登録されている
場合、個々の原因がそれぞれ異なる原因候補格納領域3
41に格納される。
【0107】このようにして得点テーブル340を作成
すると、解析処理手段215は、ステップ1712にお
いて読み込まれたすべてのチェック項目レコードに基づ
いて、原因候補の得点を算出する。
【0108】すなわち、例えば、ステップ1712にお
いて読み込まれたチェック項目レコードのチェック項目
格納領域151に「工程での製造条件」が保持されてい
た場合、解析処理手段215は、不良が発生した基板を
製造していたときの製造条件が、製造実績データ記憶手
段207から読み込み、あらかじめ定められた作業基準
(基準データ記憶手段216に保持されている)に適合
しているかどうか検査する。さらに、解析処理手段21
5は、不良発生時の製造条件が、過去に同じ基板の良品
を製造したときの条件(良品製造条件データベース21
7に保持されている)と同じかどうか検査する。また、
解析処理手段215は、製造条件が不良の発生直前で変
更されていないかどうか検査する。
【0109】ここで、製造条件が作業基準に適合してい
なかったこと、製造条件が良品製造条件とは異なってい
たこと、または、製造条件が変更されていたことを検出
すると、解析処理手段215は、該チェック項目に対応
付けられた原因候補の得点を、相関値の分だけ増加させ
る。
【0110】すなわち、まず、解析処理手段215は、
該チェック項目をチェック項目格納領域151に保持す
るチェック項目レコードの行の原因格納領域152に保
持された原因すべてと、ステップ1711において入力
された工程に対応する相関値(相関値格納領域(153
1または1532)に保持されている)を検出する。つ
ぎに、検出されたすべての原因のそれぞれについて、解
析処理手段215は、その原因を原因候補格納領域34
1に保持する得点テーブル340の行を検出し、その行
の得点格納領域154に保持されている値に、上記検出
された相関値のうち、処理対象の原因候補に対応するも
のを加算して、もとの原因候補格納領域341に格納す
る。
【0111】また、読み込まれたチェック項目レコード
のチェック項目格納領域151に傾向コードが保持され
ていた場合、解析処理手段215は、その傾向コードに
対応する傾向チェック項目(具体例を図13に図示)に
ついて、その傾向チェック項目に応じてあらかじめ定め
られた基準に、不良現象(領域907に保持されてい
る)があてはまる、解析対象の不良実績レコード(不良
実績記憶手段206に保持されている不良実績レコード
のうち、解析対象としてステップ1711において指定
された組図番号、不良部品、不良種類のもの)の数を検
出し、この数と解析対象の不良実績レコードの総数とか
ら偏向率を求め、その偏向率が、あらかじめ定められた
範囲内にあるか否かにより、該傾向の有無を判定する。
なお、偏向率の算出方法は、前述のステップ105の場
合と同様である。
【0112】ここで、傾向があると判断すると、解析処
理手段215は、上述のチェック項目が製造条件であっ
た場合と同様にして、解析処理手段215は、該チェッ
ク項目に対応付けられた原因候補の得点を、相関値の分
だけ増加させる。
【0113】すべてのチェックが終了すると、解析処理
手段215は、各原因候補の得点を比較し、得点の他界
順に列挙したすべての原因候補(あらかじめ定められた
得点以上の原因候補ににしてもよい)と、その得点と
を、入出力装置3004のディスプレイに表示し(ステ
ップ1714)、不良発生原因の選択の入力を受け付け
る(ステップ1715)。
【0114】入出力装置3004を介して、不良発生原
因の選択を受け付けると、解析処理手段215は、チェ
ック項目データベース211の各行のうち、選択された
不良発生原因を原因格納領域152に保持するすべての
行の、ステップ1711において入力された不良発見工
程に対応する相関値格納領域(1531または153
2)に保持された、当該原因に対応する相関値を1増加
させる(ステップ1716)。なお、ここで、ステップ
1715を行わず、ステップ1716以降において、最
も優先順位の高い原因候補を、選択されたものとして扱
うようにしてもよい。このようにする場合、ステップ1
714の実行も省略してもよい。
【0115】さらに、解析処理手段215は、選択され
た不良発生原因に対応する対策内容を、対策内容記憶手
段218から読み出し、入出力装置3004のディスプ
レイに、選択された不良発生原因と、読み出した対策内
容とを表示する(ステップ1717)。なお、ステップ
1717の処理をステップ1714の処理で行い、原因
候補と対策内容とその得点とを、ディスプレイに表示し
てもよい。
【0116】なお、本実施例では、対策内容はディスプ
レイに表示されるのみであるが、不良解析システム16
00に、プリント板実装ラインの製造条件を変更する手
段を設け、ステップ1717において表示された対策
を、この製造条件変更手段により実行するようにしても
よい。この場合、ステップ1717において表示された
対策内容のうち、実際に実行する対策の選択を、入出力
装置3004を介して受け付けるようにしてもよい。
【0117】C.解析知識更新支援手段1602 上述したように、解析知識更新支援手段1602は、対
策状況表示手段203が、チェック項目更新手段205
を備える点で、実施例1の解析システムとは異なってい
る。他の点は、実施例1において説明したものと同様で
あるので、ここでは、実施例1との相違点であるチェッ
ク項目更新手段205について説明する。
【0118】本実施例において、対策内容/不良傾向表
示手段204の表示する画像の例を図32に示す。実施
例1において表示される画像(図14に図示)との相違
点は、更新指示領域1411を備える点である。
【0119】入出力装置3004を介して、更新指示領
域1411が指示されると、対策内容/不良傾向表示手
段204は、チェック項目更新手段205を起動する。
起動されたチェック項目更新手段205は、入出力装置
3004を介して、チェック項目レコードの更新(レコ
ードの追加、削除または変更)の指示を受け付け、指示
に従って、チェック項目データベース211の各格納領
域151〜153の更新を行う。なお、チェック項目レ
コードの変更には、チェック項目の変更、削除、および
追加や、不良発生原因の変更、削除、および追加などが
含まれる。なお、不良発生原因の削除または追加に際し
ては、相関値の削除または追加も要求される。また、チ
ェック項目レコードの変更として、相関値を変更するこ
ともできる。
【0120】(実施例3)本実施例の不良解析システム
1800は、図35に示すように、実施例2と同様の構
成に加えて、さらに、良品完成実績編集手段219と、
判断来歴データベース220と、画面別参照内容データ
ベース221と、良品/不良品一覧データ記憶手段22
3とを備える。また、本実施例の解析処理手段222
