JPH0829161A - 光方向変換装置およびそれを用いた光電スイッチ - Google Patents

光方向変換装置およびそれを用いた光電スイッチ

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JPH0829161A
JPH0829161A JP6186582A JP18658294A JPH0829161A JP H0829161 A JPH0829161 A JP H0829161A JP 6186582 A JP6186582 A JP 6186582A JP 18658294 A JP18658294 A JP 18658294A JP H0829161 A JPH0829161 A JP H0829161A
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JP
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light
convex lens
prism
lens
incident
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JP6186582A
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Junji Oshita
淳司 大下
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Keyence Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の収束光を実現し、かつ十分な光量を確
保しつつ、光の進行方向を屈曲させることができる光方
向変換装置を提供することである。 【構成】 プリズムレンズ10は、光を内部に入射しま
たは外部に出射する第1の入出射面11、光を外部に出
射しまたは内部に入射する第2の入出射面12および反
射面13を有する。第1の入出射面11には第1の凸レ
ンズ14を一体形成し、第2の入出射面12には第2の
凸レンズ15を一体形成する。光ファイバ40の先端か
ら出射された拡散光は第1の凸レンズ14により並行光
またはそれに近い拡散光に収束され、反射面13により
ほぼ直角に屈曲される。その反射光は第2の凸レンズ1
5によりさらに収束される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光の進行方向を変える
ための光方向変換装置およびそれを用いた光電スイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光の透過または反射を利用し
て物体の有無を検出する光電スイッチが用いられてい
る。このような光電スイッチを検出箇所から離れた場所
に設置する場合には、通常、検出箇所から光電スイッチ
まで光ファイバーを用いて光を導いている。その場合、
検出箇所が狭い場所であると、光ファイバの先端を折り
曲げて使用することがある。しかし、光ファイバを小さ
い曲げ径で折り曲げると、光の伝達損失が生じるので、
曲げ径をあまり小さくすることができない。
【0003】そこで、実開昭64−26707号公報に
図6に示すような光ファイバの検出端構造が提案されて
いる。図6において、保持スリーブ61内に光ファイバ
62および反射体63が挿入されている。反射体63に
は、保持スリーブ61の軸方向に対してほぼ45°傾斜
した反射面64が形成されている。また、保持スリーブ
61の側面には窓孔65が設けられている。
【0004】光ファイバ62の先端から出た光は反射体
61の反射面64でほぼ直角に曲げられ、窓孔65から
保持スリーブ61の外部に出射される。このようにし
て、光ファイバ62から出た光の進行方向がほぼ90°
屈曲される。
【0005】しかし、光ファイバ62から出た光は光軸
を中心として先に向かって広がる拡散光となる。そのた
め、光の一部が反射面64で反射されず、あるいは反射
面64で反射された光も拡散光となって出射される。そ
の結果、光の伝達損失が大きくなり、受光側で十分な光
量が得られない。
【0006】一方、実公昭62−35237号公報には
図7に示すような光伝送装置が提案されている。図7に
おいて、プラスチック等の光導体を棒状に一体成形して
なる変換器71の一端に、光ファイバ72の先端が嵌合
する凹所73が設けられ、この凹所73に凸レンズ74
が形成されている。また、変換器71の他端には、傾斜
した反射面76を有する凹所75が設けられている。
【0007】光ファイバ72の先端から出た光は凸レン
ズ74により集光され、反射面76によりほぼ直角に曲
げられる。このようにして、光ファイバ72の先端から
出た拡散光が収束光に修正される。
【0008】また、特開平4−225306号公報には
図8に示すような光軸変換装置が提案されている。図8
