JPH08293952A - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JPH08293952A
JPH08293952A JP7093583A JP9358395A JPH08293952A JP H08293952 A JPH08293952 A JP H08293952A JP 7093583 A JP7093583 A JP 7093583A JP 9358395 A JP9358395 A JP 9358395A JP H08293952 A JPH08293952 A JP H08293952A
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unit
data
signal
image
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JP7093583A
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English (en)
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Yoshinobu Aiba
芳信 相葉
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常発生、エラー発生時においても所望の形
態のデータ出力を得る。 【構成】 コンピュータ等で作成されたPDL等の画像
データをそのまま伝送し、受信側で、データ転送途中に
その装置の電源が断たれ、再度電源が立ち上がった場
合、引き続き行なわれる画像データの展開処理におい
て、データの転送を「初めから行なう」、「途中から行
なう」、「破棄する」の内から選択的に実行制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、原稿やコンピ
ュータ等で作成された画像情報を公衆回線を介して送受
信し、画像形成出力する画像通信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータ等で作成した文
書をFAX送信する場合、コンピュータからプリンタに
ページ記述言語(以下、PDLと称する)等のコード情
報のまま送信し、受信側の展開手段においてPDLデー
タをイメージ画像に展開し、出力手段により出力すると
いう方法が用いられている。
【0003】受信側の受信手段は、受信したPDLデー
タを、一旦ハードディスクに蓄積し、受信がすべて完了
すると展開手段に転送を開始する。そして、展開手段側
は、受信手段からデータを転送しながら順次、展開して
いる。このように、データを一旦ハードディスクに蓄積
してから展開するのは、通信エラーが発生して通信が途
絶えた場合にデータが不完全なものとなるからである。
【0004】ここで、例えば、データ転送途中に装置の
電源供給が途絶え、それが再び供給された場合、受信手
段はデータ転送を再開するが、このとき、転送終了した
データの次のデータから転送している。これは、展開手
段側にとっては、コンピュータからセントロニクス等の
インターフェースからのPDLデータ受信中に電源断と
なった場合に、コンピュータからのデータが途中から転
送されるのと同じ状態である。
【0005】また、従来より、ファクシミリにおいて
は、読み込んだ画像を電気信号に変換して符号化した
後、公衆回線にて伝送し、また、コンピュータあるいは
ワードプロセッサ等で作成した文書等は、一度、プリン
タにて画像形成して出力したり、メモリ上に展開した後
に符号化している。そして、この場合においても、コン
ピュータ等で作成した文書を出力する際、プリンタに送
るデータには、LIPSやポストスクリプト等の公知の
PDLが多く用いられている。
【0006】上記の場合、プリンタにて出力された画像
をファクシミリにて転送すると、画質がかなり劣化し、
例えば、PDLにてプリンタから出力する際に300d
piあるいは400dpiの解像度の画像も、ファクシ
ミリ規格が標準モードで8pel×3.85本/mmで
あるため、その解像度を落とす必要がある。さらに、P
DLのデータ量に対して、それを展開した後、符号化し
たデータ量は、かなり増大するので、従来は、PDLの
データを解像度の低い、しかも通信時間・コストのかか
るデータにわざわざ変換して送信していたことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンピ
ュータからのデータの場合には、出力しようとした操作
者が装置付近にいるため、装置の電源供給が途絶えた場
合、コンピュータの操作により再び出力することは容易
である。これに対して、FAXとしてデータを受信した
あとでは、送信側には電源断となったことがわからない
ため、再度の操作は、相手側に電話等で出力依頼でもし
なければ不可能である。
【0008】ここで一番問題なのは、途中から展開を始
めると、多くの場合、正しい展開が行なわれず、以後出
力される画像は役に立たないものとなることである。そ
のため、データを初めから転送することも考えられる
が、通常、出力文書をまちがえた、あるいは設定を誤っ
ていた等で出力を停止したいときに、多くのユーザはプ
リンタの電源を切り、コンピュータをリセットする。こ
のようなユーザは、たとえFAX受信の展開出力であっ
ても、不要なものであれば装置の電源を切って出力を停
止することを要望する。しかるに、データを初めから転
送することになっていると、不要な出力が何度も出力さ
れることになる、という問題がある。
【0009】また、通信が完了してからそのデータを展
開すると、通信開始から展開終了までの時間が長いた
め、受信側で文書を得るまでの時間も長くなるという観
点から、受信データをすぐに展開した場合、通信エラー
の発生により通信回線の切断が生じてデータが途絶えた
状態のときにコンピュータからPDLデータが入力され
ると、通信回線からの展開出力とコンピュータからの出
力が重複し、例えば、ステイプル機能を有する装置では
これらの出力が一緒にステイプルされてしまう、という
問題がある。
【0010】一方、PDLにて出力された画像をファク
シミリにて転送する場合、受信側にPDLデータの受信
能力があれば、PDLデータをそのまま送信し、受信側
で画像に展開すれば、通信時間の短縮、高画質化が図れ
るが、プリンタを使用している場合、設定の間違い等に
より、1ページも画像が出力されかったり、オフライン
になってしまうことがあり、操作者は、プリンタやホス
トコンピュータをリセットする等して、出力をやり直し
ている。そして、このようなデータを送信した場合、操
作者にはプリンタの状態が見えないため、画像が出力さ
れたかどうかがわからず、受信側においても、データを
受信しているかどうかの監視を逐一行なっていないの
で、プリンタがエラー状態にあっても、そのまま放置さ
れてしまう。そこで、その後にプリンタを使用しようと
してエラーに気がついても、どのホストから出力しよう
としたかも分からない状態に陥ってしまう、という問題
がある。まして、送信側においては、通信手順上にエラ
ーが発生しない限り、状況が何もわからないということ
になってしまう。
【0011】かりに、上記のような場合、受信しながら
画像の展開を始めたとしても、1ページの展開に数分か
かる画像である場合には、展開終了まで公衆回線を捕捉
状態にしておくことになり、却って通信コストがかかる
ことになるので、データ通信終了時に回線を切断すべき
であるが、送信側には、相手側にて確実に画像が出力さ
れたどうかが判定できないという問題がある。
【0012】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、装置に異常が発生した
り、エラーが発生したときにも、ユーザの所望の形態の
データ出力を得ることができる画像通信装置を提供する
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記の目的を達成するため、本発明は、コード
情報で表現された情報を公衆回線を介して所定の手順に
従って送受信する画像通信装置において、受信した前記
情報を格納する手段と、前記格納された情報について、
前記コード情報に関する展開を行なう展開手段と、あら
かじめ、前記展開手段への情報転送モードを設定する手
段と、前記設定された情報転送モードにて、前記格納さ
れた情報を前記展開手段に転送する転送手段とを備え
る。
【0014】以上の構成において、所望のデータが記載
された文書を得るよう機能する。
【0015】また、他の発明によれば、さらに、当該画
像通信装置における動作異常の有無を検出する手段を備
え、前記転送手段は、該動作異常が検出された場合に前
