JPH08281159A - 間欠式気体噴射装置及びそれを用いたホッパー - Google Patents

間欠式気体噴射装置及びそれを用いたホッパー

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JPH08281159A
JPH08281159A JP7088245A JP8824595A JPH08281159A JP H08281159 A JPH08281159 A JP H08281159A JP 7088245 A JP7088245 A JP 7088245A JP 8824595 A JP8824595 A JP 8824595A JP H08281159 A JPH08281159 A JP H08281159A
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magnet
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injection port
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流動性が悪い粉体を、ホッパー内でのラット
ホールやブリッジの発生を防止し、安定して連続的に供
給する。 【構成】 ホッパー内に釣り下げられる間欠的気体噴射
装置100であって、内部に気体を導入するための導入
口102及び圧縮された気体を噴射するための噴射口1
14とを有する筺体と、噴射口を開閉するための弁体1
08と、筺体内部に固定された磁石104と、弁体と一
体的に接続され磁石104に吸着される被吸着部材10
5と、被吸着部材を磁石に接触させるためのばね107
とを具備し、内圧により弁体の受圧部に加わる力が磁石
の吸着力及びばねの付勢力を上回った時、弁体が噴射口
を開き、筺体内部103に貯められていた圧縮された気
体が瞬時に放出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として粉体を貯蔵す
るホッパーにおいて、ブリッジ、ラットホール、滞留及
びフラッシング等の発生を未然に防止するための、間欠
式気体噴射装置及びそれを用いたホッパーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、流動性の悪い粉体の場合、ファ
ンネルフロー(funnel flow)を起こし、例えば図11
(a)に示すようにホッパー200の底部開口202の
上部にラットホール210が形成されたり、(b)に示
すように底部開口202の上部にブリッジ211が形成
されたり、または、(c)に示すように底板201上に
滞留212が生じることが知られている。また、ラット
ホール210の側壁、ブリッジ211、滞留212等の
崩落により、粉体があたかも低粘性の流体のごとく流動
化され、ホッパー200とスクリューフィーダー203
との接続部の隙間等から噴出するフラッシング(flushin
g)現象が発生する。
【0003】ラットホール等の発生により材料の安定供
給が不可能となり、これらを取り崩すために作業性が低
下する。また、フラッシングの発生は、工場設備等を汚
染する。かかる、ラットホール等の発生を防止するた
め、または発生したラットホール等を取り崩すため、従
来より、ホッパー200の側壁に振動を与えたり、ハン
マーにより打撃を与える等の方法が採られている。ま
た、ホッパーの側壁に取り付け、圧縮空気等を噴射する
ブラスターと呼ばれる装置も市販されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、流動性
が極めて悪く、かつ、フラッシングを起こしやすい二酸
化けい素粉末(シリカ)等を取り扱う場合、単にホッパ
ーに振動を加えた程度ではラットホール等の発生を完全
に防止することはできない。また、ハンマーにより打撃
を与える場合、ホッパー側壁に凹凸の損傷が生じたり、
打撃による騒音が発生するという問題点を有している。
さらに、市販のブラスターを用いる場合、取り付け位置
が固定され、処理される粉体の性質に応じて任意の位置
に変更することができず、また、圧縮空気等を貯めてお
くためのタンクや圧縮空気の噴射を制御するための電磁
弁等が必要であり、構造が複雑であるという問題点を有
している。
【0005】本発明は、以上のような従来例の問題点を
解決するためになされたものであり、構造が簡単で、か
つ、ホッパー内の任意の位置に取り付け可能な間欠式気
体噴射装置、及びそれを用いたホッパーを提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の間欠式気体噴射装置は、内部に気体を導入
するための導入口及び圧縮された気体を噴射するための
噴射口を有する筺体と、前記噴射口を開閉するための弁
体と、前記筺体内部に固定された磁石と、前記弁体と一
体的に接続され前記磁石に吸着される被吸着部材と、前
記被吸着部材を前記磁石に接触させるための付勢部材と
を具備する。
【0007】上記構成において、前記筺体は略円筒形で
あり、前記導入口及び前記磁石は前記筺体の第1の端部
に、前記噴射口は前記筺体の第2の端部に設けられ、前
記弁体と前記被吸着部材とは前記筺体の中心軸方向に摺
