JPH08288816A - スイッチ回路 - Google Patents
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- JPH08288816A JPH08288816A JP9264395A JP9264395A JPH08288816A JP H08288816 A JPH08288816 A JP H08288816A JP 9264395 A JP9264395 A JP 9264395A JP 9264395 A JP9264395 A JP 9264395A JP H08288816 A JPH08288816 A JP H08288816A
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- potential
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高電圧と低電圧の2つの電源端子の切替えを
行うハイサイド側のスイッチとして、価格が安く、種類
の多いnチャネルのMOSFETを用いて構成すること
ができるスイッチ回路を提供する。 【構成】 低電圧用の第1の電源端子1と、高電圧用の
第2の電源端子2と、第1の電源端子と出力端子とのあ
いだに接続された第1のダイオードD1と、第2の電源
端子と前記出力端子とあいだに直列に接続されたnチャ
ネルMOSFETQ1および順方向の第2のダイオード
D2とからなり、第2の電源端子とアース間に分割抵抗
R2、R3が接続され、その接続点Aと前記FETのゲー
トとのあいだにツェナーダイオードD3が接続され、該
ツェナーダイオードのカソード側とアース間に第1のコ
ンデンサC1が接続され、前記分割抵抗の接続点Aに高
電圧を過渡的にプラスしたりマイナスしたりするスイッ
チ手段6が設けられている。
行うハイサイド側のスイッチとして、価格が安く、種類
の多いnチャネルのMOSFETを用いて構成すること
ができるスイッチ回路を提供する。 【構成】 低電圧用の第1の電源端子1と、高電圧用の
第2の電源端子2と、第1の電源端子と出力端子とのあ
いだに接続された第1のダイオードD1と、第2の電源
端子と前記出力端子とあいだに直列に接続されたnチャ
ネルMOSFETQ1および順方向の第2のダイオード
D2とからなり、第2の電源端子とアース間に分割抵抗
R2、R3が接続され、その接続点Aと前記FETのゲー
トとのあいだにツェナーダイオードD3が接続され、該
ツェナーダイオードのカソード側とアース間に第1のコ
ンデンサC1が接続され、前記分割抵抗の接続点Aに高
電圧を過渡的にプラスしたりマイナスしたりするスイッ
チ手段6が設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体を用いたスイッチ
回路に関する。さらに詳しくは、負荷より電源側に用い
るいわゆるハイサイドスイッチにnチャネルのMOSF
ETを用いたスイッチ回路に関する。
回路に関する。さらに詳しくは、負荷より電源側に用い
るいわゆるハイサイドスイッチにnチャネルのMOSF
ETを用いたスイッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】負荷に電圧を供給するスイッチ回路で
は、図3(a)に示されるように、そのスイッチ11が
負荷12に対して電源13側にあるものをハイサイドス
イッチ、図3(b)に示されるように、スイッチ11が
アース側にあるものはローサイドスイッチと通常呼ばれ
ている。
は、図3(a)に示されるように、そのスイッチ11が
負荷12に対して電源13側にあるものをハイサイドス
イッチ、図3(b)に示されるように、スイッチ11が
アース側にあるものはローサイドスイッチと通常呼ばれ
ている。
【0003】このスイッチを半導体、たとえばパワーM