記設定された情報転送モードにて転送を行なう。
【0016】以上の構成において、エラー時にデータが
途絶えるといった不都合を回避するよう機能する。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は、本発明の実施例に係る画像形成
装置の構成を示すブロック図である。同図において、符
号1は、原稿を画像データに変換する画像入力装置(以
下、リーダ部と称する)、2は、複数種類の記録紙カセ
ットを有し、プリント命令により画像データを記録紙上
に可視像として出力する画像出力装置(以下、プリンタ
部と称する)、3は、リーダ部1と電気的に接続された
外部装置であり、以下に述べる各種の機能を有する。
【0018】この外部装置3には、各種機能を実行する
構成要素として、ファクス部4、ファイル部5、このフ
ァイル部5と接続されている外部記憶装置6、コンピュ
ータ(PC/WS)12からの情報を可視像とするため
のフォーマッタ部8、リーダ部1からの情報を蓄積した
り、コンピュータ端末12から送られたきた情報を一時
的に蓄積するためのイメージメモリ部9、及び、上記の
各機能を制御するコア部10を備えている。なお、11
はハードディスク、12は、ワークステーション(W
S)、あるいはパーソナルコンピュータ(PC)として
の機能を有するコンピュータであり、13は電話回線で
ある。
【0019】以下、上記の各部の機能について詳細に説
明する。 <リーダ部>以下、図2,図3を参照して、リーダ部1
の詳細な説明を行なう。
【0020】図2は、本実施例に係る画像形成装置のリ
ーダ部1、及びプリンタ部2の構成を示す断面図であ
る。以下、その構成及び動作を説明する。
【0021】図2において、原稿給送装置101上の積
載された原稿は、1枚ずつ順次、原稿台ガラス面102
上に搬送される。原稿が搬送されると、スキャナ部のラ
ンプ103が点灯し、かつ、スキャナ・ユニット104
が移動して原稿に光を照射する。そして、原稿からの反
射光は、ミラー105,106,107を介してレンズ
108を通過し、その後、CCDイメージ・センサ部1
09(以下、CCDという)に入力される。
【0022】次に、リーダ部1内における画像処理につ
いて詳細に説明する。
【0023】図3は、リーダ部1での信号処理を説明す
るためのブロック図である。同図に示すCCD109に
入力された画像情報は、ここで光電変換により電気信号
に変換される。そして、CCD109からのカラー情報
は、増幅器110R,110G,110Bで、次段のA
/D変換器111の入力信号レベルに合わせて増幅され
る。このA/D変換器111からの出力信号は、シェー
ディング回路112に入力され、ここで、ランプ103
の配光ムラや、CCDの感度ムラが補正される。シェー
ディング回路112からの信号は、Y信号生成・色検出
回路113及び外部I/F切り換え回路119に入力さ
れる。
【0024】Y信号生成・色検出回路113は、シェー
ディング回路112からの信号に対して、下記の式
(1)による演算を行ない、Y信号を得る。
【0025】 Y=0.3R+0.6G+0.1B …(1) Y信号生成・色検出回路113は、さらに、R,G,B
の信号から7つの色に分離し、各色に対する信号を出力
する色検出回路を有する。このY信号生成・色検出回路
113からの出力信号は、変倍・リピート回路114に
入力され、スキャナユニット104の走査スピードに基
づく副走査方向の変倍を、また、変倍・リピート回路1
14により主走査方向の変倍を行なう。また、この変倍
・リピート回路114により、複数の同一画像を出力す
ることが可能である。
【0026】輪郭・エッジ強調回路115では、変倍・
リピート回路114からの信号の高周波成分を強調する
ことにより、エッジ強調及び輪郭情報を得る。この輪郭
・エッジ強調回路115からの信号は、マーカエリア判
定・輪郭生成回路116とパターン化・太らせ・マスキ
ング・トリミング回路117に入力される。
【0027】マーカエリア判定・輪郭生成回路116
は、原稿上において、指定された色のマーカペンで書か
れた部分を読み取り、マーカの輪郭情報を生成して、次
のパターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路1
17で、この輪郭情報から、太らせやマスキング、トリ
ミングを行なう。また、Y信号生成・色検出回路113
からの色検出信号によりパターン化を行なう。
【0028】パターン化・太らせ・マスキング・トリミ
ング回路117からの出力信号は、レーザドライバ回路
118に入力され各種処理された信号をレーザを駆動す
るための信号に変換する。レーザドライバ118の出力
信号は、プリンタ2に入力され可視像として画像形成が
行なわれる。
【0029】次に、外部装置3とのインターフェイス
(I/F)を行なう外部I/F切り替え回路119につ
いて説明する。
【0030】外部I/F切り替え回路119は、リーダ
部1から画像情報を外部装置3に出力する場合、パター
ン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117から
の画像情報をコネクタ120に出力する。また、外部装
置3からの画像情報をリーダ部1に入力する場合、外部
切り替え回路119は、コネクタ120からの画像情報
をY信号生成・色検出回路113に入力する。
【0031】上記の各画像処理は、CPU122の指示
により行なわれ、かつ、CPU122によって設定され
た値により、エリア信号生成回路121は、上記画像処
理に必要な各種のタイミング信号を生成する。さらに、
CPU122に内蔵されている通信機能を用いて外部装
置3との通信を行なう。なお、SUB・CPU123
は、操作部124の制御を行なうとともに、SUB・C
PU123に内蔵されている通信機能を用いて外部装置
3との通信を行なう。 <プリンタ部>プリンタ部2に入力された信号は、露光
制御部201にて光信号に変換され、画像信号に従って
感光体202を照射する。この照射光によって感光体2
02上に作られた潜像は、現像器203によって現像さ
れる。そして、この潜像とタイミングを合わせて被転写
紙積載部204、もしくは被転写紙積載部205より転
写紙が搬送され、転写部206において、この現像され
た像が転写される。
【0032】そして、このように転写された像は、定着
部207にて被転写紙に定着された後、排紙部208よ
り本装置外部に排出される。排紙部208から出力され
た転写紙は、ソータ220でソート機能が働いている場
合には、その各ビンに排出され、ソート機能が働いてい
ない場合には、ソータ220の最上位のビンに排出され
る。 <外部装置>外部装置3は、リーダ部1とケーブルで接
続され、外部装置3内のコア部10で、信号の制御や各
機能の制御を行なっている。上述のように、外部装置3
内には、ファクス送受信を行なうファクス部4、各種の
原稿情報を電気信号に変換し、保存するファイル部5、
コンピュータ端末12からのコード情報をイメージ情報
に展開するフォーマッタ部8、コンピュータ端末12と
のインターフェースを行なうコンピュータ・インターフ
ェース部7、リーダ部1からの情報を蓄積したり、コン
ピュータ端末12から送られてきた情報を一時的に蓄積
するためのイメージメモリ部9、及び、上記の各機能を
制御するコア部10からなる。
【0033】以下、上記各部の機能を詳細に説明する。 <コア部>図4は、実施例に係るコア部の詳細構成を示
すブロック図である。同図において、コア部10のコネ
クタ1001は、リーダ部1のコネクタ120とケーブ
ルにて接続されている。このコネクタ1001には、4
種類の信号が内蔵されており、信号1057は8bit
多値のビデオ信号、信号1055は、ビデオ信号を制御
する制御信号、信号1051は、リーダ部1内のCPU
122と通信を行なう信号、信号1052は、リーダ部
1内のSUB・CPU123と通信を行なうための信号
である。これらの信号の内、信号1051と信号105
2は、通信用IC1002で通信プロトコル処理され、
CPUバス1053を介してCPU1003に通信情報
を伝達する。
【0034】上記の信号1057の伝送路は、双方向の
ビデオ信号ラインであり、リーダ部1からの情報をコア
部10で受け取ることや、コア部10からの情報をリー
ダ部1に出力することが可能である。
【0035】この信号1057に係る伝送路は、バッフ
ァ1010に接続され、ここで、双方向信号から片方向
の信号1058,1070に分離される。これらの内、
信号1058は、リーダ部1から入力される8ビット多
値のビデオ信号であり、次段のLUT1011に入力さ
れる。LUT1011では、リーダ部1からの画像情報
を、内蔵するルックアップテーブルを参照して所望の値