動する摺動軸を介して接続され、前記付勢部材は前記摺
動軸と同軸に設けられた圧縮コイルばねであることが好
ましい。また、上記各構成において、前記摺動軸は、前
記筺体の第2の端部に取り付けられた軸受ブロックによ
り軸支されていることが好ましい。
【0008】また、上記各構成において、前記噴射口は
前記軸受ブロックの軸受部の周囲の環状に形成され、前
記筺体内部と前記噴射口とを連通する連通管が設けられ
ていることが好ましい。また、前記軸受ブロックの前記
噴射口の外周部には、前記弁体側に突出した環状の弁座
が形成され、前記弁体側に前記弁座と当接するための環
状の弁座パッキンが設けられていることが好ましい。ま
たは、前記軸受ブロックの前記噴射口の外周部に、リッ
プを有する環状の弁座パッキンが設けられていることが
好ましい。または、前記軸受ブロックの前記噴射口の外
周部に、断面が略U字状である環状の弁座パッキンが設
けられ、前記弁体は略釣り鐘状断面を有することが好ま
しい。上記各構成において、前記筺体の内部に前記被吸
着部材をガイドする内筒が設けられていることが好まし
い。
【0009】一方、本発明の別の間欠式気体噴射装置
は、内部に気体を導入するための導入口及び圧縮された
気体を噴射するための噴射口を有する筺体と、前記噴射
口を開閉するための弁体と、前記筺体内部に固定された
磁石と、前記磁石に対して重力の作用方向の上方に設け
られ、前記弁体と一体的に接続され、前記磁石に吸着さ
れる被吸着部材とを具備する。
【0010】上記構成において、前記筺体は重力の作用
方向に略直交する上端及び下端フランジを有し、前記噴
射口は前記筺体の上端フランジに、前記磁石は前記筺体
の下端フランジにそれぞれ設けられ、前記被吸着部材は
重力の作用方向と略平行に摺動する摺動軸であることが
好ましい。また、前記弁体と一体的に固定され、前記噴
射口から噴射される気体の流れ方向を規制する整流部材
を具備することが好ましい。また、前記摺動軸の前記磁
石に対向する下端部近傍は前記筺体内部に設けられた内
筒によりガイドされていることが好ましい。また、前記
上端フランジの前記噴射口の外周部に、リップを有する
環状の弁座パッキンが設けられていることが好ましい。
また、前記噴射口から噴射される気体の流れを妨げない
ように前記上端フランジの上方に設けられた笠状体を具
備することが好ましい。上記各構成において、前記筺体
は釣り環を有することが好ましい。
【0011】一方、本発明のホッパーは、底部に設けら
れた略水平な開口と、前記開口に連続する傾斜した底板
と、前記開口及び底板と連続する傾斜した側面とを有
し、上記いずれかの構成の間欠式気体噴射装置を内部に
釣り下げたものである。上記構成において、前記間欠式
気体噴射装置を前記底板の中央部近傍に釣り下げたこと
が好ましい。
【0012】
【作用】以上のように構成された本発明の間欠式気体噴
射装置によれば、例えば圧縮空気等の気体が筺体内部に
導入されるにつれ内部の圧力が上昇する。筺体内部の圧
力が所定の圧力以上になり、内圧により弁体の受圧部に
加わる力が磁石の吸着力及び付勢部材の付勢力を上回っ
た時、弁体が噴射口を開き、筺体内部に貯められていた
圧縮された気体が瞬時に放出される。気体の放出と共
に、筺体内部の圧力が低下するので、付勢部材の付勢力
により、弁体が磁石側に移動し、噴射口が閉じられる。
また、磁石が被吸着部材を吸着することにより、次に筺
体内部の圧力が所定の圧力以上に上昇するまで、弁体が
噴射口を閉じた状態が維持される。このように、本発明
の間欠式気体噴射装置は、特別な電磁制御弁等を用いる
ことなく、自動的に一定間隔で所定の圧縮された気体を
噴射することができる。また、気体を噴射する間隔は、
筺体に供給する気体の流量を制御することで、任意に調
節することができる。さらに、電磁制御弁等電気を用い
る部品を使用していないので、カーボン等火花による爆
発の危険を伴う粉体等にも使用することができる。
【0013】また、筺体を略円筒形とし、導入口及び磁
石を筺体の第1の端部に、噴射口を筺体の第2の端部に
設け、弁体と被吸着部材とを筺体の中心軸方向に摺動す
る摺動軸を介して接続し、付勢部材を摺動軸と同軸に設
けられた圧縮コイルばねとすることにより、間欠式気体
噴射装置の構成部品の形状が比較的簡単になり、装置の
製造コストが低減する。
【0014】また、摺動軸を筺体の第2の端部に取り付
けられた軸受ブロックにより軸支することにより、摺動
軸と、摺動軸の両端に取り付けられた弁体及び被吸着部
材と、付勢部材である圧縮コイルばねと、軸受ブロック
とが一のユニットに一体化される。その結果、内部に磁
石を固定した筺体と、当該ユニットとが容易に分割さ
れ、組立工程が簡略化される。
【0015】また、噴射口を軸受ブロックの軸受部の周
囲に環状に形成し、筺体内部と噴射口とを連通する連通
管を設けることにより、噴射口の形状が簡単になると共
に、弁体の受圧面積も大きくなる。
【0016】また、軸受ブロックの噴射口の外周部に、
弁体側に突出した環状の弁座を形成し、弁体側に弁座と
当接するための環状の弁座パッキンを設けることによ
り、弁体が噴射口を閉じている状態における気密性が向
上し、圧縮された気体の噴射間隔が安定する。
【0017】または、軸受ブロックの噴射口の外周部
