JPH08292342A - 光ファイバフェルールと光カプラ - Google Patents
光ファイバフェルールと光カプラInfo
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- JPH08292342A JPH08292342A JP7120625A JP12062595A JPH08292342A JP H08292342 A JPH08292342 A JP H08292342A JP 7120625 A JP7120625 A JP 7120625A JP 12062595 A JP12062595 A JP 12062595A JP H08292342 A JPH08292342 A JP H08292342A
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- G02B6/2937—In line lens-filtering-lens devices, i.e. elements arranged along a line and mountable in a cylindrical package for compactness, e.g. 3- port device with GRIN lenses sandwiching a single filter operating at normal incidence in a tubular package
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- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/36—Mechanical coupling means
- G02B6/38—Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
- G02B6/3833—Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
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- G02B6/3873—Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls
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- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多心の光ファイバフェルールと前記フェルー
ルを利用した光カプラを提供する。 【構成】 本発明による4心光ファイバフェルールは、
フェルール16の先端の孔に4本の光ファイバ素線2
1,23・・端が密着して現れるように光ファイバを挿
入固定し、先端をフェルールの軸に直交する面に対して
角度θだけわずかに傾斜した面に研磨して構成する。光
カプラは、前記構成の第1および第2の光ファイバフェ
ルールと、端面が光軸に対してθだけ傾けて研磨されて
いる第1および第2の分布屈折率ロッドレンズと、入射
光の一部を反射し一部を透過するミラー被膜処理層と、
前記第1のフェルールと第1の分布屈折率ロッドレンズ
の各斜面を密着させ、前記第2のフェルールと第2の分
布屈折率ロッドレンズの各斜面を密着させ、前記第1お
よび第2の分布屈折率ロッドレンズ間に前記ミラー被膜
処理層を配置してそれらを同軸に保持する保持手段から
構成されている。
ルを利用した光カプラを提供する。 【構成】 本発明による4心光ファイバフェルールは、
フェルール16の先端の孔に4本の光ファイバ素線2
1,23・・端が密着して現れるように光ファイバを挿
入固定し、先端をフェルールの軸に直交する面に対して
角度θだけわずかに傾斜した面に研磨して構成する。光
カプラは、前記構成の第1および第2の光ファイバフェ
ルールと、端面が光軸に対してθだけ傾けて研磨されて
いる第1および第2の分布屈折率ロッドレンズと、入射
光の一部を反射し一部を透過するミラー被膜処理層と、
前記第1のフェルールと第1の分布屈折率ロッドレンズ
の各斜面を密着させ、前記第2のフェルールと第2の分
布屈折率ロッドレンズの各斜面を密着させ、前記第1お
よび第2の分布屈折率ロッドレンズ間に前記ミラー被膜
処理層を配置してそれらを同軸に保持する保持手段から
構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバフェルールお
よび前記光ファイバフェルールを用いた光カプラに関す
る。
よび前記光ファイバフェルールを用いた光カプラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】主として1本の光ファイバを通る2波長
の多重光を2本の光ファイバに分波し、または2本の光
ファイバを通る異なる波長の単一光を1本の光ファイバ
に合波する光分波合波器(WDM)、1本の光ファイバ
を通る光を2本の光ファイバに任意の比率で分配した
り、逆に2本の光ファイバの光を1本の光ファイバに結
合する光分岐結合器などを含む光カプラが知られてい
る。
の多重光を2本の光ファイバに分波し、または2本の光
ファイバを通る異なる波長の単一光を1本の光ファイバ
に合波する光分波合波器(WDM)、1本の光ファイバ
を通る光を2本の光ファイバに任意の比率で分配した
り、逆に2本の光ファイバの光を1本の光ファイバに結
合する光分岐結合器などを含む光カプラが知られてい
る。
【0003】図10は従来の分布屈折率ロッドレンズを