に変換する。
【0036】LUT1011からの出力信号1059
は、2値化回路1012、または、セレクタ1013に
入力される。2値化回路1012には、多値の信号10
59を固定のスライスレベルで2値化する単純2値化機
能、スライスレベルが注目画素の周りの画素の値から変
動する変動スライスレベルによる2値化機能、及び誤差
拡散法による2値化機能を有する。そして、2値化され
た情報は、その値が‘0’のとき00Hに、‘1’のと
きFFHの多値信号に変換され、それらが次段のセレク
タ1013に入力される。
【0037】セレクタ1013は、LUT1011から
の信号、または、2値化回路1012の出力信号のいず
れかを選択し、セレクタ1013からの出力信号106
0は、セレクタ1014に入力される。セレクタ101
4は、ファクス部4、ファイル部5、コンピュータイン
ターフェース部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ
部9からの出力ビデオ信号を、それぞれコネクタ100
5,1006,1007,1008,1009を介し
て、コア部10に入力した信号1064と、セレクタ1
013からの出力信号1060とを、CPU1003の
指示により選択する。
【0038】セレクタ1014からの出力信号1061
は、回転回路1015、またはセレクタ1016に入力
される。この回転回路1015は、入力した画像信号を
+90度、−90、+180度に回転する機能を有す
る。回転回路1015は、リーダ部1から出力された情
報が2値化回路1012で2値信号に変換された後の情
報を、リーダ部1からの情報として記憶する。
【0039】次に、CPU1003からの指示により、
回転回路1015は、記憶した情報を回転して読み出
す。セレクタ1016は、回転回路1015からの出力
信号1062と、回転回路1015への入力信号106
1のいずれかを選択し、信号1063として、ファクス
部4とのコネクタ1005、ファイル部5とのコネクタ
1006、コンピュータインターフェース部7とのコネ
クタ1007、フォーマッタ部8とのコネクタ100
8、イメージメモリ部9とのコネクタ1009、及びセ
レクタ1017に出力する。
【0040】信号1063の経路は、コア部10からフ
ァクス部4、ファイル部5、コンピュータインターフェ
ース部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9へ画
像情報の転送を行なう、同期式8ビットの片方向ビデオ
バスである。また、信号1064の経路は、ファクス部
4、ファイル部5、コンピュータインターフェース部
7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9から画像情
報の転送を行なう、同期式8ビットの片方向ビデオバス
である。そして、上記の信号1063,1064の同期
式バスの制御を行なっているのがビデオ制御回路100
4であり、このビデオ制御回路1004からの出力信号
1056によってこの制御を行なう。
【0041】コネクタ1005,1006,1007,
1008,1009には、上記の信号の他に信号105
4がそれぞれ接続される。この信号1054の経路は、
双方向の16ビットCPUバスであり、非同期式による
データ・コマンドのやり取りを行なう。また、ファクス
部4、ファイル部5、コンピュータインターフェース部
7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9とコア部1
0との情報の転送には、上記の2つのビデオバス106
3、1064とCPUバス1054によって可能とな
る。
【0042】ファクス部4、ファイル部5、コンピュー
タインターフェース部7、イメージメモリ部9からの信
号1064は、セレクタ1014とセレクタ1017に
入力される。また、セレクタ1014は、CPU100
3の指示により信号1064を次段の回転回路1015
に入力する。
【0043】セレクタ1017は、信号1063と信号
1064のいずれかをCPU1003の指示により選択
する。このセレクタ1017からの出力信号1065
は、パターンマッチング1018とセレクタ1019に
入力される。パターンマッチング1018は、入力信号
1065に対して、あらかじめ決められたパターンとの
パターンマッチングを行ない、それらのパターンが一致
した場合、あらかじめ決められた多値の信号を信号ライ
ン1066に出力する。しかし、このパターンマッチン
グで一致が見られなかった場合には、入力信号1065
をそのまま信号1066として出力する。
【0044】セレクタ1019は、信号1065と信号
1066のいずれかをCPU1003の指示により選択
し、その出力信号1067は、次段のLUT1020に
入力される。LUT1020は、プリンタ部2に画像情
報を出力する際、プリンタ特性に合わせて入力信号10
67を変換する。
【0045】セレクタ1021は、LUT1020から
の出力信号1068と上記の信号1065とを、CPU
1003の指示により選択し、このセレクタ1021か
らの出力信号は、次段の拡大回路1022に入力され
る。拡大回路1022は、CPU1003からの指示に
より、X方向、Y方向独立に拡大倍率を設定することが
可能であり、ここでの拡大方法は、1次の線形補間方法
をとる。そして、拡大回路1022からの出力信号10
70は、バッファ1010に入力される。
【0046】バッファ1010に入力される信号107
0は、CPU1003の指示により双方向信号1057
となり、これがコネクタ1001を介してプリンタ部2
に送られることで、プリントアウトされる。
【0047】次に、コア部10と各部との信号の流れに
ついて説明する。 <ファクス部4の情報によるコア部10の動作> (1)ファクス部4に情報を出力する場合 スキャナ部1からの画像情報をファクス部4に出力する
場合、CPU1003は、通信用IC1002を介し
て、リーダ部1のCPU122と通信を行ない、原稿ス
キャン命令を出す。リーダ部1では、この命令によりス
キャンユニット104が原稿をスキャンし、得られた画
像情報をコネクタ120に出力する。上述のように、リ
ーダ部1と外部装置3は、ケーブル12にて接続されて
おり、リーダ部1からの情報は、コア部10のコネクタ
1001に入力される。また、コネクタ1001に入力
された画像情報は、多値8bitの信号ライン1057
を通ってバッファ1010に入力される。
【0048】なお、CPU1003の指示により、信号
1070を再びバッファ1010に入力することもでき
る。
【0049】バッファ回路1010は、CPU1003
の指示により、双方向信号1057を片方向信号とし
て、信号ライン1058を介してLUT1011に入力
する。LUT1011では、リーダ部1からの画像情報
を、内蔵するルックアップテーブルを用いて所望の値に
変換する。例えば、この変換により、原稿の下地を飛ば
すこと等が可能である。
【0050】LUT1011からの出力信号1059
は、次段の2値化回路1012に入力され、2値化回路
1012は、8bit多値信号1059を2値化信号に
変換する。2値化回路1012は、2値化された信号が
‘0’の場合00Hを、それが‘1’の場合FFHを出
力するというように、入力信号を2つの多値信号に変換
する。そして、2値化回路1012からの出力信号は、
セレクタ1013、セレクタ1014を介して、回転回
路1015、またはセレクタ1016に入力される。
【0051】回転回路1015からの出力信号1062
もまた、セレクタ1016に入力され、セレクタ101
6は、信号1061か信号1062のいずれかを選択す
る。この信号の選択は、CPU1003のCPUバス1
054を介してファクス部4と通信を行なうことにより
決定する。そして、セレクタ1016からの出力信号1
063は、コネクタ1005を介してファクス部4に送
られる。 (2)ファクス部4からの情報を受け取り、それを出力
する場合 ファクス部4からの画像情報は、コネクタ1005を介
して信号ライン1064に伝送される。この信号106
4は、セレクタ1014とセレクタ1017に入力され
る。
【0052】CPU1003の指示により、プリンタ部
2にファクス受信時の画像を回転して出力する場合に
は、その画像をセレクタ1014に入力し、選択した信
号1064を回転回路1015で回転処理する。そし
て、回転回路1015からの出力信号1062は、セレ
クタ1016、セレクタ1017を介してパターンマッ
チング1018に入力される。
【0053】なお、CPU1003の指示により、ファ
クス受信時の画像をそのままプリンタ部2に出力する場
合には、セレクタ1017に入力した信号10164を