に、リップを有する環状の弁座パッキンを設け、弁体に
当接させることによっても、同様に、弁体が噴射口を閉
じている状態における気密性が向上し、圧縮された気体
の噴射間隔が安定する。この場合、弁座パッキンに内圧
が加えられると、リップが弁体に押しつけられ、気密性
がさらに向上する。
【0018】または、軸受ブロックの噴射口の外周部
に、断面が略U字状である環状の弁座パッキンを設け、
弁体が略釣り鐘状断面を有するようにすることにより、
弁体が弁座パッキンに対して摺動するように構成するこ
とも可能になる。その結果、弁体が噴射口を閉じている
状態における気密性がさらに向上し、圧縮された気体の
噴射間隔が安定する。
【0019】また、筺体の内部に被吸着部材をガイドす
る内筒を設けることにより、摺動軸と軸受ブロックの軸
受部との嵌合公差を大きくしたとしても、摺動軸の傾き
が大きくなることはなく、弁座と弁座パッキンの平行度
誤差を無視することができる。
【0020】一方、本発明の別の間欠式気体噴射装置に
よれば、磁石を筺体の下端フランジに固定し、被吸着部
材を磁石に対して重力の作用方向に受部に設けたので、
圧縮された気体を噴射した後、重力の作用により自然に
被吸着部材が磁石に吸着される方向に移動する。そのた
め、付勢部材が不要となり、装置の構成が簡単になる。
【0021】また、筺体に重力の作用方向に略直交する
上端及び下端フランジを設け、噴射口を筺体の上端フラ
ンジに、磁石を筺体の下端フランジにそれぞれ設け、被
吸着部材を重力の作用方向と略平行に摺動する摺動軸と
することにより、間欠式気体噴射装置の構成部品の形状
が比較的簡単になり、装置の製造コストが低減する。
【0022】また、噴射口から噴射される気体の流れ方
向を規制する整流部材を弁体と一体的に固定することに
より、任意の方向に気体を噴射させることができる。
【0023】また、摺動軸の磁石に対向する下端部近傍
を筺体内部に設けられた内筒によりガイドすることによ
り、摺動軸の下端面と磁石の上端面とを略平行に維持す
ることができ、摺動軸の軸受を事実上省略することがで
きる。また、磁石による被吸着部材である摺動軸の吸着
が安定し、蓄圧状態における弁座と弁座パッキンの平行
度誤差を無視することができる。
【0024】また、上端フランジの噴射口の外周部に、
リップを有する環状の弁座パッキンを設けることによ
り、弁座パッキンに内圧が加えられると、リップが弁体
に押しつけられ、気密性がさらに向上する。
【0025】また、噴射口から噴射される気体の流れを
妨げないように上端フランジの上方に笠状体を設けるこ
とにより、粉体を貯蔵したホッパー等に装置を取り付け
た場合でも、弁体及び摺動軸に他の物質、例えば粉体等
の重量による負荷が加わることを防止することができ、
弁体の間欠的動作が安定する。
【0026】また、筺体に釣り環を設けることにより、
間欠式気体噴射装置を任意の位置に釣り下げることがで
き、ホッパーのみならず任意の装置に用いることができ
ると共に、取り扱われる粉体等の性質に応じて任意にそ
の位置を変更することができる。
【0027】一方、本発明のホッパーは、底部に設けら
れた略水平な開口と、開口に連続する傾斜した底板と、
開口及び底板と連続する傾斜した側面とを有し、上記い
ずれかの構成の間欠式気体噴射装置を内部に釣り下げた
ので、ホッパー内の粉体が圧縮された気体の噴射により
定期的に撹拌され、ラットホールやブリッジを形成する
こともなく、また、ホッパー底板上に滞留することもな
い。
【0028】また、間欠式気体噴射装置を底板の中央部
近傍に釣り下げることにより、噴射された気体が底板及
び周辺の粉体に衝突し、その際の衝撃波がホッパー全体
に広がり、粉体間の応力バランスを崩す。その結果、仮
にラットホール等が形成されていたとしても、圧縮され
た気体の噴射により、粉体の塊が崩される。
【0029】
【実施例】次に、本発明の間欠式気体噴射装置の好適な
第1の実施例を、図1から図3を参照しつつ説明する。
図1は弁体が噴射口を閉じている状態を示す側部断面図
であり、図2は開いている状態を示す側部断面図であ
る。また、図3は本実施例において用いられる永久磁石
の吸着力と磁石と被吸着部材の間のギャップとの関係を
示す特性図である。
【0030】図1及び図2に示す第1の実施例の間欠式
気体噴射装置100において、略円筒形の筺体101の
第1の端部101aには、フランジ115が嵌合固定さ
れている。フランジ115の中心部を外れた部分には、
気体導入口102が設けられている。また、フランジ1
15の略中心部には、永久磁石104及び釣り環112
が、釣り環112のねじ部112aにより一体的に固定
されている。筺体101の第2の端部101bには、軸
受ブロック116が嵌合固定されている。軸受ブロック
116の略中心部には軸受部116aが設けられてお
り、摺動軸106が軸受部116aにより軸支されてい
る。摺動軸106の磁石104に対向する側には被吸着
部材105が、反対側には弁体108が、それぞれねじ
106a等により調節可能に固定ている。また、軸受ブ
ロック116には、軸受部116bと平行に複数の連通
管110が設けられており、軸受ブロック116と弁体
108との間に形成される空間又は隙間114が噴射口
となる。
【0031】軸受ブロック116と被吸着部材105と
