JPH08293937A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08293937A
JPH08293937A JP7096947A JP9694795A JPH08293937A JP H08293937 A JPH08293937 A JP H08293937A JP 7096947 A JP7096947 A JP 7096947A JP 9694795 A JP9694795 A JP 9694795A JP H08293937 A JPH08293937 A JP H08293937A
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harness holding
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハーネスによる配線作業性を著しく改善する
ことができるファクシミリ装置を提供すること。 【構成】 本体上カバー11a 上面に操作パネル19を備え
る一方、本体カバー11a,11b 内に原稿読み取り機構12、
プリント機構13、AC商用電源を所定電圧のDC電源に
変換する電源部、相手ファクシミリ装置との間の回線の
確立等を行う網制御部、および装置全体の制御を行う制
御部17a を備えるファクシミリ装置において、下本体カ
バー11b の底面に、下方に開放するハーネス保持溝55を
形成するとともに、このハーネス保持溝55内に、制御部
17a と装置各部とを連絡するハーネス56の中間部を収容
保持させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、特に、ワイヤハーネスの配置構造に特徴づけられた
ファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ァクシミリ装置は、画像読み
取り機能、画像通信機能、画像印刷機能を備えた多機能
装置であるとともに、機械的構成と電気的構成とが複合
した機械・電気複合装置である。たとえば、画像読み取
り機能部は、原稿送り機構やCCDなどの画像読み取り
素子、あるいは原稿センサ等の素子を組み合わせて構成
される。画像通信機能部は、主として電子回路によって
構成される。画像印刷機能部は、サーマルヘッドを用い
た感熱方式やレーザスキャナを用いた電子写真方式によ
って記録紙に画像情報を印刷するように構成され、この
場合も記録紙搬送機構といった機械的構成が組み合わさ
れる。また、電気的構成としては、AC商用電源を所定
電圧のDC電源に変換する電源部、相手ファクシミリ装
置との間の回線の確立等を行う網制御部(NCU)、お
よびファクシミリ装置全体の制御等を行う制御部を備え
ている。これら電源部、網制御部および制御部は、たと
えば、電源基板、網制御基板(NCU基板)、あるいは
制御基板といったように分けて、回路基板上に搭載して
構成されるのが普通である。
【0003】各基板間、あるいは各基板と装置各部との
間の電気的接続は、ケーブル配線によって行われる。た
とえば、制御基板には、制御入力用として、操作パネル
のキーボードからの操作入力線用ケーブル、各種センサ
類からのセンサ入力線用ケーブル、画像読み取り素子か
らの画像データ入力線用ケーブルなどが配線接続され
る。また、制御出力用として、原稿送り機構や記録紙搬
送機構を駆動するためのモータへの制御出力線用ケーブ
ル、操作パネルのディスプレイへの表示出力信号線用ケ
ーブル、サーマルヘッドやレーザスキャナへの画像デー
タ出力信号線用ケーブルや制御信号線用ケーブルなどが
配線接続される。このように、ファクシミリ装置の内部
には、回路基板間、あるいは回路基板と装置各部との間
を接続する各種の、かつ多数本のケーブルが配線され
る。
【0004】上記のケーブルによる配線作業を簡便に行
うために、複数本の同種のケーブル、あるいは同じ経路
を通すことができる複数本のケーブルの中間部を束状に
まとめ、かつ各ケーブルの端部にコネクタを取付けてな
る、いわゆるワイヤリングハーネス(以下、単にハーネ
スという。)を準備し、このハーネスを用いてファクシ
ミリ装置内の配線作業を行うということが行われてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
配線作業は、従来、ファクシミリ装置の組立ての最終段
階、すなわち、各部品や機構類が組み立てられた後に行
