JPH0828053A - トラベリング工法 - Google Patents

トラベリング工法

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JPH0828053A
JPH0828053A JP18769594A JP18769594A JPH0828053A JP H0828053 A JPH0828053 A JP H0828053A JP 18769594 A JP18769594 A JP 18769594A JP 18769594 A JP18769594 A JP 18769594A JP H0828053 A JPH0828053 A JP H0828053A
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mega truss
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進 金田
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Kiyoshi Oshima
基義 大島
Minoru Ochiai
実 落合
Kiyoto Masumura
清人 増村
Naoki Shimizu
直樹 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】支保工を設けられないような条件下でも、大ス
パンの大重量の主構造体を架け渡すことができ、且つ前
記主構造体に吊り下げた從構造体を所定高さに移動でき
るトラベリング工法を提供すること。 【構成】作業台上2Cで所望数のメガトラス〜を順
次組立て、これらのメガトラス〜からなる主構造体
を所定位置まで横引きするトラベリング工法において、
第1從構造体N01を作業台上で組立て、これを第1メガ
トラスに高さ調節可能に吊り下げ、第2從構造体NO2
を作業台上で組立て、これを第2メガトラスに高さ調
節可能に吊り下げ、これと同様の作業を繰り返して各メ
ガトラス〜にそれぞれ從構造体NO1〜NO5を吊り下
げ、各メガトラスを所望位置に横引きしてから、各從構
造体NO1〜NO5を所望高さまで降下させる。 【効果】作業台の高さに制限されることなく、從構造体
(床体)を所定の高さに移動させてセットできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラベリング工法、
特に、床体のジャッキダウンを伴う重層のトラベリング
工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の大スパンの大重量の大型梁等を架
け渡す方法には、例えば、材料の運搬上の諸規制か
ら、分割された部材を一旦組立てて、それを大型のクレ
ーンにて設置位置に吊り込んで取付ける方法、大型梁
の中間を受ける仮設支保工を地上から組み上げ、軽重量
材料を設置場所にて組立てて取付け、組立完了後に仮設
支保工を解体する方法等がある。また、鉄道のターミナ
ル等の軌道上の空間に人工地盤を構築する方法として、
軌道を跨いで軌道上に軌道の幅方向に延びる本設作業
台を設け、本設作業台上で軌道の幅方向に延びる第1人
工地盤トラスを組立て、この第1人工地盤トラスを本設
作業台上から軌道の長手方向にスライドさせて、第1人
工地盤トラスを軌道上の本設作業台と同じ高さに降下さ
せ、本設作業台上で軌道の幅方向に延びる第2人工地盤
トラスを組立て、第2人工地盤トラスを本設作業台から
第1人工地盤トラス上にスライドさせて、第1人工地盤
トラス及び第2人工地盤トラスを第2人工地盤トラスが
本設作業台と同じ高さになるまで降下させ、第2人工地
盤トラスを第1人工地盤トラス上から軌道の長手方向に
スライドさせ、第1人工地盤トラスを本設作業台と同じ
高さになるまで上昇させてから支柱にて不動に支持し、
本設作業台上で軌道の幅方向に延びる第3人工地盤トラ
スを組立て、この第3人工地盤トラスを本設作業台上か
ら第1人工地盤トラス上を経て第2人工地盤トラス上ま
で軌道の長手方向にスライドさせて、第2人工地盤トラ
ス及び第3人工地盤トラスを第3人工地盤トラスが本設
作業台と同じ高さになるまで降下させ、第3人工地盤ト
ラスを第2人工地盤トラス上から軌道の長手方向にスラ
イドさせ、第2人工地盤トラスを本設作業台と同じ高さ
に上昇させて支柱にて不動に支持し、同様のやり方に
て、第4以降の人工地盤トラスを組立ててかつ所定位置
に不動に支持して、多数の人工地盤トラスを軌道の長手
方向に並設する方法が提案(特開平4ー44571号公
報参照)されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の大スパンの大重
量の大型梁等を架け渡す方法は、クレーンの能力(吊
荷重、架設距離)に限りがあり、かつ超大型クレーンを
