JPH08287217A - 画像記録装置およびその方法 - Google Patents

画像記録装置およびその方法

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JPH08287217A
JPH08287217A JP7083669A JP8366995A JPH08287217A JP H08287217 A JPH08287217 A JP H08287217A JP 7083669 A JP7083669 A JP 7083669A JP 8366995 A JP8366995 A JP 8366995A JP H08287217 A JPH08287217 A JP H08287217A
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recording medium
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JP7083669A
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Nobuatsu Sasanuma
信篤 笹沼
Yuichi Ikeda
雄一 池田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体の種類に対応して画像処理条件を調
整することができる画像記録装置およびその方法を提供
する。 【構成】 プリンタ部BのCPU28はリーダ部AのCPUと協同
して、ROM30に格納されたテストパターンおよびパター
ンジェネレータ29により生成されたテストパターンを記
録媒体に記録し、記録媒体に記録されたテストパターン
をリーダ部Aにより読取り、読取ったテストパターンに
基づいてLUT25のテーブル値を設定し、設定したテーブ
ル値を、オペレータから指定された記録媒体の種類に対
応させて、RAM32のバックアップ領域32aに登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録装置およびその
方法に関し、例えば、記録媒体にカラー画像を形成する
画像記録装置およびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置において、記録媒体上にテ
ストパターンを形成し、そのテストパターンを同装置の
読取手段により読込み、そのテストパターン情報に基づ
いて、同装置の画像処理条件を調整することにより、高
品位な画像を得る技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した技術
においては、次のような問題点がある。つまり、上記の
技術においては、テストパターンを形成する記録媒体と
して専用の記録紙だけが想定されているので、特殊効果
をもたらす様々な記録媒体の種類に対応して、その画像
処理条件を調整することはできない。
【0004】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、記録媒体の種類に対応して画像処理条件を調
整することができる画像記録装置およびその方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】および
【作用】本発明は、前記の目的を達成する一手段とし
て、以下の構成を備える。
【0006】本発明にかかる画像記録装置は、記録媒体
の種類を指定する指定手段と、記録媒体の種類に対応す
る画像処理条件が登録される記憶手段と、原稿画像を読
取る読取手段と、前記指定手段により指定された記録媒
体の種類に対応する画像処理条件を前記記憶手段から読
出して、その画像処理条件に基づいて前記読取手段によ
って読取られた画像を処理する処理手段と、前記処理手
段により処理された画像を記録媒体に記録する記録手段
と、前記画像処理条件を設定する設定手段とを備え、前
記設定手段は、前記記録手段により所定の画像を記録媒
体に記録し、記録媒体に記録された前記所定の画像を前
記読取手段により読取り、読取った前記所定の画像に基
づいて画像処理条件を設定し、設定した画像処理条件
を、前記指定手段により指定された記録媒体の種類に対
応させて、前記記憶手段に登録することを特徴とする。
【0007】また、本発明にかかる画像記録方法は、指
定された記録媒体の種類に対応する画像処理条件を記憶
手段から読出し、その画像処理条件に基づいて読取った
画像を処理し、処理した画像を記録媒体に記録する画像
記録方法であって、所定の画像を記録媒体に記録する記
録ステップと、前記記録ステップで記録媒体に記録した
前記所定の画像を読取る読取ステップと、前記読取ステ
ップで読取った前記所定の画像に基づいて画像処理条件
を設定する設定ステップと、前記設定ステップで設定し
た画像処理条件を、前記指定された記録媒体の種類に対
応させて、前記記憶手段に登録する登録ステップとを有
することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明にかかる一実施例の画像記録装
置を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
【第1実施例】まず、フルカラーの画像形成方法につい
て、その概要を説明する。
【0010】図1は本発明にかかる第1実施例の画像記録
装置の構成を示す図で、リーダ部Aとプリンタ部Bで構成
されている。
【0011】リーダ部Aの原稿台ガラス102上に置かれた
原稿101は光源103により照射される。原稿101からの反
射光は、光学系104を介して、CCDセンサ105に結像され
る。CCDセンサ105は、三列に配置されたレッド,グリー