われていた。したがって、内部の狭隘部にハーネスを通
して所定の場所にコネクタを接続するという、非常に困
難かつ面倒な作業が強いられる場合があり、全体とし
て、組立て作業性に改善の余地があった。また、ハーネ
スを構成する細いケーブルが内部機構に引っ掛かって断
線し、そのハーネスが使用不能となって破棄せざるをえ
なくなるなどの事故が頻発し、これがコスト上昇要因と
もなっていた。
【0006】本発明は、上記した課題を解決するために
考え出されたものであって、ハーネスによる配線作業性
を著しく改善することができるファクシミリ装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明のファクシミリ装置は、本体カ
バー上面に操作パネルを備える一方、本体カバー内に原
稿読み取り機構、プリント機構、AC商用電源を所定電
圧のDC電源に変換する電源部、相手ファクシミリ装置
との間の回線の確立等を行う網制御部、および装置全体
の制御を行う制御部を備えるファクシミリ装置であっ
て、本体カバーの底面に、下方に開放するハーネス保持
溝を形成するとともに、このハーネス保持溝内に、制御
部と装置各部とを連絡するハーネスの中間部を収容保持
している。
【0008】また、請求項2に係る発明のファクシミリ
装置は、請求項1に係る発明のファクシミリ装置であっ
て、上記操作パネルは本体カバー上面前方部に、上記原
稿読み取り機構は本体カバー内前方部に、それぞれ配置
されているとともに、上記制御部は本体カバー内後方部
に配置されており、かつ、上記ハーネス保持溝は上記本
体カバーの底面を前後方向に延びるように形成されてい
る一方、上記ハーネス保持溝内には、少なくとも上記操
作パネルと上記制御部との間を連絡する操作パネル用ハ
ーネスの中間部、および、上記原稿読み取り機構と上記
制御部との間を連絡する原稿読み取り機構用ハーネスの
中間部が収容されて構成されている。
【0009】さらに、請求項3に係る発明のファクシミ
リ装置は、請求項2に係る発明のファクシミリ装置であ
って、上記本体カバーの底部には、前方より挿入される
給紙カセットが設けられるとともに、上記制御部は上記
本体カバー内における上記給紙カセットよりも後方の空
間に配置されており、かつ、上記ハーネス保持溝は、上
記給紙カセットの側部に沿うようにして本体カバーの底
面における幅方向一側寄りに形成されている。
【0010】そして、請求項4に係る発明のファクシミ
リ装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに係る発
明のファクシミリ装置であって、上記ハーネス保持溝
は、本体カバーの底面に取付けられる底板によって一部
または全部が封鎖されている。
【0011】さらに、請求項5に係る発明のファクシミ
リ装置は、請求項1ないし請求項4のいずれかに係る発
明のファクシミリ装置であって、上記ハーネスは、これ
を括るバンド部材の適部が上記ハーネス保持溝の内壁に
形成した凹部に係合させられることにより、ハーネス保
持溝の溝方向の位置決めがなされている。
【0012】
【作用】上記構成を有する請求項1に係る発明のファク
シミリ装置においては、制御部と装置各部とを連絡する
ケーブルをまとめたハーネスの中間部が、本体カバーの
底面に設けたハーネス取り回し専用のハーネス保持溝に
収容保持さる。ハーネス保持溝は、本体カバーの底面に
下方に開放しているので、このハーネス保持溝にハーネ
スを収容保持させる作業はきわめて容易に行える。ま
た、このハーネス保持溝は、位置的に内部機構から隔離
されているので、たとえば、ファクシミリ装置の組立て
段階のいずれかの時点において、ハーネスを上記保持溝
に収容させることができ、装置組立て手順の自由度が高
まる。こうしてハーネス収容溝に保持されたハーネスの
端部のコネクタは、適宜、制御部、あるいは装置各部に
接続される。また、ケーブルを分散して装置内部に通す
必要性が少なくなるので、細いケーブルが装置内部機構
に引っ掛かって破断するといった事故も、有効に回避さ
れる。
【0013】また、請求項2に係る発明のファクシミリ
装置においては、装置前方に配置される操作パネルと装
置後方に配置される制御部間を連絡するハーネス、およ
び、装置前方に配置される原稿読み取り機構と装置後方
に配置される制御部間を連絡するハーネスが、その中間
部において、本体カバー下面に形成したハーネス保持溝
に収容保持される。このように装置前方と装置後方との
間の比較的長い距離を介して接続する必要のあるハーネ