パターンマッチング1018に入力する。
【0054】パターンマッチング1018は、ファクス
受信の際の画像のギザギザを滑らかにする機能を有す
る。パターンマッチングされた信号は、セレクタ102
9を介してLUT1020に入力され、LUT1020
は、ファクス受信した画像をプリンタ部2に所望の濃度
で出力するために、そこに内蔵されたテーブルの内容が
CPU1003にて変更可能となっている。
【0055】LUT1020からの出力信号1068
は、セレクタ1021を介して拡大回路1022に入力
される。拡大回路1022は、2つの値(00H,FF
H)を有する8bit多値を、1次の線形補間法により
拡大処理を行なう。
【0056】ファクス部4からの画像情報をプリンタ部
2に出力する場合には、拡大回路1022からの8bi
t多値信号1070は、バッファ1010とコネクタ1
001を介してリーダ部1に送られる。リーダ部1は、
この信号を、コネクタ120を介して外部I/F切り替
え回路119に入力する。そして、外部I/F切り替え
回路119は、ファクス部4からの信号をY信号生成・
色検出回路113に入力する。なお、このY信号生成・
色検出回路113からの出力信号は、上述したような処
理を施された後、プリンタ部2に出力され、出力用紙上
に画像形成が行なわれる。 <ファイル部5の情報によるコア部10の動作> (1)ファイル部5にリーダ部1からの情報を出力する
場合 スキャナ部1からの画像情報をファイル部5に出力する
場合、CPU1003は、通信用IC1002を介し
て、リーダ部1のCPU122と通信を行ない、原稿ス
キャン命令を出す。リーダ部1では、この命令により、
スキャナユニット104が原稿をスキャンすることによ
り、画像情報がコネクタ120に出力される。
【0057】上述のように、リーダ部1と外部装置3は
ケーブル12で接続されており、リーダ部1からの情報
は、コア部10のコネクタ1001に入力される。ま
た、コネクタ1001に入力された画像情報は、さらに
バッファ1010に入力される。これにより、片方向の
多値8bit信号である信号1058は、LUT101
1によって所望の信号に変換される。
【0058】LUT1011からの出力信号1059
は、セレクタ1013、セレクタ1014、さらに、セ
レクタ1016を介してコネクタ1006に入力され
る。すなわち、2値化回路1012及び回転回路101
5の機能を用いずに、8ビット多値のまま信号をファイ
ル部5に転送する。
【0059】しかし、CPU1003のCPUバス10
54を介して、ファイル部5との通信により2値化信号
のファイリングを行なう場合には、2値化回路101
2、回転回路1015の機能を使用する。なお、ここで
の2値化処理及び回転処理は、上記のファクスにおける
処理と同様なため、ここでは、その説明を省略する。 (2)ファイル部5からの情報を受け取り、出力する場
合 ファイル部5からの画像情報は、コネクタ1006を介
して信号ライン1064に伝送される。この信号ライン
上の信号1064は、セレクタ1014とセレクタ10
17に入力され、8bit多値のファイリングの場合
は、セレクタ1017へ、2値のファイリングの場合に
は、セレクタ1014、またはセレクタ1017に入力
することが可能である。なお、2値のファイリングの場
合の処理は、上記のファクスと同様な処理のため、その
説明を省略する。
【0060】多値のファイリングの場合、セレクタ10
17からの出力信号1065を、セレクタ1019を介
してLUT1020に入力する。このLUT1020で
は、所望のプリント濃度に合わせて、CPU1003の
指示によりルックアップテーブルを作成する。LUT1
020からの出力信号1068は、セレクタ1021を
介して拡大回路1022に入力される。
【0061】ここで、ファイル部5からの画像信号をプ
リンタ部2に出力する場合、拡大回路1022によって
所望の拡大率に拡大した8bit多値信号1070は、
バッファ1010、コネクタ1001を介して、リーダ
部1に送られる。そして、リーダ部1に送られたファイ
ル部5の情報は、上記のファクスの場合と同様、プリン
タ部2に出力され、そこで出力用紙上に画像形成が行な
われる。 <コンピュータ・インターフェース部7の情報によるコ
ア部10の動作>コンピュータ・インターフェース部7
は、外部装置3に接続されるコンピュータ端末12との
インターフェースを行なう。コンピュータ・インターフ
ェース部7は、SCSI,RS‐232C、セントロニ
クス系との通信を行なう複数のインターフェースを備え
ている。上記各インターフェースからの情報は、コネク
タ1007とデータバス1054を介してCPU100
3に送られる。そして、CPU1003は、送られてき
た情報の内容から、以下に説明する各種の制御を行な
う。 <フォーマッタ部8の情報によるコア部10の動作>フ
ォーマッタ部8は、上記のコンピュータ・インターフェ
ース部7から送られてきた文書ファイル等のコマンドデ
ータをイメージデータに展開する機能を有する。CPU
1003は、データバス1054を介してコンピュータ
・インターフェース部7から送られてきたデータが、フ
ォーマッタ部8に関するデータであると判断すると、コ
ネクタ1008を介してフォーマッタ部8にデータを転
送する。フォーマッタ部8は、転送されたデータから文
字や図形等の意味ある画像としてメモリに展開する。
【0062】フォーマッタ部8からの情報を出力用紙上
に画像形成する場合、フォーマッタ部8からの画像情報
は、コネクタ1008を介して、信号ライン1064に
2つの値(00H,FFH)を有する多値信号として伝
送される。この信号ライン1064上の信号は、セレク
タ1014,1017に入力される。
【0063】なお、これらセレクタ1014,1017
は、CPU1003の指示により制御されるが、この制
御については、上記のファクス部における場合と同じで
あるため、その説明を省略する。 <ファクス部4の説明>図5は、ファクス部4の詳細構
成を示すブロック図である。
【0064】ファクス部4は、コネクタ400を介して
コア部10と接続され、各種信号のやり取りを行なう。
例えば、コア部10からの2値情報をメモリA405〜
メモリD408のいずれかに記憶する場合には、コネク
タ400からの信号453がメモリコントローラ404
に入力され、このメモリコントローラ404の制御下
で、メモリA405、メモリB406、メモリC40
7、メモリD408のいずれか、または、これらの内、
2組のメモリをカスケード接続したものに記憶される。
【0065】メモリコントローラ404は、CPU41
2の指示により、メモリA405、メモリB406、メ
モリC407、メモリD408とCPUバス462との
データのやり取りを行なうモードと、符号化・復号化機
能を有するCODEC411のCODECバス463と
データのやり取りを行なうモード、メモリA405、メ
モリB406、メモリC407、メモリD408の内容
をDMAコントローラ402の制御によって、変倍回路
403からのバス454とデータのやり取りを行なうモ
ード、タイミング生成回路409の制御下で、2値のビ
デオ入力データ454をメモリA405〜メモリD40
8のいずれかに記憶するモード、そして、メモリA40
5〜メモリD408のいずれかからメモリ内容を読み出
し、それを信号ライン452に出力するモードという、
計5つの機能を有する。
【0066】なお、メモリA405、メモリB406、
メモリC407、メモリD408は、それぞれ2Mby
tesの容量を有し、400dpiの解像度で、A4サ
イズ相当の画像を記憶する。
【0067】タイミング生成回路409は、コネクタ4
00と信号ライン459で接続されており、コア部10
からの制御信号(HSYNC,HEN,VSYNC,V
EN)により起動され、以下の2つの機能を達成するた
めの信号を生成する。その1つは、コア部10からの画
像信号をメモリA405〜メモリD408のいずれか1
つのメモリ、または、これらの内の2つのメモリに記憶
する機能、2つ目の機能は、メモリA405〜メモリD
408のいずれか1つから画像信号を読み出し、それを
信号ライン452に伝送する機能である。
【0068】デュアルポートメモリ410は、信号ライ
ン461を介してコア部10のCPU1003と、ま
た、信号ライン462を介して、本ファクス部4のCP
U412と接続されている。そして、各々のCPUは、
このデュアルポートメモリ410を介してコマンドのや
り取りを行なう。また、SCSIコントローラ413
は、図1に示すように、ファクス部4に接続されている
ハードディスク11とのインターフェースを行なう。こ
のハードディスク11には、ファクス送信時や、ファク
ス受信時のデータ等を蓄積する。
