JPH08297553A - 情報処理システムおよびその制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザ自身がプリンタの印刷処理の機能を認
識しなくても適切な印刷を行うことが可能な情報処理シ
ステムおよびその制御方法を提供する。 【構成】 プリンタ設定画面が表示され、ユーザにより
印刷したい用紙種が選択されると、その用紙種が中央演
算処理装置により認識され（ステップＳ１）、用紙種が
判別される（ステップＳ２）。このとき、選択された用
紙種が普通紙である場合には、それに適したプリンタの
印刷処理が自動選択され（ステップＳ３）、光沢紙であ
る場合には、それに適したプリンタの印刷処理が自動選
択され（ステップＳ４）、コート紙である場合には、そ
れに適したプリンタの印刷処理が自動選択され（ステッ
プＳ５）、ＯＨＰ用紙である場合には、それに適したプ
リンタの印刷処理が自動選択される（ステップＳ６）。
そして、ユーザにより印刷の指示がなされると、印刷作
業が実行される（ステップＳ７）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ、ワークステーションなどの情報処理システムおよび
その制御方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ、ワーク
ステーションなどの情報処理システムで印刷を行うとき
には、ユーザは印刷したい用紙種およびその用紙種に適
切なプリンタの印刷処理を選択していた。

【０００３】図４は、かかる用紙種およびその用紙種に
適切なプリンタの印刷処理を選択する選択処理を説明す
るための図であり、図には、情報処理システムの表示装
置に表示されたプリンタ設定画面１１の一例が示されて
いる。

【０００４】同図において、プリンタ設定画面１１に
は、用紙種選択決定エリア１２、用紙種選択エリア１
３、印刷方式選択決定エリア２１、印刷方式選択エリア
２２、決定確認ボタン１４、決定キャンセルボタン１
５、ヘルプボタン１６および印刷ボタン１７が配設さ
れ、ユーザは印刷したい用紙種だけではなく、プリンタ
の印刷処理（印刷方式）も選択していた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の情報処理システムでは、ユーザ自身がプリンタの印
刷処理の機能を認識して、適切な印刷をしなければなら
ないという問題があった。

【０００６】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、ユーザ自身がプリンタの印刷処理の機能を認識しな
くても適切な印刷を行うことが可能な情報処理システム
およびその制御方法を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の情報処理システムは、印刷すべき用紙の種類に
応じて複数の印刷処理を行うことができるプリンタと該
プリンタを制御する制御手段とを含む情報処理システム
であって、ユーザが印刷したい用紙の種類を選択する用
紙種選択手段と、該選択された用紙種に応じて前記複数
の印刷処理から最適な印刷処理を選択する印刷処理選択
手段とを有することを特徴とする。

【０００８】また、本発明の情報処理システムの制御方
法は、印刷すべき用紙の種類に応じて複数の印刷処理を
行うことができるプリンタと該プリンタを制御する制御
手段とを含む情報処理システムの制御方法であって、ユ
ーザが印刷したい用紙の種類を選択すると、該選択され
た用紙種に応じて前記複数の印刷処理から最適な印刷処
理を選択することを特徴とする。

【０００９】

【作用】本発明の構成に依れば、ユーザにより印刷した
い用紙の種類が選択されると、該選択された用紙種に応
じて複数の印刷処理から最適な印刷処理が選択され、そ
の選択された印刷処理によって印刷が行われる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。

【００１１】図１は、本発明の一実施例に係る情報処理
システム１の概略構成を示すブロック図である。

【００１２】同図において、情報処理システム１は、シ
ステム全体の制御方法を司る中央演算処理装置２と、該
中央演算処理装置２が実行する制御処理プログラムや各
種データ等を記憶する記憶装置３と、各種情報を入力す
るためのキーボード４と、各種情報を表示する表示装置
５と、各種情報を印刷するプリンタ６とから、その主要
部が構成されている。

