JPH0829072A - 瓦等の板状体の焼成用起立整列棚具 - Google Patents

瓦等の板状体の焼成用起立整列棚具

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JPH0829072A
JPH0829072A JP18993494A JP18993494A JPH0829072A JP H0829072 A JPH0829072 A JP H0829072A JP 18993494 A JP18993494 A JP 18993494A JP 18993494 A JP18993494 A JP 18993494A JP H0829072 A JPH0829072 A JP H0829072A
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JP
Japan
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shelf
mounting
support frame
baking
parts
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Pending
Application number
JP18993494A
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English (en)
Inventor
Kazunori Senda
一紀 千田
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SENDA KAWARA KOGYO KK
Original Assignee
SENDA KAWARA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自立できない瓦等の板状体を立焼きできるよ
う焼成棚上に起立整列させる棚具を提供する。 【構成】 長い角パイプ状の焼結セラミックの棚部11
を並列し、同一材質の角パイプ状連結材12で相互に連
結して焼成棚1と成し、間隔をおいて上下方向に少し傾
斜させた取付孔13を多数透設し、前後の取付孔13の
間に少し傾斜させた受面部14を形成する。両側の取付
棒21の上端と中央下部に横方向の背もたれ棒22,2
3を連結した耐火製支持枠2を形成し、その取付棒21
の下部にストッパ24を突設する。取付棒21の下部を
棚部11の取付孔13に上から挿入することにより、ス
トッパ24が棚部11の上面に係止し、支持枠2が少し
後に傾斜して取り付けられ、これを前後に多数順列配置
し、瓦9の設置面91を受台部14上に載置して支持枠
2にもたらせ、夫々の支持枠2間で瓦9を多数起立整列
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瓦等の板状体の成型生
地を立焼きするために起立整列させる焼成棚の起立整列
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、瓦で自立する形状のものは焼成棚
上に起立させた状態で台車で運んで立焼き焼成していた
が、自立できない瓦はサヤに載置しサヤを積み重ねた状
態で焼成していたのである。しかしながら、量産性、安
定した品質、サヤにかかる燃費等からして立焼きが有効
なことは明らかである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、自立
できない瓦等の板状体の成型生地を立焼きできるよう焼
成棚上に起立させて整列させるものを提供するものであ
る。また、焼成棚への熱吸収を少なくして安価な燃費と
なる焼成棚を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、両側
の取付棒に横方向の背もたれ棒を連結した枠体であり、
焼成する板状体の裏面に当接する耐火性支持枠と、該取
付棒を着脱自在に取り付けできる耐火性焼成棚とから成
り、支持枠を所定の間隔をおいて少し傾斜させて焼成棚
上に多数順列配置し、支持枠の傾斜支持面とほぼ直角と
なる受面部を、少し傾斜させて焼成棚の夫々支持枠間に
形成した構成としている。なお、横方向の背もたれ棒を
両側の取付棒に複数本連結してもよく、角パイプ状をし
た焼結セラミック製の棚部を並列すると共に、連結材で
連結して焼成棚と成してもよい。
【0005】支持枠の取り付けは、角パイプ状棚部にそ
の長手方向と直角な取付孔を間隔をおいて側面に多数透
設すると共に、支持枠の取付棒の下部に係止孔を透設
し、角パイプ状棚部の両外側端面に支持枠の取付棒下部
を当接して、連通したその係止孔と棚部の取付孔に夫々
外側から係止ピンを挿着して支持枠を取り付けてもよ
い。また、焼成棚の両側端部に間隔をおいて、上下方向
に少し傾斜させた取付溝を多数欠設し、支持枠の夫々取
付棒の下部を取付溝に挿入して取付棒に突出したストッ
パを焼成棚上に係止させて支持枠を取り付けてもよい。
さらに、焼成棚の両側部に間隔をおいて、上下方向に少
し傾斜させた取付孔を多数透設し、支持枠の夫々取付棒