は、実施例2の解析処理手段215の有する機能に加
え、さらに統計表示機能をも備えている。他の構成は、
実施例2のものと同様であるので、ここではおもに、実
施例2との相違点について説明する。
【0121】まず、図18に示した、本実施例の本実施
例の不良解析システム1800における情報の流れの概
略について説明する。本実施例では、プリント板実装ラ
イン1601における実績データを分析することによ
り、解析知識更新支援手段1602が、解析知識をチェ
ック項目データベース211に蓄積する。また、良品製
造条件編集手段219は、実績データをもとに、良品製
造条件データベース217に良品製造条件の知識を蓄積
する。これらのチェック項目データベース211および
良品製造条件データベース217に蓄積された知識を用
いて不良現象を解析することにより、解析処理手段22
2は、該不良現象に対する対策の候補を提示し、対策の
内容を表示する。
【0122】A.記憶手段 実施例2のシステムに追加された記憶手段は、判断来歴
データベース220と、画面別参照内容データベース2
21と、良品/不良品数一覧データ記憶手段223とで
ある。これらの記憶手段もまた、主記憶装置3007に
確保された記憶領域である。
【0123】(1)判断来歴データベース220 判断来歴データベース220は、表示画面および表示内
容等の選択の履歴を示す判断来歴レコードを格納するた
めのデータベースである。判断来歴データベース220
は、図24に示すように、判断来歴レコードの格納順を
示すシーケンス番号の格納領域240と、表示画面を示
す符号を格納するための表示画面情報格納領域241
と、表示内容の格納領域242と、表示条件の格納領域
243とを備える。なお、図24では、1レコードが一
行に格納されるように図示されている。
【0124】表示条件格納領域243は、表示対象に関
する各種の情報を保持するために、組図番号の格納領域
2431と、表示対象のシリアル番号格納領域2432
と、工程/製造期間の格納領域2433と、検査工程/
不良検出期間の格納領域2434とを備える。
【0125】(2)画面別参照内容データベース221 画面別参照内容データベース221は、表示画面ごと
に、該画面に表示される(すなわち、該画面から判断で
きる)チェック項目があらかじめ登録されているデータ
ベースである。図25に画面別参照内容データベース2
21の一例を模式的に示す。画面別参照内容データベー
ス221は、表示画面を示す符号を保持するための表示
画面情報格納領域251と、該領域に保持された情報の
示す表示画面に対応してあらかじめ定められたチェック
項目を保持するためのチェック項目格納領域252とを
備える。
【0126】(3)良品/不良品数一覧データ記憶手段
223 良品/不良品数一覧データ記憶手段223は、製造条件
別に、良品/不良品数一覧データを保持する記憶領域で
ある。製造条件別良品/不良品数一覧データ280は、
図28に示すように、いずれの組図番号の製品の製造条
件であるかを示す情報286と、いずれの製造条件種別
に関するデータであるかを示す情報287とが付されて
おり、該製造条件種別の代表条件値(領域281にあら
かじめ保持されている)ごとに、全製造件数格納領域2
82と、良品製造件数格納領域283と、不良品製造件
数格納領域284と、不良率格納領域285とを備える
表である。
【0127】B.良品製造条件編集手段219 良品製造条件編集手段219は、不良を発生させずに製
造していた時期の製造条件を、製品の種類別に編集し
て、良品製造条件として良品製造条件データベース21
7に蓄積する手段である。良品製造条件編集手段219
は、製造条件別良品/不良品数一覧データをもとに、良
品製造条件レコードを作成し、良品製造条件データベー
スに蓄積する。この良品製造条件編集手段219の良品
製造条件蓄積処理の流れを図27を用いて説明する。
【0128】まず、良品製造条件編集手段219は、良
品製造条件DBの最終更新日を検索(ステップ270
1)し、製造実績記憶手段207から、最終更新日以降
の製造実績レコードを検出して、それらのレコードをも
とに、各製造条件において製造された良品数、および不
良品数をカウントし、製造条件別良品/不良品数一覧デ
ータの、領域282〜284の内容を更新する(ステッ
プ2702)。この時、不良の発生した製品のうち、不
良の発生原因が明らかに現在対象の製造条件とは異なる
ことが判明している場合、該製品は、良品としてカウン
トするようにしてもよい。
【0129】つぎに、良品製造条件編集手段219は、
全製造件数格納領域282に保持された値と、不良率製
造件数格納領域284に保持された値とから、各製造条
件における不良率を算出し、不良率格納領域285に格
納する(ステップ2703)。
【0130】このようにして、製造条件別良品/不良品
数一覧データに最新の実績を反映させると、良品製造条
件編集手段219は、この製造条件別良品/不良品数一
覧データから、不良率が許容範囲以下である製造条件を
検索し(ステップ2704)、不良率が許容範囲以下で
ある製造条件が最も広範囲にわたり連続する範囲を、そ
の製造条件別良品/不良品数一覧データに付された組図
番号の製品の良品製造条件として、良品製造条件データ
ベース217の組図番号および製造条件種別が一致する
行の良品製造条件格納領域363に格納して、処理を終
了する(ステップ2705)。
【0131】C.解析処理手段222 本実施例の解析処理手段222の処理の流れを図33に
示す。ステップ1701,1702,1711〜171
7の処理は、実施例2で説明したものと同様である。た
だし、本実施例では、ステップ1702において入力さ
れた選択が、統計表示の指示であれば、解析処理手段2
22は、判断来歴データベース220を初期化したの
ち、つぎのステップ1703〜1710を実行した上
で、ステップ1717を実行する。
【0132】ステップ1703〜1710は、統計表示
機能を実現するための処理である。この統計表示機能
は、不良実績、製造実績、作業基準データ、設計基準デ
ータ、良品製造条件データの統計処理、および表示を行
ない、表示した内容を判断来歴データベース220に格
納し、判断来歴データベース221および、画面別参照
内容データベース221を参照して、解析方法の登録に
際して表示された画面と、その画面から判断できる傾向
とを提示し、チェック項目データベース221を更新す
るものである。
【0133】統計表示の指示が選択されると、解析処理
手段222は、統計表示画面の選択を受け付ける(ステ
ップ1703)。なお、解析処理手段222により表示
される統計表示画面は、例えば、不良位置表示画面、不
良発生件数の基板別パレート図表示画面、不良発生件数
の推移図表示画面、各基板がいつ、どの工程を通ったの
かを示す基板来歴表示画面、各装置の製造条件の変更履