OSFETで構成するばあい、図4(a)に示されるよ
うに、ハイサイドスイッチ14にはpチャネルMOSF
ETが用いられ、図4(b)に示されるように、ローサ
イドスイッチ15にはnチャネルMOSFETが用いら
れている。その理由は、エンハンスメント型nチャネル
MOSFET(以下、エンハンスメント型は省略して記
す)では、ゲートgの電位をソースsの電位より高くし
なければオンしないため、ローサイドであればソースs
の電位をアースにしてゲートgを電源13の+側の電位
を用いることによりオンさせることができるが、nチャ
ネルMOSFETをこのままハイサイド側に用いるとパ
ワーMOSFETのソースsの電位が負荷12で電圧降
下する前の高い電位になっているため、オンさせるため
に電源13の+側の電位よりさらに高い電位を必要と
し、別の電源が必要となるからである。
OSFETで構成するばあい、図4(a)に示されるよ
うに、ハイサイドスイッチ14にはpチャネルMOSF
ETが用いられ、図4(b)に示されるように、ローサ
イドスイッチ15にはnチャネルMOSFETが用いら
れている。その理由は、エンハンスメント型nチャネル
MOSFET(以下、エンハンスメント型は省略して記
す)では、ゲートgの電位をソースsの電位より高くし
なければオンしないため、ローサイドであればソースs
の電位をアースにしてゲートgを電源13の+側の電位
を用いることによりオンさせることができるが、nチャ
ネルMOSFETをこのままハイサイド側に用いるとパ
ワーMOSFETのソースsの電位が負荷12で電圧降
下する前の高い電位になっているため、オンさせるため
に電源13の+側の電位よりさらに高い電位を必要と
し、別の電源が必要となるからである。
【0004】すなわち、ハイサイドスイッチとしてnチ
ャネルパワーMOSFETを使用しようとすると図5に
示されるように、負荷12に電力を供給する電源13よ
りさらに高電圧の第2の電源16を必要とする。なお、
17は機械的または電気的スイッチである。
ャネルパワーMOSFETを使用しようとすると図5に
示されるように、負荷12に電力を供給する電源13よ
りさらに高電圧の第2の電源16を必要とする。なお、
17は機械的または電気的スイッチである。
【0005】一方、pチャネルMOSFETでは、ゲー
トgの電位をソースsの電位より低くすることによりオ
ンになるため、ハイサイド側に使用したばあい、ソース
sの電位が高いためゲートgをアースすることによりソ
ースsの電位よりゲートgの電位を低くすることがで
き、オンにできるため、ハイサイドスイッチとして使用
できる。
トgの電位をソースsの電位より低くすることによりオ
ンになるため、ハイサイド側に使用したばあい、ソース
sの電位が高いためゲートgをアースすることによりソ
ースsの電位よりゲートgの電位を低くすることがで
き、オンにできるため、ハイサイドスイッチとして使用
できる。
【0006】たとえば液晶バックライト電源などに用い
られる12Vの高電圧用第2の電源と5Vの低電圧用第
1の電源とを切替えて出力するスイッチ回路のばあい、
ハイサイドスイッチであるMOSFET Q11にpチャ
ネルのMOSFETを使用し、図6に示される回路(図
6ではMOSFETをnチャネルのもので示してある)
で構成されている。この構成でMOSFET Q11がオ
ンになればソースsが約12Vになり、12−VF2の電
圧(VF2は第2のダイオードD2の順方向電圧)が出力
端子OUTから出力され、MOSFET Q11がオフの
ときはMOSFET Q11のソースsには電位がかから
ず第1の電源の5Vが出力端子OUTから出力され、ス
イッチング素子SWのオンオフにより5Vと12Vの電
源が出力される。
られる12Vの高電圧用第2の電源と5Vの低電圧用第
1の電源とを切替えて出力するスイッチ回路のばあい、