の下部を取付孔に挿入して取付棒に突出したストッパを
焼成棚上に係止させて支持枠を取り付けてもよい。
【0006】
【作用】支持枠を所定の間隔をおいて少し傾斜させて焼
成棚上に多数順列配置し、焼成する板状体を少し傾斜さ
せた受面部に載置して支持枠にもたらせることにより、
夫々の支持枠間で傾斜起立し多数整列するのである。こ
の状態で焼成することで立焼きと同様に量産でき、少し
傾斜させた受面部に載置することで板状体の設置面が良
好に支持されると共に、板状体の裏面が支持枠に当接支
持されているため歪や変形が防止されるのである。
【0007】また、角パイプ状をした焼結セラミック製
の棚部を並列して連結材で連結した焼成棚とすれば、焼
結セラミック製の棚部によって棚への吸収熱が少なくな
ると共に、熱放射が大きくなって焼成効率が良くなり燃
費が安価となるのである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の図示実施例について説明す
る。図1乃至図3において、1は焼成棚であって、長い
角パイプ状に成形したアルミナを主成分とする高強度の
焼結セラミックの棚部11,11を一対並列し、同一材
質の角パイプ状連結材12で相互に連結することで形成
している。該棚部11には間隔をおいて、上下方向に少
し傾斜させた取付孔13を多数透設すると共に、前後の
取付孔13の間に少し傾斜させた受面部14を台状に突
設している。
【0009】2は耐火製支持枠であって、両側の取付棒
21の上端と中央下部に横方向の背もたれ棒22,23
を連結した枠状体であり、中央下部の背もたれ棒23を
少し後に配置させている。また、両側の取付棒21の下
部には後方に向いたストッパ24が突設してある。
【0010】そして、図2のように、支持枠2の取付棒
21の下部を棚部11の傾斜状態の取付孔13に上から
挿入することにより、ストッパ24が棚部11の上面に
係止して、支持枠2が少し後に傾斜して取り付けられ、
これを前後に多数順列配置するのである。これにより支
持枠2の間に少し傾斜させた受面部14が介在されるこ
とになる。
【0011】焼成に際しては、焼成しようとする瓦9の
設置面91を受面部14上に載置して支持枠2にもたら
せることにより、夫々の支持枠2間で傾斜起立し多数整
列するのである。この状態で台車等で焼成炉に運んで焼
成するのである。
【0012】本例によると、立焼きと同様に量産でき、
自動化が図れて迅速且つ品質の安定した瓦が得られるの
である。そして、格別な効果として、支持枠2の傾斜支
持面とほぼ直角な傾斜部である受面部14に載置するこ
とで瓦9の設置面91が良好に支持されると共に、瓦9
の裏面が支持枠2に当接支持されることである。
【0013】即ち、図3のように、支持枠2の上部の背
もたれ棒22と両側の取付棒21によって瓦9の裏面の
外周平坦部92を支持でき、下部の背もたれ棒23で瓦
9の裏面の凹凸溝底部93を支持できるのである。この
ため瓦9の焼成時における歪や変形が防止されるのであ
る。
【0014】また、焼成棚1が角パイプ状をした焼結セ
ラミック製の棚部11から成るため、該棚部11への吸
収熱が少なくなると共に、熱放射が大きくなって焼成効
率が良くなり燃費が安価となるのである。
【0015】本例は上記のように構成したが、本発明に
おいてはこれに限定されない。例えば、支持枠の形状及
び材質は問わず、図4のように、両側の取付棒に横方向
の背もたれ棒を3本連結した構成でもよく、支持枠を傾
斜させて取り付けるためにストッパを必要とする場合は
ストッパの形状や取付位置も限定されない。なお、取付
棒と背もたれ棒の形状は任意であり、片状やパイプ状等
でもよい。
【0016】また、焼成棚に支持枠を着脱自在に取り付
ける構成は適宜であり、図4のように、本例の角パイプ
状棚部11に、その長手方向と直角な取付孔16を間隔
をおいて側面に多数透設すると共に、支持枠3の取付棒
31の下部に係止孔32を透設し、棚部11の両外側端
面に支持枠3の取付棒31の下部を当接して、連通した
その係止孔32と棚部11の取付孔16に夫々外側から
係止ピン35を挿着して支持枠3を取り付けてもよい。
この場合、係止孔32と取付孔16とを四角形状とし、
図5のように、角ピン4で係止すれば傾斜させた支持枠
30にストッパを備える必要がない。
【0017】さらに焼成棚の形状、材質や構成も任意で
あり、図6のように、焼成棚5の両側端部に間隔をおい
て、上下方向に少し傾斜させた取付溝51を多数欠設
し、支持枠6の夫々取付棒61の下部を取付溝51に挿
入して取付棒61に突出したストッパ62を焼成棚5上
に係止させて支持枠6を取り付けるようにしてもよい。
これによると、支持枠6の取り付けが簡単にできるので
ある。
【0018】また、図7のように、焼成棚7の両側部に
間隔をおいて、上下方向に少し傾斜させた取付孔71を
多数透設し、支持枠8の夫々取付棒81の下部を取付孔
に挿入して取付棒81に突出したストッパ82を焼成棚
7上に係止させて支持枠8を取り付ける構成でもよい。
これによると、支持枠8が安定配置できるのである。
【0019】さらに、支持枠の傾斜支持面とほぼ直角と
なる受面部は、図8のように、凹部状に形成してもよ