歴を示す作業実績表示画面である。
【0134】不良位置表示画面190は、図19にその
例を示すように、基板191と、その基板上に搭載され
た部品192と、不良発生を示す円193を備える。不
良発生を示す円193は、その位置により不良発生位置
を表し、その大きさにより不良発生件数を表している。
なお、色により不良発生件数を表すようにしてもよい。
【0135】不良発生件数の基板別パレート図の表示画
面2000の例を図20に示す。図20に示した画面例
では、基板別不良発生件数のグラフ2001と、表20
02とが表示されている。
【0136】不良発生件数の推移図の表示画面2100
の例を図21に示す。図21に示した画面例では、いず
れの項目についてのグラフを表示するかの選択を受け付
けるためのメニュー2102と、選択された項目(図2
1に示した例では、「B面ブリッジ」が選択されてい
る)についての不良発生件数の推移を示すグラフ210
1とが表示されている。
【0137】基板来歴表示画面2200の例を図22に
示す。図22に示した画面例では、指定された基板の来
歴を示す表2201が表示されている。来歴表2201
は、表示対象の基板を処理した各工程の名称と、該工程
へのその基板の投入時刻とが含まれている。
【0138】作業実績表示画面230の例を図23に示
す。図23に示した画面例では、指定された工程におけ
る、指定された製造条件種別の製造条件の推移を示す表
231が表示されている。この製造条件の推移を示す表
231は、該製造条件の具体的データと、その条件に変
更された時刻とが含まれている。
【0139】表示する画面の選択が入力されると、解析
処理手段222は、ステップ1703で選択された画面
の表示内容、表示範囲の指定を受け付ける(ステップ1
704)。
【0140】ステップ1704において受け付けられる
指定は、例えば、図19に示した不良位置表示画面19
0が選択されている場合は、基板の種類である組図番
号、不良の発生期間、不良の種類の指定である。また、
図20に示した基板別パレート図表示画面2000が選
択されている場合は、不良の発生期間、不良の種類の指
定が受け付けられる。図21に示した不良発生件数推移
図表示画面2100が選択されている場合は、基板の種
類である組図番号、不良の発生期間、不良の種類の指定
が受け付けられる。図22に示した基板来歴表示画面2
200が選択されている場合は、基板1枚1枚を識別す
るためのシリアル番号の指定が受け付けられる。図23
に示した作業実績表示画面230が選択されている場合
は、表示対象の工程(装置)と、各工程(装置)の管理
項目との指定が受け付けられる。
【0141】このようにして、表示する画面と、表示内
容等の指定を受け付けると、解析処理手段222は、ス
テップ1703で選択された画面を示す符号と、ステッ
プ1704で指定された表示内容および表示範囲とをも
とに判断来歴レコードを作成し、判断来歴データベース
220に格納する(ステップ1705)。
【0142】つぎに、解析処理手段222は、製造実績
データ記憶手段207および不良実績記憶手段206に
保持された情報をもとに、ステップ1703および17
04で受け付けた指定内容の表示のための画像データを
作成し、入出力装置3004のディスプレイに、指定さ
れた内容の画像を表示し、指示を受け付ける(ステップ
1706)。
【0143】ステップ1706において終了以外の指示
が入力されれば(ステップ1707)、解析処理手段2
22は、ステップ1703に処理を戻し、ステップ17
03からステップ1706の処理を繰り返す。統計表示
機能終了が指示されると(ステップ1707)、解析処
理手段222は、ユーザノウハウ登録機能を実現するた
めに、つぎのステップ1708〜1710の処理を実行
する。
【0144】まず、解析処理手段22は、判断来歴デー
タベース220から、表示された画面をすべて検出し、
画面別参照内容データベース211から、該画面を示す
符号を表示画面情報格納領域251に保持する行のチェ
ック項目格納領域252から、該画面に表示される情報
により判断できるチェック項目(または不良発生傾向)
を検出して、検出されたチェック項目(または不良発生
傾向)を、入出力装置3004のディスプレイに一覧表
示する(ステップ1708)。ここで表示されるチェッ
ク項目(または不良発生傾向)は、利用者が画面を参照
しながら不良原因探索の判断に実際に用いたと推定され
る。従って、これらは、不良原因判定のために直接利用
されるチェック項目の候補である。
【0145】つぎに、解析処理手段222は、表示した
候補のうちから、不良原因の推定に利用した項目の選択
の入力と、推定された不良原因の入力とを受け付け、さ
らに、ステップ1706において表示したすべての画面
(データ)を表示し、各画面において、不良原因を推定
した不良に関する情報の入力を受け付ける(ステップ1
709)。ここで受け付けられる、不良原因を推定した
不良に関する情報には、不良種類、組図番号、不良関連
部品、不良発見工程などの情報が含まれる。
【0146】最後に、解析処理手段222は、ステップ
1709で受け付けた項目をもとに、チェック項目デー
タベース211を更新して(ステップ1710)、上述
のステップ1717を実行して、処理を終了する。
【0147】つぎに、ステップ1710におけるチェッ
ク項目データベース211の更新手順を、図26を用い
て説明する。
【0148】すなわち、まず、解析処理手段222は、
ステップ1709で入力された組図番号(基板の種類を
示す)から、該組図番号に応じてあらかじめ定められて
いる該組図番号の基板の組立情報をもとに、基板ごとに
あらかじめ定められている該基板の実装ラインを検出す
る(ステップ2601)。また、解析手段222は、該
組図番号に対応する組立情報から、ステップ1709に
おいて入力された不良関連部品の実装工程を検出する
(ステップ2602)。
【0149】このようにして、ステップ1709で指定
された不良の発生した実装ラインおよび実装工程を検出
すると、解析処理手段222は、該実行工程で不良が発
生した場合のチェック項目を、チェック項目データベー
ス211から読み込む(ステップ2603)。すなわ
ち、解析処理手段222は、ステップ2601で検出さ
れた実装ラインに対応するチェック項目データベース2
11の各行のうち、ステップ2602で検出された工程
を示す情報を、原因格納領域152に保持する行をすべ
て検出する。
【0150】つぎに、解析処理手段222は、ステップ
2603において検出した行のうち、チェック項目格納
領域151にステップ1709で入力されたチェック項
目(不良原因推定に利用できた項目)を保持し、原因格
納領域152に、ステップ1709で入力された推定原
因を保持する行があるか否か判定する(ステップ260
4)。
【0151】ここで、そのような行があった場合、解析