において、円筒形のキャップ81内にシリンダレンズ8
2が収納され、キャップ81の一端部に光ファイバ83
が嵌入されている。シリンダレンズ82の上端は軸方向
に対して約45°の傾斜でカットされ、反射面84が形
成されている。また、シリンダレンズ82の側部には凸
レンズ85が形成されている。キャップ81には、その
凸レンズ85が嵌合する円穴が形成されている。また、
キャップ81の上端部には蓋部材86が嵌入されてい
る。
【0009】光ファイバ83の先端から出た光はシリン
ダレンズ82の反射面84でほぼ直角に曲げられ、凸レ
ンズ85により集光されて外部に出射される。それによ
り、光ファイバ83から出射された拡散光が凸レンズ8
5により収束光に修正される。
【0010】なお、実開昭62−131336号公報に
も、図8に示した光軸変換装置と同様の構造を有する光
電スイッチ用アタッチメントが開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ファ
イバはある大きさの径を有するので、光ファイバの先端
から出た光は、点発光とはならず、実際には面発光とな
る。そのため、光ファイバから出た光の広がりがかなり
大きくなる。したがって、図7に示すように光ファイバ
72から出た光を凸レンズ74により集光しても、ある
いは、図8に示すように反射面84により反射された光
を凸レンズ85により集光しても、拡散光を十分な収束
光に絞ることができず、十分な光量も得られないのが現
状であった。
【0012】特に、限定反射型の光電スイッチにおいて
は、ビームスポットが絞れないと検出範囲および応差が
大きくなり、良好な特性が得られない。ここで、限定反
射型の光電スイッチとは、光を投光し、その反射光を受
光することにより所定の距離だけ離れた位置の物体の有
無を検出するものである。
【0013】そこで、本発明の目的は、所望の収束光を
実現し、かつ十分な光量を確保しつつ、光の進行方向を
屈曲させることができる光方向変換装置およびそれを用
いた光電スイッチを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために、まず従来技術における問題点の原因を
詳細に分析した。
【0015】図9の(a),(b)に示すように、プリ
ズム93の2つの入出射面のうち光ファイバ91の側の
入出射面に凸レンズ92を形成した場合を考える。この
場合、図9の(a)に示すように、凸レンズ92の曲率
半径が大きいと、光ファイバ91から出射されるビーム
を十分に絞ることができない。ビームを十分に絞るため
には、図9の(b)に示すように、凸レンズ92の曲率
半径を小さくする必要がある。しかし、この場合、光フ
ァイバ91から出射された拡散光の一部が凸レンズ92
の表面で反射して逃げてしまう。それにより、レンズと
して作用する有効な径が実際の凸レンズ92の径よりも
小さくなってしまい、十分な光量の確保が妨げられる。
【0016】図9の(c)に示すように、プリズム93
の2つの入出射面のうち光ファイバ91と反対側の入出
射面に凸レンズ94を形成した場合を考える。この場
合、凸レンズ94の径が小さいと、プリズム93の反射
光の一部が凸レンズ94に入射しない。それにより、十
分な光量が確保されない。逆に、凸レンズ94の径を大
きくすると、プリズム93自体の大きさも大きくしなけ
ればならず、装置の小型化の妨げとなる。
【0017】そこで、凸レンズ94の径を小さく保ちつ
つ光ファイバ91の先端をプリズム93の入出射面に近
づけると、凸レンズ94に入射する光の量を多くするこ
とができる。
【0018】しかしながら、図9の(d),(e)に示
すように、凸レンズ95からある一定の距離だけ離れた
焦点位置Fで結像させる場合、光ファイバ91の先端を
凸レンズ95から離した方が光学系の焦点位置Fにおけ
るビーム径を小さく絞ることができる。図9の(e)の
場合、図9の(d)の場合に比べて、凸レンズ95の曲
率半径を大きくすることができる。光電スイッチの特性
を鋭敏にするためには、ビーム径を絞れるという点が重
要である。
【0019】上記の理由のため、従来技術においては、
所望の収束光および十分な光量の両方を満たすことがで
きなかったと考えられる。そこで、本発明者は、上記の
分析結果に基づいて以下に示す本発明を創作した。
【0020】(1) 第1の発明 第1の発明に係る光方向変換装置は、光を内部に導く入
射面、光を外部に出す出射面および光を反射する反射面
を有するプリズムと、プリズムの入射面側に設けられた
第1の凸レンズと、プリズムの出射面側に設けられた第
2の凸レンズとを備え、第1の凸レンズを通してプリズ
ム内部に入射した光が反射面において反射し、第2の凸
レンズを通して出射するものである。
【0021】(2) 第2の発明 第2の発明に係る光方向変換装置は、第1の発明に係る
光方向変換装置の構成において、第1の凸レンズが入射