ハイサイドスイッチであるMOSFET Q11にpチャ
ネルのMOSFETを使用し、図6に示される回路(図
6ではMOSFETをnチャネルのもので示してある)
で構成されている。この構成でMOSFET Q11がオ
ンになればソースsが約12Vになり、12−VF2の電
圧(VF2は第2のダイオードD2の順方向電圧)が出力
端子OUTから出力され、MOSFET Q11がオフの
ときはMOSFET Q11のソースsには電位がかから
ず第1の電源の5Vが出力端子OUTから出力され、ス
イッチング素子SWのオンオフにより5Vと12Vの電
源が出力される。
【0007】この構成で図6に示されるようにMOSF
ET Q11としてnチャネルのMOSFETを使用する
と、スイッチング素子SWがオンになりE側に接続さ
れ、MOSFET Q11がオフになると前述のように、
第1の電源の5Vが出力される。スイッチング素子SW
がオフになりD側に接続されると、MOSFET Q11
のゲートgに+12Vが印加され、MOSFET Q11
がオンになる。すると、MOSFET Q11のソースs
の電位が上昇し、ソースsに対するゲートgの電圧(V
gs)が相対的に小さくなる。すなわち、オン抵抗が増加
し、MOSFETQ11のVds(ON)が高くなるため、
出力端子OUTには(12−Vds(ON)−VF2)ボル
トの電圧しか出力されず、充分な出力がえられない。そ
のため、従来の簡単な回路構成でnチャネルのMOSF
ETを使用することができない。
ET Q11としてnチャネルのMOSFETを使用する
と、スイッチング素子SWがオンになりE側に接続さ
れ、MOSFET Q11がオフになると前述のように、
第1の電源の5Vが出力される。スイッチング素子SW
がオフになりD側に接続されると、MOSFET Q11
のゲートgに+12Vが印加され、MOSFET Q11
がオンになる。すると、MOSFET Q11のソースs
の電位が上昇し、ソースsに対するゲートgの電圧(V
gs)が相対的に小さくなる。すなわち、オン抵抗が増加
し、MOSFETQ11のVds(ON)が高くなるため、
出力端子OUTには(12−Vds(ON)−VF2)ボル
トの電圧しか出力されず、充分な出力がえられない。そ
のため、従来の簡単な回路構成でnチャネルのMOSF
ETを使用することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、MOS
FETを用いたハイサイド側のスイッチとしては一般に
pチャネルのMOSFETが用いられるが、これはnチ
ャネルのMOSFETに比べ、(1)構成上オン抵抗が
高いこと、(2)品種が少なく特性面からの最適なMO
SFETを選定しにくいこと、(3)製造プロセスも複
雑になるとともに、利用率も低く製造量が少ないため価
格が高いこと、などの問題がある。
FETを用いたハイサイド側のスイッチとしては一般に
pチャネルのMOSFETが用いられるが、これはnチ
ャネルのMOSFETに比べ、(1)構成上オン抵抗が
高いこと、(2)品種が少なく特性面からの最適なMO
SFETを選定しにくいこと、(3)製造プロセスも複
雑になるとともに、利用率も低く製造量が少ないため価
格が高いこと、などの問題がある。
【0009】一方、nチャネルのMOSFETを用いる
と、前述のように、負荷駆動用の電源のほかに、それよ
り高電圧の第2の電源を必要とし、セットがコストアッ
プになるという問題がある。
と、前述のように、負荷駆動用の電源のほかに、それよ
り高電圧の第2の電源を必要とし、セットがコストアッ
プになるという問題がある。
【0010】本発明はこのような問題を解決し、高電圧
と低電圧の2つの電源端子の切替えを行うハイサイド側
のスイッチとして、価格が安く、種類の多いnチャネル
のMOSFETを用いて構成することができるスイッチ