処理手段222は、該行の相関値格納領域153のう
ち、ステップ1709で受け付けた不良発見工程を示す
情報を保持する不良発見工程別相関値格納領域(153
1または1532)の保持する値を、1増加させて処理
をステップ2610に進める(ステップ2605)。
【0152】ステップ2604において行が検出されな
かった場合、解析処理手段222は、ステップ1709
で指定されたチェック項目および推定原因の組合せが、
チェック項目データベース211にすでに登録されてい
るチェック項目レコードのチェック項目および推定原因
の組み合わせと矛盾するか否か判定する(ステップ26
06)。
【0153】矛盾を検出すると、解析処理手段222
は、この矛盾するチェック項目および推定原因を、あら
たにチェック項目レコードとしてチェック項目データベ
ース211に登録するかどうかの入力を受け付け(ステ
ップ2607)、登録が要求されれば(ステップ260
8)、ステップ2601で検出した実装ラインと、ステ
ップ1709で指定されたチェック項目および推定原因
と、ステップ2602で検出した実装工程とから、チェ
ック項目レコードを作成して、チェック項目データベー
ス211に格納して(ステップ2609)、処理をステ
ップ2610に進める。なお、ここで、ステップ170
9において指定された不良発見工程の相関値の初期値は
「1」とし、指定されていない工程の相関値の初期値は
「0」とする。また、登録を要求されなければ(ステッ
プ2608)、解析処理手段222は、直接処理をステ
ップ2610に進める。
【0154】入力されたチェック項目および推定原因
が、既登録のチェック項目レコードと矛盾しない場合
(ステップ2606)、解析処理手段222は直接処理
をステップ2609に進め、入力された情報をチェック
項目データベース211に登録して、処理をステップ2
610に進める。
【0155】ステップ2610において、解析処理手段
222は、ステップ1709において入力されたすべて
のチェック項目について処理を行ったかどうか判断し、
未処理のチェック項目が残っていれば、処理をステップ
2604に戻し、すべてのチェック項目について処理済
であれば、処理を終了する。
【0156】なお、ステップ2606における矛盾の判
定は次のようにして行われる。すなわち、解析処理手段
222は、ステップ1709に入力されたチェック項目
が傾向コードでなければ、矛盾はないと判断する。入力
されたチェック項目が傾向コードであれば、解析処理手
段222は、ステップ2603において検出した行のう
ち、原因格納領域152に、ステップ1709で入力さ
れた推定原因を保持し、チェック項目格納領域151の
いずれかに、ステップ1709で入力されたチェック項
目(不良原因推定に利用できた項目)と絶対値が同じで
符号が逆である値を傾向コードとして保持する行がある
か否か判定して、あれば矛盾すると判定し、なければ矛
盾なしと判定する。
【0157】(実施例4)つぎに、実装システムの実施
例として、プリント板実装システムの実施例について説
明する。本実施例のプリント板実装システムを模式的に
図29に示す。
【0158】A.プリント板実装ライン2910 本実施例のプリント板実装ライン2910は、対策作業
の指示の入力を受け付けて、その指示内容に応じて対策
を行う手段を備える。なお、この手段により実行される
対策には、リフロー温度の変更や、メタルマスクの洗
浄、コンベア速度の変更などがある。なお、本実施例の
ように、直接ラインの速度等を信号により変更するので
はなく、プリント板実装ライン2910に表示装置(図
示せず)を備え、指示された対策内容をその表示画面に
表示することで、ライン2910の操作員に示すように
してもよい。
【0159】さらに、本実施例のプリント板実装ライン
2910は、実行された対策内容、製造実績を実装不良
対策/修正指示システム2900に通知する手段を備え
る。具体的には、プリント板実装ライン2910は、入
力装置(図示せず)を備え、作業員による対策内容等の
入力を受け付けて、これを出力する手段を備える。
【0160】また、本実施例のプリント板実装ライン2
910のはんだ修正手段305および修正手段310
は、それぞれ、修正の指示の入力を受け付けて、指示内
容に応じて基板の修正作業を実行する手段を備える。具
体的には、これらの修正手段305,310では手作業
による修正が行われるので、これらの修正手段305,
310は表示装置(図示せず)をそれぞれ備え、入力さ
れた指示内容が、修正位置を示す部品実装画面などの形
で、それらの工程の作業員に対する指示として、該表示
装置に表示される。
【0161】さらに、本実施例のプリント板実装ライン
2910の不良検出手段である、外観検査装置304お
よび目視検査手段309は、不良の発生を検出すると、
その内容を実装不良対策/修正指示システム2900に
通知する手段をそれぞれ有する。具体的には、例えば、
各不良検出手段が表示装置(図示せず)および入力装置
(図示せず)を備え、各不良検出手段304,309
は、その表示画面に部品実装図を表示し不良検出位置な
どの情報の入力を受け付け、入力された情報を実装不良
対策/修正指示システム2900に通知する。入力方法
としては、タッチパネル等の感圧手段や光学的手段、磁
気的手段などを介して入力する方法を用いることができ
る。なお、各不良検出手段が表示装置(図示せず)およ
び入力装置(図示せず)には、他の工程における対策作
業指示入力受け付け用、修正指示入力受け付け用、対策
内容等の入力用などの表示装置および/または入力装置
を共用してもよい。
【0162】B.実装不良対策/修正指示システム29
00 実装不良対策/修正指示システム2900は、各検査手
段304,309の検査結果から、不良実績を収集する
不良実績収集手段2901、該不良実績に基づき不良基
板の修正作業指示を行う修正作業指示手段2902、該
不良実績に基づき不良の発生原因解析をサポートする不
良解析支援手段2903、解析支援機能を用いて発見し
た不良原因に対する対策作業指示を行なう対策作業指示
手段2904と、プリント板実装ライン2910から通
知された実績情報から、製造実績および対策実績を収集
する製造実績収集手段2905と、基板の組立情報を保
持する組立情報データベース(図29には図示せず)と
を備える。
【0163】(1)不良実績収集手段2901 不良実績収集手段2901は、各検査手段304,30
9からの検査結果の情報(不良現象、不良基板の組図番
号およびシーケンス番号、不良箇所、発見日、および発
見時刻)の通知を受け付け、フォーマット変換して不良
実績レコードを作成し、不良実績記憶手段206に格納
するとともに、不良の発生を修正作業指示手段2902
へ通知する。なお、不良実績レコードのデータ構造は、
実施例1で説明したものと同様である。本実施例の不良