使う場合には、それを設置する作業地盤の補強が必要で
あり、その補強が大がかりなものとなり、経済的なもの
でない。このため、一般的に上記の方法が採用され、
クレーンの能力を小さくおさえている。しかし、この方
法を採用する場合でも、大梁仮設位置が極めて高所
で、仮設支保工を組み上げるのが困難又は大規模で不経
済な場合、もしくは、その仮設支保工自体を組み上げる
のが不可能な場合(例えば、大梁仮設位置の直下に、既
存の建家があって稼動中であり、止められない場合、大
梁仮設位置の直下に、鉄道等があり、休みなく車両が通
っており、支保工を組み上げる余地がない場合)があ
り、また、支保工が設けられても、クレーンの作業範囲
外にまで構造体がある場合がある。これらの場合は、経
済面、工期面等で大きな障害になっている。さらに、既
提案の方法は、既に設置した人工地盤トラスをスライ
ド台として使って、本設作業台上で組立てた人工地盤ト
ラスを、軌道の長手方向にスライドさせ、本設作業台と
同じ高さにするため、大スパンの大重量の人工地盤トラ
スを大幅に昇降させる必要があり、人工地盤トラスを昇
降させる装置が大がかりになり、かつその昇降作業も危
険が伴い、経済面、工期面等で不利である。この発明の
解決しようとする課題は、上記の方法、、の上述
のような欠点を有しないトラベリング工法を提供するこ
と、換言すると、支保工が設けられないような条件下で
も、大スパンの大重量の主構造体を架け渡すことがで
き、且つ前記主構造体に吊り下げた從構造体を所定高さ
に移動できることができるトラベリング工法を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するための手段として、次の構成を採用する。この
発明の構成は、作業台上で第1メガトラスを組立て、第
1メガトラスを略メガトラスの幅だけトラベリングレー
ル上を横引きし、作業台上で第1メガトラスに連結させ
て第2メガトラスを組立て、第1及び第2メガトラスを
略メガトラスの幅だけトラベリングレール上を横引き
し、これと同様の作業を繰り返して所望数のメガトラス
からなる主構造体を所定位置まで横引きするトラベリン
グ工法において、作業台上で第1從構造体を組立て、第
1從構造体を第1メガトラスに高さ調節可能に吊り下
げ、作業台上で第2從構造体を組立て、第2從構造体を
第2メガトラスに高さ調節可能に吊り下げ、これと同様
の作業を繰り返して各メガトラスにそれぞれ從構造体を
吊り下げ、各メガトラスを所望位置に横引きしてから、
各從構造体を所望高さまで移動させることを特徴とする
トラベリング工法にある。作業台は本設であっても仮設
であってもよい。トラベリングレールは本設であっても
仮設であってもよい。好適な実施形態においては、メガ
トラス及び該メガトラスに吊り下げる從構造体を鉄骨造
とする。
【0005】好ましい実施形態においては、鉄道の軌道
等を含む空間の両側に構造物を構築し、前記空間及び構
造物の一部の上側に作業台を設け、両側の構造物の上側
にそれぞれトラベリングレールを平行に設け、作業台上
で、メガトラスをそれに隣接するメガトラスと接合しな
がら構築し、メガトラスの床を支持する鉄骨梁上にコン
クリート床支持用のプレートを取付け、該プレートの下
側にダクト、配管等の床下設備を取付ける。好ましい実
施形態においては、作業台上において、床を支持する鉄
骨梁等を組立て、鉄骨梁上にデッキプレートを取付け、
デッキプレートの下側にダクト、配管等の床下設備を取
付けて從構造体となる床体を形成し、この床体をジャッ
キダウン装置を介して、メガトラスの下の作業体の上側
に吊るし、床体の床を支持する鉄骨梁上にもデッキプレ
ートを取付け、このデッキプレートの下側にダクト、配
管等の床下設備を取付ける。各床体を所定高さに降下さ
せてから、降下させた床体同士を互いに接合し、メガト
ラスとそれに吊り下げた床体とを鉄骨柱を介して接合す
る。好ましい実施形態においては、各メガトラスから吊
り下げた床体はこの床体の上面が作業台の床の上面と略
一致する位置まで降下させ、所定位置に横引きしたメガ
トラス及び床体を両側の構造物の鉄骨柱等に接合し、各
メガトラスからなる主構造体、両側の構造物及び作業台
の上側に多層の構造物を構築する。
【0006】トラベリングレールとメガトラスとの間に
介装するスライド部材としては、メガトラスの滑動を容
易にする滑り機能を有するものならどのようなものでも
よい。例えば、従来のオイレスプレート、テフロン(商
品名)シュー等を使用してもよい。しかし、好ましい実
施形態においては、メガトラスの上下移動を可能するジ
ャッキ機能とメガトラスの滑動を容易にする滑り機能と
を有するスライドジャッキを使う。スライドジャッキを
使うと、メガトラスとトラベリングレールとの間の隙間
を所望の寸法に容易に維持できる。そのため、溶接に有
利な最小必要量の溶接ルートギャップ(8mm)にする作