ン,ブルーのCCDラインセンサ群により、ラインセンサ
毎にレッド,グリーン,ブルーの色成分信号を生成す
る。これら読取光学系ユニットは、図に矢印で示す方向
に走査されることにより、原稿画像をライン単位の電気
信号データ列に変換する。
【0012】また、原稿台ガラス102上には、原稿101の
辺を当接して原稿101が斜めに置かれるのを防ぐための
位置決め部材107と、CCDセンサ105の白レベルを決定
し、CCDセンサ105のスラスト(アレイ)方向のシェーデ
ィング補正を行うための基準白色板106が配置されてい
る。
【0013】CCDセンサ105から出力された画像信号は、
画像処理部108で画像処理が施された後、プリンタ部Bの
プリンタ制御部109へ入力される。
【0014】図2は画像処理部108の構成例を示すブロッ
ク図である。
【0015】同図において、CPU214は、ROM216などに予
め格納されたプログラムに従って、以下の各構成を含む
リーダ部A全体の制御を行う。RAM215はCPU214によりワ
ークエリアとして利用され、ROM216には制御プログラム
のほかに画像処理パラメータなども格納されている。操
作部217は、キーボードやタッチパネルおよびLCDなどの
表示器218を有し、オペレータからの指示をCPU214へ伝
えたり、CPU214によって装置の動作条件や状態を表示し
たりするものである。
【0016】また、アドレスカウンタ212は、クロック
発生部211で発生された一画素単位のクロックCLKを計数
して、1ラインの画素アドレスを表す主走査アドレス信
号を出力する。デコーダ213は、アドレスカウンタ212か
ら出力された主走査アドレス信号をデコードして、シフ
トパルスやリセットパルスなどライン単位にCCDセンサ1
05を駆動する信号219や、CCDセンサ105から出力された1
ライン分の信号中の有効領域を表す信号VE、ライン同期
信号HSYNCなどを生成する。なお、アドレスカウンタ212
は、信号HSYNCでクリアされて、次ラインの主走査アド
レスの計数を開始する。
【0017】CCDセンサ105から出力された画像信号は、
アナログ信号処理部201に入力されてゲインやオフセッ
トが調整された後、A/D変換部202で各色成分毎に例えば
8ビットのRGBディジタル画像信号に変換され、シェーデ
ィング補正部203において、色毎に、基準白色板106を読
取った信号を用いる公知のシェーディング補正が施され
る。
【0018】ラインディレイ部204は、シェーディング
補正部203から出力された画像信号に含まれている空間
的ずれを補正する。この空間的ずれは、CCDセンサ105の
各ラインセンサが、副走査方向に、互いに所定の距離を
隔てて配置されていることにより生じたものである。具
体的には、B色成分信号を基準として、RおよびGの各色
成分信号を副走査方向にライン遅延し、三つの色成分信
号の位相を同期させる。
【0019】入力マスキング部205は、ラインディレイ
部204から出力された画像信号の色空間を、式(1)のマト
リクス演算により、NTSCの標準色空間に変換する。つま
り、CCDセンサ105から出力された各色成分信号の色空間
は、各色成分のフィルタの分光特性で決まっているが、
これをNTSCの標準色空間に変換するものである。 ただし、Ro,Go,Bo: 出力画像信号 Ri,Gi,Bi: 入力画像信号
【0020】LOG変換部206は、例えばROMなどからなる
ルックアップテーブルで構成され、入力マスキング部20
5から出力されたRGB輝度信号をCMY濃度信号に変換す
る。ライン遅延メモリ207は、図示しない黒文字判定部
が入力マスキング部205の出力から制御信号UCR,FILTER,
SENなどを生成する期間(ライン遅延)分、LOG変換部20
6から出力された画像信号を遅延する。
【0021】マスキング・UCR部208は、ライン遅延メモ
リ207から出力された画像信号から黒成分信号Kを抽出
し、さらに、プリンタ部Bの記録色材の色濁りを補正す
るマトリクス演算を、YMCK画像信号に施して、リーダ部
Aの各読取動作ごとにM,C,Y,K順に、例えば8ビットの色
成分画像信号を出力する。なお、マトリクス演算に使用
するマトリクス係数は、CPU214によって設定されるもの
である。
【0022】ガンマ補正部209は、画像信号をプリンタ
部Bの理想的な階調特性に合わせるために、マスキング
・UCR部208から出力された画像信号に濃度補正を施す。
出力フィルタ(空間フィルタ処理部)210は、CPU214か
らの制御信号に従って、ガンマ補正部209から出力され
た画像信号にエッジ強調またはスムージング処理を施
す。
【0023】また、濃度変換部220は、詳細は後述する
が、ラインディレイ部204から出力されたRGB画像信号を
光学濃度に換算するものである。
【0024】このように処理されたMCYK面順次の色成分
画像信号は、プリンタ部Bへ送られて、PWMによる濃度記
録が行われる。
【0025】図3は画像処理部108における各制御信号の
タイミングチャート例である。
【0026】同図において、信号VSYNCは、副走査方向
の画像有効区間信号であり、同信号が‘1’の区間にお
いて画像読取(スキャン)が行われ、順次、M,C,Y,Kの
画像信号が形成される。また、信号VEは、主走査方向の
画像有効区間信号であり、同信号が‘1’の区間におい
て主走査の開始タイミング(つまり信号HSYNCが‘1’か
ら‘0’へ立ち下がるタイミング)がとられるほか、主
にライン遅延のライン計数制御に用いられる。信号CLK
は、画素同期信号であり、同信号が‘0’から‘1’へ立
ち上がるタイミングで画像データが転送される。
【0027】図4はプリンタ制御部109の構成例を示すブ
ロック図で、図4と図1を用いてプリンタ部Bの説明を行