面に入射する光を略平行光にするレンズであり、第2の
凸レンズが出射面から出射される光を収束光にするレン
ズであることを特徴とする。
【0022】(3) 第3の発明 第3の発明に係る光電スイッチは、光を物体に投光しそ
の反射光を受光することにより物体の有無を検出する光
電スイッチにおいて、光を内部に導く入射面、光を外部
に出す出射面および光を反射する反射面を有するプリズ
ムと、プリズムの入射面側に設けられた第1の凸レンズ
と、プリズムの出射面側に設けられた第2の凸レンズと
を備え、第1の凸レンズを通してプリズム内部に入射し
た光が反射面において反射し、第2の凸レンズを通して
出射する光方向変換装置を用いていることを特徴とす
る。
【0023】
【作用】第1および第2の発明に係る光方向変換装置に
おいては、プリズムの入射面に入射する拡散光が第1の
凸レンズにより略平行光に収束され、反射面により反射
される。反射面により反射された光は出射面に導かれ、
第2の凸レンズによりさらに収束されて出射される。
【0024】このように、入射光がまず第1の凸レンズ
により略平行光に絞られるので、入射光の全てあるいは
ほとんどをプリズム内において反射面を経由して第2の
凸レンズまで導くことができる。それにより、十分な光
量を確保することが可能となる。この場合、第1の凸レ
ンズは、入射光の全てあるいはほとんどが第2の凸レン
ズまで導かれる程度まで入射光を絞れば十分であるの
で、曲率半径をそれほど小さくする必要はない。
【0025】また、反射面により反射された光が第2の
凸レンズによりさらに絞られるので、所望の結像距離お
よび所望のビームスポット径が得られる。この場合、第
2の凸レンズに入射する光は、第1の凸レンズによりあ
る程度まで絞られているので、第2の凸レンズの径を大
きくする必要はない。
【0026】したがって、超小型化を妨げることなく所
望の収束光を実現し、かつ十分な光量を確保しつつ、光
の進行方向を変えることができる。第1の発明に係る光
方向変換装置を用いた第3の発明に係る光電スイッチに
おいては、ビームスポットを絞ることができるので、良
好な特性が得られる。
【0027】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるプリズムレン
ズの構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側
面図、(c)は底面図である。このプリズムレンズが光
方向変換装置となる。
【0028】図1のプリズムレンズ10は樹脂等の光導
体からなり、底面部に光を内部に入射しまたは外部に出
射する第1の入出射面11を有し、前面部に光を外部に
出射しまたは内部に入射する第2の入出射面12を有
し、上面部に反射面13を有する。第1の入出射面11
と第2の入出射面12とは互いに90°の角度をなし、
反射面13は第1の入出射面11および第2の入出射面
12に対して45°の角度をなしている。
【0029】第1の入出射面11には第1の凸レンズ1
4が一体形成され、第2の入出射面12には第2の凸レ
ンズ15が一体形成されている。また、プリズムレンズ
10の両側面部にはそれぞれ位置決め用の凸部16が一
体形成されている。プリズムレンズ10の後面部17は
横断面が円弧状になるように形成されている。
【0030】反射面13および後面部17には光の反射
率を上げるためにアルミニウム等からなる反射膜が蒸着
されている。また、プリズムレンズ10の表面にはシリ
コンコーティングが施されている。
【0031】図2は図1のプリズムレンズ10の縦断面
図である。図2に示すように、光ファイバ40の先端か
ら出た拡散光は、第1の凸レンズ14を通して第1の入
出射面11に入射する。それにより、拡散光が平行ある
いはそれに近い程度まで収束され、反射面13によりほ
ぼ直角に屈曲される。その反射光は第2の入出射面12
から第2の凸レンズ15を通して出射される。それによ
り、出射光が第2の凸レンズ15によりさらに収束され
る。
【0032】このように、光ファイバ40の先端から出
た拡散光がまず第1の凸レンズ14によりある程度まで
絞られるので、入射光の全てあるいはほとんどを反射面
13を経由して第2の凸レンズ15に導くことができ
る。それにより、十分な光量を確保することができる。
この場合、第1の凸レンズ14は、入射光の全てあるい
はほとんどが第2の凸レンズ14まで導かれる程度まで
入射光を絞れば十分であるので、曲率半径をそれほど小
さくする必要がない。
【0033】また、反射面13により反射された光が第
2の凸レンズ15によりさらに絞られるので、所望の結
像距離およびビームスポット径が得られる。この場合、
第2の凸レンズ15に入射する光は第1の凸レンズ14
によりある程度まで収束されているので、第2の凸レン
ズ15の径を大きくする必要がなく、光ファイバ40の
先端を第1の凸レンズ14に密着させる必要もない。