業が容易になり、構造上及び品質上非常に有利である。
複数のメガトラスを横引き(トラベリング)させるに
は、複数箇の大型の牽引ジャッキを使用する。牽引ジャ
ッキとしては、例えば、楔型クランプ装置の付いたもの
を使う。ジャッキダウンは、実施例では、床体毎に多数
(最大20台)のジャッキの同調により行うが、ジャッ
キの台数を増すことで、全ての床体を一時に同調させて
ジャッキダウンさせることも可能である。また、ダウン
量によっては床体の吊り下げに使うねじ棒(例えば、商
品名ケビンディスターブ)の他にワイヤーロープも使用
することができる。
【0007】
【実施例】実施例は、図1ないし図11に示され、鉄道
のターミナルの軌道上を含む空間に高層の建造物を構築
する場合に本発明を適用した例である。図1及び図2に
示すように、鉄道の軌道Rを挾んで、軌道Rのある部分
の両側に軌道Rに沿って、地下4階で地上3階の鉄骨造
の建物躯体1を構築し、一方の側の建物躯体1Aの一
部、他方の側の建物躯体1Bの一部、及びそれらの躯体
1A、1Bの一部を結ぶ軌道Rのある部分の上側に、そ
の床面を建物躯体1A、1Bの地上3階の床面と略一致
させて、地組ヤード2A、作業架台2B、及び組立ヤー
ド2C等を構築する。作業架台2B上にはクローラーク
レーンC1、C2を配置し、建物躯体1Bの上側にはタワ
ークレーンC3を設ける。建物躯体1A、1Bの鉄骨柱
3の軌道R側の地上4階の床面より少々高い位置にある
鉄骨柱3aに、リブで補強したH形断面の鉄骨からなる
トラベリングレール4を接合(溶接)し、トラベリング
レール4の上面と鉄骨柱3aの上端面とを面一にする。
【0008】メガトラスの部材を、クローラークレーン
1、C2を使って、地組ヤード2Aから組立ヤード2C
へ吊り込み、そこでメガトラス5を組立てる。メガトラ
ス5は、鉄骨柱5a1、5a2、鉄骨梁5b1、5b2、5
3、5b4、5b5、鉄骨斜材5c、鋼棒5d等を組立
て、その長手方向の両端に位置する鉄骨柱5a1の下端
面をトラベリングレール4の上面に対面させ、鉄骨柱5
1の下部の前部及び後部に固着したジャッキ受体7と
トラベリングレール4との間にスライドジャッキ6を介
装して構成する。スライドジャッキ6としては、メガト
ラス5の上下移動を可能するジャッキ機能とメガトラス
5の滑動を容易する滑り機能とを有するものを使う。ス
ライドジャッキ6としては、例えば、図9に示すよう
な、短い円筒状のジャッキ本体6aの上側にピストン6
bを嵌合し、その下側にバランスピストン6cを嵌合
し、バランスピストン6cの下側に調整板6dとスライ
ドプレート6eとを嵌合し、調整板6dをバランスピス
トン6cにねじ止めし、スライドプレート6eを調整板
6dにねじ止めし、ピストン6bの上側の球面状の凹部
にヘッド6fの下側の球面状の凸部を嵌合し、圧油をジ
ャッキ本体6aの側面に設けた開口6a1を通してジャ
ッキ本体6a内のピストン6bとバランスピストン6c
との間の隙間に供給することにより、ヘッド6fの上面
の高さを自由に調節できるようにしたものを使う。
【0009】図6ないし図8に示すように、メガトラス
5の鉄骨柱5a1の下部及び鉄骨柱5a1に固着した下方
の梁5b2の下面にジャッキ受体7を固着し、ジャッキ
受体7の両側に案内片8をボルト・ナットbnにて取付
け、案内片8の下部の内側でトラベリングレール4を挾
みうるようにする。案内片8の下部の内側に重ねた調整
板8aとスライドプレート8bとをボルト・ナットbn
にて取付ける。そして、ジャッキ受体7の下側の凹部内
にスライドジャッキ6を配置し、スライドジャッキ6の
ヘッド6fの上面が凹部の下側の平らな面に当たり、そ
のスライドプレート6eの下面がトラベリングレール4
の上面に当たるようにする。また、後記の及びのメ
ガトラス5には、牽引ジャッキ9を取付ける。牽引ジャ
ッキ9としては、例えば、図6ないし図8に示すよう
に、ピストンロッド9bの一方の端を軸9cにてジャッ
キ受体7に回動可能に取付け、ピストンロッド9bの他
方の端に取付けたピストン9dをシリンダ9a内にその
一方の端から挿入し、その他方の端を楔式クランプ装置
9eに軸9fにて回動可能に連結して構成したものを使
う。なお、9gはシリンダ9aの一方の端の外側に取付
けたストローク変位計であり、9hはクランプ装置9e
の進行方向の前方に設けたずれ検知装置である。
【0010】次に、3階の床体11の吊持及びそのジャ
ッキダウンに使うジャッキダウン装置10の一例を説明
する。ジャッキダウン装置10は、図10及び図11に
示すように、メガトラス5の4階の床を支持する鉄骨梁
5b3と3階の床体11の床を支持する鉄骨梁11aと
に渡って設けられ、メガトラス5と床体11との対毎に
多数箇設ける。ジャッキダウン装置10の設置位置のメ
ガトラス5の4階の床を支持する4角形断面の鉄骨梁5
3の両側に、上面が平らなブラケツト10aをそれぞ