回路を提供することを目的とする。
と低電圧の2つの電源端子の切替えを行うハイサイド側
のスイッチとして、価格が安く、種類の多いnチャネル
のMOSFETを用いて構成することができるスイッチ
回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチ回路
は、低電圧用の第1の電源端子と、高電圧用の第2の電
源端子と、前記第1の電源端子と出力端子とのあいだに
順方向に接続された第1のダイオードと、前記第2の電
源端子と前記出力端子とあいだに直列に接続されたnチ
ャネルMOSFETおよび順方向の第2のダイオードと
からなり、前記第2の電源端子とアース間に分割抵抗が
接続され、該分割抵抗の接続点を前記MOSFETのゲ
ートとのあいだに前記分割点がアノード側、前記ゲート
がカソード側となるようにツェナーダイオードが接続さ
れ、該ツェナーダイオードのカソード側とアース間に第
1のコンデンサが接続され、前記分割抵抗の接続点に第
2の電源端子に供給される電圧を過渡的にプラスしたり
マイナスしたりするスイッチ手段が設けられている。
は、低電圧用の第1の電源端子と、高電圧用の第2の電
源端子と、前記第1の電源端子と出力端子とのあいだに
順方向に接続された第1のダイオードと、前記第2の電
源端子と前記出力端子とあいだに直列に接続されたnチ
ャネルMOSFETおよび順方向の第2のダイオードと
からなり、前記第2の電源端子とアース間に分割抵抗が
接続され、該分割抵抗の接続点を前記MOSFETのゲ
ートとのあいだに前記分割点がアノード側、前記ゲート
がカソード側となるようにツェナーダイオードが接続さ
れ、該ツェナーダイオードのカソード側とアース間に第
1のコンデンサが接続され、前記分割抵抗の接続点に第
2の電源端子に供給される電圧を過渡的にプラスしたり
マイナスしたりするスイッチ手段が設けられている。
【0012】前記スイッチ手段が、前記第2の電源端子
とアース間に直列に接続された第1の抵抗およびスイッ
チング素子と、該第1の抵抗とスイッチング素子との接
続点と前記分割抵抗の接続点のあいだに接続された第2
のコンデンサとから構成することができる。
とアース間に直列に接続された第1の抵抗およびスイッ
チング素子と、該第1の抵抗とスイッチング素子との接
続点と前記分割抵抗の接続点のあいだに接続された第2
のコンデンサとから構成することができる。
【0013】
【作用】本発明によれば、ハイサイド側スイッチとして
nチャネルのMOSFETを用いているが、該MOSF
ETのゲートとアース間にコンデンサが接続され、該ゲ
ートとコンデンサの接続点に該接続点側がカソードとな
るようにツェナーダイオードが接続され、該ツェナーダ
イオードのアノード側に過渡的に高電圧側の電源電圧を
プラスしたり、マイナスしたりするスイッチ手段が設け
られているため、MOSFETのゲートにはオンにする
とき前記コンデンサに貯えられた電圧にさらに電源電圧
が加えられた電位が印加される。その結果、MOSFE
Tのソース電位が電源電圧の電位と等しいところまで上
昇してもゲートの電位はソースの電位より高く、MOS
FETのオン抵抗を充分に小さくドライブすることがで
きる。そのため高電圧を出力できる。
nチャネルのMOSFETを用いているが、該MOSF
ETのゲートとアース間にコンデンサが接続され、該ゲ
ートとコンデンサの接続点に該接続点側がカソードとな
るようにツェナーダイオードが接続され、該ツェナーダ
イオードのアノード側に過渡的に高電圧側の電源電圧を
プラスしたり、マイナスしたりするスイッチ手段が設け
られているため、MOSFETのゲートにはオンにする
とき前記コンデンサに貯えられた電圧にさらに電源電圧
が加えられた電位が印加される。その結果、MOSFE
Tのソース電位が電源電圧の電位と等しいところまで上