用いた光カプラの光軸を含む断面図である。この光カプ
ラは1×2回路光分波合波器である。分布屈折率ロッド
レンズ1,2は軸長Z1 =Z2 =0.25ピッチの収束
レンズユニットである。なお反射戻り光損失を低減させ
るために各分布屈折率ロッドレンズの一端面3,4は光
軸直角面に対して8〜12度の傾斜面に研磨されてい
る。ガラス板5には任意の反射および透過比率に設定し
たミラー被膜6が表面に施されている。このガラス板5
は、各分布屈折率ロッドレンズ1,2の端面7,8間に
接着固定される。フェルール9の中心部に貫通孔10,
11が設けられており、光ファイバA,Bは前記貫通孔
に挿入接着され、2心フェルールを形成している。フェ
ルール12の中心には貫通孔13が設けられており、光
ファイバCが挿入接着され、単心フェルールを形成して
いる。2心フェルール9および単心フェルール12の先
端面14,15も同様に、光軸直角面に対して8〜12
度の傾斜面に研磨されている。図11は前記光カプラの
各部を光軸に対して直角に切断して示した断面図であ
る。2心フェルール9に取り付けられた光ファイバA,
Bの光軸O1 ,O2 の間隔を2r、単心フェルール12
の光ファイバCの光軸をO3 、分布屈折率ロッドレンズ
1,2の光軸をOとする。2心フェルール9に取り付け
られた光ファイバA,Bの光軸O1 ,O2 の位置は、分
布屈折率ロッドレンズ1,2の光軸Oからの間隔が各r
になるよう、また単心フェルール12の光ファイバCの
光軸O3 は、分布屈折率ロッドレンズ1,2の光軸Oか
らの間隔がrになるように固定されている。なお、2心
フェルール9に取り付けられた光ファイバA,Bの光軸
O1 ,O2 中心を通る法線YY’線上に正確に一致する
ように精密に位置決めして分布屈折率ロッドレンズ1の
傾斜端面3に接着固定されなければならない。
用いた光カプラの光軸を含む断面図である。この光カプ
ラは1×2回路光分波合波器である。分布屈折率ロッド
レンズ1,2は軸長Z1 =Z2 =0.25ピッチの収束
レンズユニットである。なお反射戻り光損失を低減させ
るために各分布屈折率ロッドレンズの一端面3,4は光
軸直角面に対して8〜12度の傾斜面に研磨されてい
る。ガラス板5には任意の反射および透過比率に設定し
たミラー被膜6が表面に施されている。このガラス板5
は、各分布屈折率ロッドレンズ1,2の端面7,8間に
接着固定される。フェルール9の中心部に貫通孔10,
11が設けられており、光ファイバA,Bは前記貫通孔
に挿入接着され、2心フェルールを形成している。フェ
ルール12の中心には貫通孔13が設けられており、光
ファイバCが挿入接着され、単心フェルールを形成して
いる。2心フェルール9および単心フェルール12の先
端面14,15も同様に、光軸直角面に対して8〜12
度の傾斜面に研磨されている。図11は前記光カプラの
各部を光軸に対して直角に切断して示した断面図であ
る。2心フェルール9に取り付けられた光ファイバA,
Bの光軸O1 ,O2 の間隔を2r、単心フェルール12
の光ファイバCの光軸をO3 、分布屈折率ロッドレンズ
1,2の光軸をOとする。2心フェルール9に取り付け
られた光ファイバA,Bの光軸O1 ,O2 の位置は、分
布屈折率ロッドレンズ1,2の光軸Oからの間隔が各r
になるよう、また単心フェルール12の光ファイバCの
光軸O3 は、分布屈折率ロッドレンズ1,2の光軸Oか
らの間隔がrになるように固定されている。なお、2心
フェルール9に取り付けられた光ファイバA,Bの光軸
O1 ,O2 中心を通る法線YY’線上に正確に一致する
ように精密に位置決めして分布屈折率ロッドレンズ1の
傾斜端面3に接着固定されなければならない。
【0004】ミラー被膜6が光波長λ1 を透過しλ2 を
反射するものとすれば、光ファイバAから波長成分
λ1 ,λ2 を含む光を入射すると波長成分λ1 はミラー
被膜6を透過して光ファイバCに分岐され、波長成分λ
2 はミラー被膜6で反射されて光ファイバBに分岐され
る。逆に光の方向を反対にすれば光ファイバBの波長λ
2の光および光ファイバCの波長λ1 の光は光ファイバ
Aに合波できる。すなわち1×2回路光分波合波器を構
成できる。
反射するものとすれば、光ファイバAから波長成分
λ1 ,λ2 を含む光を入射すると波長成分λ1 はミラー
被膜6を透過して光ファイバCに分岐され、波長成分λ
2 はミラー被膜6で反射されて光ファイバBに分岐され
る。逆に光の方向を反対にすれば光ファイバBの波長λ
2の光および光ファイバCの波長λ1 の光は光ファイバ
Aに合波できる。すなわち1×2回路光分波合波器を構
成できる。
【0005】単心フェルール12の光ファイバCの光軸
O3 は、分布屈折率ロッドレンズ2の光軸Oからの間隔
がr、かつ2心フェルール9に取り付けられた光ファイ
バA,Bの光軸O1 ,O2 中心を通る法線YY’線上に
正確に一致するように、正確に回転調節位置決めをして
接着固定されなければならない。
O3 は、分布屈折率ロッドレンズ2の光軸Oからの間隔
がr、かつ2心フェルール9に取り付けられた光ファイ
バA,Bの光軸O1 ,O2 中心を通る法線YY’線上に
正確に一致するように、正確に回転調節位置決めをして
接着固定されなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記方式の光カプラ
は、各光ファイバA,B,Cを分布屈折率ロッドレンズ
1,2に接続するときの機械的な組立精度によって過剰
損失が大きく左右される。分布屈折率ロッドレンズ1,
2の光軸Oからの各光ファイバA,B,Cの接着半径r