の間には、摺動軸106と同軸に、圧縮コイルばね10
7が設けられている。なお、圧縮コイルばね107の付
勢力により被吸着部材105が磁石104とが接触した
状態で、弁体108が噴射口114を密閉するように、
ねじ106a等を調節する。また、軸受ブロック116
の噴射口114の外周部には、弁体108側に突出した
環状の弁座116bが形成されている。また、弁体10
8側には、弁座116bと当接するための環状の弁座パ
ッキン109が設けられている。
【0032】図1に示す状態において、気体導入口10
2にエアーチューブ等を接続し、筺体101の内部に圧
縮空気等の気体を導入すると、気体は矢印で示すように
流れ、弁体108の受圧面111に圧力を及ぼす。ま
た、気体の導入量の増加に伴い、筺体内部103の圧力
が徐々に増加する。筺体内部103の圧力が所定の値よ
りも高くなり、図中、弁体108に下向きに加わる力
(筺体101の内部103の圧力×受圧面111の面
積)が上向きに加わる力(磁石104の吸着力+ばね1
07の付勢力)を上回った瞬間、図2に示すように、弁
体108が噴射口114を開き、筺体内部103に蓄積
されていた気体が瞬時に噴射される。気体は瞬時にして
放出されるため、筺体内部103の圧力が急激に低下
し、被吸着部材105はばね107の付勢力により磁石
104に接触される。磁石104は、その吸着力により
被吸着部材105を吸引保持するため、図1に示す状態
は、筺体内部103の圧力が次に所定の値よりも高くな
るまで維持される。この動作を繰り返すことにより、本
発明の間欠式気体噴射装置は、特別な電磁制御弁等を用
いることなく、間欠的に気体を噴射させる。
【0033】本実施例においては、永久磁石104とし
て、例えば株式会社カネツー製のKM−04Cを用い
た。この磁石104は、例えば図3に示すように、磁石
104と被吸着部材105とが密着している時は、例え
ば30Kgf強の吸着力を示すが、被吸着部材105が
磁石104から僅かでも離れると、急激にその吸着力が
低下するという特徴を有する。そのため、弁体108は
噴射口114を瞬間的に開くことができ、また、筺体内
部103の蓄積されていた圧縮された気体は瞬時にして
放出される。弁座パッキン109の材料としては、弾力
性があり、塑性変形せず、繰り返し応力に耐え得るゴム
材等が適当である。
【0034】なお、筺体内部103に導入される気体の
元圧を一定にし、筺体内部103に導入する手前にニー
ドル弁等を設け、気体の流量を調節することにより、筺
体内部103が所定の圧力に達するまでの時間、すなわ
ち気体を噴射する間欠時間を調節することができる。間
欠時間調節の一例を示す。例えば、磁石104として上
記約30Kgfの吸着力のものを用い、ばね107とし
て付勢力5Kgfのものを用いた。弁体108の受圧面
111の直径を約34mmとし、受圧面積として約9c
2を得た。この条件で、気体として圧縮空気を用い、
その元圧を6.0Kgf/cm2とし、これをニードル
弁等により流量を調節することにより、1〜20秒毎の
間欠噴射を行うことができた。
【0035】次に、本発明の間欠式気体噴射装置の好適
な第2の実施例の構成を、図4を参照しつつ説明する。
図4中、図1及び図2に示した第1の実施例と同一の番
号を付した部材は実質的に同一であるため、その説明を
省略する。
【0036】図4に示す第2の実施例では、第1の実施
例の構成に加えて、筺体101の内部に被吸着部材10
5をガイドする内筒117を設け、また内筒117に内
筒117の内部と外部とを連通させる連通孔117aを
設けている。第1の実施例では、磁石104と被吸着部
材105の各吸着面の平行を、摺動軸106と軸受ブロ
ック116の軸受部116aとの嵌合により規制してい
たため、設計段階で摺動軸106と軸受部116aとの
嵌合公差を小さくし、製造段階で寸法公差を厳しく管理
する必要があつた。しかし、この第2の実施例では、内
筒117により被吸着部材105の摺動を直接規制して
いるため、摺動軸106と軸受部116aとの嵌合公差
を弱冠大きくしても、摺動軸106の傾きが大きくなる
ことはなく、また、弁座116bと弁座パッキン109
の平行度誤差を無視することができる。
【0037】次に、本発明の間欠式気体噴射装置の好適
な第3の実施例の構成を、図5を参照しつつ説明する。
図5中、図1及び図2に示した第1の実施例と同一の番
号を付した部材は実質的に同一であるため、その説明を
省略する。
【0038】図5に示す第3の実施例の構成は、軸受ブ
ロック116の噴射口114の外周部に、リップ109
aを有する環状の弁座パッキン109を設け、弁体10
8に弁座パッキン109と当接するようにした点が、第
1の実施例の構成とは異なる。このように構成すること
により、弁体108が噴射口114を閉じている状態に
おける気密性が向上し、圧縮された気体の噴射間隔が安
定する。この場合、弁座パッキン109に内圧が加えら
れると、リップ109aが弁体108に押しつけられ、
気密性がさらに向上する。
【0039】次に、本発明の間欠式気体噴射装置の好適
な第4の実施例の構成を、図6を参照しつつ説明する。
図6中、図1及び図2に示した第1の実施例と同一の番
号を付した部材は実質的に同一であるため、その説明を
省略する。