昇してもゲートの電位はソースの電位より高く、MOS
FETのオン抵抗を充分に小さくドライブすることがで
きる。そのため高電圧を出力できる。
【0014】一方、前記ツェナーダイオードのアノード
側に電源電圧のマイナスの電位が印加されると、MOS
FETのゲートの電位は最初の前記コンデンサに貯えら
れた電位に戻り、MOSFETがオンになろうとすると
ソースの電位が上昇しオン抵抗が大きくなる。すなわ
ち、高電圧は出力されないで低電圧の電源から低電圧が
出力される。
側に電源電圧のマイナスの電位が印加されると、MOS
FETのゲートの電位は最初の前記コンデンサに貯えら
れた電位に戻り、MOSFETがオンになろうとすると
ソースの電位が上昇しオン抵抗が大きくなる。すなわ
ち、高電圧は出力されないで低電圧の電源から低電圧が
出力される。
【0015】以上によりnチャネルのMOSFETを用
いても過渡的に電源電圧をプラスしたりマイナスしたり
するスイッチ手段により高電圧出力と低電圧出力との切
替をすることができる。
いても過渡的に電源電圧をプラスしたりマイナスしたり
するスイッチ手段により高電圧出力と低電圧出力との切
替をすることができる。
【0016】
【実施例】つぎに、図面を参照しながら本発明のスイッ
チ回路について説明をする。
チ回路について説明をする。
【0017】図1は本発明のスイッチ回路の一実施例の
等価回路図である。図1において、1は低電圧用の第1
の電源端子で、たとえば5Vの電源に接続されている。
2は高電圧用の第2の電源端子で、たとえば12Vの電
源に接続されている。3は出力端子OUT、4は入力端
子IN、5はアース端子GNDである。
等価回路図である。図1において、1は低電圧用の第1
の電源端子で、たとえば5Vの電源に接続されている。
2は高電圧用の第2の電源端子で、たとえば12Vの電
源に接続されている。3は出力端子OUT、4は入力端
子IN、5はアース端子GNDである。
【0018】第1の電源端子1は第1のダイオードD1
を介して出力端子3に接続され、第2の電源端子2は直
列接続されたMOSFET Q1と第2のダイオードD2
を介して前記出力端子4に接続され、第1の電源端子1
と第2の電源端子2とが出力端子3に対して並列に接続
されている。その結果MOSFET Q1のゲートに印
加される電圧に応じてMOSFET Q1がオンになっ
て12Vの高電圧がソース側に伝われば出力端子3には
高電圧が出力される。一方、MOSFET Q1がオフ
になってソース電位が低下すれば電源端子1からの低電
圧が出力端子3から出力される。
を介して出力端子3に接続され、第2の電源端子2は直
列接続されたMOSFET Q1と第2のダイオードD2
を介して前記出力端子4に接続され、第1の電源端子1
と第2の電源端子2とが出力端子3に対して並列に接続
されている。その結果MOSFET Q1のゲートに印
加される電圧に応じてMOSFET Q1がオンになっ
て12Vの高電圧がソース側に伝われば出力端子3には
高電圧が出力される。一方、MOSFET Q1がオフ
になってソース電位が低下すれば電源端子1からの低電
圧が出力端子3から出力される。
【0019】MOSFET Q1のゲートgには、MO
SFET Q1をオンオフさせる回路が接続されてい
る。本発明ではこの構成の回路で分割抵抗R2、R3が第
2の電源端子2アース端子5間に直列接続され、該分割
抵抗R2、R3の接続点AとMOSFET Q1とのゲー
トgとのあいだに、接続点Aがアノード側、ゲートgが
カソード側となるようにツェナーダイオードD3が接続
され、ツェナーダイオードD3とゲートgとの接続点B
とアース端子5とのあいだに第1のコンデンサC1が接
続されている。分割抵抗R2、R3の接続点Aには過渡的
に第2の電源端子2の高電圧をプラスしたりマイナスし
たりするスイッチ手段6が接続されている。