う。
【0028】リーダ部Aからプリンタ制御部109へ入力さ
れた画像データは、パルス幅変調器(PWM)26により、画
像データに応じたパルス信号に変換されて、レーザ光源
110を駆動するレーザドライバ27へ入力される。レーザ
光源110から出力されたレーザ光は、ポリゴンミラー1に
より主走査方向に走査された上、ミラー2を介して、一
次帯電器8により一様に帯電された感光ドラム4上を照射
して、感光ドラム4上に静電潜像を形成する。
【0029】感光ドラム4は図に示す矢印の方向に回転
していて、感光ドラム4上に形成された潜像は、形成色
ごとに順次、現像器3によりトナー現像される。本実施
例は、現像方式として二成分系を用いていて、感光体ド
ラム4周囲にその回転方向の上流からブラックK,イエロ
ーY,シアンC,マゼンタMの順で各色の現像器3が配置さ
れていて、プリンタ制御部109の制御により、形成色に
応じた現像器3が、感光ドラム4上に形成された潜像を現
像するタイミングで、感光ドラム4に接触するようにな
っている。
【0030】一方、記録紙カセットなどから供給された
記録紙6が巻き付いた転写ドラム5は、各形成色ごとに一
回転して、感光ドラム4上のトナー像が記録紙6に転写さ
れるので、合計四回転すると四色のトナー像が重なった
状態で転写されることになる。
【0031】転写が終了した記録紙6は、転写ドラム5か
ら分離された後、定着ローラ対7によってトナー像が定
着され、フルカラー画像のプリントが完成する。
【0032】さらに、プリンタエンジン部100には、感
光ドラム4の潜像形成位置の上流に表面電位センサ12
と、装置内の空気に含まれる水分量を測定する環境セン
サ33が備えられている。詳細は後述するが、プリンタ制
御部109は、表面電位センサ12の出力により感光ドラム4
の帯電状態を検出して、一次帯電器8のグリッド電位お
よび現像器3の現像バイアスを制御する。また、一次帯
電器8の上流には、クリーナ9が配置され、転写されずに
感光体ドラム4上に残ったトナーをクリーニングする。
【0033】プリンタ制御部109において、CPU28は、RO
M30などに予め格納されたプログラムに従って、プリン
タエンジン部100と以下の各構成を含むプリンタ部B全体
の制御を行うほか、リーダ部AのCPU214と通信を行い協
同してコピーなどの動作を行なう。RAM32はCPU28により
ワークエリアとして利用され、ROM30には制御プログラ
ムのほかに制御パラメータなども格納されている。ま
た、ROM32の一部には、後述するテストパターンが予め
格納されているテストパターン記憶領域30aがある。さ
らに、RAM32にはバッテリなどによりバックアップされ
ている領域32aがあり、図5に一例を示すように、領域32
aには普通紙,厚紙,光沢紙,OHPフィルム,特殊紙など
の記録媒体に対応する画像形成パラメータが保持されて
いる。
【0034】また、ルックアップテーブル(LUT)25は、
詳細は後述するが、原画像の濃度と出力画像の濃度とを
一致させるためのもので、例えばRAMなどで構成され、
その変換テーブルは、操作部217で設定された記録媒体
の種類に応じて、CPU28によって設定されるものであ
る。パターンジェネレータ29は、後述するテストプリン
ト2を発生するものである。
【0035】図6は本実施例による階調画像を得るため
の画像処理を説明するための図である。
【0036】CCD105から出力された原稿画像の輝度情報
は、画像処理部108により、面順次の濃度情報に変換さ
れる。この濃度情報は、初期設定時のプリンタのガンマ
特性に応じて補正された画像データである。LUT25は、
原画像の濃度と出力画像の濃度が一致するように、画像
処理部108から入力された画像データの濃度特性を変換
する。LUT25から出力された画像データはPWM26へ入力さ
れる。
【0037】図7は階調が再現される様子を示す四限チ
ャートで、第一象限は原稿濃度を濃度信号に変換するリ
ーダ部Aの読取特性を、第二象限は濃度信号をレーザ出
力信号に変換するためのLUT25の変換特性を、第三象限
はレーザ出力信号から出力濃度に変換するプリンタ部B
の記録特性を、第四象限は原稿濃度と出力濃度の関係つ
まり装置のトータルの階調再現特性を、それぞれ示して
いる。なお、階調数は、8ビットのディジタル処理をし
ているので、256階調である。
【0038】本実施例は、第四象限に示す階調再現特性
をリニアにするために、第三象限に示すプリンタ部Bの
記録特性がリニアでない分を、第二象限のLUT25の変換
特性により補正する。なお、LUT25の変換特性は後述す
る演算結果により設定される。
【0039】[リーダとプリンタを含む系の階調制御]
次に、リーダ部Aとプリンタ部Bの双方を含む系の階調再
現特性を安定化する制御系について説明する。
【0040】図8はリーダ部Aを用いたプリンタ部Bのキ
ャリブレーションを説明するためのフローチャートで、
オペレータが操作部217に設けられた自動階調補正モー
ドの設定キーを押すことにより、リーダ部AのCPU214と
プリンタ部BのCPU28は協同して、この制御を開始する。
なお、この制御が開始されると、操作部217の例えば液
晶操作パネル(タッチパネルディスプレイ)である表示
器218には、図9A〜図11Eに示すようなインフォメーショ
ンやキーが表示される。
【0041】まず、ステップS50において、CPU214は、
表示器218に自動階調補正を行う記録媒体の種類(以下
では「紙種」ということがある)を選択するためのキー
群を表示し(図9A)、オペレータは所望する記録媒体に
対応するキーを押す。紙類が選択されると、その記録媒
体の給紙元(カセット段または手差しトレイ)を選択す
るためのキー群を表示し(図9B、同図は「厚紙」が選択