【0069】CODEC411は、上記のメモリA40
5〜メモリD408のいずれかに記憶されているイメー
ジ情報を読み出し、MH,MR,MMR方式の内、所望
の方式で符号化を行なった後、それをメモリA405〜
メモリD408のいずれかに符号化情報として記憶す
る。また、メモリA405〜メモリD408に記憶され
ている符号化情報を読み出し、MH,MR,MMR方式
の内、所望の方式で復号化を行なった後、それをメモリ
A405〜メモリD408のいずれかに復号化情報、す
なわち、イメージ情報として記憶する。
【0070】MODEM414は、CODEC411ま
たはSCSIコントローラ413に接続されているハー
ドディスクからの符号化情報を電話回線上に伝送するた
めの信号の変調機能と、NCU415を介して電話回線
から送られてくる情報を復調し、それを符号化情報に変
換して、CODEC411またはSCSIコントローラ
413に接続されているハードディスクにその符号化情
報を転送する。このNCU415は、電話回線と直接接
続され、電話局等に設置されている交換機と所定の手順
により情報のやり取りを行なう。 (1)ファクス送信の説明 リーダ部1からの2値化画像信号はコネクタ400より
入力され、信号ライン453を通ってメモリコントロー
ラ404に達する。この信号453は、メモリコントロ
ーラ404によってメモリA405に記憶される。メモ
リA405に記憶するタイミングは、リーダ部1からの
タイミング信号459によって、タイミング生成回路4
09で生成される。
【0071】CPU412は、メモリコントローラ40
4に接続されたメモリA405及びメモリB406を、
CODEC411のバスライン463に接続する。CO
DEC411は、メモリA405からイメージ情報を読
み出し、例えば、MR法により符号化を行なって、その
符号化情報をメモリB406に書き込む。A4サイズの
イメージ情報をCODEC411が符号化すると、CP
U412は、メモリコントローラ404のメモリB40
6をCPUバス462に接続する。そして、CPU41
2は、符号化された情報をメモリB406より順次読み
出し、MODEM414に転送する。MODEM414
は、符号化された情報を変調し、NCU415を介して
電話回線上にファクス情報として送信する。 (2)ファクス受信の説明 電話回線より送られてきた情報は、NCU415に入力
され、NCU415で所定の手順でファクス部4と接続
される。NCU415からの情報は、MODEM414
にて復調される。CPU412は、CPUバス462を
介して、MODEM414からの情報をメモリC407
に記憶する。1画面の情報がメモリC407に記憶され
ると、CPU412は、メモリコントローラ404を制
御することにより、メモリC407のデータライン45
7をCODEC411のライン463に接続する。そし
て、CODEC411は、メモリC407の符号化情報
を順次読み出して復号化、すなわち、イメージ情報とし
てメモリD408に記憶する。
【0072】CPU412は、デュアルポートメモリ4
10を介して、コア部10のCPU1003と通信を行
ない、メモリD408から、コア部10を通ってプリン
タ部2に画像をプリント出力するための設定を行なう。
この設定が終了すると、CPU412は、タイミング生
成回路409に起動をかけ、信号ライン460から所定
のタイミング信号をメモリコントローラ404に出力す
る。メモリコントローラ404は、タイミング生成回路
409からの信号に同期して、メモリD408からイメ
ージ情報を読み出し、それを信号ライン452に伝送
し、コネクタ400に出力する。
【0073】なお、コネクタ400からプリンタ部2に
出力するまでの方法は、コア部10における場合と同じ
であるので、説明を省略する。 <コンピュータ・インターフェース部7の説明>図6
は、コンピュータ・インターフェース部7の構成を示す
ブロック図である。
【0074】図6において、コネクタA700及びコネ
クタB701は、SCSIインターフェース用のコネク
タ、コネクタC702は、セントロニクスインターフェ
ース用コネクタ、コネクタD703は、RS‐232S
インターフェース用コネクタ、そして、コネクタE70
7は、コア部10と接続するためのコネクタである。
【0075】SCSIインターフェースは、2つのコネ
クタ(コネクタA700、コネクタB701)を有し、
複数のSCSIインターフェースを有する機器を接続す
る場合には、コネクタA700、コネクタB701を用
いてカスケード接続する。また、外部装置3とコンピュ
ータを1対1で接続する場合には、コネクタA700と
コンピュータをケーブルで接続し、コネクタB701に
はターミネイタ(終端器)を接続するか、コネクタB7
01とコンピュータをケーブルで接続し、コネクタA7
00にターミネイタを接続する。
【0076】これらのコネクタA700、またはコネク
タB701から入力される情報は、信号ライン751を
介してSCSI・I/F−A704、または、SCSI
・I/F−B708に入力される。SCSI・I/F−
A704、または、SCSI・I/F−B708は、S
CSIのプロトコルによる手続を行なった後、データ
を、信号ライン754を介してコネクタ707Eに出力
する。コネクタE707は、コア部10のCPUバス1
054に接続されており、コア部10のCPU1003
は、CPUバス1054から、SCSI・I/F用コネ
クタ(コネクタA700、コネクタB701)に入力さ
れた情報を受け取る。
【0077】なお、コア部10のCPU1003からの
データをSCSI・コネクタ(コネクタA700、コネ
クタB701)に出力する場合は、上記と逆の手順によ
って行なう。
【0078】セントロニクス・インターフェースは、コ
ネクタC702に接続され、信号ライン752を介して
セントロニクスI/F705に入力される。セントロニ
クスI/F705は、決められたプロトコルによりデー
タの受信を行ない、それを信号ライン754を介してコ
ネクタE707に出力する。コネクタE707は、コア
部10のCPUバス1054に接続されており、コア部
10のCPU1003は、CPUバス1054から、セ
ントロニクスI/F用コネクタ(コネクタC702)に
入力された情報を受け取る。
【0079】RS‐232Cインターフェースは、コネ
クタD703に接続され、信号ライン753を介してR
S‐232C・I/F706に入力される。このRS‐
232C・I/F706も、決められたプロトコルによ
りデータの受信を行ない、その信号を信号ライン754
を介してコネクタE707に出力する。コネクタE70
7は、コア部10のCPUバス1054に接続されてお
り、コア部10のCPU1003は、CPUバス105
4から、RS‐232C・I/F用コネクタ(コネクタ
D703)に入力された情報を受け取る。
【0080】なお、コア部10のCPU1003からの
データを、RS‐232C・I/F用コネクタ(コネク
タD703)に出力する場合は、上記と逆の手順によっ
て行なう。 <フォーマッタ部8の説明>図7は、フォーマッタ部8
の構成を示すブロック図である。
【0081】上述のコンピュータ・インターフェース部
7からのデータは、コア部10で判別され、それがフォ
ーマッタ部8に関するデータである場合には、コア部1
0のCPU1003は、コア部10のコネクタ1008
及びフォーマッタ部8のコネクタ800を介して、コン
ピュータ端末12からのデータをデュアルポートメモリ
803に転送する。
【0082】フォーマッタ部8のCPU809は、上記
のデュアルポートメモリ803を介して送られてきたコ
ードデータを受け取る。CPU809は、このコードデ
ータを順次、イメージデータに展開し、それをメモリコ
ントローラ808を介して、メモリA806、またはメ
モリB807に転送する。なお、これらのメモリA80
6、メモリB807は、各1Mbytesの容量を有し、1
つのメモリで300dpiの解像度でA4の用紙サイズま
で対応可能である。また、300dpiの解像度でA3の
用紙サイズまで対応する場合には、メモリA806とメ
モリB807をカスケード接続してイメージデータを展
開する。
【0083】上記のメモリの制御は、CPU809から
の指示によりメモリコントローラ808にて行なわれ、
イメージデータの展開の際、文字や図形等の回転が必要
な場合は、回転回路804にて回転した後、メモリA8
06またはメモリB807に転送する。そして、メモリ
A806、またはメモリB807にイメージデータの展
開が終了すると、CPU809は、メモリコントローラ
808を制御して、メモリA806のデータバスライン
858、またはメモリB807のデータバスライン85
9を、メモリコントローラ808の出力ライン851に