SFET Q1をオンオフさせる回路が接続されてい
る。本発明ではこの構成の回路で分割抵抗R2、R3が第
2の電源端子2アース端子5間に直列接続され、該分割
抵抗R2、R3の接続点AとMOSFET Q1とのゲー
トgとのあいだに、接続点Aがアノード側、ゲートgが
カソード側となるようにツェナーダイオードD3が接続
され、ツェナーダイオードD3とゲートgとの接続点B
とアース端子5とのあいだに第1のコンデンサC1が接
続されている。分割抵抗R2、R3の接続点Aには過渡的
に第2の電源端子2の高電圧をプラスしたりマイナスし
たりするスイッチ手段6が接続されている。
【0020】本実施例ではこのスイッチ手段6が第2の
電源端子2とアース端子5とのあいだに直列に接続され
た第1の抵抗R1およびスイッチング素子SWと、第1
の抵抗R1およびスイッチング素子SWの接続点Cと前
記分割抵抗R2、R3の接続点Aとのあいだに第2のコン
デンサC2が接続されている。図1では、スイッチング
素子SWとしてトランジスタが用いられ、スイッチング
素子SWのエミッタを接地し、ベースには、抵抗R4を
介して入力端子4が接続され、外部からの信号によりス
イッチング素子SWがオンオフするようになっている。
電源端子2とアース端子5とのあいだに直列に接続され
た第1の抵抗R1およびスイッチング素子SWと、第1
の抵抗R1およびスイッチング素子SWの接続点Cと前
記分割抵抗R2、R3の接続点Aとのあいだに第2のコン
デンサC2が接続されている。図1では、スイッチング
素子SWとしてトランジスタが用いられ、スイッチング
素子SWのエミッタを接地し、ベースには、抵抗R4を
介して入力端子4が接続され、外部からの信号によりス
イッチング素子SWがオンオフするようになっている。
【0021】スイッチング素子SWとしては、トランジ
スタの他にCMOSインバータ、パワーMOS、リレ
ー、マイコン、機械的スイッチなどの通常のスイッチン
グ素子を用いることができ、接続点Cとアース端子5間
の導通、非導通を行う。
スタの他にCMOSインバータ、パワーMOS、リレ
ー、マイコン、機械的スイッチなどの通常のスイッチン
グ素子を用いることができ、接続点Cとアース端子5間
の導通、非導通を行う。
【0022】つぎに本発明のスイッチ回路の動作につい
て説明する。一実施例として、第1の電源端子1を5
V、第2の電源端子2を12V、R1=1kΩ、R2=8
2kΩ、R3=39kΩ、C1=0.1μF、C2=3.
3μF、ダイオードD1、D2、D3の順方向電圧をそれ
ぞれVF1=VF2=VF3=0.6V、D3のツェナー電圧
VZ3=12Vとする。
て説明する。一実施例として、第1の電源端子1を5
V、第2の電源端子2を12V、R1=1kΩ、R2=8
2kΩ、R3=39kΩ、C1=0.1μF、C2=3.
3μF、ダイオードD1、D2、D3の順方向電圧をそれ
ぞれVF1=VF2=VF3=0.6V、D3のツェナー電圧
VZ3=12Vとする。
【0023】まず、スイッチング素子SWがオンすなわ
ち図1のC点とアース端子5とのあいだが導通状態にあ
るとき、接続点Cの電位VCは0、接続点Aの電位VAは VA=12×R3/(R2+R3)=3.9(V) また、接続点Bの電位VBは、 VB=VA−VF3=3.9−0.6=3.3(V) これによってMOSFET Q1はオンしてソース側に
12Vを出力しようとするが、それに伴いソース電位が
上昇しオン抵抗が増大する。その結果、ソース側の電位
は3.3−Vgsしか上昇しない。
ち図1のC点とアース端子5とのあいだが導通状態にあ
るとき、接続点Cの電位VCは0、接続点Aの電位VAは VA=12×R3/(R2+R3)=3.9(V) また、接続点Bの電位VBは、 VB=VA−VF3=3.9−0.6=3.3(V) これによってMOSFET Q1はオンしてソース側に