スであっても、装置内部を通すことなく、本体カバー底
面に好適に配置することができる。その結果、ファクシ
ミリ装置内部の各機構部の配置の自由度が高まる。
【0014】さらに、請求項3に係る発明のファクシミ
リ装置においては、上記のように装置前方と装置後方と
の間の比較的長い距離を介して接続する必要のあるハー
ネスであっても、本体カバーの底面において、給紙カセ
ットの側方のデッドスペースを利用して、好適に配置す
ることができる。
【0015】そして、請求項4に係る発明のファクシミ
リ装置においては、上記ハーネス保持溝は、底板によっ
て封鎖されて適正に目隠しされる。また、底板を外して
ハーネスを露出させることにより、断線のチェック等の
メインテナンスを簡便に行える。
【0016】また、請求項5に係る発明のファクシミリ
装置においては、複数のハーネスがバンドで括られたハ
ーネス集合体のハーネス保持溝長手方向の位置決めが適
正に行える。したがって、ハーネスを構成する各ケーブ
ル長さ、あるいはハーネス全体に対する各ケーブルの延
出長さを、接続相手に応じた適正な長さに設定しつつハ
ーネスを構成しておくことにより、ハーネスを保持溝に
収容した後、各ケーブルを接続相手に接続する段階に、
ケーブルが長すぎて弛んだり、接続相手までの長さが足
らなかったりといった事態が生じることがなく、ハーネ
スを構成する各ケーブルの接続相手に対する接続作業ま
でふくめた配線作業がより簡便に行える。また、ハーネ
スを構成する各ケーブルの長さを必要十分なものとする
ことができ、ケーブル材料節約にもつながる。さらに、
複数種類のハーネスをバンドで括っておくことにより、
部品管理も容易となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明のファクシミリ装置の好ましい
実施例を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0018】図1は、ファクシミリ装置10の一例の中
央断面図である。まず、このファクシミリ装置10の全
体構造の概略を説明する。本体上カバー11aの内部前
方部(図1の左方部)には、原稿読み取り機構12が配
置されているとともに、後方部(図1の右方部)には、
プリント機構13が配置されている。また、本体下カバ
ー11bの前方部には、前方から挿入される給紙カセッ
ト14が配置されている。また、この本体下カバー11
bにおける、上記給紙カセット14よりもさらに後方の
領域には、複数枚の回路基板15,16,17からなる
電気的構成部18が配置されている。この電気的構成部
18には、制御基板17として構成される制御部17a
が含まれる。そして、本体カバー11の上面前方部に
は、操作パネル19が配置されている。
【0019】原稿読み取り機構12は、本体上カバー1
1aの上部に形成された原稿台20にセットされた原稿
を分離ローラ21によって一枚ずつ内部に引き込み、こ
れを送りローラ22,22によってさらに送る間に、原
稿下面の画像が1ラインずつ読み取られる。読み取りを
終えた原稿は、排紙ローラ23,23によって排出され
る。上記送りローラ22と排紙ローラ23との間には、
透明な原稿支持板24が設けられており、LEDアレイ
などの光源25から発せられた光の原稿下面からの反射
光が複数枚のミラー26,27,28およびレンズ29
を介してCCD等の読み取り素子30に集光させられ
る。分離ローラ21、送りローラ22、排紙ローラ23
は、ステップモータ31を駆動源として、図示しないギ
ヤトレインやベルト伝動機構を介して制御・駆動され
る。原稿台20の先端部には、図示しない原稿有無セン
サが設けられ、原稿搬送経路途中には、図示しない原稿
先端位置検知センサが設けられている。
【0020】この原稿読み取り機構12に関していえ
ば、光源25駆動用ケーブル、読み取り素子30からの
読み取り画像データ信号を制御部17aに送るためのケ
ーブル、原稿有無センサからの信号を制御部17aに送
るためのケーブル、原稿先端位置検出センサからの信号
を制御部17aに送りためのケーブル等を、装置後方に
配置される制御部まで配線する必要がある。ステップモ
ータ31を制御・駆動するためのケーブルもまた、上記
制御部17aまで配線する必要がある。なお、図示例の
場合、上記ステップモータ31は、後記するプリント機
構13の各ローラ類やインクリボンを駆動させるための
駆動源として兼用される。
【0021】操作パネル19には、テンキーやファンク