の位置誤差は2μm以内に調心しなければならない。ま
た分布屈折率ロッドレンズ1,2の中心光軸からの各光
ファイバA,B,Cの簡便な光軸調節組立法として、2
心フェルール9外径を分布屈折率ロッドレンズ1,2外
径と同一にしてV溝に整列して各部品の外径面基準で自
動的に光軸調整を行う方法が考えられるが、その前提と
して2心フェルール9に設けた2個の貫通孔10,11
と外径の偏心を1μm以内に規制しなければならない。
しかしこれは現在の加工技術では非常に困難である。そ
の理由として、フェルールの貫通孔と外径の偏心を除去
するためには、1本の中心孔の両側をセンターで保持し
て外径研磨の加工基準としなければならないが、2個の
孔を中心部に有する場合はこのような外径加工基準面を
設ける手段がないからである。
は、各光ファイバA,B,Cを分布屈折率ロッドレンズ
1,2に接続するときの機械的な組立精度によって過剰
損失が大きく左右される。分布屈折率ロッドレンズ1,
2の光軸Oからの各光ファイバA,B,Cの接着半径r
の位置誤差は2μm以内に調心しなければならない。ま
た分布屈折率ロッドレンズ1,2の中心光軸からの各光
ファイバA,B,Cの簡便な光軸調節組立法として、2
心フェルール9外径を分布屈折率ロッドレンズ1,2外
径と同一にしてV溝に整列して各部品の外径面基準で自
動的に光軸調整を行う方法が考えられるが、その前提と
して2心フェルール9に設けた2個の貫通孔10,11
と外径の偏心を1μm以内に規制しなければならない。
しかしこれは現在の加工技術では非常に困難である。そ
の理由として、フェルールの貫通孔と外径の偏心を除去
するためには、1本の中心孔の両側をセンターで保持し
て外径研磨の加工基準としなければならないが、2個の
孔を中心部に有する場合はこのような外径加工基準面を
設ける手段がないからである。
【0007】さらに単心フェルール12は2心フェルー
ル9と分布屈折率ロッドレンズ1の調心組立後に、分布
屈折率ロッドレンズ2の光軸Oから半径rだけ偏心した
位置に調心位置決め、および2心フェルール9の光ファ
イバとの光軸を合致させるために回転角度調節をしなけ
ればならず、工程が繁雑であるとともに熟練と多大の工
数および製造費用を要していた。本発明の第1の目的
は、前記のような光カプラに利用できる製造が容易な光
ファイバフェルールを提供することにある。本発明のさ
らに他の目的は組立調整が極めて容易な光カプラを提供
することにある。本発明のさらに他の目的は組立調整が
極めて容易で、かつ多くの光回路を収容することができ
る光カプラを提供することにある。
ル9と分布屈折率ロッドレンズ1の調心組立後に、分布
屈折率ロッドレンズ2の光軸Oから半径rだけ偏心した
位置に調心位置決め、および2心フェルール9の光ファ
イバとの光軸を合致させるために回転角度調節をしなけ
ればならず、工程が繁雑であるとともに熟練と多大の工
数および製造費用を要していた。本発明の第1の目的
は、前記のような光カプラに利用できる製造が容易な光
ファイバフェルールを提供することにある。本発明のさ
らに他の目的は組立調整が極めて容易な光カプラを提供
することにある。本発明のさらに他の目的は組立調整が
極めて容易で、かつ多くの光回路を収容することができ
る光カプラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による光ファイバフェルールは、フェルール
先端の孔に4本の光ファイバ素線端が密着して現れるよ
うに光ファイバを挿入固定し、先端をフェルールの軸に
直交する面に対して角度θだけわずかに傾斜した面に研
磨して構成されている。前記光ファイバフェルールにお
いて、前記フェルールの内径と光ファイバ素線の外径と
の間に以下の関係が成立し、傾斜角度θは8〜12度と
することができる。 d=(21/2 +1)d1 +δ ここにおいて d : フェルールの内径 d1 : 光ファイバ素線径 δ : 誤差 本発明による第1の光カプラは、フェルール先端の孔に
4本の光ファイバ素線端が密着して現れるように光ファ
イバを挿入固定し、先端をフェルールの軸に直交する面
に対して角度θだけわずかに傾斜した面に研磨して構成
した第1および第2の光ファイバフェルールと、1端面
が光軸に対してθだけ傾けて研磨されている第1および
第2の分布屈折率ロッドレンズと、入射光の一部を反射
し一部を透過するミラー被膜処理層と、前記第1のフェ
ルールと第1の分布屈折率ロッドレンズの各斜面を密着
させ、前記第2のフェルールと第2の分布屈折率ロッド
レンズの各斜面を密着させ、前記第1および第2の分布
屈折率ロッドレンズ間に前記ミラー被膜処理層を配置し
てそれらを同軸に保持する保持手段から構成されてい
る。前記光カプラにおいて、前記フェルールと分布屈折
率ロッドレンズの外径は実質的に同一の径であり前記保
持手段は対応する内径をもつ円筒とすることができる。
本発明による第2のフェルールは、フェルール先端内径
にN(6以上の偶数)本の光ファイバ素線を光ファイバ
コアが同心円に配置されるように中心に補助ロッドを挿
入し密着固定させた光ファイバフェルールであり、前記
フェルール先端内径、光ファイバ素線径および補助ロッ
ドの外径の間に以下の関係を成立させる。 dN =d1 〔(1/sinπ/N)+1〕+δ d0 =d1 〔(1/sinπ/N)−1〕 dN : フェルールの内径 d1 : 光ファイバ素線径 d0 : 補助ロッドの外径 δ : 誤差 本発明による第2の光カプラは、前記第1および第2の
光ファイバフェルールと、第1および第2の分布屈折率
ロッドレンズと、入射光の一部を反射し一部を透過する