れ固着する。各ブラケツト10bの水平方向に延びる上
側の部分には上下方向の貫通孔を穿設しておく。各ブラ
ケツト10aの上面10a1にスパナ挿入孔10b1のあ
る筒形状のジャッキ受体10bをボルト・ナットbnに
て取外自在に立設し、ジャッキ受体10bの上側にCH
油圧ジャッキのシリンダ10cを取付ける。シリンダ1
0c内に挿入した短柱状のピストン10dの中心孔には
上方及び下方に延びる鋼製のねじ棒10eが挿通されて
いる。ねじ棒10eの上方に延びる部分には反力ナット
10fがねじ込まれ、ジャッキ受体10bのスパナ挿入
孔10b1に対応するねじ棒10eの部分には盛換えナ
ット10gがねじ込まれている。ジャッキダウン装置1
0の設置位置の3階の床体11の床を支持するH形断面
の鉄骨梁11aの両側に、上面が平らなブラケツト10
hをそれぞれ固着する。各ブラケツト10hの上面10
1に冂形のブラケツト10jをボルト・ナットbnに
て取外自在に立設する。ブラケツト10jの冂形の水平
部分の中央には上下方向の貫通孔を穿設しておく。ピス
トン10dに挿通したねじ棒10eの下部をブラケツト
10jの水平部分の貫通孔に通し、その下方に突出した
ねじ棒10eに止めナットをねじ込んで、ジャッキダウ
ン装置10が構成される。このジャッキダウン装置10
は、シリンダ10c内のピストン10dの下側の油室に
圧油を供給することにより、ピストン10dが上昇し、
前記油室から圧油を排出することにより、ピストン10
dが降下する。
【0011】次に、実施例のトラベリング工法の主要な
作業順序を図3ないし図5等を使って説明する。ステッ
プ1において、(3)〜(5)位置の組立ヤード2C上で、ク
ローラークレーンC1、C2等を使って、トラス部材を組
立てて、必要箇所を溶接し、鉄骨柱5a1の下部のジャ
ッキ受体7とトラベリングレール4との間にスライドジ
ャッキ6を介装して、のメガトラス5を構築する。そ
の後側の鉄骨柱5a1の下部の前部に取付けたジャッキ
受体7に牽引ジャッキ9のピストンロッド9bを連結
し、その楔式クランプ装置9eをトラベリングレール4
に取付ける。なお、図3ないし図5にはないしのメ
ガトラス5の側面の部分が図示され、のメガトラス5
の側面の部分は3本の鉄骨柱5a1、上側の2本の鉄骨
梁5b1、下側の2本の鉄骨梁5b1及び2対のX字状に
配した仮設鋼棒5dとで構成されている。ステップ2に
おいて、牽引ジャッキ9を使って、のメガトラス5を
組立ヤード2C上の(3)〜(5)位置から(5)〜(7)位置まで
横引きする。横引きのさせ方は、まず、クランプ装置9
eによるトラベリングレール4の締付を解除し、シリン
ダ9a内の油室9a1に圧油を供給しかつ油室9a2から
圧油を排出し、シリンダ9aとピストンロッド9bから
なる伸縮部分を伸ばし、クランプ装置9eを前進させ
る。次に、クランプ装置9eによりトラベリングレール
4を締付け、両側の牽引ジャッキ9を同期させて、その
シリンダ9a内の油室9a2に圧油を供給しかつ油室9
1から圧油を排出し、シリンダ9aとピストンロッド
9bからなる伸縮部分を同期して縮め、ピストン9dの
1行程の距離だけメガトラス5を前方に横引きする。上
記と同じ操作を複数回繰り返して、のメガトラス5を
略その幅だけ横引きする。
【0012】ステップ3において、組立ヤード2C上の
(3)〜(5)位置で、クローラークレーンC1、C2等を使っ
て、トラスを組立てて、必要箇所を溶接し、鉄骨柱5a
1のの下部のジャッキ受体7とトラベリングレール4と
の間にスライドジャッキ6を介装して、のメガトラス
5を構築する。なお、図3ないし図5のないしメガ
トラス5の側面の部分は、2本の鉄骨柱5a1、上側の
2本の鉄骨梁5b1、下側の2本の鉄骨梁5b2及び2対
のX字状に配した仮設鋼棒5dで構成され、2本の鉄骨
梁5b1、5b2及び1対のX字状に配した仮設鋼棒5d
の前側の端を既設のないしのメガトラス5の後側の
鉄骨柱5a1に接合して構成される。また、ステップ3
にて、組立ヤード2C上の(5)〜(7)位置にあるのメガ
トラス5の下側に3階の床11を構成する部材を吊り込
み、組立ヤード2Cの床面より少々高い位置において3
階の床体11の床を支持する鉄骨梁11a等を組み立
て、鉄骨梁上にデッキプレートを取付け、デッキプレー
トの下側にダクト、配管等の床下設備を取付け、N01の
3階の床体11を形成する。そして、このN01の床体を
ジャッキダウン装置10のねじ棒10eを使って、の
メガトラス5の下に吊り下げて支持する。上記作業と並
行して、のメガトラス5の4階及び5階の床を支持す
る鉄骨梁上にデッキプレートを取付け、これらのデッキ
プレートの下側にダクト、配管等の床下設備を取付け
る。
【0013】ステップ4において、組立ヤード2C上の
(3)〜(7)の位置にある及びのメガトラス5を、牽引
ジャッキ9を使って、(5)〜(9)の位置まで横引きする。
