JPH08293687A - 外部接続用コネクタを備えたシールド電気製品の製造方法及びシールド電気製品 - Google Patents
外部接続用コネクタを備えたシールド電気製品の製造方法及びシールド電気製品Info
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- JPH08293687A JPH08293687A JP9858895A JP9858895A JPH08293687A JP H08293687 A JPH08293687 A JP H08293687A JP 9858895 A JP9858895 A JP 9858895A JP 9858895 A JP9858895 A JP 9858895A JP H08293687 A JPH08293687 A JP H08293687A
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
品であって、外部接続用コネクタの正立固着が、組み立
て時に必然的に修正されて常に適正な状態になるように
することを目的とする。 【構成】 カバーケースの切欠部に水平方向の押さえ板
を設けたことにより、基板とカバーケースとを組み付け
る段階で、基板に実装した外部接続用コネクタを、押さ
え板により基板側に密着させるように押さえ付けること
により、実装時の浮き上がりや傾を自動的に修正して適
正な位置と姿勢とを維持して固着できるのである。そし
て、基板に対する実装部品を予め正立固着しておく必要
がないので、その分だけ作業工程が簡略化でき、生産性
が向上する。
Description
接続用コネクタを実装する基板を電磁界シールドしたシ
ールド電気製品の製造方法及び該方法を実施することに
よって得られるシールド電気製品に関するものである。
気製品としては、例えば、地上波/衛星チューナ等の高
周波信号処理ユニット(以下総称してチューナユニット
という)があり、所定のプリント基板に各種電子部品及
び電気回路を実装し、金属ケースに組み込んで電磁界シ
ールされている。
ば、テレビジョンまたはビデオテープレコーダー等の機
器の内部電気回路部と接続するための、所謂外部接続
(インターフェイス)用に、接続用端子がシールド用の
金属ケースから露出して設けられている。
タまたは貫通型コンデンサ等(以下総称して外部接続用
コネクタという)であり、外部の機器または電気回路と
接続する必要があるため、ある程度の位置精度が要求さ
れている。
ば、図5に示した構成を有している。このチューナーユ
ニット1は、基板2と該基板2を覆うように取り付けら
れた金属ケース3とから構成され、前記基板2は、所謂
プリント基板であり、複数の電子部品4及び外部接続用
コネクタ5が実装されている。
を呈し、前記外部接続用コネクタ5のピン端子5aが露
出するように、その外部接続用コネクタ5に対応する位
置に所定の大きさの切欠部6が形成されている。尚、所
定の側面位置にコードを挿通させて接続するためのチュ
ーブ7が設けられている。
置精度良く取り付けられている場合には、図6に示した
ように、金属ケース3に組み込んだ時に、外部接続用コ
ネクタ5が切欠部6に正しく臨み、ピン端子5aが適正
位置に突出し、外部機器との接続が容易に行えるように
なっている。なお、脚部5bは基板2側において半田付
け8されている。
対して外部接続用コネクタ5がaの寸法だけ僅かに浮き
上がった状態で取り付けられていると、ピン端子5aは
切欠部6から突出してはいるが、その高さはやはりa寸
法だけずれた位置にあり、外部機器との接続が困難にな
る。
て外部接続用コネクタ5が前方または後方に僅かに傾斜
した状態で取り付けられていると、ピン端子5aは切欠
部6から突出してはいるが、その向きが下方または上方
を向くことになり、やはり外部機器との接続が困難にな
る。これらは、いずれの場合でも、不良品となってしま
う。
て外部接続用コネクタ5を位置精度良く取り付ける手段
として、例えば、外部接続用コネクタ5を基板2に半
田付けする前に、接着剤等を用いて適正位置に正立固着
したり、或は半田付け時に所定の固定治具を用いて正立
固定状態に仮止めする、所謂基板実装時に正立仮固定す
る手段と、金属ケース側の適正位置にカシメ手段等に
よって外部接続用コネクタ5を予め固定しておく、所謂
金属ケース自体に外部接続用コネクタを固定する手段
と、が考えられる。
余分な製造工程が加わって作業が繁雑になるばかりでな
く、余分な設備も必要になり量産性に劣り、コストアッ
プにつながるという問題点を有している。また、前記
の手段においては、金属ケースに対する外部接続用コネ
クタの組み付け作業が余分に付加されて、量産性に劣る
ばかりでなく、金属ケース及び外部接続用コネクタが汎
用品ではなく特殊または特注品となるため、コストアッ
プにつながるという問題点を有している。
外部接続用コネクタの適正な取り付けと、安価に製造す
るための作業性とに解決しなければならない課題を有し
ている。
する具体的手段として本発明は、各種電子部品及び外部
接続用コネクタを実装した基板と、電磁界シールド機能
を有し、且つ前記外部接続用コネクタに対応する位置に
切欠部を備えたカバーケースとからなり、前記切欠部に
水平方向の押さえ板を一体的に形成し、該押さえ板と前
記基板との間で前記外部接続用コネクタを挟持し、その
後に一括して固着処理を行うことを特徴とする外部接続
用コネクタを備えたシールド電気製品の製造方法、並び
に各種電子部品及び外部接続用コネクタを実装した基板
と、電磁界シールド機能を有し、且つ前記外部接続用コ
ネクタに対応する位置に切欠部を備えたカバーケースと
からなる電気部品であり、前記切欠部に水平方向の押さ
え板を一体的に形成したことを特徴とする外部接続用コ
