JPH08293190A - ラベル情報表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体の挿入口付近に窓を形成しなくとも、フ
ロッピィディスク等の可搬型情報記録媒体のケースに貼
着したラベルの記載情報を確認できるようにする。 【構成】 本発明は、ケースＡａ内に記録媒体を収納し
た可搬型情報記録媒体Ａが、筐体６内の所定位置に設け
た駆動部７に装填された際、そのケースＡａ表面に設け
たラベルＡｂの記載情報をディスプレイ５に表示するも
ので、上記駆動部７に装填された可搬型情報記録媒体Ａ
のラベルＡｂの記載情報を画像データとして読み取る読
取り手段Ｂと、この画像データを格納するデータ格納手
段１１と、その画像データをディスプレイ５に表示する
表示制御手段１２とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク、光磁気
ディスク等のケース表面に設けたラベルの記載情報をデ
ィスプレイに表示するラベル情報表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】いわゆるフロッピィディスク（図示しな
い）に貼着したラベルの記載情報を、コンピュータ本体
から抜き出さずに確認できる装置として、実開昭３−３
７６９１号公報に示すものがある。

【０００３】この装置は、筐体１の正面にフロッピィデ
ィスクの出し入れを行う挿入口２，２が形成されてお
り、各挿入口２の上部に所定の傾斜角をつけた傾斜面３
を形成するとともに、この傾斜面３の下部に窓４を設け
たものである。

【０００４】このように、挿入口２の上部に窓４を設け
ることで、フロッピィディスクを抜き出さなくとも、そ
れに貼着したラベルの記載情報を確認することができ
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来装置では、ラベルの記載情報を確認するのに窓４を介
してフロッピィディスクに貼着されているラベルを直接
目視する必要がある。

【０００６】このため、窓４はラベルの記載情報を確認
できる程度の大きさに形成する必要があるとともに、そ
の窓４を筐体１正面の挿入口２の上側に形成しなければ
なければならないという制約があり、しかもそのために
デザインが限定されるという欠点がある。

【０００７】また、図示はしていないが、２つの挿入口
２，２が上下段に形成されている場合では、上段と下段
の挿入口の間に窓を形成するのが難しく、上段側の挿入
口に挿入したフロッピィディスクのラベルの記載情報を
確認することはできるが、下側の挿入口に挿入したもの
のラベルの記載情報を確認することは難しい。このよう
な場合には、下側のフロッピィディスクを挿入口からい
ったん抜き出して確認しなければならない。

【０００８】そこで本発明は、筐体の挿入口付近に窓を
形成しなくとも、フロッピィディスク等の可搬型情報記
録媒体のケースに貼着したラベルの記載情報を確認でき
るラベル情報表示装置の提供を目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、ケースＡａ内
に記録媒体を収納した可搬型情報記録媒体Ａが、筐体６
内の所定位置に設けた駆動部７に装填された際、そのケ
ースＡａ表面に設けたラベルＡｂの記載情報をディスプ
レイ５に表示するもので、上記駆動部７に装填された可
搬型情報記録媒体ＡのラベルＡｂの記載情報を画像デー
タとして読み取る読取り手段Ｂと、この画像データを格
納するデータ格納手段１１と、その画像データをディス
プレイ５に表示する表示制御手段１２とを有している。

【００１０】読取り手段Ｂとしては、駆動部７に装填さ
れた可搬型情報記録媒体ＡのラベルＡｂに向けて配置し
たイメージセンサ８を有したものが好ましい。

【００１１】また、データ格納手段１１に格納されてい
るラベルＡｂの画像データを、表示制御手段１２により
ディスプレイ５に表示させる表示指示手段１３を設けた
ものが好適である。

【００１２】

【作用】可搬型情報記録媒体が筐体内の所定位置に設け
た駆動部に装填されると、該ケース表面に貼着されたラ
ベルの記載情報が画像データとして読み取られる。そし
て、その画像データはデータ格納手段に格納されるとと
もに、ディスプレイに表示される。

【００１３】また、駆動部に装填された可搬型情報記録
媒体のラベルに向けてイメージセンサが配置されている
ときには、このイメージセンサを通じてラベルの記載情
報が読み取られ、その画像データはデータ格納手段に格
納されるとともに、ディスプレイに表示される。

【００１４】表示指示手段を設ければ、データ格納手段
に格納されているラベルの画像データをいつでもディス
プレイに表示できる。

【００１５】

【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図１は本発明のラベル情報表示装置の構成を示す
ブロック図である。

【００１６】本発明は、ケースＡａ内に磁気ディスク
（図示しない）を収納したフロッピィディスクＡが、コ
ンピュータ本体内に設けたディスク駆動部７に装填され
たとき、そのケースＡａ表面に設けたラベルＡｂの記載
情報をディスプレイ５に表示するものであり、以下の構
成となっている。

【００１７】コンピュータ本体の筐体６正面には、フロ
ッピィディスクＡの挿入口６ａが形成されており、この
奥部側の所定位置にディスク駆動部７が配置されてい
る。また、上記ディスプレイ５は、コンピュータ本体と
インターフェースを介して接続されており、筐体６上に
載置されている。

【００１８】ラベルＡｂは、図１，２に示すように、フ
ロッピィディスクＡのケースＡａ上面に貼着されてお
り、当該ケースＡａ内の磁気ディスクに記録されている
ファイルの内容やそのタイトル等が記載されている。

【００１９】ディスク駆動部７の上方には、ここに装填
されたフロッピィディスクＡのラベルＡｂに対向する位
置に、イメージセンサ８が配置されている。これは、た
とえばＣＣＤ（Charge Coupled Device ）をマトリック
ス状に配置したもので、上記フロッピィディスクＡのケ
ースＡａ上面のラベルＡｂの記載情報をイメージとして
撮像するものである。