横引きのさせ方は、ステップ2と同じである。ステップ
5において、組立ヤード2C上の(3)〜(5)位置で、ステ
ップ3と同様のやり方で、のメガトラス5を構築す
る。後側の鉄骨柱5a1の下部の前部に取付けたジャッ
キ受体7に牽引ジャッキ9のピストンロッド9bを連結
し、その楔式クランプ装置9eをトラベリングレール5
に取付ける。また、ステップ5で、組立ヤード2C上の
(5)〜(7)位置にあるのメガトラス5の下側において、
ステップ3におけるN01の3階の床体11と同じやり方
で、N02の3階の床体11を形成し、このN02の3階の床
体11をのメガトラス5にねじ棒10eを使って吊り
下げて支持する。上記作業と並行して、のメガトラス
5の4階及び5階の床を支持する鉄骨梁上にデッキプレ
ートを取付け、これらのデッキプレートの下側にダク
ト、配管等の床下設備を取付ける。ステップ6におい
て、(3)〜(9)の位置にあるないしのメガトラス5
を、牽引ジャッキ9を使って、(5)〜(11)の位置まで横
引きする。横引きのさせ方は、ステップ2と同じであ
る。
【0014】ステップ7において、組立ヤード2C上か
ら外れた(9)〜(11)位置にあるのメガトラス5に吊り
下げたN01の3階の床体11を、その上面が3階の床体
11の床の設定床面3FLになるようジャッキダウン
(降下)させる。ジャッキダウンのさせ方は、まず、シ
リンダ10c内のピストン10dの下側の油室10c1
から圧油を排出して、ピストン10dを降下させ、ねじ
棒10eにねじ込んだ反力ナット10fを回して、反力
ナット10fをピストン10dの1行程の距離だけ上方
に移動させる。次に油室10c1に圧油を供給して、ピ
ストン10dを反力ナット10fに当たるまで上昇させ
る。そして、ねじ棒10eにねじ込んだ盛換えナット1
0gをスパナ挿入孔10b1からスパナを入れて回し、
盛換えナット10gをピストン10dの1行程の距離だ
け上方に移動させる。それから、油室10c1から圧油
を徐々に排出して、ピストン10dを徐々に1行程の距
離だけ降下させる。上記と同じ操作を幾度か繰り返し
て、3階の床体11をその床面が設定床面3FLになる
までジャッキダウンさせる。その後、N01の3階の床体
11の鉄骨梁等の接合部を溶接し、のメガトラス5の
4階の床を支持する鉄骨梁5a3と3階の床体11の床
を支持する鉄骨梁11aとを鉄骨柱12を介して連結す
る。
【0015】ステップ8において、組立ヤード2C上の
(3)〜(5)位置で、ステップ3と同じやり方で、のメガ
トラス5を構築する。また、ステップ8で、組立ヤード
2C上の(5)〜(7)位置にあるのメガトラス5の下側に
おいて、ステップ3におけるN01の3階の床体11と同
じやり方で、N03の3階の床体11を形成し、このN03の
3階の床体11をのメガトラス5に吊り下げて支持す
る。上記作業と並行して、のメガトラス5の4階及び
5階の床を支持する鉄骨梁上にデッキプレートを取付
け、この下側にダクト、配管等の床下設備を取付ける。
ステップ9において、(3)〜(11)の位置にあるないし
のメガトラス5を、牽引ジャッキ9を使って、その
(5)〜(13)の位置まで横引きする。横引きのさせ方は、
ステップ2と同じである。ステップ10において、組立
ヤード2C上から外れた(9)〜(11)位置にあるのメガ
トラス5に吊り下げたN02の3階の床体11を、その上
面が3階の床体11の床の設定床面3FLになるように
ジャッキダウンさせる。ジャッキダウンのさせ方は、ス
テップ7と同じである。その後、N02の3階の床体11
の鉄骨梁等の接合部を溶接し、N02の床体11の鉄骨梁
等とN01の床体11の鉄骨梁等との接合部を溶接し、
のメガトラス5の4階の床を支持する梁鉄骨と3階の床
体11の床を支持する鉄骨梁とを鉄骨柱12を介して連
結する。
【0016】ステップ11において、組立ヤード2C上
の(3)〜(5)位置で、ステップ3と同様のやり方で、の
メガトラス5を構築する。また、ステップ11で、組立
ヤード2C上の(5)〜(7)位置にあるのメガトラス5の
下側において、ステップ3のN01の3階の床体11と同
じやり方で、N04の3階の床体11を形成し、このN04の
3階の床体11をのメガトラス5に吊り下げて支持す
る。上記作業と並行して、のメガトラス5の4階及び
5階の床を支持する鉄骨梁上にデッキプレートを取付
け、この下側にダクト、配管等の床下設備を取付ける。
ステップ12において、(3)〜(13)の位置にあるない
しのメガトラス5を、牽引ジャッキ9を使って、その
(5)〜(15)の位置まで横引きする。横引きのさせ方は、
ステップ2と同じである。ステップ13において、組立
ヤード2C上から外れた(9)〜(11)位置にあるのメガ
トラス5に吊り下げたN03の3階の床体11を、その上
面が3階の床体11の床の設定床面3FLになるように
ジャッキダウンさせる。ジャッキダウンのさせ方は、ス