ネクタを備えたシールド電気製品を提供するものであ
る。
設けたことにより、基板とカバーケースとを組み付ける
段階で、基板に実装した外部接続用コネクタを、押さえ
板により基板側に密着させるように押さえ付けることに
より、実装時の浮き上がりや傾を自動的に修正して適正
な位置と姿勢とを維持し、しかも、基板に対する実装部
品を予め正立固着しておく必要がないので、その分だけ
作業工程が簡略化でき、生産性が向上するのである。
く説明する。図1及び図2において、チューナユニット
等の電気製品11は、基板12と、該基板に被せるよう
にして取り付けられるカバーケース13とから構成され
ている。
配線されたプリント基板であり、該基板12には、複数
の電子部品14が所定の位置に実装されると共に、外部
接続用コネクタ15が実装されている。この外部接続用
コネクタ15は、複数のピン端子15aと取付用の脚部
ピン15bとを有し、ピン端子15aが外側に向くよう
にして、基板12の所定の端縁に沿って実装される。
ドするための金属ケースであり、該ケースは、全体とし
て薄型で下部が開放する箱形状を呈するものであり、前
記基板12が組み込まれた際に、外部接続用コネクタ1
5が露出するように、その位置に対応させて所定の切欠
部16が形成され、該切欠部16に沿って略水平に位置
する押さえ板17が形成されている。
形成する際に、切欠部16の両短辺側だけを切り離し
て、全体を内側に略直角に折り曲げることにより簡単に
形成できる。また、別の方法としては、切欠部16を形
成した後に、所定大きさの別部材を溶接または接着手段
により取り付けることも出来る。要するに、切欠部16
に沿って、水平な押さえ板17が存在すれば良いのであ
る。なお、カバーケース13の適宜の側面にコード挿通
用のチューブ18が設けられている。
ース13との組み付けは、図3〜4に示したように、所
定の電子部品14及び外部接続用コネクタ15を実装し
た基板12に対し、カバーケース13を被覆するように
して基板12上に組み付けると、切欠部16に設けた押
さえ板17が、外部接続用コネクタ15を上から押さえ
付けるようになる。
タ15が、浮き上がったり傾いた状態で実装されていて
も、カバーケース13を組み付ける段階で、基板12と
押さえ板17とによって外部接続用コネクタ15を挟み
付けることで、その浮き上がりまたは傾を自動的に修正
し、正立固定位置に正しく着座させるようになるのであ
る。
組み付けた後に、一括して固着処理、即ち半田付けする
ことにより、外部接続用コネクタ15が正しい位置に正
立固定され、外部に突出する端子ピン15aが正しく位
置して、外部機器との接続が容易に行えるようになる。
とを組み付ける際に、基板12に実装した外部接続用コ
ネクタ15の位置及び姿勢を自動的に修正できるので、
基板12に対して、予め外部接続用コネクタ15を正立
固着しておく必要がなく、また特別な固定治具等も必要
がないのである。
と水平な押さえ板17とで挟持した状態で電気製品が完
成するので、外部の接続端子との接続及び離脱の際に、
コジリ作用が付与されても、外部接続用コネクタ15に
対する影響が少なく、脚部ピン15bが損傷を受けるこ
とがなく、長期の使用に充分耐えることができるのであ
る。
13が金属ケースの場合について説明したが、これに限
定されることなく、例えば金属被膜を形成して電磁界シ
ールドしたプラスチックスのケースであっても、実質的
に同一の技術思想に含まれるものである。
続用コネクタを備えたシールド電気製品の製造方法は、
各種電子部品及び外部接続用コネクタを実装した基板
と、電磁界シールド機能を有し、且つ前記外部接続用コ
ネクタに対応する位置に切欠部を備えたカバーケースと
からなり、前記切欠部に水平方向の押さえ板を一体的に
形成し、該押さえ板と前記基板との間で前記外部接続用
コネクタを挟持し、その後に一括して固着処理を行うよ
うにしたことにより、外部接続用コネクタを適正な位置
及び状態に正立固定することができるばかりでなく、カ
バーケースに基板を組み込む前に、基板に対する実装部
品の固着処理が不要になり、その分、製造工程を簡略化
することができるので、コストダウンにつながると云う
優れた効果を奏する。
備えたシールド電気製品は、各種電子部品及び外部接続
用コネクタを実装した基板と、電磁界シールド機能を有
し、且つ前記外部接続用コネクタに対応する位置に切欠
部を備えたカバーケースとからなる電気部品であり、前
記切欠部に水平方向の押さえ板を一体的に形成したこと
により、カバーケースと基板とを組み立てる際に、基板
と水平な押さえ板とにより外部接続用コネクタを上下か
ら挟持して、浮き上がりや傾を自動的に修正することが
でき、外部接続用コネクタ等の実装部品を、正立固着ま
たは固定のための特別な治具及び設備が不要になるばか
りでなく、特殊なコネクタ部品等を必要としないので、
安価に提供できると云う優れた効果を奏する。
き電気製品を分解して略示的に示した斜視図である。
断面図である。
面図である。
である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 各種電子部品及び外部接続用コネクタを
実装した基板と、電磁界シールド機能を有し、且つ前記
外部接続用コネクタに対応する位置に切欠部を備えたカ
バーケースとからなり、 前記切欠部に水平方向の押さえ板を一体的に形成し、 該押さえ板と前記基板との間で前記外部接続用コネクタ
を挟持し、 その後に一括して固着処理を行うことを特徴とする外部
接続用コネクタを備えたシールド電気製品の製造方法。 - 【請求項2】 各種電子部品及び外部接続用コネクタを
実装した基板と、電磁界シールド機能を有し、且つ前記
外部接続用コネクタに対応する位置に切欠部を備えたカ
バーケースとからなる電気部品であり、 前記切欠部に水平方向の押さえ板を一体的に形成したこ