実績記憶手段206は、図40に示すように、実施例1
の場合と同様のデータ構造を備え、さらに、各行に修正
実績を保持するための修正実績格納領域909を備えて
いる。
【0164】なお、本実施例の不良実績収集手段290
1は、検査手段ごとに、その通知のフォーマットと、不
良実績レコードへの変換方法とを示す情報を、主記憶装
置3007に記憶しており、通知に用いられるフォーマ
ットおよび符号が異なっていても、正しく不良実績レコ
ードを作成することができる。例えば、本実施例では、
ブリッジという不良現象を、外観検査装置304は
「B」という符号で表し、目視検査手段309は「B
U」という符号で表すが、不良実績収集手段2901
は、いずれも「ブリッジ」を意味する不良実績記憶手段
206用の符号に変換する。
【0165】また、本実施例の不良実績収集手段290
1は、不良箇所については、座標に変換する。この座標
は、不良傾向を算出する際に用いられる組立情報の実装
位置の座標と同一座標軸によるものである。
【0166】不良実績収集手段2901の処理の流れ
を、図37に示す。不良実績収集手段2901は、不良
検出通知があると起動され、該通知を受け付けて(ステ
ップ3701)、通知元の検査手段に応じてあらかじめ
主記憶装置3007に記憶されている通知された情報の
フォーマットおよび変換方法を読み込む(ステップ37
02)。つぎに、不良実績収集手段2901は、読み込
んだ変換方法を用いて、不良実績レコードを作成し(ス
テップ3703)、これを不良実績記憶手段206に格
納する(ステップ3704)。最後に、不良実績収集手
段2901は、不良実績レコードのレコード番号(不良
実績記憶手段206における行番号)を修正作業指示手
段2902に通知する(ステップ3705)。
【0167】(2)製造実績収集手段2905 製造実績収集手段2905は、プリント板実装ライン2
910から通知された実績情報から、製造実績レコード
および対策実績レコードを作成し、製造実績記憶手段2
07および対策実績記憶手段213に格納する。なお、
製造実績レコード、対策実績レコード、製造実績記憶手
段207、および対策実績記憶手段213のデータ構造
は、実施例1で説明したものと同様である。
【0168】製造実績収集手段2905は、プリント板
実装ライン2910から製造実績情報(どの基板が、い
つ、どの工程で処理されたかを示す、基板の組図番号お
よびシリアル番号と、工程の識別符号と、工程投入時刻
および処理終了時刻とからなる進度実績の情報)が通知
されると、この情報をもとに製造実績レコードを作成
し、製造実績記憶手段207に格納する。
【0169】また、製造実績収集手段2905は、プリ
ント板実装ライン2910から対策実績情報(いつ、ど
のような不良に対してどのような対策が実行されたかを
示す、一以上の対策対象の不良を示す情報と、対策実施
日時と、一以上の対策内容を示す情報とからなる対策実
績の情報)が通知されると、この情報をもとに対策実績
レコードを作成し、対策実績記憶手段213に格納す
る。
【0170】ここで、対策対象の不良を示す情報は、基
板の組図番号およびシリアル番号と、不良発見部品名
と、不良現象を示す符号と、不良発見工程を示す符号
と、不良発見日時投入時刻とを含む。そこで、製造実績
収集手段2905は、不良実績記憶手段206から、こ
れらの情報を保持する行(レコード)を検索し、その行
の行番号を、対策実績レコードの不良実績番号とする。
【0171】(3)修正作業指示手段2902 修正作業指示手段2902は、不良実績収集手段290
1より不良実績レコードのレコード番号が通知される
と、該レコードに含まれる組図番号およびシリアル番号
の基板の修正指示として、不良発見工程以降に最初に存
在する修正の手段に、該レコードの内容(組図番号、シ
リアル番号、不良部品名、実装位置、不良発見工程、不
良発見日時、および不良現象)を、プリント板実装ライ
ン2910に通知する。
【0172】なお、通知方法として、表示装置を用いた
場合の処理例を図38に示す。この場合、まず、修正作
業指示手段2902は、修正手段305,310に備え
られている入力装置を介して、修正対象の基板の種類を
示す組図番号と、基板一枚一枚を識別するためのシリア
ル番号の入力を受け付け(ステップ3801)、該組図
番号およびシリアル番号により指定された基板の不良実
績および組立情報を、不良実績記憶手段206および組
立情報データベース380から読み込み、これらの情報
を用いて画面表示用データを編集することにより、修正
作業指示データを作成する(ステップ3802)。な
お、ここで、主記憶装置3007に修正作業指示データ
格納用の記憶領域を確保し、この領域に作成した修正作
業指示データを保持するようにしてもよい。
【0173】また、修正作業指示データ格納用データベ
ースを設け、不良実績収集手段2901が、不良実績の
収集処理においてステップ3802と同様の処理を行っ
て修正作業指示データを作成し、修正作業指示データ格
納用データベースに格納するようにし、修正作業指示手
段2902は、ステップ3802において、修正作業指
示データを作成せず、この修正作業指示データ格納用デ
ータベースから読み込むようにしてもよい。
【0174】ステップ3802において作成される修正
作業指示データの格納領域のデータ構造例を図41に示
す。修正作業指示データ格納領域410は、基板ごと、
修正工程ごとに備えられ、それぞれ、識別用領域420
と、不良情報用領域421と、実装部品情報用領域42
2とを備える。
【0175】識別用領域420は、この領域410に保
持された情報が、どの基板についての情報であるかを示
すための、組図番号とシリアル番号とを保持するため
の、組図番号格納領域411およびシリアル番号格納領
域412と、どの修正工程において修正するかを示す修
正工程情報を保持するための修正工程情報格納領域41
3とからなる。
【0176】不良情報用領域421は、不良部品ごと
に、不良の検出された部品の名称を保持するための不良
部品名格納領域414と、該部品の実装位置を保持する
ための不良部品実装位置格納領域415と、検出された
不良位置を保持するための不良位置格納領域416と、
検出された不良現象を保持するための不良現象格納領域
417とを備える。
【0177】また、実装部品情報用領域422は、組図
番号格納領域411およびシリアル番号格納領域412
に保持された情報により示される基板に、修正工程格納
領域413に保持された情報の示す工程までに実装され
ている部品の名称とその実装位置とを保持するための、
実装部品名格納領域418および実装位置格納領域41
9を、実装部品ごとに備える。
【0178】上述した修正作業指示データ格納領域に保
持される修正作業指示データの作成手順(ステップ38
02)を、図42を用いてさらに詳細に説明する。ステ
ップ3802において、まず、修正作業指示手段290