ミラー被膜処理層と、前記第1のフェルールと第1の分
布屈折率ロッドレンズ密着させ、前記第2のフェルール
と第2の分布屈折率ロッドレンズを密着させ、前記第1
および第2の分布屈折率ロッドレンズ間に前記ミラー被
膜処理層を配置してそれらを同軸に保持する保持手段か
ら構成されている。
に、本発明による光ファイバフェルールは、フェルール
先端の孔に4本の光ファイバ素線端が密着して現れるよ
うに光ファイバを挿入固定し、先端をフェルールの軸に
直交する面に対して角度θだけわずかに傾斜した面に研
磨して構成されている。前記光ファイバフェルールにお
いて、前記フェルールの内径と光ファイバ素線の外径と
の間に以下の関係が成立し、傾斜角度θは8〜12度と
することができる。 d=(21/2 +1)d1 +δ ここにおいて d : フェルールの内径 d1 : 光ファイバ素線径 δ : 誤差 本発明による第1の光カプラは、フェルール先端の孔に
4本の光ファイバ素線端が密着して現れるように光ファ
イバを挿入固定し、先端をフェルールの軸に直交する面
に対して角度θだけわずかに傾斜した面に研磨して構成
した第1および第2の光ファイバフェルールと、1端面
が光軸に対してθだけ傾けて研磨されている第1および
第2の分布屈折率ロッドレンズと、入射光の一部を反射
し一部を透過するミラー被膜処理層と、前記第1のフェ
ルールと第1の分布屈折率ロッドレンズの各斜面を密着
させ、前記第2のフェルールと第2の分布屈折率ロッド
レンズの各斜面を密着させ、前記第1および第2の分布
屈折率ロッドレンズ間に前記ミラー被膜処理層を配置し
てそれらを同軸に保持する保持手段から構成されてい
る。前記光カプラにおいて、前記フェルールと分布屈折
率ロッドレンズの外径は実質的に同一の径であり前記保
持手段は対応する内径をもつ円筒とすることができる。
本発明による第2のフェルールは、フェルール先端内径
にN(6以上の偶数)本の光ファイバ素線を光ファイバ
コアが同心円に配置されるように中心に補助ロッドを挿
入し密着固定させた光ファイバフェルールであり、前記
フェルール先端内径、光ファイバ素線径および補助ロッ
ドの外径の間に以下の関係を成立させる。 dN =d1 〔(1/sinπ/N)+1〕+δ d0 =d1 〔(1/sinπ/N)−1〕 dN : フェルールの内径 d1 : 光ファイバ素線径 d0 : 補助ロッドの外径 δ : 誤差 本発明による第2の光カプラは、前記第1および第2の
光ファイバフェルールと、第1および第2の分布屈折率
ロッドレンズと、入射光の一部を反射し一部を透過する
ミラー被膜処理層と、前記第1のフェルールと第1の分
布屈折率ロッドレンズ密着させ、前記第2のフェルール
と第2の分布屈折率ロッドレンズを密着させ、前記第1
および第2の分布屈折率ロッドレンズ間に前記ミラー被
膜処理層を配置してそれらを同軸に保持する保持手段か
ら構成されている。
【0009】
【実施例】以下図面等を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図1は本発明による光ファイバフェルールの
第1の実施例の断面図で、図2は前記光ファイバフェル
ールの先端孔と光ファイバ素線端との関係を示す拡大図
である。フェルール16の中心に内径d=303μmの
貫通孔17、および光ファイバ被覆18の挿入用の孔1
9が設けられている。貫通孔17および段付孔19は傾
斜角度15度以下のテーパ面20で接続されている。2
1,22,23,24は被覆18を除去した外径d1 =
125μmの4本の光ファイバ素線である。4心フェル
ール16の中心貫通孔17の直径dと各光ファイバ素線
の径の間には次の式を満足させる。 d=(21/2 +1)d1 +δ ただし、d1 :光ファイバ外径(μm),δ:隙間(誤
差) このように貫通孔直径dを設定することにより、端面図
に示すように各光ファイバ素線21,22,23,24
は相互に外径面が密着し、同時に貫通孔17の内径面に
も同時に接触するように円滑に挿入できる。その後、接
着剤により接着して端面25を光軸直角面に対して8〜
12度の傾斜面に研磨仕上げする。このようにして少な
くとも2個の4心光ファイバ付フェルールF1 およびF
2 を製作する。
説明する。図1は本発明による光ファイバフェルールの
第1の実施例の断面図で、図2は前記光ファイバフェル
ールの先端孔と光ファイバ素線端との関係を示す拡大図
である。フェルール16の中心に内径d=303μmの
貫通孔17、および光ファイバ被覆18の挿入用の孔1
9が設けられている。貫通孔17および段付孔19は傾
斜角度15度以下のテーパ面20で接続されている。2
1,22,23,24は被覆18を除去した外径d1 =
125μmの4本の光ファイバ素線である。4心フェル
ール16の中心貫通孔17の直径dと各光ファイバ素線
の径の間には次の式を満足させる。 d=(21/2 +1)d1 +δ ただし、d1 :光ファイバ外径(μm),δ:隙間(誤
差) このように貫通孔直径dを設定することにより、端面図
に示すように各光ファイバ素線21,22,23,24
は相互に外径面が密着し、同時に貫通孔17の内径面に
も同時に接触するように円滑に挿入できる。その後、接
着剤により接着して端面25を光軸直角面に対して8〜
12度の傾斜面に研磨仕上げする。このようにして少な
くとも2個の4心光ファイバ付フェルールF1 およびF
2 を製作する。
【0010】前述のように貫通孔17の内径d=303
μm,光ファイバ素線の外径d1 =125μmとすれ
ば、中心軸に対する各光ファイバ素線21,22,2
3,24の光軸位置rを計算すると88.39〜89.