い。なお、焼成する製品は瓦に限定されず、自立できな
い板状体であればよく、板状体といっても凹凸の多い立
体的な形状を含むものである。
【0020】
【発明の効果】本発明によると、夫々の支持枠が焼成棚
に傾斜状態で取り付けられるため、瓦等の板状体が多数
起立整列されることとなり、立焼きできて量産でき、自
動化が図れて品質の安定した焼成品が得られるのであ
る。特に、支持枠の傾斜支持面とほぼ直角な受面部に板
状体を載置することで良好に支持されると共に、板状体
の面が支持枠に当接支持されるため焼成時における歪や
変形が防止される効果が大きい。
【0021】請求項2では、支持枠に背もたれ棒を複数
本連結したため、形状変化の大きな板状体の裏面を有効
に当接支持できるため歪や変形を一層防止できるのであ
る。請求項3では、焼成棚が角パイプ状をした焼結セラ
ミック製の棚部から成るため、棚部への吸収熱が少なく
なると共に、熱放射が大きくなって焼成効率が良くなり
燃費が安価となるのである。請求項4では、係止ピンに
より支持枠を焼成棚に取り付けるため確実な取付状態と
なるのである。請求項5では、支持枠の取り付けが簡単
にでき、請求項6では、支持枠が安定配置できるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】その要部を断面した拡大側面図である。
【図3】その要部を断面した拡大背面図である。
【図4】支持枠とその取り付けの別例を示す縦断背面図
である。
【図5】支持枠の取り付けの別例を示す側面図である。
【図6】焼成棚の別例を示す斜視図である。
【図7】焼成棚のさらに別例を示す斜視図である。
【図8】焼成棚とその受面部の別例を示す縦断側面図で
ある。
【符号の説明】
1,5,7 焼成棚 11 棚部 12 連結材 13 取付孔 14 受面部 16 取付孔 2,3,30,6,8 支持枠 21,31,61,81 取付棒 22,23 背もたれ棒 24 ,62,82 ストッパ 32 係止孔 35 係止ピン 4 角ピン 51 取付溝 71 取付孔 9 瓦 91 設置面 92 外周平坦部 93 凹凸溝底部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側の取付棒に横方向の背もたれ棒を連
    結した枠体であり、焼成する板状体の裏面に当接する耐
    火性支持枠と、該取付棒を着脱自在に取り付けできる耐
    火性焼成棚とから成り、支持枠を所定の間隔をおいて少
    し傾斜させて焼成棚上に多数順列配置し、支持枠の傾斜
    支持面とほぼ直角となる受面部を、少し傾斜させて焼成
    棚の夫々支持枠間に形成したことを特徴とする瓦等の板
    状体の焼成用起立整列棚具。
  2. 【請求項2】 横方向の背もたれ棒を両側の取付棒に複
    数本連結した支持枠と成した請求項1の起立整列棚具。
  3. 【請求項3】 角パイプ状をした焼結セラミック製の棚
    部を並列すると共に、連結材で連結して焼成棚と成した
    請求項1又は請求項2の起立整列棚具。
  4. 【請求項4】 角パイプ状棚部にその長手方向と直角な
    取付孔を間隔をおいて側面に多数透設すると共に、支持
    枠の取付棒の下部に係止孔を透設し、角パイプ状棚部の
    両外側端面に支持枠の取付棒下部を当接して、連通した
    その係止孔と棚部の取付孔に夫々外側から係止ピンを挿
    着して支持枠を取り付けた請求項3の起立整列棚具。
  5. 【請求項5】 焼成棚の両側端部に間隔をおいて、上下
    方向に少し傾斜させた取付溝を多数欠設し、支持枠の夫
    々取付棒の下部を取付溝に挿入して取付棒に突出したス
    トッパを焼成棚上に係止させて支持枠を取り付ける請求
    項1又は請求項3の起立整列棚具。
  6. 【請求項6】 焼成棚の両側部に間隔をおいて、上下方
    向に少し傾斜させた取付孔を多数透設し、支持枠の夫々
    取付棒の下部を取付孔に挿入して取付棒に突出したスト
    ッパを焼成棚上に係止させて支持枠を取り付ける請求項
    1又は請求項3の起立整列棚具。
JP18993494A 1994-07-19 1994-07-19 瓦等の板状体の焼成用起立整列棚具 Pending JPH0829072A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1016846A1 (de) * 1998-12-11 2000-07-05 Keller GmbH Brenngestell zum Brennen von schrägstehenden Dachziegeln
JP2008070038A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Chugai Ro Co Ltd ガラス基板保持部材及びガラス基板連続焼成装置
CN109160801A (zh) * 2018-08-31 2019-01-08 广东恒洁卫浴有限公司 一种立烧盆类嵌耐温硬棒锻烧技术

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