2は、ステップ3801で受け付けた組図番号、シリア
ル番号をもとに、不良実績記憶手段206を検索し、該
組図番号およびシリアル番号の不良実績を検出して、検
査工程別にまとめる’(ステップ4201)。つぎに、
修正作業指示手段2902は、検出工程ごとに、該検出
工程以降であって最初に行われる修正工程を組立情報デ
ータベース380から検出し、その修正工程を、該不良
の修正工程とし、結果を修正工程ごとにまとめる(ステ
ップ4202)。さらに、修正作業指示手段2902
は、ステップ4202で検出した修正工程ごとに、組図
情報データベース380から、当該修正工程までに、当
該基板に実装されている部品の名称および実装位置を抽
出する(ステップ4203)。最後に、修正作業指示手
段2902は、ステップ4202において検出した修正
工程ごとに、修正作業指示データ格納領域410を主記
憶装置3007に確保し、ステップ3801において入
力を受け付けた組図番号およびシリアル番号を、組図番
号格納領域411およびシリアル番号格納領域412に
格納し、当該修正工程を示す情報を、修正工程格納領域
413に格納し、ステップ4202において修正工程ご
とにまとめられた不良実績情報を、不良情報用領域42
1の各格納領域414〜417に格納し、ステップ42
03において抽出された実装部品の情報を、実装部品情
報用領域422の各格納領域418〜419に格納する
(ステップ4204)。
【0179】このようにして修正作業指示データを作成
すると、つぎに、修正作業指示手段2902は、作成し
た修正作業指示データを、上記修正手段305,310
に通知し、表示装置に出力させる。この際出力される修
正作業指示画面3900は、図39に示すように、基板
3901と、その基板上に搭載された部品3902と、
不良発生位置を示す円3903とを備える。この表示に
より、作業者による修正作業が行われる(ステップ38
04)。なお、修正作業の進行状況に合わせて、修正箇
所単位に修正部品とその不良位置3903の円の表示色
を変え、修正手順等をこの表示色により指示するように
してもよい。
【0180】最後に修正作業指示手段2902は、修正
作業の実績結果の入力を受け付け、該修正作業実績のデ
ータを、不良実績記憶手段206の修正実績格納領域9
09に格納する(ステップ3805)。なお、修正作業
の実績結果には、修正済み、虚報(不良ではないのに不
良と判断した検査ミス)、未修正等がある。そこで、修
正実績格納領域909には、これらを示すデータが保持
されることになる。この修正実績格納領域909に保持
されたデータは、例えば、解析処理手段222により解
析処理において、不良実績のうち、該領域909に虚報
を示すデータが保持された行は、解析対象から除くとい
った処理や、不良位置表示画面190において虚報位置
を表示するといった処理に用いられる。
【0181】(4)不良解析支援手段2903 不良解析支援手段2903は、実施例2の不良解析シス
テム1600と同様の構成を有する。本実施例の不良解
析支援手段2903は、実施例2と同様に、解析知識更
新支援手段1602により、不良実績記憶手段206、
製造実績記憶手段207および対策実績記憶手段213
に蓄積された実績データを解析し、解析知識をチェック
項目データベース211に蓄積する。
【0182】また、実施例2と同様に、不良解析支援手
段2903は、解析処理手段214により、チェック項
目データベース211に蓄積された解析知識をもとに、
発生した不良に対する対策の候補を提示し、その選択を
受け付ける。なお、本実施例の不良解析支援手段290
3は、ステップ1717において、選択された対策内容
を表示するかわりに、対策作業指示手段2904に通知
する。
【0183】(5)対策作業指示手段2904 不良解析支援手段2903から通知を受けた対策内容指
示手段2904は、通知された対策内容を、プリント板
実装ライン2910の対策内容に対応してあらかじめ定
められた工程に通知する。
【0184】C.本実施例の効果 本実施例の実装不良対策/修正指示システム2900に
よれば、不良が発見されると、自動的に不良発生原因が
追求され、対策が施される。すなわち、本実施例の実装
不良対策/修正指示システム2900は、外観検査装置
304および目視検査手段309における検査結果か
ら、不良発生基板、不良発生部品、不良位置、不良内容
等を登録した不良実績レコードを生成し、蓄積する。ま
た、本実施例の実装不良対策/修正指示システム290
0は、生成した不良実績レコードにより不良実績記憶手
段206に登録された不良の発生原因を解析し、原因に
対応する対策を該当する工程に施し、さらに、その後の
不良率の推移を管理、分析することにより、解析/対策
方法の有効性の把握の支援をする。従って、本実施例に
よれば、対策の実施記録を蓄積し、不良の再発防止に役
立てることができる。
【0185】
【発明の効果】本発明は、大量の不良実績データを処理
し、不良率を求め、この不良率の変動と実行された対策
内容とを関連付けて管理し、実行された対策の効果の有
無を判断する。これにより、本発明の使用者は、対策の
有効性を容易に認識することができる。従って、本発明
によれば、採るべき不良対策の選択が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 対策分析手段の処理の概略を示す流れ図であ
る。
【図2】 実施例1の製造不良解析装置の機能構成を示
す説明図である。
【図3】 解析対象であるプリント板実装ラインの概略
を示す説明図である。
【図4】 解析対象であるプリント板実装ラインにおけ
る、不良現象とその原因との例を示す説明図である。
【図5】 不良率管理データ記憶手段のデータ構造例を
示す模式図である。
【図6】 不良発生傾向テーブルのデータ構造例を示す
模式図である。
【図7】 不良率管理データ作成処理の概略を示す流れ
図である。
【図8】 基板製造実績記憶手段のデータ構造例を示す
模式図である。
【図9】 不良実績記憶手段のデータ構造例を示す模式
図である。
【図10】 検査ポイント情報記憶手段のデータ構造例
を示す模式図である。
【図11】 対策実績記憶手段のデータ構造例を示す模
式図である。
【図12】 対策効果の算出用データの具体例を示す説
明図である。
【図13】 傾向チェック項目の具体例を示す説明図で
ある。
【図14】 実施例1における対策内容および不良傾向
の表示画面例を示す説明図である。
【図15】 チェック項目データベースのデータ構造例
を示す模式図である。
【図16】 実施例2の不良解析システムにおける情報
の流れの概略を示す模式図である。
【図17】 実施例2の解析処理手段の処理の流れの概
略を示す流れ図である。
【図18】 実施例3の不良解析システムにおける情報
の流れの概略を示す模式図である。
【図19】 不良位置表示画面の例を示す説明図であ