【００２０】上記イメージセンサ８の出力側には、これ
を駆動するセンサ駆動部９が接続されるとともに、この
出力側には変換制御部１０が接続されている。また、変
換制御部１０の出力側には、データ格納部１１と表示制
御部１２とが接続されるとともに、表示制御部１２の出
力側には上記ディスプレイ５が接続されている。

【００２１】変換制御部１０は、イメージセンサ８から
読み取ったラベルＡｂのイメージデータを画像情報に変
換するとともに、この変換したラベルの画像情報を後段
に接続されているデータ格納部１１に出力するものであ
る。

【００２２】本実施例では、イメージセンサ８、センサ
駆動部９及び変換制御部１０によって、ディスク駆動部
７に装填されたフロッピィディスクＡのラベルＡｂの記
載情報を画像データとして読み取る読取り手段Ｂを構成
している。

【００２３】データ格納部１１は、変換制御部１０から
出力されたラベル複数枚分の画像データを格納できる容
量を持ったものである。また、データ格納部１１は、コ
ンピュータ本体側にインターフェース回路を介して接続
されている表示指示手段としてのマウス１３によって、
これに格納されている画像データを表示制御部１２に送
出する機能を有している。

【００２４】表示制御部１２は、データ格納部１１から
出力された画像データを、出力側に接続されたディスプ
レイ５に表示するものである。

【００２５】次に、動作について説明する。 ステップ１（図中、Ｓ１と略記する。以下同様）：ディ
スク駆動部７にフロッピィディスクＡが装填されている
ときに、ディスプレイ５に表示されているラベル読み取
り用のアイコン（図示しない）をマウス１３で操作する
と、ステップ２に進む。

【００２６】ステップ２：イメージセンサ８から、フロ
ッピィディスクＡのラベルＡｂの記載情報がイメージデ
ータとして読み込まれるとともに、そのイメージデータ
が画像データに変換される。

【００２７】ステップ３：画像データをデータ格納部１
１に格納するとともに、該画像データを表示制御部１２
に出力する。

【００２８】ステップ４：ディスプレイ５の一部にウイ
ンドウ５ａを開いて、ここに表示制御部１０を介して出
力されたラベルＡｂの画像データＡｂ′を表示する。

【００２９】なお、本発明は前述した実施例に限るもの
ではなく、その要旨の範囲内で様々に変形実施が可能で
ある。

【００３０】コンピュータ本体にディスク駆動部を上下
に設けた場合には、上側のディスク駆動部と下側のディ
スク駆動部との間に、上記イメージセンサと同様のセン
サを追加して設ければよい。さらに、２つのディスク駆
動部が左右に配置されているものについても、２つのセ
ンサを同様にそれぞれ配置すればよい。

【００３１】上記実施例では、可搬型情報記録媒体とし
てフロッピィディスクを例として説明したが、光磁気デ
ィスクや光ディスク、あるいは磁気テープ等にも適用で
きる。

【００３２】上記実施例では、ディスプレイに表示され
ているアイコンを操作したときに、ディスプレイにラベ
ルのイメージ画像が表示されるようになっていたが、フ
ロッピィディスクがディスク駆動部に装填された直後
に、該フロッピィディスクに貼着しているラベルの画像
データをディスプレイに表示するようにしてもよい。

【００３３】上記実施例では、コンピュータ本体に本装
置を設けたものについて説明したが、フロッピィディス
クの駆動ユニットがコンピュータ本体と別体として形成
されているものであっても適用できる。

【００３４】

【発明の効果】請求項１〜３記載の発明によれば、ラベ
ルの記載情報をディスプレイに表示するので、筐体に形
成した可搬型情報記録媒体の挿入口の上部に、従来のよ
うな窓を形成することなく、ラベルの記載情報を容易に
確認することができる。

【００３５】また、従来のような窓を形成しなくてよい
ため、筐体のデザインを自由に行うことができる。

【００３６】請求項３記載の発明によれば、ラベルの記
載情報を何時でも確認することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のラベル情報表示装置の構成を示すブロ
ック図である。

【図２】ディスク駆動部に装填されたフロッピィディス
クとイメージセンサとの配置状態を示す斜視図である。

【図３】本装置の動作を示すフローチャートである。

【図４】ディスプレイの表示例を示す正面図である。

【図５】筐体に窓を設けた従来のコンピュータ本体を示
す斜視図である。

【符号の説明】

５ ディスプレイ ７ ディスク駆動部（駆動部） １１ データ格納部（データ格納手段） １２ 表示制御部（表示制御手段） １３ マウス（表示指示手段） Ａ フロッピィディスク（可搬型情報記録媒
体） Ａａ ケース Ａｂ ラベル Ｂ 読取り手段

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ケース内に記録媒体を収納した可搬型情
   報記録媒体が、筐体内の所定位置に設けた駆動部に装填
   された際、そのケース表面に設けたラベルの記載情報を
   ディスプレイに表示するラベル情報表示装置であって、
   上記駆動部に装填された可搬型情報記録媒体のラベルの
   記載情報を画像データとして読み取る読取り手段と、こ
   の画像データを格納するデータ格納手段と、その画像デ
   ータをディスプレイに表示する表示制御手段とを有する
   ことを特徴とするラベル情報表示装置。
2. 【請求項２】 読取り手段は、駆動部に装填された可搬
   型情報記録媒体のラベルに向けて配置したイメージセン
   サを有している請求項１記載のラベル情報表示装置。
3. 【請求項３】 データ格納手段に格納されているラベル
   の画像データを、表示制御手段によりディスプレイに表
   示させる表示指示手段を設けた請求項１又は２記載のラ
   ベル情報表示装置。