された例を示している)、オペレータは所望する記録媒
体を収容したカセット段(または手差しトレイ)に対応
するキーを押す。なお、図9Aに示す「特殊紙1」と「特
殊紙2」には、コーザが希望する記録媒体の種類を登録
して、カスタマイズすることが可能である。
【0042】また、ここで設定する紙種とカセット段
(または手差しトレイ)は、操作部217上の別メニュー
により独立に設定することも可能であり、例えば、カセ
ット段を指定すると、それに応じて紙種が決まるように
してもよい。
【0043】また、ここでは、紙種として数種類の例を
示しているが、この紙種に応じて定着ローラ対7の回転
スピードを制御(例えば厚紙の場合は標準よりも遅くす
るなど)して、画像を形成するための諸条件を最適して
いる。
【0044】続いて、ステップS51において、CPU214
は、表示器218にテストプリントをスタートさせる「テ
ストプリント1」キーを表示し(図9C)、オペレータが
このキーを押すことにより、プリンタ部Bから図12に一
例を示すようなテストプリント1の画像がプリントアウ
トされる。図9Eはテストプリント1のプリント中におけ
る表示器218の表示例である。
【0045】このとき、CPU28は指定されたカセット段
(または手差しトレイ)に記録媒体があるかないかを判
定してCPU214へ通知する。CPU214は、記録媒体がない場
合は表示器218に警告を表示する(図9D)。なお、この
テストプリント1の形成時には、環境に応じた標準状態
の値が初期値として登録されているので、これを後述す
るコントラスト電位として用いる。
【0046】図12に示すテストパターン1には、YMCK四
色分の中間階調濃度による帯状のパターン61が形成され
ている。この帯パターン61を目視検査して、すじ状の異
常画像,濃度むらや色むらがないことを確認する。も
し、帯パターン61に異常が認められる場合は、再度、テ
ストプリント1をプリントアウトし、それでも帯パター
ン61に異常が認められる場合は、サービスマンを呼ぶな
どの処理が必要になる。また、パターン62は、YMCKの各
色の最大濃度パッチ(8ビットの場合は濃度信号値255)
である。
【0047】また、パターン61の主走査方向のサイズ
は、パッチパターン62および図13に示す階調パターン71
と72をカバーするように設定されている。この帯パター
ン61を、リーダ部Aで読取り、その主走査方向の濃度情
報により、以後の制御を行うか否かを自動的に判断する
こともできる。
【0048】続いて、ステップS52で、オペレータは、
テストプリント1が形成されたときの主走査および副走
査方向と、テストプリント1が読取られるときの主走査
および副走査方向とが一致するように、原稿台ガラス10
2上にテストプリント1を載せて(図14)、図10Aに示す
「読み込み」キーを押す。このとき、図10Aに示すよう
に、CPU214は、表示器218にオペレータ用のガイダンス
を表示して、テストプリント1を原稿台ガラス102へ載せ
る方法を指示する。つまり、図14は、原稿台を上方から
観た図で、左上のくさび型マークTが原稿台の原稿の位
置決め(突き当て用)マークであり、帯パターン61がマ
ークT側になるように、なおかつ表裏を間違えないよう
に、テストプリント1を原稿台ガラス102上に載せる必要
がある。
【0049】リーダ部Aによるパッチパターン62の読取
りは、次のように行う。つまり、マークTの位置から走
査を開始して、徐々に走査して行くと、帯パターン61の
角(A点)で最初の急激な濃度変化(濃度ギャップ)が
検出されるので、その濃度ギャップの座標から相対的に
各パッチパターン62の位置を割出し、各パッチパターン
62の濃度値を読取る。この読取中における表示器218の
表示は図10Bに示すようになり、テストプリント1の向き
や位置が不正確で、パッチパターン62を読取ることが不
可能な場合、CPU214は、表示器218に図10Cに示すメッセ
ージを表示した後、オペレータが、テストプリント1を
載せ直して、「読み込み」キーを押すと、再度、パッチ
パターン62の読取りを行う。
【0050】このとき、CPU214は、ラインディレイ部20
4から濃度変換部220へ画像信号が渡るように制御し、濃
度変換部220には式(2)に示す変換式(または相当の変換
テーブル)を設定して、読取られたRGB値を光学濃度に
換算させる。なお、濃度変換部220は、市販の濃度計と
同じ値(絶対濃度)を得るために、換算結果を補正係数
km,kc,ky,kkで調整している。 M = -km×log(G/255) C = -kc×log(R/255) Y = -ky×log(B/255) …(2) K = -kk×log(G/255) ただし、対数の底は10である
【0051】続いて、CPU28は、ステップS53で、色成分
ごとに、パッチパターン62から得られた濃度情報に基づ
いて、目標濃度を得るための目標コントラスト電位Bを
求める。
【0052】図15は相対ドラム表面電位と画像濃度との
関係を示す図で、同図により、得られた濃度情報から目
標コントラスト電位Bを求めて、最大濃度を補正する方
法を説明する。
【0053】現像バイアス電位と、一次帯電された後に
最大濃度レベルに対応するレーザ光により放電された感
光ドラム4の表面電位との差、つまりコントラスト電位
がAであったときに得られたパッチパターン62の濃度がD
aであるとする。また、目標画像濃度を例えば1.6にする
が、次の理由から、さらに例えば0.1のマージンを見込
んで、最大濃度の目標値Drを1.7に設定してコントラス
ト電位を決定する。これは、最大濃度領域における相対
ドラム表面電位に対する画像濃度は、図15に実線Lで示
すように、ほぼリニアに変化することが殆どであるが、