ションキー、短縮ダイヤルキーのほか、コピーモード選
択キー、ストップキー、スタートキーなどの操作キー
や、各種の表示を行うLCDなどで構成されるディスプ
レイなどが設けられている。
【0022】この操作パネル19に関していえば、操作
キーによる入力信号を制御部17aに送るためのケーブ
ル、あるいは、ディスプレイを制御・駆動するためのケ
ーブルが、上記制御部との間に配線される。
【0023】一方、プリント機構13は、給紙カセット
14から奥方に引き込まれた記録紙34aが記録紙搬送
機構32によってUターン状に送られて給紙カセット1
4の蓋14aの上面に戻ってくる間に、この記録紙34
aに対して感熱転写方式によってプリントが行われるよ
うに構成されている。
【0024】記録紙搬送機構32は、給紙カセット14
内でバネ33によって上向きに付勢された記録紙積層物
34の上面に接触しつつ回転して最上位の記録紙34a
を後方に引き込む給紙ローラ35、こうして後方に引き
込まれた記録紙34aを挟むようにして回転し、この記
録紙34aをさらに後方に送る送りローラ36,36、
こうして送られる記録紙34aを上方Uターンするよう
に案内するガイド壁37、サーマルヘッド38に対して
記録紙34aをバックアップするプラテン39、プリン
トを終えた記録紙34aの搬送方向を下方に向けて変更
するガイド壁40、プリントを終えた記録紙34aを給
紙カセット14の蓋14aの上に排出する排紙ローラ4
1,41等を備えて構成されている。
【0025】サーマルヘッド38は、インクリボン42
を挟んでばね43によってプラテン39に向けて付勢さ
れている。また、インクリボン42は、供給ロール44
aと巻取りロール44bとを有するリボンカセット44
内に装填されている。上記記録紙搬送機構32における
各ローラ35,36、プラテン39、並びにリボンカセ
ット44における巻取りロール44bは、上記ステップ
モータ31を駆動源として、図示しない動力伝達機構を
介して、所定のように制御・駆動される。
【0026】このプリント機構13に関していえば、プ
リント画像データ信号やヘッド制御信号をサーマルヘッ
ド38に送るためのケーブル(図示略)が上記制御部1
7aとサーマルヘッド38との間に配線される。
【0027】本体上カバー11aは、本体下カバー11
bに対して回動可能に取付けられており、また、上記本
体下カバー11bは、図1および図2に表れているよう
に、全体として、底面に開口部45を有する下開放状の
形態となっており、この開口部45の一部または全部が
底板46によって塞がれる。そして、本実施例では、上
記給紙カセット14よりも後方の領域に、垂直隔壁4
7、階段状の中間天井壁48、垂直状の奥壁49、およ
び左右の側壁50で囲まれた下開放状のボックス空間5
1が形成されており、このボックス空間51に、底板4
6上に固定された複数枚の基板15,16,17が配置
されている。
【0028】本実施例では、図1、図3および図4示す
ように、AC商用電源を所定電圧のDC電源に変換する
機能を持たせた電源基板15と、相手ファクシミリ装置
との間の回線の確立等の網制御機能を持たせた網制御基
板(NCU基板)16と、ファクシミリ装置全体の制御
機能を持たせた、上記制御部17aとしての制御基板1
7とを上記ボックス空間51に配置している。より具体
的には、制御基板17と電源基板15とを装置幅方向に
隣接させて、底板46に対して水平状に固定するととも
に、両基板17,15の奥方に設けた上向きコネクタ5
3,54に対し、垂直状のNCU基板16を挿入接続し
ている。このNCU基板16の上方部は、底板46の奥
方端を上向きに折り曲げた起立部46aに固定される。
【0029】さて、前述したように、上記制御部17a
と装置各部との間には、種々のケーブルが配線される。
とくに、上記制御部17aは装置後方部に配置される一
方、上記原稿読み取り機構17、操作パネル19および
動力駆動源としてのステップモータ31は装置前方部に
配置されており、これらと制御部17aとの間の距離は
比較的長い。本実施例では、上記原稿読み取り機構12
に関するケーブルと、操作パネル19に関するケーブル
と、上記ステップモータ31に関するケーブルを、次の
ように配線している。
【0030】すなわち、図2および図5に示すように、
本体下カバー11bの底面における上記給紙カセット1
4を収容する領域に隣接するようにして、前後方向に延
びる下開放状のハーネス保持溝55を形成し、上記各ケ