る。
【図20】 不良発生件数の基板別パレート図の表示画
面の例を示す説明図である。
【図21】 不良発生件数推移図の表示画面の例を示す
説明図である。
【図22】 基板来歴表示画面の例を示す説明図であ
る。
【図23】 作業実績表示画面の例を示す説明図であ
る。
【図24】 判断来歴データベースのデータ構造例を示
す模式図である。
【図25】 画面別参照内容データベースのデータ構造
例を示す模式図である。
【図26】 チェック項目データベース更新処理の流れ
の概略を示す流れ図である。
【図27】 良品製造条件編集手段の処理の流れの概略
を示す流れ図である。
【図28】 製造条件別良品/不良品数一覧データのデ
ータ構造例を示す模式図である。
【図29】 実施例4の実装不良対策/修正指示システ
ムにおける情報の流れの概略を示す模式図である。
【図30】 実施例1の不良解析システムのハードウエ
ア構成例を示す説明図である。
【図31】 実施例2の不良解析システムの機能構成例
を示す機能ブロック図である。
【図32】 実施例2における対策内容および不良傾向
の表示画面例を示す説明図である。
【図33】 実施例3の解析処理手段の処理の流れの概
略を示す流れ図である。
【図34】 得点テーブルのデータ構造例を示す模式図
である。
【図35】 実施例3の不良解析システムの機能構成例
を示す機能ブロック図である。
【図36】 良品製造条件データベースのデータ構造例
を示す模式図である。
【図37】 不良実績収集手段の処理の流れの概略を示
す流れ図である。
【図38】 修正作業指示手段の処理の流れの概略を示
す流れ図である。
【図39】 修正作業指示画面の例を示す説明図であ
る。
【図40】 修正実績を負荷した不良実績記憶手段のデ
ータ構造例を示す模式図である。
【図41】 修正作業指示データのデータ構造例示す模
式図である。
【図42】 修正作業指示データ作成処理の流れを示す
流れ図である。
【符号の説明】
201…不良率管理手段、202…対策分析手段、20
3…対策状況表示手段、204…対策内容/不良傾向表
示手段、205…チェック項目更新手段、206…不良
実績記憶手段、207…製造実績記憶手段、208…検
査ポイント情報記憶手段、209…不良率管理データ記
憶手段209、210…画面表示用データ記憶手段、2
11…チェック項目データベース、212…不良発生傾
向テーブル、213…対策実績記憶手段、215…解析
処理手段、216…基準データ記憶手段、217…良品
製造条件データベース、218…対策内容記憶手段、2
19…良品製造条件編集手段、220…判断来歴データ
ベース、221…画面別参照内容データベース、222
…解析処理手段、223…良品/不良品数一覧データ記
憶手段、280…製造条件別良品/不良品数一覧デー
タ、301〜312…実装工程、340…得点テーブ
ル、1600…不良解析システム、1601…プリント
板実装ライン、1602…解析知識更新支援手段、18
00…不良解析システム、2900…実装不良対策/修
正指示システム、2901…不良実績収集手段、290
2…修正作業指示手段、2903…不良解析支援手段、
2904…対策作業指示手段、2905…製造実績収集
手段、2910…プリント板実装ライン、3001…磁
気ディスク装置、3002…処理装置、3003…フロ
ッピーディスク入力装置、3004…入出力装置、30
05…プリンタ、3006…中央演算処理装置、300
7…主記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 雅人 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力装置、出力装置および情報処理装置を
    備え、製品の製造ラインにおいて発生する製品不良の解
    析を行う製造不良解析支援システムであって、 上記情報処理装置は、 不良率管理期間と、該期間における上記不良の発生率で
    ある不良率とを有する不良率管理データを一以上保持す
    るための不良率管理データ記憶手段と、 上記製造ラインにおいて実行された対策の対策内容およ
    び対策時刻を有する対策情報を一以上保持するための対
    策実績記憶手段と、 対策実績記憶手段に保持された上記対策情報の少なくと
    もいずれかについて、該対策情報に含まれる上記対策内
    容、および、該対策情報に含まれる上記対策時刻の前後
    の上記不良率を、上記出力装置に対応付けて出力する対
    策状況出力処理を行う対策状況出力手段とを備えること
    を特徴とする製造不良解析支援システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記対策状況出力手段は、 対策実績記憶手段に保持された上記対策情報のうち、あ
    らかじめ定められた条件を満たす該対策情報について、
    上記対策状況出力処理を行うことを特徴とする製造不良
    解析支援システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、 上記あらかじめ定められた条件は、 含有する上記対策内容が上記対策実績記憶手段に最初に
    登録されたものであること、 上記対策時刻の前後の上記不良率管理期間の不良率の変
    化があらかじめ定められた値以上であること、および、 上記対策時刻の前後の上記不良率管理期間の不良率の変
    化があらかじめ定められた値以下であること、の少なく
    ともいずれかであることを特徴とする製造不良解析支援
    システム。
  4. 【請求項4】請求項1において、 上記不良率は、グラフとして出力されることを特徴とす
    る製造不良解析支援システム。
  5. 【請求項5】請求項1において、 上記情報処理装置は、 原因推定のためのチェック項目と、該チェック項目ごと
    にあらかじめ定められた現象に該当する場合の推定され
    る原因である不良発生原因候補とを有するチェック項目
    レコードを保持するためのチェック項目データベース
    と、 上記チェック項目データベース内で、発生した不良現象
    が、上記チェック項目ごとにあらかじめ定められた現象
    に該当する上記チェック項目レコードを検索し、該チェ
    ック項目レコードが検出されると、該チェック項目レコ
    ードに含まれている不良発生原因候補を、上記発生した
    不良の原因と推定する解析処理手段とを、さらに備える
    ことを特徴とする製造不良解析支援システム。
  6. 【請求項6】請求項5において、 上記情報処理装置は、 原因に応じて対策内容を示す情報あらかじめ記憶してい
    る対策内容記憶手段を、さらに備え、 上記解析処理手段は、上記原因の候補のうちのいずれか
    の選択を受け付けて、選択された原因に応じてあらかじ