二成分現像系では、現像器3内のトナー濃度が変動し低
下した場合、破線Nで示すように、最大濃度領域で非線
形を示す場合があるため、目標画像濃度に対して例えば
0.1のマージンを見込んでおくものである。
【0054】ここで、画像濃度Dは光学濃度を意味し次
式で定義される。 D = -log(I/Io) …(3) ただし、Io: 入射光 I: 反射光 対数の底は10
【0055】具体的には、目標値Drに対するコントラス
ト電位Bは式(4)を用いて求めるが、式(4)に含まれるKa
は補正係数であり、現像方式の種類によってその値を最
適化するのことが好ましい。 B = (A + Ka)×Dr/Da …(4)
【0056】補正係数Kaの代表例として、実際の電子写
真方式の場合は、その周囲環境に応じてコントラスト電
位の設定を変えないと画像濃度を合わせることができ
ず、前述した装置内の空気に含まれる水分量をモニタす
る環境センサ33の出力に応じて、図16のようにコントラ
スト電位の設定を変えている。環境の水分量に応じてコ
ントラスト電位を補正する具体的な方法は、式(5)から
求めた補正係数Vcont.rateをRAM32のバックアップ領域3
2aに保存しておき、例えば30分ごとに環境(水分量)の
変動をモニタして、式(6)に示すように、その検知結果
に応じた補正係数Vcont.rateと画像形成動作をさせたと
きの環境の水分量に応じて求めたコントラスト電位Atem
pとから補正コントラスト電位B'を算出する。 Vcont.rate = B/A …(5) B' = Vcont.rate×Atemp …(6)
【0057】続いて、CPU28は、ステップS54において、
各色成分の目標コントラスト電位Bが制御範囲にあるか
どうかを判断する。もし、目標コントラスト電位Bが制
御範囲から外れている場合は、現像器3などに異常があ
るものと判断して、ステップS55で対応する色の現像器3
に対応するエラーフラグを立てるとともに、目標コント
ラスト電位Bを制御範囲ぎりぎりの値に修正した後、ス
テップS56へ進む。なお、エラーフラグは、サービスマ
ンが所定のサービスモードが実行した際に、そのエラー
フラグに対応する部位のチェックをサービスマンに指示
するものである。
【0058】続いて、ステップS56で、CPU28は、目標コ
ントラスト電位Bが得られるように、一次帯電器8のグリ
ッド電位と現像バイアス電位を設定する。ここで、目標
コントラスト電位Bからグリッド電位と現像バイアス電
位を求める方法を簡単に説明する。
【0059】一次帯電器8のグリッド電位を-200Vにセッ
トして、最低濃度レベルに対応するレーザ光で走査した
ときの感光ドラム4の表面電位VLと、最高濃度レベルに
対応するレーザ光で走査したときの感光ドラム4の表面
電位VHとを、表面電位センサ12で測定する。同様に、グ
リッド電位を-400VにセットしたときのVLとVHを測定
し、-200Vのデータと-400Vのデータから補間および外挿
によりグリッド電位と表面電位との関係を求めた結果の
一例が図17である。なお、この電位データを求めるため
の制御を電位測定制御と呼ぶ。
【0060】本来トナーが付着しない部分にトナーが付
着してしまう所謂トナーかぶりを防ぐために電圧差Vbg
(例えば100V)を設けるので、現像バイアスVDCはVL-Vb
gに設定する。従って、コントラスト電位Vcontは、現像
バイアスVDCとVHの差分電圧であり、Vcontが大きいほど
最大濃度が大きくとれるのは上述したとおりである。こ
のように、目標コントラスト電位Bを得るために必要な
グリッド電位と現像バイアス電位は、図17に示す関係に
基づいて、計算で求めることができる。
【0061】図18は濃度変換特性の一例を示す図であ
る。本実施例における最大濃度制御は、前述したよう
に、最大濃度を最終目標値より高めに設定するので、第
三象限のプリンタ特性図は実線Jのようになる。もし仮
に、このような制御を行わないときは、破線Hで示すよ
うに、1.6に達しないプリンタ特性になる可能性もあ
る。破線Hの特性の場合は、LUT25をどのように設定して
も、LUT25は最大濃度を上げる能力をもち合わせていな
いので、濃度DHと1.6の間の濃度を再現することは不可
能である。一方、実線Jに示すように、最大濃度を僅か
に超える設定になっていれば、確実に、第四象限のトー
タル階調特性で、濃度再現域を保証することができる。
【0062】続いて、ステップS57において、CPU214
は、表示器218にテストプリント2をスタートさせるため
のメッセージと「テストプリント2」キーを表示し(図1
1A)、オペレータがこのキーを押すことにより、プリン
タ部Bから図13に一例を示すようなテストプリント2の画
像がプリントアウトされる。図11Bはテストプリント2の
プリント中における表示器218の表示例である。なお、
テストプリント2は、パターンジェネレータ29で発生さ
れ、LUT25を介さずに出力される。
【0063】テストプリント2は、色成分ごとの四列16
行(全部で64階調分)のグラデーションを備えたパッチ
群からなる。ここで、全部で256階調あるうちの濃度の
低い領域を重点的に64階調へ割当て、高濃度領域は間引
いて割当てるようにレーザ出力レベルを設定する。こう
することにより、とくにハイライト部における階調特性
を良好に調整することができる。
【0064】また、テストプリント2は、図13に示すよ
うに、解像度200LPI(lines/inch)のパターン71と、400L
PI(lines/inch)のパターン72とを備え、73は一つ一つの
パッチを表す。本実施例は、例えば、階調画像は200LPI
の解像度で、文字などの線画像は400LPIの解像度で形成
するので、この二種類の解像度で同一の階調レベルのパ