12Vを出力しようとするが、それに伴いソース電位が
上昇しオン抵抗が増大する。その結果、ソース側の電位
は3.3−Vgsしか上昇しない。
【0024】一方、出力端子3には第1の電源端子1の
電圧5Vが、5−VF1として出力されており、このため
MOSFET Q1の影響がなくなる。
電圧5Vが、5−VF1として出力されており、このため
MOSFET Q1の影響がなくなる。
【0025】つぎに、スイッチング素子SWがオフ、す
なわち図1のC点とアース端子5とのあいだが非導通状
態にあるとき、接続点Cの電位VCは約12Vまで上昇
する。その結果、第2のコンデンサC2を介して接続点
Aが充電され、前述の3.9Vよりさらに12V上昇す
る。そのため、接続点Bの電位も上昇し、VBは VB=12+3.9−VF3=15.3(V) すなわち、この値はソースの電位Vsが上昇して12V
になったとしても、ゲートgの電位はそれより3.3V
高く、MOSFET Q1のVds(ON)を充分小さく
ドライブすることができる。この接続点Bの電位VBは
スイッチング素子SWがオフになった瞬間に、第1のコ
ンデンサC1に充電される。やがて安定状態になって接
続点Aの電位VAが3.9Vに戻ってもツェナーダイオ
ードD3によって接続点VBの電位はそのまま保持され
る。一方、第2のコンデンサC2の両端では接続点Cの
電位VCは12Vに、接続点Aの電位VAは3.9Vに落
ち着く。
なわち図1のC点とアース端子5とのあいだが非導通状
態にあるとき、接続点Cの電位VCは約12Vまで上昇
する。その結果、第2のコンデンサC2を介して接続点
Aが充電され、前述の3.9Vよりさらに12V上昇す
る。そのため、接続点Bの電位も上昇し、VBは VB=12+3.9−VF3=15.3(V) すなわち、この値はソースの電位Vsが上昇して12V
になったとしても、ゲートgの電位はそれより3.3V
高く、MOSFET Q1のVds(ON)を充分小さく
ドライブすることができる。この接続点Bの電位VBは
スイッチング素子SWがオフになった瞬間に、第1のコ
ンデンサC1に充電される。やがて安定状態になって接
続点Aの電位VAが3.9Vに戻ってもツェナーダイオ
ードD3によって接続点VBの電位はそのまま保持され
る。一方、第2のコンデンサC2の両端では接続点Cの
電位VCは12Vに、接続点Aの電位VAは3.9Vに落
ち着く。
【0026】つぎに、再度スイッチング素子SWがオ
ン、すなわち図1のE側に接続されると、接続点Cの電
位VCは0になる。その結果、接続点Aの電位も−12
V変化し、接続点Aの電位VAは VA=3.9−12=−8.1(V) になる。接続点Bの電位VBはツェナーダイオードD3の
ツェナー電圧(12V)のため、接続点Aより12V高
電位となる。
ン、すなわち図1のE側に接続されると、接続点Cの電
位VCは0になる。その結果、接続点Aの電位も−12
V変化し、接続点Aの電位VAは VA=3.9−12=−8.1(V) になる。接続点Bの電位VBはツェナーダイオードD3の
ツェナー電圧(12V)のため、接続点Aより12V高
電位となる。
【0027】VB=−8.1+12=3.9(V) すなわち、最初の3.9Vに戻り、第1の電源端子1の
低電圧が出力端子3より出力される。
低電圧が出力端子3より出力される。
【0028】このスイッチング素子SWのオン、オフに
伴う各接続点C、A、Bのそれぞれの電位の変化の状態
を図2に示す。図2に示される接続点Bの電位が15.
3VのときはMOSFET Q1のオン抵抗が小さくな
り、第2の電源端子2の高電圧12Vが出力端子3に出
力され、接続点Bの電位VBが3.3Vのときは第1の
電源端子1の低電圧5Vが出力端子3に出力される。
伴う各接続点C、A、Bのそれぞれの電位の変化の状態
を図2に示す。図2に示される接続点Bの電位が15.