テップ7と同じである。その後、N03の3階の床体11
の鉄骨梁等の接合部を溶接し、N03の床体11の鉄骨梁
等とN02の床体11の鉄骨梁等との接合部を溶接し、
のメガトラス5の4階の床を支持する鉄骨梁とN03の3
階の床体11の床を支持する鉄骨梁とを鉄骨柱12を介
して連結する。また、ステップ13において、組立ヤー
ド2C上の(5)〜(7)位置にあるのメガトラス5の下側
において、ステップ3のN01の3階の床体11と同じや
り方で、N05の3階の床体11を形成し、このN05の3階
の床体11をのメガトラス5に吊り下げて支持する。
上記作業と並行して、のメガトラス5の4階及び5階
の床を支持する鉄骨梁上にデッキプレートを取付け、こ
の下側にダクト、配管等の床下設備を取付ける。
【0017】ステップ14において、(5)〜(15)の位置
にあるないしのメガトラス5を、牽引ジャッキ9を
使って、(7)〜(17)の位置まで横引きする。ステップ1
5において、(7)〜(17)の位置にあるないしのメガ
トラス5を、牽引ジャッキ9を使って、(8)〜(18)の位
置まで横引きする。横引きのさせ方は、ステップ2と同
じである。ステップ16において、(8)〜(12)位置にあ
る及びのメガトラス5に吊り下げたN04及びN05の3
階の床体11を、その上面が3階の床体11の床の設定
床面3FLになるようにジャッキダウンさせる。ジャッ
キダウンのさせ方は、ステップ7と同じである。その
後、N04及びN05の3階の床体11の鉄骨梁等の接合部を
溶接し、N04の床体11とN03の床体11との接合部及び
N05の床体11とN04の床体11との接合部を溶接し、
及びのメガトラス5の4階の床を支持する鉄骨梁と3
階の床体11を支持する鉄骨梁とを鉄骨柱12を介して
連結する。ステップ16が終了した状態において、建物
躯体1A、1Bの鉄骨柱3の軌道R側の鉄骨柱3aの地
上4階の床面より少々高い位置ある上端面と、ないし
のメガトラス5の鉄骨柱5a1の下端面が一致するよ
うにすし、かつ、建物躯体1A、1Bの前記鉄骨柱3a
の上端面とメガトラス5の鉄骨柱5a1の下端面との間
の隙間が溶接に適した寸法(8mm)になるように、スラ
イドジャッキ6の高さを調節する。
【0018】それから、建物躯体1A、1Bの鉄骨柱3
の軌道R側の地上4階の床面より少々高い位置ある鉄骨
柱3aの上部とメガトラス5の鉄骨柱5a1の下部とを
溶接により接合する。また、ないしのメガトラス5
及びN01ないしN05の3階の床体11の鉄骨梁等と建物躯
体1A、1Bの軌道R側の鉄骨柱3a等とを鉄骨繋ぎ梁
13a1、13a2、13a3及び鉄骨繋ぎ斜材13bを
介して接合する。それから、ないしのメガトラス5
の4階及び5階の床のデッキプレート及びN01及びN05の
3階の床体11のデッキプレート上にコンクリートを打
設してコンクリート床を形成する。その後、ないし
のメガトラス5、建物躯体1A、1B、組立ヤード2
C、作業架台2B及び地組ヤード2Aの上側に5階以上
の建物躯体を構築し、高層の建物を建造する。実施例で
は、N01、N02及びN03の床体11を個別にジャッキダウン
し、N04及びN05の床体11を一緒にジャッキダウンさせた
が、N01ないしN05の床体11をすべて個別にジャッキダウ
ンさせてもよいし、N01ないしN05の床体11をすべて一緒
にジャッキダウンさせてもよい。
【0019】
【発明の作用効果】この発明のトラベリング工法は、特
許請求の範囲に記載した構成を備えることにより、次の
(イ)ないし(ホ)の作用効果を奏する。 (イ)請求項1記載のトラベリング工法は、作業台上で
第1從構造体を組立て、第1從構造体を第1メガトラス
に高さ調節可能に吊り下げ、作業台上で第2從構造体を
組立て、第2從構造体を第2メガトラスに高さ調節可能
に吊り下げ、これと同様の作業を繰り返して各メガトラ
スにそれぞれ從構造体を吊り下げ、メガトラスを所望位
置に横引きしてから、各從構造体を所望高さまで移動さ
せるから、主構造体となるメガトラスの設定位置(階
数、レベル)が制限されることがなく、最良の位置で計
画でき、從構造体(例えば、階の床体)は、メガトラスに
吊り下げられていることで、重層の構造体のトラベリン
グが可能になる。また、各從構造体を高さ調節可能に吊
り下げることで、作業台の高さの制限を受けることな
く、最良の位置において從構造体を組立てることがで
き、かつ最終的に所定の高さに移動させて取付けること
ができ、トラベリングの道中に撤去できない障害物があ
るような場合には、從構造体を一旦吊り上げて障害物を
避け、そのあと正規の高さにもどすることも可能であ
る。さらに、支保工を設けられないような条件下でも、
主構造体を、理論的には無限長に、かつ建物の高さ方向
にも重層(階数制限がない)に建築でき、かつ從構造体
も所定高さに移動させうるから、トラベリング中やトラ
ベリング後にも上下方向の位置が調整できから、種々の