ターンを出力するが、解像度の違いで階調特性が大きく
異なる場合は、解像度に応じて、先の階調レベルを設定
するのがより好ましい。なお、解像度の異なる画像の形
成は、PWM26において、処理対象の画像データと比較す
る三角波を、その解像度に応じた周期にすることで実現
することができる。
【0065】続いて、ステップS58で、オペレータは、
テストパターン2が形成されたときの主走査および副走
査方向と、テストパターン2が読取られるときの主走査
および副走査方向とが一致するように、原稿台ガラス10
2上にテストプリント2を載せて(図19)、図11Cに示す
「読み込み」キーを押す。このとき、図11Cに示すよう
に、CPU214は、表示器218にオペレータ用のガイダンス
を表示して、テストプリント2を原稿台ガラス102へ載せ
る方法を指示する。図19は原稿台を上方から観た図で、
Kのパターンが前述した左上のくさび型の位置決めマー
クT側になるように、なおかつ表裏を間違えないよう
に、テストプリント2を原稿台ガラス102上に載せる必要
がある。
【0066】リーダ部Aによるパターン71と72の読取り
は、次のように行う。つまり、マークTの位置から走査
を開始して、徐々に走査して行くと、パターン72の角
(B点)で最初の急激な濃度変化(濃度ギャップ)が検
出されるので、その濃度ギャップの座標から相対的に各
パッチ73の位置を割出し、各パッチ73の濃度値を読取
る。
【0067】図20は一つのパッチ73当りの読取ポイント
の一例を示す図で、パッチ内部に読取ポイントを例えば
16個とり、その16個の読取値を平均化し、先に示した光
学濃度への変換式(2)により、平均読取値(RGB信号)を
濃度値に変換する。なお、読取ポイント数は、リーダ部
Aとプリンタ部Bに応じて最適化するのが好ましい。
【0068】図21はこのようにして得られた出力濃度と
レーザ出力レベルの関係例を示す図で、同図の右の縦軸
は、記録媒体のベース濃度(図では0.08)を濃度レベル
「0」にし、この装置の最大濃度として設定した例えば
1.60を濃度レベル「255」に正規化したものである。
【0069】もし、図21に点Cで示すように得られた濃
度値が特異的に高かったり、点Dで示すように低かった
りする場合は、原稿台ガラス102上に汚れや傷があった
り、テストプリント2に不良があったりすることがある
ので、CPU28は、データ列に連続性が保存されるよう
に、特性の傾きを制限して補正を行う。この制限は、例
えば、傾きが3以上のときは3に固定し、傾きが負を示す
ときは、その直前の濃度値と同じ値にする。
【0070】続いて、CPU28は、ステップS59でLUT25に
設定するテーブル作成する。同テーブルは、前述したよ
うに、図21の濃度レベルを入力レベル(図7の濃度信号
軸)に、レーザ出力レベルを出力レベル(図6のレーザ
出力信号軸)に、座標を入換えるだけで簡単に作成でき
る。なお、パッチに対応していない濃度レベルについて
は、補間演算によりテーブル値を求める。このとき、入
力レベル「0」に対して出力レベルは「0」になるよう
に、制限条件を設けている。
【0071】そして、ステップS60で、CPU28は、ステッ
プS50で選択された紙種に対応するバックアップ領域32a
のアドレスに、目標コントラスト電位BとLUT25の設定値
を保存する。なお、CPU214は、ステップS59とS60の処理
中、表示器218に図11Dに示すような表示を行い、自動階
調補正が終了すると図11Eに示すような表示を行う。
【0072】以上で、リーダ部Aを用いた制御系による
コントラスト電位制御とガンマ変換テーブルの作成が完
了する。なお、上記の制御(自動階調補正)が行われて
いない紙種については、ROM30などに予め登録してある
標準設定を用いるようにする。
【0073】[階調性の補足制御]次に、上述した自動
階調補正(以下では「第一の制御系」と呼ぶ場合があ
る)を行った後の、階調性についての補足制御を説明す
る。前述したように、環境変動に応じてコントラスト電
位を制御することにより最大濃度を補正することを説明
したが、本実施例は、階調性についても補正を行ってい
る。
【0074】図22はROM30に予め格納されたLUT25のテー
ブル値の一例を示す図で、第一の制御系を無効にした状
態で、環境が変化した場合に対応するテーブル値であ
る。
【0075】CPU28は、第一の制御系による制御を行っ
たときの水分量データをバックアップ領域32aに保存し
ておき、その水分量に対応するLUT.AをROM30から得る。
以降、環境が変化する(または水分量の測定)ごとに、
その水分量に対応するLUT.BをROM30から得て、第一の制
御系により得られたLUT.1を、LUT.BとLUT.Aを用いて、
式(7)により補正する。 LUT.present = LUT.1 +(LUT.B - LUT.A) …(7)
【0076】この制御により装置は、濃度信号に対して
リニアな特性が得られるようになり、その結果、装置ご
との濃度階調特性のばらつきを抑えることができ、標準
状態の設定ができるようになる。
【0077】また、この制御を一般ユーザに解放し、ユ
ーザが、装置の階調特性が劣化したと判断した時点で、
必要に応じて、この制御を実行することにより、リーダ
/プリンタの双方を含む系の階調特性の補正を容易に行
うことができ、環境変動に対する補正も適切に行うこと
ができる。
【0078】[サービスメンテナンスへの対応]第一の
制御系を有効にする、または無効にする設定を、サービ
スマンが行えるようにして、サービスメンテナンス時に
おいては、第一の制御系を無効にすることで、装置の状
態を適切に判断することができるようにしている。な
お、第一の制御系を無効にした場合は、その機種の標準