00μmとなり、相互の半径位置誤差は0.3μmの微
小値になるので無視し得る。同様に円周方向の角度位相
誤差は2.2μmであり実用上支障のない範囲である。
さらに4心フェルール16は太い1本の中心貫通孔17
により構成したものであるから、この貫通孔の両端面を
旋盤のセンタで保持して外径研磨の加工基準にできるの
で、外径精度および貫通孔と外径間の偏心は各々1μm
以内の高精度に加工できる。なお、分布屈折率ロッドレ
ンズ外径精度は予め±1μm以内に補正加工しておくこ
とが望ましい。
μm,光ファイバ素線の外径d1 =125μmとすれ
ば、中心軸に対する各光ファイバ素線21,22,2
3,24の光軸位置rを計算すると88.39〜89.
00μmとなり、相互の半径位置誤差は0.3μmの微
小値になるので無視し得る。同様に円周方向の角度位相
誤差は2.2μmであり実用上支障のない範囲である。
さらに4心フェルール16は太い1本の中心貫通孔17
により構成したものであるから、この貫通孔の両端面を
旋盤のセンタで保持して外径研磨の加工基準にできるの
で、外径精度および貫通孔と外径間の偏心は各々1μm
以内の高精度に加工できる。なお、分布屈折率ロッドレ
ンズ外径精度は予め±1μm以内に補正加工しておくこ
とが望ましい。
【0011】以下図3〜7を参照して前記光ファイバフ
ェルールを利用した本発明による光カプラの実施例を説
明する。図3は前記光ファイバフェルールと分布屈折率
ロッドレンズを接続した状態を示す断面図である。分布
屈折率ロッドレンズ26はロッドレンズの軸長が0.2
5ピッチの収束レンズユニットである。分布屈折率ロッ
ドレンズ26は一端面27を光軸直角面に対して、前記
フェルールの先端の角度に対応して8〜12度の同一傾
斜角度に研磨する。分布屈折率ロッドレンズ26の傾斜
面27を前記4心光ファイバ付フェルールF1 の傾斜端
面25に密着させ、かつ分布屈折率ロッドレンズ26の
軸長の約2分の1程度挿入できる短い軸長をもつ第1整
列スリーブ30の貫通孔32に挿入して接着させると、
一体に組み立てたレンズ付フェルール組立L1 が形成さ
れる。レンズ付フェルール組立L2 も同様にして形成さ
れる。図4は本発明による光カプラの実施例の保持手段
の一部を形成する第2整列スリーブの実施例を示す断面
図である。第2整列スリーブ31は後述するように2個
の分布屈折率ロッドレンズ26,26’を受け入れて光
軸を一致させて整列させるスリーブである。
ェルールを利用した本発明による光カプラの実施例を説
明する。図3は前記光ファイバフェルールと分布屈折率
ロッドレンズを接続した状態を示す断面図である。分布
屈折率ロッドレンズ26はロッドレンズの軸長が0.2
5ピッチの収束レンズユニットである。分布屈折率ロッ
ドレンズ26は一端面27を光軸直角面に対して、前記
フェルールの先端の角度に対応して8〜12度の同一傾
斜角度に研磨する。分布屈折率ロッドレンズ26の傾斜
面27を前記4心光ファイバ付フェルールF1 の傾斜端
面25に密着させ、かつ分布屈折率ロッドレンズ26の
軸長の約2分の1程度挿入できる短い軸長をもつ第1整
列スリーブ30の貫通孔32に挿入して接着させると、
一体に組み立てたレンズ付フェルール組立L1 が形成さ
れる。レンズ付フェルール組立L2 も同様にして形成さ
れる。図4は本発明による光カプラの実施例の保持手段
の一部を形成する第2整列スリーブの実施例を示す断面
図である。第2整列スリーブ31は後述するように2個
の分布屈折率ロッドレンズ26,26’を受け入れて光
軸を一致させて整列させるスリーブである。
【0012】図5は本発明による第1の光カプラの実施
例で使用するミラー被膜と前記被膜を支持するガラス板
の断面図である。図5に示すように薄板ガラス28の片
面には波長に対して異なる反射率および透過率を付与し
たミラー被膜処理29が施されている。図6に示したよ
うに本発明による第1の光カプラは、図3に示した光学
素子の対を図4に示した第2整列スリーブ31を用いて
その間に図5に示したミラー被膜処理29を支持する薄
板ガラス28を挟んで組み立てられている。第1整列ス
リーブ30,30’は各4心光ファイバ付フェルールF
1 ,F2 および各分布屈折率ロッドレンズ26,26’
をそれぞれ受け入れて光軸を整列させる整列スリーブで
ある。すなわちレンズ付フェルール組立L1 およびL2
の各分布屈折率ロッドレンズ26,26’の直角端面3
3,33’間にガラス板28を介在させた状態で、第2
整列スリーブ31の貫通孔に各端面が密着するように挿
入する。その後、レンズ付フェルール組立L2 を回転調
節して光ファイバの光軸をレンズ付フェルール組立L1
の光ファイバの光軸対称位置に一致させる。そして各分
布屈折率ロッドレンズ26,26’を第2整列スリーブ
31の貫通孔に接着して固定する。
例で使用するミラー被膜と前記被膜を支持するガラス板
の断面図である。図5に示すように薄板ガラス28の片
面には波長に対して異なる反射率および透過率を付与し
たミラー被膜処理29が施されている。図6に示したよ
うに本発明による第1の光カプラは、図3に示した光学
素子の対を図4に示した第2整列スリーブ31を用いて
その間に図5に示したミラー被膜処理29を支持する薄
板ガラス28を挟んで組み立てられている。第1整列ス
リーブ30,30’は各4心光ファイバ付フェルールF
1 ,F2 および各分布屈折率ロッドレンズ26,26’
をそれぞれ受け入れて光軸を整列させる整列スリーブで
ある。すなわちレンズ付フェルール組立L1 およびL2