【0040】図6に示す第4の実施例の構成は、軸受ブ
ロック116の噴射口114の外周部に、断面が略U字
状である環状の弁座パッキン121を設け、弁体122
が略釣り鐘状断面を有する点が、第1の実施例の構成と
は異なる。このように構成することにより、弁体122
が弁座パッキン121に対して摺動するように構成する
ことも可能になる。その結果、弁体122が噴射口11
4を閉じている状態における気密性がさらに向上し、圧
縮された気体の噴射間隔が安定する。なお、本実施例の
弁座パッキン121は、オムニシール(米国ヒューロン
社商品名)と呼ばれ、金属粉の強化剤を添加したふっ素
系樹脂製である。
【0041】次に、本発明の間欠式気体噴射装置の好適
な第5の実施例の構成を、図7を参照しつつ説明する。
図7中、図1及び図2に示した第1の実施例と同一の番
号を付した部材は実質的に同一であるため、その説明を
省略する。図7に示す第5の実施例は、軸受ブロック1
16に設けられた連通管110が軸受部116bとは平
行でない場合の一例である。このような構成により、軸
受ブロック116の軸受部116b近傍の直径を細くす
ることができ、筺体101の内容積を実質的に大きくす
ることができる。
【0042】次に、本発明の間欠式気体噴射装置の好適
な第6の実施例の構成を、図8及び9を参照しつつ説明
する。図8は弁体が噴射口を閉じている状態を示す側部
断面図であり、図9は開いている状態を示す側部断面図
である。なお、第6の実施例は、磁石及び摺動軸を重力
の作用方向(垂直方向)とほぼ平行に配置し、圧縮され
た気体を噴射した後、自重により摺動軸を磁石に吸着さ
れた状態に復帰させ、付勢部材を省略した一例である。
【0043】図8及び図9に示す第6の実施例の間欠式
気体噴射装置100において、略円筒形の筺体101の
上端部及び下端部には、それぞれ上端フランジ133及
び下端フランジ131が嵌合固定されている。筺体10
1の内部で、かつ下端フランジ131の中心部には永久
磁石104及び内筒137が同軸状に固定されている。
気体導入口102は、筺体101の円筒状側面に設けら
れている。上端フランジ132の中央部には、環状の弁
座パッキン109が設けられている。弁座パッキン10
9は、第3の実施例と同様にリップを有している。磁石
104の上方には、弁座パッキン109の中央部開口を
貫通して摺動軸106が垂直方向に摺動可能に設けら
れ、摺動軸106の下方端部近傍は内筒137によりガ
イドされている。磁石104に対向する摺動軸106の
下方端面近傍は被吸着部材として作用する。摺動軸10
6の上端部近傍には、弁体108及び整流板134が一
体的に固定されている。弁体108の底面が弁座パッキ
ン109と密着することにより噴射口114を閉じ、弁
体108の底面が弁座パッキン109から離れることに
より噴射口114を開く。上端フランジ132には弁座
パッキン押さえ板133が固定され、摺動軸106に固
定された整流板134とともに整流部材として機能し、
噴射口114から噴射される気体の流れ方向を規制す
る。
【0044】図8に示す状態において、気体導入口10
2にエアーチューブ等を接続し、筺体101の内部に圧
縮空気等の気体を導入すると、気体は矢印で示すように
流れ、弁体108の受圧面に圧力を及ぼす。また、気体
の導入量の増加に伴い、筺体内部103の圧力が徐々に
増加する。筺体内部103の圧力が所定の値よりも高く
なり、図中、弁体108に上向きに加わる力(筺体10
1の内部103の圧力×受圧面111の面積)が下向き
に加わる力(磁石104の吸着力+摺動軸106等の自
重)を上回った瞬間、図9に示すように、弁体108が
噴射口114を開き、筺体内部103に蓄積されていた
気体が瞬時に噴射される。気体は瞬時にして放出される
ため、筺体内部103の圧力が急激に低下し、摺動軸1
06は自重により下降し、磁石104に接近する。磁石
104は、その吸着力により摺動軸106の下方端面を
吸引保持するため、図8に示す状態は、筺体内部103
の圧力が次に所定の値よりも高くなるまで維持される。
この動作を繰り返すことにより、本発明の間欠式気体噴
射装置は、特別な電磁制御弁等を用いることなく、間欠
的に気体を噴射させる。
【0045】なお、上記第6の実施例では、圧縮された
気体を噴射した後、自重により摺動軸106を磁石10
4に吸着された状態に復帰させるため、装置の取り付け
方向を重力の作用方向とほぼ平行に維持する必要があ
る。そのため、第6の実施例の間欠式気体噴射装置を、
後述する粉体を貯蔵したホッパー等の内部に釣り下げる
場合、上端フランジ132に複数の釣り管112を設
け、これら複数の釣り管112をさらに1つの釣り管1
35から釣り下げる。これにより、粉体の流動等により
装置が揺られても、比較的短時間の内に揺れが減衰し、
装置の取り付け方向を安定させることができる。さら
に、整流板134の上に粉体等が推積し、推積した粉体
の量が変化することにより弁体108に下向きに加わる
力が変化する。力の変化量が磁石104の吸着力に較べ
て無視できない場合、気体を噴射する間隔が変動する場
合がある。これを防止するため、整流板134の上方に
笠状体136を設けてもよい。
【0046】また、上記第6の実施例では、噴射口11
4の上方に整流板143を設け、弁座パッキン押さえ板