構造物の施工に適用することができる。 (ロ)請求項2記載のようにして、鉄道の軌道等を含む
空間の両側に構造物を構築し、前記空間及び構造物の一
部の上側に作業台を設け、作業台及び両側の構造物の上
側にそれぞれトラベリングレールを設け、作業台上で各
メガトラスを組立て、作業台上で組立てた各床体を各メ
ガトラスに高さ調節可能に吊り下げ、各メガトラスを所
望位置に横引きしてから、各床体を所定高さまで降下さ
せ、所定位置に横引きした各メガトラス及び床体を両側
の構造物に接合するようにすると、鉄道のターミナル等
の軌道上の空間の上側に建造物を施工性よく構築するこ
とができる。
【0020】(ハ)請求項3記載のようにして、作業台
上で組立てた各床体を各メガトラスに高さ調節可能に吊
り下げ、各メガトラスを所望位置に横引きしてから、床
体をその上面が作業台の床の上面と略一致する位置まで
降下させ、所定位置に横引きした各メガトラス及び床体
を両側の構造物に接合し、各メガトラスからなる主構造
体、両側の構造物及び作業台の上側に多層の構造物を構
築するようにすると、本設の作業台上で組み立てた床体
の床の上面と作業台の床の上面と容易に一致させること
ができ、同じ高さの床を施工性よく形成することがで
き、鉄道のターミナル等の軌道上の空間の上側に高層の
建造物を施工性よく構築することができ、工期上及び経
済上非常に有利である。 (ニ)請求項4記載のように、両側の構造物、メガトラ
ス及びメガトラスに吊り下げる床体を鉄骨造とし、横引
きを完了して各メガトラス及び床体を両側の構造物に接
合する以前に、メガトラスの床を支持する鉄骨梁上にコ
ンクリート床支持用のプレートを取付け、該プレートの
下側にダクト、配管等の床下設備を取付け、床体の床を
支持する鉄骨梁上にコンクリート床支持用のプレートを
取付け、該プレートの下側にダクト、配管等の床下設備
を取付け、各床体を所定高さに降下させてから、床体相
互を接合し、各床体とメガトラスとを鉄骨柱を介して接
合するようにすると、組立作業、トラベリング作業等の
時間を有効に利用でき、工期の短縮が可能になる。 (ホ)請求項5記載のように、トラベリングレールとメ
ガトラスとの間に、メガトラスの上下移動を可能するジ
ャッキ機能とメガトラスの滑動を容易にする滑り機能と
を有するスライドジャッキを介装すると、メガトラスと
トラベリングレールとの間の隙間を所望の寸法に容易に
維持できる。そのため、溶接に有利な最小必要量の溶接
ルートギャップ(8mm)にする作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のトラベリング工法の実施現場の平面図
【図2】実施例のトラベリング工法により構築する高層
の建物の概要等を示す正面図
【図3】メガトラス、床体、トラベリングレール、軌道
等の関係を側面視で概略的に表した実施例のトラベリン
グ工法の主要作業順序の1〜6のステップを示す図
【図4】メガトラス、床、トラベリングレール、軌道等
の関係を側面視で概略的に表した実施例のトラベリング
工法の主要作業順序の7〜12のステップを示す図
【図5】メガトラス、床、トラベリングレール、軌道等
の関係を側面視で概略的に表した実施例のトラベリング
工法の主要作業順序の13〜16のステップを示す図
【図6】実施例のメガトラスとトラベリングレール、ス
ライドジャッキ、ジャッキ受体、牽引ジャッキ等の関係
を示す側面図
【図7】図6に示すものの平面図
【図8】図6に示すものをそのAーAで断面した正面図
【図9】実施例のトラベリング工法に使うスライドジャ
ッキを縦断した正面図
【図10】実施例のトラベリング工法に使うジャッキダ
ウン装置の側面図
【図11】図11に示すジャッキダウン装置の正面図
【符号の説明】
1A、1B 建物躯体 2A 地組ヤード 2B 作業架台 2C 組立ヤード 3、3a 鉄骨柱 4 トラベリングレール 5 メガトラス 5a1、5a2 鉄骨柱 5b1〜5b5 鉄骨梁 5c 鉄骨斜材 5d 鋼棒 6 スライドジャッキ 7 ジャッキ受体 8 案内片 9 牽引ジャッキ 10 ジャッキダウン装置 10e ねじ棒 11 3階の床体 12 鉄骨柱 13a1、13a2、13a3 鉄骨繋ぎ梁 13b 鉄骨繋ぎ斜材 bn ボルト・ナット C1、C2 クローラークレーン C3 タワークレーン R 軌道
フロントページの続き (72)発明者 大島 基義 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 落合 実 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 増村 清人 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 清水 直樹 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業台上で第1メガトラスを組立て、第1