的なコントラスト電位およびガンマ変換テーブルが、RO
M30などから呼出されるようになっている。このように
すれば、サービスメンテナンス時に、標準状態からの特
性のずれが明白になり、最適なメンテナンスを効率よく
行うことができる。
【0079】このように、本実施例によれば、リーダと
プリンタを含む系の自動階調補正を実行し、その結果得
られた階調制御情報(目標コントラスト電位とガンマ補
正テーブル)を記録媒体の種類に対応して記憶するの
で、記録媒体の種類に対応した階調制御情報に基づくプ
リント条件(一次帯電器のグリッド電位と現像バイアス
電位)を設定してプリントを行うことにより、どのよう
な記録媒体に対しても最適な階調特性を得ることがで
き、例えば、オペレータは操作部上で記録媒体の種類を
選択・指定すれば、その記録媒体の種類に対応して登録
された画像処理パラメータがセットされるので、記録媒
体の種類ごとに最適な画像を形成することができる。
【0080】
【第2実施例】以下、本発明にかかる第2実施例の画像記
録装置を説明する。なお、第2実施例において、第1実施
例と略同様の構成については、同一符号を付して、その
詳細説明を省略する。
【0081】一般に、ROM30などに予め登録された標準
的な画像形成パラメータよりも、多少紙種が異なってい
ても、自動階調補正により得られた画像形成パラメータ
の方が、目標とする階調特性に近いケースが多い。これ
は、機械の諸寸法精度の関係で、装置個体間で階調特性
に差が生じることによるもので、この個体差がある分、
予め登録された標準的なパラメータにミスマッチが生じ
るわけである。
【0082】そこで、第1実施例では、自動階調補正を
実施した紙種についてのみ画像形成パラメータ(階調制
御情報)を登録する例を説明したが、第2実施例は、自
動階調補正を行った際に、概ね同じ階調特性になること
がわかっている記録媒体について、同じ画像形成パラメ
ータをセットすることにより、上述したミスマッチを予
防しようとするものである。
【0083】図23は紙種のグループ分けの一例を示す図
であるが、グループおよびそのメンバは、装置本体の特
性によって最適化するのが好ましい。
【0084】自動階調補正をまったく実行していない装
置の場合は、紙種に関係なくROM30などに予め登録され
たパラメータにより画像が形成される。ここで、例えば
標準紙について自動階調補正を実施すると、その結果が
標準紙の画像形成パラメータとして登録されるととも
に、同じグループAに属する厚紙,光沢紙,OHP用フィル
ムのパラメータとしても登録される。ただし、異なるグ
ループBとCの画像形成パラメータは変更されない。ま
た、その後、例えば厚紙について自動階調補正を行った
場合は、厚紙の画像形成パラメータだけが変更される。
【0085】このように、本実施例によれば、一つの紙
種について自動階調補正を行えば、その紙種と同一グル
ープに属する記録媒体の画像形成パラメータが設定され
るので、その装置の機械的な諸寸法精度によって生じる
標準画像形成パラメータとのミスマッチを防いで、より
階調特性の優れたプリントアウトを得ることができる。
【0086】
【第3実施例】以下、本発明にかかる第3実施例の画像記
録装置を説明する。なお、第3実施例において、第1実施
例と略同様の構成については、同一符号を付して、その
詳細説明を省略する。
【0087】図24は本実施例により自動階調補正を行お
うとする場合の表示器218の初期画面の一例を示す図
で、図9Aに示した第1実施例の初期画面に対応する。
【0088】すなわち、本実施例において、CPU214は、
表示器218の下部に「よく使用する紙種に*がついている
場合は、自動階調補正を行うことをお奨めします」とい
うメッセージを表示し、以下のような条件を一つでも満
たす場合、紙種を選択するキーに「*」マークを付け
る。 (1)その紙種について自動階調補正を行った履歴がない
場合 (2)自動階調補正後、コピー数が所定値、例えば一万枚
を超えた場合 (3)自動階調補正後、所定時間、例えば一年が経過した
場合
【0089】なお、ここでの条件は、機械の耐久特性に
よって最適な条件を設定することが望ましい。
【0090】このように、本実施例によれば、所定の条
件を満たす場合、表示器に自動階調補正の実施を促すメ
ッセージを表示することにより、オペレータは自動階調
補正の実施履歴を考慮することなく、それぞれの紙種に
対するベストな階調特性を設定または維持することがで
きる。
【0091】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適
用してもよい。
【0092】また、本発明は、システムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体の種類に対応して画像処理条件を調整する画像
記録装置およびその方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1実施例の画像記録装置の構
成例を示すブロック図、
【図2】図1に示す画像処理部の構成例を示すブロック
図、
【図3】図2に示す画像処理部における各制御信号のタ
イミングチャート例、
【図4】図1に示すプリンタ制御部の構成例を示すブロ
ック図、
【図5】図4に示すバックアップ領域の格納状態例を示
す図、
【図6】階調画像を得るための画像処理を説明するため
の図、
【図7】階調が再現される様子を示す四限チャート、
【図8】本実施例のリーダ部を用いたプリンタ部のキャ
リブレーションを説明するためのフローチャート、
【図9A】図2に示す表示器に表示されるインフォメー
ションやキーの一例を示す図、
【図9B】図2に示す表示器に表示されるインフォメー
ションやキーの一例を示す図、