接続する。
【0084】次にCPU809は、デュアルポートメモ
リ803を介して、コア部10のCPU1003と通信
を行ない、メモリA806、またはメモリB807から
画像情報を出力するモードに設定する。コア部10のC
PU1003は、コア部10内の通信用IC1002を
介して、リーダ部1のCPU122に内蔵している通信
機能を用いて、CPU122にプリント出力モードを設
定する。
【0085】このプリント出力モードが設定されると、
コア部10のCPU1003は、コネクタ1008、及
びフォーマッタ部8のコネクタ800を介して、タイミ
ング生成回路802に起動をかける。タイミング生成回
路802は、コア部10からの信号に応じてメモリコン
トローラ808に、メモリA806、またはメモリB8
07から画像情報を読み出すためのタイミング信号を発
生する。これにより、メモリA806、またはメモリB
807からの画像情報は、信号ライン858または信号
ライン859を介してメモリコントローラ808に入力
される。
【0086】メモリコントローラ808からの出力画像
情報は、信号ライン851及びコネクタ800を介して
コア部10に転送されるが、コア部10からプリンタ部
2への出力については、上記のコア部10と同じである
ため、その説明を省略する。次に、本実施例におけるコ
ンピュータからのPDLデータをファクシミリにて送信
し、受信側でフォーマッタ部8へデータを転送する場合
の動作について説明する。
【0087】コンピュータ端末12からのPDLデー
タ、例えば、LIPSデータがインターフェース部7の
SCSIインターフェースを介してコア部10に至る。
そして、そのデータはファクス部4に送られ、そのデュ
アルポートメモリ410に転送される。また、データに
先だってファクス部4には、SCSIコマンドによりデ
ータの送信であることと、相手の電話番号が設定されて
いる。
【0088】そこで、ファクス部4では、相手の電話番
号や整理番号等と、送信するPDLデータとを組とする
送信文書情報を作成し、送信文書管理テーブルとして、
ファクス部4に接続されるハードディスク11等に登録
しておく。この後、ファクシミリ呼が開始される。
【0089】図8は、ITU‐Tの勧告T.30に従っ
たファクシミリ呼の手順を示す図である。そこで、図8
に従って、本実施例におけるデータ送受信の手順を説明
する。
【0090】発呼側が電話番号をダイヤルし、被呼側に
て回線の接続が行なわれると、図8に示す手順が開始さ
れる。まず、フェーズAでは、被呼側がCEDを出す。
続いてフェーズBに移り、NSF,CSI,DISを出
す。ここで、NSFのFIF第4オクテットにおいて、
本実施例の動作に必要な情報を割り当てる。
【0091】図9は、ファクシミリ呼の制御信号の構成
を示す図である。同図の上から1番目、2番目に示す、
制御信号の第1,第2オクテットは、CCITTのメン
バーコードであり、第3オクテットはメーカーコードで
ある。そして 第4オクテットのビット0,1,2に、
それぞれ、LIPS,PS,PCLの展開能力の有無を
割り当てる。ここでは、“1”が割り当てられていると
その能力有りとする。
【0092】発呼側のCPU412は、相手の能力をバ
ックアップメモリ417に記憶しておく。また、図示は
していないが、第5オクテットは、フォーマッタ部8の
現在の動作モード、例えば、LIPSかPR201のエ
ミュレーションモードかの設定がなされているモードの
領域として割り当てる。
【0093】続いて発呼側は、NSS,TSI,DCS
を出す。ここで、動作モードやPDLの指定を行なう。
例えば、モードがLIPSであれば、NSSの第4オク
テットのビット0を“1”とする。ここで、送信側の設
定として相手がエミュレーションモードならば、送信し
ない設定になっていれば、DCNを送出して回線を切断
し、エラーレポートを出力する。
【0094】一方、送信可であればトレーニングを行な
い、回線の状態をチェックする。このとき、最初に1
4.4Kbpsでトレーニングを行ない、良好な状態が
確認できればフェーズへ移行し、そうでなければ、ボー
レートを下げていく。そして、相手の電話番号及びその
番号に対応した回線の状態をバックアップメモリ417
に記憶しておく。
【0095】LIPSデータは、デュアルポートメモリ
410にあるデータを一旦、メモリA〜Dのあいている
領域に転送され、その後、MODEM414、NCU4
15を経て回線に転送される。
【0096】画像信号、またはPDLデータがすべて送
信されると、手順はフェーズDへ移る。そこで発呼側が
EOPを出し、終了を示すと被呼側はMCFを出す。そ
して、フェーズEに移り、DCNにより回線が閉じられ
てファクシミリ呼は終了する。
【0097】図10は、本実施例における受信側での処
理手順を示すフローチャートである。ここでは、受信が
終了すると、受信側では、ファクス部4からフォーマッ
タ部8へのデータ転送動作を行なう。
【0098】図10のステップS1001では、ファク
ス部4からフォーマッタ部8へのデータ転送が途中であ
るかどうかを判断する。すなわち、受信したデータが一
度も転送されていなければ、ステップS1004へ進
み、転送が中断された状態であれば、ステップS100
2へ進む。なお、これらの状態は、ファクス部4のバッ
クアップメモリ417に保存されている。
【0099】ステップS1002では、装置本体の操作
部にて、データの処理方法として、再開時にデータを
「はじめから」、「途中から」、「すてる」のいずれか
が設定され、これらがファクス部4のバックアップメモ
リ417に保存されているので、その設定に従ったそれ
ぞれの処理ステップへ進む。
【0100】データを途中から転送する場合、ステップ
S1003で転送が中断された時点のポインタを読み込
む。ファクス部4では、受信したデータをハードディス
クに保存してあるため、転送前にハードディスクからメ
モリ(DRAM)A〜D(405〜408)にデータを
移し、メモリA〜D(405〜408)からデュアルポ
ートメモリ410へ数キロバイトずつ転送する。上記の
ポインタとは、その際、データをどこまで転送したかを
表わすものである。すなわち、ステップS1003で
は、途中まで進んだポインタを読み出すものである。
【0101】また、データを初めから転送する場合に
は、処理をステップS1004に進める。これは、特に
ユーザが予期せぬ電源断等でデータを完全に出力したい
場合に設定されるモードである。他方、データを棄てる
場合には、ステップS1010でハードディスクのデー
タを破棄し、転送終了状態にして、本処理を終了する。
これは、ユーザが不要な出力で、データを速やかに消去
したい場合に設定されるモードである。
【0102】ステップS1004では、データをはじめ
から転送すべくポインタをクリアする。そして、ステッ
プS1005では、ハードディスクにあるデータをDR
AMA〜D(405〜408)に転送する。
【0103】ステップS1006では、ポインタが示す
データをデュアルポートメモリ410へ転送し、それに
より、コア部10は、デュアルポートメモリ410を読
んで、フォーマッタ部8のデュアルポートメモリ803
にデータを書き込む。フォーマッタ部8では、上述のコ
ンピュータインターフェース部7からのデータと同様に
データを受信し、展開を開始する。続くステップS10
07では、ファクス部4が、デュアルポートメモリ41
0に転送した分だけポインタを更新する。
【0104】ステップS1008では、すべてのデータ
の転送を終了したかどうか判断し、それを終了していな
ければ、処理をステップS1006へ戻し、データ終了
までステップS1006〜S1008の処理を繰り返
す。そして、ステップS1009では、ハードディスク
のデータをクリアし、転送終了状態にして本動作を終了
する。
【0105】ここで、ステップS1006からステップ
S1008の処理を繰り返し実行しているときに、装置
の電源が断たれた場合、バックアップRAMには、転送
途中の状態と実行途中のポインタが格納されている。そ
こで、再び電源が投入されると、ステップS1001か
ら実行され、データを途中から、あるいは初めから転送
することができる。
【0106】以上説明したように、本実施例によれば、
コンピュータ等で作成されたPDL等の画像データをそ
のまま伝送し、受信側で、データ転送途中にその装置の
電源が断たれ、再度電源が立ち上がった場合、引き続き
行なわれる画像データの展開処理において、データの転
送を「初めから行なう」、「途中から行なう」、「破棄
する」の内から選択的に実行制御することによって、ユ
ーザの所望するデータが記載された文書を得ることがで
き、ユーザの使い勝手に応じた装置を提供することが可