    メガトラスを略メガトラスの幅だけトラベリングレール
    上を横引きし、作業台上で第1メガトラスに連結させて
    第2メガトラスを組立て、第1及び第2メガトラスを略
    メガトラスの幅だけトラベリングレール上を横引きし、
    これと同様の作業を繰り返して所望数のメガトラスから
    なる主構造体を所定位置まで横引きするトラベリング工
    法において、作業台上で第1從構造体を組立て、第1從
    構造体を第1メガトラスに高さ調節可能に吊り下げ、作
    業台上で第2從構造体を組立て、第2從構造体を第2メ
    ガトラスに高さ調節可能に吊り下げ、これと同様の作業
    を繰り返して各メガトラスにそれぞれ從構造体を吊り下
    げ、各メガトラスを所望位置に横引きしてから、各從構
    造体を所望高さまで移動させることを特徴とするトラベ
    リング工法。
  2. 【請求項2】鉄道の軌道等を含む空間の両側に構造物を
    構築し、前記空間及び構造物の一部の上側に作業台を設
    け、両側の構造物の上側にそれぞれトラベリングレール
    を設け、作業台上で第1メガトラスを組立て、第1メガ
    トラスを略メガトラスの幅だけトラベリングレール上を
    横引きし、作業台上で第1メガトラスに連結させて第2
    メガトラスを組立て、第1及び第2メガトラスを略メガ
    トラスの幅だけトラベリングレール上を横引きし、これ
    と同様の作業を繰り返して所望数のメガトラスからなる
    主構造体を所定位置まで横引きするトラベリング工法に
    おいて、作業台上で第1床体を組立て、第1床体を第1
    メガトラスに高さ調節可能に吊り下げ、作業台上で第2
    床体を組立て、第2床体を第2メガトラスに高さ調節可
    能に吊り下げ、これと同様の作業を繰り返して各メガト
    ラスにそれぞれ床体を吊り下げ、メガトラスを所望位置
    まで横引きしてから、そのメガトラスに対応する床体を
    所定高さまで降下させ、所定位置に横引きした各メガト
    ラス及び床体を両側の構造物に接合することを特徴とす
    るトラベリング工法。
  3. 【請求項3】鉄道の軌道等を含む空間の両側に構造物を
    構築し、前記空間及び構造物の一部の上側に本設の作業
    台を設け、両側の構造物の上側にそれぞれトラベリング
    レールを設け、作業台上で第1メガトラスを組立て、第
    1メガトラスを略メガトラスの幅だけトラベリングレー
    ル上を横引きし、作業台上で第1メガトラスに連結させ
    て第2メガトラスを組立て、第1及び第2メガトラスを
    略メガトラスの幅だけトラベリングレール上を横引き
    し、これと同様の作業を繰り返して所望数のメガトラス
    からなる主構造体を所定位置まで横引きするトラベリン
    グ工法において、作業台上で第1床体を組立て、第1床
    体を第1メガトラスに高さ調節可能に吊り下げ、作業台
    上で第2床体を組立て、第2床体を第2メガトラスに高
    さ調節可能に吊り下げ、これと同様の作業を繰り返して
    各メガトラスにそれぞれ床体を吊り下げ、メガトラスを
    所望位置まで横引きしてから、そのメガトラスに吊り下
    げた床体をその上面が作業台の床の上面と略一致する位
    置まで降下させ、所定位置に横引きした各メガトラス及
    び床体を両側の構造物に接合し、各メガトラスからなる
    主構造体、両側の構造物及び作業台の上側に多層の構造
    物を構築することを特徴とするトラベリング工法。
  4. 【請求項4】両側の構造物、メガトラス及びメガトラス
    に吊り下げる床体を鉄骨造とし、横引きを完了して各メ
    ガトラス及び床体を両側の構造物に接合する以前に、メ
    ガトラスの床を支持する鉄骨梁上にコンクリート床支持
    用のプレートを取付け、該プレートの下側にダクト、配
    管等の床下設備を取付け、床体の床を支持する鉄骨梁上
    にコンクリート床支持用のプレートを敷き、該プレート
    の下側にダクト、配管等の床下設備を取付け、各床体を
    所定高さに降下させてから、床体相互を接合し、各床体
    とメガトラスとを鉄骨柱を介して接合することを特徴と
    する請求項2又は3記載のトラベリング工法。
  5. 【請求項5】トラベリングレールとメガトラスとの間
    に、メガトラスの上下移動を可能するジャッキ機能とメ
    ガトラスの滑動を容易にする滑り機能とを有するスライ
    ドジャッキを介装することを特徴とする請求項1、2、
    3又は4記載のトラベリング工法。
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