【図9C】図2に示す表示器に表示されるインフォメー
ションやキーの一例を示す図、
【図9D】図2に示す表示器に表示されるインフォメー
ションやキーの一例を示す図、
【図9E】図2に示す表示器に表示されるインフォメー
ションやキーの一例を示す図、
【図10A】図2に示す表示器に表示されるインフォメ
ーションやキーの一例を示す図、
【図10B】図2に示す表示器に表示されるインフォメ
ーションやキーの一例を示す図、
【図10C】図2に示す表示器に表示されるインフォメ
ーションやキーの一例を示す図、
【図11A】図2に示す表示器に表示されるインフォメ
ーションやキーの一例を示す図、
【図11B】図2に示す表示器に表示されるインフォメ
ーションやキーの一例を示す図、
【図11C】図2に示す表示器に表示されるインフォメ
ーションやキーの一例を示す図、
【図11D】図2に示す表示器に表示されるインフォメ
ーションやキーの一例を示す図、
【図11E】図2に示す表示器に表示されるインフォメ
ーションやキーの一例を示す図、
【図12】テストプリント1の一例を示す図、
【図13】テストプリント2の一例を示す図、
【図14】原稿台ガラス上にテストプリント1を載せた
状態を示す図、
【図15】相対ドラム表面電位と画像濃度との関係例を
示す図、
【図16】装置内の空気に含まれる水分量に応じてコン
トラスト電位の設定を変える制御を説明する図、
【図17】一次帯電器のグリッド電位と感光ドラムの表
面電位の関係例を示す図、
【図18】濃度変換特性の一例を示す図、
【図19】原稿台ガラス上にテストプリント2を載せた
状態を示す図、
【図20】テストプリント2の一つのパッチ当りの読取
ポイントの一例を示す図、
【図21】テストプリント2から得られた出力濃度とレ
ーザ出力レベルの関係例を示す図、
【図22】図4に示すROMに予め格納されたLUTのテーブ
ル値の一例を示す図、
【図23】本発明にかかる第2実施例における紙種のグ
ループ分けの一例を示す図、
【図24】本発明にかかる第3実施例により自動階調補
正を行おうとする場合の表示器の初期画面の一例を示す
図である。
【符号の説明】
A リーダ部 108 画像処理部 214 CPU 217 操作部 218 表示器 220 濃度変換部 B プリンタ部 109 プリンタ制御部 25 LUT 28 CPU 29 パターンジェネレータ 30a ROMのテストパターン記憶領域 32a RAMのバックアップ領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の種類を指定する指定手段と、 記録媒体の種類に対応する画像処理条件が登録される記
    憶手段と、 原稿画像を読取る読取手段と、 前記指定手段により指定された記録媒体の種類に対応す
    る画像処理条件を前記記憶手段から読出して、その画像
    処理条件に基づいて前記読取手段によって読取られた画
    像を処理する処理手段と、 前記処理手段により処理された画像を記録媒体に記録す
    る記録手段と、 前記画像処理条件を設定する設定手段とを備え、 前記設定手段は、前記記録手段により所定の画像を記録
    媒体に記録し、記録媒体に記録された前記所定の画像を
    前記読取手段により読取り、読取った前記所定の画像に
    基づいて画像処理条件を設定し、設定した画像処理条件
    を、前記指定手段により指定された記録媒体の種類に対
    応させて、前記記憶手段に登録することを特徴とする画
    像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段により画像処理条件が登録
    されていない記録媒体の種類に対応する画像処理条件に
    は既定値が登録されていることを特徴とする請求項1に
    記載された画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、前記指定された記録媒
    体の種類およびそれに類似する記録媒体の種類に対応し
    て、設定した画像処理条件を前記記憶手段に登録するこ
    とを特徴とする請求項1に記載された画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記画像形成条件の設
    定が必要であるか否かを判断して、設定が必要と判断し
    た場合は表示器によりその旨を表示することを特徴とす
    る請求項1に記載された画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の画像は、前記記録手段により
    記録される画像の最高濃度を制御するための第一のパタ
    ーンと、階調再現性を制御するための第二のパターンと
    を含むことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに
    記載された画像記録装置。
  6. 【請求項6】 指定された記録媒体の種類に対応する画
    像処理条件を記憶手段から読出し、その画像処理条件に
    基づいて読取った画像を処理し、処理した画像を記録媒
    体に記録する画像記録方法であって、 所定の画像を記録媒体に記録する記録ステップと、 前記記録ステップで記録媒体に記録した前記所定の画像
    を読取る読取ステップと、 前記読取ステップで読取った前記所定の画像に基づいて
    画像処理条件を設定する設定ステップと、 前記設定ステップで設定した画像処理条件を、前記指定
    された記録媒体の種類に対応させて、前記記憶手段に登
    録する登録ステップとを有することを特徴とする画像記
    録方法。
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