JPH08288180A - トリマコンデンサ - Google Patents

トリマコンデンサ

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Publication number
JPH08288180A
JPH08288180A JP7092632A JP9263295A JPH08288180A JP H08288180 A JPH08288180 A JP H08288180A JP 7092632 A JP7092632 A JP 7092632A JP 9263295 A JP9263295 A JP 9263295A JP H08288180 A JPH08288180 A JP H08288180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
rotor
stator
trimmer capacitor
capacitance
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7092632A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shirota
巧二 城田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP7092632A priority Critical patent/JPH08288180A/ja
Publication of JPH08288180A publication Critical patent/JPH08288180A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小さな実装面積で、容量が大きく且つ容量可変
範囲の広いトリマコンデンサを提供する。 【構成】互いに対向して広がるステータ電極11及びロ
ータ電極12それぞれを有し、相対的に回動することに
より容量が変化する、ステータ13及びロータ14を備
えたトリマコンデンサ10において、ステータ電極11
及びロータ電極12を、互いに嵌合する形状の各円錐面
16及び17上に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、民生機器、産業機器の
電子部品として広く用いられるトリマコンデンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、電子回路における周波数
微調整用等に、ステータ電極とロータ電極とを誘電体層
を介して互いに対向させて配備し両電極を相対的に回動
させることにより容量を変化させるトリマコンデンサが
広く用いられている。このようなトリマコンデンサの誘
電体層の形状は、円板形もしくは円筒形のものが多い。
誘電体層の形状が円板形のものは、円筒形のものに比べ
容量可変範囲が広いので、通信機や測定機の微調整用と
して広く用いられている。
【0003】このトリマコンデンサは、回路の基板上に
実装されて使用されることが多いが、通信機や測定機等
を小型化する必要性から小さな実装面積で、容量が大き
く且つ容量可変範囲の広いトリマコンデンサが求められ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トリマコンデンサの容
量可変範囲を広くするためにはトリマコンデンサの最大
容量を大きくする必要があるが、円板形のコンデンサの
場合、最大容量を大きくするためには、誘電体層の面積
を大きくするか、あるいは、誘電体層の厚さを薄くする
かする必要がある。しかし、誘電体層の面積を大きくす
れば当然実装面積が大きくなり、また、誘電体層の厚さ
を薄くすれば耐電圧が低下する等の問題があって、これ
らの方法で最大容量を大きくすることは困難である。
【0005】そこで、特開昭55−141723号公報
には、複数の誘電体層を積層化して大容量のトリマコン
デンサを得る方法が提案されている。しかし、この積層
化されたトリマコンデンサは、複数の誘電体層を積層化
して製造されるため、製造工程が複雑化し、内部構造に
欠陥が生じ易い等という問題がある。本発明は、上記の
事情に鑑み、小さな実装面積で、容量が大きく且つ容量
可変範囲の広いトリマコンデンサを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明のトリマコンデンサは、互いに対向して広がるステ
ータ電極及びロータ電極それぞれを有し、相対的に回動
することにより容量が変化するステータ及びロータを備
えたトリマコンデンサにおいて、ステータ電極及びロー
タ電極が、互いに嵌合する形状の各円錐面上に形成され
て成ることを特徴とする。
【0007】ここで、上記各円錐面の母線と該円錐の回
転中心線とのなす角度が、20度以上75度以下である
ことが好ましい。
【0008】
【作用】本発明のトリマコンデンサは、上記のように、
ステータ電極及びロータ電極を、互いに嵌合する形状の
各円錐面上に形成しているので、トリマコンデンサを回
路基板に実装して使用する時の実装面積当たりの電極の
面積が広がり、従って、小さな実装面積で、容量が大き
く且つ容量可変範囲の広いトリマコンデンサを構成する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明のトリマコンデンサの
一実施例の平面図、図2は、図1の矢印A−A’方向か
ら見た断面図である。図1及び図2に示すように、本実
施例のトリマコンデンサ10は、ステータ13に対して
回動することのできるロータ14と、ロータ14にかし
められてロータ14と一体化されたかしめピン19とを
備えている。ステータ13及びロータ14は、互いに対
向して広がる扇形のステータ電極11及び扇形のロータ
電極12それぞれを有している。ステータ電極11及び
ロータ電極12は、互いに嵌合する形状の各円錐面1
6,17上に形成されている。ステータ電極11が形成
されたステータ13の上には、誘電体層15が形成され
ており、ステータ電極11とロータ電極12はこの誘電
体層15を挟んで互いに対向している。
【0010】ステータ13には段差部13a及び貫通孔
13bが設けられ、ロータ14には段差部14a及び貫
通孔14bが設けられている。そして、これらの貫通孔
13b,14bに、大径部19a及び小径部19bより
成るかしめピン19の小径部19bが挿通され、かしめ
ピン19の小径部19bの端部がかしめ部19cのよう
にかしめられて、かしめピン19とロータ14とが一体
化され、ステータ13とロータ14とが回動自在に密着
する。
【0011】ステータ13の両端部13c,13dには
それぞれ端子電極18a,18bが形成されており、端
子電極18aはステータ電極11と電気的に接続されて
おり、端子電極18bはステータの底面に形成された引
出電極20、及びかしめピン19を介してロータ電極1
2と電気的に接続されている。ロータ14の上面にはト
リミング用溝14cが設けられており、トリミング用治
具(図示せず)をトリミング用溝14cに当てがってロ
ータ14を回動させることによりステータ電極11とロ
ータ電極12との対向面積が変化して静電容量を所望の