能となる。 <変形例>以下、上記第1実施例の変形例について説明
する。
【0107】なお、本変形例では、画像通信装置がステ
イプル機能を有している場合の受信側での処理について
説明する。また、本変形例に係る装置では、PDLデー
タは、一連のデータの始めにジョブの開始コマンドがあ
り、続いて、ソート、ステイプル等のプリンタ制御コマ
ンド、電話番号、画像展開用データ、そして、ジョブエ
ンドコマンドという構成をとる。ここでは、フォーマッ
タ部8は、このジョブエンドコマンドによってプリンタ
部2へステイプルコマンドを発行するので、プリンタ部
2はステイプルを行なう。
【0108】なお、セントロニクスからのPDLデータ
には、このジョブスタート、ジョブエンドのコマンドが
発行されず、ステイプル機能を使用できないものがあ
る。この場合、電話番号も指定できないのでデータ通信
をすることが不可能となる。
【0109】図11は、本変形例に係る装置の受信側で
のデータ転送動作を示すフローチャートである。同図に
おいて、ステップS2001では、ファクス部4からフ
ォーマッタ部8へのデータ転送が、受信しながら、とい
う設定であるかどうかを判断する。ここで、この転送が
受信完了後である、という設定になっていると判断され
れば、ステップS2010の処理へ進み、受信しながら
の転送であれば、ステップS2002の処理へ進む。な
お、これらの状態は、ファクス部4のバックアップRA
Mに保存されている。
【0110】ステップS2002では、プリンタ部2あ
るいはフォーマッタ部8が動作中であるか否かを判断す
る。そして、それらが動作中であればデータ転送ができ
ないので、ステップS2010に進み、そこで、通信完
了時に自動的に転送するモードで動作するようにする。
【0111】一方、プリンタ部2あるいはフォーマッタ
部8が動作中ではなく、データ転送が可能であれば、ス
テップS2003へ進み、そこで、受信データが64キ
ロバイト完了するまで待つ。この64キロバイトとは、
旧CCITT勧告のT.4で定められた誤り訂正モード
の1ブロックのデータ量であり、1ブロック分の受信が
完了すると、そのブロックはエラーがないブロックであ
ると判断できる。
【0112】上記の1ブロック分のデータ受信が完了す
ると、ステップS2004で、さらに次のブロックを受
信しながら、デュアルポートメモリ410を介して、フ
ォーマッタ部8へデータ転送を行なう。フォーマッタ部
8では、上述のようにコア部10からデュアルポートメ
モリ803に転送されてきたデータの展開を開始する。
これにより、電話回線によるデータ転送が終了して、デ
ータを順次、展開することができ、出力完了を早めるこ
とができる。
【0113】ステップS2005では、通信が完了した
かどうかを判断し、それが完了していなければ、処理を
再度ステップS2003へ戻し、上記の受信・転送を繰
り返す。そして、受信が完了するとステップS2006
へ処理を進める。
【0114】ステップS2006では通信エラーの有無
を調べ、通信エラーがなければ、続くステップS200
7でデータを転送し、本処理を終了する。しかし、通信
エラーの発生があれば、通信エラーによりデータが完結
していないため、ステップS2008で、フォーマッタ
部8へジョブエンドコマンドデータを転送し、データ転
送を完結させる。これにより、ステイプル機能が次の出
力と重複して発生することを回避できる。そして、ステ
ップS2009では、エラーレポートを出力して、受信
側の操作者に通信エラーの発生を通知して、本処理を終
了する。
【0115】ステップS2001にて、データ転送を受
信完了後に行なう旨の設定がなされていたり、ステップ
S2002で、プリンタ部2やフォーマッタ部8が動作
中の場合には、ステップS2010で通信の完了を待
ち、そして、通信完了後、ステップS2011で通信エ
ラーの発生の有無を判定する。ここで、エラーの発生が
確認されれば、ステップS2009へ進み、エラーレポ
ートを出力して本処理を終了する。この場合、受信デー
タはすべてクリアーする。
【0116】しかし、エラーの発生がなければ、ステッ
プS2012で、さらにフォーマッタ部8へデータ転送
が可能かどうかを調べ、そこへのデータ転送が可能にな
るまで待つ。そして、データ転送が可能になれば、ステ
ップS2013で、すべてのデータをフォーマッタ部8
へ転送して、本処理を終了する。なお、フォーマッタ部
8では、データを展開しそれを出力すれば、動作を終了
する。
【0117】このように、ファクス部4からフォーマッ
タ部8へのデータ転送を、受信しながら行なう、あるい
は、受信完了後に行なうという設定を可能にし、転送不
可能な場合に、自動的に受信完了後に転送するモードへ
移行させることで、エラー時にデータが途絶えるといっ
た不都合を回避でき、装置の使い勝手がよくなる。
【0118】さらに、通信エラー発生時に、ジョブエン
ドコマンドをデータ受信側で発行するようにすること
で、例えば、ファクス受信出力とプリンタ出力とが混在
するという不都合をも回避できる。 [第2実施例]以下、本発明に係る第2の実施例につい
て説明する。なお、本実施例に係る画像形成装置全体及
びその各部は、図1〜図7に示す、上記第1実施例に係
る画像形成装置と同じ構成をとり、また、ファクシミリ
呼の手順についても、図8に示す、上記第1実施例に係
る手順と同じであるので、ここでは、その図示及び説明
を省略する。
【0119】図12は、本実施例に係るファクシミリ呼
の制御信号の構成を示す図である。同図において、制御
信号の第1,第2オクテットは、ITU‐Tのメンバー
コードであり、第3オクテットはメーカーコードであ
る。そして 第4オクテットのビット0,1,2に、そ
れぞれ、LIPS,PS,PCLの展開能力の有無を割
り当てる。ここでは、“1”が割り当てられているとそ
の能力有りとする。発呼側のCPU412は、相手の能
力をバックアップメモリ417に記憶しておく。また、
ビット7は、エラー発生時の通信モードであることを示
している。
【0120】第5オクテットは、フォーマッタ部8の現
在の動作モード、例えば、LIPSかPR201のエミ
ュレーションモードかの設定がなされているモードの領
域として割り当てられ、第6オクテッドには、データご
とに異なる番号を割り当てる。受信側では、エラー発生
時にこの番号によって送信側のデータを特定する。
【0121】図13は、本実施例における受信側での処
理手順を示すフローチャートである。同図のステップS
3001では、ファクス部4が上述の第1実施例におけ
る受信動作と同じ動作を行ない、ステップS3002
で、ファクス部4からコア部10を介してフォーマッタ
部8へ受信データの転送を行なう。ここで、かりに送信
側のファクス部4と受信側のファクス部4との間で1メ
ガバイトのデータ転送が行なわれたとしても、フォーマ
ッタ部8は、ここでは、数キロバイトずつ転送する。そ
して、ステップS3003では、転送された数キロバイ
トの画像の展開を行なう。
【0122】ステップS3004では、フォーマッタ部
8は、排紙命令があれば、ステップS3005で画像を
プリンタ部2に出力する。続くステップS3006で
は、フォーマッタ部8が、ファクス部4にまだデータが
あると判断すると、処理をステップS3002へ戻し、
上述のデータ転送、画像展開を繰り返す。そして、デー
タをすべて処理すれば、すなわち、ステップS3006
でデータがないと判断されれば、本処理を終了する。
【0123】一方、ステップS3004で排紙命令がな
いと判断されれば、ステップS3007で、ファクス部
4にまだデータがあるかどうかを判断し、そこにデータ
があれば、ステップS3002へ戻って、次のデータの
転送を繰り返す。しかし、ファクス部4で受信されたデ
ータをすべて処理したにもかかわらず、最後に展開した
ページが排紙命令なしで終了した場合、データにエラー
があったとして、処理をステップS3008に進める。
【0124】通常のプリンタは、データをすべて展開終
了しても、ホストコンピュータから再びデータが送られ
ることがあるため、直ちにエラーにはしない。しかし、
本実施例のようにファクス部4を用いた場合には、デー
タが完結しており、続くことはない。従って、最後に排
紙命令がないということは、データがエラーであること
を意味する。
【0125】なお、ステップS3004で、排紙命令の
判定とともに、エラーチェックを行なってもよい。例え
ば、プリンタは、メモリがオーバーフローするとエラー
となり、以降の処理を行なわない。上記のようエラー
が、あらかじめ定めた所定回数発生した場合、それを検
知して、以下に述べるステップS3008へ進めるよう
にしてもよい。
【0126】ステップS3008では、エラー処理とし
て、ファクス部4及びフォーマッタ部8にある未処理の
データをクリアする。そして、リーダ部1の表示部にエ