133及び整流板134で形成される整流手段により気
体を下向きに噴射するように構成したが、弁座パッキン
押さえ板133及び整流板134の形状を変更すること
により、気体を水平や上向き等任意の方向に噴射し得る
ことはいうまでもない。
【0047】次に、上記第1から第6の実施例のいずれ
かの構成を有する間欠式気体噴射装置100を用いたホ
ッパーの一実施例を図10に示す。なお、図10(a)
はホッパーの正面断面を示し、(b)はその側部断面を
示す。また、図10における曲線は、一定時間毎に測定
した粉体の高さを表す。
【0048】図10に示すように、本発明のホッパー2
00は、底部に設けられた略水平な開口202と、開口
202に連続する傾斜した底板201と、開口202及
び底板201と連続する傾斜した側面204、205等
を有し、間欠式気体噴射装置100を内部の底板201
の中央部近傍釣り下げたものである。また、開口202
の下部にはスクリューフィーダー203が設けられてい
る。ホッパー200内の粉体は、圧縮された気体の噴射
により定期的に撹拌され、ラットホールやブリッジを形
成することもなく、また、ホッパー200の底板201
上に滞留することもない。また、噴射された気体が底板
及び周辺の粉体に衝突し、その際の衝撃波がホッパー2
00全体に広がり、粉体間の応力バランスを崩す。その
結果、仮にラットホール等が形成されていたとしても、
圧縮された気体の噴射により、粉体の塊が崩される。
【0049】なお、上記実施例では、流動性の悪い粉体
を供給するためのホッパーに本発明の間欠式気体噴射装
置を用いた例を示したが、用途はこれに限定されるもの
ではなく、他の装置、例えば静電気等により爆発する危
険性があるカーボン等の粉体の供給等にも応用できるこ
とは言うまでもない。また、間欠式気体噴射装置は、ホ
ッパー内部に釣り下げるだけでなく、従来例のブラスタ
ー同様に、ホッパーの壁面に固定してもよい。さらに、
間欠式気体噴射装置単独で、他の用途、例えばブラシと
併用してビルの空調設備の配管清掃等に用いることもで
きる。
【0050】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の間欠式
気体噴射装置によれば、内部に気体を導入するための導
入口及び圧縮された気体を噴射するための噴射口を有す
る筺体と、前記噴射口を開閉するための弁体と、前記筺
体内部に固定された磁石と、前記弁体と一体的に接続さ
れ前記磁石に吸着される被吸着部材と、前記被吸着部材
を前記磁石に接触させるための付勢部材とを具備するの
で、気体、例えば圧縮空気が筺体内部に導入されるにつ
れ内部の圧力が上昇し、筺体内部の圧力が所定の圧力以
上になり、内圧により弁体の受圧部に加わる力が磁石の
吸着力及び付勢部材の付勢力を上回った時、弁体が噴射
口を開き、筺体内部に貯められていた圧縮された気体が
瞬時に放出される。
【0051】気体の放出と共に、筺体内部の圧力が低下
するので、付勢部材の付勢力により、弁体が磁石側に移
動し、噴射口がとじられる。また、磁石が被吸着部材を
吸着することにより、次に筺体内部の圧力が所定の圧力
以上に上昇するまで、弁体が噴射口を閉じた状態が維持
される。
【0052】このように、本発明の間欠式気体噴射装置
は、特別な電磁制御弁等を用いることなく、自動的に一
定間隔で所定の圧縮された気体を噴射することができ
る。また、気体を噴射する間隔は、筺体に供給する気体
の流量を制御することで、任意に調節することができ
る。さらに、電磁制御弁等電気を用いる部品を使用して
いないので、カーボン等火花による爆発の危険を伴う粉
体等にも使用することができる。
【0053】また、筺体を略円筒形とし、導入口及び磁
石を筺体の第1の端部に、噴射口を筺体の第2の端部に
設け、弁体と被吸着部材とを筺体の中心軸方向に摺動す
る摺動軸を介して接続し、付勢部材を摺動軸と同軸に設
けられた圧縮コイルばねとすることにより、間欠式気体
噴射装置を比較的簡単な形状の部品の組合わせにより構
成することができ、装置の製造コストを低減させること
ができる。
【0054】また、摺動軸を筺体の第2の端部に取り付
けられた軸受ブロックにより軸支することにより、摺動
軸と、摺動軸の両端に取り付けられた弁体及び被吸着部
材と、付勢部材である圧縮コイルばねと、軸受ブロック
とを一体のユニットにすることができる。その結果、内
部に磁石を固定した筺体と、当該ユニットとを容易に分
割することができ、組立工程を簡略化することができ
る。
【0055】また、噴射口を軸受ブロックの軸受部の周
囲の環状に形成し、筺体内部と噴射口とを連通する連通
管を設けることにより、噴射口の形状を簡単にすること
ができると共に、弁体の受圧面積を大きくすることがで
きる。
【0056】また、軸受ブロックの噴射口の外周部に、
弁体側に突出した環状の弁座を形成し、弁体側に弁座と
当接するための環状の弁座パッキンを設けることによ
り、弁体が噴射口を閉じている状態における気密性が向
上し、圧縮された気体の噴射間隔を安定させることがで
きる。
【0057】または、軸受ブロックの噴射口の外周部
に、リップを有する環状の弁座パッキンを設け、弁体に
弁座パッキンと当接させることによっても、同様に、弁
体が噴射口を閉じている状態における気密性が向上し、