ーブルをまとめて構成したハーネス56の中間部を、こ
のハーネス保持溝55に収容保持させた上で、ハーネス
を構成する各ケーブルの一端部に取付けたコネクタ57
を上記制御基板17に接続するとともに、各ケーブルの
他端部に取付けたコネクタ58を、上記原稿読み取り機
構12、操作パネル19およびステップモータ31にそ
れぞれ接続する。また、上記ハーネス56は、その中間
部適部をバンド51によって括られて一体化されてお
り、このバンド51の適部が上記ハーネス保持溝55の
内面に形成された凹部55aに係合させられるようにな
っており、これにより、ハーネス56の保持溝55方向
の位置が決定される。なお、ハーネス56を構成する場
合、原稿読み取り部用ハーネス、ステップモータ用ハー
ネス、および操作パネル用ハーネスを別個に作成して上
記バンド59によって一体化してもよいし、すべてのケ
ーブルを当初から束ねて一体化してもよい。
【0031】上記ハーネス56の太さは、上記ハーネス
保持溝55内に押し込んで保持させた状態において不用
意に脱落しない程度に設定しておくことが、底板46を
取付ける以前に上記保持溝55にハーネス56を保持さ
せ、各ケーブルの端部のコネクタ57,58を所定の相
手に接続する作業を行う上で都合がよい。
【0032】上記のようにハーネス56のハーネス保持
溝55での長手方向の位置が決定されるので、ハーネス
を構成する各ケーブルの全長および延出長さをあらかじ
め設定しておけば、各ケーブルの端部のコネクタを接続
相手に接続するに際し、ケーブルが長すぎて弛んだり、
長さが足りなくて接続不能となったりするということは
なく、配線作業が容易に行える。
【0033】こうして配線作業を終えた後は、底板46
を本体下カバー11bの底面に取付けることにより、フ
ァクシミリ装置の組立て作業が完了する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本願の各請求項に記載した発明に係るファクシミリ装置
によれば、次の効果を奏することができる。
【0035】請求項1に係る発明のファクシミリ装置に
おいては、制御部と装置各部とを連絡するケーブルをま
とめたハーネスの中間部が、本体カバーの底面に設けた
ハーネス取り回し専用のハーネス保持溝に収容保持さ
れ、ハーネス保持溝は、本体カバーの底面に下方に開放
しているので、このハーネス保持溝にハーネスを収容保
持させる作業はきわめて容易に行える。また、このハー
ネス保持溝は、位置的に内部機構から隔離されているの
で、たとえば、ファクシミリ装置の組立て段階のいずれ
かの時点において、ハーネスを上記保持溝に収容させる
ことができ、装置組立て手順の自由度が高まる。また、
ケーブルを分散して装置内部に通す必要性が少なくなる
ので、細いケーブルが装置内部機構に引っ掛かって破断
するといった事故も、有効に回避される。その結果、ハ
ーネスによる配線作業性が著しく改善される。
【0036】また、請求項2に係る発明のファクシミリ
装置においては、装置前方に配置される操作パネルと装
置後方に配置される制御部間を連絡するハーネス、およ
び、装置前方に配置される原稿読み取り機構と装置後方
に配置される制御部間を連絡するハーネスが、その中間
部において、本体カバー下面に形成したハーネス保持溝
に収容保持されるので、このように装置前方と装置後方
との間の比較的長い距離を介して接続する必要のあるハ
ーネスであっても、装置内部を通すことなく、本体カバ
ー底面に好適に配置することができる。また、ファクシ
ミリ装置内部の各機構部の配置の自由度が高まる。
【0037】さらに、請求項3に係る発明のファクシミ
リ装置においては、上記のように装置前方と装置後方と
の間の比較的長い距離を介して接続する必要のあるハー
ネスであっても、本体カバーの底面において、給紙カセ
ットの側方のデッドスペースを利用して、好適に配置す
ることができる。
【0038】そして、請求項4に係る発明のファクシミ
リ装置においては、上記ハーネス保持溝は、底板によっ
て封鎖されて適正に目隠しされる。また、底板を外して
ハーネスを露出させることにより、断線のチェック等の
メインテナンスを簡便に行える。
【0039】また、請求項5に係る発明のファクシミリ
装置においては、複数のハーネスがバンドで括られたハ
ーネス集合体のハーネス保持溝長手方向の位置決めが適
正に行えるので、ハーネスを構成する各ケーブル長さ、
あるいはハーネス全体に対する各ケーブルの延出長さ