ラーの発生を表示し、あるいは、あらかじめ決められた
フォーマットのエラー通知レポートをプリンタ部2より
出力する。
【0127】次のステップS3009では、受信側が送
信元にエラー通知すべく発呼側となり、被呼側となる送
信側にダイヤルを行なって、エラーとなった文書の番号
等とともに、その旨を通知する。この場合は、図12に
示すNSSの第4オクテッドのビット7を‘1’にし
て、エラー通知の通信であることを伝える。また、第6
オクテッドには、送信側から送られてきた番号をそのま
まセットする。そして、上記のフェーズC,Dを省略し
てDNCを送出し、回線を切断する。
【0128】エラー通知を受けた送信元では、エラーと
なった文書の番号をもとに、ハードディスク11に登録
されている送信文書管理テーブルから、該当する送信文
書情報を特定し、再送する。
【0129】以上説明したように、本実施例によれば、
コンピュータ等にて作成されたPDL等の画像データを
そのまま伝送し、エラーが発生した場合、送信先に対し
てエラー通知を行ない、このエラー通知を受けた送信側
にて、画像データの再送を行なうようにすることで、受
信側はもとより送信側の操作者に煩雑な操作を強要する
ことなく、画像データの再送を容易に行なえる。
【0130】なお、上記第2実施例では、PDLのファ
クス送信が正常に終了した場合については言及していな
いが、例えば、正常終了時にも送信側にその旨を通知す
るとともに、通知を受けた送信側で、送信文書管理テー
ブルからその送信文書情報を削除するようにしてもよ
い。あるいは、正常終了時には送信先に通知せず、送信
側にて所定時間の経過により送信文書情報を削除するよ
うにしてもよい。
【0131】さらに、送信文書管理テーブルをファクス
部4のハードディスク11ではなく、ファイル部5に接
続される外部記憶装置6に登録し、ファイル部5にて送
信文書情報を管理するようにしてもよい。
【0132】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
展開手段への情報の転送モードを選択的に実行制御する
ことによって、ユーザの所望するデータが記載された文
書を得ることができ、ユーザの使い勝手に応じた装置を
提供できる。
【0134】また、他の発明によれば、受信側からのエ
ラー通知を発行し、それを受けた送信側にて、画像デー
タの再送を行なうようにすることで、複雑な操作を経ず
に画像データの再送を容易に行なえる。
【0135】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る通信コントローラの全体
構成を示すブロック図である。
【図2】リーダ部1及びプリンタ部2の構成を示す断面
図である。
【図3】リーダ部内の信号処理の構成を示すブロック図
である。
【図4】コア部10の構成を示すブロック図である。
【図5】ファクス部4の構成を示すブロック図である。
【図6】コンピュータインターフェース部7の構成を示
すブロック図である。
【図7】フォーマッタ部8の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】ファクシミリ呼の手順を示す図である。
【図9】ファクシミリ呼の制御信号の構成を示す図であ
る。
【図10】受信側での処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】第1実施例の変形例に係る装置の受信側での
データ転送動作を示すフローチャートである。
【図12】第2実施例に係るファクシミリ呼の制御信号
の構成を示す図である。
【図13】第2実施例における受信側での処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像入力装置(リーダ部) 2 画像出力装置(プリンタ部) 3 通信コントローラ 4 ファクス部 5 ファイル部 6 外部記憶装置 7 コンピュータ・インターフェース部 8 フォーマッタ部 9 イメージメモリ部 10 コア部 11 ハードディスク 12 コンピュータ端末 13 電話回線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コード情報で表現された情報を公衆回線
    を介して所定の手順に従って送受信する画像通信装置に
    おいて、 受信した前記情報を格納する手段と、 前記格納された情報について、前記コード情報に関する
    展開を行なう展開手段と、 あらかじめ、前記展開手段への情報転送モードを設定す
    る手段と、 前記設定された情報転送モードにて、前記格納された情
    報を前記展開手段に転送する転送手段とを備えることを
    特徴とする画像通信装置。
  2. 【請求項2】 さらに、当該画像通信装置における動作
    異常の有無を検出する手段を備え、前記転送手段は、該
    動作異常が検出された場合に前記設定された情報転送モ
    ードにて転送を行なうことを特徴とする請求項1に記載
    の画像通信装置。
  3. 【請求項3】 前記情報転送モードには、前記情報を受
    信する度に転送するモード、前記公衆回線を介した情報
    の伝送が完結してから転送するモードが含まれることを
    特徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  4. 【請求項4】 前記情報転送モードには、前記異常の検
    出後に前記情報を初めから転送するモード、該情報を前
    記異常の検出後に途中から転送するモード、該情報を転
    送しないモードが含まれることを特徴とする請求項2に
    記載の画像通信装置。
  5. 【請求項5】 前記異常には、前記情報が前記展開手段
    に転送中に当該画像通信装置の電源供給が一旦断たれた
    後に再び電源供給がなされた場合が含まれることを特徴
    とする請求項4に記載の画像通信装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記異常が検出された場合に前
    記情報の受信側にてジョブエンドコマンドを発行する手
    段を備えることを特徴とする請求項4に記載の画像通信
    装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記展開手段にて前記画像を展
    開する際のエラー発生を検出する手段と、 前記エラー発生が検出された場合、前記情報の送信側に
    前記公衆回線を介して該エラー発生を通知する手段とを
    備えることを特徴とする請求項1に記載の画像通信装
    置。
  8. 【請求項8】 前記エラー発生の通知があった場合、前
    記情報の送信側は該情報を再送することを特徴とする請
    求項7に記載の画像通信装置。
  9. 【請求項9】 前記エラー発生の通知があった場合、前
    記情報の送信側において該エラーの発生を可視表示する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像通信装置。
  10. 【請求項10】 前記可視表示は、前記エラーの発生を
    画像に展開出力する処理であることを特徴とする請求項
    9に記載の画像通信装置。
JP7093583A 1995-04-19 1995-04-19 画像通信装置 Pending JPH08293952A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11191087A (ja) * 1997-12-26 1999-07-13 Canon Inc 周辺機器システムおよび周辺機器システムの通信方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2002154741A (ja) * 2000-11-15 2002-05-28 Tohoku Ricoh Co Ltd 画像形成装置
WO2006080468A1 (en) * 2005-01-25 2006-08-03 Canon Kabushiki Kaisha Adaptor, image supply device, printing system, and control method therefor
US8472058B2 (en) 2009-04-15 2013-06-25 Canon Kabushiki Kaisha Image processing device, image processing method, and program

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Effective date: 20031222