の各分布屈折率ロッドレンズ26,26’の直角端面3
3,33’間にガラス板28を介在させた状態で、第2
整列スリーブ31の貫通孔に各端面が密着するように挿
入する。その後、レンズ付フェルール組立L2 を回転調
節して光ファイバの光軸をレンズ付フェルール組立L1
の光ファイバの光軸対称位置に一致させる。そして各分
布屈折率ロッドレンズ26,26’を第2整列スリーブ
31の貫通孔に接着して固定する。
【0013】次に図7を参照して図6に示した実施例の
動作を説明する。図7は前記実施例における対面する光
ファイバの関係を示す説明図である。光波長λ1 ,λ2
によるミラー板28の反射率および透過率をλ1 反射
で,λ2透過に選択する。光ファイバ21を通ってきた
波長λ1 ,λ2 の光は各々光ファイバ22’および22
に分波できる。逆に光の方向を反対にすれば光ファイバ
22’の波長λ1 の光および光ファイバ22の波長λ2
の光は光ファイバ21に合波できる。すなわち1×2回
路光分波合波器を構成できる。光ファイバ23,24,
21’,23’,24’は使用せず、これらは各光ファ
イバ21,22,22’の整列位置決め用ダミーとして
機能する。さらに光ファイバ23を通ってきた波長
λ1 ,λ2 の光は各々光ファイバ24’および24に分
波できる。この場合は2組の1×2回路光分波合波器を
構成できる。各整列位置決め用ダミー用光ファイバは組
み立て後にフェルール後端部で切断しておけばよい。
動作を説明する。図7は前記実施例における対面する光
ファイバの関係を示す説明図である。光波長λ1 ,λ2
によるミラー板28の反射率および透過率をλ1 反射
で,λ2透過に選択する。光ファイバ21を通ってきた
波長λ1 ,λ2 の光は各々光ファイバ22’および22
に分波できる。逆に光の方向を反対にすれば光ファイバ
22’の波長λ1 の光および光ファイバ22の波長λ2
の光は光ファイバ21に合波できる。すなわち1×2回
路光分波合波器を構成できる。光ファイバ23,24,
21’,23’,24’は使用せず、これらは各光ファ
イバ21,22,22’の整列位置決め用ダミーとして
機能する。さらに光ファイバ23を通ってきた波長
λ1 ,λ2 の光は各々光ファイバ24’および24に分
波できる。この場合は2組の1×2回路光分波合波器を
構成できる。各整列位置決め用ダミー用光ファイバは組
み立て後にフェルール後端部で切断しておけばよい。
【0014】次に図8を参照して本発明による光ファイ
バフェルールの第2の実施例を説明する。図8は前記光
ファイバフェルールの先端部の拡大断面図である。図9
は、図8に示した光ファイバフェルールを使用した光カ
プラの実施例を示す断面図である。図6に示した光カプ
ラの実施例と同様な機能を備える部分については同一の
符号を付してある。図8はN(=8)/2組の1×2回
路光カプラを構成できるN心フェルールの断面図を示
す。今、一般的にいってN心フェルール34先端内径d
N にN(6以上の偶数)本の直径d1 光ファイバ素線を
光ファイバコアを同心円に配置したとする。そして中心
に補助ロッド35を挿入し密着固定させたとする。この
とき前記フェルール先端内径dN 、光ファイバ素線径d
1 および補助ロッドの外径d0 の間に以下の関係を成立
させる。 dN =d1 〔(1/sinπ/N)+1〕+δ ・・(1) d0 =d1 〔(1/sinπ/N)−1〕 ・・・(2) (1)式においてδは誤差である。N=6のとき補助ロ
ッドの外径d0 はd1 と等しくなる。この場合補助ロッ
ドとして光ファイバ素線を用いることができる。
バフェルールの第2の実施例を説明する。図8は前記光
ファイバフェルールの先端部の拡大断面図である。図9
は、図8に示した光ファイバフェルールを使用した光カ
プラの実施例を示す断面図である。図6に示した光カプ
ラの実施例と同様な機能を備える部分については同一の
符号を付してある。図8はN(=8)/2組の1×2回
路光カプラを構成できるN心フェルールの断面図を示
す。今、一般的にいってN心フェルール34先端内径d
N にN(6以上の偶数)本の直径d1 光ファイバ素線を
光ファイバコアを同心円に配置したとする。そして中心
に補助ロッド35を挿入し密着固定させたとする。この
とき前記フェルール先端内径dN 、光ファイバ素線径d
1 および補助ロッドの外径d0 の間に以下の関係を成立
させる。 dN =d1 〔(1/sinπ/N)+1〕+δ ・・(1) d0 =d1 〔(1/sinπ/N)−1〕 ・・・(2) (1)式においてδは誤差である。N=6のとき補助ロ
ッドの外径d0 はd1 と等しくなる。この場合補助ロッ
ドとして光ファイバ素線を用いることができる。
【0015】図9は、図8に示した光ファイバフェルー
ルを使用した光カプラの実施例を示す断面図である。図
において、第1整列スリーブ30,30’は前述した第
1整列スリーブと同様な機能を持つもので、フェルール
34,34’の先端に分布屈折率ロッドレンズ26,2
6’を配置するスリーブである。ガラス板28にはミラ
ー被膜29が設けられており、このガラス板28は第2
整列スリーブ31により分布屈折率ロッドレンズ26,
26’間に支持される。フェルール34と分布屈折率ロ
ッドレンズ26を第1整列スリーブ30に挿入して高精
度に光軸を合致させて一対のレンズ付フェルールを製作
する。レンズ付フェルールの第1整列スリーブ30から
突出させられている分布屈折率ロッドレンズ26,2
6’を第2整列スリーブ31の貫通孔に挿入することに