    め上記対策内容記憶手段に保持されている上記対策を示
    す情報を出力することを特徴とする製造不良解析支援シ
    ステム。
  7. 【請求項7】請求項6において、 表示装置をさらに備え、 上記対策内容を示す情報の出力は、 上記表示装置に表示することであることを特徴とする製
    造不良解析支援システム。
  8. 【請求項8】請求項6において、 上記対策を示す情報の出力は、 対策を指示する信号を出力することであることを特徴と
    する製造不良解析支援システム。
  9. 【請求項9】請求項5において、 不良発生原因候補ごとに、該候補の優先順位を示す得点
    を保持するための得点格納領域をさらに備え、 上記チェック項目レコードは、 上記推定原因の確からしさの指標である相関値をさらに
    有し、 上記解析処理手段は、 発生した不良現象が、上記チェック項目ごとにあらかじ
    め定められた現象に該当する上記チェック項目レコード
    を検索し、該チェック項目レコードが検出されると、該
    チェック項目レコードに含まれている不良発生原因候補
    に対応する上記得点格納領域の保持する値を、該チェッ
    ク項目レコードに含まれている相関値分増加させる手段
    を、さらに有し、 上記推定される原因候補は、上記得点格納領域の保持す
    る値が、あらかじめ定められた値より大きいものである
    ことを特徴とする製造不良解析支援システム。
  10. 【請求項10】請求項9において、 上記情報処理装置は、 原因に応じて対策内容をあらかじめ記憶している対策内
    容記憶手段を、さらに備え、 上記解析処理手段は、上記原因の候補のうち、該原因候
    補に対応する上記得点格納領域の保持する値が、最も大
    きいものに応じてあらかじめ上記対策内容記憶手段に保
    持されている上記対策を示す情報を出力することを特徴
    とする製造不良解析支援システム。
  11. 【請求項11】請求項10において、 表示装置をさらに備え、 上記対策を示す情報の出力は、 上記表示装置に表示することであることを特徴とする製
    造不良解析支援システム。
  12. 【請求項12】請求項10において、 上記対策を示す情報の出力は、 対策を指示する信号を出力することであることを特徴と
    する製造不良解析支援システム。
  13. 【請求項13】請求項5において、 上記解析処理手段は、 上記入力装置を介して、上記チェック項目および対応す
    る上記原因候補の入力を受け付ける手段と、 上記入力されたチェック項目および対応する上記原因候
    補と、上記チェック項目データベースに既に保持されて
    いるチェック項目レコードの内容とが矛盾するかどうか
    判定する矛盾判定手段と、 矛盾しないと判定された場合に、上記入力されたチェッ
    ク項目および対応する上記原因候補をもとに、チェック
    項目レコードを作成して、上記チェック項目データベー
    スに格納する手段とを、さらに備えることを特徴とする
    製造不良解析支援システム。
  14. 【請求項14】請求項13において、 上記矛盾判定手段が矛盾すると判断した場合、登録する
    か否かの選択を受け付けて、登録が選択されると、上記
    入力されたチェック項目および対応する上記原因候補を
    もとに、チェック項目レコードを作成して、上記チェッ
    ク項目データベースに格納する手段を、さらに備えるこ
    とを特徴とする製造不良解析支援システム。
  15. 【請求項15】製品の製造ラインと、入力装置と、出力
    装置と、製造不良解析装置とを備える製造システムにお
    いて、 上記製造ラインは、 製品の製造を行う手段と、 対策作業の指示を受け付けて、指示された対策作業を実
    行する手段と、 検出された製品不良の内容を上記製造不良解析装置に通
    知する手段と、 製造実績情報および対策実績情報を上記製造不良解析装
    置に通知する手段とを有し、 上記製造不良解析装置は、 発生した不良の実績を示す不良実績データを一以上保持
    するための不良実績記憶手段と、 上記製造ラインにおいて、実行された対策の対策内容と
    対策時刻とを有する対策情報を一以上保持するための対
    策実績記憶手段と、 上記製造ラインから通知された上記製品不良の内容をも
    とに、不良実績データを作成し、上記不良実績記憶手段
    に格納する不良実績収集手段と、 上記製造ラインから通知された上記製造実績情報および
    上記対策実績情報をもとに、上記対策情報を作成して、
    上記対策実績記憶手段に格納する手段と、 原因推定のためのチェック項目、および、該チェック項
    目ごとにあらかじめ定められた現象に該当する場合の推
    定される原因である不良発生原因候補とを有するチェッ
    ク項目レコードを保持するためのチェック項目データベ
    ースと、 原因に応じて対策内容をあらかじめ記憶している対策内
    容記憶手段と、 上記チェック項目データベース内で、上記不良実績記憶
    手段に保持された不良実績に含まれる不良現象が上記チ
    ェック項目ごとにあらかじめ定められた現象に該当する
    上記チェック項目レコードを検索し、該チェック項目レ
    コードが検出されると、該チェック項目レコードに含ま
    れている上記不良発生原因候補を、上記発生した不良の
    原因と推定し、該推定された原因に応じてあらかじめ上
    記対策内容記憶手段に保持されている上記対策を示す情
    報を、対策作業の指示として、上記製造ラインに出力す
    る手段を有することを特徴とする製造システム。
  16. 【請求項16】請求項15において、 上記製造ラインは、 修正作業の指示を受け付けて、指示された修正作業を実
    行する手段を、さらに備え、 上記製造不良解析装置は、 上記製造ラインから通知された上記製品不良の内容をも
    とに、修正作業の指示情報を作成し、上記製造ラインに
    出力する手段をさらに有することを特徴とする製造シス
    テム。
  17. 【請求項17】製品の製造ラインにおいて発生する製品
    不良の解析を行う製造不良解析支援システムにおいて、 上記製造ラインにおいて実行された対策の対策内容およ
    び対策時刻を有する対策情報とをもとに、 上記対策情報の少なくともいずれかについて、該対策情
    報に含まれる上記対策内容、および、該対策情報に含ま
    れる上記対策時刻の前後の不良率管理期間における上記
    製品不良の発生率である不良率と、該対策情報とを、対
    応付けて出力することにより、製造不良解析を支援する
    ことを特徴とする製造不良解析支援方法。
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