3VのときはMOSFET Q1のオン抵抗が小さくな
り、第2の電源端子2の高電圧12Vが出力端子3に出
力され、接続点Bの電位VBが3.3Vのときは第1の
電源端子1の低電圧5Vが出力端子3に出力される。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、高電圧と低電圧の2つ
の電源電圧を切替えて出力するばあいに、そのスイッチ
回路にハイサイドでありながらnチャネルのMOSFE
Tを用いることができる。その結果、従来のpチャネル
のMOSFETに比べて安価に構成できるとともにオン
抵抗が小さく、このため消費電力も小さく、さらにMO
SFETの種類が多いため特性に応じた最適なMOSF
ETを選定することができる。そのため、バックアップ
電源などに安価なスイッチ回路として用いることができ
る。
の電源電圧を切替えて出力するばあいに、そのスイッチ
回路にハイサイドでありながらnチャネルのMOSFE
Tを用いることができる。その結果、従来のpチャネル
のMOSFETに比べて安価に構成できるとともにオン
抵抗が小さく、このため消費電力も小さく、さらにMO
SFETの種類が多いため特性に応じた最適なMOSF
ETを選定することができる。そのため、バックアップ
電源などに安価なスイッチ回路として用いることができ
る。
【図1】本発明のスイッチ回路の一実施例の等価回路図
である。
である。
【図2】図1の回路で、スイッチング素子のオンオフに
よる各接続点の電位の変化を示す図である。
よる各接続点の電位の変化を示す図である。
【図3】スイッチの位置による呼称の説明図である。
【図4】MOSFETをハイサイドスイッチおよびロー
サイドスイッチとして用いたときの説明図である。
サイドスイッチとして用いたときの説明図である。
【図5】nチャネルのMOSFETをハイサイドスイッ
チとして用いるときの回路例である。
チとして用いるときの回路例である。
【図6】従来の2電源の切替を行う回路例である。
1 第1の電源端子 2 第2の電源端子 3 出力端子 5 アース端子 6 スイッチ手段 Q1 MOSFET D1 第1のダイオード D2 第2のダイオード D3 ツェナーダイオード C1 第1のコンデンサ C2 第2のコンデンサ R1 第1の抵抗 R2 分割抵抗 R3 分割抵抗 SW スイッチング素子
Claims (2)
- 【請求項1】 低電圧用の第1の電源端子と、高電圧用
の第2の電源端子と、前記第1の電源端子と出力端子と
のあいだに順方向に接続された第1のダイオードと、前
記第2の電源端子と前記出力端子とあいだに直列に接続
されたnチャネルMOSFETおよび順方向の第2のダ
イオードとからなり、前記第2の電源端子とアース間に
分割抵抗が接続され、該分割抵抗の接続点と前記MOS
FETのゲートとのあいだに前記分割点がアノード側、
前記ゲートがカソード側となるようにツェナーダイオー
ドが接続され、該ツェナーダイオードのカソード側とア
ース間に第1のコンデンサが接続され、前記分割抵抗の
接続点に第2の電源端子に供給される電圧を過渡的にプ
ラスしたりマイナスしたりするスイッチ手段が設けられ
てなるスイッチ回路。 - 【請求項2】 前記スイッチ手段が、前記第2の電源端
子とアース間に直列に接続された第1の抵抗およびスイ
ッチング素子と、該第1の抵抗とスイッチング素子との
接続点と前記分割抵抗の接続点のあいだに接続された第
2のコンデンサとからなる請求項1記載のスイッチ回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9264395A JPH08288816A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | スイッチ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9264395A JPH08288816A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | スイッチ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08288816A true JPH08288816A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14060141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9264395A Pending JPH08288816A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | スイッチ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08288816A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008259182A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 昇圧回路に用いられる電流制御回路 |
JP2010533363A (ja) * | 2007-06-19 | 2010-10-21 | シリコン・ライン・ゲー・エム・ベー・ハー | 発光部品を制御する回路装置及び方法 |
JP2012023730A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Arm Ltd | 二段電圧レベルシフト |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP9264395A patent/JPH08288816A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008259182A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 昇圧回路に用いられる電流制御回路 |
JP2010533363A (ja) * | 2007-06-19 | 2010-10-21 | シリコン・ライン・ゲー・エム・ベー・ハー | 発光部品を制御する回路装置及び方法 |
JP2012023730A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Arm Ltd | 二段電圧レベルシフト |
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