【００１３】以上のように構成された情報処理システム
１が実行する制御動作を、以下、図２および３を参照し
て説明する。

【００１４】図２は、情報処理システム１の中央演算処
理装置２が実行する用紙種設定処理の手順を示すフロー
チャートであり、図３は、前記表示装置５に表示された
プリンタ設定画面の一例を示す図である。図３中、前記
従来例で説明した図４の構成要素と同様のものには同一
符号を付し、その説明を省略する。

【００１５】図２において、まず、表示装置５に図３の
プリンタ設定画面を表示し、ユーザがキーボードから用
紙種選択エリア１３に印刷したい用紙種を選択すると、
その用紙種を用紙種決定エリア１２に表示し、ユーザが
決定確認ボタン１４を押すと、中央演算処理装置２はそ
の表示された用紙種を認識する（ステップＳ１）。

【００１６】次に、用紙種による最適印刷処理を判別す
る（ステップＳ２）。この判別結果により、前記ステッ
プＳ１で選択した用紙種が普通紙である場合には、それ
に適したプリンタの印刷処理を自動選択し（ステップＳ
３）、光沢紙である場合には、それに適したプリンタの
印刷処理を自動選択し（ステップＳ４）、コート紙であ
る場合には、それに適したプリンタの印刷処理を自動選
択し（ステップＳ５）、ＯＨＰ用紙である場合には、そ
れに適したプリンタの印刷処理を自動選択する（ステッ
プＳ６）。

【００１７】そして、ユーザが印刷ボタン１７を押す
と、印刷作業を実行する（ステップＳ７）。

【００１８】以上説明したように本実施例では、ユーザ
が印刷したい用紙種を選択すると、その選択された用紙
種に応じて最適な印刷処理を自動的に選択するように構
成したので、ユーザ自身がプリンタの印刷処理の機能を
認識しなくても適切な印刷を行うことができる。

【００１９】なお、本実施例では、本発明を、中央演算
処理装置２がプリンタ６を制御する制御ソフトウェアに
適用したが、これに限らず、プリンタ本体のリモートコ
ントロールパネルを制御する制御ソフトウェアに適用し
てもよい。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に依れば、
ユーザにより印刷したい用紙の種類が選択されると、該
選択された用紙種に応じて複数の印刷処理から最適な印
刷処理が選択され、その選択された印刷処理によって印
刷が行われるので、ユーザ自身がプリンタの印刷処理の
機能を認識しなくても適切な印刷を行うことが可能とな
る効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る情報処理システムの概
略構成を示すブロック図である。

【図２】図１の中央演算処理装置が実行する用紙種設定
処理の手順を示すフローチャートである。

【図３】図１の表示装置に表示されたプリンタ設定画面
の一例を示す図である。

【図４】従来の用紙種およびその用紙種に適切なプリン
タの印刷処理を選択する選択処理を説明するための図で
ある。

【符号の説明】

２ 中央演算処理装置（制御手段、印刷処理選択手段） ４ キーボード（用紙種選択手段） ６ プリンタ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 印刷すべき用紙の種類に応じて複数の印
   刷処理を行うことができるプリンタと該プリンタを制御
   する制御手段とを含む情報処理システムであって、 ユーザが印刷したい用紙の種類を選択する用紙種選択手
   段と、 該選択された用紙種に応じて前記複数の印刷処理から最
   適な印刷処理を選択する印刷処理選択手段とを有するこ
   とを特徴とする情報処理システム。
2. 【請求項２】 印刷すべき用紙の種類に応じて複数の印
   刷処理を行うことができるプリンタと該プリンタを制御
   する制御手段とを含む情報処理システムの制御方法であ
   って、 ユーザが印刷したい用紙の種類を選択すると、 該選択された用紙種に応じて前記複数の印刷処理から最
   適な印刷処理を選択することを特徴とする情報処理シス
   テムの制御方法。