を、接続相手に応じた適正な長さに設定しつつハーネス
を構成しておくことにより、ハーネスを保持溝に収容し
た後、各ケーブルを接続相手に接続する段階に、ケーブ
ルが長すぎて弛んだり、接続相手までの長さが足らなか
ったりといった事態が生じることがなく、ハーネスを構
成する各ケーブルの接続相手に対する接続作業までふく
めた配線作業がより簡便に行える。また、ハーネスを構
成する各ケーブルの長さを必要十分なものとすることが
でき、ケーブル材料節約にもつながる。さらに、複数種
類のハーネスをバンドで括っておくことにより、部品管
理も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の一例の中央縦
断面図である。
【図2】本体カバーの平面図である。
【図3】各基板が取付けられた底板の平面図である。
【図4】図3のIV−IV方向矢視図である。
【図5】図2のV−V線断面図に相当するハーネス取付
け構造説明図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置 11a 本体上カバー 11b 本体下カバー 12 原稿読み取り機構 13 プリント機構 15 回路基板(電源基板) 16 回路基板(NCU基板) 17 回路基板(制御基板) 17a 制御部 19 操作パネル 30 読み取り素子 31 ステップモータ 38 サーマルヘッド 45 開口部 46 底板 55 ハーネス保持溝 55a 凹部 56 ハーネス 57 コネクタ 58 コネクタ 59 バンド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体カバー上面に操作パネルを備える一
    方、本体カバー内に原稿読み取り機構、プリント機構、
    AC商用電源を所定電圧のDC電源に変換する電源部、
    相手ファクシミリ装置との間の回線の確立等を行う網制
    御部、および装置全体の制御を行う制御部を備えるファ
    クシミリ装置において、 上記本体カバーの底面に、下方に開放するハーネス保持
    溝を形成するとともに、このハーネス保持溝内に、上記
    制御部と装置各部とを連絡するハーネスの中間部を収容
    保持させたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 上記操作パネルは本体カバー上面前方部
    に、上記原稿読み取り機構は本体カバー内前方部に、そ
    れぞれ配置されているとともに、上記制御部は本体カバ
    ー内後方部に配置されており、かつ、上記ハーネス保持
    溝は上記本体カバーの底面を前後方向に延びるように形
    成されている一方、上記ハーネス保持溝内には、少なく
    とも上記操作パネルと上記制御部との間を連絡する操作
    パネル用ハーネスの中間部、および、上記原稿読み取り
    機構と上記制御部との間を連絡する原稿読み取り機構用
    ハーネスの中間部が収容保持されている、請求項1に記
    載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 上記本体カバーの底部には、前方より挿
    入される給紙カセットが設けられるとともに、上記制御
    部は上記本体カバー内における上記給紙カセットよりも
    後方の空間に配置されており、かつ、上記ハーネス保持
    溝は、上記給紙カセットの側部に沿うようにして本体カ
    バーの底面における幅方向一側寄りに形成されている、
    請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 上記ハーネス保持溝は、本体カバーの底
    面に取付けられる底板によって一部または全部が封鎖さ
    れている、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
    ファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 上記ハーネスは、これを括るバンド部材
    の適部が上記ハーネス保持溝の内壁に形成した凹部に係
    合させられることにより、ハーネス保持溝の溝方向の位
    置決めがなされている、請求項1ないし請求項4のいず
    れかに記載のファクシミリ装置。
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