とを特徴とする外部接続用コネクタを備えたシールド電
気製品。 - 【請求項3】 水平方向の押さえ板は、切欠部を形成す
る際にカバーケースと一連に形成されることを特徴とす
る請求項2に記載の外部接続用コネクタを備えたシール
ド電気製品。 - 【請求項4】 カバーケースが、金属ケースまたは電磁
界シールを施したプラスチックケースであることを特徴
とする請求項2に記載の外部接続用コネクタを備えたシ
ールド電気製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9858895A JPH08293687A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 外部接続用コネクタを備えたシールド電気製品の製造方法及びシールド電気製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9858895A JPH08293687A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 外部接続用コネクタを備えたシールド電気製品の製造方法及びシールド電気製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08293687A true JPH08293687A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14223812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9858895A Pending JPH08293687A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 外部接続用コネクタを備えたシールド電気製品の製造方法及びシールド電気製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08293687A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5946199A (en) * | 1996-12-02 | 1999-08-31 | Alps Electric Co., Ltd. | Shielding case |
JP2000269678A (ja) * | 1999-03-16 | 2000-09-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波装置 |
JP2009205944A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Nippon Seiki Co Ltd | 電子回路装置 |
US8169787B2 (en) | 2008-11-17 | 2012-05-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | Terminal structure of an electronic component |
JP2013016544A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | Alps Electric Co Ltd | 電子回路モジュール |
JP2015044298A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1995
- 1995-04-24 JP JP9858895A patent/JPH08293687A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5946199A (en) * | 1996-12-02 | 1999-08-31 | Alps Electric Co., Ltd. | Shielding case |
JP2000269678A (ja) * | 1999-03-16 | 2000-09-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波装置 |
JP2009205944A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Nippon Seiki Co Ltd | 電子回路装置 |
US8169787B2 (en) | 2008-11-17 | 2012-05-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | Terminal structure of an electronic component |
JP2013016544A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | Alps Electric Co Ltd | 電子回路モジュール |
JP2015044298A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050126 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050317 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050901 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20051028 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20051126 |