【0034】このようにして、所望の収束光を実現しか
つ十分な光量を確保しつつ光ファイバ14から出射した
光の進行方向をほぼ直角に屈曲させることができる。こ
のプリズムレンズ10においては、第1の凸レンズ1
4、第2の凸レンズ15および凸部16が一体形成され
ているので、部品点数が少なくなり、かつ表面での反射
による光の伝達損失が小さい。また、光軸調整は、プリ
ズムレンズ10と光ファイバ40との間のみで行えばよ
い。
【0035】この実施例のプリズムレンズ10によれ
ば、出射光のビームスポット径を一定の焦点位置におい
て絞ることができるので、特に限定反射型の光電スイッ
チに適用した場合に鋭敏な特性を得ることができる。
【0036】図3は上記実施例のプリズムレンズを用い
た限定反射サイドビュー型の光電スイッチの投受光ヘッ
ドの分解斜視図である。サイドビュー型とは、光をほぼ
直角に曲げて投光および受光することにより狭い検出箇
所における物体の有無の検出を可能とするものである。
【0037】図3において、合成樹脂等からなる長方形
の保持部材20に、2つのプリズムレンズ10a,10
bを固定するための固定枠21a,22,21bが一体
形成されている。固定枠22を中心としてその両側に固
定枠21a,21bが所定間隔を隔てて配置されてい
る。
【0038】固定枠21aの内側にはプリズムレンズ1
0aの一方の凸部16(図1参照)が嵌合する凹部23
aが形成され、固定枠22の一方の側部にはプリズムレ
ンズ10aの他方の凸部16が嵌合する凹部24aが形
成されている。同様に、固定枠21bの内側にはプリズ
ムレンズ10bの一方の凸部16が嵌合する凹部23b
が形成され、固定枠22の他方の側部にはプリズムレン
ズ10bの他方の凸部16が嵌合する凹部24bが形成
されている。
【0039】プリズムレンズ10aは、両方の凸部16
(図1参照)を固定枠21a,22の凹部23a,24
aにそれぞれ嵌合させることにより、第2の凸レンズ1
5が斜め前方を向く状態で保持部材20に位置決めされ
ている。同様に、プリズムレンズ10bは、両方の凸部
16(図1参照)を固定部材21b,22の凹部23
b,24bにそれぞれ嵌合させることにより、第2の凸
レンズ15が斜め前方を向く状態で保持部材20に位置
決めされている。
【0040】プリズムレンズ10a,10bの下方にお
ける保持部材20の表面にそれぞれ凹所25a,25b
が形成され、凹所25a,25bの下方にそれぞれ円筒
形の光ファイバ保持部26a,26bが取り付けられて
いる。光ファイバ保持部26a,26bにはそれぞれ光
ファイバ40a,40bの先端が挿入されている。それ
により、光ファイバ40a,40bの先端がそれぞれプ
リズムレンズ10a,10bの第1の凸レンズ14(図
1参照)の下方に位置決めされている。また、保持部材
20にはねじ挿入用の穴27,28が形成されている。
【0041】この保持部材20には、蓋部材30が超音
波溶着等で接着され組立てられる。蓋部材30も、保持
部材20と同様に、合成樹脂等により形成される。蓋部
材30には、保持部材20に保持されたプリズムレンズ
10a,10bの第2の凸レンズ15に相当する位置に
それぞれ窓孔31a,31bが形成されている。
【0042】また、蓋部材30には、保持部材20のね
じ挿入用の穴27,28に相当する位置にねじ挿入用の
穴32,33が形成されている。蓋部材30を保持部材
20に取り付けると、窓孔31a,31bにそれぞれプ
リズムレンズ10a,10bの凸レンズ15が嵌合す
る。
【0043】図4は図3の投受光ヘッドの横断面図であ
る。図4に示すように、プリズムレンズ10a,10b
は、第2の凸レンズ15の光軸が投受光ヘッドの前面か
ら距離Lだけ離れた検出位置Aで互いに交差するよう
に、投受光ヘッドの前面に垂直な方向に対して第1の凸
レンズ14の光軸を中心として角度θだけ内側に傾けら
れている。それにより、この投受光ヘッドを用いると、
距離Lだけ離れた検出位置Aに検出対象物50が存在す
るかどうかを検出することができる。
【0044】各プリズムレンズ10a,10bの両側面
部に凸部16が形成され、かつ後面部17が円弧状に面
取りされているので、設計または試作段階において、投
受光ヘッドの厚さDを薄く保ったまま第2の凸レンズ1
5の光軸の向きを微調整することができる。すなわち、
第2の凸レンズ15の光軸の角度θを変えても、投受光
ヘッドの厚さDを変えなくてよい。また、投受光ヘッド
の厚さDが同じ場合でも、第1および第2の凸レンズ1
4,15の大きさを大きくすることができる。したがっ
て、投受光ヘッドの小型化が可能となる。
【0045】図5は保持部材20にプリズムレンズ10
a,10bが取り付けられた状態を示す正面図である。
図5において、保持部材20については外形線のみが描
かれている。
【0046】光ファイバ40aの先端から出射した光
は、プリズムレンズ10aの第1の凸レンズ14に入射