より、全部品の中心光軸を精密に一致させることができ
る。一方のレンズ付フェルールを回転させて円周方向の
角度調整をする。
ルを使用した光カプラの実施例を示す断面図である。図
において、第1整列スリーブ30,30’は前述した第
1整列スリーブと同様な機能を持つもので、フェルール
34,34’の先端に分布屈折率ロッドレンズ26,2
6’を配置するスリーブである。ガラス板28にはミラ
ー被膜29が設けられており、このガラス板28は第2
整列スリーブ31により分布屈折率ロッドレンズ26,
26’間に支持される。フェルール34と分布屈折率ロ
ッドレンズ26を第1整列スリーブ30に挿入して高精
度に光軸を合致させて一対のレンズ付フェルールを製作
する。レンズ付フェルールの第1整列スリーブ30から
突出させられている分布屈折率ロッドレンズ26,2
6’を第2整列スリーブ31の貫通孔に挿入することに
より、全部品の中心光軸を精密に一致させることができ
る。一方のレンズ付フェルールを回転させて円周方向の
角度調整をする。
【0016】ガラス板28のミラー被膜29は光波長λ
1 の成分を反射し、光波長λ2 の成分を透過するものと
する。光ファイバ40を通ってきた波長λ1 ,λ2 の光
のうち波長λ1 の光は光ファイバ44に、また波長λ2
は44’に分波される。波長λ1 の光を光ファイバ44
に、また波長λ2 を光ファイバ44’に接続すると光フ
ァイバ40に合波される。すなわちこの実施例では8/
2=4回路の1×2回路の光分波合波器を構成すること
ができる。一般的にいって、N心の光ファイバフェルー
ルを用いればN/2回路の光分波合波器を構成すること
ができる。
1 の成分を反射し、光波長λ2 の成分を透過するものと
する。光ファイバ40を通ってきた波長λ1 ,λ2 の光
のうち波長λ1 の光は光ファイバ44に、また波長λ2
は44’に分波される。波長λ1 の光を光ファイバ44
に、また波長λ2 を光ファイバ44’に接続すると光フ
ァイバ40に合波される。すなわちこの実施例では8/
2=4回路の1×2回路の光分波合波器を構成すること
ができる。一般的にいって、N心の光ファイバフェルー
ルを用いればN/2回路の光分波合波器を構成すること
ができる。
【0017】
【発明の効果】本発明による光カプラの各フェルールの
外径は、中心の孔を基準にして精密に加工できる。分布
屈折率ロッドレンズの外径に精密に一致させることがで
きる。光軸合わせと角度調整が容易である。組立作業性
は一般的な光コネクタ組立と同等であり、従来のような
熟練は必要とせず、組立工数の大幅な低減が可能となっ
た。また第2の光カプラではN/2組の1×2回路光分
波合波器、または光分岐結合器を集積して組み込め、小
型軽量にできるとともに経済効果は大きい。
外径は、中心の孔を基準にして精密に加工できる。分布
屈折率ロッドレンズの外径に精密に一致させることがで
きる。光軸合わせと角度調整が容易である。組立作業性
は一般的な光コネクタ組立と同等であり、従来のような
熟練は必要とせず、組立工数の大幅な低減が可能となっ
た。また第2の光カプラではN/2組の1×2回路光分
波合波器、または光分岐結合器を集積して組み込め、小
型軽量にできるとともに経済効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ファイバフェルールの第1の実
施例の断面図である。
施例の断面図である。
【図2】前記光ファイバフェルールの先端孔と光ファイ
バ素線端との関係を示す拡大図である。
バ素線端との関係を示す拡大図である。
【図3】前記光ファイバフェルールと分布屈折率ロッド
レンズを接続した状態を示す断面図である。
レンズを接続した状態を示す断面図である。
【図4】本発明による光カプラの実施例の保持手段の一
部を形成する第2整列スリーブの実施例を示す断面図で
ある。
部を形成する第2整列スリーブの実施例を示す断面図で
ある。
【図5】本発明による第1の光カプラの実施例で使用す
るミラー被膜と前記被膜を支持するガラス板の断面図で
ある。
るミラー被膜と前記被膜を支持するガラス板の断面図で
ある。
【図6】本発明による第1の光カプラの実施例を示す略
図である。
図である。
【図7】図6の実施例における対面する光ファイバの関
係を示す説明図である。
係を示す説明図である。
【図8】本発明による光ファイバフェルールの第2の実
施例の断面図である。
施例の断面図である。
【図9】図8に示した光ファイバフェルールを使用した
光カプラの実施例を示す断面図である。
光カプラの実施例を示す断面図である。
【図10】従来の光カプラの長手方向の断面図である。
【図11】図10に示した従来の光カプラを光軸に直角
方向に複数箇所で切断して示した断面図である。
方向に複数箇所で切断して示した断面図である。
1,2,26,26’ 分布屈折率ロッドレンズ 3,4,7,8,25,27,33,33’ 端面 5,28 ガラス板 6,29 ミラー被膜 9 2心フェルール 10,11,13,17,19,32 貫通孔 12 単心フェルール 14,15 先端面 16 4心フェルール 18 光ファイバ被覆 20 テーパ面 21,22,23,24,21’,22’,23’,2
4’,40,41,43,44,40’,44’ 光フ
ァイバ素線 30,30’ 第1整列スリーブ 31 第2整列スリーブ 34,34’ N心フェルール 35 補助(整列)ロッド
4’,40,41,43,44,40’,44’ 光フ