圧縮された気体の噴射間隔を安定させることができる。
この場合、弁座パッキンに内圧が加えられると、リップ
が弁体に押しつけられ、気密性がさらに向上する。
【0058】または、軸受ブロックの噴射口の外周部
に、断面が略U字状である環状の弁座パッキンを設け、
弁体が略釣り鐘状断面を有するようにすることにより、
弁体を弁座パッキンに対して摺動させることができる。
その結果、弁体が噴射口を閉じている状態における気密
性がさらに向上し、圧縮された気体の噴射間隔を安定さ
せることができる。
【0059】また、筺体の内部に被吸着部材をガイドす
る内筒を設けることにより、摺動軸と軸受ブロックの軸
受部との嵌合公差を大きくすることができ、また、弁座
と弁座パッキンの平行度誤差を無視することができる。
【0060】一方、本発明の別の間欠式気体噴射装置
は、磁石を筺体の下端フランジに固定し、被吸着部材を
磁石に対して重力の作用方向に受部に設けたので、圧縮
された気体を噴射した後、重力の作用により自然に被吸
着部材が磁石に吸着される方向に移動し、付勢部材が不
要となる。その結果、装置の構成が簡単になる。
【0061】また、筺体に重力の作用方向に略直交する
上端及び下端フランジを設け、噴射口を筺体の上端フラ
ンジに、磁石を筺体の下端フランジにそれぞれ設け、被
吸着部材を重力の作用方向と略平行に摺動する摺動軸と
したので、間欠式気体噴射装置の構成部品の形状が比較
的簡単になり、装置の製造コストを低減させることがで
きる。
【0062】また、噴射口から噴射される気体の流れ方
向を規制する整流部材を弁体と一体的に固定することに
より、任意の方向に気体を噴射させることができる。
【0063】また、摺動軸の磁石に対向する下端部近傍
を筺体内部に設けられた内筒によりガイドすることによ
り、摺動軸の下端面と磁石の上端面とを略平行に維持す
ることができ、摺動軸の軸受を事実上省略することがで
きる。また、磁石による被吸着部材である摺動軸の吸着
が安定し、蓄圧状態における弁座と弁座パッキンの平行
度誤差を無視することができる。
【0064】また、上端フランジの噴射口の外周部に、
リップを有する環状の弁座パッキンを設けることによ
り、弁座パッキンに内圧が加えられると、リップが弁体
に押しつけられ、気密性をさらに向上させることができ
る。
【0065】また、噴射口から噴射される気体の流れを
妨げないように上端フランジの上方に笠状体を設けるこ
とにより、装置を粉体を貯蔵したホッパー等に装着した
場合でも、弁体及び摺動軸に他の物質、例えば粉体等の
重量による負荷が加わることを防止することができ、弁
体の間欠的動作を安定させることができる。
【0066】また、筺体に釣り環を設けることにより、
間欠式気体噴射装置を任意の位置に釣り下げることがで
き、ホッパーのみならず任意の装置に用いることができ
ると共に、取り扱われる粉体等の性質に応じて任意にそ
の位置を変更することができる。
【0067】一方、本発明のホッパーは、底部に設けら
れた略水平な開口と、開口に連続する傾斜した底板と、
開口及び底板と連続する傾斜した側面とを有し、上記い
ずれかの構成の間欠式気体噴射装置を内部に釣り下げた
ので、ホッパー内の粉体が圧縮された気体の噴射により
定期的に撹拌され、ラットホールやブリッジを形成する
こともなく、また、ホッパー底板上に滞留することもな
い。
【0068】また、間欠式気体噴射装置を底板の中央部
近傍に釣り下げることにより、噴射された気体が底板及
び周辺の粉体に衝突し、その際の衝撃波がホッパー全体
に広がり、粉体間の応力バランスを崩すことができる。
その結果、仮にラットホール等が形成されていたとして
も、圧縮された気体の噴射により、粉体の塊を崩すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の間欠式気体噴射装置の第1の実施例の
噴射口を閉じた状態における構成を示す側部断面図
【図2】第1の実施例における噴射口を開いた状態にお
ける構成を示す側部断面図
【図3】第1の実施例において用いられる永久磁石の吸
着力と磁石と被吸着部材の間のギャップとの関係を示す
特性図
【図4】本発明の間欠式気体噴射装置の第2の実施例の
構成を示す側部断面図
【図5】本発明の間欠式気体噴射装置の第3の実施例の
構成を示す側部断面図
【図6】本発明の間欠式気体噴射装置の第4の実施例の
構成を示す側部断面図
【図7】本発明の間欠式気体噴射装置の第5の実施例の
構成を示す側部断面図
【図8】本発明の間欠式気体噴射装置の第6の実施例の
噴射口を閉じた状態における構成を示す側部断面図
【図9】第6の実施例における噴射口を開いた状態にお
ける構成を示す側部断面図
【図10】(a)は本発明の間欠式気体噴射装置を用い
たホッパーの一実施例を示す正面断面図、(b)はその
側部断面図
【図11】(a)従来のホッパーにおけるラットホール
発生状態を示す断面図、(b)は従来のホッパーにおけ
るブリッジ発生状態を示す断面図、(c)は従来のホッ
パーにおける滞留発生状態を示す断面図
【符号の説明】