値に調節することができる。
【0012】上記のように、ステータ電極11及びロー
タ電極12が、互いに嵌合する形状の各円錐面16,1
7上に形成されているので、ステータ電極11及びロー
タ電極12の各円錐面16,17の母線と円錐の回転中
心線21とのなす角度θが小さいほど、実装面積当たり
の電極の面積が広くなり、本発明の効果が大きくなる。
しかし、この角度θが20度以下になると、ステータ1
3とロータ14との組立て時の作業性が低下するので好
ましくない。一方、この角度θが75度以上になると、
本発明の効果が少ないので、この角度θを20度以上7
5度以下の範囲内とすることが好ましい。本実施例で
は、この角度θは45度に設定されている。
【0013】図2に示すように、本実施例では、ステー
タ13には上記角度θの円錐面16状の窪みが形成され
ており、ロータ14には同じ角度θの円錐面17状の突
出部が形成されているが、ステータ13に円錐面状の突
出部を形成し、ロータ14に円錐面状の窪みを形成する
ことによりトリマコンデンサ10を構成してもよい。次
に、本発明のトリマコンデンサの一実施例の製造方法に
ついて説明する。
【0014】ステータ13の材料にはチタン酸バリウム
を用い、所望の形状のプレス金型により凹状の円錐面1
6を有するステータ素体を成形する。次に、ステータ素
体の底面に電極用ペーストを塗布し、焼成して引出電極
20を形成する。次に、チタン酸バリウムのグリーンシ
ートを作製し、その片面に電極印刷法によりステータ電
極用の電極パターンを印刷した後、これを扇形に型抜き
して誘電体層形成用のグリーンシートを作製する。
【0015】次に、この誘電体層形成用のグリーンシー
トと、前記ステータ素体とを図2のように重ね合わせ、
治具を用いてプレス圧着した後、脱バインダ処理及び焼
成を行い、ステータ素体の上にステータ電極11と誘電
体層15が重ねられたステータ13を作製する。次に、
ステータ13の互いに対向する端部13c及び13dそ
れぞれに電極用ペーストを塗布し、焼成して端子電極1
8a及び18bを形成する。
【0016】ロータ14用の材料にはアルミナを用い、
所望の形状のプレス金型により凸状の円錐面17を有す
るロータ素体を成形し、脱バインダ処理及び焼成を行、
ロータ14を作製する。次に、ロータ14の円錐面17
上の一部に電極用ペーストを塗布し、焼成してロータ電
極12を形成する。
【0017】次に、ステータ13とロータ14とを重ね
合わせ、ステータ13及びロータ14の貫通孔13b,
14bにかしめピン19を挿通し、ロータ14の段差部
14aでかしめピン19の小径部19bの端部をかしめ
部19cのようにかしめて、かしめピン19とロータ1
4とを一体化する。なお、ステータ13及びロータ14
の貫通孔13b及び14bにかしめピン19を挿通する
際に、かしめピン19とステータ13との間にスプリン
グを介して挿通するとステータ13とロータ14との密
着性が増大するので好ましい。
【0018】このようにして、ステータ13とロータ1
4とが回動自在に密着したトリマコンデンサ10が完成
する。なお、上記実施例の製造方法においては、誘電体
層の材料としてチタン酸バリウムを用いた例を示した
が、誘電体層の材料はチタン酸バリウムあるいはこのよ
うな磁器類に限定されることはなく、例えば高分子フィ
ルム等を使用することもできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小さな実装面積で、容量が大きく且つ容量可変範囲の広
いトリマコンデンサを構成することができる。また、実
装面積当たりの容量が大きいので、容量当たりの製造コ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトリマコンデンサの一実施例の平面図
である。
【図2】本発明のトリマコンデンサの一実施例の、図1
の矢印A−A’方向から見た断面図である。
【符号の説明】
10 トリマコンデンサ 11 ステータ電極 12 ロータ電極 13 ステータ 13a 段差部 13b 貫通孔 13c,13d 端部 14 ロータ 14a 段差部 14b 貫通孔 14c トリミング用溝 15 誘電体層 16,17 円錐面 18a,18b 端子電極 19 かしめピン 19a 大径部 19b 小径部 19c かしめ部 20 引出電極 21 回転中心線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向して広がるステータ電極及び
    ロータ電極それぞれを有し、相対的に回動することによ
    り容量が変化するステータ及びロータを備えたトリマコ
    ンデンサにおいて、 前記ステータ電極及び前記ロータ電極が、互いに嵌合す
    る形状の各円錐面上に形成されて成ることを特徴とする
    トリマコンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記各円錐面の母線と該円錐の回転中心
    線とのなす角度が、20度以上75度以下であることを
    特徴とする請求項1記載のトリマコンデンサ。
JP7092632A 1995-04-18 1995-04-18 トリマコンデンサ Withdrawn JPH08288180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7092632A JPH08288180A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 トリマコンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7092632A JPH08288180A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 トリマコンデンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08288180A true JPH08288180A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14059826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7092632A Withdrawn JPH08288180A (ja) 1995-04-18 1995-04-18 トリマコンデンサ

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JP (1) JPH08288180A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6658457B2 (en) 1999-03-19 2003-12-02 Fujitsu Limited Device and method for interconnecting distant networks through dynamically allocated bandwidth

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20020702