ァイバ素線 30,30’ 第1整列スリーブ 31 第2整列スリーブ 34,34’ N心フェルール 35 補助(整列)ロッド
Claims (5)
- 【請求項1】 フェルール先端の孔に4本の光ファイバ
素線端が密着して現れるように光ファイバを挿入固定
し、先端をフェルールの軸に直交する面に対して角度θ
だけわずかに傾斜した面に研磨して構成した光ファイバ
フェルール。 - 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバフェルールに
おいて、 前記フェルールの内径と光ファイバ素線の外径との間に
以下の関係が成立し、傾斜角度θは8〜12度である光
ファイバフェルール。 d=(21/2 +1)d1 +δ ここにおいて d : フェルールの内径 d1 : 光ファイバ素線径 δ : 誤差 - 【請求項3】 フェルール先端の孔に4本の光ファイバ
素線端が密着して現れるように光ファイバを挿入固定
し、先端をフェルールの軸に直交する面に対して角度θ
だけわずかに傾斜した面に研磨して構成した第1および
第2の光ファイバフェルールと、 1端面が光軸に対してθだけ傾けて研磨されている第1
および第2の分布屈折率ロッドレンズと、 入射光の一部を反射し一部を透過するミラー被膜処理層
と、 前記第1のフェルールと第1の分布屈折率ロッドレンズ
の各斜面を密着させ、前記第2のフェルールと第2の分
布屈折率ロッドレンズの各斜面を密着させ、前記第1お
よび第2の分布屈折率ロッドレンズ間に前記ミラー被膜
処理層を配置してそれらを同軸に保持する保持手段から
構成した光カプラ。 - 【請求項4】 フェルール先端内径にN(6以上の偶
数)本の光ファイバ素線を光ファイバコアが同心円に配
置されるように中心に補助ロッドを挿入し密着固定させ
た光ファイバフェルールであり、前記フェルール先端内
径、光ファイバ素線径および補助ロッドの外径の間に下
記の関係が成立する光ファイバフェルール。 記 dN =d1 〔(1/sinπ/N)+1〕+δ d0 =d1 〔(1/sinπ/N)−1〕 dN : フェルールの内径 d1 : 光ファイバ素線径 d0 : 補助ロッドの外径 δ : 誤差 - 【請求項5】 請求項4記載の第1および第2の光ファ
イバフェルールと、 第1および第2の分布屈折率ロッドレンズと、 入射光の一部を反射し一部を透過するミラー被膜処理層
と、 前記第1のフェルールと第1の分布屈折率ロッドレンズ
密着させ、前記第2のフェルールと第2の分布屈折率ロ
ッドレンズを密着させ、前記第1および第2の分布屈折
率ロッドレンズ間に前記ミラー被膜処理層を配置してそ
れらを同軸に保持する保持手段から構成した光カプラ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07120625A JP3124467B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 光カプラ |
CA002171123A CA2171123C (en) | 1995-04-21 | 1996-03-06 | Optical fiber ferrule and optical coupler |
US08/614,043 US5682452A (en) | 1995-04-21 | 1996-03-12 | Optical fiber ferrule and optical coupler |
EP96105950A EP0738909B1 (en) | 1995-04-21 | 1996-04-16 | Optical coupler with optical fibre ferrules |
DE69628373T DE69628373T2 (de) | 1995-04-21 | 1996-04-16 | Optischer Koppler mit faseroptischen Steckerstiften |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07120625A JP3124467B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 光カプラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08292342A true JPH08292342A (ja) | 1996-11-05 |
JP3124467B2 JP3124467B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=14790865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07120625A Expired - Fee Related JP3124467B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 光カプラ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5682452A (ja) |
EP (1) | EP0738909B1 (ja) |
JP (1) | JP3124467B2 (ja) |
CA (1) | CA2171123C (ja) |
DE (1) | DE69628373T2 (ja) |
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