100 :間欠式気体噴射装置 101 :筺体 101a:第1の端部 101b:第2の端部 102 :気体導入口 103 :筺体内部 104 :磁石 105 :被吸着部材 106 :摺動軸 106a:ねじ部 107 :ばね 108 :弁体 109 :弁座パッキン 109a:リップ 110 :連通管 111 :受圧面 112 :釣り環 112a:ねじ部 114 :噴射口 115 :フランジ 116 :軸受ブロック 116a:軸受部 116b:弁座 117 :内筒 117a:連通孔 121 :弁座パッキン 122 :弁体

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に気体を導入するための導入口及び
    圧縮された気体を噴射するための噴射口を有する筺体
    と、前記噴射口を開閉するための弁体と、前記筺体内部
    に固定された磁石と、前記弁体と一体的に接続され前記
    磁石に吸着される被吸着部材と、前記被吸着部材を前記
    磁石に接触させるための付勢部材とを具備する間欠式気
    体噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記筺体は略円筒形であり、前記導入口
    及び前記磁石は前記筺体の第1の端部に、前記噴射口は
    前記筺体の第2の端部に設けられ、前記弁体と前記被吸
    着部材とは前記筺体の中心軸方向に摺動する摺動軸を介
    して接続され、前記付勢部材は前記摺動軸と同軸に設け
    られた圧縮コイルばねである請求項1記載の間欠式気体
    噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記摺動軸は、前記筺体の第2の端部に
    取り付けられた軸受ブロックにより軸支されている請求
    項1又は2記載の間欠式気体噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記噴射口は前記軸受ブロックの軸受部
    の周囲の環状に形成され、前記筺体内部と前記噴射口と
    を連通する連通管が設けられている請求項3記載の間欠
    式気体噴射装置。
  5. 【請求項5】 前記軸受ブロックの前記噴射口の外周部
    には、前記弁体側に突出した環状の弁座が形成され、前
    記弁体側に前記弁座と当接するための環状の弁座パッキ
    ンが設けられている請求項4記載の間欠式気体噴射装
    置。
  6. 【請求項6】 前記軸受ブロックの前記噴射口の外周部
    に、リップを有する環状の弁座パッキンが設けられてい
    る請求項4記載の間欠式気体噴射装置。
  7. 【請求項7】 前記軸受ブロックの前記噴射口の外周部
    に、断面が略U字状である環状の弁座パッキンが設けら
    れ、前記弁体は略釣り鐘状断面を有する請求項4記載の
    間欠式気体噴射装置。
  8. 【請求項8】 前記筺体の内部に前記被吸着部材をガイ
    ドする内筒が設けられている請求項1から7のいずれか
    に記載の間欠式気体噴射装置。
  9. 【請求項9】 内部に気体を導入するための導入口及び
    圧縮された気体を噴射するための噴射口を有する筺体
    と、前記噴射口を開閉するための弁体と、前記筺体内部
    に固定された磁石と、前記磁石に対して重力の作用方向
    の上方に設けられ、前記弁体と一体的に接続され、前記
    磁石に吸着される被吸着部材とを具備する間欠式気体噴
    射装置。
  10. 【請求項10】 前記筺体は重力の作用方向に略直交す
    る上端及び下端フランジを有し、前記噴射口は前記筺体
    の上端フランジに、前記磁石は前記筺体の下端フランジ
    にそれぞれ設けられ、前記被吸着部材は重力の作用方向
    と略平行に摺動する摺動軸である請求項9記載の間欠式
    気体噴射装置。
  11. 【請求項11】 前記弁体と一体的に固定され、前記噴
    射口から噴射される気体の流れ方向を規制する整流部材
    を具備する請求項10記載の間欠式気体噴射装置。
  12. 【請求項12】 前記摺動軸の前記磁石に対向する下端
    部近傍は前記筺体内部に設けられた内筒によりガイドさ
    れている請求項9から11のいずれかに記載の間欠式気
    体噴射装置。
  13. 【請求項13】 前記上端フランジの前記噴射口の外周
    部に、リップを有する環状の弁座パッキンが設けられて
    いる請求項10記載の間欠式気体噴射装置。
  14. 【請求項14】 前記噴射口から噴射される気体の流れ
    を妨げないように前記上端フランジの上方に設けられた
    笠状体を具備する請求項10から13のいずれかに記載
    の間欠式気体噴射装置。
  15. 【請求項15】 前記筺体は釣り環を有する請求項1か
    ら14のいずれかに記載の間欠式気体噴射装置。
  16. 【請求項16】 底部に設けられた略水平な開口と、前
    記開口に連続する傾斜した底板と、前記開口及び底板と
    連続する傾斜した側面とを有し、請求項1から15のい
    ずれかに記載された間欠式気体噴射装置を内部に釣り下
    げたホッパー。
  17. 【請求項17】 前記間欠式気体噴射装置を前記底板の
    中央部近傍に釣り下げた請求項16記載のホッパー。
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