し、反射面13により反射される。その反射光は、図4
に示すように、プリズムレンズ10aの第2の凸レンズ
15および窓孔31aを通って出射される。投受光ヘッ
ドから所定の距離Lだけ離れた検出位置Aに検出対象物
50が存在する場合には、出射光がその検出対象物50
の表面で反射され、反射光が窓孔31bを通ってプリズ
ムレンズ10bの第2の凸レンズ15に入射する。その
入射光は反射面13により反射され、図5に示すよう
に、プリズムレンズ10bの第1の凸レンズ14から出
射され、光ファイバ40bの先端に導かれる。
【0047】光ファイバ40bの先端から光が出射した
場合には、上記と逆の経路をたどって、検出位置Aから
の反射光が光ファイバ40aの先端に導かれる。このよ
うにして、所定の検出位置Aに検出対象物50が存在す
るかどうかが検出される。
【0048】なお、上記実施例では、プリズムレンズ1
0,10a,10bの両側面部に断面矩形の凸部16が
形成されているが、凸部16の形状はそれに限定され
ず、断面半円形あるいはその他の形状の凸部16を形成
してもよい。また、プリズムレンズ10,10a,10
bの各側面部に2以上の凸部16を形成してもよい。さ
らに、上記実施例では、プリズムレンズ10,10a,
10bの後面部17を円弧状になるように面取りしてい
るが、プリズムレンズ10,10a,10bの後面部を
多角形に面取りしてもよい。
【0049】上記実施例のプリズムレンズ10,10
a,10bは、光を90°曲げる必要のある照明装置に
も適用することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、第1および第2の発明に
よれば、プリズムの入射面および出射面にそれぞれ第1
の凸レンズおよび第2の凸レンズを設けることにより、
所望の収束光を実現し、かつ十分な光量を確保しつつ、
光の進行方向を変えることが可能となる。また、第3の
発明によれば、良好な特性を有する光電スイッチが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるプリズムレンズの正面
図、側面図および底面図である。
【図2】図1のプリズムレンズの縦断面図である。
【図3】図1のプリズムレンズを用いた限定反射サイド
ビュー型の光電スイッチの投受光ヘッドの分解斜視図で
ある。
【図4】図3の投受光ヘッドの横断面図である。
【図5】図3の投受光ヘッドの保持部材にプリズムレン
ズを取り付けた状態を示す正面図である。
【図6】従来の光ファイバの検出端構造を示す図であ
る。
【図7】従来の光伝送装置を示す図である。
【図8】従来の光軸変換装置を示す図である。
【図9】従来技術における問題点の原因を説明するため
の図である。
【符号の説明】
10a,10b プリズムレンズ 11 第1の入出射面 12 第2の入出射面 13 反射面 14 第1の凸レンズ 15 第2の凸レンズ 16 凸部 17 後面部 40,40a,40b 光ファイバ なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を内部に導く入射面、光を外部に出す
    出射面および光を反射する反射面を有するプリズムと、 前記プリズムの入射面側に設けられた第1の凸レンズ
    と、 前記プリズムの出射面側に設けられた第2の凸レンズと
    を備え、 前記第1の凸レンズを通して前記プリズム内部に入射し
    た光が前記反射面において反射し、前記第2の凸レンズ
    を通して出射することを特徴とする光方向変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の凸レンズは前記入射面に入射
    する光を略平行光にするレンズであり、前記第2の凸レ
    ンズは前記出射面から出射される光を収束光にするレン
    ズであることを特徴とする請求項1記載の光方向変換装
    置。
  3. 【請求項3】 光を物体に投光しその反射光を受光する
    ことにより前記物体の有無を検出する光電スイッチにお
    いて、 光を内部に導く入射面、光を外部に出す出射面および光
    を反射する反射面を有するプリズムと、 前記プリズムの入射面側に設けられた第1の凸レンズ
    と、 前記プリズムの出射面側に設けられた第2の凸レンズと
    を備え、 前記第1の凸レンズを通して前記プリズム内部に入射し
    た光が前記反射面において反射し、前記第2の凸レンズ
    を通して出射する光方向変換装置を用いていることを特
    徴とする光電スイッチ。
JP6186582A 1994-07-15 1994-07-15 光方向変換装置およびそれを用いた光電スイッチ Pending JPH0829161A (ja)

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